JP2000211600A - 宇宙環境試験装置用シュラウド - Google Patents
宇宙環境試験装置用シュラウドInfo
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- JP2000211600A JP2000211600A JP11019103A JP1910399A JP2000211600A JP 2000211600 A JP2000211600 A JP 2000211600A JP 11019103 A JP11019103 A JP 11019103A JP 1910399 A JP1910399 A JP 1910399A JP 2000211600 A JP2000211600 A JP 2000211600A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷却に要する冷媒量を低減でき、かつ、均一
な温度面を容易に創生できるとともに、軽量で初期冷却
時間の短縮も図れ、さらに、異種金属継手を必要としな
い宇宙環境試験装置用シュラウドを提供する。 【解決手段】 円筒状の内筒と、該内筒の外周に配置さ
れる外筒とを有し、該外筒に内筒方向に突出する突出部
を設け、該突出部先端を内筒外周面に固着して内筒と外
筒との間に冷媒液溜用空間を形成する。
な温度面を容易に創生できるとともに、軽量で初期冷却
時間の短縮も図れ、さらに、異種金属継手を必要としな
い宇宙環境試験装置用シュラウドを提供する。 【解決手段】 円筒状の内筒と、該内筒の外周に配置さ
れる外筒とを有し、該外筒に内筒方向に突出する突出部
を設け、該突出部先端を内筒外周面に固着して内筒と外
筒との間に冷媒液溜用空間を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、宇宙環境試験装置
用シュラウドに関し、詳しくは、宇宙環境と略同等の高
真空,極低温の環境を形成し、人工衛星等の宇宙空間で
使用される各種機器の試験を行う宇宙環境試験装置に用
いるシュラウドに関する。
用シュラウドに関し、詳しくは、宇宙環境と略同等の高
真空,極低温の環境を形成し、人工衛星等の宇宙空間で
使用される各種機器の試験を行う宇宙環境試験装置に用
いるシュラウドに関する。
【0002】
【従来の技術】宇宙環境試験装置は、宇宙の冷暗黒を模
擬するため、高真空に排気された真空容器の内周部に、
内面を黒色の高輻射率塗装で塗装され、低温液化ガスで
ある液化窒素等の冷媒液で100K以下に冷却される熱
吸収壁、即ちシュラウドを設けている。この宇宙環境試
験装置で人工衛星等の各種機器(被試験体)の試験を行
うためには、シュラウドにおける温度分布を小さくし、
均一な温度面を提供することが要求される。
擬するため、高真空に排気された真空容器の内周部に、
内面を黒色の高輻射率塗装で塗装され、低温液化ガスで
ある液化窒素等の冷媒液で100K以下に冷却される熱
吸収壁、即ちシュラウドを設けている。この宇宙環境試
験装置で人工衛星等の各種機器(被試験体)の試験を行
うためには、シュラウドにおける温度分布を小さくし、
均一な温度面を提供することが要求される。
【0003】図6は、従来の宇宙環境試験装置用シュラ
ウドの一例を示す概略系統図である。このシュラウド1
1は、冷媒管集合式冷媒強制流動型シュラウドと呼ばれ
るものであって、冷媒供給経路12から供給される冷媒
液、通常は液化窒素をシュラウド11を構成する冷媒管
13の一端から導入し、液化窒素が有する寒冷を冷媒管
伝熱部13aから真空容器14内に放出して被試験体に
寒冷を与えた後、冷媒管13の他端から冷媒排出経路1
5に液化窒素を排出するように形成している。冷媒供給
経路12には流量調節弁16が、冷媒排出経路15には
温度検出器17がそれぞれ設けられており、液化窒素
は、被試験体の熱負荷により変動する温度検出器17の
検出値に応じて流量調節弁16の開度を手動又は自動で
調節することにより、温度検出器17の検出値が規定値
になるように流量が制御される。
ウドの一例を示す概略系統図である。このシュラウド1
1は、冷媒管集合式冷媒強制流動型シュラウドと呼ばれ
るものであって、冷媒供給経路12から供給される冷媒
液、通常は液化窒素をシュラウド11を構成する冷媒管
13の一端から導入し、液化窒素が有する寒冷を冷媒管
伝熱部13aから真空容器14内に放出して被試験体に
寒冷を与えた後、冷媒管13の他端から冷媒排出経路1
5に液化窒素を排出するように形成している。冷媒供給
経路12には流量調節弁16が、冷媒排出経路15には
温度検出器17がそれぞれ設けられており、液化窒素
は、被試験体の熱負荷により変動する温度検出器17の
検出値に応じて流量調節弁16の開度を手動又は自動で
調節することにより、温度検出器17の検出値が規定値
になるように流量が制御される。
【0004】このような冷媒管集合式冷媒強制流動型シ
ュラウドにおいて、液化窒素は、被試験体の熱負荷に応
じた流量でシュラウド11を構成する冷媒管13に強制
流動で供給され、シュラウド11の出口側においても、
その温度を液化窒素温度に維持する必要があることか
ら、冷媒管13の出口から冷媒排出経路15を通して液
の状態で抜出される。したがって、液化窒素の持つ蒸発
潜熱を余すことなく使い切ることができないので、冷却
のための液化窒素の消費量が多くなるとともに、冷媒排
出側に放液溜18を設置しなければならないという問題
があった。
ュラウドにおいて、液化窒素は、被試験体の熱負荷に応
じた流量でシュラウド11を構成する冷媒管13に強制
流動で供給され、シュラウド11の出口側においても、
