JP2000205680A - 極低温冷凍機用コンプレッサ及びそれに使用される電機子コイル - Google Patents

極低温冷凍機用コンプレッサ及びそれに使用される電機子コイル

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JP2000205680A
JP2000205680A JP11002825A JP282599A JP2000205680A JP 2000205680 A JP2000205680 A JP 2000205680A JP 11002825 A JP11002825 A JP 11002825A JP 282599 A JP282599 A JP 282599A JP 2000205680 A JP2000205680 A JP 2000205680A
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Takeshi Moriyama
毅 森山
Shinya Namiki
信也 並木
Satoru Muranishi
哲 村西
Osamu Kokubo
修 小久保
Ikuma Nariyoshi
郁馬 成吉
Sukehiro Akama
助広 赤間
Toshimi Sato
敏美 佐藤
Yoshitaka Ikuta
義貴 生田
Kenichi Kanao
憲一 金尾
Tatsuo Koizumi
達雄 小泉
Toshio Uchida
年雄 内田
Yoshito Taguchi
芳人 田口
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/001Gas cycle refrigeration machines with a linear configuration or a linear motor

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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小型で効率に優れた極低温冷凍機用コンプレッ
サを提供する。 【解決手段】一対の環状型永久磁石4a、4bは外筒ヨ
ーク3に軸方向に隔置されて固定され、この外筒ヨーク
3は内筒ヨーク5と一体的に構成されている。一対の電
機子コイル7は、単一の線材の巻回層により形成され、
内筒ヨークと永久磁石間に対向して介在され、内筒ヨー
ク内で摺動するピストン6に固定されており、その結線
部分がコイルボビン内に収容されている。磁気回路は、
一対の環状型永久磁石と外筒ヨーク及び内筒ヨークとで
形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は極低温冷凍機用コン
プレッサに係り、特にスターリング冷凍機、パルスチュ
ーブ冷凍機等の小型冷凍機に好適する極低温冷凍機用コ
ンプレッサ及びそれに使用される電機子コイルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、極低温を生成するためのガス
サイクル機関として可動コイルを2組設け、これらを互
いに対向して往復運動させるように構成したものが知ら
れている。この装置は、ピストン、スリーブ、可動コイ
ルからなる組立系および永久磁石、環状ディスク、軟鉄
シリンダ、円形ディスクからなる閉磁気回路をそれぞれ
2組設けるとともに、これらを互いに対向して配置し、
かつ第1の可動コイルが挿入された第1の間隙の磁界の
向きを内径側から外径側へ、第2の可動コイルが挿入さ
れた第2の間隙の磁界の向きを内径側から外径側へ向か
うように永久磁石を配置した構造を有する。即ち、この
装置は対向型単極でそれぞれのVCMは同極である。
【0003】このような構成とすることにより、この装
置においては、2つの組立系が互いに同位相、同振幅で
逆方向に往復運動することにより、お互い振動を打ち消
しあって低振動となり、また、永久磁石をその磁束の方
向が第1の間隙と第2の間隙で同じ向きとなるように配
置される。また、従来、小型冷凍機に用いられているコ
ンプレッサの構造は、通常1つの円筒状(あるいは分割
構造)の永久磁石と1つのコイルにより磁気回路が形成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた単極VCM
を使用したコンプレッサにおいては、駆動電流の方向の
変化でコイルから発生するフラックスの向きが変り、推
力変動が発生するためコントロールが困難となり、ま
