JP2000214712A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2000214712A
JP2000214712A JP11012368A JP1236899A JP2000214712A JP 2000214712 A JP2000214712 A JP 2000214712A JP 11012368 A JP11012368 A JP 11012368A JP 1236899 A JP1236899 A JP 1236899A JP 2000214712 A JP2000214712 A JP 2000214712A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抵抗発熱体が周面に沿って敷設された定着ロ
ーラであって、当該定着ローラを支持する軸受や駆動用
ギヤの外径を定着ローラの外径よりも小さくすることが
できて、省スペース化を可能とする定着装置を提供する
こと。 【解決手段】 芯ローラ33の両端部に、芯ローラ33
の外径よりも軸径が小さい軸部を有するフランジ37、
40を取着する。芯ローラ33の内周面に設けられた抵
抗発熱層35に給電するために、フランジ37、40の
軸穴373、403に通電部材38、41を設ける。通
電部材38、41は、受電部材381、411と発熱体
接触片382、412から構成される。発熱体接触片3
82、412の一端部を受電部材381、411に固着
し、他端部を抵抗発熱層35に接触させるようにする。
受電部材381、411の外側には、給電部材50を接
触させる。これにより、給電部材50と抵抗発熱層35
間に電路が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録シート上に形
成された未定着画像を加熱定着させる定着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリンタなどの画像形成装置において
は、トナー画像が転写された記録シートを定着装置の定
着ローラと加圧ローラのニップ部で挟持して送り出すこ
とにより、当該トナー画像を記録シート上に加熱定着す
るようになっている。この定着ローラには、従来から、
中空のアルミ製のローラ本体内部に、棒状のハロゲンヒ
ータを内挿し、当該ハロゲンヒータに通電して発熱させ
ることによりローラ全体を加熱するようにしている。
【0003】ところが、このような構成では、ハロゲン
ヒータとローラ本体の内周面との間に空気層が介在し、
これによりハロゲンヒータの熱がローラ本体に伝導しに
くく、定着ローラ外周面の温度が定着に必要な温度(定
着温度)に昇温するまでのウォーミングアップタイムが
長くなる。そこで、ローラ本体の内周面に沿って直接抵
抗発熱体を敷設した構成を有する定着ローラが提案され
ている。図10は、当該定着ローラを使用した定着装置
の要部の断面図である。同図に示すように、定着ローラ
100は、中空の芯ローラ102の内周面に絶縁層10
3、抵抗発熱層104がこの順に形成されており、また
その外周面には、ポリテトラフルオロエチレンなどの離
型層101が形成されている。
【0004】芯ローラ102の両端部には、外面が導電
性部材で覆われた受電部材107が内挿されている。当
該受電部材107は導電性接着剤を介してその外周面が
抵抗発熱層104の表面に固着されており、芯ローラ1
02と一体的に回転するようになっている。受電部材1
07の端面108には、軸方向外側から圧縮バネ109
で付勢された給電部材110が圧接され面接触してい
る。各給電部材110は、リード線112、端子板11
3、電源線114を介して図示しない電源に接続されて
おり、これにより抵抗発熱層104に電力が供給され
る。
【0005】このように、抵抗発熱層104が芯ローラ
102を空気層を介さずに直接加熱することにより、抵
抗発熱層104への通電開始後、速やかに定着ローラ1
00の表面温度を定着温度まで昇温でき、ウォーミング
アップタイムを大幅に短縮できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
定着ローラ100は、径の大きな受電部107を芯ロー
ラ102の両端開口部から挿入し、これを抵抗発熱層1
04に導電性接着剤のみで固定するようにしているの
で、両端部に軸受け部を形成できないという問題があ
る。
【0007】その理由は、導電性接着剤を介して接着さ
れることにより受電部材107の正確な芯出しが難し
く、さらには、その接合部、特に接着剤自体や抵抗発熱
層104の接合表面部がこれを回転する駆動トルクに十
分耐えることができないからである。そこで、上記従来
技術では、芯ローラ102の外周面に軸受105を設
