JP2000214866A - 小型音響情報処理装置 - Google Patents
小型音響情報処理装置Info
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Landscapes
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 例えば屋外でのカラオケを目的とした従来の
小型音響情報処理装置では,音質変換などの高度な音響
処理を行うものがなかった。 【解決手段】 本発明は,音響情報を再生する再生プロ
グラムを実行するDSPなどの高速な演算手段に,エコ
ー処理や音質変換処理などを行う音声処理プログラムも
実行させて,少ない電力で高度な音響処理を行うことを
図ったものである。
小型音響情報処理装置では,音質変換などの高度な音響
処理を行うものがなかった。 【解決手段】 本発明は,音響情報を再生する再生プロ
グラムを実行するDSPなどの高速な演算手段に,エコ
ー処理や音質変換処理などを行う音声処理プログラムも
実行させて,少ない電力で高度な音響処理を行うことを
図ったものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,小型音響情報処理
装置に係り,詳しくは,楽曲などを再生しつつマイクな
どから入力された音声に対して音質変換などの音響処理
を行う携帯を目的とした小型音響情報処理装置に関する
ものである。
装置に係り,詳しくは,楽曲などを再生しつつマイクな
どから入力された音声に対して音質変換などの音響処理
を行う携帯を目的とした小型音響情報処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えばコンパクトディスクや,レーザデ
ィスク,カセットテープなどに記録された楽曲や通信回
線を用いて配信された楽曲を再生し,再生された楽曲に
あわせて歌詞をうたう,いわゆるカラオケが現在広く楽
しまれている。このカラオケが娯楽として親しまれるの
につれて,カラオケが楽しまれる場所も,室内,屋外に
限らず多様化してきた。屋外では,室内用の大型のカラ
オケ装置と電動機を持ち出したり,電池駆動のカセット
テープ再生装置などにマイクを備えた小型のカラオケ装
置を用いるなどしてカラオケが楽しまれている。携帯が
容易な上記のような小型のカラオケ装置は,例えば特開
平9−311688号公報に記載されている。ここで,
図7に上記公報に記載の小型カラオケ装置の機能ブロッ
ク図を示す。図7に示す如く,上記小型カラオケ装置
は,マイク72と,楽曲データを記憶し選択スイッチ7
101−1乃至7101−4の選択に従って上記楽曲デ
ータを出力する音楽発生器7103と,リズム音を発生
するリズム発生器7104と,マイク72から入力され
た音声,上記音楽発生器7103から供給された楽曲デ
ータ信号,上記リズム発生器7104から供給されたリ
ズム音とを合成するミキサ7105と,上記ミキサ71
05の電気出力を音響出力に変換するスピーカ711と
を備える。上記小型カラオケ装置では,例えばROMや
RAMなどの記憶手段を備えた音楽発生器7103に記
憶された複数の楽曲データの中から,選択スイッチ71
01−1乃至7101−4を用いて選択された楽曲デー
タに対応する楽曲データ信号がミキサ7105を介して
スピーカから出力される。この楽曲に合わせて人が発声
すると,その音声はマイク72を介して上記ミキサ71
05へ供給される。ミキサ7105では,上記音声が上
記楽曲と合成されてスピーカ711から出力される。ま
た,リズム発声器7104からミキサを介して電子カス
タネット音をスピーカ711から出力させることもで
き,これによりカラオケを一層楽しむことができる。
ィスク,カセットテープなどに記録された楽曲や通信回
線を用いて配信された楽曲を再生し,再生された楽曲に
あわせて歌詞をうたう,いわゆるカラオケが現在広く楽
しまれている。このカラオケが娯楽として親しまれるの
につれて,カラオケが楽しまれる場所も,室内,屋外に
限らず多様化してきた。屋外では,室内用の大型のカラ
オケ装置と電動機を持ち出したり,電池駆動のカセット
テープ再生装置などにマイクを備えた小型のカラオケ装
置を用いるなどしてカラオケが楽しまれている。携帯が
容易な上記のような小型のカラオケ装置は,例えば特開
平9−311688号公報に記載されている。ここで,
図7に上記公報に記載の小型カラオケ装置の機能ブロッ
ク図を示す。図7に示す如く,上記小型カラオケ装置
は,マイク72と,楽曲データを記憶し選択スイッチ7
101−1乃至7101−4の選択に従って上記楽曲デ
ータを出力する音楽発生器7103と,リズム音を発生
するリズム発生器7104と,マイク72から入力され
た音声,上記音楽発生器7103から供給された楽曲デ
ータ信号,上記リズム発生器7104から供給されたリ
ズム音とを合成するミキサ7105と,上記ミキサ71
05の電気出力を音響出力に変換するスピーカ711と
を備える。上記小型カラオケ装置では,例えばROMや
RAMなどの記憶手段を備えた音楽発生器7103に記
憶された複数の楽曲データの中から,選択スイッチ71
01−1乃至7101−4を用いて選択された楽曲デー
タに対応する楽曲データ信号がミキサ7105を介して
スピーカから出力される。この楽曲に合わせて人が発声
すると,その音声はマイク72を介して上記ミキサ71
05へ供給される。ミキサ7105では,上記音声が上
記楽曲と合成されてスピーカ711から出力される。ま
た,リズム発声器7104からミキサを介して電子カス
タネット音をスピーカ711から出力させることもで
き,これによりカラオケを一層楽しむことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記公
報に記載されるような小型のカラオケ装置では,可聴周
波数にほぼ対応した高品質の音響信号を再生しながら,
使用者の発声に対して音質を変換したりエコーをかける
などの高度な音響処理を施すことができるものがなかっ
た。また,室内用などの大型のカラオケ装置は,電池駆
動を行ったとしても駆動時間が短いなど,屋外で使用す
るには不便があった。本発明は,このような従来の技術
における課題を解決するために,小型音響情報処理装置
を改良し,高品質の音響情報を再生する再生プログラム
を実行するDSPなどの演算手段に,エコー処理や音質
変換処理などを行う音声処理プログラムも実行させて,
少ない電力で高度な音響処理を行うことができる小型音
響情報処理装置を提供することを目的とするものであ
る。また,上記小型音響情報処理装置において,上記演
算手段が,可聴周波数にほぼ対応するような高品質の音
響情報の再生処理と,上記音質変換処理などの音響処理
