JP2000213496A - 遠心圧縮機 - Google Patents

遠心圧縮機

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JP2000213496A
JP2000213496A JP11012112A JP1211299A JP2000213496A JP 2000213496 A JP2000213496 A JP 2000213496A JP 11012112 A JP11012112 A JP 11012112A JP 1211299 A JP1211299 A JP 1211299A JP 2000213496 A JP2000213496 A JP 2000213496A
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JP
Japan
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pressing
elastic plate
diffuser
compressor
ring
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JP11012112A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Iketani
信之 池谷
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IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディフューザ内の流れの急縮流、急拡流、漏
れを防止し、流れの損失を低減すると共に、シンプルな
構造の可変容量型遠心圧縮機を提供する。 【解決手段】 本発明に係る遠心圧縮機1は、ディフュ
ーザ壁5,6の一部又は全部を弾性板7で形成したもの
である。弾性板7の弾性変形によってディフューザ流路
幅が無段階で変更可能となる。弾性板7は圧縮機中心と
同軸なリング状とされ、押圧リング14で裏側から押さ
れて弾性変形する。押圧リング14は複数のカム部材と
レバー部材との組合せ、複数の流体圧ピストン、又は送
りピストン、リードスクリュ、モータの組合せで押すこ
とができる。弾性板7の裏側に押え板18,19を重ね
合わせて設け、ディフューザ内流体圧力による変形を防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遠心圧縮機、特に可
変容量型の遠心圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用過給機の分野ではタービン側を可
変容量化することが一般に行われており、これを圧縮機
側でも行うべく開発が進んでいる。車両用過給機の圧縮
機は一般に遠心圧縮機であり、その可変容量化について
は、ディフューザ部に角度可変な羽根を設けて圧縮機特
性を変更したり、ディフューザ壁の一部を出没可能とし
てディフューザ流路幅を変更したりしている(実開平1-
134800号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の場合、
羽根を動かす構造が複雑となりコスト高となる。特に車
両用過給機ではコストが重視されるため、この点は重要
である。また、羽根を動かすためには羽根とディフュー
ザ壁との間、羽根駆動軸とケーシングとの間に隙間が必
要となり、これが原因となってロスが生じる。
【0004】一方、後者の場合、可動壁の突出部分が段
差となり、これがディフューザ内の流れを急縮流、急拡
流としてロスが生じる。また、可動壁の動作のためにケ
ーシングとの間に隙間が必要となり、これによっても漏
れによるロスが生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る遠心圧縮機
は、ディフューザ壁の一部又は全部を弾性板で形成した
ものである。
【0006】これによれば弾性板の弾性変形によってデ
ィフューザ流路幅が無段階で変更可能となる。
【0007】ここで、上記弾性板がシュラウド側ディフ
ューザ壁の一部又は全部をなすのが好ましい。
【0008】また、上記弾性板を裏側から押圧するため
の押圧手段が設けられるのが好ましい。
【0009】上記弾性板が圧縮機中心と同軸なリング状
とされ、上記押圧手段が、圧縮機中心と同軸で且つその
裏面に当接される押圧リングを有するのが好ましい。
【0010】上記押圧手段が、上記押圧リングの周方向
所定箇所を裏側から押圧する複数のカム部材と、これら
