JP2000208240A - 高周波電源装置及び高周波誘導加熱装置 - Google Patents

高周波電源装置及び高周波誘導加熱装置

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JP2000208240A
JP2000208240A JP11010686A JP1068699A JP2000208240A JP 2000208240 A JP2000208240 A JP 2000208240A JP 11010686 A JP11010686 A JP 11010686A JP 1068699 A JP1068699 A JP 1068699A JP 2000208240 A JP2000208240 A JP 2000208240A
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frequency power
power supply
cooling
induction heating
frequency
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JP11010686A
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English (en)
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Kazuya Tsurusaki
一也 鶴崎
Kazutoshi Yokoo
和俊 横尾
Akira Sako
彰 佐古
Taketoshi Eguchi
剛敏 江口
Nobuo Iwama
信男 岩間
Hitoshi Inoie
仁 井家
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EGUCHI KOSHUHA KK
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
EGUCHI KOSHUHA KK
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭いスペースにおいても使用可能であると共
に、容易に移動させることができる高周波電源装置及び
高周波誘導加熱装置の提供。 【解決手段】 高周波誘導加熱装置1は、高周波電力を
発生させるための発振器3と、発振器3に接続された整
合回路4と、整合回路4に冷却流体を循環供給可能であ
ると共に、冷却流体の熱交換を行う熱交換器18を含む
冷却ユニット14と、発振器3、整合回路4、及び、冷
却ユニット14が配置される筐体7とを備えた高周波電
源装置2を含み、高周波電源装置2には、高周波電力の
供給を受けると共に、冷却ユニット14から冷却流体が
循環供給される電流変成器11が接続され、電流変成器
11には、電流変成器11から高周波電流の供給を受け
ると共に、冷却ユニット14から電流変成器11を介し
て冷却流体が循環供給される加熱コイル12が一体化さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波誘導加熱処
理を行う際に用いられる高周波電源装置、及び、この高
周波電源装置を用いた高周波誘導加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、熱間圧延設備におけ
る仕上圧延工程では、圧延ロール等のロール表面を非接
触で加熱するために高周波誘導加熱装置が用いられてい
る。図8に、従来から用いられている高周波誘導加熱装
置のブロック構成図を示す。同図に示す高周波誘導加熱
装置100は、50Hz又は60Hzの商用周波数電力
を所望の周波数をもった高周波数電力に変換する高周波
電源装置101を含む。この高周波電源装置101に
は、整合変圧器102を介して直列共振用コンデンサ又
は並列共振用コンデンサからなる整合器103が接続さ
れる。また、整合器103には、電流変成器104を介
して被加熱金属等に応じた加熱コイル105が接続され
る。これら高周波電源装置101、整合変圧器102、
整合器103、電流変成器104、加熱コイル105
は、何れも個別のユニットとして構成されており、各ユ
ニット同士は、高周波給電線106によって接続されて
