JP2000213600A - 遠心振り子式吸振器 - Google Patents
遠心振り子式吸振器Info
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- JP2000213600A JP2000213600A JP11013840A JP1384099A JP2000213600A JP 2000213600 A JP2000213600 A JP 2000213600A JP 11013840 A JP11013840 A JP 11013840A JP 1384099 A JP1384099 A JP 1384099A JP 2000213600 A JP2000213600 A JP 2000213600A
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- eccentric
- crankshaft
- torsional
- vibration
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Abstract
なる捩り振動を、有効に低減することのできる遠心振り
子式吸振器1を提供する。 【解決手段】 クランク軸2に同心的に設けられるディ
スク10に、互いに半径R11〜R13にの異なる円周
C11〜C13上に配置された支持ピン11a〜13a
を介して偏心マス11〜13が回転自在に取り付けられ
ている。前記各偏心マス11〜13は、前記半径R11
〜R13と、前記支持ピン11a〜13aから重心G
11〜G13の偏心距離L11〜L13との比によっ
て、捩れ角のピークとなる回転数域の異なる複数の次数
の捩り振動を吸収することができる。
Description
ク軸等のような回転軸に発生する捩り振動や、トルク変
動を吸収するダンパとして用いられ、特に遠心振り子を
利用した吸振技術に関する。
縮、爆発(膨張)及び排気の各行程を繰り返しながら行
われ、ピストンの往復運動をクランク軸で回転運動に変
換しているため、このクランク軸には、回転に伴って捩
り振動(回転方向の振動)が生じる。そしてこのような
捩り振動の増大による不具合の発生を防止するため、前
記クランク軸の軸端には吸振手段が取り付けられ、その
典型的なものとしては、トーショナルダンパや、遠心振
り子式吸振器等が知られている。
例えばクランク軸に取り付けられるハブの外周にゴムを
介して環状の質量体を配置したもので、ゴムのばね定数
と質量体の慣性質量によって特定の捩り方向固有振動数
を有し、その共振による動的吸振効果によって特定の回
転数域における捩り振動を低減するものである。これに
対し、遠心振り子式吸振器は、後述するように固有振動
数が回転数に応じて変化する振り子による吸振機構を備
えるものである。
ように、基本的には吸振対象のクランク軸100に同心
的に設けられるディスク101と、このディスク101
にその軸心から所定の半径Rの円周C上に等間隔で配置
された複数のピン102と、これら各ピン102に回転
可能に取り付けられた偏心マス103とを備えるもので
ある。そしてこの構成によれば、ディスク101にクラ
ンク軸100の捩り振動が入力されると、各偏心マス1
03が、ピン102を中心としてこのピン102とクラ
ンク軸100の軸心とを通る線aの両側へ揺動し、これ
によって捩り振動のエネルギが吸収される。
心マス103の重心Gとその揺動中心であるピン102
の軸心との距離(以下、偏心距離という)をL、ディス
ク101の角速度をωとすると、偏心マス103の固有
振動数feは、偏心マス103の偏心距離Lと、回転速
度に依存する遠心力の場Rω2とによって、
わち、R及びLを適切に設定することによって、偏心マ
ス103の固有振動数feを特定の回転次数の振動数、
例えば4気筒4サイクルエンジンの回転における2次成
分の捩り振動の振動数と常に等しくし、前記2次の捩り
振動をあらゆる回転数において有効に低減することがで
きるのである。
00の捩り方向固有振動数がftである場合、このクラ
ンク軸100におけるn次の捩り振動は、クランク軸1
00の回転数がft/nの時に最大となることが知られ
ている。すなわち、図4における線図に実線で示される
ように、例えば4次の捩り振動によるクランク軸100
の捩れ角は回転数がft/4の時に最大となり、また6
次の捩り振動によるクランク軸100の捩れ角は回転数
がft/6の時に最大になる。
図4に破線で示されるように、例えば回転数がft/2
の時に振幅が最大となる2次の捩り振動は有効に低減で
きるが、他の次数の捩り振動に対しては低減効果が得ら
れないため、エンジンの回転数がft/4の時には4次
の捩り振動によってクランク軸100に大きな捩れ角変
位を生じ、また回転数がft/6の時には6次の捩り振
動によって大きな捩れ角変位を生じていた。
れたものであって、その主な技術的課題とするところ
は、次数の異なる捩り振動を有効に低減することのでき
る遠心振り子式吸振器を提供することにある。
有効に解決するための手段として、本発明に係る遠心振
り子式吸振器は、吸振対象の回転軸に同心的に設けられ
る回転盤と、この回転盤に支軸を介して回転可能に配置
された偏心マスとを備え、この偏心マスは、回転盤の軸
心を中心とする支軸の回転半径Rと、前記各支軸の軸心
から偏心マスの重心までの偏心距離Lとの比R/Lの異
なる複数組が配置される。この場合、前記比R/Lは、
R及びLのいずれか一方又は双方を互いに異なるものと
することによって異なる値に設定することができる。ま
た、n次成分の捩り振動を低減するには、前記R及びL
を、
各組の偏心マスにおける支軸の回転軌跡の半径R及び偏
心距離Lを、R/Lの平方根がそれぞれ互いに異なる次
