JP2000206325A - 赤外線カットフィルタおよび赤外線カットフィルタを用いた撮像装置 - Google Patents
赤外線カットフィルタおよび赤外線カットフィルタを用いた撮像装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】赤外線カットコートの特性を多層膜形成後に微
調整することを可能にする赤外線カットフィルタ、およ
び当該赤外線カットフィルタを用いた撮像装置を得る。 【解決手段】撮像装置は、撮像光路の光軸A上に結像光
学系1と、赤外線カットコート3の形成された光学ロー
パスフィルタ2と、入射光を光電変換し撮像イメージを
得るCCD(電荷結合素子)4が配列された構成であ
る。光学ローパスフィルタ2は、その入射面が光軸に対
して垂直になる面から0〜20度回転可能に構成されて
いる。
調整することを可能にする赤外線カットフィルタ、およ
び当該赤外線カットフィルタを用いた撮像装置を得る。 【解決手段】撮像装置は、撮像光路の光軸A上に結像光
学系1と、赤外線カットコート3の形成された光学ロー
パスフィルタ2と、入射光を光電変換し撮像イメージを
得るCCD(電荷結合素子)4が配列された構成であ
る。光学ローパスフィルタ2は、その入射面が光軸に対
して垂直になる面から0〜20度回転可能に構成されて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラや電子ス
チルカメラに用いられる赤外線カットフィルタおよび赤
外線カットフィルタを用いた撮像装置に関するものであ
る。
チルカメラに用いられる赤外線カットフィルタおよび赤
外線カットフィルタを用いた撮像装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般的なビデオカメラは、光学的光軸上
に垂直に被写体側より結合光学系、赤外線カットフィル
タ、光学ローパスフィルタ、CCD等の撮像デバイスの
順で構成されている。CCD等の撮像デバイスの画素ピ
ッチに近い色情報を有する被写体では、撮像デバイスに
本来の映像情報と異なる疑似信号が発生し、出力された
映像において色がにじむモアレ現象が発生することがあ
った。光学ローパスフィルタはこのような上述の疑似信
号に関連する空間周波数成分を遮断、減衰させるために
用いる。
に垂直に被写体側より結合光学系、赤外線カットフィル
タ、光学ローパスフィルタ、CCD等の撮像デバイスの
順で構成されている。CCD等の撮像デバイスの画素ピ
ッチに近い色情報を有する被写体では、撮像デバイスに
本来の映像情報と異なる疑似信号が発生し、出力された
映像において色がにじむモアレ現象が発生することがあ
った。光学ローパスフィルタはこのような上述の疑似信
号に関連する空間周波数成分を遮断、減衰させるために
用いる。
【0003】ところで、CCD等の撮像デバイスは比較
的広い感度特性を有しており、可視領域の光に加えて、
一部赤外領域の光にも応答する。しかしながら通常の被
写体撮影に用いられる撮像装置においては、赤外入射光
は迷光となり、解像度の低下、画像のシミ、ムラが生
じ、色再現性に悪影響を与える。
的広い感度特性を有しており、可視領域の光に加えて、
一部赤外領域の光にも応答する。しかしながら通常の被
写体撮影に用いられる撮像装置においては、赤外入射光
は迷光となり、解像度の低下、画像のシミ、ムラが生
じ、色再現性に悪影響を与える。
【0004】このような悪影響を排除するために赤外線
カットフィルタが用いられており、従来着色ガラスが用
いられることが多かった。また最近においてはAl2O
3、TiO2、SiO2等の誘電体を多層に形成した多
層膜赤外線カットコート(以下赤外線カットコートとい
う)が用いられることが多くなった。これは例えば赤外
線カットコートが光学ローパスフィルタの表面に蒸着等
の手段により形成されるもので、このような構成により
全体の光路長を短くし、かつ部品点数を削減し、撮像装
置の小型化をめざすことも考えられている。
カットフィルタが用いられており、従来着色ガラスが用
いられることが多かった。また最近においてはAl2O
3、TiO2、SiO2等の誘電体を多層に形成した多
層膜赤外線カットコート(以下赤外線カットコートとい
う)が用いられることが多くなった。これは例えば赤外
線カットコートが光学ローパスフィルタの表面に蒸着等
