JP2000214324A - 接着剤層付き光学フィルム - Google Patents

接着剤層付き光学フィルム

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optical
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直安 能木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重ね合せて重畳体とした場合にもその端面に
異物や包装基材が接着しにくい接着剤層付光学フィルム
を提供する。 【解決手段】 光学フィルム(1)の一方の面に接着剤
層(2)が設けられている接着剤層付光学フィルム
(3)であって、光学フィルムの端面(4)に接着剤層
の端面(5)よりも外側に突き出した領域(6)を有し
ていることを特徴とする接着剤層付光学フィルム
(3)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着剤層付き光学
フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】直線偏光フィルム、位相差フィルムなど
に代表される光学フィルムは、液晶表示装置などの光学
部品として有用であり、通常、一方の面に接着剤層が設
けられた接着剤層付光学フィルムとされ、該接着剤層で
液晶セルに貼合されることにより液晶表示装置に組込ま
れて使用されている。かかる接着剤層付光学フィルム
は、通常、目的とする接着剤層付光学フィルムよりも大
きな面積の大形の接着剤層付光学フィルムから、目的と
する液晶表示装置の大きさ、要求される光学軸の方向な
どに合せて矩形状に切り出す方法により製造される。
【0003】切り出しには、例えばトムソン型打抜刃な
どが使用され、具体的にはトムソン型打抜刃と大型接着
剤層付光学フィルムとを重ね合せた状態でプレスにより
全面を押圧することにより切り出すことができる。
【0004】また、出荷に際しては、接着剤層の上に剥
離フィルム(セパレートフィルム)が貼着された剥離フ
ィルム貼着接着剤層付光学フィルムとし、その複数枚が
重ね合わされた重畳体として、包装基材によって梱包さ
れ、出荷される。そして、出荷先では、包装基材を開梱
し、重畳体から剥離フィルム貼着接着剤層付光学フィル
ムとして一枚ずつ取り出し、剥離フィルムを剥離した
後、液晶セルの上面に貼合される。
【0005】しかし、かかる接着剤層付光学フィルム
は、その端面において接着剤層が異物や包装基材などを
付着し易いという問題があった。そして、この付着した
異物は液晶表示装置の異物(欠陥)の原因となり、また
端面に接着した包装基材は、剥離フィルム貼着接着剤層
付光学フィルムの取り出しを妨げる原因ともなってい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
重ね合せて重畳体とした場合にもその端面に異物や包装
基材が接着しにくい接着剤層付光学フィルムを開発する
べく鋭意検討した結果、接着剤層の端面よりも突き出し
た領域を有する接着剤層付光学フィルムは、重畳体とし
た場合であっても、その端面に異物や包装基材などが接
着し難いことを見出し、本発明に至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、光
学フィルム(1)の一方の面に接着剤層(2)が設けら
れている接着剤層付光学フィルム(3)であって、光学
フィルムの端面(4)に接着剤層の端面(5)よりも外
側に突き出した領域(6)を有していることを特徴とす
る接着剤層付光学フィルム(3)を提供するものであ
る。本発明の接着剤層付光学フィルムの端面の一例を図
1に示す。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に適用される光学フィルム
(1)は、直線偏光フィルム、位相差フィルム、直線偏
光フィルムと位相差フィルムとが積層された楕円偏光フ
ィルムや円偏光フィルムなどが挙げられる。
【0009】直線偏光フィルムとしては、通常、ヨウ素
または2色性染料で染色されたポリビニルアルコール
(PVA)からなる偏光子フィルムの両面を、トリアセ
チルセルロース(TAC)製のフィルムで積層したもの
などが使用される。偏光子フィルムの厚みは通常15〜
30μm程度、TACフィルムの厚みは通常40〜20
0μm程度である。偏光子フィルムとTACフィルムと
は通常ポリビニルアルコール系の接着剤などにより接着
されている。
【0010】位相差フィルムとしては、例えばポリカー
ボネート系樹脂フィルムを延伸することに得られる一軸
配向フィルムなどが使用され、その厚みは通常30〜1
00μm程度である。
【0011】また、特定の角度からの入射光は散乱し、
それ以外の角度からの入射光はそのまま透過する性質を
