JP2000210381A - 体外循環血液回路 - Google Patents
体外循環血液回路Info
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Abstract
させつつ血液濃縮器専用のポンプが不要で、血液濃縮器
を用いない場合にも柔軟に対応することができる体外循
環血液回路を提供する。 【解決手段】 血液リザーバ2と、血液のガス交換を行
う人工肺3と、人工肺3から血液の一部を血液リザーバ
2に還流させる還流路4と、還流路4内に介在される血
液濃縮器5とによって構成される体外循環血液回路1に
おいて、血液リザーバ2の側面に、還流路4が略直線状
となるよう、血液濃縮器5がその血液入口5aを人工肺
3の還流路側血液出口3aに対して近接されかつ血液濃
縮器5の血液出口5bを血液リザーバ2の還流路側血液
入口2aに対して近接された状態で支持する血液濃縮器
ホルダー6を設ける。
Description
交換を行う人工肺を有する体外循環血液回路に関する。
は、患者の心肺機能を代替させるために人工肺を有する
体外循環血液回路30が用いられる。体外循環血液回路
30は、図3に示すように、患者31の静脈から脱血さ
れた血液を一時貯留しておく血液リザーバ32と、血液
リザーバ32にポンプ33を介して接続されて、血液リ
ザーバ32から送り込まれる血液のガス交換を行って再
び患者31の体内に動脈血として送血する人工肺34
と、人工肺34によってガス交換を行われた血液のうち
の一部を血液リザーバ32に還流させる還流路35内に
介在されて還流される血液の濃縮を行う血液濃縮器36
とによって構成され、これらはそれぞれがチューブによ
って接続されることで血液のやりとりを行っている。な
お、人工肺34は、患者31の肺に代わって患者31の
血液のガス交換、すなわち血液中の炭酸ガスの除去と血
液への酸素の供給を行うものであり、人工肺34によっ
てガス交換を行われた血液のうち、還流路35を経由し
て血液リザーバ32に還流されるもの以外は、流量計3
7によってその流量を監視されながら、患者31の体内
に再び動脈血として送血される。血液濃縮器36は、患
者31の腎臓に代わって体外循環血液回路30内の患者
31の血液を濾過して、体外循環血液回路30を使用す
るために血液に添加される薬液等により薄められている
血液を適正な濃度に濃縮するものであって、これによっ
て血液が患者31の体内に戻された際に患者31の腎臓
にかかる負担を低減するものである。
は、患者31の血液を体外に取り出すという回路の性質
上、患者31に与える負担が大きいので、患者31から
取り出す血液、すなわち体外循環血液回路30内に使用
する患者31の血液の量をできるだけ少なくして患者3
1にかかる負担を低減させることが好ましい。そのた
め、体外循環血液回路30を構成する各部材への血液の
充填量を小さくするとともに、これら各部材間を接続す
るチューブを短くしてチューブ全体の充填量も少なくし
て、かつ血液濃縮器専用のポンプが不要で体外循環血液
回路30に使用される血液の量を少なくすることが望ま
れている。
6ー245997号公報に示されるように、人工肺の内
部に血液濃縮器を内蔵させて人工肺と血液濃縮器とを接
続するチューブを省略し、チューブに使用される血液の
量を減少させ血液濃縮器専用のポンプが不要の体外循環
血液回路が案出されているが、この場合には、血液濃縮
器が人工肺内に内蔵されていて取り外すことができない
ので、患者の状態や手術内容によって血液濃縮器を使用
する必要のない場合においても過剰設備を承知で使用し
なければならないという不都合があった。本発明は、上
記事情に鑑みてなされたもので、充填量を小さくして使
用する血液の量を減少させつつ、血液濃縮器専用のポン
プが不要を保ちつつ、血液濃縮器を用いない場合にも柔
軟に対応することができる体外循環血液回路を提供する
ことを目的とする。
血液回路においては、患者の体内から脱血される血液が
貯留される血液リザーバと、該血液リザーバにポンプを
介して接続されて前記血液リザーバより送り込まれる血
液のガス交換を行って再び患者の体内に送血する人工肺
と、該人工肺によってガス交換を行われた血液のうちの
一部を前記血液リザーバに還流させる還流路内に介在さ
れて前記還流される血液の濃縮を行う血液濃縮器とによ
って構成される体外循環血液回路において、前記還流路
が略直線状となるよう、前記血液濃縮器がその血液入口
を前記人工肺の還流路側血液出口に対して近接されかつ
前記血液濃縮器の血液出口を前記血液リザーバの還流路
側血液入口に対して近接された状態で、血液濃縮器ホル
ダーによって支持されることを特徴とする。
は、前記血液濃縮器ホルダーが、前記血液リザーバの側
部に機能上一体的に設けられていることを特徴とする。
は、前記血液濃縮器ホルダーが、前記血液リザーバまた