の手段により形成されるもので、このような構成により
全体の光路長を短くし、かつ部品点数を削減し、撮像装
置の小型化をめざすことも考えられている。
【0005】上記赤外線カットコートは誘電体薄膜を数
10層積層するが、成膜後に遮断特性が長波長側にシフ
トするため安定した特性が得にくいという問題を有して
いた。この対策として予め前述の波長シフト量を見越し
て成膜するのが一般的であるが、シフト量自体にもバラ
ツキがあるため、要求される特性に対する歩留まりが低
くなるという問題があった。
10層積層するが、成膜後に遮断特性が長波長側にシフ
トするため安定した特性が得にくいという問題を有して
いた。この対策として予め前述の波長シフト量を見越し
て成膜するのが一般的であるが、シフト量自体にもバラ
ツキがあるため、要求される特性に対する歩留まりが低
くなるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するためになされたもので、赤外線カットコートの
特性を多層膜形成後に微調整することを可能にする赤外
線カットフィルタ、および当該赤外線カットフィルタを
用いた撮像装置を得ることを目的とするものである。
解決するためになされたもので、赤外線カットコートの
特性を多層膜形成後に微調整することを可能にする赤外
線カットフィルタ、および当該赤外線カットフィルタを
用いた撮像装置を得ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、赤外線カット
コートの透過率特性(フィルタ特性)が当該赤外線カッ
トコートへの入射角に依存することに着目してなされた
ものであり、次の各構成を特徴とするものである。
コートの透過率特性(フィルタ特性)が当該赤外線カッ
トコートへの入射角に依存することに着目してなされた
ものであり、次の各構成を特徴とするものである。
【0008】請求項1に示すように、撮像光路中に挿入
される赤外線カットフィルタであって、当該赤外線カッ
トフィルタは多層膜赤外線カットコートを形成した可視
光透過板からなり、前記撮像光路の光軸に垂直な面から
所定角度回転可能としたことを特徴としている。
される赤外線カットフィルタであって、当該赤外線カッ
トフィルタは多層膜赤外線カットコートを形成した可視
光透過板からなり、前記撮像光路の光軸に垂直な面から
所定角度回転可能としたことを特徴としている。
【0009】また、請求項2に示すように、撮像デバイ
スの撮像光路前面に、多層膜赤外線カットコートを形成
した可視光透過板からなる赤外線カットフィルタを少な
くとも配置した撮像装置であって、前記赤外線カットフ
ィルタが撮像光路の光軸に垂直な面から所定角度回転可
能としたことを特徴としている。
スの撮像光路前面に、多層膜赤外線カットコートを形成
した可視光透過板からなる赤外線カットフィルタを少な
くとも配置した撮像装置であって、前記赤外線カットフ
ィルタが撮像光路の光軸に垂直な面から所定角度回転可
能としたことを特徴としている。
【0010】前述したとおり、赤外線カットコートの透
過率特性は、当該赤外線カットコートへの光入射角に依
存する。図5,図6はそれぞれ赤外線カットコートへの
光入射角に対する透過率特性(フィルタ特性)の変化を
示すグラフである。いずれも所定の光分離特性を有する
水晶板を3枚貼り合わせることにより、所望の光分離パ
ターンを得るように構成した光学ローパスフィルタであ
り、片面に赤外線カットコート、反対面に反射防止膜を
形成している。赤外線カットコートはTiO2、SiO
2の薄膜が繰り返し形成されたもので、全体で32層構
成で3μm程度の厚さとなっている。また、図6に示す
ものは図5に示すものに対して赤外線カットコートを全
体的に若干薄く形成しており、異なった要求特性(遮断
する波長範囲等)に対応させたものである。
過率特性は、当該赤外線カットコートへの光入射角に依
存する。図5,図6はそれぞれ赤外線カットコートへの
光入射角に対する透過率特性(フィルタ特性)の変化を
示すグラフである。いずれも所定の光分離特性を有する
水晶板を3枚貼り合わせることにより、所望の光分離パ
ターンを得るように構成した光学ローパスフィルタであ
り、片面に赤外線カットコート、反対面に反射防止膜を
形成している。赤外線カットコートはTiO2、SiO
