JP2000205334A - 防振マウント - Google Patents

防振マウント

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JP2000205334A
JP2000205334A JP11003811A JP381199A JP2000205334A JP 2000205334 A JP2000205334 A JP 2000205334A JP 11003811 A JP11003811 A JP 11003811A JP 381199 A JP381199 A JP 381199A JP 2000205334 A JP2000205334 A JP 2000205334A
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vibration
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JP11003811A
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Toshiya Shimazaki
俊也 島崎
Jiyunichirou Mori
純一朗 森
Motoki Misu
基規 三須
Shigeki Matsuoka
茂樹 松岡
Koji Taniguchi
宏次 谷口
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Tokyu Car Corp
SWCC Corp
Original Assignee
Tokyu Car Corp
Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上部床板11及び台枠12に介在させる鉄道車両
用防振マウント40について所定の横剛性を確保する。 【解決手段】 環状ゴム13は、縦方向両端の上側端面14
及び下側端面16を上部床板11及び台枠12に対峙させる。
上側金具19は、環状ゴム13の上側端面14側の端部に被さ
り、円板部20及び周壁部21においてそれぞれ環状ゴム13
の上側端面14及び外周部に固着される。下側金具24は周
壁部25及びフランジ部26を一体に有し、周壁部25は、環
状ゴム13の中心孔15へ下側から内挿されて、周部に固着
し、フランジ部26は、下側端面16に固着されて、環状ゴ
ム13の横方向へ張出している。周壁部25の上端は周壁部
21の下端より高く、これにより、縦方向へも重複しつ
つ、環状ゴム13を間に挟む構造となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば鉄道車両
の上部床板と台枠との間に介在する鉄道車両用防振マウ
ント等の防振マウントに係り、詳しくは横剛性を増加さ
れた防振マウントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両では、車内騒音低減と軽量化・
低コスト化を両立させるために、内装(特に床)を防振
支持することが考えられている。図8は従来の汎用防振
マウント84を使って鉄道車両17の上部床板11及び台枠12
間の防振を図ったと想定される構造の側面図、図9は図
8の汎用防振マウント84の平面図である。後述のこの発
明の実施の形態と対応する部分は同符号で指示して、説
明は省略し、主要点ついてのみ説明する。汎用防振マウ
ント84において、円柱状の円柱ゴム85は、上部床板11及
び台枠12の対峙方向を縦方向に設定され、上部床板11側
及び台枠12側の端面において平板状の上側金具86及び下
側金具90を固着されている。上側金具86及び下側金具90
は、周輪郭が菱形とされ、長い方の対角線の両端部には
挿通孔91を穿設されている。上側金具86及び下側金具90
は、上部床板11の下面及び台枠12の上面に当てられ、凹
所29は、ねじ孔87に螺合して、上側金具86を上部床板11
に固定する。2個のボルト31は、下側金具90の挿通孔91
に挿通されてから、台枠12のねじ孔34に螺合して、下側
金具90を台枠12に固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般建築用防振マウン
トと比較すると、鉄道車両用防振マウントには高い横剛
性が要求される。しかしながら、従来の汎用防振マウン
ト84では、この要求を単体で満足させることが難しい、
すなわち鉄道車両用防振マウントの場合、上下加速度α
z(重力加速度+振動加速度が作用する。)として例え
ば1.3G、横加速度αx(左右方向へは遠心加速度
が、また、前後方向へは加減速度が作用する。衝突は考
