JP2000206401A - レンズ鏡筒 - Google Patents
レンズ鏡筒Info
- Publication number
- JP2000206401A JP2000206401A JP11009249A JP924999A JP2000206401A JP 2000206401 A JP2000206401 A JP 2000206401A JP 11009249 A JP11009249 A JP 11009249A JP 924999 A JP924999 A JP 924999A JP 2000206401 A JP2000206401 A JP 2000206401A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- focusing
- manual focus
- driving force
- lens barrel
- camera body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Focusing (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】撮影モード間の迅速な切換えと操作性の向上と
を図ったレンズ鏡筒を提供する。 【解決手段】カム筒には、外周に設けられたピボット3
1にローラがそれぞれ回動自在に保持されている。外側
固定筒7にはマニュアルフォーカス環が回動自在に支持
されており、マニュアルフォーカス環から延設された回
転筒の後端面にローラが転接している。固定筒の後部に
はピニオンに噛み合う内接ギヤを有する駆動筒とが設け
られており、駆動筒の前端面にローラが転接している。
マニュアルフォーカス環の内側には把持センサが配設さ
れており、検出信号が鏡筒内CPUに伝達される。外側
固定筒の外周面にはモード切換スイッチが配設されてお
り、切換信号が鏡筒内CPUに伝達される。鏡筒内CP
Uからカメラ側CPUに対しては、把持センサの検出信
号を始め、モード切換スイッチの切換信号等が伝達され
る。
を図ったレンズ鏡筒を提供する。 【解決手段】カム筒には、外周に設けられたピボット3
1にローラがそれぞれ回動自在に保持されている。外側
固定筒7にはマニュアルフォーカス環が回動自在に支持
されており、マニュアルフォーカス環から延設された回
転筒の後端面にローラが転接している。固定筒の後部に
はピニオンに噛み合う内接ギヤを有する駆動筒とが設け
られており、駆動筒の前端面にローラが転接している。
マニュアルフォーカス環の内側には把持センサが配設さ
れており、検出信号が鏡筒内CPUに伝達される。外側
固定筒の外周面にはモード切換スイッチが配設されてお
り、切換信号が鏡筒内CPUに伝達される。鏡筒内CP
Uからカメラ側CPUに対しては、把持センサの検出信
号を始め、モード切換スイッチの切換信号等が伝達され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等に装着さ
れるレンズ鏡筒に係り、詳しくは、オートフォーカスモ
ードとマニュアルフォーカスモードとの間の自動切換等
を実現する技術に関する。
れるレンズ鏡筒に係り、詳しくは、オートフォーカスモ
ードとマニュアルフォーカスモードとの間の自動切換等
を実現する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラには、単焦点レンズやズームレン
ズを始めとして、広角レンズや望遠レンズ等、種々の形
式のレンズ鏡筒が装着される。レンズ鏡筒は、一枚ある
いは複数枚の光学レンズからなるレンズ群を複数有して
おり、各レンズ群間の相対距離を適宜変動させることに
よりフォーカシングが行われる。そして近年では、比較
的低価格帯のカメラにおいても、撮影者が鏡筒外周面の
マニュアルフォーカス環を回動させてフォーカシングを
行うマニュアルフォーカスモードに加え、フォーカシン
グをカメラ自体が行うオートフォーカスモードを備えた
ものが主流となっている。この種のカメラでは、カメラ
本体やレンズ鏡筒内にマイクロコンピュータやCCDセ
ンサ、電動モータ等からなる合焦駆動制御機構が組み込
まれており、被写体までの距離が検出されると、電動モ
ータがレンズ鏡筒内の移動光学系(合焦用レンズ群)を
前進あるいは後退駆動する構造となっている。
ズを始めとして、広角レンズや望遠レンズ等、種々の形
式のレンズ鏡筒が装着される。レンズ鏡筒は、一枚ある
いは複数枚の光学レンズからなるレンズ群を複数有して
おり、各レンズ群間の相対距離を適宜変動させることに
よりフォーカシングが行われる。そして近年では、比較
的低価格帯のカメラにおいても、撮影者が鏡筒外周面の
マニュアルフォーカス環を回動させてフォーカシングを
行うマニュアルフォーカスモードに加え、フォーカシン
グをカメラ自体が行うオートフォーカスモードを備えた
ものが主流となっている。この種のカメラでは、カメラ
本体やレンズ鏡筒内にマイクロコンピュータやCCDセ
ンサ、電動モータ等からなる合焦駆動制御機構が組み込
まれており、被写体までの距離が検出されると、電動モ
ータがレンズ鏡筒内の移動光学系(合焦用レンズ群)を
前進あるいは後退駆動する構造となっている。
【0003】一方、特開昭63−226610号公報等
では、移動光学系の駆動にあたり、合焦駆動制御機構に
よる駆動量とマニュアルフォーカス環による駆動量とを
合成するレンズ鏡筒が提案されている。上記公報のレン
ズ鏡筒は、カメラ側の合焦駆動制御機構とマニュアルフ
ォーカス環との双方に連結された差動歯車機構を備えて
おり、オートフォーカシング中に撮影者がマニュアルフ
ォーカス環を回転させると、制御装置がマニュアルフォ
ーカス環の回転を検出して合焦駆動制御機構の作動を停
止させる。これにより、撮影者は、切換スイッチの操作
等を必要とすることなく、マニュアルフォーカシングを
行える。また、特開平2−253214号公報に記載さ
れたレンズ鏡筒は、振動波モータを内蔵しており、振動
波モータによる駆動量とマニュアルフォーカス環による
駆動量とを合成するために、ローラを有する作動機構を
採用することで、やはり特別な切換操作なしにマニュア
ルフォーカシングが可能となる。
では、移動光学系の駆動にあたり、合焦駆動制御機構に
よる駆動量とマニュアルフォーカス環による駆動量とを
合成するレンズ鏡筒が提案されている。上記公報のレン