カム部材を同時に回転させるためのレバー部材とをさら
に有してもよい。
【0011】または、上記押圧手段が、上記押圧リング
の周方向所定箇所を裏側から押圧する複数の流体圧ピス
トンをさらに有してもよい。
【0012】または、上記押圧手段が、上記押圧リング
の周方向所定箇所を裏側から押圧する複数の送りピスト
ンと、これら送りピストンにそれぞれ螺合されるリード
スクリュと、これらリードスクリュをそれぞれ回転させ
るモータとをさらに有してもよい。
【0013】上記弾性板の裏側且つ上記押圧リングを避
けた位置に、圧縮機中心と同軸なリング状の押え板が重
ね合わせて設けられるのが好ましい。
【0014】上記押え板が、放射状に切り込まれ、周方
向に完全に分割されるか又は反押圧リング側の周端縁部
を残して部分的に分割されるのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0016】図1は本発明にかかる遠心圧縮機、特にデ
ィフューザ周辺部を示す。この遠心圧縮機1は車両用過
給機に適用され、作動流体はエンジンの吸気(空気)で
ある。遠心圧縮機1は、ケーシング2内の中心側に設け
られ空気を軸方向から流入して半径方向外側に流出する
回転可能なインペラ3と、インペラ3の半径方向外側に
設けられ、インペラ3から流出した空気を膨張し昇圧さ
せ半径方向外側のスクロール2aに送るディフューザ4
とを備える。インペラ3は圧縮機中心と同軸に配置さ
れ、図示しないタービンによりタービン軸を介して回転
駆動される。ディフューザ4は、相対向する一対のディ
フューザ壁5,6により、所定の流路幅Hをもって圧縮
機中心と同軸な環状通路として形成される。
【0017】特に、ここではシュラウド側のディフュー
ザ壁5の一部が、シリコンゴム等の弾性材料からなる弾
性板7で形成されている。弾性板7は、略一定の厚さを
有し、圧縮機中心と同軸なリング状に形成され、インペ
ラ3の出口位置から所定長さ半径方向外側に延出され
る。シュラウド側ディフューザ壁5の外周側をなす一部
と、ハブ側ディフューザ壁6の全部とが、ケーシング2
によって形成される。シュラウド側ディフューザ壁5の
ケーシング2の部分に嵌合用開口部8が設けられ、ここ
に弾性板7が面一状に嵌め込まれ、接着等の手法で固定
される。シュラウド側ディフューザ壁5の弾性板7の部
分とケーシング2の部分との継ぎ目に段差や隙間はな
い。よってこれらによるロスの発生が防止される。
【0018】弾性板7はその表面がシュラウド側ディフ
ューザ壁5の壁面をなす。弾性板7の半径方向両端縁部
が裏側に折曲され、それら折曲部の端縁部はさらには半
径方向外側に折り返される。これにより弾性板7の半径
方向両端縁部に係合部11が形成され、これら係合部1
1がケーシング2の係合溝12に係合されて弾性板7が
支持される。
【0019】ディフューザ流路幅を拡縮すべく、弾性板
7を裏側から押圧するための押圧手段13が設けられ
る。押圧手段13は、圧縮機中心と同軸で且つその裏面
に当接される押圧リング14を有する。押圧リング14
は、その断面が丸みを帯びた凸状とされ、その突起部1
5で弾性板7を押すようになっている。押圧リング14
は、インペラ3の出口付近(ディフューザ4の入口部)
に設けられ、後述するカム部材等により軸方向に進退さ
れ、ディフューザ入口流路幅を変更する。押圧リング1
4は金属材料で形成されるが、これに限定せず樹脂材料
等で形成してもよい。
【0020】図1に示す押圧リング14は基準位置にあ
る。このとき弾性板7には押圧力が付与されておらず、
弾性板7は自然形状としての折曲形状となっている。こ
の折曲部裏側に押圧リング14が位置される。このと
き、折曲部16の下流側(半径方向外側)では、弾性板
7がハブ側ディフューザ壁6に平行とされ、一定のディ
フューザ流路幅Hが保たれる。折曲部16の上流側(半
径方向内側)では、弾性板7がハブ側ディフューザ壁6
に対し傾斜され、ディフューザ流路幅が下流側に進むに
つれ順次Hまで絞られるようになる。
【0021】また図2に示すように、押圧リング14が
進出されると、弾性板7全体が表側に押され、折曲部1
6がさらにきつく曲げられ、ディフューザ4の最小流路
幅がHより小さく絞られる。このように、押圧リング1
4の進退に応じてディフューザ流路幅が無段階で変更可
能となり、可変容量化を達成してエンジン運転状態に応
じた好ましい圧縮機特性を得られる。
【0022】ここでディフューザ4内には圧力空気が流
されるので、これにより弾性板7は表側から常時押され
ることになる。よって弾性板7の変形を防止するため、
