JP2000216360A - 半導体メモリ素子 - Google Patents
半導体メモリ素子Info
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- JP2000216360A JP2000216360A JP11016624A JP1662499A JP2000216360A JP 2000216360 A JP2000216360 A JP 2000216360A JP 11016624 A JP11016624 A JP 11016624A JP 1662499 A JP1662499 A JP 1662499A JP 2000216360 A JP2000216360 A JP 2000216360A
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- semiconductor memory
- memory device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】δ相Ta2O5を高誘電体膜として用いた半導体
メモリ素子を提供する。 【解決手段】誘電率の高いδ相Ta2O5をキャパシタに
適用すると高集積大容量のDRAMが実現できる。
メモリ素子を提供する。 【解決手段】誘電率の高いδ相Ta2O5をキャパシタに
適用すると高集積大容量のDRAMが実現できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度DRAMに
最適な、高誘電体薄膜コンデンサを用いた半導体メモリ
素子に関する。
最適な、高誘電体薄膜コンデンサを用いた半導体メモリ
素子に関する。
【0002】
【従来の技術】(1)ダイナミックランダムアクセスメ
モリ(DRAM)はコンピュータの記憶素子として大容
量、高集積化が進んできた。現在用いられているDRA
Mメモリセル部の基本的な回路は、1組のMOSトラン
ジスタとコンデンサから構成され、コンデンサに蓄積さ
れた電荷の量によって1ビットのデータを記憶する。こ
のコンデンサの容量はα線によって作り出される電荷に
よるソフトエラーに対する耐性を備えるために100f
C以上の電荷が蓄積されなければならない。仮に±1.
5Vの電圧で動作させようとすると、コンデンサの容量
は60fF以上必要となる。
モリ(DRAM)はコンピュータの記憶素子として大容
量、高集積化が進んできた。現在用いられているDRA
Mメモリセル部の基本的な回路は、1組のMOSトラン
ジスタとコンデンサから構成され、コンデンサに蓄積さ
れた電荷の量によって1ビットのデータを記憶する。こ
のコンデンサの容量はα線によって作り出される電荷に
よるソフトエラーに対する耐性を備えるために100f
C以上の電荷が蓄積されなければならない。仮に±1.
5Vの電圧で動作させようとすると、コンデンサの容量
は60fF以上必要となる。
【0003】(2)コンデンサの容量Cは、真空の誘電
率をε0、誘電体膜の比誘電率をεr、誘電体膜の膜厚を
d、コンデンサの断面積をSとすると、C=ε0・εr・
S/dである。従って、コンデンサの容量を大きくする
ためには電極の面積を大きくし、誘電体膜の膜厚を薄く
すれば良い。最近のDRAMの高集積化により、メモリ
セル1個当たりの占める面積が縮小するため、クラウン
構造やフィン構造等の複雑な立体構造によりキャパシタ
面積の増大が図られている。これは誘電体膜や電極材料
のCVD法による高い被覆性により達成されている。し
かし複雑な構造になれば十分な被覆性が達成できなくな
るため、構造による容量増加には限界がある。
率をε0、誘電体膜の比誘電率をεr、誘電体膜の膜厚を
d、コンデンサの断面積をSとすると、C=ε0・εr・
S/dである。従って、コンデンサの容量を大きくする
ためには電極の面積を大きくし、誘電体膜の膜厚を薄く
すれば良い。最近のDRAMの高集積化により、メモリ
セル1個当たりの占める面積が縮小するため、クラウン
構造やフィン構造等の複雑な立体構造によりキャパシタ
面積の増大が図られている。これは誘電体膜や電極材料
のCVD法による高い被覆性により達成されている。し
かし複雑な構造になれば十分な被覆性が達成できなくな
るため、構造による容量増加には限界がある。