いる。
【0003】このように構成された高周波誘導加熱装置
100を作動させた場合、高周波電圧による損失密度や
電力用半導体デバイスのスイッチング損失密度が大きく
なることから、各ユニット101〜105が発熱してし
まう。従って、各ユニット101〜105を冷却水等に
よって冷却することが必要となる。このため、高周波誘
導加熱装置100付近には、冷却水循環装置107が配
置される。冷却水循環装置107は、上記各ユニット1
01〜105に対して冷却水を循環させるための還流式
循環ポンプ108と、一次冷却水(工業用水等)が供給
される液−液式熱交換器109を有する。各ユニット1
01〜105から冷却水循環装置107に戻された冷却
水は、熱交換器109によって冷却された後、再び、還
流式循環ポンプ108によって各ユニット101〜10
5に供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の高周波誘導加熱装置は、個別のユニットとして構成さ
れた高周波電源装置、整合変圧器、整合器等を組み合わ
せたものであった。従って、従来、高周波誘導加熱装置
を実際に導入するに際しては、高周波電源装置、整合変
圧器、整合器等の各種構成機器の容量、電力(電圧、電
流)等のみならず、冷却装置の仕様、冷却能力、一次冷
却水の供給方法、配管の取回し、各機器のレイアウト等
に至るまでを慎重に検討・設計する必要があった。この
ため、従来の高周波誘導加熱装置は、設置箇所に制約を
受けることが多く、数十kW程度の比較的小さな加熱容
量が求められる工事現場における処理(ろう付、配管の
局所等)に適用するのは極めて困難であった。また、高
周波誘導加熱装置を一旦設置した後に設置箇所を変更す
るような場合、その都度、システム全体の設計を見直す
必要があった。
【0005】そこで、本発明は、容易に移動させること
ができると共に、狭いスペースにおいても使用可能であ
る高周波電源装置及び高周波誘導加熱装置の提供を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
による高周波電源装置は、高周波誘導加熱処理を行う際
に用いられ、高周波電力を発生可能な高周波電源装置に
おいて、高周波電力を発生させるための発振器と、発振
器に接続された整合回路と、整合回路に冷却流体を循環
供給可能であると共に、冷却流体の熱交換を行う熱交換
器を含む冷却ユニットと、発振器、整合回路、及び、冷
却ユニットが配置される筐体とを備えることを特徴とす
る。
【0007】この高周波電源装置では、高周波電力を発
生するに際して必要とされる発振器、整合回路(整合変
圧器、整合用コンデンサ等)、及び、冷却ユニットが1
体の筐体に対して配置されている。従って、この高周波
電源装置は、容易に移動させることができると共に、狭
いスペースにおいても使用可能である。また、設置場所
を変更しても、その都度、発振器、整合回路等の仕様、
配置等を変更することは一切不要となる。更に、この高
周波電源装置を作動させている間、整合回路は、冷却ユ
ニットから冷却流体の供給を受け、整合回路を流通・冷
却した冷却流体は、冷却ユニットに戻されて熱交換器に
より冷却された後、再び、整合回路に供給される。これ
により、整合回路を冷却するための冷却装置を別途設け
る必要は一切なくなる。
【0008】この場合、高周波電源装置に、高周波電力
の供給を受ける外部負荷機器を接続可能であると共に、
冷却ユニットは、外部負荷機器に対して冷却流体を循環
供給可能であると好ましい。この高周波電源装置を用い
て高周波誘導加熱処理を行う場合、冷却ユニットから
は、高周波電源装置の整合回路に加えて、電流変成器、
加熱コイルといった主要な外部負荷機器に対しても冷却
流体が供給される。外部負荷機器を流通・冷却した冷却
流体は、冷却ユニットに戻されて熱交換器により冷却さ
れた後、再び、外部負荷機器に供給される。これによ
り、外部負荷機器を冷却するための冷却装置を別途設け
る必要は一切不要となる。
【0009】更に、筐体の下部に設けられたキャスタを
更に備えると好ましい。これにより、高周波電源装置を
所望の場所に極めて容易に移動させることが可能とな
る。
【0010】また、熱交換器は、気−液式熱交換器であ
ると好ましく、また、圧縮冷凍サイクルを利用した可搬
