JP2000211864A - エレベ―タ三方枠扉のロック装置 - Google Patents

エレベ―タ三方枠扉のロック装置

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JP2000211864A
JP2000211864A JP11018943A JP1894399A JP2000211864A JP 2000211864 A JP2000211864 A JP 2000211864A JP 11018943 A JP11018943 A JP 11018943A JP 1894399 A JP1894399 A JP 1894399A JP 2000211864 A JP2000211864 A JP 2000211864A
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way frame
door
elevator
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Tetsuo Uehara
哲夫 上原
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍵穴が露出せず、意匠性に優れたエレベータ
三方枠扉のロック装置を提供する。 【解決手段】 エレベータ乗り場の三方枠1の戸袋側に
設けられた内部パネル5と組み合わされて、三方枠内に
所定の空間を形成する開閉可能な三方枠扉7の内面側に
電磁ロツク装置9を設け、この電磁ロツク装置を内部パ
ネルに係合させることにより三方枠扉を閉止状態にロッ
クするようにした。これにより、三方枠扉の開閉を電磁
ロック装置によって遠隔的にコントロールすることによ
って、第三者などによって容易に三方枠扉が開閉されな
いようにすることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの運行
を制御するための主制御装置を、エレベータ乗り場の三
方枠内に収納したエレベータ装置に係り、特に、三方枠
扉のロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にロープ式エレベータ装置は、昇降
路の頂上部に設置された機械室に、駆動用モータが設け
られており、この駆動用モータにシーブが連結されてい
る。そして、昇降路内に位置して、シーブに巻装されて
いるロープの一方の端にエレベータ乗りかごが固定さ
れ、ロープの他方の端に、エレベータ乗りかごの重量に
対してほぼ釣合うように釣合いおもりが固定されてい
る。また、エレベータ乗りかごの運行を制御するための
主制御装置が機械室に配置されている。
【0003】エレベータ装置の機械室は、通常エレベー
タ乗りかごの昇降路の頂上部に設置されるので、建物の
屋上部にエレベータ装置の機械室が突出するように設け
られるのが一般的である。そのため、この機械室部分が
建物の高さ制限や、建物が隣接する場合は日照権上の問
題を引き起こすことがあった。また、屋上ではあるが、
機械室というスペースを要することは、建物の有効活用
上、マイナスであった。
【0004】このような状況から最近では、機械室レス
のエレベータ装置が開発されてきており、この機械室レ
スのエレベータ装置は、主制御装置と巻上機を別々に設
置するようにしている。すなわち、例えば巻上機を昇降
路内の最上部に設置するものの、主制御装置はある階
(一般的には最上階)のエレベータ乗り場で開閉扉を設
けた三方枠内に設置するものである。
【0005】このような機械室レスのエレベータ装置に
あっては、巻上機は昇降路内に設置されているので、一
般の利用者の目につくことはないが、主制御装置は、エ
レベータ乗り場の三方枠内に設置されているため、メン
テナンス時などに、容易に一般の利用者の目に止まるこ
ととなった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、三方枠
内に設置される主制御装置は、三方枠の扉に覆われてお
り、その扉は施錠されているので、一般の利用者が主制
御装置に触れることや、見ることが不可能なように管理
されている。ところが、主制御装置を収納している従来
の三方枠の扉には、鍵穴が外部に露出しているため、意
匠性が劣るという問題があり、また、鍵穴が露出してい
るために、逆に第三者に何が入っているのかという興味
を抱かせて、いらずら等により三方枠の扉がこじ開けら
れたりする虞れもあった。
【0007】このような背景から従来は、三方枠の扉に
ホールドアのアンロックキーと同じロック機構を採用す