は人工肺を支持するホルダーに取り付けられていること
を特徴とする。このように構成される体外循環血液回路
によれば、血液濃縮器が血液濃縮器ホルダーによってそ
の血液入口を人工肺の還流路側血液出口に対して近接さ
れかつ血液濃縮器の血液出口を血液リザーバの還流路側
血液入口に対して近接された状態で支持されるので、還
流路が略直線状となり、還流路を構成するチューブ、す
なわち人工肺と血液濃縮器との間の接続に用いられるチ
ューブ、ならびに血液濃縮器と血液リザーバとの間の接
続に用いられるチューブを短くすることができ、体外循
環血液回路の内容積が減じられ、また血液濃縮器専用の
ポンプが不要となる。また、血液濃縮器をこれら血液リ
ザーバや人工肺に対して別体にすることができ、不要時
には血液濃縮器を取り外して使用することができる。
液循環回路の実施の形態について説明する。体外循環血
液回路1は、図1に示されるように、患者の体内から脱
血される血液が貯留される略箱形の血液リザーバ2と、
血液リザーバ2の下面に接続されるポンプ(図示せず)
によって血液リザーバ2より送り込まれる血液のガス交
換を行って再び患者の体内に送血する人工肺3と、人工
肺3によってガス交換を行われた血液のうちの一部を血
液リザーバ2に還流させる還流路4内に介在されて前記
還流される血液の濃縮を行う血液濃縮器5とによって構
成されるものであって、血液リザーバ2の側面には、還
流路4が略直線状となるよう、血液濃縮器5がその血液
入口5aを人工肺3の還流路側血液出口3aに対して近
接されかつ血液濃縮器5の血液出口5bを血液リザーバ
2の還流路側血液入口2aに対して近接された状態で支
持する血液濃縮器ホルダー6が一体的に形成されてい
る。なお、体外循環血液回路1に用いられるポンプとし
ては、通常、血液が通されるチューブが折れ曲がっても
回路内圧が上がらない安全性の高い遠心ポンプ、または
構造が簡単でありまた血液に動作部品が直接触れること
なく衛生的に血液の送出を行えるローラポンプが用いら
れる。
接続されて患者の静脈血が通されるチューブや輸血、輸
液、薬液注入のためのチューブが接続される接続口の他
に、還流路4を接続するための還流路側血液入口2aが
設けられており、血液リザーバ2の側面には、血液濃縮
器5を取り付けるための血液濃縮器ホルダー6が機能上
一体的に形成されている。人工肺3は、血液リザーバ2
からポンプによって送り込まれる血液のガス交換を行う
部分であって、ガス交換後の血液を患者の体内に送血す
るチューブが接続される接続口3bの他に、ガス交換後
の血液の一部を血液リザーバ2へ還流させる還流路4を
接続するための還流路側血液出口3aが設けられてい
る。なお、人工肺3には、体外循環血液回路1内に取り
出された血液を適正な温度に制御する熱交換器3cが設
けられている。
3aと血液リザーバ2の還流路側血液入口2aとの間を
血液濃縮器5を介在させた状態で接続して、人工肺3に
よってガス交換を行われた血液を、血液濃縮器5によっ
て濃縮して血液リザーバ2に還流するものである。血液
濃縮器5は、中空糸膜等より構成されたフィルタが内蔵
される略円筒形状の部材であって、一端に人工肺3の還
流路側血液出口3aとチューブTを介して接続される血
液入口5aが設けられ、他端には血液リザーバ2の還流
路側血液入口2aとチューブTを介して接続される血液
出口5bが設けられている。血液濃縮器5は、還流路4
が略直線状となるよう、その血液入口5aを人工肺3の
還流路側血液出口3aに対して近接されかつ血液濃縮器
5の血液出口5bを血液リザーバ2の還流路側血液入口
2aに対して近接された状態で、血液リザーバ2の側面
に機能上一体的に形成される血液濃縮器ホルダー6によ
って支持される。血液濃縮器5には血液出口5cがあ
り、血液出口5cには濾液回路5dが接続されており、
濾液回路5dには更に濾液量のおおむねの目盛りがつい
た濾液タンク5eがつながっている。
の使用法について説明する。まず、人工肺3の還流路側
血液出口3aと還流路4を構成する血液濃縮器5の血液
入口5aとを、また血液濃縮器5の血液出口5bと血液
リザーバ2の還流路側血液入口2aとをそれぞれチュー
ブTによって接続した状態で、還流路4が略直線状とな
るよう、血液濃縮器5を血液リザーバ2の血液濃縮器ホ
ルダー6に取り付ける。続いて、患者の静脈と血液リザ
ーバ2とを接続するとともに、人工肺3と患者の動脈と
を送血回路で接続し、その後に患者の静脈から脱血され
る静脈血を血液リザーバ2内に貯留する。次に、血液リ
ザーバ2内の血液をポンプによって人工肺3内へ導入
し、人工肺3によって血液のガス交換を行いつつ、人工
肺3内の熱交換器3Cによって血液の温度制御を行う。
続いて、人工肺3でガス交換された血液を、ポンプによ
って患者に送血及び還流路4に送出する。そして、還流
