JP2000210192A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2000210192A
JP2000210192A JP11015259A JP1525999A JP2000210192A JP 2000210192 A JP2000210192 A JP 2000210192A JP 11015259 A JP11015259 A JP 11015259A JP 1525999 A JP1525999 A JP 1525999A JP 2000210192 A JP2000210192 A JP 2000210192A
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JP
Japan
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ferrite
ferrite core
heating means
pot
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JP11015259A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takeishi
浩之 竹石
Kazuya Miyake
一也 三宅
Hiroshi Morota
博 諸田
Takuya Watanabe
卓也 渡邊
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Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェライトコアをがたつきなく配置でき、充
電部にフェライトコアの破片が触れないようにする。ま
た、製品分解性の向上を図る。 【解決手段】 フェライトコア31はフェライトカバー32
とコイルカバー12との間に狭持される。よって、フェラ
イトコア31のがたつきが防止され、加熱コイル11の外側
にフェライトコア31を確実に配置できる。フェライトコ
ア31の外面には電気絶縁物のフェライトカバー32が配置
される。よって、フェライトコア31が万一割れても、加
熱基板15上の充電部への波及を防止できる。また、本体
1を上下逆さまにし、底板3を外枠2から取り外してフ
ェライトカバー32を外すだけで、フェライトコア31を簡
単に取り外しでき、製品廃棄時の分解性がよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱手段から発生
する交番磁界により鍋を自己発熱させて、鍋内の被加熱
物を加熱する電磁誘導加熱式の炊飯器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般にこの種の電磁誘
導加熱式の炊飯器は、鍋の外面に発熱体を接合する一
方、鍋を収容する鍋収容部の外面に加熱コイルを配置
し、加熱コイルに所定の高周波電流を供給することで、
加熱コイルから発生する交番磁界により鍋の発熱体を自
己発熱させて、鍋内の被加熱物を加熱する構成となって
おり、従来のシーズ線加熱方式などと比べて炊き上がり
が美味しく、現在の炊飯器の主流となっている。そし
て、加熱コイルには高周波電流が流れるので、加熱コイ
ルの外側には、この加熱コイルからの磁束の漏れを防止
して、鍋の加熱効率を向上するためのフェライトコアが
複数本放射状に配置される。
【0003】ところで、前記加熱コイルの外側にあるフ
ェライトコアは衝撃強度に弱く、使用中の落下衝撃など
で割れて、本体の内部にある充電部に接触したり、振動
により不快なビビリ音を発生する虞れがある。このた
め、フェライトコアをシリコーン接着材で固定したり、
合成樹脂にインサート成形して埋め込んだりして、加熱
コイルの外側に配置させている。しかし、このような構
成では、製品を分解し廃棄処分する場合に、容易にフェ
ライトコアをシリコーン接着材や合成樹脂から分離する
ことが難しく、環境保全の観点から容易に分解できる構
造が望まれている。
【0004】また、フェライトコアの固定方法として
は、シリコーン接着材を用いる方法や、合成樹脂と一体
形成してねじ止めする方法の他に、加熱コイルを固定す
るコイルカバーと一体成形する方法や、合成樹脂で挟み
込んでねじ止めする方法などが挙げられる。しかし、シ
リコーン接着材を用いる方法では、接着条件が悪いと、
フェライトコアが離脱して落下し、周辺の加熱基板など
の充電部に触れる虞れがあるとともに、フェライトコア
からシリコーン接着材を容易に剥がすことが難しく、環
境保全の点で問題がある。また、合成樹脂と一体形成し
てねじ止めする方法は、製品を廃棄処理する際に、フェ
ライトコアと合成樹脂とを分別するのが大変困難であ
る。しかも、フェライトコアの本数に比例して、作業固
定やねじが必要となり、組立コストが上昇する。また、
コイルカバーと一体成形する方法も、製品を廃棄処理す
る際に、フェライトコアとコイルカバーとを分別するの
が大変困難である。加えて、コイルカバーに対し複数本
のフェライトコアを同時に一体成形するため、組立時に
おいてフェライトコアが割れる不良が起きやすく、これ
に伴うコスト増加や廃棄処理の問題を誘発する。また、
合成樹脂で挟み込んでねじ止めする方法は、ねじを多く
必要とするため、やはり組立コストが上昇するという問
題を生じる。
【0005】さらに、少なくとも鍋の底部を加熱する加
熱コイルは、本体の内底部に配置された構造を有してい
る。この本体の底部内の空間に基板を配置した場合、加
熱コイルと基板との絶縁空間距離をある程度確保した状
態で、本体の底部部材(例えば底板)を固定する必要が
あるが、この底部部材をねじ止めするための例えばボス
を、底部部材から本体内部側に突出させる必要があるた
め、このボスを逃げた位置に、基板を配設せざるを得な
い構造となっている。したがって、加熱コイルやボスを
逃げた状態で、基盤を収容する空間を確保することにな
り、本体の高さや幅横寸法が大きくなる欠点がある。ま
た、加熱コイルの外側にフェライトコアを配置し、フェ
ライトコアの下側に基板を設けた場合は、さらに基板と
フェライトコアとの間の空間距離もある程度確保する必
要があり、本体高さが益々増大する要因となっていた。
【0006】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、フェライトコアをがたつきなく加熱手段
の外側に確実に配置でき、フェライトコアが万一割れた
場合でも充電部に破片が触れることがないようにできる
とともに、製品廃棄時における分解性の向上を達成でき
る炊飯器を提供することを第1の目的とする。
【0007】本発明の第2の目的は、第1の目的に加え
て、組立性の合理的な改善を達成できる炊飯器を提供す
ることにある。
【0008】本発明の第3の目的は、製品廃棄時におけ
る分解性の向上を達成でき、しかも製造コストの削減を
図ることができる炊飯器を提供することにある。
【0009】本発明の第4の目的は、基板を本体の内底
部に配置した構造でありながら、本体の小形化を達成で
きる炊飯器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の炊飯
器は、前記第1の目的を達成するために、鍋と、前記鍋
を収容する鍋収容部と、前記鍋収容部の外面に配置した
加熱手段と、前記鍋の温度を検出する鍋温度検出手段
と、前記加熱手段の外面に配置した電気絶縁物からなる
加熱手段カバーと、前記加熱手段カバーの外面に放射状
に配置した複数のフェライトコアと、前記フェライトコ
アの外面に配置した電気絶縁物からなるフェライトカバ
ーとを備え、前記加熱手段カバーと前記フェライトカバ
ーとの間に前記フェライトコアを狭持するとともに、前
記鍋収容部と前記フェライトカバーとの間に前記鍋温度
検出手段を狭持したものである。
【0011】電気絶縁物からなる加熱手段カバーの外面
にフェライトコアが配置されるため、フェライトコアは
加熱手段カバーにより加熱手段との確実な絶縁が図られ
る。また、フェライトコアはフェライトカバーと加熱手
段カバーとの間に狭持されるので、振動や衝撃によるフ
ェライトコアのがたつきが防止され、加熱手段の外側に
フェライトコアを確実に配置できる。しかも、フェライ
トコアの外面には電気絶縁物からなるフェライトカバー
が配置されるため、フェライトコアが万一割れた場合で
も、充電部への波及を防止できる。また、フェライトカ
バーを外すだけでフェライトコアを簡単に取り外すこと
ができ、製品廃棄時における分解性がよい。
【0012】フェライトカバーはフェライトコアを固定
するだけでなく、鍋温度検出手段を固定する部材でもあ
るため、部品の共通化により構造の簡素化を図ることが
できる。また、フェライトコアを加熱手段カバーの外面
に付けたまま、フェライトカバーを外すだけで、鍋温度
検出手段を取り外して交換することができ、鍋温度検出
手段の故障時に修理が容易に行なえる。
【0013】本発明の請求項2の炊飯器は、前記第2の
目的を達成するために、前記請求項1の構成に加えて、
前記鍋収容部の外面に温度感応素子を配置し、前記鍋収
容部と前記フェライトカバーとの間に前記温度感応素子
を狭持したものである。
【0014】この場合、フェライトコアや鍋温度検出手
段だけでなく、温度感応素子もフェライトカバーで固定
する構造を有しているため、さらに部品の共通化を促進
して、合理的に構造の簡素化を図ることができる。
【0015】本発明の請求項3の炊飯器は、前記第3の
目的を達成するために、鍋と、前記鍋を収容する保護枠
と、前記鍋の底部外面に圧接するように前記保護枠の底
部中央に取付部材を介して取付けた鍋温度検出手段と、
前記保護枠の下部外面に配置した加熱手段と、前記加熱
手段を前記保護枠とで狭持する加熱手段カバーと、前記
加熱手段カバーの外方に放射状に複数本配設され、かつ
合成樹脂などで一体成形していないフェライトコアと、
前記フェライトコアを固定する固定部材とを備え、前記
取付部材と前記固定部材は一体の部材で形成されるもの
である。
【0016】フェライトコアを固定するための固定部材
を、鍋温度検出手段を取付ける取付部材と一体化したこ
とにより、部品点数の削減に伴う製造コストの削減と、
在庫管理を容易にすることができる。また、フェライト
コアと鍋温度検出手段の固定ねじを共有することができ
るので、組立時におけるねじの使用本数が減り、組立工
数も抑えられる。さらに、フェライトコアは合成樹脂な
どで一体成形する必要がないので、製造工数を減らすこ
とができるとともに、複数のフェライトコアを一体成形