た、駆動電流の大きさでコイルから発生するフラックス
の大きさが変り、推力が駆動電流に比例しなくなるため
コントロールが困難となり、また駆動電流の周波数が大
きくなるにつれ、コイルから発生するフラックスによ
り、鉄損が生じコンプレッサ効率が悪くなり、またコイ
ルから発生するフラックスがマグネットから発生するフ
ラックスに付加される場合が生ずるため、そのフラック
ス量も含めてヨークが飽和しないように、そして、単極
型の特徴としてヨークの断面積が大きくなる事も考慮
し、その断面積を決定する必要がある。即ち、ヨークが
飽和している場合には、漏洩磁束が増加して可動部にサ
イドフォースを与えたり、電流に対する推力の増加が頭
打ちになるため、ヨークの断面積を大きくしなけれなら
ず、その結果コンプレッサ自体が大型化するという欠点
があった。
【0005】また、2極VCMを使用したコンプレッサ
においては、隣接するコイルの結線部分がコイルボビン
から突出するため、磁気回路の総磁束の低下を生じ、効
率が低下する。また、結線部分の突出部と永久磁石の切
込み部が運転中又は輸送中に噛み込むことによるトラブ
ルが発生するという問題がある。さらに、隣接するコイ
ルの結線部分の半田付け作業が必要となる。
【0006】本発明は、以上の欠点を解消するためにな
されたもので、多極VCMを使用し小型化が可能で、か
つ効率及び熱的に優れた極低温冷凍機用コンプレッサ及
びそれに使用される電機子コイルを提供することをその
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本発明の極低温冷凍機用コンプレッサは、外筒ヨ
ークに固定され軸方向に隔置された少なくとも一対の実
質的に環状型の永久磁石と、外筒ヨークと一体的に構成
された内筒ヨークと永久磁石間に介在され交流電流を通
電することにより内筒ヨーク内で摺動するピストンに固
定され軸方向に往復運動する少なくとも一対の電機子コ
イルとからなる一対のコンプレッサアッセンブリを対向
して配置するとともに、それぞれのコンプレッサアッセ
ンブリにおける磁束の向きが一対の電機子コイルの半径
方向に対して逆となるように一対の環状型永久磁石と外
筒ヨークと内筒ヨークとで磁気回路を形成し、一対の電
機子コイルの結線部分をコイルボビン内に収容して構成
される。
【0008】また、本発明の極低温冷凍機用コンプレッ
サは、内筒ヨークに固定され軸方向に隔置された少なく
とも一対の実質的に環状型の永久磁石と、内筒ヨークと
一体的に構成された外筒ヨークと永久磁石間に介在され
交流電流を通電することにより内筒ヨーク内で摺動する
ピストンに固定され軸方向に往復運動する少なくとも一
対の電機子コイルとからなる一対のコンプレッサアッセ
ンブリを対向して配置するとともに、それぞれのコンプ
レッサアッセンブリにおける磁束の向きが一対の電機子
コイルの半径方向に対して逆となるように一対の環状型
永久磁石と外筒ヨークと内筒ヨークとで磁気回路を形成
し、一対の電機子コイルの結線部分をコイルボビン内に
収容して構成される。
【0009】また、本発明の極低温冷凍機用コンプレッ
サは、内筒ヨークおよび内筒ヨークと一体的に構成され
た外筒ヨークにそれぞれ固定され軸方向に隔置された少
なくとも二対の実質的に環状型の永久磁石と、外筒ヨー
クと永久磁石間に介在され交流電流を通電することによ
り内筒ヨーク内で摺動するピストンに固定され軸方向に
往復運動する少なくとも一対の電機子コイルとからなる
一対のコンプレッサアッセンブリを対向して配置すると
ともに、それぞれのコンプレッサアッセンブリにおける
磁束の向きが一対の電機子コイルの半径方向に対して逆
となるように一対の環状型永久磁石と外筒ヨークと内筒
ヨークとで磁気回路を形成し、一対の電機子コイルの結
線部分をコイルボビン内に収容して構成される。
【0010】この極低温冷凍機用コンプレッサにおい
て、一対の永久磁石は半径方向に対して互いに逆極とな
るように配置され、一対の永久磁石にそれぞれ対置する
1対の電機子コイルは軸方向にローレンツ力が発生する
ように巻線方向/通電方向が決定される。この極低温冷
凍機用コンプレッサにおいて、一対の永久磁石に、永久
磁石からの磁束を半径方向に並列させるための軸方向に
極性が配置された補助磁石が固着されている。
【0011】この極低温冷凍機用コンプレッサにおい
て、永久磁石に対して電機子コイルは、その所望の有効
ストロークに応じて軸方向長さが決定される。さらに、
本発明の極低温冷凍機用コンプレッサに使用される電機
子コイルは、軸方向断面において複数の断面凹状の巻線