とを同時に行うときには,上記演算手段の処理能力が不
足する恐れがある。これに対応するために,より高速な
演算手段を用いた場合には,コスト及び消費電力が増大
する。そこで,上記小型音響情報処理装置の他の目的
は,上記演算手段の処理能力に応じて上記音響情報の再
生処理と上記音響処理とを制御し,低コストで消費電力
の少ない装置を提供することである。さらに,カラオケ
を楽しむためには,伴奏のみ,又は伴奏とバックコーラ
スのみが記録された音響情報を用いるのが好適である
が,音響情報のなかには,伴奏,ボーカルなどの複数の
パートが全て記録されているものの,各々が独立して記
録されているものがある。特に,CDやMDなどの記憶
媒体を対象とした符号化方式では,音データのサンプル
の集合であるフレームに対応して各パートが独立して記
録されている。そこで,上記小型音響情報処理装置の他
の目的は,各パートを任意の比率で再生することによ
り,複数のパートが全て記録されている音響情報からカ
ラオケに好適な音響情報を生成するとともに,各パート
の再生タイミングを容易に同期させることである。
報に記載されるような小型のカラオケ装置では,可聴周
波数にほぼ対応した高品質の音響信号を再生しながら,
使用者の発声に対して音質を変換したりエコーをかける
などの高度な音響処理を施すことができるものがなかっ
た。また,室内用などの大型のカラオケ装置は,電池駆
動を行ったとしても駆動時間が短いなど,屋外で使用す
るには不便があった。本発明は,このような従来の技術
における課題を解決するために,小型音響情報処理装置
を改良し,高品質の音響情報を再生する再生プログラム
を実行するDSPなどの演算手段に,エコー処理や音質
変換処理などを行う音声処理プログラムも実行させて,
少ない電力で高度な音響処理を行うことができる小型音
響情報処理装置を提供することを目的とするものであ
る。また,上記小型音響情報処理装置において,上記演
算手段が,可聴周波数にほぼ対応するような高品質の音
響情報の再生処理と,上記音質変換処理などの音響処理
とを同時に行うときには,上記演算手段の処理能力が不
足する恐れがある。これに対応するために,より高速な
演算手段を用いた場合には,コスト及び消費電力が増大
する。そこで,上記小型音響情報処理装置の他の目的
は,上記演算手段の処理能力に応じて上記音響情報の再
生処理と上記音響処理とを制御し,低コストで消費電力
の少ない装置を提供することである。さらに,カラオケ
を楽しむためには,伴奏のみ,又は伴奏とバックコーラ
スのみが記録された音響情報を用いるのが好適である
が,音響情報のなかには,伴奏,ボーカルなどの複数の
パートが全て記録されているものの,各々が独立して記
録されているものがある。特に,CDやMDなどの記憶
媒体を対象とした符号化方式では,音データのサンプル
の集合であるフレームに対応して各パートが独立して記
録されている。そこで,上記小型音響情報処理装置の他
の目的は,各パートを任意の比率で再生することによ
り,複数のパートが全て記録されている音響情報からカ
ラオケに好適な音響情報を生成するとともに,各パート
の再生タイミングを容易に同期させることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,請求項1に係る発明は,電源部と,該電源部によっ
て駆動される複数の処理手段を備え,上記複数の処理手
段を用いて音響情報の再生を含む音響処理を行う小型音
響情報処理装置において,上記複数の処理手段は,プロ
グラムに従って演算処理を行う演算手段と,上記音響情
報を再生するための再生プログラムを記憶する再生プロ
グラム記憶手段と,上記演算処理手段に音声を入力する
ための音声入力手段と,上記音声入力手段から入力され
た音声に対して波形変換処理を含む音響処理を施すため
の音響処理プログラムを記憶する音響処理プログラム記
憶手段とを含み,上記演算手段が,上記再生プログラム
記憶手段に記憶された上記再生プログラムを実行して,
可聴周波数にほぼ対応した高品質の音響情報を再生しつ
つ,上記音響処理プログラム記憶手段に記憶された上記
音響処理プログラムを実行して上記音声入力手段から入
力された音声に対して上記音響処理を施し,再生される
上記音響情報とともに出力してなることを特徴とする小
型音響情報処理装置として構成されている。また,請求
項2に係る発明は,上記請求項1に記載の小型音響情報
処理装置において,上記演算手段が,上記音響処理プロ
グラムを実行するために必要な処理能力に応じて,上記
再生プログラムを実行するために必要な処理能力を制御
してなることをその要旨とする。また,請求項3に係る
発明は,上記請求項1又は2に記載の小型音響情報処理
装置において,上記音声入力手段に音声が入力されたこ
とを検出する音声検出手段を備え,上記演算手段が,上
記音声検出手段の検出結果に基づいて上記音響処理プロ
グラムを実行するために必要な処理能力と上記再生プロ
グラムを実行するために必要な処理能力を制御してなる
ことをその要旨とする。また,請求項4に係る発明は,
上記請求項1〜3のいずれか1項に記載の小型音響情報
処理装置において,上記音響情報が,音データのサンプ
ルの集合であるフレームに対応して異なる複数の時系列
音響情報が独立して記憶された音響情報であって,上記
演算手段が,上記再生プログラムを実行して各時系列音
響情報を並列的に再生し任意の比率で上記音響処理が施
された音声に加算してなることをその要旨とする。ま
た,請求項5に係る発明は,上記請求項1〜4のいずれ
か1項に記載の小型音響情報処理装置において,上記演
算手段からの出力を外部の出力装置に送信するための送
信手段を具備してなることをその要旨とする。
に,請求項1に係る発明は,電源部と,該電源部によっ
て駆動される複数の処理手段を備え,上記複数の処理手
段を用いて音響情報の再生を含む音響処理を行う小型音
響情報処理装置において,上記複数の処理手段は,プロ
グラムに従って演算処理を行う演算手段と,上記音響情
報を再生するための再生プログラムを記憶する再生プロ
グラム記憶手段と,上記演算処理手段に音声を入力する
ための音声入力手段と,上記音声入力手段から入力され
た音声に対して波形変換処理を含む音響処理を施すため
の音響処理プログラムを記憶する音響処理プログラム記
憶手段とを含み,上記演算手段が,上記再生プログラム
記憶手段に記憶された上記再生プログラムを実行して,
可聴周波数にほぼ対応した高品質の音響情報を再生しつ
つ,上記音響処理プログラム記憶手段に記憶された上記
音響処理プログラムを実行して上記音声入力手段から入
力された音声に対して上記音響処理を施し,再生される
上記音響情報とともに出力してなることを特徴とする小
型音響情報処理装置として構成されている。また,請求
