JP2000205671A - 冷凍サイクル - Google Patents
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Abstract
から流出する冷媒と前記超臨界域の冷媒とを熱交換させ
る内部熱交換器を有し、超臨界流体を冷媒として用いる
冷凍サイクルにおいて、高負荷停止状態から圧縮機を始
動した際に生じる圧力の異常上昇を防止する。 【解決手段】 膨張装置5に、流入側の冷媒温度と冷媒
圧力とによって開度を調節する減圧調節弁14と、流入
側の冷媒圧力が減圧調節弁14の制御圧を超える所定圧
以上となった場合に膨張装置5の流入側と流出側とを連
通するリリーフ弁15とを設ける。膨張装置5に流入さ
れた冷媒がリリーフ弁15に至る経路上に減圧調節弁1
4を設ける。減圧調節弁をリリーフ弁に設け、流入側の
冷媒圧力が所定圧以上となった場合にリリーフ弁を調節
弁と一体に変位させて開弁するようにしてもよい。
Description
界冷媒、例えば、二酸化炭素(CO2 ) を用いた冷凍サ
イクルに関する。
冷凍サイクルとして、特公平7−18602号公報に示
される冷凍サイクルが知られている。この冷凍サイクル
は、圧縮機、冷却装置、絞り手段、及び蒸発器から少な
くとも構成されるもので、冷媒として、エチレン(C2
H4 )、ディボラン(B2 H6 )、エタン(C
2 H6 )、酸化窒素(N2 O)、二酸化炭素(CO2 )
等が用いられ、その中でも、特に二酸化炭素(CO2 )
が主に用いられている。
炭素(CO2 )を用いた上記冷凍サイクルは、臨界点が
約31.1℃と低いため、エンジンルーム内の温度が6
0℃以上に達する夏場や炎天下などのような高負荷時に
おいては、冷凍サイクルが停止していても、サイクル内
の冷媒は臨界点を超えた超臨界状態にある。
サイクル内の冷媒が臨界状態にあるため、高圧圧力は圧
縮機の始動と同時に応答良く反応して急激に上昇する。
これに対して、膨張弁入口の冷媒温度は、圧縮機が始動
して冷媒が循環し始めても、圧力ほど素早い反応はな
く、急激に低下することはない。しかも、温度センサや
膨張弁感温部は、それ自体の熱容量を有しているので、
冷媒温度の低下はさらに遅れることになる。
張弁は閉塞状態に保たれ、高圧圧力を膨張弁を介して逃
がすことができなくなり、サイクル上でバーストが生じ
やすくなる(破裂板が安全装置としてついているもの
は、この破裂板のバーストが生じ、高圧カットスイッチ
があるものは、このスイッチの作動によりサイクルの運
転が停止する)不都合がある。
は、高圧ラインが所定圧以上に達した場合に、高圧ライ
ンと低圧ラインとを連通するリリーフ弁を設け、高圧圧
力が所定圧以上にならないようにする構成を検討してい
る。
膨張弁の手前で高圧ラインと低圧ラインとを連通可能に
すると、高圧ラインが所定圧以上になれば、冷媒は膨張
弁に至る前にリリーフ弁を介して低圧ラインへバイパス
するため、膨張弁に冷えた冷媒を十分供給できなくな
り、膨張弁の閉弁状態が解除されない不都合がある。
を冷媒とする冷凍サイクルにおいて、高負荷停止状態か
ら圧縮機を始動した際に生じる圧力の異常上昇を防止す
ることを主たる課題としている。また、始動時に膨張装
置の冷却を促し、圧縮機の始動後に膨張装置の閉塞状態
を解除し、サイクルの的確な起動を確保することをも課
題としている。
に、この発明にかかる冷凍サイクルは、冷媒を超臨界域
まで昇圧する圧縮機と、超臨界域に達した冷媒を冷却す