数となるように設定することによって、捩れ角のピーク
となる回転数域の異なる複数の次数の捩り振動を吸収す
ることができる。
式吸振器の好ましい一実施形態を概略的に示すものであ
る。この実施形態による遠心振り子式吸振器1は、自動
車等に搭載されるエンジンのクランク軸2の捩り振動を
低減するもので、すなわち、前記クランク軸2の軸端
(一端又は両端)のフライホイール(図示省略)等に取
り付けられる回転盤としてのディスク10と、このディ
スク10の互いに異なる半径の円周上及び異なる位相上
に配置され、それぞれ適当な質量の金属板等で形成され
た3組の偏心マス11〜13とを備える。
ランク軸2の軸心)Oを中心とする半径R11の円周C
11上に、180°間隔で前記軸心Oと平行に設けられ
た2本の支持ピン11aのそれぞれの周りに回転自在に
設けられている。この偏心マス11の重心G11は、前
記支持ピン11aによる結合部からずれた位置にあり、
その偏心距離L11は、R11/4に設定されている。
したがって、先の(2)式から、この偏心マス11は、
クランク軸2における2次の捩り振動を吸収する動的吸
振系を構成するものである。
通る円周C11と同心かつ大径の、半径R12の円周C
12上に、180°間隔で前記軸心Oと平行に設けられ
た2本の支持ピン12aのそれぞれに、回転自在に設け
られている。前記支持ピン12aに対する偏心マス12
の重心G12の偏心距離L12は、偏心マス11の偏心
距離L11よりも小さく、例えばR12/16に設定さ
れている。したがって、先の(2)式から、この偏心マ
ス12は、クランク軸2における4次の捩り振動を吸収
する動的吸振系を構成するものである。
と同心かつ大径の、半径R13の円周C13上に、18
0°間隔で前記軸心Oと平行に設けられた2本の支持ピ
ン13aのそれぞれに、回転自在に設けられている。前
記各支持ピン13aに対する偏心マス13の重心G13
の偏心距離L13は、偏心マス12の偏心距離L12よ
りも小さく、例えばR13/36に設定されている。し
たがって、先の(2)式から、この偏心マス13は、ク
ランク軸2における6次の捩り振動を吸収する動的吸振
系を構成するものである。
1は、クランク軸2と一体的にディスク10が回転され
ると、これに伴って発生する遠心力によって、ディスク
10上の各偏心マス11〜13はその重心G11〜G
13が各支持ピン11a〜13aの外周側となるように
回転する。また、前記ディスク10は、フライホイール
の慣性質量を実質的に増大させることによりクランク軸
2の回転を円滑化させる「はずみ車」としての機能を有
する。
する捩り振動には、エンジンの駆動に起因して種々の次
数の成分が含まれている。また、クランク軸2の捩り方
向固有振動数がftである場合、このクランク軸2にお
けるn次の捩り振動は、回転数がft/nの時に最大と
なり、すなわち、図2の線図に実線で示されるように、
回転数が比較的低回転域であるft/6の時に6次成分
の捩り振動のピークが現れ、それよりも高回転域である
ft/4の時に4次成分の捩り振動のピークが現れ、さ
らにそれよりも高回転域であるft/2の時に2次成分
の捩り振動のピークが現れる。
吸振器1に入力されると、ディスク10に配置された各
偏心マス11〜13が、各次数の捩り振動に対応して揺
動する。すなわち、例えば偏心マス11は、クランク軸
2の回転数に比例して変化する前記2次振動の振動数と
常に同一の振動数で揺動し、その揺動方向は入力される
捩り振動の方向と反対であることによって、あらゆる回
転数においてこの2次振動を低減するものである。同様
に、偏心マス12は、4次の捩り振動をあらゆる回転数
において低減するものであり、偏心マス13は、6次の
捩り振動をあらゆる回転数において吸収するものであ
る。
上昇する過程では、図2に一点鎖線で示されるように、
前記回転数がft/6の時に現れる6次成分の捩り振動
による捩れ角のピークが著しく低減され、それよりも高
回転域であるft/4の時に現れる4次成分の捩り振動
による捩れ角のピークが著しく低減され、さらにそれよ
りも高回転域であるft/2の時に現れる2次成分の捩
り振動による捩れ角のピークが著しく低減される。
限定されるものではない。すなわち上記実施形態におい
ては、半径の異なる円周上にそれぞれ偏心マス11〜1
3を2個ずつ180°間隔で設けたが、ディスク10の
重心のアンバランスを生じない配置であれば良く、例え
ばこれを円周方向3等配(120°間隔)あるいはそれ
以上設けても良い。また、ディスク10に配置されるR
/Lの異なる偏心マスは、上記実施形態のように三組に
限定されるものではない。
11〜13の支持ピン11a〜13aが、互いに半径の
異なる円周C11〜C13に配置されているが、これを
同一半径の円周上に配置して、偏心マス11〜13の偏
心距離L11〜L13のみを互いに異なるものとするこ
とによって、各偏心マス11〜13に、異なる次数の捩
り振動吸収機能を与えることができる。逆に前記偏心距
離L11〜L13は同一とし、円周C11〜C13の半
径R11〜R13のみを互いに異なるものとしても、各
偏心マス11〜13に、異なる次数の捩り振動吸収機能
を与えることができる。
ライホイール等に取り付けられるものとして説明した
が、例えば前記フライホイール自体を本発明における遠
心振り子式吸振器の回転盤とし、これに偏心マスを取り
付けた構成とすることも可能である。
と、各偏心マスに、異なる次数の捩り振動吸収機能を与
えたことによって、捩れ角のピークとなる回転数域の異
なる複数の次数の捩り振動を有効に吸収することができ
る。
実施形態を概略的に示す正面図である。
を示す説明図である。
略的に示す正面図である。
す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 吸振対象の回転軸(2)に同心的に設け
