JP2000206233A - レ―ダのエコ―除去方式 - Google Patents
レ―ダのエコ―除去方式Info
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- JP2000206233A JP2000206233A JP11006737A JP673799A JP2000206233A JP 2000206233 A JP2000206233 A JP 2000206233A JP 11006737 A JP11006737 A JP 11006737A JP 673799 A JP673799 A JP 673799A JP 2000206233 A JP2000206233 A JP 2000206233A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パルスレーダにおいて、第2周期エコーの影
響を抑制して、高い分解能をもたらす短いパルス幅のレ
ーダ波を用いても長い換算距離を確保できるようにす
る。 【構成】 (1)に示す反射波を、(2)に示す短パル
スの成分と(3)に示す長パルスの成分とに分解して、
両者の論理積をとる。その結果、第2周期エコーの成分
が取り除かれ、(4)に示す出力波形を得る。この出力
波形をもとに、表示装置に入力するためのビデオ信号を
生成する。
響を抑制して、高い分解能をもたらす短いパルス幅のレ
ーダ波を用いても長い換算距離を確保できるようにす
る。 【構成】 (1)に示す反射波を、(2)に示す短パル
スの成分と(3)に示す長パルスの成分とに分解して、
両者の論理積をとる。その結果、第2周期エコーの成分
が取り除かれ、(4)に示す出力波形を得る。この出力
波形をもとに、表示装置に入力するためのビデオ信号を
生成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電波などを反射を
利用して対象物の方位や対象物までの距離を測定するレ
ーダに関するもので、特に電波などの発射方向を周期的
に変化させ、対象表面で断続的に反射した電波などが戻
ってくるレーダにおいて、対象を鮮明に補足する技術に
関するものである。
利用して対象物の方位や対象物までの距離を測定するレ
ーダに関するもので、特に電波などの発射方向を周期的
に変化させ、対象表面で断続的に反射した電波などが戻
ってくるレーダにおいて、対象を鮮明に補足する技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にレーダの性能を考えるうえで、よ
り遠くの範囲まで、より鮮明に対象を補足する、という
ことが、きわめて重要なポイントである。このうち、よ
り遠くの範囲まで、という点は、換算距離を長くする、
ということになる。この換算距離は、
り遠くの範囲まで、より鮮明に対象を補足する、という
ことが、きわめて重要なポイントである。このうち、よ
り遠くの範囲まで、という点は、換算距離を長くする、
ということになる。この換算距離は、
【0003】Rmax(m)=T(μs)×150
(m) T;レーダ繰り返し周期
(m) T;レーダ繰り返し周期
【0004】なる式によって、レーダ繰り返し周期に基
づいて一義的に決定される。この換算距離は、繰り返し
周期に電波が往復する距離であり、電波がレーダから発
射されて対象で反射し、再びレーダに到達するまでに、
繰り返し周期より短い時間しか要しないために、可能な
距離の最大値を示すものである。この換算距離を超えて
遠方に対象が存在する場合には、レーダから発射された
電波は繰り返し周期以内の時間では再びレーダに到達で
きない。レーダ繰り返し周期とは、特定の方向に電波を
発射してから、時間の経過とともに電波の発射方向を変
化させ、次に同じ方向に電波を発射するまでの時間を指
す。
づいて一義的に決定される。この換算距離は、繰り返し
周期に電波が往復する距離であり、電波がレーダから発
射されて対象で反射し、再びレーダに到達するまでに、
繰り返し周期より短い時間しか要しないために、可能な
距離の最大値を示すものである。この換算距離を超えて
遠方に対象が存在する場合には、レーダから発射された
電波は繰り返し周期以内の時間では再びレーダに到達で
きない。レーダ繰り返し周期とは、特定の方向に電波を
発射してから、時間の経過とともに電波の発射方向を変
化させ、次に同じ方向に電波を発射するまでの時間を指
す。
【0005】この換算距離は、いわゆる第2周期エコー
の発生を回避できる距離範囲を、示すものである。第2
周期エコーとは、レーダから発射された電波が対象で反
射して、繰り返し周期を経過してのちにレーダに再び到
達することを指す。このような現象が起こると、レーダ
では到達した電波が繰り返し周期以前に発射されたもの
か、繰り返し周期を経て再度発射されたものかを判断で
きず、レーダから対象までの距離の測定を誤ることにな
る。このような誤りを防ぐ目的で、対象から発射された
電波が繰り返し周期をよりも短い時間でレーダに再び到
達する程度に、レーダがカバーする換算距離を抑制する
ことによって、対象で反射した電波が第2周期エコーと
なることを防ぐものである。
の発生を回避できる距離範囲を、示すものである。第2
周期エコーとは、レーダから発射された電波が対象で反
射して、繰り返し周期を経過してのちにレーダに再び到
達することを指す。このような現象が起こると、レーダ
では到達した電波が繰り返し周期以前に発射されたもの
か、繰り返し周期を経て再度発射されたものかを判断で
きず、レーダから対象までの距離の測定を誤ることにな
る。このような誤りを防ぐ目的で、対象から発射された
電波が繰り返し周期をよりも短い時間でレーダに再び到
達する程度に、レーダがカバーする換算距離を抑制する
ことによって、対象で反射した電波が第2周期エコーと
なることを防ぐものである。
