JP2000217144A - 通信速度を変更可能な無線通信装置及び無線通信システム及びその制御方法 - Google Patents

通信速度を変更可能な無線通信装置及び無線通信システム及びその制御方法

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JP2000217144A
JP2000217144A JP11013088A JP1308899A JP2000217144A JP 2000217144 A JP2000217144 A JP 2000217144A JP 11013088 A JP11013088 A JP 11013088A JP 1308899 A JP1308899 A JP 1308899A JP 2000217144 A JP2000217144 A JP 2000217144A
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Masashi Hamada
正志 浜田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信装置の状態に応じて送信出力や通信
速度を決定することにより最適な通信速度や送信出力を
決定できるようにする。 【解決手段】 無線制御装置からの信号に含まれる情報
と受信電界強度から送信出力や通信速度を決定する。ま
た、無線通信装置の状態に基いて可能な送信出力や通信
速度を決定し、指示された送信出力や通信速度と可能な
送信出力や通信速度に基いて通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信速度を変更可
能な無線通信装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルハンディホンシステム
(PHS)やPDCは、基地局からの受信電界強度が規定値を
超えていれば通信が可能であると判断するだけであるの
で、無線端末からの送信出力を制御することは行われて
いない。
【0003】また、W−CDMA方式移動体通信等では、通
信速度を可変にでき、通信速度を上げると送信出力があ
がり、通信速度を下げると送信出力も下がり、通信速度
に応じて電力消費量も変化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無線端
末はバッテリ等の電源で動作するため、通信速度を高く
したり、送信出力を高くして消費電力を増大させると無
線端末の動作時間が短縮されてしまう。
【0005】本発明は上記課題を鑑みなされたものであ
り、最適な通信速度や送信出力を決定できるようにする
ことを目的とする。
【0006】また、受信される信号の受信電界強度と必
要消費電力の制限に応じて最適な通信速度や送信出力を
決定できるようにすることを目的とする。
【0007】また、通信アプリケーションの形態に応じ
た通信サービスを提供することを目的とする。
【0008】また、無線端末の有限資源である電力を有
効に使用することを目的とする。
【0009】また、無線端末の有限資源である電力をユ
ーザの意図や通信サービスの形態に従って利用できるよ
うにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、無線制御装置と無線通信装置を有する無線
通信システムにおいて、前記無線制御装置は、前記無線
制御装置から送信される信号の送信出力に関する送信出
力情報と、前記無線制御装置において受信される信号に
基いて検出される干渉に関する干渉情報を前記無線通信
装置に送信する信号に付加して送信する送信手段を有
し、前記無線通信装置は、前記送信手段により送信され
た信号の受信電界強度を判別する判別手段と、前記判別
手段により判別された受信電界強度及び、前記送信手段
により送信された信号に付加されている前記送信出力情
報と干渉情報に基いて、前記無線通信装置から信号を出
力するための通信速度あるいは送信出力を決定する決定
手段を有することを特徴とする無線通信システムを提供
する。
【0011】また、無線通信装置において、無線制御装
置から送信される信号の送信出力に関する送信出力情報
と、前記無線制御装置において受信される信号に基いて
検出される干渉に関する干渉情報が付加された前記無線
制御装置からの信号を受信する受信手段と、前記受信手
段により受信された信号の受信電界強度を判別する判別
手段と、前記判別手段により判別された受信電界強度及
び、前記受信手段により受信された信号に付加されてい
