JP2000207616A - 書類発行装置、書類発行方法及び書類発行システム - Google Patents

書類発行装置、書類発行方法及び書類発行システム

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JP2000207616A
JP2000207616A JP11008266A JP826699A JP2000207616A JP 2000207616 A JP2000207616 A JP 2000207616A JP 11008266 A JP11008266 A JP 11008266A JP 826699 A JP826699 A JP 826699A JP 2000207616 A JP2000207616 A JP 2000207616A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カード所有者本人であることを確認できるよ
うにすると共に、カード所有者本人に対して、そのカー
ド所有者の個人情報を書類にして発行できようににす
る。 【解決手段】 電子カード所有者の個人識別情報D1を
記録した電子カード3に基づいてその電子カード所有者
の個人情報D2を書類にして発行する装置であって、電
子カード所有者の個人識別情報D1及び個人情報D2を
登録した登録手段1と、この登録手段1に登録された電
子カード所有者の個人情報D2を書類にして出力する書
類作成手段2と、電子カード3から個人識別情報D1を
読み出すと共に、登録手段1から個人識別情報D1を読
み出して、電子カード3による個人識別情報D1と登録
手段1による個人識別情報D1とを比較する制御手段4
とを備え、制御手段4は、電子カード3による個人識別
情報D1と登録手段1による個人識別情報D1とが一致
したときに、書類作成手段2に書類の作成許可を与え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住民票、戸籍謄
本、身分証明書及び印鑑証明書等を発行する申請者本人
確認機能付きの無人自動書類発行機などに適用して好適
な書類発行装置、書類発行方法及び書類発行システムに
関する。
【0002】詳しくは、電子カードの所有者の個人情報
を書類にして発行する際に、その電子カードから読み出
した個人識別情報と、予め登録された個人識別情報とを
比較して、電子カード所有者本人であることを確認でき
るようにすると共に、電子カード所有者本人に対して、
その電子カード所有者の個人情報を書類にして発行でき
るようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】従来から、不動産取引き、銀行手続き等
において、住民票、戸籍謄本、身分証明書及び印鑑証明
書等が必要となったときに、市区町村の役所に出向いて
これらの書類を発行して貰う場合が多い。
【0004】この種の従来方式の書類発行システムによ
れば、役所に出頭した者が申請書に住所・氏名などの必
要事項を記入し、本人を確認できるもの、例えば、自動
車運転免許証などが役所の窓口の係官に提示される。そ
して、係官によって本人の顔と運転免許証に貼付された
顔画像とが比較され、本人であると確認されると、公共
機関の認証印が押下された各種書類が発行される。従っ
て、役所における書類発行作業に人手がかかる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来方式の
書類発行システムによれば、住民票、戸籍謄本、身分証
明書及び印鑑証明書等の発行申請手続きのために、役所
へ出向く必要がある。そこで、カード所有者の個人識別
番号などを記録した磁気カードを使用して住民票、戸籍
謄本、身分証明書及び印鑑証明書等を発行する書類発行
システムが考案されている。
【0006】しかしながら、発行申請者の本籍地を証明
する戸籍謄本を取得する場合などにおいては、磁気カー
ドを使用した書類発行システムでは発行申請手続きを採
ることができず、本籍地の役所で発行申請手続きをしな
ければならない。
【0007】従って、現住所地を登録してある役所に対
して本籍地を登録した役所が県外にある場合には、その
県外の役所に出向いたり、郵送による申請手続きを採ら
なければならず、早急に戸籍謄本を手に入れることがで
きないという問題がある。
【0008】そこで、この発明は上述した課題を解決し
たものであって、カード所有者本人であることを確認で
きるようにすると共に、カード所有者本人に対して、そ
のカード所有者の個人情報を書類にして発行できように
した書類発行装置、書類発行方法及び書類発行システム
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る書類発行装置は、少なくとも、電子カ
ード所有者の個人識別情報を記録した電子カードに基づ
いてその電子カード所有者の個人情報を書類にして発行
する装置であって、電子カード所有者の個人識別情報及
び個人情報を登録した登録手段と、この登録手段に登録
された電子カード所有者の個人情報を書類にして出力す
る書類作成手段と、電子カードから個人識別情報を読み
出すと共に、登録手段から個人識別情報を読み出して、
電子カードによる個人識別情報と登録手段による個人識
別情報とを比較する制御手段とを備え、制御手段は、電
子カードによる個人識別情報と登録手段による個人識別
情報とが一致したときに、書類作成手段に書類の作成許
可を与えることを特徴とするものである。
【0010】本発明の書類発行装置によれば、電子カー
ド所有者の個人識別情報を記録した電子カードに基づい
てその電子カード所有者の個人情報を書類にして発行す
る場合に、電子カードから読み出した個人識別情報と登
録手段から読み出した個人識別情報とが制御手段によっ
て比較され、その電子カードによる個人識別情報と登録
手段による個人識別情報とが一致したときに、制御手段
から書類作成手段へ書類の作成許可が与えられる。
【0011】従って、電子カード所有者本人であると確
認された者に対して、その電子カード所有者の個人情報
を書類にして発行することができる。しかも、従来方式
のように住所・氏名などを申請書に記入する手続きが一
切不要となるので、申請書レス化及び書類の発行作業の
自動化を図ることができる。これにより、住民票、戸籍
謄本、身分証明書及び印鑑証明等を発行する申請者本人
確認機能付きの無人自動書類発行機などに当該書類発行
装置を十分に応用することができる。
【0012】本発明に係る書類作成方法は、電子カード
所有者の個人識別情報に基づいてその電子カード所有者
の個人情報を書類にして発行する方法であって、予め電
子カードの所有を要求する者の個人識別情報及び個人情
報を登録すると共に、少なくとも、電子カード所有要求
者に対して個人識別情報を記録した電子カードを与え、
書類を発行する際に、その電子カードから読み出した個
人識別情報と、予め登録された個人識別情報とを比較
し、電子カードによる個人識別情報と予め登録された個
人識別情報とが一致した場合に、電子カード所有者の個
人情報を書類にして発行することを特徴とするものであ
る。
【0013】本発明の書類発行方法によれば、電子カー
ド所有者の個人識別情報に基づいてその電子カード所有
者の個人情報を書類にして発行する際に、その電子カー
ドから読み出した個人識別情報と、予め登録された個人
識別情報とを比較するようになされる。
【0014】従って、電子カードによる個人識別情報と
予め登録された個人識別情報とが一致した場合のみに、
「電子カード所有者本人である」ことを確認することが
できる。これにより、電子カード所有者本人に対して、
その電子カード所有者の個人情報を書類にして発行する
ことができる。
【0015】本発明に係る書類作成ユニットは、少なく
とも、電子カード所有者の個人識別情報を記録した電子
カードに基づいて該電子カード所有者の個人情報を書類
にして発行するシステムであって、通信回線で接続され
た二以上の書類作成ユニットが備えられ、書類作成ユニ
ットは、電子カード所有者の個人識別情報及び個人情報
を登録した登録手段と、この登録手段に登録された電子
カード所有者の個人情報を書類にして出力する書類作成
手段と、電子カードから個人識別情報を読み出すと共
に、登録手段から個人識別情報を読み出して、電子カー
ドによる個人識別情報と登録手段による個人識別情報と
を比較し、電子カードによる個人識別情報と登録手段に
よる個人識別情報とが一致したときに、書類作成手段に
書類の作成許可を与える制御手段とを有することを特徴
とするものである。
【0016】本発明の書類発行システムによれば、上述
の書類発行装置を応用した書類作成ユニットの二以上が
通信回線によって接続されるものである。
【0017】例えば、電子カードの所有を要求する者の
属する都道府県単位に書類作成ユニットが設置される。
この場合に、都道府県単位に配置された書類作成ユニッ
ト間でその電子カード所有者の個人情報の書類発行に関
してデータ通信処理を行うことができる。
【0018】従って、A県の書類作成ユニットの制御手
段によって、B県の書類作成ユニットの登録手段から電
子カード所有者の個人情報を取り寄せることができる。
これにより、電子カード所有者本人であると確認された
者に対して、B県の書類作成ユニットから取り寄せたそ
の電子カード所有者の個人情報を書類にしてA県の書類
作成ユニットで発行することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施形態としての書類発行装置、書類発行方法及
び書類発行システムについて説明をする。 (1)実施形態としての書類発行装置 図1は、本発明に係る実施形態としての書類発行装置1
0の構成例を示すブロック図である。この実施形態で
は、電子カード所有者の個人情報を書類にして発行する
際に、その電子カードから読み出した個人識別情報と、
予め登録された個人識別情報とを比較して、電子カード
所有者本人であることを確認できるようにすると共に、
電子カード所有者本人に対して、その電子カード所有者
の個人情報を書類にして発行できるようにしたものであ
