JP2000206244A - 測距装置 - Google Patents
測距装置Info
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- JP2000206244A JP2000206244A JP11011922A JP1192299A JP2000206244A JP 2000206244 A JP2000206244 A JP 2000206244A JP 11011922 A JP11011922 A JP 11011922A JP 1192299 A JP1192299 A JP 1192299A JP 2000206244 A JP2000206244 A JP 2000206244A
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- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一定周期のパルス信号Bとそれより高周波の
基準信号Aを混合してなる変調信号Cで強度変調された
光波を測距対象2に向けて投射する投光手段10と、測
距対象2からの反射光Rを受光する受光手段11と、投
射光Fと反射光Rの時間差から測距対象2までの距離
D’を概算する第1計測部12と、投射光Fと反射光R
の位相差から測距対象2までの所定の距離情報φを算出
する第2計測部13と、概算距離D’と距離情報φから
測距対象2までの距離を算出する距離算出部14とを備
えてなる測距装置において、受光素子のノイズの影響を
低減して高精度な測距を可能とする。 【解決手段】 一方が他方より応答が遅く高感度の2種
類の受光素子22、23を備え、高感度低速応答の第1
受光素子22での検出信号を第1計測部12で使用し、
他方の第2受光素子23での検出信号を前記第2計測部
13で使用する。
基準信号Aを混合してなる変調信号Cで強度変調された
光波を測距対象2に向けて投射する投光手段10と、測
距対象2からの反射光Rを受光する受光手段11と、投
射光Fと反射光Rの時間差から測距対象2までの距離
D’を概算する第1計測部12と、投射光Fと反射光R
の位相差から測距対象2までの所定の距離情報φを算出
する第2計測部13と、概算距離D’と距離情報φから
測距対象2までの距離を算出する距離算出部14とを備
えてなる測距装置において、受光素子のノイズの影響を
低減して高精度な測距を可能とする。 【解決手段】 一方が他方より応答が遅く高感度の2種
類の受光素子22、23を備え、高感度低速応答の第1
受光素子22での検出信号を第1計測部12で使用し、
他方の第2受光素子23での検出信号を前記第2計測部
13で使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光波を利用した測距
装置の改良技術に関する。
装置の改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】光波を利用した測距装置としては、パル
ス状の光波を測距対象に向けて投射し、測距対象からの
反射光を検出して、その反射時間と光速から測距対象ま
での距離を算出する方式(以下、時間差方式と略称す
る)によるものと、一定周期の基準信号で変調された光
波を測距対象に向けて投射し、測距対象からの反射光を
検出して、投射光と反射光間の位相差から測距対象まで
の距離を算出する方式(以下、位相差方式と略称する)
によるものとがある。
ス状の光波を測距対象に向けて投射し、測距対象からの
反射光を検出して、その反射時間と光速から測距対象ま
での距離を算出する方式(以下、時間差方式と略称す
る)によるものと、一定周期の基準信号で変調された光
波を測距対象に向けて投射し、測距対象からの反射光を
検出して、投射光と反射光間の位相差から測距対象まで
の距離を算出する方式(以下、位相差方式と略称する)
によるものとがある。
【0003】上記時間差方式の場合、測距分解能は反射
時間を計測する際の時間分解能で律速され、測距分解能
として1cmの精度を得るには、100psの時間分解
能が要求され、高精度化が極めて困難であるという問題
がある。一方、上記位相差方式の場合は、位相差が0〜
2π(1周期)の範囲でしか検出できないことから、原
則として測定対象までの往復距離が上記一定周期の基準
信号の1周期に対応する距離以内に制限される。つま
り、前記基準信号の波長をλ、検出した位相差に対応す
る距離をφとすると、測距対象までの距離Dは、数1に
示すように一般的に表現できるが、単純な位相差方式で
は、上式の位相差に対応する距離φが計測されるに止ま
り、測距範囲はn=0として最大λ/2に制限される。
時間を計測する際の時間分解能で律速され、測距分解能
として1cmの精度を得るには、100psの時間分解
能が要求され、高精度化が極めて困難であるという問題
がある。一方、上記位相差方式の場合は、位相差が0〜
2π(1周期)の範囲でしか検出できないことから、原
則として測定対象までの往復距離が上記一定周期の基準
信号の1周期に対応する距離以内に制限される。つま
り、前記基準信号の波長をλ、検出した位相差に対応す
る距離をφとすると、測距対象までの距離Dは、数1に
示すように一般的に表現できるが、単純な位相差方式で
は、上式の位相差に対応する距離φが計測されるに止ま
り、測距範囲はn=0として最大λ/2に制限される。
【0004】
【数1】 D=(n×λ+φ)/2 (nは0以上の整数)
【0005】従って、上記測距範囲を超えて測距する場
合は、異なる周期の基準信号を使用して波長を複数に変
化させて、夫々の距離φを測定し、その測定結果から整
数nを特定して、距離Dを求めていた。
合は、異なる周期の基準信号を使用して波長を複数に変
化させて、夫々の距離φを測定し、その測定結果から整
数nを特定して、距離Dを求めていた。
【0006】このように、時間差方式では測距精度に問
題があり、位相差方式では測距範囲に制限があるため、
時間差方式で求められた距離に基づいて、数1の整数n
を特定し、距離Dを求める混合方式が提案されている。
例えば、特開平10−96778号公報では、本願発明
者等が、パルス信号とそのパルスの繰り返し周波数より
高い周波数の正弦波信号を加算混合した信号で変調され
た光波を測距対象に向けて投射し、測距対象からの反射
