JP2000218112A - 集塵フィルターおよび空気調和機 - Google Patents
集塵フィルターおよび空気調和機Info
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- JP2000218112A JP2000218112A JP11021864A JP2186499A JP2000218112A JP 2000218112 A JP2000218112 A JP 2000218112A JP 11021864 A JP11021864 A JP 11021864A JP 2186499 A JP2186499 A JP 2186499A JP 2000218112 A JP2000218112 A JP 2000218112A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 空気調和機などの集塵フィルターとして使用
されるエレクトレットフィルターの高性能化を目的とし
たものである。 【解決手段】 エレクトレット化された不織布2とフィ
ルム3とを一体化せしめた平板状および波板状のシート
状基材4,5を交互に積層して多数のセル6を形成して
いる。そしてこの構成により、エレクトレット化された
フィルム3と不織布2を一体化することにより基材の持
つ電荷密度を向上することができるため、従来以上にエ
レクトレット化による誘起力やクーロン力の作用を高め
ることが可能になるとともに、不織布の持つ衝突作用に
よる捕集効果も加わり、高い集塵性能を発揮できる。
されるエレクトレットフィルターの高性能化を目的とし
たものである。 【解決手段】 エレクトレット化された不織布2とフィ
ルム3とを一体化せしめた平板状および波板状のシート
状基材4,5を交互に積層して多数のセル6を形成して
いる。そしてこの構成により、エレクトレット化された
フィルム3と不織布2を一体化することにより基材の持
つ電荷密度を向上することができるため、従来以上にエ
レクトレット化による誘起力やクーロン力の作用を高め
ることが可能になるとともに、不織布の持つ衝突作用に
よる捕集効果も加わり、高い集塵性能を発揮できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タバコの煙や花
粉,細かな塵埃などを捕集し空気の清浄化を行うエレク
トレット化した集塵フィルターと、これを使用した空気
調和機に関するものである。
粉,細かな塵埃などを捕集し空気の清浄化を行うエレク
トレット化した集塵フィルターと、これを使用した空気
調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の不織布またはフィルムに
直流電圧を印加して電荷を帯電させた流体用のエレクト
レットフィルターとしては特開昭56−10312号公
報や登録第2719102号特許公報などに開示されて
いる高分子フィルムや不織布積層シートをハニカム状な
どに加工したものが一般的に知られている。
直流電圧を印加して電荷を帯電させた流体用のエレクト
レットフィルターとしては特開昭56−10312号公
報や登録第2719102号特許公報などに開示されて
いる高分子フィルムや不織布積層シートをハニカム状な
どに加工したものが一般的に知られている。
【0003】この従来のハニカム状エレクトレットフィ
ルターは、空気調和機などの通風回路内の一部に設けら
れており、空気がフィルター内を通過する際、エレクト
レット化された基材が有するクーロン力などの作用によ
りタバコの煙,花粉,塵埃などの細かな粒子を誘導し捕
集するものである。
ルターは、空気調和機などの通風回路内の一部に設けら
れており、空気がフィルター内を通過する際、エレクト
レット化された基材が有するクーロン力などの作用によ
りタバコの煙,花粉,塵埃などの細かな粒子を誘導し捕
集するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハニカム状エレクトレットフィルターは、基材に不織布
を用いた場合では電荷密度が低いためエレクトレットの
作用であるクーロン力や誘起力による集塵作用が十分に
発揮されない。またフィルムの場合には、フィルター内
を通過する風は整流のまま通過するため十分な集塵効果
が得られないと言った課題を有している。
ハニカム状エレクトレットフィルターは、基材に不織布
を用いた場合では電荷密度が低いためエレクトレットの
作用であるクーロン力や誘起力による集塵作用が十分に
発揮されない。またフィルムの場合には、フィルター内
を通過する風は整流のまま通過するため十分な集塵効果
が得られないと言った課題を有している。
【0005】また、一般に空気調和機の場合、通風回路
内に通風時の抵抗体となるフィルターなどを設置するこ
とは、風量への影響が生じるために暖房能力や冷房能力
などの空気調和機本来の性能に影響を及ぼすことにな
り、このために圧力損失を極力低く抑える必要がある。
しかし、空気調和機は、処理風量が大きいためフィルタ
ーを通過する風速が速くなるので低圧力損失化を行う
と、フィルター本来の機能である微細粒子の捕集効率が
低下するため十分満足のいくものがなかった。
内に通風時の抵抗体となるフィルターなどを設置するこ
とは、風量への影響が生じるために暖房能力や冷房能力
などの空気調和機本来の性能に影響を及ぼすことにな
り、このために圧力損失を極力低く抑える必要がある。
しかし、空気調和機は、処理風量が大きいためフィルタ
ーを通過する風速が速くなるので低圧力損失化を行う
と、フィルター本来の機能である微細粒子の捕集効率が
低下するため十分満足のいくものがなかった。
【0006】また従来の空気調和機に使用されているハ
ニカム状エレクトレットフィルターは、通風抵抗を極力
抑えるため吸入面積の極一部の面積分しか設けられてお
らず、十分な性能を確保することは困難であった。
ニカム状エレクトレットフィルターは、通風抵抗を極力
抑えるため吸入面積の極一部の面積分しか設けられてお
らず、十分な性能を確保することは困難であった。
【0007】本発明は上記従来技術の課題を解決するた
めになされたものであり、通過風速の速い空気調和機等
の風回路内に設けた場合でも、タバコの煙や花粉,細か
なチリやホコリと言った家庭内で問題視される塵埃に対
し、低圧損でありながら、高い捕集効率を有し、短時間