け、フレーム120により当該芯ローラ102を回転可
能に支持するようにし、また、芯ローラ102の右側の
軸受け部のすぐ横にリングギヤ106を嵌着し、このギ
ヤ106に、図示しない駆動モータに連結されたギヤを
歯合させて回転駆動するようにしている。
【0008】しかし、このような構成にしたことによ
り、軸受105もリングギヤ106も芯ローラ102の
径より大きなものとならざるを得ず、結果として軸受1
05を支持するフレーム120も径方向に大きくならざ
るを得ない。このことは、図11に示す定着ローラ10
0の右側軸受け部の斜視図を見ればより明らかとなる。
これでは、定着装置の小型化を図ることはできず、最近
の画像形成装置の小型化の要請にも応えることができな
い。
【0009】本発明は、上述のような問題点に鑑みてな
されたものであって、抵抗発熱体が設けられた定着ロー
ラであって、当該定着ローラを支持する軸受や駆動用ギ
ヤなどの外径を定着ローラの外径よりも小さくすること
ができて、省スペース化を可能とする定着装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、未定着画像を保持した記録シートを定着ロ
ーラで加熱して該未定着画像を定着させる定着装置であ
って、前記定着ローラは、円筒状のローラ本体と、前記
ローラ本体の内周面に沿って設けられた抵抗発熱体と、
前記ローラ本体の両端部に取着され、軸径が前記ローラ
本体の外径よりも小さな軸部を有するフランジ部材と、
前記軸部を回転自在に軸承する軸承部材と、前記軸部の
軸芯部で保持され、一端部が内側に向けて延出されて前
記抵抗発熱体に接続すると共に、他端部が前記軸部から
外部に露出されている導電性部材とを備え、電源に接続
された接触部材が前記導電性部材の露出部に摺接して、
該摺接部を通じて前記抵抗発熱体に給電するようにした
ことを特徴とする。
【0011】また、前記抵抗発熱体は、前記ローラ本体
の周方向において複数の抵抗発熱部に分割されており、
前記導電性部材の内側に向けて延出される部分は、周方
向に広がる当該抵抗発熱部の数以上の接触片からなり、
当該抵抗発熱部1つについて少なくとも1つの接触片を
接触させるようにしたことを特徴とする。また、前記抵
抗発熱体は、前記ローラ本体の周方向において複数の抵
抗発熱部に分割されており、前記導電性部材の内側に向
けて延出される部分は、周方向に広がる当該抵抗発熱部
よりも少ない数の接触片からなり、1つの接触片を複数
の抵抗発熱部に共通に接触させることによって、各抵抗
発熱部にいずれかの接触片が接触しているようにしたこ
とを特徴とする。
【0012】また本発明は、未定着画像を保持した記録
シートを定着ローラで加熱して該未定着画像を定着させ
る定着装置であって、前記定着ローラは、円筒状のロー
ラ本体と、前記ローラ本体の外周面に沿って設けられた
抵抗発熱体と、前記ローラ本体の両端部に取着され、軸
径が前記ローラ本体の外径よりも小さな軸部を有するフ
ランジ部材と、前記軸部を回転自在に軸承する軸承部材
と、前記軸部の軸芯部で保持され、一端部が内側に向け
て延出されると共に、他端部が前記軸部から外部に露出
されている導電性部材と、前記ローラ本体内側において
前記導電性部材の一端部と接続すると共に、前記ローラ
本体もしくは前記フランジ部材の外周面に設けられた貫
通孔を介して前記抵抗発熱体に接続する接続部材とを備
え、電源に接続された接触部材が前記導電性部材の露出
部に摺接して、該摺接部を通じて前記抵抗発熱体に給電
するようにしたことを特徴とする。
【0013】また、前記導電性部材は、少なくとも前記
軸芯部に保持されている部分が、抵抗発熱部材で形成さ
れていることを特徴とする。また、前記導電性部材は、
少なくとも前記軸芯部で保持されている部分より内側の
一部が、温度に応じて形状が変化する素材から形成さ
れ、所定温度を越えた場合には、前記抵抗発熱体との接
触状態が解除される方向に変形して通電を停止するよう
にしたことを特徴とする。
【0014】また、前記導電性部材は、その通電経路の
少なくとも1部において、所定温度を越えると溶融する
素材から形成され、前記所定温度を越えた場合には、前
記抵抗発熱体への通電を停止するようにしたことを特徴
とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る定着装置の実
施の形態を、モノクロのレーザプリンタ(以下、単に
「プリンタ」という。)の定着器に適用した場合を例に
とって説明する。図1は、当該プリンタ全体の概略構成
を示す図である。
【0016】本プリンタは、パーソナルコンピュータな
どの外部機器から入力される画像データに基づいて、画
像を記録シート上に再現するものである。外部機器から