光を検出して、投射光と反射光間の時間差を、パルス信
号成分から検出し、投射光と反射光間の位相差を正弦波
信号成分から検出し、時間差より算出される概算距離と
位相差に対応する距離φと数1から必要な補正を施し
て、整数nを特定し、距離Dを求める方式を提案してい
る。従って、測距分解能は位相差方式により確保できる
ことから、時間差方式の測距分解能を下げて測距範囲を
長くすることで、測距範囲を改善できるという特徴があ
る。
題があり、位相差方式では測距範囲に制限があるため、
時間差方式で求められた距離に基づいて、数1の整数n
を特定し、距離Dを求める混合方式が提案されている。
例えば、特開平10−96778号公報では、本願発明
者等が、パルス信号とそのパルスの繰り返し周波数より
高い周波数の正弦波信号を加算混合した信号で変調され
た光波を測距対象に向けて投射し、測距対象からの反射
光を検出して、投射光と反射光間の時間差を、パルス信
号成分から検出し、投射光と反射光間の位相差を正弦波
信号成分から検出し、時間差より算出される概算距離と
位相差に対応する距離φと数1から必要な補正を施し
て、整数nを特定し、距離Dを求める方式を提案してい
る。従って、測距分解能は位相差方式により確保できる
ことから、時間差方式の測距分解能を下げて測距範囲を
長くすることで、測距範囲を改善できるという特徴があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記混
合方式の場合、反射光を受光する受光素子としては、周
波数の高い信号成分を的確に検出できるように、遮断周
波数の高い素子や出力信号の立ち上がりの急峻な動作速
度の速い素子を使用する必要がある。しかしながら、一
般に、動作速度の速い受光素子は動作速度の遅い受光素
子より受光感度が低いためSN比が悪く、また、環境光
の変化等による特有のノイズの影響が無視できない場合
がある。特に、パルス信号の投射光と反射光間の時間差
を求める場合に、上記した受光素子のノイズが直接的に
影響する。例えば、反射光を受光する前に当該ノイズが
発生した場合に、そのノイズを反射光と誤って認識して
測距対象までの距離に大きな誤差が生じる虞があった。
また、単一の動作速度の速い受光素子で反射光を受光す
る場合は、受光信号を分割して一方を概算距離検出用に
信号処理し、他方を位相差検出用に信号処理する必要が
あるが、受光信号を分割することにより各信号処理にか
かる信号強度が半減してSN比を劣化させることにな
り、反射光強度が弱い場合に特に問題となっていた。
合方式の場合、反射光を受光する受光素子としては、周
波数の高い信号成分を的確に検出できるように、遮断周
波数の高い素子や出力信号の立ち上がりの急峻な動作速
度の速い素子を使用する必要がある。しかしながら、一
般に、動作速度の速い受光素子は動作速度の遅い受光素
子より受光感度が低いためSN比が悪く、また、環境光
の変化等による特有のノイズの影響が無視できない場合
がある。特に、パルス信号の投射光と反射光間の時間差
を求める場合に、上記した受光素子のノイズが直接的に
影響する。例えば、反射光を受光する前に当該ノイズが
発生した場合に、そのノイズを反射光と誤って認識して
測距対象までの距離に大きな誤差が生じる虞があった。
また、単一の動作速度の速い受光素子で反射光を受光す
る場合は、受光信号を分割して一方を概算距離検出用に
信号処理し、他方を位相差検出用に信号処理する必要が
あるが、受光信号を分割することにより各信号処理にか
かる信号強度が半減してSN比を劣化させることにな
り、反射光強度が弱い場合に特に問題となっていた。
【0008】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、上述の問題点を解消し、投
射光と反射光間の時間差と位相差から測距対象までの距
離を測定する測距方式において、受光素子のノイズの影
響を低減して高精度な測距が可能な測距装置を提供する
点にある。
たものであり、その目的は、上述の問題点を解消し、投
射光と反射光間の時間差と位相差から測距対象までの距
離を測定する測距方式において、受光素子のノイズの影
響を低減して高精度な測距が可能な測距装置を提供する
点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る測距装置の第一の特徴構成は、特許請求
の範囲の欄の請求項1に記載した通り、一定周期のパル
ス信号とそのパルス信号より周波数の高い基準信号を混
合してなる変調信号で強度変調された光波を測距対象に
向けて投射する投光手段と、前記測距対象からの反射光
を受光する受光手段と、前記投光手段から投射された投
射光と前記反射光の時間差から前記測距対象までの距離
を概算する第1計測部と、前記投射光と前記反射光の位
相差から前記測距対象までの所定の距離情報を算出する
第2計測部と、前記第1計測部の概算結果と前記第2計
測部の距離情報から前記測距対象までの距離を算出する
距離算出部とを備えてなる測距装置であって、前記受光
手段が一方が他方より応答は遅いが受光感度の高い2種
類の受光素子を備えてなり、応答は遅いが受光感度の高
い方の第1受光素子で検出された第1受光信号が前記第
1計測部で使用され、前記他方の受光素子である第2受
光素子で検出された第2受光信号が前記第2計測部で使
用される点にある。尚、上記のパルス信号と基準信号を
混合して変調信号を生成する方法としては、パルス信号
に基準信号を重畳する加算混合と、パルス信号の所定レ
ベルを出力期間中のみ基準信号を出力する乗算混合との
両方を含む。また、測距対象までの所定の距離情報と
は、光波の当該位相差に相当する伝搬距離またはその半
分の距離を意味し、具体的には、従来技術の説明中の数
1における距離φまたはその半分の値が相当する。な
お、光波が1位相変化するまでに反射光を受光した場合
は、前記半分の距離が測距対象までの距離に相当する。
の本発明に係る測距装置の第一の特徴構成は、特許請求
の範囲の欄の請求項1に記載した通り、一定周期のパル
ス信号とそのパルス信号より周波数の高い基準信号を混
合してなる変調信号で強度変調された光波を測距対象に
向けて投射する投光手段と、前記測距対象からの反射光
を受光する受光手段と、前記投光手段から投射された投
射光と前記反射光の時間差から前記測距対象までの距離
を概算する第1計測部と、前記投射光と前記反射光の位
