JP2000215313A - デ―タ識別方法およびその装置 - Google Patents
デ―タ識別方法およびその装置Info
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- JP2000215313A JP2000215313A JP11014921A JP1492199A JP2000215313A JP 2000215313 A JP2000215313 A JP 2000215313A JP 11014921 A JP11014921 A JP 11014921A JP 1492199 A JP1492199 A JP 1492199A JP 2000215313 A JP2000215313 A JP 2000215313A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1対多のデータ識別も可能にするとともに、
誤拒否率や誤受理率を低下させて、識別成功率の高いデ
ータ識別方法およびその装置を得る。 【解決手段】 登録時照合度算出部2aにおいて、登録
データ記録部1に登録された複数の登録データについ
て、各登録データごとにその他の登録データとの照合度
を算出し、照合度分布算出部4がその照合度より算出し
た照合度分布に基づいて、閾値生成部6において各登録
データ用の閾値を生成し、照合時照合度算出部2bの算
出した照合データと候補データの照合度を、照合判定部
8において当該候補データ用の閾値と比較して、識別対
象の照合データが候補データに対応するか否かの判断を
行う。
誤拒否率や誤受理率を低下させて、識別成功率の高いデ
ータ識別方法およびその装置を得る。 【解決手段】 登録時照合度算出部2aにおいて、登録
データ記録部1に登録された複数の登録データについ
て、各登録データごとにその他の登録データとの照合度
を算出し、照合度分布算出部4がその照合度より算出し
た照合度分布に基づいて、閾値生成部6において各登録
データ用の閾値を生成し、照合時照合度算出部2bの算
出した照合データと候補データの照合度を、照合判定部
8において当該候補データ用の閾値と比較して、識別対
象の照合データが候補データに対応するか否かの判断を
行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、識別の対象とな
る照合データと、登録済のデータうちのいずれかとを照
合し、それらが対応するかどうかを判定するデータ識別
方法およびその装置に関するものであり、特に指紋や顔
等の画像データや画像から抽出された特徴量等のデータ
の識別に関するものである。
る照合データと、登録済のデータうちのいずれかとを照
合し、それらが対応するかどうかを判定するデータ識別
方法およびその装置に関するものであり、特に指紋や顔
等の画像データや画像から抽出された特徴量等のデータ
の識別に関するものである。
【0002】
【従来の技術】指紋照合装置などの個人識別装置で個人
を識別する場合には、センサ等で得られる、現在識別し
ようとしている人の指紋やその特徴量等のデータと、既
に多数登録されている指紋あるいはその特徴量等のデー
タの中から取り出したある一つのデータとの照合度を計
算し、照合度が所定の閾値を越えるか否かで本人の判定
を行うことが多い。
を識別する場合には、センサ等で得られる、現在識別し
ようとしている人の指紋やその特徴量等のデータと、既
に多数登録されている指紋あるいはその特徴量等のデー
タの中から取り出したある一つのデータとの照合度を計
算し、照合度が所定の閾値を越えるか否かで本人の判定
を行うことが多い。
【0003】例えば、特開昭58−176782号公報
をはじめとする、指紋照合などで用いられている従来の
データ識別の技術では、本人の判定を行う閾値は、照合
の対象となる既に登録されている他人のデータの性質
や、現在照合しようとする本人のデータの性質とは関係
なく、一定値に固定されている。
をはじめとする、指紋照合などで用いられている従来の
データ識別の技術では、本人の判定を行う閾値は、照合
の対象となる既に登録されている他人のデータの性質
や、現在照合しようとする本人のデータの性質とは関係
なく、一定値に固定されている。
【0004】また、その他の従来のデータ識別の技術と
しては、特開昭62−281080号公報に示された指
紋照合装置があり、そこでは、1対1照合の指紋照合装
置において、指紋の登録時に登録者が複数回繰り返して
指紋を入力し、それらの各特徴量の全ての組み合せの一
致度の平均値と分散値に基づいて、照合者が照合時に用
いる閾値を算出するようにしている。
しては、特開昭62−281080号公報に示された指
紋照合装置があり、そこでは、1対1照合の指紋照合装
置において、指紋の登録時に登録者が複数回繰り返して
指紋を入力し、それらの各特徴量の全ての組み合せの一
致度の平均値と分散値に基づいて、照合者が照合時に用
いる閾値を算出するようにしている。
【0005】次にそのような従来のデータ識別について
説明する。図6は従来の指紋照合装置の構成を示すブロ
ック図である。図において、T1は暗証番号を入力する
ためのキーボード、T2は指紋画像を取得するカメラ、
T3は指紋画像に基づいて特徴量を抽出する特徴抽出回
路、T4は特徴量を一時メモリT51,T52,…,T
5nに順次書き込むための一時メモリセレクタ、T5は
一時メモリT51,T52,…,T5nを有する一時メ
モリ群、T6は一時メモリ群T5の一時メモリT51,
T52,…,T5nのうちの任意の二つを選択するデー
タセレクタ、T7はデータセレクタT6で選択された二
つのデータを比較してその一致度を算出する一致度算出
回路、T8はデータセレクタT6で選ばれるデータの全
ての組み合せについて、一致度算出回路T7で求められ
た一致度から登録指紋の判定レベルを算出する判定レベ
ル算出回路、T9は一時メモリ群T5からの特徴量と、
判定レベル算出回路T8で求められた判定レベルとを組
にして記録する登録メモリ、T10は照合時に特徴量の
一致度と判定レベルに基づいて照合の判定を行う照合判
定回路である。
説明する。図6は従来の指紋照合装置の構成を示すブロ
ック図である。図において、T1は暗証番号を入力する
ためのキーボード、T2は指紋画像を取得するカメラ、
T3は指紋画像に基づいて特徴量を抽出する特徴抽出回
路、T4は特徴量を一時メモリT51,T52,…,T
5nに順次書き込むための一時メモリセレクタ、T5は
一時メモリT51,T52,…,T5nを有する一時メ
モリ群、T6は一時メモリ群T5の一時メモリT51,
T52,…,T5nのうちの任意の二つを選択するデー
タセレクタ、T7はデータセレクタT6で選択された二
つのデータを比較してその一致度を算出する一致度算出
回路、T8はデータセレクタT6で選ばれるデータの全
ての組み合せについて、一致度算出回路T7で求められ
た一致度から登録指紋の判定レベルを算出する判定レベ
ル算出回路、T9は一時メモリ群T5からの特徴量と、
判定レベル算出回路T8で求められた判定レベルとを組
にして記録する登録メモリ、T10は照合時に特徴量の
一致度と判定レベルに基づいて照合の判定を行う照合判
定回路である。
【0006】次に動作について説明する。まず、登録時
において、登録者がキーボードT1から暗証番号を入力
し、指をカメラT2に置くと、一時メモリセレクタT4
で抽出された指紋の特徴量が一時メモリT51に書き込
まれる。以下この操作を複数回繰り返すことによって、
順次特徴量のデータが一時メモリT51,T52,…,
T5nに書き込まれる。所定の数だけ一時メモリ群T5
の各一時メモリT51,T52,…,T5nにデータが
書き込まれると、データセレクタT6が一時メモリT5
1,T52,…,T5nのうちの二つを選ぶ全ての組み
合せを一致度算出回路T7に送り、一致度算出回路T7
で二つのデータの一致度を算出する。これらの一致度は
判定レベル算出回路T8に送られ、その平均値や分散値
から判定レベルが算出される。判定レベルが算出される
と一時メモリT51,T52,…,T5nに書き込まれ
た特徴量のうちの一つと、判定レベル算出回路T8で算
出された判定レベルが、暗証番号に相当する登録メモリ
T9のアドレスに格納される。
において、登録者がキーボードT1から暗証番号を入力
し、指をカメラT2に置くと、一時メモリセレクタT4
で抽出された指紋の特徴量が一時メモリT51に書き込
まれる。以下この操作を複数回繰り返すことによって、
順次特徴量のデータが一時メモリT51,T52,…,
T5nに書き込まれる。所定の数だけ一時メモリ群T5
の各一時メモリT51,T52,…,T5nにデータが
書き込まれると、データセレクタT6が一時メモリT5
1,T52,…,T5nのうちの二つを選ぶ全ての組み
合せを一致度算出回路T7に送り、一致度算出回路T7
で二つのデータの一致度を算出する。これらの一致度は
判定レベル算出回路T8に送られ、その平均値や分散値
から判定レベルが算出される。判定レベルが算出される
と一時メモリT51,T52,…,T5nに書き込まれ
た特徴量のうちの一つと、判定レベル算出回路T8で算
出された判定レベルが、暗証番号に相当する登録メモリ
T9のアドレスに格納される。
【0007】一方、照合時においては、照合者がキーボ
ードT1から暗証番号を入力し、指をカメラT2に置く
と、一時メモリセレクタT4で抽出された指紋の特徴量
が一時メモリ群T5の一時メモリT51,T52,…,
T5nのうちの一つに書き込まれる。また、データセレ
