JP2000213052A - 根の侵入防止方法 - Google Patents

根の侵入防止方法

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JP2000213052A
JP2000213052A JP11011521A JP1152199A JP2000213052A JP 2000213052 A JP2000213052 A JP 2000213052A JP 11011521 A JP11011521 A JP 11011521A JP 1152199 A JP1152199 A JP 1152199A JP 2000213052 A JP2000213052 A JP 2000213052A
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water
repellent
pipe
particles
soil
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JP11011521A
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Takao Tanaka
孝雄 田中
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境汚染の問題を生じることなく、地中の配
管内へ根の侵入を長期間に渡って確実に防止できる根の
侵入防止方法を提供すること。 【解決手段】 地中に埋設された配管1内に侵入する根
の侵入防止方法において、土壌粒子表面に撥水層6bを
設けた撥水性土壌粒子6を上記配管1の周囲を覆うよう
に所定の厚みで敷設するようにした根の侵入防止方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土中に埋設した配管内
に植物の根が侵入することを防止する根の侵入防止方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、地中に埋設した配管の継ぎ目
の僅かな隙間から、庭木等、植物の根が配管内に侵入
し、配管を詰まらせる問題が指摘されている。その対策
として、配管の継ぎ目付近を防根シートで覆う方法と、
配管の継ぎ目付近に、いわゆる「バイオバリア」を形成
する方法とが知られている。ここで、「バイオバリア」
とは、不織布等で形成したシートに多数の豆粒大のプラ
スチック容器を取り付け、この容器内に除草剤を充填し
て除草剤が土壌中に徐々に滲み出すようにしたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の防根
シートを用いた場合、防根シートの継ぎ目を通過した植
物の根が配管の内部に侵入するのを確実に防止すること
が困難なものであった。また、配管が三叉状や十字状
等、複雑につなぎ合わされた箇所では、防根シートの施
工が困難な問題があった。さらに、上記配管工事の不具
合等により配管から漏水が生じた場合、上記防根シート
では、この漏水を防止することはできないものであっ
た。
【0004】一方、バイオバリアを形成した場合も、配
管が複雑につなぎ合わされた箇所では、バイオバリアの
施工が煩雑になる他、使用する除草剤の毒性で周辺環境
が汚染される問題もあった。特に、住宅の庭等にバイオ
バリアを形成した場合、毒性の影響が懸念されるもので
あった。さらに、上記容器中に収容できる除草剤の量に
は限りがあるので、除草剤の滲み出しが終了すれば、配
管内への根の侵入防止効果はなくなり、効果の持続期間
が限られる問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決して、環境汚染の問題を生じることなく、地中の配管
内へ根の侵入を半永久的に防止できる根の侵入防止方法
を提供することを目的とする。そのため、本発明の請求
項1の根の侵入防止方法は、地中に埋設された配管内に
侵入する根の侵入防止方法において、土壌粒子表面に撥
水層を設けた撥水性土壌粒子を上記配管の周囲を覆うよ
うに所定の厚みで敷設したことを特徴とするものであ
る。
【0006】すなわち、植物の根は、地中で水分の多い
