JP2000217580A - アラビノフラノシダーゼ - Google Patents
アラビノフラノシダーゼInfo
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Abstract
ラノース残基に特異的に作用し、直鎖(1→5)−α−
L−アラビナンに対する加水分解活性を有するアラビノ
フラノシダーゼ、および糖転移活性を有するアラビノフ
ラノシダーゼ、当該アラビノフラノシダーゼをコードす
る遺伝子、当該アラビノフラノシダーゼ生産菌株、およ
び当該アラビノフラノシダーゼの製造法。 【効果】 アラビナン等を効率良く分解することがで
き、その高い基質特異性から研究用試薬としても利用で
きる。また、アラビノオリゴ糖等の製造に利用できる。
Description
たα−L−アラビノフラノース残基に特異的に作用し、
直鎖(1→5)−α−L−アラビナンに対する加水分解
活性を有するアラビノフラノシダーゼ、および糖転移活
性を有するアラビノフラノシダーゼ、当該アラビノフラ
ノシダーゼをコードする遺伝子、当該アラビノフラノシ
ダーゼ生産菌株、および当該アラビノフラノシダーゼの
製造法に関する。
糖であり、適度な甘みを有する。自然界ではフラノース
の形で、アラビノキシランやアラビナン、アラビノガラ
クタンとして存在している。アラビノースを主な構成糖
とするアラビナンは、ある種の種子、果実、野菜、樹皮
あるいは木材などから抽出され、構造解析がなされてい
る。基本的にはα−L−アラビノフラノース残基が(1
→5)結合した主鎖のところどころに、O−3位あるい
はO−2位でα−L−アラビノフラノース残基が結合し
た構造を持つことが示されている。
スが小腸スクラーゼを阻害すること、また経口投与によ
り砂糖負荷後の血糖上昇、インスリン上昇を抑制するこ
とが明らかにされた(世利他、メタボリズム、45巻、
p.1368(1996);K.Seri et.a
l.,Metabolism,45,p.1368(1
996))。さらに、讃井らにより、L−アラビノース
はスクロースとともに摂取した場合、スクロースの消化
吸収を抑制し、そのエネルギー利用を低減することが示
され(讃井他、日本栄養食料学会誌、50巻、p.13
3(1997))、その生理活性とともに製造法に関し
て注目が高まっている。
ラビナナーゼであり、現在までその作用様式からエンド
型とエキソ型の二系統が知られている。エンド型のアラ
ビナナーゼはエンド−(1→5)−α−L−アラビナナ
ーゼ(EC.3.2.1.99)と呼ばれており、エキソ型はアラ
ビノフラノシダーゼ(EC.3.2.1.55)と呼ばれている。
起源のものが報告されている。現在のところ、以下の2
種類に大きく分類されている(G.Beldmanら、
アドバンシス・イン・マクロモレキュラー・カーボハイ
ドレート・リサーチ、1巻、p.1(1997))。 (1)α−L−アラビノフラノシダーゼA (2)α−L−アラビノフラノジターゼB
ビノース含有多糖への作用の有無によるものである。し
かしながら、アラビノース含有多糖の構造が未だ不明瞭
であり、そのためアラビノフラノシダーゼの分類につい
てもはっきりしていないのが現状である。アラビノース
含有多糖に作用するアラビノフラノシダーゼにおいて、
今まで発見されている酵素の多くは、ビートアラビナン
から(1→2)または(1→3)結合したα−L−アラ
ビノース残基を優先的に加水分解し、その結果直鎖(1
→5)−α−L−アラビナンを生じて溶液中から沈殿す
る(McCleary,B.V.、エンザイムズ・イン
・バイオマス・コンバージョン、P.422(198
4);McCleary,B.V.,Enzymes
In Biomass Conversion,p.4
22(1984))。アラビナンの主鎖である直鎖(1
→5)−α−L−アラビナンはほとんど分解されないた
め、これら公知の酵素でビートアラビナンを高収率で単
糖まで分解することは困難であった。
する濁りは、この直鎖(1→5)−α−L−アラビナン
を主成分とするものである(M.P.Bellevil
leら、ファイトケミストリー、33巻、P.227
(1993);M.P.Belleville et.