部を有する円筒体と、この円筒体の隣接する巻線部を連
通する溝部(A)とその軸方向のいずれか一方の側に設
けられたコイル端末を導出するための溝部(B)とを備
えたコイルボビンと、複数の巻線部に線材を巻回して形
成したコイル部とを備え、隣接するコイル部間を溝部
(A)を介してコイル端末を溝部(B)から導出するよ
うにしたものである。
【0012】また、本発明の極低温冷凍機用コンプレッ
サに使用される電機子コイルは、軸方向断面において複
数の断面凹状の巻線部を有する円筒体と、この円筒体の
隣接する巻線部を連通する溝部(A)とその軸方向の両
側に設けられたコイル端末を導出するための溝部(B)
と円筒体の内側又は外側に設けられた溝部(C)とを備
えたコイルボビンと、複数の巻線部に線材を巻回して形
成したコイル部とを備え、隣接するコイル部間を溝部
(A)を介してコイル端末を溝部(B)及び溝部(C)
から導出するようにしたものである。
【0013】また、本発明の極低温冷凍機用コンプレッ
サに使用される電機子コイルは、軸方向断面において複
数の断面凹状の巻線部を有する円筒体と、この円筒体の
隣接する巻線部を連通する溝部(A)とその軸方向のい
ずれか一方の側に設けられたコイル端末を導出するため
の溝部(B)とを備えたコイルボビンと、複数の巻線部
に線材を巻回して形成したコイル部とを備え、コイル部
の巻数を偶数層とするとともに、隣接するコイル部の巻
線方向を逆方向に巻回し、隣接するコイル部間を溝部
(A)を介してコイル端末を溝部(B)から導出するよ
うにしたものである。
【0014】また、本発明の極低温冷凍機用コンプレッ
サに使用される電機子コイルは、軸方向断面において複
数の断面凹状の巻線部を有する円筒体と、隣接する巻線
部を連通する溝部(A)とその軸方向の両側に設けられ
たコイル端末を導出するための溝部(B)と円筒体の内
側又は外側に設けられた溝部(C)とを備えたコイルボ
ビンと、複数の巻線部に線材を巻回して形成したコイル
部とを備え、コイル部の巻数を奇数層とするとともに、
隣接するコイル部の巻線方向を逆方向に巻回し、隣接す
るコイル間を溝部(A)を介してコイル端末を溝部
(B)及び溝部(C)から導出するようにしたものであ
る。
【0015】また、本発明の極低温冷凍機用コンプレッ
サに使用される電機子コイルは、軸方向断面において複
数の断面凹状の巻線部を有する円筒体と、この円筒体の
隣接する巻線部を連通する溝部(A)とその軸方向の両
側に設けられたコイル端末を導出するための溝部(B)
と円筒体に設けられたスリット部(D)とを備えたコイ
ルボビンと、複数の巻線部に線材を巻回して形成したコ
イル部とを備え、隣接するコイル部間を溝部(A)を介
してコイル端末を溝部(B)及びスリット部(D)から
導出するようにしたものである。
【0016】また、本発明の極低温冷凍機用コンプレッ
サに使用される電機子コイルは、軸方向断面において複
数の断面凹状の巻線部を有する円筒体と、この円筒体の
隣接する巻線部を連通する溝部(A)と円筒体の外側に
設けられ溝部から円筒体の一端まで軸方向に設けられコ
イル端末を導出するための溝部(E)とを備えたコイル
ボビンと、複数の巻線部に線材を巻回して形成したコイ
ル部とを備え、隣接するコイル部間を溝部(A)を介し
て隣接するコイル部のコイル端末を溝部(E)から導出
するようにしたものである。
【0017】上記のいずれの電機子コイルの場合におい
ても、単一の線材で複数のコイル部を形成することがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明による極低温冷凍機
用コンプレッサ及びそれに使用される電機子コイルの好
ましい実施の形態について説明する。図1は本発明の極
低温冷凍機用コンプレッサの断面を示したもので、1は
シリンダ、2はハウジング、3は外筒ヨーク、4は環状
型永久磁石、5はシリンダ1によって構成される内筒ヨ
ーク、6はピストン、7は電機子コイルである。
【0019】ハウジング2にはフリーディスプレーサ1
2が収容され、ピストン6の作動によりピストンと同じ
周波数で、かつ異なる位相で往復運動する点は従来の装
置と同様である。一対の環状型永久磁石4a、4bは外
筒ヨーク3に軸方向に隔置されて固定され、この外筒ヨ
ーク3は内筒ヨーク5と一体的に構成されている。
【0020】一対の電機子コイル7は、電機子コイル7
aと7bで構成され、内筒ヨーク5と永久磁石4間に永
久磁石4と対向して介在され、内筒ヨーク5内で摺動す
るピストン6に固定されている。図4に示すように、本