る。
【0020】この発明に係る書類発行装置10は、少な
くとも、電子カード所有者の個人識別情報を記録した電
子カードに基づいてその電子カード所有者の個人情報を
書類40にして発行するものである。この例で、書類と
は公共機関が発行する、住民票、戸籍謄本、身分証明書
及び印鑑証明書等をいうものとする。また、電子カード
所有者の個人識別情報とは、電子カード所有者本人を識
別するための個々人固有の情報をいうものとする。この
個々人固有の情報には指紋画像データ、顔画像データ、
眼球画像データ、その下位階層として虹彩画像データ、
網膜画像データが含まれる。いずれのデータも個々人の
特徴を示す情報である。
【0021】更に、電子カード所有者の個人情報とはそ
の電子カード所有者本人の氏名、生年月日、現住所、本
籍地及び先に登録された印鑑に関する登録情報などをい
うものとする。電子カードとは不揮発性の記憶媒体を有
して、少なくとも、電子カード所有者の個人識別情報が
記録されるものをいう。もちろん、電子カード所有者の
個人情報を記録してもよい。好ましくは、電子カードに
は個々人が所有できる身分証明書、自動車運転免許証及
びパスポートなどを電子カード化したものを使用すると
よい。
【0022】図1に示す書類発行装置10は登録手段1
を有しており、電子カード所有者の個人識別情報D1及
び個人情報D2が登録される。登録手段1には磁気記憶
装置や半導体記憶装置が使用される。電子カード所有者
の氏名、生年月日、現住所、本籍地及び印鑑登録情報な
どをこれらの記憶装置に格納することによってデータベ
ースが構成される。
【0023】この登録手段1には書類作成手段2が接続
され、この登録手段1から読み出された電子カード所有
者の個人情報D2が書類作成許可信号S0に基づいて紙
に印刷され、住民票、戸籍謄本、身分証明書及び印鑑証
明書等を書類40として出力される。もちろん、住民
票、戸籍謄本、身分証明書及び印鑑証明書等には認証印
を押下した書類40が出力される。この認証印は一定の
行為又は文書が正当な手続き方式でなされたことを公共
機関が証明するものである。書類作成手段2にはサーマ
ルプリンタ及びドットプリンタなどが使用される。
【0024】この書類作成手段2には制御手段4が接続
され、書類作成時に登録手段1から個人識別情報D1が
読み出される。この制御手段4は少なくともカードリー
ドライト装置41及び比較手段42とを備えている。比
較手段42には中央演算処理装置(以下CPUという)
が使用される。カードリードライト装置41では電子カ
ード3から個人識別情報D1が読み出されたり、書類発
行時に支払われる手数料に関して手数料納付情報D3な
どが記録される。比較手段42では電子カード3による
個人識別情報D1と登録手段1による個人識別情報D1
とが比較される。この例では、電子カード3による個人
識別情報D1と登録手段1による個人識別情報D1とが
一致したときに、制御手段4から書類作成手段2へ書類
40の作成許可を与えるための書類作成許可信号S0が
出力される。
【0025】続いて、本発明に係る書類作成方法につい
て説明する。図2は、書類発行方法に係る処理例を示す
フローチャートである。この例では電子カード3の所有
を要求する者に予め電子カード3を発行し、個々人に電
子カード3を発行した上で、住民票、戸籍謄本、身分証
明書及び印鑑証明書等の書類40が必要となったとき
に、電子カード所有者の個人識別情報D1に基づいてそ
の電子カード所有者の個人情報D2を書類40にして発
行する場合を想定する。
【0026】これを前提として図2に示すフローチャー
トのステップA1で電子カード3の発行を要求する者の
カード発行申請を受理する。この例で身分証明書を電子
カード化した身分証明カードを使用して書類作成システ
ムを構築する場合には都道府県又は市区町村の役所がカ
ード発行申請書の窓口になる。自動車運転免許証を電子
カード化した免許証カードを使用して書類作成システム
を構築する場合には、申請者本人が自動車運転免許証を
取得し、申請者が属する都道府県の公安委員会(警察
署)が窓口になる。パスポートを電子カード化した旅券
カードを使用して書類作成システムを構築する場合に
は、外務省の出先機関がカード申請書の窓口となる。
【0027】その後、ステップA2で電子カード3の発
行要求者の個人識別情報D1及び個人情報D2を登録す
る。ここで、身分証明カードを使用した書類作成システ
ムでは市区町村の役所において、免許証カードを使用し
た書類作成システムでは都道府県又は市区町村の警察署
において、及び、旅券カードを使用した書類作成システ
ムでは外務省の出先機関において、電子カード3の発行
要求者の顔画像が撮影され、その顔画像データD12か
ら眼球画像データ、その下位階層として虹彩画像データ
及び網膜画像データが得られ、これらの画像データが個
人識別情報D1としてデータベースなどに登録される。
【0028】この例で個人識別情報D1には、電子カー
ド3の所有を要求する者の指紋、顔、虹彩又は網膜を画
像データ化したものであって、これらの画像データの1
つ又はこれらの画像データを組み合わせたものが使用さ
れる。電子カード3にはこれらの画像データが個人識別
情報D1として記録される。
【0029】上述の役所、警察署及び外務省の出先機関
に指紋画像入力装置が設けられる場合には、電子カード
3の発行要求者の指紋画像が撮影され、指紋画像データ
D11が個人識別情報D1として登録される。これと共
に、電子カード3の発行要求者の氏名、生年月日、現住
所、本籍地及び印鑑登録情報などが個人情報D2として
データベースに登録される。
【0030】その後、ステップA3でカード申請書内容
に不備が無い場合にはカード発行要求者に、身分証明カ
ード、免許証カード又は旅券カードなどの電子カード3
が発行される。これらのカードはいわゆる本人を確認で
きるものとなる。これにより、カード発行要求者は本人
自身の指紋、顔、虹彩及び網膜などの個人識別情報D1
を画像データにして記録された電子カード3を得ること
ができる。
【0031】そして、ステップA4で当該書類発行装置
10では、住民票、戸籍謄本、身分証明書及び印鑑証明
書等の書類40の発行要求が有ったかを判断される。こ
の判断は身分証明カード、免許証カード又は旅券カード
などの電子カード3がリードライト装置41に挿入され
ることで、上述の書類40の発行要求が有ったか否かが
検出される。その後、ステップA5で電子カード3から
個人識別情報D1が読み出されると共に、カード発行時
に登録された個人識別情報D1が登録手段1から読み出
される。
【0032】従って、ステップA6では電子カード3か
ら読み出した個人識別情報D1と、登録手段1から読み
出した個人識別情報D1とが比較される。その際に、電
子カード3による個人識別情報D1と予め登録された個
人識別情報D1とが一致した場合に、ステップA7に移
行して電子カード所有者の個人情報D2が書類40され
て発行される。なお、電子カード3による個人識別情報
D1と予め登録された個人識別情報D1とが一致しない
場合には、ステップA7に移行して電子カード所有者の
個人情報D2の書類40を作成することなく処理を終了
する。これは電子カード3による個人識別情報D1と予
め登録された個人識別情報D1とが一致しない場合には
その電子カード3に関して偽造による可能性が高いため
である。
【0033】このように、本実施形態としての書類発行
装置10及び書類発行方法によれば、電子カード所有者
の個人識別情報D1に基づいてその電子カード所有者の
個人情報D2を書類40にして発行する際に、その電子
カード3から読み出した個人識別情報D1と、予め登録
された個人識別情報D1とを比較するようになされる。
【0034】従って、電子カード3による個人識別情報
D1と予め登録された個人識別情報D1とが一致した場
合のみに、「電子カード所有者本人である」ことを確認
することができる。つまり、公共機関になされた書類交
付行為が正当な手続き方式の下でなされたと判断でき
る。この判断によって、制御手段4から書類作成手段2
へ書類40の作成許可信号S0が与えられるので、電子
カード所有者本人に対して、その電子カード所有者の個
人情報D2を書類40にして発行することができる。
【0035】しかも、従来方式のように住所・氏名など
を申請書に記入する手続きが一切不要となるので、申請
書レス化及び書類40の発行作業の自動化を図ることが
できる。これにより、住民票、戸籍謄本、身分証明書及
び印鑑証明書等を発行する申請者本人確認機能付きの無
人自動書類発行機などに当該書類発行装置10を十分に
応用することができる。
【0036】(2)書類発行装置10を応用した無人自
動書類発行機 図3は、本発明に係る書類発行装置10を応用した無人
自動書類発行機100の構成例を示す斜視図である。こ
の例では都道府県又は市区町村の役所のロビー、駅舎の
コンコース及びコンビニエンスストア内などに設置可能
な無人自動書類発行機100を想定する。
【0037】図3に示す無人自動書類発行機100は、
縦Hが1m80cm程度で、幅Wが90cm程度で、奥行き
L1が45cm程度の大きさの箱状の筐体5を有してい
る。筐体5の部材には鉄、ステンレス又はアルミニウ
ム、及び、これらの金属の合金が使用される。これらの
金属板をプレス加工して筐体5が形成される。
【0038】この筐体5の前面には棚状の操作テーブル
6が設けられ、この操作テーブル6の上面には液晶モニ
タ7などが取付けられる。液晶モニタ7には住民票、戸
籍謄本、身分証明書及び印鑑証明書等の書類発行に関す
る操作手順などが表示される。これは使用者の操作性を
良くするためである。操作テーブル6の突き出し距離L
2は例えば25〜30cm程度であり、手荷物を置けるス
ペースが確保される。
【0039】この例で液晶モニタ7に隣接して指紋用の
撮影手段として指紋入力装置8を取り付け、書類発行を
要求する者の指紋を撮影し、その書類発行要求者の指紋
画像データD11に基づいたデータ処理を行ってもよ
い。これは電子カード3を持参した者が書類発行要求者
本人でない場合を想定したときに、その書類発行を要求