【0004】(3)そこで、例えば応用物理第60巻第
11号(1991)「高誘電率材料のLSI容量膜への
応用」に記載してあるように、キャパシタに誘電率の大
きな物質を用いる研究が進められている。誘電率の大き
な物質としては、Ta2O5,Ba1-xSrxTiO3,P
bZr1-xTixO3などがある。Ba1-xSrxTiO3な
どのペロブスカイト構造を有する酸化物は比誘電率が1
00を越え、将来のキャパシタ材料として期待されてい
る。
11号(1991)「高誘電率材料のLSI容量膜への
応用」に記載してあるように、キャパシタに誘電率の大
きな物質を用いる研究が進められている。誘電率の大き
な物質としては、Ta2O5,Ba1-xSrxTiO3,P
bZr1-xTixO3などがある。Ba1-xSrxTiO3な
どのペロブスカイト構造を有する酸化物は比誘電率が1
00を越え、将来のキャパシタ材料として期待されてい
る。
【0005】しかし、これらの材料は構成元素が多く、
CVD法での組成と被覆性の制御が困難である。また薄
膜化に伴ない結晶構造が変化し、誘電率が減少する問題
もあり、実用化には時間が必要である。
CVD法での組成と被覆性の制御が困難である。また薄
膜化に伴ない結晶構造が変化し、誘電率が減少する問題
もあり、実用化には時間が必要である。
【0006】(4)一方、Ta2O5はメタル元素がTa
だけであるためCVD法による組成制御が容易であり、
薄膜化による特性変動も少なく、次世代のキャパシタ材
料として最も期待されている。
だけであるためCVD法による組成制御が容易であり、
薄膜化による特性変動も少なく、次世代のキャパシタ材
料として最も期待されている。
【0007】さらにTa2O5は被覆性に優れているため
立体構造キャパシタが形成でき、MIM(Metal−
Insulator−Metal)構造にすることによ
り1GbitDRAMまで適用可能となりえる。
立体構造キャパシタが形成でき、MIM(Metal−
Insulator−Metal)構造にすることによ
り1GbitDRAMまで適用可能となりえる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術4に記載
したTa2O5薄膜の比誘電率は25程度である。従来の
Si3N4の比誘電率8に比べ3倍程度であり、キャパシ
タ面積縮小効果が小さい。より高密度のDRAMキャパ
シタ用材料として誘電率の増加が求められている。
したTa2O5薄膜の比誘電率は25程度である。従来の
Si3N4の比誘電率8に比べ3倍程度であり、キャパシ
タ面積縮小効果が小さい。より高密度のDRAMキャパ
シタ用材料として誘電率の増加が求められている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、低温相Ta
2O5薄膜を用いることにより、誘電率を増加させる。実
施例1で後述するが、従来のTa2O5薄膜は比誘電率が
25と知られているのはβ相(JCPDS#25092
2)であり、本実施例に示す方法を用いることにより、
より誘電率の高いδ相(JCPDS#181304)を
形成できることを確認した。ここでTa2O5の低温相と
はδ相だけではなく、例えば、Sov.Phys.Cr
ystallogr.24(5)(1979)p537
で報告されているδ'相のようにδ相を基本格子とする
超構造を有する相も含むものとする。
2O5薄膜を用いることにより、誘電率を増加させる。実
施例1で後述するが、従来のTa2O5薄膜は比誘電率が
25と知られているのはβ相(JCPDS#25092
2)であり、本実施例に示す方法を用いることにより、
より誘電率の高いδ相(JCPDS#181304)を
形成できることを確認した。ここでTa2O5の低温相と
はδ相だけではなく、例えば、Sov.Phys.Cr
ystallogr.24(5)(1979)p537
で報告されているδ'相のようにδ相を基本格子とする
超構造を有する相も含むものとする。
【0010】基板上の少なくとも下部電極、誘電体薄膜
及び上部電極の積層構造よりなる誘電体薄膜コンデンサ
をメモリキャパシタとして使用する半導体メモリ素子に
おいて、該高誘電体薄膜をδ相Ta2O5のとすることに
より、キャパシタ容量を増加させることができる。δ相
Ta2O5膜は、MIS構造では、下部ポリシリコン窒化