方向へ向けて伸びてゆく性質がある。本発明者は係る性
質に着目し、地中の配管の周囲を覆うように上記撥水性
土壌を所定の厚み(好ましくは、20cm以上の厚み)
で敷設することにより、上記配管の継ぎ目付近に水分が
侵入または蓄積されることを防止するようにした。これ
により、地中で上記配管の継ぎ目付近に向けて植物の根
が伸びることが防止される。
【0007】請求項2の根の侵入防止方法は、請求項1
の方法において、上記撥水性土壌粒子は、粒径が0.5
mm以下、好ましくは0.3mm以下の微細な粒子と、より
大きな粒径の粒子とを混合してなるものであることを特
徴としている。
【0008】上記撥水性土壌粒子は、表面に撥水層が設
けられているので、粒径の大小にかかわらず、撥水機能
を有している。しかし、撥水性土壌粒子として粒径の大
きなもののみを使用すると、粒子と粒子の間の隙間が大
きくなるため、水分は上記撥水性土壌粒子の層を透過す
ることができるようになる(その場合も、撥水機能によ
り、撥水性土壌粒子の層内に水分が蓄積されることはな
い)。
【0009】これに対し、請求項2のように、撥水性土
壌粒子として、粒径が0.5mm以下程度の粒径の小さな
粒子と、粒径の大きな粒子とを混合して使用した場合
は、粒子と粒子の間の隙間が小さくなるため、水分は撥
水性土壌粒子の層を透過することができず、撥水性土壌
粒子の層は防水機能を有することになる(勿論、撥水性
土壌粒子の層内に水分が蓄積されることもない)。
【0010】請求項3の根の侵入防止方法は、請求項1
または2の方法において、上記撥水性土壌粒子は、撥水
性シリコーンをコーティングした土壌粒子であることを
特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面に基づいて説明する。水平断面説明図である図1
及びそのII−II線断面説明図である図2に示すように、
地中に埋設された2つの配管1が円柱状の管継手2を介
して接続されている。各配管1及び管継手2は、各々塩
化ビニル樹脂等の合成樹脂または金属等からなる。配管
1は各種排水用または上水道用等、適宜の配管であって
よい。なお、図1は図2のI−I線に沿う断面説明図で
ある。
【0012】配管1の継ぎ目部分である管継手2及びそ
の近傍の配管1の周囲は撥水性土壌3内に埋設されると
ともに、管継手2から離れた位置の配管1は通常の土壌
4内に埋設されている。配管1の敷設に際しては、例え
ば、配管1の周囲の土壌4を地面5に沿って所定幅Bの
範囲で地面5から所定深さDの位置まで掘り起こす。
【0013】そして、管継手2から離れた位置の配管1
を元の土壌4で埋め戻す一方、管継手2及びその近傍の
配管1を撥水性土壌3を用いて埋め戻せばよい。なお、
図1及び図2において、右上りのハッチングで示す領域
の土壌4は配管1の埋設工事に伴って、一旦掘り起こし
た後埋め戻すものであり、右下りのハッチングで示す領
域の土壌4は、配管1の埋設に伴う掘り起こしを行わな
い。また、図1において、配管1及び管継手2は、本来
断面で示すべきであるが、簡単のため、外形を示してい
る。
【0014】拡大断面図である図3に示すように、撥水
性土壌3を構成する個々の撥水性土壌粒子6は、通常の
土壌粒子6aの表面をシリコーン(珪素と水素の化合
物)からなる撥水性コーティング層6b(撥水層)で被
覆してなる。そして、撥水性土壌3は、図4に示すよう
に、粒径の異なる撥水性土壌粒子6を混合してなるもの
である。
【0015】撥水性土壌粒子6の粒径は、小さなものが
0.5mm以下、好ましくは、0.3mm以下程度であり、
大きなものは、2mm乃至数mm程度とすることができる。
このような、粒径の異なる撥水性土壌粒子6を混合して
撥水性土壌3とすることにより、粒径の大きな粒子6間
の隙間に粒径の小さな粒子6が介在され、全体として隣
接する粒子6間の隙間が小さくなる。
【0016】その結果、水分は撥水性土壌粒子6の層で
ある撥水性土壌3を透過することも、撥水性土壌3内に
侵入することもなく、撥水性土壌3が防水層として機能
することになる。なお、撥水性土壌3を粒径の小さな撥
水性土壌粒子6、例えば、粒径が0.5mm以下の粒子6
のみで構成しても、隣接する粒子6間の隙間は小さくで
きるが、その場合、防水層として水圧に耐える力が弱く
