JP2000214620A - リサイクル可能な被記録材 - Google Patents
リサイクル可能な被記録材Info
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- JP2000214620A JP2000214620A JP11018281A JP1828199A JP2000214620A JP 2000214620 A JP2000214620 A JP 2000214620A JP 11018281 A JP11018281 A JP 11018281A JP 1828199 A JP1828199 A JP 1828199A JP 2000214620 A JP2000214620 A JP 2000214620A
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トナー等の印字材料を十分良好に除去するこ
とができる耐久性、経済性、折り曲げ性および取り扱い
性に優れたリサイクル可能な被記録材を提供すること。 【解決手段】 少なくともプラスチック繊維不織布から
なる基材層、および水膨潤性の表層を有するリサイクル
可能な被記録材。
とができる耐久性、経済性、折り曲げ性および取り扱い
性に優れたリサイクル可能な被記録材を提供すること。 【解決手段】 少なくともプラスチック繊維不織布から
なる基材層、および水膨潤性の表層を有するリサイクル
可能な被記録材。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機やプリンタ等
で画像形成することにより、被記録材へ付着した印字材
料を被記録材から除去可能であり繰り返し再利用可能な
被記録材に関する。特に本発明は水などの水性溶媒を用
いたブラッシング法などの物理的摺擦力による除去手段
に適している被記録材に関する。
で画像形成することにより、被記録材へ付着した印字材
料を被記録材から除去可能であり繰り返し再利用可能な
被記録材に関する。特に本発明は水などの水性溶媒を用
いたブラッシング法などの物理的摺擦力による除去手段
に適している被記録材に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、トナーを用いる電子写真複写(い
わゆるコピー)技術が普及し、紙やOHPシート等の被
記録材が多量に用いられている。
わゆるコピー)技術が普及し、紙やOHPシート等の被
記録材が多量に用いられている。
【0003】そのような被記録材上に印字あるいはコピ
ーされた印字材料は容易に除去できるものではなく、ま
たそのような技術も実用化されていないのでオフィスで
多量に発生した印字物は不要になるとそのまま破棄され
ているのが実状である。
ーされた印字材料は容易に除去できるものではなく、ま
たそのような技術も実用化されていないのでオフィスで
多量に発生した印字物は不要になるとそのまま破棄され
ているのが実状である。
【0004】これでは環境保全、資源保護に好ましくな
いことは明らかである。そのため破棄対象の被記録材を
再生あるいはリサイクルする技術が盛んに研究されてい
る。例えば特開平7−311523号公報あるいは特開
平6−222604号公報等においては、被記録材の表
面に水により膨潤する膨潤層を形成しておき、この膨潤
層を水で濡らして膨潤させることにより、被記録材に記
録された画像を除去する方法が開示されている。一方、
被記録材としては一般に、プラスチックフィルムや紙等
の基材層と水膨潤性の表層からなり、所望により中間接
着層を備えた構成の被記録材がよく知られている。
いことは明らかである。そのため破棄対象の被記録材を
再生あるいはリサイクルする技術が盛んに研究されてい
る。例えば特開平7−311523号公報あるいは特開
平6−222604号公報等においては、被記録材の表
面に水により膨潤する膨潤層を形成しておき、この膨潤
層を水で濡らして膨潤させることにより、被記録材に記
録された画像を除去する方法が開示されている。一方、
被記録材としては一般に、プラスチックフィルムや紙等
の基材層と水膨潤性の表層からなり、所望により中間接
着層を備えた構成の被記録材がよく知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
で提案されているものでは、十分良好に印字材料を除去
できなかったり、繰り返して印字材料の除去(脱墨)を
行った場合に、印字材料の除去不良が生じたり、被記録
材の耐久性の点で問題があった。さらには、基材として
紙等のような親水性のものを用いるとそれ自体耐水性を
有さないため、その上に水膨潤性表層または中間層を形
成したとき基材が湿潤し、乾燥させるのに多大なエネル
ギーを要して経済性にも問題が生じていた。また、基材
としてポリエチレンテレフタレート(PET)等のプラ
スチックフィルムを用いると、得られる被記録材が所望
の折り曲げ性(柔軟性)を達成できず、また単位面積あ
たりの重量が重いため取り扱い性にも問題が生じてい
た。
で提案されているものでは、十分良好に印字材料を除去
できなかったり、繰り返して印字材料の除去(脱墨)を
行った場合に、印字材料の除去不良が生じたり、被記録
材の耐久性の点で問題があった。さらには、基材として
紙等のような親水性のものを用いるとそれ自体耐水性を
有さないため、その上に水膨潤性表層または中間層を形
成したとき基材が湿潤し、乾燥させるのに多大なエネル
ギーを要して経済性にも問題が生じていた。また、基材
としてポリエチレンテレフタレート(PET)等のプラ
スチックフィルムを用いると、得られる被記録材が所望
の折り曲げ性(柔軟性)を達成できず、また単位面積あ
たりの重量が重いため取り扱い性にも問題が生じてい
た。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、トナー等の印字材料を十分良好に除去することがで
きる耐久性、経済性、折り曲げ性および取り扱い性に優
れたリサイクル可能な被記録材を提供することを目的と
する。
り、トナー等の印字材料を十分良好に除去することがで
きる耐久性、経済性、折り曲げ性および取り扱い性に優
れたリサイクル可能な被記録材を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくともプ
ラスチック繊維不織布からなる基材層、および水膨潤性
の表層を有するリサイクル可能な被記録材に関する。
ラスチック繊維不織布からなる基材層、および水膨潤性
の表層を有するリサイクル可能な被記録材に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の被記録材は少なくとも基
材層および水膨潤性の表層を有し、基材層としてプラス
チック繊維からなる不織布を用いることを特徴とする。
図1(a)に本発明の一実施形態である被記録材の模式
的断面図を示す。図1(a)に示すように、この被記録
材は基材層1上に表層3を積層したものである。図1
(a)では、表層3の表面に印字材料4が印字された様
子を示している。なお、図1(a)では基材層1の片面
に表層3が形成された構成を示しているが、基材層1の
両面に表層3が形成された構成であってもよい。
材層および水膨潤性の表層を有し、基材層としてプラス
チック繊維からなる不織布を用いることを特徴とする。
図1(a)に本発明の一実施形態である被記録材の模式
的断面図を示す。図1(a)に示すように、この被記録
材は基材層1上に表層3を積層したものである。図1
(a)では、表層3の表面に印字材料4が印字された様
子を示している。なお、図1(a)では基材層1の片面
に表層3が形成された構成を示しているが、基材層1の
両面に表層3が形成された構成であってもよい。
【0009】本発明の被記録材において基材層1はプラ
スチック繊維からなる不織布である。本発明において使
用される不織布はプラスチック繊維をシート状にしたも
のであれば特に制限されないが、繊維がランダムに配列