クタT6は、一時メモリT51,T52,…,T5nに
記録されている特徴量を一致度算出回路T7に送る。ま
た、登録メモリT9のうちの入力された暗証番号に相当
するアドレスに格納されている登録特徴量は、データセ
レクタT6を介して一致度算出回路T7に送られると同
時に、その登録特徴量の判定レベルが照合判定回路T1
0に送られる。一致度算出回路T7では二つの特徴量の
一致度を求め、それを照合判定回路T10に送る。照合
判定回路T10ではそれと登録メモリT9から送られて
きた判定レベルとを比較して、その照合結果を出力す
る。
ードT1から暗証番号を入力し、指をカメラT2に置く
と、一時メモリセレクタT4で抽出された指紋の特徴量
が一時メモリ群T5の一時メモリT51,T52,…,
T5nのうちの一つに書き込まれる。また、データセレ
クタT6は、一時メモリT51,T52,…,T5nに
記録されている特徴量を一致度算出回路T7に送る。ま
た、登録メモリT9のうちの入力された暗証番号に相当
するアドレスに格納されている登録特徴量は、データセ
レクタT6を介して一致度算出回路T7に送られると同
時に、その登録特徴量の判定レベルが照合判定回路T1
0に送られる。一致度算出回路T7では二つの特徴量の
一致度を求め、それを照合判定回路T10に送る。照合
判定回路T10ではそれと登録メモリT9から送られて
きた判定レベルとを比較して、その照合結果を出力す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ識別装置
としての指紋照合装置は以上のように構成されているの
で、本人の判定を行う閾値は照合する人に関係なく画一
的に一定値に固定されている。しかしながら、実際の指
紋の照合度は個人ごとにまちまちで、高い値をとる傾向
の人もいれば低い値をとる傾向の人もいる。したがっ
て、従来の指紋照合装置のように、本人の判定を行う閾
値を照合する人に関係なく画一的に一定値に固定する
と、閾値を高めに設定した場合には、他人を拒否しやす
くするかわりに、本人も誤って拒否されることが多くな
り、逆に閾値を低めに設定すると、本人を受理しやすく
するかわりに、他人も誤って受理してしまう可能性があ
る。つまり、本人が誤って拒否されにくくすることと、
他人が誤って受理されにくくすることの両立が困難であ
り、その結果、識別成功率の低下を招いてしまうという
課題があった。
としての指紋照合装置は以上のように構成されているの
で、本人の判定を行う閾値は照合する人に関係なく画一
的に一定値に固定されている。しかしながら、実際の指
紋の照合度は個人ごとにまちまちで、高い値をとる傾向
の人もいれば低い値をとる傾向の人もいる。したがっ
て、従来の指紋照合装置のように、本人の判定を行う閾
値を照合する人に関係なく画一的に一定値に固定する
と、閾値を高めに設定した場合には、他人を拒否しやす
くするかわりに、本人も誤って拒否されることが多くな
り、逆に閾値を低めに設定すると、本人を受理しやすく
するかわりに、他人も誤って受理してしまう可能性があ
る。つまり、本人が誤って拒否されにくくすることと、
他人が誤って受理されにくくすることの両立が困難であ
り、その結果、識別成功率の低下を招いてしまうという
課題があった。
【0009】また、複数の本人の特徴量のデータのから
求めた閾値を用いて照合を行うことを考えると、1対1
の照合では本人であるかどうかの判断はできても、1対
多の照合については正しく本人の判定を行うことができ
ないという課題もあった。なぜならば、本人の特徴量の
データだけから求めた閾値には、現在登録されている他
人のデータとの相対的な関係が全く考慮されていないた
め、その閾値では「本人である」という判断はできても
「他人ではない」という判断はできないからである。
求めた閾値を用いて照合を行うことを考えると、1対1
の照合では本人であるかどうかの判断はできても、1対
多の照合については正しく本人の判定を行うことができ
ないという課題もあった。なぜならば、本人の特徴量の
データだけから求めた閾値には、現在登録されている他
人のデータとの相対的な関係が全く考慮されていないた
め、その閾値では「本人である」という判断はできても
「他人ではない」という判断はできないからである。
【0010】さらに、登録者の入力するデータの統計量
だけから信頼度の高い閾値を求めるには、たくさんのデ
ータが必要であり、登録者は登録時に何度も繰り返して
指紋を入力しなければならないという運用上の問題も生
じてくる。
だけから信頼度の高い閾値を求めるには、たくさんのデ
ータが必要であり、登録者は登録時に何度も繰り返して
指紋を入力しなければならないという運用上の問題も生
じてくる。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、1対1だけでなく1対多のデータ
識別も可能にし、かつ識別の誤り率を低下させて、識別
成功率を向上させたデータ識別方法およびその装置を得
ることを目的とする。
めになされたもので、1対1だけでなく1対多のデータ
識別も可能にし、かつ識別の誤り率を低下させて、識別
成功率を向上させたデータ識別方法およびその装置を得
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ識
別方法は、複数の登録データについて、各登録データご
とにその他の登録データとの一致の度合である照合度を
算出し、各登録データごとに算出された他の登録データ
との照合度の照合度分布に基づいて各登録データ用の閾
値を生成し、識別の対象となる照合データと、登録済の
複数の登録データのうちの照合の候補である1つの候補
データとの照合度を算出して、得られた照合度とその候
補データ用の閾値との比較によって、識別対象の照合デ
ータが候補データに対応するかを判断するようにしたも
のである。
別方法は、複数の登録データについて、各登録データご
とにその他の登録データとの一致の度合である照合度を
算出し、各登録データごとに算出された他の登録データ
との照合度の照合度分布に基づいて各登録データ用の閾
値を生成し、識別の対象となる照合データと、登録済の
複数の登録データのうちの照合の候補である1つの候補
データとの照合度を算出して、得られた照合度とその候
補データ用の閾値との比較によって、識別対象の照合デ
ータが候補データに対応するかを判断するようにしたも
のである。
【0013】この発明に係るデータ識別方法は、現在注
目している登録データ以外の全ての登録データとの組み
合せから、各登録データごとにその他の登録データとの
照合度を求めるようにしたものである。
目している登録データ以外の全ての登録データとの組み
合せから、各登録データごとにその他の登録データとの
照合度を求めるようにしたものである。
【0014】この発明に係るデータ識別方法は、現在注
目している登録データ以外の複数の他登録データのうち
の一部との組み合せから、各登録データごとにその他の
登録データとの照合度を求めるようにしたものである。
目している登録データ以外の複数の他登録データのうち
の一部との組み合せから、各登録データごとにその他の
登録データとの照合度を求めるようにしたものである。
【0015】この発明に係るデータ識別方法は、各登録
データごとに、その他の登録データとの照合度の照合度
分布を、照合度の度数率分布から求めるようにしたもの
である。
データごとに、その他の登録データとの照合度の照合度
分布を、照合度の度数率分布から求めるようにしたもの
である。
【0016】この発明に係るデータ識別方法は、各登録
データごとに、その他の登録データとの照合度の照合度
分布を、照合度の度数率分布を近似した関数から求める
ようにしたものである。
データごとに、その他の登録データとの照合度の照合度
分布を、照合度の度数率分布を近似した関数から求める
ようにしたものである。
【0017】この発明に係るデータ識別方法は、各登録
データごとに求められるその他の登録データとの照合度
の照合度分布と誤受理率の目標値から、各登録データ用
の閾値を求めるようにしたものである。
データごとに求められるその他の登録データとの照合度
の照合度分布と誤受理率の目標値から、各登録データ用
の閾値を求めるようにしたものである。
【0018】この発明に係るデータ識別方法は、各登録
データ用の閾値を、照合データと比較した候補データは
照合データと対応しないことを示す値として設定するよ
うにしたものである。
データ用の閾値を、照合データと比較した候補データは
照合データと対応しないことを示す値として設定するよ
うにしたものである。
【0019】この発明に係るデータ識別方法は、各登録
データ用の閾値を、照合データと比較した候補データは
照合データと対応することを示す閾値として設定するよ
うにしたものである。
データ用の閾値を、照合データと比較した候補データは
照合データと対応することを示す閾値として設定するよ
うにしたものである。
【0020】この発明に係るデータ識別装置は、登録デ
ータ記録部に登録されている複数の登録データについ
て、登録時照合度算出部で各登録データごとに他の登録
データとの一致の度合を示す照合度を算出して、それを
照合度記録部に記録し、この照合度記録部に記録された
照合度に基づいて、各登録データごとに他の登録データ
との照合度分布を照合度分布算出部で作成して、その照
合度分布を照合度分布記録部に記録し、閾値生成部にお
いて、この照合度分布に基づいて各登録データ用の閾値
を生成して閾値記録部に記録し、識別の対象となる照合
データと、既に登録データ記録部に記録されている複数