で室内の汚れた空気を処理するフィルターとなる基材に
直流電圧を印加して電荷を帯電させた(以下エレクトレ
ット化したと云う)集塵フィルターおよびこれを使用し
た空気調和機を提供するものである。
めになされたものであり、通過風速の速い空気調和機等
の風回路内に設けた場合でも、タバコの煙や花粉,細か
なチリやホコリと言った家庭内で問題視される塵埃に対
し、低圧損でありながら、高い捕集効率を有し、短時間
で室内の汚れた空気を処理するフィルターとなる基材に
直流電圧を印加して電荷を帯電させた(以下エレクトレ
ット化したと云う)集塵フィルターおよびこれを使用し
た空気調和機を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、エレクトレット化した不織布とエレクトレ
ット化したフィルムとを一体化したシート状基材を形成
し、このシート状基材を加工して多数のセルを形成した
集塵フィルターである。
に本発明は、エレクトレット化した不織布とエレクトレ
ット化したフィルムとを一体化したシート状基材を形成
し、このシート状基材を加工して多数のセルを形成した
集塵フィルターである。
【0009】上記構成によって、シート状基材の持つ電
荷密度を向上することができて、エレクトレット化によ
る誘起力やクーロン力の作用を高められ、また不織布の
持つ流体の衝突作用による捕集力も加わり、セル内を流
れる流体はシート状基材の不織布およびフィルムによ
り、低圧力損失で、かつ汚れを短時間で清浄化される。
荷密度を向上することができて、エレクトレット化によ
る誘起力やクーロン力の作用を高められ、また不織布の
持つ流体の衝突作用による捕集力も加わり、セル内を流
れる流体はシート状基材の不織布およびフィルムによ
り、低圧力損失で、かつ汚れを短時間で清浄化される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、エレクトレット化した不織布とエレクトレット化し
たフィルムとを一体化したシート状基材を形成し、この
シート状基材を加工して多数のセルを形成したものであ
る。
は、エレクトレット化した不織布とエレクトレット化し
たフィルムとを一体化したシート状基材を形成し、この
シート状基材を加工して多数のセルを形成したものであ
る。
【0011】そしてこの構成により、エレクトレット化
されたフィルムと不織布を一体化したシート状基材の持
つ電荷密度を向上することができるため、従来以上にエ
レクトレット化による誘起力やクーロン力の作用を高め
ることが可能になるとともに、不織布の持つ衝突作用に
よる捕集効果も加わり、高い集塵性能を有するようにな
る。
されたフィルムと不織布を一体化したシート状基材の持
つ電荷密度を向上することができるため、従来以上にエ
レクトレット化による誘起力やクーロン力の作用を高め
ることが可能になるとともに、不織布の持つ衝突作用に
よる捕集効果も加わり、高い集塵性能を有するようにな
る。
【0012】また請求項2に記載した発明は、表面に多
数の凹凸を設け、かつエレクトレット化したフィルムの
シート状基材を形成し、このシート状基材を加工して多
数のセルを形成したものである。
数の凹凸を設け、かつエレクトレット化したフィルムの
シート状基材を形成し、このシート状基材を加工して多
数のセルを形成したものである。
【0013】そしてこの構成により、セル内を通過する
流体はシート状基材表面に施された凹凸により乱流とな
るために集塵効率の向上を図ることができる。
流体はシート状基材表面に施された凹凸により乱流とな
るために集塵効率の向上を図ることができる。
【0014】また請求項3に記載した発明は、エレクト
レット化した不織布のシート状基材、またはエレクトレ
ット化したフィルムのシート状基材、または前記両シー
ト状基材を一体化したシート状基材のいずれかと金属製
のシート状基材を組み合わせて多数のセルを形成したも
のである。
レット化した不織布のシート状基材、またはエレクトレ
ット化したフィルムのシート状基材、または前記両シー
ト状基材を一体化したシート状基材のいずれかと金属製
のシート状基材を組み合わせて多数のセルを形成したも
のである。
【0015】そしてこの構成により、エレクトレット化
した各シート状基材と金属製のシート状基材の間には電
場が形成されるため、帯電したシート状基材の有するク
ーロン力や誘起力の作用に併せ、電場力の作用も加わり
捕集効率の高い集塵フィルターが得られる。
した各シート状基材と金属製のシート状基材の間には電
場が形成されるため、帯電したシート状基材の有するク
ーロン力や誘起力の作用に併せ、電場力の作用も加わり
捕集効率の高い集塵フィルターが得られる。
【0016】また、基材自体に強度や剛性を持たすこと
ができるため、基材の薄肉化が可能となり、より流体抵
抗の低いフィルターを提供することができ、同一の流体
抵抗であればセルの開口径をより細かくすることも可能
となり高性能化を図れる。
ができるため、基材の薄肉化が可能となり、より流体抵
抗の低いフィルターを提供することができ、同一の流体
抵抗であればセルの開口径をより細かくすることも可能
となり高性能化を図れる。
【0017】また請求項4に記載した発明は、エレクト
レット化したフィルムのシート状基材を形成し、このシ
ート状基材を組み合わせて多数のセルを形成するととも
に、隣接するシート状基材の陽極面側と陰極面側とが互
いに向かい合う配置にしたものである。
レット化したフィルムのシート状基材を形成し、このシ
ート状基材を組み合わせて多数のセルを形成するととも
に、隣接するシート状基材の陽極面側と陰極面側とが互
いに向かい合う配置にしたものである。
【0018】そして、この構成により、流体の通路とな
る多数のセルを構成するシート状基材の表面に陽と陰の
電荷が配列されるために、エレクトレット化したシート
状基材の有するクーロン力や誘起力の作用に合わせ、電
場力の作用も加わり、捕集効率の高い集塵フィルターが
得られる。
る多数のセルを構成するシート状基材の表面に陽と陰の
電荷が配列されるために、エレクトレット化したシート
状基材の有するクーロン力や誘起力の作用に合わせ、電
場力の作用も加わり、捕集効率の高い集塵フィルターが
得られる。
【0019】また請求項5に記載した発明は、集塵フィ
ルターのセルを、奥行き方向への途中において前記セル
が互いに交叉するようにずらして形成したものである。