されていることが好ましい。得られる被記録材がいかな
る方向からも一様な強度が得られ、使用時の向き等が制
限されることがないためである。
スチック繊維からなる不織布である。本発明において使
用される不織布はプラスチック繊維をシート状にしたも
のであれば特に制限されないが、繊維がランダムに配列
されていることが好ましい。得られる被記録材がいかな
る方向からも一様な強度が得られ、使用時の向き等が制
限されることがないためである。
【0010】本発明の被記録材を構成する不織布は、得
られる被記録材が印字材料の印字および除去を通して平
面性を保つことができ、かつ耐水性と適度な機械的強度
(折り曲げ性)および取り扱い性とを有すれば、その厚
さ、重さ、水分率、引張強度および伸度等の物性は特に
制限されないが、厚さは70〜180μm、重さは30
〜150g/m2、伸度は15%以下であることが好ま
しい。さらに好ましくは、厚さは90〜170μm、重
さは50〜100g/m2、伸度は10%以下である。
厚さが180μmを越えたり、または重さが150g/
m2を越えると、良好な通紙性を確保することが困難に
なる傾向がある。一方、厚さが70μm未満であった
り、または重さが30g/m2未満であると、良好な耐
熱性を確保することが困難になる傾向がある。
られる被記録材が印字材料の印字および除去を通して平
面性を保つことができ、かつ耐水性と適度な機械的強度
(折り曲げ性)および取り扱い性とを有すれば、その厚
さ、重さ、水分率、引張強度および伸度等の物性は特に
制限されないが、厚さは70〜180μm、重さは30
〜150g/m2、伸度は15%以下であることが好ま
しい。さらに好ましくは、厚さは90〜170μm、重
さは50〜100g/m2、伸度は10%以下である。
厚さが180μmを越えたり、または重さが150g/
m2を越えると、良好な通紙性を確保することが困難に
なる傾向がある。一方、厚さが70μm未満であった
り、または重さが30g/m2未満であると、良好な耐
熱性を確保することが困難になる傾向がある。
【0011】このような不織布は市販されており、例え
ば、05TH−60(ポリエステル湿式不織布;廣瀬製
紙社製)、15TH−100(ポリエステル湿式不織
布;廣瀬製紙社製)等を使用することができる。
ば、05TH−60(ポリエステル湿式不織布;廣瀬製
紙社製)、15TH−100(ポリエステル湿式不織
布;廣瀬製紙社製)等を使用することができる。
【0012】不織布原料として用いられるプラスチック
繊維としては、上記のような不織布を得ることができる
プラスチック繊維であれば特に制限されず、公知のいず
れの合成繊維も使用可能であり、プラスチック繊維の材
料は特に制限されない。プラスチック繊維の材料として
は、例えばポリエステル、ポリカーボネート、ポリイミ
ド、ポリメチルメタクリレート等が挙げられるが、耐水
性(強度)を考慮するとポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリイミド、ポリメチルメタクリレート等が好まし
い。さらに、耐熱性等を考慮すると、ポリエステル、ポ
リカーボネート、ポリイミド等が好ましい。さらに汎用
性、値段、耐久性等を考慮に入れると、ポリエステル、
特にポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレ
ンナフタレート(PEN)等が望ましい。
繊維としては、上記のような不織布を得ることができる
プラスチック繊維であれば特に制限されず、公知のいず
れの合成繊維も使用可能であり、プラスチック繊維の材
料は特に制限されない。プラスチック繊維の材料として
は、例えばポリエステル、ポリカーボネート、ポリイミ
ド、ポリメチルメタクリレート等が挙げられるが、耐水
性(強度)を考慮するとポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリイミド、ポリメチルメタクリレート等が好まし
い。さらに、耐熱性等を考慮すると、ポリエステル、ポ
リカーボネート、ポリイミド等が好ましい。さらに汎用
性、値段、耐久性等を考慮に入れると、ポリエステル、
特にポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレ
ンナフタレート(PEN)等が望ましい。
【0013】本発明において使用されるプラスチック繊
維の太さおよび長さは特に制限されないが、太さは0.
2〜30μm、繊維長は0.1〜20mmであることが
望ましい。
維の太さおよび長さは特に制限されないが、太さは0.
2〜30μm、繊維長は0.1〜20mmであることが
望ましい。
【0014】本発明の被記録材を構成する不織布の製造
方法としては、上記のようなプラスチック繊維を用いて
前記のような不織布を製造できれば、いかなる方法を採
用してよい。
方法としては、上記のようなプラスチック繊維を用いて
前記のような不織布を製造できれば、いかなる方法を採
用してよい。
【0015】基材層の上に形成される表層3は水膨潤性
の樹脂からなる。水膨潤性とは水や水性の溶媒に膨潤す
るが溶解しないことである。水膨潤性の樹脂は水溶性の
樹脂を架橋させることによって作られる。また、水溶性
樹脂に非水溶性の成分を添加することにより水等の溶媒
を吸収し膨潤するが該溶媒に溶解しない特性を付与する
ようにしてもよい。
の樹脂からなる。水膨潤性とは水や水性の溶媒に膨潤す
るが溶解しないことである。水膨潤性の樹脂は水溶性の
樹脂を架橋させることによって作られる。また、水溶性
樹脂に非水溶性の成分を添加することにより水等の溶媒
を吸収し膨潤するが該溶媒に溶解しない特性を付与する
ようにしてもよい。
【0016】水溶性樹脂としては分子中に水酸基、アミ
ノ基、アミド基、チオール基、カルボキシル基、スルホ
ン酸基等の活性水素を有する官能基を持つ水溶性樹脂、
例えばポリビニルアルコール、メチルセルロース、ポリ
アクリル酸、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリ
ルアミド、ジアセトンアクリルアミド等が使用できる。
好ましくはポリビニルアルコール、メチルセルロース、
ポリアクリル酸を使用し、中でも水酸基を多く持つポリ
ビニルアルコールが好ましく、重合度が300〜300
0、好ましくは500〜2000、より好ましくは50
0〜1700であるものがよい。このような水溶性樹脂
は水性媒体100重量部に対して2〜30重量部、好ま
しくは5〜10重量部溶解させて用いるのが適当であ
る。
ノ基、アミド基、チオール基、カルボキシル基、スルホ
ン酸基等の活性水素を有する官能基を持つ水溶性樹脂、
例えばポリビニルアルコール、メチルセルロース、ポリ
アクリル酸、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリ
ルアミド、ジアセトンアクリルアミド等が使用できる。
好ましくはポリビニルアルコール、メチルセルロース、
ポリアクリル酸を使用し、中でも水酸基を多く持つポリ
ビニルアルコールが好ましく、重合度が300〜300
0、好ましくは500〜2000、より好ましくは50
0〜1700であるものがよい。このような水溶性樹脂
は水性媒体100重量部に対して2〜30重量部、好ま
しくは5〜10重量部溶解させて用いるのが適当であ
る。
【0017】水溶性樹脂を架橋させるには、該樹脂の水
溶液に架橋剤や必要に応じて開始剤を添加すればよい。
架橋剤としては、上記水溶性樹脂分子中に存在する水酸
基、アミド基やカルボキシル基等の官能基と反応性を有
し該水溶性の樹脂を架橋できるものであればよい。例え
ば、エポキシ化合物、イソシアネート化合物、グリオキ
ザール類、メチロール化合物、メラミン樹脂、ジカルボ
ン酸、アジリジン、ジヒドラジド等が挙げられる。
溶液に架橋剤や必要に応じて開始剤を添加すればよい。
架橋剤としては、上記水溶性樹脂分子中に存在する水酸
基、アミド基やカルボキシル基等の官能基と反応性を有
し該水溶性の樹脂を架橋できるものであればよい。例え