相差から前記測距対象までの所定の距離情報を算出する
第2計測部と、前記第1計測部の概算結果と前記第2計
測部の距離情報から前記測距対象までの距離を算出する
距離算出部とを備えてなる測距装置であって、前記受光
手段が一方が他方より応答は遅いが受光感度の高い2種
類の受光素子を備えてなり、応答は遅いが受光感度の高
い方の第1受光素子で検出された第1受光信号が前記第
1計測部で使用され、前記他方の受光素子である第2受
光素子で検出された第2受光信号が前記第2計測部で使
用される点にある。尚、上記のパルス信号と基準信号を
混合して変調信号を生成する方法としては、パルス信号
に基準信号を重畳する加算混合と、パルス信号の所定レ
ベルを出力期間中のみ基準信号を出力する乗算混合との
両方を含む。また、測距対象までの所定の距離情報と
は、光波の当該位相差に相当する伝搬距離またはその半
分の距離を意味し、具体的には、従来技術の説明中の数
1における距離φまたはその半分の値が相当する。な
お、光波が1位相変化するまでに反射光を受光した場合
は、前記半分の距離が測距対象までの距離に相当する。
【0010】同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項2に記載した通り、前述の第一の特徴構成に加
えて、前記第1受光素子と前記第2受光素子の内の一方
が他方の周囲に配置されている点にある。
の請求項2に記載した通り、前述の第一の特徴構成に加
えて、前記第1受光素子と前記第2受光素子の内の一方
が他方の周囲に配置されている点にある。
【0011】同第三の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項3に記載した通り、前述の第二の特徴構成に加
えて、前記第1受光素子が前記第2受光素子の周囲に配
置されている点にある。
の請求項3に記載した通り、前述の第二の特徴構成に加
えて、前記第1受光素子が前記第2受光素子の周囲に配
置されている点にある。
【0012】以下に上記特徴構成による作用並びに効果
を説明する。上記第一の特徴構成によれば、投光手段が
パルス信号と基準信号を混合してなる変調信号で変調さ
れた光波を測距対象に向けて投射し、その投射された投
射光が測距対象で反射した反射光を受光手段の第1受光
素子と第2受光素子が夫々独立に並行して受光し、第1
計測部が第1受光素子が検出した反射光の第1受光信号
のパルス信号成分と投射光のパルス信号成分との時間差
を検出し、その時間差から測距対象までの距離を概算
し、第2計測部が第2受光素子が検出した反射光の第2
受光信号の基準信号成分と投射光の基準信号成分との位
相差を検出し、その位相差から測距対象までの1位相差
以内の距離情報を算出し、距離算出部が第1計測部の概
算結果と第2計測部の距離情報をもとに測距対象までの
距離を高精度に算出することができるのである。ここ
で、第1受光素子の感度は第2受光素子より高いことか
ら、反射光強度が微弱でも概算距離は確実に測定するこ
とができ、また、パルス信号成分は比較的低周波である
ため、第1受光素子の動作速度を低く抑えて感度を高め
ノイズの影響を低減することができるのである。その結
果、概算距離の測定結果に大きな誤差の発生することが
回避でき、第2計測部が測定した距離情報を正確且つ有
効に利用することができるのである。つまり、第1計測
部の計測結果に1位相差以上の誤差が発生すれば、もは
や測距対象までの距離を高精度に算出することができな
くなるが、かかる状況を回避できるのである。更に、2
種類の受光素子を使用して概算距離測定用の第1受光信
号と位相差検出用の第2受光信号を別々に独立して発生
するので、単一の受光素子で受光した場合に比べて、各
受光信号の増幅回路の周波数帯域をパルス信号成分と基
準信号成分用に夫々狭帯域化できるため増幅率を大きく
できる。特に、第2受光信号の信号処理に対しても、単
一の受光素子で受光する場合と同じ高速動作の第2受光
素子が使用されるにもかかわらず、信号処理の高性能化
が図れるのである。また、感度の異なる2種類の受光素
子を使用しているため、反射光強度が微弱な場合におい
て、受光不良の程度を各受光素子の検出結果に基づいて
分析することができるのである。具体的には、感度の高
い第1受光素子が反射光を検知できない場合は、測距対
象の反射率が低い等の原因で反射光強度が極端に微弱で
反射光を全く受光できない状態あると判断でき、第2受
光素子でのみ受光できない場合は、第1受光素子で検出
した第1受光信号に基づいて概算距離のみの測定が可能
となる。
を説明する。上記第一の特徴構成によれば、投光手段が
パルス信号と基準信号を混合してなる変調信号で変調さ
れた光波を測距対象に向けて投射し、その投射された投
射光が測距対象で反射した反射光を受光手段の第1受光
素子と第2受光素子が夫々独立に並行して受光し、第1
計測部が第1受光素子が検出した反射光の第1受光信号
のパルス信号成分と投射光のパルス信号成分との時間差
を検出し、その時間差から測距対象までの距離を概算
し、第2計測部が第2受光素子が検出した反射光の第2
受光信号の基準信号成分と投射光の基準信号成分との位
相差を検出し、その位相差から測距対象までの1位相差
以内の距離情報を算出し、距離算出部が第1計測部の概
算結果と第2計測部の距離情報をもとに測距対象までの
距離を高精度に算出することができるのである。ここ
で、第1受光素子の感度は第2受光素子より高いことか
ら、反射光強度が微弱でも概算距離は確実に測定するこ
とができ、また、パルス信号成分は比較的低周波である
ため、第1受光素子の動作速度を低く抑えて感度を高め
ノイズの影響を低減することができるのである。その結
果、概算距離の測定結果に大きな誤差の発生することが
回避でき、第2計測部が測定した距離情報を正確且つ有
効に利用することができるのである。つまり、第1計測
部の計測結果に1位相差以上の誤差が発生すれば、もは
や測距対象までの距離を高精度に算出することができな
くなるが、かかる状況を回避できるのである。更に、2
種類の受光素子を使用して概算距離測定用の第1受光信
号と位相差検出用の第2受光信号を別々に独立して発生
するので、単一の受光素子で受光した場合に比べて、各
受光信号の増幅回路の周波数帯域をパルス信号成分と基
準信号成分用に夫々狭帯域化できるため増幅率を大きく
できる。特に、第2受光信号の信号処理に対しても、単