【0006】一方、より鮮明に対象を補足する、という
点は、レーダヒット数を多くする、ということになる。
レーダヒット数とは、レーダから特定の方向に発射され
た電波が、対象表面で反射してレーダに到達する回数で
ある。すなわち、レーダが対象の方向を向いている間
に、繰り返し周期ごとに発射された電波が対象で反射し
てレーダに再び到達する過程を、何回反復するか、とい
うことである。この反復回数が多いほど、対象に関する
情報量を多く集めることができて、より鮮明に対象を補
足することが可能になる。
点は、レーダヒット数を多くする、ということになる。
レーダヒット数とは、レーダから特定の方向に発射され
た電波が、対象表面で反射してレーダに到達する回数で
ある。すなわち、レーダが対象の方向を向いている間
に、繰り返し周期ごとに発射された電波が対象で反射し
てレーダに再び到達する過程を、何回反復するか、とい
うことである。この反復回数が多いほど、対象に関する
情報量を多く集めることができて、より鮮明に対象を補
足することが可能になる。
【0007】このレーダヒット数を多くするためには、
第1にレーダの回転数を少なくして、時間の経過に伴う
電波の発射方向の変化を少なくすること、第2にビーム
幅を広くして、電波の発射方向が変化しても依然として
特定方向の対象に電波が到達するようにすること、第3
に繰り返し周期を長くして、繰り返し周期を経過しない
うちに対象表面で反射した電波がレーダに到達するよう
にすること、が挙げられる。この3つの対策のうち、第
3の繰り返し周期を長くすることは、上述の換算距離を
長くするためにも、有効である。
第1にレーダの回転数を少なくして、時間の経過に伴う
電波の発射方向の変化を少なくすること、第2にビーム
幅を広くして、電波の発射方向が変化しても依然として
特定方向の対象に電波が到達するようにすること、第3
に繰り返し周期を長くして、繰り返し周期を経過しない
うちに対象表面で反射した電波がレーダに到達するよう
にすること、が挙げられる。この3つの対策のうち、第
3の繰り返し周期を長くすることは、上述の換算距離を
長くするためにも、有効である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、冒頭に述べた
ように、より遠くの範囲まで、より鮮明に対象を補足す
る、という性能を向上させようとすると、繰り返し周期
の設定に二律背反を生じるため、このふたつの性能の両
立が困難になる、という問題が存在する。すなわち、ま
ず、より遠くの範囲まで、ということは、上述の換算距
離を長くすることに他ならず、このためには、繰り返し
周期を長くとって、電波がレーダと対象との間を往復す
るために長い時間を許容することが、必要となる。
ように、より遠くの範囲まで、より鮮明に対象を補足す
る、という性能を向上させようとすると、繰り返し周期
の設定に二律背反を生じるため、このふたつの性能の両
立が困難になる、という問題が存在する。すなわち、ま
ず、より遠くの範囲まで、ということは、上述の換算距
離を長くすることに他ならず、このためには、繰り返し
周期を長くとって、電波がレーダと対象との間を往復す
るために長い時間を許容することが、必要となる。
【0009】ところが次に、より鮮明に対象を補足する
ためには、上述のレーダヒット数を増加させることが必
要であり、このためには、レーダの電波発射方向が対象
の方向である間に、電波を多数回発射すること、換言す
れば繰り返し周波数を高くすることが、必要となる。こ
れはとりも直さず、繰り返し周期を短くすることが必
要、という意味になる。このように、より遠くまで、よ
り鮮明に、とレーダの性能を向上させるためには、繰り
返し周期の設定に二律背反を生じ、性能の向上が困難に
なる、という問題がある。
ためには、上述のレーダヒット数を増加させることが必
要であり、このためには、レーダの電波発射方向が対象
の方向である間に、電波を多数回発射すること、換言す
れば繰り返し周波数を高くすることが、必要となる。こ
れはとりも直さず、繰り返し周期を短くすることが必
要、という意味になる。このように、より遠くまで、よ
り鮮明に、とレーダの性能を向上させるためには、繰り
返し周期の設定に二律背反を生じ、性能の向上が困難に
なる、という問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する手
段として、本発明においては、互いに同期した長短2種
類のパルスを生成する手段と、これらのパルスを送信す
る手段と、対象で反射した長短2種類のパルスを受信す
る手段と、これらのパルスの論理積を求める手段と、求
められた論理積の信号をもとに、ビデオ信号を生成する
手段とを設けたものである。
段として、本発明においては、互いに同期した長短2種
類のパルスを生成する手段と、これらのパルスを送信す
る手段と、対象で反射した長短2種類のパルスを受信す
る手段と、これらのパルスの論理積を求める手段と、求
められた論理積の信号をもとに、ビデオ信号を生成する
手段とを設けたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、詳細に説明する。図1に、本発明の実施に好適な
構成の概要を、例示する。
いて、詳細に説明する。図1に、本発明の実施に好適な
構成の概要を、例示する。
【0012】図1において、1はレーダ空中線である。
このレーダ空中線1は、本例においてはレーダ波の送信
/受信の両方を受け持つ。2はデュプレクサである。こ
のデュプレクサ2は、レーダ空中線1に接続され、ひと
つのレーダ空中線1で送信・受信の両方をこなすための
信号の整理を行う。すなわち、レーダ送受信機の後述す
る送信側回路から送られてくる信号を、レーダ空中線1
に送り、逆にレーダ空中線1に入射したレーダ波信号
を、レーダ送受信機のやはり後述する受信側回路に送る
役割を果たす。
