JP2000215165A - 情報アクセス制御方法および装置と情報アクセス制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報アクセス制御方法および装置と情報アクセス制御プログラムを記録した記録媒体

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JP2000215165A
JP2000215165A JP1740199A JP1740199A JP2000215165A JP 2000215165 A JP2000215165 A JP 2000215165A JP 1740199 A JP1740199 A JP 1740199A JP 1740199 A JP1740199 A JP 1740199A JP 2000215165 A JP2000215165 A JP 2000215165A
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JP1740199A
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English (en)
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Yoshito Oshima
嘉人 大嶋
Yasuhiro Ohara
康博 大原
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NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクセス者に対して許容するアクセス権限を
取引の局面で変化に応じて容易に変更することができる
情報アクセス制御方法および装置と情報アクセス制御プ
ログラムを記録した記録媒体を提供する。 【解決手段】 アクセスチケット発行手段1で複数の種
類の複数の状態の各々毎にターゲット情報へのアクセス
権限を規定しているアクセスチケットを各アクセス者に
発行し、アクセス者からのアクセス要求を受け付ける
と、この要求とともに入力されたアクセスチケットの種
類および状態に対応するアクセス権限をアクセスチケッ
ト権限情報格納手段6から読み出し、このアクセス権限
に基づいてアクセス要求を許可するか否かを判定し、ア
クセス者からの状態遷移要求を受け付けると、この要求
とともに入力されたアクセスチケットの種類および状態
に基づいて遷移先状態を状態遷移情報格納手段5から読
み出し、この遷移先状態でアクセスチケットの状態を更
新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保護対象資源であ
るターゲット情報にアクセスするアクセス者のアクセス
を制御する情報アクセス制御方法および装置に関し、更
に詳しくは、インターネットのような不特定多数のユー
ザが参加する開放型分散システムにおいてあるユーザが
自身の管理する保護対象資源であるターゲット情報に対
する他のユーザであるアクセス者によるアクセスを制御
すべく制御する情報アクセス制御方法および装置と情報
アクセス制御プログラムを記録した記録媒体に関する。
特に、本発明は、インターネット上での商取引のように
アクセス者それぞれの目的や役割が取引の局面に応じて
変化するために同一のアクセス者に対しても取引の局面
の変化に応じて許容するアクセス権限を違える必要があ
るといった特徴を持つシステムにおける保護対象資源へ
のアクセスを制御する情報アクセス制御方法および装置
と情報アクセス制御プログラムを記録した記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、保護対象資源(ターゲット情
報)に対するアクセス制御は、アクセスを試みる主体
(アクセス者)と、アクセスされる保護対象資源、ター
ゲット情報に対するアクセスの種別のセットで記述され
たアクセス権限情報に基づいて実施される。アクセス権
限情報に基づくアクセス制御の方法として、アクセス制
御リスト(ACL)に基づくアクセス制御の方法と、ア
クセス資格(ケイパビリティ)に基づく方法とがある。
【0003】前者は、個々のターゲット情報毎に、その
ターゲット情報に対するアクセスが許容されるアクセス
者およびそのアクセスの種別を対にして並べた一覧(A
CL)に基づいて制御する方法であり、アクセス要求が
発生する毎にACLを探索し、そのアクセス要求を許可
するか否かを決定する。これを拡張した方法として、ロ
ールに基づくアクセス制御の方法がある。この方法で
は、複数のアクセス者に同一のアクセス権限が許容する
場合に、それらアクセス者をロールと呼ばれる単位にま
とめ、各ロールに対するアクセス権限を記述・管理す
る。
【0004】一方、後者は、あるターゲット情報に対す
るある種別のアクセスを行うアクセス権限を表すデータ
(ケイパビリティ)を用いて制御する方法であり、アク
セス要求の内容を含むアクセス権限を表すケイパビリテ
ィがアクセス者から提示された場合に、そのアクセス要
求を許可する。ケイパビリティの無効リストなどを用い
て、発行済みケイパビリティの無効/有効を制御するこ
とも可能である。このケイパビリティに基づく方法で
は、アクセス要求が発生する毎に、ACLを探索する必
要はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】誰でもが自由に参加で
きるインターネット上での商取引のように、不特定多数
のアクセス者が想定され、またアクセス者それぞれの目
的や役割が取引の局面に応じて変化するために、同一の
アクセス者に対しても、取引の局面の変化に応じて、許
容するアクセス権限を違える必要があるといった特徴を
持つ環境においては、上述した従来のアクセス制御の方
法では、以下のような問題が生ずる。
【0006】まず、ACLあるいはロールに基づくアク
セス制御の方法では、アクセス者へのアクセス権限の割
り当て、あるいは、アクセス者へのロールの割り当てお
よびロールへのアクセス権限の割り当ては固定的なもの
であり、同一のアクセス者に許容するアクセス権限を取
引の局面の変化に応じて変更することはできない。
【0007】また、ケイパビリティに基づくアクセス制
御の方法では、同じアクセス者に対しても、取引の局面
が変化する度に、新しい局面に応じたケイパビリティを
発行・付与したり、また発行・付与済みのケイパビリテ
ィを無効化したりする必要がある。
【0008】このため、アクセス制御側でのケイパビリ
ティ発行数の増加による発行・付与処理コストの増加、
および発行済みケイパビリティの制御・管理の煩雑化、
およびアクセス者側での、保有しなければならないケイ
パビリティ数の増加によるケイパビリティの管理コスト
および適切なケイパビリティを使い分けるための処理コ
ストの増加といった問題が生じる。
【0009】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、アクセス者に対して許容する
アクセス権限を取引の局面の変化に応じて容易に変更す
ることができる情報アクセス制御方法および装置と情報
アクセス制御プログラムを記録した記録媒体を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、保護対象資源であるター
ゲット情報にアクセスするアクセス者のアクセスを制御
する情報アクセス制御方法であって、複数の状態を取る
ことができ、この複数の状態の各々毎にターゲット情報
へのアクセス権限を規定しているアクセスチケットを各
アクセス者に発行し、アクセス者からのアクセス要求を
受け付け、この要求とともに入力されたアクセスチケッ
トの状態に対応して規定されているアクセス権限に基づ
いて前記アクセス要求を許可するか否かを判定し、アク
セス者からの状態遷移要求を受け付け、この要求ととも
に入力されたアクセスチケットの状態に基づいて遷移先
状態を決定し、この決定した遷移先状態でアクセスチケ
ットの状態を更新することを要旨とする。
【0011】請求項1記載の本発明にあっては、各状態
毎にターゲット情報へのアクセス権限を規定しているア
クセスチケットを各アクセス者に発行し、アクセス要求
を受け付けた場合、該要求とともに入力されたアクセス
チケットの状態に対して規定されているアクセス権限に
基づいてアクセス要求を許可するか否かを判定し、アク
セス者からの状態遷移要求を受け付けた場合、該要求と
ともに入力されたアクセスチケットの状態に基づいて遷
移先状態を決定し、この遷移先状態でアクセスチケット
の状態を更新するため、アクセス者に対して許容するア
クセス権限を取引の局面の変化に応じて容易に変更で
き、柔軟なアクセス制御を実現することができる。
【0012】また、請求項2記載の本発明は、保護対象
資源であるターゲット情報にアクセスするアクセス者の
アクセスを制御する情報アクセス制御方法であって、ア
クセスの内容に応じた複数の種類が設けられるととも
に、各種類において複数の状態を取ることができ、各種
類における複数の状態の各々毎にターゲット情報へのア
クセス権限を規定しているアクセスチケットを各アクセ
ス者に発行し、アクセス者からのアクセス要求を受け付
け、この要求とともに入力されたアクセスチケットの種
類および状態に対応して規定されているアクセス権限に
基づいて前記アクセス要求を許可するか否かを判定し、
アクセス者からの状態遷移要求を受け付け、この要求と
ともに入力されたアクセスチケットの種類および状態に
基づいて遷移先状態を決定し、この決定した遷移先状態
でアクセスチケットの状態を更新することを要旨とす
る。
【0013】請求項2記載の本発明にあっては、複数の
種類の複数の状態の各々毎にターゲット情報へのアクセ
ス権限を規定しているアクセスチケットを各アクセス者
に発行し、アクセス要求を受け付けた場合、アクセスチ