一の受光素子で受光する場合と同じ高速動作の第2受光
素子が使用されるにもかかわらず、信号処理の高性能化
が図れるのである。また、感度の異なる2種類の受光素
子を使用しているため、反射光強度が微弱な場合におい
て、受光不良の程度を各受光素子の検出結果に基づいて
分析することができるのである。具体的には、感度の高
い第1受光素子が反射光を検知できない場合は、測距対
象の反射率が低い等の原因で反射光強度が極端に微弱で
反射光を全く受光できない状態あると判断でき、第2受
光素子でのみ受光できない場合は、第1受光素子で検出
した第1受光信号に基づいて概算距離のみの測定が可能
となる。
【0013】同第二の特徴構成によれば、受光手段が反
射光を第1及び第2受光素子に集光させるべく構成され
ている場合に、第1及び第2受光信号の信号強度のピー
ク値或いは平均値の変化から、反射光の焦点位置と各受
光素子の受光面の位置とのズレを検出でき、その検出結
果に基づいて前記焦点位置または受光面の位置を調整す
ることで良好な受光状態を維持することができるのであ
る。
射光を第1及び第2受光素子に集光させるべく構成され
ている場合に、第1及び第2受光信号の信号強度のピー
ク値或いは平均値の変化から、反射光の焦点位置と各受
光素子の受光面の位置とのズレを検出でき、その検出結
果に基づいて前記焦点位置または受光面の位置を調整す
ることで良好な受光状態を維持することができるのであ
る。
【0014】同第三の特徴構成によれば、第1及び第2
受光素子の受光面上での反射光強度の分布が中央程高い
強度分布パターンを有する場合に、周辺部の低強度の反
射光を高感度の複数の第1受光素子で受光することがで
きるため、反射光からパルス信号成分と基準信号成分の
両信号成分を良好に検出できるのである。
受光素子の受光面上での反射光強度の分布が中央程高い
強度分布パターンを有する場合に、周辺部の低強度の反
射光を高感度の複数の第1受光素子で受光することがで
きるため、反射光からパルス信号成分と基準信号成分の
両信号成分を良好に検出できるのである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る測距装置の一
実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】図1に示すように、本発明に係る測距装置
1は、所定の繰り返し周期のパルス信号Bとそのパルス
信号の高レベル期間中だけそのパルス信号Bより周波数
の高い正弦波の基準信号Aを出力するように両信号を乗
算混合してなる変調信号Cで強度変調された光波を測距
対象2に向けて照射する投光手段10と、前記測距対象
2からの反射光Rを受光する受光手段11と、前記投光
手段10から照射された投射光Fと前記受光手段11が
受光した反射光Rの夫々のパルス信号成分間の時間差を
計測して、その時間差から前記測距対象2までの概算距
離D’を算出する第1計測部12と、投射光Fと反射光
Rの夫々の基準信号成分の位相差を計測して、その位相
差から前記測距対象2までの1位相内の距離情報φを算
出する第2計測部13と、前記第1計測部12で算出さ
れた前記概算距離D’と、前記第2計測部13で算出さ
れた前記距離情報φから前記測距対象2までの距離Dを
算出する距離算出部14とを備えた構成となっている。
1は、所定の繰り返し周期のパルス信号Bとそのパルス
信号の高レベル期間中だけそのパルス信号Bより周波数
の高い正弦波の基準信号Aを出力するように両信号を乗
算混合してなる変調信号Cで強度変調された光波を測距
対象2に向けて照射する投光手段10と、前記測距対象
2からの反射光Rを受光する受光手段11と、前記投光
手段10から照射された投射光Fと前記受光手段11が
受光した反射光Rの夫々のパルス信号成分間の時間差を
計測して、その時間差から前記測距対象2までの概算距
離D’を算出する第1計測部12と、投射光Fと反射光
Rの夫々の基準信号成分の位相差を計測して、その位相
差から前記測距対象2までの1位相内の距離情報φを算
出する第2計測部13と、前記第1計測部12で算出さ
れた前記概算距離D’と、前記第2計測部13で算出さ
れた前記距離情報φから前記測距対象2までの距離Dを
算出する距離算出部14とを備えた構成となっている。
【0017】前記投光手段10は、強度変調可能な半導
体レーザ等のレーザ光源15と、レーザ光源15から出
射される投射光Fを強度変調する変調部16と、レーザ
光源15から出射された投射光Fを平行光にするコリメ
ートレンズ17と、コリメートレンズ17を通過した投
射光Fを前記測距対象2に向けて屈曲させる反射鏡18
とを主要部として構成されている。
体レーザ等のレーザ光源15と、レーザ光源15から出
射される投射光Fを強度変調する変調部16と、レーザ
光源15から出射された投射光Fを平行光にするコリメ
ートレンズ17と、コリメートレンズ17を通過した投
射光Fを前記測距対象2に向けて屈曲させる反射鏡18
とを主要部として構成されている。
【0018】前記変調部16は、100MHzの正弦波
の前記基準信号A(図2において「A」で示す)を発振
する第1発振回路19と、繰り返し周期が10μsの前
記パルス信号B(図2において「B」で示す)を発振す
るパルス発振器20からなり、前記基準信号Aと前記パ
ルス信号Bを乗算混合した変調信号C(図2において
「C」で示す)で前記レーザ光源15の駆動電流を変調
し、その結果、前記レーザ光源15から出射される投射
光Fは図2に示すような信号波形(図2において「C」
で示す)に強度変調される。
の前記基準信号A(図2において「A」で示す)を発振
する第1発振回路19と、繰り返し周期が10μsの前
記パルス信号B(図2において「B」で示す)を発振す
るパルス発振器20からなり、前記基準信号Aと前記パ
ルス信号Bを乗算混合した変調信号C(図2において
「C」で示す)で前記レーザ光源15の駆動電流を変調
し、その結果、前記レーザ光源15から出射される投射
光Fは図2に示すような信号波形(図2において「C」
で示す)に強度変調される。
【0019】前記受光手段11は、反射光Rの光強度を
電気信号に変換する2種類の第1受光素子21と第2受
光素子22と、反射光Rを前記第1及び第2受光素子2
1、22に集光させるための集光レンズ23を主要部と
して構成されている。前記第1受光素子21は前記第1