このレーダ空中線1は、本例においてはレーダ波の送信
/受信の両方を受け持つ。2はデュプレクサである。こ
のデュプレクサ2は、レーダ空中線1に接続され、ひと
つのレーダ空中線1で送信・受信の両方をこなすための
信号の整理を行う。すなわち、レーダ送受信機の後述す
る送信側回路から送られてくる信号を、レーダ空中線1
に送り、逆にレーダ空中線1に入射したレーダ波信号
を、レーダ送受信機のやはり後述する受信側回路に送る
役割を果たす。
【0013】以下、まず送信側回路について説明する。
3は送信機であり、パルス波を変調して、レーダ空中線
1からレーダ波、すなわち電波として送信可能な形態の
電気信号を生成する。駆動回路A4aおよび駆動回路B
4bで生々されたパルス波は、それぞれ送信機3に入力
する。4aおよび駆動回路B4bはいずれも駆動回路で
あり、それぞれパルス波を生成する。この駆動回路A4
aおよび駆動回路B4bが生成するパルス波のパルス幅
は、異なっている。このパルス幅については、後に詳述
する。5は同期回路であり、同期信号を発生する。この
同期信号は、駆動回路A4aおよび駆動回路B4bにそ
れぞれ入力する。駆動回路A4aおよび駆動回路B4b
では、同期回路5からの同期信号に基づいて、それぞれ
パルス波を生成する。ここで駆動回路A4aと駆動回路
B4bとに入力する同期信号は全く同じものであり、そ
の結果駆動回路A4aで生成されるパルス波と駆動回路
B4bで生成されるパルス波とは、同期する。なお、そ
れぞれの回路の構成の詳細については、当業者にとって
は周知の範囲に属すると思われるため、説明を省略す
る。
3は送信機であり、パルス波を変調して、レーダ空中線
1からレーダ波、すなわち電波として送信可能な形態の
電気信号を生成する。駆動回路A4aおよび駆動回路B
4bで生々されたパルス波は、それぞれ送信機3に入力
する。4aおよび駆動回路B4bはいずれも駆動回路で
あり、それぞれパルス波を生成する。この駆動回路A4
aおよび駆動回路B4bが生成するパルス波のパルス幅
は、異なっている。このパルス幅については、後に詳述
する。5は同期回路であり、同期信号を発生する。この
同期信号は、駆動回路A4aおよび駆動回路B4bにそ
れぞれ入力する。駆動回路A4aおよび駆動回路B4b
では、同期回路5からの同期信号に基づいて、それぞれ
パルス波を生成する。ここで駆動回路A4aと駆動回路
B4bとに入力する同期信号は全く同じものであり、そ
の結果駆動回路A4aで生成されるパルス波と駆動回路
B4bで生成されるパルス波とは、同期する。なお、そ
れぞれの回路の構成の詳細については、当業者にとって
は周知の範囲に属すると思われるため、説明を省略す
る。
【0014】次に、受信側回路について説明する。6は
受信選択回路であり、レーダ空中線1からデュプレクサ
2を介して入力した受信信号を、パルス幅に応じて分解
する。ここでいう受信信号とは、対象で反射したレーダ
波を、レーダ空中線1によって受信したものである。こ
の受信選択回路6は、前述した同期回路5の出力信号を
受信しており、この同期回路5からの信号に応じて、受
信信号を次に述べる受信回路7aおよび7bに振り分け
る。ここでいう同期回路5からの信号は、駆動回路A4
a、駆動回路B4bに送られるものと全く同じ信号であ
る。送信側へ送られる同期信号と受信側へ送られる同期
信号とが全く同じであるのに対して、受信信号はレーダ
波がレーダ空中線1と図示しない対象との間を往復する
時間の分だけ送信信号から遅れていることになる。しか
し、実際にはその遅れは信号のパルス幅などに比べて無
視できるほど小さいものである。そのため、送信側回路
と受信側回路とで同じ同期信号を用いても、実際に問題
を生じるものではない。
受信選択回路であり、レーダ空中線1からデュプレクサ
2を介して入力した受信信号を、パルス幅に応じて分解
する。ここでいう受信信号とは、対象で反射したレーダ
波を、レーダ空中線1によって受信したものである。こ
の受信選択回路6は、前述した同期回路5の出力信号を
受信しており、この同期回路5からの信号に応じて、受
信信号を次に述べる受信回路7aおよび7bに振り分け
る。ここでいう同期回路5からの信号は、駆動回路A4
a、駆動回路B4bに送られるものと全く同じ信号であ
る。送信側へ送られる同期信号と受信側へ送られる同期
信号とが全く同じであるのに対して、受信信号はレーダ
波がレーダ空中線1と図示しない対象との間を往復する
時間の分だけ送信信号から遅れていることになる。しか
し、実際にはその遅れは信号のパルス幅などに比べて無
視できるほど小さいものである。そのため、送信側回路
と受信側回路とで同じ同期信号を用いても、実際に問題
を生じるものではない。
【0015】7aおよび7bはいずれも受信回路であ
り、それぞれ異なったパルス幅の信号に対して好適な受
信特性を備えている。ここでいう異なったパルス幅と
は、駆動回路A4aならびに駆動回路B4bによって生
成されるパルスのパルス幅そのものである。また、受信
回路7aおよび7bには、受信選択回路6によって、そ
れぞれの受信特性に応じたパルス幅の信号が、入力す
る。ここで受信選択回路6は前述のように同期回路5か
らの同期信号に応じて受信信号を振り分けており、結果
として駆動回路A4aおよび駆動回路B4bと受信回路
7aおよび7bとが、特定の一方の駆動回路で生成され
た信号は、対象の表面で反射したのちに特定の一方の受
信回路へ、他方の駆動回路で生成された信号は、やはり
対象の表面で反射したのちに他方の受信回路へ、という
ように、それぞれ対になるような動作をする。
り、それぞれ異なったパルス幅の信号に対して好適な受
信特性を備えている。ここでいう異なったパルス幅と
は、駆動回路A4aならびに駆動回路B4bによって生
成されるパルスのパルス幅そのものである。また、受信
回路7aおよび7bには、受信選択回路6によって、そ