発明の極低温冷凍機用コンプレッサは、環状型永久磁石
40を構成する一対の環状型永久磁石40a、40bが
内筒ヨーク5に固定され軸方向に隔置されて配置しても
よい。一対の電機子コイル70は、電機子コイル70a
と70bで構成され、外筒ヨーク3と永久磁石40間に
永久磁石40と対向して介在され、内筒ヨーク5内で摺
動するピストン6に固定されている。
【0021】図5に示すように、本発明の極低温冷凍機
用コンプレッサは、環状型永久磁石41を構成する二対
の環状型永久磁石41a、41b、41c、41dが内
筒ヨーク5および内筒ヨーク5と一体的に構成された外
筒ヨーク3にそれぞれ固定され軸方向に隔置されて配置
されてもよい。一対の電機子コイル71は、電機子コイ
ル71aと71bで構成され、外筒ヨーク3に固定され
た環状型永久磁石41a、41bと内筒ヨーク5に固定
された環状型永久磁石41c、41d間に二対の環状型
永久磁石41a、41b、41c、41dと対向して介
在され、内筒ヨーク5内で摺動するピストン6に固定さ
れている。
【0022】これらの環状型永久磁石4a、4b、40
a、40b、41a、41b、41c、41dはリング
状に一体的に形成された永久磁石で構成することができ
るが、個別の永久磁石をリング状に組み合わせて形成さ
れた実質的に環状型の永久磁石で構成することもでき
る。この極低温冷凍機用コンプレッサにおいて、少なく
とも一対の永久磁石4a、4b、40a、40b、41
a、41b、41c、41dは半径方向に対して互いに
逆極となるように配置され、一対の永久磁石4a、4
b、40a、40b、41a、41b、41c、41d
にそれぞれ対置する1対の電機子コイル7a、7b、7
0a、70b、71a、71bは軸方向にローレンツ力
が発生するように巻線方向/通電方向が決定される。即
ち、一対の電機子コイル7a、7b、70a、70b、
71a、71bの巻線方向は互いに逆巻とし、それぞれ
の電機子コイル7a、7b、70a、70b、71a、
71bの通電方向は同方向としてもよく、又は一対の電
機子コイル7a、7b、70a、70b、71a、71
bの巻線方向は互いに同巻とし、それぞれの電機子コイ
ル7a、7b、70a、70b、71a、71bの通電
方向は逆方向としてもよいものである。
【0023】図6に示すように、この極低温冷凍機用コ
ンプレッサにおいて、一対の永久磁石4a、4bに、永
久磁石4a、4bからの磁束を半径方向に並列させるた
めの軸方向に極性が配置された補助磁石72a、72b
が固着されている。この極低温冷凍機用コンプレッサに
おいて、永久磁石4a、4b、40a、40b、41
a、41b、41c、41dに対して電機子コイル7
a、7b、70a、70b、71a、71bは、その所
望の有効ストロークに応じて軸方向長さが決定される。
即ち、図1に示すように、永久磁石4a、4bに対して
電機子コイル7a、7bは、その所望の有効ストローク
に応じて軸方向長さが短長に設定される。また、図7に
示すように、永久磁石4a、4bに対して電機子コイル
7a、7bは、その所望の有効ストロークに応じて軸方
向長さが長く設定される。さらに、図8に示すように、
永久磁石4a、4bに対して電機子コイル7a、7b
は、その所望の有効ストロークに応じて軸方向長さが同
長に設定される。
【0024】このようにして少なくとも一対の環状型永
久磁石4a、4b、40a、40b、41a、41b、
41c、41dと、外筒ヨーク3と一体的に構成された
内筒ヨーク5と永久磁石4a、4b、40a、40b、
41a、41b、41c、41d間に介在され交流電流
を通電することにより内筒ヨーク5内で摺動するピスト
ン6に固定され軸方向に往復運動する少なくとも一対の
電機子コイル7a、7b、70a、70b、71a、7
1bとからなる一対のコンプレッサアッセンブリが対向
して配置される。
【0025】それぞれのコンプレッサアッセンブリにお
ける磁束の向きが一対の電機子コイル7a、7b、70
a、70b、71a、71bの半径方向に対して逆とな
るように一対の環状型永久磁石4a、4b、40a、4
0b、41a、41b、41c、41dと外筒ヨーク3
と内筒ヨーク5とで磁気回路(鎖線で示す)が形成され
る。
【0026】以上の構成のコンプレッサにおいては、そ
れぞれのコンプレッサアッセンブリの電流供給端子8
a、8b及びコイル端末9a、9bより電機子コイル7
a、7b、70a、70b、71a、71bに正弦波電
流を供給すると、電機子コイル7a、7b、70a、7
0b、71a、71bには一対の環状型永久磁石4a、