式冷却装置であってもよい。更に、熱交換器として、気
−液式熱交換器と、圧縮冷凍サイクルを利用した可搬式
冷却装置とを併用すれば、高周波電源装置の加熱容量を
容易に大きくすることができる。
【0011】請求項7に記載の本発明による高周波誘導
加熱装置は、高周波電力による高周波誘導加熱処理を行
うに用いられる高周波誘導加熱装置において、高周波電
力を発生させるための発振器と、発振器に接続された整
合回路と、整合回路に冷却流体を循環供給可能であると
共に、冷却流体の熱交換を行う熱交換器を含む冷却ユニ
ットと、発振器、整合回路、及び、冷却ユニットが配置
される筐体とを備える高周波電源装置と、高周波電源装
置に接続可能であり、高周波電力の供給を受けると共
に、冷却ユニットから冷却流体が循環供給される電流変
成器と、電流変成器に固定されており、電流変成器から
高周波電流の供給を受けると共に、冷却ユニットから電
流変成器を介して冷却流体が循環供給される加熱コイル
とを備えることを特徴とする。
【0012】この高周波誘導加熱装置では、高周波電力
を発生するに際して必要とされる発振器、整合回路(整
合変圧器、整合用コンデンサ等)、及び、冷却ユニット
が1体の高周波電源装置に配置されている。この高周波
電源装置を作動させている間、整合回路は、冷却ユニッ
トから冷却流体の供給を受け、整合回路を流通した冷却
流体は、冷却ユニットに戻されて熱交換器により冷却さ
れた後、再び、整合回路に供給される。また、冷却ユニ
ットからは、高周波電源装置に接続させた電流変成器、
加熱コイルに対しても冷却流体が供給される。電流変成
器、加熱コイルを流通・冷却した冷却流体は、冷却ユニ
ットに戻されて熱交換器により冷却された後、再び、電
流変成器等に供給される。
【0013】このように、この高周波誘導加熱装置は、
高周波誘導加熱処理に対して必要な冷却ユニットを自ら
備えているので、整合回路、電流変成器、及び、加熱コ
イルを冷却するための冷却装置を別途設ける必要は一切
不要となる。従って、この高周波誘導加熱装置は、容易
に移動させることができると共に、狭いスペースにおい
ても使用可能である。また、設置場所を変更しても、発
振器、整合回路、電流変成器、加熱コイル、冷却ユニッ
ト等の仕様、配置等を変更することは一切不要となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による高
周波電源装置及び高周波誘導加熱装置の好適な実施形態
について詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明による高周波誘導加熱装置
を示すブロック構成図である。同図に示す高周波誘導加
熱装置1は、可搬式の高周波電源装置2を備える。高周
波電源装置2は、発振器3を有しており、この発振器3
は、外部から供給された50Hz又は60Hzの商用周波
数電力(例えば、200V)を、所望の周波数をもった
高周波電力(例えば、出力周波数30〜500Hz又は
それ以上、出力電圧200〜20000V)に変化す
る。発振器3には、整合変圧器5と整合用コンデンサ6
とからなる整合回路4が接続されている。整合変圧器5
は、整合用コンデンサ6等のインピーダンスと、発振器
3の出力インピーダンスとの整合(マッチング)を図る
ためのものである。また、整合用コンデンサ6によっ
て、加熱周波数近傍における負荷力率がほぼ1.0に設
定される。
【0016】これら発振器3、整合回路4(整合変圧器
5、整合用コンデンサ6)は、一体の筐体7の内部に収
容されている。筐体7は、図2及び3に示すように、略
矩形状に形成されている。筐体7の下部には、4体のキ
ャスタ13が取り付けられている。これにより、この高
周波電源装置2は、所望の場所に極めて容易に移動させ
ることできる。筐体7には、発振器3、整合回路4のほ
かに、主回路導体、各種制御計測器、制御配線等が収容
されている。これら主回路導体等の発熱密度は小さいた
め、筐体7の側面には、これら主回路導体等を強制的に
冷却するための通風ファン8が複数配設されている。
【0017】また、筐体7の正面扉には、制御パネル9
が設けられており、高周波電源装置2を運転する際に
は、この制御パネル9を操作する。更に、筐体7の正面
には、図2に示すように、整合用コンデンサ6に接続さ