有する光制御フィルムなどのような方向性を有するフィ
ルムが挙げられる。このような光制御フィルムとして
は、住友化学工業(株)製の「ルミスティー」が挙げられ
る。さらに、光学フィルムは光制御フィルムと直線偏光
板、位相差板との積層フィルムであってもよい。
【0012】かかる光学フィルム(1)は、その一方の
面に接着剤層(2)が設けられている。接着剤層に使用
される接着剤は、通常、透明で異方性のない接着剤であ
って、アクリル系感圧型接着剤、ゴム系感圧型接着剤、
シリコーン系感圧型接着剤、ウレタン系感圧型接着剤な
どの感圧型接着剤が使用される。かかる接着剤層の厚み
は、通常10〜50μm程度である。
【0013】かかる接着剤層付光学フィルムは、その端
面において光学フィルムの端面(4)に接着剤層の端面
(5)よりも突き出した領域(6)を有している。突き
出した領域(6)は接着剤層端面(5)よりも通常10
μm以上突き出していれば十分であり、好ましくは15
μm以上である。突き出し長さの上限は特に制限されな
いが、通常は高々150μm程度である。
【0014】突き出した領域(6)は、端面の全周に亘
って突き出していることが好ましく、この場合、端面の
全周に亘って連続的に突き出していてもよいし、断続的
に突き出していてもよい。
【0015】光学フィルム端面(4)には、接着剤層端
面(5)と同一平面の領域(7)があってもよい。この
同一平面の領域(7)は、光学フィルム端面(4)の接
着剤層側にあってもよいし(図1(a))、その反対側に
あってもよい(図1(b))。
【0016】このような接着剤層付光学フィルムは、例
えば目的とする接着剤層付光学フィルムの形状に対応し
た形状を有する打抜刃型(8)の刃先(9)に大形接着
剤層付光学フィルム(10)の接着剤層側とは反対側の
面を当接させ(図2)、大形接着剤層付光学フィルム
(10)のうちの目的とする接着剤層付光学フィルム
(3)の形状に対応する領域(11)の外周部分(AB
CD)に沿って移動しながら加圧する方法によって製造
することができる(図3)。図2においては、○で示す
加圧部分(12)が、目的とする接着剤層付光学フィル
ムの形状に対応する領域(11)の外周部分のうちの辺
ABに沿って移動している。
【0017】具体的には、例えばトムソン型打抜刃型
(8)の刃先(9)の上に大形接着剤層付光学フィルム
(10)をその接着剤層側が上になるように載置し(図
2)、トムソン型打抜刃型(8)と共に大形接着剤層付
光学フィルム(10)を一対のロール(13、14)間
に供給すればよい(図4、図5)。目的とする矩形の接
着剤層付光学フィルムに対応する領域において、その一
辺が一対のロールに対して斜めになるように供給すれ
ば、領域の外周部分に沿って移動しながら加圧すること
ができる(図5)。
【0018】ロール間に供給する際には、大型接着剤層
付光学フィルム(10)の上に下敷きとなる基板を介在
させてもよい。基板は大型接着剤層付光学フィルムを貫
通した刃先がロールに接触するのを防止し得るものであ
れば特に限定されるものではない。
【0019】大型接着剤層付光学フィルムは、光学フィ
ルム側に保護フィルム(プロテクトフィルム)が貼着さ
れていてもよいし、接着剤層側に剥離フィルム(セパレ
ートフィルム)が貼着されていてもよい。保護フィルム
は光学フィルムの傷付き防止のために貼着されるもので
あり、剥離フィルムは接着剤層の保護、異物の付着防止
などを目的として貼着されるものである。
【0020】また、大型接着剤層付光学フィルムは1枚
ずつ供給されてもよいし、2枚以上の複数枚を積み重ね
た状態で供給されてもよい。
【0021】一枚の大形接着剤層付光学フィルムからは
一枚の接着剤層付光学フィルムを切り出してもよいし、
複数枚の接着剤層付光学フィルムを切り出してもよい。
【0022】従来のトムソン型打抜刃を使用する方法に
おいては、プレスにより目的とする接着剤層付光学フィ
ルムの全面を均一に加圧するので、大形接着剤層付光学
フィルムのうちの目的とする接着剤層付光学フィルムの
形状に対応する領域の外周部分の全体がほぼ均一に加圧
されていたが、上記方法では大形接着剤層付光学フィル
ムのうちの目的とする接着剤層付光学フィルムの形状に
対応する領域の外周部分に沿って移動しながら加圧する
点で、異なっている。
【0023】
【発明の効果】本発明の接着剤層付光学フィルムは、重
ね合せて重畳体としても、その端面に異物や包装材など
が付着しない。
【0024】
【実施例】以下、実施例により本発明をより詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0025】実施例1 偏光フィルム〔偏光子フィルム(厚み25μm、PVA
フィルム)(20)の両面にTACフィルム(厚み75
μm)(21、22)が貼合されたもの〕の一方の面に