ルターのセルを、奥行き方向への途中において前記セル
が互いに交叉するようにずらして形成したものである。
【0020】そして、この構成により、セル内でセル同
士が交叉して細分化されて流体の衝突による塵埃の捕集
作用が、エレクトレット化したフィルターの機能に加わ
る。
士が交叉して細分化されて流体の衝突による塵埃の捕集
作用が、エレクトレット化したフィルターの機能に加わ
る。
【0021】また請求項6に記載した発明は、集塵フィ
ルターのセルを奥行き方向へ向かって傾斜させたもので
ある。
ルターのセルを奥行き方向へ向かって傾斜させたもので
ある。
【0022】そして、この構成により、同一のフィルタ
ーの厚みでも、セル内を流れる流体の接触距離が長くな
り、捕集効率の向上が得られる。
ーの厚みでも、セル内を流れる流体の接触距離が長くな
り、捕集効率の向上が得られる。
【0023】また請求項7に記載した発明は、多数のセ
ルを有し、かつエレクトレット化したシート状基材で形
成したフィルターを、吸入部の40%以上の面積をカバ
ーできる形状とし、このフィルターを前記吸入部に設け
た空気調和機である。
ルを有し、かつエレクトレット化したシート状基材で形
成したフィルターを、吸入部の40%以上の面積をカバ
ーできる形状とし、このフィルターを前記吸入部に設け
た空気調和機である。
【0024】そしてこの構成により、処理風量の多い空
気調和機の特徴を活かして、空気清浄機なみの高性能な
集塵性能を有する空気清浄化機能を搭載した空気調和機
を提供することができる。
気調和機の特徴を活かして、空気清浄機なみの高性能な
集塵性能を有する空気清浄化機能を搭載した空気調和機
を提供することができる。
【0025】
【実施例】以下本発明の実施例について図1〜図11を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0026】(実施例1)図1,図2により本発明の実
施例1について説明する。
施例1について説明する。
【0027】図1(a),(b)はエレクトレット化さ
れた不織布とフィルムとを一体化したシート状基材の要
部拡大斜視図であり、図2は一体化したシート状基材を
成形して多数のセルを形成した集塵フィルターとしての
エレクトレットフィルターの要部拡大斜視図である。
れた不織布とフィルムとを一体化したシート状基材の要
部拡大斜視図であり、図2は一体化したシート状基材を
成形して多数のセルを形成した集塵フィルターとしての
エレクトレットフィルターの要部拡大斜視図である。
【0028】図1および図2において、1aは流体の通
路となる多数のセル6を有するエレクトレットフィルタ
ーである。2はエレクトレットフィルター1aを構成す
るエレクトレット化したシート状の不織布で、3はエレ
クトレット化したシート状のフィルムである。4はエレ
クトレット化したシート状の不織布2とエレクトレット
化したシート状のフィルム3を一体化した平板のシート
状基材で、5はエレクトレット化したシート状の不織布
2とエレクトレット化したシート状のフィルム3を一体
化し、かつ波板状に加工したシート状基材である。6は
エレクトレットフィルター1aの流体の通路となる多数
のセルである。1gはフィルターの枠体である。
路となる多数のセル6を有するエレクトレットフィルタ
ーである。2はエレクトレットフィルター1aを構成す
るエレクトレット化したシート状の不織布で、3はエレ
クトレット化したシート状のフィルムである。4はエレ
クトレット化したシート状の不織布2とエレクトレット
化したシート状のフィルム3を一体化した平板のシート
状基材で、5はエレクトレット化したシート状の不織布
2とエレクトレット化したシート状のフィルム3を一体
化し、かつ波板状に加工したシート状基材である。6は
エレクトレットフィルター1aの流体の通路となる多数
のセルである。1gはフィルターの枠体である。
【0029】上記構成のエレクトレットフィルター1a
は、エレクトレット化したシート状の不織布2とエレク
トレット化したシート状のフィルム3とを熱融着などの
方法で貼り合わせ一体化する。そして、前記の一体化し
た平板のシート状基材4と波板状に加工したシート状基
材5とを交互に積層することにより奥行き方向に多数の
セル6を形成し、かつ枠体1gで外周を囲んだブロック
体で形成される。このブロック体を奥行き方向に一定の
厚みを持たせてカットすることにより、ハニカム状のエ
レクトレットフィルター1aが構成される。
は、エレクトレット化したシート状の不織布2とエレク
トレット化したシート状のフィルム3とを熱融着などの
方法で貼り合わせ一体化する。そして、前記の一体化し
た平板のシート状基材4と波板状に加工したシート状基
材5とを交互に積層することにより奥行き方向に多数の
セル6を形成し、かつ枠体1gで外周を囲んだブロック
体で形成される。このブロック体を奥行き方向に一定の
厚みを持たせてカットすることにより、ハニカム状のエ
レクトレットフィルター1aが構成される。
【0030】このエレクトレットフィルター1aは、例
えば空気調和機など送風機能を有する機器の吸入口を含
む吸入部などの通風回路内に取り付け、エレクトレット
フィルター1aの多数のセル6内を空気が通過する際
に、クーロン力や誘起力などの静電気力を主な作用とし
て空気中に含まれる細かな塵埃やタバコの煙,花粉など
を捕集するものである。
えば空気調和機など送風機能を有する機器の吸入口を含
む吸入部などの通風回路内に取り付け、エレクトレット
フィルター1aの多数のセル6内を空気が通過する際
に、クーロン力や誘起力などの静電気力を主な作用とし
て空気中に含まれる細かな塵埃やタバコの煙,花粉など
を捕集するものである。
【0031】本発明は、エレクトレットフィルター1a
の主たる捕集作用である静電気力を向上するためになさ
れたものであり、エレクトレット化したシート状のフィ
ルム3の有する高い電荷密度を効率良く利用し、かつエ
レクトレット化したシート状の不織布2の有する広い表
面積と毛羽立ちを利用した流体の衝突による捕集作用と
の機能を備え捕集効率の高い集塵フィルターを実現した
ものである。
の主たる捕集作用である静電気力を向上するためになさ
れたものであり、エレクトレット化したシート状のフィ
ルム3の有する高い電荷密度を効率良く利用し、かつエ
レクトレット化したシート状の不織布2の有する広い表