ば、エポキシ化合物、イソシアネート化合物、グリオキ
ザール類、メチロール化合物、メラミン樹脂、ジカルボ
ン酸、アジリジン、ジヒドラジド等が挙げられる。
【0018】以上のような化合物を架橋剤として添加す
る場合、上記水溶性樹脂100重量部に対して0.1〜
100重量部、好ましくは1〜50重量部添加する。少
なすぎると膨潤時の膜強度不足が問題となったり、膜が
溶解する可能性がある。多すぎると架橋剤がバルク成分
となり表層の強度等に問題が生じる。
る場合、上記水溶性樹脂100重量部に対して0.1〜
100重量部、好ましくは1〜50重量部添加する。少
なすぎると膨潤時の膜強度不足が問題となったり、膜が
溶解する可能性がある。多すぎると架橋剤がバルク成分
となり表層の強度等に問題が生じる。
【0019】非水溶性成分を添加することによって水溶
性樹脂を不溶化する場合、2つ以上のビニル基を有する
モノマーもしくはオリゴマーおよびそれらの重合開始剤
を樹脂溶液に添加し、熱重量もしくは紫外線(UV)硬化
させることによって不溶化成分を添加することが好まし
い。
性樹脂を不溶化する場合、2つ以上のビニル基を有する
モノマーもしくはオリゴマーおよびそれらの重合開始剤
を樹脂溶液に添加し、熱重量もしくは紫外線(UV)硬化
させることによって不溶化成分を添加することが好まし
い。
【0020】2つ以上のビニル基を持つモノマーやオリ
ゴマーとしては、ジアクリレート系、ジメタクリレート
系、ウレタンアクリレート系の各モノマーやオリゴマー
等が例示できる。かかるモノマーもしくはオリゴマーは
最終的に得られる表層の水膨潤時の強度、印字材料の除
去の容易性を考慮してその添加量が決定され、水溶性樹
脂100重量部に対して10〜150重量部、好ましく
は30〜100重量部の範囲で添加すればよい。
ゴマーとしては、ジアクリレート系、ジメタクリレート
系、ウレタンアクリレート系の各モノマーやオリゴマー
等が例示できる。かかるモノマーもしくはオリゴマーは
最終的に得られる表層の水膨潤時の強度、印字材料の除
去の容易性を考慮してその添加量が決定され、水溶性樹
脂100重量部に対して10〜150重量部、好ましく
は30〜100重量部の範囲で添加すればよい。
【0021】上記架橋剤や不溶性成分生成用のモノマー
またはオリゴマーとして、水溶性または親水性のものを
用いると、水を使用して表層形成を行うことができると
いう利点がある。したがって、塗布時の安全性を確保し
つつ、表層中に有機溶媒が残留するのを防止することが
できる。
またはオリゴマーとして、水溶性または親水性のものを
用いると、水を使用して表層形成を行うことができると
いう利点がある。したがって、塗布時の安全性を確保し
つつ、表層中に有機溶媒が残留するのを防止することが
できる。
【0022】表層を構成する樹脂溶液に対して濡れ性、
水の浸透性を上げるために界面活性剤を添加しても良
い。界面活性剤としては、アニオン性、カチオン性、ノ
ニオン性等の各種の界面活性剤が使用でき、特に制約は
ない。
水の浸透性を上げるために界面活性剤を添加しても良
い。界面活性剤としては、アニオン性、カチオン性、ノ
ニオン性等の各種の界面活性剤が使用でき、特に制約は
ない。
【0023】また、表層には筆記性を向上させるために
シリカ、酸化チタン、アルミナ、酸化亜鉛、炭酸カルシ
ウム等の無機微粒子やアクリル、スチレン等の樹脂微粒
子を添加しても良い。かかる無機微粒子を添加する場
合、水溶性樹脂100重量部に対して1〜200重量
部、好ましくは1〜50重量部添加する。これらの微粒
子の2次粒子の平均粒径(2次粒径)は5μm以上30
μm以下が好ましい。5μm以下であると筆記性に対す
る効果がでにくく30μmを越えると画質等に問題が生
じる恐れがある。なお、2次粒径とは、個々の粒子が凝
集してなる凝集体を一つの粒子とみなした場合の粒径を
云う。2次粒径は顕微鏡観察等により測定することがで
きる。
シリカ、酸化チタン、アルミナ、酸化亜鉛、炭酸カルシ
ウム等の無機微粒子やアクリル、スチレン等の樹脂微粒
子を添加しても良い。かかる無機微粒子を添加する場
合、水溶性樹脂100重量部に対して1〜200重量
部、好ましくは1〜50重量部添加する。これらの微粒
子の2次粒子の平均粒径(2次粒径)は5μm以上30
μm以下が好ましい。5μm以下であると筆記性に対す
る効果がでにくく30μmを越えると画質等に問題が生
じる恐れがある。なお、2次粒径とは、個々の粒子が凝
集してなる凝集体を一つの粒子とみなした場合の粒径を
云う。2次粒径は顕微鏡観察等により測定することがで
きる。
【0024】また表層には通紙性を上げるために必要に
応じてカチオン性界面活性剤等の帯電防止処理を施して
も良い。帯電防止剤は表層を形成する材料に添加しても
良いし、表層を形成した後に、適当な溶媒に溶解・分散
させたものを塗布するようにしてもよい。
応じてカチオン性界面活性剤等の帯電防止処理を施して
も良い。帯電防止剤は表層を形成する材料に添加しても
良いし、表層を形成した後に、適当な溶媒に溶解・分散
させたものを塗布するようにしてもよい。
【0025】表層の形成方法としては、溶剤塗布法が使
用できる。具体的には上記の水溶性樹脂、架橋剤、およ
びモノマーまたはオリゴマー、必要に応じてその他の添
加剤を、水、水/有機溶剤混合物、もしくは有機溶剤等
適当な溶媒に溶解分散させて、基材層の上に加熱乾燥後
の膜厚が0.5〜30μm、好ましくは3〜20μm、よ
り好ましくは5〜20μmとなるように塗布すればよ
い。
用できる。具体的には上記の水溶性樹脂、架橋剤、およ
びモノマーまたはオリゴマー、必要に応じてその他の添
加剤を、水、水/有機溶剤混合物、もしくは有機溶剤等
適当な溶媒に溶解分散させて、基材層の上に加熱乾燥後
の膜厚が0.5〜30μm、好ましくは3〜20μm、よ
り好ましくは5〜20μmとなるように塗布すればよ
い。
【0026】塗布後、表層を50〜180℃、好ましく
は80〜150℃に加熱する。表層中に不溶化成分を光
照射で形成する場合、照射後にあるいは照射とともに該
加熱を行えばよい。
は80〜150℃に加熱する。表層中に不溶化成分を光
照射で形成する場合、照射後にあるいは照射とともに該
加熱を行えばよい。
【0027】本発明の被記録材においては、基材層と表
面層との間に中間層を形成してもよい。中間層は表層を
基材により強固に接着させる目的で設けられる。
面層との間に中間層を形成してもよい。中間層は表層を
基材により強固に接着させる目的で設けられる。
【0028】図1(b)に本発明の他の実施形態である
中間層を有する被記録材の模式的断面図を示す。1は基
材層、2は中間層、3は表層である。なお、図1(b)
においては表層3の表面に印字材料4が印字されている
構成が示されている。また、図1(b)には基材層1の
片面に中間層2および表層3が形成された構成を示して
いるが、両面に中間層2および表層3が形成された構成
でもよい。
中間層を有する被記録材の模式的断面図を示す。1は基
材層、2は中間層、3は表層である。なお、図1(b)
においては表層3の表面に印字材料4が印字されている
構成が示されている。また、図1(b)には基材層1の
片面に中間層2および表層3が形成された構成を示して
いるが、両面に中間層2および表層3が形成された構成
でもよい。
【0029】中間層2は接着性の高い樹脂から構成され
ており、該中間層には、所望により表層構成樹脂と化学
結合可能な官能基を有する化合物(反応性化合物)が含ま
れている。このように反応性化合物を含有させることに
より、中間層と表層の接着性、接合性を向上させること
ができる。
ており、該中間層には、所望により表層構成樹脂と化学
結合可能な官能基を有する化合物(反応性化合物)が含ま
れている。このように反応性化合物を含有させることに
より、中間層と表層の接着性、接合性を向上させること
ができる。
【0030】中間層を構成する接着性の高い樹脂として
は、アクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹
脂、ウレタン樹脂等が挙げられ、好ましくは、ポリメチ
ルメタクリレート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂等が挙げら
れる。特に基材層に対して高い接着性を有するものを使
用することか好ましい。
は、アクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹
脂、ウレタン樹脂等が挙げられ、好ましくは、ポリメチ
ルメタクリレート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂等が挙げら
れる。特に基材層に対して高い接着性を有するものを使
用することか好ましい。
【0031】所望により中間層に含まれる反応性化合物
としては、表層を構成する樹脂と化学結合可能な官能基
を有するものであれば特に限定されないが、例えばメチ
ロール化合物、イソシアネート化合物、アルデヒド化合
物、エポキシ化合物、アジリジン化合物などが使用可能
である。表層を構成する樹脂がポリビニルアルコールや
メチルセルロースなどの水酸基を有する樹脂である場
合、メチロール化合物、イソシアネート化合物、アルデ
ヒド化合物、エポキシ化合物が好適である。また、表層
を構成する樹脂がポリアクリル酸などのカルボキシル基
を有する樹脂である場合、イソシアネート化合物、エポ
キシ化合物、アジリジン化合物が好適である。なお、こ
れらの化合物は、表層を構成する水溶性樹脂の架橋剤と
して同様に使用できる。
としては、表層を構成する樹脂と化学結合可能な官能基
を有するものであれば特に限定されないが、例えばメチ
ロール化合物、イソシアネート化合物、アルデヒド化合
物、エポキシ化合物、アジリジン化合物などが使用可能
である。表層を構成する樹脂がポリビニルアルコールや
メチルセルロースなどの水酸基を有する樹脂である場
合、メチロール化合物、イソシアネート化合物、アルデ
ヒド化合物、エポキシ化合物が好適である。また、表層
を構成する樹脂がポリアクリル酸などのカルボキシル基
を有する樹脂である場合、イソシアネート化合物、エポ
キシ化合物、アジリジン化合物が好適である。なお、こ
れらの化合物は、表層を構成する水溶性樹脂の架橋剤と
して同様に使用できる。
【0032】メチロール化合物としては、ジメチロール
メラミン、トリメチロールメラミン等のメチロール化メ
ラミン、ジメチロール化尿素、メラミン−ホルムアルデ
ヒド樹脂等があげられる。これら以外にも種々のメチロ
ール化合物が使用可能であり、適度に高分子量体のもの
程、さらに分子鎖が適度に長いもの程好ましく、かかる
観点からは、上記例示のメチロール化合物の中では、メ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂が好ましい。
メラミン、トリメチロールメラミン等のメチロール化メ
ラミン、ジメチロール化尿素、メラミン−ホルムアルデ
ヒド樹脂等があげられる。これら以外にも種々のメチロ
ール化合物が使用可能であり、適度に高分子量体のもの
程、さらに分子鎖が適度に長いもの程好ましく、かかる
観点からは、上記例示のメチロール化合物の中では、メ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂が好ましい。
【0033】アルデヒド化合物としては、グリオキザー
ル、グルタルアルデヒド等が挙げられる。これら以外に
も種々のアルデヒド化合物が使用可能である。エポキシ
化合物としては、ポリエチレングリコールジグリシジル
エーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエー
テル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ソルビタ
ンポリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリ
シジルエーテル等があげられる。これら以外にも種々の
エポキシ化合物が使用可能である。
ル、グルタルアルデヒド等が挙げられる。これら以外に
も種々のアルデヒド化合物が使用可能である。エポキシ
化合物としては、ポリエチレングリコールジグリシジル
エーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエー
テル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ソルビタ
ンポリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリ
シジルエーテル等があげられる。これら以外にも種々の
エポキシ化合物が使用可能である。
【0034】イソシアネート化合物としては、一つの分
子中に2つ以上のイソシアネート基を有するものを使用
することができる。イソシアネート基を複数有する化合
物を使用することにより、基材層と表層とをより強固に
接着することができる。
子中に2つ以上のイソシアネート基を有するものを使用
することができる。イソシアネート基を複数有する化合
物を使用することにより、基材層と表層とをより強固に
接着することができる。
【0035】かかるイソシアネートとしては、例えば
4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート(融点39
℃)、4,4'−メチレンビスシクロヘキシルイソシアネ
ート(融点45℃)、トリス(p−イソシアネートフェニ
ル)チオフォスフェイト、トリス(p−イソシアネートフ
ェニル)メタン、トリメチロールプロパンのトリレンジ
イソシアネート3付加物、分子内に親水性基を有する脂
肪族ポリイソシアネート等が使用できる。
4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート(融点39
℃)、4,4'−メチレンビスシクロヘキシルイソシアネ
ート(融点45℃)、トリス(p−イソシアネートフェニ
ル)チオフォスフェイト、トリス(p−イソシアネートフ
ェニル)メタン、トリメチロールプロパンのトリレンジ
イソシアネート3付加物、分子内に親水性基を有する脂
肪族ポリイソシアネート等が使用できる。
【0036】またこれらの化合物を含め、本実施形態で
使用されるイソシアネートはフェノール、亜硫酸等で保
護されていてもよい。アジリジン化合物としては、例え
ば、ジフェニルメタン−ビス−4,4’−N,N’−ジ
エチル尿素、2,2−ビスヒドロキシメチルブタノール
−トリス−[3−(1−アジリジニル)プロピネート]
を使用することができる。また、オキサゾリン基含有ポ
リマーも使用することができる。
使用されるイソシアネートはフェノール、亜硫酸等で保
護されていてもよい。アジリジン化合物としては、例え
ば、ジフェニルメタン−ビス−4,4’−N,N’−ジ
エチル尿素、2,2−ビスヒドロキシメチルブタノール
−トリス−[3−(1−アジリジニル)プロピネート]
を使用することができる。また、オキサゾリン基含有ポ
リマーも使用することができる。
【0037】上述した反応性化合物として、常温で固体
状ないしはワックス状または常温で粘稠な液状のものを
用いてもよい。反応性化合物が常温で固体状ないしはワ
ックス状または常温で粘稠な液状であると、中間層の塗
布形成時における乾燥によって蒸発してしまうことがな
く、しかも乾燥後に表面がべとつかないので表層の塗布
が容易になるという利点がある。また、反応性化合物と
して、水に溶解するかまたは水に親和性のあるものを使
用すると、中間層を塗布形成するのに有機溶媒を使用す
る必要がなくなり、中間層中に有機溶媒が残留するのを
防止することができる。
状ないしはワックス状または常温で粘稠な液状のものを
用いてもよい。反応性化合物が常温で固体状ないしはワ
ックス状または常温で粘稠な液状であると、中間層の塗
布形成時における乾燥によって蒸発してしまうことがな
く、しかも乾燥後に表面がべとつかないので表層の塗布
