JP2000215610A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2000215610A
JP2000215610A JP11008784A JP878499A JP2000215610A JP 2000215610 A JP2000215610 A JP 2000215610A JP 11008784 A JP11008784 A JP 11008784A JP 878499 A JP878499 A JP 878499A JP 2000215610 A JP2000215610 A JP 2000215610A
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unit
amplitude
value
optical disk
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JP11008784A
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English (en)
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Atsushi Kiyuuzaki
篤史 宮▲ざき▼
Hiroyuki Yamaguchi
博之 山口
Mutsumi Iguchi
睦 井口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク記録再生装置において、ディスク
や装置のばらつきや、装置の動作状態によらず再生信号
振幅を目標の振幅に調整することを目的とする。 【解決手段】 ピックアップ2の出力信号はその振幅を
アッテネータ7で変化され再生信号として出力される。
再生信号はエンベロープ検出回路3において振幅が検出
され、低域通過フィルタ9と平均化処理部10を通して
アッテネータ制御部13へ入力される。アッテネータ設
定値制御部13は再生信号が目標の振幅となるようにア
ッテネータ7を設定する。上記構成の光ディスク装置に
おいてトラッキング制御部20の動作やモータ4の回転
速度に応じて低域通過フィルタ9の特性や平均化処理部
10の平均回数を変更し、またアドレス部検出回路16
の出力に応じてスイッチ11をOFFすることで、ディ
スク種別や装置の動作状態に影響なく再生信号振幅を調
整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク記録再
生装置に用いられる、再生信号振幅を調整する機能に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク記録再生装置におい
て、多種類の反射率の異なる光ディスクの記録再生を行
う装置の開発がなされている。反射率の異なる光ディス
クを再生するには、反射率の異なるディスク毎に再生信
号の振幅を調整する必要があった。従来の技術では、再
生信号振幅の振幅を検出し、振幅が目標値になるように
利得が可変のアンプを制御する手法が知られている(例
えば、特開平9−115142号公報)。
【0003】図19に従来の再生信号振幅を調整する機
能を備えた光ディスク装置の一般的な例を示す。光ディ
スク1に記録されている情報はピックアップ部2で読み
出され電気信号に変換される。ピックアップ部2の出力
は利得を可変に設定できるアンプ191に入力され、ア
ンプ191で増幅された信号は再生信号として図19に
記載しないディスクに記録されたデータを復元して再生
する回路に出力され、かつエンベロープ検出回路3に出
力される。エンベロープ検出回路3はアンプ191から
入力された信号の振幅を検出して出力する。エンベロー
プ検出回路3の出力は制御回路192に出力される。制
御回路192は内部にあらかじめ設定してある目標値と
エンベロープ検出回路3から入力された信号を比較し、
その差分がなくなるようにアンプ191の利得を調整す
る。利得が調整されたアンプ191からは目標となる振
幅で再生信号が出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、トラ
ッキング制御が動作していない時は、光ビームがトラッ
クを横断する毎にトラックとトラックの間のデータが記
録されていない部分を通過するので再生信号のエンベロ
ープが大きく変動し目標の振幅の再生信号を出力する事
が出来なかった。また、ディスクを回転速度を速くする
と、それに伴い再生信号の帯域が高くなり、一方で再生
信号のエンベロープ検出回路の帯域は無限ではなく実際
には制限されているため、前記エンベロープ検出回路の
出力と実際の再生信号の振幅が異なる場合があり、再生
信号の振幅を目標値に調整することができなかった。ま
た、回路のオフセットやディスクの傷や欠陥に応じて前
記エンベロープ検出回路の出力が変化するので調整結果
に誤差を生じるという問題があった。従って、従来の技
術では再生信号の振幅を調整する時の装置の動作状態が
限定されていた。しかし、近年、同一の装置において複
数種類のディスクを再生する光ディスク装置の開発がな
されており、装置の動作状態に依存せずに再生信号の振
幅調整が可能である必要が出てきた。例えば、フォーカ
スレンズを最適な位置に移動させるフォーカス位置調整
を行う手順を用いて具体的に説明する。フォーカス位置
調整は、再生信号の振幅が最大になるようにフォーカス
最適位置を求める制御であるが、再生信号の最大振幅が
ディスク種別毎に異なることから前記エンベロープ検出
回路の出力信号の入力範囲を大きくとる必要がある。一
方で入力値を取り扱う回路の分解能は制限があるため、
入力信号の精度が低下し、結果としてフォーカス位置調
整の調整精度が悪くなる。フォーカス位置調整の調整精
度を高くするには、フォーカス位置を調整する以前に、
再生信号の振幅をディスク種別によらず略略一定の振幅
に調整し前記エンベロープ検出回路の出力信号の入力範
囲を小さくする必要がある。ここで、フォーカス位置が
調整されていないと、トラッキング制御に用いるトラッ
キングエラー信号が正しく出力されないことがありトラ
ッキング制御が行えない可能性がある。そのため、フォ
ーカス位置調整はトラッキング制御を行う以前に実施す
る必要がある。しかし、前述したように従来の技術で
は、再生信号の振幅を調整するためにはトラッキング制
御が行われている必要があり、結果としてフォーカス位
置調整の調整精度を高くすることができなかった。この
問題を解決するためには、トラッキング制御が行われる
以前に再生信号の振幅が調整できればよい。以上の例は
トラッキング制御の動作状態について説明したが、その
他ディスクの回転速度等、装置の動作状態に制限なく再
生信号の振幅を調整できることが望ましい。本発明は、
装置の動作状態の影響なく再生信号の振幅を調整するこ
とを目的とする。
【0005】また、書き換え可能なディスク等ではデー
タが記録されていない領域(未記録部)があり、再生信
号が出力されない。従って従来の技術では、未記録部に
光ビームが位置しているときに再生信号の振幅を調整す
ると、利得を変化させても前記エンベロープ検出回路の
出力が変化しないため、再生信号の振幅を調整すること
ができないという問題があった。本発明は、未記録部を
検出して、確実にディスクの記録部に光ビームが位置す
る時に再生信号の振幅を調整することを目的とする。
【0006】また、データを識別するためのアドレスが
記録されている領域(アドレス部)を有するディスクに
おいて再生信号の振幅を調整する際は、光ビームがアド
レス部に位置する時に再生信号の振幅が異なる為前記エ
ンベロープ検出回路の出力が変動するので、従来の技術
では調整誤差が生じるという問題があった。本発明は、
アドレス部を有するディスクにおいて、アドレス部に影
響されずに再生信号の振幅を調整することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、エンベロープ検出回路の出力信号を入力
する手段として低域通過フィルタや入力信号を平均して
出力する平均化処理部を設け、トラッキングサーボの動
作状態やスピンドルモーターの回転速度などの装置の動
作状態に応じて、前記低域通過フィルタの通過特性や平
均化処理部の平均回数等の条件を可変に設定できるよう
にし、かつ調整目標値を可変に設定できるようにしたも
のである。
【0008】また、光ビームが未記録部に位置する時に
再生信号振幅が誤調整されることを避けるために、エン
ベロープ検出回路の出力に閾値を設け、閾値以下の場合
は再生信号の振幅調整を実行せず、光ビームの位置を一
定の距離だけ変更した後、再度、エンベロープ検出回路
の出力を閾値と比較し、閾値以上になるまで光ビームを
移動させる動作を繰り返すことにより、確実に記録部で
再生信号の振幅を調整できるようにしたものである。
【0009】また、アドレス部を有するディスクにおい
てアドレス部におけるエンベロープ信号の変動の影響な
く再生信号の振幅を調整できるようにするため、アドレ
ス部を検出し、アドレス部が検出されている期間はエン
ベロープ信号の出力を停止するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ディスクに記録された情報を再生する再生手段と、
前記再生手段の出力を増幅する利得を可変に設定できる
増幅部と、前記増幅部の出力から振幅を検出する振幅検
出部と、前記振幅検出部の出力を平滑化処理する平滑化
処理部と、前記平滑化処理部の出力に応じて前記増幅部
の利得を設定して前記増幅部の出力を所定の振幅にする
利得設定部を有し、装置の動作状態に応じて前記平滑化
処理部の平滑化処理を変化させることを特徴とする光デ
ィスク装置で、振幅調整を行う際の装置動作状態が限定
されないという作用を有する。
【0011】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
記載の光ディスク装置において利得設定部は平滑化処理
部の出力を所定の目標値となるように増幅部の利得を設
定する事によって前記増幅部の出力を所定の振幅にする
ようにしたもので、再生信号の振幅調整を行う際の装置
動作状態が限定されないという作用を有する。
【0012】本発明の請求項3記載の発明は、請求項2
記載の光ディスク装置において装置の動作状態に応じて
目標値を変化させるようにしたもので、再生信号の振幅
を調整する際に装置動作状態に応じて生じる整誤差を少
なくするという作用を有する。
【0013】本発明の請求項4記載の発明は、請求項3
記載の光ディスク装置において再生手段をディスク上の
トラックに追従させるトラッキング制御が動作している
時と動作していない時で目標値を変化させるもので、再
生信号の振幅調整を行う際のトラッキング制御状態が限
定されないという作用を有する。
【0014】本発明の請求項5記載の発明は、請求項4
記載の光ディスク装置においてトラッキング制御が動作
していない時はトラッキング制御が動作している時に対
して目標値を低くするもので、再生信号の振幅調整を行
う際のトラッキング制御状態が限定されないという作用
を有する。
【0015】本発明の請求項6記載の発明は、請求項1
記載の光ディスク装置において再生手段をディスク上の
トラックに追従させるトラッキング制御が動作している
時と動作していない時で平滑化処理部の平滑化処理を変
化させるもので、再生信号の振幅調整を行う際のトラッ
キング制御状態が限定されないという作用を有する。
【0016】本発明の請求項7記載の発明は、請求項4
及び5記載の光ディスク装置においてトラッキング制御
が動作してない時に利得設定部を動作させ増幅部の利得
を設定した後、トラッキング制御が動作している時に利
得設定部を動作させ増幅部の利得を再度設定するもの
で、トラッキング制御が動作してない時に幅検出部の出
力をフォーカス位置調整の調整精度を向上させるのに必
要な振幅にし、かつトラッキング制御が動作している時
にディスクに記録されている情報を再生するのに必要な
振幅に調整することができるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項8記載の発明は、請求項7
記載の光ディスク装置において増幅部の設定値を記憶す
る設定記憶手段を有し、トラッキング制御が動作してい
ない時の前記増幅部の設定値を前記記憶手段に記憶して