ることにより、特別の器具を用いて三方枠扉の開閉を行
うようにしたものもあるが、この場合は作業員は常に三
方枠扉の開閉のための特殊器具を携帯しなければならな
いため、大変煩わしいという問題があった。本発明は、
このような従来の課題を解決するためになされたもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のうちで請求項1
に記載の発明は、エレベータの乗り場における出入口装
置を形成する三方枠と、この三方枠内の戸袋側に設けら
れた内部パネルと、この内部パネルと組み合わされて前
記三方枠内に所定の空間を形成する開閉可能な三方枠扉
と、この三方枠扉の内面側に設けられた電磁ロツク装置
とを具備し、この電磁ロツク装置を前記内部パネルに係
合させることにより前記三方枠扉を閉止状態にロックす
ることを特徴とする。
【0009】これにより、エレベータ乗り場の三方枠内
に形成される所定の空間にエレベータの主制御装置を設
置した場合、主制御装置は三方枠扉で覆われ外部から見
えないようにすることができるとともに、三方枠扉の開
閉を電磁ロック装置によって遠隔的にコントロールする
ことによって、第三者などによっては三方枠扉が容易に
開閉されないようにすることが可能となる。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のエレベータ三方枠扉のロック装置において、前
記エレベータのかご操作盤のスイッチボックス内に設け
た暗証データ登録スイッチと、この暗証データ登録スイ
ッチをオンにした状態で前記かご操作盤のかご呼登録釦
を操作して暗証データを登録する暗証データ登録制御部
と、前記かご操作盤の戸開釦または戸閉釦のいずれかを
オンにした状態で、かご操作盤のかご呼登録釦を操作し
て電磁ロック解除データを登録する暗証データ判定制御
部と、この暗証データ判定制御部に入力された前記電磁
ロック解除データと前記暗証データ登録制御部に登録さ
れている暗証データとを比較し、両者が一致している場
合にのみロック解除許可信号を前記電磁ロック装置に出
力して前記三方枠扉と前記内部パネルとのロックを解除
する解除信号判定制御部とを具備することを特徴とす
る。
【0011】このように、電磁ロック装置の解錠を暗証
データを用いて実行するので、作業員が施錠および解錠
のための特殊器具を携帯する必要がなくなり、煩わしさ
から解放される。また、暗証データの設定・登録や電磁
ロックの解除操作は、エレベータ乗りかご内のかご呼登
録釦などを使用して行うことができるので、操作が容易
であるとともに操作上の機密を確実に保持することがで
きる。
【0012】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載のエレベータ三方枠扉のロック装置において、
前記解除信号判定制御部からロック解除許可信号が出力
されていないにも拘らず前記三方枠扉が開かれたときに
警報を発するセキュリティ検出制御部を具備することを
特徴とする。
【0013】これにより、所定の手続きを経ずに三方枠
扉が開かれたことが検出された際は、第三者によるいた
ずらや犯罪行為がなされたものとみなして、速やかにア
ラームベル等による警報を発するとともに、保守会社な
どへ通信回線を通して自動発報したり、安全確保のため
にエレベータ乗りかごを最寄りの階床に緊急停止させる
などの措置を講じたりすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るエレベータ三
方枠扉のロック装置の一実施の形態について、図1ない
し図9を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、エレベータの三方枠をエレベータ
乗り場側から見た斜視図であり、先ずこの図により三方
枠について説明する。三方枠1は、エレベータの乗り場
に設けられていて、乗りかごへの出入口である横引き戸
2などとともに出入口装置を構成する。そのため、三方
枠1は両側に立設された2本の縦枠3と、この縦枠3の
上部に横設された横枠4とを有し、横枠4に設けられて
いる図示しない敷居に横引き戸2が吊るされて支持され
ている。
【0016】図1には、2枚の横引き戸2を有するもの
が示されており、2枚の横引き戸2は図の左側に引き込
まれることにより、乗りかごへの出入口が開かれる。こ
の横引き戸2が引き込まれる図の左側は、戸袋となるも
ので、横引き戸2との接触を防止するための内部パネル
5が設けられており、この内部パネル5に沿ってエレベ
ータ装置の主制御装置6が配置されている。そして、こ