る放熱器と、この放熱器により冷却された後に冷媒を減
圧する膨張装置と、この膨張装置で減圧された冷媒を蒸
発する蒸発器と、前記蒸発器から流出する冷媒と前記超
臨界域の冷媒とを熱交換させる内部熱交換器とを備え、
前記膨張装置に、流入側の冷媒温度と冷媒圧力とによっ
て開度を調節する減圧調節弁と、前記流入側の冷媒圧力
が前記減圧調節弁の制御圧を超える所定圧以上となった
場合に前記膨張装置の流入側と流出側とを連通するリリ
ーフ弁とを設け、前記膨張装置に流入された冷媒が前記
リリーフ弁に至る経路上に前記減圧調節弁を設けたこと
を特徴としている(請求項1)。
あれば、膨張装置に設けられたリリーフ弁が開いて、圧
縮器の吐出側から膨張弁に至る高圧ラインと膨張弁から
圧縮器の吸入側に至る低圧ラインとが連通し、高圧ライ
ンの圧力を一気に低圧ラインへ逃がすことができる。し
かも、膨張装置に流入された冷媒がリリーフ弁に至る経
路上に減圧調節弁を設けたので、高圧ラインの冷媒がリ
リーフ弁を介して低圧ラインへ流れる場合にも、この冷
媒が減圧調節弁の周囲を流れるので、減圧調節弁の冷却
が促進され、始動後に膨張装置が閉じた状態となる事態
を回避することができる。
ーフ弁とを設けた場合に、減圧調節弁をリリーフ弁に設
け、流入側の冷媒圧力が所定圧以上となった場合にリリ
ーフ弁を調節弁と一体に変位させて開弁するようにして
もよい(請求項2)。
に圧力上昇があれば、膨張装置に設けられたリリーフ弁
が調節弁と一体に開いて、高圧ラインと低圧ラインとが
連通し、高圧ラインの圧力を一気に低圧ラインへ逃がす
ことができる。しかも、減圧調節弁は、リリーフ弁に設
けられているので、高圧ラインの冷媒がリリーフ弁を介
して低圧ラインへ流れる場合にも、この冷媒が減圧調節
弁の周囲を流れるので、この減圧調節弁の冷却が促進さ
れ、始動後に膨張装置が閉じた状態となる事態を回避す
ることができる。
能とし、この圧縮機の始動時に、高圧ラインの冷媒圧力
を所定圧以下とするよう圧縮機の冷媒吐出量を制御する
ようにしてもよい(請求項3)。圧縮機の始動時に高圧
圧力が上昇することから、圧縮機の吐出容量を制御する
ことで、始動時の圧力が破壊圧力以上になるのを抑える
ことができる。
装置を外部からの制御信号によって開度の任意に制御で
きる電気式とし、圧縮機の始動時に高圧ラインの冷媒圧
力を所定圧以下とするよう膨張装置による減圧量を制御
することによっても実現可能となる(請求項4)。
面に基づいて説明する。図1において、冷凍サイクル1
は、冷媒を圧縮する圧縮機2、冷媒を冷却する放熱器
3、高圧ラインと低圧ラインとの冷媒を熱交換する内部
熱交換器4、冷媒を減圧する膨張装置5、冷媒を蒸発気
化する蒸発器6、蒸発器から流出された冷媒を気液分離
するアキュムレータ7を有して構成されている。このサ
イクルでは、圧縮機2の吐出側を放熱器3を介して内部
熱交換器4の高圧通路4aに接続し、この高圧通路4a
の流出側を膨張装置5に接続し、圧縮機2の吐出側から
膨張装置5に至る経路を高圧ライン8としている。ま
た、膨張装置5の流出側は、蒸発器6に接続され、この
蒸発器6の流出側は、アキュムレータを介して内部熱交
換器4の低圧通路4bに接続されている。そして、低圧
通路4bの流出側を圧縮機2の吸入側に接続し、膨張装
置5の流出側から圧縮機2に至る経路を低圧ライン9と
している。
てCO2 が、圧縮機2として吐出容量を調節できるもの
が用いられており、圧縮機2で圧縮された冷媒は、高温
高圧の超臨界状態の冷媒として放熱器3に入り、ここで