2の薄膜が繰り返し形成されたもので、全体で32層構
成で3μm程度の厚さとなっている。また、図6に示す
ものは図5に示すものに対して赤外線カットコートを全
体的に若干薄く形成しており、異なった要求特性(遮断
する波長範囲等)に対応させたものである。
【0011】両グラフにおいて、Aは光軸に垂直な面に
対する回転角が0度の場合、Bは同5度の場合、Cは同
10度の場合、Dは同15度の場合、Eは同20度の場
合のデータであり、いずれも回転角に対応してフィルタ
特性が短波長側に移動していることがわかる。このよう
な特性を利用して、赤外線カットフィルタ(赤外線カッ
トコート)を光軸に対して回転可能とすることにより、
透過率特性の微調整を行うことができる。
対する回転角が0度の場合、Bは同5度の場合、Cは同
10度の場合、Dは同15度の場合、Eは同20度の場
合のデータであり、いずれも回転角に対応してフィルタ
特性が短波長側に移動していることがわかる。このよう
な特性を利用して、赤外線カットフィルタ(赤外線カッ
トコート)を光軸に対して回転可能とすることにより、
透過率特性の微調整を行うことができる。
【0012】また請求項3または請求項4に示すよう
に、可視光透過板が水晶光学ローパスフィルタであり、
前記回転可能角度が光軸に垂直な面から0〜20度であ
ることを特徴とする構成であってもよい。
に、可視光透過板が水晶光学ローパスフィルタであり、
前記回転可能角度が光軸に垂直な面から0〜20度であ
ることを特徴とする構成であってもよい。
【0013】水晶光学ローパスフィルタは周知のとお
り、入射光をフィルタ内で常光と異常光に分離する複屈
折特性を用いており、その分離幅がフィルタ特性を決定
している。従って多層膜赤外線カットフィルタを形成し
た水晶光学ローパスフィルタを回転させることにより、
その分離幅が所定値から乖離し、フィルタ特性を低下さ
せることが考えられるが、空気の屈折率と水晶光学ロー
パスフィルタの屈折率の違いも相まって、前述の回転角
度を光軸に垂直な面から45度以内とすると前記乖離が
実用レベルに抑制できることがわかった。しかしなが
ら、赤外線カットフィルタにおいてフィルタ特性を微調
整する場合、実際上は0〜20度程度の回転で十分調整
が可能である。また図5,図6に示すデータからも明ら
かなとおり、回転角を大きくするに従ってフィルタ性能
も低下する。従ってより好ましい回転範囲は0〜15度
程度になる。
り、入射光をフィルタ内で常光と異常光に分離する複屈
折特性を用いており、その分離幅がフィルタ特性を決定
している。従って多層膜赤外線カットフィルタを形成し
た水晶光学ローパスフィルタを回転させることにより、
その分離幅が所定値から乖離し、フィルタ特性を低下さ
せることが考えられるが、空気の屈折率と水晶光学ロー
パスフィルタの屈折率の違いも相まって、前述の回転角
度を光軸に垂直な面から45度以内とすると前記乖離が
実用レベルに抑制できることがわかった。しかしなが
ら、赤外線カットフィルタにおいてフィルタ特性を微調
整する場合、実際上は0〜20度程度の回転で十分調整
が可能である。また図5,図6に示すデータからも明ら
かなとおり、回転角を大きくするに従ってフィルタ性能
も低下する。従ってより好ましい回転範囲は0〜15度
程度になる。
【0014】また、請求項5に示すように、光軸に沿っ
て、少なくとも結像光学系、水晶光学ローパスフィル
タ、撮像デバイスの順に配列された撮像装置であって、
前記水晶光学ローパスフィルタの前面あるいは背面に多
層膜赤外線カットコートを形成するとともに、当該水晶
光学ローパスフィルタは前記光軸に垂直な面から0〜2
0度の範囲で回転可能とした構成としてもよい。
て、少なくとも結像光学系、水晶光学ローパスフィル
タ、撮像デバイスの順に配列された撮像装置であって、
前記水晶光学ローパスフィルタの前面あるいは背面に多
層膜赤外線カットコートを形成するとともに、当該水晶
光学ローパスフィルタは前記光軸に垂直な面から0〜2
0度の範囲で回転可能とした構成としてもよい。
【0015】さらに、請求項6に示すように、光軸に沿
って配列された結像光学系と撮像デバイスの間に、多層
膜赤外線カットコートを形成した可視光透過板からなる
赤外線カットフィルタと光学ローパスフィルタを各々配
置した撮像装置であって、前記赤外線カットフィルタは
前記光軸に垂直な面から所定角度回転可能とした構成と