4b、40a、40b、41a、41b、41c、41
dと外筒ヨーク3及び内筒ヨーク5とで形成される磁気
回路との相互作用により、軸方向にローレンツ力が作用
し、電機子コイル7a、7b、70a、70b、71
a、71bに固定されたピストン6がその軸方向に往復
運動する。
【0027】この場合、一対のコンプレッサアッセンブ
リは対象的に作動する。即ち、同位相、同振幅の正弦波
電流を各電流供給端子8a、8bに供給すると、各コン
プレッサアッセンブリにおける磁界の方向が対象である
ため、各ピストン6は互いに逆方向に振動し、圧縮空間
10の体積が周期的に変化する。その結果、作動空間内
のガスの圧縮、膨脹によりガス圧が変動し、従前と同様
に、フリーディスプレーサ12がピストン6と同じ周波
数で、かつ異なる位相で往復運動する。
【0028】尚、上記のピストン6には、磁気回路との
相互作用による推力と共振させるためにバネ11が接続
されている。これらの一対の電機子コイル7a、7b、
70a、70b、71a、71bは、以下に示すように
その結線部分をコイルボビン20内に収容して構成され
る。即ち、図2は、上記の電機子コイル7の一例を示し
たもので、コイルボビン20はその軸方向断面において
断面凹状の2ケ所の巻線部21a、21bが形成されて
おり、巻線部21a、21bとの間には巻線部を連通す
る溝部(A)が、また一方の大径部にはコイル端末を導
出するための溝部(B)が形成されている。
【0029】上記の巻線部21a、21bには、隣接す
るコイル22a、22bの巻線方向を逆方向とし、かつ
その巻数が偶数層となるように線材が巻回されており、
このコイル22a、22b間を溝部(A)で接続すると
ともに、コイル端末23を溝部(B)から導出するよう
にしたものである。以上の電機子コイル7、70、71
は、接続部を形成することなく、コイルボビン20と単
一の線材で構成することが可能となる。
【0030】即ち、コイル部の全層数をnとすると、コ
イル端末23を溝部(B)から導入し、巻線部21aに
線材を左巻にn−1層巻回する。この巻終端を溝部
(A)から巻線部21bに導入し、線材を右巻にn層巻
回した後、巻終端で巻き返して巻線部21aに左巻のn
層目を巻回した後、溝部(B)からコイル端末の他端を
導出して電機子コイル7、70、71を形成することが
できる。また、他の偶数層の巻数を有するコイルも同様
の方法により形成することが可能である。図9は、上記
の電機子コイル7、70、71の一例を示したもので、
コイルボビン20はその軸方向断面において断面凹状の
2ケ所の巻線部21a、21bが形成されており、巻線
部21a、21bとの間には巻線部21a、21bを連
通する溝部(A)が、また一方の大径部にはコイル端末
を導出するための溝部(E)が形成されている。
【0031】上記の巻線部21a、21bには、隣接す
るコイル22a、22bの巻線方向を逆方向とし、かつ
その巻数が偶数層となるように線材が巻回されており、
このコイル22a、22b間を連続線材23aで溝部
(A)で接続するとともに、コイル端末23を溝部
(E)から導出する(E)から導出するようにし又は溝
部(E)に丸状、角状、膜状の導体を取付け、それにコ
イル端末を接続したものである。
【0032】以上の電機子コイル7、70、71は、接
続部を形成することなく、コイルボビン20と単一の線
材で構成することが可能となる。即ち、コイル部の全層
数をnとすると、コイル端末23を溝部(E)から導入
し、巻線部21bに線材を左巻にn層巻回する。この巻
終端を溝部(A)から巻線部21aに導入し、線材を右
巻にn層巻回した後、この巻終端を溝部(E)からコイ
ル端末の他端を導出して電機子コイル7を形成すること
ができる。また、他の偶数層の巻数を有するコイルも同
様の方法により形成することが可能である。
【0033】図3は、上記の電機子コイル7´の他の一
例を示したもので、コイルボビン30はその軸方向断面
において断面凹状の2ケ所の巻線部31a、31bが形
成されており、巻線部31a、31bとの間には巻線部
を連通する溝部(A)が、また一方の大径部にはコイル
端末を導出するための溝部(B)が形成されるととも
に、コイルボビン30の内側に溝部(C)が設けられて
いる。
【0034】上記の巻線部31a、31bには、隣接す
るコイル32a、32bの巻線方向を逆方向とし、かつ
その巻数が奇数層となるように線材が巻回されており、
このコイル32a、32b間を溝部(A)で接続すると
ともに、コイル端末33の一端を溝部(B)から、また
コイル端末の他端34を溝部(C)から導出するように