が容易になるという利点がある。また、反応性化合物と
して、水に溶解するかまたは水に親和性のあるものを使
用すると、中間層を塗布形成するのに有機溶媒を使用す
る必要がなくなり、中間層中に有機溶媒が残留するのを
防止することができる。
【0038】中間層2を基材層1上にコートするには、
樹脂および所望により上記反応性化合物を適当な溶媒、
例えばテトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン、ア
セトン、酢酸エチル、メチルエチルケトン(MEK)等
に溶解させた溶液を塗布乾燥する溶剤塗布法や溶融塗布
法等で行うことができる。水溶性または親水性のポリウ
レタンやポリエステルなどの樹脂を水に溶解または分散
したものも使用することができる。このような樹脂溶液
や樹脂エマルジョンは市販されており、これらを用いる
と、有機溶剤、特に非水系有機溶剤を使用することなく
塗膜を形成できるという利点がある。このため、製造時
の安全性を向上することができる。また、複写機への通
紙などによって被記録材が加熱されることにより内部か
ら残留溶媒のガス発生が生じるなどの問題が抑制でき
る。水性溶媒を使用する場合、界面活性剤を添加してお
くと中間層を塗布するのが容易になる。中間層および表
層ともに水性溶媒を使用して形成すると、非水系有機溶
剤を使用することなく被記録材を製造することが可能と
なり、安全性や被記録材中への非水系有機溶剤の残留の
問題を防止することができる。上記溶剤塗布法や溶融塗
布法により、膜厚が0.5μmから20μm程度、好まし
くは0.5〜10μm程度、より好ましくは0.5〜6
μm程度になるように中間接着層を形成する。厚さが
0.5μm未満では塗布ムラが生じ易く、未コートの部
分ができやすくなる。20μmを越えると、被記録材の
強度、耐熱性等に問題が生じる恐れがある。
樹脂および所望により上記反応性化合物を適当な溶媒、
例えばテトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン、ア
セトン、酢酸エチル、メチルエチルケトン(MEK)等
に溶解させた溶液を塗布乾燥する溶剤塗布法や溶融塗布
法等で行うことができる。水溶性または親水性のポリウ
レタンやポリエステルなどの樹脂を水に溶解または分散
したものも使用することができる。このような樹脂溶液
や樹脂エマルジョンは市販されており、これらを用いる
と、有機溶剤、特に非水系有機溶剤を使用することなく
塗膜を形成できるという利点がある。このため、製造時
の安全性を向上することができる。また、複写機への通
紙などによって被記録材が加熱されることにより内部か
ら残留溶媒のガス発生が生じるなどの問題が抑制でき
る。水性溶媒を使用する場合、界面活性剤を添加してお
くと中間層を塗布するのが容易になる。中間層および表
層ともに水性溶媒を使用して形成すると、非水系有機溶
剤を使用することなく被記録材を製造することが可能と
なり、安全性や被記録材中への非水系有機溶剤の残留の
問題を防止することができる。上記溶剤塗布法や溶融塗
布法により、膜厚が0.5μmから20μm程度、好まし
くは0.5〜10μm程度、より好ましくは0.5〜6
μm程度になるように中間接着層を形成する。厚さが
0.5μm未満では塗布ムラが生じ易く、未コートの部
分ができやすくなる。20μmを越えると、被記録材の
強度、耐熱性等に問題が生じる恐れがある。
【0039】反応性化合物は、高分子量体で、それ自体
成膜性があり、基材層との接着性に優れているものであ
れば、それ自体を溶媒等に溶解させて塗布乾燥して形成
することも可能である。樹脂溶液に添加して塗布する場
合、反応性化合物の添加量は中間層構成樹脂100重量
部に対して、例えば5〜50重量部とすることができ
る。
成膜性があり、基材層との接着性に優れているものであ
れば、それ自体を溶媒等に溶解させて塗布乾燥して形成
することも可能である。樹脂溶液に添加して塗布する場
合、反応性化合物の添加量は中間層構成樹脂100重量
部に対して、例えば5〜50重量部とすることができ
る。
【0040】中間層を塗布した段階では該化合物の一部
が中間層の樹脂中に残存し、そのまま有効成分となって
働くものと考えられる。なお、中間層にコロナ放電処理
を施してもよい。紙や繊維質の基材を用いる場合は、中
間層を形成する塗布溶液に基材を浸漬し、基材中に塗布
溶液を含浸させ、基材を構成する繊維間に中間層材料を
満たすようにしてもよい。
が中間層の樹脂中に残存し、そのまま有効成分となって
働くものと考えられる。なお、中間層にコロナ放電処理
を施してもよい。紙や繊維質の基材を用いる場合は、中
間層を形成する塗布溶液に基材を浸漬し、基材中に塗布
溶液を含浸させ、基材を構成する繊維間に中間層材料を
満たすようにしてもよい。
【0041】以上のような構成を持つ中間層を基材層と
表面層との間に設けることにより、液付与→膨潤→印字
材料除去の各工程を経ても、表層が基材層から剥がれ落
ちることなく基材層上により確実に留まり、被記録材の
再使用回数を飛躍的に伸ばすことができる。
表面層との間に設けることにより、液付与→膨潤→印字
材料除去の各工程を経ても、表層が基材層から剥がれ落
ちることなく基材層上により確実に留まり、被記録材の
再使用回数を飛躍的に伸ばすことができる。
【0042】また、本発明の別の態様において、本発明
の被記録材は、中間コート層および水膨潤性の表面コー
ト層を有するプラスチック繊維で構成される不織布から
なっている。すなわち、不織布を構成するプラスチック
繊維は中間コート層および水膨潤性の表面コート層を有
する。
の被記録材は、中間コート層および水膨潤性の表面コー
ト層を有するプラスチック繊維で構成される不織布から
なっている。すなわち、不織布を構成するプラスチック
繊維は中間コート層および水膨潤性の表面コート層を有
する。
【0043】当該態様における被記録材としての不織布
を構成するプラスチック繊維は、詳しくは、図2に示し
たような積層構造を有する。図2はそのような構造を有
する一本の繊維の概略拡大図を示しており、当該繊維は
プラスチック材料からなる心材101に中間コート層1
02および表面コート層103を形成した構成を有して
いる。当該繊維の心材は前記と同様のプラスチック繊維
を使用することができる。中間コート層および表面コー
ト層の材料はそれぞれ前記の中間層および表面層に使用
される材料と同様のものを使用することができる。中間
コート層および表面コート層の厚さについては、本発明
の効果が得られれば、すなわち印字材料を十分良好に除
去でき、かつ耐久性、経済性、折り曲げ性および取り扱
い性に優れた被記録材を提供できれば、特に制限される
ものではない。これらの層の形成方法は特に制限され
ず、公知の方法、例えばバーコーター等の塗布装置を用
いる方法等が挙げられる。
を構成するプラスチック繊維は、詳しくは、図2に示し
たような積層構造を有する。図2はそのような構造を有
する一本の繊維の概略拡大図を示しており、当該繊維は
プラスチック材料からなる心材101に中間コート層1
02および表面コート層103を形成した構成を有して
いる。当該繊維の心材は前記と同様のプラスチック繊維
を使用することができる。中間コート層および表面コー
ト層の材料はそれぞれ前記の中間層および表面層に使用
される材料と同様のものを使用することができる。中間
コート層および表面コート層の厚さについては、本発明
の効果が得られれば、すなわち印字材料を十分良好に除
去でき、かつ耐久性、経済性、折り曲げ性および取り扱
い性に優れた被記録材を提供できれば、特に制限される
ものではない。これらの層の形成方法は特に制限され
ず、公知の方法、例えばバーコーター等の塗布装置を用
いる方法等が挙げられる。
【0044】このような構造を有するプラスチック繊維
からなる不織布を被記録材として用いることにより、被
記録材における表面コート層(表層)の表面積が増大す
ることから、当該被記録材をリサイクルする際における
