JP2000214913A - 分散型生産設備制御システム - Google Patents

分散型生産設備制御システム

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JP2000214913A
JP2000214913A JP11013240A JP1324099A JP2000214913A JP 2000214913 A JP2000214913 A JP 2000214913A JP 11013240 A JP11013240 A JP 11013240A JP 1324099 A JP1324099 A JP 1324099A JP 2000214913 A JP2000214913 A JP 2000214913A
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Kunihiko Sasaki
佐々木  邦彦
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホスト制御装置と複数種の機能モジュールと
の徹底した省配線化を比較的簡単な機構で実現する。 【解決手段】 生産設備のシステム全体の制御を司るホ
スト制御装置1と、このホスト制御装置1からの指令に
基づいて所定の動作を行う複数の機能モジュール2、
3、4は、シリアル通信により直接又は間接に接続され
ている。上記ホスト制御装置1には、第1の機能モジュ
ール2が直接に接続され、第1の通信形態Aで通信がな
されている。第2の機能モジュール3は、上記第1の機
能モジュールに含まれる機能モジュール4を介して間接
的にホスト制御装置1と接続され、機能モジュール4と
上記第1の通信形態Aとは異なる形態である第2の通信
形態Bで通信がなされている。機能モジュール4は通信
形態Aと通信形態Bの変換を行う通信形態変換装置の機
能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送機、組立機、
検査機、測定機、加工機等の生産設備を制御する生産設
備制御システムに関する。詳しくは、システム全体を制
御するためのホスト制御装置と、システムの各部に設け
られた複数種の機能モジュールがシリアル通信により接
続された分散型生産設備制御システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図10には、特開昭63−68905号
公報に記載された従来の分散型生産設備制御システムを
示す。これによれば、ホスト制御装置に相当するプログ
ラマブルコントローラ(以下、PCという)に対して、
モータ等の制御対象を制御する複数の位置決め制御装置
(PM1、PM2、・・・、PMn)100がシリアル
通信バス(以下、SCBという)を介して結合されてい
る。
【0003】上記PCは、演算制御部101と、この演
算制御部101からのデータをシリアルデータに変換し
てSCBへ送信するとともに、SCBからの受信データ
を再生して演算制御部101へ送信する通信コントロー
ラ102と、スイッチ、ランプ、リレー、ソレノイドバ
ルブ等のI/O機器103を制御する複数のI/Oモジ
ュール104と、プログラムメモリ105とを備えてい
る。
【0004】一方、位置決め制御装置100は、SCB
との間でデータ交換を行う通信コントローラ106と、
制御対象であるサーボモータ107の駆動を制御するサ
ーボモータコントローラ108とを備えている。上記位
置決め制御装置100やI/Oモジュール104が機能
モジュールに相当する。
【0005】上記演算制御部101は、プログラムメモ
リ105に記憶されたプログラムの手順に従って、サー
ボモータ107やI/O機器103を制御する。このよ
うな従来の分散型生産設備制御システムでは、PCと各
位置決め制御装置100との情報交換がSCBを介して
シリアル通信にて行われるので、PCと各位置決め制御
装置100とを接続する入出力線の省配線化を実現でき
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の分散型生産設備制御システムでは、PC内にI/O
モジュール104を設けているので、I/O機器103
とPCとを接続する入出力線の本数が増加し、省配線化
が不十分である。
【0007】そこで、単一のSCBを介して全ての機能
モジュールをPCに接続する方法が考えられる。しか
し、位置決め制御装置等の高精度の制御が要求される機
能モジュールと、比較的低精度の制御で十分な機能モジ
ュールとを単一のSCBを介してPCに接続する場合に
は、機能モジュールとPCとの情報交換における通信タ
イムラグの発生を防ぐために、全ての機能モジュール内
に高価な通信コントローラを設けなければならない。従
って、比較的低精度の制御で十分な機能モジュールが複
雑で高価なものとなる。
【0008】一方、分散型生産設備制御システムに組み
込まれる機能モジュールとしては、上記位置決め制御装
置やI/Oモジュール(入出力制御装置)の他にも、各
種の計測機器を接続し制御する計測モジュール(計測制
御装置)や、パーソナルコンピュータ等の汎用機器もあ
るが、これらの機能モジュール全てに高価な通信コント
ローラを設けることとすると、上記計測機器や汎用機器
の汎用性が低下する。また、システムに接続する機器や
機能モジュールを専用機で構成することとなりシステム
全体が複雑で、一度設計したシステムに新たに機能モジ
ュールを追加するなどの変更が困難となる。
【0009】そこで、本発明の第1の目的は、ホスト制
御装置と複数種の機能モジュールとの徹底した省配線化
を比較的簡単な機構で実現した分散型生産設備制御シス
テムを提供することにある。
【0010】また、本発明の第2の目的は、上記第1の
目的に加えて、機能モジュールの構成を必要最小限に抑
えて簡素化するとともに、システムの設計変更が容易な
分散型生産設備制御システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の分散型生産設備制御システムは、生産設備
の一部であって、ホスト制御装置と、このホスト制御装
置からの指令に基づいて所定の動作を行うシリアル通信
により接続される機能モジュールとで、生産設備の被制
御部を制御する分散型生産設備制御システムにおいて、
上記機能モジュールの一種であって、シリアル通信の通
信形態を変換する一又は二以上の通信形態変換装置とを
具備していることを特徴とする。
【0012】また、本発明の分散型生産設備制御システ
ムは、生産設備の一部であって、ホスト制御装置と、こ
のホスト制御装置からの指令に基づいて所定の動作を行
うシリアル通信により接続される機能モジュールとで、
生産設備の被制御部を制御する分散型生産設備制御シス
テムにおいて、上記ホスト制御装置と、または互いに、
第一のシリアル通信バスを介して第一の通信形態で通信
する一又は二以上の通信形態変換装置を含む第一の上記
機能モジュールと、上記通信形態変換装置に接続され、
第二のシリアル通信バスを介して第二の通信形態で通信
する第二の上記機能モジュールとを具備していることを
特徴とする。
【0013】さらに、本発明の分散型生産設備制御シス
テムは、生産設備の一部であって、ホスト制御装置と、
このホスト制御装置からの指令に基づいて所定の動作を
行うシリアル通信により接続される機能モジュールと
で、生産設備の被制御部を制御する分散型生産設備制御
システムにおいて、上記ホスト制御装置と、上記ホスト
制御装置に接続され、上記生産設備の被制御部としての
一又は二以上の汎用通信機能内蔵機器が接続可能な通信
形態変換装置とを具備していることを特徴とする。
【0014】さらに、本発明の分散型生産設備制御シス
テムは、生産設備の一部であって、ホスト制御装置と、
このホスト制御装置からの指令に基づいて所定の動作を
行うシリアル通信により接続される機能モジュールと
で、生産設備の被制御部を制御する分散型生産設備制御
システムにおいて、上記ホスト制御装置に接続され、シ
リアル通信の通信形態を維持する通信中継装置と、この
通信中継装置を介して上記ホスト制御装置に接続される
機能モジュールとを具備していることを特徴とする。
【0015】さらにまた、本発明の分散型生産設備制御
システムは、生産設備の一部であって、ホスト制御装置
と、このホスト制御装置からの指令に基づいて所定の動
作を行うシリアル通信により接続される機能モジュール
とで、生産設備の被制御部を制御する分散型生産設備制
御システムにおいて、上記ホスト制御装置に接続され、
第一のシリアル通信バスを介して第一の通信形態で通信
する通信形態変換装置及び第一の通信中継装置を含む第
一の機能モジュールと、上記通信形態変換装置に接続さ
れ第二のシリアル通信バスを介して第二の通信形態で通
信する第二の通信中継装置を含む第二の機能モジュール
とを具備していることを特徴とする。
【0016】ここでの通信形態とは、情報交換のネット