し又は溝部(C)に丸状、角状、膜状の導体を取付け、
それにコイル端末を接続するようにしたものである。
【0035】以上の電機子コイル7´は、接続部を形成
することなく、コイルボビン30と単一の線材で構成す
ることが可能となる。即ち、コイル部の全層数をnとす
ると、コイル端末33を溝部(B)から導入し、巻線部
31aに線材を左巻にn層巻回する。この巻終端を溝部
(A)から巻線部31bに導入し、線材を右巻にn層巻
回した後、コイル端末の他端34を溝部(C)から導出
して電機子コイル7´を形成することができる。また、
他の奇数層の巻数を有するコイルも同様の方法により形
成することが可能である。
【0036】尚、上記のコイルボビン30の内側の溝部
(C)の代わりに渦電流防止用のスリット部(D)を利
用してコイル端末の他端34を導出することもできる。
さらに、巻線部の巻き方向を限定することなくそれぞれ
別個に巻線部を形成し、所望の電流方向を有するように
溝部(A)で接続することもできる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
極低温冷凍機用コンプレッサは、以下のような効果を奏
する。 イ)同一の磁場強さ、面積であっても従来のヨークに比
較してその断面積を半分にすることができる。
【0038】ロ)ヨークの断面積の減少が可能となるこ
とにより、導体面積を大きくすることができ、同一巻数
であっても導体径を大きくできる結果、ジュール損を大
幅に減少させてその効率を向上させることが可能とな
る。 ハ)それぞれのコイルから発生する磁束が相殺され、鉄
損が減少する結果、効率が向上する。
【0039】ニ)それぞれのコイルから発生する磁束が
相殺されるため、電流の向きによる推力のヒステリシス
が無くなり制御が簡単である。 ホ)それぞれのコイルから発生する磁束が相殺さるた
め、電流―推力特性がリニアであり、制御が簡単であ
る。 ヘ)ヨークの断面積の減少が可能となることにより、磁
石を厚くでき、このためコイルに流す電流も小さくなる
ため、熱的に有利となり、本体の温度上昇が抑制される
結果、冷却が不要となる。
【0040】ト)コイルの電流による磁束でヨークが飽
和することがなくなる。 チ)磁気回路間の円形ディスクを磁経路として使用しな
いため必要最小限に薄くすることが出来る。また、本発
明の電機子コイルによれば、以下のような利点をもたら
すものである。
【0041】リ)隣接するコイルの結線部分がコイルボ
ビンから突出することがないため、磁気回路のギャップ
を小さくでき、このため、総磁束の低下を防止すること
ができ効率が向上する。 ヌ)結線部分の突出部と永久磁石の切込み部が運転中又
は輸送中に噛み込みことによるトラブルの発生がなくな
る。
【0042】ル)隣接するコイルの結線部分の半田付け
作業が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の極低温冷凍機用コンプレッサの一実施
例を示す概略断面図である。
【図2】本発明の極低温冷凍機用コンプレッサに使用さ
れる電機子コイルの一実施例を示す概略図である。
【図3】本発明の極低温冷凍機用コンプレッサに使用さ
れる電機子コイルの他の実施例を示す概略図である。
【図4】本発明の極低温冷凍機用コンプレッサの他の実
施例を示す概略断面図である。
【図5】本発明の極低温冷凍機用コンプレッサの他の実
施例を示す概略断面図である。
【図6】本発明の極低温冷凍機用コンプレッサの他の実
施例を示す概略断面図である。
【図7】本発明の極低温冷凍機用コンプレッサの他の実
施例を示す概略断面図である。
【図8】本発明の極低温冷凍機用コンプレッサの他の実
施例を示す概略断面図である。
【図9】本発明の極低温冷凍機用コンプレッサに使用さ
れる電機子コイルの他の実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
1………シリンダ 2………ハウジング 3………外筒ヨーク 4、4a、4b、40、40a、40b、41、41
a、41b、41c、41d………環状型永久磁石 5………内筒ヨーク 6………ピストン 7、7a、7b、70、70a、70b、71、71