る前記送信出力情報と干渉情報に基いて、前記無線通信
装置から信号を出力するための通信速度あるいは送信出
力を決定する決定手段を有することを特徴とする無線通
信装置を提供する。
【0012】また、通信速度を変更でき、前記通信速度
に応じて送信出力が変化する無線通信装置において、前
記無線通信装置の状態に基いて、通信速度に基く速度情
報あるいは送信出力に関する出力情報を記憶する記憶手
段と、複数の通信速度の値あるいは複数の送信出力の値
のうちのいずれかの値を用いて通信を行うよう指示を受
けると、前記指示を受けた値及び前記記憶手段に記憶さ
れた速度情報あるいは出力情報に基いて、信号を送信す
る通信速度あるいは送信出力を決定する制御手段を有す
ることを特徴とする無線通信装置を提供する。
【0013】また、無線通信装置の制御方法において、
無線制御装置から送信される信号の送信出力に関する送
信出力情報と、前記無線制御装置において受信される信
号に基いて検出される干渉に関する干渉情報が付加され
た前記無線制御装置からの信号を受信させる受信工程
と、前記受信工程において受信された信号の受信電界強
度を判別する判別工程と、前記判別工程により判別され
た受信電界強度及び、前記受信工程により受信された信
号に付加されている前記送信出力情報と干渉情報に基い
て、前記無線通信装置から信号を出力するための通信速
度あるいは送信出力を決定する決定工程を有することを
特徴とする無線通信装置の制御方法を提供する。
【0014】また、通信速度を変更でき、前記通信速度
に応じて送信出力が変化する無線通信装置の制御方法に
おいて、前記無線通信装置の状態に基いて、通信速度に
基く速度情報あるいは送信出力に関する出力情報を記憶
させる記憶工程と、複数の通信速度の値あるいは複数の
送信出力の値のうちのいずれかの値を用いて通信を行う
よう指示を受けると、前記指示を受けた値及び前記記憶
工程に記憶された速度情報あるいは出力情報に基いて、
信号を送信する通信速度あるいは送信出力を決定する制
御工程を有することを特徴とする無線通信装置の制御方
法を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)第一の実施例と
して広帯域CDMA(符号分割多元接続)(W−CDM
A)移動通信システム用の携帯型端末機器の例を示す。
【0016】図1はW−CDMA方式移動通信システム
の構成概念図である。
【0017】11は、通信速度可変型無線通信端末機
器、12は無線通信回線と有線通信回線との接続を司る
無線基地局、13は無線基地局の接続される有線回線と
既存の通信網(ISDN、ATM、LAN等)を収容
し、無線端末との間の通信路をルーティングする無線制
御装置である。
【0018】10の信号は、各無線基地局が定常的に、
サービスを提供している通信事業者、信号送信元の無線
基地局の識別情報等、システム制御に必須の情報を送信
する報知信号である。
【0019】図2はW−CDMA方式移動通信システム
の報知信号(10)の情報フォーマットである。
【0020】報知信号は2つの無線フレーム(27)を
用いて伝送され、無線端末機器側で復号されて21〜2
6に示す内容が読み出される。
【0021】21は報知信号の種類を示す情報、22は
当該報知信号の送信元基地局の送信電力、23はサイク
リックに付加される情報フレーム番号、24は送信元基
地局の受信側での干渉情報、25は通信事業者や無線基
地局の識別情報やシステム制御に必要となる各種情報を
伝送する情報要素詳細エリア、26は前記復号化にての
誤りを検出・訂正するための誤り訂正符号である。
【0022】図3は通信速度可変型無線通信端末11の
機能ブロック図である。
【0023】31は電波の送受信を司る無線部、32は
変復調を司るベースバンド処理部、33は送受信データ
のフレーム単位での分解・組立てを司るフレーム分解組
立て部、34は各種通信アプリケーション、35は無線
通信及び通信アプリケーションの制御を司る制御部、3
6はバッテリ残量等に基づいて送信出力最大値、必須通
信速度等の各種設定値や各種演算のための定数を記憶し
ておく設定情報記憶部である。
【0024】図4のフローチャートは速度可変型無線端
末機器側11からのトリガによって無線回線の設定を行
う際、前記無線回線で要求する通信速度を選択するため
のフローチャートである。
【0025】本フローチャートに基づいて本実施例の説
明を行う。
【0026】通信アプリケーション34からの無線回線
接続要求を受け付けた制御部35は、無線回線接続シー
ケンスを起動する前に、本処理を起動する。
