JP2000210666A - 殺菌力を有する水の製造方法及び製造装置 - Google Patents
殺菌力を有する水の製造方法及び製造装置Info
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- JP2000210666A JP2000210666A JP11012199A JP1219999A JP2000210666A JP 2000210666 A JP2000210666 A JP 2000210666A JP 11012199 A JP11012199 A JP 11012199A JP 1219999 A JP1219999 A JP 1219999A JP 2000210666 A JP2000210666 A JP 2000210666A
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- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価で、人体や器具類など対象物の種類を問
わず適用でき、安全であり、かつ使用中の煩雑な操作が
必要なく半永久的に使用できる、殺菌力を有する水の製
造方法及び該方法に使用する製造装置を提供すること。 【解決手段】 表面にポリアニリンを付着させた導電性
多孔体からなる陰極と、チタン繊維の集合体からなる陽
極とを備えた電解槽において、浄水中にスーパーオキシ
ド又は過酸化水素を発生させ、上記電解槽と貯水槽との
間で、上記スーパーオキシド又は上記過酸化水素の濃度
を高め、かつ維持するように循環させつゝ通電すること
により、殺菌力を有する水を製造する。
わず適用でき、安全であり、かつ使用中の煩雑な操作が
必要なく半永久的に使用できる、殺菌力を有する水の製
造方法及び該方法に使用する製造装置を提供すること。 【解決手段】 表面にポリアニリンを付着させた導電性
多孔体からなる陰極と、チタン繊維の集合体からなる陽
極とを備えた電解槽において、浄水中にスーパーオキシ
ド又は過酸化水素を発生させ、上記電解槽と貯水槽との
間で、上記スーパーオキシド又は上記過酸化水素の濃度
を高め、かつ維持するように循環させつゝ通電すること
により、殺菌力を有する水を製造する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手や指、食材、食
器、調理用器具、医療用器具等の殺菌洗浄に用いられ
る、殺菌力を有する水の製造方法及び該方法に使用する
製造装置に関する。
器、調理用器具、医療用器具等の殺菌洗浄に用いられ
る、殺菌力を有する水の製造方法及び該方法に使用する
製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】食堂や病院等において、手や指、食材、
食器、調理用器具、医療用器具等を殺菌洗浄する際に
は、従来、熱湯による煮沸消毒や、ヨード、アルコー
ル、硼酸、オキシドール等の殺菌剤による殺菌が行われ
ている。しかし、煮沸による方法は、沸騰させるための
消費エネルギーが大きいこと、熱源の管理が煩雑である
こと、手や指等の人体に対しては適用できないこと等の
欠点があり、殺菌剤を使用する方法は、殺菌剤の種類に
よって用途が限定され、また、それを運搬したり、分割
(小分け)したりする取扱の時に危険を伴うこともあ
り、大量に使用すると人体や環境に悪影響を及ぼすとい
う問題点がある。
食器、調理用器具、医療用器具等を殺菌洗浄する際に
は、従来、熱湯による煮沸消毒や、ヨード、アルコー
ル、硼酸、オキシドール等の殺菌剤による殺菌が行われ
ている。しかし、煮沸による方法は、沸騰させるための
消費エネルギーが大きいこと、熱源の管理が煩雑である
こと、手や指等の人体に対しては適用できないこと等の
欠点があり、殺菌剤を使用する方法は、殺菌剤の種類に
よって用途が限定され、また、それを運搬したり、分割
(小分け)したりする取扱の時に危険を伴うこともあ
り、大量に使用すると人体や環境に悪影響を及ぼすとい
う問題点がある。
【0003】また、最近では、食塩水を電気分解して強
酸化水を作り、この水を用いて殺菌洗浄する方法が提案
されている。しかし、この方法は、強酸化水のpHが極
端に低いため、手が荒れたり、器具が錆びたりする欠点
があり、また、使用中に食塩を添加する必要があり煩わ
しいこと、有機物が共存すると殺菌力が低下すること等
の問題もある。
酸化水を作り、この水を用いて殺菌洗浄する方法が提案
されている。しかし、この方法は、強酸化水のpHが極
端に低いため、手が荒れたり、器具が錆びたりする欠点
があり、また、使用中に食塩を添加する必要があり煩わ
しいこと、有機物が共存すると殺菌力が低下すること等
の問題もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の技
術では、殺菌洗浄するエネルギーコストが高いこと、熱
源の管理が煩雑であること、殺菌剤が場合によっては人
体に有害であること等の問題があり、また電解強酸化水
法においては、手や指の荒れ、器具の錆、食塩添加の煩
雑さ、あるいは有機物混在による殺菌力低下等、様々な
問題点がある。
術では、殺菌洗浄するエネルギーコストが高いこと、熱
源の管理が煩雑であること、殺菌剤が場合によっては人
体に有害であること等の問題があり、また電解強酸化水
法においては、手や指の荒れ、器具の錆、食塩添加の煩
雑さ、あるいは有機物混在による殺菌力低下等、様々な
問題点がある。
【0005】そこで本発明は、上述の従来技術の問題点
を解消し、安価で、人体や器具類など対象物の種類を問
わず適用でき、安全であり、かつ使用中の煩雑な操作が
必要なく半永久的に使用できる、殺菌力を有する水の製
造方法及び該方法に使用する製造装置を提供するもので
ある。
を解消し、安価で、人体や器具類など対象物の種類を問
わず適用でき、安全であり、かつ使用中の煩雑な操作が
必要なく半永久的に使用できる、殺菌力を有する水の製
造方法及び該方法に使用する製造装置を提供するもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の殺菌力を有する水の製造方法は、表面に
ポリアニリンを付着させた導電性多孔体からなる陰極
と、チタン繊維の集合体からなる陽極とを備えた電解槽
において、浄水中にスーパーオキシド又は過酸化水素を
発生させ、上記電解槽と貯水槽との間で、上記スーパー
オキシド又は上記過酸化水素の濃度を高め、かつ維持す
るように循環させつゝ通電することを特徴とする。ま
た、スーパーオキシド等を発生させるために消費される
ポリアニリンは、電極に還元電流を供給することにより
再生できるため、半永久的にスーパーオキシド等を発生
させることができる。
めに、本発明の殺菌力を有する水の製造方法は、表面に
ポリアニリンを付着させた導電性多孔体からなる陰極
と、チタン繊維の集合体からなる陽極とを備えた電解槽
において、浄水中にスーパーオキシド又は過酸化水素を
発生させ、上記電解槽と貯水槽との間で、上記スーパー
オキシド又は上記過酸化水素の濃度を高め、かつ維持す
るように循環させつゝ通電することを特徴とする。ま
た、スーパーオキシド等を発生させるために消費される
ポリアニリンは、電極に還元電流を供給することにより
再生できるため、半永久的にスーパーオキシド等を発生
させることができる。
【0007】また本発明は、 上記の製造方法において、
毎分少なくとも貯水量の5vol%以上を循環させつゝ
1回の循環で浄水の1cm3 当たり少なくとも6×10
-5C以上を通電することを特徴とする。
毎分少なくとも貯水量の5vol%以上を循環させつゝ
1回の循環で浄水の1cm3 当たり少なくとも6×10
-5C以上を通電することを特徴とする。
【0008】さらに本発明は、上記の殺菌力を有する水
の製造方法に使用する装置であって、浄水を溜める貯水
槽と、表面にポリアニリンを付着させた導電性多孔体か
らなる陰極、及びチタン繊維の集合体からなる陽極を槽
本体内に配設した電解槽と、上記陰極及び上記陽極に電
流を与える電源と、上記電解槽で発生させるスーパーオ
キシド又は過酸化水素の濃度を高め、かつ所望の濃度を
維持するように上記貯水槽に循環させるポンプとを具備
することを特徴とする。
の製造方法に使用する装置であって、浄水を溜める貯水
槽と、表面にポリアニリンを付着させた導電性多孔体か
らなる陰極、及びチタン繊維の集合体からなる陽極を槽
本体内に配設した電解槽と、上記陰極及び上記陽極に電
流を与える電源と、上記電解槽で発生させるスーパーオ
キシド又は過酸化水素の濃度を高め、かつ所望の濃度を
維持するように上記貯水槽に循環させるポンプとを具備
することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明で用いる電解槽に備える陰極として
は、表面にポリアニリンを付着させた導電性多孔体から
なる陰極が用いられる。ここでポリアニリンとは、下記
式(1)、(2)、(3)、及び(4)で表される4種
の内の少なくとも1種を含む重合体である。
は、表面にポリアニリンを付着させた導電性多孔体から
なる陰極が用いられる。ここでポリアニリンとは、下記
式(1)、(2)、(3)、及び(4)で表される4種
の内の少なくとも1種を含む重合体である。
【0011】
【化1】
【0012】上記式(1)〜(4)において、重合度n
は、2〜5000、好ましくは10〜1000の範囲に
ある整数であり、xとyは、x+y=1及び0≦y≦
0.5を同時に満たす数である。また、上記式(1)及
び(3)において、A- は負イオンであり、その例とし
て、硫酸、過塩素酸、トリフルオロ酢酸、三フッ化ホウ