a、71b………電機子コイル 8a、8b………電流供給端子 9a、9b、23、33………コイル端末 10………圧縮空間 11………バネ 20、30………コイルボビン 21a、21b、31a、31b………巻線部 A、B、C、E………溝部 D………スリット部 22a、22b、32a、32b………コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 並木 信也 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 村西 哲 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 小久保 修 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 成吉 郁馬 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 赤間 助広 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 佐藤 敏美 神奈川県平塚市夕陽ヶ丘63番30号 住友重 機械工業株式会社平塚事業所内 (72)発明者 生田 義貴 神奈川県平塚市夕陽ヶ丘63番30号 住友重 機械工業株式会社平塚事業所内 (72)発明者 金尾 憲一 神奈川県平塚市夕陽ヶ丘63番30号 住友重 機械工業株式会社平塚事業所内 (72)発明者 小泉 達雄 東京都田無市谷戸町二丁目1番1号 住友 重機械工業株式会社田無製造所内 (72)発明者 内田 年雄 東京都田無市谷戸町二丁目1番1号 住友 重機械工業株式会社田無製造所内 (72)発明者 田口 芳人 東京都田無市谷戸町二丁目1番1号 住友 重機械工業株式会社田無製造所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外筒ヨークに固定され軸方向に隔置された
    少なくとも一対の実質的に環状型の永久磁石と、前記外
    筒ヨークと一体的に構成された内筒ヨークと前記永久磁
    石間に介在され交流電流を通電することにより前記内筒
    ヨーク内で摺動するピストンに固定され前記軸方向に往
    復運動する少なくとも一対の電機子コイルとからなる一
    対のコンプレッサアッセンブリを対向して配置するとと
    もに、それぞれのコンプレッサアッセンブリにおける磁
    束の向きが前記一対の電機子コイルの半径方向に対して
    逆となるように前記一対の環状型永久磁石と前記外筒ヨ
    ークと前記内筒ヨークとで磁気回路を形成し、前記一対
    の電機子コイルの結線部分をコイルボビン内に収容した
    ことを特徴とする極低温冷凍機用コンプレッサ。
  2. 【請求項2】内筒ヨークに固定され軸方向に隔置された
    少なくとも一対の実質的に環状型の永久磁石と、前記内
    筒ヨークと一体的に構成された外筒ヨークと前記永久磁
    石間に介在され交流電流を通電することにより前記内筒
    ヨーク内で摺動するピストンに固定され前記軸方向に往
    復運動する少なくとも一対の電機子コイルとからなる一
    対のコンプレッサアッセンブリを対向して配置するとと
    もに、それぞれのコンプレッサアッセンブリにおける磁
    束の向きが前記一対の電機子コイルの半径方向に対して
    逆となるように前記一対の環状型永久磁石と前記外筒ヨ
    ークと前記内筒ヨークとで磁気回路を形成し、前記一対
    の電機子コイルの結線部分をコイルボビン内に収容した
    ことを特徴とする極低温冷凍機用コンプレッサ。
  3. 【請求項3】内筒ヨークおよび前記内筒ヨークと一体的
    に構成された外筒ヨークにそれぞれ固定され軸方向に隔
    置された少なくとも二対の実質的に環状型の永久磁石
    と、前記外筒ヨークと前記永久磁石間に介在され交流電
    流を通電することにより前記内筒ヨーク内で摺動するピ
    ストンに固定され前記軸方向に往復運動する少なくとも
    一対の電機子コイルとからなる一対のコンプレッサアッ
    センブリを対向して配置するとともに、それぞれのコン
    プレッサアッセンブリにおける磁束の向きが前記一対の
    電機子コイルの半径方向に対して逆となるように前記一
    対の環状型永久磁石と前記外筒ヨークと前記内筒ヨーク
    とで磁気回路を形成し、前記一対の電機子コイルの結線
    部分をコイルボビン内に収容したことを特徴とする極低
    温冷凍機用コンプレッサ。
  4. 【請求項4】前記一対の永久磁石は半径方向に対して互
    いに逆極となるように配置し、前記一対の永久磁石にそ
    れぞれ対置する1対の電機子コイルは前記軸方向にロー
    レンツ力が発生するように巻線方向/通電方向が決定さ
    れることを特徴とする請求項1、2または3記載の極低