路4内に送出された血液を、還流路4内に配される血液
濃縮器5によって濃縮したのち、血液リザーバ2に還流
させる。なお、血液濃縮器5を必要としない場合には、
濾液回路5dを閉鎖するかまたは人工肺3の還流路側血
液出口3aと血液入口5aとの間のチューブTを閉鎖し
た状態で使用する。濾液量は、濾液タンク5eに付いて
いるおおむねの目盛りにより読み取ることができる。ま
た患者への送血流量は患者への送血ラインに付けた流量
計37(図3参照)で血液濃縮器5への血液量には関係
なく知ることができる。これにより血液濃縮器専用のポ
ンプも不要となる。
によれば、血液濃縮器5が、還流路4が略直線状となる
よう、その血液入口5aを人工肺3の還流路側血液出口
3aに対して近接されかつ血液濃縮器5の血液出口5b
を血液リザーバ2の還流路側血液入口2aに対して近接
された状態で、血液リザーバ2の側面に機能上一体的に
形成される血液濃縮器ホルダー6によって支持されてい
るので、還流路4に用いられるチューブTの長さを短縮
することができ、これによって還流路4の充填量を低減
して、体外循環血液回路1に使用される血液の量を低減
し、患者にかかる負担を低減することができる。また、
血液濃縮器5が血液リザーバ2や人工肺3に対して別体
に設けられているので、血液濃縮器5を使用しない場合
には、濾液回路5dを閉鎖するかまたは人工肺3の還流
路側血液出口3aと血液入口5aとの間のチューブTを
閉鎖した状態で使用することができ、使用する機器を少
なくして体外循環血液回路1の取り回しが向上する。ま
た、血液濃縮器専用のポンプも不要である。また、血液
濃縮器5を無駄に使用することがないので、使用の際に
かかるコストを低減することができる。また、血液濃縮
器ホルダー6が、血液リザーバ2の側部に機能上一体的
に設けられているので、体外循環血液回路1を組み立て
る際に血液濃縮器5の位置決めにかかる手間を省くこと
ができる。
ルダー6が、血液リザーバ2の側部に機能上一体的に形
成された例を用いたが、これに限られることなく、図2
に示すように、血液濃縮器ホルダー6aを体外循環血液
回路1の構成部材とは別体に設けて、血液リザーバ2を
支持する血液リザーバホルダー7に対してステー8を介
して取り付けても構わない。これによって、血液濃縮器
ホルダー6が、基本的に使い捨てである体外循環血液回
路1とは別体に設けることができ、血液濃縮ホルダー6
自体を何度も再利用することができ、体外循環血液回路
1を使用する際にかかるコストを削減することができ
る。
ば、血液濃縮器が血液濃縮器ホルダーによってその血液
入口を人工肺の還流路側血液出口に対して近接されかつ
血液濃縮器の血液出口を血液リザーバの還流路側血液入
口に対して近接された状態で支持されるので、還流路が
略直線状となり、還流路を構成するチューブ、すなわち
人工肺と血液濃縮器との間の接続に用いられるチュー
ブ、ならびに血液濃縮器と血液リザーバとの間の接続に
用いられるチューブを短くすることができ、これによっ
て還流路の充填量を低減して、体外循環血液回路に使用
される血液の量を低減し、患者にかかる負担を低減する
ことができる。また、血液濃縮器をこれら血液リザーバ
や人工肺に対して別体に設けられているので、不要時に
は血液濃縮器を取り外して使用することができ、使用す
る機器を少なくして体外循環血液回路の取り回しが向上
する。また、血液濃縮器を無駄に使用することがないの
で、使用の際にかかるコストを低減することができる。
また血液濃縮器専用のポンプが不要となる利点は保たれ
ている。
ば、血液濃縮器ホルダーが、血液リザーバの側部に機能
上一体的に設けられているので、体外循環血液回路を組
み立てる際に血液濃縮器の位置決めにかかる手間を省く
ことができる。
は、血液濃縮器ホルダーが、基本的に使い捨てである体
外循環血液回路とは別体に形成されているので、血液濃
縮ホルダー自体を何度も再利用することができる。
路の構成及び構造を説明する斜視図である。
路の他の実施例の構成及び構造を説明する斜視図であ
る。
明する回路図である。
ルダー 7 血液リザーバホルダー 8 ステー
Claims (3)
- 【請求項1】 患者の体内から脱血される血液が貯留さ
れる血液リザーバと、該血液リザーバにポンプを介して
接続されて前記血液リザーバより送り込まれる血液のガ
ス交換を行って再び患者の体内に送血する人工肺と、該
人工肺によってガス交換を行われた血液のうちの一部を
前記血液リザーバに還流させる還流路内に介在されて前
記還流される血液の濃縮を行う血液濃縮器とによって構
成される体外循環血液回路において、 前記還流路が略直線状となるよう、前記血液濃縮器がそ
の血液入口を前記人工肺の還流路側血液出口に対して近
接されかつ前記血液濃縮器の血液出口を前記血液リザー
バの還流路側血液入口に対して近接された状態で、血液