その温度を液化窒素温度に維持する必要があることか
ら、冷媒管13の出口から冷媒排出経路15を通して液
の状態で抜出される。したがって、液化窒素の持つ蒸発
潜熱を余すことなく使い切ることができないので、冷却
のための液化窒素の消費量が多くなるとともに、冷媒排
出側に放液溜18を設置しなければならないという問題
があった。
【0005】図7及び図8は、上記冷媒管集合式冷媒強
制流動型シュラウドの一形状例を示すもので、図7は概
略正面図、図8は側面図である。ここに示すシュラウド
21は、円筒胴22と、この円筒胴22の外周に軸線方
向に設けられる多数の冷媒管23とで構成され、冷媒管
23は、その伝熱部23aが円筒胴22の外周面に溶接
固定されている。また、隣接する冷媒管23の端部同士
は、接続管24によって接続されており、冷媒供給経路
25から冷媒排出経路26まで連続した冷媒流路が形成
されている。冷媒液(液化窒素)は、冷媒供給経路25
から冷媒管23の一端(下端)に導入され、保有する寒
冷を伝熱部23aから溶接部を介して円筒胴22に伝達
した後、他端(上端)から冷媒排出経路26に排出され
る。
制流動型シュラウドの一形状例を示すもので、図7は概
略正面図、図8は側面図である。ここに示すシュラウド
21は、円筒胴22と、この円筒胴22の外周に軸線方
向に設けられる多数の冷媒管23とで構成され、冷媒管
23は、その伝熱部23aが円筒胴22の外周面に溶接
固定されている。また、隣接する冷媒管23の端部同士
は、接続管24によって接続されており、冷媒供給経路
25から冷媒排出経路26まで連続した冷媒流路が形成
されている。冷媒液(液化窒素)は、冷媒供給経路25
から冷媒管23の一端(下端)に導入され、保有する寒
冷を伝熱部23aから溶接部を介して円筒胴22に伝達
した後、他端(上端)から冷媒排出経路26に排出され
る。
【0006】図9及び図10は、冷媒管集合式冷媒強制
流動型シュラウドの他の形状例を示すもので、図9は概
略正面図、図10は側面図である。ここに示すシュラウ
ド31は、冷媒流路となる冷媒管32の両側にフィン3
3を一体に設けたフィン付冷媒管34を複数接合するこ
とによって構成されており、液化窒素は、冷媒供給経路
35から冷媒管32に供給され、各冷媒管32を接続す
る接続管36を介して順次冷媒管32内を流れ、冷媒排
出経路37に排出される。この間、液化窒素が有する寒
冷は、冷媒管32からフィン33に伝達されてフィン3
3の両面から放射状に放出され、真空容器内を低温状態
に維持する。
流動型シュラウドの他の形状例を示すもので、図9は概
略正面図、図10は側面図である。ここに示すシュラウ
ド31は、冷媒流路となる冷媒管32の両側にフィン3
3を一体に設けたフィン付冷媒管34を複数接合するこ
とによって構成されており、液化窒素は、冷媒供給経路
35から冷媒管32に供給され、各冷媒管32を接続す
る接続管36を介して順次冷媒管32内を流れ、冷媒排
出経路37に排出される。この間、液化窒素が有する寒
冷は、冷媒管32からフィン33に伝達されてフィン3
3の両面から放射状に放出され、真空容器内を低温状態
に維持する。
【0007】このような冷媒管集合式冷媒強制流動型シ
ュラウドは、その材質として、比重が小さく、かつ、熱
伝導度が大きいアルミニウムが通常用いられ、比較的小
型の宇宙環境試験装置に多く用いられている。図7及び
図8あるいは図9及び図10のいずれの構造において
も、冷媒管は押出成型したアルミニウム合金管を用いて
構成するため、製作は比較的簡単であるが、円筒胴22
(図7,図8)における冷媒管伝熱部23aが溶接で固
定されている部分、あるいは、冷媒管32とフィン33
の先端部(図9,図10)は、固体熱伝導で冷却される
ため、この間の伝熱抵抗により温度差が発生し、均一な
温度面を創生することが難しいという問題があった。
ュラウドは、その材質として、比重が小さく、かつ、熱
伝導度が大きいアルミニウムが通常用いられ、比較的小
型の宇宙環境試験装置に多く用いられている。図7及び
図8あるいは図9及び図10のいずれの構造において
も、冷媒管は押出成型したアルミニウム合金管を用いて
構成するため、製作は比較的簡単であるが、円筒胴22
(図7,図8)における冷媒管伝熱部23aが溶接で固
定されている部分、あるいは、冷媒管32とフィン33
の先端部(図9,図10)は、固体熱伝導で冷却される
ため、この間の伝熱抵抗により温度差が発生し、均一な
温度面を創生することが難しいという問題があった。
【0008】また、冷媒供給経路や冷媒排出経路を構成
する配管は、一般的にステンレス鋼が用いられており、
アルミニウムで構成された冷媒管との接続部には、爆着
や圧接等の特殊な加工法で製造される異種金属継手を用
いる必要があった。この異種金属継手は高価であるばか
りでなく、その構造上の特質、すなわち、冷媒管及び各
配管側の溶接熱が異種金属接合面に与える熱影響から所
用の長さが必要であり、真空容器内の限られた空間内で
行われる配管の設計や施工の制約となっていた。
する配管は、一般的にステンレス鋼が用いられており、
アルミニウムで構成された冷媒管との接続部には、爆着
や圧接等の特殊な加工法で製造される異種金属継手を用
いる必要があった。この異種金属継手は高価であるばか
りでなく、その構造上の特質、すなわち、冷媒管及び各
配管側の溶接熱が異種金属接合面に与える熱影響から所
用の長さが必要であり、真空容器内の限られた空間内で
行われる配管の設計や施工の制約となっていた。
【0009】図11は、真空容器内に二重円筒式冷媒液
溜込型シュラウドを設けた従来の宇宙環境試験装置の一
例を示す概略系統図である。この二重円筒式冷媒液溜込