おきトラッキング制御が動作している時に前記増幅部の
利得の設定可能な範囲を前記設定記憶手段に記憶されて
いる設定値に対して一定量増減させた範囲に制限するも
ので、トラッキング制御が動作している時に再生信号の
振幅を調整する時間を短縮できるという作用を有する。
【0018】本発明の請求項9記載の発明は、請求項8
記載の光ディスク装置において増幅部の利得の設定可能
な範囲の一番低い設定から順に大きい設定に変化させて
振幅検出部の出力を目標値にするもので、トラッキング
制御が動作している時に再生信号の振幅を調整する時間
を短縮できるという作用を有する。
【0019】本発明の請求項10記載の発明は、請求項
1記載の光ディスク装置においてディスクの傷やごみの
付着あるいは欠陥を検出するディフェクト検出部を有
し、前記ディフェクト検出部がディスクの傷やごみの付
着あるいは欠陥を検出した時は振幅検出部の出力を停止
するもので、ディスクの傷、ごみの付着、欠陥における
振幅検出部の出力の変動に影響なく再生信号の振幅を調
整できるという作用を有する。
【0020】本発明の請求項11記載の発明は、請求項
1記載の光ディスク装置において再生手段が走査中のト
ラックを外れた事を検出するオフトラック検出部を有
し、前記オフトラック検出部が捜査中のトラックを再生
手段が外れた事を検出した時は振幅検出部の出力を停止
するもので、再生手段が走査中のトラックを外れた事に
よる振幅検出部の出力の変動に影響なく再生信号の振幅
を調整できるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項12記載の発明は、請求項
10記載の光ディスク装置においてトラッキング制御が
動作していない時はディフェクト検出部の動作を停止す
るものでトラッキング制御動作していない時に前記ディ
フェクト検出部が誤動作する影響を防ぐ作用を有する。
【0022】本発明の請求項13記載の発明は、請求項
11記載の光ディスク装置においてトラッキング制御が
動作していない時はオフトラック検出部の動作を停止す
るもので、トラッキング制御動作していない時に前記オ
フトラック部が誤動作する影響を防ぐ作用を有する。
【0023】本発明の請求項14記載の発明は、請求項
1記載の光ディスク装置においてディスクの回転周期を
検出する周期検出器を有し、前記周期検出器の出力に応
じて平滑化処理部における平滑化処理を変更するもの
で、振幅検出部の出力の変動がディスク回転周期に応じ
て変化する影響を取り除く作用を有する。
【0024】本発明の請求項15記載の発明は、請求項
14記載の光ディスク装置において周期検出器にて検出
したディスク回転時間以上の期間にわたって平滑化処理
を行うもので、振幅検出部の出力の変動がディスク偏心
によって変化する影響を取り除く作用を有する。
【0025】本発明の請求項16記載の発明は、請求項
3記載の光ディスク装置においてディスクの回転周期を
検出する周期検出器を有し、前記周期検出器の出力に応
じて目標値を変更するもので、ディスクの回転周期に応
じて前記再生手段から振幅検出部の動作帯域を越える周
波数の信号が入力された際に、振幅検出部における出力
が低下するのに合わせて目標値を設定することでディス
ク回転周期が限定されずに再生信号の振幅調整が行える
という作用を有する。
【0026】本発明の請求項17記載の発明は、請求項
16記載の光ディスク装置において周期検出器の出力が
減少するにつれて目標値を小さくするもので、ディスク
の回転周期に応じて前記再生手段から振幅検出部の動作
帯域を越える周波数の信号が入力された際に、振幅検出
部における出力が低下するのに合わせて目標値を低く設
定することでディスク回転周期が限定されずに再生信号
の振幅調整が行えるという作用を有する。
【0027】本発明の請求項18記載の発明は、請求項
1記載の光ディスク装置において平滑化処理部に遮断特
性を変更することが可能な低域通過フィルタで構成した
もので、平滑化処理部を容易に構成出来るという作用を
有する。
【0028】本発明の請求項19記載の発明は、請求項
1記載の光ディスク装置において平滑化処理部の平滑化
処理を加算回数を外部より設定可能な加算平均処理とし
たもので平滑化処理部を容易に構成出来るという作用を
有する。
【0029】本発明の請求項20記載の発明は、請求項
19記載の光ディスク装置においてトラッキング制御が
動作していない時はトラッキング制御が動作している時
に対して加算平均処理の加算回数を増加するもので、ト
ラッキング制御が動作していない時にトラッキング制御
が動作している時に比べて変動量が大きくなる前記振幅
検出部の出力の変動を平滑できるという作用を有する。
【0030】本発明の請求項21記載の発明は、請求項
1記載の光ディスク装置において再生手段は光ビームを
ディスクに照射する光源とディスクからの反射光あるい
は透過光を受光する検出器よりなり、前記光源が発光し
ていない時に振幅検出部の出力値を記憶するオフセット
記憶手段を有し、前記光源が発光している時に振幅検出
部の出力値から前記オフセット記憶手段に記憶されてい
る値を減算するもので、振幅検出部によって発生する装
置毎に異なるオフセットの影響を取り除くという作用が
有る。
【0031】本発明の請求項22記載の発明は、光ディ
スク装置において、ディスクに記録された情報を再生す
る再生手段と、前記再生手段をディスク半径方向に移動
させる移動手段と、前記再生手段が未記録部に位置する
ことを検出する未記録部検出手段と、前記再生手段の出
力を増幅する利得を可変に設定できる増幅部と、前記増
幅部の出力から振幅を検出する振幅検出部と、前記振幅
検出部の出力に応じて前記増幅部の利得を設定して前記
増幅部の出力を所定の振幅にする利得設定部を有し、前
記未記録部検出手段が未記録部に再生手段が位置するこ
とを検出した時に検出しない位置まで前記移動手段によ
り再生手段を移動させるもので、未記録部で再生信号振
幅が誤って調整されてしまうことを防ぐ作用がある。
【0032】本発明の請求項23記載の発明は、請求項
22記載の光ディスク装置において未記録部検出手段は
振幅検出部の出力が所定の値以下の時に再生手段が未記
録部に位置することを検出するもので、未記録部検出部
を容易に構成できるという作用がある。
【0033】本発明の請求項24記載の発明は、光ディ
スク装置においてディスクに記録された情報を再生する
再生手段と、前記再生手段の出力を増幅する利得を可変
に設定できる増幅部と、前記増幅部の出力から振幅を検
出する振幅検出部と、前記振幅検出部の出力に応じて前
記増幅部の利得を設定して前記増幅部の出力を所定の振
幅にする利得設定部と、ディスク上の領域を識別するた
めのアドレスが記録されているアドレス部に前記再生手
段が位置していることを検出するアドレス部検出手段を
有し、前記再生手段がアドレス部に位置することを前記
アドレス部検出手段が検出した時は前記振幅検出部の出
力を停止するもので、アドレス部で振幅検出部の出力が
変動する影響を取り除くという作用が有る。
【0034】本発明の請求項25記載の発明は、請求項
24記載の光ディスク装置において、トラッキング制御
が動作していない時はアドレス部検出手段の動作を停止
するもので、トラッキング制御動作していない時に前記
アドレス検出手段が誤動作する影響を防ぐ作用を有す
る。
【0035】(実施の形態1)図1は、本発明の第一の
実施形態の光ディスク装置を示すブロック図である。図
1において、2はディスク1に照射した光ビームの反射
光を電気信号に変換して出力するピックアップ部、4は
ディスク1を回転させるためのスピンドルモータ、5は
ピックアップ部2を搭載しディスク1の半径方向に移動
可能な構造のトラバース、6はトラバース制御や検索制
御を司るトラバース制御部19からのトラバース制御信
号を受けてトラバース5をディスク1の半径方向に駆動
するトラバースモータである。
【0036】前記ピックアップ部2の出力信号はその減
衰率を多段階に切り替えることの出来るアッテネータ7
へ入力され、アッテネータ7はアッテネータ設定値制御
部13からの設定値に応じて入力信号の減衰率を変化さ
せその後固定の増幅率で増幅して出力する。アッテネー
タ7から出力された信号は、エンベロープ検出回路3で
そのエンベロープを検出し出力される。エンベロープ検
出回路3の出力信号はA/D変換器8に入力される。A
/D変換器8の出力は、一次遅れ要素で構成される低域
通過フィルタ9に入力される。
【0037】低域通過フィルタ9の出力はスイッチ11
を介して平均化処理部10に入力されており、平均化処
理部10への入力はスイッチ11のコントロール端子へ
の入力によってON/OFF切替可能なように構成され
ている。スイッチ11のコントロール信号の詳細につい
ては後述する。
【0038】平均化処理部10は、アッテネータ設定値
制御部13から平均処理を行う為の平均回数を示すデー
タを入力される。平均化処理部10は、140μs毎に
入力値を加算し、加算した回数をカウントする。加算し
たカウント数がアッテネータ設定値制御部13から設定
された平均回数となるまで加算を繰り返す。カウント数
が平均回数となった時に、加算した和を平均回数で除算
して得た値を平均値として出力する。平均化処理部10
は、加算処理中にスイッチ11がOFFとなった時に直
前に加算した値を再び加算する処理をスイッチ11がO
Nになるまで繰り返す。
【0039】平均化処理部10の出力はアッテネータ設
定値制御部13に入力される。
【0040】アッテネータ設定値制御部13は、入力さ
れた値がアッテネータ設定値制御部13内に設定されて
いる調整目標値になるようにアッテネータ7の設定を行
う。アッテネータ設定値制御部13の詳細な動作につい
ては図2のフローチャートを用いて後述する。
【0041】ピックアップ部2から出力信号は、ディス
クの傷やゴミの付着であるディフェクト上に光ビームが
位置したことを検出するディフェクト検出回路14と光
ビームがトラックに追従している際に、走査中のトラッ
クから外れかかった事を検出するオフトラック検出回路
15にも入力される。ディフェクト検出回路14はピッ
クアップ部2の出力信号の振幅が一定値以下となったと
きに光ビームがディフェクト上にあるとして’H’レベ
ルを、それ以外の時には’L’レベルとなる2値の信号
を出力する。出力された信号は論理和回路A及び論理積
回路Bを通ってスイッチ11のコントロール端子へ入力
される。
【0042】オフトラック検出回路15は、ピックアッ
プ部2からの出力信号を用いて、ディスクのトラック上
に光ビームが位置している時に’L’の信号を出力し、
トラックを外れたときにHの信号出力する回路である。
オフトラック検出回路15の動作原理については後述す
る。出力された信号は論理和回路A及び論理積回路Bを
通ってスイッチ11のコントロール端子へ入力される。
【0043】16は、ピックアップ部2の出力信号が入
力され、ディスクに記録するまたは記録されているデー
タを識別するためのアドレスを記録してある領域を検出
するアドレス部検出回路で、光ビームがアドレスを記録
してある領域を通過している時に’H’となり、データ
が記録されている領域を通過している時に’L’を出力
する。アドレス部検出回路16の動作についても後述す
る。出力された信号は論理和回路A及び論理積回路Bを
通ってスイッチ11のコントロール端子へ入力される。
【0044】トラッキング制御部20はディスク1上に
形成されているトラックに光ビームを追従させるための
トラッキングサーボを行う制御ブロックである。トラッ
キング制御の具体的構成および動作に関する説明は省略
するが、トラッキング制御部20はトラッキングサーボ
が動作し光ビームがトラックに追従している時に’
H’、それ以外で’L’となる2値の信号を出力する。
トラッキング制御部20の出力は論理積回路Bに入力さ
れる。また、アッテネータ設定値制御部13にも入力さ
れる。
【0045】論理和回路Aは、ディフェクト検出回路1
4の出力信号とオフトラック検出回路15の出力信号と
アドレス部検出回路16の出力信号の論理和をとり、論
理回積路Bの一方の入力端子に出力する。論理積回路B
は、論理和回路Aの出力信号とトラッキング制御部20
の出力信号の論理積をとってスイッチ11のコントロー
ル端子へ信号を出力する。
【0046】スイッチ11のコントロール端子は’H’
の入力を受けたときにそのスイッチをOFFに切り替