してもよい。本構成は赤外線カットフィルタと光学ロー
パスフィルタを分離した構成であるので、光学ローパス
フィルタを回転させることはない。従って赤外線カット
フィルタの最大回転角度の設定においては、ローパスフ
ィルタ特性の低下を考慮する必要が無くなる。
って配列された結像光学系と撮像デバイスの間に、多層
膜赤外線カットコートを形成した可視光透過板からなる
赤外線カットフィルタと光学ローパスフィルタを各々配
置した撮像装置であって、前記赤外線カットフィルタは
前記光軸に垂直な面から所定角度回転可能とした構成と
してもよい。本構成は赤外線カットフィルタと光学ロー
パスフィルタを分離した構成であるので、光学ローパス
フィルタを回転させることはない。従って赤外線カット
フィルタの最大回転角度の設定においては、ローパスフ
ィルタ特性の低下を考慮する必要が無くなる。
【0016】上記回転機構は、ツマミによる手動であっ
てもよいし、アクチュエータ等による駆動手段により回
転動作させてもよい。また光学ローパスフィルタは複屈
折効果によるものであってもよいし、回折格子によるも
のであってもよい。
てもよいし、アクチュエータ等による駆動手段により回
転動作させてもよい。また光学ローパスフィルタは複屈
折効果によるものであってもよいし、回折格子によるも
のであってもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明による実施の形態を図面と
ともに説明する。図1、図2は撮像装置を示す模式図
で、図2は赤外線カットコート3の形成された光学ロー
パスフィルタの微調整状況を示している。また図3は本
発明で用いる撮像装置の模式的斜視図であり、赤外線カ
ットコート3の形成された光学ローパスフィルタの回転
機構例を説明する図である。
ともに説明する。図1、図2は撮像装置を示す模式図
で、図2は赤外線カットコート3の形成された光学ロー
パスフィルタの微調整状況を示している。また図3は本
発明で用いる撮像装置の模式的斜視図であり、赤外線カ
ットコート3の形成された光学ローパスフィルタの回転
機構例を説明する図である。
【0018】撮像装置は、撮像光路の光軸A上に結像光
学系1と、赤外線カットコート3の形成された光学ロー
パスフィルタ2と、入射光を光電変換し撮像イメージを
得るCCD(電荷結合素子)4が配列された構成であ
る。結像光学系1は複数のレンズから構成されている。
光学ローパスフィルタ2は複数の水晶板からなり、全体
として所望の光分離パターンが得られるよう光分離方向
の異なる水晶板が組み合わせられ、接着剤等により貼着
されている。光学ローパスフィルタの前面にもうけられ
る赤外線カットコートはSiO2、TiO2、Al2O
3、ZrO2、あるいはMgF2等の誘電体薄膜が適宜
複数層組み合わされて構成される。
学系1と、赤外線カットコート3の形成された光学ロー
パスフィルタ2と、入射光を光電変換し撮像イメージを
得るCCD(電荷結合素子)4が配列された構成であ
る。結像光学系1は複数のレンズから構成されている。
光学ローパスフィルタ2は複数の水晶板からなり、全体
として所望の光分離パターンが得られるよう光分離方向
の異なる水晶板が組み合わせられ、接着剤等により貼着
されている。光学ローパスフィルタの前面にもうけられ
る赤外線カットコートはSiO2、TiO2、Al2O
3、ZrO2、あるいはMgF2等の誘電体薄膜が適宜
複数層組み合わされて構成される。
【0019】本実施の形態においては、Al2O3、S
iO2、TiO2の組み合わせ層が真空蒸着法により繰
り返し形成され、全体として約3μm程度の厚さを形成
している。なお、各1層の厚さは約0.1μmであり、
これにより薄膜の光の干渉作用を利用して、赤外領域の
光のみを選択的に反射させるとともに、可視光をきわめ
て効率よく透過させる。
iO2、TiO2の組み合わせ層が真空蒸着法により繰
り返し形成され、全体として約3μm程度の厚さを形成
している。なお、各1層の厚さは約0.1μmであり、
これにより薄膜の光の干渉作用を利用して、赤外領域の
光のみを選択的に反射させるとともに、可視光をきわめ
て効率よく透過させる。
【0020】赤外線カットコート3の形成された光学ロ
ーパスフィルタ2は、その入射面が光軸に対して垂直に
なる面から0〜20度回転可能に構成されている。この