弾性板7の裏側且つ押圧リング14を避けた位置に、圧
縮機中心と同軸なリング状の押え板17が重ね合わせて
設けられる。押え板17は空気圧力に抗じ得る程度の適
度な剛性を有した比較的薄い金属板からなり(例えば厚
さ1mmのアルミ板)、接着等の方法により弾性板7に固
着される。
【0023】押え板17は、弾性板7のうち押圧リング
14の半径方向外側の部分ほぼ全面を覆う外側押え板1
8と、押圧リング14の半径方向内側の部分ほぼ全面を
覆う内側押え板19とからなる。図3に示すように、各
押え板18,19は放射状に切り込まれ、反押圧リング
側の周端縁部20,21を残して周方向に部分的に分割
される。つまり周端縁部20,21は切り込まれず周方
向に連続される。切り込みを22で示す。弾性板7の押
圧時には、押え板18,19の分割部分が周端縁部2
0,21との境目から、弾性板7の押圧変形に追従して
折り曲げられることになる。このとき分割部分全体で円
錘面をなすようになる。また、周端縁部20,21が残
されているので押え板18,19にスプリングバック機
能を付与できる。
【0024】なお、押え板18,19は、図4に示すよ
うに周方向に完全に分割されてもよい。図5にも示すよ
うに、この例では押え板18,19の各分割ピース23
の穴24に、弾性板7の突起25が嵌め込まれ、強固な
接着等を可能としている。
【0025】図2に示すように、押圧リング14の突起
部15が弾性板7を押すと、弾性板7が僅かに凹み、突
起部15の基端部又はその半径方向内外の肩部26が押
え板18,19に当接するので、弾性板7への負荷が軽
減される。
【0026】押圧リング14はその突起部15により、
弾性板7を点(線)で押すが、弾性板7には一定の厚さ
があるため、弾性板7の表面は比較的大きなアール状と
なる。また弾性板7で区画されたディフューザ流路も、
流れ方向に沿って緩やかに縮小、拡大するため、流れの
急縮流、急拡流を防止してロスの発生を防止できる。
【0027】図1に示すように、押圧リング14の退却
時は外側押え板18と内側押え板19とがそれぞれケー
シング2に形成されたストッパ壁27,28に当たるの
で、弾性板7の戻り過ぎが防止される。
【0028】押圧リング14を進退駆動すべく、押圧手
段13には以下のものを設けるのがよい。即ち、図6に
示すように、押圧リング14の周方向の二箇所をそれぞ
れ裏側から押圧する二つのカム部材29と、これらカム
部材29を同時に回転させるためのレバー部材30とを
設けるのがよい。図7に示すように、レバー部材30は
ケーシング2の背面から露出させ、図示しないアクチュ
エータ(例えば負圧ダイアフラムアクチュエータ)でエ
ンジン運転状態に基づき動作させる。なおカム部材29
とレバー部材30とは、ケーシング2に支持された回動
軸32の回りを一体的に回転する。カム部材29を増や
し、押圧リング14を周方向のさらに複数箇所で押すよ
うにしてもよい。いずれにしても押圧リング14が平行
移動するよう、押圧箇所は中心対称に設けるようにす
る。
【0029】また、図8に示すように押圧手段13に、
押圧リング14の周方向所定箇所を裏側から押圧する複
数の流体圧ピストン31を設けてもよい。流体圧は空
圧、油圧等が考えられる。流体圧ピストン31はケーシ
ング2に開口されたシリンダ穴33に摺動可能に挿入
し、流体圧の漏れをOリング34で防止する。エンジン
運転状態に基づき流体圧を制御すれば、弾性板7の押出
量及びディフューザ4の最小流路幅を最適制御すること
ができる。
【0030】或いは、図9に示すように押圧手段13
に、押圧リング14の周方向所定箇所を裏側から押圧す
る複数の送りピストン35と、これら送りピストン35
にそれぞれ螺合されるリードスクリュ36と、これらリ
ードスクリュ36をそれぞれ回転させるモータ37とを
設けてもよい(1組のみ図示)。送りピストン35は回
転が回転ストッパ38で規制され、軸方向送りのみが可
能である。モータ37が回転するとリードスクリュ36
を介して送りピストン35が軸方向に送られ、押圧リン
グ14が進退される。モータ37の回転角をエンジン運
転状態に基づき制御すれば、ディフューザ4の最小流路
幅の最適制御が可能となる。
【0031】このように、かかる構造によれば、弾性板
の弾性変形を利用してディフューザの最小流路幅を無段
階で変更できる。これによって最小流路幅が狭いとき小
流量特性、広いとき大流量特性とすることができ、遠心
圧縮機の可変容量化が達成される。特に、ディフューザ
壁に対し相対移動する部材、例えば従来の可動羽根や可
動壁のようなものがなく、ディフューザ内流路が常に段