ズ鏡筒は、カメラ側の合焦駆動制御機構とマニュアルフ
ォーカス環との双方に連結された差動歯車機構を備えて
おり、オートフォーカシング中に撮影者がマニュアルフ
ォーカス環を回転させると、制御装置がマニュアルフォ
ーカス環の回転を検出して合焦駆動制御機構の作動を停
止させる。これにより、撮影者は、切換スイッチの操作
等を必要とすることなく、マニュアルフォーカシングを
行える。また、特開平2−253214号公報に記載さ
れたレンズ鏡筒は、振動波モータを内蔵しており、振動
波モータによる駆動量とマニュアルフォーカス環による
駆動量とを合成するために、ローラを有する作動機構を
採用することで、やはり特別な切換操作なしにマニュア
ルフォーカシングが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
レンズ鏡筒には、撮影時における操作性等に係る種々の
問題があった。例えば、特開昭63−226610号公
報に記載されたレンズ鏡筒では、マニュアルフォーカシ
ングを行う際において、合焦駆動制御機構のカップリン
グ側の遊星歯車の回転を防止するべく、クランプねじで
遊星歯車の回転を規制する操作が必要となるため、移動
している被写体等に対して迅速な撮影が行えなかった。
また、このレンズ鏡筒では、マニュアルフォーカス環の
回転検出をして合焦駆動制御機構の電動モータを停止さ
せる構成を採っているため、マニュアルフォーカシング
時には必ずマニュアルフォーカス環を回転させる必要が
ある。したがって、オートフォーカシングによる合焦位
置や任意の位置でフォーカスロックした後、マニュアル
フォーカシングを行うような形態での使用には不向きで
あった。一方、特開平2−253214号公報に記載さ
れたレンズ鏡筒では、マニュアルフォーカス環の回転検
出を行っていないため、オートフォーカシング作動時に
マニュアルフォーカシングを可能とするマニュアルフォ
ーカス優先モードが実現できない。本発明は上記状況に
鑑みなされたもので、各撮影モード間の迅速な切換えと
操作性の向上とを図ったレンズ鏡筒を提供することを目
的とする。
レンズ鏡筒には、撮影時における操作性等に係る種々の
問題があった。例えば、特開昭63−226610号公
報に記載されたレンズ鏡筒では、マニュアルフォーカシ
ングを行う際において、合焦駆動制御機構のカップリン
グ側の遊星歯車の回転を防止するべく、クランプねじで
遊星歯車の回転を規制する操作が必要となるため、移動
している被写体等に対して迅速な撮影が行えなかった。
また、このレンズ鏡筒では、マニュアルフォーカス環の
回転検出をして合焦駆動制御機構の電動モータを停止さ
せる構成を採っているため、マニュアルフォーカシング
時には必ずマニュアルフォーカス環を回転させる必要が
ある。したがって、オートフォーカシングによる合焦位
置や任意の位置でフォーカスロックした後、マニュアル
フォーカシングを行うような形態での使用には不向きで
あった。一方、特開平2−253214号公報に記載さ
れたレンズ鏡筒では、マニュアルフォーカス環の回転検
出を行っていないため、オートフォーカシング作動時に
マニュアルフォーカシングを可能とするマニュアルフォ
ーカス優先モードが実現できない。本発明は上記状況に
鑑みなされたもので、各撮影モード間の迅速な切換えと
操作性の向上とを図ったレンズ鏡筒を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明では、カメラボディに接続される固
定筒を有し、該カメラボディからのフォーカシング駆動
力により合焦光学系が駆動制御されるオートフォーカス
モードと、撮影者がマニュアルフォーカス環を回動操作
することにより前記合焦光学系を駆動するマニュアルフ
ォーカスモードとが選択可能なレンズ鏡筒であって、前
記固定筒に保持され、前記カメラボディからのフォーカ
シング駆動力を前記合焦光学系に伝達し、該合焦光学系
を進退駆動させるオートフォーカス側駆動力伝達機構
と、前記固定筒に保持され、前記マニュアルフォーカス
環の回転を前記合焦光学系に伝達し、該合焦光学系を進
退駆動させるマニュアルフォーカス側駆動力伝達機構
と、前記オートフォーカス側駆動力伝達機構による駆動
量と、前記マニュアルフォーカス側駆動力伝達機構によ
る駆動量とを合成する駆動量合成機構と、前記マニュア
ルフォーカス環に設けられ、該マニュアルフォーカス環
の把持状態を検出する把持センサとを備え、前記把持セ
ンサにより前記マニュアルフォーカス環が把持されてい
ることが検出された場合、前記カメラボディに対して前
記フォーカシング駆動力を停止させるものを提案する。
に、請求項1の発明では、カメラボディに接続される固
定筒を有し、該カメラボディからのフォーカシング駆動
力により合焦光学系が駆動制御されるオートフォーカス
モードと、撮影者がマニュアルフォーカス環を回動操作
することにより前記合焦光学系を駆動するマニュアルフ
ォーカスモードとが選択可能なレンズ鏡筒であって、前
記固定筒に保持され、前記カメラボディからのフォーカ
シング駆動力を前記合焦光学系に伝達し、該合焦光学系
を進退駆動させるオートフォーカス側駆動力伝達機構
と、前記固定筒に保持され、前記マニュアルフォーカス
環の回転を前記合焦光学系に伝達し、該合焦光学系を進
退駆動させるマニュアルフォーカス側駆動力伝達機構
と、前記オートフォーカス側駆動力伝達機構による駆動
量と、前記マニュアルフォーカス側駆動力伝達機構によ
る駆動量とを合成する駆動量合成機構と、前記マニュア
ルフォーカス環に設けられ、該マニュアルフォーカス環
の把持状態を検出する把持センサとを備え、前記把持セ
ンサにより前記マニュアルフォーカス環が把持されてい
ることが検出された場合、前記カメラボディに対して前
記フォーカシング駆動力を停止させるものを提案する。
【0006】この発明によれば、例えば、オートフォー
カシング時に撮影者がマニュアルフォーカス環を把持す
ると、把持センサからの検出信号によってカメラボディ
からのフォーカシング駆動力が停止し、合焦光学系がそ
の時点での位置からマニュアルフォーカス側駆動力伝達
機構を介してマニュアルフォーカス環により進退駆動さ
れる。
カシング時に撮影者がマニュアルフォーカス環を把持す
ると、把持センサからの検出信号によってカメラボディ
からのフォーカシング駆動力が停止し、合焦光学系がそ