れた給電ニップル10が2個配設されており、給電ニッ
プル10の下方には、通水ニップル25が2個配設され
ている。各給電ニップル10及び各通水ニップル25に
は、加熱コイル12と一体化された電流変成器11が接
続可能である。(図1参照)。
【0018】また、筐体7の背部には、冷却ユニット1
4が配置されている。この冷却ユニット14は、筐体7
内に配置された整合回路4に冷却水(冷却流体)を循環
供給可能であると共に、高周波電源装置2に接続される
電流変成器11、加熱コイル12といった主要な外部負
荷機器に対しても冷却水を循環供給可能なものである。
冷却ユニット14は、図3及び4に示すように、冷却水
循環ポンプ15を含む。冷却水循環ポンプ15の上方に
は、サージタンク16が配置されている。サージタンク
16の内部は、図4に示すように、仕切板16aによっ
て冷水室16cと温水室16hとに区分されている。
【0019】サージタンク16の温水室16hには、ポ
ンプ17を介して熱交換器18が接続されている。熱交
換器18は、気−液式熱交換器として構成されており、
ポンプ17によってサージタンク16の温水室16h内
の温水が供給されるラジエータ19と、ラジエータ19
の側方に配置された冷却ファン20とからなる。ラジエ
ータ19に供給された温水は、冷却ファン20によって
外気との間で効率よく熱交換される。冷却された冷却水
は、再度、サージタンク16の冷水室16cに返送され
る。これにより、冷水室16c内を常時低温の冷却水で
満たしておくことが可能となる。なお、熱交換器18と
しては、圧縮冷凍サイクルを利用した可搬式冷却装置
(ハンディクーラユニット)を用いてもよい。
【0020】冷却水循環ポンプ15は、サージタンク1
6の冷水室16cに接続されており、冷水室16c内の
低温の冷却水を給水母管21に対して圧送する。給水母
管21は、筐体7に配置されており、3個の給水口22
a,22b,22cを有する。給水口22aからは、整
合回路4に対して冷却水が供給される。すなわち、冷却
水は、図4に示すように、整合変圧器5を流通・冷却す
ると共に、整合用コンデンサ6に対して設けられた冷却
ブス内を流通する。整合用コンデンサ6の冷却ブスに
は、返送管23aが接続されており、この返送管23a
は、サージタンク16の温水室16hに導かれている。
【0021】また、給水口22bからは、筐体7に配設
された給電ニップル10のうちの一方に冷却水が導かれ
る。また、他方の給電ニップル10には、返送管23b
が接続されており、この返送管23bは、サージタンク
16の温水室16hに導かれている。ここで、各給電ニ
ップル10としては、いわゆるフレアニップル端子が用
いられており、給電ニップル10からは、高周波電力及
び冷却水の双方が供給可能となっている。更に、給水口
22cからは、給電ニップル10の下方に配設された通
水ニップル25(図2参照)のうちの一方に冷却水が導
かれる。他方の通水ニップル25には、返送管23cが
接続されており、この返送管23cは、サージタンク1
6の温水室16hに導かれている。
【0022】このように、この高周波電源装置2では、
高周波電力を発生するに際して必要とされる発振器3、
整合回路4(整合変圧器5、整合用コンデンサ6等)、
及び、冷却ユニット14が1体の筐体7に対して配置さ
れている。従って、この高周波電源装置2は、コンパク
トに構成可能であると共に、狭いスペースにおいても使
用可能であり、かつ、容易に移動させることができる。
また、設置場所を変更しても、その都度、発振器3、整
合回路4等の仕様、配置等を変更することは一切不要と
なる。
【0023】図5及び6に、高周波誘導加熱装置1に含
まれており、上述した高周波電源装置2に接続可能な電
流変成器11を示す。これらの図面に示すように、電流
変成器11は、両端部が閉鎖された円筒状のケース11
4を有する。ケース114内の中央部には、鉄心115
が配置されており、鉄心115の周囲には、銅管等によ
り形成された一次巻線111が複数回(この場合、11
回)にわたって巻回されている。一次巻線111の両端
は、ケース114の一方の端部(図5における左側の端
面)に配設されている給電端子117とそれぞれ接続さ
れている。給電端子117は、高周波電源装置2の給電
ニップル10と同様に、フレアニップルとして構成され