の主制御装置6を覆うように、開閉可能な三方枠扉7
(ここでは開いた状態が示されている)が設けられてい
る。
【0017】すなわち、主制御装置6は内部パネル5と
三方枠扉7とによって囲まれるように形成された空間に
配置されているので、三方枠扉7が閉じられていれば、
主制御装置6はエレベータ乗り場側からは見えないよう
になっている。
【0018】図2は、三方枠1のうち、主制御装置6を
収納するための内部パネル5と三方枠扉7とによって囲
まれて形成される空間部分を示した拡大横断面図であ
り、図の下方はエレベータ乗り場側で、図の上方は乗り
かご側である。内部パネル5は引き込まれる横引き戸2
を乗場口から遮断するとともに、主制御装置6を収納す
るための空間部分8aを形成するように略箱形に構成さ
れていて、前面の一端側は三方枠扉7の支持部5aとな
り、前面の他端側には鍔部5bが形成されている。そし
て、三方枠扉7の一端は、内部パネル5の支持部5aに
ヒンジ7aによって回転自在に支持されており、三方枠
扉7の他端は、内部パネル5の鍔部5bに接触するよう
に延出して、かつ内側に折り曲げられて内部パネル5が
形成する空間と同じ厚みとなるように構成されている。
よって、主制御装置6を収納するための空間部分8aと
は別に、内部パネル5の一面と三方枠扉7の三面とで略
方形の小さな空間8bが形成される。
【0019】この空間8bに位置するように、三方枠扉
7には電磁ロック装置9が取り付けられている。
【0020】図3は、電磁ロック装置9の取り付け部分
を拡大して示したものであり、電磁ロック装置9の作動
片9aには、連結具9bを介してロッド9cが連結され
ており、このロッド9cは内部パネル5の一面に係合さ
れるようになっている。
【0021】この電磁ロック装置9は、詳細は後述する
が、通常は非励磁状態にあり、ロックを解除する際に主
制御装置6からの制御信号によって、内部のソレノイド
コイルを励磁するものである。そして、非励磁状態で
は、バネの力によって作動片9aが突出することによ
り、ロッド9cが内部パネル5に形成されている貫通穴
に係合して、三方枠扉7が内部パネル5にロックされ、
励磁された場合には作動片9aがバネの力に抗して吸引
されるので、ロッド9cと内部パネル5との係合が解か
れて、三方枠扉7のロックが解除される。図2および図
3に示す状態は、ロッド9cが内部パネル5に係合され
て、三方枠扉7が閉じてロックされている状態を示して
いる。なおここでは、電磁ロック装置9の作動片9aに
連結具9bを介してロッド9cを連結した構成を示して
あるが、空間8bが小さければ、電磁ロック装置9の作
動片9aを、内部パネル5に直接係合させるようにする
ことができる。
【0022】また、内部パネル5の鍔部5bには、扉開
閉検出リミットスイッチ10が取り付けられている。こ
の扉開閉検出リミットスイッチ10は、三方枠扉7の開
閉状態を監視するために設けられたものであり、図4
に、扉開閉検出リミットスイッチ10の取り付けられて
いる内部パネル5に対する三方枠扉7の状態を斜視図で
示している。よって、三方枠扉7が正しく閉じられてい
る場合は、扉開閉検出リミットスイッチ10は常にオン
されているが、三方枠扉7が開けられるとオフとなるも
のである。
【0023】図5は、三方枠扉7の開いている状態を示
した図2に対応する図であり、この図によく示されてい
るように、三方枠扉7はヒンジ7aを回転中心として、
矢印A方向へすなわちエレベータ乗り場側へ回転して開
かれる。よって、この状態で空間部分8aに収納されて
いる主制御装置6が露出されることとなって、主制御装
置6の保守・点検などが作業員によって実施される。
【0024】次に、電磁ロック装置9のソレノイドコイ
ルを励磁してロックを解除する制御の詳細について説明
する。
【0025】図6は、電磁ロック装置9を制御するため
の制御装置の一例を示したブロック図である。この制御
装置は、主制御装置6に設けられるマイクロコンピュー
タ21を主体に構成されるとともに、マイクロコンピュ
ータ21への信号の入力手段として、かご操作盤に備え
られているかご呼び登録釦などが使用される。このマイ
クロコンピュータ21には、暗証データ登録制御部2
2、暗証データ判定制御部23、解除信号判定制御部2
4、およびセキュリティ検出制御部25が設けられてい
る。
【0026】先ず、暗証データ登録制御部22は、電磁
ロック装置9のソレノイドコイルを励磁する際のキーと
なる暗証データを登録するものであり、これは、三方枠
扉7の開閉をエレベータ装置のメンテナンス員やビルの
管理人など限られた者にのみ許可するための措置であ