の時点での位置からマニュアルフォーカス側駆動力伝達
機構を介してマニュアルフォーカス環により進退駆動さ
れる。
【0007】また、請求項2の発明では、請求項1のレ
ンズ鏡筒において、前記固定筒に設けられ、複数の撮影
モードの切り換えに供されるモード切換スイッチを更に
備え、該モード切換スイッチの操作に基づき、前記カメ
ラボディに対する駆動制御を行うものを提案する。この
発明によれば、例えば、撮影者がモード切換スイッチを
操作することで、カメラボディに対してフォーカシング
駆動力が適宜制御され、所望の撮影モードによる撮影が
実現される。
ンズ鏡筒において、前記固定筒に設けられ、複数の撮影
モードの切り換えに供されるモード切換スイッチを更に
備え、該モード切換スイッチの操作に基づき、前記カメ
ラボディに対する駆動制御を行うものを提案する。この
発明によれば、例えば、撮影者がモード切換スイッチを
操作することで、カメラボディに対してフォーカシング
駆動力が適宜制御され、所望の撮影モードによる撮影が
実現される。
【0008】また、請求項3の発明では、請求項2のレ
ンズ鏡筒において、前記モード切換スイッチがマニュア
ルフォーカスモードである場合、前記把持センサの検出
結果に拘わらず、前記カメラボディに対して前記フォー
カシング駆動力の発生を停止させるものを提案する。こ
の発明によれば、モード切換スイッチがマニュアルフォ
ーカスモードのときには、撮影者は、レンズ鏡筒が装着
されたカメラを通常のマニュアルフォーカスカメラとし
て取り扱うことができる。
ンズ鏡筒において、前記モード切換スイッチがマニュア
ルフォーカスモードである場合、前記把持センサの検出
結果に拘わらず、前記カメラボディに対して前記フォー
カシング駆動力の発生を停止させるものを提案する。こ
の発明によれば、モード切換スイッチがマニュアルフォ
ーカスモードのときには、撮影者は、レンズ鏡筒が装着
されたカメラを通常のマニュアルフォーカスカメラとし
て取り扱うことができる。
【0009】また、請求項4の発明では、請求項2また
は3のレンズ鏡筒において、前記モード切換スイッチが
オートフォーカスモードである場合、前記把持センサの
検出結果に拘わらず、前記カメラボディに対して前記フ
ォーカシング駆動力の発生を許容するものを提案する。
この発明によれば、モード切換スイッチがオートフォー
カスモードのときには、撮影者によるマニュアルフォー
カス環の把持いかんに拘わらず、円滑なオートフォーカ
シングが実現される。
は3のレンズ鏡筒において、前記モード切換スイッチが
オートフォーカスモードである場合、前記把持センサの
検出結果に拘わらず、前記カメラボディに対して前記フ
ォーカシング駆動力の発生を許容するものを提案する。
この発明によれば、モード切換スイッチがオートフォー
カスモードのときには、撮影者によるマニュアルフォー
カス環の把持いかんに拘わらず、円滑なオートフォーカ
シングが実現される。
【0010】また、請求項5の発明では、請求項2〜4
のレンズ鏡筒において、前記モード切換スイッチがマニ
ュアルフォーカス優先モードである場合、前記把持セン
サにより前記マニュアルフォーカス環が把持されていな
いことが検出されたときには、前記カメラボディに対し
て前記フォーカシング駆動力を許容させる一方、前記把
持センサにより前記マニュアルフォーカス環が把持され
ていることが検出されたときには、前記カメラボディに
対して前記フォーカシング駆動力の発生を停止させるも
のを提案する。この発明によれば、モード切換スイッチ
がマニュアルフォーカス優先モードのときには、撮影者
は、オートフォーカシングが行われている際にも、マニ
ュアルフォーカス環を把持することだけでマニュアルフ
ォーカシングを実行できる。
のレンズ鏡筒において、前記モード切換スイッチがマニ
ュアルフォーカス優先モードである場合、前記把持セン
サにより前記マニュアルフォーカス環が把持されていな
いことが検出されたときには、前記カメラボディに対し
て前記フォーカシング駆動力を許容させる一方、前記把
持センサにより前記マニュアルフォーカス環が把持され
ていることが検出されたときには、前記カメラボディに
対して前記フォーカシング駆動力の発生を停止させるも
のを提案する。この発明によれば、モード切換スイッチ
がマニュアルフォーカス優先モードのときには、撮影者
は、オートフォーカシングが行われている際にも、マニ
ュアルフォーカス環を把持することだけでマニュアルフ
ォーカシングを実行できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明に係るレンズ鏡筒をオ
ートフォーカスカメラに装着した状態を示す概略構成図
であり、図2は同レンズ鏡筒の構造を示す半裁縦断面図
である。これらの図に示したように、レンズ鏡筒1は、
カメラボディ3に複数個のバヨネットラグ4を介して装
着される二重円筒形状の固定筒5を有している。固定筒
5は、鏡筒外殻の一部を形成する外側固定筒7と、合焦
レンズ群9を保持に供される内側固定筒11とからなっ
ている。内側固定筒11には、合焦レンズ群9が固着・
保持された直進筒13が内嵌する一方、直進筒13のフ
ォロアピン15が係合するカム溝17を有するカム筒1
9が外嵌している。また、内側固定筒11には、フォロ
アピン15が貫通・係合する直進溝21が形成されてお
り、直進筒13を光軸Lに沿って移動させるべく案内し
ている。これにより、カム筒19が正逆いずれかの方向
に回転すると、直進筒13が光軸Lに沿って進退し、フ
ォーカシングが実現される。
に基づき説明する。図1は本発明に係るレンズ鏡筒をオ
ートフォーカスカメラに装着した状態を示す概略構成図
であり、図2は同レンズ鏡筒の構造を示す半裁縦断面図
である。これらの図に示したように、レンズ鏡筒1は、
カメラボディ3に複数個のバヨネットラグ4を介して装
着される二重円筒形状の固定筒5を有している。固定筒
5は、鏡筒外殻の一部を形成する外側固定筒7と、合焦
レンズ群9を保持に供される内側固定筒11とからなっ
ている。内側固定筒11には、合焦レンズ群9が固着・
保持された直進筒13が内嵌する一方、直進筒13のフ
ォロアピン15が係合するカム溝17を有するカム筒1
9が外嵌している。また、内側固定筒11には、フォロ
アピン15が貫通・係合する直進溝21が形成されてお
り、直進筒13を光軸Lに沿って移動させるべく案内し
ている。これにより、カム筒19が正逆いずれかの方向