表面でのTa2O5極薄膜の高温アニールにより達成され
る。またMIM構造では下部電極RuO2又はIrO2結
晶上でTa2O5を低温エピタキシャル成長させることに
より達成される。
及び上部電極の積層構造よりなる誘電体薄膜コンデンサ
をメモリキャパシタとして使用する半導体メモリ素子に
おいて、該高誘電体薄膜をδ相Ta2O5のとすることに
より、キャパシタ容量を増加させることができる。δ相
Ta2O5膜は、MIS構造では、下部ポリシリコン窒化
表面でのTa2O5極薄膜の高温アニールにより達成され
る。またMIM構造では下部電極RuO2又はIrO2結
晶上でTa2O5を低温エピタキシャル成長させることに
より達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
用いて具体的に説明する。
用いて具体的に説明する。
【0012】(1)MIS構造キャパシタ 図1は本発明装置の一実施例となるδ相Ta2O5を有す
るMIS(Metal−Insulator−Semi
conductor)構造半導体メモリ素子の概要を示
す断面図である。Si基板1上にメモリセルのトランジ
スタ部分となるCMOSを形成し、平坦化及び絶縁保護
のため絶縁層3を形成する。本実施例では、BPSGと
呼ばれるSiO2ガラス膜を膜厚300nmで形成して
ある。
るMIS(Metal−Insulator−Semi
conductor)構造半導体メモリ素子の概要を示
す断面図である。Si基板1上にメモリセルのトランジ
スタ部分となるCMOSを形成し、平坦化及び絶縁保護
のため絶縁層3を形成する。本実施例では、BPSGと
呼ばれるSiO2ガラス膜を膜厚300nmで形成して
ある。
【0013】本実施例ではスタック構造と呼ばれる構造
を用い、CMOSのストレージノード拡散層9の上部に
poly−Siプラグ4を配置し、その上に誘電体キャ
パシタを配置してある。SiO2絶縁層3及びその中を
貫通するプラグ4の上に、ポリシリコン下部電極(50
nm)6,δ相Ta2O5誘電体層(15nm)7,Ti
N上部電極(50nm)8の積層構造よりなる誘電体キ
ャパシタを形成する。ポリシリコンとTa2O5の界面の
酸化を抑制するために表面窒化が施してある。
を用い、CMOSのストレージノード拡散層9の上部に
poly−Siプラグ4を配置し、その上に誘電体キャ
パシタを配置してある。SiO2絶縁層3及びその中を
貫通するプラグ4の上に、ポリシリコン下部電極(50
nm)6,δ相Ta2O5誘電体層(15nm)7,Ti
N上部電極(50nm)8の積層構造よりなる誘電体キ
ャパシタを形成する。ポリシリコンとTa2O5の界面の
酸化を抑制するために表面窒化が施してある。
【0014】図2には、本実施例の製造プロセスの概要
を示す。Ta2O5のδ相を有する誘電体キャパシタを得
るために、誘電体層7を2層に分けて成膜する。誘電体
層7の1層目にTa2O5を膜厚3nm堆積し、高温アニ
ール処理を施した後、誘電体層7の2層目としてTa2
O5を12nm堆積する。Ta2O5はTa(OC2H5)5
を原料とした熱CVD法により基板温度400〜550
℃で堆積する。誘電体層7の1層目の形成時にはTa2
O5は結晶化が進まず誘電体層7の薄膜の構造は非晶質
である。この薄膜をRTA(Rapid Therma
l Annealing)装置を用い、ランプによる迅
速な熱処理により結晶化させる。
を示す。Ta2O5のδ相を有する誘電体キャパシタを得
るために、誘電体層7を2層に分けて成膜する。誘電体
層7の1層目にTa2O5を膜厚3nm堆積し、高温アニ
ール処理を施した後、誘電体層7の2層目としてTa2
O5を12nm堆積する。Ta2O5はTa(OC2H5)5
を原料とした熱CVD法により基板温度400〜550
℃で堆積する。誘電体層7の1層目の形成時にはTa2
O5は結晶化が進まず誘電体層7の薄膜の構造は非晶質
である。この薄膜をRTA(Rapid Therma
l Annealing)装置を用い、ランプによる迅
速な熱処理により結晶化させる。
【0015】本実施例では、100%O2雰囲気中で7
00〜900℃、1分の熱処理を行い、結晶成長させて
いる。通常、膜厚10nm以上のTa2O5膜を結晶化温
度(700℃)以上でアニールすると安定相であるβ相