れぞれの受信特性に応じたパルス幅の信号が、入力す
る。ここで受信選択回路6は前述のように同期回路5か
らの同期信号に応じて受信信号を振り分けており、結果
として駆動回路A4aおよび駆動回路B4bと受信回路
7aおよび7bとが、特定の一方の駆動回路で生成され
た信号は、対象の表面で反射したのちに特定の一方の受
信回路へ、他方の駆動回路で生成された信号は、やはり
対象の表面で反射したのちに他方の受信回路へ、という
ように、それぞれ対になるような動作をする。
【0016】8は受信回路7bの出力信号を2値化する
2値化回路であり、受信回路7bの出力信号をディジタ
ル化する。9は2値化回路の出力信号を記憶するメモリ
であり、2値化された信号を記憶する。ここで、2値化
回路8ならびにメモリ9は、受信回路7aおよび7bの
うちの一方だけに接続されている。これら2値化回路8
ならびにメモリ9は、長いパルス幅の信号を扱う方の受
信回路に接続される。図1においては、受信回路7bが
長いパルス幅の信号を扱う方の受信回路である。一方、
受信回路7aは、短いパルス幅の信号を扱う方の受信回
路である。2値化回路8ならびにメモリ9が長いパルス
幅の信号を扱う一方の受信回路だけに接続される理由に
ついては、後述する回路の動作の説明において、明らか
にする。
2値化回路であり、受信回路7bの出力信号をディジタ
ル化する。9は2値化回路の出力信号を記憶するメモリ
であり、2値化された信号を記憶する。ここで、2値化
回路8ならびにメモリ9は、受信回路7aおよび7bの
うちの一方だけに接続されている。これら2値化回路8
ならびにメモリ9は、長いパルス幅の信号を扱う方の受
信回路に接続される。図1においては、受信回路7bが
長いパルス幅の信号を扱う方の受信回路である。一方、
受信回路7aは、短いパルス幅の信号を扱う方の受信回
路である。2値化回路8ならびにメモリ9が長いパルス
幅の信号を扱う一方の受信回路だけに接続される理由に
ついては、後述する回路の動作の説明において、明らか
にする。
【0017】10は選択回路であり、この選択回路10
は、受信回路7aの出力信号と、2値化回路8でディジ
タル化されメモリ9に一旦記憶された信号との論理積を
求め、この論理積に基づいて、図示しない画面に画像を
表示するためのビデオ信号を生成する。
は、受信回路7aの出力信号と、2値化回路8でディジ
タル化されメモリ9に一旦記憶された信号との論理積を
求め、この論理積に基づいて、図示しない画面に画像を
表示するためのビデオ信号を生成する。
【0018】以下、これまでに説明した図1の構成の回
路の動作について、図1に加えて図2ならびに図3に基
づいて説明する。
路の動作について、図1に加えて図2ならびに図3に基
づいて説明する。
【0019】図1の同期回路5が同期信号を生成して出
力すると、この同期信号に基づいて、駆動回路A4aと
駆動回路B4bとが、長いパルス幅の信号と短いパルス
幅の信号とを、それぞれ生成する。これらの信号の波形
を、図2に示す。図2において、(1)に長パルスの波
形、(2)に短パルスの波形を、それぞれ示す。これら
長いパルス幅の信号と短いパルス幅の信号とは、同期回
路5の同期信号に基づいて同期している。この長パルス
と短パルスとを合成して、図2(3)に示す波形を備え
たレーダ波として送信する。
力すると、この同期信号に基づいて、駆動回路A4aと
駆動回路B4bとが、長いパルス幅の信号と短いパルス
幅の信号とを、それぞれ生成する。これらの信号の波形
を、図2に示す。図2において、(1)に長パルスの波
形、(2)に短パルスの波形を、それぞれ示す。これら
長いパルス幅の信号と短いパルス幅の信号とは、同期回
路5の同期信号に基づいて同期している。この長パルス
と短パルスとを合成して、図2(3)に示す波形を備え
たレーダ波として送信する。
【0020】送信されたレーダ波は、対象物の表面で反
射して、反射波としてレーダに再び入射する。ただしこ
のときには、送信されたときと全く同じ波形ではなく、
図2(4)に波形を示すように、短パルスの第2周期エ
コーを含んで、波形が乱れている。この第2周期エコー
の成分は、送信されたレーダ波が補足すべき対象とは異
なる位置で反射したものであり、補足すべき対象までの
距離と第2周期エコーを生じる反射位置までの距離との
違いによって、異なるタイミングで送信されたレーダ波
の短パルスのエコーが、片方は補足すべき対象の表面で
反射した真エコー、片方は補足すべき対象とは異なる位
置で反射した第2周期エコーとして、ほぼ同時にレーダ
に再び入射することに、なる。
射して、反射波としてレーダに再び入射する。ただしこ
のときには、送信されたときと全く同じ波形ではなく、
図2(4)に波形を示すように、短パルスの第2周期エ
コーを含んで、波形が乱れている。この第2周期エコー
の成分は、送信されたレーダ波が補足すべき対象とは異
なる位置で反射したものであり、補足すべき対象までの
距離と第2周期エコーを生じる反射位置までの距離との
違いによって、異なるタイミングで送信されたレーダ波
の短パルスのエコーが、片方は補足すべき対象の表面で
反射した真エコー、片方は補足すべき対象とは異なる位
置で反射した第2周期エコーとして、ほぼ同時にレーダ
に再び入射することに、なる。
【0021】しかしながら、第2周期エコーは、完全に
真エコーと同じタイミングで入射するとは限らず、むし
ろ実際にはわずかに真エコーとはわずかにずれたタイミ
ングで入射することが、多い。そのために入射波形に乱
れを生ずることになり、特に入射波のピークのタイミン
グがずれるために、レーダが対象までの距離を正確に測
るうえで、おおいに妨げとなる。
真エコーと同じタイミングで入射するとは限らず、むし
ろ実際にはわずかに真エコーとはわずかにずれたタイミ
ングで入射することが、多い。そのために入射波形に乱
れを生ずることになり、特に入射波のピークのタイミン