素、ポリアクリル酸、ポリスチレンスルホン酸、クレゾ
ールスルホン酸、樟脳スルホン酸、長鎖アルキルベンゼ
ンスルホン酸等の負イオンが挙げられる。
は、2〜5000、好ましくは10〜1000の範囲に
ある整数であり、xとyは、x+y=1及び0≦y≦
0.5を同時に満たす数である。また、上記式(1)及
び(3)において、A- は負イオンであり、その例とし
て、硫酸、過塩素酸、トリフルオロ酢酸、三フッ化ホウ
素、ポリアクリル酸、ポリスチレンスルホン酸、クレゾ
ールスルホン酸、樟脳スルホン酸、長鎖アルキルベンゼ
ンスルホン酸等の負イオンが挙げられる。
【0013】上述のポリアニリンは、酸化剤を用いる化
学的重合法あるいは電解重合法等によりアニリンモノマ
ーを重合させる従来公知の方法によって製造することが
できる。酸化剤を用いる化学的重合法によって製造した
場合、上記式(1)あるいは(3)で表されるようなド
ープ型ポリアニリンが得られ、それをアルカリを用いて
中和すると、上記式(2)あるいは(4)で表されるよ
うな脱ドープ型ポリアニリンが得られる。
学的重合法あるいは電解重合法等によりアニリンモノマ
ーを重合させる従来公知の方法によって製造することが
できる。酸化剤を用いる化学的重合法によって製造した
場合、上記式(1)あるいは(3)で表されるようなド
ープ型ポリアニリンが得られ、それをアルカリを用いて
中和すると、上記式(2)あるいは(4)で表されるよ
うな脱ドープ型ポリアニリンが得られる。
【0014】本発明において、ポリアニリンは図1に示
すように機能する。すなわち、浄水中に含まれている酸
素(O2 )がポリアニリンに接触すると、スーパーオキ
シド(・O2 - )に還元される。なお、ここでいうスー
パーオキシドとは、スーパーオキシドアニオンあるいは
スーパーオキシドアニオンラジカルとも呼ばれ、殺菌力
を有する。そして、この酸素(O2 )の還元に寄与した
ポリアニリン中の繰り返し単位における還元型構造のア
ニリンの2量体(a)は、一旦酸化型構造のアニリンの
2量体(b)になるが、電極(陰極)に流される還元電
流によって、再び酸素(O2 )の還元を行い得る状態
(還元型構造のアニリン2量体を含む状態)に再生され
ることとなり、実質的に半永久的にスーパーオキシドを
発生させることができる。また、スーパーオキシドは反
応性に富むため、水と反応して過酸化水素を生成する。
この過酸化水素も殺菌洗浄に利用することができる。な
お、図1は、ポリアニリンの内、脱ドープ型ポリアニリ
ンを例としたものであり、図1に示す式中、n、x、及
びyは、上記式(2)及び(4)と同様である。
すように機能する。すなわち、浄水中に含まれている酸
素(O2 )がポリアニリンに接触すると、スーパーオキ
シド(・O2 - )に還元される。なお、ここでいうスー
パーオキシドとは、スーパーオキシドアニオンあるいは
スーパーオキシドアニオンラジカルとも呼ばれ、殺菌力
を有する。そして、この酸素(O2 )の還元に寄与した
ポリアニリン中の繰り返し単位における還元型構造のア
ニリンの2量体(a)は、一旦酸化型構造のアニリンの
2量体(b)になるが、電極(陰極)に流される還元電
流によって、再び酸素(O2 )の還元を行い得る状態
(還元型構造のアニリン2量体を含む状態)に再生され
ることとなり、実質的に半永久的にスーパーオキシドを
発生させることができる。また、スーパーオキシドは反
応性に富むため、水と反応して過酸化水素を生成する。
この過酸化水素も殺菌洗浄に利用することができる。な
お、図1は、ポリアニリンの内、脱ドープ型ポリアニリ
ンを例としたものであり、図1に示す式中、n、x、及
びyは、上記式(2)及び(4)と同様である。
【0015】ポリアニリンを付着させる導電性多孔体と
しては、その表面にポリアニリンが付着し易く、腐食性
がなく、通電により損傷したり、分解したり、あるいは
不要な化学反応を起こすことのない化学的にも電気的に
も安定な材質であれば適用可能である。かかる導電性多
孔体の例としては、炭素繊維クロス(織布)、炭素繊維
不織布、炭素繊維フェルト、炭素繊維紙、炭素繊維マッ
ト、炭素繊維糸の巻物、あるいは多数の連続孔を有する
炭素材立体成形物等が挙げられる。炭素繊維は、導電性
に優れ、毒性がなく、イオンや水酸化物を生成せず、通
常の金属のような腐食性がなく、繊維状なので表面積が
大きく、比較的安価で、さらに電極を形成する場合にそ
の加工が容易である等、電極材料として最も好ましい材
料の一つである。多孔体とすることにより、ポリアニリ
ンが付着する表面積が大きくなり、浄水の循環が円滑に
なるため好ましい。
しては、その表面にポリアニリンが付着し易く、腐食性
がなく、通電により損傷したり、分解したり、あるいは
不要な化学反応を起こすことのない化学的にも電気的に
も安定な材質であれば適用可能である。かかる導電性多
孔体の例としては、炭素繊維クロス(織布)、炭素繊維
不織布、炭素繊維フェルト、炭素繊維紙、炭素繊維マッ
ト、炭素繊維糸の巻物、あるいは多数の連続孔を有する
炭素材立体成形物等が挙げられる。炭素繊維は、導電性
に優れ、毒性がなく、イオンや水酸化物を生成せず、通
常の金属のような腐食性がなく、繊維状なので表面積が
大きく、比較的安価で、さらに電極を形成する場合にそ
の加工が容易である等、電極材料として最も好ましい材
料の一つである。多孔体とすることにより、ポリアニリ
ンが付着する表面積が大きくなり、浄水の循環が円滑に
なるため好ましい。
【0016】導電性多孔体の表面にポリアニリンを付着
させる方法としては、アニリンモノマーを上記化学的重
合法で重合させてポリアニリンの粉末を得、次いでその
粉末を接着剤を用いて導電性多孔体の表面に塗布する方
法、あるいは直接に導電性多孔体の表面に、アニリンモ
ノマーを上記電解重合法で重合させてポリアニリンの膜
を形成させる方法等がある。付着させるポリアニリンの
量は特に限定されないが、一般に導電性多孔体の重量に
対して0.1〜30重量%の範囲が適当である。また、
ポリアニリンの膜は、できるだけ導電性多孔体の表面全
体にその多孔性が失われないように薄く均一に付着させ
ることが望ましい。しかし、薄すぎると膜の強度が小さ
くなり、脱落してしまう危険がある。一方、厚すぎると
製造コストが高くなり、電流の流れが悪くなってポリア
ニリンの酸化型から還元型への再生がし難くなり、また
多孔体の空隙(細孔)が狭められて浄水の循環が阻害さ
れる。一般に、好ましい膜厚は0.1〜10μmの範囲
である。
させる方法としては、アニリンモノマーを上記化学的重
合法で重合させてポリアニリンの粉末を得、次いでその
粉末を接着剤を用いて導電性多孔体の表面に塗布する方
法、あるいは直接に導電性多孔体の表面に、アニリンモ
ノマーを上記電解重合法で重合させてポリアニリンの膜
を形成させる方法等がある。付着させるポリアニリンの
量は特に限定されないが、一般に導電性多孔体の重量に
対して0.1〜30重量%の範囲が適当である。また、
ポリアニリンの膜は、できるだけ導電性多孔体の表面全
体にその多孔性が失われないように薄く均一に付着させ
ることが望ましい。しかし、薄すぎると膜の強度が小さ
くなり、脱落してしまう危険がある。一方、厚すぎると
製造コストが高くなり、電流の流れが悪くなってポリア
ニリンの酸化型から還元型への再生がし難くなり、また
多孔体の空隙(細孔)が狭められて浄水の循環が阻害さ
れる。一般に、好ましい膜厚は0.1〜10μmの範囲
である。
【0017】本発明で用いる電解槽に備える陽極として
は、チタン繊維の集合体からなる陽極が用いられる。チ
タン繊維は、導電性に優れ、耐腐食性に優れ、通電によ
り損傷したり、分解したり、あるいは不要な化学反応を
起こすことが少なく、化学的にも電気的にも比較的安定
である。さらには比較的安価であり、加工がし易い材料
である。そして、これがチタン繊維の集合体を陽極とし
て用いる大きな理由であるが、チタン繊維は、炭素繊維
と同様に、表面積が大きく、陰極と陽極の面積バランス
を調整し易く、電極反応の効率の最も良い陰極と陽極の
面積バランスを容易にとることができる。したがって、
本発明に従えば、容易に電極反応の効率を向上させるこ
とができる。陽極に炭素繊維を用いることは、電圧が高
すぎたときに分解が起こる可能性があるので、好ましく
ない(陰極に用いる場合には問題ない)。
は、チタン繊維の集合体からなる陽極が用いられる。チ
タン繊維は、導電性に優れ、耐腐食性に優れ、通電によ
り損傷したり、分解したり、あるいは不要な化学反応を
起こすことが少なく、化学的にも電気的にも比較的安定
である。さらには比較的安価であり、加工がし易い材料
である。そして、これがチタン繊維の集合体を陽極とし
て用いる大きな理由であるが、チタン繊維は、炭素繊維
と同様に、表面積が大きく、陰極と陽極の面積バランス
を調整し易く、電極反応の効率の最も良い陰極と陽極の
面積バランスを容易にとることができる。したがって、
本発明に従えば、容易に電極反応の効率を向上させるこ
とができる。陽極に炭素繊維を用いることは、電圧が高
すぎたときに分解が起こる可能性があるので、好ましく
ない(陰極に用いる場合には問題ない)。
【0018】また、陽極にチタンの多孔板を用いること
は、チタン繊維に比べ表面積が小さくなり、電流が流れ
にくくなり、その結果反応効率が低下したり、チタン繊
維に比べて加工性が悪くなり、電極構造が制限され、そ
の結果効率的な装置が設計できず、コストが高くなる等
の問題がある。
は、チタン繊維に比べ表面積が小さくなり、電流が流れ
にくくなり、その結果反応効率が低下したり、チタン繊
維に比べて加工性が悪くなり、電極構造が制限され、そ
の結果効率的な装置が設計できず、コストが高くなる等
の問題がある。