が形成される。しかし4nm以下の極薄膜では結晶化初
期に形成される低温相であるδ相が安定化する。アモル
ファスTa2O5膜を結晶化させると、初期にδ相Ta2
O5が形成され、その後β相Ta2O5に変わるという報
告もある(Acta.Cryst.,vol.14,p
1278(1961))。斜方晶β相Ta2O5の格子定
数はa=0.6198nm,b=4.029nm,c=
0.388nmでb軸方向に伸びた単位格子を持ってい
るため膜厚3nmでは結晶化する際にb軸長より短いβ
相構造を形成できない。
00〜900℃、1分の熱処理を行い、結晶成長させて
いる。通常、膜厚10nm以上のTa2O5膜を結晶化温
度(700℃)以上でアニールすると安定相であるβ相
が形成される。しかし4nm以下の極薄膜では結晶化初
期に形成される低温相であるδ相が安定化する。アモル
ファスTa2O5膜を結晶化させると、初期にδ相Ta2
O5が形成され、その後β相Ta2O5に変わるという報
告もある(Acta.Cryst.,vol.14,p
1278(1961))。斜方晶β相Ta2O5の格子定
数はa=0.6198nm,b=4.029nm,c=
0.388nmでb軸方向に伸びた単位格子を持ってい
るため膜厚3nmでは結晶化する際にb軸長より短いβ
相構造を形成できない。
【0016】そこで、より単位格子の小さな六方晶δ相
Ta2O5(a=0.362nm、c=0.387nm)
が形成し、安定化していると考えられる。次に誘電体層
7の1層目と同じ条件でTa2O5を12nm堆積する。
この際、誘電体層7の1層目のδ相Ta2O5が下地とな
っているためホモエピタキシャル成長が起こり、CVD
堆積中に結晶化が起こっている。エピタキシャル成長で
は下地の結晶構造を引きずるため、誘電体層7の2層目
は誘電体層7の1層目と同様の相構造を保ちながら結晶
成長する。
Ta2O5(a=0.362nm、c=0.387nm)
が形成し、安定化していると考えられる。次に誘電体層
7の1層目と同じ条件でTa2O5を12nm堆積する。
この際、誘電体層7の1層目のδ相Ta2O5が下地とな
っているためホモエピタキシャル成長が起こり、CVD
堆積中に結晶化が起こっている。エピタキシャル成長で
は下地の結晶構造を引きずるため、誘電体層7の2層目
は誘電体層7の1層目と同様の相構造を保ちながら結晶
成長する。
【0017】この結果、下部電極6の上部に均一なδ相
Ta2O5誘電体膜7が形成される。誘電体層7の2層目
のδ相Ta2O5膜は形成温度が低いため、多くの残留炭
素や酸素欠陥を持ち、リーク電流特性が不十分である場
合がある。このときは100%O2雰囲気中で700〜
900℃、1分の熱処理を行い、誘電体層7中に酸素を
供給し、高結晶性の膜を形成する。これにより誘電体層
7は良好な電気特性を示すようになる。形成した誘電体
層7上に、CVD法によりTiN上部電極8を成膜す
る。
Ta2O5誘電体膜7が形成される。誘電体層7の2層目
のδ相Ta2O5膜は形成温度が低いため、多くの残留炭
素や酸素欠陥を持ち、リーク電流特性が不十分である場
合がある。このときは100%O2雰囲気中で700〜
900℃、1分の熱処理を行い、誘電体層7中に酸素を
供給し、高結晶性の膜を形成する。これにより誘電体層
7は良好な電気特性を示すようになる。形成した誘電体
層7上に、CVD法によりTiN上部電極8を成膜す
る。
【0018】図3には、本発明の半導体メモリ素子の誘
電体薄膜キャパシタを製造するための成膜装置の一例を
示す。実施例1のMIS構造DRAMのキャパシタ形成
方法を説明する。基板搬入室10より搬入した基板1
は、基板交換室14を経て、高真空雰囲気の中で成膜室
(1)11、アニール室13の間を、基板交換用アーム
17により搬送される。
電体薄膜キャパシタを製造するための成膜装置の一例を
示す。実施例1のMIS構造DRAMのキャパシタ形成
方法を説明する。基板搬入室10より搬入した基板1
は、基板交換室14を経て、高真空雰囲気の中で成膜室
(1)11、アニール室13の間を、基板交換用アーム
17により搬送される。
【0019】本実施例では、成膜室11において、誘電
体層7の1層目Ta2O5を成膜した後、アニール室13
で結晶化させ、また成膜室(1)11に戻し誘電体層7
の2層目Ta2O5を堆積する。必要な場合には再び搬入