なる傾向があるので、撥水性土壌3は粒径の小さな撥水
性土壌粒子6と粒径の大きな粒子6とを混合して構成す
る方が好適である。
【0017】上記のように、撥水性土壌3は水分を含ま
ない乾燥した層を形成するので、図示しない植物の根は
撥水性土壌3内に侵入することがなく、従って、この撥
水性土壌3で保護された配管1の継ぎ目部分から配管1
内に根が侵入して配管1を詰まらせることもない。
【0018】また、例えば、配管工事の不具合等によ
り、管継手2と配管1との間に僅かな隙間が存在する場
合でも、上記のように、撥水性土壌3が防水層として機
能し、防水シートと同様の役割を果たすので、配管1内
を流れる水が上水道等でかなり高い水圧が作用している
ような場合を除き、配管1内の水が配管1外へ漏洩する
ことも防止できる。本実施の形態では、撥水性土壌3を
管継手2の周囲に敷設するのみでよいので施工も容易で
ある。なお、撥水性土壌粒子6の撥水性コーティング層
6bは、シリコーン以外の他の材料で構成することもで
きる。
【0019】図5は本発明の第2の実施の形態の水平断
面説明図である。ここでは、2つの三叉状の管継手7と
それらの間に配置される連結管8とを用いて複数の配管
1を大略十字状に連結してなる連結部(継ぎ目)の周囲
に上記と同様の撥水性土壌3を敷設したものである。本
発明の撥水性土壌3を用いれば、このように配管1が大
略十字状等、複雑につなぎ合わされているような部分で
も、撥水性土壌3を確実且つ容易に管継手7及び連結管
8の周囲に密着させて、根の侵入防止用の施工を確実・
容易に行える利点がある。
【0020】図5中の右上りのハッチングで示す領域の
土壌4は、第1の実施の形態と同様に、配管工事に伴っ
て一旦掘り起こした後埋め戻すものであり、右下りのハ
ッチングで示す領域の土壌4は掘り起こしを行わないも
のである。なお、配管1は大略十字状以外にも任意の形
状に接続されていてよく、いかなる接続形態であって
も、本発明の撥水性土壌3による防根施工が可能であ
る。
【0021】次に、本発明の第3の実施の形態を示す。
図6は図7のVI─VI線に沿う水平断面説明図、図7は図
6のVII −VII 線に沿う垂直断面説明図である。大略4
角筒状の集水ます10が地面5から所定深さまで埋設さ
れている。この集水ます10の互いに対向する2つの側
壁部10aに設けた孔10bには、地中に埋設された2
つの配管1の各一端部が嵌合されている。配管1の各他
端部は不図示の雨樋に連結され、雨水等が配管1を通し
て集水ます10に流入するようになっている。
【0022】そして、集水ます10における配管1が連
結された側壁部10aの周囲には、集水ます10の深さ
に対応する深さまで撥水性土壌3が敷設され、配管1と
側壁部10aとの間の隙間から集水ます10内に植物の
根が侵入しないようにされている。集水ます10の下方
には、撥水性土壌3は配置されていないが、集水ます1
0の深さとの関係で、通常、集水ます10の底部から植
物の根が侵入することは極めて少ない。なお、必要によ
り、集水ます10の下方にも撥水性土壌3を敷設できる
のは勿論である。11は、集水ます10の上端部に被せ
られる蓋体である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の根の侵入防止方法は、地中に埋設された配管内に侵入
する根の侵入防止方法において、土壌粒子表面に撥水層
を設けた撥水性土壌粒子を上記配管の周囲を覆うように
所定の厚みで敷設したものであるから、上記撥水性土壌
粒子の層内には水分が浸入または蓄積されることがなく
なり、その結果、植物の根は上記撥水性土壌粒子の層内
には侵入できなくなる。
【0024】従って、この撥水性土壌粒子の層の内側に
位置する配管、特に複数の配管の継ぎ目部分から配管内
に植物の根が侵入することもなくなるため、配管が植物
の根で詰まる不具合も生じなくなる。また、配管の周囲
に撥水性土壌粒子を所定の厚みで敷設するのみであるか
ら、施工が容易に行える。さらに、例えば、三叉状等、
配管が複雑につなぎ合わされている箇所でも、撥水性土
壌粒子を継ぎ目部分に容易に密着させることができ、こ
れにより、根の侵入も確実に防止できる利点がある。
【0025】上記撥水性土壌粒子は表面に撥水層を設け
