JP2000209459A - テレビ受信装置 - Google Patents

テレビ受信装置

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JP2000209459A
JP2000209459A JP11005008A JP500899A JP2000209459A JP 2000209459 A JP2000209459 A JP 2000209459A JP 11005008 A JP11005008 A JP 11005008A JP 500899 A JP500899 A JP 500899A JP 2000209459 A JP2000209459 A JP 2000209459A
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signal
circuit
synchronization
stabilization
video
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JP11005008A
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English (en)
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Takaaki Kishigami
高明 岸上
Makoto Hasegawa
誠 長谷川
Masahiko Nakamura
雅彦 中村
Masanobu Kanetani
昌宣 金谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体搭載用テレビ受信装置において、汎用
的な映像表示回路を使用しても同期安定化を可能とする
ことを目的とする。 【解決手段】 同期分離回路5は映像信号4から同期分
離することで複合同期信号6を出力する。同期安定化回
路7は、移動受信時に乱れを生じる複合同期信号6に対
し、これを補正した同期安定化信号22を出力する。安
定化同期重畳回路23は映像信号4に同期安定化信号を
重畳した安定化同期重畳映像信号24を映像表示回路2
5に供給する。安定化同期重畳映像信号24は映像表示
回路25で同期分離することで同期安定化信号の再生が
可能であり、同期乱れのない映像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両等の移動体搭載
用として好適なテレビ受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、小型軽量で高性能なテレビ受信装
置が開発され、車両等の移動体に搭載される用途も盛ん
になっている。しかしながら移動体でのテレビ受信装置
の利用時には移動に伴うフェージングが発生し、画像に
激しい乱れを生じる。このようなフェージングによる画
像の乱れを軽減するために、複数アンテナを空間的に十
分離することにより無相関に近い受信波が得られること
を利用する空間ダイバーシチ装置が用いられている。空
間ダイバーシチ装置の利用は受信映像品質の改善に有効
であるが、車両が走行する地区によっては、全てのダイ
バーシチアンテナからの受信波が同様に劣化した映像を
受信することがあり、アンテナを切り換えても画質の改
善に寄与しないことがある。
【0003】また、伝搬路中に建物等の反射物が存在す
る場合、それらによる反射により、伝搬遅延時間の異な
る波が多重された電波を受信することになり、この場合
のテレビ映像は、いわゆる多重ゴースト像となり、移動
時には伝搬遅延時間が変動するため、ゴースト像が左右
にゆれて見えるゴーストフラッタ現象が生じる。このよ
うな電界低下時あるいは多重波の存在は、映像同期の乱
れを引き起こし、一層の映像品質の低下を招く。
【0004】このような同期の乱れの対策として、特開
平5−115015号、特開平6−78230号に記載
されたものなどが知られている。これらは映像信号から
同期分離した垂直および水平同期信号を安定化させる同
期安定化回路を設けており、受信映像の同期の安定化を
図っている。
【0005】図10は、従来の同期安定化機能を有した
移動体搭載用テレビ受信装置を示しており、以下図10
を用いてその動作を説明する。アンテナ80は高周波信
号81を誘起する。TVチューナ82は、高周波信号8
1から受信しようとするTVチャネルの高周波信号を選
択同調し、中間周波信号に変換する。そして、変換され
た中間周波信号に対し、検波を行い映像信号83を取り
出す。同期分離回路84は、映像信号83から水平同期
及び垂直同期を含む複合同期信号85を分離する。同期
安定化回路86は、複合同期信号85の乱れを補正した
同期安定化信号87を映像表示回路88に供給する。映
