JP2000213563A - 電気粘性流体を利用したトルク伝達装置 - Google Patents
電気粘性流体を利用したトルク伝達装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 伝達トルクを電気的に制御できる減/増速機
構付きのクラッチをコンパクトに且つ簡単な機構で構成
でき、また、回転体への高電圧の給電が安定且つ安全な
電気粘性流体を利用したトルク伝達装置を提供する。 【解決手段】 いずれかが入力軸1又は出力軸2と連結
した太陽ギヤ4及びキャリヤ6と、キャリア6に保持さ
れた遊星ギヤ5と、リングギヤ7とからなる遊星歯車機
構3を有し、リングギヤ7に第1の電極10を配設し、
第1の電極10が入る部屋12を有する本体ケース9を
設け、部屋12の内面に第2の電極11を配設するとと
もに部屋11とリングギヤ7間を密閉して部屋12内に
電気粘性流体Eを封入し、第1の電極10と第2の電極
11間に電圧を印加する手段を設け、両電極10,11
間に電圧を印加することで、電気粘性流体Eの粘度又は
剪断力を変化させて入力軸1から出力軸2への伝達トル
クを制御できるようにする。
構付きのクラッチをコンパクトに且つ簡単な機構で構成
でき、また、回転体への高電圧の給電が安定且つ安全な
電気粘性流体を利用したトルク伝達装置を提供する。 【解決手段】 いずれかが入力軸1又は出力軸2と連結
した太陽ギヤ4及びキャリヤ6と、キャリア6に保持さ
れた遊星ギヤ5と、リングギヤ7とからなる遊星歯車機
構3を有し、リングギヤ7に第1の電極10を配設し、
第1の電極10が入る部屋12を有する本体ケース9を
設け、部屋12の内面に第2の電極11を配設するとと
もに部屋11とリングギヤ7間を密閉して部屋12内に
電気粘性流体Eを封入し、第1の電極10と第2の電極
11間に電圧を印加する手段を設け、両電極10,11
間に電圧を印加することで、電気粘性流体Eの粘度又は
剪断力を変化させて入力軸1から出力軸2への伝達トル
クを制御できるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気粘性流体を利
用した流体クラッチ、トルクリミッタ等のトルク伝達装
置に関するものである。
用した流体クラッチ、トルクリミッタ等のトルク伝達装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気粘性流体を利用したトルク伝
達装置としては、特開平9−14300号公報に記載の
ものが提案されている。このトルク伝達装置は、トルク
伝達面を兼ねた電極となる一対のプレートをテーパ断面
を有する円筒形(又は多重円筒形)に形成して電気粘性
流体を封入したケーシング内に対向設置して構成される
もので、電極間隔を容易に調整でき、また同時に電極面
積を増やすことができる。しかし、入出力両軸に給電機
構が必要となる上、給電部の寿命が短く、安定して給電
できない等の問題があった。
達装置としては、特開平9−14300号公報に記載の
ものが提案されている。このトルク伝達装置は、トルク
伝達面を兼ねた電極となる一対のプレートをテーパ断面
を有する円筒形(又は多重円筒形)に形成して電気粘性
流体を封入したケーシング内に対向設置して構成される
もので、電極間隔を容易に調整でき、また同時に電極面
積を増やすことができる。しかし、入出力両軸に給電機
構が必要となる上、給電部の寿命が短く、安定して給電
できない等の問題があった。
【0003】また、上記従来例の他、特開平10−54
434号公報に記載の電気粘性流体を利用した回転ダン
パが提案されている。この回転ダンパは、絶縁材料から
なる本体ケース内に形成された液体室内で、回転軸と共
に回転する少なくとも一つのロータと、該液体室に充填
される電気粘性流体と、本体ケースの液体室内に配設さ
れ、電圧を印加することにより該電気粘性流体の粘性を
変化させる電極とを有するもので、前記ロータが導電性
材料から形成されていると共に、前記電極が液体室内に
おいてロータを挟んで、且つ夫々がロータに対して所定
のギャップ部を有して互いに対向するように本体ケース
に固定されて2以上配設されてなるものであり、回転電
極を使用していないため、ブラシ等が不要であり、放電
の危険がないとともに耐久性の面でも優れている。しか
し、上記構成は回転ダンパには有効であるが、入出力軸
が回転するトルク伝達装置の場合には、回転体への給電
機構が必要となる。
434号公報に記載の電気粘性流体を利用した回転ダン
パが提案されている。この回転ダンパは、絶縁材料から
なる本体ケース内に形成された液体室内で、回転軸と共
に回転する少なくとも一つのロータと、該液体室に充填
される電気粘性流体と、本体ケースの液体室内に配設さ
れ、電圧を印加することにより該電気粘性流体の粘性を
変化させる電極とを有するもので、前記ロータが導電性
材料から形成されていると共に、前記電極が液体室内に
おいてロータを挟んで、且つ夫々がロータに対して所定
のギャップ部を有して互いに対向するように本体ケース
に固定されて2以上配設されてなるものであり、回転電
極を使用していないため、ブラシ等が不要であり、放電
の危険がないとともに耐久性の面でも優れている。しか
し、上記構成は回転ダンパには有効であるが、入出力軸
が回転するトルク伝達装置の場合には、回転体への給電
機構が必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みて為されたものであり、その目的とするところは、伝
達トルクを電気的に制御できる減/増速機構付きのクラ
ッチをコンパクトに且つ簡単な機構で構成でき、また、
回転体への高電圧の給電が安定且つ安全な電気粘性流体
を利用したトルク伝達装置を提供することにある。
みて為されたものであり、その目的とするところは、伝
達トルクを電気的に制御できる減/増速機構付きのクラ
ッチをコンパクトに且つ簡単な機構で構成でき、また、
回転体への高電圧の給電が安定且つ安全な電気粘性流体
を利用したトルク伝達装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
電気粘性流体を利用したトルク伝達装置は、いずれかが
入力軸1又は出力軸2と連結した太陽ギヤ4及びキャリ
ヤ6と、キャリア6に保持された遊星ギヤ5と、リング
ギヤ7とからなる遊星歯車機構3を有し、前記リングギ
ヤ7に第1の電極10を配設し、第1の電極10が入る