の登録データのうちの照合の候補である1つの候補デー
タとの照合度を照合時照合度算出部にて算出し、この照
合時照合度算出部で算出された照合度と、閾値記録部に
記録されている閾値のうちの当該候補データ用の閾値と
を比較して、識別対象の照合データが、比較した候補デ
ータに対応するか否かを照合判定部で判断するようにし
たものである。
ータ記録部に登録されている複数の登録データについ
て、登録時照合度算出部で各登録データごとに他の登録
データとの一致の度合を示す照合度を算出して、それを
照合度記録部に記録し、この照合度記録部に記録された
照合度に基づいて、各登録データごとに他の登録データ
との照合度分布を照合度分布算出部で作成して、その照
合度分布を照合度分布記録部に記録し、閾値生成部にお
いて、この照合度分布に基づいて各登録データ用の閾値
を生成して閾値記録部に記録し、識別の対象となる照合
データと、既に登録データ記録部に記録されている複数
の登録データのうちの照合の候補である1つの候補デー
タとの照合度を照合時照合度算出部にて算出し、この照
合時照合度算出部で算出された照合度と、閾値記録部に
記録されている閾値のうちの当該候補データ用の閾値と
を比較して、識別対象の照合データが、比較した候補デ
ータに対応するか否かを照合判定部で判断するようにし
たものである。
【0021】この発明に係るデータ識別装置は、継続判
定部で、照合判定部の判定結果によって照合を継続する
か否かを判定するようにし、候補番号生成部で、登録デ
ータ記録部に記録されている複数の登録データの中から
いずれのデータを候補データとして、識別の対象である
照合データと照合するのかを決定するようにしたもので
ある。
定部で、照合判定部の判定結果によって照合を継続する
か否かを判定するようにし、候補番号生成部で、登録デ
ータ記録部に記録されている複数の登録データの中から
いずれのデータを候補データとして、識別の対象である
照合データと照合するのかを決定するようにしたもので
ある。
【0022】この発明に係るデータ識別装置は、識別番
号指定部より、候補番号生成部で候補データを指定する
候補番号を決定するためのデータを入力するようにした
ものである。
号指定部より、候補番号生成部で候補データを指定する
候補番号を決定するためのデータを入力するようにした
ものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるデ
ータ識別装置の構成を示すブロック図である。なお、こ
の実施の形態1においては、1対多の検索照合を行うデ
ータ識別装置について説明する。図において、1は照合
の対象となる照合データと比較される、複数の登録デー
タが記録された登録データ記録部である。2aはこの登
録データ記録部1に記録されている登録データについ
て、各登録データごとにその他の登録データとの一致の
度合を表す照合度を算出する登録時照合度算出部であ
り、2bは入力された照合データと、登録データ記録部
1に記録されている登録データのうちの候補となる候補
データとの照合度を算出する照合時照合度算出部であ
る。なお、この登録時照合度算出部2aと照合時照合度
算出部2bの基本動作は、二つのデータから、それらの
照合度を算出することで、照合度を複数組求めるか一組
求めるかが異なるだけであって、原理的には同様の動作
をするものである。
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるデ
ータ識別装置の構成を示すブロック図である。なお、こ
の実施の形態1においては、1対多の検索照合を行うデ
ータ識別装置について説明する。図において、1は照合
の対象となる照合データと比較される、複数の登録デー
タが記録された登録データ記録部である。2aはこの登
録データ記録部1に記録されている登録データについ
て、各登録データごとにその他の登録データとの一致の
度合を表す照合度を算出する登録時照合度算出部であ
り、2bは入力された照合データと、登録データ記録部
1に記録されている登録データのうちの候補となる候補
データとの照合度を算出する照合時照合度算出部であ
る。なお、この登録時照合度算出部2aと照合時照合度
算出部2bの基本動作は、二つのデータから、それらの
照合度を算出することで、照合度を複数組求めるか一組
求めるかが異なるだけであって、原理的には同様の動作
をするものである。
【0024】また、3は登録時照合度算出部2aで求め
られた照合度を記録する照合度記録部である。4はこの
照合度記録部3に記録されている照合度に基づいて、各
登録データごとにその他の登録データとの照合度分布を
作成する照合度分布算出部であり、5はこの照合度分布
算出部4で作成された照合度分布を記録する照合度分布
記録部である。6はこの照合度分布記録部5に記録され
た各登録データごとの照合度分布に基づいて、各登録デ
ータ用の閾値を生成する閾値生成部であり、7はこの閾
値生成部6で生成された閾値を記録する閾値記録部であ
る。
られた照合度を記録する照合度記録部である。4はこの
照合度記録部3に記録されている照合度に基づいて、各
登録データごとにその他の登録データとの照合度分布を
作成する照合度分布算出部であり、5はこの照合度分布
算出部4で作成された照合度分布を記録する照合度分布
記録部である。6はこの照合度分布記録部5に記録され
た各登録データごとの照合度分布に基づいて、各登録デ
ータ用の閾値を生成する閾値生成部であり、7はこの閾
値生成部6で生成された閾値を記録する閾値記録部であ
る。
【0025】8は閾値記録部7に記録されている複数の
閾値の中から、現在の候補データに対応した閾値を取り
出し、照合時照合度算出部2bで求められたその候補デ
ータの照合度と比較して、照合データがその候補データ
に相当するかどうかを判断する照合判定部である。9は
この照合度判定部8の判断結果に基づいて、照合を継続
するか否かを判定する継続判定部であり、10はこの継
続判定部9からの判定結果を受けて、照合データと照合
される候補データの番号を指定する候補番号生成部であ
る。
閾値の中から、現在の候補データに対応した閾値を取り
出し、照合時照合度算出部2bで求められたその候補デ
ータの照合度と比較して、照合データがその候補データ
に相当するかどうかを判断する照合判定部である。9は
この照合度判定部8の判断結果に基づいて、照合を継続
するか否かを判定する継続判定部であり、10はこの継
続判定部9からの判定結果を受けて、照合データと照合
される候補データの番号を指定する候補番号生成部であ
る。
【0026】次に動作について説明する。まず、登録時
の動作について説明する。登録時には入力された登録デ
ータを登録データ記録部1に記録する。なお、この登録
時においては、入力作業を複数回行って、それらのうち
の最大値や平均値などのデータを登録データとして記録
するようにしてもよい。登録時照合度算出部2aはこの
登録データ記録部1に記録されている複数の登録データ
について、各登録データごとにその他の登録データとの
照合度を算出し、得られた照合度を照合度記録部3に記
録する。
の動作について説明する。登録時には入力された登録デ
ータを登録データ記録部1に記録する。なお、この登録
時においては、入力作業を複数回行って、それらのうち
の最大値や平均値などのデータを登録データとして記録
するようにしてもよい。登録時照合度算出部2aはこの
登録データ記録部1に記録されている複数の登録データ
について、各登録データごとにその他の登録データとの
照合度を算出し、得られた照合度を照合度記録部3に記
録する。
【0027】ここで、図2は照合度記録部3が保持して
いる二つの登録データの照合度の全ての組み合せを表す
模式図であり、次にこの図2を用いて、登録時照合度算
出部2aの動作について説明する。例えば、現在、登録
データ記録部1には識別番号が1〜n−1の(n−1)
個のデータが登録されており、そこに新たに識別番号と
してnが付けられた新規の登録データが一つ追加され
て、登録データ数がnになる状況を考える。新規の登録
データが追加されるまでは、登録されている(n−1)
個の登録データについて、1から(n−1)までの各登
録データについて、他の登録データとの照合度は既に計
算されていると考えることができ、それらの照合度は図
2のような、対称の(n−1)×(n−1)の正方行列
として照合度記録部3で保存されているとする。
いる二つの登録データの照合度の全ての組み合せを表す
模式図であり、次にこの図2を用いて、登録時照合度算
出部2aの動作について説明する。例えば、現在、登録
データ記録部1には識別番号が1〜n−1の(n−1)
個のデータが登録されており、そこに新たに識別番号と
してnが付けられた新規の登録データが一つ追加され
て、登録データ数がnになる状況を考える。新規の登録
データが追加されるまでは、登録されている(n−1)
個の登録データについて、1から(n−1)までの各登
録データについて、他の登録データとの照合度は既に計
算されていると考えることができ、それらの照合度は図
2のような、対称の(n−1)×(n−1)の正方行列
として照合度記録部3で保存されているとする。
【0028】そこに識別番号nが付けられた新規の登録
データが登録データ記録部1に記録されると、登録時照
合度算出部2aでは、新たに登録される識別番号nのデ
ータとその他の登録データとの照合度だけを計算するこ
とになる。識別番号iとjの登録データの照合度をxij
と表すとすると、識別番号nの新規登録データと他の登