【0019】陽極を構成するチタン繊維としては特開平
4−93123号公報に記載された切削法で製造された
ものが好ましく用いられる。すなわち、切削法とは、具
体的には薄肉のチタン板をコイル状に巻き、それを回転
しつつ、巻き付けた端面を切削刃で周方向に切削して、
連続した束状のチタン繊維を製造するものである。また
陽極とするチタン繊維の集合体の構造としては、必要に
応じ、クロス(織布)状、フェルト状、不織布状、マッ
ト状等任意の構造とすることができる。
4−93123号公報に記載された切削法で製造された
ものが好ましく用いられる。すなわち、切削法とは、具
体的には薄肉のチタン板をコイル状に巻き、それを回転
しつつ、巻き付けた端面を切削刃で周方向に切削して、
連続した束状のチタン繊維を製造するものである。また
陽極とするチタン繊維の集合体の構造としては、必要に
応じ、クロス(織布)状、フェルト状、不織布状、マッ
ト状等任意の構造とすることができる。
【0020】以上の陰極及び陽極を備えた電解槽に浄水
を導入し、通電することにより、浄水中にスーパーオキ
シド又は過酸化水素を発生させる。ここでいう浄水に
は、一般家庭、工場、病院、学校等で通常用いられる、
水道水、地下水、工業用水等の上水の他、蒸留水、イオ
ン交換水等の精製水が含まれる。
を導入し、通電することにより、浄水中にスーパーオキ
シド又は過酸化水素を発生させる。ここでいう浄水に
は、一般家庭、工場、病院、学校等で通常用いられる、
水道水、地下水、工業用水等の上水の他、蒸留水、イオ
ン交換水等の精製水が含まれる。
【0021】スーパーオキシド等を発生させるために消
費する酸素は、浄水中に溶存する酸素で十分であるが、
加えて、陰極付近に酸素又は酸素を含む空気を吹き込ん
でも良い。このようにすると溶存酸素が増加し、反応効
率が向上する。
費する酸素は、浄水中に溶存する酸素で十分であるが、
加えて、陰極付近に酸素又は酸素を含む空気を吹き込ん
でも良い。このようにすると溶存酸素が増加し、反応効
率が向上する。
【0022】そして本発明は、上記スーパーオキシド又
は過酸化水素を殺菌可能な濃度にまで高め、かつその状
態を維持するように、上記電解槽と貯水槽との間で循環
させつゝ通電することを特徴とする。
は過酸化水素を殺菌可能な濃度にまで高め、かつその状
態を維持するように、上記電解槽と貯水槽との間で循環
させつゝ通電することを特徴とする。
【0023】循環させる際の流速は、浄水中にスーパー
オキシド又は過酸化水素を蓄積でき、また循環を繰り返
すことにより殺菌可能な濃度にまで高めることができる
程度に速いことが必要である。具体的には、毎分少なく
とも貯水量の5vol%以上を循環させることが好まし
い。5vol%未満であるとスーパーオキシドの消滅が
勝るため蓄積できないか、又は殺菌可能な濃度に達する
まで長時間を要し実用的でない。
オキシド又は過酸化水素を蓄積でき、また循環を繰り返
すことにより殺菌可能な濃度にまで高めることができる
程度に速いことが必要である。具体的には、毎分少なく
とも貯水量の5vol%以上を循環させることが好まし
い。5vol%未満であるとスーパーオキシドの消滅が
勝るため蓄積できないか、又は殺菌可能な濃度に達する
まで長時間を要し実用的でない。
【0024】通電は、ポリアニリンの酸化型から還元型
への再生が安定して行われ、かつ蓄積可能な量のスーパ
ーオキシドを発生させるのに必要な電流を印加して行
う。具体的な電流値としては、0.01〜100μA・
cm-2程度とすることが好ましい。これ以上にすると、
水自身の電解反応が起こって有害なガスを発生するため
不適である。
への再生が安定して行われ、かつ蓄積可能な量のスーパ
ーオキシドを発生させるのに必要な電流を印加して行
う。具体的な電流値としては、0.01〜100μA・
cm-2程度とすることが好ましい。これ以上にすると、
水自身の電解反応が起こって有害なガスを発生するため
不適である。
【0025】また1回の循環において通電する量を電気
量で示せば、浄水の1cm3 当たり少なくとも6×10
-5C以上であることが好ましい。これ以下であると、ス
ーパーオキシド等が蓄積できないか、又は殺菌可能な濃
度に達するまで長時間を要し実用的でない。
量で示せば、浄水の1cm3 当たり少なくとも6×10
-5C以上であることが好ましい。これ以下であると、ス
ーパーオキシド等が蓄積できないか、又は殺菌可能な濃
度に達するまで長時間を要し実用的でない。
【0026】循環させる時間は、流速や通電する量によ
って異なるが、30分以上とすることが好ましい。無
論、この時間は、スーパーオキシド等を殺菌洗浄に利用
できる濃度にまで高めるための必要最低限の時間であっ
て、これ以上循環させて殺菌力を維持することもでき
る。
って異なるが、30分以上とすることが好ましい。無
論、この時間は、スーパーオキシド等を殺菌洗浄に利用
できる濃度にまで高めるための必要最低限の時間であっ
て、これ以上循環させて殺菌力を維持することもでき
る。
【0027】本発明で用いる電解槽の槽本体としては、
長期間の使用に耐え、電気絶縁性の材質が好ましく、一
般に合成樹脂製のものが用いられる。またその外形は、
循環させる浄水の導入口及び排出口の位置や、槽本体内
の電極の配置等によって適宜選択することができ、具体
例としては、箱状、円筒状等が挙げられる。
長期間の使用に耐え、電気絶縁性の材質が好ましく、一
般に合成樹脂製のものが用いられる。またその外形は、
循環させる浄水の導入口及び排出口の位置や、槽本体内
の電極の配置等によって適宜選択することができ、具体
例としては、箱状、円筒状等が挙げられる。
【0028】この槽本体内に上記の陰極及び陽極が通常
所定間隔を空けて配設されるが、必要に応じて、この両
極を絶縁するために、この両極間にセパレーターを設け
てもよい。このセパレーターとしては、例えばガラス繊
維クロス、電気絶縁性の有機高分子多孔膜、セラミック
多孔膜等が用いられる。有機高分子多孔膜の中では、超
高分子ポリエチレンの多孔膜が、膜の強度が高く、破損
し難く、化学的にも電気的にも安定であり、孔のサイズ
や空孔率を調整し易く、膜の大きさや厚さも自由に選択
して成形できるので、最も好ましく用いられる。
所定間隔を空けて配設されるが、必要に応じて、この両
極を絶縁するために、この両極間にセパレーターを設け
てもよい。このセパレーターとしては、例えばガラス繊
維クロス、電気絶縁性の有機高分子多孔膜、セラミック
多孔膜等が用いられる。有機高分子多孔膜の中では、超
高分子ポリエチレンの多孔膜が、膜の強度が高く、破損
し難く、化学的にも電気的にも安定であり、孔のサイズ
や空孔率を調整し易く、膜の大きさや厚さも自由に選択
して成形できるので、最も好ましく用いられる。
【0029】以下、本発明に用いる電解槽の好適な構造
例を説明する。
例を説明する。
【0030】本発明における電解槽の第1の実施態様
は、電解槽本体に浄水の導入口及び排出口を互いに離れ
る位置に備え、上記導入口から上記排出口に循環する浄
水が順次通過しつゝ接触するように、上記槽本体内の上
記導入口側にポリアニリンを表面に付着させた導電性多
孔体からなる陰極と、上記槽本体内の上記排出口側にチ
タン繊維の集合体からなる陽極とをそれぞれ配設したも
のである。上記導入口及び排出口は、互いに離れる位置
に配置すれば良いが、その中でも、互いに対向する位置
に配置すれば、浄水が槽本体内を円滑に通過し易いため
好ましい。具体例としては、箱状槽本体の左右に設ける
場合、上下に設ける場合、あるいは円筒状槽本体の2つ
の底面に設ける場合等が挙げられる。
は、電解槽本体に浄水の導入口及び排出口を互いに離れ
る位置に備え、上記導入口から上記排出口に循環する浄
水が順次通過しつゝ接触するように、上記槽本体内の上
記導入口側にポリアニリンを表面に付着させた導電性多
孔体からなる陰極と、上記槽本体内の上記排出口側にチ
タン繊維の集合体からなる陽極とをそれぞれ配設したも
のである。上記導入口及び排出口は、互いに離れる位置
に配置すれば良いが、その中でも、互いに対向する位置
に配置すれば、浄水が槽本体内を円滑に通過し易いため
好ましい。具体例としては、箱状槽本体の左右に設ける
場合、上下に設ける場合、あるいは円筒状槽本体の2つ
の底面に設ける場合等が挙げられる。
【0031】図2は、上記第1の実施態様に係る電解槽
の一例の断面の概略図である。図2の電解槽1は、円筒
状槽本体(ポリプロピレン製)2内の下半部に、表面に
ポリアニリン膜を付着させた炭素繊維マットからなる円
柱状陰極3、その上半部にチタン繊維フェルトからなる
円柱状陽極4がそれぞれ配設されており、円筒状槽本体
2の底部に浄水の導入口5、その頂部に浄水の排出口6
が設けられており、浄水が導入口5を経て円筒状槽本体
2の底部に導入され、まず円柱状陰極3を通過し、次い
で円柱状陽極4を通過し、円筒状槽本体2の頂部から排
出口6を経て排出されるように構成されている。円柱状
陰極3及び円柱状陽極4にはそれぞれ電極端子(白金製
ワイヤー)7が設けられており、この各電極端子7に電
源(図示省略)から電流が供給される。図2の電解槽1
においては、槽本体2内に、上記陰極3及び陽極4の
他、陰極3と陽極4の間、陰極3の下面(導入口5側の
面)及び陽極4の上面(排出口6側の面)にそれぞれ円
板状セパレーター(ガラス繊維クロス製)8が設けられ
ており、さらに、陰極3の下面のセパレーター8の下、
及び陽極4の上面のセパレーター8の上にそれぞれ、円
板状多孔板(ポリプロピレン製)9を介して円板状フィ
ルター(ポリプロピレン繊維フェルト製)10が設けら
れている。浄水11は、貯水槽12からホース13を通
してポンプ14により導入口5を経て電解槽1に供給さ