部屋12を有する本体ケース9を設け、前記部屋12の
内面に第2の電極11を配設するとともに部屋12とリ
ングギヤ7間を密閉して部屋12内に電気粘性流体Eを
封入し、第1の電極10と第2の電極11間に電圧を印
加する手段を設け、両電極10,11間に電圧を印加す
ることによって、電気粘性流体Eの粘度又は剪断力を変
化させて入力軸1から出力軸2への伝達トルクを制御で
きるようにしたことを特徴とするものである。
電気粘性流体を利用したトルク伝達装置は、いずれかが
入力軸1又は出力軸2と連結した太陽ギヤ4及びキャリ
ヤ6と、キャリア6に保持された遊星ギヤ5と、リング
ギヤ7とからなる遊星歯車機構3を有し、前記リングギ
ヤ7に第1の電極10を配設し、第1の電極10が入る
部屋12を有する本体ケース9を設け、前記部屋12の
内面に第2の電極11を配設するとともに部屋12とリ
ングギヤ7間を密閉して部屋12内に電気粘性流体Eを
封入し、第1の電極10と第2の電極11間に電圧を印
加する手段を設け、両電極10,11間に電圧を印加す
ることによって、電気粘性流体Eの粘度又は剪断力を変
化させて入力軸1から出力軸2への伝達トルクを制御で
きるようにしたことを特徴とするものである。
【0006】また、本発明の請求項2に係る電気粘性流
体を利用したトルク伝達装置は、請求項1の構成に加え
て、前記第1の電極10を円筒状にしたことを特徴とす
るものである。
体を利用したトルク伝達装置は、請求項1の構成に加え
て、前記第1の電極10を円筒状にしたことを特徴とす
るものである。
【0007】また、本発明の請求項3に係る電気粘性流
体を利用したトルク伝達装置は、請求項1又は2の構成
に加えて、給電装置に対して回転しない電極を高電位側
とし、給電装置に対して回転する電極を低電位側として
給電を行うことを特徴とするものである。
体を利用したトルク伝達装置は、請求項1又は2の構成
に加えて、給電装置に対して回転しない電極を高電位側
とし、給電装置に対して回転する電極を低電位側として
給電を行うことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の請求項4に係る電気粘性流
体を利用したトルク伝達装置は、いずれかが入力軸1又
は出力軸2と連結した太陽ギヤ4及びキャリヤ6と、キ
ャリヤ6に保持された遊星ギヤ5と、リングギヤ7とか
らなる遊星歯車機構3を有し、前記リングギヤ7に導電
体37を配設し、導電体37が入る部屋12を有する本
体ケース9を設け、前記部屋12の内面に前記導電体3
7を挟むように電極38,39を配設するとともに部屋
12とリングギヤ7間を密閉して部屋12内に電気粘性
流体Eを封入し、前記電極38,39間に電圧を印加す
る手段を設け、両電極38,39間に電圧を印加するこ
とによって、電気粘性流体Eの粘度又は剪断力を変化さ
せて入力軸1から出力軸2への伝達トルクを制御できる
ようにしたことを特徴とするものである。
体を利用したトルク伝達装置は、いずれかが入力軸1又
は出力軸2と連結した太陽ギヤ4及びキャリヤ6と、キ
ャリヤ6に保持された遊星ギヤ5と、リングギヤ7とか
らなる遊星歯車機構3を有し、前記リングギヤ7に導電
体37を配設し、導電体37が入る部屋12を有する本
体ケース9を設け、前記部屋12の内面に前記導電体3
7を挟むように電極38,39を配設するとともに部屋
12とリングギヤ7間を密閉して部屋12内に電気粘性
流体Eを封入し、前記電極38,39間に電圧を印加す
る手段を設け、両電極38,39間に電圧を印加するこ
とによって、電気粘性流体Eの粘度又は剪断力を変化さ
せて入力軸1から出力軸2への伝達トルクを制御できる
ようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
8に基づいて説明する。
8に基づいて説明する。
【0010】本発明の電気粘性流体を利用したトルク伝
達装置の実施の形態の一例を図1乃至図2に示す。本例
のトルク伝達装置は、大きくは入力軸1と、遊星歯車機
構3と、第1の電極10が配設されたリングギヤケース
8と、第2の電極11が配設された本体ケース9と、出
力軸2とから構成される。
達装置の実施の形態の一例を図1乃至図2に示す。本例
のトルク伝達装置は、大きくは入力軸1と、遊星歯車機
構3と、第1の電極10が配設されたリングギヤケース
8と、第2の電極11が配設された本体ケース9と、出
力軸2とから構成される。
【0011】入力軸1及び出力軸2は後述のリングギヤ
ケース8の後側壁部8b及び前側壁部8aに設けられた
穴に挿通され、後側壁部8b及び前側壁部8aに配設し
たベアリング16,15を介して回転自在に支持される
とともに、夫々の軸1,2の一端は後述の太陽ギヤ4及
びキャリヤ6に連結されている。
ケース8の後側壁部8b及び前側壁部8aに設けられた
穴に挿通され、後側壁部8b及び前側壁部8aに配設し
たベアリング16,15を介して回転自在に支持される
とともに、夫々の軸1,2の一端は後述の太陽ギヤ4及
びキャリヤ6に連結されている。
【0012】リングギヤケース8は樹脂製で略円缶状に
形成され、内部に太陽ギヤ4と4個の遊星ギヤ5とキャ
リヤ6とリングギヤ7からなる遊星歯車機構3が納めら
れ(4個の遊星ギヤ5はキャリア6に保持されてい
る)、リングギヤ7の外周面はリングギヤケース8の内
周面に固着されている。そして、リングギヤケース8の
外周面には鍔状に第1の電極10が立設され、第1の電
極10から導出された配線21はリングギヤケース8の
周壁内部に埋め込まれ、リングギヤケース8の後側周壁
の外周面に配設した給電用リング19と導通している。
形成され、内部に太陽ギヤ4と4個の遊星ギヤ5とキャ
リヤ6とリングギヤ7からなる遊星歯車機構3が納めら
れ(4個の遊星ギヤ5はキャリア6に保持されてい
る)、リングギヤ7の外周面はリングギヤケース8の内
周面に固着されている。そして、リングギヤケース8の
外周面には鍔状に第1の電極10が立設され、第1の電
極10から導出された配線21はリングギヤケース8の
周壁内部に埋め込まれ、リングギヤケース8の後側周壁
の外周面に配設した給電用リング19と導通している。
【0013】本体ケース9は樹脂製でリングギヤケース
8の外側に設けられ、第1の電極10が入り込める部屋
12を有した形状に形成され、ベアリング17,18を
介してリングギヤケース8をリングギヤ7の回転方向に
回転自在に支持している。(ベアリング17,18は穴
