JP2000211226A - スタンプ用印材及びそれを用いたスタンプ並びにその製造方法 - Google Patents
スタンプ用印材及びそれを用いたスタンプ並びにその製造方法Info
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- JP2000211226A JP2000211226A JP11011686A JP1168699A JP2000211226A JP 2000211226 A JP2000211226 A JP 2000211226A JP 11011686 A JP11011686 A JP 11011686A JP 1168699 A JP1168699 A JP 1168699A JP 2000211226 A JP2000211226 A JP 2000211226A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レーザを用いることによって短時間かつ確実
にインク補給用孔が穿設でき、このインク補給用孔によ
って表面層前面からのインクの補給を可能にするスタン
プ用印材、そのスタンプ用印材の製造方法、およびその
スタンプ用印材を用いたスタンプの提供を目的とするも
のである。 【解決手段】 表面に突出文字6を有する印面層2と、
この印面層2の裏面側のインク吸収保持層3とを有する
多孔質のスタンプ用印材1であって、前記印面層2にレ
ーザによってインク補給用孔7が穿設されているもので
ある。
にインク補給用孔が穿設でき、このインク補給用孔によ
って表面層前面からのインクの補給を可能にするスタン
プ用印材、そのスタンプ用印材の製造方法、およびその
スタンプ用印材を用いたスタンプの提供を目的とするも
のである。 【解決手段】 表面に突出文字6を有する印面層2と、
この印面層2の裏面側のインク吸収保持層3とを有する
多孔質のスタンプ用印材1であって、前記印面層2にレ
ーザによってインク補給用孔7が穿設されているもので
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク浸透性を有
する多孔質のスタンプ用印材、このスタンプ用印材をホ
ルダーに取り付けて連続捺印を可能にしたスタンプ、及
びこのスタンプ用印材の製造方法に関するものである。
する多孔質のスタンプ用印材、このスタンプ用印材をホ
ルダーに取り付けて連続捺印を可能にしたスタンプ、及
びこのスタンプ用印材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上述のようなスタンプ用印材の製造方法
としては、従来、(a)塩、澱粉などの可溶性物質をエ
ラストマー材料に混合し、加硫成形後にこの可溶性物質
を溶解抽出する方法(特開昭49−53256号公報、
特開昭49−53257号公報参照)、(b)エラスト
マー粉末にPVC(ポリ塩化ビニル)などのバインダー
剤を混合又はコーティングし、焼結する方法(特開昭5
7−64537号公報参照)が用いられていた。ここで
本明細書中の「塩抽出法」とは上記(a)の方法を意味
し、「焼結法」とは上記(b)の方法を意味する。なお
「焼結」とは、上述のようにエラストマー粉末とバイン
ダー剤等との混合物を型に充填して加熱することによっ
て、バインダー剤を介してエラストマー粉末を結合させ
ることを意味し、金属の焼結(sintering)と
は異なる。
としては、従来、(a)塩、澱粉などの可溶性物質をエ
ラストマー材料に混合し、加硫成形後にこの可溶性物質
を溶解抽出する方法(特開昭49−53256号公報、
特開昭49−53257号公報参照)、(b)エラスト
マー粉末にPVC(ポリ塩化ビニル)などのバインダー
剤を混合又はコーティングし、焼結する方法(特開昭5
7−64537号公報参照)が用いられていた。ここで
本明細書中の「塩抽出法」とは上記(a)の方法を意味
し、「焼結法」とは上記(b)の方法を意味する。なお
「焼結」とは、上述のようにエラストマー粉末とバイン
ダー剤等との混合物を型に充填して加熱することによっ
て、バインダー剤を介してエラストマー粉末を結合させ
ることを意味し、金属の焼結(sintering)と
は異なる。
【0003】上述の方法で形成されたスタンプ用印材
は、インク浸透性を有する多孔質のエラストマーであっ
て、一般的には図4に示すように、表面に突出文字26
を有する印面層22と、インクを吸収・保持するために
印面層22の裏面に積層された低密度のインク吸収保持
層23とから構成されたものである。印面層22は、印
面側の高密度の表面層24と中密度のインク調節層25
とに大別される。このインク調節層25は、インク吸収
保持層23から表面層24へのインク供給量を調節する
ための層である。かかる構造を有するスタンプ用印材2
1は、捺印する度にインクがインク吸収保持層23から
表面層24に毛細管現象やポンピング運動によって供給
され、その供給量がインク調節層25で調節される。
は、インク浸透性を有する多孔質のエラストマーであっ
て、一般的には図4に示すように、表面に突出文字26
を有する印面層22と、インクを吸収・保持するために
印面層22の裏面に積層された低密度のインク吸収保持
層23とから構成されたものである。印面層22は、印
面側の高密度の表面層24と中密度のインク調節層25
とに大別される。このインク調節層25は、インク吸収