型シュラウド41は、上述した冷媒管集合式冷媒強制流
動型シュラウドの欠点を解決するために採用されたもの
である。
溜込型シュラウドを設けた従来の宇宙環境試験装置の一
例を示す概略系統図である。この二重円筒式冷媒液溜込
型シュラウド41は、上述した冷媒管集合式冷媒強制流
動型シュラウドの欠点を解決するために採用されたもの
である。
【0010】二重円筒式冷媒液溜込型シュラウド41
は、内筒42及び外筒43と、内筒42の端部と外筒4
3の端部とを接続して密閉する円環形状の側板44とに
より形成されており、内筒42、外筒43及び側板44
とにより囲まれた二重円筒状の空間を、冷媒液を貯留す
るための液溜45としている。これらの材質としても、
前記同様に、比重が小さく、かつ、熱伝導度の大きなア
ルミニウムが用いられている。
は、内筒42及び外筒43と、内筒42の端部と外筒4
3の端部とを接続して密閉する円環形状の側板44とに
より形成されており、内筒42、外筒43及び側板44
とにより囲まれた二重円筒状の空間を、冷媒液を貯留す
るための液溜45としている。これらの材質としても、
前記同様に、比重が小さく、かつ、熱伝導度の大きなア
ルミニウムが用いられている。
【0011】さらに、シュラウド41の上方には、ステ
ンレス鋼製の気液分離器46が設けられており、この気
液分離器46には、該気液分離器46の液相部から液溜
45に冷媒液を導入する冷媒液導入経路47と、液溜4
5の上部から寒冷供給後の冷媒を気液分離器46の気相
部に導出する冷媒導出経路48とが、それぞれ異種金属
継手47a,48aを介して設けられるとともに、外部
から気液分離器46に冷媒液を供給するための冷媒供給
経路49と、気液分離器46内の冷媒ガスを排出するた
めの冷媒ガス排出経路50とがそれぞれ接続されてい
る。
ンレス鋼製の気液分離器46が設けられており、この気
液分離器46には、該気液分離器46の液相部から液溜
45に冷媒液を導入する冷媒液導入経路47と、液溜4
5の上部から寒冷供給後の冷媒を気液分離器46の気相
部に導出する冷媒導出経路48とが、それぞれ異種金属
継手47a,48aを介して設けられるとともに、外部
から気液分離器46に冷媒液を供給するための冷媒供給
経路49と、気液分離器46内の冷媒ガスを排出するた
めの冷媒ガス排出経路50とがそれぞれ接続されてい
る。
【0012】さらに、気液分離器46には液面検出器5
1が、冷媒供給経路49には流量調節弁52がそれぞれ
設けられており、冷媒液、例えば液化窒素は、被試験体
の熱負荷により変動する液面検出器51の検出値に応じ
て流量調節弁52の開度を手動又は自動で調節し、液面
検出器51の検出液面が規定値になるように流量が制御
される。
1が、冷媒供給経路49には流量調節弁52がそれぞれ
設けられており、冷媒液、例えば液化窒素は、被試験体
の熱負荷により変動する液面検出器51の検出値に応じ
て流量調節弁52の開度を手動又は自動で調節し、液面
検出器51の検出液面が規定値になるように流量が制御
される。
【0013】冷媒液として冷媒供給経路49から気液分
離器46に供給された液化窒素は、気液分離されて貯留
され、液のみが液相部から冷媒液導入経路47を通して
シュラウド41の液溜45に導入されて貯留される。こ
の液溜45に貯留された液化窒素の寒冷は、内筒42及
び外筒43から均一に真空容器53内に放射され、被試
験体を冷却して真空容器内を低温に保持する。
離器46に供給された液化窒素は、気液分離されて貯留
され、液のみが液相部から冷媒液導入経路47を通して
シュラウド41の液溜45に導入されて貯留される。こ
の液溜45に貯留された液化窒素の寒冷は、内筒42及
び外筒43から均一に真空容器53内に放射され、被試
験体を冷却して真空容器内を低温に保持する。
【0014】液溜45内の液化窒素の一部は、寒冷を放
射することにより気化して窒素ガスとなり、冷媒導出経
路48を通して気液分離器46の気相に導出された後、
気液分離器46から冷媒ガス排出経路50を通して外部
に排出される。
射することにより気化して窒素ガスとなり、冷媒導出経
路48を通して気液分離器46の気相に導出された後、
気液分離器46から冷媒ガス排出経路50を通して外部
に排出される。
【0015】このように、冷媒液溜込型シュラウド41
は、該シュラウドを構成する内筒42と外筒43と両端
の側板44とで形成された空間を液溜45として構成
し、該液溜45に液化窒素を貯留するため、シュラウド
41の内面全体を均一に冷却でき、温度分布を小さくす
ることができるので、均一な温度面を創生することがで
きる。
は、該シュラウドを構成する内筒42と外筒43と両端
の側板44とで形成された空間を液溜45として構成
し、該液溜45に液化窒素を貯留するため、シュラウド
41の内面全体を均一に冷却でき、温度分布を小さくす
ることができるので、均一な温度面を創生することがで
きる。
【0016】また、シュラウド41から排出される冷媒
としての窒素は、気化したガス状の窒素のみであり、液
状の窒素が排出されることはないので、液化窒素の潜熱
を使い切った冷却を行うことが可能である。このため、
前記冷媒管集合式冷媒強制流動型シュラウドに比べて液
化窒素の消費量を少なくすることができるとともに、排
出側に放液溜を設ける必要もなくなる。
としての窒素は、気化したガス状の窒素のみであり、液
状の窒素が排出されることはないので、液化窒素の潜熱
を使い切った冷却を行うことが可能である。このため、
前記冷媒管集合式冷媒強制流動型シュラウドに比べて液
化窒素の消費量を少なくすることができるとともに、排
出側に放液溜を設ける必要もなくなる。
