JP2000213756A - 防音性温水暖房床 - Google Patents
防音性温水暖房床Info
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- JP2000213756A JP2000213756A JP11324378A JP32437899A JP2000213756A JP 2000213756 A JP2000213756 A JP 2000213756A JP 11324378 A JP11324378 A JP 11324378A JP 32437899 A JP32437899 A JP 32437899A JP 2000213756 A JP2000213756 A JP 2000213756A
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- JP
- Japan
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- olefin
- based resin
- foam
- resin
- foamed
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- Pending
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- Floor Finish (AREA)
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い暖房効率と高い防音性能を有し、かつ歩
行感が良好で、長期間使用しても劣化、へたりのない防
音性温水暖房床を提供する。 【解決手段】 硬質板状体1、放熱板2、放熱パイプ5
が配管されたオレフィン系樹脂発泡体製マット3、及
び、オレフィン系樹脂連続気泡発泡体4がこの順に積層
されている。
行感が良好で、長期間使用しても劣化、へたりのない防
音性温水暖房床を提供する。 【解決手段】 硬質板状体1、放熱板2、放熱パイプ5
が配管されたオレフィン系樹脂発泡体製マット3、及
び、オレフィン系樹脂連続気泡発泡体4がこの順に積層
されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防音性温水暖房床
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】オレフィン系樹脂発泡体は、一般に、柔
軟性、断熱性にすぐれ、従来より、建築材料、車両の天
井、ドア、インストルメントパネル等の内装材として用
いられている。特に近年、床暖房の需要の増加により、
樹脂発泡体に配管溝を設け、温水供給用パイプを通した
床暖房パネルとして用いられることが多くなっている
(実開昭57−91008号公報)。
軟性、断熱性にすぐれ、従来より、建築材料、車両の天
井、ドア、インストルメントパネル等の内装材として用
いられている。特に近年、床暖房の需要の増加により、
樹脂発泡体に配管溝を設け、温水供給用パイプを通した
床暖房パネルとして用いられることが多くなっている
(実開昭57−91008号公報)。
【0003】これら床暖房パネルは、その表面にフロー
リング床仕上げ、コルクタイル仕上げ、畳仕上げ、カー
ペット仕上げ等を施して温水暖房床として使用される。
リング床仕上げ、コルクタイル仕上げ、畳仕上げ、カー
ペット仕上げ等を施して温水暖房床として使用される。
【0004】これらのうち、フローリング床を集合住宅
向けに用いる場合、階下への騒音問題が発生するため、
床に防音性能を付与させることが必要である。防音性能
を有効に付与させるために、通常は更にその下部にウレ
タン系樹脂発泡体等の防音材を貼付して用いる必要があ
る。
向けに用いる場合、階下への騒音問題が発生するため、
床に防音性能を付与させることが必要である。防音性能
を有効に付与させるために、通常は更にその下部にウレ
タン系樹脂発泡体等の防音材を貼付して用いる必要があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ウレタン
系樹脂発泡体は、 1)耐久性、耐水性に劣り、長期間使用した場合に、発
泡体の劣化、へたりが生じ、防音効率が低下する。 2)リサイクル性に欠けるため、廃材、使用済み材料を
再利用できない。などの欠点があった。また、リサイク
ル可能な市販のエチレン系樹脂発泡体を床暖房パネルに
用いると、歩行時の沈み込み量が大きく、所謂「船酔い
現象」といわれる、歩行感の悪いものであった。
系樹脂発泡体は、 1)耐久性、耐水性に劣り、長期間使用した場合に、発
泡体の劣化、へたりが生じ、防音効率が低下する。 2)リサイクル性に欠けるため、廃材、使用済み材料を
再利用できない。などの欠点があった。また、リサイク
ル可能な市販のエチレン系樹脂発泡体を床暖房パネルに
用いると、歩行時の沈み込み量が大きく、所謂「船酔い
現象」といわれる、歩行感の悪いものであった。
【0006】本発明は上記の課題を解決し、高い暖房効
率と高い防音性能を有し、かつ歩行感が良好で、長期間
使用しても劣化、へたりのない防音性温水暖房床を提供
することを目的とする。
率と高い防音性能を有し、かつ歩行感が良好で、長期間
使用しても劣化、へたりのない防音性温水暖房床を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の防音性温
水暖房床(以下、「本発明の暖房床」という)は、硬質
板状体、放熱板、放熱パイプが配管されたオレフィン系
樹脂発泡体製マット、及び、オレフィン系樹脂連続気泡
発泡体がこの順に積層されているものである。
水暖房床(以下、「本発明の暖房床」という)は、硬質
板状体、放熱板、放熱パイプが配管されたオレフィン系
樹脂発泡体製マット、及び、オレフィン系樹脂連続気泡
発泡体がこの順に積層されているものである。
【0008】本発明の暖房床に使用される硬質板状体
は、床材に通常負荷される荷重で容易に破損、損傷を起
こさない材料からなる板状体であれば特に限定されず、
例えば、木単板、合板、パーティクルボード、高密度繊
維板(HDF)、中密度繊維板(MDF)等の木質材料
からなる板状体;エチレン系樹脂、プロピレン系樹脂、
塩化ビニル系樹脂等の熱可塑性樹脂からなる板状体;エ
ステル系樹脂、エポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂からな
る板状体;及びこれらの積層体などが挙げられ、防音
性、加工性及び質感などの点で、合板;HDF、MDF
等の繊維板単板;又は、これらの積層体が好ましい。
は、床材に通常負荷される荷重で容易に破損、損傷を起
こさない材料からなる板状体であれば特に限定されず、
例えば、木単板、合板、パーティクルボード、高密度繊
維板(HDF)、中密度繊維板(MDF)等の木質材料
からなる板状体;エチレン系樹脂、プロピレン系樹脂、
塩化ビニル系樹脂等の熱可塑性樹脂からなる板状体;エ
ステル系樹脂、エポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂からな
る板状体;及びこれらの積層体などが挙げられ、防音
性、加工性及び質感などの点で、合板;HDF、MDF
等の繊維板単板;又は、これらの積層体が好ましい。
【0009】上記硬質板状体には、必要に応じて、突
板、合成樹脂シート又は合成樹脂発泡シート、化粧紙、
合成樹脂含浸シートなどの表面化粧材を接着、積層し、
例えば、木目調や大理石調に加装してもよい。この場
合、反りが発生しないように、硬質板状体の両面に接
着、積層するのが好ましい。更に意匠性、木質感、耐傷
性などを付与するために、印刷、塗装、着色、コーティ
ング等を行ってもよい。
板、合成樹脂シート又は合成樹脂発泡シート、化粧紙、
合成樹脂含浸シートなどの表面化粧材を接着、積層し、
例えば、木目調や大理石調に加装してもよい。この場
合、反りが発生しないように、硬質板状体の両面に接
着、積層するのが好ましい。更に意匠性、木質感、耐傷
性などを付与するために、印刷、塗装、着色、コーティ
ング等を行ってもよい。
【0010】本発明の暖房床に使用される放熱板として
は、アルミニウム及びその合金、鉄及び鋼材、銅及びそ
の合金などが使用され、通常はテープ状として用いられ
る。
は、アルミニウム及びその合金、鉄及び鋼材、銅及びそ
の合金などが使用され、通常はテープ状として用いられ
る。
【0011】本発明の暖房床に使用されるオレフィン系