する者の指紋を撮影して得た指紋画像データD11に基
づいてリアルタイムに本人確認をできるからである。こ
の指紋入力装置8を取り付けた場合には、書類40を発
行する際に、予め登録された電子カード所有者の指紋画
像と当該書類発行時に取得した電子カード所有者の指紋
画像とを比較する指紋画像照合モードを実行することが
できる。
【0040】この筐体前面の左側には手数料受取り手段
として現金受取精算装置9が設けられ、書類発行に関し
て身分証明カード、免許証カード又は旅券カードなどの
電子カード3が使用される場合であって、その書類発行
に伴う手数料が現金で受け取られる。現金受取精算装置
9には通常の自動券売機などに取り付けられる金銭登録
機を使用することができる。この例で現金受取精算装置
9にはコイン投入口91、紙幣挿入口92及び釣り銭排
出口93が設けられる。
【0041】また、筐体前面の右側には情報記録手段と
してカードリードライト装置41がが取付けられ、現金
受取精算装置9によって受け取られた手数料に関して手
数料納付情報D3が電子カード3に記録されたり、電子
カード3から個人識別情報D1が読み出される。カード
リードライト装置41にはカード投入口43が設けら
れ、電子カード3を水平にした状態でカード投入口43
に挿入される。
【0042】この例では現金受取精算装置9によって受
け取られた手数料の額が手数料納付情報D3として一
旦、電子カード3に記録される。これは複数種類又は複
数枚数の書類40の発行を要求する場合に手数料総合計
額を越える現金が納付される場合があるからである。
【0043】更に、筐体前面上部には複数の表示部12
A〜12E及び選択スイッチ13A〜13Eが対(組)
になって設けられる。この例では、筐体前面の左側から
「住民票」、「戸籍謄本」、「身分証明書」、「印鑑証
明書」及び「精算」等の5つの表示部12A〜12Eが
用意され、各々の表示部12A〜12Eの下方領域に選
択スイッチ13A〜13Eが取付けられ、「住民票」の
下方領域の選択スイッチ13Aを押下すると、「住民
票」の表示部12Aが点灯するようになされる。
【0044】以下、同様にして「戸籍謄本」、「身分証
明書」及び「印鑑証明書」についてそれぞれ下方領域の
選択スイッチ13B〜13Dを押下すると、各々の表示
部12B〜12Dが点灯される。「精算」の下方領域の
選択スイッチ13Eを押下すると、「住民票」、「戸籍
謄本」、「身分証明書」及び「印鑑証明書」の表示部1
2A〜12Dが消灯すると共に、「精算」の表示部12
Eが点灯される。「精算」の表示部12Eは電子カード
3の排出などによって消灯するようになされる。
【0045】この例では、電子カード所有者の個人情報
D2を書類40にして出力した後に、「精算」に係る選
択スイッチ13Eが押下されると、手数料納付情報D3
の中の手数料の額から書類作成に係る手数料相当額が減
算される。これにより、電子カード3をマネーカードと
して使用することができる。しかも、各種書類40の発
行手数料を自動管理することができる。
【0046】この5つの表示部12A〜12Eの上方領
域であって筐体前面に顔画像用の撮影手段として顔撮影
カメラ11を取り付け、書類発行を要求する者の顔画像
を撮影し、その書類発行要求者の顔画像データD12に
基づいたデータ処理を行ってもよい。これは電子カード
3を持参した者が書類発行要求者本人でない場合を想定
したときに、その書類発行を要求する者の顔画像を撮影
して得た顔画像データD12に基づいてリアルタイムに
本人確認をできるからである。
【0047】この顔撮影カメラ11を取り付けた場合に
は、書類40を発行する際に、予め登録された電子カー
ド所有者の顔画像と当該書類発行時に取得した電子カー
ド所有者の顔画像とを比較する顔画像照合モードを実行
することができる。この例で上述の指紋入力装置8と顔
撮影カメラ11の両方を備えれば、書類40を発行する
際に、顔・指紋画像照合モードを実行することができ
る。
【0048】上述の現金受取精算装置9とカードリード
ライト装置41との間には書類作成手段として書類印刷
機14が設けられ、図示しない登録手段1から読み出さ
れた電子カード所有者の個人情報D2が紙に印刷され、
住民票、戸籍謄本、身分証明書又は印鑑証明書等の書類
40が出力される。この書類印刷機14は書類排出口4
4を有している。書類排出口44は操作テーブル6の液
晶モニタ7付近の筐体前面に設けられる。これらの他
に、筐体前面にはスピーカー15が取り付けられ、筐体
内部には図示しない音声再生装置16が取り付けられ
る。
【0049】続いて、無人自動書類発行機100の回路
構成例について説明する。図4は、無人自動書類発行機
100の回路構成例を示すブロック図である。図4に示
す無人自動書類発行機100は通信バス17を有してい
る。通信バス17にはCPU18、カードリードライト
装置41、書類印刷機14、液晶モニタ7、インターフ
ェース(I/O)19、ROM36、RAM37、指紋
入力装置8、顔撮影カメラ11、現金受取精算装置9、
通信モデム51及び音声再生装置16が接続されてい
る。
【0050】この通信バス17に接続されたCPU18
は比較手段を構成する。この例ではCPU18によって
カードリードライト装置41、書類印刷機14、液晶モ
ニタ7、インターフェース(I/O)19、ROM3
6、RAM37、指紋入力装置8、顔撮影カメラ11、
現金受取精算装置9、通信モデム51及び音声再生装置
16の入出力が制御され、顔画像照合モード、指紋画像
照合モード又は顔・指紋画像照合モードが実行される。
そのためにROM36には、無人自動書類発行機100
の全体を制御するためのシステムプログラムや、メモリ
の読み出し手順などの制御情報などが格納される。
【0051】また、RAM37には顔画像照合モード、
指紋画像照合モード又は顔・指紋画像照合モードを実行
する際に、カードリードライト装置41による個人識別
情報D1、現金受取精算装置9による手数料納付情報D
3、図示しない登録手段1による個人識別情報D1、顔
撮影カメラ11による顔画像データD12、指紋入力装
置8による指紋画像データD11、その他にシステムプ
ログラム及び操作手順を表示する表示情報D4などが一
時記録される。
【0052】更に、インターフェース19には上述した
5つの表示部12A〜12E及びその対(組)となる選
択スイッチ13A〜13Eが接続され、「住民票」、
「戸籍謄本」、「身分証明書」、「印鑑証明書」及び
「精算」等の5つの表示部12A〜12Eが選択スイッ
チ13A〜13Eに基づいて点滅制御される。通信バス
17に接続された音声再生装置16では、書類発行に関
する案内テープが再生されてスピーカー15から拡声さ
れる。なお、通信バス17に接続された通信モデム51
には図示しない当該県の中央制御装置50が接続され、
登録手段1及び他県の中央制御装置50との間でデータ
通信をするようになされている。
【0053】続いて、無人自動書類発行機100で使用
する電子カード3について説明する。図5は電子カード
3の一例となる身分証明カード30の積層構造例を示す
斜視図である。図6は、その表面シート25の積層構造
例を示す断面図である。
【0054】この例で電子カード3としては、電子カー
ド方式の身分証明書(以下単に身分証明カードという)
30が使用される。この身分証明カード30は、図5に
おいて、例えば、縦の長さが6cm程度で、横の長さが
9cm程度で、厚みが0.5〜1.0mm程度を有して
いる。その身分証明カード30の所定領域P3には画像
表示情報が印刷される。画像表示情報は、例えば「○○
○身分証明書」、「個人認識番号」、「氏名」、「発行
日」・・・などである。この身分証明カード30には顔
画像形成領域P4が割り当てられ、当該身分証明カード
30のカード所有者の顔画像が形成される。この顔画像
及び画像表示情報を保護するように、そのカード表面が
保護シート51によって覆われている。
【0055】つまり、図5に示す身分証明カード30は
上層の保護シート51及び中層の接着部材22A、22
Bを除いて大きく分けると裏面シート21と、電子部品
24と、表面シート25の3層構造を有している。身分
証明カード30の最下層には基板用の部材としての厚さ
が100μm程度の裏面シート21が設けられる。裏面
シート21は50μm〜300μm程度のシート厚が好
ましい。裏面シート21にはペンで書ける、図示しない
筆記層62を更に有している。
【0056】この例で裏面シート21上にはカード用の
電子部品24が設けられる。電子部品24は当該身分証
明カード30の利用者に関した個人識別情報D1を電気
的に記録するICチップ24A及びそのICチップ24
Aに接続されたコイル状のアンテナ体24Bである。も
ちろん、ICチップ24Aに個人情報D2を記録しても
よい。
【0057】この電子部品24上には表面用の部材とし
ての厚さ100μm程度の表面シート25が設けられ、
その電子部品24が封入されている。この例では、少な
くとも、裏面シート21と表面シート25と電子部品2
4とを薄シート状の接着部材(以下単に接着シートとい
う)22A、22Bを介在して貼り合せた積層構造を有
している。例えば、厚み50μm〜300μm程度の第
1の接着シート22AによってICチップ24Aの裏面
と裏面シート21との間が貼合され、ICチップ24A
の表面と表面シート25の間は、厚み50μm〜300
μm程度の第2の接着シート22Bによって貼合されて
いる。これらの接着シート22A、22Bにはホットメ
ルト樹脂又は反応型ホットメルト樹脂を予め薄シート状
に形成したものが使用される。
【0058】この表面シート25は例えば図6に示すフ
ィルム支持体31上にクッション層32、アンカー層3
3、受像層34及び上層35が積層されて成る。第2の
接着シート22Bはフィルム支持体31側に貼付され
る。フィルム支持体31は、ポリエステル、ポリオレフ
ィン、ポリスチレン、ABS等の一般的なプラスティッ
クフィルムが用いられる。とりわけ、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)、あるいはポリプロピレン(P