する場合に起こるフェライトコアの割れなどを懸念する
必要もない。さらに、フェライトコアは固定部材に固定
されており、フェライトコアを合成樹脂と一体成形した
り、シリコーン接着材で固定していないので、製品廃棄
時における分解性がよい。
【0017】本発明の請求項4の炊飯器は、前記請求項
3の構成に加えて、前記一体の部材により前記保護枠に
圧接して配置した温度感応素子を備えたものである。
【0018】フェライトコアを固定する固定部材は、鍋
温度検出手段を取付けるのみならず、温度感応素子を保
護枠に圧接して配置する機能も兼用するため、部品点数
の一層の削減を達成できる。よって、部品および組立に
関わる製造コストを一層削減でき、在庫管理をさらに容
易にできる。
【0019】本発明の請求項5の炊飯器は、前記請求項
4の構成に加えて、前記取付部材と前記温度感応素子と
の間に難燃性部材を介在させたものである。
【0020】取付部材と温度感応素子との間に難燃性部
材を介在させることで、取付部材は難燃性をそれほど要
求されない例えばポリプロピレンなどの安価な樹脂材料
を利用できる。
【0021】本発明の請求項6の炊飯器は、前記第1の
目的を達成するために、鍋と、前記鍋を収容する鍋収容
部と、前記鍋収容部の外面に配置した加熱手段と、前記
加熱手段の外面に配置した電気絶縁物からなる加熱手段
カバーと、前記加熱手段カバーの外面に放射状に配置し
た複数のフェライトコアと、前記フェライトコアの外面
に配置した電気絶縁物からなるフェライトカバーとを備
え、前記フェライトコアの外面に段部を設け、この段部
が中に位置するように前記加熱手段カバーと前記フェラ
イトカバーとの間に前記フェライトコアを狭持したもの
である。
【0022】電気絶縁物からなる加熱手段カバーの外面
にフェライトコアが配置されるため、フェライトコアは
加熱手段カバーにより加熱手段との絶縁が図られる。ま
た、フェライトコアはフェライトカバーと加熱手段カバ
ーとの間に狭持されるので、振動や衝撃によるフェライ
トコアのがたつきが防止され、加熱手段の外側にフェラ
イトコアを確実に配置できる。しかも、フェライトコア
の外面には電気絶縁物からなるフェライトカバーが配置
されるため、フェライトコアが万一割れた場合でも、充
電部への波及を防止できる。また、フェライトカバーを
外すだけでフェライトコアを簡単に取り外すことがで
き、製品廃棄時における分解性がよい。
【0023】また、フェライトコアの外面に設けた段部
を利用して、フェライトコアをフェライトカバーへ仮固
定する際の位置決めガイドや、抜け止めおよびがたつき
防止効果を得ることができる。さらに、段部は加熱手段
カバーとフェライトカバーの中に位置するようにし、段
部の出っ張りが外面に突出しないようにすれば、この突
出部分が充電部と触れることがなく、基板などの充電部
が露出する部品をフェライトコア側に極力近付けること
ができる。よって、コンパクトな設計が可能になる。
【0024】本発明の請求項7の炊飯器は、前記請求項
6の構成に加えて、前記段部を前記フェライトコアの側
面に形成したものである。
【0025】段部をフェライトコアの側面に形成すれ
ば、段部による高さ方向の突出がなくなる。したがっ
て、炊飯器の内部空間高さを抑制して、特に高さ方向の
コンパクト化を図ることが可能になる。
【0026】本発明の請求項8の炊飯器は、前記請求項
7の構成に加えて、前記段部は前記フェライトコアの両
側面に対向して非対称に凸部と凹部を形成したものであ
ることを特徴とする。
【0027】フェライトコアを横方向に並べたときに、
一方のフェライトコアの凹部に他方のフェライトコアの
凸部が入るようになり、フェライトコアの焼結時におけ
る炉内投入効率が向上する。また、フェライトコアを梱
包する際も嵩張ることがなく、凹凸を形成したことによ
る体積的なデメリットをなくすことができる。
【0028】本発明の請求項9の炊飯器は、前記第1の
目的を達成するために、鍋と、前記鍋を収容する鍋収容
部と、前記鍋収容部の外面に配置した加熱手段と、前記
加熱手段の外面に配置した電気絶縁物からなる加熱手段
カバーと、前記加熱手段カバーの外面に配置したフェラ
イトコアと、前記フェライトコアの外面に配置した電気
絶縁物からなる弾性変形可能なフェライトカバーとを備
え、前記フェライトカバーにて前記フェライトコアを前
記加熱手段カバーとの間に狭持したものである。
【0029】電気絶縁物からなる加熱手段カバーの外面
にフェライトコアが配置されるため、フェライトコアは
加熱手段カバーにより加熱手段との絶縁が図られる。ま
た、フェライトコアはフェライトカバーと加熱手段カバ
ーとの間に狭持されるので、振動や衝撃によるフェライ
トコアのがたつきが防止され、加熱手段の外側にフェラ
イトコアを確実に配置できる。しかも、フェライトコア
の外面には電気絶縁物からなるフェライトカバーが配置
されるため、フェライトコアが万一割れた場合でも、充
電部への波及を防止できる。また、フェライトカバーを
外すだけでフェライトコアを簡単に取り外すことがで
き、製品廃棄時における分解性がよい。
【0030】また、フェライトコアの不快なビビリ音を
防止するために、多少のシリコーン接着材を使用した場
合でも、従来のシリコーン接着材に依存してフェライト
コアを固定するものに比べて、接着材の使用量を大幅に
削減でき、組立作業が楽で、製品分解時にフェライトコ
アを接着した状態から簡単に取り外せる。
【0031】さらに、フェライトカバーは例えばポリプ
ロピレン,ポリアミドまたはポリエチレンテレフタレー
トなどの弾性変形可能な部材で形成されるため、フェラ
イトコアに加わる衝撃力をフェライトカバーで低減で
き、外力が加わった場合のフェライトコアの割れをさら
に抑制できる。
【0032】本発明の請求項10の炊飯器は、前記請求
項9の構成に加えて、前記フェライトカバーにより前記
フェライトコアの外面の略全体を覆うように構成したも
のである。
【0033】万一衝撃によりフェライトコアが割れた場
合でも、フェライトコアの破片は加熱手段カバーとフェ
ライトカバーの中にある。したがって、基板などの充電
部にフェライトコアの破片が触れることを確実に防止で
きる。
【0034】本発明の請求項11の炊飯器は、前記請求
項9の構成に加えて、前記鍋収容部の外底部に位置する
前記フェライトコアの外底面に前記フェライトカバーを
配置し、前記フェライトカバーの外下部にこのフェライ
トカバーと近接して基板を配置したものである。
【0035】フェライトコアが割れた場合でも、フェラ
イトコアの外底面にはフェライトカバーが配置されるの
で、フェライトコアの下部に近接して基板を配置して
も、基板の回路短絡を確実に防止できる。また、当然フ
ェライトコアが割れない場合は、基板をフェライトコア
に近接させても、基板の回路がフェライトコアにより短
絡することがないため、基板をフェライトコアに近接さ
せた構造にできる。したがって、炊飯器内部における基
板の収容高さを低くでき、高さ方向のコンパクト化を図
ることができる。
【0036】本発明の請求項12の炊飯器は、前記請求
項9の構成に加えて、前記鍋収容部の外底部に位置し
て、前記フェライトカバーを前記鍋収容部または前記加
熱手段カバーにねじ止めし、前記フェライトカバーの上
端部を前記加熱手段カバーに係合したものである。
【0037】フェライトカバーを鍋収容部または加熱手
段カバーにねじ止めするだけで、複数のフェライトコア
を鍋収容部の外底部に位置して簡単に固定できる。ま
た、フェライトカバーの上端部が加熱手段カバーに係合
するので、例えばフェライトカバーを複数のフェライト
コアに対応させた枝状に形成しても、フェライトカバー
の上端部がふらつく虞れがなく、フェライトコアのがた
つきを確実に防止できる。また、複数のフェライトコア
を加熱手段カバーとフェライトカバーとの間に確実に収
容できる。
【0038】本発明の請求項13の炊飯器は、前記請求
項9の構成に加えて、前記フェライトカバーの内面に前
記フェライトコアを仮固定する弾性爪部を形成したもの
である。
【0039】弾性爪部を利用して、予めフェライトコア
をフェライトカバーの内面に仮固定すれば、後でフェラ
イトコアを加熱手段カバーに固定する作業だけで、フェ
ライトコアを所望の位置に取付けることができ、フェラ
イトコアを固定する際の組立性を向上できる。
【0040】本発明の請求項14の炊飯器は、前記第4
の目的を達成するために、電装部品を備えた基板を本体
の内底部に収容し、前記基板に孔を形成するとともに、
前記孔に対応してこの孔に挿入可能な突起を前記基板の
上方に備えた電気絶縁物部材に形成したものである。
【0041】電装部品を備えた基板を本体内に装着する
ときには、本体を上下逆さにし、内底面が上になるよう
にして基板を本体の内底部に装着する。その際、基板に
形成した孔に電気絶縁材料の突起を挿入することで、こ
の孔と突起が基板の位置決めガイドとなり、基板を本体
の内底部に略水平状態で仮装着できる。また、基板をね
じ止め固定する場合にも、ねじ止め用の孔の位置が合致
し、手で基板を押さえなくても簡単に基板をねじ止めす
ることができる。したがって、基板を本体内に装着する
際の組立性が向上する。また、突起は電気絶縁物である
ため、基板を本体の内底部に装着する際に、基板の印刷
回路パターンが突起に触れた場合でも影響はなく、突起
と近接させて基板の印刷回路パターンを形成できる。し
たがって、基板の設計上の制約を少なくできる。
【0042】また、基板に形成した孔に突起を挿入して
位置決めガイドとすれば、突起を逃げた位置に基板収容
空間を確保する必要がない。したがって、基板を本体の
内底部に配置した構造でありながら、本体の高さや幅横
寸法はそれ程大きくならず、本体の小形化を達成するこ
とができる。
【0043】本発明の請求項15の炊飯器は、前記請求
項14の構成に加えて、前記電気絶縁物部材は、鍋を収
容する鍋収容部の外底部に備えた加熱手段の外面を覆う
部材であることを特徴とする。
【0044】基板の位置決めガイドとして形成した突起
を有する電気絶縁物部材が、加熱手段の外面を覆う部材
と兼用になる。したがって、専用の部材に突起を形成す
る必要がなく、本体内部の構造の簡素化を実現できる。
【0045】本発明の請求項16の炊飯器は、前記請求
項14の構成に加えて、前記電気絶縁物部材は、鍋を収
容する鍋収容部の外底部に備えた加熱手段の外側にある
フェライトコアを覆う部材であることを特徴とする。
【0046】基板の位置決めガイドとして形成した突起
を有する電気絶縁物部材が、フェライトコアを覆う部材