al.、Phytochemistry、33、P.2
27(1993))。上述した理由により、公知のアラ
ビノフラノシダーゼによってこれら濁りの発生を防止す
ることや濁りを除去することは困難であった。
して多糖やオリゴ糖などの構造解析に広く利用されてい
る。アラビノース含有多糖などの構造研究には基質特異
性の高い酵素が必須であるが、これまで基質特異性が明
確になっているアラビノフラノシダーゼは数少ない。我
々は幾つかのアラビノフラノシダーゼの基質特異性につ
いて、3種類のメチル−α−L−アラビノフラノビオシ
ド位置異性体(1→2、1→3、1→5)等を用いて詳
細に調べた。これまで(1→2)あるいは(1→3)結
合したα−L−アラビノフラノース残基を優先して切断
する酵素の存在はいくつか確認したが、(1→5)結合
したα−L−アラビノフラノース残基に特異的な酵素は
得られていない。
様々なオリゴ糖や配糖体が合成され、食品分野を中心に
幅広く利用されている。しかしながら、アラビノフラノ
シダーゼによる糖転位反応についてはほとんど報告がな
く、アラビノオリゴ糖やアラビノース配糖体の応用例も
知られていない。
結合したα−L−アラビノフラノース残基に高い特異性
を有して直鎖(1→5)−α−L−アラビナンを効率良
く分解することができ、またその高い基質特異性から研
究用試薬としても利用価値の高いアラビノフラノシダー
ゼ、および糖転移活性を有し各種アラビノオリゴ糖やア
ラビノース含有配糖体の製造に利用できるアラビノフラ
ノシダーゼを提供するものである。また、当該アラビノ
フラノシダーゼをコードする遺伝子を提供するものであ
る。
質を有するアラビノフラノシダーゼ、特に直鎖(1→
5)−α−L−アラビナンを効率的に分解できる酵素、
および糖転移活性を有する酵素の生産が可能な微生物を
見い出すべく鋭意研究を行った結果、ストレプトマイセ
ス属に属する放線菌に由来するアラビノフラノシダーゼ
が(1→5)結合したα−L−アラビノフラノース残基
に高い特異性を有して直鎖(1→5)−α−L−アラビ
ナンを効率的に分解できることを見い出し、また本菌に
由来する別の酵素が糖転移活性を有することを見い出
し、この菌株の培養液から目的とする酵素を取り出して
その性質を解明し、発明を完成するに至った。
−L−アラビナンを効率的に分解できるアラビノフラノ
シダーゼ、当該アラビノフラノシダーゼを生産する菌お
よび当該アラビノフラノシダーゼをコードする遺伝子を
提供するものである。
ビノフラノシダーゼ、当該アラビノフラノシダーゼを生
産する菌株および当該アラビノフラノシダーゼをコード
する遺伝子を提供するものである。
菌株を培地中に接種し、培養してアラビノフラノシダー
ゼを菌体内または培地中に蓄積せしめ、これを採取する
ことを特徴とする、アラビノフラノシダーゼの製造法を
提供するものである。
を生産する菌としては、発明者らによって新たに分離さ
れ、GS−901と名付けられた株があるが、当該菌株
は以下に示すような菌学的性質を有する。
発達し、不規則に分岐する。胞子は、イースト・麦芽寒
天培地、オートミール寒天培地、スターチ・無機塩寒天
培地などで良好に形成される。顕微鏡観察によると、胞