え、’L’の入力を受けたときにそのスイッチをONに
切り替える動作を行う。スイッチ11の切り替え動作に
ついて、図16に示す表を用いて説明する。スイッチ1
1はトラッキング制御部20がトラッキング制御動作を
行っておらず、Lの信号を出力している際に常にONと
なる。トラッキング制御部20が動作して光ビームがト
ラックに追従している際は、ディフェクト検出回路14
とオフトラック検出回路15とアドレス部検出回路16
のいずれかの信号が’H’となったときにスイッチ11
がOFFとなる。
【0047】スピンドルモータ4は、回転あたり24個
のパルスを生成するFG回路17が取り付けられてお
り、その出力はパルスの周期をカウントする周期カウン
タ18へ入力される。周期カウンタ18は内部で生成し
ているクロックを用いて入力パルスの1周期の時間をカ
ウントし、カウント値をアッテネータ設定値制御部13
へ出力する。周期カウンタ18の出力値を用いたアッテ
ネータ設定制御部13の動作については図2を用いて後
述する。
【0048】12は、ピックアップ部2に搭載され光ビ
ームを照射する半導体レーザーの発光パワーを制御する
レーザー制御部である。レーザー制御部12の構成要素
及び動作については省略するが、レーザーが発光してい
る時に’H’となり、レーザーが発光していないとき
に’L’となる2値の信号を出力する。レーザー制御部
12の出力はアッテネータ設定値制御部13へ入力され
る。レーザー制御部12の出力信号を用いたアッテネー
タ設定値制御部13の動作についても図2を用いて後述
する。
【0049】トラバース制御部19へはアッテネータ設
定値制御部13からのトラバースの移動を指示する制御
信号とトラバース移動距離と移動方向の情報が入力され
る。トラバース制御部19の具体的な構成及び動作につ
いての説明は省略するが、アッテネータ設定値制御部1
3から出力されるトラバース移動指示を受けた際に、ア
ッテネータ設定値制御部13から設定された移動方向に
移動距離設定値に相当する距離だけトラバース5を駆動
して移動させる。
【0050】次に図1における構成要素の各部の機能に
ついて詳細に説明する。
【0051】アッテネータ7の構成を説明する。説明を
簡単にするため、まず2bitで設定されて4段階に減
衰率を切り替える事が可能な構成のアッテネータを図3
を用いて説明する。図3において、アッテネータ値設定
部31は外部から2bitで設定値を入力され、設定値
に応じてアッテネータ部32にある4個のスイッチSW
1〜SW4のON/OFF切り替え動作を行うコントロ
ール端子に’H’,’L’2値の信号を出力する。スイ
ッチSW1〜SW4は’H’の入力を受けたときにON
となる。アッテネータ部32は、内部に直列に抵抗R1
〜R4が接続されており、抵抗R1の片側はスイッチS
W1とアッテネータ部32への入力端子に接続され、抵
抗R4の片側は接地されている。各抵抗間の接点はそれ
ぞれスイッチSW2,SW3,SW4と接続されてお
り、各スイッチの他方の端子はアンプ33の入力端子に
結合されている。アッテネータ部32は、スイッチSW
1〜SW4の切り替え動作に応じて外部から入力された
信号を分圧してアンプ33へ出力する。抵抗R1〜R4
の抵抗値は等しく設定されている。アンプ33は入力さ
れた信号を2倍の増幅率で増幅して出力する。図4を用
いて図3の構成要素の動作を説明する。アッテネータ値
設定部31へ入力された設定値が0の場合はSW4がO
Nとなりそれ以外のSW1,SW2,SW3はOFFと
なる。このときアッテネータ部32への入力信号はR4
/(R1+R2+R3+R4)=1/4に分圧されて出
力され、アンプ33によって2倍になるので結果として
1/2倍されて出力される。アッテネータ値設定部31
へ入力された設定値が1の場合はSW3がONとなりそ
れ以外のSW1,SW2,SW4はOFFとなる。この
ときアッテネータ部32への入力信号は抵抗R4+R3
/(R1+R2+R3+R4)=1/2に分圧されて出
力され、アンプ33によって2倍になるので結果として
1倍されて出力される。アッテネータ値設定部31へ入
力された設定値が2の場合はSW2がONとなりそれ以
外のSW1,SW3,SW4はOFFとなる。このとき
アッテネータ部32への入力信号は抵抗R4+R3+R
2/(R1+R2+R3+R4)=3/4に分圧されて
出力され、アンプ33によって2倍になるので結果とし
て3/2倍されて出力される。アッテネータ値設定部3
1へ入力された設定値が3の場合はSW1がONとなり
それ以外のSW2,SW3,SW4はOFFとなる。こ
のときアッテネータ部32への入力信号は分圧されずに
出力され、アンプ33によって2倍されて出力される。
従って、アッテネータ7は4段階の設定で、入力信号を
1/2から2倍の範囲で増幅して出力する。
【0052】実施例1記載のアッテネータ7は実際には
4bit設定可能な構成となっており、16段階の増幅
率が設定可能である。図5にアッテネータ7の設定値と
増幅率の関係を示した。アッテネータ7の設定値が0の
時は1/4倍されて出力され、15の時は4倍されて出
力される。
【0053】次に、図6においてエンベロープ検出回路
3の構成を示す。図6の61は増幅率が一定のアンプで
あり、入力された信号を12.5倍に増幅して出力す
る。アンプ61において増幅された信号はクランプ回路
62に入力される。クランプ回路62は、入力された信
号の振幅の下側を0mVでクランプする。クランプ回路
62の出力は検波回路63に入力される。検波回路63
は、下側をクランプされて入力された信号のピーク電圧
を検波して出力する。従って、エンベロープ検出回路3
は入力された信号のAC振幅に相当する信号を出力す
る。実際にはクランプ回路62はアナログ回路で構成さ
れている為、その出力には装置毎に異なる一定のオフセ
ットが存在し、クランプレベルが0mVにならない。再
生信号の振幅を調整する際には、このオフセットの影響
を取り除く必要がある。具体的には図2を用いて説明す
るが、エンベロープ検出回路3へ信号の入力がない状態
で、エンベロープ検出回路3の出力信号を測定してお
き、以後エンベロープ検出回路3へ信号が入力された際
に、エンベロープ検出回路3の出力から測定したオフセ
ットを取り除く処理を行う。以後の説明では、クランプ
回路62によって発生するオフセット量を370mVと
する。
【0054】A/D変換器8は0Vから2.5Vの入力
信号を8bitのデジタル値に変換して出力する。入力
が0Vの時に0を出力し、入力が2.5Vの時に255
を出力する。従って、約10mVの入力をデジタル値の
1に変換する。
【0055】次に、オフトラック検出回路15の動作原
理を簡単に説明する。
【0056】ディスク1のトラックには凸形状のピット
でデータが記録されている。トラック上に光ビームが照
射されるとピットによって光の回折現象が発生し、ディ
スクで反射されピックアップ部2内部のディテクタで受
ける光量は小さくなる。従って、データが記録されてい
るトラック上に光ビームがある時にピックアップ部2の
出力は、光ビームがピットを通過している際に低いレベ
ルとなり、ピットがないところを通過している時では回
折が発生しないため高いレベルとなる。つまり、ピット
の有無による変調が発生する。しかし、光ビームが走査
しているトラックを外れてトラックとトラックの間のピ
ット列が存在しない位置にある時は、ピットの有無によ
る変調がないので、ピックアップ部2の出力信号はDC
の高いレベルが出力される。図7−(a)は、ディスク
1をトラックに対して垂直方向に切った断面と光ビーム
が走査中のトラックを外れて、トラックを横断してる方
向を模式的に表した図である。光ビームは(a)に示さ
れる矢印の方向に一定の速度でトラックを横断したとす
る。(b)は、その場合のピックアップ部2から出力さ
れる信号の波形を時間軸で示したものである。光ビーム
がトラック上に位置する際にピットの有無による変調が
ピックアップ部2から出力され、トラックとトラック間
に位置している際に高いレベルのDC値がピックアップ
部2から出力される。また、図中に縦に記されている破
線は(a)〜(d)図に対する時間の同期を示してい
る。オフトラック検出回路15は、ピックアップ部2の
出力信号の振幅の下側のレベルを検波する。(c)は、
(b)のピックアップ部2の出力波形の下側のレベル
を、オフトラック検出回路15内部で検波した様子を示
したものである。そして、オフトラック検出回路15
は、検波した信号のピークの1/2のレベルより高い電
圧を’H’,低い電圧を’L’とする2値の信号に変換
して出力する。(d)に、2値化したオフトラック検出
回路15の出力信号の波形を示す。従って、オフトラッ
ク検出回路15は、光ビームがトラック上に位置してい
る時に’L’となり光ビームがオフトラックしたとき
に’H’となる信号を出力する。
【0057】次に、低域通過フィルタ9の動作について
説明する。エンベロープ検出回路3において、入力信号
1周期のピークレベルを検波した後に、続いて入力され
る1周期のピークレベルを検波するまで、エンベロープ
検出回路3の出力が検波回路63固有の時定数で減少し
ていく。図8に示すのは、エンベロープ検出回路3の出
力が一定の時定数で減少する様子を示したものである。
図8−(a)はエンベロープ検出回路3への入力信号を
縦軸を電圧、横軸を時間軸で示したものであり、図中に
縦に記されている破線は(a)〜(c)図に対する時間
の同期を示している。(b)は、(a)図に示される信
号の下側のレベルを、クランプ回路62によってクラン
プして出力した信号の波形を示し、(c)は、(b)図
に示される信号を検波回路63に入力した際に、入力信
号のピークレベルを検波して出力した信号の波形を示し
ている。(c)に示すように、検波回路63において
(b)に示す信号のピークレベルを時間t1のタイミン
グで検波したのち、次に時間t2のタイミングでピーク
を検波するまで検波回路63の出力は一定の時定数で減
少する。この減少は、エンベロープ検出回路3の出力値
の変動の原因になる。低域通過フィルタ9は、上記原因
によって発生する変動成分を平滑化するのに用いる。こ
こで、この変動成分の周波数となる、検波回路63にお
けるピークレベルの検波周波数について図9を用いて説
明する。図9−(a)は、光ビームがディスク回転にと
もないトラックにそってピット上を通過している様子を
模式的に表したものであり、(b)は、図中に縦に記し
た破線で(a)図と同期を示すように、クランプ回路6
2から出力される信号の波形を横軸を時間として縦軸を
電圧で示したものである。(a)と(b)に示すよう
に、スポット直径以上の長さを持つピットに光ビームが
照射された際にクランプ回路62の出力はピークレベル
になる。従って、検波回路63においてピークを検波し
た後、出力が一定の時定数で減少することによって生じ
る変動の周波数は、記録されているデータすなわちピッ
トの有無と、光ビームがトラックを走査する速度に依存
する。上記原因によって発生する変動成分を平滑化する
ためには、低域通過フィルタ9のカットオフ周波数を上
記変動の最低周波数以下にする。例えば、CDのような
ディスクを再生する場合で説明する。ピット長11T、
スペース長11Tのフレーム同期信号が記録されている
部分を光ビームが通過している時にピットの有無による
変調周波数が最も低くなり、この周波数は標準速度でデ
ィスクが回転している場合で約200kHzとなる。こ
こで、一次遅れ要素もつ低域通過フィルタ9において、
上記原因によって発生するエンベロープ検出回路3の出
力信号の変動を1/10に抑圧するようにした場合、カ
ットオフ周波数が20kHz以下の特性をもつフィルタ
で構成すればよい。
【0058】次に、周期カウンタ18の構成を説明す
る。周期カウンタ18は、FG回路17の出力パルスを
入力し、その立ち上がりエッジから次に立ち上がりエッ
ジまでの間隔を、内部で生成しているクロックで計数す
るカウンタである。例えば、内部で生成しているクロッ
クの周波数を3.0MHzとし、ディスクは210rp
mで回転しているとする。FG回路17はディスク1回
転につき24個のパルスを出力するので、周期カウンタ
18への入力信号の周波数は210÷60×24=84
Hzとなる。このとき立ち上がりエッジから次の立ち上
がりエッジが入力するまでの時間は1/84=11.9
msであり、従って、周期カウンタ18の出力は11.