面積と毛羽立ちを利用した流体の衝突による捕集作用と
の機能を備え捕集効率の高い集塵フィルターを実現した
ものである。
【0032】なお、本実施例では不織布2とフィルム3
を片面同士で貼り合わせ一体化したシート状基材4,5
としたが、フィルム3の両面に不織布2を貼り合わせ一
体化したシート状基材を不織布2の代りに用いることに
より、集塵性能はさらに向上する。
を片面同士で貼り合わせ一体化したシート状基材4,5
としたが、フィルム3の両面に不織布2を貼り合わせ一
体化したシート状基材を不織布2の代りに用いることに
より、集塵性能はさらに向上する。
【0033】(実施例2)次に図3により本発明の実施
例2について説明する。この実施例2の発明は、シート
状のフィルムに多数の凹凸を設け、このフィルムのみを
使用してフィルターを形成した点が実施例1と異なり、
それ以外の同一構成で同一作用効果を奏するものについ
ては、同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分を
中心に説明する。
例2について説明する。この実施例2の発明は、シート
状のフィルムに多数の凹凸を設け、このフィルムのみを
使用してフィルターを形成した点が実施例1と異なり、
それ以外の同一構成で同一作用効果を奏するものについ
ては、同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分を
中心に説明する。
【0034】図3において、1bは実施例2のハニカム
状のエレクトレットフィルター、7はエレクトレット化
したシート状のフィルム3にディンプル加工で形成した
多数の凹凸である。
状のエレクトレットフィルター、7はエレクトレット化
したシート状のフィルム3にディンプル加工で形成した
多数の凹凸である。
【0035】図3は本発明の実施例2を示すものであ
り、表面に凹状または凸状またはその両方の形状をもた
せる手段のひとつとしてディンプル加工により多数の凹
凸7を施したエレクトレット化したシート状のフィルム
3の平板のものと波形のものとを交互に積層して多数の
セル6を有するハニカム状に成形し、集塵フィルターと
したエレクトレットフィルターである。
り、表面に凹状または凸状またはその両方の形状をもた
せる手段のひとつとしてディンプル加工により多数の凹
凸7を施したエレクトレット化したシート状のフィルム
3の平板のものと波形のものとを交互に積層して多数の
セル6を有するハニカム状に成形し、集塵フィルターと
したエレクトレットフィルターである。
【0036】上記構成のエレクトレットフィルター1b
は、フィルターを形成する基材にディンプル加工により
凹凸7を施したエレクトレット化したシート状のフィル
ム3を用い、実施例1と同様に波板状のものと平板状の
ものとに加工した上で交互に積層し、かつ外周を枠体1
gで囲んでハニカム状のブロック体を形成し、所定の厚
みにカットしフィルターとしている。
は、フィルターを形成する基材にディンプル加工により
凹凸7を施したエレクトレット化したシート状のフィル
ム3を用い、実施例1と同様に波板状のものと平板状の
ものとに加工した上で交互に積層し、かつ外周を枠体1
gで囲んでハニカム状のブロック体を形成し、所定の厚
みにカットしフィルターとしている。
【0037】このハニカム状のエレクトレットフィルタ
ー1bは、表面にディンプル加工による凹凸7を形成す
ることにより、層流で流れる通路となるセル6内の壁面
に凹凸7が形成され、セル6内を流れる流体の抵抗には
ならずに乱流化するため、静電気力の作用を効果的にす
るとともに、衝突作用による捕集性能が向上し、セル6
内の表面積も向上するため、1回の流体通過でも高い集
塵性能を確保できるとともにフィルターの寿命も向上す
る。
ー1bは、表面にディンプル加工による凹凸7を形成す
ることにより、層流で流れる通路となるセル6内の壁面
に凹凸7が形成され、セル6内を流れる流体の抵抗には
ならずに乱流化するため、静電気力の作用を効果的にす
るとともに、衝突作用による捕集性能が向上し、セル6
内の表面積も向上するため、1回の流体通過でも高い集
塵性能を確保できるとともにフィルターの寿命も向上す
る。
【0038】なお、本実施例では、フィルム3の表面に
凹凸7のディンプル加工としたが、流体の流れに対し大
きな抵抗とならない程度の凹凸であれば本実施例と同様
の効果が得られる。
凹凸7のディンプル加工としたが、流体の流れに対し大
きな抵抗とならない程度の凹凸であれば本実施例と同様
の効果が得られる。
【0039】(実施例3)次に、図4を用いて実施例3
について説明する。この実施例3の発明は、金属製のシ
ート状基材を組み合せてフィルターを形成した点が実施
例1と異なり、それ以外の同一構成で、同一作用効果を
奏するものについては、同一の符号を付して説明を省略
し、異なる部分を中心に説明する。
について説明する。この実施例3の発明は、金属製のシ
ート状基材を組み合せてフィルターを形成した点が実施
例1と異なり、それ以外の同一構成で、同一作用効果を
奏するものについては、同一の符号を付して説明を省略
し、異なる部分を中心に説明する。
【0040】図4において、1cは実施例3のハニカム
状のエレクトレットフィルター、8は金属製のフィルム
からなるシート状基材である。
状のエレクトレットフィルター、8は金属製のフィルム
からなるシート状基材である。
【0041】上記構成のエレクトレットフィルター1c
は、エレクトレット化された不織布2とエレクトレット
化したフィルム3とを一体化したシート状基材を波板状
のもの5に加工し、一方平板状のシート状基材8として
金属製のフィルムシートを用い、シート状基材5とシー
ト状基材8を交互に積層して多数のセル6を形成し、さ
らに外周を枠体1gで囲んでハニカム状のブロック体を
形成するとともに、セル6が奥行き方向に開口するよう
に所定の厚みでブロック体をカットすることにより、ハ
ニカム状のエレクトレットフィルターが構成されてい
る。
は、エレクトレット化された不織布2とエレクトレット
化したフィルム3とを一体化したシート状基材を波板状
のもの5に加工し、一方平板状のシート状基材8として
金属製のフィルムシートを用い、シート状基材5とシー
ト状基材8を交互に積層して多数のセル6を形成し、さ
らに外周を枠体1gで囲んでハニカム状のブロック体を
形成するとともに、セル6が奥行き方向に開口するよう