子形成菌糸の分岐方法は単純分岐で、胞子はらせん状に
形成される。胞子は通常3個以上の連鎖が認められ、培
養の後期には長い鎖状を呈する。胞子の表面はとげ状
で、形状は円筒形である。
結果を表1に示す。
お、培地はプリドハム・ゴトリーブ寒天培地(ISP
9)を使用し、28℃、14日間培養後に判定した。
−:利用しない
P)のタイプ, LL−DAP
ことは明らかであって、「放線菌の同定実験法」(日本
放線菌研究会編、1985年)等を参照して分類学的位置を
検討した結果、Streptomyces sp.と同定した。
業省工業技術院生命工学工業技術研究所に寄託されてい
る。Streptomyces sp.GS-901(受託番号 FERM P
−16916)
規アラビノフラノシダーゼを採取する方法について説明
する。使用可能な培地としては、通常の微生物の培養に
用いられる培地で本発明の菌株が生育可能であれば特に
制限はないが、例えば、有機炭素源および窒素源として
はグルコース、澱粉、デキストリン、ビートアラビナ
ン、ペプトン、酵母エキスなどが適しており、無機塩類
としてはリン酸カリウム、リン酸ナトリウム、硫酸マグ
ネシウム、食塩などの添加が有効である。その他、必要
に応じて菌の生育、酵素の生産に必要な各種有機物、無
機物を適宣添加することができる。
発酵槽等を用いての、通気撹拌培養が適している。培養
温度は、生育できる範囲内なら特に限定されないが、30
℃付近が望ましい。
ら、目的物質であるアラビノフラノシダーゼを採取およ
び精製するには、一般的な酵素の採取および精製方法に
準じて行うことができる。すなわち、ろ過あるいは遠心
分離等の方法により、まず培養液から菌体等の固形分を
除去し、粗酵素液を得る。このようにして得られる粗酵
素液はそのまま使用することもできるが、この粗酵素液
を通常の酵素精製法、すなわち硫安塩析、アセトン、ア
ルコール等による有機溶媒沈殿、限外ろ過、イオン交換
樹脂、ゲルろ過法などの手法を、単独あるいは組み合わ
せて用いることで、より純度の高いアラビノフラノシダ
ーゼを得ることができる。
す方法により測定する。すなわち、2mM p−ニトロ
フェニル−α−L−アラビノフラノシド0.25ml、マ
クイルバイン(McIlvaine)緩衝液(pH7.
0)0.2mlに、酵素液0.05mlを加え、40℃で1
0分間反応させる。0.5%炭酸ナトリウム0.5mlを
加えることにより反応を停止し、408nmの吸光度を測
定する。酵素活性の表示は、上記条件において、1分間
あたり1μmolのパラニトロフェノールを遊離させる酵
素量を1単位とした。
ーゼの理化学的性質を示す。なお、便宜上、以下の記述
においては、糖転移活性を有するアラビノフラノシダー
ゼをアラビノフラノシダーゼ1、(1→5)結合したα
−L−アラビノフラノース残基に特異的に作用して直鎖
(1→5)−α−L−アラビナンを加水分解するアラビ
ノフラノシダーゼをアラビノフラノシダーゼ2と称す
る。
S電気泳動による)アラビノフラノシダーゼ2:約37
キロダルトン(SDS電気泳動による) (2)等電点 アラビノフラノシダーゼ1:pH6.6付近(等電点電
気泳動法による)アラビノフラノシダーゼ2:pH7.