ケットの種類および状態に対して規定されているアクセ
ス権限に基づいてアクセス要求を許可するか否かを判定
し、また状態遷移要求を受け付けた場合、アクセスチケ
ットの種類および状態に基づいて遷移先状態を決定し、
この決定した遷移先状態でアクセスチケットの状態を更
新するため、アクセス者に対して許容するアクセス権限
を取引の局面の変化に応じて容易に変更でき、柔軟なア
クセス制御を実現することができる。
【0014】更に、請求項3記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記アクセスチケットの状態を更
新する処理が、アクセスチケットの各状態が遷移する遷
移先状態を各状態に対応して状態遷移情報格納テーブル
に格納しておき、アクセス者からの前記状態遷移要求と
ともに入力されたアクセスチケットの状態に対応する遷
移先状態を前記状態遷移情報格納テーブルから読み出
し、この読み出した遷移先状態でアクセスチケットの状
態を更新することを要旨とする。
【0015】請求項3記載の本発明にあっては、アクセ
スチケットの各状態の遷移先状態を状態遷移情報格納テ
ーブルに格納しておき、アクセス者からの状態遷移要求
の入力時、状態遷移情報格納テーブルからアクセスチケ
ットの状態に対応する遷移先状態を読み出し、この遷移
先状態でアクセスチケットの状態を更新する。
【0016】請求項4記載の本発明は、請求項2記載の
発明において、前記アクセスチケットの状態を更新する
処理が、各種類のアクセスチケットの各状態が遷移する
遷移先状態をアクセスチケットの複数の種類の複数の状
態の各々に対応して状態遷移情報格納テーブルに格納し
ておき、アクセス者から前記状態遷移要求とともに入力
されたアクセスチケットの種類および状態に対応する遷
移先状態を前記状態遷移情報格納テーブルから読み出
し、この読み出した遷移先状態でアクセスチケットの状
態を更新することを要旨とする。
【0017】請求項4記載の本発明にあっては、各種類
のアクセスチケットの各状態の遷移先状態を状態遷移情
報格納テーブルに格納しておき、アクセス者から状態遷
移要求の入力時、アクセスチケットの種類および状態に
対応する遷移先状態を状態遷移情報格納テーブルから読
み出し、この遷移先状態でアクセスチケットの状態を更
新する。
【0018】また、請求項5記載の本発明は、請求項1
乃至4のいずれかに記載の発明において、前記アクセス
チケットの状態を更新する処理が、アクセス者からの前
記状態遷移要求に状態遷移イベントが含まれており、こ
の状態遷移イベントも考慮して前記遷移先状態を決定し
ていることを要旨とする。
【0019】請求項5記載の本発明にあっては、アクセ
ス者からの状態遷移要求に状態遷移イベントが含まれて
おり、この状態遷移イベントも考慮して遷移先状態を決
定している。
【0020】更に、請求項6記載の本発明は、請求項1
または2記載の発明において、前記要求とともに入力さ
れるアクセスチケットが有効か否かを検証することを要
旨とする。
【0021】請求項6記載の本発明にあっては、状態遷
移要求やアクセス要求等の要求とともに入力されるアク
セスチケットが有効か否かを検証している。
【0022】請求項7記載の本発明は、請求項1記載の
発明において、前記アクセス要求を許可するか否かを判
定する処理が、アクセスチケットの各状態に対応して規
定されるアクセス権限をアクセスチケット権限情報格納
テーブルに格納しておき、前記アクセス要求とともに入
力されるアクセスチケットの状態に対応して規定されて
いるアクセス権限を前記アクセスチケット権限情報格納
テーブルから読み出し、この読み出したアクセス権限に
基づいて前記アクセス要求を許可するか否かを判定する
ことを要旨とする。
【0023】請求項7記載の本発明にあっては、アクセ
スチケットの各状態に対応するアクセス権限をアクセス
チケット権限情報格納テーブルに格納しておき、アクセ
ス要求時、アクセスチケットの状態に対応するアクセス
権限をアクセスチケット権限情報格納テーブルから読み
出し、このアクセス権限に基づいてアクセス要求を許容
するか否かを判定している。
【0024】また、請求項8記載の本発明は、請求項2
または4記載の発明において、前記アクセス要求を許可
するか否かを判定する処理が、アクセスチケットの複数
の種類の複数の状態の各々に対応して規定されるアクセ
ス権限をアクセスチケット権限情報格納テーブルに格納
しておき、前記アクセス要求とともに入力されるアクセ
スチケットの種類および状態に対応して規定されている
アクセス権限を前記アクセスチケット権限情報格納テー
ブルから読み出し、この読み出したアクセス権限に基づ
いて前記アクセス要求を許可するか否かを判定すること
を要旨とする。
【0025】請求項8記載の本発明にあっては、アクセ
スチケットの複数の種類の複数の状態の各々に対応する
アクセス権限をアクセスチケット権限情報格納テーブル
に格納しておき、アクセス要求時、アクセスチケットの
種類および状態に対応するアクセス権限をアクセスチケ
ット権限情報格納テーブルから読み出し、このアクセス
権限に基づいてアクセス要求を許可するか否かを判定し
ている。
【0026】更に、請求項9記載の本発明は、保護対象
資源であるターゲット情報にアクセスするアクセス者の
アクセスを制御する情報アクセス制御装置であって、複
数の状態を取ることができ、この複数の状態の各々毎に
ターゲット情報へのアクセス権限を規定しているアクセ
スチケットを各アクセス者に発行するアクセスチケット
発行手段と、アクセス者からのアクセス要求を受け付
け、この要求とともに入力されたアクセスチケットの状
態に対応して規定されているアクセス権限に基づいて前
記アクセス要求を許可するか否かを判定するアクセス権
限判定手段と、アクセス者からの状態遷移要求を受け付
け、この要求とともに入力されたアクセスチケットの状
態に基づいて遷移先状態を決定し、この決定した遷移先
状態でアクセスチケットの状態を更新する状態更新手段
とを有することを要旨とする。
【0027】請求項9記載の本発明にあっては、各状態
毎にターゲット情報へのアクセス権限を規定しているア
クセスチケットを各アクセス者に発行し、アクセス要求
を受け付けた場合、該要求とともに入力されたアクセス
チケットの状態に対して規定されているアクセス権限に
基づいてアクセス要求を許可するか否かを判定し、アク
セス者からの状態遷移要求を受け付けた場合、該要求と
ともに入力されたアクセスチケットの状態に基づいて遷
移先状態を決定し、この遷移先状態でアクセスチケット
の状態を更新するため、アクセス者に対して許容するア
クセス権限を取引の局面の変化に応じて容易に変更で
き、柔軟なアクセス制御を実現することができる。
【0028】請求項10記載の本発明は、保護対象資源
であるターゲット情報にアクセスするアクセス者のアク
セスを制御する情報アクセス制御装置であって、アクセ
スの内容に応じた複数の種類が設けられるとともに、各
種類において複数の状態を取ることができ、各種類にお
ける複数の状態の各々毎にターゲット情報へのアクセス
権限を規定しているアクセスチケットを各アクセス者に
発行するアクセスチケット発行手段と、アクセス者から
のアクセス要求を受け付け、この要求とともに入力され
たアクセスチケットの種類および状態に対応して規定さ
れているアクセス権限に基づいて前記アクセス要求を許
可するか否かを判定するアクセス権限判定手段と、アク
セス者からの状態遷移要求を受け付け、この要求ととも
に入力されたアクセスチケットの種類および状態に基づ
いて遷移先状態を決定し、この決定した遷移先状態でア
クセスチケットの状態を更新する状態更新手段とを有す
ることを要旨とする。
【0029】請求項10記載の本発明にあっては、複数
の種類の複数の状態の各々毎にターゲット情報へのアク
セス権限を規定しているアクセスチケットを各アクセス
者に発行し、アクセス要求を受け付けた場合、アクセス
チケットの種類および状態に対して規定されているアク
セス権限に基づいてアクセス要求を許可するか否かを判
定し、また状態遷移要求を受け付けた場合、アクセスチ
ケットの種類および状態に基づいて遷移先状態を決定
し、この決定した遷移先状態でアクセスチケットの状態
を更新するため、アクセス者に対して許容するアクセス
権限を取引の局面の変化に応じて容易に変更でき、柔軟
なアクセス制御を実現することができる。
【0030】また、請求項11記載の本発明は、請求項
9記載の発明において、前記状態更新手段が、アクセス
チケットの各状態が遷移する遷移先状態を各状態に対応
して格納している状態遷移情報格納手段と、アクセス者
からの前記状態遷移要求とともに入力されたアクセスチ
ケットの状態に対応する遷移先状態を前記状態遷移情報
格納手段から読み出し、この読み出した遷移先状態でア
クセスチケットの状態を更新する手段とを有することを
要旨とする。
【0031】請求項11記載の本発明にあっては、アク
セスチケットの各状態の遷移先状態を状態遷移情報格納
手段に格納しておき、アクセス者からの状態遷移要求の
入力時、状態遷移情報格納手段からアクセスチケットの
状態に対応する遷移先状態を読み出し、この遷移先状態
でアクセスチケットの状態を更新する。
【0032】更に、請求項12記載の本発明は、請求項
10記載の発明において、前記状態更新手段が、各種類
のアクセスチケットの各状態が遷移する遷移先状態をア
クセスチケットの複数の種類の複数の状態の各々に対応
して格納している状態遷移情報格納手段と、アクセス者
から前記状態遷移要求とともに入力されたアクセスチケ
ットの種類および状態に対応する遷移先状態を前記状態
遷移情報格納手段から読み出し、この読み出した遷移先
状態でアクセスチケットの状態を更新する手段とを有す
ることを要旨とする。
【0033】請求項12記載の本発明にあっては、各種
類のアクセスチケットの各状態の遷移先状態を状態遷移
情報格納手段に格納しておき、アクセス者から状態遷移