【0027】先ず、接続対象の無線基地局(12)が定
常的に送信している報知信号(10)を受信する(40
1)。
【0028】誤り訂正符号(26)を用いた演算にて受
信した報知信号の正当性を判定(402)し、受信に誤
りが存在するのであれば、規定回数連続しての誤りかを
判定(409)し規定回数以内であれば、再度報知信号
の受信(401)を行う。また、規定回数に達している
場合は、回線設定不能ステータスをセット(410)し
た後、本処理を終了する。
【0029】回線設定不能ステータスがセットされてい
る場合は無線回線品質劣悪と判断し、無線回線接続シー
ケンスの起動は行わない。
【0030】また、受信に誤りがなければ、制御部35
は、報知信号(10)から各種情報(21〜25)を読
み込む(403)と共に当該報知信号の受信電界強度の
測定(404)を行う。
【0031】これらの情報の中から、当該信号の送信電
力(22)、干渉情報(24)、受信電界強度と設定情
報記憶部(36)内に格納されている演算のための定数
を用いて、現在の状況で設定可能な通信速度と無線基地
局(12)との通信に必要とされる送信出力の関係を算
出(405)する。
【0032】そして、設定情報記憶部(36)に設定さ
れている制限情報(必要通信速度、或いは最大送信可能
出力)を参照(406)し、制限情報が送信可能出力で
あれば、最大送信可能出力以内で設定可能な通信速度を
選択(407)し、制限条件が必要通信速度であれば、
前記通信速度を実現するために必要な送信出力を選択
し、本処理を終了する。
【0033】この後に、本処理で選択した通信条件で無
線回線の接続シーケンスを起動する。
【0034】これにより、制限情報を設定情報記憶部に
記憶させておくことで、通信アプリケーションの形態に
応じた通信サービスを実現すると共に、携帯型無線端末
機器の有限な資源であるバッテリをユーザの意図や通信
サービスの形態に応じて利用することが可能となる。
【0035】(第2の実施例)前記実施例においては、
無線通信回線接続前に設定条件を参照する例を示した。
【0036】本実施例では、無線回線接続中に設定条件
に従ってパワー制御を行う例を示す。
【0037】図5に本実施例で示す、広帯域CDMA
(W−CDMA)移動通信システムの通信の通信チャネ
ル用信号フォーマットを示す。
【0038】1無線フレーム(51)を16分割した形
で1タイムスロット(52)が構成されており、当該タ
イムスロットは、同期引込用の情報(53)を先頭に、
相手の送信出力の増減を要求するパワー制御情報(5
4)、実際の通信データがマッピングされる論理チャネ
ル用情報エリア(55)によって構成される。
【0039】図6に無線回線接続中に起動される送信出
力制御処理に付随して起動される送信出力判定処理のフ
ローチャートを示す。
【0040】送信パワー制御情報を参照(601,60
2)し、送信パワーアップの要求でなければそのまま1
処理単位を終了する。
【0041】送信パワーアップの要求であれば、パワー
アップ後の送信出力と、前記設定情報記憶部(36)に
登録されている最大送信可能出力との比較(603)を
行い、送信可能出力以内であれば、そのまま1処理単位
を終了する。
【0042】送信可能出力を越えた場合、最大送信可能
出力以内で設定可能な通信速度を選択(604)し、通
信速度の低下のための処理(同一基地局に対するハンド
オーバー処理等)を起動(605)し、通信速度の低下
を行い、1処理単位を終了する。
【0043】これにより、無線回線接続中にも設定情報
記憶部に記憶されている制限情報に従って、通信アプリ
ケーションの形態に応じた通信サービスを実現すると共
に、携帯型無線端末機器の有限な資源であるバッテリを
ユーザの意図や通信サービスの形態に応じて利用するこ
とが可能となる。
【0044】(第3の実施例)本実施例においても、広
帯域CDMA(W−CDMA)移動通信システム用の携
帯型端末を例として説明する。
【0045】尚、W−CDMA方式移動通信システムの
構成は上記第1、第2の実施例と同様なので説明は省略
する。
【0046】図7のフローチャートは、本願速度可変型
無線端末機器の待機中の制御フローチャートである。
【0047】待機中、接続対象の無線基地局(12)が
定常的に送信している報知信号(10)を受信する(7
01)。
【0048】誤り訂正符号(26)を用いた演算にて受
信した報知信号の正当性を判定(702)し、受信に誤
りが存在するのであれば、規定回数連続しての誤りかを
判定(709)する。誤りが規定回数に達している場合
は、回線設定不能ステータスをセット(710)し、規