用C型リング55,56にて抜け止め固定されてい
る)。そして、部屋12の内面には第2の電極11が配
設され、部屋12とリングギヤケース8との隙間がシー
ル材13,14にて密閉され、部屋12内に電気粘性流
体Eが封入されている。また、部屋12の周壁部12a
には絶縁皮膜付きの配線22が挿通して、第2の電極1
1と導通し、一方、本体ケース9の後側周壁には絶縁皮
膜付きの配線23が挿通して、給電用リング19と接触
するように本体ケース9の後側周壁に配設したブラシ2
0と導通している。尚、配線22,23は外部の高電圧
電源54に夫々接続されている。
8の外側に設けられ、第1の電極10が入り込める部屋
12を有した形状に形成され、ベアリング17,18を
介してリングギヤケース8をリングギヤ7の回転方向に
回転自在に支持している。(ベアリング17,18は穴
用C型リング55,56にて抜け止め固定されてい
る)。そして、部屋12の内面には第2の電極11が配
設され、部屋12とリングギヤケース8との隙間がシー
ル材13,14にて密閉され、部屋12内に電気粘性流
体Eが封入されている。また、部屋12の周壁部12a
には絶縁皮膜付きの配線22が挿通して、第2の電極1
1と導通し、一方、本体ケース9の後側周壁には絶縁皮
膜付きの配線23が挿通して、給電用リング19と接触
するように本体ケース9の後側周壁に配設したブラシ2
0と導通している。尚、配線22,23は外部の高電圧
電源54に夫々接続されている。
【0014】上記構成において、第1の電極10と第2
の電極11との間に電圧を印加すると、電極10,11
間に生じる電場の強さに比例して電気粘性流体Eの粘度
又は剪断力は大きくなり、リングギヤケース8の外周面
に立設された鍔状の第1の電極10を拘束するようにな
る。つまり、リングギヤ7の回転を拘束するようになる
(このリングギヤ7の回転を拘束する力をFとする)。
一方、入力軸1を駆動すると、遊星ギヤ5の回転に抗し
てリングギヤ7に反力f(4個の遊星ギヤ5に及ぼす反
力f/4の総和)が発生する。この反力fが前記拘束力
Fよりも小さい時は、リングギヤ7が本体ケース9に対
して回転しないため、遊星ギヤ5が自転とともに太陽ギ
ヤ4の周りを公転し、この公転によりキャリヤ6が回転
して出力軸2は回転するが、入力軸1の駆動力を大きく
し、遊星ギヤ5の回転に抗してリングギヤ7に発生する
反力fが大きくなり、拘束力Fよりも大きくなると、リ
ングギヤ7が本体ケース9に対して回転し始める(滑り
を発生する)ため、入力軸1の回転は出力軸2に完全に
伝達できなくなる。そして、第1の電極10と第2の電
極11との間に電圧を印加しない場合、リングギヤ7の
拘束力Fが極めて小さくなるため、リングギヤ7が回転
し、遊星ギヤ5は公転せずに自転するのみとなり、入力
軸1の回転を出力軸2に伝達できなくなる。このように
本構成によって変速機能とクラッチ機能を実現すること
ができる。
の電極11との間に電圧を印加すると、電極10,11
間に生じる電場の強さに比例して電気粘性流体Eの粘度
又は剪断力は大きくなり、リングギヤケース8の外周面
に立設された鍔状の第1の電極10を拘束するようにな
る。つまり、リングギヤ7の回転を拘束するようになる
(このリングギヤ7の回転を拘束する力をFとする)。
一方、入力軸1を駆動すると、遊星ギヤ5の回転に抗し
てリングギヤ7に反力f(4個の遊星ギヤ5に及ぼす反
力f/4の総和)が発生する。この反力fが前記拘束力
Fよりも小さい時は、リングギヤ7が本体ケース9に対
して回転しないため、遊星ギヤ5が自転とともに太陽ギ
ヤ4の周りを公転し、この公転によりキャリヤ6が回転
して出力軸2は回転するが、入力軸1の駆動力を大きく
し、遊星ギヤ5の回転に抗してリングギヤ7に発生する
反力fが大きくなり、拘束力Fよりも大きくなると、リ
ングギヤ7が本体ケース9に対して回転し始める(滑り
を発生する)ため、入力軸1の回転は出力軸2に完全に
伝達できなくなる。そして、第1の電極10と第2の電
極11との間に電圧を印加しない場合、リングギヤ7の
拘束力Fが極めて小さくなるため、リングギヤ7が回転
し、遊星ギヤ5は公転せずに自転するのみとなり、入力
軸1の回転を出力軸2に伝達できなくなる。このように
本構成によって変速機能とクラッチ機能を実現すること
ができる。
【0015】ところで、本発明は、上記構成に見るよう
に、従来のトルク伝達装置においてはクラッチ板の中心
部分がトルク伝達に与える影響が小さいことを鑑みて、
クラッチ板、すなわち第1の電極10を鍔状にしたもの
であり、この鍔状の第1の電極10の中心部分に形成さ
れる空洞部に遊星歯車機構3を配置することで、軸方向
へのクラッチ、遊星歯車機構3等の積み重ねをなくし、
省スペース化を図るものである。また、鍔状の第1の電
極10を拘束/非拘束することでクラッチ動作及びトル
ク伝達を行う形態をとるので、他方の電極である第2の
電極11は固定電極とすることができ、給電機構を簡素
化することができる。
に、従来のトルク伝達装置においてはクラッチ板の中心
部分がトルク伝達に与える影響が小さいことを鑑みて、
クラッチ板、すなわち第1の電極10を鍔状にしたもの
であり、この鍔状の第1の電極10の中心部分に形成さ
れる空洞部に遊星歯車機構3を配置することで、軸方向
へのクラッチ、遊星歯車機構3等の積み重ねをなくし、
省スペース化を図るものである。また、鍔状の第1の電
極10を拘束/非拘束することでクラッチ動作及びトル
ク伝達を行う形態をとるので、他方の電極である第2の
電極11は固定電極とすることができ、給電機構を簡素
化することができる。
【0016】次に本発明の電気粘性流体を利用したトル
ク伝達装置の実施の形態の他の例を図3に示す。本例の
トルク伝達装置も、第1の例と同様、大きくは入力軸1
と、遊星歯車機構3と、第1の電極10が配設されたリ
ングギヤケース8と、第2の電極11が配設された本体
ケース9と、出力軸2とから構成されるが、入力軸1、
遊星歯車機構3及び出力軸2の構成は第1の例と同じな
ので、説明は省略する。
ク伝達装置の実施の形態の他の例を図3に示す。本例の
トルク伝達装置も、第1の例と同様、大きくは入力軸1
と、遊星歯車機構3と、第1の電極10が配設されたリ
ングギヤケース8と、第2の電極11が配設された本体
ケース9と、出力軸2とから構成されるが、入力軸1、
遊星歯車機構3及び出力軸2の構成は第1の例と同じな
ので、説明は省略する。
【0017】リングギヤケース8は樹脂製で略円缶状に