保持層23から表面層24へのインク供給量を調節する
ための層である。かかる構造を有するスタンプ用印材2
1は、捺印する度にインクがインク吸収保持層23から
表面層24に毛細管現象やポンピング運動によって供給
され、その供給量がインク調節層25で調節される。
【0004】上述のようなスタンプ用印材21をホルダ
ーに取り付けて連続捺印可能なスタンプとするのである
が、スタンプ用印材21のインク吸収保持層23にイン
クを補給する技術としては、従来、(α)インク吸収保
持層23に直接インクを補給する方法、(β)表面層2
4の表面側からインクを補給し、表面層24およびイン
ク調節層25を介してインク吸収保持層23に吸収させ
る方法、(γ)インクをアルコールなどの低沸点溶剤に
溶解させて低粘度インクとし、かかる低粘度インクを用
いて上記(β)と同様に表面層24の表面側から補給す
る方法、(δ)印面層22にポンチやドリルでインク補
給用孔を穿設しておき、上記(β)と同様に表面層24
の表面側からインクを補給し、かかるインク補給用孔を
通してインク吸収保持層23に吸収させる方法などがあ
った。
ーに取り付けて連続捺印可能なスタンプとするのである
が、スタンプ用印材21のインク吸収保持層23にイン
クを補給する技術としては、従来、(α)インク吸収保
持層23に直接インクを補給する方法、(β)表面層2
4の表面側からインクを補給し、表面層24およびイン
ク調節層25を介してインク吸収保持層23に吸収させ
る方法、(γ)インクをアルコールなどの低沸点溶剤に
溶解させて低粘度インクとし、かかる低粘度インクを用
いて上記(β)と同様に表面層24の表面側から補給す
る方法、(δ)印面層22にポンチやドリルでインク補
給用孔を穿設しておき、上記(β)と同様に表面層24
の表面側からインクを補給し、かかるインク補給用孔を
通してインク吸収保持層23に吸収させる方法などがあ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の一般的なス
タンプ用印材21を用いたスタンプにおいて、スタンプ
用印材21にインクを補給する上記従来の技術には以下
に示す不都合があった。すなわち、 (1)上記(α)の方法では、スタンプ内に配設される
インク吸収保持層23に直接インクを補給するために
は、ホルダーを複雑な構造にする必要があり、そのため
スタンプの製造工程が多くかつ複雑になり、結果的にス
タンプが高価になる。
タンプ用印材21を用いたスタンプにおいて、スタンプ
用印材21にインクを補給する上記従来の技術には以下
に示す不都合があった。すなわち、 (1)上記(α)の方法では、スタンプ内に配設される
インク吸収保持層23に直接インクを補給するために
は、ホルダーを複雑な構造にする必要があり、そのため
スタンプの製造工程が多くかつ複雑になり、結果的にス
タンプが高価になる。
【0006】(2)上記(β)の方法では、表面層24
が高密度であり、インク浸透孔が細いため、表面層24
表面側からのインクの補給は困難である。例えば一般的
なスタンプ用印材の場合、72時間かけても0.04g
程度しか吸収されない。
が高密度であり、インク浸透孔が細いため、表面層24
表面側からのインクの補給は困難である。例えば一般的
なスタンプ用印材の場合、72時間かけても0.04g
程度しか吸収されない。
【0007】(3)上記(γ)の方法では、上記低沸点
溶剤によってスタンプ用印材、特に印面が膨潤すること
から、捺印した印影が不明瞭になる。また、低沸点溶剤
が蒸発することから、インク粘度が経時的に上昇し、イ
ンク吸収性が低減する。
溶剤によってスタンプ用印材、特に印面が膨潤すること
から、捺印した印影が不明瞭になる。また、低沸点溶剤
が蒸発することから、インク粘度が経時的に上昇し、イ
ンク吸収性が低減する。
【0008】(4)上記(δ)の方法では、スタンプに
よって1個1個異なる突出文字26を避け、狭いスペー
スにインク補給用孔を穿設しなければならない。しかも
ポンチやドリルによる穿設のため孔径を小さくするのに
限界があり、専ら人手に頼らざるを得ない。そのため、
かかるインク補給用孔の穿設作業に時間と熟練を要す
る。
よって1個1個異なる突出文字26を避け、狭いスペー
スにインク補給用孔を穿設しなければならない。しかも
ポンチやドリルによる穿設のため孔径を小さくするのに
限界があり、専ら人手に頼らざるを得ない。そのため、
かかるインク補給用孔の穿設作業に時間と熟練を要す
る。
【0009】本発明はこれらの不都合に鑑みてなされた
ものであり、レーザを用いることによって短時間かつ確
実にインク補給用孔が穿設でき、このインク補給用孔に
よって印面層前面からのインクの補給を可能にするスタ
ンプ用印材、そのスタンプ用印材の製造方法、およびそ
のスタンプ用印材を用いたスタンプの提供を目的とする
ものである。
ものであり、レーザを用いることによって短時間かつ確
実にインク補給用孔が穿設でき、このインク補給用孔に
よって印面層前面からのインクの補給を可能にするスタ
ンプ用印材、そのスタンプ用印材の製造方法、およびそ
のスタンプ用印材を用いたスタンプの提供を目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた発明は、表面に突出文字を設けた印面層と、
この印面層の裏面側のインク吸収保持層とを有する多孔