画像データが入力されると、制御部1は、これをレーザ
ダイオードの駆動信号に変換し、プリンタヘッド10内
部のレーザダイオード(不図示)を駆動する。当該レー
ザダイオードから出射されたレーザビームLは、折り返
しミラー2で偏向された後、感光体ドラム4の表面を主
走査方向に露光する。
【0017】感光体ドラム4の周囲には、ドラムクリー
ナ5、イレーサランプ6、帯電チャージャ7、現像器8
及び転写チャージャ9が配されている。感光体ドラム4
は、上記レーザビームLによる露光前にドラムクリーナ
5で残留トナーを除去され、イレーサランプ6で照射さ
れた後、帯電チャージャ7により一様に帯電される。帯
電された感光体ドラム4の表面がレーザビームLにより
露光されると、静電潜像が形成され、この静電潜像は、
現像器8によってトナー像として顕像化される。
【0018】一方、給紙カセット20からは、ピックア
ップローラ21、タイミングローラ22によって、記録
シートが給紙される。この記録シートは、転写ベルト2
3によって、感光体ドラム4直下の転写位置に搬送され
る。当該転写位置において、転写チャージャ9の作用に
より、感光体ドラム4上のトナー像が記録シートへと転
写される。トナー像が転写された記録シートは、さら
に、転写ベルト23、搬送ベルト24により定着器3に
搬送される。定着器3は、内周面に抵抗発熱層35(図
2参照)が設けられた定着ローラ31とこれに圧接され
る加圧ローラ36とを備え、記録シートは、両ローラの
圧接部(ニップ部)を通過することにより、未定着のト
ナー画像が定着されて、排出トレイ26へと排出され
る。
【0019】図2は、本発明に係る定着器3の要部の断
面図である。同図に示すように、定着ローラ31は、芯
ローラ33の両端部にフランジ37、40が取着された
構成になっている。芯ローラ33には、ここでは、中空
のアルミニウム合金製のものが用いられ、芯ローラ33
の内周面には、絶縁層34、抵抗発熱層35がこの順に
形成されており、また、外周面には、離型層32が形成
されている。
【0020】絶縁層34は、抵抗発熱層35と芯ローラ
33との間の電気絶縁性を保つために、両者の間に設け
られており、PI(ポリイミド)などの耐熱絶縁性樹脂
で形成されている。抵抗発熱層35は、通電により自ら
ジュール熱を発生するもので、ここでは溶液状のチタン
酸バリウム系セラミックを内周面に塗布した後、焼成し
て形成される。
【0021】離型層32は、未定着のトナー像が保持さ
れた記録シートを定着ローラ31と加圧ローラ36のニ
ップ部で挟持して送り出すときに、トナーが定着ローラ
31から剥がれやすくするために設けられたものであ
り、ここではポリテトラフルオロエチレンからなる。こ
れら絶縁層34、抵抗発熱層35、離型層32は、芯ロ
ーラ33と一体的に回転する。
【0022】同図右側のフランジ37は、フランジ本体
371とこの軸穴に接触片保持部材372を挿嵌して構
成される。フランジ本体371は、ステンレス鋼などの
剛性の高い素材で形成される。また、フランジ本体37
1の小径部3711は、軸受58を介して、定着器3の
ハウジングHに保持される。また、小径部3711の外
周面には、リングギヤ39が嵌着されており、このリン
グギヤ39は図示しないモータに連結されたギヤに歯合
している。
【0023】接触片保持部材372は、耐熱性及び電気
的に絶縁性の高い樹脂、例えばPPS(ポリフェニレン
サルファイド)、PAI(ポリアミドイミド)などの素
材から形成された円筒状の部材である。フランジ37の
軸穴373には、通電部材38が嵌挿されており、この
通電部材38は、受電部材381と発熱体接触片382
とから構成される。
【0024】受電部材381は、真鍮等の導電性材料か
らなる円柱状の部材である。発熱体接触片382は、リ
ン青銅などの導電性材料から形成された細長の板ばね状
のものであり、その一端部は導電性接着剤や溶接により
受電部材381に固定されている。他端部は、芯ローラ
33の内方に延出されて、自身の弾性復元力により抵抗
発熱層35の軸方向端部の位置でその表面に押圧されて
接触している。これにより、抵抗発熱層35と受電部材
381間に電路が形成されることになる。
【0025】図3は、フランジ37と通電部材38の分
解斜視図である。同図に示すように、接触片保持部材3
72の円筒部外周面には、キー3721が設けられてお
り、このキー3721がフランジ本体371の小径部3
711の内周面に設けられたキー溝3712に填め込ま
れることによって、接触片保持部材372がフランジ本
体371と一体的に回転する。
【0026】接触片保持部材372のボス部3723及
び受電部材381の外周面には、平行ピン3812の径
とほぼ同じ大きさの孔3722、3811が、それぞれ