し、アニール室13において高温酸素アニールを行い、
酸素欠損と残留炭素の低減を図る。誘電体層7の1層目
Ta2O5の高温アニールは酸素欠陥を低減することが目
的でないためN2,Ar等の雰囲気でも良い。
体層7の1層目Ta2O5を成膜した後、アニール室13
で結晶化させ、また成膜室(1)11に戻し誘電体層7
の2層目Ta2O5を堆積する。必要な場合には再び搬入
し、アニール室13において高温酸素アニールを行い、
酸素欠損と残留炭素の低減を図る。誘電体層7の1層目
Ta2O5の高温アニールは酸素欠陥を低減することが目
的でないためN2,Ar等の雰囲気でも良い。
【0020】本実施例で作製したTa2O5薄膜の誘電率
について説明する。誘電率の変化を調べるためTa2O5
薄膜の誘電体層7の1層目と誘電体層7の2層目の合計
膜厚を15nmで一定にし、誘電体層7の1層目のTa
2O5膜厚を変えてキャパシタ構造を作製し、容量を測定
した。MIS構造ではTa2O5薄膜と界面に形成される
SiON低誘電率層が直列したキャパシタ構造となるた
め、SiON相の比誘電率5、膜厚1nmと仮定して誘
電率を求めた。
について説明する。誘電率の変化を調べるためTa2O5
薄膜の誘電体層7の1層目と誘電体層7の2層目の合計
膜厚を15nmで一定にし、誘電体層7の1層目のTa
2O5膜厚を変えてキャパシタ構造を作製し、容量を測定
した。MIS構造ではTa2O5薄膜と界面に形成される
SiON低誘電率層が直列したキャパシタ構造となるた
め、SiON相の比誘電率5、膜厚1nmと仮定して誘
電率を求めた。
【0021】図4は横軸に誘電体層7の1層目のTa2
O5膜厚、縦軸にTa2O5膜厚の比誘電率をとり、プロ
ットしてある。従来の方法で一度に厚さ15nmのTa
2O5を堆積し、アニールしたTa2O5薄膜の比誘電率は
21であったが、本実施例で誘電体層7の1層目の膜厚
を4nm以下にするとTa2O5薄膜の比誘電率は40以
上に増加した。
O5膜厚、縦軸にTa2O5膜厚の比誘電率をとり、プロ
ットしてある。従来の方法で一度に厚さ15nmのTa
2O5を堆積し、アニールしたTa2O5薄膜の比誘電率は
21であったが、本実施例で誘電体層7の1層目の膜厚
を4nm以下にするとTa2O5薄膜の比誘電率は40以
上に増加した。
【0022】図5は、本実施例の酸化物誘電体キャパシ
タのX線回折図である。従来の厚さ15nmのTa2O5
を一度に堆積し、アニールしたTa2O5薄膜では図5
(b)のようにβ相の(340)と(002)の回折線
が見られるが、本実施例で誘電体層7の1層目の膜厚を
3nmで作製したTa2O5薄膜では図5(a)のように
β相の(340)に相当する回折線が消失しており、δ
相の(002)の回折線しか見られない。本実施例の成
膜方法により、高誘電率を示すTa2O5のδ相が形成さ
れていることを確認した。
タのX線回折図である。従来の厚さ15nmのTa2O5
を一度に堆積し、アニールしたTa2O5薄膜では図5
(b)のようにβ相の(340)と(002)の回折線
が見られるが、本実施例で誘電体層7の1層目の膜厚を
3nmで作製したTa2O5薄膜では図5(a)のように
β相の(340)に相当する回折線が消失しており、δ
相の(002)の回折線しか見られない。本実施例の成
膜方法により、高誘電率を示すTa2O5のδ相が形成さ
れていることを確認した。
【0023】(2)MIM構造キャパシタ 第二の実施例となるTa2O5のδ相を有するMIM(M
etal−Insulator−Metal)構造半導
体メモリ素子の概要を示す断面図は第一の実施例の場合
と同じである(図2)。Si基板1上にメモリセルのト
ランジスタ部分となるCMOSを形成し、平坦化及び絶
縁、保護のため絶縁層3を形成する。本実施例では実施
例1と同様にスタック構造と呼ばれるキャパシタ構造を
用いている。CMOSのストレージノード拡散層9の上
部にpoly−Siプラグ4を配置し、その上に誘電体
キャパシタを配置してある。SiO2絶縁層3及びその
中を貫通するプラグ4の上に、バリア層5、RuO2下
部電極6、δ相Ta2O5誘電体層7、RuO2上部電極
8の積層構造よりなる誘電体キャパシタを形成する。
etal−Insulator−Metal)構造半導
体メモリ素子の概要を示す断面図は第一の実施例の場合
と同じである(図2)。Si基板1上にメモリセルのト