P)などの樹脂で形成されることが好ましい。特に2軸
延伸された樹脂を使用すると、薄くて強度に優れた表面
シート25を形成できる。
【0059】また、フィルム支持体31の膜厚は、例え
ば、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂を用いた
場合には、12μm以上(特に25μm)〜300μm
以下(特に250μm)であることが好ましい。クッシ
ョン層32はフィルム支持体31が気泡入りの構造であ
ったり、柔軟な素材で形成されたときに、ICチップ2
4Aの凹凸の影響を緩和するために設けられる。この他
に、クッション層32は、顔画像等の印字処理の際のサ
ーマルヘッドの当接を良くする働きがある。
【0060】このクッション層32としては引っ張り弾
性率(ASTM D790)が20kgf/mm2 以上
であることが好ましく、また、200kgf/mm2
下であることが好ましい。クッション層32の厚さは、
クッション効果の観点から、2μm以上(特に5μm)
であることが好ましく、全体の厚さやカール抑制の観点
から200μm以下(特に50μm)であることが好ま
しい。
【0061】また、クッション層32を形成する部材と
しては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリブタジエン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
体樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体樹脂、ス
チレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体樹脂、
スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体樹
脂、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレンブロッ
ク共重合体樹脂、スチレン−水素添加イソプレン−スチ
レンブロック共重合体樹脂などのポリオレフィン樹脂で
あることが柔軟性を有するので好ましい。
【0062】この例で受像層34は顔画像形成領域P4
を形成する。顔画像形成領域P4への顔画像などは、染
料を含有したインクシート側から受像層34へサーマル
ヘッドによる熱が加えられ、この熱によって染料がその
受像層34に昇華され、あるいは、転写されることによ
り形成される。受像層34の素材としては、ポリエステ
ル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリビニルアセタール樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、エポキシ樹脂、アクリ
ル樹脂のような高分子材料が使用され得る。
【0063】この受像層34に隣接した層、例えば、フ
ィルム支持体31又はクッション層32は受像層34に
形成される画像を引き立てるために、白色顔料を混入
(含有)した樹脂であることが好ましい。本発明ではこ
れに限られない。白色度を増すために、ボイドを設けた
層であってもよい。このボイドによってクッション性を
出すことができる。この白色顔料としては、酸化チタ
ン、硫酸バリウムや、炭酸カルシウムなどが好ましい例
として上げられるがこれに限られない。この表面シート
21上には透明な保護シート51が設けられ、顔画像が
形成された後に表面シート21上を覆うように保護され
る。
【0064】図7は裏面シート21の積層構造を示す断
面図である。この例の裏面シート21はフィルム支持体
61下に筆記層62を有している。この筆記層62は、
例えば、ポリエステルエマルジョンに炭酸カルシウム及
びシリカ微粒子を拡散して形成される。第1の接着シー
ト22Aはフィルム支持体61上に貼付される。この例
で接着シート22A、22Bには、ホットメルト樹脂、
好ましくは、反応性ホットメルト樹脂を用いる。なお、
図8は電子部品24を裏面シート21及び表面シート2
5で挟んだサンドウイッチ構造例を示す断面図である。
【0065】図9はそのICチップ24Aの内部構成例
を示すブロック図である。この電子カード3としての身
分証明カード30は非接触式であるため、情報入出力用
の端子が設けられていない。図9に示すICチップ24
Aは送受信部26、RAM27、不揮発メモリ28、電
源生成部29、CPU38及びクロック生成部39を有
している。
【0066】上述したアンテナ体24Bには送受信部2
6が接続され、情報書き込み時に所定の変調電波に変調
された個人識別情報D1が受信される。情報読み出し時
には、個人識別情報D1が所定の変調信号に変調されて
アンテナ体24Bへ送出される。
【0067】この送受信部26にはRAM27が接続さ
れ、送受信部26で復調された個人識別情報D1が一時
記憶されたり、情報書込み読出し手順などの制御データ
が一時記憶される。RAM27には不揮発メモリ28が
接続され、個人識別情報D1が記録される。この不揮発
メモリ28には電気的な情報の消去及び書き込みが可能
な読み出し専用メモリ(EEPROM)などが使用され
る。従って、電源を切っても、個人識別情報D1が不揮
発メモリ28に記録保持される。
【0068】上述の送受信部26、RAM27及び不揮
発メモリ28にはCPU38が接続され、情報書込み読
出し時に、送受信部26、RAM27及び不揮発メモリ
28の入出力が制御される。例えば、情報読み出し時に
は、不揮発メモリ28から読み出した個人識別情報D1
が送受信部26に出力される。情報書き込み時には、送
受信部26から得られた個人識別情報D1が不揮発メモ
リ28に記録される。
【0069】このCPU38にはクロック生成部39が
接続され、情報の書込み読出し動作を実行するためのシ
ステムクロックが供給される。上述の送受信部26、情
報書込み読出し部27、不揮発メモリ28、CPU38
及びクロック生成部39には電源生成部29が接続さ
れ、通常の非接触式のICカードで使用される方法で、
その外部からの電磁気エネルギーをアンテナ体24Bに
よって取り込み、この電磁気エネルギーに基づいて生成
した直流電源VCCが供給される。
【0070】例えば、カードリードライト装置側からの
電磁誘導によって生じる起電力Vφを整流することによ
り直流電源VCCを得る。もちろん、この他に外部から
の高周波電磁エネルギーによる電力をアンテナ体24B
又はその他の物体に取り込むことにより電源を生成する
方法も考えられる。なお、CPU38及びRAM27に
代えてその部分を制御ロジック回路で構成してもよい。
【0071】図10はそのカードリードライト装置41
の内部構成例を示すブロック図である。図10に示すカ
ードリードライト装置41は情報記録、情報読み取り及
び情報消去手段を構成するもであり、身分証明カード3
0内に設けられたICチップ24A(図9参照)にカー
ド利用者の個人識別情報D1などを書き込み又はそれを
読み出し、手数料納付情報を消去するものである。カー
ドリードライト装置41はカードリードライト部70及
び情報書込み読出し制御部71を有している。カードリ
ードライト部70はカード挿入口側が凹状を成したスラ
イド部72を有しており、身分証明カード30がスライ
ド挿入される。このスライド部72の左右の内部にはア
ンテナ体73が取付けられる。このアンテナ体73は身
分証明カード30内のアンテナ体24Bに電磁結合さ
れ、カード内のICチップ24Aへの駆動電源を供給し
つつ、個人識別情報D1が書き込み又は読み出される。
【0072】この情報書込み読出し制御部71は内部バ
ス81に接続された送受信部74、RAM75、ROM
76、通信インタフェース77、CPU78及び電源部
79を有している。上述したカードリードライト部70
のアンテナ体73には送受信部74が接続され、情報書
き込み時に所定の変調電波に変調された個人識別情報D
1や手数料納付情報D3が送信される。情報読み出し時
には、予め身分証明カード30内で所定の変調信号に変
調された個人識別情報D1がアンテナ体73を介して取
り込まれ復調される。
【0073】この送受信部74には内部バス81を介し
てRAM75及びROM76が接続され、送受信部74
で復調された個人識別情報D1が一時記憶される。RO
M76には、情報書込み読出し手順などの制御データが
格納される。内部バス81には通信インタフェース77
が接続され、RS−232C(又はRS−422)の通
信プロトコルに準拠した通信バス17を介してCPU1
8などに接続される。このカードリードライト装置41
とCPU18との間でデータ通信を行うようになされ
る。
【0074】この通信インタフェース77には内部バス
81を介してCPU78が接続され、情報書込み読出し
時に、送受信部74、RAM75及びROM76の入出
力が制御される。例えば、情報読み出し時には、送受信
部74から得られた個人識別情報D1が通信インタフェ
ース78を介してCPU18などに転送される。情報書
き込み時には、現金受取精算装置9などから転送されて
きた手数料納付情報D3が送受信部74に出力される。
【0075】また、情報書込み読出し制御部71には電
源部79が設けられ、電子カード内のICチップ24A
を駆動するための所定の周波数の高周波信号がアンテナ
体73に供給される。もちろん、送受信部74、RAM
75、ROM76、通信インタフェース77及びCPU
78には直流電圧VCCが供給される。この例では、カ
ードリードライト装置41によるカード所有者の個人認
識情報D1と、登録手段による個人識別情報D1とを照
合した結果に基づいて住民票、戸籍謄本、身分証明書及
び印鑑証明書を発行することができる。
【0076】続いて、無人自動書類発行機100による
書類作成方法について説明する。図11及び図12は、
無人自動書類発行機100の動作例(その1、2)を示
すフローチャートである。この例では、登録手段1が都
道府県又は市区町村単位に設けられる場合であって、登
録手段1に登録された身分証明カード所有者の個人識別