と兼用になる。したがって、専用の部材に突起を形成す
る必要がなく、本体内部の構造の簡素化を実現できる。
【0047】本発明の請求項17の炊飯器は、前記請求
項14の構成に加えて、前記突起にねじ止め用のねじ孔
を設け、前記本体底部を形成する底板部材に該本体の内
方に突出する凹部を形成し、前記凹部に前記ねじ孔に対
応したねじ挿通孔を形成し、前記ねじ挿通孔側から挿入
され、前記突起に設けた前記ねじ孔に螺合して前記本体
に前記底板部材を固定するねじ部材を設けたものであ
る。
【0048】基板の位置決め用ガイドとなる突起を兼用
して、底板部材を固定するねじ孔を形成することで、基
板内のスペースで底板部材と本体との固定が可能にな
り、基板から外れた位置で底板部材をねじ止めする必要
がなくなる。したがって、基板を本体の内底面に配置し
た場合でも、底板部材のねじ止め位置をバランス良く配
置してねじ止めすることができる。また、製品を分解す
る際には、本体を上下逆さにし、底板部材を止めている
ねじを外し、底板部材を本体から外し、基板を止めてい
るねじを外したときに、基板が当該の位置に保持される
ので、基板が本体から脱落することがなく、分解性が向
上する。
【0049】本発明の請求項18の炊飯器は、前記請求
項17の構成に加えて、前記凹部を前記底板部材最下部
の略水平面に配置したものである。
【0050】この場合、本体を前面側から見たときに、
底板部材に形成した凹部の凹みが外観上露出せず体裁が
よい。また、基板を逃げた位置に底板部材をねじ止めす
る場合、本体の前面下部から底板部材の底面にかけて形
成した円弧状の角部に、凹部の凹みがかかり、本体を前
面側から見たときに、この凹みが見えて外観上の体裁が
よくないが、本発明では突起を基板の孔に挿入してねじ
止め位置の制約が緩和するので、凹部の凹みが外観上露
出しない。
【0051】
【発明の実施形態】以下、本発明の炊飯器の各実施例に
ついて、添付図面を参照しながら説明する。図1〜図7
は本発明の第1実施例を示すもので、1は炊飯器本体1
であり、この炊飯器本体1は、本体となる外枠2とその
下面開口を覆う底板部材たる底板3とにより外郭が形成
される。外枠2は、その上端より内側に向けて下方に落
ち込む折返し部4が別に形成されており、この折返し部
4の下端開口を塞ぐように、FR−PET樹脂で形成さ
れる椀状の内枠5が本体1の内部に設けられている。6
は米や水などの被調理物を収容する鍋であり、前記折返
し部4と内枠5とにより有底筒状に形成される保護枠と
しての鍋収容部7内に挿脱自在に収容される。この鍋6
は、その上部開口部の周囲にフランジ状に形成された把
手部8が鍋収容部4の上縁部上に載ることにより、鍋収
容部7内に支持されるものである。外枠2の前面下部か
ら底板3の最下部に形成した水平面9にかけては円弧状
に形成され、炊飯器本体1を外方から見たときに、炊飯
器本体1の下部がやや丸みのある三次元形状を有してい
る。
【0052】炊飯器本体1の外底部を形成する底板3の
材質は、ポリプロピレンなどの外観光沢性および耐衝撃
性に優れた熱可塑性合成樹脂を使用している。なお、本
実施例では外枠2と底板3が別体に形成されるが、これ
らは一体に形成されてもよい。
【0053】鍋6はアルミニウムを主体にした材料から
なり、その外側の側面下部から底面にかけて、電磁誘導
加熱用の磁性金属からなる発熱体10が接合される。この
発熱体10はフェライト系のステンレスを使用し、溶湯鍛
造にて鍋6と一体に成形される。また、前記鍋収容部7
の外側面には、鍋6の底面と側面下部に対向して、発熱
体10を電磁誘導加熱により発熱させるための加熱手段た
る加熱コイル11が設けられる。この加熱コイル11は図2
にも示すように、内枠5の外側面に沿うように螺旋状に
巻き付けた形状に整えた銅線からなり、その外面に配置
した加熱手段カバーとしてのコイルカバー12により外側
から覆われている。コイルカバー12は、ポリエチレンテ
レフタレートやポリアミドにガラス繊維や難燃性向上材
を含有した電気絶縁性並びに難燃性を有する合成樹脂で
形成されるが、加熱コイル11全体を覆うのではなく、必
要最小限の部分を覆うことによって、炊飯器の軽量化や
加熱コイルの温度上昇を抑制しつつ、材料費の低減を図
っている。13は、鍋6の底面に弾性的に当接する鍋温度
検出手段たる鍋温度検出センサである。この鍋温度検出
センサ13は、鍋6の温度を検出するもので、これにより
前記加熱コイル10などによる加熱が制御される。
【0054】有底筒状の鍋6は、上部から底部に至るに
したがって、直径が小さくなる形状に形成されており、
鍋収容部7の内側面も、鍋6の外側面にほぼ相似した形
状に形成される。鍋収容部7は外枠2の内部に形成され
ており、外枠2と鍋収容部7との間に形成される隙間14
は、鍋6の側面形状に対応して、上部から下部に至るに
したがって水平方向の隙間が拡大する形状を有してい
る。本体1内部の隙間14は、鍋収容部7の外周を囲むよ
うに、筒状の内部空間を形成している。
【0055】15は、本体1前方の内底部(底板3の底部
内側)に配置され、加熱コイル11に高周波電流を供給す
るためのインバータ回路を備えた基板としての加熱基板
である。この加熱基板15は鍋収容部7の底部に配置され
ており、底板3の水平面9に臨んで、インバータ回路を
構成するスイッチング素子17などの電装部品が装着され
ている。特に発熱部品としてのスイッチング素子17は、
加熱基板15の本体1前方側よりその背面が露出してお
り、ここにアルミニウム製のヒートシンク18が密着して
取付けられる。放熱器としてのヒートシンク18は縦長板
状に形成され、本体1の前方の隙間14すなわち内側面部
に縦置き状に配置されており、本体1の内部に備えたス
イッチング素子17などの発熱部品を冷却し、温度上昇を
抑制する目的で設けられている。そして、炊飯加熱中
は、スイッチング素子17から放出される熱を蓄熱し、炊
飯が終了してスイッチング素子17の発熱が低減した期間
に、それまで蓄えていた熱を自然放熱する作用を有す
る。このため、ヒートシンク18は常時放熱性を確保する
必要がなく、ヒートシンク18の外周囲にある本体1の外
枠2や底板3には、吸気用若しくは排気用の開口を意図
的に形成しない構成になっている。また、加熱コイル11
を配置した鍋収容部7の側面下部は、前記隙間14がそれ
よりも上部に比べて広く形成されており、本体1の前方
内側面に沿って設けられたヒートシンク18は、その下部
において、加熱コイル11から離れた状態に配置される。
前記加熱基板15を構成するインバータ回路は、加熱コイ
ル11に所定の高周波電流を供給するもので、これにより
加熱コイル11に発生する交番磁界中に設けた発熱体11が
自己発熱し、鍋6を加熱する構成となっている。本体1
の内部には、スイッチング素子17やヒートシンク18を冷
却するための冷却ファンを設けない構造を有している。
【0056】21は、コードリール22から温度感応素子た
る温度ヒューズ23を介して印加される電源電圧を、所定
の動作電圧に変換して炊飯器の各部に供給する電源基板
である。この電源基板21は、電源電圧を所定の動作電圧
に変換調整するトランス24などの電源電圧調整手段や、
後述する蓋ヒータ61の通断電制御手段(例えば、リレー
や半導体スイッチ)などを備えており、本体1の背面
(後方)の鍋収容部7と外枠2との隙間14に、基板ケー
ス25に支持されて縦置き状に配置される。加熱基板15や
電源基板21に温度ヒューズ23を介して電源電圧を供給す
る電源電圧供給手段たるコードリール22は偏平な円板状
で、本体1の底部の加熱基板15の後方に位置しており、
加熱基板15のないスペースに形成した底板3の凹部26に
横置き状に固定される。電源電線巻取り体としてのコー
ドリール22は、図示しないコンセントに差込可能な電源
プラグ27を、巻取り可能な電源電線28の先端に備えて構
成され、電源電線28を巻き取った状態では、電源プラグ
27を本体1の背面若しくは本体1の側面後方の底部から
突出させている。そして、電源プラグ27を本体1の側面
後方の底部から突出させた場合は、電源プラグ27の先端
外面が、本体1に設けた持ち運び用のハンドル29を含む
本体1の外側面架空垂線S(図7参照)内に位置するよ
うに構成される。なお、ここでいう本体1の外側面架空
垂線Sとは、本体1を上面から見たときに、本体1の前
面,両側面および背面の最も突出した各部位の接線を結
んだ線のことである。
【0057】31は、加熱コイル11ひいてはコイルカバー
12の外面に配置され、加熱コイル11からの磁束の漏れを
防止して発熱効率を向上させるためのフェライトコアで
ある。フェライトコア31は棒状で、内枠5と同心に配置
される加熱コイル11の中心より放射状に複数個(本実施
例では120°間隔に3個)配設される。そして、フェラ
イトコア31の下方には前記加熱基板15やコードリール22
が配置される。フェライトコア31の外面には、ポリプロ
ピレンなどの電気絶縁樹脂、好ましくは難燃性を有する
合成樹脂からなり、かつ弾性変更可能なフェライト押さ
えとしてのフェライトカバー32が配置される。そして、
各々のフェライトコア31はコイルカバー12とフェライト
カバー32との間で狭持され、電気絶縁樹脂でその外面
(外底面)が覆われて固定される構成になっている。
【0058】ここで、図3〜図6も参照して、フェライ
トコア31とフェライトカバー32の各構成を詳細に説明す
ると、図5に示すフェライトコア31は、コイルカバー12
の外側面とフェライトカバー32の内側面の形状に合せ
て、長手方向の一側が湾曲状に形成されている。また、
フェライトコア31の短手方向の一側面には凸部33が形成
されるとともに、これとは反対の他側面には、凸部33に
対応する位置に凹部34が形成される。つまり、フェライ
トコア31の長手方向の中心線Cに対し、左右非対称に段
部たる凸部33と凹部34が形成される。凸部33および凹部
34は、フェライトコア31をフェライトカバー32へ仮固定
する際の位置決めガイドや、フェライトコア31の抜け止
めおよびがたつき防止のために形成されるもので、コイ
ルカバー12とフェライトカバー32との間にフェライトコ
ア31を狭持したときに、これらの凹部33や凹部34がコイ
ルカバー12とフェライトカバー32との間の中(内部)に
位置するとともに、凹部33や凹部34がフェライトカバー
32に係合して、フェライトコア31の前後方向のずれを防
止する構造になっている。また、棒状のフェライトコア
31を短手方向すなわち横方向に並べて梱包したときに、
一方のフェライトコア31の凸部33が他方のフェライトコ