表面コート層と水等の膨潤液との接触面積が増大し、表
面コート層の膨潤が比較的円滑に行われるため、印字材
料の除去性能、特に除去速度がさらに向上する。
からなる不織布を被記録材として用いることにより、被
記録材における表面コート層(表層)の表面積が増大す
ることから、当該被記録材をリサイクルする際における
表面コート層と水等の膨潤液との接触面積が増大し、表
面コート層の膨潤が比較的円滑に行われるため、印字材
料の除去性能、特に除去速度がさらに向上する。
【0045】なお、当該態様においてプラスチック繊維
は、心材と表面コート層との接着性を確保できれば、心
材に表面コート層を直接的に形成した構成であってもよ
い。
は、心材と表面コート層との接着性を確保できれば、心
材に表面コート層を直接的に形成した構成であってもよ
い。
【0046】以上のような被記録材は、表層の膨潤→ブ
ラッシング等による物理的摺擦→乾燥過程を経る記録材
料の除去方法に好適に使用できリサイクル可能となる。
また、本発明の被記録材は基材層としてプラスチック繊
維からなる上記のような不織布を用いるため、基材の湿
潤に起因する乾燥エネルギーの増大による経済性の悪化
を回避でき、従来の被記録材より優れた折り曲げ性(柔
軟性)および取り扱い性を得ることができる。さらに
は、本発明の被記録材は十分な脱墨性を有しており、繰
り返しの印字材料除去によってもその良好な脱墨性を維
持することができる。
ラッシング等による物理的摺擦→乾燥過程を経る記録材
料の除去方法に好適に使用できリサイクル可能となる。
また、本発明の被記録材は基材層としてプラスチック繊
維からなる上記のような不織布を用いるため、基材の湿
潤に起因する乾燥エネルギーの増大による経済性の悪化
を回避でき、従来の被記録材より優れた折り曲げ性(柔
軟性)および取り扱い性を得ることができる。さらに
は、本発明の被記録材は十分な脱墨性を有しており、繰
り返しの印字材料除去によってもその良好な脱墨性を維
持することができる。
【0047】以下に表面にトナー等の印字材料が印字さ
れた本発明の被記録材から、印字材料を除去する方法に
ついて記載する。該方法は、表層を膨潤させることので
きる溶媒に印字材料の印字された被記録材を供給し、膨
潤した被記録材表面から物理的な力で該記録材料を掻き
取る工程からなる。以下、さらに詳しく図を用いて説明
する。
れた本発明の被記録材から、印字材料を除去する方法に
ついて記載する。該方法は、表層を膨潤させることので
きる溶媒に印字材料の印字された被記録材を供給し、膨
潤した被記録材表面から物理的な力で該記録材料を掻き
取る工程からなる。以下、さらに詳しく図を用いて説明
する。
【0048】図3は印字材料の除去方法の一例を説明す
るための工程系統図である。図3においては被記録材1
00はその両面に中間層および表層が形成されており、
中間層および表層をまとめて12として示している。該
被記録材の表面にはトナー等の印字材料4が印字されて
いる。印字材料としては電子写真に使用されるトナーが
好適に使用されるが、これら以外にも熱転写法、および
印刷法などに用いられる記録材料や、その他の油性ペイ
ント剤などの被記録材の表面に付着して皮膜状の像とな
るタイプのものが使用できる。被記録材は図中右側から
左方に搬送される。
るための工程系統図である。図3においては被記録材1
00はその両面に中間層および表層が形成されており、
中間層および表層をまとめて12として示している。該
被記録材の表面にはトナー等の印字材料4が印字されて
いる。印字材料としては電子写真に使用されるトナーが
好適に使用されるが、これら以外にも熱転写法、および
印刷法などに用いられる記録材料や、その他の油性ペイ
ント剤などの被記録材の表面に付着して皮膜状の像とな
るタイプのものが使用できる。被記録材は図中右側から
左方に搬送される。
【0049】印字材料4が印字されている被記録材はま
ず、溶媒供給装置11から表層に表層膨潤溶媒が供給さ
れる。表層を膨潤させることのできる溶媒としては水性
溶媒、すなわち水、水と水溶性との有機溶媒の混合溶
媒、あるいは水性有機溶媒等種々用いることができる。
また、界面活性剤等の所望の添加剤が添加されていても
よい。このように本実施形態においては水を用いて印字
材料を除去できる点に大きな利点がある。以下の説明に
おいては水を使用する場合を説明する。
ず、溶媒供給装置11から表層に表層膨潤溶媒が供給さ
れる。表層を膨潤させることのできる溶媒としては水性
溶媒、すなわち水、水と水溶性との有機溶媒の混合溶
媒、あるいは水性有機溶媒等種々用いることができる。
また、界面活性剤等の所望の添加剤が添加されていても
よい。このように本実施形態においては水を用いて印字
材料を除去できる点に大きな利点がある。以下の説明に
おいては水を使用する場合を説明する。
【0050】水の供給は図3に示したようにシャワー装
置11より、水のシャワーを表層に降りかけてもよい
し、また図示していないが水に浸漬させてもよい。被記
録材表層に水が浸透するために約15秒から150秒程
度水に接触させることが好ましい。接触時間が長いほど
十分に水を浸透させられるが、その分処理に時間がかか
る。被記録材表層に水が浸透すると、表層は膨潤し(膨
潤した表層が13として示されている)、印字材料4と
表層の間の接着力が減少する。このとき、水温は15℃
〜45℃くらいが適当である。温度が高すぎると水の蒸
発が多くなり温度が低すぎると十分なクリーニング効果
が得られない恐れがある。
置11より、水のシャワーを表層に降りかけてもよい
し、また図示していないが水に浸漬させてもよい。被記
録材表層に水が浸透するために約15秒から150秒程
度水に接触させることが好ましい。接触時間が長いほど
十分に水を浸透させられるが、その分処理に時間がかか
る。被記録材表層に水が浸透すると、表層は膨潤し(膨
潤した表層が13として示されている)、印字材料4と
表層の間の接着力が減少する。このとき、水温は15℃
〜45℃くらいが適当である。温度が高すぎると水の蒸
発が多くなり温度が低すぎると十分なクリーニング効果
が得られない恐れがある。
【0051】水が十分被記録材の表層に浸透した後被記
録材はさらに印字材料除去領域に搬送され、ブラシ14
にかけられる。ブラシ14は回転しており、このブラシ
によって被記録材100上の印字材料4が除去される。
本発明においてはブラシ以外にも表面を物理的あるいは
機械的な力を付与し表面を摺擦あるいは掻き取る態様の
手段、例えばブレード、布帛等を採用してもよい。図3
においては、ブラシ14を液外に配置しているが、液中
に配置してもかまわない。ブラシ14の毛の長さは5〜
20mm程度、太さは10〜60μm程度とすることがで
きる。材質は特に限定されないがナイロンなどが適当で
ある。
録材はさらに印字材料除去領域に搬送され、ブラシ14
にかけられる。ブラシ14は回転しており、このブラシ
によって被記録材100上の印字材料4が除去される。
本発明においてはブラシ以外にも表面を物理的あるいは
機械的な力を付与し表面を摺擦あるいは掻き取る態様の
手段、例えばブレード、布帛等を採用してもよい。図3
においては、ブラシ14を液外に配置しているが、液中
に配置してもかまわない。ブラシ14の毛の長さは5〜
20mm程度、太さは10〜60μm程度とすることがで
きる。材質は特に限定されないがナイロンなどが適当で
ある。
【0052】通紙速度、すなわち被記録材がブラシ14
を通過する速度は、処理時間とクリーニング性能とのバ
ランスを勘案して決めればよく、例えば、0.5cm/秒
〜5cm/秒とすることができる。ブラシの回転速度は搬
送速度の5倍以上、より好ましくは10倍以上とするこ
とが望ましい。
を通過する速度は、処理時間とクリーニング性能とのバ
ランスを勘案して決めればよく、例えば、0.5cm/秒
〜5cm/秒とすることができる。ブラシの回転速度は搬
送速度の5倍以上、より好ましくは10倍以上とするこ
とが望ましい。
【0053】印字材料4を除去した後、被記録材はシャ