ワークを有効に機能させるためのデータの様式や通信制
御の手続である。また通信形態を変換するとは、具体的
には、通信プロトコルを変換したり、通信速度を変換し
たり、通信インターフェイスを変換することが例示され
る。この場合、上記通信プロトコル若しくは通信速度又
は通信インターフェイスのうちの少なくとも1つを変換
するものであればよく、また、それらの一つを変換した
ことにより結果的に他の形態が変わる場合も含まれる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、搬送機、組立機、検査
機、測定機、加工機等の生産設備の一部であって、これ
らの生産設備の被制御部を制御対象とする分散型生産設
備制御システムに係るものである。生産設備の被制御部
については具体的な実施の形態で説明し、この欄では、
分散型生産設備制御システムに係る発明の主要部につい
て、図面を参照する等して、その実施の形態を説明す
る。
【0018】図1には、本発明の実施の形態に係る分散
型生産設備制御システムの概略図を示す。図1におい
て、システム全体の制御を司るホスト制御装置1と、こ
のホスト制御装置1からの指令に基づいて所定の動作を
行う複数種の機能モジュール2、3は、シリアル通信に
より直接又は間接に接続されている。上記ホスト制御装
置1には、第1の機能モジュール2が直接に接続され、
第1の通信形態Aで通信がなされている。第2の機能モ
ジュール3は、第1の機能モジュール2のうちの一つで
ある機能モジュール4を介して間接的にホスト制御装置
1と接続され、機能モジュール4との間で、上記第1の
通信形態Aとは異なる形態である第2の通信形態Bで通
信がなされている。機能モジュール4は通信形態Aと通
信形態Bの変換を行う通信形態変換装置の機能を有す
る。
【0019】上記第1の機能モジュール2は、例えば比
較的高精度の制御が要求される機能モジュールであり、
位置決め制御装置等がこれに該当する。一方、上記第2
の機能モジュール3は、例えば上記第1の機能モジュー
ル2よりも比較的低精度の制御で十分な機能モジュール
である。
【0020】第2の通信形態Bの通信プロトコルは、第
1の通信形態Aよりもシンプルなものとすることによ
り、第2の機能モジュール3内に設ける通信コントロー
ラを簡素化できる。また、第2の通信形態BをRS−2
32C等の汎用規格のものとすることにより、第2の機
能モジュールの汎用性を維持できる。従って、第2の機
能モジュール3は従来例のように、高精度で高価な通信
コントローラを必要としない。また、第2の通信形態は
汎用規格のものとするので、第2の機能モジュールに
は、パーソナルコンピュータのような汎用機器を接続す
ることが可能となり、システム全体としても、汎用性が
低下することがない。
【0021】さらに、通信形態Bを、通信プロトコルは
通信形態Aと同一とし、通信速度は通信形態Aよりも遅
いものとしたり、通信プロトコルもシンプルで、かつ通
信速度も遅いものとしたような変形実施も可能であり、
このような場合にも汎用ICを用いることで第2の機能
モジュール3内に設ける通信コントローラを簡素化でき
る。
【0022】さらにまた、通信形態Bを、通信プロトコ
ルと通信速度は通信形態Aと同一とし、通信インターフ
ェイス例えば電流値を通信形態Aよりも低いものとした
り、通信速度が遅くかつ電流値も小さいものとするな
ど、種々の変形実施が可能であり、このような場合にも
上述した効果が得られる。
【0023】次に、情報の流れについて説明すると、第
1の機能モジュール2は、ホスト制御装置1との間で頻
繁に情報交換を行うことにより高精度の制御を実現して
いる。第2の機能モジュール3に対しては、機能モジュ
ール4がホスト制御装置的な機能を果たす。つまり、ホ
スト制御装置1から発せられた第2の機能モジュール3
の動作に関する包括的な情報を受け取った機能モジュー
ル4は、この情報を変換し、第2の機能モジュール3と
の間で頻繁に情報交換を行うとともに、この情報を所定
のタイミングにおいてホスト制御装置1との間で通信さ
れる。
【0024】このようにすると、ホスト制御装置1と第
1の機能モジュール2とを接続しているシリアル通信バ
ス内のトラフィックの輻輳によるシステムの動作速度の
低下を防止する効果がある。
【0025】なお、ホスト制御装置1に対して、第1の
機能モジュール2は第1のSCBを介して複数個が接続
されているが、単一のSCBを介して接続することがで
きる第1の機能モジュールの数と、単一のSCBを介し
て通信データを伝送できる距離には制限がある。この制
限は、第2のSCBを介して、間接的にホスト制御装置
1に接続され、第2の通信形態Bで通信する第2の機能
モジュール3においても同様に存在する。しかし、実際
の工場等の生産設備においては、一つのホスト制御装置
1に対して、数や距離の制限を受けることなく、しかも
汎用性を維持するため異なった通信形態で、多数の機能
モジュールを接続する必要がある場合があるが、上記制
限によりそれが実現できないという問題がある。
【0026】本発明においては、例えば、第1の通信形
態Aで通信する第1の機能モジュールを上記制限内で第
1のSCBに接続しておき、その先に図示しない通信中
継装置を設けることにより、上記第1のSCBを延長し
て、延長された第1のSCBに更に第1の機能モジュー
ルを接続することを可能にして、この問題を解決してい
る。
【0027】第2の機能モジュールの場合も同様にし
て、制限内で第2のSCBに第2の機能モジュールを接
続しておき、その先に通信中継装置を設けることによ
り、第2のSCBを延長して、その延長されたSCBに
第2の機能モジュールを接続することにより、上記問題
を解決している。
【0028】通信中継装置はいわばリピータの役割を果
たし、上記制限を排除して、SCBに接続される機能モ
ジュールの数や通信データを伝送できる距離の制限を除
去している。複数箇所に通信中継装置を設ければ、複数
回SCBを延長でき、それだけ多数の機能モジュールを
接続可能となる。
【0029】以上説明したように、本発明の分散型生産
設備制御システムは、その制御対象であり、生産設備の
被制御部を、その汎用性により、比較的低価格で、また
その柔軟性により、異なった条件下で多数制御すること
を可能とし、生産設備の低価格化、効率化、使いやすさ
の向上に寄与することができる。
【0030】なお、上記被制御部とは、生産設備のうち
で、本発明に関わる分散型生産設備制御システムを除い
た部分をいい、個々の被制御部が生産設備である場合も
含むものとして説明する。 (第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態につい
て説明する前に、本発明の形態における分散型生産設備
制御システムの制御の対象となる生産設備の被制御部に
ついて図2を用いて説明する。本実施の形態における制
御の対象となる生産設備は、ICが実装されたプリント
基板の外観検査及び搬送装置(以下「外観検査装置」と
いう)60である。尚、外観検査装置60は、プリント
基板にIC等の電気部品を実装した後に、実装状態が外
観の上で正常かどうかを自動検査する装置である。以
下、図示省略の実装機により電気部品が実装されたプリ
ント基板を実装基板と呼ぶ。
【0031】外観検査装置60は、パソコン61とロー
ダ62と低分解能検出部66と高分解能検出部72とア
ンローダ76から構成される。パソコン61には、ロー
ダ62、低分解能検査部66、高分解能検査部72及び
アンローダ76の動作を統括的に一元管理する制御プロ
グラムが格納されている。ローダ62は、カセット63
内の所定位置へ実装基板が収納されているかどうかを基
板検出部64で検出し、収納されている実装基板をXY
Z移動機構65にて移動させて、実装基板を一枚ずつ後
述の搬送ベルト67aへ載せる。
【0032】低分解能検査部66は、搬送ベルト67a
上にある実装基板を搬送ベルト67a上の適切な位置で
停止させ、XY移動機構71で位置決めし、有無検出部
68により実装基板内の適正な位置での部品有無状態を
取り込み、処理部69にてその有無状態を処理して、判
定部70にて適正状態と比較して合否判定し、実装基板
を搬送ベルト67aにより高分解能検査部72の搬送ベ
ルト67bへ渡す。高分解能検出部72は、搬送ベルト
67b上にある実装基板を搬送ベルト67b上の適切な
位置で停止させ、XY移動機構71で位置決めし、画像
取込み部73により実装基板の部品実装状態を取り込
み、処理部74にてその実装状態を画像処理して、判定
部75にて適正状態との比較の上で合否判定し、実装基
板を搬送ベルト67bによりアンローダ76へ渡す。
【0033】アンローダ76は、基板選別部77にて高
分解能検査部72から渡された実装基板を検査結果の合
否別に選別し、XYZ移動機構65により良品の実装基
板は良品カセット78へ収納し、不良品の実装基板は不
良品カセット79へ収納する。
【0034】尚、低分解能検出部66内の処理部69と