ア31の凹部34に入り込んで、双方のフェライトコア31の
側面が密着し、結果的に梱包寸法が嵩張らないように凸
部33や凹部34が形成される。
【0059】一方、フェライトコア31を固定するフェラ
イトカバー32は、内鍋5の外底面中央に形成した縦リブ
35(図1参照)に被嵌する嵌着部36と、この嵌着部36よ
り放射状三方に延びるフェライトコア取付け部37と、フ
ェライトコア取付け部37間に形成される補強用のリブ38
とにより概ね構成される。各々のフェライトコア取付け
部37の内側面には、フェライトコア31に嵌合する鉤状の
爪すなわち弾性爪部39が形成され、ここでフェライトコ
ア31がフェライトカバー32に予め仮固定されるようにな
っており、フェライトコア31を取付けた状態で、フェラ
イトコア31の上面側をコイルカバー12の外面に取付ける
構成になっている。このとき、フェライトカバー32とコ
イルカバー12は、フェライトカバー32の上端部に形成し
た係合部たる爪嵌合部43にて相互の部材が係合するとと
もに、鍋収容部7の底部外面中央部にある止めねじ40に
より取付け固定される。そして、フェライトコア31の略
外面全体がフェライトカバー32により覆われる構成にな
っている。なお、フェライトカバー32に形成した孔41
は、前記止めねじ40を挿通するためのもので、またこの
孔41とは別にフェライトカバー32には、底板3とのねじ
止め用としてねじ孔ボス42が下方に突出形成される。ま
た、分解時の支障を来たさない程度の量で、コイルカバ
ー12のフェライトコア31が当接する載置面に、多少のシ
リコーン接着材を塗布してもよい。これにより、フェラ
イトコア31のがたつきやずれを一層防止できる。
【0060】フェライトカバー32の鍋収容部7へのねじ
止め部近傍には、負特性サーミスタからなる前記鍋温度
検出センサ13の他に、鍋収容部7の異常温度の上昇時
に、コードリール22の電源プラグ27から供給される電源
電圧ひいては回路を遮断する温度ヒューズ23が備えてあ
る。具体的には、内枠5の縦リブ35内に収容する鍋温度
検出センサ13の底面と、フェライトカバー32を構成する
嵌着部36の水平面との間には、鍋温度検出センサ13を上
方すなわち鍋6の底面に押し付けるセンサスプリング44
が設けられ、フェライトカバー32を鍋収容部7である内
枠5の外底面に取付け固定することで、鍋温度検出セン
サ13が内枠5とフェライトカバー32との間で狭持され
る。鍋温度検出センサ13は、縦リブ35内において上下動
可能に設けられており、センサスプリング44により常時
100〜1000gの力で鍋6に押し付けられ、鍋6の外底面
の温度検出を行なう。このセンサスプリング44のスプリ
ング力は、鍋温度検出センサ13が鍋6に確実に接触し、
かつ鍋6の状態が空の状態でも、鍋6がセンサスプリン
グ44の力で持ちあがらない強さに設定する。また、円筒
状の温度ヒューズ23は前記縦リブ35の後方に横置き状態
で設けられ、鍋温度検出センサ13が内枠5とフェライト
カバー32との間で狭持されるのと同時に、内枠5の外底
面と前記嵌着部36の上端面との間で温度ヒューズ23が狭
持されるようになっている。つまり、嵌着部36は単にフ
ェライトカバー32を取付ける際の位置決めとなっている
だけでなく、鍋温度検出センサ13や温度ヒューズ23を内
枠5の外底面の所定位置に狭持固定する機能を有してい
る。
【0061】前記フェライトコア31の取付け固定に際し
ては、鍋温度検出センサ13や温度ヒューズ23も同時に取
付け固定するようになっている。そして、本実施例で
は、フェライトコア31を固定する固定部材としてのフェ
ライトカバー32が、鍋温度検出センサ13を取付ける取付
部材および温度ヒューズ23を取付ける取付部材と、一体
の部材で形成される。この場合、充電部である温度ヒュ
ーズ23と、非難燃性のポリプロピレンからなるフェライ
トカバー32が直接接触しないように、難燃性部材である
シリコーンゴム製のカバー部材45をこの2つの部材の間
に介在させている。カバー部材45は、嵌着部36の上端面
を被嵌するように袋状に形成される。また、図2におい
て、コードリール22と加熱基板15との間には、電源プラ
グ27からの電源電圧を加熱基板に供給するためのリード
線46が設けられているが、一方の電源電圧ラインを形成
するリード線46は、前記温度ヒューズ23を経由してい
る。47は、加熱コイル11の両端に設けた圧着端子であ
り、これもリード線46と同様に加熱基板15に接続され
る。さらに、コイルカバー12の外周部には、このコイル
カバー12を鍋収容部7側に取付け固定するためのねじ挿
通孔48,49が形成される。このなかで、本体1の後方側
にある2つのねじ挿通孔49に対応して、底板3にも同様
のねじ挿通孔(図示せず)が形成されており、底板3を
本体1の外枠2にねじ止めする際に、コイルカバー12の
取付け固定も同時に行なえる構造になっている。
【0062】前記底板3の内底部であって、少なくとも
加熱基板15の下方に位置する部分には、マイカやアルミ
ニウムなどの非磁性で不燃材からなる遮熱部材としての
難燃部材50が設けられている。この難燃部材50と加熱基
板15の充電部との空間距離が3mm以内で少ない場合は、
マイカなどの電気絶縁物を難燃部材50として選定するの
が好ましい。
【0063】51は、本体の上側に開閉自在に設けられた
蓋体である。この蓋体51は、その上面をなす外蓋52と、
この外蓋52の下側に固定された内側カバー53と、この内
側カバー53の下側に固定され、蓋体51の下面を形成する
放熱板54とを主たる構成要素としている。また、蓋体51
の下面には、この下面との間に所定の隙間を形成して、
前記鍋6の上部開口部を直接覆う内蓋56が着脱自在に装
着されている。この内蓋56の外周部には、環状の蓋パッ
キン57が環状のパッキンホルダ58とともに固定されてい
る。蓋パッキン57は弾性部材からなり、内蓋56を装着し
た蓋体51を閉じたときに、本体1に収容された鍋6の把
手部8上に密着するものである。なお、前記ハンドル29
は蓋体51の上を跨いで回動可能に設けられている。
【0064】放熱板54の裏面つまり上面には、この放熱
板54を加熱する蓋ヒータ61が設けられており、前記内蓋
カバー53には、放熱板54の裏面に弾性的に当接する蓋温
度センサ62が設けられている。この蓋温度センサ62は、
放熱板54の温度を検出するもので、これにより前記蓋ヒ
ータ61などによる加熱が制御されるようになっている。
さらに、外蓋52の後部には、前記鍋6内で発生した蒸気
を外部に放出するための蒸気口63が着脱自在に設けられ
ている。また、蒸気口63の下面開口の周辺部には、弾性
部材からなる蓋パッキン64が設けられている。
【0065】蓋体51は、その後部のヒンジ部65において
本体1に回動自在に支持されている。より詳しく説明す
ると、内側カバー53の後部が前記外枠2の後上部に左右
方向のヒンジ軸66により回動自在に支持されている。ま
た、このヒンジ軸66には、弾性部材としてのねじりコイ
ルばねからなるヒンジばね67が巻装されており、このヒ
ンジばね67は、一端部が外枠2に係合されているととも
に、他端部が内側カバー53に係合されている。これによ
り、蓋体51には開方向の力が常時作用するようになって
いる。
【0066】一方、蓋体51の前部には、ヒンジばね67の
力に抗して、本体1に対し蓋体51を閉じた状態に保持す
る係止装置68が設けられている。この係止装置68は、外
蓋52に形成された開口部69から上面が上方に突出したフ
ックボタン70と、後側上部に前記フックボタン70を有す
るとともに、前側下部に爪部71を有し、蓋体51内で軸支
部72に回動自在に軸支されるクランプ部73とにより構成
される。また、係止装置68の爪部71に係合して本体1に
対し蓋体51を係止する突起部74が、外蓋2の前側上部に
形成されており、係止装置68はねじりコイルばねからな
るクランプばね75によって、爪部71が突起部74に係合す
る方向への力が、常時係止装置68に作用するようになっ
ている。そして外蓋52の上面より露出したフックボタン
70の上面を押動操作すると、クランプばね75の力に抗し
て、爪部71と突起部74との係合が解除されるように、ク
ランプ部73が軸支部72を支点として回動する。これによ
り、本体1に対する蓋体51の係合が外れ、ヒンジばね67
の力によって蓋体51がヒンジ軸66を中心として自動的に
開く構造となっている。
【0067】外蓋52の前方寄りの位置には、下方に落ち
込んだ有底状の凹部81が形成されている。この凹部81内
には、炊飯器の表示や操作に関わる表示基板82が設けら
れており、また凹部81の上部開口を覆って、表示基板82
とともに炊飯や保温の動作や停止指示などを行なう操作
手段たる操作部83や、表示手段たる表示部84を備えた操
作パネル85が取付けられている。表示基板82には、炊飯
や保温動作および表示などの各種制御管理用のマイクロ
コンピュータ86の他に、後述する各種の操作スイッチ91
〜99に対応して操作信号を発生する操作部83を構成する
スイッチ87と、表示部84をなす行程ランプ用LED88お
よび表示部用LCD89などが搭載される。なお、各スイ
ッチ87は、それぞれ操作子たる操作スイッチ91〜99を介
して操作パネル85の外側から押圧操作できるようになっ
ている。
【0068】操作パネル75には、図7に示すように、炊
飯開始手段としての炊飯スイッチ91と、予約手段として
の予約スイッチ92と、保温手段としての保温スイッチ93
と、切手段としての切スイッチ94と、コース選択手段と
してのコーススイッチ95と、保温選択手段としての保温
スイッチ96と、時刻調整手段としての時計スイッチ97,
時スイッチ98および分スイッチ99が各々設けられる。こ
れらのスイッチ91〜99は、操作パネル85の内側の表示基
板82にある各スイッチ87にそれぞれ対応している。これ
とともに、操作パネル85には、3つの前記行程ランプ用
LED88と表示部用LCD89が設けられる。
【0069】前記炊飯スイッチ91は、炊飯を開始するも
のである。前記予約スイッチ92は、予約炊飯を行なうた
めに、炊き上がりの時刻を呼出すものである。前記保温
スイッチ93は、切状態から保温を開始するものである。
前記切スイッチ94は、炊飯,保温および予約炊飯動作を
停止するものである。前記メニュースイッチ95は、白米
ふつう炊飯,白米かため炊飯,白米やわらかめ炊飯,早
炊き炊飯,玄米炊飯,おかゆ炊飯などの炊飯コースを選
択するものであり、選択された炊飯コースは、前記表示