要求の入力時、アクセスチケットの種類および状態に対
応する遷移先状態を状態遷移情報格納手段から読み出
し、この遷移先状態でアクセスチケットの状態を更新す
る。
【0034】請求項13記載の本発明は、請求項9乃至
12のいずれかに記載の発明において、前記状態更新手
段が、アクセス者からの前記状態遷移要求に含まれてい
る状態遷移イベントも考慮して前記遷移先状態を決定す
る手段を有することを要旨とする。
【0035】請求項13記載の本発明にあっては、アク
セス者からの状態遷移要求に状態遷移イベントが含まれ
ており、この状態遷移イベントも考慮して遷移先状態を
決定している。
【0036】また、請求項14記載の本発明は、請求項
9または10記載の発明において、前記要求とともに入
力されるアクセスチケットが有効か否かを検証するアク
セスチケット検証手段を有することを要旨とする。
【0037】請求項14記載の本発明にあっては、状態
遷移要求やアクセス要求等の要求とともに入力されるア
クセスチケットが有効か否かを検証している。
【0038】更に、請求項15記載の本発明は、請求項
9記載の発明において、前記アクセス権限判定手段が、
アクセスチケットの各状態に対応して規定されるアクセ
ス権限を格納しているアクセスチケット権限情報格納手
段と、前記アクセス要求とともに入力されるアクセスチ
ケットの状態に対応して規定されているアクセス権限を
前記アクセスチケット権限情報格納手段から読み出し、
この読み出したアクセス権限に基づいて前記アクセス要
求を許可するか否かを判定する手段とを有することを要
旨とする。
【0039】請求項15記載の本発明にあっては、アク
セスチケットの各状態に対応するアクセス権限をアクセ
スチケット権限情報格納手段に格納しておき、アクセス
要求時、アクセスチケットの状態に対応するアクセス権
限をアクセスチケット権限情報格納手段から読み出し、
このアクセス権限に基づいてアクセス要求を許可するか
否かを判定している。
【0040】請求項16記載の本発明は、請求項10記
載の発明において、前記アクセス権限判定手段が、アク
セスチケットの複数の種類の複数の状態の各々に対応し
て規定されるアクセス権限を格納しているアクセスチケ
ット権限情報格納手段と、前記アクセス要求とともに入
力されるアクセスチケットの種類および状態に対応して
規定されているアクセス権限を前記アクセスチケット権
限情報格納手段から読み出し、この読み出したアクセス
権限に基づいて前記アクセス要求を許可するか否かを判
定する手段とを有することを要旨とする。
【0041】請求項16記載の本発明にあっては、アク
セスチケットの複数の種類の複数の状態の各々に対応す
るアクセス権限をアクセスチケット権限情報格納手段に
格納しておき、アクセス要求時、アクセスチケットの種
類および状態に対応するアクセス権限をアクセスチケッ
ト権限情報格納手段から読み出し、このアクセス権限に
基づいてアクセス要求を許可するか否かを判定してい
る。
【0042】また、請求項17記載の本発明は、保護対
象資源であるターゲット情報にアクセスするアクセス者
のアクセスを制御する情報アクセス制御プログラムを記
録した記録媒体であって、複数の状態を取ることがで
き、この複数の状態の各々毎にターゲット情報へのアク
セス権限を規定しているアクセスチケットを各アクセス
者に発行し、アクセス者からのアクセス要求を受け付
け、この要求とともに入力されたアクセスチケットの状
態に対応して規定されているアクセス権限に基づいて前
記アクセス要求を許可するか否かを判定し、アクセス者
からの状態遷移要求を受け付け、この要求とともに入力
されたアクセスチケットの状態に基づいて遷移先状態を
決定し、この決定した遷移先状態でアクセスチケットの
状態を更新する情報アクセス制御プログラムを記録媒体
に記録することを要旨とする。
【0043】請求項17記載の本発明にあっては、各状
態毎にターゲット情報へのアクセス権限を規定している
アクセスチケットを各アクセス者に発行し、アクセス要
求を受け付けた場合、該要求とともに入力されたアクセ
スチケットの状態に対して規定されているアクセス権限
に基づいてアクセス要求を許可するか否かを判定し、ア
クセス者からの状態遷移要求を受け付けた場合、該要求
とともに入力されたアクセスチケットの状態に基づいて
遷移先状態を決定し、この遷移先状態でアクセスチケッ
トの状態を更新する情報アクセス制御プログラムを記録
媒体に記録しているため、該記録媒体を用いて、その流
通性を高めることができる。
【0044】更に、請求項18記載の本発明は、保護対
象資源であるターゲット情報にアクセスするアクセス者
のアクセスを制御する情報アクセス制御プログラムを記
録した記録媒体であって、アクセスの内容に応じた複数
の種類が設けられるとともに、各種類において複数の状
態を取ることができ、各種類における複数の状態の各々
毎にターゲット情報へのアクセス権限を規定しているア
クセスチケットを各アクセス者に発行し、アクセス者か
らのアクセス要求を受け付け、この要求とともに入力さ
れたアクセスチケットの種類および状態に対応して規定
されているアクセス権限に基づいて前記アクセス要求を
許可するか否かを判定し、アクセス者からの状態遷移要
求を受け付け、この要求とともに入力されたアクセスチ
ケットの種類および状態に基づいて遷移先状態を決定
し、この決定した遷移先状態でアクセスチケットの状態
を更新する情報アクセス制御プログラムを記録媒体に記
録することを要旨とする。
【0045】請求項18記載の本発明にあっては、複数
の種類の複数の状態の各々毎にターゲット情報へのアク
セス権限を規定しているアクセスチケットを各アクセス
者に発行し、アクセス要求を受け付けた場合、アクセス
チケットの種類および状態に対して規定されているアク
セス権限に基づいてアクセス要求を許可するか否かを判
定し、また状態遷移要求を受け付けた場合、アクセスチ
ケットの種類および状態に基づいて遷移先状態を決定
し、この決定した遷移先状態でアクセスチケットの状態
を更新する情報アクセス制御プログラムを記録媒体に記
録しているため、該記録媒体を用いて、その流通性を高
めることができる。
【0046】請求項19記載の本発明は、請求項17記
載の発明において、前記アクセスチケットの状態を更新
する処理が、アクセスチケットの各状態が遷移する遷移
先状態を各状態に対応して状態遷移情報格納テーブルに
格納しておき、アクセス者からの前記状態遷移要求とと
もに入力されたアクセスチケットの状態に対応する遷移
先状態を前記状態遷移情報格納テーブルから読み出し、
この読み出した遷移先状態でアクセスチケットの状態を
更新する情報アクセス制御プログラムを記録媒体に記録
することを要旨とする。
【0047】請求項19記載の本発明にあっては、アク
セスチケットの各状態の遷移先状態を状態遷移情報格納
テーブルに格納しておき、アクセス者からの状態遷移要
求の入力時、状態遷移情報格納テーブルからアクセスチ
ケットの状態に対応する遷移先状態を読み出し、この遷
移先状態でアクセスチケットの状態を更新する情報アク
セス制御プログラムを記録媒体に記録しているため、該
記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【0048】また、請求項20記載の本発明は、請求項
18記載の発明において、前記アクセスチケットの状態
を更新する処理が、各種類のアクセスチケットの各状態
が遷移する遷移先状態をアクセスチケットの複数の種類
の複数の状態の各々に対応して状態遷移情報格納テーブ
ルに格納しておき、アクセス者から前記状態遷移要求と
ともに入力されたアクセスチケットの種類および状態に
対応する遷移先状態を前記状態遷移情報格納テーブルか
ら読み出し、この読み出した遷移先状態でアクセスチケ
ットの状態を更新する情報アクセス制御プログラムを記
録媒体に記録することを要旨とする。
【0049】請求項20記載の本発明にあっては、各種
類のアクセスチケットの各状態の遷移先状態を状態遷移
情報格納テーブルに格納しておき、アクセス者から状態
遷移要求の入力時、アクセスチケットの種類および状態
に対応する遷移先状態を状態遷移情報格納テーブルから
読み出し、この遷移先状態でアクセスチケットの状態を
更新する情報アクセス制御プログラムを記録媒体に記録
しているため、該記録媒体を用いて、その流通性を高め
ることができる。
【0050】更に、請求項21記載の本発明は、請求項
17乃至20のいずれかに記載の発明において、前記ア
クセスチケットの状態を更新する処理が、アクセス者か
らの前記状態遷移要求に状態遷移イベントが含まれてお
り、この状態遷移イベントも考慮して前記遷移先状態を
決定している情報アクセス制御プログラムを記録媒体に
記録することを要旨とする。
【0051】請求項21記載の本発明にあっては、アク
セス者からの状態遷移要求に状態遷移イベントが含まれ
ており、この状態遷移イベントも考慮して遷移先状態を
決定している情報アクセス制御プログラムを記録媒体に
記録しているため、該記録媒体を用いて、その流通性を
高めることができる。
【0052】請求項22記載の本発明は、請求項17ま
たは18記載の発明において、前記要求とともに入力さ
れるアクセスチケットが有効か否かを検証する情報アク
セス制御プログラムを記録媒体に記録することを要旨と
する。
【0053】請求項22記載の本発明にあっては、状態
遷移要求やアクセス要求等の要求とともに入力されるア
クセスチケットが有効か否かを検証している情報アクセ
ス制御プログラムを記録媒体に記録しているため、該記
録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【0054】また、請求項23記載の本発明は、請求項
17記載の発明において、前記アクセス要求を許可する
か否かを判定する処理が、アクセスチケットの各状態に