放熱して冷却する。その後、内部熱交換器4において蒸
発器から流出する低温冷媒と熱交換して更に冷やされ、
液化されることなく膨張装置5へ送られる。そして、こ
の膨張装置5において減圧されて低温低圧の湿り蒸気と
なり、蒸発器6においてここを通過する空気と熱交換し
てガス状となり、しかる後に内部熱交換器4において高
圧ライン8の高温冷媒と熱交換して加熱され、圧縮機2
へ戻される。
態において、膨張装置5の流入側での冷媒温度T[℃]
と、膨張装置5の流入側での冷媒圧力P[MPa]と
が、図2の砂状で示された領域となるように設定されて
いる。この領域は、いろいろな運転条件下において良好
なCOPが得られるような膨張装置流入側の冷媒温度と
冷媒圧力との範囲をシュミレーションによって決定した
もので、より具体的には、T=2.41P+4.86
(C線で示す)とT=2.52P−7.41(D線で示
す)とで囲まれた範囲である。この範囲でサイクルが運
転されれば、冷房能力を優先する能力制御となる。
ず、圧縮機の吐出容量が一定であるサイクルの好ましい
制御線を、B線は、内部熱交換器4は有するが、圧縮機
の吐出容量が調節されずに一定であるサイクルの好まし
い制御線をそれぞれ示している。また、×印は、既存の
効率のコンポーネントを用いた冷凍サイクルで、条件を
いろいろ異ならせて最大成績係数が得られる箇所をプロ
ットしたものであり、○印は、効率を良くしたコンポー
ネントを用いた冷凍サイクルで、条件をいろいろ異なら
せて最大成績係数が得られる箇所をプロットしたもので
あり、これら両方の分布を網羅する範囲が上記砂状の領
域となっている。
力とを、このような範囲に設定する手段としては、圧縮
機2の吐出容量を調節することによる他に、外部からの
制御信号によって開度制御する電気式膨張装置を用いる
場合であれば、膨張装置の流入側での冷媒温度と冷媒圧
力とを領域内の目標値となるように弁開度を調節するこ
とによって、また、均圧式の膨張装置であれば、封入ガ
スの封入量などを調節することによって、バイメタルを
利用した膨張装置であれば、その材質を選択する等によ
って調整すると良い。
いられる場合を説明すると、この膨張装置5は、ハウジ
ング10に内部熱交換器4の高圧通路4aに通じる流入
通路11と蒸発器6に通じる流出通路12と、これら通
路が開口する高圧空間13とが設けられ、高圧空間13
に減圧調節弁14とリリーフ弁15とが収納されてい
る。流出通路12は、二股に分かれて高圧空間13に開
口しており、それぞれの開口部が減圧調節弁14及びリ
リーフ弁15の弁体16,17を着座する弁座18,1
9となっている。
16のロッド20に接合されたベローズ21とから成
り、このベローズ内に収納されたスプリング22により
ベローズ21を伸張する方向、即ち、弁体16を弁座1
8へ着座する方向へ付勢している。この減圧調節弁14
の開弁圧や弁体16の動きは、ハウジング10に気密よ
く螺合する調節栓23によってスプリング圧を調節する
ことによって、又は、ベローズ内部に封入する気体量を
調節することによって調整され、減圧調節弁14は、高
圧空間13の圧力やベローズ周囲の冷媒温度に応動する
ようになっており、前記図2で示す領域の制御特性が得
られるようになっている。
この弁体17のロッド24に接合されたベローズ25と
から成り、このベローズ25の内部は、ベローズ25と
一体をなしてハウジング10に気密よく螺合する調節栓
26の通孔27を介して大気に開放され、大気圧に設定