9ms×3000kHz=35700となる。
【0059】次に図10を用いてアドレス部検出回路1
6の構成を説明する。101はピックアップ部2から信
号が入力され、入力信号を一定のスライスレベルで2値
化するデータスライス回路である。データスライス回路
101の出力はアドレスを識別するアドレス読みとり回
路102に入力される。アドレス読みとり回路102
は、データスライス回路101の出力から、光ビームが
ディスクに記録されているデータを識別する為のアドレ
スを走査している事を判断し、アドレスを識別した時点
に’H’となり、光ビームがデータを走査している際
に’L’となる信号をアドレス部ゲート信号生成回路1
03に出力する。アドレス部ゲート信号生成回路103
は内部にタイマーが内蔵されており、入力信号の立ち下
がりエッジから、内部で生成する基準クロックを用いて
カウントし、光ビームが次のアドレスが記録されている
領域に到達する時間に相当する期間経過したら’H’と
なり、その後アドレス読みとり回路102が’L’とな
るのに同期して’L’となる信号を出力する。次に、図
11を用いてアドレス部検出回路16の動作を説明す
る。図11−(a)は、ディスク回転によって光ビーム
がトラックに沿って移動している様子を模式的に表した
ものである。トラックはセクタ単位で等分に分割されて
形成されており、セクタ先頭にそのセクタのデータを識
別するためのアドレスが記録されている(以下、この領
域をアドレス部と呼び、データを記録・再生される領域
をデータ部と呼ぶことにする)。光ビームが(b)に示
す矢印の方向に一定の速度で移動している際に、アドレ
ス読みとり回路102の出力のタイミングチャートを
(b)に、アドレス部ゲート信号生成回路103の出力
のタイミングチャート(c)に示す。光ビームがアドレ
ス部に位置し、アドレス読みとり回路102にてアドレ
スが識別された時点で、(b)に示すようにアドレス読
みとり回路102の出力信号が’H’となる。アドレス
読みとり回路102は、識別されたアドレスから光ビー
ムのトラック上の位置を判断し、光ビームがデータ部に
到達した時に’L’の信号を出力する。アドレス部ゲー
ト信号生成回路103は内蔵されたタイマーを用いて、
入力信号が’L’となった時点より所定時間経過した
後、’H’となる信号を出力する。アドレス部ゲート信
号生成回路103の出力はアドレス読みとり回路102
の出力が’L’となると同時に’L’となる。アドレス
部ゲート信号生成回路103のタイマーが計測する所定
時間は、所定時間経過後にちょうど光ビームが後続する
次のアドレス部の先頭に位置するように設定されてい
る。したがってアドレス部ゲート信号生成回路103の
出力は図11―(c)に示すように、光ビームがアドレ
ス部上に位置している期間’H’となる。
【0060】続いて、これまで説明した各構成要素が連
携して動作することによって実現される機能について図
2を用いて説明する。アッテネータ設定値制御部13は
演算器と複数のメモリと入出力装置を有するマイコン等
のプロセッサで構成されており、図2は、アッテネータ
設定値制御部13の動作を示すフローチャートである。
【0061】ここでは、異なる特性を持つ複数種類のデ
ィスクの再生信号の振幅を調整する際に発揮される各種
機能を説明する為に、データ部とアドレス部とで構成さ
れるセクタを有するディスクを再生する場合を想定し、
アッテネータ設定値制御部13の機能を時系列で説明し
ていく。アッテネータ設定値制御部13の機能は、レー
ザーが発光していない状態と、光ビームがデータの記録
されていない領域にある時と、トラッキングサーボが動
作しいない時と、トラッキングサーボが動作している時
とに分けられる。
【0062】まず、はじめにレーザーが発光していない
時の動作について説明する。図2の処理に先だって、デ
ィスク1はスピンドルモータ4によって所定の速度で回
転され、半導体レーザーは発光しておらずレーザー制御
部12は’L’の信号を出力しているとする。また、こ
のときトラッキングサーボは非動作であり、トラッキン
グ制御部20は’L’の信号を出力し、論理積回路B
が’L’を出力するのでスイッチ11が常にONの状態
となっているとする。クランプ回路62によって発生す
るオフセットは装置毎に異なるので、このまま再生信号
の振幅を調整するとこのオフセットにより誤差が生じて
しまう。従って、クランプ回路62によって発生するオ
フセットを測定して、補正する処理を行う。この処理
は、レーザーが発光してない時にピックアップ部2の出
力する信号が0となるため、A/D変換器8から出力さ
れる値がクランプ回路62のオフセットを示すことを利
用して行う。以降では、実際には装置毎に異なるクラン
プ回路62のオフセットを説明の簡略化のため前述した
ように370mVとして説明をおこなう。
【0063】まず、レーザー制御部12が’L’の出力
をしているので、A0処理部からB1処理部へ分岐す
る。エンベロープ検出回路3から出力されるオフセット
はDCであり、低域通過フィルタ9をそのまま通過して
出力される。低域通過フィルタ9の出力に変動はないの
で、B1処理部では平均化処理部10の平均回数を1に
設定する。平均化処理部10は低域通過フィルタ9から
値を入力し、そのまま出力する。エンベロープ検出回路
3から出力されるオフセットが370mVで、A/D変
換器8の入力が約10mVあたりに1bitの値を出力
するので、10進数とした場合37が出力される。続く
B2処理部では入力値37をオフセット格納用のメモリ
MEM−OFSに格納して処理を終了する。以後フロー
チャート、およびその説明ではMEM−OFSに蓄積さ
れている値をX、数値をあげての具体説明では37がM
EM−OFSに格納されているとして説明する。
【0064】次に、光ビームがディスク上のデータが記
録されていない領域に位置する時の動作について説明す
る。以下の説明では、データが未記録のトラックからな
る領域に光ビームが位置する事を、未記録部にあると呼
ぶことにし、光ビームがデータが記録されているトラッ
クからなる領域に位置することを、記録部にあると呼ぶ
ことにする。
【0065】ディスク1はスピンドルモータ4によって
所定の速度で回転され、半導体レーザーはレーザー制御
部12により所定のパワーで発光し、光ビームは図示し
ないフォーカス制御手段によってディスク1上で所定の
集束状態になるように制御されているとする。またトラ
ッキング制御部20によってトラッキングサーボ動作は
行われておらず、光ビームはディスクの未記録部にある
とする。このとき、レーザー制御部12は’H’の信号
を出力し、トラッキング制御部20は’L’の信号を出
力している。スイッチ11は論理積回路Bが’L’を出
力するので常にONの状態となっている。また、エンベ
ロープ検出回路3によって発生する回路オフセットを格
納するメモリMEM−OFSにはX=37が格納されて
いる。
【0066】光ビームがディスクの未記録部にあるとき
は、ピットの有無による変調が存在しない。また、トラ
ッキングサーボ動作が行われていない為、データを記録
するために設けられている溝を光ビームが横断してお
り、溝と溝間でピックアップ部2の出力が変動する。し
かし、この変動量は、クランプ回路62によってクラン
プされ、クランプ回路62は略一定のDC値を出力す
る。図12−(a)に光ビームが溝を横断している際に
変動するピックアップ部2の出力波形を、(b)に
(a)と同時に出力されるクランプ回路62の出力波形
を示す。(b)に示されるように、ピットの有無による
変調が存在しないときはクランプ回路62の出力は略一
定のDC値となる。従って、光ビームがディスクの未記
録部にある時に再生信号の振幅調整を行おうとした場
合、クランプ回路62の出力が常にクランプレベルとな
るためアッテネータ7を最大に設定しても目標となる振
幅を持った信号出力を得ることが出来ない。このため、
光ビームがディスクの未記録部にある際は、以下に説明
する処理を行うことによって、ディスクの記録部まで光
ビームを移動させる。光ビームがディスクの未記録部に
あることを判断するには、クランプ回路62の出力がク
ランプレベルとなることを利用して行う。
【0067】以下この処理について図2を用いて説明す
る。
【0068】まず、A0処理部でレーザー制御部12の
出力が’H’なのでA1処理部に分岐する。A1処理部
ではアッテネータ7の初期設定行う。初期設定する設定
値は、後述するメモリMEM−ATENDに格納されて
いる値を用いる。ここで、再生信号の振幅調整が1度も
実行されていない場合、MEM−ATENDには固定の
設定値としてアッテネータ7の増幅率が2倍となる設定
値が格納されているものとする。従って、アッテネータ
7に増幅率が2倍となる値を設定する。また、後述する
メモリMEM−CNTを0に設定する。そしてA2処理
部で平均化処理部10に平均回数を設定する。光ビーム
がディスクの未記録部にある時はクランプ回路62の出
力はDCなので変動しない。従って、光ビームが未記録
部にあるかどうかを判断するためには平均回数を多くと
る必要はない。しかし、ノイズ等の外乱の混入による誤
判断を避けるため、平均回数は10回程度に設定してお
く。続くA3処理部では、平均化処理部10の出力値か
らクランプ回路62によって発生するオフセット分を取
り除く為、MEM−OFSに格納されている値X=37
を減算する処理を行い結果Yを得る。光ビームがディス
クの未記録部にある時は、平均化処理部10からはクラ
ンプ回路62のオフセット分の37が出力されるため、
Yは37−37=0となる。A4処理部で未記録部を検
出する為の閾値xたとえば2と値Yを比較する。値Yは
0なので閾値x=2より小さい為C1処理部へ移行す
る。C1処理部では、光ビームがディスクの未記録部に
あるかどうかを判断した回数をカウントする為のメモリ
MEM−CNTに1を加算する。続くC2処理部では、
MEM−CNTが特定の値yたとえば5以下かどうかを
判断して分岐する。C2処理部におけるyの意味すると
ころについては後述する。MEM−CNTが5以下の場
合としてC3処理部に移動する。C3処理部では外周方
向に特定の距離たとえば1cmトラバース5を移動させ
るように、トラバース制御部19に対して移動方向と移
動距離を示した値とトラバース移動指令信号を出力す
る。トラバース制御部19はアッテネータ設定値制御部
13からのトラバース移動指令信号を受けてトラバース
5を1cm外周方向へ移動させた後、再びA4処理を繰
り返す。C2処理部はトラバース5が最外周位置に移動
したかどうかを判断するためのものである。具体的に説
明すると、MEM−CNTにトラバース5が1cmずつ
移動した回数が示されており、値yにはトラバース5の
移動動作可能な回数の上限値が示されている。直径12
cmの光ディスクでは、最内周位置から最外周位置まで
トラバース5が移動可能な距離は約5cmである。
【0069】C1処理部でMEM−CNTが5になった
ときトラバース5が5cm移動したときなので、トラバ
ース5は最外周位置に移動したことを意味する。最内周
から最外周までトラバース5を移動させた際に、値Yが
x以上にならない場合、トラバース5は光ビームをディ
スクの記録部に移動させることに失敗したことを意味す
るので、処理を異常として終了する。トラバース5がデ
ィスクの記録部に移動した際は、アッテネータ7の増幅
率が2倍となるように設定されているので、ピックアッ
プ部2の出力振幅が5mVだとしても10mVまで増幅
され、アンプ61において12.5倍されて125mV
がA/D変換器8に入力される。前述したようにエンベ
ロープ検出回路3にはオフセットが存在するので125
mV+370mV=495mVがA/D変換器8に入力
される事により、平均化処理部10の出力は49とな
る。従って値Yは49−37=12となり、閾値xが2
の時、A4処理部において値Yがx以上と判断されるの