径方向に貫通させて設けられている。通電部材38の受
電部材381は、フランジ37の軸穴373に内側か
ら、孔3811と3722とが対向する位置まで填め込
まれる。そして、平行ピン3812が孔3722、38
11に嵌入されて、通電部材38がフランジ37に固定
され、これらは一体となって回転するようになる。
【0027】フランジ本体371の大径部3713の外
径は、芯ローラ33の内径とほぼ同じであって、当該大
径部3713の外周面には突起3714が設けられてい
る。突起3714は、芯ローラ33の端部に設けられた
切欠き312に填め込まれ、この切欠き312の奥の位
置314に当接するまで押し込まれる。そして、芯ロー
ラ33の周囲に設けられた溝311にCリング313が
填め込まれることによって、突起3714が当該位置3
14で保持されて、フランジ37が芯ローラ33に固定
される。
【0028】なお、図2及び図3では、図面が複雑にな
るのを避けるために発熱体接触片382を2つしか示し
ていないが、実際には6個の発熱体接触片382が周方
向に60°ずつの角度で放射状に受電部材381に固定
されるようになっている。図2に戻って、左側のフラン
ジ40は、フランジ本体401と接触片保持部材402
とから構成され、フランジ40の小径部4011は、軸
受59を介して、定着器3のハウジングHに軸支され
る。フランジ40の軸穴403には、通電部材41が配
されている。
【0029】フランジ40はフランジ本体401と接触
片保持部材402から、通電部材41は受電部材411
と発熱体接触片412から構成され、各部材の材質及び
取着方法については、上記フランジ37、通電部材38
の各部材の材質及び取着方法と同様であるので、ここで
の説明は省略する。異なる点は、小径部4011に駆動
用のギヤが嵌着されていないために、各部材の軸方向の
長さがその分短くなっているところである。
【0030】加圧ローラ36は、その両端部に設けられ
た軸361が、支持部材362により回転可能に支持さ
れており、該支持部材362は、圧着ばね363により
定着ローラ31に向けて押圧される。これにより、加圧
ローラ36が定着ローラ31に圧接されて、ニップ部が
形成される。また、各受電部材381、411の外側端
面には、定着ローラ31の軸方向の外側から銅系カーボ
ンなどの導電性材料からなる給電部材50の面501が
それぞれ接触している。
【0031】給電部材50は、ハウジングHに固定され
た樹脂性のホルダ57の凹所56に圧着ばね51と共に
嵌入されており、当該圧着ばね51によって定着ローラ
31側に付勢されることにより、その面501が受電部
材381、411の外側端面に適圧下で接触するように
なっている。なお、給電部材50は、受電部材381、
411に従動して回転することがないように、図示しな
い規制部材により回転規制される。
【0032】両ホルダ57の外側端面には、端子板52
が取着され、各給電部材50は、リード線53、端子板
52を介して電源60(図5参照)に接続された電線5
4に接続され、電源の供給を受ける。図4は、本発明に
係る定着ローラ31の右側のフランジ37に軸受58と
リングギヤ39を装着した場合の斜視図である。図11
で示した従来技術の定着ローラ100に軸受105とリ
ングギヤ106を装着した場合と比べて、本発明に係る
定着ローラ31の軸受58の径が従来の軸受105の径
よりも明らかに小さくなってコンパクトに形成されてい
ることがわかる。
【0033】以上説明してきたように、本実施の形態に
おける定着ローラ31は、小径部3711、4011を
有するフランジ37、40が芯ローラ33の両端部に取
着されて構成され、この小径部3711、4011に軸
受58、59を挿嵌させて、当該軸受58、59をハウ
ジングHで保持するようにしたので、従来技術のように
抵抗発熱層104に通電するための通電部材107を芯
ローラ102に内挿した構成にしたことにより、芯ロー
ラ102の端部に軸部が設けられないといった問題をな
くすことができると共に、小径部3711、4011の
径を芯ローラ33の径よりも小さくすることにより、従
来よりも径の小さな軸受58、59を用いることがで
き、これらを保持するハウジングHを径方向において小
さくすることができる。また、フランジ37、40の軸
穴373、403に通電部材38、41を配して、抵抗
発熱層35への給電経路を形成するようにしている。こ
の給電経路は、板ばね状の発熱体接触片382、412
が抵抗発熱層35の表面に圧接触することにより形成さ
れるので、従来のように抵抗発熱層104に受電部材1
07を接着固定しなくても済むようになり、フランジ3
7、40を芯ローラ33から簡単に着脱することができ
る。また、メンテナンスなどで芯ローラ33を交換する