質のスタンプ用印材であって、前記印面層の表面にレー
ザによってインク補給用孔が穿設されていることを手段
とする(請求項1)。この手段によれば、レーザを用い
ることから、短時間でかつ確実にインク補給用孔の穿設
作業を行うことができる。またレーザは指向性の鋭い細
いビームであることから、印面層表面のうち突出文字を
避けた狭いスペースへの穿孔を容易にすることができ
る。さらに、インク補給用孔の径も任意に設定すること
ができ、使用するインクの粘度に合わせてインク吸収性
を調節することができる。
になされた発明は、表面に突出文字を設けた印面層と、
この印面層の裏面側のインク吸収保持層とを有する多孔
質のスタンプ用印材であって、前記印面層の表面にレー
ザによってインク補給用孔が穿設されていることを手段
とする(請求項1)。この手段によれば、レーザを用い
ることから、短時間でかつ確実にインク補給用孔の穿設
作業を行うことができる。またレーザは指向性の鋭い細
いビームであることから、印面層表面のうち突出文字を
避けた狭いスペースへの穿孔を容易にすることができ
る。さらに、インク補給用孔の径も任意に設定すること
ができ、使用するインクの粘度に合わせてインク吸収性
を調節することができる。
【0011】上述のインク補給用孔をインク吸収保持層
に至るものとすることで(請求項2)、インク補給用孔
を通したインク吸収保持層へのインクの補給と、インク
吸収保持層から印面へのインクの適度な供給とのバラン
スを図ることができる。
に至るものとすることで(請求項2)、インク補給用孔
を通したインク吸収保持層へのインクの補給と、インク
吸収保持層から印面へのインクの適度な供給とのバラン
スを図ることができる。
【0012】前記インク補給用孔の径は、0.2mm以
上0.7mm以下の範囲にするのが好ましく、0.3m
m以上0.5mm以下の範囲が特に好ましい(請求項
3)。当該範囲未満の径の場合、通常用いるインクで
は、内部に吸収しにくく、一方、当該範囲を超える径の
場合、通常の印面では、突出文字を避けて穿孔すること
が困難になることからである。
上0.7mm以下の範囲にするのが好ましく、0.3m
m以上0.5mm以下の範囲が特に好ましい(請求項
3)。当該範囲未満の径の場合、通常用いるインクで
は、内部に吸収しにくく、一方、当該範囲を超える径の
場合、通常の印面では、突出文字を避けて穿孔すること
が困難になることからである。
【0013】またインク補給用孔の個数は、印面層の面
積0.75cm2 (個人用認印の標準サイズの面積に相
当する)当たり1個以上12個以下にするのが好まし
く、3個以上8固以下にするのが特に好ましい(請求項
3)。インク補給用孔の個数が上記範囲未満の場合、イ
ンク吸収作用が小さく、一方、かかる範囲を超える個数
の場合、穿孔作業に時間がかかり、印面全体で略等密度
に突出文字を避けて穿孔することが困難になることから
である。
積0.75cm2 (個人用認印の標準サイズの面積に相
当する)当たり1個以上12個以下にするのが好まし
く、3個以上8固以下にするのが特に好ましい(請求項
3)。インク補給用孔の個数が上記範囲未満の場合、イ
ンク吸収作用が小さく、一方、かかる範囲を超える個数
の場合、穿孔作業に時間がかかり、印面全体で略等密度
に突出文字を避けて穿孔することが困難になることから
である。
【0014】アクリロニトリルブタジエンゴム(NB
R)、ポリウレタン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポ
リエチレンまたはポリプロピレンは(請求項4)、その
弾性やインクに対する安定性などの点で、スタンプ用印
材に最適である。
R)、ポリウレタン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポ
リエチレンまたはポリプロピレンは(請求項4)、その
弾性やインクに対する安定性などの点で、スタンプ用印
材に最適である。
【0015】上記スタンプ用印材をホルダーに取り付け
た連続捺印可能なスタンプは(請求項5)、印面層の表
面側からのインクの補給が可能であるため、内部のイン
ク吸収保持層へインクを直接補給する機構が不要であ
り、ホルダーの構造を単純にすることができる。
た連続捺印可能なスタンプは(請求項5)、印面層の表
面側からのインクの補給が可能であるため、内部のイン
ク吸収保持層へインクを直接補給する機構が不要であ
り、ホルダーの構造を単純にすることができる。
【0016】一方、本発明に係るスタンプ用印材の製造
方法は、塩抽出法または焼結法によって多孔質板状素材
を形成する工程、レーザによって該多孔質板状素材の表
面側に突出文字を刻設するとともに、表面から裏面に貫
通するインク補給用孔を穿設して印面層を形成する工
程、およびこの印面層の裏面に多孔質のインク吸収保持
層を積層する工程を含むものである(請求項6)。この
手段によれば、本発明の上記作用を有するスタンプ用印
材を製造することができる。また、突出文字の形成とイ
ンク補給用孔の穿孔とをレーザによって同時に行うこと
から、より作業の省時間化を図ることができる。
方法は、塩抽出法または焼結法によって多孔質板状素材
を形成する工程、レーザによって該多孔質板状素材の表
面側に突出文字を刻設するとともに、表面から裏面に貫
通するインク補給用孔を穿設して印面層を形成する工
程、およびこの印面層の裏面に多孔質のインク吸収保持