情報D1が中央制御装置50により読み出し制御され、
無人自動書類発行機100を設置するときに、予め顔画
像照合モード、指紋画像照合モード、又は、顔・指紋画
像照合モードが設定される場合を想定する。
【0077】無人自動書類発行機100の利用者側の取
り扱い方法:この例で書類発行要求者は、 指紋入力装置8を押下することにより、無人自動書類
発行機100に対して書類発行要求を意志表示し、 カードリードライト装置41に身分証明カード30を
挿入し、 現金受取精算装置9に発行手数料を投入し、 選択スイッチを押下して書類40を選び、 書類40が得られたら手数料の精算をする。
【0078】これらの条件を前提にして、図11に示す
フローチャートのステップB1で指紋入力装置8により
書類発行要求が有ったかが検出される。この際に書類発
行要求者は液晶モニタ7による操作手順に従って指紋入
力装置8に軽く触れ、無人自動書類発行機100に対し
て書類発行要求を意志表示する。この指紋入力装置8に
触れた時刻t0が検出され、CPU18等に入力時間t
0が認識される。これと共に書類発行要求者の指紋が撮
影されて指紋画像データD11が取得される。
【0079】その後、ステップB2でカードリードライ
ト装置41によって身分証明カード30が挿入されたか
が検出される。この際に書類発行要求者は身分証明カー
ド30をカード挿入口43に差し込む。身分証明カード
30が挿入されない場合には、ステップB3に移行す
る。
【0080】このステップB3ではカードリードライト
装置41によって所定時間t1が経過したかが検出され
る。所定時間t1とは指紋入力装置8に触れた時刻t0
から書類発行要求者が次の操作に至るまでの時間であ
る。所定時間t1は予め設定される。所定時間t1が経
過していない場合、つまり、現在時刻tとしたとき、
(t−t0)<t1には身分証明カード30の挿入を待
機する。所定時間t1が経過した場合(t−t0)>t
1には、書類発行要求がキャンセルされたものとみなし
て書類40を発行することなく書類発行処理を終了す
る。
【0081】従って、ステップB2で所定時間t1内に
身分証明カード30が挿入された場合には、ステップB
4に移行して現金受取精算装置9により手数料が入金さ
れたかが検出される。この際に書類発行要求者は手数料
を現金受取精算装置9に投入する。手数料は現金でコイ
ン投入口91又は紙幣挿入口92に挿入される。現金が
挿入されない場合には、ステップB5に移行する。
【0082】このステップB5では現金受取精算装置9
によって所定時間t2が経過したかが検出される。所定
時間t2とはカードリードライト装置41に身分証明カ
ード30を挿入した時刻txから書類発行要求者が次の
操作に至るまでの時間である。所定時間t2は予め設定
される。所定時間t2が経過していない場合、つまり、
現在時刻tとしたとき、(t−tx)<t2には現金の
挿入を待機する。所定時間t2が経過した場合(t−t
x)>t2には、書類発行要求がキャンセルされたもの
とみなして書類40を発行することなく、図12に示す
フローチャートのステップB15に移行して身分証明カ
ード30を排出して書類発行処理を終了する。
【0083】従って、ステップB4で所定時間t2内に
現金が挿入された場合には、ステップB6に移行してカ
ードリードライト装置41により手数料納付情報D3が
身分証明カード30に記録される。手数料納付情報D3
に関しては手数料の額が記録される。
【0084】その後、ステップB7に移行してインター
フェース19により「住民票」、「戸籍謄本」、「身分
証明書」、「印鑑証明書」又は「精算」のいずれかが選
択されたかが検出される。この際に書類発行要求者は例
えば「住民票」を選択すべく、その表示部12Aの下方
の選択スイッチ13Aを押下する。この選択スイッチ1
3Aを押下したことによる操作情報D5はインターフェ
ース19によって検出され、その結果により「住民票」
の表示部12Aが点灯される。
【0085】また、選択スイッチ13A〜13Eのいず
れも押下されない場合には、ステップB8に移行する。
ステップB8ではインターフェース19によって所定時
間t3が経過したかが検出される。所定時間t3とは現
金受取精算装置9に手数料を投入した時刻tyから書類
発行要求者が次の操作に至るまでの時間である。所定時
間t3は予め設定される。所定時間t3が経過していな
い場合、つまり、現在時刻tとしたとき、(t−ty)
<t3には選択スイッチの押下を待機する。所定時間t
3が経過した場合(t−ty)>t3には、書類発行要
求がキャンセルされたものとみなして書類40を発行す
ることなく、ステップB13に移行して手数料を返還し
た後にステップB15に移行して身分証明カード30を
排出して書類発行処理を終了する。
【0086】従って、ステップB7に移行してインター
フェース19により「住民票」、「戸籍謄本」、「身分
証明書」、「印鑑証明書」又は「精算」のいずれかが選
択された場合には、ステップB9に移行してカードリー
ドライト装置41によって身分証明カード30から個人
識別情報D1が読み出され、CPU18によってRAM
37から指紋画像データD11が読み出される。CPU
18及び中央制御装置50によって登録手段1から通信
モデム51を介して個人識別情報D1が読み出される。
【0087】その後、ステップB10で身分証明カード
30による個人識別情報D1、顔撮影カメラ11による
顔画像データD12、指紋入力装置8による指紋画像デ
ータD11、登録手段1による個人識別情報D1に基づ
いて本人確認のための比較照合処理が行われる。例え
ば、図13の個人識別情報D1の比較照合例を示すフロ
ーチャート(サブルーチン)をコールし、そのステップ
C1で顔画像照合モード、指紋画像照合モード、又は、
顔・指紋画像照合モードのいずれかの照合モードが設定
されているかを判断する。
【0088】これらの照合モードが設定されている場合
には、ステップC2に移行してその照合モードは顔画像
照合モードであるかが検出される。顔画像照合モードが
設定されている場合にはステップC3に移行して顔撮影
カメラ11によって身分証明カード所有者の顔画像が撮
影される。顔撮影カメラ11による顔画像データD12
はRAM37に一時記憶される。
【0089】その後、ステップC4に移行して身分証明
カード30による個人識別情報D1と、登録手段1によ
る個人識別情報D1とがCPU18によって比較照合さ
れると共に、個人識別情報D1の中の顔画像データD1
2と、顔撮影カメラ11によって得た身分証明カード所
有者の顔画像データD12とが比較照合される。
【0090】また、ステップC2で顔画像照合モードが
設定されていない場合には、ステップC5に移行してそ
の照合モードは指紋画像照合モードであるかが検出され
る。指紋画像照合モードが設定されている場合にはステ
ップC6に移行して指紋入力装置8によって撮影された
指紋画像データD11がRAM37から読み出される。
【0091】その後、ステップC7に移行して身分証明
カード30による個人識別情報D1と、登録手段1によ
る個人識別情報D1とがCPU18によって比較照合さ
れると共に、個人識別情報D1の中の指紋画像データD
11と、RAM37から読み出した身分証明カード所有
者の指紋画像データD11とが比較照合される。
【0092】また、ステップC5で指紋画像照合モード
が設定されていない場合には、ステップC8に移行して
その照合モードは顔・指紋画像照合モードであるかが検
出される。顔・指紋画像照合モードが設定されている場
合にはステップC9及びステップC10に移行する。ス
テップC9では顔撮影カメラ11によって身分証明カー
ド所有者の顔画像が撮影される。顔撮影カメラ11によ
る顔画像データD12はRAM37に一時記憶される。
ステップC10では指紋入力装置8によって撮影された
指紋画像データD11がRAM37から読み出される。
【0093】その後、ステップC11に移行して身分証
明カード30による個人識別情報D1と、登録手段1に
よる個人識別情報D1とがCPU18によって比較照合
されると共に、個人識別情報D1の中の顔画像データD
12と、顔撮影カメラ11によって得た身分証明カード
所有者の顔画像データD12とが比較照合され、しか
も、個人識別情報D1の中の指紋画像データD11と、
RAM37から読み出した身分証明カード所有者の指紋
画像データD11とが比較照合される。
【0094】なお、ステップC1で顔画像照合モード、
指紋画像照合モード、又は、顔・指紋画像照合モードの
いずれの照合モードも設定されていない場合にはステッ
プC12に移行して身分証明カード30による個人識別
情報D1と登録手段1による個人識別情報D1とのみが
比較照合される。
【0095】その後、図12に示すフローチャートにリ
ターンしてそのステップB11で身分証明カード30に
よる個人識別情報D1、顔撮影カメラ11による顔画像
データD12、指紋入力装置8による指紋画像データD
11、登録手段1による個人識別情報D1の各々の比較
照合処理において、これらの比較結果の論理積が取ら
れ、比較対象が一致したが否かが判断される。この比較
対象が一致した場合にのみ各照合モードにおいて、書類
作成許可信号S0がCPU18から書類印刷機14へ出
力される。
【0096】そして、ステップB12に移行して書類作
成許可信号S0に基づいて書類印刷機14により「住民
票」などが作成される。例えば、図14の書類40の発
行例を示すフローチャート(サブルーチン)をコール
し、そのステップD1で当該県のデータベースに格納さ
れた身分証明カード所有者の個人情報D2により作成可
能な書類40であるかがCPU18によって判断され
る。この際に書類発行要求者が「戸籍謄本」の書類40
を選択したこと、及び、書類発行要求者の本籍地の登録
が当該県のデータベースにないことで判断できる。「戸
籍謄本」を発行する場合に、書類発行要求者の本籍地が
他県のデータベースに登録されている場合がある。
【0097】当該県のデータベースによる身分証明カー
ド所有者の個人情報D2で発行可能な書類40の場合に