ランジスタ部分となるCMOSを形成し、平坦化及び絶
縁、保護のため絶縁層3を形成する。本実施例では実施
例1と同様にスタック構造と呼ばれるキャパシタ構造を
用いている。CMOSのストレージノード拡散層9の上
部にpoly−Siプラグ4を配置し、その上に誘電体
キャパシタを配置してある。SiO2絶縁層3及びその
中を貫通するプラグ4の上に、バリア層5、RuO2下
部電極6、δ相Ta2O5誘電体層7、RuO2上部電極
8の積層構造よりなる誘電体キャパシタを形成する。
【0024】図6には、本実施例の製造プロセスの概要
を示す。Ta2O5低温相を有する誘電体キャパシタを得
るために、高結晶性RuO2下部電極6上にTa2O5誘
電体層7を低温エピタキシャル成長させる。基板温度5
50℃以下で結晶成長させるため、δ相Ta2O5が形成
される。実施例1のMIS構造では、下部電極表面は表
面窒化したアモルファス層が形成されているため誘電体
層7の1層目ではエピタキシャル成長が起こらないが、
MIM構造ではRuO2結晶6上に直接Ta2O5をCV
D成長させるため、低温エピタキシャル成長が可能であ
る。ここで重要となるのが下部電極結晶の清浄表面を形
成する技術である。
を示す。Ta2O5低温相を有する誘電体キャパシタを得
るために、高結晶性RuO2下部電極6上にTa2O5誘
電体層7を低温エピタキシャル成長させる。基板温度5
50℃以下で結晶成長させるため、δ相Ta2O5が形成
される。実施例1のMIS構造では、下部電極表面は表
面窒化したアモルファス層が形成されているため誘電体
層7の1層目ではエピタキシャル成長が起こらないが、
MIM構造ではRuO2結晶6上に直接Ta2O5をCV
D成長させるため、低温エピタキシャル成長が可能であ
る。ここで重要となるのが下部電極結晶の清浄表面を形
成する技術である。
【0025】基板温度300〜500℃でRuO26を
CVD堆積した後、結晶性を高めるための100%O2
雰囲気中で700〜900℃、1分の熱処理を施す。ア
ニール後に清浄表面を保持したままTa2O5誘電体層7
をCVD堆積する。必要な場合には100%O2雰囲気
中で700〜900℃、1分の熱処理を行い、誘電体層
7中に酸素を供給する。下部電極6に導電性酸化物のR
uO2を用いているために酸素アニールの際に低誘電率
酸化膜層が形成されることがなく、良好な電気特性が得
られる。
CVD堆積した後、結晶性を高めるための100%O2
雰囲気中で700〜900℃、1分の熱処理を施す。ア
ニール後に清浄表面を保持したままTa2O5誘電体層7
をCVD堆積する。必要な場合には100%O2雰囲気
中で700〜900℃、1分の熱処理を行い、誘電体層
7中に酸素を供給する。下部電極6に導電性酸化物のR
uO2を用いているために酸素アニールの際に低誘電率
酸化膜層が形成されることがなく、良好な電気特性が得
られる。
【0026】本実施のMIM構造DRAMのキャパシタ
形成方法を説明する。成膜室12において、RuO26
をCVD堆積した後、アニール室13で結晶化させ、ま
た成膜室(1)11に移しTa2O5誘電体層7を堆積す
る。必要な場合には再び搬入し、アニール室13におい
て高温酸素アニールを行い、酸素欠損と残留炭素の低減
を図る。RuO26の高温アニールは酸素欠陥を低減す
ることが目的でないためN2、Ar等の雰囲気でも良
い。
形成方法を説明する。成膜室12において、RuO26
をCVD堆積した後、アニール室13で結晶化させ、ま
た成膜室(1)11に移しTa2O5誘電体層7を堆積す
る。必要な場合には再び搬入し、アニール室13におい
て高温酸素アニールを行い、酸素欠損と残留炭素の低減
を図る。RuO26の高温アニールは酸素欠陥を低減す
ることが目的でないためN2、Ar等の雰囲気でも良
い。
【0027】本実施例ではRuO2を用いた場合につい
て説明したが、IrO2を用いても低温エピタキシャル
成長により、Ta2O5低温相を作製できる。またPt、
Ru又はIr単体を用いてもTa2O5低温相を作製でき
る。さらにTa2O5に微量元素を添加することにより、
低温相構造を安定化させることができる。
て説明したが、IrO2を用いても低温エピタキシャル
成長により、Ta2O5低温相を作製できる。またPt、
Ru又はIr単体を用いてもTa2O5低温相を作製でき