判定部70と、高分解能検出部72内の処理部74と判
定部75は、それぞれ処理と判定を行うプログラムが格
納された図示省略のパソコンにより構成されている。
【0035】この外観検査装置60には、XYZ移動機
構65や搬送ベルト67a、67b、XY移動機構71
等にモータが使用されているので、後述のアクチュエー
タ制御装置が接続されている。外観検査装置60には、
センサやスイッチ等の入力機器とランプやLEDやソレ
ノイドバルブ等の出力機器が設けられているので、後述
の入出力制御装置が接続されている。外観検査装置60
には、実装基板の投入量と良品量と不良品量とを記憶
し、演算する図示省略のパソコンが設けられているの
で、後述の通信形態変換装置が接続されている。従っ
て、本発明の分散型生産設備制御システムが外観検査装
置60を制御し、上記各装置と本発明の分散型生産設備
制御システムとを合わせて生産設備を形成している。
【0036】次に、図3および図4に基づいて、第1の
実施の形態に係る分散型生産設備制御システムについて
具体的に説明する。図3には、上記分散型生産設備制御
システムの機能ブロック図を示し、図4には、より詳細
に示す機能ブロック図を示す。なお以下の説明では同等
の機能を有する構成には同一符号を付し、詳細な説明を
省略する。また通信形態変換装置も機能モジュールの一
種として説明する。
【0037】図3において、ホスト制御装置1は、シリ
アル通信バスSCB21によって接続される複数種の機
能モジュールを動作させて全体を制御する機能を有し、
通信コントローラ2a、演算制御部3及びプログラムメ
モリ4を備えている。演算制御部3は全体を制御するた
めの指令を発する。プログラムメモリ4は制御のための
プログラムを格納している。通信コントローラ2aはシ
リアル通信バスSCB21を介して各機能モジュールと
の通信を行う。ホスト制御装置1は、生産設備の一形態
である。
【0038】機能モジュールとしては、アクチュエータ
制御装置5、入出力制御装置11、計測制御装置15及
び通信形態変換装置18が設けられている。アクチュエ
ータ制御装置5はモータ等の駆動機器を制御するモジュ
ールであり、通信コントローラ2b、モータコントロー
ラ6、アドレス設定スイッチ7を備えている。このアク
チュエータ制御装置5には、モータドライバ8、モータ
9、このモータ9の変位を検出する検出器10が接続さ
れている。これらアクチュエータ制御装置5、モータド
ライバ8、モータ9、検出器10にて生産設備の一形態
を構成する。
【0039】入出力制御装置11は、入出力機器とのイ
ンターフェース制御を行うモジュールであり、通信コン
トローラ2b、I/O12、アドレス設定スイッチ7を
備えている。上記I/O12には、入出力機器として、
センサやスイッチ等の入力機器13と、ランプ、LE
D、リレー、ソレノイドバルブ等の出力機器14が接続
されている。これら入出力制御装置11、入力機器1
3、出力機器14にて生産設備の一形態を構成する。
【0040】計測制御装置15は、計測を行う装置また
は計測機器とのインターフェース制御を行うモジュール
であり、通信コントローラ2b、データ変換部16、ア
ドレス設定スイッチ7を備えている。上記データ変換部
16には、様々な計測結果を電圧値等で計測制御装置1
5へ出力する計測器17が接続されている。これら計測
制御装置15、計測器17にて生産設備の一形態を構成
する。
【0041】通信形態変換装置18は、入出力制御装置
や計測制御装置の通信形態、例えばプロトコル、通信速
度等の違いを制御するモジュールであり、通信コントロ
ーラ2b、通信変換部19、アドレス設定スイッチ7を
備えている。上記通信変換部19には、上記ホスト制御
装置1と各機能モジュール(5,11,15,18)で
の通信形態とは異なる通信形態により通信される機器で
ある通信機能内蔵機器20が、シリアル通信で接続され
ている。これら通信形態変換装置18、通信機能内蔵機
器20にて生産設備の一形態を構成する。
【0042】上記ホスト制御装置1と各機能モジュール
(5,11,15,18)とはSCB21によって結合
されている。このSCB21は分散型生産設備制御シス
テム全体の動作を保証する為に、シリアル通信信号用バ
スと同期信号用バスで構成されている。従って、各装置
はシリアル通信で結合すると共に同期信号で結合してい
る。
【0043】図1との関係で言えば、上記アクチュエー
タ制御装置5、入出力制御装置11、計測制御装置15
及び通信形態変換装置18がそれぞれ第1の機能モジュ
ール2に相当し、特に上記通信形態変換装置18が機能
モジュール4に相当し、上記通信機能内蔵機器20が第
2の機能モジュール3に相当する。また、ホスト制御装
置1と各機能モジュール(5,11,15,18)での
通信形態が第1の通信形態Aに相当し、通信形態変換装
置18と通信機能内蔵機器20での通信形態が第2の通
信形態Bに相当する。
【0044】なお、本図ではアクチュエータ制御装置
5、入出力制御装置11、計測制御装置15及び通信形
態変換装置18を、ホスト制御装置1に対して1個ずつ
結合した例を示しているが、結合する機能モジュール数
はシステムの仕様に応じて適宜増減すればよい。
【0045】シリアル通信の主従関係は、ホスト制御装
置1側の通信コントローラ2aが主局になり、各機能モ
ジュール(5,11,15,18)側の通信コントロー
ラ2bが従局となる。結合は、主局が1個で従局が4個
の1:4の結合である。
【0046】ホスト制御装置1と各機能モジュール
(5,11,15,18)との間のデータ交換という観
点に立てば、通信コントローラ2aは単にホスト制御装
置1側の演算制御部3とアクチュエータ制御装置5側で
あればモータコントローラ6、入出力制御装置11側で
あればI/O12、計測制御装置15側であればデータ
変換部16、通信形態変換装置18側であれば通信変換
部19との仲介をしているにすぎず、演算制御部3とモ
ータコントローラ6、I/O12、データ変換部16及
び通信変換部19とは直接に結合されているかの如くふ
るまう。
【0047】従って、ホスト制御装置1の演算制御部
3、アクチュエータ制御装置5のモータコントローラ
6、入出力制御装置11のI/O12、計測制御装置1
5のデータ変換部16及び通信形態変換装置18の通信
変換部19は、繁雑な通信制御に直接かかわることな
く、本来のプログラム実行あるいはモータ制御、入出力
制御、データ変換、通信形態変換に専念できる。
【0048】ホスト制御装置1は、各機能モジュール
(5,11,15,18)内のアドレス設定スイッチ7
によって設定されたアドレスによって機能モジュールを
分別し、このアドレスとともに指令を送出する。各機能
モジュールは、自装置に関するアドレスが付された指令
に応じた処理を実行し、他装置に関するアドレスが付さ
れた指令に応じた処理は実行しない。
【0049】アクチュエータ制御の順序を以下に述べ
る。まず、ホスト制御装置1は指定されたアクチュエー
タ制御装置5に運転モードを指令する。アクチュエータ
制御装置5はこれに対して準備を整え、モード指令の応
答をホスト制御装置1へ返す。
【0050】ホスト制御装置1はモード指令の正常な応
答を認識したら位置指令値とともに運転起動信号をアク
ティブにする。アクチュエータ制御装置5内のモータコ
ントローラ6は上記位置指令値や運転起動信号に基づき
位置決め制御、つまりモータ9の駆動制御を実行し、検
出器10からのフィードバック信号により動作が終了し
たと判断したならば分配完了信号をアクティブにしてホ
スト制御装置1へ返す。ホスト制御装置1は完了を認識し
て運転起動信号をノンアクティブにする。その後、アク
チュエータ制御装置5は分配完了信号をノンアクティブ
にする。運転モードを変更するときは、同様な手順で行
う。
【0051】入出力制御の順序は、アクチュエータ制御
の順序と同様である。まず、ホスト制御装置1は入出力
制御装置11に対し処理完了信号を送信し、入出力制御
装置11はこれに対して前回指令の実行が完了していれ
ば処理完了信号をアクティブにし、前回指令の実行が完
了していなければ処理完了信号をノンアクティブにし
て、ホスト制御装置1へ返す。
【0052】ホスト制御装置1は処理完了信号の返答に
より処理完了しているかどうかを認識し、処理完了して
いなければ処理完了するまで待つか他の指令へ移行す
る。処理完了していれば、指定した入出力制御装置11
に入出力動作を指令する。入出力制御装置11内のI/
O12はこれに対して入出力動作指令に基づき入出力制
御を実行し、入力機器13からの入力データを受信した
り出力機器14へデータを出力して、これらの入出力動
作が全て終了したなら処理完了信号をアクティブにす
る。
【0053】計測および通信形態変換の順序も入出力制
御の順序と同様であり、ホスト制御装置1は指定する計
測制御装置15や通信形態変換装置18に対して処理完
了信号を送信し、指定されたアドレスと一致する計測制
御装置15や通信形態変換装置18はこれに対して、前