像表示回路88は映像信号83および同期安定化信号8
7に基づき映像を再生表示する。以上のように構成され
た移動体搭載用テレビ受信装置により、同期信号の乱れ
のない映像をえることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の移動体搭載用テレビ受信装置では、映像表示回路8
8に対し、映像信号83と分離した形で同期安定化信号
87を入力する必要が生じる。したがって、移動体搭載
用テレビ受信装置の形態として、TVチューナ82と、
映像表示回路88の筐体が分離される場合があり、この
ような場合においては、それぞれの筐体を結ぶケーブル
に含まれる線の数を増やす必要が生じる。また、映像表
示回路として、移動体搭載を考慮していない汎用的な映
像表示回路を使用することができなくなるといった課題
を有する。
【0007】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、TVチューナと、映像表示回路の筐体が分離された
形態において、汎用的な映像表示回路をそのまま使用で
きる移動体搭載用として好適なテレビ受信装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、同期安定化回路において同期信号の乱れを
補正した同期安定化信号を映像信号中に重畳する同期安
定化信号重畳回路を用いる。これにより、同期安定化信
号を映像信号と分離して、映像表示回路に供給する必要
性をなくすものである。また、これにより、チューナ回
路と、映像表示回路の筐体が分離された形態において、
汎用的な映像表示回路をそのまま使用することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、アンテナで得られた受信信号から検波した映像信号
を出力するTVチューナと、映像信号から垂直同期信号
および水平同期信号が混合された複合同期信号を分離す
る同期分離回路と、複合同期信号の乱れを補正する同期
安定化回路と、同期安定化回路の出力を映像信号に重畳
する安定化同期重畳回路と、安定化同期重畳回路の出力
に基づき、映像を再生する映像表示回路とを有すること
を特徴としたものであり、移動受信時に受信電界状況が
劣化し同期信号が乱れた場合でも、同期安定化回路にお
いて、その同期乱れを補正した同期安定化信号を生成す
る。更に、チューナ筐体と映像表示回路の筐体が分離さ
れ、ケーブルあるいは無線等により結合されたセパレー
トタイプのテレビ装置であっても、同期安定化信号を映
像信号に重畳させる同期信号重畳回路により、安定化同
期信号を映像信号と分離して映像表示回路に供給する必
要がなくなる。これにより、同期安定化同期信号の入力
を持たない汎用的な映像表示回路を用いても、同期信号
の乱れのない安定した映像を得ることができるという作
用を有する。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載したテレビ受信装置において、水平同期周波数
の整数倍の周波数で発振する基準クロック発振器と、基
準クロック発振器の出力を分周して水平同期信号にほぼ
等しい周期の水平同期安定化信号を出力する分周回路
と、水平同期安定化信号に対する水平同期信号の位相ず
れ方向を検出するとともに、位相ずれが所定範囲内であ
るか否かを検出しその検出値を位相一致検出信号として
出力する位相差検出回路と、垂直同期信号をカウントし
て所定フィールド周期のカウンタ値を出力する位相制御
周期カウンタと、位相ずれ検出結果を基に前記分周回路
の分周数を増減する分周数制御回路と、位相一致検出信
号と前記位相制御周期カウンタの出力を基に、所定フィ
ールド数にわたり位相の一致が検出されない場合は、水
平同期信号を前記分周回路にリセット信号として出力
し、水平同期安定化信号の位相を水平同期信号に一致さ
せるリセット制御回路とを具備した同期安定化回路を有
することを特徴としたものであり、移動受信時に受信電
界状況が劣化し水平同期信号が乱れた場合でも、その同
期乱れを補正した水平同期安定化信号を生成するという
作用を有する。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載したテレビ受信装置において、制御電圧により
発振周波数を可変できる電圧制御発振器と、電圧制御発
振器の出力を分周して水平同期信号にほぼ等しい周期の
水平同期安定化信号を出力する分周回路と、水平同期安
定化信号に対する水平同期信号の位相ずれ方向とずれ量
に応じた正負の電圧値を出力する位相差検出回路と、位
相差検出回路の出力を平均化し電圧制御発振器の制御電
圧とする積分回路とを具備した同期安定化回路を有する
ことを特徴としたものであり、移動受信時に受信電界状