回転角度θはそれ以上の回転角に設定することも可能で
あるが、実際上の赤外線カットフィルタ特性並びに光学
ローパスフィルタの特性を考慮すると、上記範囲が実際
上有効な範囲であり、上述のとおり0〜15度がフィル
タ特性上からもより好ましい範囲である。
ーパスフィルタ2は、その入射面が光軸に対して垂直に
なる面から0〜20度回転可能に構成されている。この
回転角度θはそれ以上の回転角に設定することも可能で
あるが、実際上の赤外線カットフィルタ特性並びに光学
ローパスフィルタの特性を考慮すると、上記範囲が実際
上有効な範囲であり、上述のとおり0〜15度がフィル
タ特性上からもより好ましい範囲である。
【0021】回転機構は例えば図3に示すように、光学
ローパスフィルタ3を回転テーブル51に設置し、駆動
機構5からの外部エネルギーにより回転させてもよい
し、ツマミを設け、手動で調整できるようにしてもよ
い。なお、上記回転は逆方向の回転であってもよいこと
は言うまでもない。
ローパスフィルタ3を回転テーブル51に設置し、駆動
機構5からの外部エネルギーにより回転させてもよい
し、ツマミを設け、手動で調整できるようにしてもよ
い。なお、上記回転は逆方向の回転であってもよいこと
は言うまでもない。
【0022】前述したように赤外線カットコートの透過
率特性は入射角に依存し、赤外線カットコート面が光軸
に垂直である場合を基準とし、光軸に対して板面を傾け
る(回転させる)に従って、その透過率特性は短波長側
すなわち可視光側に移動する。この特性を利用して赤外
線フィルタ設置後の微調整が可能になる。なお、赤外線
カットコートは光学ローパスフィルタの背面側に設けて
もよい。
率特性は入射角に依存し、赤外線カットコート面が光軸
に垂直である場合を基準とし、光軸に対して板面を傾け
る(回転させる)に従って、その透過率特性は短波長側
すなわち可視光側に移動する。この特性を利用して赤外
線フィルタ設置後の微調整が可能になる。なお、赤外線
カットコートは光学ローパスフィルタの背面側に設けて
もよい。
【0023】本発明による他の実施の形態を図4ととも
に説明する。図4は撮像装置を示す模式図であり、光学
ローパスフィルタと赤外線カットフィルタとを個別に設
けた構成としている。上述の実施の形態と同じ構成部分
については同番号を用いて説明する。撮像装置は、撮像
光路の光軸上に結像光学系1と、赤外線カットコート7
0の形成された赤外線カットフィルタ7と、光学ローパ
スフィルタ8と、入射光を光電変換し撮像イメージを得
るCCD4が配列された構成である。結像光学系1は複
数のレンズから構成されている。赤外線カットフィルタ
は透明ガラス等の可視光透過板6と赤外線カットコート
70からなり、赤外線カットコートとして、SiO2、
TiO2の誘電体薄膜が交互に複数層組み合わされて構
成される。また光学ローパスフィルタは、前述のように
水晶板を複数枚組み合わせて構成される。
に説明する。図4は撮像装置を示す模式図であり、光学
ローパスフィルタと赤外線カットフィルタとを個別に設
けた構成としている。上述の実施の形態と同じ構成部分
については同番号を用いて説明する。撮像装置は、撮像
光路の光軸上に結像光学系1と、赤外線カットコート7
0の形成された赤外線カットフィルタ7と、光学ローパ
スフィルタ8と、入射光を光電変換し撮像イメージを得
るCCD4が配列された構成である。結像光学系1は複
数のレンズから構成されている。赤外線カットフィルタ
は透明ガラス等の可視光透過板6と赤外線カットコート
70からなり、赤外線カットコートとして、SiO2、
TiO2の誘電体薄膜が交互に複数層組み合わされて構
成される。また光学ローパスフィルタは、前述のように
水晶板を複数枚組み合わせて構成される。
【0024】この実施の形態においては、光学ローパス
フィルタと赤外線カットフィルタとを個別に設け、赤外
線カットフィルタのみを回転させる構成であるので、光
学ローパスフィルタを回転させることによる特性の変化
を考慮しなくてもよい。
フィルタと赤外線カットフィルタとを個別に設け、赤外
線カットフィルタのみを回転させる構成であるので、光
学ローパスフィルタを回転させることによる特性の変化
を考慮しなくてもよい。
【0025】
【発明の効果】請求項1乃至6により、撮像光路中に挿
入される赤外線カットコートからなる赤外線カットフィ
ルタを光軸に垂直な面から所定角度回転可能とし、これ