定回数に達していない場合はこのまま、1処理単位を終
了する。
【0049】受信に誤りがなければ、回線設定不能ステ
ータスをクリア(703)し、報知信号(10)から各
種情報(21〜25)を読み込む(704)と共に当該
報知信号の受信電界強度の測定(705)を行う。
【0050】これらの情報の中から、当該信号の送信電
力(22)、干渉情報(24)、受信電界強度と設定情
報記憶部(36)内に格納されている演算のための定数
を用いて、現在の状況で設定可能な通信速度と無線基地
局(12)との通信に必要とされる送信出力の関係を算
出(706)する。
【0051】そして、設定情報記憶部(36)に設定さ
れている最大送信可能出力を参照(707)し、制限が
ない場合、システムが提供する規定の通信最高速度を上
限通信速度と(711)し、制限がある場合、設定情報
記憶部(36)に設定されている最大送信可能出力以内
で設定可能な最高通信速度を上限通信速度として設定
(708)し、1処理単位を終了する。
【0052】待機中での本処理の繰り返しによって、本
願速度可変型無線端末機器は、常に最適な上限通信速度
の設定を実現している。
【0053】図8のフローチャートは、速度可変型無線
端末機器の発信要求受付時の制御フローチャートであ
る。
【0054】制御部(35)は、通信アプリケーション
(34)よりの発呼要求を受付けると、先ず回線設定不
能ステータスを参照して回線設定が可能か否かを判別し
(801、802)、回線設定が不能な場合、拒否理由
を“無線回線設定不能”として(808)、通信アプリ
ケーション(34)に対して発呼要求受付拒否を返送
(809)し、処理を終了する。
【0055】回線の設定が可能であれば、通信アプリケ
ーションが要求する通信速度を参照(803)し、要求
通信速度と待機中に設定されている上限通信速度との比
較(804)を行い、要求通信速度が上限通信速度以内
であれば、要求通信速度にて発呼シーケンスを起動(8
05)し、要求通信速度の無線チャネル設定完了(80
6)後、処理を終了する。また要求通信速度が上限通信
速度を上回っているのであれば、拒否理由を“指定速度
利用不可”とし(807)て、通信アプリケーションに
対して発呼要求受付拒否を返送(809)し、処理を終
了する。
【0056】尚、通信アプリケーションは、通信アプリ
ケーションが音声通信を行うものであれば低速の通信速
度を要求し、画像通信を行うものであれば高速の通信速
度を要求したりするように、通信するデータの種類等に
より様々な通信速度を要求する。
【0057】図9のフローチャートは、速度可変型無線
端末機器の通信アプリケーション(34)での発呼受付
拒否を受取った際の制御例のフローチャートである。
【0058】発呼要求受付拒否を受取った通信アプリケ
ーション(34)は、受付拒否理由を参照(901)
し、無線回線の設定不可の場合は回線ビジー処理を起動
(902、908)し、1処理単位を終了する。また、
指定通信速度の利用が不可(903)の場合、今回の要
求した通信アプリケーションの種別を参照(904)
し、通信速度を低下させても利用可能なアプリケーショ
ンか否かの判定(905)を行う(例えば、音声通信な
どの場合は、使用する音声コーディックの選択方法によ
り、必要な通信速度を増減させることが可能である。従
って、電話というアプリケーションに関して、音質を最
優先に考慮するのでなければ、必要通信速度を低下させ
ることは可能である。)。そして、通信速度を低下させ
ることが可能であれば、要求通信速度を低下させ再度発
呼を要求(906)し、通信速度を低下させることが不
可能であれば、パワー警戒表示処理(908)を起動
し、一部の通信アプリケーションが利用不能であること
を表示し、端末ユーザに警告を行う。
【0059】図10のフローチャートは、速度可変型無
線端末機器の着呼情報受付時の制御フローチャートであ
る。
【0060】制御部(35)は、着呼情報を受付ける
と、先ず回線設定不能ステータスを参照して回線設定が
可能か否かを判別する(1001、1002)。回線設
定が不能な場合、拒否理由を“無線回線設定不能”とし
て(1008)、通信アプリケーション(34)に対し
て着呼要求受付拒否を返送(1010)し、処理を終了
する。
【0061】回線の設定が可能であれば、無線回線の設
定処理(1003)を行い、ネットワークから通知され
る呼設定メッセージより、要求通信速度を読み出し(1
004)、当該要求通信速度と待機中に設定されている
上限通信速度との比較(1005)を行う。そして、要