回指令の実行が完了していれば処理完了信号をアクティ
ブにし、前回指令の実行が完了していなければ処理完了
信号をノンアクティブにして、ホスト制御装置1へ返
す。
【0054】ホスト制御装置1は処理完了信号の返答に
より処理完了しているかどうかを認識し、処理完了して
いなければ処理完了するまで待つか他の指令へ移行す
る。処理完了していれば、指定した計測制御装置15や
通信形態変換装置18に計測動作や通信形態変換動作を
指令する。指定されたアドレスと一致する計測制御装置
15内のデータ変換部16は、上記計測動作指令に応じ
て計測器17が計測したデータを受信してデジタルデー
タに変換する処理を実行し、この処理が全て終了したな
ら処理完了信号をアクティブにする。
【0055】同様に、指定されたアドレスと一致する通
信形態変換装置18内の通信変換部19は、上記通信形
態変換動作指令に応じてホスト制御装置1からの指令内
容が変更されることなく、その通信形態を通信機能内蔵
機器20が有する通信プロトコル等の通信形態に変換
し、通信機能内蔵機器20との間で伝達する処理を実行
し、この処理が全て終了したなら処理完了信号をアクテ
ィブにする。
【0056】次に図4に基づき、上記分散型生産設備制
御システムについてより詳細に説明する。上記通信コン
トローラ2aは、シリアルバスインターフェイス(図
中、シリアルバスIFと記す)22aとシリアル通信ユ
ニット23aで構成されている。上記シリアルバスイン
ターフェイス22aはSCB21との接続を行うもので
あり、シリアル通信ユニット23aは演算制御部3から
の制御信号を解析して、シリアルバスインターフェイス
22aに送出するとともに、シリアルバスインターフェ
イス22aからの信号を解析して演算制御部3に送出す
る。同様に、上記通信コントローラ2bも、シリアルバ
スインターフェイス22bとシリアル通信ユニット23
bにより構成されている。通信コントローラ2aと通信
コントローラ2bは、同じ構成で、同じ機能を果たす。
通信形態変換装置18においても、通信コントローラ2
bは通信コントローラ2aと同じ構成でシリアルバスイ
ンターフェイス22bとシリアル通信ユニット23bを
有し、同じ機能を果たす。
【0057】上記アクチュエータ制御装置5のモータコ
ントローラ6は、CPU24、I/Oポート(入出力イ
ンターフェイス)25、タイマ26、RAM27、RO
M28およびパルスジェネレータ29により構成されて
いる。上記パルスジェネレータ29はモータ9の位置制
御や速度制御の指令値をパルス数やパルス周波数として
モータドライバ8に出力する。
【0058】上記入出力制御装置11のI/O12は、
CPU24、I/Oポート25、タイマ26、RAM2
7、ROM28、入力部30および出力部31により構
成されている。上記入力部30には入力機器13が接続
され、出力部31には出力機器14が接続されている。
【0059】上記計測制御装置15のデータ変換部16
は、CPU24、I/Oポート25、タイマ26、RA
M27、ROM28、4チャンネルA/D変換器32お
よびI/V変換器33により構成されている。上記4チ
ャンネルA/D変換器32は、4種類までのアナログ電
圧値をデジタル値に変換する機能を有する。また、上記
I/V変換器33は、電流値を電圧値に変換する機能を
有し、上記4チャンネルA/D変換器32に接続されて
いる。
【0060】上記計測制御装置15のタイマ26には、
周期(周波数)を検出し、その検出した周期の変化に応
じた信号を出力する周期検出器34が接続されている。
上記4チャンネルA/D変換器32には、計測した位置
結果を電圧値で出力する複数の静電容量式位置センサ3
5が接続されている。上記I/V変換器33には電流検
出器36が接続されている。上記周期検出器34、4チ
ャンネルA/D変換器32、静電容量式位置センサ35
および電流検出器36が、図3の計測器17に相当す
る。
【0061】上記通信形態変換装置18の通信変換部1
9は、CPU24、I/Oポート25、タイマ26、R
AM27、ROM28、複数のRS−232C変換部3
7により構成されている。上記RS−232C変換部3
7は、シリアル通信規格の一種であるRS−232C規
格に通信形態を変換する。このRS−232C変換部3
7にはRS−232Cポートを有するデジタルオシロス
コープ(以下、DSOという)38やパソコン39がそ
れぞれ接続されている。これらのデジタルオシロスコー
プ38やパソコン39が、図3の通信機能内蔵機器20
に相当する。
【0062】各機能モジュール(5,11,15,1
8)において、CPU24は各機能モジュール全体の駆
動を制御し、I/Oポート25はアドレス設定スイッチ
7との接続を行い、タイマ26は各機能モジュールの動
作の基準となるクロック信号を出力し、RAM27はC
PU24が演算や制御を行う際にデータを一時的に記憶
し、ROM28には各機能モジュールに固有の動作制御
プログラム等が格納されている。各機能モジュール
(5,11,15,18)内にROM28を個別に設け
たのは、CPU24が処理するプログラムが各機能モジ
ュールの動作に応じて異なるために、その動作に適した
プログラムを記憶するためである。
【0063】次に、図4に基づいて第1の実施の形態に
係る分散型生産設備制御システムの動作を詳細に説明す
る。システムに電源が投入されると、各機能モジュール
(5,11,15,18)内のCPU24は、I/Oポ
ート25、タイマ26、RAM27、シリアル通信ユニ
ット23b等の設定や初期化を行う。
【0064】SCB21を介してホスト制御装置1と結
合している各機能モジュール(5,11,15,18)
の、アドレス設定スイッチ7により設定されているアド
レスは、ホスト制御装置1に認識される。その結果、各
機能モジュール(5,11,15,18)は、ホスト制
御装置1により制御可能な状態となり、以下に述べる様
に動作する。
【0065】ホスト制御装置1は、演算制御部3からの
データをシリアルデータに変換してSCB21のシリア
ル通信信号用バスへ送信するとともに、通信コントロー
ラ2aがSCB21のシリアル通信信号用バスからの受
信データを再生して演算制御部3へ送る。
【0066】アクチュエータ制御装置5は、ホスト制御
装置1からのシリアルデータを受信するとこのデータを
再生してデータに応じた動作を行う。例えば、状態監視
命令であればパルスジェネレータ29にて出力したパル
ス数をホスト制御装置1へ送信し、移動命令であれば指
定されたパルス数、パルス周波数にてパルスジェネレー
タ29がパルス出力してモータドライバ8を介してモー
タ9を回転させる。
【0067】入出力制御装置11は、ホスト制御装置1
からのシリアルデータを受信するとこのデータを再生し
てデータに応じた動作を行う。例えば、入力命令であれ
ば入力機器13の状態を入力部30にて受信し、出力命
令であれば出力機器31に対して出力部31から送信す
る。
【0068】計測制御装置15は、ホスト制御装置1か
らのシリアルデータを受信するとこのデータを再生して
データに応じた動作を行う。例えば、周期検出命令であ
れば周期検出器34からの周期(周波数)の変化する信
号をタイマ26にて周期検出し、位置検出命令であれば
静電容量式位置センサ35で検出される電圧値の位置デ
ータをA/D変換器32にてA/D変換し、電流検出命
令であれば電流検出器36で検出される電流値の電流デ
ータをI/V変換器33にてI/V変換後にA/D変換
器32にてA/D変換する。
【0069】通信形態変換装置18は、ホスト制御装置
1からのシリアルデータを受信するとこのデータを再生
してデータに応じた動作を行う。例えば、DSO操作命
令であればDSO38に対してRS−232C規格によ
り操作命令を送る為にRS−232C変換部37にて通
信形態を変換し、パソコン操作命令であればパソコン3
9に対してRS−232C規格により操作命令を送る為
にRS−232C変換部37にて通信形態を変換する。
【0070】次に、各機能モジュール(5,11,1
5,18)の同期運転について説明する。ここでは、入
力機器13からの入力がアクティブになったタイミング
で、モータ9を回転させる動作について説明する。
【0071】ホスト制御装置1には、入力機器13から
の入力がアクティブになったタイミングでモータ9を回
転させる命令が予めプログラムメモリ4に記憶されてお
り、この命令を命令Aとする。アクチュエータ制御装置
5内のROM28には、上記命令Aを受信した後にSC
B21内の同期信号がアクティブになるとパルスジェネ
レータ29の出力を開始するプログラムが予め記憶され
ている。一方、入出力制御装置11内のROM28に
は、入力機器13からの入力がアクティブであると判断
した場合に、SCB21の同期信号バス内の同期信号を
アクティブにするプログラムが予め記憶されている。
【0072】この様な状態で、ホスト制御装置1からア
クチュエータ制御装置5と入出力制御装置11に対し