グがずれるために、レーダが対象までの距離を正確に測
るうえで、おおいに妨げとなる。
【0022】そこで、図1に示す受信選択回路によっ
て、まず図3(1)に示す反射波を、長パルスの成分と
短パルスの成分とに分離して、図1に示す受信機Aなら
びに受信機Bに入力する。ここで図3(1)に示す波形
は、図2(4)に示す波形と全く同じものである。ま
た、受信機Aならびに受信機Bは、それぞれ短パルスお
よび長パルスに好適な受信特性を備えた回路である。
て、まず図3(1)に示す反射波を、長パルスの成分と
短パルスの成分とに分離して、図1に示す受信機Aなら
びに受信機Bに入力する。ここで図3(1)に示す波形
は、図2(4)に示す波形と全く同じものである。ま
た、受信機Aならびに受信機Bは、それぞれ短パルスお
よび長パルスに好適な受信特性を備えた回路である。
【0023】このとき、受信機Aに入力する波形は、図
3(2)に示す波形となり、一方受信機Bに入力する波
形は、図3(3)に示す波形となる。ここで、長パルス
に関しては、反射波においても第2周期エコーを生じる
ことは、ない。その理由は、長パルスのパルス幅にあ
る。長パルスにおいてパルス幅をある程度広くとる、す
なわち1回ごとのパルスの持続時間をある程度長くとる
ことによって、第2周期エコーを真エコーに吸収するこ
とが、可能になるからである。ちなみに、短パルスにお
いてこのようにパルス幅を広くとることをしないのは、
短パルスのパルス幅を狭めることで測定分解能を高める
狙いがあるためである。
3(2)に示す波形となり、一方受信機Bに入力する波
形は、図3(3)に示す波形となる。ここで、長パルス
に関しては、反射波においても第2周期エコーを生じる
ことは、ない。その理由は、長パルスのパルス幅にあ
る。長パルスにおいてパルス幅をある程度広くとる、す
なわち1回ごとのパルスの持続時間をある程度長くとる
ことによって、第2周期エコーを真エコーに吸収するこ
とが、可能になるからである。ちなみに、短パルスにお
いてこのようにパルス幅を広くとることをしないのは、
短パルスのパルス幅を狭めることで測定分解能を高める
狙いがあるためである。
【0024】次いで、受信機Bに示す長パルス成分を2
値化して、一旦メモリに貯えたのちに出力して、この長
パルス成分の出力と受信機Aの出力との論理積を求め
る。この論理積によって求められた出力の波形を、図3
(4)に示す。この図3(4)の出力波形をみると、図
3(1)の波形にみられた第2周期エコーによる乱れ
が、消失している。このように第2周期エコーが消失す
る理由は、短パルスの真エコーと長パルスのエコーと
は、もともと同期したパルス信号としてレーダから発射
され、いずれも補足すべき対象の表面で反射して同じ経
路をたどって再びレーダに入射した信号であるために、
両者が事実上同一のタイミングであるのに対して、短パ
ルスの第2周期エコーの方は、入射波形に乱れを生ずる
ほどに短パルスの真エコーとずれた信号であるために、
当然に長パルスのエコーともずれており、したがって短
パルスの第2周期エコーと長パルスのエコーとの論理積
を求めれば、その結果は零となるからである。
値化して、一旦メモリに貯えたのちに出力して、この長
パルス成分の出力と受信機Aの出力との論理積を求め
る。この論理積によって求められた出力の波形を、図3
(4)に示す。この図3(4)の出力波形をみると、図
3(1)の波形にみられた第2周期エコーによる乱れ
が、消失している。このように第2周期エコーが消失す
る理由は、短パルスの真エコーと長パルスのエコーと
は、もともと同期したパルス信号としてレーダから発射
され、いずれも補足すべき対象の表面で反射して同じ経
路をたどって再びレーダに入射した信号であるために、
両者が事実上同一のタイミングであるのに対して、短パ
ルスの第2周期エコーの方は、入射波形に乱れを生ずる
ほどに短パルスの真エコーとずれた信号であるために、
当然に長パルスのエコーともずれており、したがって短
パルスの第2周期エコーと長パルスのエコーとの論理積
を求めれば、その結果は零となるからである。
【0025】ここで留意すべきは、長パルスのパルス幅
を無制限に拡張しないことである。長パルスのパルス幅
を不当に拡張すると、長パルスの中に短パルスの第2周
期エコーまで含んでしまうことになるため、本発明が狙
いとする第2周期エコーの除去効果を、充分に享受でき
なくなるおそれがある。逆に長パルスのパルス幅を過度
に狭くすると、長パルスと2値化された短パルスとの論
理積を求める際に、短パルスの真エコー成分を充分な時
間にわたって出力できない可能性がある。そこで、長パ
ルスのパルス幅を、これらの条件を考慮して適切な幅に
定めることが、望ましい。
を無制限に拡張しないことである。長パルスのパルス幅
を不当に拡張すると、長パルスの中に短パルスの第2周
期エコーまで含んでしまうことになるため、本発明が狙
いとする第2周期エコーの除去効果を、充分に享受でき
なくなるおそれがある。逆に長パルスのパルス幅を過度
に狭くすると、長パルスと2値化された短パルスとの論
理積を求める際に、短パルスの真エコー成分を充分な時
間にわたって出力できない可能性がある。そこで、長パ
ルスのパルス幅を、これらの条件を考慮して適切な幅に
定めることが、望ましい。
【0026】上記の実施例と同様の構成で、長パルスの
数を増やすことも、考えられる。このような場合の処理
について、図4ならびに図5に基づいて説明する。な
お、この場合でも回路構成については基本的に上記の実
施例と同じであるので、回路構成については図1を再び
説明に用いることとする。
数を増やすことも、考えられる。このような場合の処理
について、図4ならびに図5に基づいて説明する。な
お、この場合でも回路構成については基本的に上記の実
施例と同じであるので、回路構成については図1を再び
説明に用いることとする。