際に、フランジ37、40を取り外して、これらを新た
な芯ローラに取着して継続的に使用することもできるよ
うになり、コスト低減も図れる。
【0034】なお、図5は、抵抗発熱層35への通電回
路を示す概略図であって、本図では通電部材38、4
1、給電部材50、リード線53などについては図示を
省略してある。この回路は、電源60と抵抗発熱層35
とSSR(ソリッドステートリレー)61とが直列に接
続されて構成され、SSR61が制御部1からの制御信
号63に応じてオン(導通)することにより抵抗発熱層
35に電力が供給されるようになっている。定着ローラ
31の外周面に当接され、当該外周面の温度を検出する
温度検出素子であるサーミスタ62(図1参照)からの
信号に基づいて、制御部1は制御信号63を出力し、定
着ローラ31の表面温度制御を行なう。具体的には、制
御部1は、サーミスタ62からの信号によって、定着ロ
ーラ31の表面温度が定着温度以下と判断した場合に
は、SSR61をオンさせる制御信号63を出力する。
これにより、抵抗発熱層35が発熱し定着ローラ31の
表面温度は上昇する。一方、定着温度を越えると判断し
た場合には、SSR61をオフにして、抵抗発熱層35
への電力供給を停止させる。
【0035】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れないのは言うまでもなく、以下のような変形例を考え
ることができる。 (1)上記実施の形態では、抵抗発熱層35が芯ローラ
33の内周面に設けられた場合の例について説明した
が、図6に示すように、抵抗発熱層35が内周面と外周
面の両方に形成された場合についても、本発明は適用で
きる。
【0036】同図より、芯ローラ33の内周面および外
周面には、それぞれ絶縁層34、抵抗発熱層35がこの
順に形成されており、抵抗発熱層35の軸方向端部の位
置には、内周面に絶縁層332が形成された貫通孔33
1が穿設されている。外周面側と内周面側の抵抗発熱層
35は、貫通孔331に差し込まれ、両端部がかしめら
れた導電性の素材からなるリベット95を介して電気的
に接続される。
【0037】芯ローラ33の端部には、上記のフランジ
40と通電部材41が取着されており、発熱体接触片4
12の端部が、リベット95の頭部951に接触するこ
とにより受電部材411と両抵抗発熱層35間に電路が
形成される。このような構成にすることにより、抵抗発
熱層35が内周面と外周面に設けられた場合であって
も、上記と同様に定着器3を小型化できるという効果を
得ることができる。なお、この構成であれば、抵抗発熱
層35を外周面にのみ形成することもできる。また、発
熱体接触片412と抵抗発熱層35との間にリベット9
5などの接続部材が配される構成であれば、貫通孔33
1を芯ローラ33とフランジ40のいずれの部材に設け
るようにしてもよい。
【0038】(2)上記実施の形態では、発熱体接触片
382、412は、リン青銅などの電気抵抗の非常に小
さな導電性材料で形成されていたが、これに限定される
ことはなく、図7に示すように、電気抵抗の小さな導電
性部材71と電気抵抗の大きな抵抗発熱体72とを溶接
等により直列に接続した構成にすることもできる。同図
に示す発熱体接触片70は、フランジ40の軸穴403
内に抵抗発熱体72が、軸穴403を出たところから抵
抗発熱層35までの部分に導電性部材71がそれぞれ位
置するように構成されている。
【0039】このような構成において、発熱体接触片7
0に電流が流れると、抵抗発熱体72が発熱して、その
熱は導電性部材71を介して、抵抗発熱層35に伝導さ
れることになる。すなわち、定着ローラ31の端部は、
抵抗発熱層35と抵抗発熱体72により加熱されること
になる。これにより、定着ローラ31端部の熱がフラン
ジ37、40に吸収されて周囲に放熱されることになっ
ても、その分の熱が抵抗発熱体72から補充されるの
で、定着ローラ31の軸方向における温度分布を均一化
することができるのである。
【0040】なお、定着ローラ31端部における熱容量
の不足分を補充できればよいので、発熱体接触片70の
一部分にだけ抵抗発熱体72を設けるようにしてもよい
し、全部が抵抗発熱体72であってもよい。 (3)また、発熱体接触片382、412を温度に応じ
て変形する部材、例えばバイメタルや形状記憶合金など
で形成することもできる。
【0041】図8は、形状記憶合金で形成された発熱体
接触片80が変形した様子を示した図である。ここでの
発熱体接触片80は、定着温度以下であれば実線に示す
ように抵抗発熱層35に接触しているが、何らかの異常
が発生して、サーミスタ62による温度制御が正常に行
われなくなり、定着ローラ31の内部温度が定着温度を