層を積層する工程を含むものである(請求項6)。この
手段によれば、本発明の上記作用を有するスタンプ用印
材を製造することができる。また、突出文字の形成とイ
ンク補給用孔の穿孔とをレーザによって同時に行うこと
から、より作業の省時間化を図ることができる。
【0017】多孔質ゴム体の表面を燃焼(約6000
℃)させて彫刻するのに必要なエネルギーの大きさを考
慮すると、前記レーザとしてCO2 レーザ又はYAGレ
ーザを用いるとよい(請求項7)。
℃)させて彫刻するのに必要なエネルギーの大きさを考
慮すると、前記レーザとしてCO2 レーザ又はYAGレ
ーザを用いるとよい(請求項7)。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しつつ本発
明の実施の形態を詳説する。図1は本発明の一実施形態
に係るスタンプ用印材を印面側からみた図であり、図2
は図1のスタンプ用印材の模式的A−A断面図であり、
図3は図2のスタンプ用印材とは異なる形態に係るスタ
ンプ用印材を示す模式的断面図である。
明の実施の形態を詳説する。図1は本発明の一実施形態
に係るスタンプ用印材を印面側からみた図であり、図2
は図1のスタンプ用印材の模式的A−A断面図であり、
図3は図2のスタンプ用印材とは異なる形態に係るスタ
ンプ用印材を示す模式的断面図である。
【0019】図1の当該スタンプ用印材1は、従来のス
タンプ用印材と同様にインク浸透性を有する多孔質のエ
ラストマーであって、図2に示すように、表面側の印面
層2と、この印面層2へ供給するインクを吸収、保持す
る低密度(0.2〜0.25g/cm3)のインク吸収
保持層3とが積層される。この印面層2は、塩抽出法に
よって形成され、表面に突出文字6が刻設された高密度
(0.6〜0.7g/cm3)の表面層4と、この表面
層4へのインク供給量を調節する中密度のインク調節層
5が積層される。
タンプ用印材と同様にインク浸透性を有する多孔質のエ
ラストマーであって、図2に示すように、表面側の印面
層2と、この印面層2へ供給するインクを吸収、保持す
る低密度(0.2〜0.25g/cm3)のインク吸収
保持層3とが積層される。この印面層2は、塩抽出法に
よって形成され、表面に突出文字6が刻設された高密度
(0.6〜0.7g/cm3)の表面層4と、この表面
層4へのインク供給量を調節する中密度のインク調節層
5が積層される。
【0020】当該スタンプ用印材1の特徴は、図1およ
び図2に示すように、印面層2に垂直かつ複数のインク
補給用孔7がレーザで穿設されている点である。このイ
ンク補給用孔7は、突出文字6が欠損しないように印面
層2表面のうち突出文字6がない部分に穿設する。ま
た、印面層2表面側からインクをインク吸収保持層3に
容易に補給できるように、インク補給用孔7は印面層2
を貫通し、インク吸収保持層3まで至るものである。
び図2に示すように、印面層2に垂直かつ複数のインク
補給用孔7がレーザで穿設されている点である。このイ
ンク補給用孔7は、突出文字6が欠損しないように印面
層2表面のうち突出文字6がない部分に穿設する。ま
た、印面層2表面側からインクをインク吸収保持層3に
容易に補給できるように、インク補給用孔7は印面層2
を貫通し、インク吸収保持層3まで至るものである。
【0021】上記インク補給用孔7の径は、0.2mm
以上0.7mm以下の範囲が好ましく、0.3mm以上
0.5mm以下の範囲が特に好ましい。またその個数
は、印面層2の面積0.75cm2 (個人用認印の標準
サイズの面積に相当する)当たり1個以上12個以下に
するのが好ましく、3個以上8固以下にするのが特に好
ましい。突出文字6が欠損しないようにかつ印面に偏在
させずに(略等間隔に)配設する点、および印面全体か
らインクが吸収でき、かつ、印面全体に捺印に適切な量
のインクが供給できる点を考慮すると、上記範囲が最適
となる。
以上0.7mm以下の範囲が好ましく、0.3mm以上
0.5mm以下の範囲が特に好ましい。またその個数
は、印面層2の面積0.75cm2 (個人用認印の標準
サイズの面積に相当する)当たり1個以上12個以下に
するのが好ましく、3個以上8固以下にするのが特に好
ましい。突出文字6が欠損しないようにかつ印面に偏在
させずに(略等間隔に)配設する点、および印面全体か
らインクが吸収でき、かつ、印面全体に捺印に適切な量
のインクが供給できる点を考慮すると、上記範囲が最適
となる。
【0022】次に、当該スタンプ用印材1の製造方法を
説明する。平板成形用金型を用い、上述の塩抽出法によ
って裏面側よりも表面側の密度が大きい多孔質板状素材
を形成する。この多孔質板状素材の表面側にレーザによ
って突出文字6を刻設するとともに、同じくレーザによ
って印面層2表面の突出文字6がない部分にインク補給
用孔7を穿設する。これによって表面層4およびインク
調節層5からなる印面層2を一体に成形する。このと
き、インク補給用孔7は印面層2に貫通したものとす
る。一方、インク調節層5より低密度である多孔質のイ
ンク吸収保持層3を形成する。その後、インク調節層5
の裏面にインク吸収保持層3を積層することによって当
該スタンプ用印材1が製造できる。上記レーザとして
は、ゴム材料の表面を燃焼させて彫刻するのに必要なエ
ネルギーを考慮するとCO2 レーザ又はYAGレーザが
好適である。
説明する。平板成形用金型を用い、上述の塩抽出法によ