【0027】図1の同期回路5が同期信号を生成して出
力すると、この同期信号に基づいて、駆動回路A4aと
駆動回路B4bとが、長いパルス幅の信号と短いパルス
幅の信号とを、それぞれ生成する。これらの信号の波形
を、図4に示す。図4において、(1)に長パルスの波
形、(2)に短パルスの波形を、それぞれ示す。この図
4(1)ならびに(2)において、第1の実施例との相
違は、長パルスの間隔だけである。これら長いパルス幅
の信号と短いパルス幅の信号とは、図2に示した第1の
実施例の場合と同様に、同期回路5の同期信号に基づい
て同期している。この長パルスと短パルスとを合成し
て、図4(3)に示す波形を備えたレーダ波として送信
する。
力すると、この同期信号に基づいて、駆動回路A4aと
駆動回路B4bとが、長いパルス幅の信号と短いパルス
幅の信号とを、それぞれ生成する。これらの信号の波形
を、図4に示す。図4において、(1)に長パルスの波
形、(2)に短パルスの波形を、それぞれ示す。この図
4(1)ならびに(2)において、第1の実施例との相
違は、長パルスの間隔だけである。これら長いパルス幅
の信号と短いパルス幅の信号とは、図2に示した第1の
実施例の場合と同様に、同期回路5の同期信号に基づい
て同期している。この長パルスと短パルスとを合成し
て、図4(3)に示す波形を備えたレーダ波として送信
する。
【0028】このレーダ波が対象の表面で反射して再び
レーダに入射するときには、短パルスに第2周期エコー
の成分が含まれ、図(4)に示すような波形になってい
る。
レーダに入射するときには、短パルスに第2周期エコー
の成分が含まれ、図(4)に示すような波形になってい
る。
【0029】そこで、図1に示す受信選択回路によっ
て、まず図5(1)に示す反射波を、長パルスの成分と
短パルスの成分とに分離して、図1に示す受信機A7a
ならびに受信機B7bに入力する。ここで図5(1)に
示す波形は、図4(4)に示した波形と全く同じもので
ある。また、受信機A7aならびに受信機B7bは、そ
れぞれ短パルスおよび長パルスに好適な受信特性を備え
た回路である。このとき、受信機A7aに入力する波形
は、図5(2)に示す波形となり、一方受信機B7bに
入力する波形は、図5(3)に示す波形となる。ここ
で、長パルスに関しては、第1の実施例と同様に、反射
波においても第2周期エコーを生じることは、ない。そ
の理由は、第1の実施例の説明において既に述べた内容
と同じである。
て、まず図5(1)に示す反射波を、長パルスの成分と
短パルスの成分とに分離して、図1に示す受信機A7a
ならびに受信機B7bに入力する。ここで図5(1)に
示す波形は、図4(4)に示した波形と全く同じもので
ある。また、受信機A7aならびに受信機B7bは、そ
れぞれ短パルスおよび長パルスに好適な受信特性を備え
た回路である。このとき、受信機A7aに入力する波形
は、図5(2)に示す波形となり、一方受信機B7bに
入力する波形は、図5(3)に示す波形となる。ここ
で、長パルスに関しては、第1の実施例と同様に、反射
波においても第2周期エコーを生じることは、ない。そ
の理由は、第1の実施例の説明において既に述べた内容
と同じである。
【0030】次いで、受信機B7bに入力される長パル
ス成分を2値化して、一旦メモリ9に貯えたのちに出力
して、この長パルス成分の出力と受信機Aの出力との論
理積を求める。この論理積によって求められた出力の波
形を、図5(4)に示す。この図5(4)の出力波形を
みると、図5(1)の波形にみられた第2周期エコーに
よる乱れが、消失している。このように第2周期エコー
が消失する理由は、第1の実施例の場合と同様に、短パ
ルスの第2周期エコーの方は、入射波形に乱れを生ずる
ほどに短パルスの真エコーとずれた信号であるために、
当然に長パルスのエコーともずれており、したがって短
パルスの第2周期エコーと長パルスのエコーとの論理積
を求めれば、その結果は零となるからである。
ス成分を2値化して、一旦メモリ9に貯えたのちに出力
して、この長パルス成分の出力と受信機Aの出力との論
理積を求める。この論理積によって求められた出力の波
形を、図5(4)に示す。この図5(4)の出力波形を
みると、図5(1)の波形にみられた第2周期エコーに
よる乱れが、消失している。このように第2周期エコー
が消失する理由は、第1の実施例の場合と同様に、短パ
ルスの第2周期エコーの方は、入射波形に乱れを生ずる
ほどに短パルスの真エコーとずれた信号であるために、
当然に長パルスのエコーともずれており、したがって短
パルスの第2周期エコーと長パルスのエコーとの論理積
を求めれば、その結果は零となるからである。
【0031】ただしこの第2の実施例においては、たと
えば図3(4)と図5(4)との比較において明らかに
なるように、第1の実施例と比較してビデオ信号の生成
に用いられる最終的な出力の情報量が、多い。したがっ
て、第1の実施例と比較してさらに高精度かつリアルタ
イムの処理を行える、という付加的な利点がある。
えば図3(4)と図5(4)との比較において明らかに
なるように、第1の実施例と比較してビデオ信号の生成
に用いられる最終的な出力の情報量が、多い。したがっ
て、第1の実施例と比較してさらに高精度かつリアルタ
イムの処理を行える、という付加的な利点がある。
【0032】本発明の基本的な構成ならびに動作につい
ては、以上に説明した通りであるが、構成については、
図1を用いて説明したもの以外にも、種々の構成が考え
られる。かかる種々の構成の例について、以下に説明を
補足する。
ては、以上に説明した通りであるが、構成については、
図1を用いて説明したもの以外にも、種々の構成が考え
られる。かかる種々の構成の例について、以下に説明を
補足する。
【0033】図6は、図1の構成に対して送信側の構成
を変更した例である。図1の送信機3に代えて、図6で