慮しない。)として例えば0.3Gが考慮されなければ
ならない。振動絶縁性能上、剛性値はできるだけ小さく
したいが、干渉回避のために最大たわみに制限が必要と
なる。単位面積当たりの最大質量をmf、縦方向(ここ
では、上下方向)及び横方向の最大たわみをそれぞれδ
zmax=3mm、δxmax=2mmとすると、上下剛性値=
Kzmin=mf・αz/δzmax、横剛性値=Kxmin=mf・
αx/δxmaxとなる。ここで、剛性比γ=Kxmin/Kzmi
n=(αx/αz)×(δzmax/δxmax)=35%とな
る。ところが、汎用防振マウント84は剛性比γ=15〜
20%程度であるため、上下剛性を最適設計すると横剛
性が不足(せん断許容荷重値も不足)し、また、構剛性
を最適設計すると上下剛性が過大となり、結果、防振性
能が劣るという欠点があった。したがって、汎用防振マ
ウント84の他に、横方向マウントやストッパ等を入れ
て、上部床板11及び台枠12間の横方向相対変位を制限す
る必要がある。
【0004】なお、特開平7−177701号公報の防
振マウントは、環状ゴムの内外周に内側金具及び外側金
具を固着されるモータ用防振ゴムを開示しているが、こ
の防振ゴムは、周方向の防振のみを考慮しており、防振
ゴムの横方向剛性は高まるものの、縦方向剛性は小さ
く、また、環状ゴムが縦方向へ変形した際、外側金具が
内側金具のフランジ部が相互に当接してしまい、上側金
具86に代替させることは困難である。さらに、この特開
平7−177701号公報の防振マウントの内側金具及
び外側金具は、縦方向重複部分は備えているものの、横
方向重複部分は備えていない。
【0005】この発明の目的は、上述の問題点を克服で
きる防振マウントを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の防振マウント
(10,40,64)は次の(a)及び(b)を有している。 (a)相互に相対変位する第1の変位部材(11)及び第2
の変位部材(12)の対峙方向を縦方向として配置される弾
性体(13,41,65) (b)弾性体(13,41,65)の縦方向及び横方向へ相互に重
複する縦方向重複部分(21,25,50,56,66,78)及び横方向
重複部分(20,26,49,50,56,57,71,76)をもちその縦方向
重複部分(21,25,50,56,66,78)及び横方向重複部分(20,2
6,49,50,56,57,71,76)において弾性体(13,41,65)の全部
又は部分をそれぞれ横方向及び縦方向へ間に挟みつつ弾
性体(13,41,65)に固着されかつそれぞれ第1の変位部材
(11)及び第2の変位部材(12)に固定される第1の剛性部
材(19,48,69)及び第2の剛性部材(24,54,75)
【0007】この防振マウント(10,40,64)は、例えば、
鉄道車両(17)において、上部床板(11)と台枠(12)との間
に介在する鉄道車両用防振マウントに適用されるが、こ
れに限定されない。第1の剛性部材(19,48,69)及び第2
の剛性部材(24,54,75)の縦方向重複部分(21,25,50,56,6
6,78)及び横方向重複部分(20,26,49,50,56,57,71,76)
は、弾性体(13,41,65)の縦方向及び横方向へ平行に延び
ている部分に限定されず、第1の剛性部材(19,48,69)及
び第2の剛性部材(24,54,75)において弾性体(13,41,65)
の縦方向に対して所定の角度で傾斜している部分は、弾
性体(13,41,65)の縦方向長さ成分及び横方向長さ成分を
有しているので、縦方向重複部分(21,25,50,56,66,78)
及び横方向重複部分(20,26,49,50,56,57,71,76)として
働くことができる。
【0008】第1の剛性部材(19,48,69)及び第2の剛性
部材(24,54,75)はそれぞれ第1の変位部材(11)及び第2
の変位部材(12)と一体に変位し、弾性体(13,41,65)は、
縦方向及び横方向の第1の剛性部材(19,48,69)及び第2
の剛性部材(24,54,75)の相対変位に対して弾力変形し、
第1の剛性部材(19,48,69)及び第2の剛性部材(24,54,7
5)間の振動伝達を抑制する。第1の剛性部材(19,48,69)
及び第2の剛性部材(24,54,75)は、相互に縦方向重複部
分(21,25,50,56,66,78)及び横方向重複部分(20,26,49,5
0,56,57,71,76)を有し、縦方向重複部分(21,25,50,56,6
6,78)及び横方向重複部分(20,26,49,50,56,57,71,76)に