対応して規定されるアクセス権限をアクセスチケット権
限情報格納テーブルに格納しておき、前記アクセス要求
とともに入力されるアクセスチケットの状態に対応して
規定されているアクセス権限を前記アクセスチケット権
限情報格納テーブルから読み出し、この読み出したアク
セス権限に基づいて前記アクセス要求を許可するか否か
を判定する情報アクセス制御プログラムを記録媒体に記
録することを要旨とする。
【0055】請求項23記載の本発明にあっては、アク
セスチケットの各状態に対応するアクセス権限をアクセ
スチケット権限情報格納テーブルに格納しておき、アク
セス要求時、アクセスチケットの状態に対応するアクセ
ス権限をアクセスチケット権限情報格納テーブルから読
み出し、このアクセス権限に基づいてアクセス要求を許
可するか否かを判定している情報アクセス制御プログラ
ムを記録媒体に記録しているため、該記録媒体を用い
て、その流通性を高めることができる。
【0056】更に、請求項24記載の本発明は、請求項
18記載の発明において、前記アクセス要求を許可する
か否かを判定する処理が、アクセスチケットの複数の種
類の複数の状態の各々に対応して規定されるアクセス権
限をアクセスチケット権限情報格納テーブルに格納して
おき、前記アクセス要求とともに入力されるアクセスチ
ケットの種類および状態に対応して規定されているアク
セス権限を前記アクセスチケット権限情報格納テーブル
から読み出し、この読み出したアクセス権限に基づいて
前記アクセス要求を許可するか否かを判定する情報アク
セス制御プログラムを記録媒体に記録することを要旨と
する。
【0057】請求項24記載の本発明にあっては、アク
セスチケットの複数の種類の複数の状態の各々に対応す
るアクセス権限をアクセスチケット権限情報格納テーブ
ルに格納しておき、アクセス要求時、アクセスチケット
の種類および状態に対応するアクセス権限をアクセスチ
ケット権限情報格納テーブルから読み出し、このアクセ
ス権限に基づいてアクセス要求を許可するか否かを判定
している情報アクセス制御プログラムを記録媒体に記録
しているため、該記録媒体を用いて、その流通性を高め
ることができる。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態
に係る情報アクセス制御方法を実施する情報アクセス制
御装置の構造を示すブロック図である。
【0059】なお、本実施形態では、それぞれネットワ
ークに接続されたユーザAの端末とユーザBの端末の間
において、ユーザBの端末に格納されているユーザB所
有の情報(ターゲット情報)への、ユーザAによるアク
セスをユーザBの端末に設けた本発明によるアクセス制
御システムによってアクセス制御する場合について述べ
る。
【0060】また、本実施形態では、ユーザAと、ユー
ザBがネットワーク上の情報伝達手段であるWorld Wide
Web(WWW)や電子メイル等を用いて、ネットワーク
上で商品の売買を行うという場面を想定し、販売者ユー
ザAが、売買取引の進行に応じて、購入者ユーザBの端
末に格納されているユーザBの住所や氏名などといった
情報にアクセスする際のアクセス制御について述べる。
【0061】図1に示す情報アクセス制御装置について
説明する。図1において、1はアクセスチケットを発行
するアクセスチケット発行手段であり、2はアクセス要
求を許可するかどうか判定するアクセス権限判定手段で
あり、3はアクセスチケットが有効なものかどうか検証
するアクセスチケット検証手段であり、4はアクセスチ
ケットの状態遷移を実施する状態遷移実施手段である。
5はアクセスチケットの状態とその遷移の仕方を記述し
た状態遷移情報105を格納する状態遷移情報格納手段
であり、6はアクセスチケットの各状態に対応するアク
セス権限を記述したアクセスチケット権限情報106を
格納するアクセスチケット権限情報格納手段であり、7
は有効なアクセスチケットに関する情報である有効アク
セスチケット情報107を格納する有効アクセスチケッ
ト情報格納手段であり、8はターゲット情報108を格
納するターゲット情報格納手段である。
【0062】また、9はアクセス制御システムを備えた
ユーザBの対話型端末であり、10はDES(Data Enc
ryption Standard)などの対称型暗号方式による共通鍵
であってアクセスチケットの生成および検証に用いられ
るアクセスチケット生成検証鍵k110を格納するアク
セスチケット生成検証鍵格納手段であり、11はアクセ
スチケットの生成および検証に補助的に用いられるアク
セスチケット生成検証補助データd111を格納するア
クセスチケット生成検証補助データ格納手段であり、1
2はターゲット情報108に対してアクセスを行うアク
セス者ユーザAの端末であり、13はターゲット情報所
有者の端末9およびアクセス者の端末12などを結ぶ通
信ネットワークであり、14は本発明によるアクセス制
御の処理手順が記述されたプログラムであり、15はプ
ログラム14に基づき処理を行う機能を有するCPUで
ある。
【0063】また、図2は、図1の有効アクセスチケッ
ト情報格納手段7に格納された有効アクセスチケット情
報107のある時点での登録内容を示しており、有効な
アクセスチケットそれぞれについて、アクセスチケット
を一意に識別するアクセスチケットIDと、アクセスチ
ケット種別と、その時点における状態を保持している。
【0064】図3は、図1の状態遷移情報格納手段5に
格納された状態遷移情報105の内容を示しており、ア
クセスチケットの種別毎に、取り得る状態311、初期
状態312、状態遷移規則313、最終状態314が記
述される。また、各状態遷移規則は遷移元状態321、
状態遷移イベント名称322、遷移先状態323から構
成される。
【0065】図4は、図1のアクセスチケット権限情報
格納手段6に格納されたアクセスチケット権限情報10
6の内容を示しており、アクセスチケットの種別毎に、
取り得る状態それぞれに対応するアクセス権限が記述さ
れる。また、各アクセス権限は、ターゲット情報の識別
子とそれに対するアクセス種別の組で構成される。
【0066】図5は、図1のターゲット情報格納手段8
に格納されたターゲット情報108の内容を示してお
り、階層化された項目501と、それぞれの項目に対応
する情報(値)502とで構成される。
【0067】次に、上述したように構成される本実施形
態の情報アクセス制御装置の作用を説明する。なお、こ
の説明では、アクセスチケット情報の所有者であるユー
ザBは予めアクセスチケットの種別毎にその状態遷移情
報105およびアクセスチケット権限情報106を記述
し、それぞれ状態遷移情報格納手段5およびアクセスチ
ケット権限情報格納手段6に格納しているものとする。
また、状態遷移情報105およびアクセスチケット権限
情報106はそれぞれ図3、図4に示すように定義され
ているものとする。
【0068】まず、アクセスチケットの発行について図
6に示すフローチャートを参照して説明する。
【0069】本実施形態では、ターゲット情報所有者の
ユーザBは、アクセス者のユーザAによるアクセスに先
だって、ユーザAに許容すべき適切なアクセス権限と対
応するアクセスチケットを与えるため、適切なアクセス
チケットの種別を指定して、アクセス制御システムにア
クセスチケットの生成を命じる。
【0070】これは例えば、ユーザBがユーザAの開設
するWWW上の仮想的な商店であるホームページ(電子
ショップ)を訪れた時点などで行われる。
【0071】本発明によれば、アクセスチケットの生成
を指示されたアクセス制御システムはアクセスチケット
発行手段1を用いて、指定された種別を持つアクセスチ
ケットを新規に生成し、出力する。
【0072】図6に示すアクセスチケット発行手続きで
は、まず、ステップS602で、指定されたアクセスチ
ケットの種別type1を取得し、ステップS603で
新しくユニークなアクセスチケットIDid1を払い出
す。
【0073】ここで、アクセスチケットIDの生成・払
出の方法としては、アクセスチケットIDの検索を容易
にするため、またアクセスチケットIDを格納する領域
が小さくて済むように、アクセスチケットIDのデータ
サイズが可能な限り小さいものであるようにする必要が
ある。このため、本実施形態では、ステップS603に
おけるアクセスチケットIDの生成・払出の方法とし
て、0(ゼロ)から連続した整数値を払い出す方法を採
用している。
【0074】そして、ステップS604、ステップS6
05で、アクセスチケット生成検証補助データd111
と、アクセスチケット生成検証鍵k110とを取得し、
ステップS606で(アクセスチケットIDid1、ア
クセスチケット生成検索補助データd111)なる形式
のデータを鍵k110で暗号化し、これを新規アクセス
チケットt1とする。
【0075】その後、ステップS607で、状態遷移情
報105から、アクセスチケット種別type1に対応
する状態遷移情報si1を取得し、ステップS608
で、si1から初期状態s1を取得する。
【0076】そして、ステップS609で、アクセスチ
ケット種別type1と、初期状態s1とともに、アク
セスチケットIDid1を、有効アクセスチケット情報
107に登録した後、ステップS610で、同アクセス
チケットt1を出力する。出力されたアクセスチケット
の構造を図13に示す。
【0077】ここで、状態遷移情報105が図3に示す
状態であり、また、生成するアクセスチケットの種別と
して、“購入取引1”が指定され、また、ステップS6
03においては新規アクセスチケットIDとして、00
04が払い出されるとすると、上記手順により、図3に
示す状態遷移情報105の内容に基づいて、“購入取引
1”をその種別とし、“閲覧中”をその状態とするアク
セスチケットt2が生成され、その情報が有効アクセス
チケット情報107に登録される。
【0078】ここで、t2は、払い出されたアクセスチ