越えて上昇した場合に、徐々に変形して破線の形状81
のようになり抵抗発熱層35から離れるようになってい
る。これにより抵抗発熱層35への通電が停止されるの
で、定着ローラ31の温度が、定着温度を越えて上昇し
続けるといったことがなくなり、定着ローラ31周辺部
材の高熱による損傷や発煙などを確実に防止できる。
【0042】なお、定着ローラ31の内部温度が所定温
度を越えた際に、抵抗発熱層35との接触状態が解除さ
れればよいので、発熱体接触片80全体が形状記憶合金
で形成されていなくても、受電部材411との固着部分
よりも、軸方向に内側の一部分が温度に応じて変形する
素材から形成されてさえいれば、同様の効果を得ること
ができる。
【0043】また、定着ローラ31の内部温度が定着温
度以下であれば抵抗発熱層35に接触し、定着温度を越
えると抵抗発熱層35から離れるような温度特性を有す
る部材を用いれば、サーミスタ62による温度制御を行
なわなくても、定着ローラ31の内部温度をほぼ定着温
度で維持することも可能となる。さらに、温度に応じて
変形する部材に限らず、所定温度を越えると溶融する素
材、例えば温度ヒューズなどの素材である可融合金で発
熱体接触片を形成するようにしても、同様の効果を得る
ことができる。なお、所定温度を越えたときに抵抗発熱
層35への通電が停止されればよいので、発熱体接触片
全体が可融合金であってもよいし、一部分だけを可融合
金で形成するようにしてもよい。
【0044】(4)上記実施の形態では、溶液状の抵抗
発熱体を芯ローラ33の内周面に塗布、焼成して抵抗発
熱層35を形成したが、シート状や線状の抵抗発熱体を
芯ローラ33の内周面に貼着して抵抗発熱層を形成する
ようにしてもよい。図9(a)〜(c)は、芯ローラの
内周面に軸方向に貼着された、複数の細長シート状の抵
抗発熱体の端部に発熱体接触片が接触している様子を示
す図であって、図の左右方向が軸方向となる。なお、図
示していない他端部も同様の構成になっている。
【0045】図9(a)では、1つの抵抗発熱体90に
当該抵抗発熱体90とほぼ同じ幅の発熱体接触片91を
接触させて、給電するようにしている。また、図9
(b)では、発熱体接触片91よりも幅を小さくした2
つの発熱体接触片92を間隔を空けて抵抗発熱体90に
接触させている。また、図9(c)は、幅が極めて狭い
抵抗発熱体93を用いたときの例であって、隣り合う2
つの抵抗発熱体93に1つの発熱体接触片94を接触さ
せるようにしている。このようにすれば、図9(a)の
ように1つの抵抗発熱体90に対して1つの発熱体接触
片91を設けなくてもよくなり、少ない数の発熱体接触
片94により抵抗発熱体93への給電がより確実に行わ
れるようになる。。なお、発熱体接触片94の幅を広く
とれば、隣り合う2つの抵抗発熱体93に限らず、例え
ば並設された3以上の抵抗発熱体93に1つの発熱体接
触片を接触させるようにすることもできる。この接続方
法は、線状の抵抗発熱体を使用する場合にも適用でき
る。
【0046】なお、発熱体接触片の抵抗発熱体93との
接触面を当該抵抗発熱体93の内周面と同じ曲率になる
ように加工しておけば、より確実に接触できるようにな
ることは言うまでもない。 (5)上記実施の形態では、本発明の定着装置をモノカ
ラープリンタに用いた場合の例について説明したが、本
発明はこれに限らず、内周面もしくは外周面に抵抗発熱
体が設けられた定着ローラによって記録シート上のトナ
ー画像を定着させる方式のフルカラープリンタやデジタ
ル複写機などを含む電子写真式の画像形成装置一般に適
用可能である。
【0047】さらに、本発明は画像形成装置への利用に
限定されず、記録シート上の未定着画像を定着する定着
装置であって、当該定着装置の小型化が要求される分野
においても適用できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、定着ローラは、円筒状のローラ本体の両端部に、軸
径が前記ローラ本体の外径よりも小さな軸部を有するフ
ランジが取着された構成になっているので、前記軸部を
支持するための軸受の外径をローラ本体の外径よりも小
さくすることができ、その結果として当該軸受を保持す
る定着装置のフレームを従来に比べて径方向に小さくす
ることができる。これにより、定着装置の小型化を図れ
るようになる。そして、ローラ本体の内周面に沿って設
けられた抵抗発熱体への給電経路として、定着ローラに
は、フランジの軸芯部で保持され、一端部が内側に向け
て延出されて、抵抗発熱体と接続すると共に、他端部が
前記軸部から外部に露出されている導電性部材が備えら
れており、電源に接続された接触部材が前記導電性部材
の露出部に摺接して、該摺接部を通じて前記抵抗発熱体
へ給電するようにしている。