発泡体樹脂発泡体製マットを構成するオレフィン系樹脂
としては特に限定されず、例えば、低密度エチレン樹
脂、高密度エチレン樹脂、直鎖状低密度エチレン樹脂
(以下、「エチレン系樹脂」とは、低密度エチレン樹
脂、高密度エチレン樹脂、直鎖状低密度エチレン樹脂、
又はこれらの混合物をいう。)、ランダムプロピレン樹
脂、ホモプロピレン樹脂、ブロック状プロピレン樹脂
(以下、「プロピレン系樹脂」とは、ランダムプロピレ
ン樹脂、ホモプロピレン樹脂、ブロック状プロピレン樹
脂、又はこれらの混合物をいう。)などのオレフィン系
樹脂及びこれらの共重合体が挙げられ、これらは、単独
で用いられても、併用されてもよい。
発泡体樹脂発泡体製マットを構成するオレフィン系樹脂
としては特に限定されず、例えば、低密度エチレン樹
脂、高密度エチレン樹脂、直鎖状低密度エチレン樹脂
(以下、「エチレン系樹脂」とは、低密度エチレン樹
脂、高密度エチレン樹脂、直鎖状低密度エチレン樹脂、
又はこれらの混合物をいう。)、ランダムプロピレン樹
脂、ホモプロピレン樹脂、ブロック状プロピレン樹脂
(以下、「プロピレン系樹脂」とは、ランダムプロピレ
ン樹脂、ホモプロピレン樹脂、ブロック状プロピレン樹
脂、又はこれらの混合物をいう。)などのオレフィン系
樹脂及びこれらの共重合体が挙げられ、これらは、単独
で用いられても、併用されてもよい。
【0012】上記オレフィン系発泡体樹脂発泡体製マッ
トの製造方法は特に限定されず、上記オレフィン系樹脂
を従来公知の方法で発泡させるものであり、上記オレフ
ィン系樹脂と発泡剤からなるオレフィン系樹脂組成物を
発泡させるものである。発泡剤としては、熱分解型発泡
剤が好ましく、例えば、アゾジカルボンアミド、アゾビ
スイソブチロニトリル、p−トルエンスルホニルヒドラ
ジド、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、4,4'-オ
キシビスベンゼンスルホニルヒドラジドなどが挙げられ
る。中でもアゾジカルボンアミドが、発生ガス量が多
く、取り扱い、安全性の面で好ましい。上記熱分解型発
泡剤の量は、通常、オレフィン系樹脂100重量部に対
して、1〜30重量部である。
トの製造方法は特に限定されず、上記オレフィン系樹脂
を従来公知の方法で発泡させるものであり、上記オレフ
ィン系樹脂と発泡剤からなるオレフィン系樹脂組成物を
発泡させるものである。発泡剤としては、熱分解型発泡
剤が好ましく、例えば、アゾジカルボンアミド、アゾビ
スイソブチロニトリル、p−トルエンスルホニルヒドラ
ジド、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、4,4'-オ
キシビスベンゼンスルホニルヒドラジドなどが挙げられ
る。中でもアゾジカルボンアミドが、発生ガス量が多
く、取り扱い、安全性の面で好ましい。上記熱分解型発
泡剤の量は、通常、オレフィン系樹脂100重量部に対
して、1〜30重量部である。
【0013】上記オレフィン系樹脂組成物には、得られ
る発泡体の圧縮強度の向上のため、必要に応じて、ガラ
ス短繊維、炭素短繊維、ポリエステル短繊維等の補強
剤;炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、ガラスパウ
ダー等の充填剤等が添加されてもよい。
る発泡体の圧縮強度の向上のため、必要に応じて、ガラ
ス短繊維、炭素短繊維、ポリエステル短繊維等の補強
剤;炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、ガラスパウ
ダー等の充填剤等が添加されてもよい。
【0014】上記オレフィン系樹脂発泡体製マットを形
成するオレフィン系樹脂成分は、必要に応じて、架橋性
樹脂を含んでいるものが好ましく、中でも、請求項2に
示したように、無架橋エチレン系樹脂、無架橋プロピレ
ン系樹脂、及び架橋性シラン変性プロピレン系樹脂から
なるものが好ましい。上記架橋性樹脂を架橋することに
より、得られる発泡体の発泡倍率が増加し、緩衝性・軽
量性が向上するため好適である。
成するオレフィン系樹脂成分は、必要に応じて、架橋性
樹脂を含んでいるものが好ましく、中でも、請求項2に
示したように、無架橋エチレン系樹脂、無架橋プロピレ
ン系樹脂、及び架橋性シラン変性プロピレン系樹脂から
なるものが好ましい。上記架橋性樹脂を架橋することに
より、得られる発泡体の発泡倍率が増加し、緩衝性・軽
量性が向上するため好適である。
【0015】上記無架橋エチレン系樹脂の量は、無架橋
プロピレン系樹脂の量に比べて少なすぎても多すぎて
も、発泡性が低下するので、その重量比が2:8〜8:
2であることが好ましい。更に、適量の架橋性シラン変
性プロピレン系樹脂を添加することにより、得られる発
泡体中に放熱パイプを配管するに当たり、発泡体の流動
賦形性が良好となるので、無架橋エチレン系樹脂と無架
橋プロピレン系樹脂の合計量100重量部に対して、架
橋性シラン変性プロピレン系樹脂1〜150重量部であ
ることが好ましい。
プロピレン系樹脂の量に比べて少なすぎても多すぎて
も、発泡性が低下するので、その重量比が2:8〜8:
2であることが好ましい。更に、適量の架橋性シラン変
性プロピレン系樹脂を添加することにより、得られる発
泡体中に放熱パイプを配管するに当たり、発泡体の流動
賦形性が良好となるので、無架橋エチレン系樹脂と無架
橋プロピレン系樹脂の合計量100重量部に対して、架
橋性シラン変性プロピレン系樹脂1〜150重量部であ
ることが好ましい。
【0016】上記オレフィン系樹脂発泡体製マットは請
求項3に示したように、オレフィン系樹脂よりなる連続
発泡層と、連続発泡層の少なくとも片面上に複数配置さ
れたオレフィン系樹脂よりなる高発泡体と、高発泡体の
外表面を被覆するオレフィン系樹脂よりなる低発泡薄膜
とを備え、前記複数の高発泡体が互いに前記低発泡薄膜
を介して熱融着されていることが好ましい。上記連続発
泡層、高発泡体、及び低発泡薄膜に用いられるオレフィ
ン系樹脂としては特に限定されず、上記オレフィン系樹
脂が使用できる。
求項3に示したように、オレフィン系樹脂よりなる連続
発泡層と、連続発泡層の少なくとも片面上に複数配置さ
れたオレフィン系樹脂よりなる高発泡体と、高発泡体の
外表面を被覆するオレフィン系樹脂よりなる低発泡薄膜
とを備え、前記複数の高発泡体が互いに前記低発泡薄膜
を介して熱融着されていることが好ましい。上記連続発
泡層、高発泡体、及び低発泡薄膜に用いられるオレフィ
ン系樹脂としては特に限定されず、上記オレフィン系樹
脂が使用できる。
【0017】上記連続発泡層と、低発泡薄膜及び高発泡
体に用いられるオレフィン系樹脂とは、同一の樹脂であ
る必要性はないが、同種の樹脂を用いると発泡体の融着
力が高く、圧縮荷重付与時の破壊が起こりにくいことか
ら、同種の樹脂を用いることが好ましい。特に、低発泡
薄膜と高発泡体に用いられるオレフィン系樹脂は、同一
樹脂であることが好ましい。
体に用いられるオレフィン系樹脂とは、同一の樹脂であ
る必要性はないが、同種の樹脂を用いると発泡体の融着
力が高く、圧縮荷重付与時の破壊が起こりにくいことか
ら、同種の樹脂を用いることが好ましい。特に、低発泡
薄膜と高発泡体に用いられるオレフィン系樹脂は、同一
樹脂であることが好ましい。
【0018】請求項3に示したオレフィン系樹脂発泡体
の製造方法としては、特に限定されるものではなく、例
えば、 1)発泡剤を含有したオレフィン系樹脂からなるペレッ
トを発泡させ、外表面をオレフィン系樹脂よりなる低発
泡薄膜で被覆された複数の高発泡体を成形し、これを互
いに低発泡薄膜を介して熱融着した後、別工程で成形し
たオレフィン系樹脂よりなる連続発泡層を熱融着させる
方法、 2)発泡剤を含有したオレフィン系樹脂を軟化状態のシ
ート状に成形し、少なくとも一方に凹部が平面的に略均
一に配置されている一対の賦形ロール間に供給すること
により、該凹部の形状に対応する粒状体が、薄膜を介し
て一体的に連結されているシート状体を、発泡剤の分解
温度以上に加熱し発泡させる方法、等が挙げられる。
の製造方法としては、特に限定されるものではなく、例
えば、 1)発泡剤を含有したオレフィン系樹脂からなるペレッ
トを発泡させ、外表面をオレフィン系樹脂よりなる低発
泡薄膜で被覆された複数の高発泡体を成形し、これを互
いに低発泡薄膜を介して熱融着した後、別工程で成形し
たオレフィン系樹脂よりなる連続発泡層を熱融着させる
方法、 2)発泡剤を含有したオレフィン系樹脂を軟化状態のシ
ート状に成形し、少なくとも一方に凹部が平面的に略均