に回転すると、直進筒13が光軸Lに沿って進退し、フ
ォーカシングが実現される。
【0012】カム筒19には、その外周に複数本(本実
施形態では、3本)のピボット31が立設されており、
これらピボット31に合成ゴム等を素材とするローラ3
3がそれぞれ回動自在に保持されている。外側固定筒7
には、その外周側にマニュアルフォーカス環35が回動
自在に支持されており、このマニュアルフォーカス環3
5から外側固定筒7と内側固定筒11との間にマニュア
ルフォーカス側駆動力伝達機構を構成する回転筒37が
延設されている。回転筒37は、その後端面にローラ3
3が転接しており、撮影者がマニュアルフォーカス環3
5を回転させると、その回転が回転筒37を介してロー
ラ33に伝達される。
施形態では、3本)のピボット31が立設されており、
これらピボット31に合成ゴム等を素材とするローラ3
3がそれぞれ回動自在に保持されている。外側固定筒7
には、その外周側にマニュアルフォーカス環35が回動
自在に支持されており、このマニュアルフォーカス環3
5から外側固定筒7と内側固定筒11との間にマニュア
ルフォーカス側駆動力伝達機構を構成する回転筒37が
延設されている。回転筒37は、その後端面にローラ3
3が転接しており、撮影者がマニュアルフォーカス環3
5を回転させると、その回転が回転筒37を介してロー
ラ33に伝達される。
【0013】固定筒5の後部には、オートフォーカス側
駆動力伝達機構の構成要素として、外側固定筒7と内側
固定筒11との間に、後端に鏡筒側カプラ41を有する
ピニオン43と、このピニオン43に噛み合う内接ギヤ
45を有する駆動筒47とが設けられている。駆動筒4
7は、その前端面にローラ33が転接しており、カメラ
ボディ3側からピニオン43が回転駆動されると、その
回転が駆動筒47を介してローラ33に伝達される。図
中、符号49で示した部材は、固定筒5と駆動筒47と
の間に介装されたウェーブワッシャであり、ローラ33
を介して駆動筒47を回転筒37に押し付け、これら部
材間に所定の摩擦力を発生させている。尚、本実施形態
の場合、回転筒37(マニュアルフォーカス環35)の
回転に要するトルクT1は、カム筒19の回転に要する
トルクT2より有意に大きく設定されている。
駆動力伝達機構の構成要素として、外側固定筒7と内側
固定筒11との間に、後端に鏡筒側カプラ41を有する
ピニオン43と、このピニオン43に噛み合う内接ギヤ
45を有する駆動筒47とが設けられている。駆動筒4
7は、その前端面にローラ33が転接しており、カメラ
ボディ3側からピニオン43が回転駆動されると、その
回転が駆動筒47を介してローラ33に伝達される。図
中、符号49で示した部材は、固定筒5と駆動筒47と
の間に介装されたウェーブワッシャであり、ローラ33
を介して駆動筒47を回転筒37に押し付け、これら部
材間に所定の摩擦力を発生させている。尚、本実施形態
の場合、回転筒37(マニュアルフォーカス環35)の
回転に要するトルクT1は、カム筒19の回転に要する
トルクT2より有意に大きく設定されている。
【0014】さて、回転筒37と駆動筒47とは共にロ
ーラ33に転接しているため、回転筒37と駆動筒47
とのいずれか一方が回転すると、ローラ33を保持した
カム筒19が1/2の回転数をもって回転する。する
と、カム筒19のカム溝17に駆動されることにより、
フォロアピン15(すなわち、直進筒13)が光軸Lに
沿って進退し、合焦レンズ群9がフォーカシング動す
る。つまり、本実施形態では、駆動量合成機構が回転筒
37と駆動筒47とローラ33とにより構成された作動
機構となっており、回転筒37の回転量と駆動筒47の
回転量とがローラ33により合成されてカム筒19に伝
達される。
ーラ33に転接しているため、回転筒37と駆動筒47
とのいずれか一方が回転すると、ローラ33を保持した
カム筒19が1/2の回転数をもって回転する。する
と、カム筒19のカム溝17に駆動されることにより、
フォロアピン15(すなわち、直進筒13)が光軸Lに
沿って進退し、合焦レンズ群9がフォーカシング動す
る。つまり、本実施形態では、駆動量合成機構が回転筒
37と駆動筒47とローラ33とにより構成された作動
機構となっており、回転筒37の回転量と駆動筒47の
回転量とがローラ33により合成されてカム筒19に伝
達される。
【0015】マニュアルフォーカス環35には、その外
周面に滑り止めのラバーリング51が外嵌しており、そ
の内側には把持センサ53を構成するフレキシブルプリ
ント基板55と複数枚のコンタクトプレート57とが配
設されている。そして、把持センサ53の検出信号は、
マニュアルフォーカス環35に固着された信号伝達ブラ
シ61と、外側固定筒7に貼着されたフレキシブルプリ
ント基板63とを介して、内側固定筒15の外周面に固
定された鏡筒内CPU65に伝達される。
周面に滑り止めのラバーリング51が外嵌しており、そ
の内側には把持センサ53を構成するフレキシブルプリ
ント基板55と複数枚のコンタクトプレート57とが配
設されている。そして、把持センサ53の検出信号は、
マニュアルフォーカス環35に固着された信号伝達ブラ
シ61と、外側固定筒7に貼着されたフレキシブルプリ
ント基板63とを介して、内側固定筒15の外周面に固
定された鏡筒内CPU65に伝達される。
【0016】外側固定筒7には、撮影者の操作に供され
るモード切換スイッチ71がその外周面に配設されてい
る。本実施形態の場合、モード切換スイッチ71は、オ
ートフォーカスモード(以下、AFモードと記す)と、
マニュアルフォーカスモード(以下、MFモードと記
す)と、マニュアルフォーカス優先モード(以下、M/
Aモードと記す)との3通りの撮影モードに切換可能と
なっており、その切換信号が鏡筒内CPU65に伝達さ
れる。
るモード切換スイッチ71がその外周面に配設されてい
る。本実施形態の場合、モード切換スイッチ71は、オ
ートフォーカスモード(以下、AFモードと記す)と、
マニュアルフォーカスモード(以下、MFモードと記
す)と、マニュアルフォーカス優先モード(以下、M/
Aモードと記す)との3通りの撮影モードに切換可能と
なっており、その切換信号が鏡筒内CPU65に伝達さ
れる。
【0017】本実施形態の場合、内側固定筒15の先端
側外周面にはフレキシブルプリント基板73が貼着され