ケットID0004と、アクセスチケット生成検証補助
データd111を(アクセスチケットID0004、ア
クセスチケット生成検証補助データd111)の形式に
したものをアクセスチケット生成検証鍵k110で暗号
化したものである。
【0079】同アクセスチケットt2が有効アクセスチ
ケット情報107に登録された様子を図12に示す。
【0080】このようにして、アクセスチケットt2が
発行されると、ユーザBは、SSL(Secure Socket La
yer )などによりユーザAとの間で安全な通信路を確立
した上で、同アクセスチケットを送信する。
【0081】次に、アクセス要求処理、アクセスチケッ
ト検証処理、アクセス権限判定処理について図8、図
9、図10のフローチャートを参照して説明する。
【0082】本実施形態では、アクセス者であるユーザ
Aは、ユーザBの情報(ターゲット情報)にアクセスす
る際に、そのアクセスの内容を示すアクセス要求と、先
にユーザBから取得していたアクセスチケットとを安全
な通信路を介してアクセス制御システムに送信する。
【0083】アクセス制御システムにおけるアクセス要
求処理手続きを図8を用いて詳細に説明する。
【0084】まず、ステップS802、ステップS80
3で、受信したアクセス要求req1とアクセスチケッ
トt1とをそれぞれ取得する。そして、ステップS80
4で、アクセスチケットt1が有効かどうかをアクセス
チケット検証手段3を用いて判定する。
【0085】このアクセスチケット検証手続きを図7を
用いてより詳細に説明する。
【0086】まず、ステップS702で、アクセスチケ
ットt1を取得し、ステップS703でアクセスチケッ
ト生成検証鍵k110を取得する。次いで、ステップS
704で、t1に対してk110による復号化を試み、
失敗した場合には、同アクセスチケットt1を無効と判
定する(ステップS709)。
【0087】復号できた場合は、その結果得られたデー
タをm1とし(ステップS705)、ステップS706
でアクセスチケット生成検証補助データd111を取得
し、ステップS707で、m1=(アクセスチケットI
Did1、アクセスチケット生成検証補助データd11
1)なるアクセスチケットIDが有効アクセスチケット
情報107に登録されているか確認する。登録されてい
なければ、アクセスチケットt1を無効と判定する(ス
テップS709)。登録されていれば、同アクセスチケ
ットIDid1をアクセスチケットt1のアクセスチケ
ットIDとして一時的に(アクセス要求処理手続きが終
わるまでの間)保存し、アクセスチケットt1を有効と
判定する(ステップS708)。
【0088】上記アクセスチケット検証手続きによって
アクセスチケットt1が無効と判定された場合、アクセ
ス制御システムは、アクセス要求req1を拒否し、こ
れに対する処理を終了する。有効と判定された場合に
は、アクセス要求req1を拒否するか否かをアクセス
権限判定手段2を用いて判定する(ステップS80
5)。
【0089】この手続きを図9を用いてより詳細に説明
する。
【0090】まず、ステップS902、ステップS90
3で、アクセス要求req1とアクセスチケットt1を
それぞれ取得し、ステップS904で、有効アクセスチ
ケット情報107から、アクセスチケットt1に対応す
るアクセスチケット種別type1と、その時点におけ
るアクセスチケットt1の状態s1を取得し、ステップ
S905で、アクセスチケット権限情報106から種別
type1に対応するアクセスチケット権限情報ri1
を取得し、ステップS906で、アクセスチケット権限
情報ri1から、アクセスチケットt1の状態s1に対
応するアクセス権限R1を取得し、これを、その時点
で、アクセスチケットt1に対応するアクセス権限と決
定する。
【0091】そして、ステップS907で、アクセス権
限R1が、アクセス要求req1で示されるアクセス内
容を含むかどうかを検査する。含まれない場合、アクセ
ス権限R1は、アクセス要求req1に対して無効であ
り、同アクセス要求req1を不許可とする(ステップ
S909)。含まれていれば、許可と判定する(ステッ
プS908)。
【0092】アクセス権限判定手段2によってアクセス
要求req1が不許可と判定された場合、アクセス制御
システムは、同アクセス要求req1を拒否し、これに
対する処理を終了する。有効と判定された場合には、ス
テップS806で、アクセス要求req1の内容を処理
し、その返答をユーザAに安全な通信路を介して送信す
る。
【0093】ここで、本実施形態においては、ユーザA
が、ユーザBの端末9のアクセス制御システムに対し
て、「年齢の参照」というアクセス要求req2を、予
め取得してあったアクセスチケットt2とともに送信し
たとする。
【0094】また、この時の有効アクセスチケット情報
107の登録内容は、図12に示す通りであり、アクセ
スチケット権限情報106の内容は、図4に示す通りで
あるとする。
【0095】まず、アクセス制御システムは、アクセス
要求req2(=「年齢:参照」)とアクセスチケット
t2とを取得し(ステップS802、ステップS80
3)、アクセスチケットt2が有効かどうかを、アクセ
スチケット検証手段3を用いて判定する(ステップS8
04)。
【0096】アクセスチケット検証手段3では、上述の
手順(ステップS701〜ステップS708)により、
アクセスチケットt2は、アクセスチケットID000
4を持つ有効なアクセスチケットと判定される。
【0097】アクセスチケットt2が有効と判定された
ので、次に、アクセス権限判定手段2を用いて、アクセ
ス要求req2を許可するかどうかを判定する(ステッ
プS805)。
【0098】アクセス権限判定手段2では、上述の手順
の通り、アクセス要求req2とアクセスチケットt2
とを取得し(ステップS902、ステップS903)、
図12に示す有効アクセスチケット情報107の登録内
容から、t2の種別“購入取引1”と、状態“閲覧中”
を取得する(ステップS904)。
【0099】次に、図4に示すアクセスチケット権限情
報106から、アクセスチケットt2の種別“購入取引
1”に対応するアクセスチケット権限情報を取得し(ス
テップS905)、これから、状態“閲覧中”に対応す
るアクセス権限(図4の)401を取得し、これをアク
セスチケットt2に対応するアクセス権限として決定す
る(ステップS906)。
【0100】そして、同アクセス権限401が、アクセ
ス要求req2の内容「年齢:参照」を含むことから、
アクセス要求req2に対して有効であることになり、
アクセス要求req2に許可の判定を下す(ステップS
907、ステップS908)。
【0101】アクセス要求req2が許可と判定された
ので、最後にこの内容を処理する。すなわち、ユーザB
の年齢が、ターゲット情報108から読み出され、ユー
ザAに安全な通信路を介して返信される(ステップS8
06)。
【0102】次に、状態遷移について図10、図11の
フローチャートを参照して説明する。
【0103】本実施形態では、アクセス者のユーザA、
もしくは、ターゲット情報所有者のユーザBは、両者の
取引の局面が変化するとともに、ユーザAに付与されて
いるアクセスチケットの状態を更新し、対応するアクセ
ス権限を変更するために、アクセスチケットと状態遷移
イベント名称を指定した状態遷移要求をアクセス制御シ
ステムに安全な通信路を介して送信する。
【0104】アクセス制御システムにおける状態遷移要
求処理手続きを図10を用いて詳細に説明する。
【0105】アクセス制御システムは、まずステップS
1002、ステップS1003で、受信した状態遷移要
求sreq1から、状態遷移イベント名称e1とアクセ
スチケットt1とをそれぞれ取得する。そして、ステッ
プS1004で、アクセスチケットt1が有効かどうか
を、アクセスチケット検証手段3を用いて判定する。こ
の手続きは、既に説明した通りであるので省略する。
【0106】アクセスチケット検証手続きによってアク
セスチケットt1が無効と判定された場合、アクセス制
御システムは、状態遷移要求sreq1を拒否し、これ
に対する処理を終了する。有効と判定された場合には、
上記イベント名称e1とアクセスチケットt1とを状態
遷移実施手段4に入力し、状態遷移実施手続きを実行さ
せる(ステップS1005)。
【0107】この手続きを図11を用いてより詳細に説
明する。
【0108】状態遷移実施手段4では、ステップS11
02、ステップS1103で、状態遷移イベント名称e
1とアクセスチケットt1とをそれぞれ取得し、ステッ
プS1104で、有効アクセスチケット情報107よ
り、アクセスチケットt1に対応する種別type1
と、その時点におけるアクセスチケットt1の状態s1
を取得し、ステップS115で、状態遷移情報105か
ら、アクセスチケット種別type1に対応する状態遷
移情報si1を取得する。
【0109】次に、ステップS1106で、状態s1を
遷移元状態とし、イベント名称e1を遷移イベントとす
る状態遷移規則が、状態遷移情報si1に存在するか調
べる。もし存在しなければ、状態遷移要求sreq1に
対する状態遷移実施手続きを終了する。この場合、アク
セスチケットt1の状態の変更は一切行われない。
【0110】もし上記状態遷移規則が存在すれば、これ
を状態遷移規則rule1として取得する(ステップS
1107)。
【0111】そして、ステップS1108で、有効アク
セスチケット情報107に保持されているアクセスチケ
ットt1の状態を、状態遷移規則rule1で指定され
ている遷移先状態s2に更新する。
【0112】更に、ステップS1109で、アクセスチ
ケットt1の遷移後の状態s2が、状態遷移情報si1
において最終状態として定義されているかどうかを検査
する。もし最終状態として定義されていれば、有効アク
セスチケット情報107からアクセスチケットt1に関