求通信速度が上限通信速度以内であれば、前記要求通信
速度にて着呼シーケンスを起動(1006)し、要求通
信速度の無線チャネル設定完了(1007)後、処理を
終了する。また、要求通信速度が上限通信速度を上回っ
ているのであれば、拒否理由を“指定速度利用不可”と
して(1009)、通信アプリケーションに対して発呼
要求受付拒否を返送(1010)し、処理を終了する。
【0062】図11のフローチャートは、速度可変型無
線端末機器の通信アプリケーションでの着呼受付拒否を
受取った際の制御例のフローチャートである。
【0063】着呼要求受付拒否を受取った通信アプリケ
ーション(34)は、受付拒否理由を参照(1101)
し、無線回線の設定不可の場合は着信履歴管理処理(発
呼者番号や着信時刻などの履歴情報の記憶処理)を起動
(1102、1106)し1処理単位を終了する。ま
た、指定通信速度の利用が不可(1103)の場合、今
回の要求した通信アプリケーションの種別を参照(11
04)した後パワー警戒表示処理を起動(1105)
し、一部の通信アプリケーションが利用不能であること
を表示し、端末ユーザに警告を行う。
【0064】これにより、制限情報を設定情報記憶部に
記憶させておくことで、通信アプリケーションの形態に
応じた通信サービスを実現すると共に、携帯型無線端末
機器の有限な資源であるバッテリをユーザの意図や通信
サービスの形態、通信アプリケーションの種別に応じて
利用することが可能となる。
【0065】(第4の実施例)前記第3の実施例おいて
は、無線通信回線接続前に設定条件を参照する例を示し
た。
【0066】本実施例では、無線回線接続中に設定条件
に従ってパワー制御を行う例を示す。
【0067】本実施例で用いる広帯域CDMA(W−C
DMA)移動通信システムの通信の通信チャネル用信号
フォーマットは、図5と同様である。
【0068】つまり、1無線フレーム(51)を16分
割した形で1タイムスロット(52)が構成されてお
り、当該タイムスロットは、同期引込用の情報(53)
を先頭に、相手の送信出力の増減を要求するパワー制御
情報(54)、実際の通信データがマッピングされる論
理チャネル用情報エリア(55)によって構成される。
【0069】また、通信中においては、通信速度切替の
ための制限送信電力値にヒステリシスを持たせる。
【0070】つまり、ある通信速度を維持するために必
要となる送信電力値が、制限送信電力値の上限を超えた
場合に通信速度を低下させ、必要となる送信電力値が、
制限送信電力値の下限を下回った場合に通信速度を増速
させる。
【0071】図12に無線回線接続中に起動される送信
出力制御処理に付随して起動される送信出力判定処理の
フローチャートを示す。
【0072】制御部(35)は、無線フレームを受信す
ると、送信パワー制御情報を参照(1201,120
2,1208)し、送信パワーの変更要求がなければそ
のまま1処理単位を終了する。
【0073】送信パワーアップの要求を受付けた場合、
パワーアップ後の送信出力と、設定情報記憶部(36)
に登録されている、制限送信電力の上限値との比較を行
い、(1203)、上限値以内であれば、そのまま1処
理単位を終了する。
【0074】上限値を越えた場合、通信アプリケーショ
ン(34)に対して通信速度の低下を通知(1204)
する。
【0075】通信アプリケーション(34)では、通信
中のアプリケーションの種別により通信速度の低下を許
容するか否かの判定を行い、通信速度を維持したい場合
は通信速度の維持を要求する。
【0076】制御部(35)は通信アプリケーション
(34)からの通信速度維持要求の有無を判定(120
5)し、通信速度の維持要求があった場合は、そのまま
1処理単位を終了し、通信速度の維持要求がなかった場
合、最大送信出力以内で設定可能な通信速度の選択(1
206)を行い、当該通信速度への通信速度低下処理
(1207)を起動した後に1処理単位を終了する。
【0077】また、送信パワーダウンの要求を受付けた
場合、パワーダウン後の送信出力と、設定情報記憶部
(36)に登録されている、制限送信電力の下限値との
比較を行い(1209)、下限値以上であれば、そのま
ま1処理単位を終了する。
【0078】下限値を下回った場合、通信アプリケーシ
ョン(34)に対して通信速度の増速許可を通知(12
10)する。
【0079】通信アプリケーションでは、通信中のアプ
リケーションの種別により通信速度の増速を要求するか
否かの判定を行い、通信速度を増速したい場合は通信速
度の増速を要求する。
【0080】制御部(35)は通信アプリケーション