    温冷凍機用コンプレッサ。
  5. 【請求項5】前記一対の永久磁石に、前記永久磁石から
    の磁束を半径方向に並列させるための軸方向に極性が配
    置された補助磁石を固着させたことを特徴とする請求項
    1、2または3記載の極低温冷凍機用コンプレッサ。
  6. 【請求項6】前記永久磁石に対して電機子コイルは、そ
    の所望の有効ストロークに応じて軸方向長さが決定され
    ることを特徴とする請求項1、2または3記載の極低温
    冷凍機用コンプレッサ。
  7. 【請求項7】軸方向断面において複数の断面凹状の巻線
    部を有する円筒体と、この円筒体の隣接する巻線部を連
    通する溝部(A)とその軸方向のいずれか一方の側に設
    けられたコイル端末を導出するための溝部(B)とを備
    えたコイルボビンと、前記複数の巻線部に線材を巻回し
    て形成したコイル部とを備え、前記隣接するコイル部間
    を前記溝部(A)を介してコイル端末を溝部(B)から
    導出するようにしたことを特徴とする電機子コイル。
  8. 【請求項8】軸方向断面において複数の断面凹状の巻線
    部を有する円筒体と、この円筒体の隣接する巻線部を連
    通する溝部(A)とその軸方向の両側に設けられたコイ
    ル端末を導出するための溝部(B)と前記円筒体の内側
    又は外側に設けられた溝部(C)とを備えたコイルボビ
    ンと、前記複数の巻線部に線材を巻回して形成したコイ
    ル部とを備え、前記隣接するコイル部間を前記溝部
    (A)を介してコイル端末を前記溝部(B)及び前記溝
    部(C)から導出するようにしたことを特徴とする電機
    子コイル。
  9. 【請求項9】軸方向断面において複数の断面凹状の巻線
    部を有する円筒体と、この円筒体の隣接する巻線部を連
    通する溝部(A)とその軸方向のいずれか一方の側に設
    けられたコイル端末を導出するための溝部(B)とを備
    えたコイルボビンと、前記複数の巻線部に線材を巻回し
    て形成したコイル部とを備え、前記コイル部の巻数を偶
    数層とするとともに、隣接するコイル部の巻線方向を逆
    方向に巻回し、前記隣接するコイル部間を前記溝部
    (A)を介してコイル端末を溝部(B)から導出するよ
    うにしたことを特徴とする電機子コイル。
  10. 【請求項10】軸方向断面において複数の断面凹状の巻
    線部を有する円筒体と、隣接する巻線部を連通する溝部
    (A)とその軸方向の両側に設けられたコイル端末を導
    出するための溝部(B)と前記円筒体の内側又は外側に
    設けられた溝部(C)とを備えたコイルボビンと、前記
    複数の巻線部に線材を巻回して形成したコイル部とを備
    え、前記コイル部の巻数を奇数層とするとともに、隣接
    するコイル部の巻線方向を逆方向に巻回し、前記隣接す
    るコイル間を前記溝部(A)を介してコイル端末を前記
    溝部(B)及び前記溝部(C)から導出するようにした
    ことを特徴とする電機子コイル。
  11. 【請求項11】軸方向断面において複数の断面凹状の巻
    線部を有する円筒体と、この円筒体の隣接する巻線部を
    連通する溝部(A)とその軸方向の両側に設けられたコ
    イル端末を導出するための溝部(B)と前記円筒体に設
    けられたスリット部(D)とを備えたコイルボビンと、
    前記複数の巻線部に線材を巻回して形成したコイル部と
    を備え、前記隣接するコイル部間を前記溝部(A)を介
    してコイル端末を前記溝部(B)及び前記スリット部
    (D)から導出するようにしたことを特徴とする電機子
    コイル。
  12. 【請求項12】軸方向断面において複数の断面凹状の巻
    線部を有する円筒体と、この円筒体の隣接する巻線部を
    連通する溝部(A)と前記円筒体の外側に設けられ前記
    溝部から前記円筒体の一端まで軸方向に設けられコイル
    端末を導出するための溝部(E)とを備えたコイルボビ
    ンと、前記複数の巻線部に線材を巻回して形成したコイ
    ル部とを備え、前記隣接するコイル部間を前記溝部
    (A)を介して前記隣接するコイル部のコイル端末を前
    記溝部(E)から導出するようにしたことを特徴とする
    電機子コイル。
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