差なくスムーズとなるので、流れの急縮流、急拡流が防
止され流れの損失を低減できる。またディフューザ内外
を通ずる隙間も一切なくなり、漏れによるロスが防止で
きる。さらに羽根を動かす構造でなく、シンプルな構造
であるため、低コストで実現可能である。シュラウド側
ディフューザ壁の一部を弾性板にしたので、インペラ3
のシュラウド側から出てきた比較的乱れの強い空気を弾
性板で積極的に整流でき、流れの損失が低減できる。
【0032】以上、本発明は上記実施の形態に限られる
ものでない。例えばシュラウド側ディフューザ壁の全部
や、ハブ側ディフューザ壁又は両方のディフューザ壁の
全部又は一部を弾性板で形成することもできる。かかる
構造は車両用過給機に限らずあらゆる遠心圧縮機に適用
できる。弾性板はシリコンゴムのような樹脂材以外にも
可撓性を有する様々な材料が選択できる。上記実施の形
態では弾性板を点で押すようにしたが、面で押して一定
の最小流路幅領域を形成するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0034】(1) ディフューザ内流路が段差なくス
ムーズとなり、流れの急縮流、急拡流が防止されて流れ
の損失が低減される。
【0035】(2) ディフューザ内外を通ずる隙間が
なくなり、漏れによるロスを防止できる。
【0036】(3) 極めてシンプルな構造となり、低
コスト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、通常状態を示す縦
断面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示し、作動状態を示す縦
断面図である。
【図3】押え板を示す正面図である。
【図4】押え板の変形例を示す斜視図である。
【図5】押え板の変形例を示す断面図である。
【図6】カム部材等を示す斜視図である。
【図7】レバーの配置状態を示す外観斜視図である。
【図8】流体圧ピストンを示す縦断面図である。
【図9】送りピストン等を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 遠心圧縮機 4 ディフューザ 5 シュラウド側ディフューザ壁 6 ハブ側ディフューザ壁 7 弾性板 13 押圧手段 14 押圧リング 17 押え板 20,21 周端縁部 22 切り込み 29 カム部材 30 レバー部材 31 流体圧ピストン 35 送りピストン 36 リードスクリュ 37 モータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディフューザ壁の一部又は全部を弾性板
    で形成したことを特徴とする遠心圧縮機。
  2. 【請求項2】 上記弾性板がシュラウド側ディフューザ
    壁の一部又は全部をなす請求項1記載の遠心圧縮機。
  3. 【請求項3】 上記弾性板を裏側から押圧するための押
    圧手段が設けられる請求項1又は2記載の遠心圧縮機。
  4. 【請求項4】 上記弾性板が圧縮機中心と同軸なリング
    状とされ、上記押圧手段が、圧縮機中心と同軸で且つそ
    の裏面に当接される押圧リングを有する請求項3記載の
    遠心圧縮機。
  5. 【請求項5】 上記押圧手段が、上記押圧リングの周方
    向所定箇所を裏側から押圧する複数のカム部材と、これ
    らカム部材を同時に回転させるためのレバー部材とをさ
    らに有する請求項4記載の遠心圧縮機。
  6. 【請求項6】 上記押圧手段が、上記押圧リングの周方
    向所定箇所を裏側から押圧する複数の流体圧ピストンを
    さらに有する請求項4記載の遠心圧縮機。
  7. 【請求項7】 上記押圧手段が、上記押圧リングの周方
    向所定箇所を裏側から押圧する複数の送りピストンと、
    これら送りピストンにそれぞれ螺合されるリードスクリ
    ュと、これらリードスクリュをそれぞれ回転させるモー
    タとをさらに有する請求項4記載の遠心圧縮機。
  8. 【請求項8】 上記弾性板の裏側且つ上記押圧リングを
    避けた位置に、圧縮機中心と同軸なリング状の押え板が
    重ね合わせて設けられる請求項4乃至7いずれかに記載
    の遠心圧縮機。
  9. 【請求項9】 上記押え板が、放射状に切り込まれ、周
    方向に完全に分割されるか又は反押圧リング側の周端縁
    部を残して部分的に分割される請求項8記載の遠心圧縮
    機。
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