に所定の厚みでブロック体をカットすることにより、ハ
ニカム状のエレクトレットフィルターが構成されてい
る。
【0042】このエレクトレットフィルター1cは、エ
レクトレット化した波形のシート状基材5の有する静電
気力の作用と、電荷密度の高いエレクトレット化した波
形のフィルム3と金属製フィルムのシート状基材8間で
形成される電場力の相互作用によりセル6内を通過する
細かな塵埃は壁面に誘導されて除去される。さらに、不
織布2の毛羽立ちによる流体との衝突作用と広い表面積
を利用した高い接触効率など、種々の捕集作用を1つの
フィルターで可能になり、1回の流体通過でも高い除塵
効果を有する集塵フィルターを提供することができる。
レクトレット化した波形のシート状基材5の有する静電
気力の作用と、電荷密度の高いエレクトレット化した波
形のフィルム3と金属製フィルムのシート状基材8間で
形成される電場力の相互作用によりセル6内を通過する
細かな塵埃は壁面に誘導されて除去される。さらに、不
織布2の毛羽立ちによる流体との衝突作用と広い表面積
を利用した高い接触効率など、種々の捕集作用を1つの
フィルターで可能になり、1回の流体通過でも高い除塵
効果を有する集塵フィルターを提供することができる。
【0043】なお、本実施例ではエレクトレット化した
フィルターとして不織布2とフィルム3を一体化したシ
ート状基材5を用い、これと金属フィルムのシート状基
材8とを交互に積層し、集塵フィルターを形成したが、
エレクトレット化したフィルム3やエレクトレット化し
た不織布2と金属フィルムのシート状基材8の組み合わ
せでも同様の効果が期待できる。また、前記波板状のも
の5と平板状のもの8に用いる基材が本実施例と逆でも
同様の効果が得られる。
フィルターとして不織布2とフィルム3を一体化したシ
ート状基材5を用い、これと金属フィルムのシート状基
材8とを交互に積層し、集塵フィルターを形成したが、
エレクトレット化したフィルム3やエレクトレット化し
た不織布2と金属フィルムのシート状基材8の組み合わ
せでも同様の効果が期待できる。また、前記波板状のも
の5と平板状のもの8に用いる基材が本実施例と逆でも
同様の効果が得られる。
【0044】さらに金属フィルムのシート状基材8とし
ては、銅,アルミ,ニッケル,鉄などをはじめ導電性の
高い金属フィルムであれば材質は限定されない。
ては、銅,アルミ,ニッケル,鉄などをはじめ導電性の
高い金属フィルムであれば材質は限定されない。
【0045】(実施例4)次に、図5を用いて実施例4
について説明する。この実施例4の発明は、フィルター
を構成する隣接し合ったシート状基材の陽極面と陰極面
を互いに向かい合せた点が実施例1と異なり、それ以外
の同一構成,作用効果を奏するものについては、同一の
符号を付して説明を省略し、異なる部分を中心に説明す
る。
について説明する。この実施例4の発明は、フィルター
を構成する隣接し合ったシート状基材の陽極面と陰極面
を互いに向かい合せた点が実施例1と異なり、それ以外
の同一構成,作用効果を奏するものについては、同一の
符号を付して説明を省略し、異なる部分を中心に説明す
る。
【0046】図5において、1dは実施例4のハニカム
状のエレクトレットフィルターである。
状のエレクトレットフィルターである。
【0047】実施例4のハニカム状のエレクトレットフ
ィルター1dは、フィルムシートをエレクトレット化す
るとエレクトレット化したフィルム3の表面には、表側
面と裏側面とで陽極面と陰極面の何れかに分極して電荷
が形成される。この分極したシート状基材3の電極面を
同一方向に整列し、かつシート状基材3の平板状のもの
と波形状のものを、隣接するシート状基材3の陽極面と
陰極面が互いに向かい合うように交互に積層して多数の
セル6を形成する。従って、図5に示すようなセル6内
に陽極と陰極とが形成されたハニカム状のフィルター1
dが得られる。
ィルター1dは、フィルムシートをエレクトレット化す
るとエレクトレット化したフィルム3の表面には、表側
面と裏側面とで陽極面と陰極面の何れかに分極して電荷
が形成される。この分極したシート状基材3の電極面を
同一方向に整列し、かつシート状基材3の平板状のもの
と波形状のものを、隣接するシート状基材3の陽極面と
陰極面が互いに向かい合うように交互に積層して多数の
セル6を形成する。従って、図5に示すようなセル6内
に陽極と陰極とが形成されたハニカム状のフィルター1
dが得られる。
【0048】このエレクトレットフィルター1dは、空
気中に存在する塵埃などはプラスまたはマイナスの何れ
かに帯電しているものがほとんどであるため、セル6を
通過するほとんどの塵埃は逆電位の方向に引き寄せられ
て壁面に付着するため、高い捕集効率の集塵フィルター
を得ることができる。
気中に存在する塵埃などはプラスまたはマイナスの何れ
かに帯電しているものがほとんどであるため、セル6を
通過するほとんどの塵埃は逆電位の方向に引き寄せられ
て壁面に付着するため、高い捕集効率の集塵フィルター
を得ることができる。
【0049】また、陽極面と陰極面が存在するセル6内
には電場が形成されるため、エレクトレット化したフィ
ルム3の持つクーロン力,誘起力などの静電気力による
捕集作用と合わせ電場力の作用も加わり、高性能なエレ
クトレットフィルター1dが形成される。
には電場が形成されるため、エレクトレット化したフィ
ルム3の持つクーロン力,誘起力などの静電気力による
捕集作用と合わせ電場力の作用も加わり、高性能なエレ
クトレットフィルター1dが形成される。
【0050】(実施例5)次に、図6と図7を用いて実
施例5について説明する。この実施例5の発明は、セル
の奥行き方向の途中で、セルが互いに交叉するようにず
らした点が実施例1と異なり、それ以外の同一構成,作
用効果を奏するものについては、同一の符号を付して説
明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
施例5について説明する。この実施例5の発明は、セル
の奥行き方向の途中で、セルが互いに交叉するようにず
らした点が実施例1と異なり、それ以外の同一構成,作
用効果を奏するものについては、同一の符号を付して説
明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
【0051】図6,図7において、1eは実施例5のハ