【0049】また、前記導電性部材の内側に向けて延出
される部分が、周方向に広がる当該抵抗発熱部の数以上
の接触片からなり、当該抵抗発熱部1つについて少なく
とも1つの接触片を接触させるようにしたこと、もしく
は前記導電性部材の内側に向けて延出される部分が、周
方向に広がる当該抵抗発熱部の数よりも少ない数の接触
片からなり、1つの接触片を複数の抵抗発熱部に共通に
接触させて、各抵抗発熱部にいずれかの端部が接触して
いるようにしたことにより、シート状もしくは線状の抵
抗発熱部を前記ローラ本体に周方向に複数枚貼着する場
合であっても、各抵抗発熱部への給電経路を形成できる
ようになった。
【0050】また、ローラ本体の外周面に沿って設けら
れた抵抗発熱体への給電経路として、定着ローラには、
前記フランジと、前記導電性部材と、前記ローラ本体内
側において前記導電性部材の一端部と接続すると共に、
前記ローラ本体もしくは前記フランジの外周面に設けら
れた貫通孔を介して前記抵抗発熱体に接続する接続部材
とが備えられており、電源に接続された接触部材が前記
導電性部材の露出部に摺接して、該摺接部を通じて当該
抵抗発熱体へ給電するようにしている。
【0051】また、前記導電性部材の少なくとも前記軸
芯部に保持されている部分を抵抗発熱部材で形成するよ
うにしたので、当該抵抗発熱部材が発する熱が定着ロー
ラの両端部に伝導されて当該両端部が加熱されるように
なる。これにより、定着ローラの両端部の熱がフランジ
により吸収されることがあっても、その分の熱容量が当
該抵抗発熱部材からの熱により補充されることになり、
結果として定着ローラの軸方向における温度分布を均一
にすることができる。
【0052】また、前記導電性部材は、少なくとも前記
軸芯部で保持されている部分より内側の一部が、温度に
応じて形状が変化する素材から形成され、所定温度を越
えた場合には、前記抵抗発熱体との接触状態が解除され
る方向に変形して通電を停止するようにしたので、たと
え何らかの異常が生じても、抵抗発熱体の温度が上昇し
続けるといったことがなくなる。これにより、定着ロー
ラの周辺部材の高熱による損傷や発煙などを確実に防止
できる。
【0053】また、前記導電性部材は、その通電経路の
少なくとも1部において、所定温度を越えると溶融する
素材から形成され、前記所定温度を越えた場合には、前
記抵抗発熱体への通電を停止するようにしたので、たと
え何らかの異常が生じても、抵抗発熱体の温度が上昇し
続けるといったことがなくなる。これにより、定着ロー
ラの周辺部材の高熱による損傷や発煙などを確実に防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る定着装置をモノクロ
プリンタの定着器に用いた場合の当該プリンタの全体の
構成を示す図である。
【図2】上記定着器の要部の断面図である。
【図3】フランジと通電部材の分解斜視図である。
【図4】本発明に係る定着ローラの右側のフランジに軸
受とリングギヤを装着した場合の斜視図である。
【図5】定着ローラの内周面に設けられた抵抗発熱層へ
の通電回路を示す概略図である。
【図6】抵抗発熱層が芯ローラの内周面及び外周面に設
けられた場合の定着ローラの構成例を示す図である。
【図7】発熱体接触片の変形例を示す図である。
【図8】形状記憶合金で形成された発熱体接触片が変形
した様子を示した図である。
【図9】(a)〜(c)は、芯ローラの内周面に貼着さ
れた、複数の細長シート状の抵抗発熱体の端部に発熱体
接触片が接触している様子を示す図である。
【図10】従来の定着装置の要部の断面図である。
【図11】図10の定着装置の定着ローラの軸受部を示
す斜視図である。
【符号の説明】
3 定着器 31 定着ローラ 32 離型層 33 芯ローラ 34 絶縁層 35 抵抗発熱層 36 加圧ローラ 37、40 フランジ 38、41 通電部材 39 リングギヤ 58、59 軸受 70、80、91、92、94、382、412 発
熱体接触片 71 導電性部材 72、90、93 抵抗発熱体 95 リベット 371、401 フランジ本体 372、402 接触片保持部材 373、403 軸穴 381、411 受電部材 3711、4011 小径部
フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA21 AA42 BA34 BA38 BB12 BB19 BB22 BB36 3K058 AA12 AA95 BA18 CA15 CA23 CA55 CA61 CA72 CA77 CB02 CB13 CD01 CD04 CE13 CE19 CE29 DA04 DA06 DA12 3K092 PP18 QA05 QB30 QC02 QC22 RF17 TT22 UA06 VV04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着画像を保持した記録シートを定着