部用LCD89により設定内容が表示される。前記保温選
択スイッチ96は、普通保温と高温保温とを選択するもの
である。前記時計スイッチ97は、表示部用LCD89によ
り表示される時計の時刻を調整するときに使用するもの
である。前記時スイッチ98は、時計の時刻または予約炊
飯における予約時刻のうち時を調整するためのものであ
り、前記分スイッチ99は、分を調整するためのものであ
る。
【0070】101は、前記ヒンジ部65の後方に位置する
外蓋52の背面下部と、本体1の背面部に形成した配線用
の開口部102とを覆うカバー部材としてのヒンジカバー
である。前記蓋体51の内部に配置した表示基板72から
は、信号線に相当する図示しないFFC(フリーフラッ
トケーブル)が、ヒンジ部65を通って電源基板21に引き
出されており、FFCの先端部にあるコネクタの接続部
103が、電源基板21の開口部102に臨む位置に設けられて
いる。また、蓋体41内部の電装部品である蓋温度センサ
62の信号線(図示せず)も、ヒンジ部65を通って電源基
板21に引き出されており、信号線の先端部にあるコネク
タの接続部104が、電源基板21の開口部102に臨む位置に
設けられている。
【0071】上記構成において、内枠5の周囲を組み立
てるに際しては、内枠5を上下逆さにした状態(鍋収容
部7の上部開口部を下にした状態)で、内枠5の外面に
2〜4箇所程度に放射状のシリコーンシール材を塗布
し、その上に螺旋状に巻かれた加熱コイル11を載置す
る。そして、コイルカバー12の内面に2〜4箇所程度に
放射状のシリコーンシール材を塗布し、加熱コイル11を
覆うようにして、この加熱コイル11の外面にコイルカバ
ー12を載置するとともに、ねじ挿通孔48にねじ部材(図
示せず)を螺着して、コイルカバー12を鍋収容部7に取
付け固定する。次いで、鍋温度検出センサ13を内枠5の
縦リブ35に装着し、この鍋温度検出センサ13の上面にセ
ンサスプリング44を載せた後、縦リブ35の後方に横置き
状態で温度ヒューズ23を装着する。
【0072】これとは別に、フェライトカバー32の嵌着
部36にカバー部材45を被嵌するするとともに、このフェ
ライトカバー32の各フェライトコア取付け部37に、棒状
のフェライトコア31を予め取付けておく。フェライトコ
ア31の取付け方は、フェライトコア取付け部37の内面側
(本体1に組み込んだときに鍋6に近い側)に形成した
弾性爪部39に、フェライトコア31を押し込むようにして
行なう。この弾性爪部39とフェライトコア31の凸部33お
よび凹部34とにより、フェライトコア31はフェライトカ
バー32から簡単に外れないようにしている。なお、この
ときのフェライトコア31の取付けはあくまでも組立時の
仮固定で、製品の完成状態では、フェライトカバー32と
コイルカバー12との間にフェライトコア31を狭持して、
最終的な取付け固定がなされる。
【0073】フェライトコア31を仮固定したフェライト
カバー32は、先に内枠5に組み込まれたコイルカバー12
の外面に、嵌着部36が内枠5の縦リブ35を被嵌するよう
に載置される。そして、フェライトカバー32の2つの孔
41に各々止めねじ40を挿通し、このねじを鍋収容部7側
に螺着することで、フェライトコア31のみならず、鍋温
度検出センサ13や温度ヒューズ23も同時に最終的な取付
け固定が図られる。その後、リード線46や圧着端子47の
結線を行なった後、本体1の外枠2の下面開口を覆うよ
うに、難燃部材50を予め装着した底板3を鍋収容部7に
装着する。底板3と鍋収容部7との取付け固定は、図示
しないねじ部材によって行われるが、このねじ部材は前
記コイルカバー12のねじ挿通孔49を挿通するので、コイ
ルカバー12の最終的な取付け固定も同時になされる。
【0074】以上のように本実施例においては、鍋6を
収容する鍋収容部7と、鍋収容部7の外面に配置した加
熱コイル11と、鍋6の温度を検出する鍋温度検出手段た
る鍋温度検出センサ13と、加熱コイル11の外面に配置し
た電気絶縁物からなるコイルカバー12と、コイルカバー
12の外面に放射状に配置した複数のフェライトコア31
と、フェライトコア31の外面に配置した電気絶縁物から
なるフェライトカバー32とを備え、コイルカバー12とフ
ェライトカバー32との間にフェライトコア31を狭持する
とともに、鍋収容部7とフェライトカバー32との間に鍋
温度検出センサ13を狭持している。
【0075】この場合、電気絶縁物からなるコイルカバ
ー12の外面にフェライトコア31が配置されるため、フェ
ライトコア31はコイルカバー12により加熱コイル11との
確実な絶縁が図られる。また、フェライトコア31はフェ
ライトカバー32とコイルカバー12との間に狭持されるの
で、振動や衝撃によるフェライトコア31のがたつきが防
止され、加熱コイル11の外側にフェライトコア31を確実
に配置できる。しかも、フェライトコア31の外面には電
気絶縁物からなるフェライトカバー32が配置されるた
め、フェライトコア31が万一割れた場合でも、周辺にあ
る例えば加熱基板15上の充電部への波及を防止できる。
また、本体1を上下逆さまにし、底板3を本体1の外枠
2から取り外した状態から、フェライトカバー32を外す
だけでフェライトコア31を簡単に取り外すことができ、
製品廃棄時における分解性がよい。
【0076】フェライトカバー32はフェライトコア31を
固定するだけでなく、鍋温度検出センサ13を固定する部
材でもあるため、部品の共通化により構造の簡素化を図
ることができる。また、フェライトコア31をコイルカバ
ー12の外面に付けたまま、フェライトカバー32を外すだ
けで、鍋温度検出センサ13を取り外して交換することが
でき、鍋温度検出センサ13の故障時に修理が容易に行な
える。
【0077】また、本実施例ではこのような構成におい
て、鍋収容部7の外面に温度感応素子たる温度ヒューズ
23を配置し、鍋収容部7とフェライトカバー32との間に
温度ヒューズ23を狭持している。
【0078】この場合、フェライトコア32や鍋温度検出
センサ13だけでなく、温度ヒューズ23もフェライトカバ
ー32で固定する構造を有しているため、さらに部品の共
通化を促進して、合理的に構造の簡素化を図ることがで
きる。
【0079】本実施例では、鍋6を収容する保護枠とし
ての鍋収容部7と、鍋6の底部外面に圧接するように鍋
収容部7の底部中央に取付部材(フェライトカバー32)
を介して取付けた鍋温度検出センサ13と、鍋収容部7の
下部外面に配置した加熱コイル11と、加熱コイル11を鍋
収容部7とで狭持するコイルカバー12と、コイルカバー
12の外方に放射状に複数本配設され、かつ合成樹脂など
で一体成形していないフェライトコア31と、フェライト
コア31を固定する固定部材としてのフェライトカバー32
とを備え、このフェライトカバー32は鍋温度検出センサ
13を取付ける取付部材と一体の部材で形成している。
【0080】フェライトコア31を固定するためのフェラ
イトカバー32を、鍋温度検出センサ13を取付ける取付部
材と一体化したことにより、部品点数の削減に伴う製造
コストの削減と、在庫管理を容易にすることができる。
また、フェライトコア31と鍋温度検出センサ13の固定ね
じ(本実施例では、止めねじ40に相当する)を共有でき
るので、組立時におけるねじの使用本数が減り、組立工
数も抑えられる。さらに、フェライトコア31は合成樹脂
などで一体成形する必要がないので、製造工数を減らす
ことができるとともに、複数のフェライトコア31を一体
成形する場合に起こるフェライトコア31の割れなどを懸
念する必要もない。さらに、フェライトコア31はフェラ
イトカバー32に固定されており、フェライトコア31を合
成樹脂と一体成形したり、シリコーン接着材で固定して
いないので、製品廃棄時における分解性がよい。
【0081】また、このような構成において本実施例で
は、一体の部材であるフェライトカバー32により鍋収容
部7に圧接して配置した温度ヒューズ23をさらに備えて
いる。このようにすると、フェライトコア31を固定する
フェライトカバー32は、鍋温度検出センサ13を取付ける
のみならず、温度ヒューズ13を鍋収容部7に圧接して配
置する機能も兼用するため、部品点数の一層の削減を達
成できる。よって、部品および組立に関わる製造コスト
を一層削減でき、在庫管理をさらに容易にできる。
【0082】また、本実施例では、鍋温度検出センサ13
の取付部材であるフェライトカバー32と温度ヒューズ23
との間に難燃性部材としてのカバー部材45を介在させた
ものである。
【0083】この場合、フェライトカバー32と温度ヒュ
ーズ23との間にカバー部材45を介在させることで、フェ
ライトカバー32は難燃性をそれほど要求されない例えば
ポリプロピレンなどの安価な樹脂材料を利用できる。ま
た、フェライトカバー32の材質をポリプロピレンとした
場合に、フェライトカバー32の柔軟性を利用することに
よって、フェライトカバー32に弾性変形可能なカギ爪な
どの弾性爪部39を、フェライトコア31の仮固定用に設け
ることができる。これにより、別部材を設けることなく
フェライトカバー32に直接フェライトコア31を固定する
ことができ、特に組立時におけるフェライトコア31の仮
止めにこの弾性爪部39を利用できる。
【0084】本実施例では、鍋6を収容する鍋収容部7
と、鍋収容部7の外面に配置した加熱コイル11と、加熱
コイル11の外面に配置した電気絶縁物からなるコイルカ
バー12と、コイルカバー12の外面に放射状に配置した複
数のフェライトコア31と、フェライトコア31の外面に配
置した電気絶縁物からなるフェライトカバー32とを備
え、フェライトコア31の外面に段部としての凸部33と凹
部34を設け、この凸部33と凹部34が中(内部)に位置す
るように、コイルカバー12とフェライトカバー32との間
にフェライトコア31を狭持している。
【0085】そしてこの場合も、電気絶縁物からなるコ
イルカバー12の外面にフェライトコア31が配置されるた
め、フェライトコア31はコイルカバー12により加熱コイ
ル11との確実な絶縁が図られる。また、フェライトコア
31はフェライトカバー32とコイルカバー12との間に狭持
されるので、振動や衝撃によるフェライトコア31のがた
つきが防止され、加熱コイル11の外側にフェライトコア
31を確実に配置できる。しかも、フェライトコア31の外
面には電気絶縁物からなるフェライトカバー32が配置さ
れるため、フェライトコア31が万一割れた場合でも、周
辺にある例えば加熱基板15上の充電部への波及を防止で