況が劣化し水平同期信号が乱れた場合でも、その同期乱
れを補正した水平同期安定化信号を生成するという作用
を有する。
【0012】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1に記載したテレビ受信装置において、基準クロック発
振器の出力を分周することで垂直同期信号にほぼ等しい
周期の垂直同期安定化信号を出力する垂直分周回路と、
供給された垂直同期信号および前記垂直同期安定化信号
との位相の一致性を検出し、所定フィールド数にわたり
連続して位相の一致性がない場合に、垂直同期信号を前
記垂分周回路にリセット信号として出力することにより
垂直同期信号と垂直同期安定化信号の位相を一致させる
垂直位相制御回路とを具備した同期安定化回路を有する
ことを特徴としたものであり、移動受信時に受信電界状
況が劣化し垂直同期信号が乱れた場合でも、その同期乱
れを補正した垂直同期安定化信号を生成するという作用
を有する。
【0013】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1に記載したテレビ受信装置において、映像信号と複合
同期信号の極性を合わせ、かつ、複合同期信号の振幅レ
ベルを所定レベルに設定する同期パルス調整回路と、同
期パルス調整回路の出力と前記映像信号を加算する加算
回路と、加算回路の振幅レベルを所定レベルにする増幅
回路とを具備した安定化同期重畳回路を有することを特
徴としたものであり、チューナ筐体と映像表示回路の筐
体が分離され、ケーブルあるいは無線等により結合され
たセパレートタイプのテレビ装置であっても、同期安定
化信号を映像信号に重畳させる同期信号重畳回路によ
り、安定化同期信号を映像信号と分離して映像表示回路
に供給する必要がなくなる。これにより、同期安定化同
期信号の入力を持たない汎用的な映像表示回路を用いて
も、同期信号の乱れのない安定した映像を得ることがで
きるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1に記載したテレビ受信装置において、映像信号と複合
同期信号の極性を合わせ、かつ、複合同期信号の振幅レ
ベルを所定レベルに設定する同期パルス調整回路と、同
期パルス調整回路の出力パルスを加工する同期パルス加
工回路と、同期パルス加工回路の出力と前記映像信号を
加算する加算回路と、加算回路の振幅レベルを所定レベ
ルにする増幅回路とを具備した安定化同期重畳回路を有
することを特徴としたものであり、チューナ筐体と映像
表示回路の筐体が分離され、ケーブルあるいは無線等に
より結合されたセパレートタイプのテレビ装置であって
も、同期安定化信号を映像信号に重畳させる同期信号重
畳回路により、安定化同期信号を映像信号と分離して映
像表示回路に供給する必要がなくなる。これにより、同
期安定化同期信号の入力を持たない汎用的な映像表示回
路を用いても、同期信号の乱れのない安定した映像を得
ることができるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6に記載したテレビ受信装置において同期パルスの前後
に切り込みパルスを挿入してパルス加工するもので、映
像信号と同期パルス信号を重畳させる際に、映像信号中
の同期パルスの影響を低減させ、安定化同期信号のパル
スを際立たせることが出来るので、同期パルスの分離が
確実に行なわれる。
【0016】本発明の請求項8に記載の発明は、複数の
アンテナと、複数のアンテナの1つを選択するアンテナ
切換回路と、アンテナ切換回路により選択されたアンテ
ナで得られた受信信号から検波した映像信号を出力する
TVチューナと、映像信号から垂直同期信号および水平
同期信号が混合された複合同期信号を分離する同期分離
回路と、複合同期信号の乱れを補正する同期安定化回路
と、前記同期安定化回路の出力を前記映像信号に重畳す
る安定化同期重畳回路と、安定化同期重畳回路からの安
定化同期重畳映像信号から前記TVチューナに接続され
ているアンテナの受信品質を検出し最適アンテナを選択
し、安定化同期重畳映像信号を基にアンテナ切換のタイ
ミング信号を生成しアンテナ切換回路によるアンテナ切
換を制御する受信状況検出/アンテナ制御回路と、安定
化同期重畳映像信号の出力により映像を再生する映像表
示回路とを有することを特徴としたものであり、受信状
況検出/アンテナ制御回路として、既に集積化された部
品を使用する場合においチューナに接続するアンテナ切
換回路と、安定化同期重畳映像信号から前記TVチュー
ナに接続されているアンテナの受信品質を検出し最適ア
ンテナを選択し、前記安定化同期重畳映像信号を基にア
ンテナて、同期分離回路を集積化しているため、その入
力が映像信号のみである場合においても、安定化同期重