れ、電解槽1中を通って排出口6から排出され、ホース
15を通して貯水槽12に循環する。なお、図2のよう
に陰極及び陽極をそれぞれ1つ配置した場合に限らず、
浄水の導入口から排出口の方向へ電極対を多層に設け
て、浄水が繰り返しポリアニリンに接触するようにして
も良い。
の一例の断面の概略図である。図2の電解槽1は、円筒
状槽本体(ポリプロピレン製)2内の下半部に、表面に
ポリアニリン膜を付着させた炭素繊維マットからなる円
柱状陰極3、その上半部にチタン繊維フェルトからなる
円柱状陽極4がそれぞれ配設されており、円筒状槽本体
2の底部に浄水の導入口5、その頂部に浄水の排出口6
が設けられており、浄水が導入口5を経て円筒状槽本体
2の底部に導入され、まず円柱状陰極3を通過し、次い
で円柱状陽極4を通過し、円筒状槽本体2の頂部から排
出口6を経て排出されるように構成されている。円柱状
陰極3及び円柱状陽極4にはそれぞれ電極端子(白金製
ワイヤー)7が設けられており、この各電極端子7に電
源(図示省略)から電流が供給される。図2の電解槽1
においては、槽本体2内に、上記陰極3及び陽極4の
他、陰極3と陽極4の間、陰極3の下面(導入口5側の
面)及び陽極4の上面(排出口6側の面)にそれぞれ円
板状セパレーター(ガラス繊維クロス製)8が設けられ
ており、さらに、陰極3の下面のセパレーター8の下、
及び陽極4の上面のセパレーター8の上にそれぞれ、円
板状多孔板(ポリプロピレン製)9を介して円板状フィ
ルター(ポリプロピレン繊維フェルト製)10が設けら
れている。浄水11は、貯水槽12からホース13を通
してポンプ14により導入口5を経て電解槽1に供給さ
れ、電解槽1中を通って排出口6から排出され、ホース
15を通して貯水槽12に循環する。なお、図2のよう
に陰極及び陽極をそれぞれ1つ配置した場合に限らず、
浄水の導入口から排出口の方向へ電極対を多層に設け
て、浄水が繰り返しポリアニリンに接触するようにして
も良い。
【0032】本発明における電解槽の第2の実施態様
は、電解槽本体に浄水の導入口を備え、上記槽本体内
に、多孔体からなる筒状芯材を、その芯中空部が上記導
入口と連通するように備え、上記筒状芯材の外周に、ポ
リアニリンを表面に付着させた導電性多孔体からなる筒
状陰極と、筒状セパレーターと、チタン繊維の集合体か
らなる筒状陽極とを配設して筒状電極対を形成し、上記
槽本体に上記筒状電極対から流出する上記浄水の排出口
を備えたものである。すなわち、導入口から芯中空部に
導入された浄水は、筒状芯材の外部へ孔を通って流出
し、次いで筒状芯材の外周を取り巻く筒状電極対を通過
しつゝ該電極対に接触し、最後に電解槽の外部へ排出さ
れるように構成されていることが好ましい。
は、電解槽本体に浄水の導入口を備え、上記槽本体内
に、多孔体からなる筒状芯材を、その芯中空部が上記導
入口と連通するように備え、上記筒状芯材の外周に、ポ
リアニリンを表面に付着させた導電性多孔体からなる筒
状陰極と、筒状セパレーターと、チタン繊維の集合体か
らなる筒状陽極とを配設して筒状電極対を形成し、上記
槽本体に上記筒状電極対から流出する上記浄水の排出口
を備えたものである。すなわち、導入口から芯中空部に
導入された浄水は、筒状芯材の外部へ孔を通って流出
し、次いで筒状芯材の外周を取り巻く筒状電極対を通過
しつゝ該電極対に接触し、最後に電解槽の外部へ排出さ
れるように構成されていることが好ましい。
【0033】ここで上記筒状芯材の材質としては、絶縁
性で長期間の使用に耐えるものであれば用いることがで
き、具体的にはポリプロピレン、ポリエチレン、超高分
子量ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポ
リアミド、ポリエステル等が挙げられる。またその多孔
度は、浄水の流れを妨げない程度に適宜設定でき、具体
的には30〜70%(空隙の体積/芯材の見かけの体積
の比率)程度とすることが好ましい。また、上記筒状電
極対の外周面と電解槽の内周面との間や、導入口から芯
中空部までの間、あるいは筒状電極対の外周面から排出
口までの間等に空隙を設けることができる。これにより
浄水の流れが該空隙を介して行われるためより円滑に循
環する。さらに、排出口の位置は、上記筒状電極対から
流出した浄水を排出できれば特に限定されず、上記筒状
電極対の外周面に沿って槽本体に設けたり、その他の位
置であっても上記空隙を適当に設けることにより浄水を
その位置へ誘導できるため適用可能である。
性で長期間の使用に耐えるものであれば用いることがで
き、具体的にはポリプロピレン、ポリエチレン、超高分
子量ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポ
リアミド、ポリエステル等が挙げられる。またその多孔
度は、浄水の流れを妨げない程度に適宜設定でき、具体
的には30〜70%(空隙の体積/芯材の見かけの体積
の比率)程度とすることが好ましい。また、上記筒状電
極対の外周面と電解槽の内周面との間や、導入口から芯
中空部までの間、あるいは筒状電極対の外周面から排出
口までの間等に空隙を設けることができる。これにより
浄水の流れが該空隙を介して行われるためより円滑に循
環する。さらに、排出口の位置は、上記筒状電極対から
流出した浄水を排出できれば特に限定されず、上記筒状
電極対の外周面に沿って槽本体に設けたり、その他の位
置であっても上記空隙を適当に設けることにより浄水を
その位置へ誘導できるため適用可能である。
【0034】図3は、上記第2の実施態様に係る電解槽
の一例の断面の概略図である。図3の電解槽21は、円
筒状槽本体(ポリプロピレン製)22内の中心部に円筒
状多孔体からなる芯材(ポリプロピレン製)29、その
外周に炭素繊維糸を円筒状に巻いてその表面にポリアニ
リン膜を付着させてなる円筒状陰極23、その外周に円
筒状セパレーター(ガラス繊維クロス製)28、その外
周にチタン繊維スライバーを円筒状に巻いてなる円筒状
陽極24がそれぞれ配設されており、円筒状槽本体22
の底部に浄水の導入口25、その上部側面に浄水の排出
口26が設けられており、浄水が導入口25から円筒状
多孔体からなる芯材29の芯中空部の下部に導入され、
該芯中空部を上昇しながら円筒状陰極23、円筒状セパ
レーター28、円筒状陽極24を順次通過して、円筒状
槽本体22の上部側面の排出口26から排出されるよう
に構成されている。円筒状陰極23及び円筒状陽極24
にはそれぞれ電極端子(白金製ワイヤー)27が設けら
れており、この各電極端子27に電源(図示省略)から
電流が供給される。浄水11は、図2の場合と同様に、
貯水槽12からホース13を通してポンプ14により導
入口25を経て電解槽21に供給され、電解槽21中を
通って排出口26から排出され、ホース15を通して貯
水槽12に循環する。なお、図3のように筒状陰極、筒
状陽極、及び筒状セパレーターをそれぞれ1層づつ配設
した場合に限らず、電極対を同心軸状に多層に設けるこ
とによって浄水が繰り返しポリアニリンに接触するよう
にしても良い。
の一例の断面の概略図である。図3の電解槽21は、円
筒状槽本体(ポリプロピレン製)22内の中心部に円筒
状多孔体からなる芯材(ポリプロピレン製)29、その
外周に炭素繊維糸を円筒状に巻いてその表面にポリアニ
リン膜を付着させてなる円筒状陰極23、その外周に円
筒状セパレーター(ガラス繊維クロス製)28、その外
周にチタン繊維スライバーを円筒状に巻いてなる円筒状
陽極24がそれぞれ配設されており、円筒状槽本体22
の底部に浄水の導入口25、その上部側面に浄水の排出
口26が設けられており、浄水が導入口25から円筒状
多孔体からなる芯材29の芯中空部の下部に導入され、
該芯中空部を上昇しながら円筒状陰極23、円筒状セパ
レーター28、円筒状陽極24を順次通過して、円筒状
槽本体22の上部側面の排出口26から排出されるよう
に構成されている。円筒状陰極23及び円筒状陽極24
にはそれぞれ電極端子(白金製ワイヤー)27が設けら
れており、この各電極端子27に電源(図示省略)から
電流が供給される。浄水11は、図2の場合と同様に、
貯水槽12からホース13を通してポンプ14により導
入口25を経て電解槽21に供給され、電解槽21中を
通って排出口26から排出され、ホース15を通して貯
水槽12に循環する。なお、図3のように筒状陰極、筒
状陽極、及び筒状セパレーターをそれぞれ1層づつ配設
した場合に限らず、電極対を同心軸状に多層に設けるこ
とによって浄水が繰り返しポリアニリンに接触するよう
にしても良い。
【0035】本発明における電解槽の第3の実施態様
は、電解槽本体に浄水の導入口及び排出口を備え、上記
槽本体内に、チタン繊維の集合体からなる薄板状陽極の
両面へ、薄板状セパレーターを介し、表面にポリアニリ
ンを付着させた導電性多孔体からなる薄板状陰極を一体
化した板状電極ユニットを、上記浄水が上記板状電極ユ
ニットの間を蛇行して循環するように隔てて配設したも
のである。なお、上記薄板状の陽極、陰極、及びセパレ
ーターを一体化する方法は、浄水の循環をできるだけ妨
げないように、各々の材料の両側のみを接着剤で張り合
わせる方法、各々の材料を所定の形態にした後、両側の
みに接着剤を注入して、固定する方法などを適宜選択す
れば良い。また、槽本体内に配設する上記板状電極ユニ
ットは1枚でも良いし、複数枚でも良いが、浄水と陰極
をより効率的に接触させるため複数枚を用いることが好
ましい。さらに複数枚の板状電極ユニットは、槽本体内
に平行かつ互い違いに配設することが好ましい。以上の
ような構成にすることにより、電解槽を大型化すること
なく、導入口から排出口までの長距離にわたって浄水を