【0017】図12及び図13は、上記二重円筒式冷媒
液溜込型シュラウドにおける気液分離器の他の構成例の
概略を示すもので、図12は断面正面図、図13は断面
側面図である。この気液分離器55は、外筒43の頂部
に設けた開口43aに気密に固設したアルミニウム製の
筒体56と、この筒体56の上部開口に被着される蓋板
57とにより構成され、蓋板57には、異種金属継手4
9a,50aを介して冷媒供給経路49と冷媒ガス排出
経路50とがそれぞれ接続されている。
液溜込型シュラウドにおける気液分離器の他の構成例の
概略を示すもので、図12は断面正面図、図13は断面
側面図である。この気液分離器55は、外筒43の頂部
に設けた開口43aに気密に固設したアルミニウム製の
筒体56と、この筒体56の上部開口に被着される蓋板
57とにより構成され、蓋板57には、異種金属継手4
9a,50aを介して冷媒供給経路49と冷媒ガス排出
経路50とがそれぞれ接続されている。
【0018】すなわち、気液分離器55の液相部はシュ
ラウド41の液溜45と直接連通しており、冷媒供給経
路49から気液分離器55内に供給される液化窒素は、
気液分離器55の液相部を介して液溜45に直接供給さ
れることになる。また、一部の液化窒素は、被試験体に
冷熱を与えることにより蒸発して窒素ガスとなり、気液
分離器55の気相部に直接集められ、冷媒ガス排出経路
50から外部に排出される。
ラウド41の液溜45と直接連通しており、冷媒供給経
路49から気液分離器55内に供給される液化窒素は、
気液分離器55の液相部を介して液溜45に直接供給さ
れることになる。また、一部の液化窒素は、被試験体に
冷熱を与えることにより蒸発して窒素ガスとなり、気液
分離器55の気相部に直接集められ、冷媒ガス排出経路
50から外部に排出される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、冷媒管
集合式冷媒強制流動型シュラウドは、軽量であるが、均
一な温度面を創生することが困難な上、冷媒消費量が多
いという問題がある。また、二重円筒式冷媒液溜込型シ
ュラウドは冷媒消費量が少なく、均一な温度面を創生す
ることはできるが、真空中で内筒及び外筒からなる二重
円筒としての強度を確保するためには、内外各円筒の肉
厚を増すか、あるいは、内外円筒間に補強材を挿入する
等の措置が必要となる。しかし、各円筒の肉厚を大きく
すると重量が増し、真空容器内への据付けが困難になる
だけでなく、熱容量が大きくなり、初期冷却に必要な冷
媒量が増大して定常冷却に至るまでの時間が長くかか
る。一方、補強材の挿入は、構造が複雑になって製作コ
ストが大幅に上昇するという問題が発生する。
集合式冷媒強制流動型シュラウドは、軽量であるが、均
一な温度面を創生することが困難な上、冷媒消費量が多
いという問題がある。また、二重円筒式冷媒液溜込型シ
ュラウドは冷媒消費量が少なく、均一な温度面を創生す
ることはできるが、真空中で内筒及び外筒からなる二重
円筒としての強度を確保するためには、内外各円筒の肉
厚を増すか、あるいは、内外円筒間に補強材を挿入する
等の措置が必要となる。しかし、各円筒の肉厚を大きく
すると重量が増し、真空容器内への据付けが困難になる
だけでなく、熱容量が大きくなり、初期冷却に必要な冷
媒量が増大して定常冷却に至るまでの時間が長くかか
る。一方、補強材の挿入は、構造が複雑になって製作コ
ストが大幅に上昇するという問題が発生する。
【0020】さらに、両形式のシュラウドとも、従来は
その材質としてアルミニウム又はアルミニウム合金を採
用しており、冷媒を供給する配管との接続部には、特殊
な異種金属継手を用いることが必要であり、真空容器内
の限られた空間で行われる配管の設計や施工に多大な影
響を与えていた。
その材質としてアルミニウム又はアルミニウム合金を採
用しており、冷媒を供給する配管との接続部には、特殊
な異種金属継手を用いることが必要であり、真空容器内
の限られた空間で行われる配管の設計や施工に多大な影
響を与えていた。
【0021】そこで本発明は、冷却に要する冷媒量を低
減でき、かつ、均一な温度面を容易に創生できるととも
に、軽量で初期冷却時間の短縮も図れ、さらに、異種金
属継手を必要としない宇宙環境試験装置用シュラウドを
提供することを目的としている。
減でき、かつ、均一な温度面を容易に創生できるととも
に、軽量で初期冷却時間の短縮も図れ、さらに、異種金
属継手を必要としない宇宙環境試験装置用シュラウドを
提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の宇宙環境試験装置用シュラウドは、宇宙環
境試験装置の真空容器内に設置されるシュラウドにおい
て、円筒状の内筒と、該内筒の外周に配置される外筒と
を有し、該外筒に内筒方向に突出する突出部を設け、該
突出部先端を内筒外周面に固着して内筒と外筒との間に
冷媒液溜用空間を形成したことを特徴としている。
め、本発明の宇宙環境試験装置用シュラウドは、宇宙環
境試験装置の真空容器内に設置されるシュラウドにおい
て、円筒状の内筒と、該内筒の外周に配置される外筒と
を有し、該外筒に内筒方向に突出する突出部を設け、該
突出部先端を内筒外周面に固着して内筒と外筒との間に
冷媒液溜用空間を形成したことを特徴としている。
【0023】さらに、本発明の宇宙環境試験装置用シュ
ラウドは、前記内筒及び外筒がステンレス鋼製の薄板に
より形成されていることを特徴とし、特に、前記外筒が
プレートコイル又はディンプルジャケットで形成されて
いることを特徴としている。また、前記冷媒液溜用空間
の上方に気液分離器を設けるとともに、冷媒液溜用空間