形成され、内部に遊星歯車機構3を有し、リングギヤ7
の外周面がリングギヤケース8の内周面に固着されてい
る。そして、リングギヤケース8の周壁に連続して円筒
状の第1の電極10が設けられている。
形成され、内部に遊星歯車機構3を有し、リングギヤ7
の外周面がリングギヤケース8の内周面に固着されてい
る。そして、リングギヤケース8の周壁に連続して円筒
状の第1の電極10が設けられている。
【0018】本体ケース9は樹脂製で、円筒状の第1の
電極10の全面を覆う部屋12を有する円筒形に形成さ
れ、第1の電極10の内周面及び外周面をベアリング2
4,25を介して支持している(ベアリング24,25
はC型リング57,58にて抜け止め固定されてい
る)。部屋12の内面には第2の電極11が配設され、
部屋12の内面と第1の電極10との隙間がシール材2
8,29にて密閉され、部屋12内に電気粘性流体Eが
封入されている。また、本体ケース9の外側周壁65の
前側には絶縁皮膜付きの配線26が挿通して、本体ケー
ス9の外側周壁65の前側内壁に配設されたブラシ20
と導通し、一方、本体ケース9の外側周壁65の後側に
は絶縁皮膜付きの配線27が挿通して、本体ケース9内
に配設された第2の電極11と導通している。尚、配線
26,27は外部の高電圧電源54に夫々接続されてい
る。
電極10の全面を覆う部屋12を有する円筒形に形成さ
れ、第1の電極10の内周面及び外周面をベアリング2
4,25を介して支持している(ベアリング24,25
はC型リング57,58にて抜け止め固定されてい
る)。部屋12の内面には第2の電極11が配設され、
部屋12の内面と第1の電極10との隙間がシール材2
8,29にて密閉され、部屋12内に電気粘性流体Eが
封入されている。また、本体ケース9の外側周壁65の
前側には絶縁皮膜付きの配線26が挿通して、本体ケー
ス9の外側周壁65の前側内壁に配設されたブラシ20
と導通し、一方、本体ケース9の外側周壁65の後側に
は絶縁皮膜付きの配線27が挿通して、本体ケース9内
に配設された第2の電極11と導通している。尚、配線
26,27は外部の高電圧電源54に夫々接続されてい
る。
【0019】上記構成のトルク伝達装置も、第1の電極
10と第2の電極11間に電圧を印加或いは印加しない
ことによって、第1の例と同様の変速機能とクラッチ機
能を実現することができる。また、上記構成によれば、
第1の電極10を円筒状にしたことで、装置全体の半径
方向の寸法を小さくすることができる上、第1の電極1
0の軸方向の長さを長くすれば、第1の電極10の内周
面と外周面の面積を大きくでき、伝達トルクを大きくす
ることができる。さらには円筒状の本体ケース9の内側
にできた空間にモーター等を配置することができるた
め、省スペース化が可能となる。また、円筒状の第1の
電極10を拘束/非拘束することでクラッチ動作及びト
ルク伝達を行う形態をとるので、他方の電極である第2
の電極11は固定電極とすることができ、給電機構を簡
素化することができる。
10と第2の電極11間に電圧を印加或いは印加しない
ことによって、第1の例と同様の変速機能とクラッチ機
能を実現することができる。また、上記構成によれば、
第1の電極10を円筒状にしたことで、装置全体の半径
方向の寸法を小さくすることができる上、第1の電極1
0の軸方向の長さを長くすれば、第1の電極10の内周
面と外周面の面積を大きくでき、伝達トルクを大きくす
ることができる。さらには円筒状の本体ケース9の内側
にできた空間にモーター等を配置することができるた
め、省スペース化が可能となる。また、円筒状の第1の
電極10を拘束/非拘束することでクラッチ動作及びト
ルク伝達を行う形態をとるので、他方の電極である第2
の電極11は固定電極とすることができ、給電機構を簡
素化することができる。
【0020】次に本発明の電気粘性流体を利用したトル
ク伝達装置の実施の形態の他の例を図4乃至図5に示
す。本例のトルク伝達装置も、第1の例と同様、大きく
は入力軸1と、遊星歯車機構3と、第1の電極10が配
設されたリングギヤケース8と、第2の電極11が配設
された本体ケース9と、出力軸2とから構成されるが、
入力軸1、遊星歯車機構3及び出力軸2の構成は第1の
例と同じなので、説明は省略する。
ク伝達装置の実施の形態の他の例を図4乃至図5に示
す。本例のトルク伝達装置も、第1の例と同様、大きく
は入力軸1と、遊星歯車機構3と、第1の電極10が配
設されたリングギヤケース8と、第2の電極11が配設
された本体ケース9と、出力軸2とから構成されるが、
入力軸1、遊星歯車機構3及び出力軸2の構成は第1の
例と同じなので、説明は省略する。
【0021】リングギヤケース8は樹脂製で略円缶状に
形成され、内部に遊星歯車機構3を有し、リングギヤ7
の外周面がリングギヤケース8の内周面に固着されてい
る。そして、リングギヤケースの外周面に円筒状の第1
の電極10が固設され、第1の電極10から導出された
配線34はリングギヤケース8の周壁内部に埋め込ま
れ、リングギヤケース8の後側周壁の外周面に配設した
給電用リング19と導通している。
形成され、内部に遊星歯車機構3を有し、リングギヤ7
の外周面がリングギヤケース8の内周面に固着されてい
る。そして、リングギヤケースの外周面に円筒状の第1
の電極10が固設され、第1の電極10から導出された
配線34はリングギヤケース8の周壁内部に埋め込ま
れ、リングギヤケース8の後側周壁の外周面に配設した
給電用リング19と導通している。
【0022】本体ケース9は樹脂製でリングギヤケース
8の外側に設けられ、第1の電極10を覆う部屋12を
有する円筒形に形成され、リングギヤケース8の外周面
をベアリング30,31を介して支持している(ベアリ
ング30,31は穴用C型リング59,60にて抜け止
め固定されている)。部屋12の周壁部12aの内面に
は円筒状の第2の電極11が固設され、部屋12とリン
グギヤケース8との隙間がシール材32,33にて密閉
され、部屋12内に電気粘性流体Eが封入されている。
また、部屋12の周壁部12aには絶縁皮膜付きの配線
35が挿通して、第2の電極11と導通し、一方、本体
ケース9の後側周壁には絶縁皮膜付きの配線36が挿通
して、給電用リング19と接触するように後側周壁に配
設したブラシ20と導通している。尚、配線35,36
は外部の高電圧電源54に夫々接続されている。
8の外側に設けられ、第1の電極10を覆う部屋12を