一に配置されている一対の賦形ロール間に供給すること
により、該凹部の形状に対応する粒状体が、薄膜を介し
て一体的に連結されているシート状体を、発泡剤の分解
温度以上に加熱し発泡させる方法、等が挙げられる。
【0019】上記発泡剤としては、上述のものが使用さ
れる。
れる。
【0020】オレフィン系樹脂発泡体製マットの曲げ弾
性率は、小さすぎると発泡体の圧縮方向の弾性率も不足
するため、床下に施工した場合、歩行する際に、「船酔
い現象」が生じ、きわめて歩行感が悪いものとなる。ま
た、曲げ弾性率が大きすぎると、暖房床全体の防音性、
柔軟性が低下し、十分な防音効果が得られないため、上
記オレフィン系樹脂発泡体製マットの曲げ弾性率が5〜
30MPaが好ましく、更に好ましくは10〜25MP
aである。
性率は、小さすぎると発泡体の圧縮方向の弾性率も不足
するため、床下に施工した場合、歩行する際に、「船酔
い現象」が生じ、きわめて歩行感が悪いものとなる。ま
た、曲げ弾性率が大きすぎると、暖房床全体の防音性、
柔軟性が低下し、十分な防音効果が得られないため、上
記オレフィン系樹脂発泡体製マットの曲げ弾性率が5〜
30MPaが好ましく、更に好ましくは10〜25MP
aである。
【0021】上記曲げ弾性率の測定方法は、JIS K
7203に準拠し、23℃、50%RHにおける12m
mの厚みの発泡体を、支点間距離192mmで支持し、
その中点を上部より6mm/minの速度で下降し、そ
の際の変位−応力曲線より求めるものである。
7203に準拠し、23℃、50%RHにおける12m
mの厚みの発泡体を、支点間距離192mmで支持し、
その中点を上部より6mm/minの速度で下降し、そ
の際の変位−応力曲線より求めるものである。
【0022】上記オレフィン系樹脂発泡体製マットには
放熱パイプが配管される。放熱パイプとしては、従来公
知の任意のものが使用でき、通常は架橋エチレン系樹脂
管が使用される。
放熱パイプが配管される。放熱パイプとしては、従来公
知の任意のものが使用でき、通常は架橋エチレン系樹脂
管が使用される。
【0023】本発明の暖房床に使用されるオレフィン系
樹脂連続気泡発泡体は、請求項4に示したように、オレ
フィン系樹脂、発泡剤、架橋剤からなる発泡性熱可塑性
樹脂組成物を、実質的に無架橋の状態で加熱混練して、
所定の形状とした後、発泡剤及び架橋剤の分解温度以上
で発泡、架橋させ、機械的変形により容易に破壊しうる
気泡を有する架橋発泡体を形成した後、機械的変形を加
えて、気泡を連通せしめたものであり、上記オレフィン
系樹脂と架橋剤を、架橋剤の分解温度以下で賦形して得
られた賦形物が実質的に無架橋の状態であるときの、1
35℃、10Hzにおいて、JIS K7198に準拠
して測定された動的粘弾性(25mmパラレルプレート
を使用)の動的粘度η'が、3×103〜5×103Pa
・sであることが好ましい。
樹脂連続気泡発泡体は、請求項4に示したように、オレ
フィン系樹脂、発泡剤、架橋剤からなる発泡性熱可塑性
樹脂組成物を、実質的に無架橋の状態で加熱混練して、
所定の形状とした後、発泡剤及び架橋剤の分解温度以上
で発泡、架橋させ、機械的変形により容易に破壊しうる
気泡を有する架橋発泡体を形成した後、機械的変形を加
えて、気泡を連通せしめたものであり、上記オレフィン
系樹脂と架橋剤を、架橋剤の分解温度以下で賦形して得
られた賦形物が実質的に無架橋の状態であるときの、1
35℃、10Hzにおいて、JIS K7198に準拠
して測定された動的粘弾性(25mmパラレルプレート
を使用)の動的粘度η'が、3×103〜5×103Pa
・sであることが好ましい。
【0024】このようなオレフィン系樹脂連続気泡発泡
体は、気泡構造が微細であり、単位体積当たりの気泡数
が極めて多い連続気泡発泡体となり、通気性に優れ、且
つ、優れた防音性能を有する。
体は、気泡構造が微細であり、単位体積当たりの気泡数
が極めて多い連続気泡発泡体となり、通気性に優れ、且
つ、優れた防音性能を有する。
【0025】上記架橋剤の分解温度とは、架橋剤の半減
期が1分となる温度(以下、「半減温度」と記す)をい
い、従って、オレフィン系樹脂と架橋剤からなる発泡性
熱可塑性樹脂組成物を混練し(通常は使用するオレフィ
ン系樹脂の融点以上で溶融する)、架橋剤の分解温度以
下で賦形して得られた賦形物が実質的に無架橋の状態で
あるとは、そのゲル分率は、必ずしも厳密に0%でなく
てもよく、機械的物性及び熱安定性に影響を与えない程
度のゲル分率であればよく、具体的にはゲル分率が5%
以下であることが好ましい。実質的に無架橋の状態であ
る賦形物は、例えば、架橋剤としてジクミルペルオキシ
ド(半減温度=約171℃)を使用する場合には、ニー
ダー等で130〜140℃で、10〜30分程度、溶融
混練することによって得ることができる。
期が1分となる温度(以下、「半減温度」と記す)をい
い、従って、オレフィン系樹脂と架橋剤からなる発泡性
熱可塑性樹脂組成物を混練し(通常は使用するオレフィ
ン系樹脂の融点以上で溶融する)、架橋剤の分解温度以
下で賦形して得られた賦形物が実質的に無架橋の状態で
あるとは、そのゲル分率は、必ずしも厳密に0%でなく
てもよく、機械的物性及び熱安定性に影響を与えない程
度のゲル分率であればよく、具体的にはゲル分率が5%
以下であることが好ましい。実質的に無架橋の状態であ
る賦形物は、例えば、架橋剤としてジクミルペルオキシ
ド(半減温度=約171℃)を使用する場合には、ニー
ダー等で130〜140℃で、10〜30分程度、溶融
混練することによって得ることができる。
【0026】なお、本明細書におけるゲル分率とは、架
橋樹脂成分を120℃のキシレン中に24時間浸漬した
後の残渣重量の、キシレン浸漬前の架橋樹脂成分の重量
に対する重量百分率をいう。
橋樹脂成分を120℃のキシレン中に24時間浸漬した
後の残渣重量の、キシレン浸漬前の架橋樹脂成分の重量
に対する重量百分率をいう。
【0027】上記オレフィン系樹脂連続気泡発泡体を製
造するためのオレフィン系樹脂は特に限定されず、例え
ば、超低密度エチレン樹脂、低密度エチレン樹脂、中密
度エチレン樹脂、高密度エチレン樹脂、直鎖状超低密度
エチレン樹脂、直鎖状低密度エチレン樹脂、ホモプロピ
レン樹脂重合体、ランダムプロピレン共重合体などが挙
げられる。これらは単独で用いられてもよいし、2種類
以上併用してもよい。
造するためのオレフィン系樹脂は特に限定されず、例え
ば、超低密度エチレン樹脂、低密度エチレン樹脂、中密
度エチレン樹脂、高密度エチレン樹脂、直鎖状超低密度
エチレン樹脂、直鎖状低密度エチレン樹脂、ホモプロピ
レン樹脂重合体、ランダムプロピレン共重合体などが挙
げられる。これらは単独で用いられてもよいし、2種類
以上併用してもよい。
【0028】中でも、超低密度エチレン樹脂、低密度エ
チレン樹脂、中密度エチレン樹脂、高密度エチレン樹
脂、直鎖状超低密度エチレン樹脂、直鎖状低密度エチレ
ン樹脂が、得られる架橋発泡体の気泡壁を破壊しやす
く、且つ耐熱性、防音性等に優れているので好ましい。
チレン樹脂、中密度エチレン樹脂、高密度エチレン樹
脂、直鎖状超低密度エチレン樹脂、直鎖状低密度エチレ
ン樹脂が、得られる架橋発泡体の気泡壁を破壊しやす
く、且つ耐熱性、防音性等に優れているので好ましい。
【0029】上記オレフィン系樹脂と架橋剤とからなる
賦形物の動的粘度η’は、低すぎると発泡時に気泡の形
状が保てず、高すぎると、発泡剤が分解し気泡が形成さ
れる際の伸張粘度が高すぎて、気泡が十分に成長しない
ため、高倍率の発泡体が得られないので、3×103 〜
5×103 Pa・sであることが好まく、より好ましく
は3.2×103 〜5×103 Pa・sである。
賦形物の動的粘度η’は、低すぎると発泡時に気泡の形
状が保てず、高すぎると、発泡剤が分解し気泡が形成さ
れる際の伸張粘度が高すぎて、気泡が十分に成長しない
ため、高倍率の発泡体が得られないので、3×103 〜
5×103 Pa・sであることが好まく、より好ましく
は3.2×103 〜5×103 Pa・sである。
【0030】本発明においてオレフィン系樹脂連続気泡
発泡体を得るのに使用される発泡剤としては、物理型発
泡剤であってもよいが、熱分解型発泡剤が好ましく、そ
の分解温度は、使用するオレフィン系樹脂の融点より2
0〜70℃高いものが好ましい。このような発泡剤とし
ては、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニト
リル、p−トルエンスルホニルヒドラジド、ジニトロソ
ペンタメチレンテトラミン、4,4'-オキシビスベンゼン
スルホニルヒドラジドなどが挙げられる。中でもアゾジ
カルボンアミドが、発生ガス量が多く、取り扱い、安全
性の面で好ましい。
発泡体を得るのに使用される発泡剤としては、物理型発
泡剤であってもよいが、熱分解型発泡剤が好ましく、そ
の分解温度は、使用するオレフィン系樹脂の融点より2
0〜70℃高いものが好ましい。このような発泡剤とし
ては、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニト
リル、p−トルエンスルホニルヒドラジド、ジニトロソ
ペンタメチレンテトラミン、4,4'-オキシビスベンゼン
スルホニルヒドラジドなどが挙げられる。中でもアゾジ
カルボンアミドが、発生ガス量が多く、取り扱い、安全
性の面で好ましい。
【0031】上記熱分解型発泡剤の添加量は、特に限定
されず、所望の発泡倍率に応じて適宜調整してよいが、
少なくなると所望の発泡倍率が得られず、多くなると、
後の工程で機械的変形を加えて気泡を連通しても、連続
気泡率が極めて低いものしか得られないので、オレフィ
ン系樹脂100重量部に対し、1〜30重量部が好まし
い。
されず、所望の発泡倍率に応じて適宜調整してよいが、
少なくなると所望の発泡倍率が得られず、多くなると、
後の工程で機械的変形を加えて気泡を連通しても、連続
気泡率が極めて低いものしか得られないので、オレフィ
ン系樹脂100重量部に対し、1〜30重量部が好まし
い。
【0032】また、熱分解型発泡剤の分解温度、分解速
度等を調節するために、発泡助剤を添加してもよい。上
記発泡助剤としては、従来公知の任意のものが使用で
き、例えば、酸化亜鉛、尿素又はその誘導体、ステアリ
ン酸マグネシウムなどのステアリン酸塩等が挙げられ、
これらは単独で使用しても2種以上併用してもよく、所
望の発泡倍率、気泡形状等に応じて組み合わせ及び添加
量を適宜調整する。
度等を調節するために、発泡助剤を添加してもよい。上
記発泡助剤としては、従来公知の任意のものが使用で
き、例えば、酸化亜鉛、尿素又はその誘導体、ステアリ
ン酸マグネシウムなどのステアリン酸塩等が挙げられ、
これらは単独で使用しても2種以上併用してもよく、所
望の発泡倍率、気泡形状等に応じて組み合わせ及び添加
量を適宜調整する。
【0033】本発明においてオレフィン系樹脂連続気泡
発泡体を得るのに使用される架橋剤は、その半減温度が
低くなると、後の工程で機械的変形を加えて気泡を連通
しても、連続気泡率が極めて低いものしか得られず、半
減温度が高くなると熱分解型発泡剤の分解率が高くなっ
た際にガス抜けが生じ、気泡が不均一になりやすくなる
ので半減温度が150〜190℃のものが好ましい。こ
のような架橋剤としては、例えば、ジクミルペルオキシ
ド(半減温度=約171℃)、1,1−ジ(t−ブチル
ペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
(半減温度=約151℃)、α,α’−ビス(t−ブチ
ルペルオキシイソプロピル)ベンゼン(半減温度=約1
82℃)、t−ブチルペルオキシクメン(半減温度=約
178℃)等が挙げられる。
発泡体を得るのに使用される架橋剤は、その半減温度が
低くなると、後の工程で機械的変形を加えて気泡を連通
しても、連続気泡率が極めて低いものしか得られず、半
減温度が高くなると熱分解型発泡剤の分解率が高くなっ
た際にガス抜けが生じ、気泡が不均一になりやすくなる
ので半減温度が150〜190℃のものが好ましい。こ
のような架橋剤としては、例えば、ジクミルペルオキシ
ド(半減温度=約171℃)、1,1−ジ(t−ブチル
ペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
(半減温度=約151℃)、α,α’−ビス(t−ブチ
ルペルオキシイソプロピル)ベンゼン(半減温度=約1
82℃)、t−ブチルペルオキシクメン(半減温度=約
178℃)等が挙げられる。
【0034】上記架橋剤の添加量は、オレフィン系樹脂
連続気泡発泡体の所望のゲル分率に応じて適宜調整して
よいが、少なくなると所望のゲル分率が得られず、多く
なると、後の工程で機械的変形を加えて気泡を連通して
も、連続気泡率が極めて低いものしか得られないので、
オレフィン系樹脂100重量部に対し、0.3〜3重量
部が好ましい。
連続気泡発泡体の所望のゲル分率に応じて適宜調整して
よいが、少なくなると所望のゲル分率が得られず、多く
なると、後の工程で機械的変形を加えて気泡を連通して
も、連続気泡率が極めて低いものしか得られないので、
オレフィン系樹脂100重量部に対し、0.3〜3重量
部が好ましい。
【0035】本発明においてオレフィン系樹脂連続気泡
発泡体を得る際、必要に応じて架橋橋助剤が添加されて
もよい。上記架橋助剤としては、例えば、トリアリルイ
ソシアヌレート、ジビニルベンゼン、トリメチロールプ
ロパントリ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオー
ルジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオール
(メタ)アクリレート、トリメリット酸トリアリルエス
テル、エチルビニルベンゼン、フタル酸ジアリルエステ
ル等の多官能モノマーが挙げられ、これらは単独で使用
しても2種以上併用してもよい。中でも、樹脂との親和
性が優れているのでトリアリルイソシアヌレートが好ま
しい。
発泡体を得る際、必要に応じて架橋橋助剤が添加されて
もよい。上記架橋助剤としては、例えば、トリアリルイ
ソシアヌレート、ジビニルベンゼン、トリメチロールプ
ロパントリ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオー
ルジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオール
(メタ)アクリレート、トリメリット酸トリアリルエス
テル、エチルビニルベンゼン、フタル酸ジアリルエステ
ル等の多官能モノマーが挙げられ、これらは単独で使用
しても2種以上併用してもよい。中でも、樹脂との親和
性が優れているのでトリアリルイソシアヌレートが好ま
しい。
【0036】本発明においてオレフィン系樹脂連続気泡
発泡体を得る際、更に必要に応じ、発泡体の破泡性を改
善する目的で、各種添加剤が併用されもよい。上記添加
剤としては、例えば、各種金属酸化物、炭酸カルシウ
ム、タルクなどがあげられる。これらの添加剤は、発泡
体のセル壁の強度を低下させるので、機械的変形を施し
た際に気泡の破壊を容易に行うことができる。
発泡体を得る際、更に必要に応じ、発泡体の破泡性を改
善する目的で、各種添加剤が併用されもよい。上記添加
剤としては、例えば、各種金属酸化物、炭酸カルシウ
ム、タルクなどがあげられる。これらの添加剤は、発泡
体のセル壁の強度を低下させるので、機械的変形を施し
た際に気泡の破壊を容易に行うことができる。
【0037】また、物性を損なわない範囲で必要に応じ
て抗菌剤、難燃剤、消臭剤、顔料等の添加剤を添加して
もよい。
て抗菌剤、難燃剤、消臭剤、顔料等の添加剤を添加して
もよい。
【0038】本発明においてオレフィン系樹脂連続気泡
発泡体を得るには、まず、上記のような動的粘度を有す
るオレフィン系樹脂と架橋剤の組み合わせからなる組成
物に、発泡剤を添加し、実質的に無架橋の状態である賦
形物を得る。この際に架橋が生じると、得られた賦形物
に機械的変形を施しても、得られる発泡体の連続気泡率
は極めて低くなり、防音性能が十分に得られない。この
条件下では、発泡は殆ど進行しないが、発泡剤又は発泡
助剤の種類、量により、若干の発泡剤の分解が生じても
差し支えない。
発泡体を得るには、まず、上記のような動的粘度を有す
るオレフィン系樹脂と架橋剤の組み合わせからなる組成
物に、発泡剤を添加し、実質的に無架橋の状態である賦
形物を得る。この際に架橋が生じると、得られた賦形物
に機械的変形を施しても、得られる発泡体の連続気泡率
は極めて低くなり、防音性能が十分に得られない。この
条件下では、発泡は殆ど進行しないが、発泡剤又は発泡
助剤の種類、量により、若干の発泡剤の分解が生じても
差し支えない。
【0039】上記のようにして賦形された賦形物は、続
いて、常圧下にて加熱することによって、架橋剤及び発
泡剤の分解を同時進行的に行う。加熱方法は特に限定さ
れず、例えば、所望形状の金型内において、所定時間加