たものであるから、環境に対する毒性がなく、環境にや
さしい配管保護方法となる。また、撥水層は土壌粒子か
ら容易に剥離することがないので、根の侵入防止効果
は、半永久的に持続する利点がある。
【0026】請求項2の根の侵入防止方法は、請求項1
の方法において、上記撥水性土壌粒子は、粒径が0.5
mm以下、好ましくは0.3mm以下の微細な粒子と、より
大きな粒径の粒子とを混合してなるものであるから、撥
水性土壌粒子の層内における隣接する粒子の間の隙間が
小さくなり、水分はこの撥水性土壌粒子の層を透過する
ことも層内に蓄積されることもないので、上記撥水性土
壌粒子の層は防水層として機能することになる。
【0027】従って、上記撥水性土壌粒子の層は配管の
継ぎ目内への植物の根の侵入を確実に防止するととも
に、配管の継ぎ目に漏水が生じ得る隙間が存在したり、
配管に損傷箇所が存在する場合でも、撥水性土壌粒子の
層が配管内の水分を遮断して、配管からの漏水を防止す
ることができる。
【0028】請求項3の根の侵入防止方法は、請求項1
または2の方法において、上記撥水性土壌粒子は、撥水
性シリコーン(珪素と水素の化合物)をコーティングし
た土壌粒子であるから、係るシリコーンを用いることに
より、撥水性土壌粒子を容易に且つ比較的安価に提供で
きる利点がある。また、このシリコーンは200℃以上
程度の高い耐熱性を有するので、高温下でも撥水性コー
ティング層が分解することがなく、撥水機能が極めて長
い期間に渡って安定的に持続する利点がある。
【0029】なお、シリコーンコーティングを施した撥
水性土壌粒子を260℃以上程度の高温に加熱して撥水
を分解した場合は、シリコーンが珪素と水素に分解され
るが、珪素も水素も元々自然界に存在する元素であり、
二次汚染の心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る配管の接続部
への撥水性土壌の敷設状況を示す図2のI−I線に沿う
水平断面説明図。
【図2】図1のII− II 線に沿う垂直断面説明図。
【図3】上記撥水性土壌を構成する撥水性土壌粒子を示
す拡大断面説明図。
【図4】上記撥水性土壌粒子の粒度のばらつきを示す拡
大図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る配管の接続部
への撥水性土壌の敷設状況を示す水平断面説明図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る配管の接続部
への撥水性土壌の敷設状況を示す水平断面説明図。
【図7】図6のVII −VII 線に沿う垂直断面説明図。
【符号の説明】
1 配管 2 管継手(継ぎ目) 3 撥水性土壌 6 撥水性土壌粒子 6b 撥水性コーティング層(撥水層)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設された配管内に侵入する根の
    侵入防止方法において、 土壌粒子表面に撥水層を設けた撥水性土壌粒子を上記配
    管の周囲を覆うように所定の厚みで敷設したことを特徴
    とする根の侵入防止方法。
  2. 【請求項2】 上記撥水性土壌粒子は、粒径が0.5mm
    以下、好ましくは0.3mm以下の微細な粒子と、より大
    きな粒径の粒子とを混合してなるものであることを特徴
    とする請求項1記載の根の侵入防止方法。
  3. 【請求項3】 上記撥水性土壌粒子は、撥水性シリコー
    ンをコーティングした土壌粒子であることを特徴とする
    請求項1または2記載の根の侵入防止方法。
JP11011521A 1999-01-20 1999-01-20 根の侵入防止方法 Pending JP2000213052A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1600568A1 (de) * 2004-05-27 2005-11-30 Theodor Cordes GmbH & Co. KG Erdverlegbare Rohrleitung mit Wurzelschutz

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