きる。また、本体1を上下逆さまにし、底板3を本体1
の外枠2から取り外した状態から、フェライトカバー32
を外すだけでフェライトコア31を簡単に取り外すことが
でき、製品廃棄時における分解性がよい。
【0086】また、フェライトコア31の外面に設けた凸
部33と凹部34を利用して、フェライトコア31をフェライ
トカバー32へ仮固定する際の位置決めガイドや、抜け止
めおよびがたつき防止効果を得ることができる。さら
に、凸部33と凹部34はコイルカバー12とフェライトカバ
ー32の中に位置するようにし、凸部33と凹部34の出っ張
りが外面に突出しないようにすれば、この突出部分が充
電部と触れることがなく、例えば基板である加熱基板15
などの充電部が露出する部品をフェライトコア31側に極
力近付けることができる。よって、コンパクトな設計が
可能になる。
【0087】なお、フェライトコア31を取付け固定した
ときに、凸部33や凹部34がコイルカバー12またはフェラ
イトカバー32から露出していても、これらの凸部33や凹
部34がコイルカバー12またはフェライトカバー32から突
出していなければ、上記のコンパクトな設計を実現でき
る。また、フェライトコア31に形成した凸部33や凹部34
に対応して、コイルカバー12やフェライトカバー32に段
部を形成してもよい。
【0088】また、このような構成において本実施例で
は、凸部33や凹部34をフェライトコア31の側面に形成し
ているので、凸部33や凹部34による炊飯器の高さ方向の
突出がなくなる。したがって、炊飯器の内部空間高さを
抑制して、特に高さ方向のコンパクト化を図ることが可
能になる。さらに、本実施例では、フェライトコア31の
両側面に対向して非対称に凸部33と凹部34を形成してい
るので、フェライトコア31を横方向に並べたときに、一
方のフェライトコア31の凹部34に他方のフェライトコア
31の凸部33が入るようになり、フェライトコア31の焼結
時における炉内投入効率が向上する。また、フェライト
コア31を梱包する際も嵩張ることがなく、凹凸を形成し
たことによる体積的なデメリットをなくすことができ
る。
【0089】本実施例では、鍋6を収容する鍋収容部7
と、鍋収容部7の外面に配置した加熱コイル11と、加熱
コイル11の外面に配置した電気絶縁物からなるコイルカ
バー12と、コイルカバー12の外面に配置したフェライト
コア31と、フェライトコア31の外面に配置した電気絶縁
物からなる弾性変形可能なフェライトカバー32とを備
え、フェライトカバー32にてフェライトコア31をコイル
カバー12との間に狭持している。
【0090】そしてこの場合も、電気絶縁物からなるコ
イルカバー12の外面にフェライトコア31が配置されるた
め、フェライトコア31はコイルカバー12により加熱コイ
ル11との確実な絶縁が図られる。また、フェライトコア
31はフェライトカバー32とコイルカバー12との間に狭持
されるので、振動や衝撃によるフェライトコア31のがた
つきが防止され、加熱コイル11の外側にフェライトコア
31を確実に配置できる。しかも、フェライトコア31の外
面には電気絶縁物からなるフェライトカバー32が配置さ
れるため、フェライトコア31が万一割れた場合でも、周
辺にある例えば加熱基板15上の充電部への波及を防止で
きる。また、本体1を上下逆さまにし、底板3を本体1
の外枠2から取り外した状態から、フェライトカバー32
を外すだけでフェライトコア31を簡単に取り外すことが
でき、製品廃棄時における分解性がよい。
【0091】また、フェライトコア31の不快なビビリ音
を防止するために、多少のシリコーン接着材を使用した
場合でも、従来のシリコーン接着材に依存してフェライ
トコア31を固定するものに比べて、接着材の使用量を大
幅に削減でき、組立作業が楽で、製品分解時にフェライ
トコアを接着した状態から簡単に取り外せる。
【0092】さらに、フェライトカバー32は例えばポリ
プロピレン,ポリアミドまたはポリエチレンテレフタレ
ートなどの弾性変形可能な部材で形成されるため、フェ
ライトコア31に加わる衝撃力をフェライトカバー32で低
減でき、外力が加わった場合のフェライトコア31の割れ
をさらに抑制できる。
【0093】また、このような構成において本実施例で
は、フェライトカバー32によりフェライトコア31の外面
の略全体を覆うように構成しているので、万一衝撃によ
りフェライトコア31が割れた場合でも、フェライトコア
31の破片はコイルカバー12とフェライトカバー32の中に
ある。したがって、基板である加熱基板15などの充電部
にフェライトコア31の破片が触れることを確実に防止で
きる。
【0094】さらに本実施例では、鍋収容部7の外底部
に位置するフェライトコア31の外底面にフェライトカバ
ー32を配置し、フェライトカバー32の外下部にこのフェ
ライトカバー32と近接して基板である加熱基板15を配置
している。この場合、フェライトコア31が割れた場合で
も、フェライトコア31の外底面はフェライトカバー32で
覆われて配置されているので、フェライトコア31の下部
に近接して加熱基板15を配置しても、加熱基板15の回路
短絡を確実に防止できる。また、当然フェライトコア31
が割れない場合は、加熱基板15をフェライトコア31に近
接させても、加熱基板15の回路がフェライトコア31によ
り短絡することがないため、加熱基板15をフェライトコ
ア31に近接させた構造にできる。したがって、炊飯器内
部における加熱基板15の収容高さを低くでき、高さ方向
のコンパクト化を図ることが可能になる。
【0095】さらに本実施例では、鍋収容部7の外底部
に位置して、フェライトカバー32を鍋収容部7またはコ
イルカバー12にねじ止めし、フェライトカバー32の上端
部にある係合部たる爪嵌合部43をコイルカバー12に係合
している。この場合、フェライトカバー32を鍋収容部7
またはコイルカバー12にねじ止めするだけで、複数のフ
ェライトコア31を鍋収容部7の外底部に位置して簡単に
固定できる。また、フェライトカバー32の上端部がコイ
ルカバー12に係合するので、例えばフェライトカバー32
を複数のフェライトコア31に対応させた枝状に形成(本
実施例におけるフェライトコア取付け部37)しても、フ
ェライトカバー32の上端部がふらつく虞れがなく、フェ
ライトコア31のがたつきを確実に防止できる。また、複
数のフェライトコア31をコイルカバー12とフェライトカ
バー32との間に確実に収容できる。
【0096】さらに本実施例では、フェライトカバー32
の内面にフェライトコア31を仮固定する弾性爪部39を形
成している。この場合、弾性爪部39を利用して、予めフ
ェライトコア31をフェライトカバー32の内面に仮固定す
れば、後でフェライトコア31をコイルカバー12に固定す
る作業だけで、フェライトコア31を所望の位置に取付け
ることができ、フェライトコア31を固定する際の組立性
を向上できる。
【0097】次に、本発明の第2実施例を図8に基づい
て説明する。なお、第1実施例と同一箇所には同一符号
を付し、その共通する部分の説明については重複するた
め省略する。
【0098】本実施例では、加熱基板15の適所に孔111
を形成するとともに、この孔111に対応して孔111に挿入
し嵌合可能な突起に相当するねじ孔ボス112を、加熱基
板15の上方にあるフェライトカバー32に設けている。な
お、本実施例ではこのねじ孔ボス112をフェライトコア3
1を覆うフェライトカバー32に設けているが、加熱基板1
5の上方にある電気絶縁物部材ならばこれに限定されな
い。具体的には、鍋収容部7の外底部に備えた加熱コイ
ル11の外面を覆うコイルカバー12であってもよい。ねじ
孔ボス112の下端面に対応して底板3の内底面には、本
体1の内方の鍋収容部7側に突出する凹部113が形成さ
れる。この凹部113の上面は、ねじ孔ボス112の下端部が
入り込むように凹状に形成されており、その水平面たる
受け座には止めねじ114を挿通可能なねじ挿通孔115が形
成される。これとは別に、前記ねじ孔ボス42にも、これ
に対応して同様な凹部116が底板3に形成され、凹部116
の受け座には止めねじ117を挿通可能なねじ挿通孔118が
形成される。これらの凹部113,116は、いずれも底板3
の最下部の水平面9に配置される。
【0099】上記構成において、フェライトカバー32を
鍋収容部7側に取付けた後で、底板3を本体1に取付け
固定するには、フェライトカバー32の外面より突出した
ねじ孔ボス112に、予めスイッチング素子17やヒートシ
ンク18を装着した加熱基板15の孔111を挿通した後、加
熱基板15を本体1の内部に取付け固定する。その後、本
体1の外枠2の下面開口を覆うようにして底板3を仮装
着し、底板3の外底面側からねじ挿通孔115,118に止め
ねじ114,117を挿入し、ねじ孔ボス112,42の下端側に
形成したねじ止め用の孔に、これらの止めねじ114,117
を螺着する。これによって、底板3が本体1の外枠2の
下部開口に取付け固定される。
【0100】以上のように、本実施例では、電装部品で
ある例えばスイッチング素子17などを備えた基板たる加
熱基板15を本体1の内底部に収容し、加熱基板に孔111
を形成するとともに、孔111に対応してこの孔111に挿入
可能な突起たるねじ孔ボス112を、加熱基板15の上方に
備えた電気絶縁物部材としてのフェライトカバー32に形
成している。
【0101】この場合、スイッチング素子17などの電装
部品を備えた加熱基板15を本体1内に装着するときに
は、本体1を上下逆さにし、内底面が上になるようにし
て加熱基板15を本体1の内底部に装着する。その際、加
熱基板15に形成した孔111にフェライトカバー32のねじ
孔ボス112を挿入することで、この孔111とねじ孔ボス11
2が加熱基板15の位置決めガイドとなり、加熱基板15を
本体1の内底部に略水平状態で仮装着できる。また、加
熱基板15をねじ止め固定する場合にも、ねじ止め用の孔
(図示せず)の位置が合致し、手で基加熱板15を押さえ
なくても簡単に加熱基板15をねじ止めすることができ
る。したがって、加熱基板15を本体1内に装着する際の
組立性が向上する。また、ねじ孔ボス112は電気絶縁物
であるため、加熱基板15を本体1の内底部に装着する際
に、加熱基板15の印刷回路パターンがねじ孔ボス112に
触れた場合でも影響はなく、ねじ孔ボス112と近接させ
て加熱基板15の印刷回路パターンを形成できる。したが
って、加熱基板15の設計上の制約を少なくできる。
【0102】また、加熱基板15に形成した孔111にねじ