と気液分離器との間に、気液分離器内の冷媒液を冷媒液
溜用空間に導入する経路と、冷媒液溜用空間内の蒸発ガ
スを気液分離器内の気相部に導出する経路とを設けたこ
とを特徴としている。
ラウドは、前記内筒及び外筒がステンレス鋼製の薄板に
より形成されていることを特徴とし、特に、前記外筒が
プレートコイル又はディンプルジャケットで形成されて
いることを特徴としている。また、前記冷媒液溜用空間
の上方に気液分離器を設けるとともに、冷媒液溜用空間
と気液分離器との間に、気液分離器内の冷媒液を冷媒液
溜用空間に導入する経路と、冷媒液溜用空間内の蒸発ガ
スを気液分離器内の気相部に導出する経路とを設けたこ
とを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は、本発明の宇宙環
境試験装置用シュラウドの第1形態例を示すもので、図
1は概略正面図、図2は要部の断面図、図3は概略側面
図である。
境試験装置用シュラウドの第1形態例を示すもので、図
1は概略正面図、図2は要部の断面図、図3は概略側面
図である。
【0025】この宇宙環境試験装置用シュラウド70
は、円筒状の内筒71と、その外周に配置される外筒7
2とにより構成されており、外筒72には、内筒71の
方向に突出した突出部73を有する板材、例えば、プレ
ートコイルやディンプルジャケットと呼ばれるものを使
用している。
は、円筒状の内筒71と、その外周に配置される外筒7
2とにより構成されており、外筒72には、内筒71の
方向に突出した突出部73を有する板材、例えば、プレ
ートコイルやディンプルジャケットと呼ばれるものを使
用している。
【0026】本第1形態例は、図2に示すように、台形
型波板状に屈曲形成されたいわゆるプレートコイルを外
筒72の材料として使用した例を示すものであり、山と
谷との稜線が円周方向に向くようにして筒状に成形し、
これを内筒71の外周に配置して所定部分を溶接により
接合したものである。このとき、筒状に成形した外筒7
2の突合わせ部72aは、図3に示すように、シュラウ
ド70の最低部に位置するようにして両筒を組合わせる
ようにしている。
型波板状に屈曲形成されたいわゆるプレートコイルを外
筒72の材料として使用した例を示すものであり、山と
谷との稜線が円周方向に向くようにして筒状に成形し、
これを内筒71の外周に配置して所定部分を溶接により
接合したものである。このとき、筒状に成形した外筒7
2の突合わせ部72aは、図3に示すように、シュラウ
ド70の最低部に位置するようにして両筒を組合わせる
ようにしている。
【0027】上記内筒71及び外筒72の両端部は、隅
肉溶接74により気密に接合され、内筒71の外周面に
当接する外筒72の谷の部分、即ち突出部73の先端と
内筒71の外周面とは、所定間隔のスポット溶接75に
より接合されている。このスポット溶接75の間隔は、
真空中における二重筒体としての必要な強度に応じて設
定され、両筒の肉厚等も考慮して決められる。なお、ス
ポット溶接75同士の間の当接部は、冷媒液が流通可能
な状態となっている。
肉溶接74により気密に接合され、内筒71の外周面に
当接する外筒72の谷の部分、即ち突出部73の先端と
内筒71の外周面とは、所定間隔のスポット溶接75に
より接合されている。このスポット溶接75の間隔は、
真空中における二重筒体としての必要な強度に応じて設
定され、両筒の肉厚等も考慮して決められる。なお、ス
ポット溶接75同士の間の当接部は、冷媒液が流通可能
な状態となっている。
【0028】このように、プレートコイルを筒状に成形
した外筒72を内筒71の外周に配置して突出部73を
溶接接合することにより、内筒71の外周面と、外筒7
2の山の部分の内周面との間に、シュラウド70の周方
向に連続した冷媒液溜用空間76が形成される。また、
シュラウド70の頂部となる部分は、突出部(谷の部
分)73を設けないか、あるいは、突出部73を潰すな
どしてシュラウド70の軸線方向に連続した空間76a
を形成しておくことが望ましい。この空間76aの大き
さは、頂部を中心として両方向にそれぞれ5〜15度程
度の開き幅が適当である。
した外筒72を内筒71の外周に配置して突出部73を
溶接接合することにより、内筒71の外周面と、外筒7
2の山の部分の内周面との間に、シュラウド70の周方
向に連続した冷媒液溜用空間76が形成される。また、
シュラウド70の頂部となる部分は、突出部(谷の部
分)73を設けないか、あるいは、突出部73を潰すな
どしてシュラウド70の軸線方向に連続した空間76a
を形成しておくことが望ましい。この空間76aの大き
さは、頂部を中心として両方向にそれぞれ5〜15度程
度の開き幅が適当である。
【0029】そして、シュラウド70の上方、冷媒液溜
用空間76の頂部(最高地点)には、冷媒液導入経路7
7と蒸発ガス導出経路78とを介して気液分離器79が
設けられており、冷媒液導入経路77の上端77aは気
液分離器79の底部の液相中に開口し、蒸発ガス導出経
路78の上端78aは上部の気相中に開口している。さ
らに、気液分離器79には、外部から気液分離器79内
に冷媒液を供給するための冷媒供給経路80と、気液分
離器79内の冷媒ガスを排出するための冷媒ガス排出経
路81とがそれぞれ接続されている。
用空間76の頂部(最高地点)には、冷媒液導入経路7
7と蒸発ガス導出経路78とを介して気液分離器79が
設けられており、冷媒液導入経路77の上端77aは気
液分離器79の底部の液相中に開口し、蒸発ガス導出経
路78の上端78aは上部の気相中に開口している。さ
らに、気液分離器79には、外部から気液分離器79内