る。さらにTa2O5に微量元素を添加することにより、
低温相構造を安定化させることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明により誘電率の高いδ相Ta2O5
をポリシリコン及びRuO2、又はIrO2電極上に安定
に形成できる。本発明の容量素子をメモリ素子のコンデ
ンサに適用することにより高集積大容量のDRAMを実
現できる。
をポリシリコン及びRuO2、又はIrO2電極上に安定
に形成できる。本発明の容量素子をメモリ素子のコンデ
ンサに適用することにより高集積大容量のDRAMを実
現できる。
【図1】本発明の一実施例となる半導体メモリ素子の、
キャパシタ部分の概要を示す断面図である。
キャパシタ部分の概要を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例となるMIS構造DRAMの
製造プロセスの概要を示すフローチャートである。
製造プロセスの概要を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例となる半導体メモリ素子の誘
電体薄膜キャパシタを製造するための成膜装置の概要図
である。
電体薄膜キャパシタを製造するための成膜装置の概要図
である。
【図4】1層目のTa2O5膜厚とTa2O5の比誘電率の
関係を示す特性図である。
関係を示す特性図である。
【図5】本発明の一実施例で作製したδ相Ta2O5膜
(a)とβ相Ta2O5膜(b)のX線回折図である。
(a)とβ相Ta2O5膜(b)のX線回折図である。
【図6】本発明の一実施例となるMIM構造DRAMの
製造プロセスの概要を示すフローチャートである。
製造プロセスの概要を示すフローチャートである。
1…Si基板、2…LOCOS、3…絶縁層、4…プラ
グ、5…バリア層、6…下部電極、7…誘電体層、8…
上部電極、10…基板搬入室、11…成膜室(1)、1
2…成膜室(2)、13…アニール室、14…基板交換
室、15…ゲートバルブ、17…平板型カソード。
グ、5…バリア層、6…下部電極、7…誘電体層、8…
上部電極、10…基板搬入室、11…成膜室(1)、1
2…成膜室(2)、13…アニール室、14…基板交換
室、15…ゲートバルブ、17…平板型カソード。
フロントページの続き (72)発明者 平谷 正彦 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 國友 正人 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 古川 亮一 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 山本 裕彦 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 高橋 雅人 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 植村 俊雄 東京都小平市上水本町五丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 尾形 潔 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 Fターム(参考) 5F038 AC05 AC09 AC15 AC18 DF05 EZ14 5F083 AD21 AD49 JA06 JA38 JA40 JA43 MA06 MA17 PR21 PR25 PR33 PR34 5G303 AA01 AA10 AB06 BA03 CA01 CB33
Claims (5)
- 【請求項1】半導体基板と、該基板の主面に形成された
MISFETと、該MOSFETのソース又はドレイン
として機能する半導体領域に電気的に接続された容量素
子より構成される半導体メモリ素子において、該容量素
子が少なくとも酸化物誘電体薄膜と該誘電体薄膜の両面
に接する下部電極及び上部電極とから構成され、該酸化
物誘電体薄膜としてTa2O5低温相を用いたことを特徴
とする半導体メモリ素子。 - 【請求項2】上記請求項1の半導体メモリ素子におい
て、該酸化物誘電体薄膜としてδ相Ta2O5薄膜を用い