畳映像信号を入力とすることで、同期安定化信号が分離
されるため、安定動作が図られるという作用を有する。
【0017】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図9を用いて説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態における移動体搭載用テレビ受信装置を示す。
図1を用いて以下その説明を行う。アンテナ1は高周波
信号2を誘起する。TVチューナ3は、高周波信号2か
ら受信しようとするTVチャネルの高周波信号を選択同
調し、中間周波信号に変換する。そして、変換された中
間周波信号に対し、検波を行い映像信号4を取り出す。
同期分離回路5は、映像信号4から水平および垂直同期
を含む複合同期信号6を分離し、同期安定化回路7に供
給する。同期安定化回路7は、後述するように複合同期
信号6をもとに同期安定化信号22を作成する。この同
期安定化信号22は安定化同期重畳回路23で映像信号
4に重畳されて映像表示回路25に供給される。
【0019】図2は、同期安定化回路7の水平同期部7
aの構成を示す図である。図2において、複合同期信号
6は水平/垂直同期分離回路8に供給される。水平/垂
直同期分離回路8は複合同期信号6から水平同期信号9
と垂直同期信号10の周波数の違いを利用して、両者を
分離して出力する回路である。
【0020】一方、基準クロック発振器11は、周波数
f0の基準クロック信号12を生成する発振器であり、
高安定な水晶振動子を励振することで得られる。NTS
C方式の場合、色副搬送波周波数fscと水平同期周波
数fh及び垂直同期周波数fv間に、(数1)、(数
2)の関係がある。
【0021】 fsc = 910fh/4 (数1) fh = 525fv/2 (数2) 従って、例えば、色副搬送波周波数fscの4倍の発振
周波数4fscの水晶振動子を用いた場合、水平同期周
波数fhに対し、4fsc=910fhという整数倍の
関係が成り立ち、基準クロック信号12を910分周す
ることで水平同期周期に等しい信号を得ることができ
る。
【0022】分周回路13は、以上のような基準クロッ
ク信号12と水平同期信号9との間の整数倍の周波数関
係を満たす分周数を有し、供給された基準クロック信号
12が発振周波数の誤差を含む場合、水平同期信号9に
ほぼ等しい周期の水平同期安定化信号14を出力する。
【0023】位相差検出回路15は、水平同期信号9と
水平同期安定化信号14との位相ずれ方向を検出し、そ
の検出値を位相ずれ方向検出信号16として出力し、か
つ、位相ずれが所定範囲内であるかを検出し、その検出
結果を位相一致検出信号17として出力する。位相制御
周期カウンタ18は、垂直同期信号10をカウントし、
カウンタ値を出力する。
【0024】分周数制御回路19は、所定フィールド周
期毎に、位相ずれ方向検出信号16による位相ずれ検出
結果を基に、所定フィールド周期で分周回路19の分周
数を変化させることで、基準クロックとして用いる水晶
振動子の周波数誤差dfを補正する制御を行う。
【0025】リセット制御回路20は、位相制御周期カ
ウンタ18のカウンタ値から判断し、所定フィールド数
にわたり、供給された位相一致検出信号17の検出結果
が所定外の位相差である場合は、供給された水平同期信
号9を所定時間だけ分周回路19にリセット信号21と
して出力する。分周回路13はリセット信号21が供給
された場合、分周動作がリセットされ、水平同期信号9
と水平同期安定化信号14の位相が一致するように動作
する。
【0026】図3は、同期安定化回路7の垂直同期部7
bの構成を示す図である。図3において、垂直分周回路
30は、供給された基準クロック発振器11からの基準
クロック信号12を分周することで、垂直同期にほぼ等
しい周期で発振する垂直同期安定化信号31を発生さ
せ、垂直位相制御回路32に供給する。なお、(数2)
の関係を用いて、水平同期周波数の2倍の信号が分周回
路13より得られる場合は、その信号を525分周する
ことでも、垂直同期安定化信号31が得られる。垂直位
相制御回路32は、供給された垂直同期信号10と垂直
同期安定化信号31との位相差を検出し、位相差が所定
フィールドにわたり連続して所定位相差内にない場合
に、垂直同期信号10を垂直分周回路30に垂直リセッ
トパルス信号33として供給することにより垂直同期信
号10と垂直同期安定化信号31の位相を一致させる。
【0027】図1における同期安定化回路7から以上の
ようにして得られた水平同期安定化信号14および垂直
同期安定化信号31は、図1に示すように複合した同期
安定化信号22として、安定化同期重畳回路23に供給
される。なお、この場合、水平同期安定化信号14およ
び垂直同期安定化信号31を分離したまま安定化同期重