項2に係る発明は,上記請求項1に記載の小型音響情報
処理装置において,上記演算手段が,上記音響処理プロ
グラムを実行するために必要な処理能力に応じて,上記
再生プログラムを実行するために必要な処理能力を制御
してなることをその要旨とする。また,請求項3に係る
発明は,上記請求項1又は2に記載の小型音響情報処理
装置において,上記音声入力手段に音声が入力されたこ
とを検出する音声検出手段を備え,上記演算手段が,上
記音声検出手段の検出結果に基づいて上記音響処理プロ
グラムを実行するために必要な処理能力と上記再生プロ
グラムを実行するために必要な処理能力を制御してなる
ことをその要旨とする。また,請求項4に係る発明は,
上記請求項1〜3のいずれか1項に記載の小型音響情報
処理装置において,上記音響情報が,音データのサンプ
ルの集合であるフレームに対応して異なる複数の時系列
音響情報が独立して記憶された音響情報であって,上記
演算手段が,上記再生プログラムを実行して各時系列音
響情報を並列的に再生し任意の比率で上記音響処理が施
された音声に加算してなることをその要旨とする。ま
た,請求項5に係る発明は,上記請求項1〜4のいずれ
か1項に記載の小型音響情報処理装置において,上記演
算手段からの出力を外部の出力装置に送信するための送
信手段を具備してなることをその要旨とする。
【0005】上記請求項1〜5のいずれか1項に記載の
小型音響情報処理装置によれば,プログラムに従って演
算処理を行う例えばDSPなどの演算手段により,音響
情報を再生するための再生プログラム,及び入力された
音声に対して波形変換処理を含む音響処理を施すための
音響処理プログラムが実行されるため,少ない消費電力
及び簡素な構成により,可聴周波数にほぼ対応した高品
質の音響情報を再生しつつ,音質変換処理などの高度な
音響処理を行うことができる。しかも,上記請求項2に
記載の小型音響情報処理装置によれば,例えば上記音響
処理プログラムを実行するために上記演算手段の処理能
力が不足する場合には,ステレオ信号の片方の信号のみ
を再生するなどして上記再生プログラムを実行するため
に必要な処理能力が低下させられるため,比較的安価な
演算手段を用いることも可能となり,装置コスト及び消
費電力を低減させることができ,携帯に好適な装置を提
供することができる。また,上記請求項3に記載の小型
音響情報処理装置によれば,例えば音声が検出されたと
きにだけ,上記音響処理プログラムを実行することよ
り,演算手段に要求される処理能力を軽減することがで
きる。さらに,請求項4に記載の小型音響情報処理装置
によれば,再生される音響情報が,音データのサンプル
の集合であるフレームに対応して複数の時系列音響情報
が独立して記録されたものである場合には,各時系列音
響情報を任意の比率で上記音響処理された音声に加算す
ることにより,伴奏,ボーカルなどの複数のパートが全
て記録されている音響情報からカラオケに好適な音響情
報を生成することができ,しかも各時系列音響情報の再
生タイミングを容易に同期させることできる。さらに,
請求項5に記載の小型音響情報処理装置のように,上記
演算手段からの出力を外部の出力装置に送信するための
送信手段を具備しておけば,例えばワイヤレスマイクに
内蔵された上記小型音響情報処理装置から,比較的出力
の大きいスピーカなどを備えた他の装置に音を出力させ
て,カラオケの際の臨場感を高めることも可能となる。
小型音響情報処理装置によれば,プログラムに従って演
算処理を行う例えばDSPなどの演算手段により,音響
情報を再生するための再生プログラム,及び入力された
音声に対して波形変換処理を含む音響処理を施すための
音響処理プログラムが実行されるため,少ない消費電力
及び簡素な構成により,可聴周波数にほぼ対応した高品
質の音響情報を再生しつつ,音質変換処理などの高度な
音響処理を行うことができる。しかも,上記請求項2に
記載の小型音響情報処理装置によれば,例えば上記音響
処理プログラムを実行するために上記演算手段の処理能
力が不足する場合には,ステレオ信号の片方の信号のみ
を再生するなどして上記再生プログラムを実行するため
に必要な処理能力が低下させられるため,比較的安価な
演算手段を用いることも可能となり,装置コスト及び消
費電力を低減させることができ,携帯に好適な装置を提
供することができる。また,上記請求項3に記載の小型
音響情報処理装置によれば,例えば音声が検出されたと
きにだけ,上記音響処理プログラムを実行することよ
り,演算手段に要求される処理能力を軽減することがで
きる。さらに,請求項4に記載の小型音響情報処理装置
によれば,再生される音響情報が,音データのサンプル
の集合であるフレームに対応して複数の時系列音響情報
が独立して記録されたものである場合には,各時系列音
響情報を任意の比率で上記音響処理された音声に加算す
ることにより,伴奏,ボーカルなどの複数のパートが全
て記録されている音響情報からカラオケに好適な音響情
報を生成することができ,しかも各時系列音響情報の再
生タイミングを容易に同期させることできる。さらに,
請求項5に記載の小型音響情報処理装置のように,上記
演算手段からの出力を外部の出力装置に送信するための
送信手段を具備しておけば,例えばワイヤレスマイクに
内蔵された上記小型音響情報処理装置から,比較的出力
の大きいスピーカなどを備えた他の装置に音を出力させ
て,カラオケの際の臨場感を高めることも可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照して,本発
明の実施の形態につき説明し,本発明の理解に供する。
尚,以下の実施の形態は,本発明の具体的な一例であっ
て,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。ここに,図1は本発明の一実施の形態に係る小型音
響情報処理装置の概略構成を示す機能ブロック図であ
る。まず,本発明の一実施の形態に係る小型音響情報処
理装置は,例えば不揮発性メモリに記憶された,可聴周
波数にほぼ対応するCD音質の音響情報を再生する携帯
を目的とした小型音響情報再生装置として具体化される
ものであり,図1に示す如く,伴奏などを含む音響情報
を記憶するためのデータ記憶部11と,上記データ記憶
部11とバス12を介して接続され,装置を制御するた
めのマイコン13と,音声を入力するためのマイク(音
声入力手段の一例)14と,マイク14から入力された
アナログ音声をディジタル化するためのA/D変換器1
5と,上記A/D変換器15から出力されるディジタル
音声と上記データ記憶部11の音響情報とが供給され,
上記ディジタル音声及び音響情報に対して演算処理を行
うDSP(演算手段の一例)16と,上記DSP16か