5付近(等電点電気泳動法による) (3)作用pHおよびpH安定性 40℃におけるアラビノフラノシダーゼ1の作用pHは
pH5.5近傍に至適がある。30℃、2時間放置した
際のアラビノフラノシダーゼ作用の安定性はpH5.5
〜8.5の範囲で安定である。40℃におけるアラビノ
フラノシダーゼ2の作用pHはpH7近傍に至適があ
る。30℃、2時間放置した際のアラビノフラノシダー
ゼ作用の安定性はpH5.0〜9.0の範囲で安定であ
る。 (4)至適温度および安定性 pH5.5、10分反応時のアラビノフラノシダーゼ1
の作用温度は55℃近傍に至適がある。pH7、2時間
放置後のアラビノフラノシダーゼ作用の安定性は40℃
までである。pH7.0、10分反応時のアラビノフラ
ノシダーゼ2の作用温度は50℃近傍に至適がある。p
H7、2時間放置後のアラビノフラノシダーゼ作用の安
定性は40℃までである。
列番号1に示すアミノ酸配列を有するか、またはそのア
ミノ酸配列の1若くは数個のアミノ酸が欠失、置換若く
は付加されたアミノ酸配列を有するものである。また、
本発明のアラビノフラノシダーゼ2は、配列番号2に示
すアミノ酸配列を有するか、またはそのアミノ酸配列の
1若くは数個のアミノ酸が欠失、置換若くは付加された
アミノ酸配列を有するものである。かかる欠失、置換ま
たは付加の程度は、前記アラビノフラノシダーゼ活性を
有する限り制限されない。なお、配列番号1においてN
末端側のMetから29番目のAlaまで、および配列
番号2においてN末端側のMetから43番目のAla
まではリーダー配列を示す。
ドする遺伝子は、たとえば配列番号1に示す塩基配列を
有するか、またはその塩基配列の1若くは数個の塩基が
欠失、置換若くは付加された塩基配列を有するものであ
り、アラビノフラノシダーゼ2をコードする遺伝子は、
たとえば配列番号2に示す塩基配列を有するかまたはそ
の塩基配列の1若くは数個の塩基が欠失、置換若くは付
加された塩基配列を有するものである。該アラビノフラ
ノシダーゼ遺伝子のクローニングは、たとえば以下の方
法にしたがって行うことができる。
ノムDNAを用いてゲノムDNAライブラリーを作製す
る。ここで用いるストレプトマイセスとしては、ストレ
プトマイセスsp.GS−901またはその変異株が望
ましい。次に、精製した該アラビノフラノシダーゼのN
末端アミノ酸配列から推定される遺伝子を用いてコロニ
ーハイブリダイゼーションを行い、強くハイブリダイズ
するクローンを得る。得られたクローンより既知のアラ
ビノフラノシダーゼとは異なる性質、すなわち本発明の
アラビノフラノシダーゼを発現しているクローンを選択
する。
(図1)が挙げられる。
ば配列番号1および2に示す塩基配列を有するか、また
はその塩基配列の1もしくは数個の塩基が欠失、置換も
しくは負荷された塩基配列を有する菌株を培地中に接種
し、培養してアラビノフラノシダーゼを菌体内または培
地中に蓄積せしめ、これを採取することによっても製造
できる。
て、メチル−α−(1→2)−L−アラビノフラノビオ
シドに対して作用させたときの反応生成物のHPLCチ
ャートを図2に示した。なお、HPLCの分析条件は以
下の通りであった。すなわちカラム:昭和電工(株)製
Suger KS−801、溶離液:水、温度:80
℃、流速:1ml/min、検出:示差屈折計である。
加水分解産物であるL−アラビノースとメチル−α−L
−アラビノフラノシド以外に、矢印で示した新たなピー
クが生じた。本物質を分取し構造研究を行ったところ、
構成糖としてL−アラビノースのみからなる三糖である
ことが確認され、本酵素は糖転移活性を有していること
が明らかとなった。
て、ビートアラビナン及び直鎖(1→5)−α−L−ア
ラビナンに対する分解の経時変化を図3(a)に、化学
合成した3種類のメチル−α−L−アラビノフラノビオ
シド位置異性体(1→2、1→3、1→5)に対する分
解の経時変化を図3(b)に示した。
ナンにほとんど作用せずに、直鎖(1→5)−α−L−
アラビナンによく作用することが示されている。また、
本酵素はメチル−α−(1→2)−L−アラビノフラノ
ビオシドやメチル−α−(1→3)−L−アラビノフラ
ノビオシドにほとんど作用せずに、メチル−α−(1→
5)−L−アラビノフラノビオシドに良く作用すること
が示されている。これらのことから、アラビノフラノシ
ダーゼ2は(1→5)結合したα−L−アラビノフラノ
ース残基に特異的に作用する新規なアラビノフラノシダ