畳回路23に供給しても同様な効果が得られる。安定化
同期重畳回路23は映像信号4中に、同期安定化回路7
で得られた同期安定化信号22を重畳させる回路であ
る。
【0028】図4は安定化同期重畳回路23の構成を示
す図である。図4において、同期パルス調整回路40は
同期安定化信号22のその極性を映像信号4の極性と一
致させ振幅レベルを調整し所定レベルにする。加算回路
41は映像信号4と同期パルス調整回路40の出力信号
を加算する。増幅回路42は加算回路41の出力信号の
振幅レベルを所定レベルとした安定化同期重畳映像信号
24を出力する。
【0029】図5は、電界状況を変化させたときの映像
信号4と加算回路41の出力信号を示す。図5におい
て、(a)は強電界/マルチパスなし、(b)は強電界
/マルチパスあり、(c)は弱電界/マルチパスありの
条件の場合の波形を示している。いずれの条件において
も、加算回路出力信号の同期信号は明確にパルス波形が
現れている。以上のように得られる安定化同期重畳映像
信号23の同期パルス部の振幅電圧は、入力映像信号4
のピーク・ツー・ピーク電圧Vinと同期パルス調整回
路40の出力信号の振幅電圧Vsとの比により決定され
る。NTSC信号の場合、同期パルス部の電圧振幅の規
格値は映像信号4のピーク・ツー・ピーク電圧Vinに
対し、40Vin/140となっているが、同期安定を
優先的に考慮する場合、この同期パルス部の振幅値を高
めることで、同期安定化を達成することができる。この
場合、映像信号全体の振幅レベルを一定レベルで規定し
た場合、映像情報の振幅レベルが低下することになる
が、最終的には、映像表示回路における映像信号のゲイ
ン調整により、この差異を解消することができる。
【0030】映像表示回路25は、安定化同期重畳映像
信号24を同期分離することで、映像表示回路中にて第
2の安定化同期信号と第2の映像信号を再生し、第2の
安定化同期信号を基に、第2の映像信号は色復調後に映
像を再生表示する。TVチューナ3の出力である映像信
号4と安定化同期重畳映像信号24の違いは、含まれる
映像情報は同一であるが、安定化同期重畳映像信号24
では同期信号が安定化した信号となっている。そのた
め、映像表示回路25は走行時においても安定な同期で
映像を再生することができる。
【0031】以上のように、本実施の形態によれば、移
動受信時に受信電界状況が劣化し同期信号が乱れた場合
でも、同期安定化回路において、その同期乱れを補正し
た同期安定化信号を生成する。更に、チューナ筐体と映
像表示回路の筐体が分離され、ケーブルあるいは無線等
により結合されたセパレートタイプのテレビ装置であっ
ても、同期安定化信号を映像信号に重畳させる同期信号
重畳回路により、安定化同期信号を映像信号と分離して
映像表示回路に供給する必要がなくなる。これにより、
同期安定化同期信号の入力を持たない汎用的な映像表示
回路を用いても、同期信号の乱れのない安定した映像を
得ることができる。
【0032】なお、本実施の形態では、同期安定化回路
7の水平同期部7aとして図2のようなディジタルPL
L構成を用いているが、図6に示すようなアナログPL
L回路で構成する水平同期部7cのように構成しても同
様な効果が得られる。
【0033】図6において、50は位相差検出回路、5
1は積分回路、52は電圧制御発振器、53は分周回路
であり、位相差検出回路50は、電圧制御発振器52の
出力信号を分周して得られる信号の位相と、水平同期信
号9との位相を比較し、その位相差に応じた電圧値を出
力する回路である。積分回路51は位相差検出回路50
の電圧出力値を時間的に積分することで、ノイズ等によ
る擾乱成分を除去する効果をもつ。電圧制御発振器52
は積分回路51からの出力に応じ、水平同期信号9と分
周回路53の出力信号の位相差をなくす方向に電圧制御
発振器52の発振周波数を変化させる。以上のような動
作により、分周回路53の出力信号として水平同期信号
9を安定化させた水平安定化同期信号14が得られる。
【0034】なお、以上の説明においては、アナログ放
送方式に対応した構成を示したが、NTSC信号をデジ
タル符号化した情報源をデジタル変調した信号を伝送す
る場合においても、TVチューナ3をデジタル変調方式
に対応したデジタル復調器およびデジタル復号器に置き
換えることで、同様の効果を得ることができる。
【0035】図7は安定化同期重畳回路23の他の実施
例を示す。図4と異なる点は、入力された同期安定化信
号22に対し、映像信号4との極性の合致とレベルを調
整後、同期信号のパルス波形を加工する同期パルス加工
回路55を設置している点である。
【0036】図7を用いて以下その説明を行う。映像信
号4、同期安定化信号22が得られるまでは図4におけ
る説明と同様である。同期パルス調整回路40は同期安