らの出力をアナログ信号に変換するためのD/A変換器
17と,上記D/A変換器17から出力されたアナログ
電気信号を音響信号に変換するためのスピーカ18とを
備え,データ記憶部11,マイコン13,DSP16な
どが着脱可能なバッテリ(電源部に相当)19により駆
動される。また,上記DSP16は,RAMやROMな
どのメモリ,乗算器,累算器などを備えた演算処理用の
プロセッサ,ペリフェラルなどが1チップに集積化され
たものであって,上記メモリに,音響情報を再生すする
ための再生プログラム,音声に対して音質変換(波形変
換処理)などの音響処理を施すための音響処理プログラ
ム,マイク14から供給された信号に音声が含まれるか
否かを検出する音声検出プログラムが記憶されている。
尚,上記メモリが,本発明における再生プログラム記憶
手段及び音響処理プログラム記憶手段の一例である。
明の実施の形態につき説明し,本発明の理解に供する。
尚,以下の実施の形態は,本発明の具体的な一例であっ
て,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。ここに,図1は本発明の一実施の形態に係る小型音
響情報処理装置の概略構成を示す機能ブロック図であ
る。まず,本発明の一実施の形態に係る小型音響情報処
理装置は,例えば不揮発性メモリに記憶された,可聴周
波数にほぼ対応するCD音質の音響情報を再生する携帯
を目的とした小型音響情報再生装置として具体化される
ものであり,図1に示す如く,伴奏などを含む音響情報
を記憶するためのデータ記憶部11と,上記データ記憶
部11とバス12を介して接続され,装置を制御するた
めのマイコン13と,音声を入力するためのマイク(音
声入力手段の一例)14と,マイク14から入力された
アナログ音声をディジタル化するためのA/D変換器1
5と,上記A/D変換器15から出力されるディジタル
音声と上記データ記憶部11の音響情報とが供給され,
上記ディジタル音声及び音響情報に対して演算処理を行
うDSP(演算手段の一例)16と,上記DSP16か
らの出力をアナログ信号に変換するためのD/A変換器
17と,上記D/A変換器17から出力されたアナログ
電気信号を音響信号に変換するためのスピーカ18とを
備え,データ記憶部11,マイコン13,DSP16な
どが着脱可能なバッテリ(電源部に相当)19により駆
動される。また,上記DSP16は,RAMやROMな
どのメモリ,乗算器,累算器などを備えた演算処理用の
プロセッサ,ペリフェラルなどが1チップに集積化され
たものであって,上記メモリに,音響情報を再生すする
ための再生プログラム,音声に対して音質変換(波形変
換処理)などの音響処理を施すための音響処理プログラ
ム,マイク14から供給された信号に音声が含まれるか
否かを検出する音声検出プログラムが記憶されている。
尚,上記メモリが,本発明における再生プログラム記憶
手段及び音響処理プログラム記憶手段の一例である。
【0007】次に,上記小型音響情報処理装置の詳細に
ついて説明する。上記小型音響情報処理装置において,
使用者がカラオを楽しもうと,筐体表面に設けられた入
力キー20のうち再生用スイッチを押圧すると,このス
イッチの操作信号がバス12を介してマイコン13へ送
出される。マイコン13では,スイッチの操作信号が供
給されると,上記バス12を介して接続されたLCDモ
ジュール21に信号を送出して,上記再生用スイッチが
押圧されたことを表す表示を行わせる。また,例えば不
揮発性半導体メモリを用いたデータ記憶部11から,マ
イコンの司令により,可聴周波数にほぼ対応したCD品
質の伴奏が符号化された音響情報が,DSP16に送出
される。DSP16では,自身が備えるメモリから再生
プログラムが読み出され上記音響情報に対して上記再生
プログラムが実行される。上記再生プログラムの実行に
より,符号化されていた音響情報は復号化され,D/A
変換器17へ供給される。上記D/A変換器17により
アナログ化された電気信号は,オーディオジャック18
1を介してスピーカ18に供給され,音として出力され
る。このようにして例えば伴奏が始まると,上記音響情
報とともに記録されている制御情報に基づいて上記デー
タ記憶部11から伴奏に対応した歌詞が読み出され,マ
イコン13の制御により,LCDモジュール21に上記
歌詞が表示される。これに合わせて,使用者がマイク1
4に対して発声を行うと,使用者の歌声がオーディオジ
ャック141を介してA/D変換器15に供給される。
そして,A/D変換器15によりディジタル化された歌
声は上記DSP16に供給される。上記A/D変換器1
5からの信号は,伴奏の再生開始から上記DSP16が
音声検出プログラムを実行することにより監視されてお
り,音量とノイズとの比などから音声が含まれているこ
とが時刻T1 にて検出されると,図2に示す如く,音質
変換などの音響処理を行う音響処理プログラムが上記D
SP16により実行される。上記DSP16により上記
音響処理プログラムが実行されると,上記A/D変換器
15からの信号に対して例えばFFT分析などが施され
た後,その包絡形状やピッチの操作が行われ,さらに逆
FFT演算が行われ上記音響処理が行われる。尚,本発
明における音声検出手段は,例えば上記DSP16によ
る上記音声検出プログラムの実行により具体化される。
ついて説明する。上記小型音響情報処理装置において,
使用者がカラオを楽しもうと,筐体表面に設けられた入
力キー20のうち再生用スイッチを押圧すると,このス
イッチの操作信号がバス12を介してマイコン13へ送
出される。マイコン13では,スイッチの操作信号が供
給されると,上記バス12を介して接続されたLCDモ
ジュール21に信号を送出して,上記再生用スイッチが
押圧されたことを表す表示を行わせる。また,例えば不
揮発性半導体メモリを用いたデータ記憶部11から,マ
イコンの司令により,可聴周波数にほぼ対応したCD品
質の伴奏が符号化された音響情報が,DSP16に送出
される。DSP16では,自身が備えるメモリから再生
プログラムが読み出され上記音響情報に対して上記再生
プログラムが実行される。上記再生プログラムの実行に
より,符号化されていた音響情報は復号化され,D/A
変換器17へ供給される。上記D/A変換器17により
アナログ化された電気信号は,オーディオジャック18
1を介してスピーカ18に供給され,音として出力され
る。このようにして例えば伴奏が始まると,上記音響情
報とともに記録されている制御情報に基づいて上記デー
タ記憶部11から伴奏に対応した歌詞が読み出され,マ
イコン13の制御により,LCDモジュール21に上記
歌詞が表示される。これに合わせて,使用者がマイク1
4に対して発声を行うと,使用者の歌声がオーディオジ