でA5処理部へ移行する。続くA5処理部以降の処理
は、アッテネータ7の設定値を操作して再生信号の振幅
を調整する処理である。
【0070】前述した処理が行われた事により光ビーム
がディスクの記録部に移動した。以降の処理は光ビーム
がディスクの記録部に位置しトラッキングサーボ動作が
おこなわれていない時の処理と全く同一であるので、ト
ラッキングサーボ動作がおこなわれていない場合を想定
してA5処理部以降の処理を説明する。図1の各構成要
素は、光ビームがディスクの未記録部にある場合と同様
に動作している。
【0071】一般に、フォーカスサーボの安定を図る目
的で、ディスクからの再生信号の振幅が最大になるよう
にフォーカス制御目標位置を変更する、フォーカス位置
調整機能が搭載されている光ディスク装置がある。フォ
ーカス位置調整機能において再生信号の振幅を判断する
には、エンベロープ検出回路3の出力を用いる。ここ
で、ピックアップ部2から出力される再生信号の振幅は
ディスク種別によって異なり、従って再生信号の振幅の
最大値も異なる。ここで、複数種類のディスクを同一の
光ディスク装置において再生可能に構成されている装置
においてフォーカス位置調整を実施する為には、フォー
カス位置調整機能においてエンベロープ検出回路3の出
力信号を入力する回路の入力可能範囲を大きくする必要
が生じる。しかし、入力値を取り扱う回路の分解能は制
限があるため、結果として入力値の精度が低下し、フォ
ーカス位置調整の調整精度が低くなる。この問題を回避
しフォーカス位置調整の調整精度を高くするには、前記
回路の入力可能範囲を小さくする必要があり、そのた
め、フォーカス位置調整を行う以前に再生信号の振幅調
整を行いディスク種別に影響無く再生信号の振幅を略略
同一にする。ここで、フォーカス位置が調整されていな
いとトラッキング制御に用いるトラッキングエラー信号
が正しく出力されないことがあり、従ってトラッキング
サーボ動作ができない可能性がある。そのためフォーカ
ス位置調整はトラッキングサーボ動作を行う前に実施す
るほうがよい。従って、再生信号の振幅調整もトラッキ
ングサーボが動作する以前に行う。
【0072】まず、A5処理部において、トラッキング
制御部20から出力される信号の’H’,’L’2値の
極性により分岐する。トラッキングサーボ動作が行われ
ていない場合、トラッキング制御部20は’L’の信号
を出力しており、D1処理部へ移行する。低域通過フィ
ルタ9は前述したように検波回路63において生じる変
動成分を平滑可して平均化処理部10へ出力している。
光ビームがトラックを横断している際に、トラックとト
ラックの間に光ビームが位置する時はピットの有無によ
る変調がないのでエンベロープ検出回路3の出力は、ク
ランプ回路62によって発生する回路オフセットレベル
になる。これは、光ビームがトラックを1本横断する際
にエンベロープ検出回路3の出力がピークレベルから回
路オフセットのレベルまで変動する事を意味する。平均
化処理部10はこの変動量を平均して出力する。平均化
処理部10は、光ビームがトラックを1本横断するのに
要する最大時間以上平均処理を行う必要がある。光ビー
ムがトラックを1本横断するのに要する最大時間はディ
スクの回転速度と偏心量によって異なるが、ディスク1
回転に要する時間以内に収まる。従って、ディスク1回
転に要する時間以上平均処理を動作させる。また、光ビ
ームがトラックを横断することによりエンベロープ検出
回路3の出力がピークレベルからオフセットレベルまで
変動する周期に同期して平均処理を終了しないと、エン
ベロープ検出回路3の出力がピークレベルからオフセッ
トレベルまで変化する周期の最大半周期分に相当する誤
差が平均化処理部10の出力結果に発生する。この誤差
の影響を低減するためにディスク1回転ではなく、数回
転する時間、例えば3回転する時間平均処理を行う。具
体的に説明する。ディスクの回転速度は4320rpm
としたときFG回路17の出力パルスの一周期は5.7
8μsとなるので周期カウンタ18は17をアッテネー
タ設定値制御部13に出力する。D2処理部においてア
ッテネータ設定値制御部13は、周期カウンタ18の出
力値が17であることから逆にディスクの回転速度が4
320rpmであることを求め、1回転に要する時間が
13.8msであるので、3回転に要する時間41.4
msだけ平均化処理部10が動作するように平均回数を
41400μs÷140μs=295回に設定する。
【0073】次に、アッテネータ設定値制御部13にお
いて、アッテネータ7の設定値を決定する手順について
説明する。まず、D2処理部では、アッテネータ7の設
定可能な範囲の上限を限定する値を格納するメモリME
M−ATLMTUに、アッテネータ7の最大設定限界で
ある、増幅率が4倍となる設定値を、下限を限定する値
を格納するメモリMEM−ATLMTLに、アッテネー
タ7の最小設定限界である、増幅率が1/4倍となる設
定値を設定する。次に、D3処理部でアッテネータ設定
値制御部13で用いる調整目標値をメモリMEM−RF
REFに設定する。具体的にアッテネータ設定値制御部
における調整目標値について説明する。目標とする再生
信号の振幅を100mVとして説明する。ここで、10
0mVの入力はアンプ61において12.5倍されるた
めエンベロープ検出回路3の出力は100×12.5=
1250となるため、A/D変換器8の出力は125と
なる。従って、平均化処理部10の出力値として目標と
する値は125となる。ところで、ディスクの回転速度
が速くなるにつれて光ビームがピット列を通過する速度
は速くなり、結果としてエンベロープ検出回路3に入力
される信号の変調周波数も高くなるが、エンベロープ検
出回路3の動作帯域は有限であり、入力信号が動作限界
に近い周波数の場合は検波回路63において正しくピー
クレベルが検波できない時があり、このとき検波回路6
3の出力が低くなる。検波回路63の出力が10%低く
なるとした時、平均化処理部10の出力値も10%低く
なる。従って、周期カウンタ18の出力値からディスク
の回転速度を判断し、エンベロープ検出回路3の動作帯
域を越えるディスクの回転速度の場合、検波回路63に
おける出力低下に応じて調整目標値を小さく設定する。
具体的に説明する。CDと同じ変調度のディスクの場
合、検波回路63におけるピークの検波周波数が最も高
いのは、光ビームがピット長4T及びスペース長3Tを
通過している場合と考えられ、4320rpmの時4.
939MHzになる。このとき、検波回路63の動作周
波数を越えており出力が10%低下するとする。ここ
で、同様に5400rpmの時は6.170MHzとな
り15%低下するとし、5940rpmの時は20%低
下するとする。アッテネータ設定値制御部13は、この
ようにディスクの回転速度に応じて検波回路63におい
て出力が低下する割合を換算する情報を保有している。
前述したようにアッテネータ設定値制御部13は、周期
カウンタ18の出力が17であることからディスクの回
転速度が4320rpmであることを求め、検波回路6
3の出力低下率を換算する情報から、検波回路63の出
力が10%低下することを求める。そして調整目標値1
25を10%低くした値112を調整目標値とする。ま
た、トラッキング制御が動作していないときは前述した
ように、トラックとトラックの間のピットが存在しない
領域を光ビームが通過している時に、エンベロープ検出
回路3の出力がクランプレベルになるため、平均化処理
部10において平均して出力された値は、検波回路63
におけるピークレベルに対して減少する。アッテネータ
7の設定によってクランプ回路62のピークレベルが変
化するため、平均化処理部10の出力の減少量もアッテ
ネータ7の設定に応じて変化する。しかし、アッテネー
タ7の出力を平均すると、この減少量は一律にピークレ
ベルからクランプレベルを減じた値の1/2になる。具
体的に示すと、アッテネータ7の出力が100mVの場
合、クランプ回路62のオフセットを前述した処理で取
り除いて考えるとピークレベルが100mVでクランプ
レベルが0mVに相当するので、平均すると1/2の5
0mVになる。従って、調整目標値は1/2にすればよ
い。125の1/2をさらに前述の目標値112から減
じて、62にする。この値をD3処理部ではメモリME
M−RFREFに設定する。続いてA9処理部へ移行す
る。
【0074】A9処理部以降の動作については、後述す
るトラッキングサーボ動作が行われているときの説明に
おいて具体的な数値を用いて行う事にする。ここでは図
2に示すフローチャートに示す動作の概略を簡単に説明
する。
【0075】A9処理部では、アッテネータ7の設定範
囲の下限を示すMEM−ATLMTLに格納されている
値をアッテネータ7に設定する。続くA10処理部で
は、MEM−OFSに格納されているクランプ回路62
における回路オフセットに相当する値X=37を平均化
処理部10の出力値から減算する処理を行い結果をY’
とする。続くA11処理部では値Y’と、調整目標値を
示すMEM−RFREFに格納されている値の大小比較
をする。入力データがMEM−RFREFに格納されて
いる値を超えない場合、現在設定されているアッテネー
タ7の設定値では目標とする再生信号の振幅が得られて
いないとして、A12処理部で、MEM−RFREFに
格納されている調整目標値と現在の再生信号の振幅を表
すY’の値との差分値をメモリMEM−W1に格納し、
A13処理部において現在のアッテネータ7の設定値か
ら1段階上にアッテネータ7を設定し増幅率を上げる。
続くA14処理部で現在のアッテネータ7の設定値がア
ッテネータ7の設定の上限値を示すMEM−ATLMT
Uに格納されている値未満と判断された場合、アッテネ
ータ7の設定値をさらに増加することが可能なので、A
10処理部に戻り、再びA10処理部以降の処理を繰り
返す。A14処理部において、アッテネータ7の設定値
が上限を示すMEM−ATLMTUに格納されている値
と等しくなったとき、これ以上アッテネータ7を設定で
きないので処理を終了する。A11処理部で現在の再生
信号の振幅を表す値Y’がMEM−RFREFに格納さ
れている調整目標値を超えたときは、A15処理部で現
在の振幅を表す値Y’とMEM−RFREFに格納され
ている調整目標値との差分値をメモリMEM−W2に格
納し、A16処理部において前回のアッテネータ7の設
定におけるY’の値とMEM−RFREFに格納されて
いる調整目標値との差分値MEM−W1と今回のアッテ
ネータ7の設定における差分値MEM−W2の値を比較
する。MEM−W1に格納されている値がMEM−W2
に格納されている値より大きいときは今回のアッテネー
タ設定値がMEM−RFREFに格納されている調整目
標値に近いので目標とする再生信号の振幅に対して最も
最適に調整されたと考えられるので、現在の設定値を、
アッテネータ7の最終設定値を格納するメモリMEM−
ATENDに格納して処理を終了する。MEM−W2に
格納されている値のほうが大きいときは前回設定したア
ッテネータ7の設定値がMEM−RFREFに格納され
ている調整目標値に近いので前回のアッテネータ7の設
定値の時が目標とする再生信号の振幅付近になると考え
られるので、A17処理部でアッテネータ7の設定値を
現在の設定値から1段階下の増幅率に減らすように設定
し直した後、設定値をMEM−ATENDに格納して処
理を終了する。以上の動作により、目標とする再生信号
の振幅に調整することができる。
【0076】ここで、ピックアップ部2の出力を52m
Vとした場合で具体的に計算すると、アッテネータ7の
設定を2倍の増幅率を持つようにした時には、前述した
検波回路63の出力低下が10%と平均化処理部10に
おいて平均する値が1/2になる事を加味しアンプ61
が12.5倍の増幅率をもつので、52×2×0.9×
1/2×12.5=585mVとなり、従って、値Y’
は58となる。また、アッテネータ7の設定をもう1段