は、ステップD2に移行して当該県のデータベースから
個人情報D2を読み出した後に、ステップD7に移行し
て個人情報D2に基づいて書類印刷機14により紙に印
刷され、「住民票」、「身分証明書」及び「印鑑証明
書」などの書類40がステップD8で書類排出口44か
ら出力される。
【0098】また、ステップD1で他県のデータベース
による個人情報D2に基づいて書類40を作成する場合
には、ステップD3に移行して当該無人自動書類発行機
100を他県の中央制御装置50に通信回線52を接続
する。その後、ステップD4に移行して他県のデータベ
ースから書類発行要求者の本籍地に関する個人情報D2
を読み出す。その後、ステップD5に移行してその個人
情報D2を全部読み出したかがCPU18によって判断
される。この個人情報D2を全部読み出していない場合
にはステップD3に戻って他県のデータベースによる個
人情報D2を読み込む。この個人情報D2を全部読み出
した場合にはステップD6に移行して通信回線52を
「断」する。その後、ステップD7に移行して個人情報
D2に基づいて書類印刷機14により紙に印刷され、
「戸籍謄本」の書類40がステップD8で書類排出口4
4から出力される。
【0099】その後、図12のフローチャートにリター
ンしてそのステップB13で現金受取精算装置9により
手数料が精算されたかが検出される。手数料が精算され
ていない場合にはステップB14に移行する。ステップ
B14ではカードリードライト装置41によって身分証
明カード30の手数料納付情報D3が消去される。
【0100】この際に、手数料納付情報D3に関して身
分証明カード30に記録された手数料の額から「住民
票」作成に係る手数料相当額がカードリードライト装置
41によって減算される。発行手数料よりも多くの現金
が投入されたときは、その差額が現金受取精算装置9に
よって釣り銭として返還される。身分証明カード30に
記録された手数料の額が「0」となったときに、手数料
納付情報D3が消去される。
【0101】なお、発行手数料よりも多くの現金が投入
された場合であって、その差額を釣り銭として返還を希
望するか、次回に繰り越すかの選択用のスイッチを筐体
5に設けるとよい。この次回に繰り越す旨のスイッチを
選択したときは、身分証明カード30に記録された手数
料の額が「0」となるまで、その差額を次回の手数料に
繰り越すことができる。これにより、身分証明カード3
0をマネーカードとして使用することができる。しか
も、各種書類40の発行手数料を自動管理することがで
きる。その後、ステップB15に移行して身分証明カー
ド30を排出して処理を終了する。
【0102】このように、本実施形態に係る書類発行装
置10を応用した無人自動書類発行機100によれば、
身分証明カード所有者の個人識別情報D1に基づいてそ
の身分証明カード所有者の個人情報D2を書類40にし
て発行する際に、その身分証明カード30から読み出し
た個人識別情報D1と、予め登録された個人識別情報D
1とを比較すると共に、リアルタイムに書類発行要求者
の顔画像及び指紋画像が撮影され、これらの顔画像デー
タD12、指紋画像データD11と、身分証明カード3
0から読み出した個人識別情報D1及び予め登録された
個人識別情報D1の中の顔画像データD12、指紋画像
データD11とが比較される。
【0103】従って、身分証明カード3による個人識別
情報D1と予め登録された個人識別情報D1とが一致し
た場合のみならず、リアルタイムに取得された書類発行
要求者の顔画像データD12、指紋画像データD11
と、予め登録された個人識別情報D1の中の顔画像デー
タD12、指紋画像データD11とが一致した場合に、
「身分証明カード所有者本人である」ことを確認するこ
とができる。
【0104】つまり、公共機関になされた書類交付行為
が正に本人より正当になされた手続き方式でなされたと
判断できる。この判断によって、CPU18から書類印
刷機14へ書類作成許可信号S0が与えられるので、身
分証明カード所有者本人に対して、その身分証明カード
所有者の個人情報D2を書類40にして発行することが
できる。このことで、他人の身分証明カード30を持参
した者に対しては書類発行を拒否することができる。
【0105】しかも、従来方式のように住所・氏名など
を申請書に記入する手続きが一切不要となるので、申請
書レス化、加えて証紙貼付レス化及び書類40の発行作
業の自動化を図ることができる。これにより、住民票、
戸籍謄本、身分証明書及び印鑑証明書等を発行する申請
者本人確認機能付き、かつ、高信頼度の無人自動書類発
行機100を提供することができる。
【0106】(3)実施形態としての書類発行システム 図15は、本発明に係る実施形態としての書類発行シス
テム200に使用する無人自動書類発行機#1〜#nの
設置例を示すイメージ図である。この例では、書類作成
ユニットが複数設けられる場合であって、書類作成ユニ
ットは、身分証明カード所有者の属する都道府県又は市
区町村単位に設置されるものである。もちろん、1市区
町村の役所のロビー、駅舎のコンコース及びコンビニエ
ンスストア内などに書類作成ユニットを設置してもよ
い。
【0107】この発明の書類発行システム200は、少
なくとも、身分証明カード所有者の個人識別情報D1を
記録した身分証明カード30に基づいてその身分証明カ
ード所有者の個人情報D2を書類40にして発行するシ
ステムである。図15に示す書類発行システム200は
市区町村毎に設けられ、その市区町村の役所に中央制御
装置50及びデータベース60が設けられる。データベ
ース60は登録手段1の一例である。
【0108】このデータベース60にはその市区町村に
住む住人の個人情報(住民票台帳)D2が登録されてい
る。データベース60に身分証明カード所有者の個人識
別情報D1を登録してもよい。データベース60には中
央制御装置50が接続され、個人情報D2の書き込み読
み出しが制御されると共に、データベース60と各々の
無人自動書類発行機#1〜#nとの間でデータ転送制御
が実行される。
【0109】更に、中央制御装置50には二以上の書類
作成ユニットとしてn台の無人自動書類発行機#1〜#
nが接続され、無人自動書類発行機#1は例えば、市区
町村の役所内のロビーに配置され、無人自動書類発行機
#2は駅舎のコンコースなどに配置され、無人自動書類
発行機#3・・・#nは人の良く集まりそうなコンビニ
エンスストア内などに配置される。この例では、各々の
無人自動書類発行機#1〜#n間が通信回線52によっ
て接続されると共に、その通信回線52が中央制御装置
50に接続されている。この通信回線52にはデジタル
回線が使用される。もちろん、各々の無人自動書類発行
機#1〜#nには図3及び図4に示した無人自動書類発
行機100が使用される。
【0110】図16は、都道府県単位に配置された全国
書類発行システム間における通信処理例を示すブロック
図である。この例では都道府県単位に配置された書類発
行システムの中央制御装置50間をネットワーク80で
結ぶことにより、住所地以外のところから、例えば、身
分証明カード所有者の本籍地から戸籍謄本を取得するよ
うな全国書類発行システム300を構築する場合であ
る。もちろん、市区町村単位に配置された書類発行シス
テム間をネットワーク80で結んでデータ通信を行って
もよい。
【0111】図16に示す全国書類発行システム300
ではA県に中央制御装置50と、データベース60と、
n台の無人自動書類発行機#1〜#nとが配置される。
B県に中央制御装置50と、データベース60と、n台
の無人自動書類発行機#1〜#nとが配置される。同様
にしてZ県に中央制御装置50と、データベース60
と、n台の無人自動書類発行機#1〜#nとが配置され
る。各県の中央制御装置50がネットワーク80に接続
され、データ通信処理を実行するようになされる。
【0112】図17は、A県の無人自動書類発行機#1
とB県のデータベース60との間の通信処理例を示すブ
ロック図である。例えば、B県に身分証明カード所有者
の本籍地の登録がなされ、A県にその者の現住所の登録
がなされているような場合を想定する。
【0113】図17に示すA県の無人自動書類発行機#
1では、書類発行要求があった時に、CPU18によっ
て身分証明カード30から個人識別情報D1が読み出さ
れると共に、RAM37から個人識別情報D1が読み出
される。そして、身分証明カード30による個人識別情
報D1とRAM37による個人識別情報D1とがCPU
18によって比較され、身分証明カード30による個人
識別情報D1とRAM37による個人識別情報D1とが
一致したときに、当該無人自動書類発行機#1が通信モ
デム51、A県の中央制御装置50、ネットワーク80
を経由してB県の中央制御装置50に接続される。
【0114】その後、B県のデータベース60から書類
発行要求者の本籍地に関する個人情報D2がB県の中央
制御装置50によって読み出される。その後、その個人
情報D2を全部受信したかがA県のCPU18によって
判断される。この個人情報D2を全部受信していない場
合にはB県のデータベース60による個人情報D2を引
き続き読み込む。B県のデータベース60から読み出さ
れた個人情報D2はA県の無人自動書類発行機#1のR
AM37に一時登録される。
【0115】この個人情報D2を全部受信した場合には
通信回線52が「断」される。その後、A県の無人自動
書類発行機#1では、CPU18から書類印刷機14へ
書類40の書類作成許可信号S0が与えられる。この書
類作成許可信号S0を得た書類印刷機14により、RA
M37に登録された身分証明カード所有者の個人情報D
2が読み出される。その後、個人情報D2が書類印刷機
14により紙に印刷され、「戸籍謄本」の書類40が書
類排出口44から出力される。
【0116】このように、本発明に係る書類発行装置1
0を応用した全国書類発行システム300によれば、都
道府県単位に配置された中央制御装置50間がネットワ
ーク80を介して接続されるものである。従って、A県
の無人自動書類発行機#1を制御する中央制御装置50
によって、B県の中央制御装置50を介してB県のデー