ャック141を介してA/D変換器15に供給される。
そして,A/D変換器15によりディジタル化された歌
声は上記DSP16に供給される。上記A/D変換器1
5からの信号は,伴奏の再生開始から上記DSP16が
音声検出プログラムを実行することにより監視されてお
り,音量とノイズとの比などから音声が含まれているこ
とが時刻T1 にて検出されると,図2に示す如く,音質
変換などの音響処理を行う音響処理プログラムが上記D
SP16により実行される。上記DSP16により上記
音響処理プログラムが実行されると,上記A/D変換器
15からの信号に対して例えばFFT分析などが施され
た後,その包絡形状やピッチの操作が行われ,さらに逆
FFT演算が行われ上記音響処理が行われる。尚,本発
明における音声検出手段は,例えば上記DSP16によ
る上記音声検出プログラムの実行により具体化される。
【0008】また,上記のように上記再生プログラムと
音響処理プログラムとを上記DSP16が同時に実行す
る場合,上記DSP16の処理能力が不足する恐れがあ
るため,上記音響処理プログラムの実行を開始するとと
もに,上記再生プログラムを実行するのに必要な上記D
SP16の処理能力が低減させられる。即ち,上記音響
処理プログラムの実行が開始されると,上記再生プログ
ラムが再生するサンプリングデータ,又はフレームが間
引かれ,例えば44.1kHzの高品質で再生されてい
た伴奏が22.1kHz程度で再生される。これによ
り,比較的低速なDSPでも上記再生プログラムと音響
処理プログラムとを同時に実行させることが可能とな
り,装置全体のコスト及び消費電力を低減することがで
きる。そして,上記DSP16の音響処理プログラムの
実行により音質変換などの処理が施された上記マイク1
4からの音声は,上記DSP16の再生プログラムの実
行により生成される伴奏に上記DSP16により加算さ
れてD/A変換器17へ出力される。このとき,上記音
声と伴奏は任意の比率で加算されるが,この比率の調整
は例えば筐体に設けられたツマミなどにより使用者が指
定可能である。上記D/A変換器17にてアナログ化さ
れた信号はオーディオジャック181を介してスピーカ
18に供給され,スピーカ18により電気音響変換され
て外部へ出力される。そして,ΔT時間が経過した時刻
T2 にて上記A/D変換器15から上記DSP16に供
給される信号に音声が検出されなくなると,上記DSP
16における音響処理プログラムの実行が停止させら
れ,上記DSP16における再生プログラムの実行に必
要な処理能力が最初の状態に回復させられる。このよう
に本発明の一実施の形態に係る小型音響情報処理装置に
よれば,DSPにより,音響情報を再生するための再生
プログラム,及び入力された音声に対して波形変換処理
を含む音響処理を施すための音響処理プログラムが実行
されるため,少ない消費電力及び簡素な構成により,可
聴周波数にほぼ対応した高品質の音響情報を再生しつ
つ,音質変換処理などの高度な音響処理を行うことがで
きる。しかも,例えば上記音響処理プログラムを実行す
るためにDSPの処理能力が不足する場合には,再生プ
ログラムが音響情報を間引いて再生するなどして上記再
生プログラムを実行するために必要な処理能力が低下さ
せ,上記音響処理プログラムの実行に必要な処理能力を
確保することができるため,比較的低速なDSP段を用
いることも可能となり,装置コスト及び消費電力を低減
させることが可能となり,携帯に好適な装置を提供する
ことができる。さらに,音声を検出されたときにだけ,
上記音響処理プログラムを実行することより,演算手段
に要求される処理能力を軽減することができる。
音響処理プログラムとを上記DSP16が同時に実行す
る場合,上記DSP16の処理能力が不足する恐れがあ
るため,上記音響処理プログラムの実行を開始するとと
もに,上記再生プログラムを実行するのに必要な上記D
SP16の処理能力が低減させられる。即ち,上記音響
処理プログラムの実行が開始されると,上記再生プログ
ラムが再生するサンプリングデータ,又はフレームが間
引かれ,例えば44.1kHzの高品質で再生されてい
た伴奏が22.1kHz程度で再生される。これによ
り,比較的低速なDSPでも上記再生プログラムと音響
処理プログラムとを同時に実行させることが可能とな
り,装置全体のコスト及び消費電力を低減することがで
きる。そして,上記DSP16の音響処理プログラムの
実行により音質変換などの処理が施された上記マイク1
4からの音声は,上記DSP16の再生プログラムの実
行により生成される伴奏に上記DSP16により加算さ
れてD/A変換器17へ出力される。このとき,上記音
声と伴奏は任意の比率で加算されるが,この比率の調整
は例えば筐体に設けられたツマミなどにより使用者が指
定可能である。上記D/A変換器17にてアナログ化さ
れた信号はオーディオジャック181を介してスピーカ
18に供給され,スピーカ18により電気音響変換され
て外部へ出力される。そして,ΔT時間が経過した時刻
T2 にて上記A/D変換器15から上記DSP16に供
給される信号に音声が検出されなくなると,上記DSP
16における音響処理プログラムの実行が停止させら
れ,上記DSP16における再生プログラムの実行に必
要な処理能力が最初の状態に回復させられる。このよう
に本発明の一実施の形態に係る小型音響情報処理装置に
よれば,DSPにより,音響情報を再生するための再生
プログラム,及び入力された音声に対して波形変換処理
を含む音響処理を施すための音響処理プログラムが実行
されるため,少ない消費電力及び簡素な構成により,可
聴周波数にほぼ対応した高品質の音響情報を再生しつ
つ,音質変換処理などの高度な音響処理を行うことがで
きる。しかも,例えば上記音響処理プログラムを実行す
るためにDSPの処理能力が不足する場合には,再生プ
ログラムが音響情報を間引いて再生するなどして上記再
生プログラムを実行するために必要な処理能力が低下さ
せ,上記音響処理プログラムの実行に必要な処理能力を
確保することができるため,比較的低速なDSP段を用
いることも可能となり,装置コスト及び消費電力を低減
させることが可能となり,携帯に好適な装置を提供する
ことができる。さらに,音声を検出されたときにだけ,
上記音響処理プログラムを実行することより,演算手段
に要求される処理能力を軽減することができる。
【0009】
【実施例】上記実施の形態では,音声検出プログラムを
上記DSP16が実行して上記A/D変換器15から入
力される信号に音声が含まれた場合に,音響処理プログ
ラムを実行していたが,これに限られるものではなく,
上記DSP16の処理能力が高い場合には,上記DSP
16にたえず上記音響処理プログラムを上記再生プログ