って裏面側よりも表面側の密度が大きい多孔質板状素材
を形成する。この多孔質板状素材の表面側にレーザによ
って突出文字6を刻設するとともに、同じくレーザによ
って印面層2表面の突出文字6がない部分にインク補給
用孔7を穿設する。これによって表面層4およびインク
調節層5からなる印面層2を一体に成形する。このと
き、インク補給用孔7は印面層2に貫通したものとす
る。一方、インク調節層5より低密度である多孔質のイ
ンク吸収保持層3を形成する。その後、インク調節層5
の裏面にインク吸収保持層3を積層することによって当
該スタンプ用印材1が製造できる。上記レーザとして
は、ゴム材料の表面を燃焼させて彫刻するのに必要なエ
ネルギーを考慮するとCO2 レーザ又はYAGレーザが
好適である。
【0023】上述のスタンプ用印材1の製造方法によれ
ば、突出文字6の刻設とインク補給用孔7の穿設とをレ
ーザによって同時にすることから、短時間で簡易かつ確
実に製造することができる。また、インク補給用孔7を
印面層2の貫通孔とすることで、積層後インク吸収保持
層3に至るものとすることができる。
ば、突出文字6の刻設とインク補給用孔7の穿設とをレ
ーザによって同時にすることから、短時間で簡易かつ確
実に製造することができる。また、インク補給用孔7を
印面層2の貫通孔とすることで、積層後インク吸収保持
層3に至るものとすることができる。
【0024】上述のスタンプ用印材1を用いるスタンプ
は、インク補給用孔7を通して印面側からインクを補給
できるため、インク吸収保持層3に直接インクを補給す
るための開閉機構やインク貯留機構などのホルダー構造
が不要になり、構造が簡易になる。
は、インク補給用孔7を通して印面側からインクを補給
できるため、インク吸収保持層3に直接インクを補給す
るための開閉機構やインク貯留機構などのホルダー構造
が不要になり、構造が簡易になる。
【0025】なお、当該スタンプ用印材1の原材料とし
ては、上述のようにNBR、ポリウレタン、エチレン酢
酸ビニル共重合体、ポリエチレンまたはポリプロピレン
が、その弾性やインクに対する安定性などの点で最適で
ある。
ては、上述のようにNBR、ポリウレタン、エチレン酢
酸ビニル共重合体、ポリエチレンまたはポリプロピレン
が、その弾性やインクに対する安定性などの点で最適で
ある。
【0026】また図3のスタンプ用印材11は、上述の
スタンプ用印材1と同様に、表面に突出文字16を有す
る印面層12と、その下面のインク吸収保持層13とが
積層され、印面層2にインク補給用孔17が穿設され
る。ただし当該スタンプ用印材11は、印面層12が焼
結法によって形成される点で相違する。このように焼結
法で形成された印面層12は、突出文字16の頂部に高
密度(0.5〜0.7g/cm3)の表面スキン層14
が形成され、かかる表面スキン層14の裏面に中密度の
インク調節層15が連続かつ一体に形成される。
スタンプ用印材1と同様に、表面に突出文字16を有す
る印面層12と、その下面のインク吸収保持層13とが
積層され、印面層2にインク補給用孔17が穿設され
る。ただし当該スタンプ用印材11は、印面層12が焼
結法によって形成される点で相違する。このように焼結
法で形成された印面層12は、突出文字16の頂部に高
密度(0.5〜0.7g/cm3)の表面スキン層14
が形成され、かかる表面スキン層14の裏面に中密度の
インク調節層15が連続かつ一体に形成される。
【0027】上記スタンプ用印材11の製造方法は、印
面層12を構成する多孔質板状素材を焼結法により形成
する以外は、上述のスタンプ用印材1の製造方法と同様
である。かかるスタンプ用印材11も、インク補給用孔
17を通して印面側からインクを補給でき、その結果、
ホルダー構造を単純化できる。
面層12を構成する多孔質板状素材を焼結法により形成
する以外は、上述のスタンプ用印材1の製造方法と同様
である。かかるスタンプ用印材11も、インク補給用孔
17を通して印面側からインクを補給でき、その結果、
ホルダー構造を単純化できる。
【0028】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳述するが、
この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈され
るべきものではないことはもちろんである。
この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈され
るべきものではないことはもちろんである。
【0029】[実施例1]塩抽出法によって多孔質板状
素材を形成し、レーザによってインク補給用孔を穿設し
て実施例1のスタンプ用印材を得た。具体的には、ま
ず、NBRをベースとし、これに加硫剤、加硫促進剤、
補強充填剤、可塑剤などを加え、さらに粒状の塩を混練
した生ゴムでゴムシートを作成し、このゴムシートを加
硫して約3mm厚の加硫ゴムシートを形成した。このと
き混練する塩の粒径を、表面側(表面層に相当)は小さ
く、裏面側(インク調節層に相当)は大きくした。その
後水に72時間浸漬して脱塩し、乾燥して多孔質板状素
材を形成した。この多孔質板状素材の表面にCO2レー
ザを用いるレーザ彫刻機(UNIVERSAL社製)で
リング枠、該リング枠内の突出文字を突出させるように
して刻設し、さらに表面の突出文字がない部分に貫通し