る。すなわち、エレベータ乗りかご内に備えられている
操作盤のスイッチボックス内に設けた自動復帰形の暗証
データ登録スイッチ26をオンさせながら、所定時間内
(例えば5秒(SEC)以内)に、操作盤に設けられて
いるかご呼登録釦27を押すことによって、暗証データ
登録制御部22に暗証データが登録される。例えば、4
階床の建物に設置されたエレベータ装置で、1階から4
階までの4個のかご呼登録釦27が設けられているもの
とすると、暗証データ登録スイッチ26をオンさせなが
ら、所定時間内に例えば1階、2階、3階、4階のかご
呼登録釦27を順次押す。これにより、暗証データとし
て、「1234」が暗証データ登録制御部22に登録さ
れる。勿論、暗証データの桁数は4桁に限らず適宜設定
することができることは言うまでもない。
【0027】次に、電磁ロック装置9のソレノイドコイ
ルを励磁してロックを解除する場合の操作について説明
する。電磁ロック装置9によるロックを解除する際は、
かご操作盤に設けられている戸開釦28(利用者が乗り
かごの戸を開くために操作する釦)をオンさせながら、
かご呼登録釦27を押すと、その押された順にデータが
暗証データ判定制御部23に入力される。すなわち、か
ご呼登録釦27を例えば1階、2階、3階、4階のよう
に順次押すと、ロック解除データとして「1234」が
暗証データ判定制御部23に入力され、この暗証データ
判定制御部23に入力されたデータは、ロック解除信号
データとして解除信号判定制御部24へ転送される。
【0028】さらに、前述の戸開釦28が押されてかご
呼び登録釦27が入力された時点で、暗証データ登録制
御部22から登録済みである暗証データが解除信号判定
制御部24にデータ転送される。そこで、暗証データと
ロック解除データとが解除信号判定制御部24で比較さ
れ、両方のデータが一致していれば、電磁ロック装置9
へロック解除許可信号を出力する。すなわち、解除信号
判定制御部24から電磁ロック装置9へ、内部のソレノ
イドコイルを励磁するように信号を供給する。よって、
電磁ロック装置9は励磁されて、作動片9aがバネの力
に抗して吸引されるので、ロッド9cと内部パネル5と
の係合が解かれて、三方枠扉7のロックが解除される。
【0029】なおこのとき、解除信号判定制御部24か
らロック解除信号がセキュリティ検出制御部25へも出
力される。このセキュリティ検出制御部25には、戸開
閉検出リミットスイッチ10が接続されていて、三方枠
扉7のロックが解除されて三方枠扉7が開いたときに、
戸開閉検出リミットスイッチ10のオフ信号が供給され
るが、ロック解除許可信号が供給されているので異常と
は認識されない。
【0030】一方、解除信号判定制御部24にて、暗証
データと解除データが一致しなかった場合、つまりかご
呼び登録釦27の操作を間違えたり、また何も操作を実
施しなかった場合は、解除信号判定制御部24から当然
ロック解除許可信号が出力されないため、電磁ロック装
置9へ励磁信号が供給されず、電磁ロック装置9は作動
しないため、ロック状態が続き三方枠扉7は開かれな
い。
【0031】このようなときに、いたずら等により三方
枠扉7がこじ開けられたりすると、これを戸開閉検出リ
ミットスイッチ10が検出し、セキュリティ検出制御部
25へ戸開閉検出リミットスイッチ10のオフ信号が供
給され、セキュリティ検出制御部25ではこれを異常と
判断して、警報システム29へアラーム信号を発報す
る。よって、警報システム29によってベルその他の警
報を鳴動させたり、安全確保のためにエレベータ乗りか
ごを最寄りの階床に緊急停止させるなどの措置を講じた
り、あるいは、エレベータ装置の管理事務所や保守会社
へ通信回線を通して異常を報知したりする。
【0032】なお、ロックを解除する際に、操作盤に設
けられている戸開釦28(利用者が乗りかごの戸を開く
ために操作する釦)をオンさせながら、かご呼登録釦2
7を押すものとして説明したが、戸開釦28に代えて戸
閉釦(利用者が乗りかごの戸を閉じるために操作する
釦)をオンさせながら、かご呼登録釦27を押すように
設定してもよい。
【0033】図7は、本発明のエレベータ三方枠扉のロ
ック装置における、暗証データ登録操作時のフローチャ
ートを示したものであり、このフローチャートにより暗
証データ登録操作について再度説明する。
【0034】すなわち、先ず、かご操作盤のスイッチボ
ックス内に設けられている暗証データ登録スイッチ26
の状態をチエックする(ステップS1)。ここで暗証デ
ータ登録スイッチ26がオンであれば、新暗証データの