に冷媒液を供給するための冷媒供給経路80と、気液分
離器79内の冷媒ガスを排出するための冷媒ガス排出経
路81とがそれぞれ接続されている。
【0030】液化窒素のような冷媒液は、冷媒供給経路
80から気液分離器79内に供給され、気液分離された
液のみが冷媒液導入経路77を通って前記冷媒液溜用空
間76内に導入され、該冷媒液溜用空間76内が液化窒
素により満たされた状態となる。これにより、内筒71
の内周面全体から真空容器82内に寒冷が放射されるこ
とになり、被試験体を冷却して真空容器82内を低温に
保持する。
80から気液分離器79内に供給され、気液分離された
液のみが冷媒液導入経路77を通って前記冷媒液溜用空
間76内に導入され、該冷媒液溜用空間76内が液化窒
素により満たされた状態となる。これにより、内筒71
の内周面全体から真空容器82内に寒冷が放射されるこ
とになり、被試験体を冷却して真空容器82内を低温に
保持する。
【0031】被試験体を冷却することにより発生した蒸
発ガス(窒素ガス)は、冷媒液溜用空間76内を上昇し
て蒸発ガス導出経路78から気液分離器79内の気相中
に上昇し、冷媒ガス排出経路81から排出される。この
とき、蒸発ガス導出経路78を気相部に開口させている
ので、気液分離器79内の液化窒素に妨げられることな
く窒素ガスを抜き出すことができる。
発ガス(窒素ガス)は、冷媒液溜用空間76内を上昇し
て蒸発ガス導出経路78から気液分離器79内の気相中
に上昇し、冷媒ガス排出経路81から排出される。この
とき、蒸発ガス導出経路78を気相部に開口させている
ので、気液分離器79内の液化窒素に妨げられることな
く窒素ガスを抜き出すことができる。
【0032】なお、気液分離器79及び冷媒供給経路8
0には、従来と同様の液面検出器及び流量調節弁がそれ
ぞれ設けられており、従来と同様にして気液分離器79
内の液面を規定値に保つように液化窒素の流量が制御さ
れる。
0には、従来と同様の液面検出器及び流量調節弁がそれ
ぞれ設けられており、従来と同様にして気液分離器79
内の液面を規定値に保つように液化窒素の流量が制御さ
れる。
【0033】このように、円筒状の内筒71と、プレー
トコイルを筒状に成形した外筒72とを組合わせ、外筒
72の谷の部分(内筒71方向への突出部73)を内筒
71の外周面に溶接して両者を接合し、外筒72の山の
部分と内筒71の外周面との間に冷媒液溜用空間76を
形成してシュラウド70を構成することにより、従来の
二重円筒式冷媒液溜込型シュラウドと同様に温度分布の
小さな温度面を創生できるので、アルミニウムに比べて
熱伝導率が小さなステンレス鋼を使用しても冷却効果が
損なわれることはほとんどない。
トコイルを筒状に成形した外筒72とを組合わせ、外筒
72の谷の部分(内筒71方向への突出部73)を内筒
71の外周面に溶接して両者を接合し、外筒72の山の
部分と内筒71の外周面との間に冷媒液溜用空間76を
形成してシュラウド70を構成することにより、従来の
二重円筒式冷媒液溜込型シュラウドと同様に温度分布の
小さな温度面を創生できるので、アルミニウムに比べて
熱伝導率が小さなステンレス鋼を使用しても冷却効果が
損なわれることはほとんどない。
【0034】また、両筒の所用箇所を直接溶接して接合
しているので、特に、通常の平板に比べて強度面で有利
なプレートコイルを用いているので、両筒を薄肉の材料
で形成しても十分な強度を得ることができ、アルミニウ
ムに比べて強度が高いステンレス鋼を使用することによ
り、両筒の板厚を従来より大幅に薄くすることができ、
シュラウド全体の軽量化や熱容量の減少を図ることがで
きる。しかも、シュラウド70をステンレス鋼で形成す
ることにより、ステンレス鋼で構成される配管との間に
異種金属継手を設ける必要がなくなり、シュラウド70
と各配管、気液分離器79を直接溶接して接続すること
ができるので、その設計や施工を大幅に軽減することが
できる。
しているので、特に、通常の平板に比べて強度面で有利
なプレートコイルを用いているので、両筒を薄肉の材料
で形成しても十分な強度を得ることができ、アルミニウ
ムに比べて強度が高いステンレス鋼を使用することによ
り、両筒の板厚を従来より大幅に薄くすることができ、
シュラウド全体の軽量化や熱容量の減少を図ることがで
きる。しかも、シュラウド70をステンレス鋼で形成す
ることにより、ステンレス鋼で構成される配管との間に
異種金属継手を設ける必要がなくなり、シュラウド70
と各配管、気液分離器79を直接溶接して接続すること
ができるので、その設計や施工を大幅に軽減することが
できる。
【0035】なお、本形態例では、シュラウド70を設
置する真空容器82が横置きの場合であり、真空容器が
縦置き(軸線が鉛直)の場合は、シュラウドの軸線も鉛
直方向になるので、外筒72の稜線をシュラウドの軸線
と平行な方向、即ち鉛直方向にして筒状に形成すればよ
い。また、気液分離器の位置や構造、冷媒液導入経路7
7及び蒸発ガス導出経路78の位置や本数は適宜に設定
することができ、フレキシブルチューブを用いるなど、
形状等も任意に選定することができる。さらに、本形態
例では、外筒72をシュラウド70の最低部で分割した
形状としたが、連続的に形成することも可能である。
置する真空容器82が横置きの場合であり、真空容器が
縦置き(軸線が鉛直)の場合は、シュラウドの軸線も鉛
直方向になるので、外筒72の稜線をシュラウドの軸線
と平行な方向、即ち鉛直方向にして筒状に形成すればよ
い。また、気液分離器の位置や構造、冷媒液導入経路7
7及び蒸発ガス導出経路78の位置や本数は適宜に設定
することができ、フレキシブルチューブを用いるなど、