たインク補給用孔を穿設することで一体の表面層とイン
ク調節層を得た。この表面層の密度は0.7g/c
m3、インク調節層の密度は0.4g/cm3であった。
またインク補給用孔は、その径を0.5mmとし、8個
略等間隔に設けた。
素材を形成し、レーザによってインク補給用孔を穿設し
て実施例1のスタンプ用印材を得た。具体的には、ま
ず、NBRをベースとし、これに加硫剤、加硫促進剤、
補強充填剤、可塑剤などを加え、さらに粒状の塩を混練
した生ゴムでゴムシートを作成し、このゴムシートを加
硫して約3mm厚の加硫ゴムシートを形成した。このと
き混練する塩の粒径を、表面側(表面層に相当)は小さ
く、裏面側(インク調節層に相当)は大きくした。その
後水に72時間浸漬して脱塩し、乾燥して多孔質板状素
材を形成した。この多孔質板状素材の表面にCO2レー
ザを用いるレーザ彫刻機(UNIVERSAL社製)で
リング枠、該リング枠内の突出文字を突出させるように
して刻設し、さらに表面の突出文字がない部分に貫通し
たインク補給用孔を穿設することで一体の表面層とイン
ク調節層を得た。この表面層の密度は0.7g/c
m3、インク調節層の密度は0.4g/cm3であった。
またインク補給用孔は、その径を0.5mmとし、8個
略等間隔に設けた。
【0030】一方、ポリビニルアルコールを架橋発泡さ
せて連続気泡とした密度0.2g/cm3 のインク吸収
保持層を得、このインク吸収保持層を上記インク調節層
の裏面に積層して実施例1のスタンプ用印材を得た。
せて連続気泡とした密度0.2g/cm3 のインク吸収
保持層を得、このインク吸収保持層を上記インク調節層
の裏面に積層して実施例1のスタンプ用印材を得た。
【0031】[実施例2、3]インク補給用孔の径をそ
れぞれ0.3mmおよび0.2mmとした以外は実施例
1のスタンプ用印材と同様にして実施例2および実施例
3のスタンプ用印材を得た。
れぞれ0.3mmおよび0.2mmとした以外は実施例
1のスタンプ用印材と同様にして実施例2および実施例
3のスタンプ用印材を得た。
【0032】[実施例4]インク補給用孔の個数を2個
とした以外は実施例1のスタンプ用印材と同様にして実
施例4のスタンプ用印材を得た。
とした以外は実施例1のスタンプ用印材と同様にして実
施例4のスタンプ用印材を得た。
【0033】[実施例5]インク補給用孔の径を0.3
mm、個数を13個とした以外は実施例1のスタンプ用
印材と同様にして実施例5のスタンプ用印材を得た。
mm、個数を13個とした以外は実施例1のスタンプ用
印材と同様にして実施例5のスタンプ用印材を得た。
【0034】[実施例6]インク補給用孔の径を0.7
mm、個数を3個とした以外は実施例1のスタンプ用印
材と同様にして実施例6のスタンプ用印材を得た。
mm、個数を3個とした以外は実施例1のスタンプ用印
材と同様にして実施例6のスタンプ用印材を得た。
【0035】[実施例7]レーザ彫刻機のレーザとして
YAGレーザを用いる以外は実施例1のスタンプ用印材
と同様にして実施例7のスタンプ用印材を得た。
YAGレーザを用いる以外は実施例1のスタンプ用印材
と同様にして実施例7のスタンプ用印材を得た。
【0036】[実施例8]上述の焼結法によって多孔質
板状素材を形成し、レーザによってインク補給用孔を穿
設して実施例8のスタンプ用印材を得た。具体的には、
まず、NBRをベースとして、加硫剤、加硫促進剤、補
給充填剤、軟化剤等を配合した生ゴムを加硫した後、微
粉砕して平均粒径100μmの加硫ゴム粉末を形成し
た。この加硫ゴム粉末80重量部を攪拌しつつ、粒径
0.1〜0.3μmのPVCラテックス20重量部を少
量づつ添加して混合後、60℃のオーブン中で1時間乾
燥し、次いでこれを80℃で攪拌しながら可塑性DOA
(ジオクチルアジペート)20重量部を少量ずつ添加
し、吸収させて,PVC皮膜を表面に有するNBRゴム
粉末を形成した。このNBRゴム粉末を容積率300%
で型に充填し、加圧加熱プレスを用いて150℃で5分
間保持して、焼結材からなる多孔質板状素材を形成し
た。この多孔質板状素材は、表面スキン層の密度が0.
6g/cm3、内部(インク調節層)の密度が0.45
g/cm3であった。裏面のスキン層をバフ加工で除去
した多孔質板状素材の表面に、実施例1と同様に、レー
ザ彫刻機にてリング枠、突出文字およびインク補給用孔
を刻設して表面スキン層とインク調節層を一体に形成
し、裏面に実施例1と同様のインク吸収保持層を積層し
て実施例8のスタンプ用印材を得た。
板状素材を形成し、レーザによってインク補給用孔を穿
設して実施例8のスタンプ用印材を得た。具体的には、
まず、NBRをベースとして、加硫剤、加硫促進剤、補
給充填剤、軟化剤等を配合した生ゴムを加硫した後、微
粉砕して平均粒径100μmの加硫ゴム粉末を形成し
た。この加硫ゴム粉末80重量部を攪拌しつつ、粒径
0.1〜0.3μmのPVCラテックス20重量部を少
量づつ添加して混合後、60℃のオーブン中で1時間乾
燥し、次いでこれを80℃で攪拌しながら可塑性DOA
(ジオクチルアジペート)20重量部を少量ずつ添加
し、吸収させて,PVC皮膜を表面に有するNBRゴム
粉末を形成した。このNBRゴム粉末を容積率300%
で型に充填し、加圧加熱プレスを用いて150℃で5分
間保持して、焼結材からなる多孔質板状素材を形成し
た。この多孔質板状素材は、表面スキン層の密度が0.