されている。また、調節栓26の螺合量を調節すること
によってリリーフ弁15の開弁圧が調節されており、高
圧空間内の圧力が減圧調節弁14の制御圧を上回る所定
の設定圧以上となった場合にベローズ25が収縮し、リ
リーフ弁15が開成されるようになっている。
りも高圧通路11から離れた位置にあり、換言すれば、
減圧調節弁14は、流入された冷媒がリリーフ弁15に
至る経路上に配されており、リリーフ弁15が開成する
と、冷媒は減圧調節弁14のベローズ周囲を通って流れ
る構成となっている。
冷凍サイクル1が停止していても、サイクル内の冷媒は
超臨界状態にあり、圧縮機2が回転し始めると、高圧ラ
イン8の圧力は上昇し、この圧力波は、高圧ライン全体
に波及して、即座に膨張装置5の高圧空間13にも至
る。減圧調節弁14は、高負荷時であることから閉弁状
態にあるが、リリーフ弁15は、高圧空間13の圧力が
所定圧以上となれば開弁することから、このリリーフ弁
15を介して高圧圧力が一気に低圧ライン9へ逃げ、バ
ーストに至るような圧力上昇を避けることができる。
ては、放熱器3や内部熱交換器4で冷却された冷媒が減
圧調節弁14のベローズ周囲を通過するので、ベローズ
21の冷却を促進して減圧調節弁14を開成させること
ができ、高圧圧力が所定圧より低くなってリリーフ弁1
5が閉じた後には、減圧調節弁14による減圧調整が行
われて、図2の砂状領域で示されるような冷媒圧力と冷
媒温度でバランスする能力制御がなされる。
ては、能力制御に優先して圧力の異常上昇を避ける圧力
制御がなされ、その後は、良好な冷房能力を得る能力制
御へスムーズに移行させることができる。
れ、この膨張装置5においては、ハウジング10に内部
熱交換器4の高圧通路4aに通じる流入通路11と蒸発
器6に通じる流出通路12と、これら通路が開口する高
圧空間13とが形成され、この高圧空間13に減圧調節
弁14とリリーフ弁15とが収納されている点で前記構
成例と同様である。異なる点は、流出通路12が二股に
分かれずに高圧空間13に開口し、この開口部をリリー
フ弁15の弁体30が着座する弁座31としており、減
圧調節弁14は、リリーフ弁15の内部に設けられてい
る点にある。
たダイヤフラム32によって大気圧又は真空に設定され
た低圧空間33と画成されている。リリーフ弁15は、
高圧空間13に配された中空の弁体30を有し、この弁
体30はダイヤフラム32に固定され、低圧空間33に
設けられたバネ受け34との間に弾装されるスプリング
35によって弁体30を弁座31に所定圧をもって付勢
するようにしている。したがって、リリーフ弁15は、
高圧圧力が所定圧以上になれば開弁するようになってい
る。
外を連通する多数の流入孔36が側壁に形成されると共
に、流出通路12と整合した位置に流出孔37が形成さ
れている。減圧調節弁14は、流出孔37の周縁を便座
38としてここに着座する弁体39と、この弁体のロッ
ド40に接合されたベローズ41とから成り、このベロ
ーズ内に収納されたスプリング42によりベローズ41
を伸張する方向、即ち、弁体39を弁座38へ着座する
方向へ付勢している。この減圧調節弁14の開弁圧や弁
体の動きは、スプリング圧やベローズ内部に封入される
気体量などを調節することによって調整され、減圧調節
弁14は、高圧空間13の圧力やベローズ周囲の冷媒温
度に応動するようになっており、前記図2で示す領域の
制御特性が得られるようになっている。
調節弁14の制御圧よりも大きく、破壊圧よりも小さい