ラムと同時に実行させてもよいし,データ記憶部11に
記憶されている制御情報に基づいて伴奏に合った歌詞が
本来歌われるべきタイミングに合わせて上記音響処理プ
ログラムを実行するようにしてもよい。また,上記音響
処理プログラムを上記再生プログラムとたえず同時に実
行させる場合などには,上記DSP16が音声検出プロ
グラムを実行する必要は必ずしもなく,音声検出プログ
ラムを上記DSP16のメモリに記憶しない代わりに,
さらに多くの種類の音響処理を行う音響処理プログラム
を記憶するようにしてもよい。さらに,上記実施の形態
では,音響処理として音質変換処理を行っていたが,必
ずしもこれに限られるものではなく,エコー処理などの
他の音響処理を行うようにしてもよいし,音質変換処理
の手法についても上記実施の形態の内容に限られるもの
ではない。尚,上記実施の形態では,上記LCDモジュ
ール21に歌詞を表示させていたが,必ずしもその必要
はない。このような小型音響情報処理装置も本発明にお
ける小型音響情報処理装置の一例である。また,上記実
施の形態では,伴奏のみが符号化された音響情報を用い
たが,これに限られるものではなく,例えば図3(a)
に示す如くボーカルA,ボーカルB,伴奏という3つの
パートが各再生フレーム(1サンプル又はそれ以上のサ
ンプルの音データの集合)毎に独立して含まれるなど,
異なる複数の時系列音響情報が含まれたものを用いるこ
とも可能である。この場合には,上記DSP16の再生
プログラムの実行により各パートをそれぞれ並列的に再
生し,上記DSP16の音響処理プログラムの実行によ
り音響処理された音声に任意の比率で加算するパート合
成プログラムを上記DSP16の備えるメモリに記憶さ
せておき,例えば図4に示す如く,上記A/D変換器1
5から上記DSP16に入力される信号に音声が含まれ
ない場合には,ボーカルA,ボーカルB,伴奏をそれぞ
れ上記DSP16の再生プログラムの実行により並列的
に再生し,上記信号に音声が含まれると,上記DSP1
6の音響処理プログラムの実行により音響処理を行うと
ともに,上記上記DSP16のパート合成プログラムの
実行により上記ボーカルB,伴奏のみを上記音響処理さ
れた音声に加算するようにしてもよい。もちろん,伴奏
のみを加算するようにしてもよい。さらに,各パートと
音声の加算は,上記のように全てのパートの再生が終了
してから一度に音声に加算してもよいし,1パートの再
生加算を順次行って全てのパートが終了してから出力す
るようにしてもよい。また,各パートの再生は独立して
行われるから,各パート毎に音量を変化させて音声に加
算することも可能である。例えば使用者が歌うべきパー
トの再生を完全に停止せず少音量で再生を実行すること
により,記憶のさだかでない歌を使用者が選択した場合
でも,カラオケを楽しむことができる。また,上記のよ
うに各フレームに独立して複数のパートが記憶された構
造を有するデータに対して各パート及び各フレーム毎に
独立して再生を行うことにより,上記データの構造に従
った規則的な読み出しを行うだけで,各パートの再生出
力を同期させることができ,独立した伴奏の再生タイミ
ングを管理するための特別な情報を必要としないから,
その分処理が簡素化される。尚,上記データの構造も,
図3(a)に示されるものに限られるものではなく,例
えば図3(b)に示すような構造を有するデータを用い
てもよい。このような小型音響情報処理装置も本発明に
おける小型音響情報処理装置の一例である。また,上記
実施の形態では,上記DSP16の出力をスピーカから
出力したが,これに限られるものではなく,スピーカの
代わりに,図5に示す如く,上記DSP16の出力を外
部の装置,例えば比較的高出力のスピーカを備えた装置
に送信する送信部(送信手段)22を備え,上記送信部
22により上記DSP16の出力を上記外部の装置から
出力するようにしてもよい。この場合には,例えば図6
に示す如く,本実施例に係る小型音響情報処理装置をマ
イクに内蔵し,他のAV機器から音を出力させれば,カ
ラオケの臨場感をより高めることができる。このような
小型音響情報処理装置も本発明における小型音響情報処
理装置の一例である。また,上記実施の形態では,電源
にバッテリを用いたが,これに限られるものではなく,
例えば家庭用コンセントなどから電力を取得できるよう
に構成してもよい。この場合でも,本発明の適用により
消費電力を著しく抑えることができる。このような小型
音響情報処理装置も本発明における小型音響情報処理装
置の一例である。
上記DSP16が実行して上記A/D変換器15から入
力される信号に音声が含まれた場合に,音響処理プログ
ラムを実行していたが,これに限られるものではなく,
上記DSP16の処理能力が高い場合には,上記DSP
16にたえず上記音響処理プログラムを上記再生プログ
ラムと同時に実行させてもよいし,データ記憶部11に
記憶されている制御情報に基づいて伴奏に合った歌詞が
本来歌われるべきタイミングに合わせて上記音響処理プ
ログラムを実行するようにしてもよい。また,上記音響
処理プログラムを上記再生プログラムとたえず同時に実
行させる場合などには,上記DSP16が音声検出プロ
グラムを実行する必要は必ずしもなく,音声検出プログ
ラムを上記DSP16のメモリに記憶しない代わりに,
さらに多くの種類の音響処理を行う音響処理プログラム
を記憶するようにしてもよい。さらに,上記実施の形態
では,音響処理として音質変換処理を行っていたが,必
ずしもこれに限られるものではなく,エコー処理などの
他の音響処理を行うようにしてもよいし,音質変換処理
の手法についても上記実施の形態の内容に限られるもの
ではない。尚,上記実施の形態では,上記LCDモジュ
ール21に歌詞を表示させていたが,必ずしもその必要
はない。このような小型音響情報処理装置も本発明にお
ける小型音響情報処理装置の一例である。また,上記実
施の形態では,伴奏のみが符号化された音響情報を用い
たが,これに限られるものではなく,例えば図3(a)
に示す如くボーカルA,ボーカルB,伴奏という3つの
パートが各再生フレーム(1サンプル又はそれ以上のサ
ンプルの音データの集合)毎に独立して含まれるなど,
異なる複数の時系列音響情報が含まれたものを用いるこ
とも可能である。この場合には,上記DSP16の再生
プログラムの実行により各パートをそれぞれ並列的に再
生し,上記DSP16の音響処理プログラムの実行によ
り音響処理された音声に任意の比率で加算するパート合
成プログラムを上記DSP16の備えるメモリに記憶さ
せておき,例えば図4に示す如く,上記A/D変換器1
5から上記DSP16に入力される信号に音声が含まれ
ない場合には,ボーカルA,ボーカルB,伴奏をそれぞ
れ上記DSP16の再生プログラムの実行により並列的