て、SCB21のシリアル通信データとして命令Aが送
信されると、アクチュエータ制御装置5はモータ9を回
転する為の各種設定を行って待機状態になり、入出力制
御装置11は入力機器13からの入力を待つ。その後、
あるタイミングで入力機器13からの入力がアクティブ
になったとすると、入出力制御装置11はSCB21内
の同期信号用バスに対して同期信号をアクティブにす
る。するとアクチュエータ制御装置5はパルスジェネレ
ータ29の出力を開始してモータ9が回転する。
【0073】第1の実施の形態に係る分散型生産設備制
御システムによれば、アクチュエータ制御装置だけでな
く、通信コントローラやアドレス設定スイッチを有する
入出力制御装置、計測制御装置、通信形態変換装置を設
けて、これらとホスト制御装置をシリアル通信で結合し
たので、ホスト制御装置と各機能モジュールとの間の配
線を少なくできるとともに、通信によるタイムラグを生
じることなく各機能モジュール間での同期運転が可能と
なる。
【0074】また、アクチュエータ制御装置、入出力制
御装置、計測制御装置、通信形態変換装置のそれぞれに
CPUを搭載している為、ホスト制御装置内の演算制御
部に過大な負担をかけることなく、ホスト制御装置が統
合的に一元でアクチュエータ制御、入出力制御、各種計
測、汎用機器とのデータ交換を管理し制御できる。
【0075】本実施の形態では、生産設備の分散型生産
設備制御システム以外の被制御部として、搬送機、検査
機に相当する生産設備について説明したが、被制御部が
組立機、測定機、加工機等の生産設備であっても、本発
明の分散型生産設備制御システムの制御対象として、本
発明を適用できる。 (第2の実施の形態)第2の実施の形態に係る分散型生
産設備制御システムについて、具体的に説明する。図5
には、上記分散型生産設備制御システムの機能ブロック
図を示す。なお、第1の実施の形態に係る分散型生産設
備制御システムと同様の機能の構成には同一符号を付
し、説明を省略する。また、分散型生産設備制御システ
ムとこのシステムにより制御される被制御部とを含め
て、全体として生産設備と捉えて説明する。
【0076】この分散型生産設備制御システムの特徴
は、上記第1の実施の形態に係る分散型生産設備制御シ
ステムの入出力制御装置11とは異なる通信形態を用い
る入出力制御装置を通信形態変換装置に対して接続した
点にある。図5において、SCB21aは、ホスト制御
装置と2台のアクチュエータ制御装置5と通信形態変換
装置40とを第1の通信形態によるシリアル通信(これ
を通信Aという)で結合している。SCB21bは通信
形態変換装置40と2台の入出力制御装置41を第2の
通信形態によりシリアル通信(これを通信Bという)で
結合している。
【0077】通信Aは、上記第1の実施の形態に係る分
散型生産設備制御システムと同様な通信プロトコルによ
り高速通信するものであり、高速高精度なアクチュエー
タ制御が可能である。一方、通信Bは、上記通信Aより
も単純な通信プロトコルで構成され、通信速度も低速で
ある。
【0078】通信形態変換装置40の通信変換部42内
には、上記通信Aに関する通信プロトコルを通信Bに適
応したプロトコルに変換する機能を有する通信プロトコ
ル変換部43と、通信コントローラ2bと同様の機能を
有する通信コントローラ2cが設けられている。通信コ
ントローラ2c内にはシリアル通信ユニット23cとシ
リアルバスインターフェース22cが設けられている。
通信コントローラ2aと通信コントローラ2bは、同じ
構成で、同じ機能を果たす。通信形態変換装置40にお
いても、通信形態に応じて通信コントローラ2bと通信
コントローラ2cとの細部構成は異なるが、シリアルバ
スインターフェイスとシリアル通信ユニットとで構成さ
れることには変わらず、第1の通信形態や第2の通信形
態に応じた機能を果たす。
【0079】上記通信プロトコル変換部43は、ホスト
制御装置1と、アクチュエータ制御装置5および通信形
態変換装置40との間で通信するプロトコルを通信形態
変換装置40と入出力制御装置41の間で通信するプロ
トコルに、もしくは通信形態変換装置40と入出力制御
装置41との間で通信するプロトコルをホスト制御装置
1と、アクチュエータ制御装置5および通信形態変換装
置40との間で通信するプロトコルに変換する。
【0080】2つの入出力制御装置41は、通信コント
ローラ2d、サブアドレス設定スイッチ44およびI/
O12から構成される。サブアドレス設定スイッチ44
は通信形態変換装置40と入出力制御装置41の間で通
信する為の各入出力制御装置41に固有のアドレスを設
定するためのスイッチである。I/O12内には入出力
機器45を接続するための入出力部46が設けられてい
る。
【0081】図1との関係で言えば、上記2つのアクチ
ュエータ制御装置5がそれぞれ第1の機能モジュール2
に相当し、上記通信形態変換装置40が機能モジュール
4に相当し、上記2つの入出力制御装置41が第2の機
能モジュール3に相当する。
【0082】これらホスト制御装置1、アクチュエータ
制御装置5、モータドライバ8、モータ9、検出器1
0、通信形態変換装置40、入出力制御装置41、入出
力機器45にて生産設備の一形態を構成する。
【0083】次に、図5に基づいて第2の実施の形態に
係る分散型生産設備制御システムの動作を詳細に説明す
る。システムに電源が投入されると、各機能モジュール
(5,40,41)内のCPU24は、I/Oポート2
5、タイマ26、RAM27、シリアル通信ユニット2
3等の設定や初期化を行う。SCB21bを介して通信
形態変換装置40と結合している入出力制御装置41の
サブアドレス設定スイッチ44に設定されているアドレ
スは通信形態変換装置40に認識され、更にSCB21
aを介してホスト制御機器1と結合しているアクチュエ
ータ制御装置5及び通信形態変換装置40のアドレス設
定スイッチ7に設定されているアドレスは、入出力制御
装置41も含めてホスト制御装置1に認識される。
【0084】この状態で2つのアクチュエータ制御装置
5、通信形態変換装置40及び2つの入出力制御装置4
1は、ホスト制御装置1によって制御可能な状態とな
り、以下に述べる様に動作する。
【0085】ホスト制御装置1の通信コントローラ2a
は、演算制御部3からのデータをシリアルデータに変換
してSCB21aへ送信するとともに、SCB21aの
シリアル通信信号用バスからの受信データを再生して演
算制御部3へ送る。
【0086】2つのアクチュエータ制御装置5は、ホス
ト制御装置1からのシリアルデータを受信するとアドレ
ス設定スイッチ7により設定された自装置のアドレスに
関するデータを再生してデータに応じた動作を行う。例
えば、状態監視命令であればパルスジェネレータ29に
て出力したパルス数をホスト制御装置1へ送信し、移動
命令であれば指定されたパルス数、パルス周波数にてパ
ルスジェレータ29がパルス出力してモータドライバ8
を介してモータ9を回転させる。
【0087】通信形態変換装置40は、ホスト制御装置
1からのシリアルデータを受信するとこのデータを再生
してデータに応じた動作を行う。例えば、入力制御命令
であれば通信プロトコル変換部43にて通信Aのプロト
コルを通信Bのプロトコルに変換し入出力制御装置41
に対してSCB21bを経由して入力制御命令をシリア
ルデータとして送信し、出力制御命令であれば通信プロ
トコル変換部43にて通信Aのプロトコルを通信Bのプ
ロトコルに変換し入出力制御装置41に対してSCB2
1bを経由して出力制御命令をシリアルデータとして送
信する、等の動作を行う。
【0088】2つの入出力制御装置41は、通信形態変
換装置40からのシリアルデータを受信すると、サブア
ドレス設定スイッチ44により設定された自装置のアド
レスに関するデータを再生してデータに応じた動作を行
う。例えば、入力命令であれば入出力機器45の状態を
入出力部46にて入力し、出力命令であれば入出力機器
45へ入出力部46から出力する、等の動作を行う。
【0089】第2の実施の形態に係る分散型生産設備制
御システムによれば、ホスト制御装置とアクチュエータ
制御装置と通信形態変換装置は高速通信用のシリアル通
信(通信A)で結合し、通信形態変換装置と入出力制御
装置は低速通信用のシリアル通信(通信B)で結合して
いるので、入出力制御装置の通信コントローラを簡単な
構成とすることが可能となる。また、機能モジュール数
の増加やSCB21aの擬似的な長配線化が容易になる
他、通信A、通信Bがそれぞれに最適なプロトコルで通
信できる。
【0090】また、入出力制御装置にも通信コントロー
ラやサブアドレス設定スイッチを設けることにより、ア
クチュエータ制御とは通信形態の異なる入出力制御装置
とホスト制御装置とのデータ交換がシリアル通信による
分散配置にて実現でき、ホスト制御装置との配線を省配
線化ができる。
【0091】また、通信形態変換装置を介して入出力制
御装置を接続しているため、SCB21a内のトラフィ
ックの輻輳によるシステムの動作速度の低下を防止でき