る一方、このフレキシブルプリント基板73にカム筒1
9に固着された接点ブラシ75が摺接し、これらフレキ
シブルプリント基板73と接点ブラシ75とによりロー
タリエンコーダ77が構成されている。ロータリエンコ
ーダ77は、カム筒19の回転角度(すなわち、合焦レ
ンズ群9の前後位置)を検出し、その検出信号を鏡筒内
CPU65に伝達する。
側外周面にはフレキシブルプリント基板73が貼着され
る一方、このフレキシブルプリント基板73にカム筒1
9に固着された接点ブラシ75が摺接し、これらフレキ
シブルプリント基板73と接点ブラシ75とによりロー
タリエンコーダ77が構成されている。ロータリエンコ
ーダ77は、カム筒19の回転角度(すなわち、合焦レ
ンズ群9の前後位置)を検出し、その検出信号を鏡筒内
CPU65に伝達する。
【0018】鏡筒内CPU65は、固定筒5の後端から
後方に向けて突設された板ばね79を介して、レンズマ
ウント接点ピン81に接続している。図中、符号83で
示した部材は、板ばね79およびレンズマウント接点ピ
ン81を囲繞・保護する接点ハウジングである。
後方に向けて突設された板ばね79を介して、レンズマ
ウント接点ピン81に接続している。図中、符号83で
示した部材は、板ばね79およびレンズマウント接点ピ
ン81を囲繞・保護する接点ハウジングである。
【0019】一方、カメラボディ3内にはカメラ側カプ
ラ83が配設されており、レンズ鏡筒1がカメラボディ
3に接続されると、鏡筒側カプラ41がこのカメラ側カ
プラ83に接続する。カメラ側カプラ83は、摩擦クラ
ッチ85および減速ギヤトレーン87を介して、カメラ
側CPU89に駆動制御される電動モータ91に接続し
ている。図中、符号93で示した部材はフォトインタラ
プタであり、減速ギヤトレーン87に固着されたコード
板95の回転に応じてカメラ側CPU89にパルス信号
を出力する。
ラ83が配設されており、レンズ鏡筒1がカメラボディ
3に接続されると、鏡筒側カプラ41がこのカメラ側カ
プラ83に接続する。カメラ側カプラ83は、摩擦クラ
ッチ85および減速ギヤトレーン87を介して、カメラ
側CPU89に駆動制御される電動モータ91に接続し
ている。図中、符号93で示した部材はフォトインタラ
プタであり、減速ギヤトレーン87に固着されたコード
板95の回転に応じてカメラ側CPU89にパルス信号
を出力する。
【0020】また、カメラボディ3内には可動ミラー9
7が設けられており、合焦レンズ群9を通過した光の大
半をカメラボディ3の上方に反射すると共に、その光の
一部を中央に形成された半透鏡部を通して後方に透過さ
せる。可動ミラー97の直上方には焦点板99が配設さ
れており、可動ミラー97から反射した光はこの焦点板
99に被写体像を結像する。被写体像は、焦点板99の
上方に配設されたコンデンサレンズ101およびペンタ
プリズム103を介して、カメラボディ3の後端面上部
のファインダ接眼レンズ105を通して撮影者に観察さ
れる。尚、可動ミラー97の半透鏡部を透過した光は、
サブミラー111により下方に反射され、結像レンズを
含む一対の受光装置113の受光面上に結像する。結像
した光は、受光装置113により光電変換された後、電
気信号としてカメラ側CPU89に伝達される。そし
て、カメラ側CPU89は、受光装置113からの電気
信号に基づき、結像状態に応じたデフォーカス量(予定
焦点面からのずれ量およびその方向)を演算する。
7が設けられており、合焦レンズ群9を通過した光の大
半をカメラボディ3の上方に反射すると共に、その光の
一部を中央に形成された半透鏡部を通して後方に透過さ
せる。可動ミラー97の直上方には焦点板99が配設さ
れており、可動ミラー97から反射した光はこの焦点板
99に被写体像を結像する。被写体像は、焦点板99の
上方に配設されたコンデンサレンズ101およびペンタ
プリズム103を介して、カメラボディ3の後端面上部
のファインダ接眼レンズ105を通して撮影者に観察さ
れる。尚、可動ミラー97の半透鏡部を透過した光は、
サブミラー111により下方に反射され、結像レンズを
含む一対の受光装置113の受光面上に結像する。結像
した光は、受光装置113により光電変換された後、電
気信号としてカメラ側CPU89に伝達される。そし
て、カメラ側CPU89は、受光装置113からの電気
信号に基づき、結像状態に応じたデフォーカス量(予定
焦点面からのずれ量およびその方向)を演算する。
【0021】また一方、カメラボディ3内にはカメラ側
接点プレート115が設けられており、このカメラ側接
点プレート115に前述したレンズマウント接点ピン8
1が接触している。これにより、鏡筒内CPU65から
カメラ側CPU89に対し、把持センサ53の検出信号
を始め、モード切換スイッチ71の切換信号やロータリ
エンコーダ77の検出信号が伝達される。
接点プレート115が設けられており、このカメラ側接
点プレート115に前述したレンズマウント接点ピン8
1が接触している。これにより、鏡筒内CPU65から
カメラ側CPU89に対し、把持センサ53の検出信号
を始め、モード切換スイッチ71の切換信号やロータリ
エンコーダ77の検出信号が伝達される。
【0022】以下、本実施形態の作用を述べる。撮影者
が、モード切換スイッチ71をMFモードにセットする
と、鏡筒内CPU65からカメラ側CPU89にその旨
の信号が伝達され、カメラ側CPU89は電動モータ9
1の回転を停止させる。この場合、ピニオン43や鏡筒
側カプラ41を介してカメラ側カプラ83に接続した駆
動筒47も停止するため、撮影者がマニュアルフォーカ
ス環35を回転させると、ローラ33が回転筒37と静
止した駆動筒47との間で転動し、ローラ33を保持し
たカム筒19が正逆いずれかの方向に回転する。これに
より、前述したように、カム筒19のカム溝17に駆動
されることにより、フォロアピン15(すなわち、直進
筒13)が光軸Lに沿って進退し、合焦レンズ群9がフ
ォーカシング動することになる。
が、モード切換スイッチ71をMFモードにセットする
と、鏡筒内CPU65からカメラ側CPU89にその旨
の信号が伝達され、カメラ側CPU89は電動モータ9
1の回転を停止させる。この場合、ピニオン43や鏡筒
側カプラ41を介してカメラ側カプラ83に接続した駆
動筒47も停止するため、撮影者がマニュアルフォーカ
ス環35を回転させると、ローラ33が回転筒37と静