おいて弾性体(13,41,65)の全部又は部分を横方向及び縦
方向へ挟む構造となっている。この構造により、弾性体
(13,41,65)は横せん断力に対する剛性を高められ、第1
の変位部材(11)及び第2の変位部材(12)の縦方向及び横
方向相対変位を所定値内に有効に制限できる。
【0009】この発明の防振マウント(10,40,64)によれ
ば、第1の剛性部材(19,48,69)は、弾性体(13,41,65)の
端面を覆う覆い部(20,49,71)を有し、第2の剛性部材(2
4,54,75)は、弾性体(13,41,65)の横方向へ張り出す張り
出し部(26,57,76)を有し、覆い部(20,49,71)及び張り出
し部(26,57,76)は横方向重複部分(20,26,49,50,56,57,7
1,76)の役割を少なくとも部分的に果たすものであり、
第1の剛性部材(19,48,69)は覆い部(20,49,71)の中心部
において第1の変位部材(11)にボルト締め(30)され、第
2の剛性部材(24,54,75)は張り出し部(26,57,76)におい
て第2の変位部材(12)にボルト締め(31)されている。
【0010】覆い部(20,49,71)の中心部及び張り出し部
(26,57,76)は、横方向へ適当にずれているので、第1の
変位部材(11)及び第2の変位部材(12)への防振マウント
(10,40,64)のボルト締め(30)及びボルト締め(31)を支障
無く行うことができるとともに、第1の剛性部材(19,4
8,69)には張り出し部が不要となり、第1の剛性部材(1
9,48,69)が小寸法となる。
【0011】この発明の防振マウント(10,40)によれ
ば、弾性体は環状弾性体(13,41)であり、第1の剛性部
材(19,48)及び第2の剛性部材(24,54)の周壁部(21,25,5
0,56)は、環状弾性体(13,41)の外周側及び内周側に固着
して、縦方向重複部分の役割を少なくとも部分的にもつ
ものであり、第1の変位部材(11)への第1の剛性部材(1
9,48)のボルト締め(30)には、覆い部(20,49)に形成され
たねじ孔(22,51)が利用されている。
【0012】第1の変位部材(11)への第1の剛性部材(1
9,48)のボルト締めのためのボルト(30)の軸部は、第1
の剛性部材(19,48)の中心孔(15,42)内を通すことがで
き、第1の剛性部材(19,48)の中心部におけるボルト締
め(30)を円滑に行うことができる。
【0013】この発明の防振マウント(64)によれば、第
1の剛性部材(69)及び第2の剛性部材(75)は、それぞれ
弾性体(65)に埋設された柱状弾性体(65)、及び柱状弾性
体(65)の周部に固着された周壁部(78)を有し、柱状弾性
体(65)及び周壁部(78)は縦方向重複部分の役割を少なく
とも部分的に果たすものであり、第1の変位部材(11)へ
の第1の剛性部材(69)のボルト締め(30)は、ボス部(66)
に形成されたねじ孔(72)が利用されている。
【0014】ボス部(66)は、適当に長い縦方向長さが確
保されるので、ボス部(66)におけるねじ孔(72)は十分な
長さを確保され、第1の変位部材(11)への第1の剛性部
材(69)のボルト締めのためのボルト(30)の軸部を強固に
螺合することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は鉄道車両17の上部床板
11及び台枠12間に介在する鉄道車両用防振マウント10の
側面図、図2は図1の鉄道車両用防振マウント10の平面
図である。上部床板11は、台枠12との間に複数個の鉄道
車両用防振マウント10を介在されて、台枠12から所定寸
法だけ上に配置され、台枠12と対峙する。環状ゴム13
は、縦方向へ貫通する中心孔15を備え、上部床板11側及
び台枠12側にそれぞれ上側端面14及び下側端面16をも
つ。上側金具19は、環状ゴム13の上端部に被せられるキ
ャップ構造であり、中心孔15の上端開口を閉鎖しつつ上
側端面14に被覆、固着される円板部20と、円板部20の周
縁から環状ゴム13の高さ中心より少し下の高さまで垂下
しつつ環状ゴム13の外周部に固着される周壁部21とを有
している。下側金具24は、中心孔15の周面を中心孔15の
高さ中心より少し上の高さまで起立しつつ中心孔15の周
面に固着される周壁部25と、周壁部25の下縁より水平方
向外方へ張り出すフランジ部26とを有している。こうし
て、上側金具19の周壁部21の下端部と下側金具24の周壁
部25の上端部とは上下方向(=環状ゴム13の縦方向)へ
所定寸法、重複することになる。フランジ部26は、周壁
部25からの突出元において下側端面16に固着している。