るし、更なるシリアル通信バスの長配線や機能モジュー
ルの増加も可能となる。 (第3の実施の形態)次に、第3の実施の形態に係る分
散型生産設備制御システムについて、具体的に説明す
る。図6および図7には、上記分散型生産設備制御シス
テムの機能ブロック図を示す。なお、第1の実施の形態
に係る分散型生産設備制御システムと同様の機能の構成
には同一符号を付し、説明を省略する。また、分散型生
産設備制御システムとこのシステムにより制御される被
制御部とを含めて、全体として生産設備と捉えて説明す
る。
【0092】この分散型生産設備制御システムの特徴
は、上記第1の実施の形態に係る分散型生産設備制御シ
ステムの通信形態変換装置18が複数種の汎用的な通信
形態に変換する機能を有する通信形態変換装置18aに
置き換えることにより、後述するような複数の汎用通信
機能内蔵機器20aと接続可能に構成した点である。
【0093】図6および図7において、ホスト制御装置
1は、シリアル通信バスSCB21cによって1台の入
出力制御装置11および2台の通信形態変換装置18a
と接続されている。
【0094】上記通信形態変換装置18aの通信変換部
19aは、CPU24、I/O25、タイマ26、RA
M27、ROM28の他に、RS−232C変換部37
a、RS−422変換部47、イーサネット変換部4
8、およびGP−IB変換部49により構成される。
【0095】上記RS−232C変換部37は、CPU
24で扱っているデータをRS−232C規格の通信形
態へ変換したり、RS−232C規格のデータをCPU
24で処理可能なデータへ変換する。上記RS−422
変換部47は、CPU24で扱っているデータをRS−
422規格の通信形態へ変換したり、RS−422規格
のデータをCPU24で処理可能なデータへ変換する。
上記イーサネット変換部48は、CPU24で扱ってい
るデータをイーサネット規格の通信形態へ変換したり、
イーサネット規格のデータをCPU24で処理可能なデ
ータへ変換する。上記GP−IB変換部49は、CPU
24で扱っているデータをGP−IB規格の通信形態へ
変換したり、GP−IB規格のデータをCPU24で処
理可能なデータへ変換する。
【0096】RS−232C変換部37aにはRS−2
32C通信ポートを有するバーコードリーダ50が接続
されている。このバーコードリーダ50は読み込んだバ
ーコードデータを、上記RS−232C通信ポートを介
してRS−232C変換部37aに出力する。
【0097】RS−422変換部47にはRS−422
通信ポートを有する制御機器51が接続されている。こ
の制御機器51は、RS−422通信ポートを介して入
力されたデータに応じてシーケンシャルな動作を実行し
たり、収集したデータを、RS−422通信ポートを介
してRS−422変換部47に出力する。
【0098】イーサネット変換部48にはイーサネット
通信ポートを有するパソコン52が接続されている。G
P−IB変換部49にはGP−IB通信ポートを有する
測定機器53が接続されている。
【0099】上記バーコードリーダ50、制御機器5
1、パソコン52、および測定機器53が上記汎用通信
機能内蔵機器20aに相当する。これらホスト制御装置
1、入出力制御装置11、入力機器13、出力機器1
4、通信形態変換装置18a、汎用通信機能内蔵機器2
0aにて生産設備の一形態を構成する。
【0100】なお、本実施の形態の説明では、SCB2
1cを介してホスト制御装置1と結合している入出力制
御装置11は1台、通信形態変換装置18aは2台とし
て説明するが、この台数・組み合わせに限定されるもの
ではないことは言うまでもない。
【0101】次に、図6および図7に基づいて第3の実
施形態に係る分散型生産設備制御システムの動作を詳細
に説明する。ホスト制御装置1、入出力制御装置11、
通信形態変換装置18a、入力機器13、出力機器1
4、通信機能内蔵機器20等に電源が投入されると、入
出力制御装置11や通信形態変換装置18aのCPU2
4は、I/O25、タイマ26、RAM27、シリアル
通信ユニット23b等の設定や初期化を行う。
【0102】SCB21cを介してホスト制御装置1と
結合している入出力制御装置11および通信形態変換装
置18aの、アドレス設定スイッチ7に設定されている
アドレスは、ホスト制御装置1に認識される。その結
果、入出力制御装置11および通信形態変換装置18a
は、ホスト制御装置1にとって制御可能な状態となり、
以下に述べる様に動作する。
【0103】ホスト制御装置1は、演算制御部3からの
データをシリアルデータに変換してSCB21cのシリ
アル通信信号用バスへ送信するとともに、通信コントロ
ーラ2aがSCB21cのシリアル通信信号用バスから
の受信データを再生して演算制御部3へ送る。
【0104】入出力制御装置11は、ホスト制御装置1
からのシリアルデータを受信するとこのデータを再生し
てデータに応じた動作を行う。例えば、入力命令であれ
ば入力機器13の状態を入力部30にて受信し、出力命
令であれば出力機器31に対して出力部31から送信す
る。
【0105】複数の通信形態変換装置18aは、ホスト
制御装置1からのシリアルデータを受信するとこのデー
タを再生してデータに応じた動作を行う。例えばパソコ
ン操作命令Aであれば、パソコン52に対してイーサネ
ットを経由して操作命令を送る為に、イーサネット変換
部48にてイーサネット形式の信号へ変換する。バーコ
ードリーダ操作命令であれば、バーコードリーダ50に
対してRS−232Cを経由して操作命令を送る為に、
RS−232C変換部37aにてRS−232C形式の
信号へ変換する。制御機器操作命令であれば、制御機器
51に対してRS−422を経由して操作命令を送る為
に、RS−422変換部47にてRS−422形式の信
号へ変換する。測定機器操作命令であれば、測定機器5
3に対してGP−IBを経由して操作命令を送る為に、
GP−IB変換部49にてGP−IB形式の信号へ変換
する。他にも、上記第1の実施の形態出述べた1種類の
通信機能内蔵機器20に対して複数の操作命令が存在す
る場合もあるが、ここではその操作命令の内容は問わな
い。
【0106】第3の実施の形態に係る分散型生産設備制
御システムによれば、通信コントローラやアドレス設定
スイッチを有する入出力制御装置や通信形態変換装置と
ホスト制御装置とをシリアル通信で結合したので、入出
力制御機器や汎用通信機能内蔵機器とのデータ交換がシ
リアル通信による分散配置にて実現でき、ホスト制御装
置との配線が省配線化できる。
【0107】また、入出力制御装置、通信形態変換装置
のそれぞれにCPUを搭載している為、ホスト制御装置
内の演算制御部に過大な負担をかけることなく、ホスト
制御装置が統合的に一元で入出力制御、汎用機器とのデ
ータ交換を管理・制御できる。
【0108】更に、通信形態変換装置には複数種類の汎
用的な通信形態との変換部を有しているので、制御シス
テムに要求される様々な機器との接続が容易に行えると
共に、ホスト制御装置とシリアル通信で結合する通信形
態変換装置が複数であるので、多数の様々な機器との接
続が容易となる。 (第4の実施の形態)次に、第4の実施の形態に係る分
散型生産設備制御システムについて、具体的に説明す
る。図8および図9には、上記分散型生産設備制御シス
テムの機能ブロック図を示す。なお、第1の実施の形態
や第2の実施の形態に係る分散型生産設備制御システム
と同様の機能の構成には同一符号を付し、説明を省略す
る。また、分散型生産設備制御システムとこのシステム
により制御される被制御部とを含めて、全体として生産
設備と捉えて説明する。
【0109】この分散型生産設備制御システムの特徴
は、シリアル通信の通信形態を維持する通信中継装置を
接続し、この通信中継装置を介して機能モジュールを接
続した点にある。図8及び図9において、3つあるSC
B21dを介するシリアル通信の通信形態は同一であ
り、あるSCB21dはホスト制御装置1とアクチュエ
ータ制御装置5a、通信形態変換装置40および通信中
継装置54とを接続し、別のSCB21dは通信中継装
置54と図示しないアクチュエータ制御装置を接続し、
更に別のSCB21dは通信中継装置54とアクチュエ
ータ制御装置5bを接続して、3つ全てのSCB21d
に接続されたホスト制御装置1、アクチュエータ制御装
置5a、5bおよび通信形態変換装置40は全てシリア
ル通信で結合している。同様に、2つあるSCB21e
を介するシリアル通信の通信形態は同一であり、あるS
CB21eは通信形態変換装置40と入出力制御装置4
1aおよび通信中継装置55を接続し、別のSCB21
eは通信中継装置55と入出力制御装置41bを接続し
て、2つ全てのSCB21eに接続された通信形態変換
装置40と入出力制御装置41a、41bは全てシリア
ル通信で結合している。
【0110】上記通信中継装置54は、アクチュエータ
制御装置5a、5bと同じ通信コントローラ2bを3つ