止した駆動筒47との間で転動し、ローラ33を保持し
たカム筒19が正逆いずれかの方向に回転する。これに
より、前述したように、カム筒19のカム溝17に駆動
されることにより、フォロアピン15(すなわち、直進
筒13)が光軸Lに沿って進退し、合焦レンズ群9がフ
ォーカシング動することになる。
【0023】一方、撮影者が、モード切換スイッチ71
をAFモードにセットすると、鏡筒内CPU65からカ
メラ側CPU89にその旨の信号が伝達され、カメラ側
CPU89はカメラ側カプラ83の単位回転あたりの像
面移動量に関する情報を鏡筒内CPU65のROMから
読み出す。次に、カメラ側CPU89は、この情報と上
述したデフォーカス量とに基づいて合焦させるために必
要な電動モータ91の必要駆動量を演算し、電動モータ
91の駆動を開始する。電動モータ91が回転すると、
カメラ側CPU89は、フォトインタラプタ93から入
力したパルス信号をカウントし、電動モータ91の必要
駆動量に対応する個数のパルス信号が入力した時点で電
動モータ91の駆動を停止させる。
をAFモードにセットすると、鏡筒内CPU65からカ
メラ側CPU89にその旨の信号が伝達され、カメラ側
CPU89はカメラ側カプラ83の単位回転あたりの像
面移動量に関する情報を鏡筒内CPU65のROMから
読み出す。次に、カメラ側CPU89は、この情報と上
述したデフォーカス量とに基づいて合焦させるために必
要な電動モータ91の必要駆動量を演算し、電動モータ
91の駆動を開始する。電動モータ91が回転すると、
カメラ側CPU89は、フォトインタラプタ93から入
力したパルス信号をカウントし、電動モータ91の必要
駆動量に対応する個数のパルス信号が入力した時点で電
動モータ91の駆動を停止させる。
【0024】電動モータ91により減速ギヤトレーン8
7を介してカメラ側カプラ83が回転駆動されると、カ
メラ側カプラ83に接続した鏡筒側カプラ41を介して
ピニオン43が回転し、内接ギヤ45がこのピニオン4
3に噛み合った駆動筒47も回転する。このとき、回転
筒37の回転に要するトルクT1がカム筒19の回転に
要するトルクT2より大きいために回転筒37が静止
し、ウェーブワッシャ49により駆動筒47に押圧され
たローラ33が駆動筒47と静止した回転筒37との間
で転動し、ローラ33を保持したカム筒19が正逆いず
れかの方向に回転する。これにより、マニュアルフォー
カシング時と同様に、フォロアピン15(すなわち、直
進筒13)が光軸Lに沿って進退し、合焦レンズ群9が
フォーカシング動することになる。この際、合焦レンズ
群9を保持した直進筒13は、遠距離から近距離にオー
トフォーカシングする場合には前進し、近距離から遠距
離にオートフォーカシングする場合には後退することに
なる。
7を介してカメラ側カプラ83が回転駆動されると、カ
メラ側カプラ83に接続した鏡筒側カプラ41を介して
ピニオン43が回転し、内接ギヤ45がこのピニオン4
3に噛み合った駆動筒47も回転する。このとき、回転
筒37の回転に要するトルクT1がカム筒19の回転に
要するトルクT2より大きいために回転筒37が静止
し、ウェーブワッシャ49により駆動筒47に押圧され
たローラ33が駆動筒47と静止した回転筒37との間
で転動し、ローラ33を保持したカム筒19が正逆いず
れかの方向に回転する。これにより、マニュアルフォー
カシング時と同様に、フォロアピン15(すなわち、直
進筒13)が光軸Lに沿って進退し、合焦レンズ群9が
フォーカシング動することになる。この際、合焦レンズ
群9を保持した直進筒13は、遠距離から近距離にオー
トフォーカシングする場合には前進し、近距離から遠距
離にオートフォーカシングする場合には後退することに
なる。
【0025】本実施形態では、カム筒19の回転角度が
ロータリエンコーダ77により検出されるため、合焦レ
ンズ群9の無限遠位置および至近位置における制限端に
対応するカム筒19の回転角度が検出されると、その検
出信号が鏡筒内CPU65からカメラ側CPU89に伝
達される。カメラ側CPU89は、これらの検出信号が
入力すると、電動モータ91を反転あるいは停止させ、
各部材に不要な負荷を掛けないようにする。尚、本実施
形態の場合、合焦レンズ群9が制限端に達した後に電動
モータ91が回転しても、カメラ側カプラ83と減速ギ
ヤトレーン87との間に介装された摩擦クラッチ85が
作動するため、各部材の破損や変形は生じない。
ロータリエンコーダ77により検出されるため、合焦レ
ンズ群9の無限遠位置および至近位置における制限端に
対応するカム筒19の回転角度が検出されると、その検
出信号が鏡筒内CPU65からカメラ側CPU89に伝
達される。カメラ側CPU89は、これらの検出信号が
入力すると、電動モータ91を反転あるいは停止させ、
各部材に不要な負荷を掛けないようにする。尚、本実施
形態の場合、合焦レンズ群9が制限端に達した後に電動
モータ91が回転しても、カメラ側カプラ83と減速ギ
ヤトレーン87との間に介装された摩擦クラッチ85が
作動するため、各部材の破損や変形は生じない。
【0026】ここで、オートフォーカシング時におい
て、撮影者がマニュアルフォーカス環35を回動させた
場合を考える。上述したように、モード切換スイッチ7
1がAFモードにセットされているときには、カメラ側
CPU89は種々の情報に基づいて電動モータ91を回
転駆動する。したがって、撮影者が図示しないシャッタ
ボタンを半押ししながらマニュアルフォーカス環35を
回転させると、駆動筒47と回転筒37とが共に回転
し、その合成回転量に基づきカム筒19が駆動されるこ
とになる。この場合、合焦作動が実質的に損なわれる虞
が大きいため、本実施形態では具体的手段を示さない
が、オートフォーカシング時にはマニュアルフォーカス
環35を機械的にロックすることが望ましい。
て、撮影者がマニュアルフォーカス環35を回動させた
場合を考える。上述したように、モード切換スイッチ7
1がAFモードにセットされているときには、カメラ側
CPU89は種々の情報に基づいて電動モータ91を回
転駆動する。したがって、撮影者が図示しないシャッタ
ボタンを半押ししながらマニュアルフォーカス環35を
回転させると、駆動筒47と回転筒37とが共に回転
し、その合成回転量に基づきカム筒19が駆動されるこ
とになる。この場合、合焦作動が実質的に損なわれる虞