上側金具19は平面視、円形であり、下側金具24は、短い
方向の対角線が上側金具19の直径にほぼ等しい菱形にな
っており、上側金具19及び下側金具24は、横方向へ下側
端面16の範囲において重複し、この重複部において環状
ゴム13の部分を縦方向へ挟む構造となっている。ねじ孔
22は円板部20の中心に穿設され、挿通孔27は、周壁部25
の長い方の対角線の両端部に穿設される。凹所29は、上
部床板11の上面側に適当な分布で設けられ、ボルト30
は、頭部を凹所29内に沈めながら、上部床板11を下面の
方へ貫通して、ねじ孔22に螺合し、下端部は中心孔15内
へ達している。上側金具19はボルト30により上部床板11
に締着される。ボルト31は、ワッシャ32、環状板33、及
び挿通孔27を順番に挿通されて、台枠12のねじ孔34に螺
合し、下側金具24を台枠12に締着する。
【0016】鉄道車両17の走行中、上部床板11及び台枠
12は、上下方向及び水平方向へ振動加速度を受けるとと
もに、さらに、上下方向へは重力加速度を、左右の水平
方向へは遠心加速度を、また、前後の水平方向へは加減
速度を、受け、結果、上下方向及び水平方向へ相対変位
力が作用する。鉄道車両用防振マウント10の縦方向及び
横方向への上部床板11及び台枠12の相対変位力に対して
環状ゴム13は縦方向及び横方向へ弾性変形し、上部床板
11及び台枠12間の振動伝達を抑制する。さらに、円板部
20及びフランジ部26は横方向へ、また、周壁部21及び周
壁部25は縦方向へ、部分的に重複しつつ、それらの間に
環状ゴム13を挟んでいるので、鉄道車両用防振マウント
10について所定の横剛性も確保され、水平方向への上部
床板11及び台枠12の相対変位は許容値内に制限され、水
平方向への上部床板11及び台枠12の相対変位制限のため
のストッパや横方向マウントを省略できる。
【0017】図3は別の鉄道車両用防振マウント40の側
面図、図4は図3の鉄道車両用防振マウント40の平面図
である。前述の鉄道車両用防振マウント10と重複する部
分は説明を省略し、相違点についてのみ説明する。環状
ゴム41は小面積ながら上側に上側端面39をもち、環状ゴ
ム41の中心孔42は、上側の円柱孔部43と、下側の円錐孔
部44とに分かれる。環状ゴム41の外周側は、上側端面39
の周縁から所定の傾斜角度で下降する上側の円錐側面部
と、さらにその下側へ連なる下側の円柱側面部とに分か
れている。上側金具48は、中心孔42の上端開口部を閉鎖
しつつ環状ゴム41の上側端面39に周辺部を固着されてい
る円板部49と、環状ゴム41の外周の円錐側面部に固着さ
れている円錐側面状の傾斜周壁部50とを有している。ね
じ孔51は円板部49の中心に穿設され、ボルト30は、ねじ
孔51に螺合しつつ、下端において円柱孔部43内へ挿入さ
れている。下側金具54は、中心孔42の円錐孔部44に当て
られ固着されている円錐側面状の傾斜周壁部56と、傾斜
周壁部56の下端から横方向へ張り出すフランジ部57とを
有している。上方から見たフランジ部57の周輪郭は図2
の周壁部25と同一である。挿通孔58は、フランジ部57の
長い方の対角線の両端部にそれぞれ穿設され、ボルト31
を通される。傾斜周壁部50の下端は傾斜周壁部56の上端
より所定寸法下方に位置している。また、上側金具48及
びフランジ部57は横方向へ広がり、傾斜周壁部50及び傾
斜周壁部56は横方向広がり成分と縦方向広がり成分とを
もつ、これにより、上側金具48及び下側金具54は縦方向
及び横方向へ部分的に重複しつつ、環状ゴム41を横方向
及び縦方向へ挟みつけていることになる。
【0018】鉄道車両用防振マウント40においても、鉄
道車両用防振マウント40の縦方向及び横方向への上部床
板11及び台枠12の相対変位力に対して環状ゴム41は縦方
向及び横方向へ弾性変形し、上部床板11及び台枠12間の
振動伝達を抑制する。また、傾斜周壁部50及び傾斜周壁
部56は縦方向へ部分的に重複し、円板部49及び傾斜周壁
部50と傾斜周壁部56及びフランジ部57とは横方向へ部分
的及び全体的に重複しつつ、それらの間に環状ゴム41を
挟んで対峙しているので、鉄道車両用防振マウント40に
ついて縦方向圧縮及び引張力に対する縦剛性とともに、
横方向せん断力に対する横剛性が確保され、水平方向へ
の上部床板11及び台枠12の相対変位を許容値内に制限さ
れ、横方向への上部床板11及び台枠12の相対変位制限の
ためにストッパを設けたり、横方向マウントを追加した
りすることを回避できる。
【0019】図5は別の鉄道車両用防振マウント64の側
面図、図6は図5の鉄道車両用防振マウント64の平面図