階上の9/4倍の増幅率を持つようにした場合は同様に
52×9/4×0.9×1/2×12.5=658mV
となり、従って、値Y’は65となる。調整目標値ME
M−RFREFは前述したように62なので、調整目標
値と値Y’の差分値はアッテネータ7が9/4倍の増幅
率を持つように設定した場合の方が少なく、結果として
アッテネータ7の設定値は9/4倍の増幅率を持つよう
に設定される。
【0077】次に、トラッキングサーボが動作している
ときの機能について説明する。トラッキングサーボが動
作していないときに行った再生信号の振幅調整は、調整
誤差を生じやすいという問題がある。理由としては、前
述したように光ビームがトラックを横断する際にエンベ
ロープ検出回路3の出力がクランプ回路62のピークレ
ベルからオフセットレベルまで変動するので、平均化処
理部10の出力値が1/2になり調整精度が悪くなるこ
とが上げられる。また、平均化処理部10の出力は完全
には1/2とならない為、調整誤差を生じる。従って、
トラッキングサーボが動作している時に、再度、再生信
号の振幅を調整する方が望ましい。しかし、装置の起動
時間を短くするために、1度再生信号の振幅は調整され
ていることを前提として処理の実行時間を短縮して行
う。以下具体的に動作を説明する。ここでは、トラッキ
ングサーボが動作してないときに調整された再生信号の
振幅は52×9/4=117mVであり、このときのア
ッテネータ7が9/4倍の増幅率を持つように設定され
ていたとする。
【0078】まず、トラッキングサーボが動作している
ときの図1の各構成要素の動作状態を説明する。
【0079】ディスク1の回転速度はトラッキングサー
ボが動作していない時の4320rpmから変化して、
2000rpmでスピンドルモータ4によって回転され
ているとする。半導体レーザーはレーザー制御部12に
より所定パワーで発光し、フォーカス制御手段によって
ディスク1上で所定の集束状態になるように制御されて
いる。このとき、レーザー制御部12は’H’の信号を
出力している。またトラッキング制御部20によってト
ラッキングサーボ動作が行われており、光ビームはディ
スクの記録部に位置するトラックに追従しているものと
し、トラッキング制御部20は’H’の信号を出力して
いる。また、ディフェクト検出回路14及びオフトラッ
ク検出回路15及びアドレス部検出回路16は’L’を
出力し、論理積回路Bが’L’となりスイッチ11がO
Nの状態であるとする。ディフェクト検出回路14及び
オフトラック検出回路15及びアドレス部検出回路16
が’H’を出力する場合の動作は後述する。また、ディ
スク1回転に要する時間が30msなのでFG回路17
の出力パルス1周期は1.25msとなり、周期カウン
タ18より3753の値がアッテネータ設定値制御部1
3に入力されている。また、エンベロープ検出回路3に
よって発生する回路オフセットを格納するメモリMEM
−OFSにはX=37が格納されており、アッテネータ
7の設定値を格納するメモリMEM−ATENDにはト
ラッキングサーボが動作していないときの処理で最終的
に設定された9/4倍の増幅率に相当する設定値が格納
されているとする。
【0080】まず、レーザー制御部12の出力がHなの
でA0処理部からA1処理部に分岐する。A1処理部で
はアッテネータ7の初期設定行う。初期設定する設定値
は、MEM−ATENDに設定されている値9/4倍の
設定値を設定する。また、メモリMEM−CNTを0に
設定する。続くA2処理部では、前述したように平均化
処理部10にノイズ等の外乱の混入を考慮して平均回数
として10回を設定する。A3処理部では、平均化処理
部10の出力値からMEM−OFSに格納されている値
X=37を減算する処理を行い結果をYとする。そして
A4処理部で光ビームが未記録部にあることを検出する
為の閾値x=2と値Yを比較する。このときアッテネー
タ7から117mVが出力されており、値Yは146と
なるのでA5処理部へ移行する。トラッキング制御部2
0は’H’の信号を出力しているのでA6処理部へ移
る。A6処理部では平均化処理部10に平均回数を設定
する。トラッキングサーボが動作しているときは前述し
たような、光ビームがトラックを横断することによって
発生するエンベロープ検出回路3の出力変動はない。し
かし、ディスクの成膜は均一ではなく、光ビームがディ
スク1回転に相当する時間トラックを走査している際
に、エンベロープ検出回路3の出力信号は変動する場合
がある。従ってディスクが1回転する時間30msの間
A/D変換器8の出力を平均するように、アッテネータ
設定値制御部13は平均化処理部10へ平均回数300
00÷140=214回を設定する。ここで、トラッキ
ングサーボが動作している時は以前に再生信号の振幅が
調整されており、再生信号の振幅は目標とする振幅値の
近傍にあるといえる。アッテネータ7は現在設定されて
いる設定値から2〜3段階変化させるだけで調整が可能
であることが想定される。具体的には、9/4倍の増幅
率に相当する設定値に設定されている場合は7/4倍か
ら11/4倍の増幅率に相当する設定値の中のいずれか
の設定となる。A7処理部では処理時間を短縮させるた
め、アッテネータ7の設定可能な範囲の上限を限定する
値を格納するメモリMEM−ATLMTUに11/4倍
の増幅率に相当する値を、下限を限定する値を格納する
メモリMEM−ATLMTLに7/4倍の増幅率に相当
する値を設定する。この処理により、続くA8処理部以
降の処理で不要なアッテネータ7の設定を行う事によっ
て要する時間をなくす。A8処理部ではD3処理部と同
様に調整目標値をMEM−RFREFへ設定する。ここ
で、前述したように目標とする再生信号の振幅はアッテ
ネータ7の出力で100mVとなるように調整すること
にする。アッテネータ7の出力が100mVの時、A/
D変換器8の出力は125である。ここで、ディスク回
転速度が2000rpmのとき、検波回路63における
ピーク検波周波数の最大周波数は2.284MHzとな
り、検波回路63の動作周波数限界を越えていないもの
とする。アッテネータ設定値制御部13は周期カウンタ
18の値3753からディスクの回転数を2000rp
mと求め、内部に保有する、検波回路63における出力
低下の割合を換算する情報から調整目標値を下げる必要
ないと判断する。従って、MEM−RFREFには12
5を設定する。続いてA9処理部では、アッテネータ7
の設定範囲の下限を示すMEM−ATLMTLに格納さ
れている7/4倍の増幅率に相当する値をアッテネータ
7に設定する。ここで、ピックアップ部2の出力が52
mVで、エンベロープ検出回路3において発生する回路
オフセットは370mVである。ピックアップ部2の出
力はアッテネータ7で7/4倍されて91mVとなる。
従ってエンベロープ検出回路3の出力は、アンプ61で
12.5倍されて、さらに回路オフセットを加えて15
07mVとなる。
【0081】このとき、平均化処理部10の出力は15
0となる。続くA10処理部では、平均化処理部10の
出力値150からMEM−OFSに格納されている値X
=37を減算する処理を行い結果をY’=113とす
る。A11処理部ではY’の値と、調整目標値を示すM
EM−RFREFに格納されている値の大小比較をす
る。Y’=113はMEM−RFREFに格納されてい
る125以下なのでA12処理部に移行する。A12処
理部で、MEM−RFREFに格納された値とY’の値
との差分値である12をメモリMEM−W1に格納し、
A13処理部において現在のアッテネータ7の7/4倍
の増幅率に相当する設定値から1段階上の2倍の増幅率
に相当する設定値にアッテネータ7を設定する。続いて
A14処理部に移り、現在の2倍の増幅率に相当するア
ッテネータ7の設定値とMEM−ATLMTUに格納さ
れている値を比較する。MEM−ATLMTUには11
/4倍の増幅率に相当する値が格納されている為、現在
のアッテネータ7の設定値の方が小さいとしてA10処
理部へ移行する。このとき平均化処理部10の出力値は
167であり、A10処理部でY’=167−37=1
30となる。続くA11処理部においてY’の値がME
M−RFREFに格納されている値より大きいのでA1
5処理部でMEM−RFREFに格納されている値と
Y’の値の差分値である5をメモリMEM−W2に格納
する。続いてA16処理部においてMEM−W1とME
M−W2に格納されている値を比較する。MEM−W1
には12が格納されており、MEM−W2には5が格納
されているので今回のアッテネータ設定値が調整目標値
であるMEM−RFREFに格納されている値に近いと
判断して、現在の2倍の増幅率に相当する設定値をメモ
リMEM−ATENDに格納して処理を終了する。従っ
て、アッテネータ7は2倍の増幅率に相当する設定値が
選択され、出力信号の振幅は目標とする振幅近傍の10
4mVとなる。
【0082】次に光ビームがディフェクトを通過した際
の動作を説明する。ディフェクトはディスク表面に付着
した汚れやキズの事で、光ビームがディフェクト上を通
過するとピットの有無による変調振幅が小さくなり、結
果としてピックアップ部2の出力信号の振幅は減少す
る。従って、検波回路63においてピークレベルが低下
するのでエンベロープ検出回路3出力が変動する。この
変動の為、ディフェクトを通過している時に平均化処理
部10を動作させると平均化処理部10の出力値に誤差
が生じてしまう。トラッキング制御部20がトラッキン
グサーボ動作を行っている際は、ディフェクト検出回路
14が光ビームがディフェクト上を通過している事を検
出した際に’H’の信号を出力し、結果としてスイッチ
11がOFFとなる。平均化処理部10は、ディフェク
ト検出回路14が’L’の信号を出力しスイッチ11が
ONとなるまで、スイッチ11がOFFとなる直前に入
力した値を加算する処理を続ける。これにより光ビーム
がディフェクトを通過した際に発生するエンベロープ検
出回路3の出力信号の変動が平均化処理部10の出力値
に影響するのを防ぐ事ができる。図13を用いてその動
作を簡単に説明する。図13−(a)はA/D変換器8
の出力値を横軸を時間として示したものである。(b)
は破線に同期を示すように横軸を時間として(a)に示
される値が入力されたときの平均化処理部10の出力値
を示し、(c)は横軸を時間としたときのディフェクト
検出回路14の出力を示している。(c)と(a)に示
されるようにディフェクトが検出されている間はエンベ
ロープ検出回路3が上記理由により変動するため、A/
D変換器8の出力が変動する。しかし、スイッチ11が
OFFとなるので平均化処理部10においてはディフェ
クトを検出する以前の入力値を加算平均するため、
(b)に示すように出力にディフェクトの影響がない。
トラッキングサーボ動作していないときは、光ビームが
トラックを横断するために、ピックアップ部2の出力信
号の振幅が低下しディフェクト検出回路14は’H’を
出力してしまう。従って、平均化処理部10の入力が不
正規に停止される事をさけるため、トラッキング制御部
20が’L’の信号を出力している間スイッチ11は常
にONの状態となる。
【0083】次に光ビームがオフトラックした際の動作
について説明する。オフトラックとは光ビームが走査中
のトラックから外れてピット列の存在しない位置にある
事を意味する。光ビームがオフトラックするとピックア
ップ部2においてピットの有無による変調がなくなり、
結果としてピックアップ部2の出力信号の振幅は減少す
る。これはエンベロープ検出回路3出力の変動の要因と
なる。トラッキング制御部20がトラッキングサーボの
動作を行っている際は、オフトラック検出回路15が光
ビームがオフトラックしている事を検出した際に’H’
の信号を出力し、結果としてスイッチ11がOFFとな
る。平均化処理部10は、オフトラック検出回路15