が大きいため、本実施形態では具体的手段を示さない
が、オートフォーカシング時にはマニュアルフォーカス
環35を機械的にロックすることが望ましい。
【0027】さて、撮影者が、モード切換スイッチ71
をM/Aモードにセットすると、鏡筒内CPU65から
カメラ側CPU89にその旨の信号が伝達され、カメラ
側CPU89は上述した手順でオートフォーカシングを
行う。ところが、この状態で撮影者がマニュアルフォー
カス環35を把持すると、把持センサ53からの検出信
号が鏡筒内CPU65からカメラ側CPU89に伝達さ
れ、カメラ側CPU89は直ちに電動モータ91の駆動
を停止させる。これにより、撮影者は、モード切換スイ
ッチ71の操作を行うことなく、前述したMFモードと
同様にマニュアルフォーカス環35の操作によるフォー
カシングを行えることになる。尚、この場合には、駆動
筒47の回転に要するトルクT3は、カム筒19の回転
に要するトルクT2より有意に大きい必要があるが、こ
れはウェーブワッシャ49の付勢力を適宜設定すること
により実現できる。
をM/Aモードにセットすると、鏡筒内CPU65から
カメラ側CPU89にその旨の信号が伝達され、カメラ
側CPU89は上述した手順でオートフォーカシングを
行う。ところが、この状態で撮影者がマニュアルフォー
カス環35を把持すると、把持センサ53からの検出信
号が鏡筒内CPU65からカメラ側CPU89に伝達さ
れ、カメラ側CPU89は直ちに電動モータ91の駆動
を停止させる。これにより、撮影者は、モード切換スイ
ッチ71の操作を行うことなく、前述したMFモードと
同様にマニュアルフォーカス環35の操作によるフォー
カシングを行えることになる。尚、この場合には、駆動
筒47の回転に要するトルクT3は、カム筒19の回転
に要するトルクT2より有意に大きい必要があるが、こ
れはウェーブワッシャ49の付勢力を適宜設定すること
により実現できる。
【0028】以上で具体的実施形態の説明を終えるが、
本発明の態様はこの実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、駆動量合成機構として、回
転筒、駆動筒およびローラからなるものを用いたが、回
転筒と駆動筒とにリングギヤを形成し、両者の間にピニ
オンを介装させたものを用いてもよい。また、把持セン
サとしては、電位差で作動するいわゆるタッチスイッチ
の他、種々の形式のものをマニュアルフォーカス環内に
設けてもよい。更に、レンズ鏡筒のその他の部位やカメ
ラボディの具体的構成等についても、上記実施形態での
例示に限られるものではなく、設計上の都合等により適
宜変更可能である。
本発明の態様はこの実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、駆動量合成機構として、回
転筒、駆動筒およびローラからなるものを用いたが、回
転筒と駆動筒とにリングギヤを形成し、両者の間にピニ
オンを介装させたものを用いてもよい。また、把持セン
サとしては、電位差で作動するいわゆるタッチスイッチ
の他、種々の形式のものをマニュアルフォーカス環内に
設けてもよい。更に、レンズ鏡筒のその他の部位やカメ
ラボディの具体的構成等についても、上記実施形態での
例示に限られるものではなく、設計上の都合等により適
宜変更可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、カメラボディに接続さ
れる固定筒を有し、該カメラボディからのフォーカシン
グ駆動力により合焦光学系が駆動制御されるオートフォ
ーカスモードと、撮影者がマニュアルフォーカス環を回
動操作することにより前記合焦光学系を駆動するマニュ
アルフォーカスモードとが選択可能なレンズ鏡筒であっ
て、前記固定筒に保持され、前記カメラボディからのフ
ォーカシング駆動力を前記合焦光学系に伝達し、該合焦
光学系を進退駆動させるオートフォーカス側駆動力伝達
機構と、前記固定筒に保持され、前記マニュアルフォー
カス環の回転を前記合焦光学系に伝達し、該合焦光学系
を進退駆動させるマニュアルフォーカス側駆動力伝達機
構と、前記オートフォーカス側駆動力伝達機構による駆
動量と、前記マニュアルフォーカス側駆動力伝達機構に
よる駆動量とを合成する駆動量合成機構と、前記マニュ
アルフォーカス環に設けられ、該マニュアルフォーカス
環の把持状態を検出する把持センサとを備え、前記把持
センサにより前記マニュアルフォーカス環が把持されて
いることが検出された場合、前記カメラボディに対して
前記フォーカシング駆動力を停止させるようにしたた
め、例えば、オートフォーカシング時に撮影者がマニュ
アルフォーカス環を把持すると、把持センサからの検出
信号によってカメラボディからのフォーカシング駆動力
が停止し、合焦光学系がその時点での位置からマニュア
ルフォーカス側駆動力伝達機構を介してマニュアルフォ
ーカス環により進退駆動されることになり、フォーカシ
ング操作性が極めて良好となる。
れる固定筒を有し、該カメラボディからのフォーカシン
グ駆動力により合焦光学系が駆動制御されるオートフォ
ーカスモードと、撮影者がマニュアルフォーカス環を回
動操作することにより前記合焦光学系を駆動するマニュ
アルフォーカスモードとが選択可能なレンズ鏡筒であっ
て、前記固定筒に保持され、前記カメラボディからのフ
ォーカシング駆動力を前記合焦光学系に伝達し、該合焦
光学系を進退駆動させるオートフォーカス側駆動力伝達
機構と、前記固定筒に保持され、前記マニュアルフォー
カス環の回転を前記合焦光学系に伝達し、該合焦光学系
を進退駆動させるマニュアルフォーカス側駆動力伝達機
構と、前記オートフォーカス側駆動力伝達機構による駆
動量と、前記マニュアルフォーカス側駆動力伝達機構に
よる駆動量とを合成する駆動量合成機構と、前記マニュ
アルフォーカス環に設けられ、該マニュアルフォーカス
環の把持状態を検出する把持センサとを備え、前記把持
センサにより前記マニュアルフォーカス環が把持されて
いることが検出された場合、前記カメラボディに対して
前記フォーカシング駆動力を停止させるようにしたた
め、例えば、オートフォーカシング時に撮影者がマニュ
アルフォーカス環を把持すると、把持センサからの検出
信号によってカメラボディからのフォーカシング駆動力
が停止し、合焦光学系がその時点での位置からマニュア