である。前述の鉄道車両用防振マウント10と重複する部
分は説明を省略し、相違点についてのみ説明する。円柱
ゴム65は、上面に開口する所定深さの円柱状閉口孔66を
備えている。上側金具69は、円柱ゴム65の上面に固着さ
れる円板部71、及び円板部71の下面中心部から中心線に
沿って突出し円柱状閉口孔66へ挿入されて円柱ゴム65へ
埋設状態になる円柱ボス部70を有している。ねじ孔72は
円柱ボス部70の中心部に形成され、ボルト30は、ねじ孔
72と螺合し、上側金具69を上部床板11に締着させてい
る。下側金具75は、円柱ゴム65の下面に固着する菱形板
部76と、菱形板部76から起立して円柱ゴム65を内周側に
嵌入されて固着される円筒壁部78とを有している。円柱
ボス部70と円筒壁部78とは縦方向へ所定寸法、重複して
いる。菱形板部76は、平面視、菱形であり、長い方の対
角線両端部には挿通孔77が穿設されている。円筒壁部78
は菱形板部76から起立し、円筒壁部78内の下側金具75の
底面及び円筒壁部78の内周面は円柱ゴム65の下側端面及
び周面に固着している。円柱ボス部70の下端は円筒壁部
78の上端より下の位置に達している。ボルト31は、挿通
孔77に挿通されてから、台枠12のねじ孔34に螺合し、下
側金具75を台枠12に締着する。
【0020】鉄道車両用防振マウント64においても、鉄
道車両用防振マウント64の縦方向及び横方向への上部床
板11及び台枠12の相対変位力に対して円柱ゴム65は縦方
向及び横方向へ弾性変形し、上部床板11及び台枠12間の
振動伝達を抑制する。また、円柱ボス部70及び菱形板部
76は縦方向へ、円板部71及び菱形板部76は横方向へ部分
的に重複しつつ、それらの間に円柱ゴム65を挟んでいる
ので、上部床板11及び台枠12の水平方向相対変位に因る
横方向せん断力に対する横剛性も確保され、横方向への
上部床板11及び台枠12の相対変位制限のためにストッパ
を設けたり、横方向マウントを追加したりするこを回避
できる。
【0021】図7は鉄道車両用防振マウント10(実線)
と従来の汎用防振マウント84(破線)とを対比して縦方
向圧縮ばね定数Kzと横方向せん断ばね定数Kxとの関係
を実験で調べたグラフである。ばね定数の単位はN/m
mである。図7の実験グラフは、鉄道車両用防振マウン
ト10が1平方m当たり4個の配置、及び水平方向の最大
たわみδxmax=2mmとされている場合の合計値であ
り、γは剛性比(=Kxmin/Kzmin)である。γ=0.
35の直線に対して、従来の防振マウント84は下にある
のに対し、鉄道車両用防振マウント10は、上にあり、す
なわち、横剛性が増大し、前述の”発明が解決しようと
する課題”の項に説明した鉄道車両用防振マウントとし
ての条件を満足していることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉄道車両の上部床板及び台枠間に介在する鉄道
車両用防振マウントの側面図である。
【図2】図1の鉄道車両用防振マウントの平面図であ
る。
【図3】別の鉄道車両用防振マウントの側面図である。
【図4】図3の鉄道車両用防振マウントの平面図であ
る。
【図5】別の鉄道車両用防振マウントの側面図である。
【図6】図5の鉄道車両用防振マウントの平面図であ
る。
【図7】鉄道車両用防振マウント(実線)と従来の汎用
防振マウント(破線)とを対比して縦方向圧縮ばね定数
Kzと横方向せん断ばね定数Kxとの関係を実験で調べた
グラフである。
【図8】従来の汎用防振マウントを使って鉄道車両の上
部床板及び台枠間の防振を図ったと想定される構造の側
面図である。
【図9】図8の汎用防振マウントの平面図である。
【符号の説明】
10 鉄道車両用防振マウント(防振マウント) 11 上部床板(第1の変位部材) 12 台枠(第2の変位部材) 13 環状ゴム(弾性体) 19 上側金具(第1の剛性部材) 20 円板部(横方向重複部分、覆い部) 21 周壁部(縦方向重複部分、周壁部) 22 ねじ孔 24 下側金具(第2の剛性部材) 25 周壁部(縦方向重複部分、周壁部) 26 フランジ部(横方向重複部分、張り出し部) 30 ボルト(ボルト締め) 31 ボルト(ボルト締め) 40 鉄道車両用防振マウント(防振マウント) 41 環状ゴム(弾性体) 48 上側金具(第1の剛性部材) 49 円板部(横方向重複部分、覆い部) 50 傾斜周壁部(横方向重複部分、縦方向重複部
分、周壁部) 51 ねじ孔 54 下側金具(第2の剛性部材) 56 傾斜周壁部(横方向重複部分、縦方向重複部