濃縮器ホルダーによって支持されることを特徴とする体
外循環血液回路。 - 【請求項2】 前記血液濃縮器ホルダーが、前記血液リ
ザーバの側部に機能上一体的に設けられていることを特
徴とする請求項1記載の体外循環血液回路。 - 【請求項3】 前記血液濃縮器ホルダーが、前記血液リ
ザーバまたは人工肺を支持するホルダーに取り付けられ
ていることを特徴とする請求項1または2に記載の体外
循環血液回路。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP01249199A JP4063988B2 (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 体外循環血液回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01249199A JP4063988B2 (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 体外循環血液回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000210381A true JP2000210381A (ja) | 2000-08-02 |
| JP4063988B2 JP4063988B2 (ja) | 2008-03-19 |
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ID=11806873
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01249199A Expired - Fee Related JP4063988B2 (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 体外循環血液回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4063988B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016043261A (ja) * | 2014-08-20 | 2016-04-04 | 泉工医科工業株式会社 | 血液循環システム |
| US11992594B2 (en) | 2014-08-20 | 2024-05-28 | Senko Medical Instrument Mfg. Co., Ltd. | Blood circulation system |
-
1999
- 1999-01-20 JP JP01249199A patent/JP4063988B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016043261A (ja) * | 2014-08-20 | 2016-04-04 | 泉工医科工業株式会社 | 血液循環システム |
| US10751463B2 (en) | 2014-08-20 | 2020-08-25 | Senko Medical Instrument Mfg. Co., Ltd. | Blood circulation system |
| US10786617B2 (en) | 2014-08-20 | 2020-09-29 | Senko Medical Instrument Mfg. Co., Ltd. | Blood circulation system |
| US11040132B2 (en) | 2014-08-20 | 2021-06-22 | Senko Medical Instrument Mfg. Co., Ltd. | Blood circulation system |
| US11141519B2 (en) | 2014-08-20 | 2021-10-12 | Senko Medical Instrument Mfg. Co., Ltd. | Blood circulation system |
| US11992594B2 (en) | 2014-08-20 | 2024-05-28 | Senko Medical Instrument Mfg. Co., Ltd. | Blood circulation system |
| US12268804B2 (en) | 2014-08-20 | 2025-04-08 | Senko Medical Instrument Mfg. Co., Ltd. | Blood circulation system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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