有する円筒形に形成され、リングギヤケース8の外周面
をベアリング30,31を介して支持している(ベアリ
ング30,31は穴用C型リング59,60にて抜け止
め固定されている)。部屋12の周壁部12aの内面に
は円筒状の第2の電極11が固設され、部屋12とリン
グギヤケース8との隙間がシール材32,33にて密閉
され、部屋12内に電気粘性流体Eが封入されている。
また、部屋12の周壁部12aには絶縁皮膜付きの配線
35が挿通して、第2の電極11と導通し、一方、本体
ケース9の後側周壁には絶縁皮膜付きの配線36が挿通
して、給電用リング19と接触するように後側周壁に配
設したブラシ20と導通している。尚、配線35,36
は外部の高電圧電源54に夫々接続されている。
【0023】上記構成のトルク伝達装置も、第1の電極
10と第2の電極11間に電圧を印加或いは印加しない
ことによって、第1の例と同様の変速機能とクラッチ機
能を実現することができる。また、上記構成によれば、
第1の電極10を円筒状にしたことで、装置の半径方向
寸法を小さくすることができる上、この円筒状の第1の
電極10の内側に形成される空洞部に遊星歯車機構を配
置できるので、軸方向へのクラッチ、遊星歯車機構3等
の積み重ねをなくすことができ、装置の省スペース化を
図ることができる。また、前述の例と同様に、円筒状の
第1の電極10を拘束/非拘束することでクラッチ動作
及びトルク伝達を行う形態をとるので、他方の電極であ
る第2の電極11は固定電極とすることができ、給電機
構を簡素化することができる。
10と第2の電極11間に電圧を印加或いは印加しない
ことによって、第1の例と同様の変速機能とクラッチ機
能を実現することができる。また、上記構成によれば、
第1の電極10を円筒状にしたことで、装置の半径方向
寸法を小さくすることができる上、この円筒状の第1の
電極10の内側に形成される空洞部に遊星歯車機構を配
置できるので、軸方向へのクラッチ、遊星歯車機構3等
の積み重ねをなくすことができ、装置の省スペース化を
図ることができる。また、前述の例と同様に、円筒状の
第1の電極10を拘束/非拘束することでクラッチ動作
及びトルク伝達を行う形態をとるので、他方の電極であ
る第2の電極11は固定電極とすることができ、給電機
構を簡素化することができる。
【0024】次に本発明の電気粘性流体を利用したトル
ク伝達装置の実施の形態の他の例を図6に示す。図6に
示す例は給電方法を除く他の構成は図3の例と同じであ
るので、給電方法のみについて説明する。図6に示すよ
うに固定電極である第2の電極11に導通した配線27
が外部電源61の高電位側に接続され、ブラシ20に導
通した配線26が低電位(グランド)側に接続されてい
る。この場合、固定電極である第2の電極11側は樹脂
製の本体ケース9の周壁に挿通した配線27と接合する
ため、完全絶縁でき、高電位側と接続しても放電の恐れ
がなく安全に給電を行うことができるが、他方、ブラシ
20の第1の電極10と回転接触する面は樹脂等に埋め
込めないため、完全絶縁することができず、放電の恐れ
がある。しかし、本例ではブラシ20に導通した配線2
6は低電位(グランド)側に接続されているため、放電
する危険性を回避することができる。
ク伝達装置の実施の形態の他の例を図6に示す。図6に
示す例は給電方法を除く他の構成は図3の例と同じであ
るので、給電方法のみについて説明する。図6に示すよ
うに固定電極である第2の電極11に導通した配線27
が外部電源61の高電位側に接続され、ブラシ20に導
通した配線26が低電位(グランド)側に接続されてい
る。この場合、固定電極である第2の電極11側は樹脂
製の本体ケース9の周壁に挿通した配線27と接合する
ため、完全絶縁でき、高電位側と接続しても放電の恐れ
がなく安全に給電を行うことができるが、他方、ブラシ
20の第1の電極10と回転接触する面は樹脂等に埋め
込めないため、完全絶縁することができず、放電の恐れ
がある。しかし、本例ではブラシ20に導通した配線2
6は低電位(グランド)側に接続されているため、放電
する危険性を回避することができる。
【0025】次に本発明の電気粘性流体を利用したトル
ク伝達装置の実施の形態の他の例を図7に示す。本例の
トルク伝達装置は、大きくは入力軸1と、遊星歯車機構
3と、後述の導電体37が立設されたリングギヤケース
8と、2つの電極38,39が配設された本体ケース9
と、出力軸2とから構成されるが、入力軸1、遊星歯車
機構3及び出力軸2の構成は第1の例と同じなので、説
明は省略する。
ク伝達装置の実施の形態の他の例を図7に示す。本例の
トルク伝達装置は、大きくは入力軸1と、遊星歯車機構
3と、後述の導電体37が立設されたリングギヤケース
8と、2つの電極38,39が配設された本体ケース9
と、出力軸2とから構成されるが、入力軸1、遊星歯車
機構3及び出力軸2の構成は第1の例と同じなので、説
明は省略する。
【0026】リングギヤケース8は樹脂製で略円缶状に
形成され、内部に遊星歯車機構3を有し、リングギヤ7
の外周面がリングギヤケース8の内周面に固着されてい
る。そして、リングギヤケース8の外周面には鍔状に導
電体37が立設されている。
形成され、内部に遊星歯車機構3を有し、リングギヤ7
の外周面がリングギヤケース8の内周面に固着されてい
る。そして、リングギヤケース8の外周面には鍔状に導
電体37が立設されている。
【0027】本体ケース9は樹脂製でリングギヤケース
8の外側に設けられ、導電体37が入り込める部屋12
を有した形状に形成され、ベアリング40,41を介し
てリングギヤケース8をリングギヤ7の回転方向に回転
自在に支持している(ベアリング40,41は穴用C型
リング62,63にて抜け止め固定されている)。そし
て、部屋12の前側内壁面12d及び後側内壁面12e
には導電体37から等距離に位置するように電極38,
39が夫々配設され、部屋12とリングギヤケース8と
の隙間がシール材42,43にて密閉され、部屋12内
に電気粘性流体Eが封入されている。部屋12の前側壁
部12bには絶縁皮膜付きの配線44が挿通して、電極
38と導通し、一方、部屋12の後側壁部12cには絶
縁皮膜付きの配線45が挿通して、電極39と導通して
いる。尚、配線44,45は外部の高電圧電源54に夫
々接続されている。
8の外側に設けられ、導電体37が入り込める部屋12
を有した形状に形成され、ベアリング40,41を介し
てリングギヤケース8をリングギヤ7の回転方向に回転