熱した後、冷却することにより、独立気泡率の高い架橋
発泡体が得られる。加熱温度、加熱時間は、使用される
樹脂、発泡体で異なるが、通常は150〜200℃の温
度で、10〜90分間加熱される。
いて、常圧下にて加熱することによって、架橋剤及び発
泡剤の分解を同時進行的に行う。加熱方法は特に限定さ
れず、例えば、所望形状の金型内において、所定時間加
熱した後、冷却することにより、独立気泡率の高い架橋
発泡体が得られる。加熱温度、加熱時間は、使用される
樹脂、発泡体で異なるが、通常は150〜200℃の温
度で、10〜90分間加熱される。
【0040】次いで、得られた架橋発泡体に機械的変形
を施す。機械的変形を加える方法としては、従来公知の
任意の方法が採用されてよく、例えば、等速で回転する
2本のロール間に架橋発泡体を通し、該架橋発泡体厚さ
の1〜10%程度の厚さに圧縮する方法が挙げられる。
このようにして、架橋発泡体のセル壁が破壊され、除荷
することにより、元の架橋発泡体の90〜100%の厚
みの連続気泡率の高い発泡体となる。なお、機械的変形
は1回加えるだけでもよく、複数回繰返して加えてもよ
い。
を施す。機械的変形を加える方法としては、従来公知の
任意の方法が採用されてよく、例えば、等速で回転する
2本のロール間に架橋発泡体を通し、該架橋発泡体厚さ
の1〜10%程度の厚さに圧縮する方法が挙げられる。
このようにして、架橋発泡体のセル壁が破壊され、除荷
することにより、元の架橋発泡体の90〜100%の厚
みの連続気泡率の高い発泡体となる。なお、機械的変形
は1回加えるだけでもよく、複数回繰返して加えてもよ
い。
【0041】また、上記オレフィン系樹脂連続気泡発泡
体は、請求項5に示したように、その厚み方向の両面に
凸部が形成された、連続気泡率が50%以上のシート状
体であり、且つ、該オレフィン系樹脂連続気泡発泡体を
厚み方向に投影した際の両面の凸部同士が重なり合う部
分の面積が、各面の凸部底面積合計の50%以下である
あることが好ましい。
体は、請求項5に示したように、その厚み方向の両面に
凸部が形成された、連続気泡率が50%以上のシート状
体であり、且つ、該オレフィン系樹脂連続気泡発泡体を
厚み方向に投影した際の両面の凸部同士が重なり合う部
分の面積が、各面の凸部底面積合計の50%以下である
あることが好ましい。
【0042】上記オレフィン系樹脂連続気泡発泡体の気
泡構造は連続気泡を主体とするものであり、気泡の全部
が連続気泡であってもよい。
泡構造は連続気泡を主体とするものであり、気泡の全部
が連続気泡であってもよい。
【0043】上記オレフィン系樹脂連続気泡発泡体は、
空気が発泡体中を通過する際に、音エネルギーが摩擦で
熱に変換されるため、優れた吸音特性が得られるが、連
続気泡率が低すぎると上記効果が得られにくく、また、
該発泡体の緩衝性が不足する傾向があるので、連続気泡
率は、50%以上が好ましく、さらに好ましくは70%
以上である。
空気が発泡体中を通過する際に、音エネルギーが摩擦で
熱に変換されるため、優れた吸音特性が得られるが、連
続気泡率が低すぎると上記効果が得られにくく、また、
該発泡体の緩衝性が不足する傾向があるので、連続気泡
率は、50%以上が好ましく、さらに好ましくは70%
以上である。
【0044】上記オレフィン系樹脂連続気泡発泡体の両
面にはそれぞれ多数の独立した凸部が設けられ、シート
状体とされる。上記両面の凸部は、発泡体を厚み方向に
投影した際に、凸部同士が互いに重なり合う部分が少な
い方が好ましく、本発明では重なり合う部分の面積比率
を50%以下とする。これにより、上面側の凸部から受
けた衝撃音は直接下面側の凸部に伝わらず、一旦水平方
向へ連続気泡を伝わりながら減衰して下面の凸部に到達
する。そのため優れた防音効果を発揮することができ
る。凸部の形状は特に限定されないが、略半球状である
のが好ましい。
面にはそれぞれ多数の独立した凸部が設けられ、シート
状体とされる。上記両面の凸部は、発泡体を厚み方向に
投影した際に、凸部同士が互いに重なり合う部分が少な
い方が好ましく、本発明では重なり合う部分の面積比率
を50%以下とする。これにより、上面側の凸部から受
けた衝撃音は直接下面側の凸部に伝わらず、一旦水平方
向へ連続気泡を伝わりながら減衰して下面の凸部に到達
する。そのため優れた防音効果を発揮することができ
る。凸部の形状は特に限定されないが、略半球状である
のが好ましい。
【0045】上記シート状体の製造方法は、上記した方
法と同様にして連続気泡率50%以上の発泡体を製造し
た後、平坦面を有する発泡体を、凹部を有する上型と下
型とでプレスする方法等が挙げられる。
法と同様にして連続気泡率50%以上の発泡体を製造し
た後、平坦面を有する発泡体を、凹部を有する上型と下
型とでプレスする方法等が挙げられる。
【0046】なお、上記連続気泡率が50%未満の場合
であっても、得られたシート状体を圧縮して気泡のセル
を破壊することにより連続気泡率を上げることができ
る。更にシート状体の表面から厚み方向に針などを進入
させ、微細孔又は微細穴を形成することにより連続気泡
率をより高くすることができる。
であっても、得られたシート状体を圧縮して気泡のセル
を破壊することにより連続気泡率を上げることができ
る。更にシート状体の表面から厚み方向に針などを進入
させ、微細孔又は微細穴を形成することにより連続気泡
率をより高くすることができる。
【0047】尚、本発明でいう連続気泡率は、ASTM
D−2856−94に準じて測定されたものである。
D−2856−94に準じて測定されたものである。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明の防音性温水暖房
床の一例を示す断面図である。図1に示すように本発明
の防音性温水暖房床は、表面側から、硬質板状体1、放
熱板2、オレフィン系樹脂発泡体製マット3及びオレフ
ィン系樹脂連続気泡発泡体4が積層されている。この場
合において、オレフィン系樹脂発泡体製マット3には所
定の寸法の溝6が形成され、放熱パイプ5が挿入されて
いる。
を参照しつつ説明する。図1は本発明の防音性温水暖房
床の一例を示す断面図である。図1に示すように本発明
の防音性温水暖房床は、表面側から、硬質板状体1、放
熱板2、オレフィン系樹脂発泡体製マット3及びオレフ
ィン系樹脂連続気泡発泡体4が積層されている。この場
合において、オレフィン系樹脂発泡体製マット3には所
定の寸法の溝6が形成され、放熱パイプ5が挿入されて
いる。
【0049】図2は、請求項3において引用された本発
明に使用されるオレフィン系樹脂発泡体製マットの一例
を示す略図的縦断面図である。図2に示すように、オレ
フィン系樹脂発泡体製マット3は、オレフィン系樹脂よ
りなる連続発泡層3cの少なくとも片面上に発泡倍率の
高いオレフィン系樹脂よりなる高発泡体3aが複数配置
されており、この高発泡体3aの外表面は発泡倍率の低
いオレフィン系樹脂よりなる低発泡薄膜3bにより被覆
されている。また隣接する高発泡体3aは、低発泡薄膜
3bを介して熱融着されている。
明に使用されるオレフィン系樹脂発泡体製マットの一例
を示す略図的縦断面図である。図2に示すように、オレ
フィン系樹脂発泡体製マット3は、オレフィン系樹脂よ
りなる連続発泡層3cの少なくとも片面上に発泡倍率の
高いオレフィン系樹脂よりなる高発泡体3aが複数配置
されており、この高発泡体3aの外表面は発泡倍率の低
いオレフィン系樹脂よりなる低発泡薄膜3bにより被覆
されている。また隣接する高発泡体3aは、低発泡薄膜
3bを介して熱融着されている。
【0050】
【実施例】以下、本発明の詳細を実施例に基づいて説明
する。 (実施例1)高密度エチレン樹脂(三菱化学社製;品番
「HY340」、密度0.952g/cm3 、MI=
1.5g/10分、融点133℃)25重量部、高密度
エチレン樹脂(三菱化学社製;品番「HJ381P」、
密度0.951g/cm3 、MI=9.0g/10分、
融点132℃)25重量部、ホモプロピレン樹脂(三菱
化学社製;品番「MA3」、密度0.900g/c
m3 、MI=11g/10分、融点151℃)29重量
部、架橋性シラン変性ホモプロピレン樹脂(三菱化学社
製;品番「XPM800HM」)21重量部、シラン架
橋触媒(三菱化学社製;品番「PZ−10S」)1重量
部、アゾジカルボンアミド(大塚化学社製;品番「SO
−20」)9重量部の混合物を、図3に示した2軸押出
機7(径44mm)にて180℃で溶融混練し、面長3