ることを特徴とする半導体メモリ素子。 - 【請求項3】上記請求項1又は2の半導体メモリ素子に
おいて、該下部電極としてポリシリコンを使用すること
を特徴とする半導体メモリ素子。 - 【請求項4】上記請求項1又は2の半導体メモリ素子に
おいて、該下部電極乃至上部電極として貴金属電極を用
い、該貴金属電極としてPt、Ru乃至Irのいずれか
の金属単体あるいは合金を用いることを特徴とする半導
体メモリ素子。 - 【請求項5】上記請求項4の半導体メモリ素子におい
て、該貴金属電極を用い、該貴金属電極の一部あるいは
全体を酸化することにより、該貴金属電極がRuO2乃
至IrO2のいずれかを含有することを特徴とする半導
体メモリ素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11016624A JP2000216360A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 半導体メモリ素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11016624A JP2000216360A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 半導体メモリ素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000216360A true JP2000216360A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11921511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11016624A Pending JP2000216360A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 半導体メモリ素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000216360A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003049196A1 (en) * | 2001-12-03 | 2003-06-12 | Hitachi, Ltd. | Nonvolatile semiconductor storage and its manufacturing method |
| JP3420098B2 (ja) | 1999-01-28 | 2003-06-23 | Necエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
| KR100414868B1 (ko) * | 2001-06-30 | 2004-01-13 | 주식회사 하이닉스반도체 | 캐패시터의 제조 방법 |
-
1999
- 1999-01-26 JP JP11016624A patent/JP2000216360A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3420098B2 (ja) | 1999-01-28 | 2003-06-23 | Necエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
| KR100414868B1 (ko) * | 2001-06-30 | 2004-01-13 | 주식회사 하이닉스반도체 | 캐패시터의 제조 방법 |
| WO2003049196A1 (en) * | 2001-12-03 | 2003-06-12 | Hitachi, Ltd. | Nonvolatile semiconductor storage and its manufacturing method |
| US7034355B2 (en) | 2001-12-03 | 2006-04-25 | Renesas Technology Corp. | Nonvolatile semiconductor storage and its manufacturing method |
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