ニカム状のエレクトレットフィルターであり、セル6の
奥行き方向の途中において、セル6が互いに交叉するよ
うにずらすため、セル6の開口部の位置をずらせて2枚
の集塵フィルター1aを重ね合せて形成したものであ
る。
ニカム状のエレクトレットフィルターであり、セル6の
奥行き方向の途中において、セル6が互いに交叉するよ
うにずらすため、セル6の開口部の位置をずらせて2枚
の集塵フィルター1aを重ね合せて形成したものであ
る。
【0052】エレクトレット化されたフィルムのシート
状基材3からなる平板状のものと波板状のものを交互に
積層し、セル6を加工したエレクトレットフィルター1
a2枚を、前方と後方に位置するように重ね合わせる際
にセル6の位置が互いに重なり合わぬような配置構造と
し、ケース内に収納(図示せず)するなどの手段で一体
化するものである。従って、重ね合せた2枚のエレクト
レットフィルター1aのセルの奥行き方向の途中におい
て、セル同士が少しずれた状態でセル6が細分化された
エレクトレットフィルター1eが形成される。
状基材3からなる平板状のものと波板状のものを交互に
積層し、セル6を加工したエレクトレットフィルター1
a2枚を、前方と後方に位置するように重ね合わせる際
にセル6の位置が互いに重なり合わぬような配置構造と
し、ケース内に収納(図示せず)するなどの手段で一体
化するものである。従って、重ね合せた2枚のエレクト
レットフィルター1aのセルの奥行き方向の途中におい
て、セル同士が少しずれた状態でセル6が細分化された
エレクトレットフィルター1eが形成される。
【0053】こうして形成したエレクトレットフィルタ
ー1eは同一の肉厚でもセル6が細分化されるととも
に、衝突による捕集作用がエレクトレットフィルターに
加わり、高性能な集塵性能を有するエレクトレットフィ
ルター1eを提供することができる。
ー1eは同一の肉厚でもセル6が細分化されるととも
に、衝突による捕集作用がエレクトレットフィルターに
加わり、高性能な集塵性能を有するエレクトレットフィ
ルター1eを提供することができる。
【0054】なお図6および図7ではシート状基材3の
波板状ものの位置が重なり合わぬような配置としたが、
シート状基材3の平板状ものの位置やその両方の位置が
重なり合わぬように配置した場合でも同様の効果を得る
ことができる。さらにエレクトレット化された不織布2
を用いて本実施例を実施した場合でも同様である。
波板状ものの位置が重なり合わぬような配置としたが、
シート状基材3の平板状ものの位置やその両方の位置が
重なり合わぬように配置した場合でも同様の効果を得る
ことができる。さらにエレクトレット化された不織布2
を用いて本実施例を実施した場合でも同様である。
【0055】(実施例6)次に、図8(a),(b)を
用いて実施例6について説明する。この実施例6の発明
は、セルを奥行き方向へ向かって傾斜させた点が実施例
1と異なるだけで、それ以外の同一構成,作用効果を奏
するものについては、同一の符号を付して説明を省略
し、異なる部分を中心に説明する。
用いて実施例6について説明する。この実施例6の発明
は、セルを奥行き方向へ向かって傾斜させた点が実施例
1と異なるだけで、それ以外の同一構成,作用効果を奏
するものについては、同一の符号を付して説明を省略
し、異なる部分を中心に説明する。
【0056】図8(a)は実施例1に示したエレクトレ
ットフィルター1aで、図8(b)は本実施例であるセ
ル6が奥行き方向へ傾斜したエレクトレットフィルター
1fを示すものである。
ットフィルター1aで、図8(b)は本実施例であるセ
ル6が奥行き方向へ傾斜したエレクトレットフィルター
1fを示すものである。
【0057】エレクトレット化された不織布2とフィル
ム3を平板状にしたシート状基材4と波板状にしたシー
ト状基材5を用い、交互に積層して形成したブロック体
を一定の厚みでスライスすることにより、エレクトレッ
トフィルター1aを作製する。この時に、エレクトレッ
トフィルター1aのブロック体を斜めにセットし切断す
ることにより、図8(b)のようなセル6が傾斜したエ
レクトレットフィルター1fが得られる。
ム3を平板状にしたシート状基材4と波板状にしたシー
ト状基材5を用い、交互に積層して形成したブロック体
を一定の厚みでスライスすることにより、エレクトレッ
トフィルター1aを作製する。この時に、エレクトレッ
トフィルター1aのブロック体を斜めにセットし切断す
ることにより、図8(b)のようなセル6が傾斜したエ
レクトレットフィルター1fが得られる。
【0058】このセル6が奥行き方向に傾斜したエレク
トレットフィルター1fは、同一の肉厚でセル6内の距
離を長くすることが可能となり、吸込んだ流体との接触
距離を長くすることができ、集塵性能の高性能化を図る
ことができる。
トレットフィルター1fは、同一の肉厚でセル6内の距
離を長くすることが可能となり、吸込んだ流体との接触
距離を長くすることができ、集塵性能の高性能化を図る
ことができる。
【0059】(実施例7)次に、図9,図10,図11
を用いて実施例7について説明する。この実施例7の発
明は、上記した実施例1〜6の発明における集塵フィル
ターを吸入部に設けた空気調和機の室内機で、先の実施
例と同一の構成,作用効果を奏するものについては、同
一の符号を付して説明を省略し、異なる部分を中心に説
明する。
を用いて実施例7について説明する。この実施例7の発
明は、上記した実施例1〜6の発明における集塵フィル
ターを吸入部に設けた空気調和機の室内機で、先の実施
例と同一の構成,作用効果を奏するものについては、同
一の符号を付して説明を省略し、異なる部分を中心に説
明する。
【0060】図9および図10は空気調和機の室内機の
内部構造を示す断面図であり、図9は本実施例の空気調
和機の室内機で、図10は従来の空気調和機の室内機で
ある。
内部構造を示す断面図であり、図9は本実施例の空気調
和機の室内機で、図10は従来の空気調和機の室内機で
ある。
【0061】図9,図10において、1aはエレクトレ
ット化した集塵フィルター,10は吸入口,11は大き
な塵埃を捕集するプレフィルター,12は熱交換器,1
3は送風ファン,14は吹出し口,15は脱臭エレメン
ト,101は空気調和機の室内機である。
ット化した集塵フィルター,10は吸入口,11は大き
な塵埃を捕集するプレフィルター,12は熱交換器,1