搭載しており、ある通信コントローラ2bで受信したシ
リアルデータを残り2つの通信コントローラ2bへダイ
レクトに伝達し、残り2つの通信コントローラ2bから
そのままシリアルデータを送信する。同様に、上記通信
中継装置55は、入出力制御装置41と同じ通信コント
ローラ2dを2つ搭載しており、ある通信コントローラ
2dで受信したシリアルデータを残り1つの通信コント
ローラ2dへダイレクトに伝達し、残り1つの通信コン
トローラ2dからそのままシリアルデータを送信する。
【0111】ここでは、SCB21dの数を3つ、SC
B21eの数を2つ、通信中継装置54の通信コントロ
ーラ2bの数を3つ、通信中継装置55の通信コントロ
ーラ2dの数を2つ、SCB21の種類を2つとして図
示したが、それらに限定されるものではないこと言うま
でもない。
【0112】図1との関係で言えば、上記アクチュエー
タ制御装置5a、5bが第1の機能モジュールに相当
し、上記通信形態変換装置40が機能モジュール4に相
当し、上記入出力制御装置41a、41bが第2の機能
モジュールに相当する。また、ホスト制御装置1と第1
の機能モジュール2での通信形態が第1の通信形態Aに
相当し、通信形態変換装置40と入出力制御装置41
a、41bでの通信形態が第2の通信形態Bに相当す
る。
【0113】これらホスト制御装置1、アクチュエータ
制御装置5a、5b、モータドライバ8、モータ9、検
出器10、通信形態変換装置40、入出力制御装置41
a、41b、入出力機器45、通信中継装置54、通信
中継装置55にて生産設備の一形態を構成する。
【0114】なお、本実施の形態の説明では、SCB2
1dを介してホスト制御装置1と結合しているアクチュ
エータ制御装置5は2台、通信形態変換装置40は1
台、SCB21dとSCB21eを介して結合している
入出力制御装置41は2台として図示したが、この台数
・組み合わせに限定されるものではないことは言うまで
もない。
【0115】次に、図8および図9に基づいて第4の実
施形態に係る分散型生産設備制御システムの動作を説明
する。システムに電源が投入されると、各機能モジュー
ル(5a,5b,40,41a,41b)内のCPU2
4は、I/Oポート25、タイマ26、RAM27、シ
リアル通信ユニット23等の設定や初期化を行う。SC
B2eを介して通信形態変換装置40と結合している入
出力制御装置41a、41bのサブアドレス設定スイッ
チ44に設定されているアドレスは通信形態変換装置4
0に認識され、更にSCB21dを介してホスト制御機
器1と結合しているアクチュエータ制御装置5a、5b
及び通信形態変換装置40のアドレス設定スイッチ7に
設定されているアドレスは、入出力制御装置41a、4
1bも含めてホスト制御装置1に認識される。
【0116】この状態で2つのアクチュエータ制御装置
5a、5b、通信形態変換装置40及び2つの入出力制
御装置41a、41bは、ホスト制御装置1によって制
御可能な状態となり、以下に述べる様に動作する。
【0117】ホスト制御装置1の通信コントローラ2a
は、演算制御部3からのデータをシリアルデータに変換
してSCB21dへ送信するとともに、SCB21dの
シリアル通信信号用バスからの受信データを再生して演
算制御部3へ送る。
【0118】アクチュエータ制御装置5aは、ホスト制
御装置1からのシリアルデータを受信するとアドレス設
定スイッチ7により設定された自装置のアドレスに関す
るデータを再生してデータに応じた動作を行う。
【0119】通信形態変換装置40は、ホスト制御装置
1からのシリアルデータを受信するとこのデータを再生
してデータに応じた動作を行う。例えば、入力制御命令
であれば通信プロトコル変換部43にて通信Aのプロト
コルを通信Bのプロトコルに変換し入出力制御装置41
aに対してSCB21eを経由して入力制御命令をシリ
アルデータとして送信し、出力制御命令であれば通信プ
ロトコル変換部43にて通信Aのプロトコルを通信Bの
プロトコルに変換し入出力制御装置41aに対してSC
B21eを経由して出力制御命令をシリアルデータとし
て送信する、等の動作を行う。
【0120】入出力制御装置41aは、通信形態変換装
置40からのシリアルデータを受信すると、サブアドレ
ス設定スイッチ44により設定された自装置のアドレス
に関するデータを再生してデータに応じた動作を行う。
【0121】ここで通信中継装置54に注目すると、あ
る通信コントローラ2bでシリアルデータを受信する
と、残り2つの通信コントローラ2bへダイレクトに伝
達し、残り2つの通信コントローラ2bからそのままシ
リアルデータを送信する。従って、3つのSCB21d
に接続されたアクチュエータ制御装置5a、5b等と通
信形態変換装置40は、全てホスト制御装置1とシリア
ル通信にて結合される。
【0122】同様に通信中継装置55に注目すると、あ
る通信コントローラ2dでシリアルデータを受信する
と、残り1つの通信コントローラ2dへダイレクトに伝
達し、残り1つの通信コントローラ2dからそのままシ
リアルデータを送信する。従って、2つのSCB21e
に接続された入出力制御装置41a、41bは、通信形
態変換装置40を介して全てホスト制御装置1とシリア
ル通信にて結合される。
【0123】尚、SCB21d上にある通信中継装置5
4の数とSCB21e上にある通信中継装置55の数は
共に1つとして説明したが、これに限定されるものでは
ないことは言うまでもない。
【0124】第4の実施の形態に係る分散型生産設備制
御システムによれば、通信中継装置54と通信中継装置
55を介して、ホスト制御装置1と、各機能モジュール
であるアクチュエータ制御装置5a、5bや通信形態変
換装置40および入出力制御装置41a、41bがシリ
アル通信で結合している。従って、シリアルバスインタ
ーフェース22の種類に応じて単一のSCB21では制
約を受けてしまうSCB21の長さを延長できる他、各
機能モジュールの結合台数を増加することができる。
【0125】さらに、以上のような形態により実施され
る本発明は、その他にも本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形実施が可能である。例えば、上述した説明
では2つの通信形態を用いたが、一つの分散型生産設備
制御システム中で3つ以上の通信形態を用いてもよい。
この場合、通信形態変換装置に対して更に別の通信形態
変換装置を接続すればよい。
【0126】以上、本発明の実施形態に基づいて説明し
たが本明細書中には以下の発明が含まれる。すなわち、 (1) ホスト制御装置と複数のアクチュエータ制御装置
とからなり、ホスト制御装置と各アクチュエータ制御装
置との間をシリアル通信にて結合した分散型生産設備制
御システムにおいて、シリアル通信にて結合する装置に
は、入出力制御装置、計測装置、及び通信形態変換装置
のうち少なくとも1個の装置を含むことを特徴とする分
散型生産設備制御システム。 (2) ホスト制御装置と、このホスト制御装置とシリア
ル通信にて結合した入出力制御装置、計測装置、及び通
信形態変換装置のうち少なくとも1個の装置とを含むこ
とを特徴とする分散型生産設備制御システム。 (3) ホスト制御装置と、機能の異なる複数種の機能モ
ジュールとをシリアル通信により接続したことを特徴と
する分散型生産設備制御システム。 (4) 上記機能モジュールの一つとして上記シリアル通
信の通信形態を変換する通信形態変換装置を有すること
を特徴とする上記(1)〜(3)の分散型生産設備制御システ
ム。 (5) 上記通信形態変換装置により変換する通信形態
は、通信プロトコルである上記(4)の分散型生産設備制
御システム。 (6) 上記通信形態変換装置により変換する通信形態
は、通信速度である上記(4)の分散型生産設備制御シス
テム。 (7) ホスト制御装置と、このホスト制御装置からの指
令に基づいて所定の動作を行う複数種の機能モジュール
がシリアル通信により接続された分散型生産設備制御シ
ステムにおいて、上記ホスト制御装置に、計測機器の出
力したデータをデジタルデータに変換する計測制御装置
を接続し、この計測制御装置を介して計測器を接続した
ことを特徴とする分散型生産設備制御システム。 (8) ホスト制御装置と、このホスト制御装置からの指
令に基づいて所定の動作を行う複数種の機能モジュール
がシリアル通信により接続された分散型生産設備制御シ
ステムにおいて、上記ホスト制御装置には第1種の機能
モジュールとシリアル通信の通信形態を変換する通信形
態変換装置とが接続され、上記ホスト制御装置、第1種
の機能モジュールおよび通信形態変換装置の間では第1
の通信形態で通信すると共に、上記通信形態変換装置に
は第2種の機能モジュールが接続され、上記通信形態変
換装置と第2種の機能モジュールの間では第2の通信形
態で通信することを特徴とする分散型生産設備制御シス
テム。 (9) 上記第1の通信形態の通信速度は、上記第2の通
信形態の通信速度よりも速い上記(8)の分散型生産設備