自在に支持している(ベアリング40,41は穴用C型
リング62,63にて抜け止め固定されている)。そし
て、部屋12の前側内壁面12d及び後側内壁面12e
には導電体37から等距離に位置するように電極38,
39が夫々配設され、部屋12とリングギヤケース8と
の隙間がシール材42,43にて密閉され、部屋12内
に電気粘性流体Eが封入されている。部屋12の前側壁
部12bには絶縁皮膜付きの配線44が挿通して、電極
38と導通し、一方、部屋12の後側壁部12cには絶
縁皮膜付きの配線45が挿通して、電極39と導通して
いる。尚、配線44,45は外部の高電圧電源54に夫
々接続されている。
【0028】上記構成のトルク伝達装置も、電極38,
39間に電圧を印加或いは印加しないことによって、第
1の例と同様の変速機能とクラッチ機能を実現すること
ができる。また、上記構成によれば、鍔状の導電体37
の中心部分に形成される空洞部に遊星歯車機構3を配置
することができ、軸方向へのクラッチ、遊星歯車機構3
等の積み重ねをなくし、省スペース化を図ることができ
る。また、鍔状の導電体37の鍔部を拘束/非拘束する
ことでクラッチ動作及びトルク伝達を行う形態をとるの
で、2つの電極38,39共に固定電極とすることがで
き、給電機構を簡素化することができる。その上、高電
位側に接続された電極38,39を樹脂に固着して配線
44,45との接合部を樹脂に埋め込んでいるため、完
全に絶縁することができ、放電の恐れがない。また、ブ
ラシ等の接点に比べて配線を完全接合できるため、安全
且つ安定した給電を可能にし、回転電極へ給電する形態
でないため、耐久性にも優れる。
39間に電圧を印加或いは印加しないことによって、第
1の例と同様の変速機能とクラッチ機能を実現すること
ができる。また、上記構成によれば、鍔状の導電体37
の中心部分に形成される空洞部に遊星歯車機構3を配置
することができ、軸方向へのクラッチ、遊星歯車機構3
等の積み重ねをなくし、省スペース化を図ることができ
る。また、鍔状の導電体37の鍔部を拘束/非拘束する
ことでクラッチ動作及びトルク伝達を行う形態をとるの
で、2つの電極38,39共に固定電極とすることがで
き、給電機構を簡素化することができる。その上、高電
位側に接続された電極38,39を樹脂に固着して配線
44,45との接合部を樹脂に埋め込んでいるため、完
全に絶縁することができ、放電の恐れがない。また、ブ
ラシ等の接点に比べて配線を完全接合できるため、安全
且つ安定した給電を可能にし、回転電極へ給電する形態
でないため、耐久性にも優れる。
【0029】ところで、上記例において、電極38,3
9間に電圧を印加すると、導電体37は電極38,39
の電位の中間電位となる。仮りに電極38,39の電位
をV(V)、0(V)とすると、導電体37の電位は約
V/2(V)となるが、Vの値は数100〜数kVなの
で、たとえV/2とはいえ危険である。そこで、電極3
8,39の電位を−V/2(V),+V/2(V)とす
ると、導電体37の電位は約0(V)とすることがで
き、より安全性を高めることができる。
9間に電圧を印加すると、導電体37は電極38,39
の電位の中間電位となる。仮りに電極38,39の電位
をV(V)、0(V)とすると、導電体37の電位は約
V/2(V)となるが、Vの値は数100〜数kVなの
で、たとえV/2とはいえ危険である。そこで、電極3
8,39の電位を−V/2(V),+V/2(V)とす
ると、導電体37の電位は約0(V)とすることがで
き、より安全性を高めることができる。
【0030】次に本発明の電気粘性流体を利用したトル
ク伝達装置の実施の形態の他の例を図8に示す。本例の
トルク伝達装置は、大きくは入力軸1と、遊星歯車機構
3と、後述の導電体37が設けられたリングギヤケース
8と、2つの電極38,39が配設された本体ケース9
と、出力軸2とから構成されるが、入力軸1、遊星歯車
機構3及び出力軸2の構成は第1の例と同じなので、説
明は省略する。
ク伝達装置の実施の形態の他の例を図8に示す。本例の
トルク伝達装置は、大きくは入力軸1と、遊星歯車機構
3と、後述の導電体37が設けられたリングギヤケース
8と、2つの電極38,39が配設された本体ケース9
と、出力軸2とから構成されるが、入力軸1、遊星歯車
機構3及び出力軸2の構成は第1の例と同じなので、説
明は省略する。
【0031】リングギヤケース8は樹脂製で略円缶状に
形成され、内部に遊星歯車機構3を有し、リングギヤ7
の外周面がリングギヤケース8の内周面に固着されてい
る。そして、リングギヤケース8の周壁に連続して円筒
状の導電体37が設けられている。
形成され、内部に遊星歯車機構3を有し、リングギヤ7
の外周面がリングギヤケース8の内周面に固着されてい
る。そして、リングギヤケース8の周壁に連続して円筒
状の導電体37が設けられている。
【0032】本体ケース9は樹脂製で、円筒状の導電体
37の全面を覆う部屋12を有する円筒形に形成され、
導電体37の内周面及び外周面をベアリング46,47
を介して支持している(ベアリング46,47はC型リ
ング64,65にて抜け止め固定されている)。部屋1
2の内側内壁面12i及び外側内壁面12jには円筒状
の電極38,39が夫々配設され、部屋12の内面と導
電体37との隙間がシール材50,51にて密閉され、
部屋12内に電気粘性流体Eが封入されている。また、
部屋12の内側周壁12gには絶縁皮膜付きの配線52
が挿通して、部屋12の内側内壁面12iに配設された
電極38と導通し、一方、部屋12の外側周壁12hに
は絶縁皮膜付きの配線53が挿通して、部屋12の外側
内壁面12jに配設された電極39と導通している。
尚、配線52,53は外部の高電圧電源54に夫々接続
されている。
37の全面を覆う部屋12を有する円筒形に形成され、
導電体37の内周面及び外周面をベアリング46,47
を介して支持している(ベアリング46,47はC型リ
ング64,65にて抜け止め固定されている)。部屋1
2の内側内壁面12i及び外側内壁面12jには円筒状
の電極38,39が夫々配設され、部屋12の内面と導
電体37との隙間がシール材50,51にて密閉され、
部屋12内に電気粘性流体Eが封入されている。また、
部屋12の内側周壁12gには絶縁皮膜付きの配線52
が挿通して、部屋12の内側内壁面12iに配設された
電極38と導通し、一方、部屋12の外側周壁12hに
は絶縁皮膜付きの配線53が挿通して、部屋12の外側