(34)からの通信速度増速要求の有無を判定(121
1)し、通信速度の増速要求がなかった場合は、そのま
ま1処理単位を終了し、通信速度の増速要求があった場
合、最大送信出力以内で設定可能な通信速度の中からさ
らに高速な通信速度の選択(1212)を行い、当該通
信速度への通信速度増速処理(1213)を起動した後
に1処理単位を終了する。
【0081】また、本実施例では、制限送信出力範囲を
越えたり、下回ったりした際に通信アプリケーション
(34)に対して速度変更の確認を行っているが、発呼
要求や着呼応答などの際に事前に通信アプリケーション
(34)から要求通信速度条件を受付けておき、設定情
報記憶部(36)に格納しておいても、同様の効果が得
られる。
【0082】これにより、無線回線接続中にも通信アプ
リケーションの形態に応じた通信サービスを実現すると
共に、携帯型無線端末機器の有限な資源であるバッテリ
をユーザの意図や通信サービスの形態に応じて利用する
ことが可能となる。
【0083】(第5の実施例)本実施例においては、通
信速度可変型無線通信端末機器のバッテリ残量により設
定情報記憶部(36)に設定される最大送信可能出力を
決定するための説明を詳細に行う。
【0084】図13に本実施例で説明する通信速度可変
型無線通信端末機器の構成図を示す。
【0085】図13において図5の通信速度可変型無線
通信端末機器と違う点は、無線通信端末機器に電力を供
給するバッテリ1301と、制御部1302がバッテリ
1301の残量を検出でき、検出した残量に応じて設定
情報記憶部(36)に設定される最大送信可能出力の値
を可変にするようにしたことである。
【0086】図14に制御部(1302)が定期的に行
う制御フロ−チャートを示す。
【0087】図14において、制御部(1302)は、
定期的にバッテリ残量を検出し、バッテリ残量が第1の
所定値P1以上ある場合は(1401)バッテリ残量に余
裕があると判断し、設定情報記憶部(36)に設定する
最高送信可能出力をシステムが提供する規定の最高送信
出力M1を設定し、通信速度もシステムが供給する規定の
最高速度に設定する(1404)。
【0088】また、バッテリ残量が第1の所定値P1より
小さく第2の所定値P2以上(P1>P2)になると(14
02)、設定情報記憶部(36)に設定する最大送信可
能出力をM1より小さな値M2に設定し、通信速度も最大値
より遅く設定する(1405)。
【0089】また、バッテリ残量がP2より少なくなる
と(1403)、設定情報記憶部(36)に設定する最
大送信可能出力をM2よりも小さな値M3に設定し、通信
速度もさらに遅くする(1406)。
【0090】以上のように、本実施例においては、設定
情報記憶部(36)に設定する最大送信可能出力をバッ
テリ残量に応じて可変にし、第1から第4の実施例で説
明した送信出力の決定処理を行うようにする。
【0091】(他の実施例)前記第1〜第5の実施例に
おいては、通信速度が複数の既定値の中から選択可能で
あり、低速通信速度の無線回線よりも高速通信速度の無
線回線の方が、より良好な無線回線品質を必要とする無
線通信システム用の通信速度可変型無線通信端末機器の
例として、広帯域のCDMA(W−CDMA)移動通信
システム用の携帯型端末機器の例を示したが、他の同様
の通信媒体を用いたシステム(狭帯域CDMA方式移動
通信システム等)の携帯型端末機器における通信速度の
選択・変更処理に関しても有効である。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、最
適な通信速度や送信出力を決定できる。
【0093】また、受信される信号の受信電界強度と必
要消費電力の制限に応じて最適な通信速度や送信出力を
決定できる。
【0094】また、通信アプリケーションの形態に応じ
た通信サービスを提供することができる。
【0095】また、無線端末の有限資源である電力を有
効に使用することができる。。
【0096】また、無線端末の有限資源である電力をユ
ーザの意図や通信サービスの形態に従って利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例におけるW-CDMA移動通信システムの構成
概念図。
【図2】実施例におけるW-CDMA移動通信システムの報知
信号フォーマット。
【図3】実施例におけるW-CDMA移動通信システムの端末
機能ブロック図。
【図4】実施例1における端末機器の待機時の処理フロ
ーチャート。
【図5】実施例におけるW-CDMA移動通信システムの報知
信号フォーマット。