ルフォーカス側駆動力伝達機構を介してマニュアルフォ
ーカス環により進退駆動されることになり、フォーカシ
ング操作性が極めて良好となる。
【図1】本発明に係るレンズ鏡筒をオートフォーカスカ
メラに装着した状態を示す概略構成図である。
メラに装着した状態を示す概略構成図である。
【図2】同レンズ鏡筒の構造を示す半裁縦断面図であ
る。
る。
1‥‥レンズ鏡筒 3‥‥カメラボディ 9‥‥合焦レンズ群 13‥‥直進筒 15‥‥フォロアピン 19‥‥カム筒 31‥‥ピボット 33‥‥ローラ 35‥‥マニュアルフォーカス環 37‥‥回転筒 43‥‥ピニオン 47‥‥駆動筒 49‥‥ウェーブワッシャ 53‥‥把持センサ 65‥‥鏡筒内CPU 71‥‥モード切換スイッチ 77‥‥ロータリエンコーダ 89‥‥カメラ側CPU 91‥‥電動モータ
Claims (5)
- 【請求項1】カメラボディに接続される固定筒を有し、
該カメラボディからのフォーカシング駆動力により合焦
光学系が駆動制御されるオートフォーカスモードと、撮
影者がマニュアルフォーカス環を回動操作することによ
り前記合焦光学系を駆動するマニュアルフォーカスモー
ドとが選択可能なレンズ鏡筒であって、 前記固定筒に保持され、前記カメラボディからのフォー
カシング駆動力を前記合焦光学系に伝達し、該合焦光学
系を進退駆動させるオートフォーカス側駆動力伝達機構
と、 前記固定筒に保持され、前記マニュアルフォーカス環の
回転を前記合焦光学系に伝達し、該合焦光学系を進退駆
動させるマニュアルフォーカス側駆動力伝達機構と、 前記オートフォーカス側駆動力伝達機構による駆動量
と、前記マニュアルフォーカス側駆動力伝達機構による
駆動量とを合成する駆動量合成機構と、 前記マニュアルフォーカス環に設けられ、該マニュアル
フォーカス環の把持状態を検出する把持センサとを備
え、 前記把持センサにより前記マニュアルフォーカス環が把
持されていることが検出された場合、前記カメラボディ
に対して前記フォーカシング駆動力を停止させることを
特徴とするレンズ鏡筒。 - 【請求項2】前記固定筒に設けられ、複数の撮影モード
の切り換えに供されるモード切換スイッチを更に備え、 該モード切換スイッチの操作に基づき、前記カメラボデ
ィに対する駆動制御を行うことを特徴とする、請求項1
記載のレンズ鏡筒。 - 【請求項3】前記モード切換スイッチがマニュアルフォ
ーカスモードである場合、前記把持センサの検出結果に
拘わらず、前記カメラボディに対して前記フォーカシン
グ駆動力の発生を停止させることを特徴とする、請求項
2記載のレンズ鏡筒。 - 【請求項4】前記モード切換スイッチがオートフォーカ
スモードである場合、前記把持センサの検出結果に拘わ
らず、前記カメラボディに対して前記フォーカシング駆
動力の発生を許容することを特徴とする、請求項2また
は3記載のレンズ鏡筒。 - 【請求項5】前記モード切換スイッチがマニュアルフォ
ーカス優先モードである場合、前記把持センサにより前
記マニュアルフォーカス環が把持されていないことが検
出されたときには、前記カメラボディに対して前記フォ
ーカシング駆動力を許容させる一方、前記把持センサに
より前記マニュアルフォーカス環が把持されていること
が検出されたときには、前記カメラボディに対して前記
フォーカシング駆動力の発生を停止させることを特徴と
する、請求項2〜4記載のレンズ鏡筒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11009249A JP2000206401A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | レンズ鏡筒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11009249A JP2000206401A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | レンズ鏡筒 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000206401A true JP2000206401A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11715146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11009249A Withdrawn JP2000206401A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | レンズ鏡筒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000206401A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009237103A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Nikon Vision Co Ltd | 移動機構、光学装置 |
| JP2010128366A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Sony Corp | レンズ鏡胴及び撮像装置 |
-
1999
- 1999-01-18 JP JP11009249A patent/JP2000206401A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009237103A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Nikon Vision Co Ltd | 移動機構、光学装置 |
| JP2010128366A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Sony Corp | レンズ鏡胴及び撮像装置 |
| US7995287B2 (en) | 2008-11-28 | 2011-08-09 | Sony Corporation | Lens barrel and imaging apparatus |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060404 |