計測部12に入力する第1受光信号S1 を検出するため
のものであり、前記第2受光素子22は前記第2計測部
13に入力する第2受光信号S2 を検出するためのもの
であり、前記第1受光素子21は前記第2受光素子22
より高感度で動作速度の低いものを使用する。前記第1
及び第2受光素子21、22としてはフォトダイオー
ド、フォトコンダクタ、フォトトランジスタ等の種々の
光電変換素子が使用可能である。フォトダイオードを使
用する場合、本実施形態では、前記パルス信号Bと前記
基準信号Aの発振周波数を考慮して、前記第1受光素子
21にGaAsPフォトダイオード(NEP(Noise Eq
uivalent Power)=1.5×10-15 W/Hz1/2 、暗
電流=10pA、検出出力の上昇時間=1μ秒)を使用
し、前記第2受光素子22に、シリコン・アバランシェ
・フォトダイオード(暗電流=0.5nA、遮断周波数
=1GHz)を使用する。ところで、前記第1受光素子
21は、前記第1受光素子21の上昇時間が1μ秒と遅
く100MHzの前記基準信号Aに追従できないため、
実質的にローパスフィルタとして機能し、反射光Rから
基準信号成分が除去され、前記第1受光信号S1 にはパ
ルス信号成分のみが抽出されることになる。また、図3
に示すように、前記第1受光素子21と第2受光素子2
2は、複数の前記第1受光素子21が前記第2受光素子
22の周囲に配置して構成されている。
電気信号に変換する2種類の第1受光素子21と第2受
光素子22と、反射光Rを前記第1及び第2受光素子2
1、22に集光させるための集光レンズ23を主要部と
して構成されている。前記第1受光素子21は前記第1
計測部12に入力する第1受光信号S1 を検出するため
のものであり、前記第2受光素子22は前記第2計測部
13に入力する第2受光信号S2 を検出するためのもの
であり、前記第1受光素子21は前記第2受光素子22
より高感度で動作速度の低いものを使用する。前記第1
及び第2受光素子21、22としてはフォトダイオー
ド、フォトコンダクタ、フォトトランジスタ等の種々の
光電変換素子が使用可能である。フォトダイオードを使
用する場合、本実施形態では、前記パルス信号Bと前記
基準信号Aの発振周波数を考慮して、前記第1受光素子
21にGaAsPフォトダイオード(NEP(Noise Eq
uivalent Power)=1.5×10-15 W/Hz1/2 、暗
電流=10pA、検出出力の上昇時間=1μ秒)を使用
し、前記第2受光素子22に、シリコン・アバランシェ
・フォトダイオード(暗電流=0.5nA、遮断周波数
=1GHz)を使用する。ところで、前記第1受光素子
21は、前記第1受光素子21の上昇時間が1μ秒と遅
く100MHzの前記基準信号Aに追従できないため、
実質的にローパスフィルタとして機能し、反射光Rから
基準信号成分が除去され、前記第1受光信号S1 にはパ
ルス信号成分のみが抽出されることになる。また、図3
に示すように、前記第1受光素子21と第2受光素子2
2は、複数の前記第1受光素子21が前記第2受光素子
22の周囲に配置して構成されている。
【0020】前記第1計測部12は、反射光Rを前記第
1受光素子22で光電変換して生成された第1受光信号
S1 と前記パルス発振器20からのパルス信号Bとを入
力して両パルス間の時間差tを計時する第1タイマ24
と、その時間差tより前記測距対象2までの概算距離
D’をD’=t×c/2(c=光速)として求める第1
演算部25とで構成されている。前記第1タイマ24は
動作周波数が200MHzの8ビット2進カウンタで構
成されており、前記パルス信号Bの入力からカウントを
開始し、前記第1受光信号S1 の入力までカウントを継
続し、8ビットのカウント結果Uを出力する。尚、この
8ビットの出力値Uは前記第1演算部25内の所定のメ
モリ領域(8ビット)に記憶される。前記第1計測部1
2の測距分解能は、カウンタの時間分解能で律速され、
1ビットカウントに5nsを要するので、0.75mと
なる。従って、前記第1演算部25は前記第1タイマ2
4の出力値Uと測距分解能である0.75mを乗算して
概算距離D’を算出することができる。また、前記8ビ
ット2進カウンタの最上位ビットは測距不能状態を検出
するために使用するため、下位の7ビットを使用する。
このため、前記第1計測部12による測距限界は0.7
5m×(27 −1)=95.25mとなる。従って、例
えば、前記測距対象2までの距離が95.25mを超え
ると前記8ビット2進カウンタの最上位ビットが立ち、
測距不能状態を検出する。また、前記パルス信号Bの繰
り返し周期10μsは、前記8ビット2進カウンタの最
上位ビットが立つまでの時間(5ns×28 =1.28
μs)より長くなるように設定してある。
1受光素子22で光電変換して生成された第1受光信号
S1 と前記パルス発振器20からのパルス信号Bとを入
力して両パルス間の時間差tを計時する第1タイマ24
と、その時間差tより前記測距対象2までの概算距離
D’をD’=t×c/2(c=光速)として求める第1
演算部25とで構成されている。前記第1タイマ24は
動作周波数が200MHzの8ビット2進カウンタで構
成されており、前記パルス信号Bの入力からカウントを
開始し、前記第1受光信号S1 の入力までカウントを継
続し、8ビットのカウント結果Uを出力する。尚、この
8ビットの出力値Uは前記第1演算部25内の所定のメ
モリ領域(8ビット)に記憶される。前記第1計測部1
2の測距分解能は、カウンタの時間分解能で律速され、
1ビットカウントに5nsを要するので、0.75mと
なる。従って、前記第1演算部25は前記第1タイマ2
4の出力値Uと測距分解能である0.75mを乗算して
概算距離D’を算出することができる。また、前記8ビ
ット2進カウンタの最上位ビットは測距不能状態を検出
するために使用するため、下位の7ビットを使用する。
このため、前記第1計測部12による測距限界は0.7
5m×(27 −1)=95.25mとなる。従って、例
えば、前記測距対象2までの距離が95.25mを超え
ると前記8ビット2進カウンタの最上位ビットが立ち、
測距不能状態を検出する。また、前記パルス信号Bの繰
り返し周期10μsは、前記8ビット2進カウンタの最
上位ビットが立つまでの時間(5ns×28 =1.28