に再生し,上記信号に音声が含まれると,上記DSP1
6の音響処理プログラムの実行により音響処理を行うと
ともに,上記上記DSP16のパート合成プログラムの
実行により上記ボーカルB,伴奏のみを上記音響処理さ
れた音声に加算するようにしてもよい。もちろん,伴奏
のみを加算するようにしてもよい。さらに,各パートと
音声の加算は,上記のように全てのパートの再生が終了
してから一度に音声に加算してもよいし,1パートの再
生加算を順次行って全てのパートが終了してから出力す
るようにしてもよい。また,各パートの再生は独立して
行われるから,各パート毎に音量を変化させて音声に加
算することも可能である。例えば使用者が歌うべきパー
トの再生を完全に停止せず少音量で再生を実行すること
により,記憶のさだかでない歌を使用者が選択した場合
でも,カラオケを楽しむことができる。また,上記のよ
うに各フレームに独立して複数のパートが記憶された構
造を有するデータに対して各パート及び各フレーム毎に
独立して再生を行うことにより,上記データの構造に従
った規則的な読み出しを行うだけで,各パートの再生出
力を同期させることができ,独立した伴奏の再生タイミ
ングを管理するための特別な情報を必要としないから,
その分処理が簡素化される。尚,上記データの構造も,
図3(a)に示されるものに限られるものではなく,例
えば図3(b)に示すような構造を有するデータを用い
てもよい。このような小型音響情報処理装置も本発明に
おける小型音響情報処理装置の一例である。また,上記
実施の形態では,上記DSP16の出力をスピーカから
出力したが,これに限られるものではなく,スピーカの
代わりに,図5に示す如く,上記DSP16の出力を外
部の装置,例えば比較的高出力のスピーカを備えた装置
に送信する送信部(送信手段)22を備え,上記送信部
22により上記DSP16の出力を上記外部の装置から
出力するようにしてもよい。この場合には,例えば図6
に示す如く,本実施例に係る小型音響情報処理装置をマ
イクに内蔵し,他のAV機器から音を出力させれば,カ
ラオケの臨場感をより高めることができる。このような
小型音響情報処理装置も本発明における小型音響情報処
理装置の一例である。また,上記実施の形態では,電源
にバッテリを用いたが,これに限られるものではなく,
例えば家庭用コンセントなどから電力を取得できるよう
に構成してもよい。この場合でも,本発明の適用により
消費電力を著しく抑えることができる。このような小型
音響情報処理装置も本発明における小型音響情報処理装
置の一例である。
【0010】
【発明の効果】以上説明した通り,上記請求項1〜5の
いずれか1項に記載の小型音響情報処理装置によれば,
プログラムに従って演算処理を行う例えばDSPなどの
演算手段により,音響情報を再生するための再生プログ
ラム,及び入力された音声に対して波形変換処理を含む
音響処理を施すための音響処理プログラムが実行される
ため,少ない消費電力及び簡素な構成により,可聴周波
数にほぼ対応した高品質の音響情報を再生しつつ,音質
変換処理などの高度な音響処理を行うことができる。し
かも,請求項2に記載の小型音響情報処理装置によれ
ば,例えば上記音響処理プログラムを実行するために上
記演算手段の処理能力が不足する場合には,ステレオ信
号の片方の信号のみを再生するなどして上記再生プログ
ラムを実行するために必要な処理能力が低下させられる
ため,比較的安価な演算手段を用いることも可能とな
り,装置コスト及び消費電力を低減させることができ,
携帯に好適な装置を提供することができる。また,請求
項3に記載の小型音響情報処理装置によれば,例えば音
声を検出されたときにだけ,上記音響処理プログラムを
実行することより,演算手段に要求される処理能力を軽
減することができる。さらに,請求項4に記載の小型音
響情報処理装置によれば,再生される音響情報が,音デ
ータのサンプルの集合であるフレームに対応して複数の
時系列音響情報が独立して記録されたものである場合に
は,各時系列音響情報を任意の比率で上記音響処理され
た音声に加算することにより,伴奏,ボーカルなどの複
数のパートが全て記録されている音響情報からカラオケ
に好適な音響情報を生成することができ,しかも各時系
列音響情報の再生タイミングを容易に同期させることで
きる。さらに,請求項5に記載の小型音響情報処理装置
のように,上記演算手段からの出力を外部の出力装置に
送信するための送信手段を具備しておけば,例えばワイ
ヤレスマイクに内蔵された上記小型音響情報処理装置か
ら,比較的出力の大きいスピーカなどを備えた他の装置
に音を出力させて,カラオケの際の臨場感を高めること
も可能となる。
いずれか1項に記載の小型音響情報処理装置によれば,
プログラムに従って演算処理を行う例えばDSPなどの
演算手段により,音響情報を再生するための再生プログ
ラム,及び入力された音声に対して波形変換処理を含む
音響処理を施すための音響処理プログラムが実行される
ため,少ない消費電力及び簡素な構成により,可聴周波
数にほぼ対応した高品質の音響情報を再生しつつ,音質
変換処理などの高度な音響処理を行うことができる。し
かも,請求項2に記載の小型音響情報処理装置によれ
ば,例えば上記音響処理プログラムを実行するために上
記演算手段の処理能力が不足する場合には,ステレオ信
号の片方の信号のみを再生するなどして上記再生プログ
ラムを実行するために必要な処理能力が低下させられる
ため,比較的安価な演算手段を用いることも可能とな
り,装置コスト及び消費電力を低減させることができ,
携帯に好適な装置を提供することができる。また,請求
項3に記載の小型音響情報処理装置によれば,例えば音
声を検出されたときにだけ,上記音響処理プログラムを
実行することより,演算手段に要求される処理能力を軽
減することができる。さらに,請求項4に記載の小型音
響情報処理装置によれば,再生される音響情報が,音デ
ータのサンプルの集合であるフレームに対応して複数の
時系列音響情報が独立して記録されたものである場合に
は,各時系列音響情報を任意の比率で上記音響処理され
た音声に加算することにより,伴奏,ボーカルなどの複
数のパートが全て記録されている音響情報からカラオケ
に好適な音響情報を生成することができ,しかも各時系
列音響情報の再生タイミングを容易に同期させることで
きる。さらに,請求項5に記載の小型音響情報処理装置
のように,上記演算手段からの出力を外部の出力装置に
送信するための送信手段を具備しておけば,例えばワイ
ヤレスマイクに内蔵された上記小型音響情報処理装置か
ら,比較的出力の大きいスピーカなどを備えた他の装置
に音を出力させて,カラオケの際の臨場感を高めること
も可能となる。
【図1】 本発明の一実施の形態に係る小型音響情報処