定化信号22のその極性を映像信号の極性と一致させ振
幅レベルを所定レベルに調整する。同期パルス加工回路
55は同期パルス調整回路40の出力パルス波形の前後
に切り込みパルスを挿入して同期加工信号56を出力す
る。加算回路41は映像信号4と同期加工信号56を加
算する。増幅回路42は加算回路41の出力信号の振幅
レベルを所定レベルにした安定化同期重畳映像信号24
を出力する。
【0037】図8(a)は同期パルス調整回路40の出
力信号、図8(b)は同期パルス加工信号56の波形を
示す。図8(b)の同期パルス加工信号56は、入力さ
れる同期パルス調整回路40の出力信号のパルス前後
に、Δt時間幅で振幅レベルβの切り込みパルスを挿入
している。このように同期パルスの前後に切り込みを入
れることにより、映像信号4と同期加工信号56を重畳
する際、映像信号中に本来ある同期パルスと重畳する安
定化同期パルスの位相差がΔt以内にある場合に、映像
信号中の同期パルスの影響を低減させ、安定化同期信号
22のパルスをより際立たせることができる。これによ
り、映像表示回路25において、安定化同期信号22を
重畳した安定化同期重畳映像信号24から第2の同期信
号を分離する際においても、より確実に同期パルスを分
離することが可能となる。
【0038】なお、本実施例では、映像信号4が負極性
パルスである場合の例を示したが、正極性パルスの場合
も同様の効果が得られ、この場合、同期パルス加工回路
55は、負側に切り込みパルスを加工する。
【0039】(実施の形態2)図9は本発明の第2の実
施の形態における移動体搭載用テレビ受信装置を示す。
図9を用いて以下その説明を行う。アンテナAn(n=
1,2,3、・・・k)は、それぞれ高周波信号Bn
(n=1,2,3、・・・k)を誘起する。アンテナ切
換回路60は、アンテナ切換制御信号61に基づき、ア
ンテナAnから1つのアンテナAsを選択し、TVチュ
ーナ3に接続する。TVチューナ3は、接続されたアン
テナAsの高周波信号Bsから受信しようとするTVチ
ャネルの高周波信号を選択同調し、中間周波信号に変換
する。そして、変換された中間周波信号に対し、検波を
行い映像信号4を取り出す。同期分離回路5は、映像信
号4から水平および垂直同期を含む複合同期信号6を分
離し、同期安定化回路7に供給する。複合同期信号6は
同期安定化回路7に入力され、図1〜図3で説明した場
合と同様にして複合同期信号6の乱れを補正された同期
安定化信号22を出力する。また、同様に安定化同期重
畳回路23は同期安定化信号22を映像信号4に重畳し
た安定化同期重畳映像信号24を出力する。映像表示回
路25は、安定化同期重畳映像信号24を同期分離する
ことで、映像表示回路25中にて第2の安定化同期信号
と第2の映像信号を再生し、第2の安定化同期信号を基
に、第2の映像信号は色復調後に映像を再生表示する。
【0040】受信状況検出/アンテナ制御回路62は安
定化同期重畳映像信号24を入力とし、この信号中に含
まれる同期信号を分離することで得られる第3の安定化
同期信号を用いることで、垂直帰線期間内の適当なタイ
ミングで、アンテナAnの各受信状況を検出するための
アンテナ切換制御信号61を出力する。そして、各アン
テナAnの切換により得られた映像信号4の受信レベル
を比較することで、最適なアンテナを選択する。そし
て、その選択結果を接続するためのアンテナ切換制御信
号61を出力し、アンテナ切換回路60を制御する。こ
れにより、最適なアンテナを垂直帰線期間以外のタイミ
ングでTVチューナ3に接続させる。
【0041】以上のように本実施の形態では、安定化同
期重畳映像信号24を同期信号分離して得られる第3の
安定化同期信号を受信状況検出/アンテナ制御回路62
の基準タイミングとして用いるため、常に正確な垂直帰
線期間のタイミングでアンテナ切換制御をおこなうこと
ができ、誤タイミング動作による映像情報中での切換動
作が生じることがなく、受信映像上に現れる切り換え時
の映像ノイズをユーザに視聴される不具合を生じない。
また、本実施の形態では、受信状況検出/アンテナ制御
回路62として、既に集積化された部品を使用する場合
において、同期分離回路を集積化しているため、その入
力が映像信号のみである場合においても、安定化同期重
畳映像信号24を入力とすることで、第3の同期安定化
信号が分離されるため、安定動作が図られる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明は、移動時のテレ
ビ映像受信時に乱れを生じ易い垂直同期信号および水平
同期信号を補正した同期安定化信号を出力する同期安定
化回路と、同期安定化信号を映像信号に重畳させる安定
化同期重畳回路により、移動体搭載用テレビ受信装置が