を回転させることにより、赤外線カットフィルタのフィ
ルタ特性を微調整することができる。従って、撮像装置
に組み込んだ後においても、赤外線カットフィルタを回
転させることにより、最適なフィルタ特性に微調整可能
となる。
入される赤外線カットコートからなる赤外線カットフィ
ルタを光軸に垂直な面から所定角度回転可能とし、これ
を回転させることにより、赤外線カットフィルタのフィ
ルタ特性を微調整することができる。従って、撮像装置
に組み込んだ後においても、赤外線カットフィルタを回
転させることにより、最適なフィルタ特性に微調整可能
となる。
【0026】請求項3によれば、水晶光学ローパスフィ
ルタ上に赤外線カットコートを形成した構成であるの
で、別途可視光透過板を必要としない。従って全体の光
路長を短くすることができ、小型の撮像装置を得ること
ができる。
ルタ上に赤外線カットコートを形成した構成であるの
で、別途可視光透過板を必要としない。従って全体の光
路長を短くすることができ、小型の撮像装置を得ること
ができる。
【0027】また請求項4または請求項5によれば、水
晶光学ローパスフィルタ上に赤外線カットコートを形成
した構成であるので、別途可視光透過板を必要としな
い。従って全体の光路長を短くすることができ、小型の
撮像装置を得ることができる。
晶光学ローパスフィルタ上に赤外線カットコートを形成
した構成であるので、別途可視光透過板を必要としな
い。従って全体の光路長を短くすることができ、小型の
撮像装置を得ることができる。
【0028】また逆に赤外線カットフィルタと光学ロー
パスフィルタとを別途設けた構成を採用すれば、赤外線
カットフィルタの回転量が光学ローパスフィルタの特性
に影響しないので、より広い範囲の調整が可能になる。
パスフィルタとを別途設けた構成を採用すれば、赤外線
カットフィルタの回転量が光学ローパスフィルタの特性
に影響しないので、より広い範囲の調整が可能になる。
【図1】本発明の実施の形態を示す撮像装置の模式図。
【図2】本発明の実施の形態を示す撮像装置の模式図。
【図3】本発明の実施の形態を示す撮像装置の模式的斜
視図。
視図。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す撮像装置の模式
図。
図。
【図5】赤外線カットフィルタへの光入射角を変化させ
たときの透過率特性グラフ。
たときの透過率特性グラフ。
【図6】赤外線カットフィルタへの光入射角を変化させ
たときの他の透過率特性グラフ。
たときの他の透過率特性グラフ。
1 結像光学系 2、8 光学ローパスフィルタ 3、70 赤外線カットコート 4 CCD 6 可視光透過板 7 赤外線カットフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H048 GA04 GA19 GA24 GA25 GA43 GA51 GA61
Claims (6)
- 【請求項1】 撮像光路中に挿入される赤外線カットフ
ィルタであって、当該赤外線カットフィルタは多層膜赤
外線カットコートを形成した可視光透過板からなり、か
つ前記撮像光路の光軸に垂直な面から所定角度回転可能
とした赤外線カットフィルタ。 - 【請求項2】 撮像デバイスの撮像光路前面に、多層膜
赤外線カットコートを形成した可視光透過板からなる赤
外線カットフィルタを少なくとも配置した撮像装置であ
って、前記赤外線カットフィルタは前記撮像光路の光軸
に垂直な面から所定角度回転可能とした撮像装置。 - 【請求項3】 可視光透過板が水晶光学ローパスフィル
タであり、前記回転可能角度が0〜20度であることを
特徴とする請求項1記載の赤外線カットフィルタ。 - 【請求項4】 可視光透過板が水晶光学ローパスフィル
タであり、前記回転可能角度が0〜20度であることを
特徴とする請求項2記載の撮像装置。 - 【請求項5】 光軸に沿って、少なくとも結像光学系、
水晶光学ローパスフィルタ、撮像デバイスの順に配列さ
れた撮像装置であって、前記水晶光学ローパスフィルタ
の前面あるいは背面に多層膜赤外線カットコートを形成
するとともに、当該水晶光学ローパスフィルタは前記光
軸に垂直な面から0〜20度の範囲で回転可能とした撮
像装置。 - 【請求項6】 光軸に沿って配列された結像光学系と撮
像デバイスの間に、多層膜赤外線カットコートを形成し