分、周壁部) 57 フランジ部(横方向重複部分、張り出し部) 64 鉄道車両用防振マウント(防振マウント) 65 円柱ゴム(弾性体柱状弾性体) 66 円柱状閉口孔(縦方向重複部分、ボス部) 69 上側金具(第1の剛性部材) 71 円板部(横方向重複部分、覆い部) 72 ねじ孔 75 下側金具(第2の剛性部材) 76 菱形板部(上部床板、張り出し部) 78 円筒壁部(縦方向重複部分、周壁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 純一朗 神奈川県川崎市小田栄2丁目1番1号 昭 和電線電纜株式会社内 (72)発明者 三須 基規 神奈川県川崎市小田栄2丁目1番1号 昭 和電線電纜株式会社内 (72)発明者 松岡 茂樹 神奈川県横浜市金沢区大川3番1号 東急 車輛製造株式会社内 (72)発明者 谷口 宏次 神奈川県横浜市金沢区大川3番1号 東急 車輛製造株式会社内 Fターム(参考) 3J048 AA01 BA05 BA18 DA03 EA15 3J059 AD02 AE04 BA54 BA72 BB01 BD01 BD05 BD09 CB03 GA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)相互に相対変位する第1の変位部
    材(11)及び第2の変位部材(12)の対峙方向を縦方向とし
    て配置される弾性体(13,41,65)、及び(b)前記弾性体
    (13,41,65)の縦方向及び横方向へ相互に重複する縦方向
    重複部分(21,25,50,56,66,78)及び横方向重複部分(20,2
    6,49,50,56,57,71,76)をもちその縦方向重複部分(21,2
    5,50,56,66,78)及び横方向重複部分(20,26,49,50,56,5
    7,71,76)において前記弾性体(13,41,65)の全部又は部分
    をそれぞれ横方向及び縦方向へ間に挟みつつ前記弾性体
    (13,41,65)に固着されかつそれぞれ前記第1の変位部材
    (11)及び前記第2の変位部材(12)に固定される第1の剛
    性部材(19,48,69)及び第2の剛性部材(24,54,75)、を有
    していることを特徴とする防振マウント。
  2. 【請求項2】 前記第1の剛性部材(19,48,69)は、前記
    弾性体(13,41,65)の端面を覆う覆い部(20,49,71)を有
    し、前記第2の剛性部材(24,54,75)は、前記弾性体(13,
    41,65)の横方向へ張り出す張り出し部(26,57,76)を有
    し、前記覆い部(20,49,71)及び前記張り出し部(26,57,7
    6)は前記横方向重複部分(20,26,49,50,56,57,71,76)の
    役割を少なくとも部分的に果たすものであり、前記第1
    の剛性部材(19,48,69)は前記覆い部(20,49,71)の中心部
    において前記第1の変位部材(11)にボルト締め(30)さ
    れ、前記第2の剛性部材(24,54,75)は前記張り出し部(2
    6,57,76)において前記第2の変位部材(12)にボルト締め
    (31)されていることを特徴とする請求項1記載の防振マ
    ウント。
  3. 【請求項3】 前記弾性体は環状弾性体(13,41)であ
    り、前記第1の剛性部材(19,48)及び前記第2の剛性部
    材(24,54)の周壁部(21,25,50,56)は、前記環状弾性体(1
    3,41)の外周側及び内周側に固着して、前記縦方向重複
    部分の役割を少なくとも部分的にもつものであり、前記
    第1の変位部材(11)への前記第1の剛性部材(19,48)の
    ボルト締め(30)には、前記覆い部(20,49)に形成された
    ねじ孔(22,51)が利用されていることを特徴とする請求
    項2記載の防振マウント。
  4. 【請求項4】 前記第1の剛性部材(69)及び前記第2の
    剛性部材(75)は、それぞれ前記弾性体(65)に埋設された
    柱状弾性体(65)、及び前記柱状弾性体(65)の周部に固着
    された周壁部(78)を有し、前記柱状弾性体(65)及び前記
    周壁部(78)は前記縦方向重複部分の役割を少なくとも部
    分的に果たすものであり、前記第1の変位部材(11)への
    前記第1の剛性部材(69)のボルト締め(30)は、前記ボス
    部(66)に形成されたねじ孔(72)が利用されていることを
    特徴とする請求項2記載の防振マウント。
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