孔ボス112を挿入して位置決めガイドとすれば、ねじ孔
ボス112を逃げた位置に加熱基板15の収容空間を確保す
る必要がない。したがって、加熱基板15を本体1の内底
部に配置した構造でありながら、本体1の高さや幅横寸
法はそれ程大きくならず、本体1の小形化を達成するこ
とができる。
【0103】なお、加熱基板15に形成する孔111の位置
を加熱基板15の略中心にするなど、ねじ孔ボス112に加
熱基板15を装着したときに、加熱基板15が略水平に保持
されて、加熱基板15に形成した複数のねじ止め用の孔
(図示せず)が、本体1側のねじ止めボス(図示せず)
に合致するようにする。また、加熱基板15を本体1側に
取付け固定するための孔は、ねじ止めの際に加熱基板15
の回り止め作用となる丸以外の形状にするのが好まし
い。この孔は、四角形や楕円の他に、部分的に凹凸を有
する形状などにすれば、加熱基板15の回り止めとなり、
また加熱基板15を固定する際のねじ位置の合わせガイド
になり得る形状であれば、その形状に特に制約はない。
【0104】また、本実施例のように、鍋収容部7の外
底部に備えた加熱コイル11の外面を覆うフェライトカバ
ー32にねじ孔ボス112を形成すれば、加熱基板15の位置
決めガイドとして形成したねじ孔ボス112を有する電気
絶縁物部材が、フェライトコアを覆うフェライトカバー
32と兼用になる。したがって、専用の部材にねじ孔ボス
112を形成する必要がなく、本体1内部の構造の簡素化
を実現できる。
【0105】なお、フェライトカバー32に代わり、鍋収
容部7の外底部に備えた加熱コイル11の外面を覆う部材
であるコイルカバー12にねじ孔ボス112を形成してもよ
い。この場合、加熱基板15の位置決めガイドとして形成
したねじ孔ボス112を有する電気絶縁物部材が、加熱コ
イル11の外面を覆うコイルカバー12と兼用になる。した
がって、専用の部材にねじ孔ボス112を形成する必要が
なく、本体1内部の構造の簡素化を実現できる。
【0106】また、本実施例ではさらに、ねじ孔ボス11
2にねじ止め用のねじ孔を設け、本体1の底部を形成す
る底板部材としての底板3に、この本体1の内方に突出
する凹部113を形成し、凹部113にねじ孔に対応したねじ
挿通孔115を形成し、このねじ挿通孔115側から挿入さ
れ、ねじ孔ボス112に設けたねじ孔に螺合して、本体1
に底板3を固定するねじ部材たる止めねじ114を設けて
いる。
【0107】この場合、加熱基板15の位置決め用ガイド
となる突起を兼用して、底板3を固定するねじ孔をねじ
孔ボス112に形成することで、加熱基板15内のスペース
で底板3と本体1との固定が可能になり、基板から外れ
た位置で底板部材をねじ止めする必要がなくなる。した
がって、加熱基板15を本体1の内底面に配置した場合で
も、底板3のねじ止め位置をバランス良く配置してねじ
止めすることができる。また、製品を分解する際には、
本体1を上下逆さにし、底板3を止めている止めねじ11
4,117を外し、底板3を本体1から外し、加熱基板15を
止めているねじを外したときに、加熱基板15が当該の位
置に保持されるので、加熱基板15が本体1から脱落する
ことがなく、分解性が向上する。
【0108】なお、本実施例のように、底板3もねじ孔
ボス112と同様に電気絶縁物で形成すれば、底板3を本
体1に固定する止めねじ114が加熱基板15に近接してい
ても、金属製の止めねじ114と加熱基板15の充電部が電
気絶縁物で絶縁され、回路短絡の虞れを一掃できる。
【0109】また、本実施例ではさらに、凹部113を底
板1の最下部の略水平面9に配置している。この場合、
本体1を前面側から見たときに、底板3に形成した凹部
113の凹みが外観上露出せず体裁がよい。また、加熱基
板15を逃げた位置に底板3をねじ止めする場合、本体1
の前面下部から底板部材の底面にかけて形成した円弧状
の角部に凹部113の凹みがかかり、本体1を前面側から
見たときに、この凹みが見えて外観上の体裁がよくない
が、本実施例ではねじ止めボス112を加熱基板15の孔111
に挿入してねじ止め位置の制約が緩和するので、凹部11
3の凹みが外観上露出しない。
【0110】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、種々の変形実施が可能である。
【0111】
【発明の効果】本発明の請求項1の炊飯器は、鍋と、前
記鍋を収容する鍋収容部と、前記鍋収容部の外面に配置
した加熱手段と、前記鍋の温度を検出する鍋温度検出手
段と、前記加熱手段の外面に配置した電気絶縁物からな
る加熱手段カバーと、前記加熱手段カバーの外面に放射
状に配置した複数のフェライトコアと、前記フェライト
コアの外面に配置した電気絶縁物からなるフェライトカ
バーとを備え、前記加熱手段カバーと前記フェライトカ
バーとの間に前記フェライトコアを狭持するとともに、
前記鍋収容部と前記フェライトカバーとの間に前記鍋温
度検出手段を狭持したものであり、フェライトコアをが
たつきなく加熱手段の外側に確実に配置でき、フェライ
トコアが万一割れた場合でも充電部に破片が触れること
がないようにできるとともに、製品廃棄時における分解
性の向上を達成できる。また、構造の簡素化を図るとと
もに、鍋温度検出手段の故障時に修理を容易に行なうこ
とができる。
【0112】本発明の請求項2の炊飯器は、前記請求項
1の構成に加えて、前記鍋収容部の外面に温度感応素子
を配置し、前記鍋収容部と前記フェライトカバーとの間
に前記温度感応素子を狭持したものであり、この場合は
さらに合理的に構造の簡素化を図ることができる。
【0113】本発明の請求項3の炊飯器は、鍋と、前記
鍋を収容する保護枠と、前記鍋の底部外面に圧接するよ
うに前記保護枠の底部中央に取付部材を介して取付けた
鍋温度検出手段と、前記保護枠の下部外面に配置した加
熱手段と、前記加熱手段を前記保護枠とで狭持する加熱
手段カバーと、前記加熱手段カバーの外方に放射状に複
数本配設され、かつ合成樹脂などで覆われていないフェ
ライトコアと、前記フェライトコアを固定する固定部材
とを備え、前記取付部材と前記固定部材は一体の部材で
形成されるものであり、製品廃棄時における分解性の向
上を達成でき、しかも製造コストの削減を図って、在庫
管理を容易にすることができる。
【0114】本発明の請求項4の炊飯器は、前記請求項
3の構成に加えて、前記一体の部材により前記保護枠に
圧接して配置した温度感応素子を備えたものであり、製
造コストの一層の削減を図ることができ、在庫管理をさ
らに容易にできる。
【0115】本発明の請求項5の炊飯器は、前記請求項
4の構成に加えて、前記取付部材と前記温度感応素子と
の間に難燃性部材を介在させたものであり、取付部材を
安価な樹脂材料で形成できる。
【0116】本発明の請求項6の炊飯器は、鍋と、前記
鍋を収容する鍋収容部と、前記鍋収容部の外面に配置し
た加熱手段と、前記加熱手段の外面に配置した電気絶縁
物からなる加熱手段カバーと、前記加熱手段カバーの外
面に放射状に配置した複数のフェライトコアと、前記フ
ェライトコアの外面に配置した電気絶縁物からなるフェ
ライトカバーとを備え、前記フェライトコアの外面に段
部を設け、この段部が中に位置するように前記加熱手段
カバーと前記フェライトカバーとの間に前記フェライト
コアを狭持したものであり、フェライトコアをがたつき
なく加熱手段の外側に確実に配置でき、フェライトコア
が万一割れた場合でも充電部に破片が触れることがない
ようにできるとともに、製品廃棄時における分解性の向
上を達成できる。また、段部を利用して、フェライトコ
アをフェライトカバーへ仮固定する際の位置決めガイド
や、抜け止めおよびがたつき防止効果を得ることがで
き、さらにコンパクトな設計も可能になる。
【0117】本発明の請求項7の炊飯器は、前記請求項
6の構成に加えて、前記段部を前記フェライトコアの側
面に形成したものであり、この場合は特に高さ方向のコ
ンパクト化を図ることが可能になる。
【0118】本発明の請求項8の炊飯器は、前記請求項
7の構成に加えて、前記段部は前記フェライトコアの両
側面に対向して非対称に凸部と凹部を形成したものであ
ることを特徴とし、この場合はフェライトコアの焼結時
における炉内投入効率が向上し、フェライトコアを梱包
する際に嵩張ることがない。
【0119】本発明の請求項9の炊飯器は、鍋と、前記
鍋を収容する鍋収容部と、前記鍋収容部の外面に配置し
た加熱手段と、前記加熱手段の外面に配置した電気絶縁
物からなる加熱手段カバーと、前記加熱手段カバーの外
面に配置したフェライトコアと、前記フェライトコアの
外面に配置した電気絶縁物からなる弾性変形可能なフェ
ライトカバーとを備え、前記フェライトカバーにて前記
フェライトコアを前記加熱手段カバーとの間に狭持した
ものであり、フェライトコアをがたつきなく加熱手段の
外側に確実に配置でき、フェライトコアが万一割れた場
合でも充電部に破片が触れることがないようにできると
ともに、製品廃棄時における分解性の向上を達成でき
る。また、外力が加わった場合のフェライトの割れをさ
らに抑制できる。
【0120】本発明の請求項10の炊飯器は、前記請求
項9の構成に加えて、前記フェライトカバーにより前記
フェライトコアの外面の略全体を覆うように構成したも
のであり、この場合はさらにフェライトコアが万一割れ
た場合でも、充電部に破片が触れることを確実に防止で
きる。
【0121】本発明の請求項11の炊飯器は、前記請求
項9の構成に加えて、前記鍋収容部の外底部に位置する
前記フェライトコアの外底面に前記フェライトカバーを
配置し、前記フェライトカバーの外下部にこのフェライ
トカバーと近接して基板を配置したものであり、フェラ
イトコアが割れた場合でも基板の回路短絡を確実に防止
できる。また、基板をフェライトコアに近接させた構造
にできるので、高さ方向のコンパクト化を図ることがで
きる。
【0122】本発明の請求項12の炊飯器は、前記請求
項9の構成に加えて、前記鍋収容部の外底部に位置し
て、前記フェライトカバーを前記鍋収容部または前記加
熱手段カバーにねじ止めし、前記フェライトカバーの上
端部を前記加熱手段カバーに係合したものであり、この
場合は、複数のフェライトコアを簡単に固定できるとと
もに、フェライトコアのがたつきを確実に防止できる。
また、複数のフェライトコアを加熱手段カバーとフェラ
イトカバーとの間に確実に収容できる。
【0123】本発明の請求項13の炊飯器は、前記請求
項9の構成に加えて、前記フェライトカバーの内面に前
記フェライトコアを仮固定する弾性爪部を形成したもの