録データとのn通りの照合度xn1,xn2,…,xnn、お
よびその対称成分である(n−1)通りの照合度x1n,
x2n,…,xnn-1が計算され、それらが(n−1)×
(n−1)行列に追加され、n×nの正方行列として照
合度記録部3に記録される。
データが登録データ記録部1に記録されると、登録時照
合度算出部2aでは、新たに登録される識別番号nのデ
ータとその他の登録データとの照合度だけを計算するこ
とになる。識別番号iとjの登録データの照合度をxij
と表すとすると、識別番号nの新規登録データと他の登
録データとのn通りの照合度xn1,xn2,…,xnn、お
よびその対称成分である(n−1)通りの照合度x1n,
x2n,…,xnn-1が計算され、それらが(n−1)×
(n−1)行列に追加され、n×nの正方行列として照
合度記録部3に記録される。
【0029】また、図3は照合度分布算出部4が算出す
る、ある二つの登録データについての、他の登録データ
との照合度の度数率分布の一例を示す説明図であり、図
4は照合度分布算出部4が算出する、ある二つの登録デ
ータについての、他の登録データとの照合度の度数率分
布を正規分布で近似した場合の照合度分布の一例を示す
説明図である。以下に、照合度分布算出部4の動作をこ
れら図3および図4を用いて説明する。
る、ある二つの登録データについての、他の登録データ
との照合度の度数率分布の一例を示す説明図であり、図
4は照合度分布算出部4が算出する、ある二つの登録デ
ータについての、他の登録データとの照合度の度数率分
布を正規分布で近似した場合の照合度分布の一例を示す
説明図である。以下に、照合度分布算出部4の動作をこ
れら図3および図4を用いて説明する。
【0030】照合度分布算出部4ではまず、照合度記録
部3に記録されている登録データのうち、登録されてい
る各登録データごとに照合度の度数率分布を作成する。
すなわち、識別番号1のデータについては、照合度
x12,x13,…,x1nから、識別番号2のデータについ
ては、照合度x21,x23,…,x2nから、・・・・、識
別番号iのデータについては照合度xi1,…,xii-1,
xii+1,…,xinから、識別番号nのデータについては
照合度xn1,xn2,…,xnn-1から、それぞれ照合度の
度数率分布を作成する。図3にはその識別番号がiおよ
びjである登録データについての、他の登録データとの
照合度の度数率分布の例が示されている。図示のよう
に、他の登録データとの照合度であるため低い値付近に
分布し、分布の形は登録データによって異なることを示
している。
部3に記録されている登録データのうち、登録されてい
る各登録データごとに照合度の度数率分布を作成する。
すなわち、識別番号1のデータについては、照合度
x12,x13,…,x1nから、識別番号2のデータについ
ては、照合度x21,x23,…,x2nから、・・・・、識
別番号iのデータについては照合度xi1,…,xii-1,
xii+1,…,xinから、識別番号nのデータについては
照合度xn1,xn2,…,xnn-1から、それぞれ照合度の
度数率分布を作成する。図3にはその識別番号がiおよ
びjである登録データについての、他の登録データとの
照合度の度数率分布の例が示されている。図示のよう
に、他の登録データとの照合度であるため低い値付近に
分布し、分布の形は登録データによって異なることを示
している。
【0031】次に、このように各登録データごとに求め
られた他の登録データとの照合度の度数率分布を適当な
関数で近似して照合度分布を求める。図4は上記図3に
示した識別番号がiおよびjの登録データについての、
他の登録データとの照合度の度数率分布を、正規分布で
近似した場合の照合度分布を示している。識別番号iの
登録データの照合度分布を正規分布で求める場合は、他
の登録データとの平均mi と分散σi 2を、それぞれ次に
示す式(1)および式(2)を用いて求め、それらを用
いて、次の式(3)で照合度分布fi (x)を近似す
る。ここで、照合度の度数率分布を近似する関数として
は正規分布だけに限らず、その他のいかなる関数を用い
てもよい。
られた他の登録データとの照合度の度数率分布を適当な
関数で近似して照合度分布を求める。図4は上記図3に
示した識別番号がiおよびjの登録データについての、
他の登録データとの照合度の度数率分布を、正規分布で
近似した場合の照合度分布を示している。識別番号iの
登録データの照合度分布を正規分布で求める場合は、他
の登録データとの平均mi と分散σi 2を、それぞれ次に
示す式(1)および式(2)を用いて求め、それらを用
いて、次の式(3)で照合度分布fi (x)を近似す
る。ここで、照合度の度数率分布を近似する関数として
は正規分布だけに限らず、その他のいかなる関数を用い
てもよい。
【0032】
【数1】
【0033】これらの照合度分布がすべての登録データ
について求められると、照合度分布記録部5にその照合
度分布が記録される。
について求められると、照合度分布記録部5にその照合
度分布が記録される。
【0034】次に閾値生成部6の動作を図4を用いて説
明する。閾値生成部6では照合度分布記録部5に記録さ
れた、各登録データごとに求められた照合度分布に基づ
いて閾値を算出する。閾値生成部6は誤受理率の目標値
と照合度分布をもとに、次のように各登録データ用の閾
値を求める。すなわち、目標とする誤受理率をfarと
し、識別番号iの登録データ用の閾値をti とすると、
識別番号iの登録データとその他の登録データとの照合
度分布fi(x)との間には、次に示す式(4)の関係
が成り立つ。したがって、この式(4)の解として閾値
tiを求めることができる。この場合の閾値ti は、他
の登録データとの照合度と目標とする誤受理率から求め
られているため、目標とする誤受理率の範囲で、「現在
照合中の照合データと候補データは対応しない」という
ことを表す指標と言い替えることができる。
明する。閾値生成部6では照合度分布記録部5に記録さ
れた、各登録データごとに求められた照合度分布に基づ
いて閾値を算出する。閾値生成部6は誤受理率の目標値
と照合度分布をもとに、次のように各登録データ用の閾
値を求める。すなわち、目標とする誤受理率をfarと
し、識別番号iの登録データ用の閾値をti とすると、
識別番号iの登録データとその他の登録データとの照合
度分布fi(x)との間には、次に示す式(4)の関係
が成り立つ。したがって、この式(4)の解として閾値
tiを求めることができる。この場合の閾値ti は、他
の登録データとの照合度と目標とする誤受理率から求め
られているため、目標とする誤受理率の範囲で、「現在
照合中の照合データと候補データは対応しない」という
ことを表す指標と言い替えることができる。
【0035】
【数2】
【0036】最後にこの閾値生成部6で求められた閾値
ti を閾値記録部7に記録して、登録の動作を終了す
る。
ti を閾値記録部7に記録して、登録の動作を終了す
る。
【0037】次に照合時の動作について説明する。照合
時には照合時照合度算出部2bにおいて、候補番号生成
部10の指定に基づいて登録データ記録部1に記録され
ている登録データの中から選ばれた候補データと、入力
された照合データとの照合度を求める。求められた照合
度は照合判定部8に送られ、閾値記録部7に記録されて
いる候補データに対応する閾値と比較される。照合判定
部8はこの比較によって候補データが照合データに対応
するかどうかを判断し、その識別結果を出力する。
時には照合時照合度算出部2bにおいて、候補番号生成
部10の指定に基づいて登録データ記録部1に記録され
ている登録データの中から選ばれた候補データと、入力
された照合データとの照合度を求める。求められた照合
度は照合判定部8に送られ、閾値記録部7に記録されて
いる候補データに対応する閾値と比較される。照合判定
部8はこの比較によって候補データが照合データに対応
するかどうかを判断し、その識別結果を出力する。
【0038】ここで、照合データと候補データが対応す
る場合には検索照合は終了し、対応しないという識別結
果が得られた場合には、継続判定部9が照合を継続する
か否かを判定する。その結果、継続しない場合には検索
照合は終了し、照合を継続する場合には、継続判定部9
より候補番号生成部10にトリガ信号を送る。このトリ
ガ信号を受けた候補番号生成部10は、次の照合の候補
データを選定するための候補番号を決定する。これらの
動作を、継続判定部9が一定回数で検索を打ち切った
り、全データの検索を終了するなどの条件で継続しない
と判断するまで繰り返す。
る場合には検索照合は終了し、対応しないという識別結
果が得られた場合には、継続判定部9が照合を継続する
か否かを判定する。その結果、継続しない場合には検索
照合は終了し、照合を継続する場合には、継続判定部9
より候補番号生成部10にトリガ信号を送る。このトリ
ガ信号を受けた候補番号生成部10は、次の照合の候補
データを選定するための候補番号を決定する。これらの
動作を、継続判定部9が一定回数で検索を打ち切った
り、全データの検索を終了するなどの条件で継続しない
と判断するまで繰り返す。
【0039】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、各登録データごとに他の登録データとの照合度に基
づいて専用の閾値を設定するために、例えば、他の登録
データとの照合度が高めのデータに対しては閾値を高め
に、他の登録データとの照合度が低めのデータに対して