アクリル系感圧型接着剤層〔厚み25μm〕(23)を
介して位相差フィルム〔一軸延伸したポリカーボネート
系樹脂フィルム、厚み60μm〕(24)が貼合された
光学フィルム(1)の、位相差フィルム側にアクリル系
粘着剤層(厚み25μm)(2)が設けられた大形の粘
着剤層付光学フィルム〔大きさ400mm×300m
m〕(10)を準備し、その偏光フィルム側に保護フィ
ルム〔ポリエチレンテレフタレート(PET)製、厚み
25μm〕(25)を、接着剤層(2)側に剥離フィル
ム〔PET製、厚み40μm〕(26)を貼着した。次
いで、トムソン型打抜刃型(8)の刃先(9)の上に、
この接着剤層付光学フィルム側をその剥離フィルム側
(接着剤層側)を下にして載せ、一対の金属ロール〔ロ
ール直径300mm、ロール幅2300mm、ロール間
隔(ロールとロールとの間の間隔)20mm〕(13、
14)を備えた切断装置のロール間に、速度30m/分
で供給して接着剤層付光学フィルムを剥離フィルムおよ
び保護フィルムと共に切断して、49枚の接着剤層付円
偏光フィルム〔大きさ53mm×40mm〕を得た。
【0026】この接着剤層付光学フィルムの端面は、剥
離フィルムの端面(26)、接着剤層(2)の端面およ
び位相差フィルム(24)の端面が同一の面内にあり、
この面よりも25μm〜30μm外側にTACフィルム
(22)の端面、偏光子(PVA)フィルム(20)の
端面、TACフィルム(21)の端面および保護フィル
ム(25)の端面がこの順に在った(図6)。この接着
剤層付光学フィルムのにおける突き出した領域(6)の
突き出し量(d)は、25〜30μmであった(図
6)。
【0027】この49枚の接着剤層付円偏光フィルムを
重ね合せた重畳体は、その端面に異物や包装材などが付
着し難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接着剤層付光学フィルムの一例を示す
断面模式図である。
【図2】本発明の接着剤層付光学フィルムの製造工程を
示す断面模式図である。
【図3】本発明の接着剤層付光学フィルムの製造工程を
示す俯瞰模式図である。
【図4】本発明の接着剤層付光学フィルムの製造工程を
示す断面模式図である。
【図5】本発明の接着剤層付光学フィルムの製造工程を
示す俯瞰模式図である。
【図6】実施例で得た接着剤層付円偏光フィルムの断面
模式図である。
【符号の説明】
1:光学フィルム 2:接着剤層 3:接着剤層付光学フィルム 4:光学フィルムの端面 5:接着剤層の端面 6:接着剤層の端面よりも突き出した領域 7:接着剤層端面と同一平面の領域 8:打抜刃 9:刃先 10:大形の接着剤層付光学フィルム 11:目的とする接着剤層付光学フィルムの形状に対応
する領域 12:加圧部分 13:ロール 14:ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H049 BA02 BA03 BA04 BA06 BB52 BC13 BC14 BC22 4F100 AK25G AK45 AR00A BA02 CB00B CB05G DB01A DB10A EA022 EH012 EJ172 EJ192 EJ302 EJ37 JL11B JL14 JN00A JN10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学フィルムの一方の面に接着剤層が設け
    られている接着剤層付光学フィルムであって、光学フィ
    ルムの端面に接着剤層の端面よりも外側に突き出した領
    域を有していることを特徴とする接着剤層付光学フィル
    ム。
  2. 【請求項2】光学フィルムの端面に接着剤層の端面より
    も10μm以上突き出した領域を有している請求項1に
    記載の接着剤層付光学フィルム。
  3. 【請求項3】接着剤層の端面よりも突き出した領域を全
    周に亘って連続的に有する請求項1に記載の接着剤層付
    光学フィルム。
  4. 【請求項4】目的とする接着剤層付光学フィルムの形状
    に対応した形状の打抜刃の刃先に大形の接着剤層付光学
    フィルムの接着剤層側とは反対側の面を当接させ、大形
    接着剤層付光学フィルムのうちの目的とする接着剤層付
    光学フィルムの形状に対応する領域の外周部分に沿って
    移動しながら加圧することを特徴とする矩形の接着剤層
    付光学フィルムの製造方法。
  5. 【請求項5】トムソン型打抜刃の刃先の上に大形接着剤
    層付光学フィルムをその接着剤層側が上になるように載
    置し、トムソン型打抜刃と共に大形接着剤層付光学フィ
    ルムを一対のロール間に供給する請求項4に記載の製造
    方法。
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