入力を受け入れるにあたり、既に暗証データが登録され
ていたならば、この旧暗証データをクリアする(ステッ
プS2)。次に、新たな暗証データを登録するべく、操
作盤上のかご呼登録釦27の入力状態をチエックする
(ステップS3)。そして、暗証データ登録スイッチ2
6がオン状態のもとで、かご呼び登録釦27が押される
と、先ず最初に押されたかご呼び登録釦27の階床表示
と同じ数を第1桁目の暗証データとして登録する(ステ
ップS4)。以下同様に、2番目に押された釦を第2桁
目の暗証データとして登録する。
【0035】この暗証データの登録桁数はN桁目まで何
桁でも登録可能である(ステップS5)が、前述の暗証
データ登録スイッチ26のオン(ステップS1)から、
任意の設定時間、例えば5秒に設定するものとすれば、
5秒以内に操作し登録しなければならないと定義し、こ
の設定時間5秒をカウントし(ステップS6)、5秒経
過するとその時点で暗証データの登録が打ち切られ、そ
れまでに入力されたデータが新暗証データとしてセット
される(ステップS7)。ただし、通常は暗証データを
予め4桁程度に定めておき、所定の設定時間内に登録作
業を実施するものとする。
【0036】次に、電磁ロック装置9によるロックを解
除する場合の操作について、図8に示した暗証データ解
除操作時のフローチャートをもとに説明する。先ず、操
作盤上の戸開釦28の状態をチエックする(ステップS
11)。ここで、戸開釦28が押されていれば、同時に
かご呼び登録釦27の入力状態をチエックする(ステッ
プS12)。ここでかご呼び登録釦27が押されると、
これを解除データ入力と見なし、先ず最初に押されたか
ご呼び登録釦27の階床表示と同じ数を第1桁目の解除
データ(暗証データ)として登録する(ステップS13
a)。同様に、2番目に押された釦を第2桁目の解除デ
ータとして登録し、順次第n桁目まで登録する(ステッ
プ13n)。この場合も、暗証データの登録と同様に、
例えば戸開釦28をオンした後5秒以内に解除データは
入力しなければならないものと設定し、この設定時間を
カウントし(ステップS14)、5秒経過した時点で、
それまでに入カされたかご呼び登録釦27による入力デ
ータを最終的に解除データとしてセットする(ステップ
S15)。
【0037】そして、前述の図7にて説明した暗証デー
タと、ここでセットされた解除データとを比較し、一致
しているか否かをチェックする(ステップS16)。つ
まり予め設定されている暗証データとそのデータと同じ
解除データが入力されたか否かをチエックし、データが
一致したならばロック解除信号を出力する(ステップS
17)。なお、戸開釦28が押されたその時点から5秒
経過した後、それまでに入力された解除データと、既に
登録されている暗証データとが不一致の場合は、エラー
と見なしロック解除信号は出力されず、メインルーチン
へ復帰する(ステッブS18)。
【0038】次に、本発明のエレベータ三方枠扉のロッ
ク装置における、セキユリティ検出用サブルーチンにつ
いて、図9に示したフローチートをもとに説明する。図
8のフローチャートで説明した、暗証データと解除デー
タとが一致した場合に、ロック解除信号が出力されるわ
けであるが、このロック解除信号が出力されているかを
チェックする(ステップS21)。ここで、ロック解除
信号が出力されていなければ、次に戸開開検出リミット
スイツチ10のオン、オフ状態をチェックし(ステップ
S22)、もし戸開閉検出リミットスイッチ10がオフ
の状態であるときは、何らかの不正行為があったものと
見做して、三方枠扉7の異常戸開を検出して(ステップ
S23)、警報システムへアラーム信号を発報してベル
その他の警報を鳴動させたり、安全確保のためにエレベ
ータ乗りかごを最寄りの階床に緊急停止させるなどの措
置を講じたり、あるいは、エレベータ装置の管理事務所
や保守会社へ通信回線を通して異常を報知したりする
(ステップS24)。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、エレベータ乗り場の三方枠内に形成され
る所定の空間にエレベータの主制御装置を設置した場
合、これを三方枠扉で覆って外部から見えないようにす
ることができるとともに、三方枠扉の開閉を電磁ロック
装置によって遠隔的にコントロールすることによって、
第三者などによって容易に三方枠扉が開閉されないよう
にすることが可能となる。そして、三方枠扉には、鍵や
鍵穴が露出されないので、いたずら防止になるととも
に、意匠性を向上させることができる。
【0040】また、請求項2に記載の発明によれば、電