は閾値を低めになどと、現在の登録データの性質に基づ
いて動的に閾値を設定することができるため、登録デー
タの性質によらず画一的に閾値を定めた場合に比べて、
本人であるのに正しく識別されない誤拒否率や、他人で
あるのに誤って本人と識別されてしまう誤受理率を低く
抑えることができ、その結果、識別成功率を向上させる
ことが可能となり、また、閾値の算出には他の登録デー
タとの組み合せ照合度を用いて、各登録データごとに閾
値を求めているために、登録時にデータをいくつも入力
する必要がなくなるなどの効果が得られる。
ば、各登録データごとに他の登録データとの照合度に基
づいて専用の閾値を設定するために、例えば、他の登録
データとの照合度が高めのデータに対しては閾値を高め
に、他の登録データとの照合度が低めのデータに対して
は閾値を低めになどと、現在の登録データの性質に基づ
いて動的に閾値を設定することができるため、登録デー
タの性質によらず画一的に閾値を定めた場合に比べて、
本人であるのに正しく識別されない誤拒否率や、他人で
あるのに誤って本人と識別されてしまう誤受理率を低く
抑えることができ、その結果、識別成功率を向上させる
ことが可能となり、また、閾値の算出には他の登録デー
タとの組み合せ照合度を用いて、各登録データごとに閾
値を求めているために、登録時にデータをいくつも入力
する必要がなくなるなどの効果が得られる。
【0040】さらに、閾値の算出の際には他の登録デー
タとの照合度の照合度分布と、誤受理率の目標値を用い
ているため、当該閾値は、「現在照合中の照合データと
候補データは対応しない」ということを表す指標となり
得る。よって、候補となる他の登録データと次々に照合
を行い、それが照合データに相当しないことを判定しな
ければならない検索照合にも適用が可能になるという効
果も得られる。
タとの照合度の照合度分布と、誤受理率の目標値を用い
ているため、当該閾値は、「現在照合中の照合データと
候補データは対応しない」ということを表す指標となり
得る。よって、候補となる他の登録データと次々に照合
を行い、それが照合データに相当しないことを判定しな
ければならない検索照合にも適用が可能になるという効
果も得られる。
【0041】実施の形態2.上記実施の形態1では、登
録時照合度算出部2aによって、各登録データについて
他の全ての登録データとの照合度を求めるものを示した
が、照合度分布算出部4で照合度分布を求める際に、登
録データ数が非常に多いような状況では、必ずしも全て
の照合度を求めなくても、照合度分布の近似値を得るこ
とができる。
録時照合度算出部2aによって、各登録データについて
他の全ての登録データとの照合度を求めるものを示した
が、照合度分布算出部4で照合度分布を求める際に、登
録データ数が非常に多いような状況では、必ずしも全て
の照合度を求めなくても、照合度分布の近似値を得るこ
とができる。
【0042】そのため、この実施の形態2では、登録時
照合度算出部2aにおいて、各登録データと他の登録デ
ータとの照合度を、全ての組み合せについて求めるので
はなく、登録データのうちの一部との組み合せから求め
るようにしたものである。
照合度算出部2aにおいて、各登録データと他の登録デ
ータとの照合度を、全ての組み合せについて求めるので
はなく、登録データのうちの一部との組み合せから求め
るようにしたものである。
【0043】登録時照合度算出部2aでは、n個目の新
規の登録データが登録された時に、その他の登録データ
との全ての照合度を求めるのではなく、全ての照合度を
求めた場合に得られる統計量に十分近似できる範囲の数
m(m<n)だけの照合度を求める。例えば、n=10
00等の十分大きな値の場合、m=0.8×n等の値と
しても、m個の照合度の統計量とn個のそれとでは大き
な差はなく、それを元に照合度分布算出部4で求められ
る照合度分布および、閾値生成部6で求められる閾値は
n個の照合度から求めた場合とほぼ同じ値となってい
る。
規の登録データが登録された時に、その他の登録データ
との全ての照合度を求めるのではなく、全ての照合度を
求めた場合に得られる統計量に十分近似できる範囲の数
m(m<n)だけの照合度を求める。例えば、n=10
00等の十分大きな値の場合、m=0.8×n等の値と
しても、m個の照合度の統計量とn個のそれとでは大き
な差はなく、それを元に照合度分布算出部4で求められ
る照合度分布および、閾値生成部6で求められる閾値は
n個の照合度から求めた場合とほぼ同じ値となってい
る。
【0044】なお、登録時に照合度を計算されなかった
組み合せについては、照合時に照合時照合判定部2bで
照合度が求められた際に、その照合度を照合度記録部3
に記録することによって補間する。
組み合せについては、照合時に照合時照合判定部2bで
照合度が求められた際に、その照合度を照合度記録部3
に記録することによって補間する。
【0045】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、データの登録に要する時間を短縮できるため、新規
の登録データを登録した後すぐに、データ照合を行いた
い場合に有効となる効果が得られる。
ば、データの登録に要する時間を短縮できるため、新規
の登録データを登録した後すぐに、データ照合を行いた
い場合に有効となる効果が得られる。
【0046】実施の形態3.上記実施の形態1では、照
合度分布算出部4において、照合度の度数率分布を適当
な関数(正規分布)に近似した場合について説明した
が、適当な近似関数がないようなデータを扱う場合に
は、度数率分布をそのまま利用するようにしてもよい。
合度分布算出部4において、照合度の度数率分布を適当
な関数(正規分布)に近似した場合について説明した
が、適当な近似関数がないようなデータを扱う場合に
は、度数率分布をそのまま利用するようにしてもよい。
【0047】そのため、この実施の形態3では、照合度
分布算出部4における照合度分布の作成に、照合度の度
数率分布をそのまま利用したものである。
分布算出部4における照合度分布の作成に、照合度の度
数率分布をそのまま利用したものである。
【0048】この場合、閾値生成部6では、以下のよう
にして各登録データ用の閾値を求める。すなわち、目標
とする誤受理率をfarとし、識別番号iの登録データ
用の閾値をti とすると、識別番号iの登録データとそ
の他の登録データの各照合度分布(照合度の度数率分
布)gi (x)と、誤受理率をfarとの関係を示す次
の式(5)から、これを満たす最小の閾値ti を求める
ことができる。
にして各登録データ用の閾値を求める。すなわち、目標
とする誤受理率をfarとし、識別番号iの登録データ
用の閾値をti とすると、識別番号iの登録データとそ
の他の登録データの各照合度分布(照合度の度数率分
布)gi (x)と、誤受理率をfarとの関係を示す次
の式(5)から、これを満たす最小の閾値ti を求める
ことができる。
【0049】
【数3】
【0050】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、照合度分布算出部4で照合度分布を作成する際に、
照合度の度数率分布をそのまま利用するようにしたた
め、照合度を適当な関数で近似できないような分布をも
つデータを扱う場合にも、閾値を求めることが可能にな
るという効果が得られる。
ば、照合度分布算出部4で照合度分布を作成する際に、
照合度の度数率分布をそのまま利用するようにしたた
め、照合度を適当な関数で近似できないような分布をも
つデータを扱う場合にも、閾値を求めることが可能にな
るという効果が得られる。
【0051】実施の形態4.上記実施の形態1に示した
データ識別装置では、閾値生成部6で各登録データごと
に、他の登録データとの照合度と目標とする誤受理率か
ら各登録データ用の閾値が求められているため、目標と
する誤受理率の範囲で、「現在照合中の照合データと候
補データは対応しない」ということを表しているが、式
(4)の左辺を誤受理率farに比べて非常に小さな値
far2に置き換えることにより、「現在照合中の照合
データと候補データは対応する」ことを表す別の閾値を
設けるようにしてもよい。
データ識別装置では、閾値生成部6で各登録データごと
に、他の登録データとの照合度と目標とする誤受理率か
ら各登録データ用の閾値が求められているため、目標と
する誤受理率の範囲で、「現在照合中の照合データと候
補データは対応しない」ということを表しているが、式
(4)の左辺を誤受理率farに比べて非常に小さな値
far2に置き換えることにより、「現在照合中の照合
データと候補データは対応する」ことを表す別の閾値を
設けるようにしてもよい。
【0052】以下、そのようなこの発明の実施の形態4
について説明する。まず登録時の動作について説明す
る。ここでは「照合データは候補データに対応しない」
ことを表す閾値ti と、「照合データは候補データに相
当する」ことを表す閾値ui の両方を用いて検索照合を
行う場合の動作について説明する。なお、新規に登録デ
ータが登録される場合に、新規登録データと他の登録デ
ータとの照合度分布fi (x)が求められて照合度分布
記録部5に記録されるまでの動作については、実施の形
態1に示した通りであるため、ここではその説明は省略
する。
について説明する。まず登録時の動作について説明す
る。ここでは「照合データは候補データに対応しない」
ことを表す閾値ti と、「照合データは候補データに相
当する」ことを表す閾値ui の両方を用いて検索照合を