ーゼであることが確認された。
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
いて、以下の培地を調製し培養を行った。すなわち、ビ
ートアラビナン1.0%、リン酸水素2アンモニウム
0.3%、リン酸水素2カリウム0.1%、硫酸マグネ
シウム0.05%、酵母エキス0.3%である。上記培
地20mlを含む100ml容三角フラスコに1白金耳接種
し、30℃、210rpmで3日間振とう培養し、種培養
液とした。ついで、同培地100mlを含む500ml容三
角フラスコに種培養液2mlを植菌し、30℃、210rp
mで4日間振とう培養を行った。培養終了時のアラビノ
フラノシダーゼ活性はおよそ0.03unit/mlであっ
た。
交換クロマトグラフィー、ゲルろ過クロマトグラフィー
により電気泳動的に単一タンパクにまで精製した。精製
したアラビノフラノシダーゼ1の比活性は約10unit/
mg、アラビノフラノシダーゼ2の比活性は約3unit/mg
であった。これらのアラビノフラノシダーゼは前記の基
質特異性及び酵素学的性質を有していた。
にV8−プロテアーゼで限定分解した内部ペプチドのN
末端アミノ酸配列を基に合成したプライマーを用い、斉
藤・三浦法(バイオキミカ・バイオフィス・アクタ、7
2巻、p.619(1963);Biochim.Bio
phys.Acta,72,p.619(1963))に
より抽出したゲノムDNAを鋳型としてPCR法により
DNAを増幅した。その結果、精製酵素のN末端及び内
部アミノ酸配列をコードしている領域を含む増幅断片が
得られた。 次に、この断片をプローブとしてジェノミ
ックサザンハイブリダイゼーションを行った。その結
果、アラビノフラノシダーゼ1はBamH1およびBg
lIIでゲノムDNAを共切断したときに、またアラビノ
フラノシダーゼ2ではSal Iで切断したときに単一な
バンドが得られた。
1、2遺伝子のクローニングを試みた。まず、Trig
liaらの方法(ヌクレイック・アシッド・リサーチ、
16巻、p.8186(1988);Nucleic A
cid Research,16,p.8186(198
8))に従いインバースPCRを行ったところアラビノ
フラノシダーゼ1では約3.5kbpの、アラビノフラ
ノシダーゼ2では約2.3kbpのDNA増幅断片が得
られた。これらのシークエンスを確認し、それぞれの全
長を含むDNAをPCR法により増幅した。
糖転移活性を有するため、各種アラビノース含有配糖体
やアラビノオリゴ糖の調製に有用である。また、本発明
のアラビノフラノシダーゼ2は、直鎖(1→5)−α−
L−アラビナンによく作用するため、アラビナンの酵素
分解や単糖L−アラビノースの製造などに有効である。
さらに、その高い基質特異性から、アラビノース含有多
糖の構造研究などのための試薬としても有用である。
CR−2.1の構造を示す図である。プラスミドの分子
量は約6.3kbである。図中、AFase1と記した
矢印部分が本発明の酵素遺伝子であり、矢印は遺伝子の
転写方向を示している。また、図中の引出し線は本プラ
スミド中の代表的な制限酵素サイトを示す。
メチル−α−(1→2)−L−アラビノフラノビオシド
に対して作用させたときの反応生成物のHPLCチャー
トである。
(a)はビートアラビナン及び直鎖(1→5)−α−L
−アラビナンに対する分解の経時変化を、(b)は3種
類のメチル−α−L−アラビノフラノビオシド位置異性
体(1→2、1→3、1→5)に対する分解の経時変化
を示した図である。それぞれ、縦軸は分解率、横軸は反
応時間を示す。
Claims (14)
- 【請求項1】 直鎖(1→5)−α−L−アラビナンに
対する加水分解活性を有するアラビノフラノシダーゼ。 - 【請求項2】 (1→5)結合したα−L−アラビノフ
ラノース残基に特異的に作用するものである請求項1記
載のアラビノフラノシダーゼ。 - 【請求項3】 次の酵素学的性質を有するものである請
求項1または2記載のアラビノフラノシダーゼ。 (1)分子量 約37キロダルトン(SDS電気泳動法による) (2)等電点 pH7.5付近(等電点電気泳動法による) (3)作用pHおよびpH安定性 40℃におけるアラビノフラノシダーゼ作用pHはpH
7.0近傍に至適がある。30℃、2時間放置した際の
アラビノフラノシダーゼ作用の安定性はpH5.0〜
9.0の範囲で安定である。 (4)至適温度および安定性 pH7.0、10分反応時のアラビノフラノシダーゼ作