するすべての項目を削除して上記アクセスチケットを無
効化し(ステップS1110)、状態遷移実施手続きを
終了する。e1が最終状態として定義されていなけれ
ば、そのまま状態遷移実施手続きを終了する。
【0113】ここで、本実施形態においては、ユーザB
が、ユーザAに対して商品購入の申込を行い、これに合
わせて、ユーザAが、“購入”というイベント名称と、
予め取得してあったアクセスチケットt2からなる状態
遷移要求sreq2を、ユーザBの端末9のアクセス制
御システムに送信したとする。
【0114】また、この時の有効アクセスチケット情報
107の内容は図12に示す通りであり、状態遷移情報
105の内容は、図3に示す通りであるとする。
【0115】まず、アクセス制御システムは、イベント
名称“購入”とアクセスチケットt2とを取得し(ステ
ップS1002、ステップS1003)、アクセスチケ
ットt2が有効かどうかを、アクセスチケット検証手段
3を用いて判定する(ステップS1004)。
【0116】アクセスチケット検証手段3では、既に述
べた手順(ステップS701〜ステップS708)によ
り、アクセスチケットt2は、アクセスチケットID0
004を持つ有効なアクセスチケットと判定される。
【0117】次に、上記イベント名称“購入”とアクセ
スチケットt2とを状態遷移実施手段4に入力し、状態
遷移実施手続きを実行させる(ステップS1005)。
【0118】状態遷移実施手段4では、上述の手順の通
り、イベント名称“購入”とアクセスチケットt2とを
取得し(ステップS1102、ステップS1103)、
図12に示す有効アクセスチケット情報107の登録内
容から、t2の種別“購入取引1”と、状態“閲覧中”
を取得する(ステップS1104)。
【0119】次に、図3に示す状態遷移情報105か
ら、アクセスチケットt2の種別“購入取引1”に対応
する状態遷移情報を読み出し(ステップS1105)、
これから、状態“閲覧中”を遷移元状態とし、イベント
“購入”を遷移イベントとする状態遷移規則(図3の)
301を取得し(ステップS1106、ステップS11
07)、有効アクセスチケット情報107に保持されて
いるアクセスチケットt2の状態を、同状態遷移規則3
01で指定されている遷移先状態“注文中”に更新する
(ステップS1108)。
【0120】更に、アクセスチケットt2の遷移後の状
態“注文中”が、最終状態として定義されているかどう
か検査する(ステップS1109)。同状態は、最終状
態として定義されていないので、そのまま状態遷移実施
手続きを終了する。
【0121】この時点におけるアクセスチケットt2の
状態“注文中”に対応するアクセス権限は、図4に示す
アクセスチケット権限情報106から、アクセス権限4
02となり、先ほどアクセス要求処理手続きについて述
べた際に、アクセスチケットt2に対応していたアクセ
ス権限(図4の)401とは異なっていることがわか
る。
【0122】このように、状態遷移要求によってアクセ
スチケットの状態を変更させることより、同じアクセス
チケットに対するアクセス権限を容易に変更することが
できる。すなわち、同一のアクセス者に対して許容する
アクセス権限をアクセスチケットを再発行・再付与する
ことなく、容易に変更することができる。
【0123】上述したように、本実施形態では、複数の
状態の各々について異なるアクセス権限を対応づけたア
クセス権限決定補助データ(アクセスチケット)を発行
してアクセス者に付与し、取引上の局面の変化に応じて
送付される状態遷移イベントを元に同アクセスチケット
の状態を変更することにより、取引上の局面の変化に応
じて、同アクセスチケットに対応するアクセス権限、す
なわち、同アクセスチケットを保持するアクセス者に対
して許容するアクセス権限を変更する。
【0124】このため、ケイパビリティを用いた場合に
は、例えば同一取引の同一アクセス者に対しても局面毎
に複数のケイパビリティを発行し付与する必要があった
が、本発明によれば、アクセスチケットの発行・付与は
一度で済む。よって、これらの発行・付与のコストが大
幅に軽減される。
【0125】また同様に、ケイパビリティを用いた場合
には、局面毎に与えた複数のケイパビリティの有効/無
効を制御・管理する必要があったが、本発明によれば、
1つのアクセスチケットの状態を制御・管理するので、
それらの制御・管理の煩雑さが軽減される。
【0126】また同様に、ケイパビリティを用いた場合
には、アクセス者は、局面毎に与えられた複数のケイパ
ビリティを保持し、また局面に応じて使い分けなければ
ならなかったが、本発明によれば、アクセス者は1つの
アクセスチケットを保持し、これを用いればよいので、
それら管理・利用のコストが大幅に軽減される。
【0127】上記実施形態において、アクセスチケット
の生成方法として、アクセスチケットIDに固定のデー
タ(アクセスチケット生成検証補助データd111)を
組み合わせたデータに対し、秘密の鍵により暗号化を施
したものをアクセスチケットとして用いる方法(方法
A)を取っているが、これは、以下の点で有利である。
【0128】まず、前途の通り、検索の効率や格納領域
の節約のために、アクセスチケットIDのデータサイズ
は十分小さい必要があるが、そうした場合、アクセスチ
ケットIDをそのままアクセスチケットとする方法(方
法B1)、あるいは、アクセスチケットIDに固定のデ
ータを付加してアクセスチケットとする方法(方法B
2)では、あるアクセスチケットIDから別のアクセス
チケットIDが類推される畏が高くなる。すなわち、あ
るアクセスチケットから、別のアクセスチケットが類推
され、偽造される畏が高くなる。
【0129】これに対し、本方法Aでは、アクセスチケ
ットIDのデータサイズが小さくとも、十分な長さのア
クセスチケット生成検証補助データd111を付加して
暗号化を施せば、あるアクセスチケットから他のアクセ
スチケットを類推することは困難となる。
【0130】また、上記実施形態では、アクセスチケッ
ト生成検証鍵k110として、対称型暗号方式による共
通鍵を用いたが、同アクセスチケット生成検証鍵k11
0の代わりに、RSAなどの非対称型暗号方式による鍵
の鍵対(ペア)を用意し、アクセスチケット生成手続き
の際には同鍵対の暗号化鍵を、アクセスチケット検証手
続きの際には、もう一方の復号化鍵を用いることとし
て、アクセス制御システムを構成することもできる。
【0131】更に、上記実施形態では、アクセスチケッ
ト生成検証鍵k110とアクセスチケット生成検証補助
データd111を固定的なデータとしたが、1つのアク
セスチケット、あるいはいくつかのアクセスチケットを
発行する毎に、これらを新しいものにそれぞれ変更し、
アクセスチケット検証時には、同アクセスチケットの発
行の際に用いたアクセスチケット生成検証鍵k110と
アクセスチケット生成検証補助データd111を取得し
て用いる方法・構成を取ることも可能である。
【0132】この方法によれば、各アクセスチケット、
もしくは、いくつかのアクセスチケットの組と、その生
成に用いたアクセスチケット生成検証鍵k110とアク
セスチケット生成検証補助データd111の組とを対応
づける情報を生成・保持する必要があるものの、アクセ
スチケットの偽造をより困難なものとするため、場合に
よっては便利である。
【0133】また、上記実施形態では、ユーザAから状
態遷移要求が送られたが、状態遷移要求は、ユーザA
(すなわちアクセス者)、あるいはユーザB(すなわわ
ターゲット情報の所有者)のいずれによって送られても
よい。
【0134】逆に、状態遷移要求が、ユーザA、ユーザ
Bどちらから送られたものなのかを判定し、それに応じ
て、状態遷移するか否かを判定することは、アクセス者
や、ターゲット情報のアクセス者による不適切な状態遷
移要求の送付によるアクセス権限の不正な変更を防止す
ることができるため、便利である。
【0135】これは、状態遷移情報105内の各状態遷
移規則に、イベント元条件という項目を設け、“ターゲ
ット情報所有者”、あるいは、“アクセス者”と記述す
るようにしておき、状態遷移実施手段4において実行さ
れる状態遷移実施手続きのステップS1108において
対象のアクセスチケットt1の状態を変更する前に、入
力された状態遷移要求sreq1が、ターゲット情報所
有者とアクセス者、いずれから送信されたのかその送信
元を識別し、同送信元と状態遷移規則rule1のイベ
ント元条件を比較し、一致しなかった場合には、状態遷
移要求sreq1を拒否し、これに対する処理を中止す
るよう設計・構成することによって実現できる。
【0136】また、ユーザAとユーザBとの上記取引の
状況を監視し、局面の変化が起こった際にそれを自動的
に検知し、ユーザAに付与したアクセスチケットに対す
る適切な状態遷移要求をアクセス制御システムに送信す
るソフトウェアプロセスを用いると、より便利である。
これは例えば、ユーザDがユーザAの電子ショップにア
クセスするために用いるWWW閲覧用ソフトウェア(ブ
ラウザ)に組み込まれ、ユーザBの操作を監視し、その
操作に応じて取引の局面の変化を検知し、状態遷移要求
を送るようなブラウザの補助ソフトウェアなどを用いる
ことができる。
【0137】なお、上述した実施形態の説明において、
アクセスチケット等の情報を安全な通信路を介して送信
するという記載における安全な通信路とは、第三者によ
る盗聴、改竄などに対する防御措置が取られた通信路で
あり、既存の任意の暗号技術によって実現される。この
通信路としては、例えば、インターネット上の情報流通
システムであるWorld Wide Webで普及しているSSL
(Secure Socket Layer)などが用いられる。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各状態毎にターゲット情報へのアクセス権限を規定して