ている。
【0024】また、一次巻線111の周囲には、銅管等
により形成された二次巻線112が複数回(この場合、
2回)にわたり巻回されている。この二次巻線112に
は、給電端子117の上方に配設された2個の通水端子
118が接続されている。また、二次巻線112の両端
は、ケース114の他方の端部(図5における右側の端
面)に配設された加熱コイル取付部119に接続されて
いる。更に、二次巻線112の周囲には、互いに対向し
合うフェライトコア116が配置されている。このよう
なフェライトコア116を用いることにより、電流変成
器11のコンパクト化を図ることができる。
【0025】ケース114に配設された加熱コイル取付
部119には、図1に示すように、加熱コイル12が固
定される。加熱コイル12は、銅管等によって形成され
ており、加熱コイル取付部119に固定された際には、
その内部は二次巻線112の内部と連通することにな
る。このように、加熱コイル12が電流変成器11とコ
ンパクトに一体化されているので、この高周波誘導加熱
装置1は、数十kW程度の比較的小さな加熱容量が求め
られる工事現場における処理等に対して容易に適用する
ことができる。
【0026】次に、上述した高周波誘導加熱装置1の使
用手順について説明する。この場合、まず、高周波電源
装置2を作業箇所まで移動させ、設置する。そして、加
熱コイル12が一体化されている電流変成器11を、加
熱対象物に対して配置すると共に、高周波電力と冷却水
を同時に供給可能な水冷式ケーブル24(図4参照、可
撓式のものが好ましい)及び流水管26(図4参照)に
よって高周波電源装置2に接続する。すなわち、電流変
成器11の各給電端子117は、水冷式ケーブル24に
よって高周波電源装置2の各給電ニップル10と接続さ
れる。また、電流変成器11の各通水端子118は、流
水管26(図4参照)によって高周波電源装置2の各通
水ニップル25と接続される。
【0027】この状態で、高周波電源装置2に商用周波
数電力を供給すると、加熱コイル12によって磁界が発
生され、加熱対象が加熱される。この間、冷却ユニット
14も作動され、整合回路4には、冷却水循環ポンプ1
5によって冷却水(冷却流体)が循環供給される。すな
わち、冷却水循環ポンプ15によってサージタンク16
の冷水室16cから吸い出された冷却水は、給水母管2
1、給水口22aを介して、整合変圧器5に供給され
る。整合変圧器5を流通・冷却した冷却水は、整合用コ
ンデンサ6に対して設けられた冷却ブス内を流通する。
整合変圧器5及び整合用コンデンサ6を流通・冷却した
冷却水は、返送管23aを介してサージタンク16の温
水室16hに戻される。
【0028】また、電流変成器11の一次巻線111の
内部には、高周波電源装置2から高周波電力が供給され
ると共に、冷却ユニット14から冷却水が循環供給され
ることになる。すなわち、冷却水循環ポンプ15によっ
てサージタンク16の冷水室16cから吸い出された冷
却水は、給水母管21、給水口22b、給電ニップル1
0、水冷式ケーブル24、給電端子117を介して、一
次巻線111内に供給される。一次巻線111を流通・
冷却した冷却水は、給電端子117、水冷式ケーブル2
4、給電ニップル10、返送管23bを介して、サージ
タンク16の温水室16hに戻される。
【0029】また、電流変成器11の二次巻線112と
接続(一体化)する加熱コイル12は、電流変成器11
の二次巻線112から高周波電流の供給を受けると共
に、二次巻線112を介して冷却ユニット14から冷却
水が循環供給されることになる。すなわち、冷却水循環
ポンプ15によってサージタンク16の冷水室16cか
ら吸い出された冷却水は、給水母管21、給水口22
c、通水ニップル25、流水管26、通水端子118を
介して、二次巻線112内に供給される。二次巻線11
2内を流通した冷却水は、加熱コイル取付部119を介
して、加熱コイル12内に流入する。そして、加熱コイ
ル12を流通・冷却した冷却水は、二次巻線112、通
水端子118、流水管26、通水ニップル25、返送管
23cを介して、サージタンク16の温水室16hに戻
される。
【0030】サージタンク16の温水室16h内に戻さ
れた温水は、ポンプ17によってラジエータ19に圧送
される。そして、冷却ファン20によって外気との間で