が’L’の信号を出力しスイッチ11がONとなるま
で、スイッチ11がOFFとなる直前に入力した値を加
算する処理を続ける。これにより光ビームがオフトラッ
クした際に発生するエンベロープ検出回路3の出力信号
の変動が平均化処理部10の出力値に影響するのを防ぐ
事ができる。図14を用いてその動作を簡単に説明す
る。図14−(a)はA/D変換器8の出力値を横軸を
時間として示したものである。(b)は破線に同期を示
すように横軸を時間として(a)に示される値が入力さ
れたときの平均化処理部10の出力値を示し、(c)は
横軸を時間としたときのオフトラック検出回路15の出
力を示している。(c)と(a)に示されるようにオフ
トラックが検出されている間はエンベロープ検出回路3
が上記理由により変動するため、A/D変換器8の出力
が変動する。しかし、スイッチ11がOFFとなるので
平均化処理部10においてはオフトラックを検出する以
前の入力値を加算平均するため、(b)に示すように出
力にオフトラックの影響がない。トラッキングサーボ動
作していないときは、光ビームがトラックを横断する度
にオフトラック検出回路15の出力信号が’H’、’
L’変化する。従って、平均化処理部10の入力が不正
規に停止される事をさけるため、トラッキング制御部2
0が’L’の信号を出力している間スイッチ11は常に
ONとなる。
【0084】次に、光ビームがアドレス部を通過した際
の動作について説明する。DVD−RAMディスクと同
様な構造のアドレス部を保有しているディスクにおい
て、アドレス部はピットで形成され、データ部はレーザ
ーの照射パワーの変化によってデータを記録する構造と
なっている。従って、アドレス部とデータ部ではピック
アップ部2において出力される変調信号の振幅が異な
る。データ部における振幅を目標とする振幅に調整する
ことが目的であり、アドレス部における振幅の変化はエ
ンベロープ検出回路3出力の変動の要因となる。従っ
て、トラッキング制御部20がトラッキングサーボの動
作を行っている時は、アドレス部検出回路16が光ビー
ムがアドレス部を通過している事を検出した際に’H’
の信号を出力し、結果としてスイッチ11がOFFとな
る。平均化処理部10は、アドレス部検出回路16がL
の信号を出力しスイッチ11がONとなるまで、スイッ
チ11がOFFとなる直前に入力した値を加算する処理
を続ける。これにより光ビームがアドレス部を通過した
際に発生するエンベロープ検出回路3の出力信号の変動
が平均化処理部10の出力値に影響する事を防止でき
る。図15を用いてその動作を簡単に説明する。図15
−(a)はA/D変換器8の出力値を横軸を時間として
しめしたものである。(b)は破線に同期を示すように
横軸を時間として(a)に示される値が入力されたとき
の平均化処理部10の出力値を示し、(c)は横軸を時
間としたときのアドレス部検出回路16の出力を示して
いる。(c)と(a)に示されるようにアドレス部が検
出されている間はエンベロープ検出回路3が上記理由に
より変動するため、A/D変換器8の出力が変動する。
しかし、スイッチ11がOFFとなるので平均化処理部
10においてはアドレス部を検出する以前の入力値を加
算平均するため、(b)に示すように出力にアドレス部
の影響がない。トラッキングサーボ動作していないとき
は、光ビームがトラックを横断するために、アドレス部
ゲート信号生成回路103内部のタイマーにおいて、光
ビームがアドレス部を一度通過した後に次にアドレス部
に到達するまでの時間を正確に求める事が出来ず、結果
としてアドレス部検出回路16の出力信号が正しいもの
とならない可能性がある。従って、平均化処理部10の
入力が不正規に停止される事をさけるため、トラッキン
グ制御部20が’L’を出力しているときはアドレス部
検出回路16の動作状態とは無関係にスイッチ11がO
Nの状態になる。
【0085】以上により、アッテネータ設定値制御部1
3の機能が動作することで、装置の動作状態に影響な
く、再生信号の振幅が目標となる振幅に調整が可能であ
る。
【0086】(実施の形態2)図17は、本発明の第二
の実施形態の光ディスク装置を示すブロック図である。
図17の説明では、図1に示す実施の形態1と同一の構
成要素には同一の番号を付してその説明を省略する。
【0087】図17において、スイッチ11の出力は遮
断特性が可変に設定可能な低域通過フィルタ171に入
力される。低域通過フィルタ171はアッテネータ設定
値制御部13より遮断特性を示す定数を設定される。低
域通過フィルタ171は設定された定数に応じて遮断特
性を変更することで、図1における低域通過フィルタ9
の機能と平均化処理部10の機能を代替え機能し、アッ
テネータ設定値制御部13へ出力する。具体的に説明す
ると、低域通過フィルタ171のカットオフ周波数を2
0kHz以下に設定する事で、図1における低域通過フ
ィルタ9と同様な機能を果たし、かつ周期カウンタ18
の出力値及びトラッキング制御部20の動作状態に応じ
てさらに低いカットオフ周波数を設定することで平均化
処理部10と同様な機能を果たす。
【0088】低域通過フィルタ171の具体的な動作に
ついて図18を用いて説明する。図18の説明において
も図2と同様の処理においては図2と同一な番号を付し
てその説明を省略する。
【0089】はじめに、レーザーが発光していない状態
の時の動作について説明する。A0処理部においてレー
ザー制御部12が’L’を出力しているのでBS1処理
部において低域通過フィルタ171にカットオフ周波数
を決定する定数を設定する。レーザーが発光していない
時はA/D変換器8から、前述したようにエンベロープ
検出回路3によって発生した回路オフセットが出力され
ている。この回路オフセットは装置毎にDC値として出
力される。従って低域通過フィルタ171はその機能を
動作させる必要がないため、アッテネータ設定値制御部
13は低域通過フィルタ171のカットオフ周波数とし
て設定可能な周波数の上限例えば50kHzとなるよう
な定数を設定する。続くBS2処理部では低域通過フィ
ルタ171の出力をオフセット格納用のメモリMEM−
OFSに格納して処理を終了する。
【0090】次に、光ビームが未記録部にある時の動作
について説明する。AS1処理部で低域通過フィルタ1
71にカットオフ周波数を決定する定数を設定する。前
述したように、光ビームがディスクの未記録部にあると
きはエンベロープ検出回路3の出力がクランプ回路62
におけるクランプレベルになり出力の変動はないので、
レーザーが発光していない時の処理と同様に低域通過フ
ィルタ171のカットオフ周波数としては最大の50k
Hzを設定する。続くAS3処理部では、低域通過フィ
ルタ171の出力値からMEM−OFSに格納されてい
る値Xを減算する処理を行い結果をYとする。以後の処
理は図2と同様である。
【0091】次に、トラッキングサーボが動作していな
い時の動作について説明する。まず、図8を用いて説明
したように、エンベロープ検出回路3の出力は検波回路
63において一定の時定数で減少するため、エンベロー
プ検出回路3の出力が変動する。低域通過フィルタ17
1はこの変動成分を平滑化するために、前述したように
図1の低域通過フィルタ9と同様の20kHz以下のカ
ットオフ周波数を持つように構成する必要がある。ま
た、トラッキングサーボが動作していないときは、光ビ
ームがトラックを横断する際に、トラックとトラックの
間のピットの存在しない場所に光ビームが位置するとき
に、エンベロープ検出回路3の出力はクランプ回路62
のクランプレベルとなる。低域通過フィルタ171はク
ランプ回路62におけるピークレベルからクランプレベ
ルまでの出力変動を平滑化する処理を行う。この変動量
はアッテネータ7の設定に応じて変化する。しかし、再
生信号が目標となる振幅近傍となったときに発生する変
動量を抑圧すればよく、また図2を用いて説明したよう
にアッテネータ7の設定は設定範囲の下限から設定する
動作を行うため、目標となる振幅近傍となったときの変
動量以上の変動は考えなくてもよい。従って、アッテネ
ータ7の出力信号の目標振幅が100mVなので、光ビ
ームがトラックを横断する際に発生する変動量として約
100mVまで考えればよい。また、光ビームがトラッ
クを横断する際にエンベロープ検出回路3において出力
される変動の周波数は、偏心量とディスクの回転速度に
応じて変化する。しかし、最低となる周波数はディスク
の回転速度に応じて一意に決まる。光ビームがトラック
を1本横断する際の最低周波数はディスクが4320r
pmで回転している場合、回転周波数の72Hzにな
る。ここで、A/D変換器8は10mVの入力に対して
1の値を出力するので、アッテネータ設定値制御部13
への最大入力誤差を1以下に抑える為、低域通過フィル
タ171において上記変動を1/10の10mVまで抑
圧することを考える。このとき、カットオフ周波数とし
て7.2Hzとなるように設定すればよい。前述したよ
うに20kHz以下のカットオフ周波数なので図8に示
した変動成分も合わせて平滑化される。従って、DS1
処理部においてアッテネータ設定値制御部13は、周期
カウンタ18が出力している値17からディスクの回転
速度が4320rpmである事を求め、低域通過フィル
タ171に対して7.2Hzのカットオフ周波数を設定
する。
【0092】以後の処理は図2における説明と同様な動
作を行う。
【0093】最後に、トラッキングサーボが動作してい
る場合の動作について説明する。トラッキングサーボが
動作中は、光ビームがトラックを横断する事によって発
生する変動成分はない。従って低域通過フィルタ171
は図8を用いて説明した検波回路63の出力変動を平滑
化するのに用いられる。従って、AS6処理部において
アッテネータ設定値制御部13は、低域通過フィルタ1
71に20kHzのカットオフ周波数となるように定数
を設定する。以後の処理はAS109処理部を除いて図
2における説明と同様な動作を行う。
【0094】AS10処理部はA10処理における平均
化処理部10の代わりに低域通過フィルタ171の出力
値からメモリMEM−OFSに格納されている値Xを減
じた値をY’とする処理である。
【0095】以上の実施の形態は各制御部を独立した回
路構成で示したが、図1のA/D変換機8以下に続く構
成要素で、低域通過フィルタ9,平均化処理部10,ス
イッチ11,アッテネータ設定値制御部13,論理和回
路A、論理積回路B及び図17の低域通過フィルタ17
1は演算器とメモリを有するマイコン等のプロセッサを
用いてソフトウェアのみで構成することができ、またそ
れ以外のアッテネータ7を除く構成要素は既存の光ディ
スク装置における標準的な構成要素であるため、コスト
の上昇がほとんどなく実現できる。
【0096】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、反射率の
異なる光ディスク毎に再生信号を目標とする振幅に調整
できるだけでなく、装置の動作状態に応じて再生信号の
振幅を調整できるので、トラッキングサーボが動作して
いない時のフォーカス位置調整の調整精度を向上できる
という有利な効果が得られる。またさらに、装置の動作
状態によらず調整できるということから、再生信号の読
み出しエラーが生じた時などに装置動作状態を変えずに
再度再生信号の振幅を調整することができるという有利
な効果も得られる。また、本発明によれば、データが記
録されていない未記録領域が多い光ディスクにおいて、
確実に記録部において再生信号の振幅調整ができるとい
う有利な効果が得られる。また、本発明によれば、アド
レス部を有する光ディスクに対して、アドレス部の影響
を受けずにデータ部の再生信号の振幅を目標の振幅に調
整できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示すブロック図
【図2】図1中のアッテネータ設定値制御部における動