ポリアニリンと接触させることができる。
は、電解槽本体に浄水の導入口及び排出口を備え、上記
槽本体内に、チタン繊維の集合体からなる薄板状陽極の
両面へ、薄板状セパレーターを介し、表面にポリアニリ
ンを付着させた導電性多孔体からなる薄板状陰極を一体
化した板状電極ユニットを、上記浄水が上記板状電極ユ
ニットの間を蛇行して循環するように隔てて配設したも
のである。なお、上記薄板状の陽極、陰極、及びセパレ
ーターを一体化する方法は、浄水の循環をできるだけ妨
げないように、各々の材料の両側のみを接着剤で張り合
わせる方法、各々の材料を所定の形態にした後、両側の
みに接着剤を注入して、固定する方法などを適宜選択す
れば良い。また、槽本体内に配設する上記板状電極ユニ
ットは1枚でも良いし、複数枚でも良いが、浄水と陰極
をより効率的に接触させるため複数枚を用いることが好
ましい。さらに複数枚の板状電極ユニットは、槽本体内
に平行かつ互い違いに配設することが好ましい。以上の
ような構成にすることにより、電解槽を大型化すること
なく、導入口から排出口までの長距離にわたって浄水を
ポリアニリンと接触させることができる。
【0036】図4は、上記第3の実施態様に係る電解槽
の一例の断面の概略図である。図4の電解槽31は、箱
状槽本体(ポリプロピレン製)32内に、チタン繊維フ
ェルトからなる薄板状陽極34の両面へ、薄板状セパレ
ーター(多孔性超高分子量ポリエチレン製)38を介し
て、表面にポリアニリン膜を付着させた炭素繊維クロス
からなる薄板状陰極33を張り合わせた板状電極ユニッ
トXが複数枚(X1〜Xn)所定間隔を空けて平行に配
設されており、箱状槽本体32の上部の一方の面に浄水
の導入口35、その上部の他方の面に浄水の排出口36
が設けられており、浄水が導入口35から箱状槽本体3
2の一方の面の上部に導入され、まず箱状槽本体32の
内壁と板状電極ユニットX1の一方の面の間を下降し、
次いで板状電極ユニットX1の他方の面と板状電極ユニ
ットX2の一方の面の間を上昇し、次いで板状電極ユニ
ットX2の他方の面と板状電極ユニットX3の一方の面
の間を下降するというように、複数の板状電極ユニット
Xの間を複数回上下に蛇行して循環し、最後に箱状槽本
体32の上部の他方の面の排出口36から排出されるよ
うに構成されている。各板状電極ユニットXの陰極33
及び陽極34にはそれぞれ電極端子(白金製ワイヤー)
37が設けられており、この各電極端子37に電源(図
示省略)から電流が供給される。浄水11は、図2の場
合と同様に、貯水槽12からホース13を通してポンプ
14により導入口35を経て電解槽31に供給され、電
解槽31中を通って排出口36から排出され、ホース1
5を通して貯水槽12に循環する。
の一例の断面の概略図である。図4の電解槽31は、箱
状槽本体(ポリプロピレン製)32内に、チタン繊維フ
ェルトからなる薄板状陽極34の両面へ、薄板状セパレ
ーター(多孔性超高分子量ポリエチレン製)38を介し
て、表面にポリアニリン膜を付着させた炭素繊維クロス
からなる薄板状陰極33を張り合わせた板状電極ユニッ
トXが複数枚(X1〜Xn)所定間隔を空けて平行に配
設されており、箱状槽本体32の上部の一方の面に浄水
の導入口35、その上部の他方の面に浄水の排出口36
が設けられており、浄水が導入口35から箱状槽本体3
2の一方の面の上部に導入され、まず箱状槽本体32の
内壁と板状電極ユニットX1の一方の面の間を下降し、
次いで板状電極ユニットX1の他方の面と板状電極ユニ
ットX2の一方の面の間を上昇し、次いで板状電極ユニ
ットX2の他方の面と板状電極ユニットX3の一方の面
の間を下降するというように、複数の板状電極ユニット
Xの間を複数回上下に蛇行して循環し、最後に箱状槽本
体32の上部の他方の面の排出口36から排出されるよ
うに構成されている。各板状電極ユニットXの陰極33
及び陽極34にはそれぞれ電極端子(白金製ワイヤー)
37が設けられており、この各電極端子37に電源(図
示省略)から電流が供給される。浄水11は、図2の場
合と同様に、貯水槽12からホース13を通してポンプ
14により導入口35を経て電解槽31に供給され、電
解槽31中を通って排出口36から排出され、ホース1
5を通して貯水槽12に循環する。
【0037】本発明における電解槽の第4の実施態様
は、電解槽本体に浄水の導入口を備え、上記槽本体内
に、多孔体からなる筒状芯材を、その芯中空部が上記導
入口と連通するように備え、上記筒状芯材の外周に、チ
タン繊維の集合体からなる環状陽極と、環状セパレータ
ーと、表面にポリアニリン膜を付着させた導電性多孔体
からなる環状陰極とを、上記筒状芯材の長手方向に沿っ
て積層させ筒状電極集合体を形成し、上記槽本体に上記
筒状電極集合体から流出する上記浄水の排出口を備えた
ものである。すなわち、導入口から芯中空部に導入され
た浄水は、筒状芯材の外部へ孔を通って流出し、次いで
筒状芯材の外周を取り巻く筒状電極集合体を通過しつゝ
該電極集合体に接触し、最後に電解槽の外部へ排出され
るように構成されていることが好ましい。なお、筒状芯
材の材質や多孔度、電解槽中に空隙を設けること、及び
排出口の位置等については、上述した第2の態様の場合
と同様である。
は、電解槽本体に浄水の導入口を備え、上記槽本体内
に、多孔体からなる筒状芯材を、その芯中空部が上記導
入口と連通するように備え、上記筒状芯材の外周に、チ
タン繊維の集合体からなる環状陽極と、環状セパレータ
ーと、表面にポリアニリン膜を付着させた導電性多孔体
からなる環状陰極とを、上記筒状芯材の長手方向に沿っ
て積層させ筒状電極集合体を形成し、上記槽本体に上記
筒状電極集合体から流出する上記浄水の排出口を備えた
ものである。すなわち、導入口から芯中空部に導入され
た浄水は、筒状芯材の外部へ孔を通って流出し、次いで
筒状芯材の外周を取り巻く筒状電極集合体を通過しつゝ
該電極集合体に接触し、最後に電解槽の外部へ排出され
るように構成されていることが好ましい。なお、筒状芯
材の材質や多孔度、電解槽中に空隙を設けること、及び
排出口の位置等については、上述した第2の態様の場合
と同様である。
【0038】図5は、上記第4の実施態様に係る電解槽
の一例の断面の概略図である。図5の電解槽41は、円
筒状槽本体(ポリプロピレン製)42内に、円筒状多孔
体からなる芯材(ポリプロピレン製)49を芯として、
チタン繊維フェルトからなる環状陽極44、環状セパレ
ーター(多孔性超高分子量ポリエチレン製)48、表面
にポリアニリン膜を付着させた炭素繊維クロスからなる
環状陰極43を交互に複数枚積み重ねて円筒状電極集合
体Yが形成されており、電極集合体Yの外周と円筒状槽
本体42の内周の間に円筒状の空隙が設けられており、
円筒状槽本体42の底部に浄水の導入口45、その上部
側面に浄水の排出口46が設けられており、浄水が導入
口45から円筒状多孔体からなる芯材49の芯中空部の
下部に導入され、該芯中空部を上昇しながら円筒状電極
集合体Yを通過して、電極集合体Yの外周と円筒状槽本
体42の内周の間の円筒状の空隙に流入し、該空隙を上
昇して、円筒状槽本体42の上部側面の排出口46から
排出されるように構成されている。環状陰極43及び環
状陽極44にはそれぞれ電極端子(白金製ワイヤー)4
7が設けられており、この各電極端子47に電源(図示
省略)から電流が供給される。浄水11は、図2の場合
と同様に、貯水槽12からホース13を通してポンプ1
4により導入口45を経て電解槽41に供給され、電解
槽41中を通って排出口46から排出され、ホース15
を通して貯水槽12に循環する。
の一例の断面の概略図である。図5の電解槽41は、円
筒状槽本体(ポリプロピレン製)42内に、円筒状多孔
体からなる芯材(ポリプロピレン製)49を芯として、
チタン繊維フェルトからなる環状陽極44、環状セパレ
ーター(多孔性超高分子量ポリエチレン製)48、表面
にポリアニリン膜を付着させた炭素繊維クロスからなる
環状陰極43を交互に複数枚積み重ねて円筒状電極集合
体Yが形成されており、電極集合体Yの外周と円筒状槽
本体42の内周の間に円筒状の空隙が設けられており、
円筒状槽本体42の底部に浄水の導入口45、その上部
側面に浄水の排出口46が設けられており、浄水が導入
口45から円筒状多孔体からなる芯材49の芯中空部の
下部に導入され、該芯中空部を上昇しながら円筒状電極
集合体Yを通過して、電極集合体Yの外周と円筒状槽本
体42の内周の間の円筒状の空隙に流入し、該空隙を上
昇して、円筒状槽本体42の上部側面の排出口46から
排出されるように構成されている。環状陰極43及び環
状陽極44にはそれぞれ電極端子(白金製ワイヤー)4
7が設けられており、この各電極端子47に電源(図示
省略)から電流が供給される。浄水11は、図2の場合
と同様に、貯水槽12からホース13を通してポンプ1
4により導入口45を経て電解槽41に供給され、電解
槽41中を通って排出口46から排出され、ホース15
を通して貯水槽12に循環する。
【0039】本発明における電解槽の第5の実施態様
は、電解槽本体に浄水の導入口を備え、上記槽本体内
に、多孔体からなる筒状芯材を、その芯中空部が上記導
入口と連通するように備え、上記筒状芯材の外周に、チ
タン繊維の集合体からなる陽極と、セパレーターと、表
面にポリアニリン膜を付着させた導電性多孔体からなる
陰極とを積層したものを巻き付けて渦巻状電極ユニット
を形成し、上記槽本体に上記渦巻状電極ユニットから流
出する上記浄水の排出口を備えたものである。すなわ
ち、導入口から芯中空部に導入された浄水は、筒状芯材
の外部へ孔を通って流出し、次いで筒状芯材の外周を取
り巻く渦巻状電極ユニットを通過しつゝ該電極ユニット