内壁面12jに配設された電極39と導通している。
尚、配線52,53は外部の高電圧電源54に夫々接続
されている。
【0033】上記構成のトルク伝達装置も、電極38,
39間に電圧を印加或いは印加しないことによって、第
1の例と同様の変速機能とクラッチ機能を実現すること
ができる。また、上記構成によれば、装置の半径方向寸
法を小さくすることができ、回転する導電体37の軸方
向の長さを長くすれば、導電体37の内周面と外周面の
面積を大きくでき、伝達トルクを大きくすることができ
る。また、円筒状の本体ケース9の内側にできた空間は
モーター等を配置することができ、省スペース化が可能
である。また、円筒状の導電体37を拘束/非拘束する
ことでクラッチ動作及びトルク伝達を行う形態をとるの
で、2つの電極38,39共に固定電極とすることがで
き、給電機構を簡素化することができる。その上、高電
位側に接続された電極38,39を樹脂に固着して配線
52,53との接合部を樹脂に埋め込んでいるため、完
全に絶縁することができ、放電の恐れがない。また、ブ
ラシ等の接点に比べて配線を完全接合できるため、安全
且つ安定した給電を可能とし、回転電極へ給電する形態
でないため、耐久性にも優れる。また、前述の例と同じ
く電極38,39の電位を−V/2(V),+V/2
(V)とすると、導電体37の電位は約0(V)とする
ことができ、より安全性を高めることができる。
39間に電圧を印加或いは印加しないことによって、第
1の例と同様の変速機能とクラッチ機能を実現すること
ができる。また、上記構成によれば、装置の半径方向寸
法を小さくすることができ、回転する導電体37の軸方
向の長さを長くすれば、導電体37の内周面と外周面の
面積を大きくでき、伝達トルクを大きくすることができ
る。また、円筒状の本体ケース9の内側にできた空間は
モーター等を配置することができ、省スペース化が可能
である。また、円筒状の導電体37を拘束/非拘束する
ことでクラッチ動作及びトルク伝達を行う形態をとるの
で、2つの電極38,39共に固定電極とすることがで
き、給電機構を簡素化することができる。その上、高電
位側に接続された電極38,39を樹脂に固着して配線
52,53との接合部を樹脂に埋め込んでいるため、完
全に絶縁することができ、放電の恐れがない。また、ブ
ラシ等の接点に比べて配線を完全接合できるため、安全
且つ安定した給電を可能とし、回転電極へ給電する形態
でないため、耐久性にも優れる。また、前述の例と同じ
く電極38,39の電位を−V/2(V),+V/2
(V)とすると、導電体37の電位は約0(V)とする
ことができ、より安全性を高めることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明にあって
は、リングギヤに第1の電極を配設することで、軸方向
へのクラッチ、遊星歯車機構等の積み重ねをなくし、装
置の省スペース化を図ることができる。また、第1の電
極を拘束/非拘束することでクラッチ動作及びトルク伝
達を行う形態をとるので、他方の電極である第2の電極
は固定電極とすることができ、給電機構を簡素化するこ
とができる。
は、リングギヤに第1の電極を配設することで、軸方向
へのクラッチ、遊星歯車機構等の積み重ねをなくし、装
置の省スペース化を図ることができる。また、第1の電
極を拘束/非拘束することでクラッチ動作及びトルク伝
達を行う形態をとるので、他方の電極である第2の電極
は固定電極とすることができ、給電機構を簡素化するこ
とができる。
【0035】本発明の請求項2に記載の発明にあって
は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、装置の半径
方向寸法を小さくすることができ、回転電極の軸方向の
長さを長くすれば、回転電極の内周面と外周面の面積を
大きくでき、伝達トルクを大きくすることができる。ま
た、円筒状の第1の電極の内側に形成される空間は遊星
歯車機構やモーター等を配置することができるため、省
スペース化が可能である。
は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、装置の半径
方向寸法を小さくすることができ、回転電極の軸方向の
長さを長くすれば、回転電極の内周面と外周面の面積を
大きくでき、伝達トルクを大きくすることができる。ま
た、円筒状の第1の電極の内側に形成される空間は遊星
歯車機構やモーター等を配置することができるため、省
スペース化が可能である。
【0036】本発明の請求項3に記載の発明にあって
は、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、給電
装置に対して回転しない電極を高電位側とすることで、
高電位側の電極は樹脂等で完全に絶縁することができる
ので、放電の恐れがなく安全であり、他方、給電装置に
対して回転する電極は低電位側とすることで、放電の危
険性を回避することができる。
は、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、給電
装置に対して回転しない電極を高電位側とすることで、
高電位側の電極は樹脂等で完全に絶縁することができる
ので、放電の恐れがなく安全であり、他方、給電装置に
対して回転する電極は低電位側とすることで、放電の危
険性を回避することができる。
【0037】本発明の請求項4に記載の発明にあって
は、リングギヤに導電体を配設することで、軸方向への
クラッチ、遊星歯車機構等の積み重ねをなくし、省スペ
ース化を図ることができる。また、導電体を拘束/非拘
束することでクラッチ動作及びトルク伝達を行う形態を
とるので、電極を固定電極とすることができ、給電機構
を簡素化することができる。その上、高電位側に接続さ
れた電極を樹脂等で完全に絶縁することができるので、
放電の恐れがない。また、ブラシ等の接点に比べて配線
を完全接合できるため、安全且つ安定した給電を可能と
し、回転電極へ給電する形態でないため、耐久性にも優
れる。
は、リングギヤに導電体を配設することで、軸方向への
クラッチ、遊星歯車機構等の積み重ねをなくし、省スペ
ース化を図ることができる。また、導電体を拘束/非拘
束することでクラッチ動作及びトルク伝達を行う形態を
とるので、電極を固定電極とすることができ、給電機構
を簡素化することができる。その上、高電位側に接続さ
れた電極を樹脂等で完全に絶縁することができるので、