チューナ回路を含む筐体と、映像表示回路を含む筐体が
分離されるた形態においても、同期安定化信号を分離し
てチューナ回路筐体側から映像表示回路筐体側へ伝送す
る必要がなくなる。このため従来からある汎用的なディ
スプレイをそのまま使用することができ、製品全体のコ
ストダウンを図ることができる。さらに、TVチューナ
の出力である映像信号と安定化同期重畳映像信号に含ま
れる映像情報は同一であるが、安定化同期重畳映像信号
に含まれる同期信号は同期が安定化されているため、映
像表示回路は移動時においても安定な同期により映像を
再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における移動体搭載
用テレビ受信装置の構成を示すブロック図
【図2】第1の実施の形態における同期安定化回路の水
平同期部の構成を示すブロック図
【図3】第1の実施の形態における同期安定化回路の垂
直同期部の構成を示すブロック図
【図4】第1の実施の形態における安定化同期重畳回路
の構成を示すブロック図
【図5】第1の実施の形態における安定化同期重畳回路
の動作例を示す波形図
【図6】第1の実施の形態における同期安定化回路の他
の実施例における構成を示すブロック図
【図7】第1の実施の形態における安定化同期重畳回路
の他の実施例の構成を示すブロック図
【図8】図7の安定化同期重畳回路の動作例を示す波形
【図9】本発明の第3の実施の形態における移動体搭載
用テレビ受信装置の構成を示すブロック図
【図10】従来の移動体搭載用テレビ受信装置の構成を
示すブロック図
【符号の説明】
1 アンテナ 2 高周波信号 3 TVチューナ 4 映像信号 5 同期分離回路 6 複合同期信号 7 同期安定化回路 8 水平/垂直分離回路 9 水平同期信号 10 垂直同期信号 11 基準クロック発振器 12 基準クロック信号 13 分周回路 14 水平同期安定化信号 15 位相差検出回路 16 位相ずれ方向検出信号 17 位相一致検出信号 18 位相制御周期カウンタ 19 分周数制御回路 20 リセット制御回路 21 リセット信号 22 同期安定化信号 23 安定化同期重畳回路 24 安定化同期重畳映像信号 25 映像表示回路 30 垂直分周回路 31 垂直同期安定化信号 32 垂直位相制御回路 33 垂直リセットパルス信号 40 同期パルス調整回路 41 加算回路 42 増幅回路 50 位相差検出回路 51 積分回路 52 電圧制御発振器 53 分周回路 55 同期パルス加工回路 56 同期加工信号 60 アンテナ切換回路 61 アンテナ切換制御信号 62 受信状況検出/アンテナ制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 雅彦 神奈川県横浜市港北区網島東4丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 金谷 昌宣 神奈川県横浜市港北区網島東4丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5C020 AA04 AA05 AA22 BA01 BA05 CA04 CA09 5K059 AA08 BB01 CC03 DD02 DD10 EE01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナで得られた受信信号から検波し
    た映像信号を出力するTVチューナと、前記映像信号か
    ら垂直同期信号および水平同期信号が混合された複合同
    期信号を分離する同期分離回路と、前記複合同期信号の
    乱れを補正する同期安定化回路と、前記同期安定化回路
    の出力を前記映像信号に重畳する安定化同期重畳回路
    と、前記安定化同期重畳回路の出力に基づき、映像を再
    生する映像表示回路とを有することを特徴とするテレビ
    受信装置。
  2. 【請求項2】 水平同期周波数の整数倍の周波数で発振
    する基準クロック発振器と、前記基準クロック発振器の
    出力を分周して水平同期信号にほぼ等しい周期の水平同
    期安定化信号を出力する分周回路と、前記水平同期安定
    化信号に対する水平同期信号の位相ずれ方向を検出する
    とともに、位相ずれが所定範囲内であるか否かを検出し
    その検出値を位相一致検出信号として出力する位相差検
    出回路と、垂直同期信号をカウントして所定フィールド
    周期のカウンタ値を出力する位相制御周期カウンタと、
    位相ずれ検出結果を基に前記分周回路の分周数を増減す
    る分周数制御回路と、前記位相一致検出信号と前記位相
    制御周期カウンタの出力を基に、所定フィールド数にわ
    たり位相の一致が検出されない場合は、前記水平同期信