に接触し、最後に電解槽の外部へ排出されるように構成
されていることが好ましい。なお、筒状芯材の材質や多
孔度、電解槽中に空隙を設けること、及び排出口の位置
等については、上述した第2の態様の場合と同様であ
る。
は、電解槽本体に浄水の導入口を備え、上記槽本体内
に、多孔体からなる筒状芯材を、その芯中空部が上記導
入口と連通するように備え、上記筒状芯材の外周に、チ
タン繊維の集合体からなる陽極と、セパレーターと、表
面にポリアニリン膜を付着させた導電性多孔体からなる
陰極とを積層したものを巻き付けて渦巻状電極ユニット
を形成し、上記槽本体に上記渦巻状電極ユニットから流
出する上記浄水の排出口を備えたものである。すなわ
ち、導入口から芯中空部に導入された浄水は、筒状芯材
の外部へ孔を通って流出し、次いで筒状芯材の外周を取
り巻く渦巻状電極ユニットを通過しつゝ該電極ユニット
に接触し、最後に電解槽の外部へ排出されるように構成
されていることが好ましい。なお、筒状芯材の材質や多
孔度、電解槽中に空隙を設けること、及び排出口の位置
等については、上述した第2の態様の場合と同様であ
る。
【0040】図6は、上記第5の実施態様に係る電解槽
の一例の断面の概略図である。図6の電解槽51は、箱
状槽本体(ポリプロピレン製)52内に、渦巻状電極ユ
ニットZを備えている。ここで渦巻状電極ユニットZ
は、図7の平面断面図と、その一部を拡大した図8に示
すように、円筒状多孔体からなる芯材(ポリプロピレン
製)59を芯として、チタン繊維不織布からなる陽極5
4、合成繊維不織布からなるセパレーター58、表面に
ポリアニリン膜を付着させた炭素繊維クロスからなる陰
極53を交互に複数枚積み重ねたものを渦巻状に巻き付
けたものである。そして、箱状槽本体52内の下部に芯
材59の芯中空部と連通して空隙が形成され、また電極
ユニットZの外周と箱状槽本体52の内面との間から箱
状槽本体52の上部にかけても空隙が形成されている。
箱状槽本体52の下部の一方の面に浄水11の導入口5
5を、その上部の他方の面に浄水11の排出口56をそ
れぞれ備えており、浄水11が導入口55から箱状槽本
体52内の下部の空隙を経て円筒状多孔体からなる芯材
59の芯中空部に導入され、該芯中空部を上昇しながら
渦巻状電極ユニットZを通過して電極ユニットZの外周
と箱状槽本体52の内面との間の空隙に流入し、該空隙
を上昇して、箱状槽本体52内の上部の空隙を経て、最
後に箱状槽本体52の上部の他方の面の排出口56から
排出されるように構成されている。陰極53及び陽極5
4にはそれぞれ電極端子(白金製ワイヤー)57が設け
られており、この各電極端子57に電源(図示省略)か
ら電流が供給される。浄水11は、図2の場合と同様
に、貯水槽12からホース13を通してポンプ14によ
り導入口55を経て電解槽51に供給され、電解槽51
中を通って排出口56から排出され、ホース15を通し
て貯水槽12に循環する。
の一例の断面の概略図である。図6の電解槽51は、箱
状槽本体(ポリプロピレン製)52内に、渦巻状電極ユ
ニットZを備えている。ここで渦巻状電極ユニットZ
は、図7の平面断面図と、その一部を拡大した図8に示
すように、円筒状多孔体からなる芯材(ポリプロピレン
製)59を芯として、チタン繊維不織布からなる陽極5
4、合成繊維不織布からなるセパレーター58、表面に
ポリアニリン膜を付着させた炭素繊維クロスからなる陰
極53を交互に複数枚積み重ねたものを渦巻状に巻き付
けたものである。そして、箱状槽本体52内の下部に芯
材59の芯中空部と連通して空隙が形成され、また電極
ユニットZの外周と箱状槽本体52の内面との間から箱
状槽本体52の上部にかけても空隙が形成されている。
箱状槽本体52の下部の一方の面に浄水11の導入口5
5を、その上部の他方の面に浄水11の排出口56をそ
れぞれ備えており、浄水11が導入口55から箱状槽本
体52内の下部の空隙を経て円筒状多孔体からなる芯材
59の芯中空部に導入され、該芯中空部を上昇しながら
渦巻状電極ユニットZを通過して電極ユニットZの外周
と箱状槽本体52の内面との間の空隙に流入し、該空隙
を上昇して、箱状槽本体52内の上部の空隙を経て、最
後に箱状槽本体52の上部の他方の面の排出口56から
排出されるように構成されている。陰極53及び陽極5
4にはそれぞれ電極端子(白金製ワイヤー)57が設け
られており、この各電極端子57に電源(図示省略)か
ら電流が供給される。浄水11は、図2の場合と同様
に、貯水槽12からホース13を通してポンプ14によ
り導入口55を経て電解槽51に供給され、電解槽51
中を通って排出口56から排出され、ホース15を通し
て貯水槽12に循環する。
【0041】上記の渦巻状電極ユニットZを製造するに
際しては、図9の概念図に示すように、例として、表面
にポリアニリン膜を付着させた導電性多孔体からなる陰
極53、セパレーター58、チタン繊維の集合体からな
る陽極54、及びセパレーター58の順に積み重ねたも
のを一体として、円筒状多孔体からなる芯材59の周囲
に複数回巻き付けることによって容易に得ることができ
る。しかも渦巻状にすることにより電極ユニットの半径
方向に沿って陽極と陰極の組み合わせが幾層にも形成さ
れるため、高い反応効率を得ることができる。
際しては、図9の概念図に示すように、例として、表面
にポリアニリン膜を付着させた導電性多孔体からなる陰
極53、セパレーター58、チタン繊維の集合体からな
る陽極54、及びセパレーター58の順に積み重ねたも
のを一体として、円筒状多孔体からなる芯材59の周囲
に複数回巻き付けることによって容易に得ることができ
る。しかも渦巻状にすることにより電極ユニットの半径
方向に沿って陽極と陰極の組み合わせが幾層にも形成さ
れるため、高い反応効率を得ることができる。
【0042】さらに、本発明の製造装置におけるポンプ
は、電解槽で発生させるスーパーオキシド又は過酸化水
素の濃度を高め、かつ所望の濃度を維持するような流速
で貯水槽に循環させることができれば、回転式、往復
式、遠心式、あるいは軸流式を問わず適用できる。
は、電解槽で発生させるスーパーオキシド又は過酸化水
素の濃度を高め、かつ所望の濃度を維持するような流速
で貯水槽に循環させることができれば、回転式、往復
式、遠心式、あるいは軸流式を問わず適用できる。
【0043】また、貯水槽には、図2〜6に示したよう
に、殺菌力を有する水を汲み出すための取り出し口16
や架台17等を利用形態に応じて適宜設置することがで
きる。さらに貯水槽内には、スーパーオキシド等を分散
させるための攪拌設備を適宜設けることができる。貯水
槽の容量は、利用形態やポンプの性能等を考慮して決め
られる。
に、殺菌力を有する水を汲み出すための取り出し口16
や架台17等を利用形態に応じて適宜設置することがで
きる。さらに貯水槽内には、スーパーオキシド等を分散
させるための攪拌設備を適宜設けることができる。貯水
槽の容量は、利用形態やポンプの性能等を考慮して決め
られる。
【0044】以上述べた方法、あるいは装置で得た殺菌
力を有する水を用いて、手や指、食材、食器、調理用器
具、医療用器具等を殺菌洗浄できる。殺菌できる微生物
としては、細菌(バクテリア)、菌、糸状菌(黴)、大
腸菌、酵母、変形菌、単細胞の藻類、原始動物、ウイル
ス等が挙げられる。殺菌洗浄の方法としては、貯水槽か
ら浄水を汲み出して洗浄する方法や、貯水槽に対象物を
直接浸漬して殺菌洗浄する方法等を適宜選択できる。
力を有する水を用いて、手や指、食材、食器、調理用器
具、医療用器具等を殺菌洗浄できる。殺菌できる微生物
としては、細菌(バクテリア)、菌、糸状菌(黴)、大
腸菌、酵母、変形菌、単細胞の藻類、原始動物、ウイル
ス等が挙げられる。殺菌洗浄の方法としては、貯水槽か
ら浄水を汲み出して洗浄する方法や、貯水槽に対象物を
直接浸漬して殺菌洗浄する方法等を適宜選択できる。
【0045】本発明で製造した水は、人体や器具等、対
象物の種類を問わず適用でき、安全である。また、使用
中の煩雑な操作が必要なく、半永久的に使用できる。
象物の種類を問わず適用でき、安全である。また、使用
中の煩雑な操作が必要なく、半永久的に使用できる。
【0046】
【実施例】(実施例1)図2に示すような製造装置を用
いて試験を行った。装置は、電解槽21、ポンプ14、
ホース13、ホース15、貯水槽12、貯水槽の架台1
7、及び取り出し口16から構成されている。電解槽2
1は円筒状槽本体22内に、直径2.5cm、長さ50
cmのポリプロピレン製の円筒状多孔体からなる芯材2
9と、その外周に500gのPAN系炭素繊維糸を巻い
て表面にポリアニリン膜を電解重合法により炭素繊維重
量の約1.5%付着させてなる円筒状陰極23と、その
外周に目付300g/m2 のガラスクロスを2重に巻い
た円筒状セパレーター28と、さらにその外周に切削法
で得た直径0.05mmのチタン繊維300本を束とし
たスライバーを300g巻いてなる円筒状陽極24とが
それぞれ配設されている。また、直径0.5mmの白金
線からなる電極端子27が円筒状陰極23及び円筒状陽
極24の内部に差し込まれている。浄水11は、貯水槽
12からホース13を通りポンプ14により電解槽21
の下部の導入口25に導入され、円筒状陰極23、円筒
状セパレーター28、円筒状陽極24を順次通過して上
部の排出口26より排出され、ホース15を通って貯水
槽12へ戻され、また再び循環を繰り返すように構成さ
れている。
いて試験を行った。装置は、電解槽21、ポンプ14、
ホース13、ホース15、貯水槽12、貯水槽の架台1
7、及び取り出し口16から構成されている。電解槽2
1は円筒状槽本体22内に、直径2.5cm、長さ50