    ローラで加熱して該未定着画像を定着させる定着装置で
    あって、 前記定着ローラは、 円筒状のローラ本体と、 前記ローラ本体の内周面に沿って設けられた抵抗発熱体
    と、 前記ローラ本体の両端部に取着され、軸径が前記ローラ
    本体の外径よりも小さな軸部を有するフランジ部材と、 前記軸部を回転自在に軸承する軸承部材と、 前記軸部の軸芯部で保持され、一端部が内側に向けて延
    出されて前記抵抗発熱体に接続すると共に、他端部が前
    記軸部から外部に露出されている導電性部材とを備え、 電源に接続された接触部材が前記導電性部材の露出部に
    摺接して、該摺接部を通じて前記抵抗発熱体に給電する
    ようにしたことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記抵抗発熱体は、前記ローラ本体の周
    方向において複数の抵抗発熱部に分割されており、 前記導電性部材の内側に向けて延出される部分は、周方
    向に広がる当該抵抗発熱部の数以上の接触片からなり、
    当該抵抗発熱部1つについて少なくとも1つの接触片を
    接触させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記抵抗発熱体は、前記ローラ本体の周
    方向において複数の抵抗発熱部に分割されており、 前記導電性部材の内側に向けて延出される部分は、周方
    向に広がる当該抵抗発熱部よりも少ない数の接触片から
    なり、1つの接触片を複数の抵抗発熱部に共通に接触さ
    せることによって、各抵抗発熱部にいずれかの接触片が
    接触しているようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の定着装置。
  4. 【請求項4】 未定着画像を保持した記録シートを定着
    ローラで加熱して該未定着画像を定着させる定着装置で
    あって、 前記定着ローラは、 円筒状のローラ本体と、 前記ローラ本体の外周面に沿って設けられた抵抗発熱体
    と、 前記ローラ本体の両端部に取着され、軸径が前記ローラ
    本体の外径よりも小さな軸部を有するフランジ部材と、 前記軸部を回転自在に軸承する軸承部材と、 前記軸部の軸芯部で保持され、一端部が内側に向けて延
    出されると共に、他端部が前記軸部から外部に露出され
    ている導電性部材と、 前記ローラ本体内側において前記導電性部材の一端部と
    接続すると共に、前記ローラ本体もしくは前記フランジ
    部材の外周面に設けられた貫通孔を介して前記抵抗発熱
    体に接続する接続部材とを備え、 電源に接続された接触部材が前記導電性部材の露出部に
    摺接して、該摺接部を通じて前記抵抗発熱体に給電する
    ようにしたことを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 前記導電性部材は、少なくとも前記軸芯
    部に保持されている部分が、抵抗発熱部材で形成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載の定着装置。
  6. 【請求項6】 前記導電性部材は、少なくとも前記軸芯
    部で保持されている部分より内側の一部が、温度に応じ
    て形状が変化する素材から形成され、所定温度を越えた
    場合には、前記抵抗発熱体との接触状態が解除される方
    向に変形して通電を停止するようにしたことを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 前記導電性部材は、その通電経路の少な
    くとも1部において、所定温度を越えると溶融する素材
    から形成され、前記所定温度を越えた場合には、前記抵
    抗発熱体への通電を停止するようにしたことを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の定着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20230305461A1 (en) * 2022-03-23 2023-09-28 Fujifilm Business Innovation Corp. Heating device and apparatus utilizing object to be heated

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