理装置の概略構成を示す図。
理装置の概略構成を示す図。
【図2】 本実施の形態に係る小型音響情報処理装置に
おける音響処理と再生処理を説明するための図。
おける音響処理と再生処理を説明するための図。
【図3】 本発明の一実施例に係る小型音響情報処理装
置が再生する音響情報を説明の一例を説明するための
図。
置が再生する音響情報を説明の一例を説明するための
図。
【図4】 上記実施例に係る小型音響情報処理装置にお
ける音響処理と再生処理の一例を説明するための図。
ける音響処理と再生処理の一例を説明するための図。
【図5】 本発明の他の実施例に係る小型音響情報処理
装置の概略構成を示す図。
装置の概略構成を示す図。
【図6】 本発明の他の実施例に係る小型音響情報処理
装置の応用例を説明するための図。
装置の応用例を説明するための図。
【図7】 従来の小型音響情報処理装置の概略構成の一
例を示す図。
例を示す図。
11…データ記憶部 13…マイコン 14…マイク(音声入力手段) 16…DSP(演算手段) 19…バッテリ(電源部) 22…送信部(送信手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 俊郎 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 Fターム(参考) 5D045 BA02 5D108 AA09 AB09 AC02 9A001 BZ02 BZ03 BZ06 CZ05 DZ13 EZ02 EZ05 GZ01 HZ18 JZ76 KZ62
Claims (5)
- 【請求項1】 電源部と,該電源部によって駆動される
複数の処理手段を備え,上記複数の処理手段を用いて音
響情報の再生を含む音響処理を行う小型音響情報処理装
置において,上記複数の処理手段は,プログラムに従っ
て演算処理を行う演算手段と,上記音響情報を再生する
ための再生プログラムを記憶する再生プログラム記憶手
段と,上記演算手段に音声を入力するための音声入力手
段と,上記音声入力手段から入力された音声に対して波
形変換処理を含む音響処理を施すための音響処理プログ
ラムを記憶する音響処理プログラム記憶手段とを含み,
上記演算手段が,上記再生プログラム記憶手段に記憶さ
れた上記再生プログラムを実行して,可聴周波数にほぼ
対応した高品質の音響情報を再生しつつ,上記音響処理
プログラム記憶手段に記憶された上記音響処理プログラ
ムを実行して上記音声入力手段から入力された音声に対
して上記音響処理を施し,再生される上記音響情報とと
もに出力してなることを特徴とする小型音響情報処理装
置。 - 【請求項2】 上記演算手段が,上記音響処理プログラ
ムを実行するために必要な処理能力に応じて,上記再生
プログラムを実行するために必要な処理能力を制御して
なる請求項1に記載の小型音響情報処理装置。 - 【請求項3】 上記音声入力手段に音声が入力されたこ
とを検出する音声検出手段を備え,上記演算手段が,上
記音声検出手段の検出結果に基づいて上記音響処理プロ
グラムを実行するために必要な処理能力と上記再生プロ
グラムを実行するために必要な処理能力を制御してなる
請求項1又は2に記載の小型音響情報処理装置。 - 【請求項4】 上記音響情報が,音データのサンプルの
集合であるフレームに対応して異なる複数の時系列音響
情報が独立して記憶された音響情報であって,上記演算
手段が,上記再生プログラムを実行して各時系列音響情
報を並列的に再生し任意の比率で上記音響処理が施され
た音声に加算してなる請求項1〜3のいずれか1項に記
載の小型音響情報処理装置。 - 【請求項5】 上記演算手段からの出力を外部の出力装
置に送信するための送信手段を具備してなる請求項1〜
4のいずれか1項に記載の小型音響情報処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11016506A JP2000214866A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 小型音響情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11016506A JP2000214866A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 小型音響情報処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000214866A true JP2000214866A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11918171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11016506A Pending JP2000214866A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 小型音響情報処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000214866A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008513832A (ja) * | 2004-09-16 | 2008-05-01 | ジュ・サムヨン | Mp3およびカラオケ機器用中央処理装置 |
| CN100589182C (zh) * | 2006-04-27 | 2010-02-10 | 北京中星微电子有限公司 | 一种语音处理系统 |
| CN100589185C (zh) * | 2006-04-13 | 2010-02-10 | 北京中星微电子有限公司 | 一种实现语音信号处理的装置 |
-
1999
- 1999-01-26 JP JP11016506A patent/JP2000214866A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008513832A (ja) * | 2004-09-16 | 2008-05-01 | ジュ・サムヨン | Mp3およびカラオケ機器用中央処理装置 |
| CN100589185C (zh) * | 2006-04-13 | 2010-02-10 | 北京中星微电子有限公司 | 一种实现语音信号处理的装置 |
| CN100589182C (zh) * | 2006-04-27 | 2010-02-10 | 北京中星微电子有限公司 | 一种语音处理系统 |
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