は送信系統を2系統設けている。すなわちレーダ空中線
1aならびに1b、デュープレクサ2aならびに2b、
送信機3aならびに3b、である。これら送信機3aな
らびに3bは、それぞれ駆動回路A4aならびに駆動回
路B4bに独立して接続されており、各々が個別のデュ
ープレクサ2aならびに2bを介して、個別に独立した
レーダ空中線1aならびに1bに接続されている。これ
により、送信機の特性を、それぞれのパルス幅など信号
特性に合わせたものに最適化することが、可能になる。
また、長パルスと短パルスとで周波数を変えるようにし
た場合など、長パルスと短パルスを完全に独立して送信
ないし反射することになるため、情報の損失を抑制でき
る。さらに、受信側も個別のデュープレクサ以降が独立
しているため、より処理速度を向上させ、リアルタイム
に情報を得ることができるようになる。
を変更した例である。図1の送信機3に代えて、図6で
は送信系統を2系統設けている。すなわちレーダ空中線
1aならびに1b、デュープレクサ2aならびに2b、
送信機3aならびに3b、である。これら送信機3aな
らびに3bは、それぞれ駆動回路A4aならびに駆動回
路B4bに独立して接続されており、各々が個別のデュ
ープレクサ2aならびに2bを介して、個別に独立した
レーダ空中線1aならびに1bに接続されている。これ
により、送信機の特性を、それぞれのパルス幅など信号
特性に合わせたものに最適化することが、可能になる。
また、長パルスと短パルスとで周波数を変えるようにし
た場合など、長パルスと短パルスを完全に独立して送信
ないし反射することになるため、情報の損失を抑制でき
る。さらに、受信側も個別のデュープレクサ以降が独立
しているため、より処理速度を向上させ、リアルタイム
に情報を得ることができるようになる。
【0034】図7は、図1の構成に対してやはり送信側
の構成を変更した例であるが、図6の構成と異なり、送
信機はひとつだけであるが、同期回路から周波数変換機
能を備えた回路11を介して、送信機3の送信周波数を
制御している。このようにして送信周波数を制御するこ
とにより、第1の実施例に示したように長パルスと短パ
ルスとで周波数を変えるようにした場合など、異なる周
波数をひとつの送信機で実現でき、回路構成を簡単にで
きる。周波数変換機能を備えた回路としては、ガン発振
器、クライストロンなどを利用できる。
の構成を変更した例であるが、図6の構成と異なり、送
信機はひとつだけであるが、同期回路から周波数変換機
能を備えた回路11を介して、送信機3の送信周波数を
制御している。このようにして送信周波数を制御するこ
とにより、第1の実施例に示したように長パルスと短パ
ルスとで周波数を変えるようにした場合など、異なる周
波数をひとつの送信機で実現でき、回路構成を簡単にで
きる。周波数変換機能を備えた回路としては、ガン発振
器、クライストロンなどを利用できる。
【0035】さらに図8は、やはり送信側の構成を変更
した例であり、送信機3とデュープレクサ2との間に位
相器12を挿入した構成となっている。ここで送信機と
してはマグネトロンを用い、負荷条件により周波数が変
化するものを採用する。また、パルス幅としては、周波
数の変化量の半分がレーダ波のメインのスペクトラムの
広がりの角度に相当する時間より広めとする。
した例であり、送信機3とデュープレクサ2との間に位
相器12を挿入した構成となっている。ここで送信機と
してはマグネトロンを用い、負荷条件により周波数が変
化するものを採用する。また、パルス幅としては、周波
数の変化量の半分がレーダ波のメインのスペクトラムの
広がりの角度に相当する時間より広めとする。
【0036】また、ゲート回路としては、図9に示すよ
うな構成も考えられる。受信機Aならびに受信機Bの出
力信号をそれぞれA/D変換してディジタル信号を生成
して、相関回路に入力する。この相関回路では、長パル
ス側のディジタル信号を一旦記憶し、その記憶されたデ
ィジタル信号と短パルス側のディジタル信号とを比較す
る。両信号のタイミングが一致した場合には、そのまま
短パルス側のディジタル信号をD/A変換して出力す
る。この際に、振幅については長パルス側のものを利用
する。また両信号のタイミングが一致しない場合には、
信号を出力しないか、あるいはD/A変換すべき信号が
存在しないことを示す信号を出力する。
うな構成も考えられる。受信機Aならびに受信機Bの出
力信号をそれぞれA/D変換してディジタル信号を生成
して、相関回路に入力する。この相関回路では、長パル
ス側のディジタル信号を一旦記憶し、その記憶されたデ
ィジタル信号と短パルス側のディジタル信号とを比較す
る。両信号のタイミングが一致した場合には、そのまま
短パルス側のディジタル信号をD/A変換して出力す
る。この際に、振幅については長パルス側のものを利用
する。また両信号のタイミングが一致しない場合には、
信号を出力しないか、あるいはD/A変換すべき信号が
存在しないことを示す信号を出力する。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、レーダの第2周期エコーの影響を効果的に抑制し
て、レーダの分解能と、レーダの観測範囲を示す換算距
離との両立を、容易に実現できる。参考データとして、
次の例を挙げる。 レーダ空中線回転数:10(r.p.m.) 検出確率 :0.9 誤警報率 1/100,000,000 雑音指数 :8(dB) とすると、 0.1μs 0.1μs 0.25μs 3 kHz 1.5kHz 換算距離(km) 50 50 100 ヒット数 12.5 8〜9 6.3 帯域幅(MHz) 14 14 4 ノイズレベル(dBm) −94 −94 −100 検出レベル(dBm) −81 −80 −84 0.25μs 0.25μs 0.6μs 1 kHz 500Hz 1kHz 換算距離(km) 150 300 150 ヒット数 4.2 2 4.2 帯域幅(MHz) 4 4 2 ノイズレベル(dBm)−100 −100 −103 検出レベル(dBm) −81 −80 −86 となり、高分解能を与える0.1μs、3kHzの条件