μs)より長くなるように設定してある。
【0021】前記第2計測部13は、前記第2受光信号
S2 を入力して基準信号成分である正弦波信号S’を検
出するアンプ26と、発振周波数が前記第1発振回路1
9より100KHz高い100.1MHzの正弦波信号
A’を発振する第2発振回路27と、前記第1発振回路
19から出力される100MHzの基準信号Aと前記第
2発振回路27から出力される100.1MHzの正弦
波信号A’を積算して得られる信号から100KHzの
第1ビート信号A1 を抽出する第1ローパスフィルタ2
8と、前記アンプ26から出力される100MHzの正
弦波信号S’と100.1MHzの正弦波信号A’を積
算して得られる信号から100KHzの第2ビート信号
A2 を抽出する第2ローパスフィルタ29と、前記第1
ビート信号A1 を波形整形して第1矩形波A3 を出力す
る第1コンパレータ30と、前記第2ビート信号A2 を
波形整形して第2矩形波A4 を出力する第2コンパレー
タ31と、前記第1矩形波A3 と前記第2矩形波A4 を
入力して両矩形波A3 ,A 4 の時間差を計時して投射光
Fの基準信号成分に相当する前記基準信号Aと反射光R
の基準信号成分に相当する前記正弦波信号S’との位相
差に相当する出力値Lを出力する第2タイマ32と、そ
の出力値Lより前記基準信号Aと前記正弦波信号S’の
1位相内における前記測距対象2までの距離情報φを算
出する第2演算部33から構成されている。
S2 を入力して基準信号成分である正弦波信号S’を検
出するアンプ26と、発振周波数が前記第1発振回路1
9より100KHz高い100.1MHzの正弦波信号
A’を発振する第2発振回路27と、前記第1発振回路
19から出力される100MHzの基準信号Aと前記第
2発振回路27から出力される100.1MHzの正弦
波信号A’を積算して得られる信号から100KHzの
第1ビート信号A1 を抽出する第1ローパスフィルタ2
8と、前記アンプ26から出力される100MHzの正
弦波信号S’と100.1MHzの正弦波信号A’を積
算して得られる信号から100KHzの第2ビート信号
A2 を抽出する第2ローパスフィルタ29と、前記第1
ビート信号A1 を波形整形して第1矩形波A3 を出力す
る第1コンパレータ30と、前記第2ビート信号A2 を
波形整形して第2矩形波A4 を出力する第2コンパレー
タ31と、前記第1矩形波A3 と前記第2矩形波A4 を
入力して両矩形波A3 ,A 4 の時間差を計時して投射光
Fの基準信号成分に相当する前記基準信号Aと反射光R
の基準信号成分に相当する前記正弦波信号S’との位相
差に相当する出力値Lを出力する第2タイマ32と、そ
の出力値Lより前記基準信号Aと前記正弦波信号S’の
1位相内における前記測距対象2までの距離情報φを算
出する第2演算部33から構成されている。
【0022】前記第2計測部13は、所謂ヘテロダイン
検波回路を形成しており、前記第1ビート信号A1 には
前記基準信号Aの位相情報が含まれており、前記第2ビ
ート信号A2 には前記正弦波信号S’の前記測距対象2
までの距離に応じた位相ずれが加わった位相情報が含ま
れており、前記第2タイマ32でこれらの位相差を求め
ることができる。
検波回路を形成しており、前記第1ビート信号A1 には
前記基準信号Aの位相情報が含まれており、前記第2ビ
ート信号A2 には前記正弦波信号S’の前記測距対象2
までの距離に応じた位相ずれが加わった位相情報が含ま
れており、前記第2タイマ32でこれらの位相差を求め
ることができる。
【0023】前記第2タイマ32は動作周波数が25.
6MHzの8ビット2進カウンタで構成されており、前
記第1矩形波A3 の入力からカウントを開始し、前記第
2矩形波A4 の入力までカウントを継続し、8ビットの
カウント結果Lを出力する。尚、この8ビットの出力値
Lは前記第2演算部33内の所定のメモリ領域(8ビッ
ト)に記憶される。尚、100KHzの信号の位相差を
8ビット2進カウンタで256(28 )分割すると、動
作周波数は25.6MHzである必要がある。ここで、
100MHzの基準信号Aで強度変調された投射波Fが
1位相変化する間の伝搬距離である最大変位距離は、基
準信号Aの波長(λ=c/100MHz)である3mと
なり、最大変位距離の半分を8ビット2進カウンタで2
56分割して1位相中の前記測距対象2までの片道距離
を計測するため、前記第2計測部13の測距分解能は
5.86mm(3m/(2×256))となる。従っ
て、前記第2演算部33は、前記第2タイマ32の出力
値Lと測距分解能である5.86mmを乗算した値を2
倍して距離情報φを算出することができる。
6MHzの8ビット2進カウンタで構成されており、前
記第1矩形波A3 の入力からカウントを開始し、前記第
2矩形波A4 の入力までカウントを継続し、8ビットの
カウント結果Lを出力する。尚、この8ビットの出力値
Lは前記第2演算部33内の所定のメモリ領域(8ビッ
ト)に記憶される。尚、100KHzの信号の位相差を
8ビット2進カウンタで256(28 )分割すると、動
作周波数は25.6MHzである必要がある。ここで、
100MHzの基準信号Aで強度変調された投射波Fが
1位相変化する間の伝搬距離である最大変位距離は、基
準信号Aの波長(λ=c/100MHz)である3mと
なり、最大変位距離の半分を8ビット2進カウンタで2
56分割して1位相中の前記測距対象2までの片道距離
を計測するため、前記第2計測部13の測距分解能は
5.86mm(3m/(2×256))となる。従っ
て、前記第2演算部33は、前記第2タイマ32の出力
値Lと測距分解能である5.86mmを乗算した値を2
倍して距離情報φを算出することができる。
【0024】前記距離算出部14は、以下の要領で、前
記概算距離D’と前記距離情報φから前記測距対象2ま
での距離Dを算出する。ここで、前記概算距離D’の分
解能は前述の如く0.75mであるのに対して、前記距
離情報φの最大値の半分の値、つまり、最大変位距離の
半分の値は1.5mと2倍である。このため、前記距離
情報φの半分の値が0.75m以上の場合、つまり、前
記概算距離D’を1.5mで除した余り0.75mが存
在する場合は、前記概算距離D’と前記距離情報φの半
分の値の両方で0.75m分が2重にカウントされるこ
とになる。従って、前記距離算出部14では、前記概算