形状等も任意に選定することができる。さらに、本形態
例では、外筒72をシュラウド70の最低部で分割した
形状としたが、連続的に形成することも可能である。
【0036】図4及び図5は、本発明の第2形態例を示
すもので、図4は概略正面図、図5は要部の断面図であ
る。本形態例は、外筒72としてディンプルジャケット
と呼ばれるものを使用した例を示している。このディン
プルジャケットは、外筒72となる板材90の適当な箇
所にディンプル91、即ち窪みを多数個設けたものであ
って、これを外筒72として使用するときには。ディン
プル91の突出端が内側になるようにして筒状に成形す
る。
すもので、図4は概略正面図、図5は要部の断面図であ
る。本形態例は、外筒72としてディンプルジャケット
と呼ばれるものを使用した例を示している。このディン
プルジャケットは、外筒72となる板材90の適当な箇
所にディンプル91、即ち窪みを多数個設けたものであ
って、これを外筒72として使用するときには。ディン
プル91の突出端が内側になるようにして筒状に成形す
る。
【0037】内筒71と外筒72との接合は、両端の開
口は前記同様の隅肉溶接74により行い、胴部は、ディ
ンプル91の先端と内筒71の外周面との当接部92を
溶接することにより行う。このとき、ディンプル91の
底部が開口している場合は隅肉溶接により、底部が閉塞
している場合はスポット溶接により行えばよい。
口は前記同様の隅肉溶接74により行い、胴部は、ディ
ンプル91の先端と内筒71の外周面との当接部92を
溶接することにより行う。このとき、ディンプル91の
底部が開口している場合は隅肉溶接により、底部が閉塞
している場合はスポット溶接により行えばよい。
【0038】これにより、ディンプル91を除いた部分
に、連続した冷媒液溜用空間93を形成することができ
る。そして、この冷媒液溜用空間93の最高地点に、前
記同様の冷媒液導入経路77や蒸発ガス導出経路78及
び気液分離器79等を接続することにより、前記形態例
と同様の作用効果を有するシュラウドを得ることができ
る。なお、あらかじめ形成された円筒体の胴部を打出し
加工してディンプル91のような突出部を後から形成す
ることもできる。
に、連続した冷媒液溜用空間93を形成することができ
る。そして、この冷媒液溜用空間93の最高地点に、前
記同様の冷媒液導入経路77や蒸発ガス導出経路78及
び気液分離器79等を接続することにより、前記形態例
と同様の作用効果を有するシュラウドを得ることができ
る。なお、あらかじめ形成された円筒体の胴部を打出し
加工してディンプル91のような突出部を後から形成す
ることもできる。
【0039】このように、平板を筒状に成形した状態の
内筒と、プレートコイルやディンプルジャケットのよう
な凹凸を有する板材を筒状に成形した外筒とを組合わせ
てシュラウドを形成することにより、特に、これらをス
テンレス鋼製の薄板で形成することにより、従来の二重
円筒式冷媒液溜込型シュラウドと同等の冷却性能を確保
しながら、シュラウド及びその付属部品を含めた全体構
成の簡略化による製作性の向上や、強度の向上による軽
量化が図れるとともに、軽量化による熱容量の減少によ
って冷却に必要な冷媒液の消費量も少なくすることがで
きる。
内筒と、プレートコイルやディンプルジャケットのよう
な凹凸を有する板材を筒状に成形した外筒とを組合わせ
てシュラウドを形成することにより、特に、これらをス
テンレス鋼製の薄板で形成することにより、従来の二重
円筒式冷媒液溜込型シュラウドと同等の冷却性能を確保
しながら、シュラウド及びその付属部品を含めた全体構
成の簡略化による製作性の向上や、強度の向上による軽
量化が図れるとともに、軽量化による熱容量の減少によ
って冷却に必要な冷媒液の消費量も少なくすることがで
きる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の宇宙環境
試験装置用シュラウドによれば、構造的な強度の向上効
果によってステンレス鋼製薄板の使用を可能としながら
均一な温度面を創生でき、冷却に要する冷媒量を低減で
きるとともに、軽量で初期冷却時間の短縮も図れ、ま
た、異種金属継手のような高価で製作性に悪影響を与え
る部品を使用せずにシュラウドを形成することができ
る。
試験装置用シュラウドによれば、構造的な強度の向上効
果によってステンレス鋼製薄板の使用を可能としながら
均一な温度面を創生でき、冷却に要する冷媒量を低減で
きるとともに、軽量で初期冷却時間の短縮も図れ、ま
た、異種金属継手のような高価で製作性に悪影響を与え
る部品を使用せずにシュラウドを形成することができ
る。
【図1】 本発明の宇宙環境試験装置用シュラウドの第
1形態例を示す概略正面図である。
1形態例を示す概略正面図である。
【図2】 同じく要部の断面図である。
【図3】 同じく概略側面図である。
【図4】 本発明の第2形態例を示す概略正面図であ
る。
る。
【図5】 同じく要部の断面図である。
【図6】 従来の宇宙環境試験装置用シュラウドの一例
を示す概略系統図である。
を示す概略系統図である。
【図7】 冷媒管集合式冷媒強制流動型シュラウドの形
状例を示す概略正面図である。
状例を示す概略正面図である。
【図8】 同じく概略側面図である。
【図9】 冷媒管集合式冷媒強制流動型シュラウドの他
の形状例を示す概略正面図である。
の形状例を示す概略正面図である。
【図10】 同じく概略側面図である。
【図11】 二重円筒式冷媒液溜込型シュラウドを設け
た従来の宇宙環境試験装置の一例を示す概略系統図であ
る。
た従来の宇宙環境試験装置の一例を示す概略系統図であ
る。