cmのポリプロピレン製の円筒状多孔体からなる芯材2
9と、その外周に500gのPAN系炭素繊維糸を巻い
て表面にポリアニリン膜を電解重合法により炭素繊維重
量の約1.5%付着させてなる円筒状陰極23と、その
外周に目付300g/m2 のガラスクロスを2重に巻い
た円筒状セパレーター28と、さらにその外周に切削法
で得た直径0.05mmのチタン繊維300本を束とし
たスライバーを300g巻いてなる円筒状陽極24とが
それぞれ配設されている。また、直径0.5mmの白金
線からなる電極端子27が円筒状陰極23及び円筒状陽
極24の内部に差し込まれている。浄水11は、貯水槽
12からホース13を通りポンプ14により電解槽21
の下部の導入口25に導入され、円筒状陰極23、円筒
状セパレーター28、円筒状陽極24を順次通過して上
部の排出口26より排出され、ホース15を通って貯水
槽12へ戻され、また再び循環を繰り返すように構成さ
れている。
【0047】浄水は、蒸留水30リッターに炭酸ソーダ
11.7g(0.035wt%)を溶解して調整した。
これを上記循環経路で10リッター/分の流速で循環さ
せた。電源は、陰極の電圧値が−0.5V(vs.SC
E)になるよう設定した。通電量は1回の循環(30リ
ッター/3分の循環)において浄水の1cm3 当たり3
×10-4Cになるように設定した。48時間循環させつ
ゝ通電した後、貯水槽12の浄水11を取り出し口16
より採取した。このとき、浄水中の過酸化水素濃度をB
IOTECHNIK社製ペレオキサイドテスト法を用い
て測定したところ43ppmであった。上記のように採
取した浄水100ccと、一般細菌の含まれる工場排水
を蒸留水で100倍に希釈した細菌水100ccとを混
合し約1分間攪拌した後、静置して、1分後、10分
後、30分後、60分後にそれぞれ1ccづつ採取し、
培養試験を行った。培養試験は、共立理化学研究所社製
一般細菌試験紙を用い、35℃、20時間培養後のコロ
ニー数を測定する方法で行った。
11.7g(0.035wt%)を溶解して調整した。
これを上記循環経路で10リッター/分の流速で循環さ
せた。電源は、陰極の電圧値が−0.5V(vs.SC
E)になるよう設定した。通電量は1回の循環(30リ
ッター/3分の循環)において浄水の1cm3 当たり3
×10-4Cになるように設定した。48時間循環させつ
ゝ通電した後、貯水槽12の浄水11を取り出し口16
より採取した。このとき、浄水中の過酸化水素濃度をB
IOTECHNIK社製ペレオキサイドテスト法を用い
て測定したところ43ppmであった。上記のように採
取した浄水100ccと、一般細菌の含まれる工場排水
を蒸留水で100倍に希釈した細菌水100ccとを混
合し約1分間攪拌した後、静置して、1分後、10分
後、30分後、60分後にそれぞれ1ccづつ採取し、
培養試験を行った。培養試験は、共立理化学研究所社製
一般細菌試験紙を用い、35℃、20時間培養後のコロ
ニー数を測定する方法で行った。
【0048】培養試験の結果を表1に示す。なお、表1
で「ブランク」とは、細菌水100ccと蒸留水100
ccを混合したものから1cc採取し培養試験を行った
ものである。ブランクでは135個/ccであったコロ
ニーが、処理した浄水を混合することにより1分後に3
個に減少し、さらに殺菌時間が長い10分、30分、6
0分の場合にはコロニーは0個となり完全に殺菌され
た。この結果から、本発明の製造装置で処理した浄水
は、一般細菌を殺菌する効果が認められ、その殺菌時間
は1分で十分であることが分かった。
で「ブランク」とは、細菌水100ccと蒸留水100
ccを混合したものから1cc採取し培養試験を行った
ものである。ブランクでは135個/ccであったコロ
ニーが、処理した浄水を混合することにより1分後に3
個に減少し、さらに殺菌時間が長い10分、30分、6
0分の場合にはコロニーは0個となり完全に殺菌され
た。この結果から、本発明の製造装置で処理した浄水
は、一般細菌を殺菌する効果が認められ、その殺菌時間
は1分で十分であることが分かった。
【0049】
【表1】
【0050】(実施例2)図6に示すような製造装置を
用いて試験を行った。装置は、電解槽51、ポンプ1
4、ホース13、ホース15、貯水槽12、貯水槽の架
台17、及び取り出し口16から構成されている。電解
槽51は、箱状槽本体52内に、直径3.5cm、長さ
30cmのポリプロピレン製の円筒状多孔体からなる芯
材59を芯として、幅27cm、長さ500cm、目付
200g/m2 のPAN系炭素繊維クロスの表面にポリ
アニリン膜を電解重合法により炭素繊維重量の2.0%
付着させてなる陰極53と、幅27cm、長さ500c
m、目付250g/m2 、繊維直径0.04mmのチタ
ン繊維不織布からなる陽極54と、幅30cm、長さ5
50cm、目付150g/m2 のポリプロピレン製不織
布からなるセパレーター58の2枚とを、交互に計4枚
を積層させたものを巻き付けて渦巻状電極ユニットを構
成している。この渦巻状電極ユニットを横断面で見る
と、図8のように芯から外層に向かってセパレーター5
8/陽極54/セパレーター58/陰極53の順番に多
数積層された構造になっている。また、電解槽本体の平
面断面は図7のようになっている。浄水11は、貯水槽
12からホース13を通りポンプ14により電解槽51
の下部の導入口55から芯部へ導かれ、セパレーター5
8、陽極54、セパレーター58、陰極53の各層を横
切って外層の空隙を流れ、上部排出口56から貯水槽1
2へ戻され、また再び循環を繰り返すように構成されて
いる。
用いて試験を行った。装置は、電解槽51、ポンプ1
4、ホース13、ホース15、貯水槽12、貯水槽の架
台17、及び取り出し口16から構成されている。電解
槽51は、箱状槽本体52内に、直径3.5cm、長さ
30cmのポリプロピレン製の円筒状多孔体からなる芯
材59を芯として、幅27cm、長さ500cm、目付
200g/m2 のPAN系炭素繊維クロスの表面にポリ
アニリン膜を電解重合法により炭素繊維重量の2.0%
付着させてなる陰極53と、幅27cm、長さ500c
m、目付250g/m2 、繊維直径0.04mmのチタ
ン繊維不織布からなる陽極54と、幅30cm、長さ5
50cm、目付150g/m2 のポリプロピレン製不織
布からなるセパレーター58の2枚とを、交互に計4枚
を積層させたものを巻き付けて渦巻状電極ユニットを構
成している。この渦巻状電極ユニットを横断面で見る
と、図8のように芯から外層に向かってセパレーター5
8/陽極54/セパレーター58/陰極53の順番に多
数積層された構造になっている。また、電解槽本体の平
面断面は図7のようになっている。浄水11は、貯水槽
12からホース13を通りポンプ14により電解槽51
の下部の導入口55から芯部へ導かれ、セパレーター5
8、陽極54、セパレーター58、陰極53の各層を横
切って外層の空隙を流れ、上部排出口56から貯水槽1
2へ戻され、また再び循環を繰り返すように構成されて
いる。
【0051】浄水11は、30リッターの井戸水を使用
した。これを20リッター/分の流速で循環させた。電
源は、陰極の電圧が−0.7V(vs.SCE)になる
ように設定した。通電量は1回の循環(30リッター/
1.5分の循環)において浄水の1cm3 当たり7.5
×10-5Cになるように設定した。48時間処理した
後、貯水槽12の浄水11を取り出し口16より採取し
た。このとき、浄水の過酸化水素濃度をBIOTECH
NIK社製ペレオキサイドテスト法を用いて測定したと
ころ56ppmであった。上記のように採取した浄水を
100ccづつ4個に分け、それぞれ5分、30分、6
0分、24時間溜め置いて、4種の溜め置き時間のサン
プルを作った。その後、一般細菌の含まれる工場排水を
蒸留水で100倍に希釈した細菌水100ccと混合し
約1分間攪拌した後、1ccづつ採取して実施例1と同
様の培養試験を行った。
した。これを20リッター/分の流速で循環させた。電
源は、陰極の電圧が−0.7V(vs.SCE)になる
ように設定した。通電量は1回の循環(30リッター/
1.5分の循環)において浄水の1cm3 当たり7.5
×10-5Cになるように設定した。48時間処理した
後、貯水槽12の浄水11を取り出し口16より採取し
た。このとき、浄水の過酸化水素濃度をBIOTECH
NIK社製ペレオキサイドテスト法を用いて測定したと
ころ56ppmであった。上記のように採取した浄水を
100ccづつ4個に分け、それぞれ5分、30分、6
0分、24時間溜め置いて、4種の溜め置き時間のサン
プルを作った。その後、一般細菌の含まれる工場排水を
蒸留水で100倍に希釈した細菌水100ccと混合し
約1分間攪拌した後、1ccづつ採取して実施例1と同
様の培養試験を行った。
【0052】培養試験の結果を表2に示す。なお、表2
で「ブランク」とは、細菌水100ccと蒸留水100
ccを混合したものから1cc採取し培養試験を行った
ものである。ブランクでは235個/ccであったコロ
ニーが、溜め置き時間5分のサンプルでは7個、同30
分では9個、同60分では10個、及び同24時間では
31個といずれの場合も殺菌効果が認められた。この結
果から、本発明の装置で製造した浄水は、装置の系外に
取り出しても殺菌力が保持できることが分かった。ただ
し溜め置き時間が長いと殺菌力がやや低下する傾向があ
った。
で「ブランク」とは、細菌水100ccと蒸留水100
ccを混合したものから1cc採取し培養試験を行った
ものである。ブランクでは235個/ccであったコロ
ニーが、溜め置き時間5分のサンプルでは7個、同30
分では9個、同60分では10個、及び同24時間では