距離D’の分解能を1.5mに合わせるため、前記第1
タイマ24の出力値U(8ビット)の最下位ビットを切
り捨てる計算処理を行う。具体的には前記出力値U(8
ビット)と8ビットの2進数「01111110」をビ
ット別に論理積処理した値をU’とし、数2に基づいて
前記測距対象2までの距離Dを算出する。
記概算距離D’と前記距離情報φから前記測距対象2ま
での距離Dを算出する。ここで、前記概算距離D’の分
解能は前述の如く0.75mであるのに対して、前記距
離情報φの最大値の半分の値、つまり、最大変位距離の
半分の値は1.5mと2倍である。このため、前記距離
情報φの半分の値が0.75m以上の場合、つまり、前
記概算距離D’を1.5mで除した余り0.75mが存
在する場合は、前記概算距離D’と前記距離情報φの半
分の値の両方で0.75m分が2重にカウントされるこ
とになる。従って、前記距離算出部14では、前記概算
距離D’の分解能を1.5mに合わせるため、前記第1
タイマ24の出力値U(8ビット)の最下位ビットを切
り捨てる計算処理を行う。具体的には前記出力値U(8
ビット)と8ビットの2進数「01111110」をビ
ット別に論理積処理した値をU’とし、数2に基づいて
前記測距対象2までの距離Dを算出する。
【0025】
【数2】 D=U’×0.75m+L×5.86mm+Δ
【0026】ここで、Δは反射光Rと投射光Fの光路差
による誤差や、前記変調部16及び前記受光素子22で
の光電変換処理に要する時間に伴う誤差を補正するため
の補正値である。また、前記出力値U(8ビット)の最
下位ビットが1で、前記距離情報φが0.75m以下の
場合は、前記補正値Δに0.75mを加算して、距離D
の補正を行う。逆に、前記最下位ビットが0で、前記距
離情報φが0.75m以上の場合は、前記補正値Δから
0.75mを減算して、距離Dの補正を行う。投射光F
と反射光Rの基準信号成分の位相差が測定誤差等により
0と2πの境界を超えて僅かにずれて、前記第2タイマ
32の出力値Lが最悪0から255または255から0
に変化する可能性が有り、前記位相差から算出した前記
距離情報φに最大1.5m近い誤差が生じる虞がある
が、上記の補正により、測定条件が悪く、前記位相差に
測定誤差が生じても、距離Dの最大誤差を0.75m以
下に抑制することができる。尚、補正値Δに対する加減
算値は0.75m〜1.5mの範囲で任意に選択すれば
よい。
による誤差や、前記変調部16及び前記受光素子22で
の光電変換処理に要する時間に伴う誤差を補正するため
の補正値である。また、前記出力値U(8ビット)の最
下位ビットが1で、前記距離情報φが0.75m以下の
場合は、前記補正値Δに0.75mを加算して、距離D
の補正を行う。逆に、前記最下位ビットが0で、前記距
離情報φが0.75m以上の場合は、前記補正値Δから
0.75mを減算して、距離Dの補正を行う。投射光F
と反射光Rの基準信号成分の位相差が測定誤差等により
0と2πの境界を超えて僅かにずれて、前記第2タイマ
32の出力値Lが最悪0から255または255から0
に変化する可能性が有り、前記位相差から算出した前記
距離情報φに最大1.5m近い誤差が生じる虞がある
が、上記の補正により、測定条件が悪く、前記位相差に
測定誤差が生じても、距離Dの最大誤差を0.75m以
下に抑制することができる。尚、補正値Δに対する加減
算値は0.75m〜1.5mの範囲で任意に選択すれば
よい。
【0027】更に、前記第2計測部13において、前記
第2タイマ32の出力値Lが一時的に記憶される前記第
2演算部33内の前記所定のメモリ領域は、前記第2タ
イマ32のカウント開始時に予め0(8ビット)にリセ
ットされているため、反射光Rの受光状態が悪く、反射
信号強度が前記第2受光信号S2 から基準信号成分をヘ
テロダイン検波するに十分でない場合は、前記第2タイ
マ32から有効な出力値Lが得られず、前記メモリ領域
の値は0のままである。しかし、前記第1受光素子22
の受光感度が高いため、前記第1受光信号S1が前記第
1タイマ24のカウント動作を停止させるに十分なレベ
ルに検出されていれば、前記概算距離D’は算出するこ
とができる。従って、前記メモリ領域の値が0でないこ
とを、数2を計算する前に確認する必要がある。反射光
Rの受光状態が悪く前記メモリ領域の値が0の場合は、
前記概算距離D’の分解能を1.5mに下げてしまって
いるため、そのまま数2の計算を実行すると、最大測定
誤差が1.5mとなるため、数2の計算において、U’
を使用せずに、元の出力値Uを使用する。この結果、距
離Dの最大誤差を0.75m以下に抑制することができ
るのである。
第2タイマ32の出力値Lが一時的に記憶される前記第
2演算部33内の前記所定のメモリ領域は、前記第2タ
イマ32のカウント開始時に予め0(8ビット)にリセ
ットされているため、反射光Rの受光状態が悪く、反射
信号強度が前記第2受光信号S2 から基準信号成分をヘ
テロダイン検波するに十分でない場合は、前記第2タイ
マ32から有効な出力値Lが得られず、前記メモリ領域
の値は0のままである。しかし、前記第1受光素子22
の受光感度が高いため、前記第1受光信号S1が前記第
1タイマ24のカウント動作を停止させるに十分なレベ
ルに検出されていれば、前記概算距離D’は算出するこ
とができる。従って、前記メモリ領域の値が0でないこ
とを、数2を計算する前に確認する必要がある。反射光
Rの受光状態が悪く前記メモリ領域の値が0の場合は、
前記概算距離D’の分解能を1.5mに下げてしまって
いるため、そのまま数2の計算を実行すると、最大測定
誤差が1.5mとなるため、数2の計算において、U’
を使用せずに、元の出力値Uを使用する。この結果、距
離Dの最大誤差を0.75m以下に抑制することができ
るのである。
【0028】尚、前記第1計測部12、前記第2計測部
13、及び、前記距離算出部14は全体を集積回路等に
一体化して構成してもよく、或いは、一部の演算回路や
メモリのみを集約してマイコン等で構成するようにして
も構わず、具体的な回路のハードウェア構成は任意に選
択し得るものである。
13、及び、前記距離算出部14は全体を集積回路等に
一体化して構成してもよく、或いは、一部の演算回路や
メモリのみを集約してマイコン等で構成するようにして
も構わず、具体的な回路のハードウェア構成は任意に選
択し得るものである。