行う場合の動作について説明する。なお、新規に登録デ
ータが登録される場合に、新規登録データと他の登録デ
ータとの照合度分布fi (x)が求められて照合度分布
記録部5に記録されるまでの動作については、実施の形
態1に示した通りであるため、ここではその説明は省略
する。
【0053】得られた照合度分布fi (x)が照合度分
布記録部5に記録されると、次に閾値生成部6にて、目
標とする誤受理率farから式(4)に基づいて閾値t
i を求め、それと同時に、この誤受理率farに比べて
微少な値far2を用いて、次に示した式(6)より閾
値ui を求める。なお、その際に用いられる微少な値f
ar2としては、誤受理率farの例えば1/1000
程度の値が用いられる。このようにして求められた閾値
ui は閾値ti とともに閾値記録部7に記録され、登録
動作が終了する。
布記録部5に記録されると、次に閾値生成部6にて、目
標とする誤受理率farから式(4)に基づいて閾値t
i を求め、それと同時に、この誤受理率farに比べて
微少な値far2を用いて、次に示した式(6)より閾
値ui を求める。なお、その際に用いられる微少な値f
ar2としては、誤受理率farの例えば1/1000
程度の値が用いられる。このようにして求められた閾値
ui は閾値ti とともに閾値記録部7に記録され、登録
動作が終了する。
【0054】
【数4】
【0055】次に照合時の動作を説明する。なお、照合
時の動作は照合判定部8での動作以外は実施の形態1と
同様であるので、ここでは照合判定部8についてのみ説
明する。照合判定部8では、照合データと候補データと
の照合度が対応するかどうかの判定が行われる。この判
定はまず閾値ti との比較によって行われ、照合度が閾
値ti より小さいと、照合データと候補データは対応し
ないと判定される。一方、照合度が閾値ti より大きい
と、次に閾値ui と比較される。この時、照合度が閾値
ui より大きいと、照合データと候補データは対応する
と判定される。また、照合度が閾値ui より小さいと、
照合データと候補データが対応する可能性があるとだけ
判断されて、継続判定部9に検索を継続するか否かの判
断を委ねる。これらの動作は、継続判定部9が一定回数
で検索を打ち切ったり、全データの検索を終了するなど
の条件で継続しないと判断するまで繰り返される。
時の動作は照合判定部8での動作以外は実施の形態1と
同様であるので、ここでは照合判定部8についてのみ説
明する。照合判定部8では、照合データと候補データと
の照合度が対応するかどうかの判定が行われる。この判
定はまず閾値ti との比較によって行われ、照合度が閾
値ti より小さいと、照合データと候補データは対応し
ないと判定される。一方、照合度が閾値ti より大きい
と、次に閾値ui と比較される。この時、照合度が閾値
ui より大きいと、照合データと候補データは対応する
と判定される。また、照合度が閾値ui より小さいと、
照合データと候補データが対応する可能性があるとだけ
判断されて、継続判定部9に検索を継続するか否かの判
断を委ねる。これらの動作は、継続判定部9が一定回数
で検索を打ち切ったり、全データの検索を終了するなど
の条件で継続しないと判断するまで繰り返される。
【0056】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、「現在照合中の照合データと候補データは対応す
る」という閾値を設定できるため、検索照合中に照合デ
ータと対応する候補データが分かり、継続判定部9に検
索を継続するか否かを判断する材料を提供することがで
きるという効果が得られる。
ば、「現在照合中の照合データと候補データは対応す
る」という閾値を設定できるため、検索照合中に照合デ
ータと対応する候補データが分かり、継続判定部9に検
索を継続するか否かを判断する材料を提供することがで
きるという効果が得られる。
【0057】なお、上記説明では、「現在照合中の照合
データと候補データは対応する」ことを判断するための
基準となる閾値ui を式(6)で求めた場合について述
べたが、閾値ui を求めるための式はこの式(6)のみ
に限られるものではなく、その意味あいから、各登録デ
ータで同一識別番号の違う時期に入力されたデータ間の
照合度の平均値や平均値と分散の和などを用いてもよ
い。
データと候補データは対応する」ことを判断するための
基準となる閾値ui を式(6)で求めた場合について述
べたが、閾値ui を求めるための式はこの式(6)のみ
に限られるものではなく、その意味あいから、各登録デ
ータで同一識別番号の違う時期に入力されたデータ間の
照合度の平均値や平均値と分散の和などを用いてもよ
い。
【0058】実施の形態5.上記実施の形態1では、1
対多の検索照合を行うデータ識別装置について説明した
が、この発明は1対1の検索照合を行うデータ識別装置
に適用することも可能である。
対多の検索照合を行うデータ識別装置について説明した
が、この発明は1対1の検索照合を行うデータ識別装置
に適用することも可能である。
【0059】図5はそのようなこの発明の実施の形態5
によるデータ識別装置の構成を示すブロック図であり、
相当する部分には図1と同一符号を付してその説明を省
略する。図において、11は照合時に、照合データの識
別番号を指定する識別番号指定部である。なお、この照
合データの識別番号を指定する方法としては、暗証番号
のような番号でも、パスワードのような文字列でもよ
く、さらにはそのような情報の書き込まれたIDカード
などであってもよい。この実施の形態5によるデータ識
別装置は、継続判定部9に代えて、この識別番号指定部
11を有している点で、上記各実施の形態とは異なって
いる。
によるデータ識別装置の構成を示すブロック図であり、
相当する部分には図1と同一符号を付してその説明を省
略する。図において、11は照合時に、照合データの識
別番号を指定する識別番号指定部である。なお、この照
合データの識別番号を指定する方法としては、暗証番号
のような番号でも、パスワードのような文字列でもよ
く、さらにはそのような情報の書き込まれたIDカード
などであってもよい。この実施の形態5によるデータ識
別装置は、継続判定部9に代えて、この識別番号指定部
11を有している点で、上記各実施の形態とは異なって
いる。
【0060】次に動作について説明する。ここで、登録
時の動作は実施の形態1と同様であるためその説明は省
略し、照合時の動作についてのみ説明する。1対1の照
合時には、照合したいデータに付随する固有の識別番号
を指定するため、識別番号指定部11において、キーボ
ード等から暗証番号やパスワード入力したり、カードリ
ーダーでIDカードを読み込んだりする。識別番号指定
部11はこのようにして入力されたデータと、当該デー
タ識別装置内部で使用する識別番号との対応づけを行
う。候補番号生成部10は識別番号指定部11で指定さ
れた識別番号を照合の候補データの識別番号として指定
する。照合時照合度算出部2bは登録データ記録部1か
ら、識別番号指定部11で指定された識別番号に相当す
る登録データを候補データとして読み込んで、照合デー
タとの照合度を算出する。
時の動作は実施の形態1と同様であるためその説明は省
略し、照合時の動作についてのみ説明する。1対1の照
合時には、照合したいデータに付随する固有の識別番号
を指定するため、識別番号指定部11において、キーボ
ード等から暗証番号やパスワード入力したり、カードリ
ーダーでIDカードを読み込んだりする。識別番号指定
部11はこのようにして入力されたデータと、当該デー
タ識別装置内部で使用する識別番号との対応づけを行
う。候補番号生成部10は識別番号指定部11で指定さ
れた識別番号を照合の候補データの識別番号として指定
する。照合時照合度算出部2bは登録データ記録部1か
ら、識別番号指定部11で指定された識別番号に相当す
る登録データを候補データとして読み込んで、照合デー
タとの照合度を算出する。
【0061】このようにして得られた照合度は照合判定
部8に送られ、閾値記録部7に記録されている閾値の中
から読み出された、前記識別番号に相当する登録データ
用の閾値と比較される。照合判定部8がその比較に基づ
く識別結果を出力すると、照合時の動作は終了する。
部8に送られ、閾値記録部7に記録されている閾値の中
から読み出された、前記識別番号に相当する登録データ
用の閾値と比較される。照合判定部8がその比較に基づ
く識別結果を出力すると、照合時の動作は終了する。
【0062】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、議別番号指定部11でこれから照合を行う候補デー
タの識別番号を指定するため、1対1の検索照合が可能
になるという効果が得られる。
ば、議別番号指定部11でこれから照合を行う候補デー
タの識別番号を指定するため、1対1の検索照合が可能
になるという効果が得られる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、登録
データと他の登録データとの組み合せの照合度から求め
た、各登録データごとの照合度分布を用いて、その照合
度分布と要求される誤受理確率から、各データ用の閾値
を求めるように構成したので、例えば、他の登録データ
との照合度が高めのデータに対しては閾値を高めに、他
の登録データとの照合度が低めのデータに対しては閾値
を低めになどと、現在の登録データの性質に基づいて動
的に閾値を設定することが可能となるため、登録データ