3は送風ファン,14は吹出し口,15は脱臭エレメン
ト,101は空気調和機の室内機である。
【0062】また図11は、集塵フィルター1aの面積
を選定する根拠となるデータを示す図である。
を選定する根拠となるデータを示す図である。
【0063】空気調和機の室内機101は送風ファン1
3の動作により、吸入口10より室内空気が吸込まれ、
プレフィルター11にて綿ホコリなどの比較的粗い塵埃
が除去される。さらに残ったタバコの煙や花粉など微細
な塵埃は静電気力の作用で集塵する集塵フィルター1a
により除去され、熱交換器12との熱交換作用で吸入し
た空気が冷却や加熱され、臭気成分は脱臭エレメント1
5により除去され正常な空気となって吹出し口14から
冷風や温風として室内に放出される。
3の動作により、吸入口10より室内空気が吸込まれ、
プレフィルター11にて綿ホコリなどの比較的粗い塵埃
が除去される。さらに残ったタバコの煙や花粉など微細
な塵埃は静電気力の作用で集塵する集塵フィルター1a
により除去され、熱交換器12との熱交換作用で吸入し
た空気が冷却や加熱され、臭気成分は脱臭エレメント1
5により除去され正常な空気となって吹出し口14から
冷風や温風として室内に放出される。
【0064】このような通風回路内に設けて使用するエ
レクトレット化した集塵フィルター1aとしては、吸入
面積を全て覆うことが集塵能力としては最も有効である
が、従来のハニカム状の集塵フィルター1では室内機1
01の処理風量の性能への影響から図10に示す如く吸
入部10のごく一部にしか設けられていない。
レクトレット化した集塵フィルター1aとしては、吸入
面積を全て覆うことが集塵能力としては最も有効である
が、従来のハニカム状の集塵フィルター1では室内機1
01の処理風量の性能への影響から図10に示す如く吸
入部10のごく一部にしか設けられていない。
【0065】しかるに実施例7の発明では、図11に示
す吸入部10の面積に対するエレクトレット化した集塵
フィルター1aが占める面積の割合とその集塵性能につ
いて評価した実験結果から、次のように吸入口10に対
する集塵フィルターの面積を設定している。
す吸入部10の面積に対するエレクトレット化した集塵
フィルター1aが占める面積の割合とその集塵性能につ
いて評価した実験結果から、次のように吸入口10に対
する集塵フィルターの面積を設定している。
【0066】集塵性能の最低レベルとして、8畳相当の
室内において30分以内で初期粉塵濃度に対し50%以
下まで粉塵濃度を低下させることが集塵フィルター1a
の条件と仮定した場合には、吸入口10の面積に対し4
0%以上の面積を占める大きさのエレクトレット化した
集塵フィルター1aが必要になると言える。
室内において30分以内で初期粉塵濃度に対し50%以
下まで粉塵濃度を低下させることが集塵フィルター1a
の条件と仮定した場合には、吸入口10の面積に対し4
0%以上の面積を占める大きさのエレクトレット化した
集塵フィルター1aが必要になると言える。
【0067】以上の結果を基に本発明は、空気調和機の
室内機101の吸入口10の面積に対し、40%以上の
面積を被う大きさの集塵フィルター1aを空気調和機の
室内機101の吸入口10に設けることにより、高性能
な集塵性能を有する空気調和機を実現することが可能と
なる。
室内機101の吸入口10の面積に対し、40%以上の
面積を被う大きさの集塵フィルター1aを空気調和機の
室内機101の吸入口10に設けることにより、高性能
な集塵性能を有する空気調和機を実現することが可能と
なる。
【0068】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明は、エレ
クトレット化した不織布とエレクトレット化したフィル
ムとを一体化したシート状基材を形成し、このシート状
基材を加工して多数のセルを形成したもので、エレクト
レット化したフィルムと不織布を一体化することにより
基材の持つ電荷密度を向上することができるため、従来
以上にエレクトレット化による誘起力やクーロン力の作
用を高めることが可能になるとともに、不織布の持つ衝
突作用による捕集効果も加わり、高い集塵性能を発揮で
きる。
クトレット化した不織布とエレクトレット化したフィル
ムとを一体化したシート状基材を形成し、このシート状
基材を加工して多数のセルを形成したもので、エレクト
レット化したフィルムと不織布を一体化することにより
基材の持つ電荷密度を向上することができるため、従来
以上にエレクトレット化による誘起力やクーロン力の作
用を高めることが可能になるとともに、不織布の持つ衝
突作用による捕集効果も加わり、高い集塵性能を発揮で
きる。
【0069】また請求項2に記載した発明は、表面に多
数の凹凸を設け、かつエレクトレット化したフィルムの
シート状基材を形成し、このシート状基材を加工して多
数のセルを形成したもので、セル内を通過する流体はセ
ル表面の凹凸により乱流となり集塵効率の向上を図るこ
とができる。
数の凹凸を設け、かつエレクトレット化したフィルムの
シート状基材を形成し、このシート状基材を加工して多
数のセルを形成したもので、セル内を通過する流体はセ
ル表面の凹凸により乱流となり集塵効率の向上を図るこ
とができる。
【0070】また請求項3に記載した発明は、エレクト
レット化した不織布のシート状基材、またはエレクトレ
ット化したフィルムのシート状基材、または前記両シー
ト状基材を一体化したシート状基材のいずれかと金属製
のシート状基材を組み合わせて多数のセルを形成したも
ので、エレクトレット化したフィルムのシート状基材と
金属製のシート状基材の間には電場が形成されるため、
帯電したシート状基材の有するクーロン力や誘起力の作
用に併せ、電場力の作用も加わり捕集効率を高めること
ができる。
レット化した不織布のシート状基材、またはエレクトレ
ット化したフィルムのシート状基材、または前記両シー
ト状基材を一体化したシート状基材のいずれかと金属製
のシート状基材を組み合わせて多数のセルを形成したも
ので、エレクトレット化したフィルムのシート状基材と
金属製のシート状基材の間には電場が形成されるため、
帯電したシート状基材の有するクーロン力や誘起力の作
用に併せ、電場力の作用も加わり捕集効率を高めること
ができる。
【0071】また、シート状基材自体に強度や剛性を持
たすことができるため、シート状基材の薄肉化が可能と