いるアクセスチケットを各アクセス者に発行し、アクセ
ス要求の受付時に、アクセスチケットの状態に対するア
クセス権限に基づいてアクセス要求を許可するか否かを
判定し、状態遷移要求の受付時、アクセスチケットの状
態に基づいて遷移先状態を決定し、この遷移先状態でア
クセスチケットの状態を更新するので、アクセス者に対
して許容するアクセス権限を取引の局面の変化に応じて
容易に変更でき、柔軟なアクセス制御を実現することが
できる。
【0139】また、本発明によれば、複数の種類の複数
の状態の各々毎にターゲット情報へのアクセス権限を規
定しているアクセスチケットを各アクセス者に発行し、
アクセス要求の受付時、アクセスチケットの種類および
状態に対するアクセス権限に基づいてアクセス要求を許
可するか否かを判定し、また状態遷移要求の受付時、ア
クセスチケットの種類および状態に基づいて遷移先状態
を決定し、この遷移先状態でアクセスチケットの状態を
更新するので、アクセス者に対して許容するアクセス権
限を取引の局面の変化に応じて容易に変更でき、柔軟な
アクセス制御を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報アクセス制御方
法を実施する情報アクセス制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示す情報アクセス制御装置で使用される
有効アクセスチケット情報の登録内容例を示す説明図で
ある。
【図3】図1に示す情報アクセス制御装置で使用されて
いる状態遷移情報格納手段に格納された状態遷移情報の
内容を示す説明図である。
【図4】図1に示す情報アクセス制御装置で使用されて
いるアクセスチケット権限情報格納手段に格納されてい
るアクセスチケット権限情報の内容を示す説明図であ
る。
【図5】図1に示す情報アクセス制御装置で使用されて
いるターゲット情報格納手段に格納されているターゲッ
ト情報の内容を示す説明図である。
【図6】図1に示す情報アクセス制御装置のアクセスチ
ケット発行手段におけるアクセスチケット発行手続きを
示すフローチャートである。
【図7】図1に示す情報アクセス制御装置のアクセスチ
ケット検証手段におけるアクセスチケット検証手続きを
示すフローチャートである。
【図8】図1に示す情報アクセス制御装置のアクセス要
求処理手続きを示すフローチャートである。
【図9】図1に示す情報アクセス制御装置のアクセス権
限判定手段におけるアクセス権限判定手続きを示すフロ
ーチャートである。
【図10】図1に示す情報アクセス制御装置の状態遷移
要求処理手続きを示すフローチャートである。
【図11】図1に示す情報アクセス制御装置の状態遷移
実施手段における状態遷移実施手続きを示すフローチャ
ートである。
【図12】図1に示す情報アクセス制御装置で使用され
る有効アクセスチケット情報の登録内容を示す説明図で
ある。
【図13】図1に示す情報アクセス制御装置におけるア
クセスチケット発行手続きにより生成されたアクセスチ
ケットの構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 アクセスチケット発行手段 2 アクセス権限判定手段 3 アクセスチケット検証手段 4 状態遷移実施手段 5 状態遷移情報格納手段 6 アクセスチケット権限情報格納手段 7 有効アクセスチケット情報格納手段 8 ターゲット情報格納手段 9 ターゲット情報所有者の端末 10 アクセスチケット生成検証鍵格納手段 11 アクセスチケット生成検証補助データ格納手段
フロントページの続き Fターム(参考) 5B017 AA01 BA05 BA06 BA07 BB03 BB07 CA16 5B049 BB11 CC02 CC05 EE03 FF03 GG04 GG07 GG10 5B085 AA08 AE08 AE13 AE23 AE29 BE07 BG06 5J104 AA07 KA01 KA04 NA06 NA27 NA36 PA07 PA10 9A001 JJ18 JJ25 JZ67 LL03

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護対象資源であるターゲット情報にア
    クセスするアクセス者のアクセスを制御する情報アクセ
    ス制御方法であって、 複数の状態を取ることができ、この複数の状態の各々毎
    にターゲット情報へのアクセス権限を規定しているアク
    セスチケットを各アクセス者に発行し、 アクセス者からのアクセス要求を受け付け、この要求と
    ともに入力されたアクセスチケットの状態に対応して規
    定されているアクセス権限に基づいて前記アクセス要求
    を許可するか否かを判定し、 アクセス者からの状態遷移要求を受け付け、この要求と
    ともに入力されたアクセスチケットの状態に基づいて遷
    移先状態を決定し、この決定した遷移先状態でアクセス
    チケットの状態を更新することを特徴とする情報アクセ
    ス制御方法。
  2. 【請求項2】 保護対象資源であるターゲット情報にア
    クセスするアクセス者のアクセスを制御する情報アクセ
    ス制御方法であって、 アクセスの内容に応じた複数の種類が設けられるととも
    に、各種類において複数の状態を取ることができ、各種
    類における複数の状態の各々毎にターゲット情報へのア
    クセス権限を規定しているアクセスチケットを各アクセ
    ス者に発行し、 アクセス者からのアクセス要求を受け付け、この要求と
    ともに入力されたアクセスチケットの種類および状態に
    対応して規定されているアクセス権限に基づいて前記ア
    クセス要求を許可するか否かを判定し、 アクセス者からの状態遷移要求を受け付け、この要求と
    ともに入力されたアクセスチケットの種類および状態に
    基づいて遷移先状態を決定し、この決定した遷移先状態
    でアクセスチケットの状態を更新することを特徴とする
    情報アクセス制御方法。
  3. 【請求項3】 前記アクセスチケットの状態を更新する
    処理は、アクセスチケットの各状態が遷移する遷移先状
    態を各状態に対応して状態遷移情報格納テーブルに格納
    しておき、アクセス者からの前記状態遷移要求とともに
    入力されたアクセスチケットの状態に対応する遷移先状
    態を前記状態遷移情報格納テーブルから読み出し、この
    読み出した遷移先状態でアクセスチケットの状態を更新
    することを特徴とする請求項1記載の情報アクセス制御
    方法。
  4. 【請求項4】 前記アクセスチケットの状態を更新する
    処理は、各種類のアクセスチケットの各状態が遷移する
    遷移先状態をアクセスチケットの複数の種類の複数の状
    態の各々に対応して状態遷移情報格納テーブルに格納し
    ておき、アクセス者から前記状態遷移要求とともに入力
    されたアクセスチケットの種類および状態に対応する遷
    移先状態を前記状態遷移情報格納テーブルから読み出
    し、この読み出した遷移先状態でアクセスチケットの状
    態を更新することを特徴とする請求項2記載の情報アク
    セス制御方法。
  5. 【請求項5】 前記アクセスチケットの状態を更新する
    処理は、アクセス者からの前記状態遷移要求に状態遷移
    イベントが含まれており、この状態遷移イベントも考慮
    して前記遷移先状態を決定していることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載の情報アクセス制御方
    法。
  6. 【請求項6】 前記要求とともに入力されるアクセスチ
    ケットが有効か否かを検証することを特徴とする請求項
    1または2記載の情報アクセス制御方法。
  7. 【請求項7】 前記アクセス要求を許可するか否かを判
    定する処理は、アクセスチケットの各状態に対応して規
    定されるアクセス権限をアクセスチケット権限情報格納
    テーブルに格納しておき、前記アクセス要求とともに入
    力されるアクセスチケットの状態に対応して規定されて
    いるアクセス権限を前記アクセスチケット権限情報格納
    テーブルから読み出し、この読み出したアクセス権限に
    基づいて前記アクセス要求を許可するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報アクセス制御方
    法。
  8. 【請求項8】 前記アクセス要求を許可するか否かを判
    定する処理は、アクセスチケットの複数の種類の複数の
    状態の各々に対応して規定されるアクセス権限をアクセ
    スチケット権限情報格納テーブルに格納しておき、前記
    アクセス要求とともに入力されるアクセスチケットの種
    類および状態に対応して規定されているアクセス権限を
    前記アクセスチケット権限情報格納テーブルから読み出
    し、この読み出したアクセス権限に基づいて前記アクセ
    ス要求を許可するか否かを判定することを特徴とする請
    求項2記載の情報アクセス制御方法。
  9. 【請求項9】 保護対象資源であるターゲット情報にア
    クセスするアクセス者のアクセスを制御する情報アクセ
    ス制御装置であって、 複数の状態を取ることができ、この複数の状態の各々毎
    にターゲット情報へのアクセス権限を規定しているアク
    セスチケットを各アクセス者に発行するアクセスチケッ
    ト発行手段と、 アクセス者からのアクセス要求を受け付け、この要求と
    ともに入力されたアクセスチケットの状態に対応して規
    定されているアクセス権限に基づいて前記アクセス要求
    を許可するか否かを判定するアクセス権限判定手段と、 アクセス者からの状態遷移要求を受け付け、この要求と