用温度は50℃近傍に至適がある。pH7.0、2時間
放置後のアラビノフラノシダーゼ作用の安定性は40℃
までである。 - 【請求項4】 糖転位活性を有するアラビノフラノシダ
ーゼ - 【請求項5】 次の酵素学的性質を有するものである請
求項4記載のアラビノフラノシダーゼ (1)分子量 約80キロダルトン(SDS電気泳動法による) (2)等電点 pH6.6付近(等電点電気泳動法による) (3)作用pHおよびpH安定性 40℃におけるアラビノフラノシダーゼ作用pHはpH
5.5近傍に至適がある。30℃、2時間放置した際の
アラビノフラノシダーゼ作用の安定性はpH5.5〜
8.5の範囲で安定である。 (4)至適温度および安定性 pH5.5、10分反応時のアラビノフラノシダーゼ作
用温度は55℃近傍に至適がある。pH7.0、2時間
放置後のアラビノフラノシダーゼ作用の安定性は40℃
までである。 - 【請求項6】 配列番号1に示すアミノ酸配列を有する
か、またはそのアミノ酸配列の1若くは数個のアミノ酸
が欠失、置換若くは付加されたアミノ酸配列を有するも
のである請求項4又は5記載のアラビノフラノシダー
ゼ。 - 【請求項7】 配列番号2に示すアミノ酸配列を有する
か、またはそのアミノ酸配列の1若くは数個のアミノ酸
が欠失、置換若くは付加されたアミノ酸配列を有するも
のである請求項1〜3のいずれか1項記載のアラビノフ
ラノシダーゼ。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項記載の性質
を有するアラビノフラノシダーゼを生産するストレプト
ミセス・エスピーGS−901株(Streptomy
ces sp.GS−901) - 【請求項9】 ストレプトミセス・エスピーGS−90
1株(Streptomyces sp.GS−90
1)またはその変異株由来のものである請求項1〜7の
いずれか1項記載のアラビノフラノシダーゼ。 - 【請求項10】 請求項1〜7のいずれか1項記載のア
ラビノフラノシダーゼをコードする遺伝子。 - 【請求項11】 配列番号1に示す塩基配列を有する
か、またはその塩基配列の1若くは数個の塩基が欠失、
置換若くは付加された塩基配列を有するものである請求
項10記載の遺伝子。 - 【請求項12】 配列番号2に示す塩基配列を有する
か、またはその塩基配列の1若くは数個の塩基が欠失、
置換若くは付加された塩基配列を有するものである請求
項10記載の遺伝子。 - 【請求項13】 ストレプトミセス・エスピーGS−9
01株(Streptomyces sp.GS−90
1)またはその変異株由来のものである請求項11また
は12記載の遺伝子。 - 【請求項14】 請求項10〜13のいずれか1項に記
載の遺伝子を有する菌株を培地中に接種し、培養してア
ラビノフラノシダーゼを菌体内または培地中に生成蓄積
せしめ、培養物から該酵素を採取することを特徴とす
る、請求項1〜7のいずれか1項記載のアラビノフラノ
シダーゼの製造方法。
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|---|---|---|---|
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| JP02289999A JP4291442B2 (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | アラビノフラノシダーゼ |
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| CN112226451A (zh) * | 2020-10-23 | 2021-01-15 | 中国科学院上海高等研究院 | 枯草芽孢杆菌表达系统及其生产α-L-AFs的方法 |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP02289999A patent/JP4291442B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN112226451A (zh) * | 2020-10-23 | 2021-01-15 | 中国科学院上海高等研究院 | 枯草芽孢杆菌表达系统及其生产α-L-AFs的方法 |
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