の性質によらず画一的に閾値を定めた場合に比べて、本
人であるのに正しく識別されない誤拒否率や、他人であ
るのに誤って本人と識別されてしまう誤受理率を低く抑
えることができ、その結果識別成功率の向上をはかるこ
とができるという効果がある。
データと他の登録データとの組み合せの照合度から求め
た、各登録データごとの照合度分布を用いて、その照合
度分布と要求される誤受理確率から、各データ用の閾値
を求めるように構成したので、例えば、他の登録データ
との照合度が高めのデータに対しては閾値を高めに、他
の登録データとの照合度が低めのデータに対しては閾値
を低めになどと、現在の登録データの性質に基づいて動
的に閾値を設定することが可能となるため、登録データ
の性質によらず画一的に閾値を定めた場合に比べて、本
人であるのに正しく識別されない誤拒否率や、他人であ
るのに誤って本人と識別されてしまう誤受理率を低く抑
えることができ、その結果識別成功率の向上をはかるこ
とができるという効果がある。
【0064】この発明によれば、閾値の算出には他の登
録データとの組み合せ照合度を用いるように構成したの
で、各登録データごとに閾値を求めるために、登録時に
データをいくつも入力しなくてもよくなるという効果が
ある。
録データとの組み合せ照合度を用いるように構成したの
で、各登録データごとに閾値を求めるために、登録時に
データをいくつも入力しなくてもよくなるという効果が
ある。
【0065】この発明によれば、各登録データ用の閾値
を他の登録データとの照合度に基づいて求めるように構
成したので、識別番号が同一の複数の登録データの統計
量から求められた閾値では、照合データと候補データが
対応することは判断できるが、他の登録データと対応し
ないことは判断できなかったものを、候補データが照合
データと対応しないという判断ができるようになり、1
対多の照合が可能になるという効果がある。
を他の登録データとの照合度に基づいて求めるように構
成したので、識別番号が同一の複数の登録データの統計
量から求められた閾値では、照合データと候補データが
対応することは判断できるが、他の登録データと対応し
ないことは判断できなかったものを、候補データが照合
データと対応しないという判断ができるようになり、1
対多の照合が可能になるという効果がある。
【0066】この発明によれば、他の登録データの一部
との組み合せから照合度を求めるように構成したので、
データの登録に要する時間を短縮できるようになり、新
規の登録データを登録した後すぐに、確認照合を行うこ
とが可能になるという効果がある。
との組み合せから照合度を求めるように構成したので、
データの登録に要する時間を短縮できるようになり、新
規の登録データを登録した後すぐに、確認照合を行うこ
とが可能になるという効果がある。
【0067】この発明によれば、照合度分布算出部での
照合度分布の作成に、照合度の度数率分布をそのまま利
用するように構成したので、照合度を適当な関数で近似
できないような分布をもつデータを扱う場合にも、閾値
を求めることができるという効果がある。
照合度分布の作成に、照合度の度数率分布をそのまま利
用するように構成したので、照合度を適当な関数で近似
できないような分布をもつデータを扱う場合にも、閾値
を求めることができるという効果がある。
【0068】この発明によれば、閾値として、現在照合
中の照合データと候補データが対応することを示す閾値
として設定するように構成したので、検索照合中に照合
データと対応する候補データが分かり、検索を継続する
か否かを判断する材料を継続判定部に提供できるように
なるという効果がある。
中の照合データと候補データが対応することを示す閾値
として設定するように構成したので、検索照合中に照合
データと対応する候補データが分かり、検索を継続する
か否かを判断する材料を継続判定部に提供できるように
なるという効果がある。
【0069】この発明によれば、候補番号生成部で候補
データの候補番号を決定するためのデータを、識別番号
指定部より入力するように構成したので、1対1の検索
照合を行うことが可能になるという効果がある。
データの候補番号を決定するためのデータを、識別番号
指定部より入力するように構成したので、1対1の検索
照合を行うことが可能になるという効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1によるデータ識別装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1における照合度記録部が保持し
ている二つの登録データの照合度の全ての組み合せを示
す模式図である。
ている二つの登録データの照合度の全ての組み合せを示
す模式図である。
【図3】 実施の形態1における照合度算出部が算出す
る、ある二つの登録データの他の登録データとの照合度
の度数率分布の一例を示す説明図である。
る、ある二つの登録データの他の登録データとの照合度
の度数率分布の一例を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1における照合度算出部が算出す
る、ある二つの登録データの他の登録データとの照合度
の度数率分布を正規分布で近似した場合の照合度分布の
一例を示す説明図である。
る、ある二つの登録データの他の登録データとの照合度
の度数率分布を正規分布で近似した場合の照合度分布の
一例を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態5におけるデータ識別
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 従来のデータ識別装置である指紋照合装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
1 登録データ記録部、2a 登録時照合度算出部、2
b 照合時照合度算出部、3 照合度記録部、4 照合
度分布算出部、5 照合度分布記録部、6 閾値生成
部、7 閾値記録部、8 照合判定部、9 継続判定
部、10 候補番号生成部、11 識別番号指定部。
b 照合時照合度算出部、3 照合度記録部、4 照合
度分布算出部、5 照合度分布記録部、6 閾値生成
部、7 閾値記録部、8 照合判定部、9 継続判定
部、10 候補番号生成部、11 識別番号指定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹川 耕一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3E040 DA02 5B043 AA09 BA02 BA04 EA09 FA03 FA07 FA09 GA02 5L096 AA06 BA02 BA15 BA18 FA35 GA51 HA08 JA03 KA15
Claims (11)
- 【請求項1】 識別の対象となる照合データと、既に記
録されている複数の登録データのうち、照合の候補であ
る1つの候補データとが、対応するかどうかを判定する
データ識別方法において、 複数の前記登録データについて、各登録データごとにそ
の他の登録データとの一致の度合を表す照合度を算出
し、 前記各登録データごとの他の登録データとの照合度か
ら、それら各登録データごとに他の登録データとの照合
度分布を作成して、得られた照合度分布に基づいて前記
各登録データ用の閾値を生成し、 前記識別の対象となる照合データと、前記登録済の複数
の登録データのうちの照合の候補である1つの候補デー
タとの照合度を算出し、 得られた照合度と、前記閾値のうちの前記候補データ用
の閾値を比較して、識別対象の照合データが、前記候補
データに対応するか否かの判断を行うことを特徴とする
データ識別方法。 - 【請求項2】 各登録データごとに、その他の登録デー
タとの照合度を、現在注目している登録データ以外の全
ての登録データとの組み合せから求めることを特徴とす
る請求項1記載のデータ識別方法。 - 【請求項3】 各登録データごとに、その他の登録デー
タとの照合度を、現在注目している登録データ以外の複
数の登録データのうちの一部との組み合せから求めるこ
とを特徴とする請求項1記載のデータ識別方法。 - 【請求項4】 各登録データごとに、その他の登録デー
タとの照合度の照合度分布を、照合度の度数率分布から
求めることを特徴とする請求項1記載のデータ識別方
法。 - 【請求項5】 各登録データごとに、その他の登録デー
タとの照合度の照合度分布を、照合度の度数率分布を近
似した関数から求めることを特徴とする請求項1記載の
データ識別方法。 - 【請求項6】 各登録データ用の閾値を、前記各登録デ
ータごとに求められるその他の登録データとの照合度の
照合度分布と誤受理率の目標値から求めることを特徴と
する請求項1記載のデータ識別方法、 - 【請求項7】 各登録データ用の閾値を、照合データと
比較した候補データが照合データと対応しないことを示
す値として設定することを特徴とする請求項1から請求
項6のうちのいずれか1項記載のデータ識別方法。 - 【請求項8】 各登録データ用の閾値を、照合データと
比較した候補データが照合データと対応することを示す
値として設定することを特徴とする請求項1から請求項
6のうちのいずれか1項記載のデータ識別方法。 - 【請求項9】 登録データを記録する登録データ記録部
と、 前記登録データ記録部に記録された複数の登録データに
ついて、それら各登録データごとにその他の登録データ