    ともに入力されたアクセスチケットの状態に基づいて遷
    移先状態を決定し、この決定した遷移先状態でアクセス
    チケットの状態を更新する状態更新手段とを有すること
    を特徴とする情報アクセス制御装置。
  10. 【請求項10】 保護対象資源であるターゲット情報に
    アクセスするアクセス者のアクセスを制御する情報アク
    セス制御装置であって、 アクセスの内容に応じた複数の種類が設けられるととも
    に、各種類において複数の状態を取ることができ、各種
    類における複数の状態の各々毎にターゲット情報へのア
    クセス権限を規定しているアクセスチケットを各アクセ
    ス者に発行するアクセスチケット発行手段と、 アクセス者からのアクセス要求を受け付け、この要求と
    ともに入力されたアクセスチケットの種類および状態に
    対応して規定されているアクセス権限に基づいて前記ア
    クセス要求を許可するか否かを判定するアクセス権限判
    定手段と、 アクセス者からの状態遷移要求を受け付け、この要求と
    ともに入力されたアクセスチケットの種類および状態に
    基づいて遷移先状態を決定し、この決定した遷移先状態
    でアクセスチケットの状態を更新する状態更新手段とを
    有することを特徴とする情報アクセス制御装置。
  11. 【請求項11】 前記状態更新手段は、アクセスチケッ
    トの各状態が遷移する遷移先状態を各状態に対応して格
    納している状態遷移情報格納手段と、アクセス者からの
    前記状態遷移要求とともに入力されたアクセスチケット
    の状態に対応する遷移先状態を前記状態遷移情報格納手
    段から読み出し、この読み出した遷移先状態でアクセス
    チケットの状態を更新する手段とを有することを特徴と
    する請求項9記載の情報アクセス制御装置。
  12. 【請求項12】 前記状態更新手段は、各種類のアクセ
    スチケットの各状態が遷移する遷移先状態をアクセスチ
    ケットの複数の種類の複数の状態の各々に対応して格納
    している状態遷移情報格納手段と、アクセス者から前記
    状態遷移要求とともに入力されたアクセスチケットの種
    類および状態に対応する遷移先状態を前記状態遷移情報
    格納手段から読み出し、この読み出した遷移先状態でア
    クセスチケットの状態を更新する手段とを有することを
    特徴とする請求項10記載の情報アクセス制御装置。
  13. 【請求項13】 前記状態更新手段は、アクセス者から
    の前記状態遷移要求に含まれている状態遷移イベントも
    考慮して前記遷移先状態を決定する手段を有することを
    特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の情報ア
    クセス制御装置。
  14. 【請求項14】 前記要求とともに入力されるアクセス
    チケットが有効か否かを検証するアクセスチケット検証
    手段を有することを特徴とする請求項9または10記載
    の情報アクセス制御装置。
  15. 【請求項15】 前記アクセス権限判定手段は、アクセ
    スチケットの各状態に対応して規定されるアクセス権限
    を格納しているアクセスチケット権限情報格納手段と、
    前記アクセス要求とともに入力されるアクセスチケット
    の状態に対応して規定されているアクセス権限を前記ア
    クセスチケット権限情報格納手段から読み出し、この読
    み出したアクセス権限に基づいて前記アクセス要求を許
    可するか否かを判定する手段とを有することを特徴とす
    る請求項9記載の情報アクセス制御装置。
  16. 【請求項16】 前記アクセス権限判定手段は、アクセ
    スチケットの複数の種類の複数の状態の各々に対応して
    規定されるアクセス権限を格納しているアクセスチケッ
    ト権限情報格納手段と、前記アクセス要求とともに入力
    されるアクセスチケットの種類および状態に対応して規
    定されているアクセス権限を前記アクセスチケット権限
    情報格納手段から読み出し、この読み出したアクセス権
    限に基づいて前記アクセス要求を許可するか否かを判定
    する手段とを有することを特徴とする請求項10記載の
    情報アクセス制御装置。
  17. 【請求項17】 保護対象資源であるターゲット情報に
    アクセスするアクセス者のアクセスを制御する情報アク
    セス制御プログラムを記録した記録媒体であって、 複数の状態を取ることができ、この複数の状態の各々毎
    にターゲット情報へのアクセス権限を規定しているアク
    セスチケットを各アクセス者に発行し、 アクセス者からのアクセス要求を受け付け、この要求と
    ともに入力されたアクセスチケットの状態に対応して規
    定されているアクセス権限に基づいて前記アクセス要求
    を許可するか否かを判定し、 アクセス者からの状態遷移要求を受け付け、この要求と
    ともに入力されたアクセスチケットの状態に基づいて遷
    移先状態を決定し、この決定した遷移先状態でアクセス
    チケットの状態を更新することを特徴とする情報アクセ
    ス制御プログラムを記録した記録媒体。
  18. 【請求項18】 保護対象資源であるターゲット情報に
    アクセスするアクセス者のアクセスを制御する情報アク
    セス制御プログラムを記録した記録媒体であって、 アクセスの内容に応じた複数の種類が設けられるととも
    に、各種類において複数の状態を取ることができ、各種
    類における複数の状態の各々毎にターゲット情報へのア
    クセス権限を規定しているアクセスチケットを各アクセ
    ス者に発行し、 アクセス者からのアクセス要求を受け付け、この要求と
    ともに入力されたアクセスチケットの種類および状態に
    対応して規定されているアクセス権限に基づいて前記ア
    クセス要求を許可するか否かを判定し、 アクセス者からの状態遷移要求を受け付け、この要求と
    ともに入力されたアクセスチケットの種類および状態に
    基づいて遷移先状態を決定し、この決定した遷移先状態
    でアクセスチケットの状態を更新することを特徴とする
    情報アクセス制御プログラムを記録した記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記アクセスチケットの状態を更新す
    る処理は、アクセスチケットの各状態が遷移する遷移先
    状態を各状態に対応して状態遷移情報格納テーブルに格
    納しておき、アクセス者からの前記状態遷移要求ととも
    に入力されたアクセスチケットの状態に対応する遷移先
    状態を前記状態遷移情報格納テーブルから読み出し、こ
    の読み出した遷移先状態でアクセスチケットの状態を更
    新することを特徴とする請求項17記載の情報アクセス
    制御プログラムを記録した記録媒体。
  20. 【請求項20】 前記アクセスチケットの状態を更新す
    る処理は、各種類のアクセスチケットの各状態が遷移す
    る遷移先状態をアクセスチケットの複数の種類の複数の
    状態の各々に対応して状態遷移情報格納テーブルに格納
    しておき、アクセス者から前記状態遷移要求とともに入
    力されたアクセスチケットの種類および状態に対応する
    遷移先状態を前記状態遷移情報格納テーブルから読み出
    し、この読み出した遷移先状態でアクセスチケットの状
    態を更新することを特徴とする請求項18記載の情報ア
    クセス制御プログラムを記録した記録媒体。
  21. 【請求項21】 前記アクセスチケットの状態を更新す
    る処理は、アクセス者からの前記状態遷移要求に状態遷
    移イベントが含まれており、この状態遷移イベントも考
    慮して前記遷移先状態を決定していることを特徴とする
    請求項17乃至20のいずれかに記載の情報アクセス制
    御プログラムを記録した記録媒体。
  22. 【請求項22】 前記要求とともに入力されるアクセス
    チケットが有効か否かを検証することを特徴とする請求
    項17または18記載の情報アクセス制御プログラムを
    記録した記録媒体。
  23. 【請求項23】 前記アクセス要求を許可するか否かを
    判定する処理は、アクセスチケットの各状態に対応して
    規定されるアクセス権限をアクセスチケット権限情報格
    納テーブルに格納しておき、前記アクセス要求とともに
    入力されるアクセスチケットの状態に対応して規定され
    ているアクセス権限を前記アクセスチケット権限情報格
    納テーブルから読み出し、この読み出したアクセス権限
    に基づいて前記アクセス要求を許可するか否かを判定す
    ることを特徴とする請求項17記載の情報アクセス制御
    プログラムを記録した記録媒体。
  24. 【請求項24】 前記アクセス要求を許可するか否かを
    判定する処理は、アクセスチケットの複数の種類の複数
    の状態の各々に対応して規定されるアクセス権限をアク
    セスチケット権限情報格納テーブルに格納しておき、前
    記アクセス要求とともに入力されるアクセスチケットの
    種類および状態に対応して規定されているアクセス権限
    を前記アクセスチケット権限情報格納テーブルから読み
    出し、この読み出したアクセス権限に基づいて前記アク
    セス要求を許可するか否かを判定することを特徴とする
    請求項18記載の情報アクセス制御プログラムを記録し
    た記録媒体。
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