磁ロック装置の解錠を暗証データを用いて実行するの
で、メンテナンス員が施錠および解錠のための特殊器具
などを携帯する必要がなくなり、煩わしさから解放され
る。また、暗証データの設定・登録や電磁ロックの解除
操作は、エレベータ乗りかご内のかご呼登録釦などを使
用して行うことができるので、操作が容易であるととも
に操作上の機密を確実に保持することができる。
【0041】また、請求項3に記載の発明によれば、所
定の手続きを経ずに三方枠扉が開かれたことが検出され
た際は、第三者によっていたずらや犯罪行為がなされた
ものとみなして、速やかにアラームベル等による警報を
発するとともに、保守会社などへ通信回線を通して自動
発報したり、安全確保のためにエレベータ乗りかごを最
寄りの階床に緊急停止させるなどの措置を講じたりする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベータ三方枠扉のロック装置
の一実施の形態を乗り場側から見た斜視図である。
【図2】図1に示す三方枠のうち、主制御装置を収納す
るための内部パネルと三方枠扉とによって囲まれて形成
される空間部分を示した拡大横断面図である。
【図3】図2に示す電磁ロック装置の取り付け部分を拡
大して示した図である。
【図4】図2に示す扉開閉検出リミットスイッチの取り
付けられている内部パネルに対する三方枠扉の状態を示
した斜視図である。
【図5】図1に示す装置において、三方枠扉の開いてい
る状態を示した図2に対応する図である。
【図6】図1に示す装置において、電磁ロック装置を制
御するための制御装置の一例を示したブロック図であ
る。
【図7】本発明のエレベータ三方枠扉のロック装置にお
ける、暗証データ登録操作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図8】本発明のエレベータ三方枠扉のロック装置にお
ける、暗証データ解除操作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図9】本発明のエレベータ三方枠扉のロック装置にお
ける、セキユリティ検出用サブルーチンを説明するため
のフローチートである。
【符号の説明】
1 三方枠 5 内部パネル 6 主制御装置 7 三方枠扉 9 電磁ロック装置 10 扉開閉検出リミットスイッチ 21 マイクロコンピュータ 22 暗証データ登録制御部 23 暗証データ判定制御部 24 解除信号判定制御部 25 セキュリティ検出制御部 26 暗証データ登録スイッチ 27 かご呼登録釦 28 戸開釦 29 警報システム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの乗り場における出入口装置
    を形成する三方枠と、この三方枠内の戸袋側に設けられ
    た内部パネルと、この内部パネルと組み合わされて前記
    三方枠内に所定の空間を形成する開閉可能な三方枠扉
    と、この三方枠扉の内面側に設けられた電磁ロツク装置
    とを具備し、 この電磁ロツク装置を前記内部パネルに係合させること
    により前記三方枠扉を閉止状態にロックすることを特徴
    とするエレベータ三方枠扉のロック装置。
  2. 【請求項2】 前記エレベータのかご操作盤のスイッチ
    ボックス内に設けた暗証データ登録スイッチと、 この暗証データ登録スイッチをオンにした状態で前記か
    ご操作盤のかご呼登録釦を操作して暗証データを登録す
    る暗証データ登録制御部と、 前記かご操作盤の戸開釦または戸閉釦のいずれかをオン
    にした状態で、かご操作盤のかご呼登録釦を操作して電
    磁ロック解除データを登録する暗証データ判定制御部
    と、 この暗証データ判定制御部に入力された前記電磁ロック
    解除データと前記暗証データ登録制御部に登録されてい
    る暗証データとを比較し、両者が一致している場合にの
    みロック解除許可信号を前記電磁ロック装置に出力して
    前記三方枠扉と前記内部パネルとのロックを解除する解
    除信号判定制御部とを具備することを特徴とする請求項
    1記載のエレベータ三方枠扉のロック装置。
  3. 【請求項3】 前記解除信号判定制御部からロック解除
    許可信号が出力されていないにも拘らず前記三方枠扉が
    開かれたときに警報を発するセキュリティ検出制御部を
    具備することを特徴とする請求項2記載のエレベータ三
    方枠扉のロック装置。
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