【図6】実施例2における端末機器の通信中通信速度、
送信出力変更処理フローチャート。
【図7】実施例3における端末機器の待機時の処理フロ
ーチャート。
【図8】実施例3における端末機器の通信アプリケーシ
ョンからの発呼要求受け付け時の処理フローチャート。
【図9】実施例3における端末機器の通信アプリケーシ
ョンの発呼受け付け拒否受信時の処理フローチャート。
【図10】実施例3の端末機器の着呼情報受け付け時の
処理フローチャート。
【図11】実施例3における通信アプリケーションの着
呼受け付け拒否受信時の処理フローチャート。
【図12】実施例4における端末機器の通信中通信速
度、送信出力変更処理フローチャート。
【図13】実施例5におけるW-CDMA移動通信システムの
端末機能ブロック図。
【図14】実施例5におけるバッテリ残量に応じた送信
出力の変更処理フローチャート。
【符号の説明】
10 報知信号 11 W−CDMA無線端末機器 12 無線基地局 13 無線制御装置 14 ISDN 15 ATM 16 LAN

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線制御装置と無線通信装置を有する無
    線通信システムにおいて、 前記無線制御装置は、 前記無線制御装置から送信される信号の送信出力に関す
    る送信出力情報と、前記無線制御装置において受信され
    る信号に基いて検出される干渉に関する干渉情報を前記
    無線通信装置に送信する信号に付加して送信する送信手
    段を有し、 前記無線通信装置は、 前記送信手段により送信された信号の受信電界強度を判
    別する判別手段と、 前記判別手段により判別された受信電界強度及び、前記
    送信手段により送信された信号に付加されている前記送
    信出力情報と干渉情報に基いて、前記無線通信装置から
    信号を出力するための通信速度あるいは送信出力を決定
    する決定手段を有することを特徴とする無線通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記無線通信装置は、通信速度に応じて送信出力が変化
    することを特徴とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記無線通信装置は、通信可能な通信速度に基く速度情
    報あるいは使用可能な送信出力に関する出力情報を記憶
    する記憶手段を有し、 前記決定手段は、前記記憶手段に記憶された速度情報あ
    るいは出力情報に基いて前記通信速度あるいは送信出力
    を決定することを特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記送信手段により送信される信号は、前記無線制御装
    置が前記無線通信装置に対して定常的に送信する報知信
    号であり、 前記決定手段による決定は前記無線制御装置と無線回線
    を接続する前に行われることを特徴とする無線通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記決定手段による決定は前記無線制御装置と無線回線
    を接続している最中に行われることを特徴とする無線通
    信システム。
  6. 【請求項6】 請求項3において、 前記記憶手段に記憶される速度情報あるいは出力情報
    は、前記無線通信装置のバッテリ残量に基づくことを特
    徴とする無線通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項3において、 前記決定手段は、通信を行う通信アプリケーションによ
    り指定される通信速度及び前記記憶手段に記憶される速
    度情報あるいは出力情報に基いて前記通信速度あるいは
    送信出力を決定することを特徴とする無線通信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 無線通信装置において、 無線制御装置から送信される信号の送信出力に関する送
    信出力情報と、前記無線制御装置において受信される信
    号に基いて検出される干渉に関する干渉情報が付加され
    た前記無線制御装置からの信号を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された信号の受信電界強度を判
    別する判別手段と、 前記判別手段により判別された受信電界強度及び、前記
    受信手段により受信された信号に付加されている前記送