熱交換がなされて冷却された後、サージタンク16の冷
水室16cに戻され、再度、整合回路4等の冷却に供さ
れる。
【0031】このように、高周波電源装置2を備えた高
周波誘導加熱装置1では、冷却ユニット14から、高周
波電源装置2の整合回路4に加えて、電流変成器11、
加熱コイル12といった主要な外部負荷機器に対しても
冷却流体を供給することができる。これにより、外部負
荷機器を冷却するための冷却装置を別途設ける必要は一
切不要となる。すなわち、この高周波誘導加熱装置1
は、高周波誘導加熱処理に対して必要な冷却ユニット1
4を自ら備えており、整合回路4、電流変成器11、及
び、加熱コイル12を冷却するための冷却装置を別途設
ける必要は一切不要となる。従って、この高周波誘導加
熱装置1は、容易に移動させることができると共に、狭
いスペースにおいても使用可能である。また、設置場所
を変更しても、発振器3、整合回路4、電流変成器1
1、加熱コイル12、冷却ユニット14等の仕様、配置
等を変更することは一切不要となる。
【0032】図7は、本発明による高周波電源装置及び
高周波誘導加熱装置の他の実施形態を示すブロック構成
図である。なお、上述した高周波誘導加熱装置1及び高
周波電源装置2と同一の要素については同一の符号を付
し、重複する説明は省略する。
【0033】同図に示す高周波誘導加熱装置1Aでは、
圧縮冷凍サイクルを利用した可搬式冷却装置(ハンディ
クーラユニット)27が、気−液式の熱交換器18と併
用されている。すなわち、高周波誘導加熱装置1Aに含
まれる高周波電源装置2Aには、別途設置された外部冷
却装置としての可搬式冷却装置27が接続される。可搬
式冷却装置27の冷却部28は、冷却ユニット14のサ
ージタンク16内に配置されている。整合回路4、電流
変成器11、加熱コイル12の熱を奪って温度が上昇し
た温水は、気−液式の熱交換器18及び可搬式冷却装置
27の双方によって冷却される。これにより、温水をコ
ンパクトな設備によって効率よく冷却可能であるので、
高周波誘導加熱装置1A及び高周波電源装置2Aの加熱
容量を大きくすることが可能となる。
【0034】なお、可搬式冷却装置27の容量次第で
は、図7に示す構成から、気−液式の熱交換器18を省
略することも可能である。また、図7に示すように、サ
ージタンク16の内部を仕切板16aによって仕切るこ
とを省略することもできる。
【0035】
【発明の効果】本発明による高周波電源装置及び高周波
誘導加熱装置は、以上説明したように構成されているた
め、次のような効果を得る。すなわち、発振器、整合回
路(整合変圧器、整合用コンデンサ等)、及び、冷却ユ
ニットが1体の高周波電源装置に配置されており、整合
回路、電流変成器、加熱コイルに対しては、冷却ユニッ
トから冷却流体が循環供給される。従って、本発明によ
る高周波電源装置及び高周波誘導加熱装置は、容易に移
動させることができると共に、狭いスペースにおいても
使用可能である。また、設置場所を変更しても、発振
器、整合回路、電流変成器、加熱コイル、冷却ユニット
等の仕様、配置等を変更することは一切不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高周波誘導加熱装置を示すブロッ
ク構成図である。
【図2】本発明による高周波電源装置の正面図である。
【図3】本発明による高周波電源装置の側面図である。
【図4】本発明による高周波誘導加熱装置及び高周波電
源装置における冷却ユニットの系統図である。
【図5】本発明による高周波誘導加熱装置に含まれる電
流変成器を示す模式図である。
【図6】図5に示す電流変成器の断面図である。
【図7】本発明による高周波誘導加熱装置の他の実施形
態を示すブロック構成図である。
【図8】従来の高周波誘導加熱装置を示すブロック構成
図である。
【符号の説明】
1,1A…高周波誘導加熱装置、2,2A…高周波電源
装置、3…発振器、4…整合回路、5…整合変圧器、6
…整合用コンデンサ、7…筐体、10…給電ニップル、
11…電流変成器、12…加熱コイル、13…キャス
タ、14…冷却ユニット、15…冷却水循環ポンプ、1
6…サージタンク、18…熱交換器、19…ラジエー
タ、20…冷却ファン、24…水冷式ケーブル、25…
通水ニップル、26…流水管、27…可搬式冷却装置、