制御システム。 (10) 上記第2種の機能モジュールには、上記通信形態
変換装置が各機能モジュールを識別するためのアドレス
を設定するアドレス設定手段を有する上記(8)の分散型
生産設備制御システム。 (11) 上記通信形態変換装置は、上記第1の通信形態と
第2の通信形態とで通信プロトコルを変換する通信プロ
トコル変換手段を有する上記(8)の分散型生産設備制御
システム。 (12) 上記機能モジュールは、CPUを有する上記(1)〜
(3)、(7)〜(8)の分散型生産設備制御システム。
【0127】
【発明の効果】本発明によれば、ホスト制御装置と複数
の機能モジュールとの徹底した省配線化を比較的簡単な
機構で実現できる。
【0128】また、機能モジュールの構成を必要最小限
に抑えて簡素化するとともに、システムの設計変更が容
易な分散型生産設備制御システムを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る分散型生産設備制
御システムの概念図である。
【図2】 第1の実施の形態に係る生産設備である外観
検査装置60を示すブロック図である。
【図3】 第1の実施の形態に係る分散型生産設備制御
システムの機能ブロック図である。
【図4】 第1の実施の形態に係る分散型生産設備制御
システムを詳細に示す機能ブロック図である。
【図5】 第2の実施の形態に係る分散型生産設備制御
システムを詳細に示す機能ブロック図である。
【図6】 第3の実施の形態に係る分散型生産設備制御
システムを詳細に示す機能ブロック図の一部である。
【図7】 第3の実施の形態に係る分散型生産設備制御
システムを詳細に示す機能ブロック図の一部である。
【図8】 第4の実施の形態に係る分散型生産設備制御
システムを詳細に示す機能ブロック図の一部である。
【図9】 第4の実施の形態に係る分散型生産設備制御
システムを詳細に示す機能ブロック図の一部である。
【図10】 従来の分散型生産設備制御システムを示す
図である。
【符号の説明】
1 ホスト制御装置 2a、2b、2c、2d 通信コントローラ 5、5a、5b アクチュエータ制御装置 11、41、41a、41b 入出力制御装置 15 計測制御装置 18、18a、40 通信形態変換装置 21、21a、21b、21c、21d、21e シリ
アル通信バス 54、55 通信中継装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/28 G05B 19/18 Q 5K034 29/06 H04L 11/00 310Z 9A001 13/00 305B Fターム(参考) 5H215 AA06 BB01 BB05 CC09 CX05 CX08 GG02 GG03 KK01 KK04 5H219 AA07 AA37 CC02 FF01 FF07 5H220 AA04 BB01 BB07 CC09 CX05 EE09 EE10 FF10 HH08 JJ12 5H269 BB01 KK05 KK08 5K033 AA04 BA03 CB02 CB08 DA01 DA05 DA13 DB14 DB19 5K034 AA10 CC06 DD02 FF02 FF11 HH61 LL01 NN04 9A001 BB04 CC06 JJ49

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産設備の一部であって、ホスト制御装
    置と、このホスト制御装置からの指令に基づいて所定の
    動作を行うシリアル通信により接続される機能モジュー
    ルとで、生産設備の被制御部を制御する分散型生産設備
    制御システムにおいて、 上記機能モジュールの一種であって、シリアル通信の通
    信形態を変換する一又は二以上の通信形態変換装置とを
    具備していることを特徴とする分散型生産設備制御シス
    テム。
  2. 【請求項2】 生産設備の一部であって、ホスト制御装
    置と、このホスト制御装置からの指令に基づいて所定の
    動作を行うシリアル通信により接続される機能モジュー
    ルとで、生産設備の被制御部を制御する分散型生産設備
    制御システムにおいて、 上記ホスト制御装置と第一のシリアル通信バスを介して
    第一の通信形態で通信する一又は二以上の通信形態変換
    装置を含む第一の機能モジュールと、上記通信形態変換
    装置に接続され、第二のシリアル通信バスを介して第二
    の通信形態で通信する第二の機能モジュールとを具備し
    ていることを特徴とする分散型生産設備制御システム。
  3. 【請求項3】 生産設備の一部であって、ホスト制御装
    置と、このホスト制御装置からの指令に基づいて所定の
    動作を行うシリアル通信により接続される機能モジュー
    ルとで、生産設備の被制御部を制御する分散型生産設備
    制御システムにおいて、 互いに、第一のシリアル通信バスを介して第一の通信形
    態で通信する一又は二以上の通信形態変換装置を含む第
    一の機能モジュールと、上記通信形態変換装置に接続さ
    れ、第二のシリアル通信バスを介して第二の通信形態で
    通信する第二の機能モジュールとを具備していることを
    特徴とする分散型生産設備制御システム。
  4. 【請求項4】 上記通信形態変換装置は、通信プロトコ
    ル若しくは通信速度又は通信インターフェイスのうち少
    なくとも一つを変換することを特徴とする請求項1乃至
    3記載の分散型生産設備制御システム。
  5. 【請求項5】 上記通信形態変換装置は、シリアルバス
    インターフェースとシリアル通信ユニットとからなる一
    又は二以上の通信コントローラと、CPUと、通信変換
    部とを具備していることを特徴とする請求項1乃至3記
    載の分散型生産設備制御システム。
  6. 【請求項6】 上記第一の機能モジュールのうち、上記
    通信形態変換装置以外の機能モジュールがアクチュエー
    タ制御装置であり、上記第二の機能モジュールが入出力
    制御装置であり、上記第一の通信形態の通信速度が上記
    第二の通信形態の通信速度と比較し高速であることを特
    徴とする請求項2または3記載の分散型生産設備制御シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 生産設備の一部であって、ホスト制御装
    置と、このホスト制御装置からの指令に基づいて所定の
    動作を行うシリアル通信により接続される機能モジュー
    ルとで、生産設備の被制御部を制御する分散型生産設備
    制御システムにおいて、 上記ホスト制御装置に接続され、上記被制御部としての
    一又は二以上の汎用通信機能内蔵機器が接続可能な通信
    形態変換装置を具備していることを特徴とする分散型生
    産設備制御システム。
  8. 【請求項8】 上記通信形態変換装置は、通信プロトコ
    ル若しくは通信速度又は通信インターフェイスのうち少
    なくとも一つを変換することを特徴とする請求項7記載
    の分散型生産設備制御システム。
  9. 【請求項9】 生産設備の一部であって、ホスト制御装
    置と、このホスト制御装置からの指令に基づいて所定の
    動作を行うシリアル通信により接続される機能モジュー
    ルとで、生産設備の被制御部を制御する分散型生産設備
    制御システムにおいて、 上記ホスト制御装置に接続され、シリアル通信の通信形
    態を維持する通信中継装置と、この通信中継装置を介し
    て上記ホスト制御装置に接続される機能モジュールとを
    具備していることを特徴とする分散型生産設備制御シス
    テム。
  10. 【請求項10】 生産設備の一部であって、ホスト制御
    装置と、このホスト制御装置からの指令に基づいて所定
    の動作を行うシリアル通信により接続される機能モジュ
    ールとで、生産設備の被制御部を制御する分散型生産設
    備制御システムにおいて、 上記ホスト制御装置に接続され、第一のシリアル通信バ
    スを介して第一の通信形態で通信する通信形態変換装置
    及び第一の通信中継装置を含む第一の機能モジュール
    と、上記通信形態変換装置に接続され第二のシリアル通
    信バスを介して第二の通信形態で通信する第二の通信中
    継装置を含む第二の機能モジュールとを具備しているこ
    とを特徴とする分散型生産設備制御システム。
  11. 【請求項11】 上記通信中継装置は、シリアル通信バ
    スインターフェースとシリアル通信ユニットとからなる
    二以上の通信コントローラを具備していることを特徴と
    する請求項9又は10記載の分散型生産設備制御システ
    ム。
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