放電の恐れがない。また、ブラシ等の接点に比べて配線
を完全接合できるため、安全且つ安定した給電を可能と
し、回転電極へ給電する形態でないため、耐久性にも優
れる。
【図1】本発明の実施の形態の一例で、トルク伝達装置
の縦断面図を示す。
の縦断面図を示す。
【図2】図1のA−A線断面図を示す。
【図3】本発明の実施の形態の他の例で、トルク伝達装
置の縦断面図を示す。
置の縦断面図を示す。
【図4】本発明の実施の形態の他の例で、トルク伝達装
置の縦断面図を示す。
置の縦断面図を示す。
【図5】図4のA−A線断面図を示す。
【図6】本発明の実施の形態の他の例で、トルク伝達装
置の縦断面図を示す。
置の縦断面図を示す。
【図7】本発明の実施の形態の他の例で、トルク伝達装
置の縦断面図を示す。
置の縦断面図を示す。
【図8】本発明の実施の形態の他の例で、トルク伝達装
置の縦断面図を示す。
置の縦断面図を示す。
1 入力軸 2 出力軸 3 遊星歯車機構 4 太陽ギヤ 5 遊星ギヤ 6 キャリヤ 7 リングギヤ 9 本体ケース 10 第1の電極 11 第2の電極 12 部屋 37 導電体 38 電極 39 電極 E 電気粘性流体
Claims (4)
- 【請求項1】 いずれかが入力軸又は出力軸と連結した
太陽ギヤ及びキャリヤと、キャリアに保持された遊星ギ
ヤと、リングギヤとからなる遊星歯車機構を有し、前記
リングギヤに第1の電極を配設し、第1の電極が入る部
屋を有する本体ケースを設け、前記部屋の内面に第2の
電極を配設するとともに部屋とリングギヤ間を密閉して
部屋内に電気粘性流体を封入し、第1の電極と第2の電
極間に電圧を印加する手段を設け、両電極間に電圧を印
加することによって、電気粘性流体の粘度又は剪断力を
変化させて入力軸から出力軸への伝達トルクを制御でき
るようにしたことを特徴とする電気粘性流体を利用した
トルク伝達装置。 - 【請求項2】 前記第1の電極を円筒状にしたことを特
徴とする請求項1記載の電気粘性流体を利用したトルク
伝達装置。 - 【請求項3】 給電装置に対して回転しない電極を高電
位側とし、給電装置に対して回転する電極を低電位側と
して給電を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載
の電気粘性流体を利用したトルク伝達装置。 - 【請求項4】 いずれかが入力軸又は出力軸と連結した
太陽ギヤ及びキャリヤと、キャリヤに保持された遊星ギ
ヤと、リングギヤとからなる遊星歯車機構を有し、前記
リングギヤに導電体を配設し、導電体が入る部屋を有す
る本体ケースを設け、前記部屋の内面に前記導電体を挟
むように電極を配設するとともに部屋とリングギヤ間を
密閉して部屋内に電気粘性流体を封入し、前記電極間に
電圧を印加する手段を設け、両電極間に電圧を印加する
ことによって、電気粘性流体の粘度又は剪断力を変化さ
せて入力軸から出力軸への伝達トルクを制御できるよう
にしたことを特徴とする電気粘性流体を利用したトルク
伝達装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1772399A JP2000213563A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 電気粘性流体を利用したトルク伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1772399A JP2000213563A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 電気粘性流体を利用したトルク伝達装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000213563A true JP2000213563A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11951679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1772399A Pending JP2000213563A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 電気粘性流体を利用したトルク伝達装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000213563A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012127397A (ja) * | 2010-12-14 | 2012-07-05 | Fujikura Kasei Co Ltd | 摩擦クラッチ、ステアリング入力装置及び動力伝達装置 |
| CN104502092A (zh) * | 2014-12-11 | 2015-04-08 | 江苏大学 | 一种立式可视化油膜动力测试装置 |
| JP2016209879A (ja) * | 2011-01-21 | 2016-12-15 | 学校法人福岡大学 | 分散剤,分散体,分散体の粘度の調整方法,可動装置,表面処理剤,電解液,セパレータ,およびリチウムイオン二次電池 |
-
1999
- 1999-01-26 JP JP1772399A patent/JP2000213563A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012127397A (ja) * | 2010-12-14 | 2012-07-05 | Fujikura Kasei Co Ltd | 摩擦クラッチ、ステアリング入力装置及び動力伝達装置 |
| JP2016209879A (ja) * | 2011-01-21 | 2016-12-15 | 学校法人福岡大学 | 分散剤,分散体,分散体の粘度の調整方法,可動装置,表面処理剤,電解液,セパレータ,およびリチウムイオン二次電池 |
| CN104502092A (zh) * | 2014-12-11 | 2015-04-08 | 江苏大学 | 一种立式可视化油膜动力测试装置 |
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Legal Events
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