所定の圧力に設定されており、減圧調節弁14の通常作
動時においては開弁せず、高圧圧力の異常上昇時にのみ
開弁するようになっている。
転し始めて高圧ライン8の圧力が上昇し、リリーフ弁1
5の開弁圧を超えると、リリーフ弁15は開弁し、この
リリーフ弁15を介して圧力が一気に低圧ライン9へ逃
げる。このため、高負荷時において圧縮機が始動した場
合においても、バーストするような急激な圧力上昇を避
けることができる。
3や内部熱交換器4で冷却された冷媒は、リリーフ弁1
4の周囲を流れるだけでなく、弁体30に形成された流
入孔36を介して弁体内部にも供給されるので、ベロー
ズ41を冷やして減圧調節弁14を開成させることがで
き、高圧圧力が所定圧より低くなってリリーフ弁15が
閉じた後には、減圧調節弁14による減圧調整が行われ
て、図2の砂状領域で示されるような冷媒圧力と冷媒温
度でバランスする能力制御がなされる。
ては、能力制御に優先して圧力の異常上昇を避ける圧力
制御がなされ、その後は、良好な冷房能力を得る能力制
御へスムーズに移行させることができる。
えて、圧縮機始動時の圧力の異常上昇を抑える構成とし
て、圧縮機2の吐出容量制御を行うようにしてもよい。
2に、吐出容量の調節機構を持たせ、この調節機構を外
部からの制御信号によって制御するとよい。吐出容量の
調節機構としては、電磁クラッチ43のオンオフなどに
よって吐出容量をコントロールユニット44でディーテ
ィー比制御する構成であってもよいが、可変容量圧縮機
を用いて容量可変調節部45への通電量をコントロール
ユニット44によって制御し、吐出容量を調節するとよ
い。
理装置(CPU)、読出専用メモリ(ROM)、ランダ
ムアクセスメモリ(RAM)、入出力ポート(I/O)
等を備えると共に、電磁クラッチ43のON/OFFや
容量可変調節部45を制御する駆動回路を有して構成さ
れ、膨張装置入口側の冷媒圧力を検出する冷媒圧力検出
センサ46、膨張装置入口側の冷媒温度検出する冷媒温
度検出センサ47、空調制御パネル48などに設けられ
た圧縮機の始動を指令するA/Cスイッチ49などから
の信号が入力され、ROMに与えられた所定のプログラ
ムにしたがって各種センサや空調制御パネルからの信号
を処理し、圧縮機2の容量制御等を行うようになってい
る。
る具体的動作例がフローチャートとして示され、以下、
これを説明すると、コントロールユニット44は、A/
Cスイッチ49を押して冷凍サイクル1の駆動要請があ
るか否かを判定し(ステップ50)、A/Cスイッチ4
9が押されていない場合(NO)には、冷凍サイクル1
を作動させずにこの制御ルーチンを終え、A/Cスイッ
チ49が押された場合(YES)には、圧縮機2の始動
時であるか、始動後に冷凍サイクル1が安定状態となっ
たかを判定する(ステップ52)。この判定は、圧縮機
2が始動してから所定時間内を始動時とするものであっ
ても、冷媒圧力検出センサ46によって検出された冷媒
圧力がある圧力以上になっている期間を始動時とするも
のであってもよい。
み、始動時に生じる高圧圧力の上昇が所定圧以上となら
ないように、圧縮機2の吐出容量を著しく小さくするか
最小とする。これにより、高負荷時で圧縮機2が始動し
ても、高圧圧力の突発的な異常上昇を避けることができ
る。
は、ステップ56へ進み、最適冷房能力を優先させる制
御(能力制御)、即ち、図2の砂状領域を満たす冷媒圧
力と冷媒温度を得るような圧縮機2の吐出容量制御がな
される。