られる回転盤(10)と、 この回転盤(10)に支軸(11a〜13a)を介して
回転可能に配置された偏心マス(11〜13)とを備
え、 前記偏心マス(11〜13)は、回転盤(10)の軸心
を中心とする支軸(11a〜13a)の回転軌跡の半径
(R)と、前記各支軸(11a〜13a)の軸心から偏
心マス(11〜13)の重心までの偏心距離(L)との
比(R/L)の異なる複数組が配置されたことを特徴と
する遠心振り子式吸振器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11013840A JP2000213600A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 遠心振り子式吸振器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11013840A JP2000213600A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 遠心振り子式吸振器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000213600A true JP2000213600A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11844485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11013840A Pending JP2000213600A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | 遠心振り子式吸振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000213600A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1270943A2 (en) | 2001-06-28 | 2003-01-02 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Vibration damping system for rotary compressor |
| US6719537B2 (en) | 2001-03-14 | 2004-04-13 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Compressor and pulley for compressor |
| JP2011504986A (ja) * | 2007-11-29 | 2011-02-17 | ルーク ラメレン ウント クツプルングスバウ ベタイリグングス コマンディートゲゼルシャフト | 特に駆動機械と被駆動部との間の出力伝達のための動力伝達装置 |
| CN103443502A (zh) * | 2010-12-23 | 2013-12-11 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 离心力摆装置 |
| JP2015224762A (ja) * | 2014-05-29 | 2015-12-14 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 遠心振子式吸振装置 |
| KR20170019453A (ko) * | 2014-06-18 | 2017-02-21 | 섀플러 테크놀로지스 아게 운트 코. 카게 | 원심력 추를 구비한 클러치 디스크 |
| CN108331873A (zh) * | 2018-02-05 | 2018-07-27 | 山东科技职业学院 | 一种车架吸振装置 |
-
1999
- 1999-01-22 JP JP11013840A patent/JP2000213600A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN103443502B (zh) * | 2010-12-23 | 2016-03-02 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 离心力摆装置 |
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| KR102460355B1 (ko) * | 2014-06-18 | 2022-10-28 | 섀플러 테크놀로지스 아게 운트 코. 카게 | 원심력 추를 구비한 클러치 디스크 |
| CN108331873A (zh) * | 2018-02-05 | 2018-07-27 | 山东科技职业学院 | 一种车架吸振装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040317 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040512 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040728 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040924 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050119 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050608 |