【図12】 二重円筒式冷媒液溜込型シュラウドにおけ
る気液分離器の他の構成例を示す断面正面図である。
る気液分離器の他の構成例を示す断面正面図である。
【図13】 同じく断面側面図である。
70…宇宙環境試験装置用シュラウド、71…内筒、7
2…外筒、73…突出部、74…隅肉溶接、75…スポ
ット溶接、76…冷媒液溜用空間、77…冷媒液導入経
路、78…蒸発ガス導出経路、79…気液分離器、80
…冷媒供給経路、81…冷媒ガス排出経路、82…真空
容器、90…板材、91…ディンプル、92…当接部、
93…冷媒液溜用空間
2…外筒、73…突出部、74…隅肉溶接、75…スポ
ット溶接、76…冷媒液溜用空間、77…冷媒液導入経
路、78…蒸発ガス導出経路、79…気液分離器、80
…冷媒供給経路、81…冷媒ガス排出経路、82…真空
容器、90…板材、91…ディンプル、92…当接部、
93…冷媒液溜用空間
Claims (4)
- 【請求項1】 宇宙環境試験装置の真空容器内に設置さ
れるシュラウドにおいて、円筒状の内筒と、該内筒の外
周に配置される外筒とを有し、該外筒に内筒方向に突出
する突出部を設け、該突出部先端を内筒外周面に固着し
て内筒と外筒との間に冷媒液溜用空間を形成したことを
特徴とする宇宙環境試験装置用シュラウド。 - 【請求項2】 前記内筒及び外筒が、ステンレス鋼製の
薄板により形成されていることを特徴とする請求項1記
載の宇宙環境試験装置用シュラウド。 - 【請求項3】 前記外筒が、プレートコイル又はディン
プルジャケットで形成されていることを特徴とする請求
項1又は2記載の宇宙環境試験装置用シュラウド。 - 【請求項4】 前記冷媒液溜用空間の上方に気液分離器
を設けるとともに、冷媒液溜用空間と気液分離器との間
に、気液分離器内の冷媒液を冷媒液溜用空間に導入する
経路と、冷媒液溜用空間内の蒸発ガスを気液分離器内の
気相部に導出する経路とを設けたことを特徴とする請求
項1記載の宇宙環境試験装置用シュラウド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11019103A JP2000211600A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 宇宙環境試験装置用シュラウド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11019103A JP2000211600A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 宇宙環境試験装置用シュラウド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000211600A true JP2000211600A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11990157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11019103A Pending JP2000211600A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 宇宙環境試験装置用シュラウド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000211600A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040026571A (ko) * | 2002-09-25 | 2004-03-31 | 한국항공우주연구원 | 열진공챔버내 극저온 냉매 소비절감 슈라우드 장치 |
| JP2011001039A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Taiyo Nippon Sanso Corp | 宇宙環境装置用シュラウド装置 |
| CN115285387A (zh) * | 2022-08-17 | 2022-11-04 | 浙江鑫隆达真空设备股份有限公司 | 一种航天空间环境模拟器的筒体组件 |
-
1999
- 1999-01-27 JP JP11019103A patent/JP2000211600A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040026571A (ko) * | 2002-09-25 | 2004-03-31 | 한국항공우주연구원 | 열진공챔버내 극저온 냉매 소비절감 슈라우드 장치 |
| JP2011001039A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-06 | Taiyo Nippon Sanso Corp | 宇宙環境装置用シュラウド装置 |
| CN115285387A (zh) * | 2022-08-17 | 2022-11-04 | 浙江鑫隆达真空设备股份有限公司 | 一种航天空间环境模拟器的筒体组件 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060116 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080716 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080722 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081118 |