00mm、リップ1.5mmのTダイ72により軟化状
態のシート状体を押出した。
する。 (実施例1)高密度エチレン樹脂(三菱化学社製;品番
「HY340」、密度0.952g/cm3 、MI=
1.5g/10分、融点133℃)25重量部、高密度
エチレン樹脂(三菱化学社製;品番「HJ381P」、
密度0.951g/cm3 、MI=9.0g/10分、
融点132℃)25重量部、ホモプロピレン樹脂(三菱
化学社製;品番「MA3」、密度0.900g/c
m3 、MI=11g/10分、融点151℃)29重量
部、架橋性シラン変性ホモプロピレン樹脂(三菱化学社
製;品番「XPM800HM」)21重量部、シラン架
橋触媒(三菱化学社製;品番「PZ−10S」)1重量
部、アゾジカルボンアミド(大塚化学社製;品番「SO
−20」)9重量部の混合物を、図3に示した2軸押出
機7(径44mm)にて180℃で溶融混練し、面長3
00mm、リップ1.5mmのTダイ72により軟化状
態のシート状体を押出した。
【0051】更に、この軟化状態のシート状体を、深さ
5mm、直径4mmの凹部8aが千鳥状に配置された、
径250mm及び面長300mmの賦形ロール8と、凹
部のないロール9間に供給し、無架橋発泡性オレフィン
系樹脂シート状体31を賦形した。
5mm、直径4mmの凹部8aが千鳥状に配置された、
径250mm及び面長300mmの賦形ロール8と、凹
部のないロール9間に供給し、無架橋発泡性オレフィン
系樹脂シート状体31を賦形した。
【0052】上記のようにして得た無架橋発泡性オレフ
ィン系樹脂シート状体31では、上記賦形ロール8の凹
部8aに対応する部分において発泡性オレフィン系樹脂
粒状体32(後述の発泡性オレフィン系樹脂薄膜34を
含まない高さ5mm)が形成されており、該発泡性オレ
フィン樹脂粒状体32がその端部にて厚み0.4mmの
発泡性オレフィン系樹脂薄膜34により連結されて、全
体として無架橋発泡性オレフィン系樹脂シート状体31
が構成されていた。この無架橋発泡性オレフィン系樹脂
シート状体31を冷却した後、98℃の水中に2時間浸
漬して架橋性成分を架橋させた後乾燥することにより、
架橋発泡性オレフィン系樹脂シート状体状体31aを得
た。この架橋発泡性オレフィン系樹脂シート状体31a
のゲル分率は15%であった。
ィン系樹脂シート状体31では、上記賦形ロール8の凹
部8aに対応する部分において発泡性オレフィン系樹脂
粒状体32(後述の発泡性オレフィン系樹脂薄膜34を
含まない高さ5mm)が形成されており、該発泡性オレ
フィン樹脂粒状体32がその端部にて厚み0.4mmの
発泡性オレフィン系樹脂薄膜34により連結されて、全
体として無架橋発泡性オレフィン系樹脂シート状体31
が構成されていた。この無架橋発泡性オレフィン系樹脂
シート状体31を冷却した後、98℃の水中に2時間浸
漬して架橋性成分を架橋させた後乾燥することにより、
架橋発泡性オレフィン系樹脂シート状体状体31aを得
た。この架橋発泡性オレフィン系樹脂シート状体31a
のゲル分率は15%であった。
【0053】上記れた架橋発泡性オレフィン系樹脂シー
ト状体31aを、ポリテトラフルオロエチレンシート上
に配置し、図4記載の製造装置の離型性に優れた材料か
らなる無端ベルト11、12に供給し、架橋発泡性オレ
フィン系樹脂シート状体31a中の発泡剤の分解温度以
上に加熱し発泡させて、オレフィン系樹脂発泡体製マッ
ト3を得た。
ト状体31aを、ポリテトラフルオロエチレンシート上
に配置し、図4記載の製造装置の離型性に優れた材料か
らなる無端ベルト11、12に供給し、架橋発泡性オレ
フィン系樹脂シート状体31a中の発泡剤の分解温度以
上に加熱し発泡させて、オレフィン系樹脂発泡体製マッ
ト3を得た。
【0054】尚、図4において、無端ベルト11は、ロ
ーラー13a〜13d間に架け渡されて、ローラー13
a〜13dの何れかが、図示しないモーターなどの回転
駆動源に連結されており、無端ベルト11は、該回転駆
動源を回転させることにより、図示の矢印X方向に搬送
されている。他方、無端ベルト12は、ローラー14a
〜14d間に架け渡されて、ローラー14a〜14dの
少なくとも1つがモーターなどの回転駆動源に連結され
ている。上記回転駆動源を駆動することにより、無端ベ
ルト12が図示の矢印X方向に搬送されている。
ーラー13a〜13d間に架け渡されて、ローラー13
a〜13dの何れかが、図示しないモーターなどの回転
駆動源に連結されており、無端ベルト11は、該回転駆
動源を回転させることにより、図示の矢印X方向に搬送
されている。他方、無端ベルト12は、ローラー14a
〜14d間に架け渡されて、ローラー14a〜14dの
少なくとも1つがモーターなどの回転駆動源に連結され
ている。上記回転駆動源を駆動することにより、無端ベ
ルト12が図示の矢印X方向に搬送されている。
【0055】無端ベルト11と12とは、ローラー14
bが設けられている位置からローラー13c,14cが
設けられている位置までの間で、所定の間隙Dを隔てて
対向されていて、このローラー14bと、ローラー13
c,14cとが設けられている間の領域で、加熱・冷却
され発泡体が成形される。
bが設けられている位置からローラー13c,14cが
設けられている位置までの間で、所定の間隙Dを隔てて
対向されていて、このローラー14bと、ローラー13
c,14cとが設けられている間の領域で、加熱・冷却
され発泡体が成形される。
【0056】また、架橋発泡性オレフィン系樹脂シート
状体31aの送り速度は0.5mm/分、加熱装置15
は長さ5mm、温度210℃であり、冷却装置16は長
さ5mm、温度30℃であった。得られたオレフィン系
樹脂発泡体製マット3の曲げ弾性率は、22MPaで、
発泡倍率20倍であった。このオレフィン系樹脂発泡体
製マットを310×910mmに切断し、ピッチ間隔1
00mmで溝6(幅、深さとも6mm)をルーター加工
法により切削し、該溝に架橋エチレン系樹脂管(イノア
ック社製、直径10mm、厚み1.5mm)を挿入し
た。
状体31aの送り速度は0.5mm/分、加熱装置15
は長さ5mm、温度210℃であり、冷却装置16は長
さ5mm、温度30℃であった。得られたオレフィン系
樹脂発泡体製マット3の曲げ弾性率は、22MPaで、
発泡倍率20倍であった。このオレフィン系樹脂発泡体
製マットを310×910mmに切断し、ピッチ間隔1
00mmで溝6(幅、深さとも6mm)をルーター加工
法により切削し、該溝に架橋エチレン系樹脂管(イノア
ック社製、直径10mm、厚み1.5mm)を挿入し
た。
【0057】次いで、直鎖状超低密度架橋エチレン樹脂
(ダウ社製、品番「EG8200」;密度0.870g
/cm3)20重量部、高密度エチレン樹脂(住友化学社
製、品番「F7203−0」;密度0.932g/cm
3)80重量部、アゾジカルボンアミド20重量部、酸化
亜鉛0.1重量部、ジクミルペルオキシド0.7重量
部、トリアリルイソシアヌレート1重量部を混合し、1
10℃のニーダーで混練後、30×30×5cmの金型
内で135℃で25分加熱し、発泡性架橋性樹脂組成物
を得た。
(ダウ社製、品番「EG8200」;密度0.870g
/cm3)20重量部、高密度エチレン樹脂(住友化学社
製、品番「F7203−0」;密度0.932g/cm
3)80重量部、アゾジカルボンアミド20重量部、酸化
亜鉛0.1重量部、ジクミルペルオキシド0.7重量
部、トリアリルイソシアヌレート1重量部を混合し、1
10℃のニーダーで混練後、30×30×5cmの金型
内で135℃で25分加熱し、発泡性架橋性樹脂組成物
を得た。
【0058】一方で、発泡剤及び発泡助剤を除いた以外
は、上記と同様にして架橋性樹脂組成物を得、135
℃、10Hzにおける動的粘弾性(直径25mm、厚み
2mmのパラレルシートを使用JIS K7198に準
拠)を測定したところ動的粘度η'=3×103Pa・s
であった。また、ゲル分率は0%であった。
は、上記と同様にして架橋性樹脂組成物を得、135
℃、10Hzにおける動的粘弾性(直径25mm、厚み
2mmのパラレルシートを使用JIS K7198に準
拠)を測定したところ動的粘度η'=3×103Pa・s
であった。また、ゲル分率は0%であった。
【0059】得られた発泡性架橋性樹脂組成物を、17
5℃のオーブン中で60分間加熱し、倍率30倍の架橋
発泡体を得た。得られた架橋発泡体を厚み50mmに切
断し、等速ロール(直径10cm、速度5rpm)を用
いて、2mmの厚みに圧縮した後、除荷し、厚み47.