ワー領域に搬送され、被記録材表面にクリーニングシャ
ワー15を施し、被記録材表面に残留している印字材料
を洗い流す。シャワー15に使用する液体は水を膨張さ
せるのに用いたのと同様の水性溶媒を用いることができ
る。水を膨張させるのに用いたのと同じ溶媒を用いても
よい。水を使用することが特に好ましい。
ワー領域に搬送され、被記録材表面にクリーニングシャ
ワー15を施し、被記録材表面に残留している印字材料
を洗い流す。シャワー15に使用する液体は水を膨張さ
せるのに用いたのと同様の水性溶媒を用いることができ
る。水を膨張させるのに用いたのと同じ溶媒を用いても
よい。水を使用することが特に好ましい。
【0054】シャワー15をかけた後、被記録材はさら
に乾燥領域に搬送され、乾燥器16により乾燥される。
なお、乾燥方法は熱ローラのように接触タイプのもので
もよいし、遠赤外線ランプのように非接触タイプのもの
でもかまわない。加熱温度は70〜150℃程度が適当
である。
に乾燥領域に搬送され、乾燥器16により乾燥される。
なお、乾燥方法は熱ローラのように接触タイプのもので
もよいし、遠赤外線ランプのように非接触タイプのもの
でもかまわない。加熱温度は70〜150℃程度が適当
である。
【0055】図4は、上述したクリーニング方法が適用
可能なクリーニング装置の一実施形態を示す図である。
図4の装置は、ケーシング23内に被記録材を膨潤させ
るための液体30を貯溜するクリーニング槽22を備え
ている。このクリーニング槽22には、槽内の液中の印
字材料を除去するためのフィルタを備えたポンプ20が
接続され、さらにこのポンプ20に管31を介して膨潤
用シャワー11およびリンス用シャワー15が接続され
ている。
可能なクリーニング装置の一実施形態を示す図である。
図4の装置は、ケーシング23内に被記録材を膨潤させ
るための液体30を貯溜するクリーニング槽22を備え
ている。このクリーニング槽22には、槽内の液中の印
字材料を除去するためのフィルタを備えたポンプ20が
接続され、さらにこのポンプ20に管31を介して膨潤
用シャワー11およびリンス用シャワー15が接続され
ている。
【0056】クリーニング槽22内の液体はポンプ20
内のフィルタによって浄化された後、管31を通ってシ
ャワー11、15に送られ、シャワー11においては被
記録材の膨潤用液体として、そしてシャワー15におい
てはリンス用液体として使用される。
内のフィルタによって浄化された後、管31を通ってシ
ャワー11、15に送られ、シャワー11においては被
記録材の膨潤用液体として、そしてシャワー15におい
てはリンス用液体として使用される。
【0057】被記録材は給紙ローラ21により装置内に
導入され、シャワー11により膨潤用液体を吹きかけら
れた後、ガイド26および搬送ローラ24を通過してク
リーニング槽22内の液体30に浸漬される。そして、
所定時間静止した後、搬送ローラ24およびガイド28
によってブラシ14の対向部に送られ、印字材料を除去
される。
導入され、シャワー11により膨潤用液体を吹きかけら
れた後、ガイド26および搬送ローラ24を通過してク
リーニング槽22内の液体30に浸漬される。そして、
所定時間静止した後、搬送ローラ24およびガイド28
によってブラシ14の対向部に送られ、印字材料を除去
される。
【0058】この後、被記録材は、ガイド29、搬送ロ
ーラ25、およびガイド27を通過し、シャワー15に
よりリンス液を吹きかけられ、最後に乾燥ローラ17に
よって乾燥され、装置外に排出される。
ーラ25、およびガイド27を通過し、シャワー15に
よりリンス液を吹きかけられ、最後に乾燥ローラ17に
よって乾燥され、装置外に排出される。
【0059】図5はクリーニング装置の他の一実施形態
を示す図である。この装置は、被記録材を膨潤させるた
めの液体30を貯溜する膨潤液タンク43と、表面をブ
ラシ14で摺擦された後、被記録材を洗浄する液を貯溜
するリンス液タンク42を、それぞれ独立に有する構成
をしている。膨潤液タンク43に貯溜された液体30は
フィルタを備えたポンプ20でくみ上げられ、管31を
通してシャワー11に送られ、給紙ローラー21によっ
て導入された被記録材100に所定時間あるいは所定量
吹き付けられる。被記録材料はガイド26および搬送ロ
ーラー24および25を通過してブラシ14部に送られ
る。シャワー11部で被記録材100に吹きかけられた
膨潤用液体は落下し、シャワー11の下方に位置する膨
潤液タンク43に戻り、循環使用される。
を示す図である。この装置は、被記録材を膨潤させるた
めの液体30を貯溜する膨潤液タンク43と、表面をブ
ラシ14で摺擦された後、被記録材を洗浄する液を貯溜
するリンス液タンク42を、それぞれ独立に有する構成
をしている。膨潤液タンク43に貯溜された液体30は
フィルタを備えたポンプ20でくみ上げられ、管31を
通してシャワー11に送られ、給紙ローラー21によっ
て導入された被記録材100に所定時間あるいは所定量
吹き付けられる。被記録材料はガイド26および搬送ロ
ーラー24および25を通過してブラシ14部に送られ
る。シャワー11部で被記録材100に吹きかけられた
膨潤用液体は落下し、シャワー11の下方に位置する膨
潤液タンク43に戻り、循環使用される。
【0060】ブラシ14により印字材料を除去された被
記録材100はシャワー15に送られ、被記録材表面に
クリーニングシャワー15が施される。クリーニングシ
ャワーはリンス液タンク42に貯溜されているリンス液
50がフィルターを備えたポンプ40にくみ上げられ、
管41を通じてシャワー領域に供給される。ブラシによ
り擦り取られた印字材料およびリンス液で流された印字
材料はリンス液タンク上部に備えられたフィルター45
上に落ち、シャワー領域から落下してくるクリーニング
シャワー液とともに濾過され、印字材料はフィルターで
濾され、リンス液はタンク42に戻され循環使用され
る。シャワー領域を通過した被記録材はガイド27を通
過し、最後にヒータを内蔵した乾燥ローラー17よって
乾燥され、装置外に排出される。
記録材100はシャワー15に送られ、被記録材表面に
クリーニングシャワー15が施される。クリーニングシ
ャワーはリンス液タンク42に貯溜されているリンス液
50がフィルターを備えたポンプ40にくみ上げられ、
管41を通じてシャワー領域に供給される。ブラシによ
り擦り取られた印字材料およびリンス液で流された印字
材料はリンス液タンク上部に備えられたフィルター45
上に落ち、シャワー領域から落下してくるクリーニング
シャワー液とともに濾過され、印字材料はフィルターで
濾され、リンス液はタンク42に戻され循環使用され
る。シャワー領域を通過した被記録材はガイド27を通
過し、最後にヒータを内蔵した乾燥ローラー17よって
乾燥され、装置外に排出される。
【0061】
【実施例】実施例1 基材層;基材層としてポリエステル湿式不織布(05T
H−60;廣瀬製紙社製、厚さ109μm、重さ57.
9g/m2)を使用した。 中間層;ポリカーボネート樹脂14gをジオキサン18
6gに溶解した樹脂溶液を調製した。該樹脂溶液にメラ
ミン−ホルムアルデヒド樹脂(スミレーズ613;住友
化学社製)2gを添加し撹拌した。得られた溶液をバー
コータで基材層に塗布し、80℃で5分間加熱し、さら
にコロナ放電処理を行って、厚さ4μmの中間接着層を
形成した。 表層;水溶性樹脂としてポリビニルアルコールCM−3
18(クラレ社製)12gを水188gに溶解し樹脂溶
液を調製した。該樹脂溶液にメラミン−ホルムアルデヒ
ド樹脂(スミレーズ613;住友化学社製)0.5gと
塩化アンモニウム0.6g、界面活性剤としてポリオキ
シエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド0.1g
を添加して5分間撹拌した。得られた液をバーコータで
中間接着層の上に塗布し、120℃で2時間加熱し、厚
さ10μmの表層を形成した。
H−60;廣瀬製紙社製、厚さ109μm、重さ57.