6g/cm3、内部(インク調節層)の密度が0.45
g/cm3であった。裏面のスキン層をバフ加工で除去
した多孔質板状素材の表面に、実施例1と同様に、レー
ザ彫刻機にてリング枠、突出文字およびインク補給用孔
を刻設して表面スキン層とインク調節層を一体に形成
し、裏面に実施例1と同様のインク吸収保持層を積層し
て実施例8のスタンプ用印材を得た。
【0037】[比較例1]インク補給用孔を穿設しなか
った以外は実施例1のスタンプ用印材と同様にして比較
例1のスタンプ用印材を得た。
った以外は実施例1のスタンプ用印材と同様にして比較
例1のスタンプ用印材を得た。
【0038】[比較例2]インク補給用孔を穿設する手
段としてポンチを用いた以外は実施例1のスタンプ用印
材と同様にして比較例2のスタンプ用印材を得た。
段としてポンチを用いた以外は実施例1のスタンプ用印
材と同様にして比較例2のスタンプ用印材を得た。
【0039】[特性の評価]上記実施例1から実施例8
のスタンプ用印材および比較例1、2のスタンプ用印材
において、突出文字およびインク補給用孔の刻設に要す
る時間およびインク補給用孔の穿孔にのみ要する時間を
測定し、かつ、インク吸収性の評価実験を行った。この
インク吸収性の評価実験とは、スタンプ用印材の印面側
に0.04gのインクを滴下し、このインクが吸収され
て認識できなくなるまでの時間を測定し、かかるインク
吸収時間の長短を評価基準とした。これらの結果を下記
の表1に示す。
のスタンプ用印材および比較例1、2のスタンプ用印材
において、突出文字およびインク補給用孔の刻設に要す
る時間およびインク補給用孔の穿孔にのみ要する時間を
測定し、かつ、インク吸収性の評価実験を行った。この
インク吸収性の評価実験とは、スタンプ用印材の印面側
に0.04gのインクを滴下し、このインクが吸収され
て認識できなくなるまでの時間を測定し、かかるインク
吸収時間の長短を評価基準とした。これらの結果を下記
の表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】実施例1、実施例2および実施例3のスタ
ンプ用印材を比較すると、インク補給用孔の径が小さく
なるほどインク吸収時間が長くなっている。実施例1お
よび実施例4のスタンプ用印材を比較すると、インク補
給用孔の個数が少なくなるほどインク補給用孔の穿孔時
間が短くなるが、インク吸収時間が長くなっている。実
施例2のようにインク補給用孔の径を0.3mmとし
て、実施例1と同じインク吸収時間にするためには、実
施例5のようにインク補給用孔の個数を13とする必要
がある。但し、この実施例5の場合は実施例1の場合よ
りもインク補給用孔の穿孔作業に比較的時間がかかる。
またインク補給用孔の個数を3として、実施例1と同じ
インク吸収時間にするためには、実施例6のようにイン
ク補給用孔の径を0.7mmとする必要がある。但し、
実施例6のスタンプ用印材は、捺印時にインクが出やす
く、インク消費量が大きい。さらに、実施例1と実施例
7を比較すると、インク補給用孔の径および個数が同じ
でも、CO2 レーザによる穿孔のほうがYAGレーザに
よる穿孔よりもインク吸収時間が短くなっている。ま
た、実施例1と実施例8を比較すると、塩抽出法で成形
した場合でも、焼結法で成形した場合でも、インク吸収
時間に変わりはない。
ンプ用印材を比較すると、インク補給用孔の径が小さく
なるほどインク吸収時間が長くなっている。実施例1お
よび実施例4のスタンプ用印材を比較すると、インク補
給用孔の個数が少なくなるほどインク補給用孔の穿孔時
間が短くなるが、インク吸収時間が長くなっている。実
施例2のようにインク補給用孔の径を0.3mmとし
て、実施例1と同じインク吸収時間にするためには、実
施例5のようにインク補給用孔の個数を13とする必要
がある。但し、この実施例5の場合は実施例1の場合よ
りもインク補給用孔の穿孔作業に比較的時間がかかる。
またインク補給用孔の個数を3として、実施例1と同じ
インク吸収時間にするためには、実施例6のようにイン
ク補給用孔の径を0.7mmとする必要がある。但し、
実施例6のスタンプ用印材は、捺印時にインクが出やす
く、インク消費量が大きい。さらに、実施例1と実施例
7を比較すると、インク補給用孔の径および個数が同じ
でも、CO2 レーザによる穿孔のほうがYAGレーザに
よる穿孔よりもインク吸収時間が短くなっている。ま
た、実施例1と実施例8を比較すると、塩抽出法で成形
した場合でも、焼結法で成形した場合でも、インク吸収
時間に変わりはない。
【0042】一方、比較例1と上記実施例を比較する
と、比較例1のインク吸収時間が著しく長く、印面側か
らのインクの補給は不可能である。また、比較例2と実
施例1とを比較すると、ポンチでインク補給用孔を穿孔
した比較例2のスタンプ用印材もインク吸収時間は同じ
であるが、インク補給用孔の穿孔作業に長時間要し、製
造が困難である。
と、比較例1のインク吸収時間が著しく長く、印面側か
らのインクの補給は不可能である。また、比較例2と実
施例1とを比較すると、ポンチでインク補給用孔を穿孔
した比較例2のスタンプ用印材もインク吸収時間は同じ
であるが、インク補給用孔の穿孔作業に長時間要し、製
造が困難である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスタンプ
用印材の製造はインク補給用孔の穿設にレーザを用いる
ことから、従来のポンチ等による穿孔作業と比較して、
熟練を必要とせず、短時間でかつ確実に行うことができ
る。また、レーザによる穿孔であるため、インク補給用
孔を細くでき、従来のポンチ等による穿孔のような突出
文字に欠損を与える不都合も少ない。従って、本発明の
スタンプ用印材を用いて、印面側からインクの補給が可
能なスタンプが容易に製造できる。
用印材の製造はインク補給用孔の穿設にレーザを用いる
ことから、従来のポンチ等による穿孔作業と比較して、
熟練を必要とせず、短時間でかつ確実に行うことができ
る。また、レーザによる穿孔であるため、インク補給用
孔を細くでき、従来のポンチ等による穿孔のような突出
文字に欠損を与える不都合も少ない。従って、本発明の
スタンプ用印材を用いて、印面側からインクの補給が可
能なスタンプが容易に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスタンプ用印材を示
す印面側から見た図である。
す印面側から見た図である。
【図2】図1のスタンプ用印材の模式的A−A断面図で
ある。
ある。
【図3】図1のスタンプ用印材とは異なる形態に係るス
タンプ用印材を示す模式的断面図である。
タンプ用印材を示す模式的断面図である。
【図4】従来のスタンプ用印材の模式的断面図である。