作を示したフローチャート
【図3】図1中のアッテネータの構成図
【図4】図1中のアッテネータの動作説明のための図
【図5】図1中のアッテネータの設定値を示した図
【図6】図1中のエンベロープ検出回路の構成図
【図7】図1中のオフトラック検出回路の動作説明のた
めの図
【図8】図6のエンベロープ検出回路の動作説明のため
の図
【図9】図6中の検波回路においてピークレベルを検波
する周波数の説明のための図
【図10】図1中のアドレス部検出回路の構成図
【図11】図1中のアドレス部検出回路の動作説明のた
めの図
【図12】光ビームが未記録のトラック上の溝を横断し
ている際の図1中のクランプ回路の動作説明のための図
【図13】図1中のディフェクト検出回路が動作してい
る際の平均化処理部の動作を説明した図
【図14】図1中のオフトラック検出回路が動作してい
る際の平均化処理部の動作を説明した図
【図15】図1中のアドレス部検出回路が動作している
際の平均化処理部の動作を説明した図
【図16】図1中のスイッチ11の動作を説明するため
の図
【図17】本発明の第二の実施形態を示すブロック図
【図18】図17中のアッテネータ設定値制御部におけ
る動作を示したフローチャート
【図19】従来の再生信号振幅調整機能を備えた光ディ
スクの例を示すブロック図
【符号の説明】
1 光ディスク 2 ピックアップ部 3 エンベロープ検出回路 4 スピンドルモータ 5 トラバース 6 トラバースモータ 7 アッテネータ 8 A/D変換器 9 低域通過フィルタ 10 平均化処理部 11 スイッチ 12 レーザー制御部 13 アッテネータ設定値制御部 14 ディフェクト検出回路 15 オフトラック検出回路 16 アドレス部検出回路 17 FG回路 18 周期カウンタ 19 トラバース制御部 20 トラッキング制御部 SW1 スイッチ1 SW2 スイッチ2 SW3 スイッチ3 SW4 スイッチ4 R1 抵抗1 R2 抵抗2 R3 抵抗3 R4 抵抗4 31 アッテネータ値設定値 32 アッテネータ部 33 アンプ 61 アンプ 62 クランプ回路 63 検波回路 101 データスライス回路 102 アドレス読みとり回路 103 アドレス部ゲート信号生成回路 171 低域通過フィルタ 191 アンプ 192 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井口 睦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D044 BC06 CC04 DE46 FG04 5D090 AA01 BB04 CC04 EE13 FF02

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに記録された情報を再生する再
    生手段と、前記再生手段の出力を増幅する利得を可変に
    設定できる増幅部と、前記増幅部の出力から振幅を検出
    する振幅検出部と、前記振幅検出部の出力を平滑化処理
    する平滑化処理部と、前記平滑化処理部の出力に応じて
    前記増幅部の利得を設定して前記増幅部の出力を所定の
    振幅にする利得設定部を有し、装置の動作状態に応じて
    前記平滑化処理部の平滑化処理を変化させることを特徴
    とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 利得設定部は平滑化処理部の出力を所定
    の目標値となるように増幅部の利得を設定する事によっ
    て前記増幅部の出力を所定の振幅にすることを特徴とす
    る請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 装置の動作状態に応じて目標値を変化さ
    せることを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 再生手段をディスク上のトラックに追従
    させるトラッキング制御が動作している時と動作してい
    ない時で目標値を変化させることを特徴とする請求項3
    記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 トラッキング制御が動作していない時は
    トラッキング制御が動作している時に対して目標値を低
    くすることを特徴とする請求項4記載の光ディスク装
    置。
  6. 【請求項6】 再生手段をディスク上のトラックに追従
    させるトラッキング制御が動作している時と動作してい
    ない時で平滑化処理部の平滑化処理を変化させることを
    特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 トラッキング制御が動作してない時に利
    得設定部を動作させ増幅部の利得を設定した後、トラッ
    キング制御が動作している時に利得設定部を動作させ増
    幅部の利得を再度設定することを特徴とする請求項4ま
    たは6記載の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 増幅部の設定値を記憶する設定記憶手段
    を有し、トラッキング制御が動作していない時の前記増
    幅部の設定値を前記記憶手段に記憶しておきトラッキン
    グ制御が動作している時に前記増幅部の利得の設定可能
    な範囲を前記設定記憶手段に記憶されている設定値に対
    して一定量増減させた範囲に制限することを特徴とする
    請求項7記載の光ディスク装置。
  9. 【請求項9】 増幅部の利得の設定可能な範囲の一番低
    い設定から順に大きい設定に変化させて振幅検出部の出
    力を目標値にすることを特徴とする請求項8記載の光デ
    ィスク装置。
  10. 【請求項10】 ディスクの傷やごみの付着あるいは欠
    陥を検出するディフェクト検出部を有し、前記ディフェ
    クト検出部がディスクの傷やごみの付着あるいは欠陥を
    検出した時は振幅検出部の出力を停止することを特徴と
    する請求項1記載の光ディスク装置。
  11. 【請求項11】 再生手段が走査中のトラックを外れた
    事を検出するオフトラック検出部を有し、前記オフトラ
    ック検出部が捜査中のトラックを再生手段が外れた事を
    検出した時は振幅検出部の出力を停止することを特徴と
    する請求項1記載の光ディスク装置。
  12. 【請求項12】 トラッキング制御が動作していない時
    はディフェクト検出部の動作を停止することを特徴とす
    る請求項10記載の光ディスク装置。
  13. 【請求項13】 トラッキング制御が動作していない時
    はオフトラック検出部の動作を停止することを特徴とす
    る請求項11記載の光ディスク装置。
  14. 【請求項14】 ディスクの回転周期を検出する周期検
    出器を有し、前記周期検出器の出力に応じて平滑化処理
    部における平滑化処理を変更することを特徴とする請求
    項1記載の光ディスク装置。
  15. 【請求項15】 周期検出器にて検出したディスク回転
    時間以上の期間にわたって平滑化処理を行うことを特徴
    とする請求項14記載の光ディスク装置。
  16. 【請求項16】 ディスクの回転周期を検出する周期検
    出器を有し、前記周期検出器の出力に応じて目標値を変
    更することを特徴とする請求項3記載の光ディスク装
    置。
  17. 【請求項17】 周期検出器の出力が減少するにつれて
    目標値を小さくすることを特徴とする請求項16記載の
    光ディスク装置。
  18. 【請求項18】 平滑化処理部に遮断特性を変更するこ
    とが可能な低域通過フィルタで構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の光ディスク装置。
  19. 【請求項19】 平滑化処理部の平滑化処理は加算回数
    を外部より設定可能な加算平均処理とすることを特徴と
    する請求項6記載の光ディスク装置。
  20. 【請求項20】 トラッキング制御が動作していない時
    はトラッキング制御が動作している時に対して加算平均
    処理の加算回数を増加することを特徴とする請求項19
    記載の光ディスク装置。
  21. 【請求項21】 再生手段は光ビームをディスクに照射
    する光源とディスクからの反射光あるいは透過光を受光
    する検出器よりなり、前記光源が発光していない時に振
    幅検出部の出力値を記憶するオフセット記憶手段を有
    し、前記光源が発光している時に振幅検出部の出力値か
    ら前記オフセット記憶手段に記憶されている値を減算す
    ることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  22. 【請求項22】 ディスクに記録された情報を再生する
    再生手段と、前記再生手段をディスク半径方向に移動さ
    せる移動手段と、前記再生手段が未記録部に位置するこ
    とを検出する未記録部検出手段と、前記再生手段の出力
    を増幅する利得を可変に設定できる増幅部と、前記増幅
    部の出力から振幅を検出する振幅検出部と、前記振幅検
    出部の出力に応じて前記増幅部の利得を設定して前記増
    幅部の出力を所定の振幅にする利得設定部を有し、前記
    未記録部検出手段が未記録部に再生手段が位置すること
    を検出した時に検出しない位置まで前記移動手段により
    再生手段を移動させることを特徴とする光ディスク装
    置。
  23. 【請求項23】 未記録部検出手段は振幅検出部の出力
    が所定の値以下の時に再生手段が未記録部に位置するこ
    とを検出すること特徴とする請求項22記載の光ディス
    ク装置。
  24. 【請求項24】 ディスクに記録された情報を再生する
    再生手段と、前記再生手段の出力を増幅する利得を可変
    に設定できる増幅部と、前記増幅部の出力から振幅を検
    出する振幅検出部と、前記振幅検出部の出力に応じて前
    記増幅部の利得を設定して前記増幅部の出力を所定の振
    幅にする利得設定部と、ディスク上の領域を識別するた
    めのアドレスが記録されているアドレス部に前記再生手
    段が位置していることを検出するアドレス部検出手段を
    有し、前記再生手段がアドレス部に位置することを前記
    アドレス部検出手段が検出した時は前記振幅検出部の出
    力を停止することを特徴とする光ディスク装置。
  25. 【請求項25】 トラッキング制御が動作していない時
    はアドレス部検出手段の動作を停止することを特徴とす
    る請求項24記載の光ディスク装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7352668B2 (en) 2004-03-10 2008-04-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disc apparatus manufacturing method and optical disc apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7352668B2 (en) 2004-03-10 2008-04-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disc apparatus manufacturing method and optical disc apparatus

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