    信出力情報と干渉情報に基いて、前記無線通信装置から
    信号を出力するための通信速度あるいは送信出力を決定
    する決定手段を有することを特徴とする無線通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記無線通信装置は、通信速度に応じて送信出力が変化
    することを特徴とする無線通信装置。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 前記無線通信装置は、通信可能な通信速度に基く速度情
    報あるいは使用可能な送信出力に関する出力情報を記憶
    する記憶手段を有し、 前記決定手段は、前記記憶手段に記憶された速度情報あ
    るいは出力情報に基いて前記通信速度あるいは送信出力
    を決定することを特徴とする無線通信装置。
  11. 【請求項11】 請求項8において、 前記受信手段により受信される信号は、前記無線制御装
    置が前記無線通信装置に対して定常的に送信する報知信
    号であり、 前記決定手段による決定は前記無線制御装置と無線回線
    を接続する前に行われることを特徴とする無線通信装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項8において、 前記決定手段による決定は前記無線制御装置と無線回線
    を接続している最中に行われることを特徴とする無線通
    信装置。
  13. 【請求項13】 請求項10において、 前記記憶手段に記憶される速度情報あるいは出力情報
    は、前記無線通信装置のバッテリ残量に基づくことを特
    徴とする無線通信装置。
  14. 【請求項14】 請求項10において、 前記決定手段は、通信を行う通信アプリケーションによ
    り指定される通信速度及び前記記憶手段に記憶される速
    度情報あるいは出力情報に基いて前記通信速度あるいは
    送信出力を決定することを特徴とする無線通信装置。
  15. 【請求項15】 通信速度を変更でき、前記通信速度に
    応じて送信出力が変化する無線通信装置において、 前記無線通信装置の状態に基いて、通信速度に基く速度
    情報あるいは送信出力に関する出力情報を記憶する記憶
    手段と、 複数の通信速度の値あるいは複数の送信出力の値のうち
    のいずれかの値を用いて通信を行うよう指示を受ける
    と、前記指示を受けた値及び前記記憶手段に記憶された
    速度情報あるいは出力情報に基いて、信号を送信する通
    信速度あるいは送信出力を決定する制御手段を有するこ
    とを特徴とする無線通信装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 前記記憶手段に記憶される情報は、前記無線通信装置の
    バッテリ残量に基いて決定されることを特徴とする無線
    通信装置。
  17. 【請求項17】 無線通信装置の制御方法において、 無線制御装置から送信される信号の送信出力に関する送
    信出力情報と、前記無線制御装置において受信される信
    号に基いて検出される干渉に関する干渉情報が付加され
    た前記無線制御装置からの信号を受信させる受信工程
    と、 前記受信工程において受信された信号の受信電界強度を
    判別する判別工程と、 前記判別工程により判別された受信電界強度及び、前記
    受信工程により受信された信号に付加されている前記送
    信出力情報と干渉情報に基いて、前記無線通信装置から
    信号を出力するための通信速度あるいは送信出力を決定
    する決定工程を有することを特徴とする無線通信装置の
    制御方法。
  18. 【請求項18】 通信速度を変更でき、前記通信速度に
    応じて送信出力が変化する無線通信装置の制御方法にお
    いて、 前記無線通信装置の状態に基いて、通信速度に基く速度
    情報あるいは送信出力に関する出力情報を記憶させる記
    憶工程と、 複数の通信速度の値あるいは複数の送信出力の値のうち
    のいずれかの値を用いて通信を行うよう指示を受ける
    と、前記指示を受けた値及び前記記憶工程に記憶された
    速度情報あるいは出力情報に基いて、信号を送信する通
    信速度あるいは送信出力を決定する制御工程を有するこ
    とを特徴とする無線通信装置の制御方法。
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