との一致の度合を示す照合度を算出する登録時照合度算
出部と、 前記登録時照合度算出部にて算出された照合度を記録す
る照合度記録部と、 前記照合度記録部に記録された照合度に基づいて、前記
各登録データごとに前記その他の登録データとの照合度
分布を算出する照合度分布算出部と、 前記照合度分布算出部にて算出された照合度分布を記録
する照合度分布記録部と、 前記照合度分布記録部に記録された照合度分布に基づい
て、前記各登録データ用の閾値を生成する閾値生成部
と、 前記閾値生成部の生成した閾値を記録する閾値記録部
と、 前記登録データ記録部に既に記録されている複数の登録
データのうちの照合の候補である1つの候補データと、
識別の対象となる照合データとの照合度を算出する照合
時照合度算出部と、 前記照合時照合度算出部にて算出された照合度と、前記
閾値記録部に記録されている閾値のうちの前記候補デー
タ用の閾値とを比較して、識別対象の照合データが比較
した前記候補データに対応するか否かを判断する照合判
定部とを備えたデータ識別装置。 - 【請求項10】 照合判定部の判定結果に基づいて、照
合を継続するか否かを判定する継続判定部と、 前記継続判定部の判定結果を受けて、登録データ記録部
に記録されている複数の登録データの中から、いずれの
登録データを候補データとして識別の対象である照合デ
ータと照合するのかを決定する候補番号生成部とを設け
たことを特徴とする請求項9記載のデータ識別装置。 - 【請求項11】 登録データ記録部に記録されている複
数の登録データの中から、いずれの登録データを候補デ
ータとして識別の対象である照合データと照合するのか
を決定する候補番号生成部と、 前記候補番号生成部で、候補データを指定する候補番号
を決定するためのデータが入力される識別番号指定部と
を設けたことを特徴とする請求項9記載のデータ識別装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11014921A JP2000215313A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | デ―タ識別方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11014921A JP2000215313A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | デ―タ識別方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000215313A true JP2000215313A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11874436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11014921A Pending JP2000215313A (ja) | 1999-01-22 | 1999-01-22 | デ―タ識別方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000215313A (ja) |
Cited By (12)
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|---|---|---|---|---|
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| WO2006077764A1 (ja) * | 2005-01-21 | 2006-07-27 | Nec Corporation | 閾値決定装置、方法及びプログラム並びに本人認証システム |
| JP2006344013A (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-21 | Hitachi Ltd | ユーザ認証システム、および、そのユーザ認証方法 |
| WO2007116500A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Olympus Corporation | 情報呈示システム、情報呈示端末及びサーバ |
| EP1975852A1 (en) | 2007-03-28 | 2008-10-01 | Fujitsu Limited | Method of adjusting reference information for biometric authentication and apparatus |
| WO2009025054A1 (ja) | 2007-08-23 | 2009-02-26 | Fujitsu Limited | 生体認証システムおよび生体認証プログラム |
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| EP2405380A2 (en) | 2010-07-06 | 2012-01-11 | Hitachi-Omron Terminal Solutions, Corp. | Biometric authentication device and biometric authentication method |
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| US12437574B2 (en) | 2020-09-30 | 2025-10-07 | Nec Corporation | Threshold calculation system, threshold calculation method, and computer program |
-
1999
- 1999-01-22 JP JP11014921A patent/JP2000215313A/ja active Pending
Cited By (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2006344013A (ja) * | 2005-06-09 | 2006-12-21 | Hitachi Ltd | ユーザ認証システム、および、そのユーザ認証方法 |
| WO2007116500A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Olympus Corporation | 情報呈示システム、情報呈示端末及びサーバ |
| JPWO2007116500A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2009-08-20 | オリンパス株式会社 | 情報呈示システム、情報呈示端末及びサーバ |
| US7992181B2 (en) | 2006-03-31 | 2011-08-02 | Olympus Corporation | Information presentation system, information presentation terminal and server |
| EP1975852A1 (en) | 2007-03-28 | 2008-10-01 | Fujitsu Limited | Method of adjusting reference information for biometric authentication and apparatus |
| US8242881B2 (en) | 2007-03-28 | 2012-08-14 | Fujitsu Limited | Method of adjusting reference information for biometric authentication and apparatus |
| WO2009025054A1 (ja) | 2007-08-23 | 2009-02-26 | Fujitsu Limited | 生体認証システムおよび生体認証プログラム |
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| JP2012133411A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-12 | Glory Ltd | 顔照合システム、顔照合装置及び顔照合方法 |
| CN114677681A (zh) * | 2018-02-06 | 2022-06-28 | 创新先进技术有限公司 | 用于数据标注的方法、装置和电子设备 |
| US12437574B2 (en) | 2020-09-30 | 2025-10-07 | Nec Corporation | Threshold calculation system, threshold calculation method, and computer program |
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|---|---|---|---|
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|
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|
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