よりも低いレベルとなる。このように、短パルスの情報
を損なうことなく、第2周期エコーの影響を効果的に抑
制できる。
ば、レーダの第2周期エコーの影響を効果的に抑制し
て、レーダの分解能と、レーダの観測範囲を示す換算距
離との両立を、容易に実現できる。参考データとして、
次の例を挙げる。 レーダ空中線回転数:10(r.p.m.) 検出確率 :0.9 誤警報率 1/100,000,000 雑音指数 :8(dB) とすると、 0.1μs 0.1μs 0.25μs 3 kHz 1.5kHz 換算距離(km) 50 50 100 ヒット数 12.5 8〜9 6.3 帯域幅(MHz) 14 14 4 ノイズレベル(dBm) −94 −94 −100 検出レベル(dBm) −81 −80 −84 0.25μs 0.25μs 0.6μs 1 kHz 500Hz 1kHz 換算距離(km) 150 300 150 ヒット数 4.2 2 4.2 帯域幅(MHz) 4 4 2 ノイズレベル(dBm)−100 −100 −103 検出レベル(dBm) −81 −80 −86 となり、高分解能を与える0.1μs、3kHzの条件
よりも低いレベルとなる。このように、短パルスの情報
を損なうことなく、第2周期エコーの影響を効果的に抑
制できる。
【図1】本発明の実施例の回路構成の概要を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】第1の実施例における送受信波形を示す概念図
である。
である。
【図3】第1の実施例における反射波の処理を波形によ
って示す概念図である。
って示す概念図である。
【図4】第2の実施例における送受信波形を示す概念図
である。
である。
【図5】第2の実施例における反射波の処理を波形によ
って示す概念図である。
って示す概念図である。
【図6】本発明のさらに別の実施例の回路構成の概要を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図7】本発明のさらに別の実施例の回路構成の概要を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図8】本発明のさらに別の実施例の回路構成の概要を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図9】本発明のさらに別の信号処理部の構成の例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
1 レーダー空中線 2 デュープレクサ 3 送信機 4 駆動回路 5 同期回路 6 受信選択回路 7 受信機 8 2値化回路 9 メモリ 10 ゲート回路
Claims (1)
- 【請求項1】 パルス幅の長いパルス波とパルス幅の短
いパルス波とをそれぞれ生成し、該長短のパルス波を発
射し、該発射されたパルス波が対象で反射された反射波
を受けてパルス幅の長い成分とパルス幅の短い成分とに
分離し、該パルス幅の長い成分とパルス幅の短い成分と
の論理積を求めて、この論理積を出力とする、レーダの
エコー除去方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11006737A JP2000206233A (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | レ―ダのエコ―除去方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11006737A JP2000206233A (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | レ―ダのエコ―除去方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000206233A true JP2000206233A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11646544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11006737A Withdrawn JP2000206233A (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | レ―ダのエコ―除去方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000206233A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005277572A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-10-06 | Japan Radio Co Ltd | 半導体電力増幅装置及びレーダ送信装置 |
-
1999
- 1999-01-13 JP JP11006737A patent/JP2000206233A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005277572A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-10-06 | Japan Radio Co Ltd | 半導体電力増幅装置及びレーダ送信装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060404 |