た可視光透過板からなる赤外線カットフィルタと、光学
ローパスフィルタを各々配置した撮像装置であって、 前記赤外線カットフィルタは前記光軸に垂直な面から所
定角度回転可能とした撮像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11004753A JP2000206325A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 赤外線カットフィルタおよび赤外線カットフィルタを用いた撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11004753A JP2000206325A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 赤外線カットフィルタおよび赤外線カットフィルタを用いた撮像装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000206325A true JP2000206325A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11592678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11004753A Pending JP2000206325A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 赤外線カットフィルタおよび赤外線カットフィルタを用いた撮像装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000206325A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004354735A (ja) * | 2003-05-29 | 2004-12-16 | Daishinku Corp | 光線カットフィルタ |
| JP2008233849A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-10-02 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 光学的ローパスフィルタ及びその製造方法 |
| DE102011108879A1 (de) | 2010-09-29 | 2012-03-29 | Murakami Corporation | Farbkamera |
| JP2021051161A (ja) * | 2019-09-24 | 2021-04-01 | 東海光学株式会社 | フィルタ並びに眼鏡レンズ、カメラフィルタ、窓板及びサンバイザ |
-
1999
- 1999-01-11 JP JP11004753A patent/JP2000206325A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004354735A (ja) * | 2003-05-29 | 2004-12-16 | Daishinku Corp | 光線カットフィルタ |
| JP2008233849A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-10-02 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 光学的ローパスフィルタ及びその製造方法 |
| DE102011108879A1 (de) | 2010-09-29 | 2012-03-29 | Murakami Corporation | Farbkamera |
| JP2021051161A (ja) * | 2019-09-24 | 2021-04-01 | 東海光学株式会社 | フィルタ並びに眼鏡レンズ、カメラフィルタ、窓板及びサンバイザ |
| JP7350301B2 (ja) | 2019-09-24 | 2023-09-26 | 東海光学株式会社 | フィルタ並びに眼鏡レンズ、カメラフィルタ、窓板及びサンバイザ |
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