5mmの連続気泡発泡体を得た。
5℃のオーブン中で60分間加熱し、倍率30倍の架橋
発泡体を得た。得られた架橋発泡体を厚み50mmに切
断し、等速ロール(直径10cm、速度5rpm)を用
いて、2mmの厚みに圧縮した後、除荷し、厚み47.
5mmの連続気泡発泡体を得た。
【0060】得られた連続気泡発泡体を3mmにスライ
スし(連続気泡発泡体4)、表面側から、厚み9mmの
合板1、放熱板2としてアルミテープ(イノアック社
製、モジュラーパネル要灼熱アルミテープ、商品名「雛
板DMTA470−25」)、オレフィン系樹脂発泡体
製マット3及び連続気泡発泡体4の順に積層し、防音性
温水暖房床を得た。
スし(連続気泡発泡体4)、表面側から、厚み9mmの
合板1、放熱板2としてアルミテープ(イノアック社
製、モジュラーパネル要灼熱アルミテープ、商品名「雛
板DMTA470−25」)、オレフィン系樹脂発泡体
製マット3及び連続気泡発泡体4の順に積層し、防音性
温水暖房床を得た。
【0061】(実施例2)オレフィン系樹脂発泡体製マ
ットとして、東レ社製架橋エチレン系樹脂発泡体(倍率
20倍、厚み4mmを4枚重ね)を使用したこと以外は
実施例1と同様にして防音性温水暖房床を得た。
ットとして、東レ社製架橋エチレン系樹脂発泡体(倍率
20倍、厚み4mmを4枚重ね)を使用したこと以外は
実施例1と同様にして防音性温水暖房床を得た。
【0062】(実施例3)連続気泡発泡体として、エチ
レン系樹脂発泡体(倍率29.5倍、厚み4.5mm、
連続気泡率8%)をクリアランスを0.5mmに設定し
た等速ロールに供給して気泡を破壊させ、連続気泡率8
5%とした後、直径10mm、高さ1.5mmの凹部
が、24mmピッチの千鳥状に配置され、且つ、2本の
ロールの凹部の位置が重ならないようにされた一対のロ
ール間に供給して、上記ロールの凹部に対応した凸部が
形成された連続気泡発泡体を使用したこと以外は、実施
例1と同様にして防音性温水暖房床を得た。
レン系樹脂発泡体(倍率29.5倍、厚み4.5mm、
連続気泡率8%)をクリアランスを0.5mmに設定し
た等速ロールに供給して気泡を破壊させ、連続気泡率8
5%とした後、直径10mm、高さ1.5mmの凹部
が、24mmピッチの千鳥状に配置され、且つ、2本の
ロールの凹部の位置が重ならないようにされた一対のロ
ール間に供給して、上記ロールの凹部に対応した凸部が
形成された連続気泡発泡体を使用したこと以外は、実施
例1と同様にして防音性温水暖房床を得た。
【0063】(比較例)樹脂連続気泡発泡体4に代え
て、軟質樹脂発泡体(ウレタン系樹脂発泡体、発泡倍率
50倍、厚み3mm、ブリジストン社製)を使用したこ
と以外は、実施例1と同様にして防音性温水暖房床を得
た。
て、軟質樹脂発泡体(ウレタン系樹脂発泡体、発泡倍率
50倍、厚み3mm、ブリジストン社製)を使用したこ
と以外は、実施例1と同様にして防音性温水暖房床を得
た。
【0064】実施例1〜3、比較例で得られた防音性温
水暖房床を以下の評価に供した。
水暖房床を以下の評価に供した。
【0065】防音性温水暖房床の評価 (熱効率)得られた防音性温水暖房床の架橋エチレン系
樹脂管5に80℃の温水を流し、英弘精機社製熱流量計
を用いて、定常状態における熱効率(総熱量中の、床上
面に伝わった熱量の比率)を測定した。
樹脂管5に80℃の温水を流し、英弘精機社製熱流量計
を用いて、定常状態における熱効率(総熱量中の、床上
面に伝わった熱量の比率)を測定した。
【0066】(防音性)JIS A1418に準拠して
軽量床衝撃レベルを測定し、LL値で記した。
軽量床衝撃レベルを測定し、LL値で記した。
【0067】(歩行感)直径50mmの鋼球を合板に8
0kgfの力で押し付けた時の沈み込み量を測定した。
なお、1.4〜2.6mmが良好とされ、4mm以上で
は歩行時にフカフカした不快感が生じ、0mmではコン
クリートの上を歩くように足の裏が痛くなる。
0kgfの力で押し付けた時の沈み込み量を測定した。
なお、1.4〜2.6mmが良好とされ、4mm以上で
は歩行時にフカフカした不快感が生じ、0mmではコン
クリートの上を歩くように足の裏が痛くなる。
【0068】(耐候性)JIS A1415に準拠して
促進暴露試験を行い、試験装置はWS型、試験時間は7
2時間とし、外観の変化が無ければ○、著しい厚みの変
化、着色等が生じれば×を記した。以上の結果を表1に
まとめて示した。
促進暴露試験を行い、試験装置はWS型、試験時間は7
2時間とし、外観の変化が無ければ○、著しい厚みの変
化、着色等が生じれば×を記した。以上の結果を表1に
まとめて示した。
【0069】
【表1】
【0070】
【発明の効果】本発明の記載の防音性温水暖房床は、硬
質板状体、放熱板、放熱パイプが配管されたオレフィン
系樹脂発泡体製マット、及び、オレフィン系樹脂連続気
泡発泡体がこの順に積層されているものであるから、高
い暖房効率と高い防音性能を有し、かつ歩行感の良好
で、長期間使用しても劣化、へたりのないものとなり、
更にオレフィン系樹脂を使用しているため、リサイクル
も可能である。
質板状体、放熱板、放熱パイプが配管されたオレフィン
系樹脂発泡体製マット、及び、オレフィン系樹脂連続気
泡発泡体がこの順に積層されているものであるから、高
い暖房効率と高い防音性能を有し、かつ歩行感の良好
で、長期間使用しても劣化、へたりのないものとなり、
更にオレフィン系樹脂を使用しているため、リサイクル
も可能である。
【0071】また、上記オレフィン系樹脂発泡体製マッ
トを形成する樹脂成分が、無架橋エチレン系樹脂、無架
橋プロピレン系樹脂、及び架橋性シラン変性プロピレン
系樹脂からなり、無架橋エチレン系樹脂と、無架橋プロ
ピレン系樹脂との重量比が2:8〜8:2であり、その
合計量100重量部に対して、架橋性シラン変性プロピ
レン系樹脂1〜150重量部とすることにより、上記効
果に加え、得られる発泡体中に放熱パイプを配管するに
当たり、発泡体の流動賦形性が良好となる。
トを形成する樹脂成分が、無架橋エチレン系樹脂、無架
橋プロピレン系樹脂、及び架橋性シラン変性プロピレン
系樹脂からなり、無架橋エチレン系樹脂と、無架橋プロ
ピレン系樹脂との重量比が2:8〜8:2であり、その
合計量100重量部に対して、架橋性シラン変性プロピ
レン系樹脂1〜150重量部とすることにより、上記効
果に加え、得られる発泡体中に放熱パイプを配管するに
当たり、発泡体の流動賦形性が良好となる。
【0072】更に、上記オレフィン系樹脂発泡体製マッ
トが、オレフィン系樹脂よりなる連続発泡層と、連続発
泡層の少なくとも片面上に複数配置されるオレフィン系
樹脂よりなる高発泡体と、高発泡体の外表面を被覆する
オレフィン系樹脂よりなる低発泡薄膜とを備え、前記複
数の高発泡体が互いに前記低発泡薄膜を介して熱融着さ
れていることにより、上記効果に加え、高い防音性能と
歩行感の良好なものとなる。
トが、オレフィン系樹脂よりなる連続発泡層と、連続発
泡層の少なくとも片面上に複数配置されるオレフィン系
樹脂よりなる高発泡体と、高発泡体の外表面を被覆する
オレフィン系樹脂よりなる低発泡薄膜とを備え、前記複
数の高発泡体が互いに前記低発泡薄膜を介して熱融着さ
れていることにより、上記効果に加え、高い防音性能と
歩行感の良好なものとなる。
【0073】更に、上記オレフィン系樹脂連続気泡発泡
体が、オレフィン系樹脂、発泡剤、架橋剤からなる発泡
性オレフィン系樹脂組成物を、実質的に無架橋の状態で
加熱混練して、所定の形状とした後、発泡剤及び架橋剤
の分解温度以上で発泡、架橋させ、機械的変形により容
易に破壊しうる気泡を有する架橋発泡体を形成した後、