は、上述の圧縮機制御に代えて、膨張装置5の開度制御
を行うようにしても良い。この制御を行うに際し、膨張
装置5は、図3や図4で示される膨張装置ではなく、外
部からの制御信号によって開度が調節されるそれ自体周
知の電気式膨張弁が用いられ、前記コントロールユニッ
ト44によって制御される。
フローチャートとして示され、以下、これを説明する
と、コントロールユニット44は、前記ステップ50及
び52と同様の制御が行われ、圧縮機2の始動時には、
ステップ58へ進み、始動時に生じる高圧圧力の上昇が
所定圧以上とならないように膨張装置5の開度を大きく
するか最大とする。これにより、高負荷時に圧縮機2が
始動しても、高圧圧力は膨張装置5を介して低圧へ逃
げ、高圧圧力の突発的な上昇を避けることができる。
た段階でステップ60へ進み、以後、最適冷房能力を優
先させる制御(能力制御)、即ち、図2の砂状領域を満
たす冷媒圧力と冷媒温度を得るような膨張装置5の開度
制御がなされる。
合せにおいても、高負荷停止時から圧縮機2を始動させ
た場合には、始動時に生じる圧力上昇を、リリーフ弁1
5の開成、又は、圧縮機2の吐出容量の規制、又は膨張
装置5の開度調節によって抑えてバースト圧に至らない
ようにすることができる。特に、膨張装置5にリリーフ
弁15を設けた上述の構成によれば、このリリーフ弁1
5の開成中も循環冷媒によって減圧調節弁14のベロー
ズが冷却されるので、高圧圧力が安定してきた後に最適
な冷房能力を得る能力制御へスムーズに移行させること
ができる。
膨張装置に、減圧調節弁とリリーフ弁とを設け、減圧調
節弁をリリーフ弁へ冷媒を導く経路上に設けたので、高
圧圧力が圧縮機の始動時に上昇しても、リリーフ弁を開
くことで圧力の急増を抑えることができ、また、冷媒が
リリーフ弁を介して流れる最中においても、この冷媒を
減圧調節弁の周囲に流してこの減圧調節弁の冷却を促進
することができ、始動後に膨張装置が閉じた状態となる
事態を回避し、リリーフ弁による圧力制御から減圧調節
弁による能力制御へスムーズに移行させることができ
る。
弁とを設け、しかも、減圧調節弁をリリーフ弁に設け、
所定圧以上となった場合にリリーフ弁を調節弁と一体に
変位して開弁する構成によれば、圧縮機の始動時に圧力
上昇があれば、高圧ラインの圧力を一気に低圧ラインへ
逃がし、高圧圧力の異常上昇を抑えることができる。し
かも、この構成によれば、減圧調節弁がリリーフ弁に設
けられているので、高圧ラインの圧力がリリーフ弁を介
して低圧ラインへ流れている最中にも減圧調節弁の冷却
を促進することができ、始動後に膨張装置が閉じた状態
となる事態を回避し、リリーフ弁による圧力制御から減
圧調節弁による能力制御へスムーズに移行させることが
できる。
異常上昇を避ける手段としては、圧縮機の冷媒吐出量を
変更可能とし、圧縮機の始動時に吐出量制御を優先させ
て高圧圧力を所定圧以下に制御したり、また、膨張装置
を電気式とし、圧縮機の始動時に減圧量制御を優先させ
て高圧圧力を所定圧以下に制御する構成も有効である。
を示す図である。
域を示す特性図である。
膨張装置を示す図である。
他の膨張装置を示す図である。
吐出容量の制御動作例を示すフローチャートである。
膨張装置の制御動作例を示すフローチャートである。
8)
に、この発明にかかる冷凍サイクルは、冷媒を超臨界域
まで昇圧する圧縮機と、超臨界域に達した冷媒を冷却す
る放熱器と、この放熱器により冷却された後に冷媒を減
圧する膨張装置と、この膨張装置で減圧された冷媒を蒸