    号を前記分周回路にリセット信号として出力し、前記水
    平同期安定化信号の位相を前記水平同期信号に一致させ
    るリセット制御回路とを具備した同期安定化回路を有す
    ることを特徴とする請求項1記載のテレビ受信装置。
  3. 【請求項3】 制御電圧により発振周波数を可変できる
    電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器の出力を分周し
    て水平同期信号にほぼ等しい周期の水平同期安定化信号
    を出力する分周回路と、前記水平同期安定化信号に対す
    る水平同期信号の位相ずれ方向とずれ量に応じた正負の
    電圧値を出力する位相差検出回路と、前記位相差検出回
    路の出力を平均化し前記電圧制御発振器の制御電圧とす
    る積分回路とを具備した同期安定化回路を有することを
    特徴とする請求項1記載のテレビ受信装置。
  4. 【請求項4】 基準クロック発振器の出力を分周するこ
    とで垂直同期信号にほぼ等しい周期の垂直同期安定化信
    号を出力する垂直分周回路と、供給された垂直同期信号
    および前記垂直同期安定化信号との位相の一致性を検出
    し、所定フィールド数にわたり連続して位相の一致性が
    ない場合に、前記垂直同期信号を前記垂分周回路にリセ
    ット信号として出力することにより前記垂直同期信号と
    前記垂直同期安定化信号の位相を一致させる垂直位相制
    御回路とを具備した同期安定化回路を有することを特徴
    とする請求項1記載のテレビ受信装置。
  5. 【請求項5】 映像信号と複合同期信号の極性を合わ
    せ、かつ、複合同期信号の振幅レベルを所定レベルに設
    定する同期パルス調整回路と、前記同期パルス調整回路
    の出力と前記映像信号を加算する加算回路と、前記加算
    回路の振幅レベルを所定レベルにする増幅回路とを具備
    した安定化同期重畳回路を有することを特徴とする請求
    項1記載のテレビ受信装置。
  6. 【請求項6】 映像信号と複合同期信号の極性を合わ
    せ、かつ、複合同期信号の振幅レベルを所定レベルに設
    定する同期パルス調整回路と、前記同期パルス調整回路
    の出力パルスを加工する同期パルス加工回路と、前記同
    期パルス加工回路の出力と前記映像信号を加算する加算
    回路と、前記加算回路の振幅レベルを所定レベルにする
    増幅回路とを具備した安定化同期重畳回路を有すること
    を特徴とする請求項1記載のテレビ受信装置。
  7. 【請求項7】 同期パルスの前後に切り込みパルスを挿
    入してパルス加工する請求項6記載のテレビ受信装置。
  8. 【請求項8】 複数のアンテナと、前記複数のアンテナ
    の1つを選択するアンテナ切換回路と、前記アンテナ切
    換回路により選択されたアンテナで得られた受信信号か
    ら検波した映像信号を出力するTVチューナと、前記映
    像信号から垂直同期信号および水平同期信号が混合され
    た複合同期信号を分離する同期分離回路と、前記複合同
    期信号の乱れを補正する同期安定化回路と、前記同期安
    定化回路の出力を前記映像信号に重畳する安定化同期重
    畳回路と、前記安定化同期重畳回路からの安定化同期重
    畳映像信号から前記TVチューナに接続されているアン
    テナの受信品質を検出し最適アンテナを選択し、前記安
    定化同期重畳映像信号を基にアンテナ切換のタイミング
    信号を生成し前記アンテナ切換回路によるアンテナ切換
    を制御する受信状況検出/アンテナ制御回路と、前記安
    定化同期重畳映像信号の出力により映像を再生する映像
    表示回路とを有することを特徴とするテレビ受信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7352406B2 (en) 2002-08-07 2008-04-01 Thomson Licensing Signal acquisition following transient signal interruption
KR100870625B1 (ko) * 2001-08-31 2008-11-27 톰슨 라이센싱 에스.에이. 텔레비전 모니터 디스플레이

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KR100870625B1 (ko) * 2001-08-31 2008-11-27 톰슨 라이센싱 에스.에이. 텔레비전 모니터 디스플레이
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