であり、この場合は、フェライトコアを固定する際の組
立性を向上できる。
【0124】本発明の請求項14の炊飯器は、電装部品
を備えた基板を本体の内底部に収容し、前記基板に孔を
形成するとともに、前記孔に対応してこの孔に挿入可能
な突起を前記基板の上方に備えた電気絶縁物部材に形成
したものであり、基板を本体の内底部に配置した構造で
ありながら、本体の小形化を達成できる。また、基板を
本体内に装着する際の組立性が向上するとともに、基板
の設計上の制約を少なくできる。
【0125】本発明の請求項15の炊飯器は、前記請求
項14の構成に加えて、前記電気絶縁物部材は、鍋を収
容する鍋収容部の外底部に備えた加熱手段の外面を覆う
部材であることを特徴とし、この場合は、専用の部材に
突起を形成する必要がなく、本体内部の構造の簡素化を
実現できる。
【0126】本発明の請求項16の炊飯器は、前記請求
項14の構成に加えて、前記電気絶縁物部材は、鍋を収
容する鍋収容部の外底部に備えた加熱手段の外側にある
フェライトコアを覆う部材であることを特徴とし、この
場合は、専用の部材に突起を形成する必要がなく、本体
内部の構造の簡素化を実現できる。
【0127】本発明の請求項17の炊飯器は、前記請求
項14の構成に加えて、前記突起にねじ止め用のねじ孔
を設け、前記本体底部を形成する底板部材に該本体の内
方に突出する凹部を形成し、前記凹部に前記ねじ孔に対
応したねじ挿通孔を形成し、前記ねじ挿通孔側から挿入
され、前記突起に設けた前記ねじ孔に螺合して前記本体
に前記底板部材を固定するねじ部材を設けたものであ
り、この場合は、底板部材のねじ止め位置をバランス良
く配置してねじ止めすることができる。また、製品を分
解する際に基板が本体から脱落することがなく、分解性
が向上する。
【0128】本発明の請求項18の炊飯器は、前記請求
項17の構成に加えて、前記凹部を前記底板部材最下部
の略水平面に配置したものであり、この場合は凹部の凹
みが外観上露出せず、体裁がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の炊飯器の第1実施例を示す炊飯器の全
体断面図である。
【図2】同上底板および加熱基板を外した状態の底面図
である。
【図3】同上フェライトカバー単体の底面図である。
【図4】同上図3のA−A線断面図である。
【図5】同上フェライトコアの底面図である。
【図6】同上フェライトコアの側面図である。
【図7】同上炊飯器の平面図である。
【図8】本発明の第2実施例を示す要部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 6 鍋 7 鍋収容部(保護枠) 11 加熱コイル(加熱手段) 12 コイルカバー(加熱手段カバー,加熱手段の外面を
覆う部材) 13 鍋温度検出センサ(鍋温度検出手段) 15 加熱基板(基板) 17 スイッチング素子(電装部品) 23 温度ヒューズ(温度感応素子) 31 フェライトコア 32 フェライトカバー(固定部材,取付部材,一体の部
材,電気絶縁部材,フェライトコアを覆う部材) 33 凸部(段部) 34 凹部(段部) 45 カバー部材(難燃性部材) 111 孔 112 ねじ孔ボス(突起) 113 凹部 114 止めねじ(ねじ部材) 115 ねじ挿通孔
フロントページの続き (72)発明者 諸田 博 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 ホームテクノ株式会社内 (72)発明者 渡邊 卓也 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 ホームテクノ株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA02 AA09 BA15 BA29 CA02 CA16 CA64 CA68 CA71 CB03 CB11 CC04 CC24 CC26 CD02 CD55 DA02 DB14 DB21

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋と、前記鍋を収容する鍋収容部と、前
    記鍋収容部の外面に配置した加熱手段と、前記鍋の温度
    を検出する鍋温度検出手段と、前記加熱手段の外面に配
    置した電気絶縁物からなる加熱手段カバーと、前記加熱
    手段カバーの外面に放射状に配置した複数のフェライト
    コアと、前記フェライトコアの外面に配置した電気絶縁
    物からなるフェライトカバーとを備え、前記加熱手段カ
    バーと前記フェライトカバーとの間に前記フェライトコ
    アを狭持するとともに、前記鍋収容部と前記フェライト
    カバーとの間に前記鍋温度検出手段を狭持したことを特
    徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記鍋収容部の外面に温度感応素子を配
    置し、前記鍋収容部と前記フェライトカバーとの間に前
    記温度感応素子を狭持したことを特徴とする請求項1記
    載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 鍋と、前記鍋を収容する保護枠と、前記
    鍋の底部外面に圧接するように前記保護枠の底部中央に
    取付部材を介して取付けた鍋温度検出手段と、前記保護
    枠の下部外面に配置した加熱手段と、前記加熱手段を前
    記保護枠とで狭持する加熱手段カバーと、前記加熱手段
    カバーの外方に放射状に複数本配設され、かつ合成樹脂
    などで一体形成していないフェライトコアと、前記フェ
    ライトコアを固定する固定部材とを備え、前記取付部材
    と前記固定部材は一体の部材で形成されることを特徴と
    する炊飯器。
  4. 【請求項4】 前記一体の部材により前記保護枠に圧接
    して配置した温度感応素子を備えたことを特徴とする請
    求項3記載の炊飯器。
  5. 【請求項5】 前記取付部材と前記温度感応素子との間
    に難燃性部材を介在させたことを特徴とする請求項4記
    載の炊飯器。
  6. 【請求項6】 鍋と、前記鍋を収容する鍋収容部と、前
    記鍋収容部の外面に配置した加熱手段と、前記加熱手段
    の外面に配置した電気絶縁物からなる加熱手段カバー
    と、前記加熱手段カバーの外面に放射状に配置した複数
    のフェライトコアと、前記フェライトコアの外面に配置
    した電気絶縁物からなるフェライトカバーとを備え、前
    記フェライトコアの外面に段部を設け、この段部が中に
    位置するように前記加熱手段カバーと前記フェライトカ
    バーとの間に前記フェライトコアを狭持したことを特徴
    とする炊飯器。
  7. 【請求項7】 前記段部を前記フェライトコアの側面に
    形成したことを特徴とする請求項6記載の炊飯器。
  8. 【請求項8】 前記段部は前記フェライトコアの両側面
    に対向して非対称に凸部と凹部を形成したものであるこ
    とを特徴とする請求項7記載の炊飯器。
  9. 【請求項9】 鍋と、前記鍋を収容する鍋収容部と、前
    記鍋収容部の外面に配置した加熱手段と、前記加熱手段
    の外面に配置した電気絶縁物からなる加熱手段カバー
    と、前記加熱手段カバーの外面に配置したフェライトコ
    アと、前記フェライトコアの外面に配置した電気絶縁物
    からなる弾性変形可能なフェライトカバーとを備え、前
    記フェライトカバーにて前記フェライトコアを前記加熱
    手段カバーとの間に狭持したことを特徴とする炊飯器。
  10. 【請求項10】 前記フェライトカバーにより前記フェ
    ライトコアの外面の略全体を覆うように構成したことを
    特徴とする請求項9記載の炊飯器。
  11. 【請求項11】 前記鍋収容部の外底部に位置する前記
    フェライトコアの外底面に前記フェライトカバーを配置
    し、前記フェライトカバーの外下部にこのフェライトカ
    バーと近接して基板を配置したことを特徴とする請求項
    9記載の炊飯器。
  12. 【請求項12】 前記鍋収容部の外底部に位置して、前
    記フェライトカバーを前記鍋収容部または前記加熱手段
    カバーにねじ止めし、前記フェライトカバーの上端部を
    前記加熱手段カバーに係合したことを特徴とする請求項
    9記載の炊飯器。
  13. 【請求項13】 前記フェライトカバーの内面に前記フ
    ェライトコアを仮固定する弾性爪部を形成したことを特
    徴とする請求項9記載の炊飯器。
  14. 【請求項14】 電装部品を備えた基板を本体の内底部
    に収容し、前記基板に孔を形成するとともに、前記孔に
    対応してこの孔に挿入可能な突起を前記基板の上方に備
    えた電気絶縁物部材に形成したことを特徴とする炊飯
    器。
  15. 【請求項15】 前記電気絶縁物部材は、鍋を収容する
    鍋収容部の外底部に備えた加熱手段の外面を覆う部材で
    あることを特徴とする請求項14記載の炊飯器。
  16. 【請求項16】 前記電気絶縁物部材は、鍋を収容する
    鍋収容部の外底部に備えた加熱手段の外側にあるフェラ
    イトコアを覆う部材であることを特徴とする請求項14
    記載の炊飯器。
  17. 【請求項17】 前記突起にねじ止め用のねじ孔を設
    け、前記本体底部を形成する底板部材に該本体の内方に
    突出する凹部を形成し、前記凹部に前記ねじ孔に対応し
    たねじ挿通孔を形成し、前記ねじ挿通孔側から挿入さ
    れ、前記突起に設けた前記ねじ孔に螺合して前記本体に
    前記底板部材を固定するねじ部材を設けたことを特徴と
    する請求項14記載の炊飯器。
  18. 【請求項18】 前記凹部を前記底板部材最下部の略水
    平面に配置したことを特徴とする請求項17記載の炊飯
    器。
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Cited By (4)

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JP2008016371A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
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