【0029】次に、第2の実施の形態を説明する。 〈1〉上記実施の形態において、反射光Rのビーム径が
小さい場合は、前記受光手段11を、集光レンズ23を
使用する代わりに、前記コリメートレンズ17と前記反
射鏡18の中間にビームスプリッタ21を設け、反射光
Rを前記第1及び第2受光素子22、23に誘導するよ
うにしても構わない。
小さい場合は、前記受光手段11を、集光レンズ23を
使用する代わりに、前記コリメートレンズ17と前記反
射鏡18の中間にビームスプリッタ21を設け、反射光
Rを前記第1及び第2受光素子22、23に誘導するよ
うにしても構わない。
【0030】〈2〉上記の各実施形態において、光波の
変調方法及び変調周波数等も適宜変更可能である。例え
ば、前記変調信号Cは、図4に示すように、直流バイア
スを付加された波形であっても構わない。更に、図5に
示すように、前記変調信号Cは、前記変調部16におい
て、前記基準信号Aと前記パルス信号Bを加算混合して
生成されるのも好ましい。また、各手段の具体的な構成
は、上記説明以外の構成を採用しても構わない。特に、
前記第1及び第2受光素子22、23として、前記基準
信号Aと前記パルス信号Bの夫々の周波数に応じて、適
切な応答特性及び感度のものを使用すれば良く、上記実
施形態のフォトダイオードに限定されるものではない。
変調方法及び変調周波数等も適宜変更可能である。例え
ば、前記変調信号Cは、図4に示すように、直流バイア
スを付加された波形であっても構わない。更に、図5に
示すように、前記変調信号Cは、前記変調部16におい
て、前記基準信号Aと前記パルス信号Bを加算混合して
生成されるのも好ましい。また、各手段の具体的な構成
は、上記説明以外の構成を採用しても構わない。特に、
前記第1及び第2受光素子22、23として、前記基準
信号Aと前記パルス信号Bの夫々の周波数に応じて、適
切な応答特性及び感度のものを使用すれば良く、上記実
施形態のフォトダイオードに限定されるものではない。
【図1】本発明に係る測距装置の一実施形態の概略構成
を示す説明図
を示す説明図
【図2】本発明に係る測距装置の一実施形態における投
射光の変調状態を示す波形図
射光の変調状態を示す波形図
【図3】第1及び第2受光素子の配置状態を示す反射光
の入射方向から見た模式図
の入射方向から見た模式図
【図4】投射光の変調状態の別実施例を示す波形図
【図5】投射光の変調状態の別実施例を示す波形図
1 測距装置 2 測距対象 10 投光手段 11 受光手段 12 第1計測部 13 第2計測部 14 距離算出部 22 第1受光素子 23 第2受光素子 F 投射光 R 反射光
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 DD03 FF31 GG04 JJ02 LL21 QQ25 5J084 AA05 AD01 AD02 BA04 BA36 BB02 BB21 CA03 CA22 CA27 CA31 CA49 DA01 DA09 EA01 EA04
Claims (3)
- 【請求項1】 一定周期のパルス信号とそのパルス信号
より周波数の高い基準信号を混合してなる変調信号で強
度変調された光波を測距対象に向けて投射する投光手段
と、前記測距対象からの反射光を受光する受光手段と、
前記投光手段から投射された投射光と前記反射光の時間
差から前記測距対象までの距離を概算する第1計測部
と、前記投射光と前記反射光の位相差から前記測距対象
までの所定の距離情報を算出する第2計測部と、前記第
1計測部の概算結果と前記第2計測部の距離情報から前
記測距対象までの距離を算出する距離算出部とを備えて
なる測距装置であって、 前記受光手段が一方が他方より応答は遅いが受光感度の
高い2種類の受光素子を備えてなり、応答は遅いが受光
感度の高い方の第1受光素子で検出された第1受光信号
が前記第1計測部で使用され、前記他方の受光素子であ
る第2受光素子で検出された第2受光信号が前記第2計
測部で使用されることを特徴とする測距装置。 - 【請求項2】 前記第1受光素子と前記第2受光素子の
内の一方が他方の周囲に配置されている請求項1記載の
測距装置。 - 【請求項3】 前記第1受光素子が前記第2受光素子の
周囲に配置されている請求項2記載の測距装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11011922A JP2000206244A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 測距装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11011922A JP2000206244A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 測距装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000206244A true JP2000206244A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11791191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11011922A Pending JP2000206244A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 測距装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000206244A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1999
- 1999-01-20 JP JP11011922A patent/JP2000206244A/ja active Pending
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| JP7445107B2 (ja) | 2019-08-05 | 2024-03-07 | 株式会社トリマティス | レーザ測距装置 |
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