1 スタンプ用印材 2 印面層 3 インク吸収保持層 4 表面層 5 インク調節層 6 突出文字 7 インク補給用孔 11 スタンプ用印材 12 印面層 13 インク吸収保持層 14 表面スキン層 15 インク調節層 16 突出文字 17 インク補給用孔
Claims (7)
- 【請求項1】 表面に突出文字を設けた印面層と、この
印面層の裏面側のインク吸収保持層とを有する多孔質の
スタンプ用印材であって、 前記印面層の表面にレーザによってインク補給用孔が穿
設されていることを特徴とするスタンプ用印材。 - 【請求項2】 前記インク補給用孔は、インク吸収保持
層に至るものである請求項1に記載のスタンプ用印材。 - 【請求項3】 前記インク補給用孔は、径が0.2mm
以上0.7mm以下とされ、かつ、個数が印面層の面積
0.75cm2 当たり1個以上12個以下とされている
請求項1又は請求項2に記載のスタンプ用印材。 - 【請求項4】 材料として、アクリロニトリルブタジエ
ンゴム、ポリウレタン、エチレン酢酸ビニル共重合体、
ポリエチレン又はポリプロピレンが用いられている請求
項1、請求項2又は請求項3に記載のスタンプ用印材。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
のスタンプ用印材がホルダーに取り付けられている連続
捺印可能なスタンプ。 - 【請求項6】 塩抽出法または焼結法によって多孔質板
状素材を形成する工程、レーザによって該多孔質板状素
材の表面側に突出文字を刻設するとともに、表面から裏
面に貫通するインク補給用孔を穿設して印面層を形成す
る工程、およびこの印面層の裏面に多孔質のインク吸収
保持層を積層する工程を含むスタンプ用印材の製造方
法。 - 【請求項7】 前記レーザとして、CO2 レーザ又はY
AGレーザを用いる請求項6に記載のスタンプ用印材の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11011686A JP2000211226A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | スタンプ用印材及びそれを用いたスタンプ並びにその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11011686A JP2000211226A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | スタンプ用印材及びそれを用いたスタンプ並びにその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000211226A true JP2000211226A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11784913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11011686A Withdrawn JP2000211226A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | スタンプ用印材及びそれを用いたスタンプ並びにその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000211226A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003039399A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Dainippon Printing Co Ltd | 薄膜パターン形成用スタンプ |
| JP2007044887A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-22 | Inoac Corp | 印材 |
| CN100464992C (zh) * | 2006-07-11 | 2009-03-04 | 黄建新 | 印章材料及其生产方法 |
| JP2015009468A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | カシオ計算機株式会社 | 印面版ホルダ |
| JP2015063004A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | カシオ計算機株式会社 | 印版ホルダ |
| CN110802913A (zh) * | 2019-10-30 | 2020-02-18 | 深圳市卡迪森机器人有限公司 | 一种网纹涂布胶辊及其加工方法 |
-
1999
- 1999-01-20 JP JP11011686A patent/JP2000211226A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003039399A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Dainippon Printing Co Ltd | 薄膜パターン形成用スタンプ |
| JP2007044887A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-22 | Inoac Corp | 印材 |
| CN100464992C (zh) * | 2006-07-11 | 2009-03-04 | 黄建新 | 印章材料及其生产方法 |
| JP2015009468A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | カシオ計算機株式会社 | 印面版ホルダ |
| US9610665B2 (en) | 2013-06-28 | 2017-04-04 | Casio Computer Co., Ltd. | Stamping-face plate holder |
| JP2015063004A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | カシオ計算機株式会社 | 印版ホルダ |
| CN110802913A (zh) * | 2019-10-30 | 2020-02-18 | 深圳市卡迪森机器人有限公司 | 一种网纹涂布胶辊及其加工方法 |
| CN110802913B (zh) * | 2019-10-30 | 2021-07-13 | 深圳市卡迪森机器人有限公司 | 一种网纹涂布胶辊及其加工方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060404 |