発する蒸発器と、前記蒸発器から流出する冷媒と前記超
臨界域の冷媒とを熱交換させる内部熱交換器とを備え、
前記膨張装置に、流入側の冷媒温度と冷媒圧力とによっ
て開度を調節する減圧調節弁と、前記流入側の冷媒圧力
が所定圧以上となった場合に前記膨張装置の流入側と流
出側とを連通するリリーフ弁とを設け、前記膨張装置に
流入された冷媒が前記リリーフ弁に至る経路上に前記減
圧調節弁を設けたことを特徴としている(請求項1)。
Claims (4)
- 【請求項1】 冷媒を超臨界域まで昇圧する圧縮機と、
超臨界域に達した冷媒を冷却する放熱器と、この放熱器
により冷却された後に冷媒を減圧する膨張装置と、この
膨張装置で減圧された冷媒を蒸発する蒸発器と、前記蒸
発器から流出する冷媒と前記超臨界域の冷媒とを熱交換
させる内部熱交換器とを備えた冷凍サイクルにおいて、 前記膨張装置に、流入側の冷媒温度と冷媒圧力とによっ
て開度を調節する減圧調節弁と、前記流入側の冷媒圧力
が前記減圧調節弁の制御圧を超える所定圧以上となった
場合に前記膨張装置の流入側と流出側とを連通するリリ
ーフ弁とを設け、前記膨張装置に流入された冷媒が前記
リリーフ弁に至る経路上に前記減圧調節弁を設けたこと
を特徴とする冷凍サイクル。 - 【請求項2】 冷媒を超臨界域まで昇圧する圧縮機と、
超臨界域に達した冷媒を冷却する放熱器と、この放熱器
により冷却された後に冷媒を減圧する膨張装置と、この
減圧手段で減圧された冷媒を蒸発する蒸発器と、前記蒸
発器から流出する冷媒と前記超臨界域の冷媒とを熱交換
させる内部熱交換器とを備えた冷凍サイクルにおいて、 前記膨張装置に、流入側の冷媒温度と冷媒圧力とによっ
て開度を調節する減圧調節弁と、前記流入側の冷媒圧力
が前記減圧調節弁の制御圧を超える所定圧以上となった
場合に前記膨張装置の流入側と流出側とを連通するリリ
ーフ弁とを設け、前記減圧調節弁を前記リリーフ弁に設
け、前記流入側の冷媒圧力が前記所定圧以上となった場
合に前記リリーフ弁を前記調節弁と一体に変位させて開
弁するようにしたことを特徴とする冷凍サイクル。 - 【請求項3】 冷媒を超臨界域まで昇圧する圧縮機と、
超臨界域に達した冷媒を冷却する放熱器と、この放熱器
により冷却された後に冷媒を減圧する膨張装置と、この
減圧手段で減圧された冷媒を蒸発する蒸発器と、前記蒸
発器から流出する冷媒と前記超臨界域の冷媒とを熱交換
させる内部熱交換器とを備えた冷凍サイクルにおいて、 前記圧縮機の冷媒吐出量を変更可能とし、 前記圧縮機の始動時には、前記圧縮機から前記膨張装置
に至る高圧ラインの冷媒圧力が所定圧以下となるよう前
記冷媒吐出量を制御するようにしたことを特徴とする冷
凍サイクル。 - 【請求項4】 冷媒を超臨界域まで昇圧する圧縮機と、
超臨界域に達した冷媒を冷却する放熱器と、この放熱器
により冷却された後に冷媒を減圧する膨張装置と、この
減圧手段で減圧された冷媒を蒸発する蒸発器と、前記蒸
発器から流出する冷媒と前記超臨界域の冷媒とを熱交換
させる内部熱交換器とを備えた冷凍サイクルにおいて、 前記膨張装置は、外部からの制御信号によって開度を任
意に制御できる電気式であり、 前記圧縮機の始動時には、前記圧縮機から前記膨張装置
に至る高圧ラインの冷媒圧力が所定圧以下となるよう前
記膨張装置による減圧量を制御するようにしたことを特
徴とする冷凍サイクル。
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