タベース60から身分証明カード所有者の個人情報D2
を取り寄せることができる。
【0117】しかも、身分証明カード所有者本人である
と確認された者に対して、B県のデータベース60から
取り寄せたその身分証明カード所有者の個人情報D2を
「戸籍謄本」等の書類40にしてA県の無人自動書類発
行機#1で発行することができる。これにより、従来方
式のようにわざわざB県の役所に出向いたり、郵送によ
る発行申請手続きをすることなく、A県の現住所地に配
置された無人自動書類発行機#1において、B県に登録
してある戸籍謄本をリアルタイムに取得することができ
る。
【0118】上述した実施形態では、電子カード3に関
して身分証明カード30を使用する場合について説明し
たが、これに限られることはなく、図5示したICチッ
プ24Aを有した電子カード式の自動車運転免許証を使
用する場合においても、同様な効果を得ることができ
る。
【0119】また、本実施形態では現金受取精算装置9
が一体型化した無人自動書類発行機100の場合につい
て説明したが、これに限られることはなく、カードリー
ダライト機能付き現金受取精算装置9を無人自動書類発
行機100から分離して、市区町村のロビーなどに配置
してもよい。「住民票」、「戸籍謄本」、「身分証明
書」、「印鑑証明書」等の書類40の交付に制限される
ことなく、「納税証明書」、「事故証明書」等の他の書
類40の交付を申請する際の手数料登録機として使用す
ることができる。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の書類発行
装置によれば、電子カードから読み出した個人識別情報
と登録手段から読み出した個人識別情報とを比較する制
御手段が設けられ、その電子カードによる個人識別情報
と登録手段による個人識別情報とが一致したときに、書
類作成手段に書類の作成許可を与えるようになされたも
のである。
【0121】この構成によって、電子カード所有者本人
であると確認された者に対して、その電子カード所有者
の個人情報を書類にして発行することができる。しか
も、申請書レス化を図ることができる。従って、住民
票、戸籍謄本、身分証明書及び印鑑証明等を発行する申
請者本人確認機能付きの無人自動書類発行機などを提供
することができる。
【0122】本発明の書類発行方法によれば、電子カー
ド所有者の個人識別情報に基づいてその電子カード所有
者の個人情報を書類にして発行する際に、その電子カー
ドから読み出した個人識別情報と、予め登録された個人
識別情報とを比較するようになされたものである。
【0123】この構成によって、電子カードによる個人
識別情報と予め登録された個人識別情報とが一致した場
合のみに、「電子カード所有者本人である」ことを確認
することができる。従って、電子カード所有者本人に対
して、その電子カード所有者の個人情報を書類にして発
行することができる。
【0124】本発明の書類発行システムによれば、上述
の書類発行装置を応用した書類作成ユニットの二以上が
通信回線によって接続されるものである。
【0125】この構成によって、遠隔地に配置された書
類作成ユニット間でその電子カード所有者の個人情報の
書類発行に関してデータ通信処理を行うことができるの
で、遠隔地の書類作成ユニットの登録手段から電子カー
ド所有者の個人情報を取り寄せることができる。従っ
て、電子カード所有者本人であると確認された者に対し
て、遠隔地の書類作成ユニットから取り寄せたその電子
カード所有者の個人情報を書類にして発行することがで
きる。
【0126】この発明は、住民票、戸籍謄本、身分証明
書及び印鑑証明等を発行する申請者本人確認機能付きの
無人自動書類発行機などに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態としての書類発行装置10の構成例を
示すブロック図である。
【図2】その書類発行方法に係る処理例を示すフローチ
ャートである。
【図3】書類発行装置10を応用した無人自動書類発行
機100の構成例を示す斜視図である。
【図4】無人自動書類発行機100の回路構成例を示す
ブロック図である。
【図5】無人自動書類発行機100で使用される身分証
明カード30の積層構造例を示す斜視図である。
【図6】その表面シート25の積層構造例を示す断面図
である。
【図7】その裏面シート21の積層構造例を示す断面図
である。
【図8】身分証明カード30の断面の構成例を示す図で
ある。
【図9】ICチップ24Aの内部構成例を示すブロック
図である。
【図10】カードリードライト装置41の内部構成例を
示すブロック図である。
【図11】無人自動書類発行機100の動作例(その
1)を示すフローチャートである。
【図12】無人自動書類発行機100の動作例(その
2)を示すフローチャートである。
【図13】個人識別情報D1の比較照合例を示すフロー
チャートである。
【図14】身分証明カード所有者の個人情報D2に係る
書類の発行処理例を示すフローチャートである。
【図15】書類発行システム200における無人自動書
類発行機#1〜#nの設置例を示すイメージ図である。
【図16】都道府県単位に配置された全国書類発行シス
テム300間における通信処理例を示すブロック図であ
る。
【図17】A県の無人自動書類発行機#1と他県のデー
タベース60との間の通信処理例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1・・・登録手段、2・・・書類作成手段、3・・・電
子カード、4・・・制御手段、8・・・指紋入力装置
(指紋用の撮像手段)、9・・・現金受取精算装置、1
0・・・書類発行装置、11・・・顔撮影カメラ(顔画
像用の撮像手段)、14・・・書類印刷機(書類作成手
段)、18・・・CPU(制御手段)、24A・・・I
Cチップ、24B・・・アンテナ体、30・・・身分証
明カード(電子カード)、37・・・RAM(登録手
段)、40・・・書類、41・・・カードリードライト
装置(情報記録手段、情報消去手段)、42・・・比較
手段(CPU)、50・・・中央制御装置、52・・・
通信回線、60・・・データベース(登録手段)、80
・・・ネットワーク、100・・・無人自動書類発行
機、200・・・書類発行システム、300・・・全国
書類発行システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水尾 茂 埼玉県狭山市上広瀬591−7 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 3E044 AA02 AA20 BA04 CA06 CC06 DA03 DA05 DB02 DB05 DE01 DE02 DE05 DE07

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、電子カード所有者の個人識
    別情報を記録した電子カードに基づいて該電子カード所
    有者の個人情報を書類にして発行する装置であって、 前記電子カード所有者の個人識別情報及び個人情報を登
    録した登録手段と、 前記登録手段に登録された前記電子カード所有者の個人
    情報を書類にして出力する書類作成手段と、 前記電子カードから個人識別情報を読み出すと共に、前
    記登録手段から個人識別情報を読み出して、前記電子カ
    ードによる個人識別情報と前記登録手段による個人識別
    情報とを比較する制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記電子カードによる個人識別情報と前記登録手段によ
    る個人識別情報とが一致したときに、前記書類作成手段
    に書類の作成許可を与えることを特徴とする書類発行装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電子カードが使用される場合であっ
    て、 前記電子カードの所有を要求する者又は書類の発行を要
    求する者の指紋を撮影する指紋用の撮影手段が設けられ
    ることを特徴とする請求項1に記載の書類発行装置。
  3. 【請求項3】 前記電子カードが使用される場合であっ
    て、 前記電子カードの所有を要求する者又は書類の発行を要
    求する者の顔画像を撮影する顔画像用の撮影手段が設け
    られることを特徴とする請求項1に記載の書類発行装
    置。
  4. 【請求項4】 前記個人識別情報は、 電子カードの所有を要求する者の指紋、顔、虹彩又は網
    膜を画像データ化したものであって、これらの画像デー
    タの1つ又はこれらの画像データを組み合わせたもので
    あることを特徴とする請求項1に記載の書類発行装置。
  5. 【請求項5】 前記電子カードは、 電子カードの所有を要求する者の個人識別情報を記録す
    るICチップと、 前記ICチップに接続されたアンテナ体とを有した電子
    カード付きの運転免許証であることを特徴とする請求項
    1に記載の書類発行装置。
  6. 【請求項6】 前記書類発行に関して電子カードが使用
    される場合であって、 前記書類発行に伴う手数料を現金で受け取る手数料受取
    り手段と、 前記手数料受け取り手段に受け取られた手数料に関して
    手数料納付情報を前記電子カードに記録する情報記録手
    段とが設けられることを特徴とする請求項1に記載の書
    類発行装置。
  7. 【請求項7】 前記手数料納付情報を記録した電子カー
    ドが使用される場合であって、 前記電子カードに記録された手数料納付情報を消去する
    情報消去手段が設けられることを特徴とする請求項6に
    記載の書類発行装置。
  8. 【請求項8】 前記手数料納付情報に関して予め受け取
    られた手数料の額が記録される場合であって、 電子カード所有者の個人情報を書類にして発行する際
    に、 前記手数料納付情報の手数料の額から書類作成に係る手
    数料相当額を減算することを特徴とする請求項7に記載
    の書類発行装置。