31個といずれの場合も殺菌効果が認められた。この結
果から、本発明の装置で製造した浄水は、装置の系外に
取り出しても殺菌力が保持できることが分かった。ただ
し溜め置き時間が長いと殺菌力がやや低下する傾向があ
った。
【0053】
【表2】
【0054】
【発明の効果】以上本発明により、浄水に殺菌力を付与
することができる。こうして得られた水は、人体や器具
類を問わず殺菌洗浄に利用でき、安全である。また、製
造に要するエネルギーは比較的小さいため、省エネルギ
ー化、低コスト化を実現するものである。
することができる。こうして得られた水は、人体や器具
類を問わず殺菌洗浄に利用でき、安全である。また、製
造に要するエネルギーは比較的小さいため、省エネルギ
ー化、低コスト化を実現するものである。
【0055】また、循環させる流速や、通電量を特定の
値に設定することにより、より効率的に、スーパーオキ
シド等を蓄積させることができる。
値に設定することにより、より効率的に、スーパーオキ
シド等を蓄積させることができる。
【0056】また本発明においては、陽極にチタン繊維
の集合体を使用することで、電極の構造を種々選択で
き、電極反応を効率化でき、省エネルギー化と低コスト
化を実現するものである。
の集合体を使用することで、電極の構造を種々選択で
き、電極反応を効率化でき、省エネルギー化と低コスト
化を実現するものである。
【0057】さらにまた、反応に寄与するポリアニリン
は、電流を供給することにより容易に再生することがで
きるので、薬剤の補給等の煩雑な操作が必要なく、半永
久的に使用できる。
は、電流を供給することにより容易に再生することがで
きるので、薬剤の補給等の煩雑な操作が必要なく、半永
久的に使用できる。
【図1】 本発明の殺菌力を有する水の製造方法におけ
るポリアニリンの機能を示す図である。
るポリアニリンの機能を示す図である。
【図2】 本発明の殺菌力を有する水の製造装置の第1
の実施態様に係る電解槽の一例の断面の概略図である。
の実施態様に係る電解槽の一例の断面の概略図である。
【図3】 本発明の殺菌力を有する水の製造装置の第2
の実施態様に係る電解槽の一例の断面の概略図である。
の実施態様に係る電解槽の一例の断面の概略図である。
【図4】 本発明の殺菌力を有する水の製造装置の第3
の実施態様に係る電解槽の一例の断面の概略図である。
の実施態様に係る電解槽の一例の断面の概略図である。
【図5】 本発明の殺菌力を有する水の製造装置の第4
の実施態様に係る電解槽の一例の断面の概略図である。
の実施態様に係る電解槽の一例の断面の概略図である。
【図6】 本発明の殺菌力を有する水の製造装置の第5
の実施態様に係る電解層の一例の断面の概略図である。
の実施態様に係る電解層の一例の断面の概略図である。
【図7】 本発明の殺菌力を有する水の製造装置の第5
の実施態様に係る電解層の一例の平面断面の概略図であ
る。
の実施態様に係る電解層の一例の平面断面の概略図であ
る。
【図8】 図7における部分Aの拡大図である。
【図9】 本発明の殺菌処理装置の第5の実施態様に係
る電解層の一例における渦巻状電極ユニットの製造工程
を示す概念図である。
る電解層の一例における渦巻状電極ユニットの製造工程
を示す概念図である。
1 電解槽 2 円筒状槽本体 3 円柱状陰極 4 円柱状陽極 5 導入口 6 排出口 7 電極端子 8 円板状セパレーター 9 円板状多孔板 10 円板状フィルター 11 浄水 12 貯水槽 13 ホース 14 ポンプ 15 ホース 16 取り出し口 17 貯水槽の架台 21 電解槽 22 円筒状槽本体 23 円筒状陰極 24 円筒状陽極 25 導入口 26 排出口 27 電極端子 28 円筒状セパレーター 29 円筒状多孔体からなる芯材 31 電解槽 32 箱状槽本体 33 薄板状陰極 34 薄板状陽極 35 導入口 36 排出口 37 電極端子 38 薄板状セパレーター 41 電解槽 42 円筒状槽本体 43 環状陰極 44 環状陽極 45 導入口 46 排出口 47 電極端子 48 環状セパレーター 49 円筒状多孔体からなる芯材 51 電解槽 52 箱状槽本体 53 陰極 54 陽極 55 導入口 56 排出口 57 電極端子 58 セパレーター 59 円筒状多孔体からなる芯材 A 拡大部分 X 板状電極ユニット Y 円筒状電極集合体 Z 渦巻状電極ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 560 C02F 1/50 560F 1/72 1/72 Z // A61L 2/18 A61L 2/18 Fターム(参考) 4C058 AA06 AA12 AA21 BB07 CC01 DD01 DD03 DD07 EE26 JJ06 JJ07 4D050 AA02 AA04 AB06 BB09 BB20 BD04 4D061 DA03 DB01 DB20 EA02 EB04 EB12 EB19 EB31 EB35
Claims (3)
- 【請求項1】 表面にポリアニリンを付着させた導電性
多孔体からなる陰極と、チタン繊維の集合体からなる陽
極とを備えた電解槽において、浄水中にスーパーオキシ
ド又は過酸化水素を発生させ、上記電解槽と貯水槽との
間で、上記スーパーオキシド又は上記過酸化水素の濃度
を高め、かつ維持するように循環させつゝ通電すること
を特徴とする殺菌力を有する水の製造方法。 - 【請求項2】 毎分少なくとも貯水量の5vol%以上
を循環させつゝ1回の循環で浄水の1cm3 当たり少な
くとも6×10-5C以上を通電する請求項1記載の殺菌
力を有する水の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の製造方法に使用する装置
であって、浄水を溜める貯水槽と、表面にポリアニリン
を付着させた導電性多孔体からなる陰極、及びチタン繊
維の集合体からなる陽極を槽本体内に配設した電解槽
と、上記陰極及び上記陽極に電流を与える電源と、上記
電解槽で発生させるスーパーオキシド又は過酸化水素の
濃度を高め、かつ所望の濃度を維持するように上記貯水
槽に循環させるポンプとを具備する殺菌力を有する水の
製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11012199A JP2000210666A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 殺菌力を有する水の製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11012199A JP2000210666A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 殺菌力を有する水の製造方法及び製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Family
ID=11798748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11012199A Pending JP2000210666A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 殺菌力を有する水の製造方法及び製造装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000210666A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003251358A (ja) * | 2002-03-04 | 2003-09-09 | Kurita Water Ind Ltd | 遊離塩素の除去方法及び装置 |
| US7175914B2 (en) | 2001-11-05 | 2007-02-13 | Denso Corporation | Base material having thereon polyaniline-containing film surface, and process for forming film surface on base material |
| JP2013006146A (ja) * | 2011-06-24 | 2013-01-10 | Mitsubishi Electric Corp | 活性酸素種生成装置、給湯装置、空調機器 |
-
1999
- 1999-01-20 JP JP11012199A patent/JP2000210666A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7175914B2 (en) | 2001-11-05 | 2007-02-13 | Denso Corporation | Base material having thereon polyaniline-containing film surface, and process for forming film surface on base material |
| JP2003251358A (ja) * | 2002-03-04 | 2003-09-09 | Kurita Water Ind Ltd | 遊離塩素の除去方法及び装置 |
| JP2013006146A (ja) * | 2011-06-24 | 2013-01-10 | Mitsubishi Electric Corp | 活性酸素種生成装置、給湯装置、空調機器 |
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