機械的変形を加えて、気泡を連通せしめたものであり、
上記オレフィン系樹脂と架橋剤とを、架橋剤の分解温度
以下で賦形して得られた賦形物が実質的に無架橋の状態
であるときの、135℃、10Hzにおいて、JIS
K7198に準拠して測定された動的粘弾性(25mm
パラレルプレートを使用)の動的粘度η'が、3×103
〜5×103Pa・sとすることにより、気泡構造が微
細であり、単位体積当たりの気泡数が極めて多い連続気
泡発泡体となり、通気性に優れ、且つ、優れた防音性能
を有する。
体が、オレフィン系樹脂、発泡剤、架橋剤からなる発泡
性オレフィン系樹脂組成物を、実質的に無架橋の状態で
加熱混練して、所定の形状とした後、発泡剤及び架橋剤
の分解温度以上で発泡、架橋させ、機械的変形により容
易に破壊しうる気泡を有する架橋発泡体を形成した後、
機械的変形を加えて、気泡を連通せしめたものであり、
上記オレフィン系樹脂と架橋剤とを、架橋剤の分解温度
以下で賦形して得られた賦形物が実質的に無架橋の状態
であるときの、135℃、10Hzにおいて、JIS
K7198に準拠して測定された動的粘弾性(25mm
パラレルプレートを使用)の動的粘度η'が、3×103
〜5×103Pa・sとすることにより、気泡構造が微
細であり、単位体積当たりの気泡数が極めて多い連続気
泡発泡体となり、通気性に優れ、且つ、優れた防音性能
を有する。
【0074】更に、上記オレフィン系樹脂連続気泡発泡
体が、その厚み方向の両面に凸部が形成された、連続気
泡率が50%以上のシート状体であり、且つ、該オレフ
ィン系樹脂連続気泡発泡体を厚み方向に投影した際の両
面の凸部同士が重なり合う部分の面積が、各面の凸部底
面積合計の50%以下とすることにより、更に、熱効
率、防音性に優れたものとなる。
体が、その厚み方向の両面に凸部が形成された、連続気
泡率が50%以上のシート状体であり、且つ、該オレフ
ィン系樹脂連続気泡発泡体を厚み方向に投影した際の両
面の凸部同士が重なり合う部分の面積が、各面の凸部底
面積合計の50%以下とすることにより、更に、熱効
率、防音性に優れたものとなる。
【図1】本発明の防音性温水暖房床の一例を示す断面図
である。
である。
【図2】請求項3において引用された本発明に使用され
るオレフィン系樹脂発泡体製マットの一例を示す略図的
縦断面図である。
るオレフィン系樹脂発泡体製マットの一例を示す略図的
縦断面図である。
【図3】本発明に使用されるオレフィン系樹脂発泡体製
マットを製造するための発泡性オレフィン系樹脂シート
状体の製造装置を示す説明図である。
マットを製造するための発泡性オレフィン系樹脂シート
状体の製造装置を示す説明図である。
【図4】架橋発泡性オレフィン系樹脂シート状体から、
オレフィン系樹脂発泡体製マットを製造するための製造
装置を示す斜視図である。
オレフィン系樹脂発泡体製マットを製造するための製造
装置を示す斜視図である。
1 硬質板状体 2 放熱板 3 オレフィン系樹脂発泡体製マット 4 オレフィン系樹脂連続気泡発泡体
Claims (5)
- 【請求項1】 硬質板状体、放熱板、放熱パイプが配管
されたオレフィン系樹脂発泡体製マット、及び、オレフ
ィン系樹脂連続気泡発泡体がこの順に積層されているこ
とを特徴とする防音性温水暖房床。 - 【請求項2】 上記オレフィン系樹脂発泡体製マットを
形成する樹脂成分が、無架橋エチレン系樹脂、無架橋プ
ロピレン系樹脂、及び架橋性シラン変性プロピレン系樹
脂からなり、無架橋エチレン系樹脂と、無架橋プロピレ
ン系樹脂との重量比が2:8〜8:2であり、その合計
量100重量部に対して、架橋性シラン変性プロピレン
系樹脂1〜150重量部であることを特徴とする請求項
1記載の防音性温水暖房床。 - 【請求項3】 上記オレフィン系樹脂発泡体製マット
が、オレフィン系樹脂よりなる連続発泡層と、連続発泡
層の少なくとも片面上に複数配置されたオレフィン系樹
脂よりなる高発泡体と、高発泡体の外表面を被覆するオ
レフィン系樹脂よりなる低発泡薄膜とを備え、前記複数
の高発泡体が互いに前記低発泡薄膜を介して熱融着され
ていることを特徴とする請求項1又は2記載の防音性温
水暖房床。 - 【請求項4】 上記オレフィン系樹脂連続気泡発泡体
が、 オレフィン系樹脂、発泡剤、架橋剤からなる発泡性熱可
塑性樹脂組成物を、実質的に無架橋の状態で加熱混練し
て、所定の形状とした後、発泡剤及び架橋剤の分解温度
以上で発泡、架橋させ、機械的変形により容易に破壊し
うる気泡を有する架橋発泡体を形成した後、機械的変形
を加えて、気泡を連通せしめたものであり、 上記オレフィン系樹脂と架橋剤とを、架橋剤の分解温度
以下で賦形して得られた賦形物が実質的に無架橋の状態
であるときの、135℃、10Hzにおいて、JIS
K7198に準拠して測定された動的粘弾性(25mm
パラレルプレートを使用)の動的粘度η'が、3×103
〜5×103Pa・sであることを特徴とする請求項1
〜3の何れかに記載の防音性温水暖房床。 - 【請求項5】 上記オレフィン系樹脂連続気泡発泡体
が、その厚み方向の両面に凸部が形成された、連続気泡
率が50%以上のシート状体であり、且つ、該オレフィ
ン系樹脂連続気泡発泡体を厚み方向に投影した際の両面
の凸部同士が重なり合う部分の面積が、各面の凸部底面
積合計の50%以下であることを特徴とする請求項1〜
4の何れかに記載の防音性温水暖房床。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11324378A JP2000213756A (ja) | 1998-11-16 | 1999-11-15 | 防音性温水暖房床 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32523798 | 1998-11-16 | ||
| JP10-325237 | 1998-11-16 | ||
| JP11324378A JP2000213756A (ja) | 1998-11-16 | 1999-11-15 | 防音性温水暖房床 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000213756A true JP2000213756A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=26571468
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11324378A Pending JP2000213756A (ja) | 1998-11-16 | 1999-11-15 | 防音性温水暖房床 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000213756A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101559558B1 (ko) * | 2015-06-25 | 2015-10-15 | 허중 | 층간소음 저감을 위한 냉난방 바닥구조 |
-
1999
- 1999-11-15 JP JP11324378A patent/JP2000213756A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101559558B1 (ko) * | 2015-06-25 | 2015-10-15 | 허중 | 층간소음 저감을 위한 냉난방 바닥구조 |
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