  9. 【請求項9】 前記登録手段が設けられる場合であっ
    て、 前記登録手段に登録された電子カード所有者の顔画像と
    当該書類発行時に取得した電子カード所有者の顔画像と
    を比較する顔画像照合モード、 前記登録手段に登録された電子カード所有者の指紋画像
    と当該書類発行時に取得した電子カード所有者の指紋画
    像とを比較する指紋画像照合モード、又は、 前記顔画像照合モード及び指紋画像照合モードの両方を
    実行する顔・指紋画像照合モードを予め設定することを
    特徴とする請求項1に記載の書類発行装置。
  10. 【請求項10】 電子カード所有者の個人識別情報に基
    づいて該電子カード所有者の個人情報を書類にして発行
    する方法であって、 予め電子カードの所有を要求する者の個人識別情報及び
    個人情報を登録すると共に、少なくとも、電子カード所
    有要求者に対して前記個人識別情報を記録した電子カー
    ドを与え、 前記書類を発行する際に、 前記電子カードから読み出した個人識別情報と、予め登
    録された個人識別情報とを比較照合し、 前記電子カードによる個人識別情報と予め登録された個
    人識別情報とが一致した場合に、前記電子カード所有者
    の個人情報を書類にして発行することを特徴とする書類
    発行方法。
  11. 【請求項11】 前記書類を発行する際に、 予め登録された電子カード所有者の顔画像と当該書類発
    行時に取得した電子カード所有者の顔画像とを比較する
    顔画像照合モードを実行することを特徴とする請求項1
    0に記載の書類発行方法。
  12. 【請求項12】 前記書類を発行する際に、 予め登録された電子カード所有者の指紋画像と当該書類
    発行時に取得した電子カード所有者の指紋画像とを比較
    する指紋画像照合モードを実行することを特徴とする請
    求項10に記載の書類発行方法。
  13. 【請求項13】 前記書類を発行する際に、 予め登録された電子カード所有者の顔画像と当該書類発
    行時に取得した電子カード所有者の顔画像とを比較する
    顔画像照合モード、及び、 予め登録された電子カード所有者の指紋画像と当該書類
    発行時に取得した電子カード所有者の指紋画像とを比較
    する指紋画像照合モードの両方を実行することを特徴と
    する請求項10に記載の書類発行方法。
  14. 【請求項14】 前記電子カードが使用される場合であ
    って、 前記電子カードの所有を要求する者の指紋を撮影するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の書類発行方法。
  15. 【請求項15】 前記電子カードが使用される場合であ
    って、 前記電子カードの所有を要求する者の顔画像を撮影する
    ことを特徴とする請求項10に記載の書類発行方法。
  16. 【請求項16】 前記個人識別情報は、 電子カードの所有を要求する者の指紋、顔、虹彩又は網
    膜を画像データ化したものであって、これらの画像デー
    タの1つ又はこれらの画像データを組み合わせたもので
    あることを特徴とする請求項10に記載の書類発行方
    法。
  17. 【請求項17】 前記電子カードは、 電子カードの所有を要求する者の個人識別情報を記録す
    るICチップと、 前記ICチップに接続されたアンテナ体とを有した電子
    カード付きの運転免許証であることを特徴とする請求項
    10に記載の書類発行方法。
  18. 【請求項18】 前記書類発行に関して電子カードが使
    用される場合であって、 前記書類発行に伴う手数料を受け取った際に、 前記手数料に関して手数料納付情報を前記電子カードに
    記録することを特徴とする請求項10に記載の書類発行
    方法。
  19. 【請求項19】 前記手数料納付情報を記録した電子カ
    ードが使用される場合であって、 電子カード所有者の個人情報を書類にして発行する際
    に、 前記電子カードに記録された手数料納付情報を消去する
    ことを特徴とする請求項10に記載の書類発行方法。
  20. 【請求項20】 前記手数料納付情報に関して予め受け
    取られた手数料の額が記録される場合であって、 電子カード所有者の個人情報を書類にして発行する際
    に、 前記手数料納付情報の手数料額から書類作成に係る手数
    料相当額を減算することを特徴とする請求項10に記載
    の書類発行方法。
  21. 【請求項21】 少なくとも、電子カード所有者の個人
    識別情報を記録した電子カードに基づいて該電子カード
    所有者の個人情報を書類にして発行するシステムであっ
    て、 通信回線で接続された二以上の書類作成ユニットが備え
    られ、 前記書類作成ユニットは、 前記電子カード所有者の個人識別情報及び個人情報を登
    録した登録手段と、 前記登録手段に登録された前記電子カード所有者の個人
    情報を書類にして出力する書類作成手段と、 前記電子カードから個人識別情報を読み出すと共に、前
    記登録手段から個人識別情報を読み出して、前記電子カ
    ードによる個人識別情報と前記登録手段による個人識別
    情報とを比較し、前記電子カードによる個人識別情報と
    前記登録手段による個人識別情報とが一致したときに、
    前記書類作成手段に書類の作成許可を与える制御手段と
    を有することを特徴とする書類発行システム。
  22. 【請求項22】 前記書類作成ユニットが複数設けられ
    る場合であって、 前記書類作成ユニットは、 電子カードの所有を要求する者の属する都道府県単位及
    び市区町村単位に設置されることを特徴とする請求項2
    1に記載の書類発行システム。
  23. 【請求項23】 前記書類作成ユニット間が通信回線に
    よって接続される場合であって、 前記通信回線にはデジタル回線が使用されることを特徴
    とする請求項21に記載の書類発行システム。
  24. 【請求項24】 前記書類作成ユニットが都道府県単位
    及び市区町村単位に複数設置される場合であって、 電子カード所有者の個人識別情報及び個人情報を登録し
    たデータベースと、 前記データベースと各々の書類作成ユニットとの間のデ
    ータ転送を制御する中央制御装置とが、少なくとも、都
    道府県単位及び市区町村単位に設けられることを特徴と
    する請求項21に記載の書類発行システム。
  25. 【請求項25】 前記電子カードが使用される場合であ
    って、 前記電子カードの所有を要求する者の指紋を撮影する指
    紋用の撮影手段が設けられることを特徴とする請求項2
    1に記載の書類発行システム。
  26. 【請求項26】 前記電子カードが使用される場合であ
    って、 前記電子カードの所有を要求する者の顔画像を撮影する
    顔画像用の撮影手段が設けられることを特徴とする請求
    項21に記載の書類発行システム。
  27. 【請求項27】 前記個人識別情報は、 電子カードの所有を要求する者の指紋、顔、虹彩又は網
    膜を画像データ化したものであって、これらの画像デー
    タの1つ又はこれらの画像データを組み合わせたもので
    あることを特徴とする請求項21に記載の書類発行シス
    テム。
  28. 【請求項28】 前記電子カードは、 電子カードの所有を要求する者の個人識別情報を記録す
    るICチップと、 前記ICチップに接続されたアンテナ体とを有した電子
    カード付きの運転免許証であることを特徴とする請求項
    21に記載の書類発行システム。
  29. 【請求項29】 前記書類発行に関して電子カードが使
    用される場合であって、 前記書類発行に伴う手数料を現金で受け取る手数料受取
    り手段と、 前記手数料受け取り手段に受け取られた手数料に関して
    手数料納付情報を前記電子カードに記録する情報記録手
    段とが設けられることを特徴とする請求項21に記載の
    書類発行システム。
  30. 【請求項30】 前記手数料納付情報を記録した電子カ
    ードが使用される場合であって、 前記電子カードに記録された手数料納付情報を消去する
    情報消去手段が設けられることを特徴とする請求項29
    に記載の書類発行システム。
  31. 【請求項31】 前記手数料納付情報に関して予め受け
    取られた手数料の額が記録される場合であって、 電子カード所有者の個人情報を書類にして発行する際
    に、 前記手数料納付情報の手数料の額から書類作成に係る手
    数料相当額を減算することを特徴とする請求項30に記
    載の書類発行システム。
  32. 【請求項32】 前記登録手段が設けられる場合であっ
    て、 前記登録手段に登録された電子カード所有者の顔画像と
    当該書類発行時に取得した電子カード所有者の顔画像と
    を比較する顔画像照合モード、 前記登録手段に登録された電子カード所有者の指紋画像
    と当該書類発行時に取得した電子カード所有者の指紋画
    像とを比較する指紋画像照合モード、又は、 前記顔画像照合モード及び指紋画像照合モードの両方を
    実行する顔・指紋画像照合モードを予め設定することを
    特徴とする請求項21に記載の書類発行システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002288309A (ja) * 2001-03-26 2002-10-04 Nec Commun Syst Ltd 駐車場物件契約サーバ装置、方法及びプログラム
JP2006181874A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び画像処理方法

Cited By (2)

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