111…一次巻線、112…二次巻線、114…ケー
ス、115…鉄心、116…フェライトコア、117…
給電端子、118…通水端子、119…加熱コイル取付
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横尾 和俊 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工株式会社広島研究所内 (72)発明者 佐古 彰 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工株式会社広島製作所内 (72)発明者 江口 剛敏 東京都大田区城南島二丁目4番3号 株式 会社江口高周波内 (72)発明者 岩間 信男 東京都大田区城南島二丁目4番3号 株式 会社江口高周波内 (72)発明者 井家 仁 東京都大田区城南島二丁目4番3号 株式 会社江口高周波内 Fターム(参考) 3K059 AA01 AA10 AA15 AA16 AB00 AB08 AB09 AC07 AC09 AD04 AD39 AD40 CD48 CD72 CD73 CD74 CD75

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波誘導加熱処理を行う際に用いら
    れ、高周波電力を発生可能な高周波電源装置において、 前記高周波電力を発生させるための発振器と、 前記発振器に接続された整合回路と、 前記整合回路に冷却流体を循環供給可能であると共に、
    前記冷却流体の熱交換を行う熱交換器を含む冷却ユニッ
    トと、 前記発振器、前記整合回路、及び、前記冷却ユニットが
    配置される筐体とを備えることを特徴とする高周波電源
    装置。
  2. 【請求項2】 前記高周波電力の供給を受ける外部負荷
    機器を接続可能であると共に、前記冷却ユニットは、前
    記外部負荷機器に対して前記冷却流体を循環供給可能で
    あることを特徴とする請求項1に記載の高周波電源装
    置。
  3. 【請求項3】 前記筐体の下部に設けられたキャスタを
    更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の高
    周波電源装置。
  4. 【請求項4】 前記熱交換器は、気−液式熱交換器であ
    ることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の高周
    波電源装置。
  5. 【請求項5】 前記熱交換器は、圧縮冷凍サイクルを利
    用した可搬式冷却装置であることを特徴とする請求項1
    〜3の何れかに記載の高周波電源装置。
  6. 【請求項6】 前記熱交換器として、気―液熱交換器
    と、圧縮冷凍サイクルを利用した可搬式冷却装置とが併
    用されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに
    記載の高周波電源装置。
  7. 【請求項7】 高周波電力による高周波誘導加熱処理を
    行う際に用いられる高周波誘導加熱装置において、 前記高周波電力を発生させるための発振器と、前記発振
    器に接続された整合回路と、前記整合回路に冷却流体を
    循環供給可能であると共に、前記冷却流体の熱交換を行
    う熱交換器を含む冷却ユニットと、前記発振器、前記整
    合回路、及び、前記冷却ユニットが配置される筐体とを
    備える高周波電源装置と、 前記高周波電源装置に接続可能であり、前記高周波電力
    の供給を受けると共に、前記冷却ユニットから前記冷却
    流体が循環供給される電流変成器と、 前記電流変成器に固定されており、前記電流変成器から
    高周波電流の供給を受けると共に、前記冷却ユニットか
    ら前記電流変成器を介して前記冷却流体が循環供給され
    る加熱コイルとを備えることを特徴とする高周波誘導加
    熱装置。
JP11010686A 1999-01-19 1999-01-19 高周波電源装置及び高周波誘導加熱装置 Withdrawn JP2000208240A (ja)

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