9g/m2)を使用した。 中間層;ポリカーボネート樹脂14gをジオキサン18
6gに溶解した樹脂溶液を調製した。該樹脂溶液にメラ
ミン−ホルムアルデヒド樹脂(スミレーズ613;住友
化学社製)2gを添加し撹拌した。得られた溶液をバー
コータで基材層に塗布し、80℃で5分間加熱し、さら
にコロナ放電処理を行って、厚さ4μmの中間接着層を
形成した。 表層;水溶性樹脂としてポリビニルアルコールCM−3
18(クラレ社製)12gを水188gに溶解し樹脂溶
液を調製した。該樹脂溶液にメラミン−ホルムアルデヒ
ド樹脂(スミレーズ613;住友化学社製)0.5gと
塩化アンモニウム0.6g、界面活性剤としてポリオキ
シエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド0.1g
を添加して5分間撹拌した。得られた液をバーコータで
中間接着層の上に塗布し、120℃で2時間加熱し、厚
さ10μmの表層を形成した。
【0062】実施例2 基材層;基材層としてポリエステル湿式不織布(15T
H−100;廣瀬製紙社製、厚さ165μm、重さ9
9.1g/m2)を使用した。 中間層;ポリビニルブチラール樹脂5gをメタノール1
95gに溶解し樹脂溶液を調製した。該樹脂溶液に基材
層である上記不織布を浸漬し、それを1cm/秒で引き
上げ、50℃で5分間乾燥させることにより厚さ2μm
の中間接着層を形成した。 表層;水溶性樹脂としてポリビニルアルコールPVA−
220(クラレ社製,鹸化度88%)12gを水188
gに溶解し樹脂溶液を調製した。該樹脂溶液に、架橋剤
としてエポキシ系架橋剤(エポライト400E、共栄社
化学社製)0.6gと界面活性剤としてポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル0.4gを添加して5分
間撹拌した。得られた液中に中間接着層塗布済シートを
浸漬し、それを1cm/秒で引き上げ、120℃で30
分間加熱し、厚さ6μmの表層を形成した。
H−100;廣瀬製紙社製、厚さ165μm、重さ9
9.1g/m2)を使用した。 中間層;ポリビニルブチラール樹脂5gをメタノール1
95gに溶解し樹脂溶液を調製した。該樹脂溶液に基材
層である上記不織布を浸漬し、それを1cm/秒で引き
上げ、50℃で5分間乾燥させることにより厚さ2μm
の中間接着層を形成した。 表層;水溶性樹脂としてポリビニルアルコールPVA−
220(クラレ社製,鹸化度88%)12gを水188
gに溶解し樹脂溶液を調製した。該樹脂溶液に、架橋剤
としてエポキシ系架橋剤(エポライト400E、共栄社
化学社製)0.6gと界面活性剤としてポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル0.4gを添加して5分
間撹拌した。得られた液中に中間接着層塗布済シートを
浸漬し、それを1cm/秒で引き上げ、120℃で30
分間加熱し、厚さ6μmの表層を形成した。
【0063】評価 上記実施例で得られた被記録材に市販の電子写真複写機
(EP−4050;ミノルタ社製)を用いて画像形成し
た。画像の形成された被記録材を図4の装置を用いて画
像の除去(脱墨)を行い、初期脱墨性、および上記画像
形成から脱墨までの工程を5回繰り返したときの脱墨性
を評価した。95%以上の脱墨ができたものを「◎」、
80%以上95%未満の脱墨ができたものを「○」、8
0%未満しか脱墨できなかった場合を「×」とした。
(EP−4050;ミノルタ社製)を用いて画像形成し
た。画像の形成された被記録材を図4の装置を用いて画
像の除去(脱墨)を行い、初期脱墨性、および上記画像
形成から脱墨までの工程を5回繰り返したときの脱墨性
を評価した。95%以上の脱墨ができたものを「◎」、
80%以上95%未満の脱墨ができたものを「○」、8
0%未満しか脱墨できなかった場合を「×」とした。
【0064】なお、図4の装置の運転条件は以下のとお
りである。 ・毛の長さ10mm、太さ30μmのナイロン製ブラシ毛
を有する芯金径12mmのブラシローラを使用 ・槽内の水温30℃ ・通紙速度1cm/秒 ・槽内の水への浸漬時間2分 ・ブラシの回転速度/通紙速度=30 ・熱ローラの温度110℃
りである。 ・毛の長さ10mm、太さ30μmのナイロン製ブラシ毛
を有する芯金径12mmのブラシローラを使用 ・槽内の水温30℃ ・通紙速度1cm/秒 ・槽内の水への浸漬時間2分 ・ブラシの回転速度/通紙速度=30 ・熱ローラの温度110℃
【0065】評価結果を表1にまとめた。
【0066】
【表1】
【0067】
【発明の効果】本発明の被記録材によれば、十分良好に
印字材料を除去でき、また繰り返して印字材料の除去
(脱墨)を行ったときでもその耐久性は優れている。ま
た、本発明の被記録材は基材層としてプラスチック繊維
からなる不織布を用いるため、その製造時または再生時
の乾燥工程において多大なエネルギーを要さず、経済性
に優れ、また、折り曲げ性(柔軟性)および取り扱い性
にも優れている。
印字材料を除去でき、また繰り返して印字材料の除去
(脱墨)を行ったときでもその耐久性は優れている。ま
た、本発明の被記録材は基材層としてプラスチック繊維
からなる不織布を用いるため、その製造時または再生時
の乾燥工程において多大なエネルギーを要さず、経済性
に優れ、また、折り曲げ性(柔軟性)および取り扱い性
にも優れている。
【図1】 (a)は本発明の被記録材が基材層および表
層からなる場合の被記録材の模式的断面図を示し、
(b)は本発明の被記録材が基材層、中間層および表層
からなる場合の被記録材の模式的断面図を示す。
層からなる場合の被記録材の模式的断面図を示し、
(b)は本発明の被記録材が基材層、中間層および表層
からなる場合の被記録材の模式的断面図を示す。
【図2】 プラスチック繊維の一例を表す拡大図を示
す。
す。
【図3】 記録材料の除去方法を説明するための工程系
統図を示す。
統図を示す。
【図4】 クリーニング装置の一例を表す図を示す。
【図5】 クリーニング装置の一例を表す図を示す。
1:基材層 2:中間層 3:表層 4:印字材料 11:シャワー装置 12:中間接着層+表層 13:膨潤した表層 14:ブラシ 15:クリーニングシャワー 16:乾燥器 100:被記録材 101:繊維の心材 102:繊維の中間コート層 103:繊維の表面コー
ト層
ト層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L033 AA04 AB01 AB07 AC02 AC15 BA71 CA27 CA29 CA36 CA47 CA48 CA70 DA02 4L055 AG64 AG80 AG82 AG87 AG93 AJ02 BE09 BE10 FA11 FA13 FA30 GA10
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくともプラスチック繊維不織布から
なる基材層、および水膨潤性の表層を有するリサイクル
可能な被記録材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11018281A JP2000214620A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | リサイクル可能な被記録材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11018281A JP2000214620A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | リサイクル可能な被記録材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000214620A true JP2000214620A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11967265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11018281A Pending JP2000214620A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | リサイクル可能な被記録材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000214620A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009279781A (ja) * | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Axis:Kk | 不織布製品 |
| JP2010001408A (ja) * | 2008-06-20 | 2010-01-07 | Axis:Kk | 印刷インク除去剤 |
| JP2012030369A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Axis:Kk | 除去容易な印刷インク層を形成する印刷方法 |
| JP2015127422A (ja) * | 2015-02-26 | 2015-07-09 | 株式会社アクシス | 印刷インク除去剤 |
| JP2020177118A (ja) * | 2019-04-18 | 2020-10-29 | owlking株式会社 | 電子写真方式印刷機用印刷媒体及び印刷システム |
| WO2024134314A1 (en) * | 2022-12-22 | 2024-06-27 | Avery Dennison Corporation | Layered constructions with removable layers |
-
1999
- 1999-01-27 JP JP11018281A patent/JP2000214620A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009279781A (ja) * | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Axis:Kk | 不織布製品 |
| JP2010001408A (ja) * | 2008-06-20 | 2010-01-07 | Axis:Kk | 印刷インク除去剤 |
| JP2012030369A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Axis:Kk | 除去容易な印刷インク層を形成する印刷方法 |
| JP2015127422A (ja) * | 2015-02-26 | 2015-07-09 | 株式会社アクシス | 印刷インク除去剤 |
| JP2020177118A (ja) * | 2019-04-18 | 2020-10-29 | owlking株式会社 | 電子写真方式印刷機用印刷媒体及び印刷システム |
| JP7148140B2 (ja) | 2019-04-18 | 2022-10-05 | owlking株式会社 | 電子写真方式印刷機用印刷媒体及び印刷システム |
| WO2024134314A1 (en) * | 2022-12-22 | 2024-06-27 | Avery Dennison Corporation | Layered constructions with removable layers |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050613 |