なり、より流通抵抗の低いフィルターを提供することが
でき、同一の流通抵抗であればセルの開口径をより細か
くすることも可能となり高性能化を図ることができる。
たすことができるため、シート状基材の薄肉化が可能と
なり、より流通抵抗の低いフィルターを提供することが
でき、同一の流通抵抗であればセルの開口径をより細か
くすることも可能となり高性能化を図ることができる。
【0072】また請求項4に記載した発明は、エレクト
レット化したフィルムのシート状基材を形成し、このシ
ート状基材を組み合わせて多数のセルを形成するととも
に、隣接するシート状基材の陽極面側と陰極面側とが互
いに向かい合う配置にしたもので、セルには陽と陰の両
方の電荷が存在するために、エレクトレット化したシー
ト状基材の有するクーロン力や誘起力の作用に合わせ、
電場力の作用も加わり、塵埃の捕集効率を高めることが
できる。
レット化したフィルムのシート状基材を形成し、このシ
ート状基材を組み合わせて多数のセルを形成するととも
に、隣接するシート状基材の陽極面側と陰極面側とが互
いに向かい合う配置にしたもので、セルには陽と陰の両
方の電荷が存在するために、エレクトレット化したシー
ト状基材の有するクーロン力や誘起力の作用に合わせ、
電場力の作用も加わり、塵埃の捕集効率を高めることが
できる。
【0073】また請求項5に記載した発明は、集塵フィ
ルターのセルを、奥行き方向への途中において前記セル
が互いに交叉するようにずらして形成したもので、エレ
クトレット化したシート状基材の有するクーロン力や誘
起力の作用に合わせ、セルの途中での細分化による流体
の衝突での乱流により捕集作用も加わり、塵埃の捕集効
率を高めることができる。
ルターのセルを、奥行き方向への途中において前記セル
が互いに交叉するようにずらして形成したもので、エレ
クトレット化したシート状基材の有するクーロン力や誘
起力の作用に合わせ、セルの途中での細分化による流体
の衝突での乱流により捕集作用も加わり、塵埃の捕集効
率を高めることができる。
【0074】また請求項6に記載した発明は、集塵フィ
ルターのセルを奥行き方向へ向かって傾斜させたもの
で、同一のフィルタ厚みでも、セルの流体との接触距離
を長くできて塵埃の捕集効率を高めることができる。
ルターのセルを奥行き方向へ向かって傾斜させたもの
で、同一のフィルタ厚みでも、セルの流体との接触距離
を長くできて塵埃の捕集効率を高めることができる。
【0075】また請求項7に記載した発明は、多数のセ
ルを有し、かつエレクトレット化したシート状基材で形
成したフィルターを、吸入部の40%以上の面積をカバ
ーできる形状とし、このフィルターを前記吸入部に設け
た空気調和機で、処理風量の多い空気調和機の特徴を活
かして、空気清浄機なみの高性能な集塵性能を有する空
気清浄化機能を搭載した空気調和機を提供することがで
きる。
ルを有し、かつエレクトレット化したシート状基材で形
成したフィルターを、吸入部の40%以上の面積をカバ
ーできる形状とし、このフィルターを前記吸入部に設け
た空気調和機で、処理風量の多い空気調和機の特徴を活
かして、空気清浄機なみの高性能な集塵性能を有する空
気清浄化機能を搭載した空気調和機を提供することがで
きる。
【図1】(a)本発明の実施例1を示すエレクトレット
フィルターの平板のシート状基材の要部拡大斜視図 (b)同実施例1における波板状のシート状基材の要部
拡大斜視図
フィルターの平板のシート状基材の要部拡大斜視図 (b)同実施例1における波板状のシート状基材の要部
拡大斜視図
【図2】同実施例を示すエレクトレットフィルターの要
部拡大斜視図
部拡大斜視図
【図3】本発明の実施例2を示すエレクトレットフィル
ターの要部拡大斜視図
ターの要部拡大斜視図
【図4】本発明の実施例3におけるエレクトレットフィ
ルターの要部拡大斜視図
ルターの要部拡大斜視図
【図5】本発明の実施例4におけるエレクトレットフィ
ルターの要部拡大図
ルターの要部拡大図
【図6】本発明の実施例5を示すエレクトレットフィル
ターの要部拡大図
ターの要部拡大図
【図7】同実施例を示すエレクトレットフィルターの要
部拡大斜視図
部拡大斜視図
【図8】(a)本発明の実施例6と比較するために示し
た実施例1のエレクトレットフィルターの拡大断面図 (b)同実施例6におけるエレクトレットフィルターの
拡大断面図
た実施例1のエレクトレットフィルターの拡大断面図 (b)同実施例6におけるエレクトレットフィルターの
拡大断面図
【図9】本発明の実施例7を示す空気調和機の断面図
【図10】従来例を示す空気調和機の断面図
【図11】本発明の実施例7を示す根拠となるデーター
のグラフ
のグラフ
2 不織布 3 フィルム 4 平板状のシート状基材 5 波板状のシート状基材 6 セル 7 凹凸 8 金属製のシート状基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 雅洋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中山 達雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L051 BB00 4D019 AA01 BB03 BB08 BB10 BC01 CA01 CB01 CB04 4D054 AA13 BC16
Claims (7)
- 【請求項1】 エレクトレット化した不織布とエレクト
レット化したフィルムとを一体化したシート状基材を形
成し、このシート状基材を加工して多数のセルを形成し
た集塵フィルター。 - 【請求項2】 表面に多数の凹凸を設け、かつエレクト
レット化したフィルムのシート状基材を形成し、このシ
ート状基材を加工して多数のセルを形成した集塵フィル
ター。 - 【請求項3】 エレクトレット化した不織布のシート状
基材、またはエレクトレット化したフィルムのシート状
基材、または前記両シート状基材を一体化したシート状
基材のいずれかと金属製のシート状基材を組み合わせて
多数のセルを形成した集塵フィルター。 - 【請求項4】 エレクトレット化したフィルムのシート
状基材を形成し、このシート状基材を組み合わせて多数
のセルを形成するとともに、隣接するシート状基材の陽
極面側と陰極面側とが互いに向かい合う配置にした集塵
フィルター。 - 【請求項5】 セルを、奥行き方向への途中において前
記セルが互いに交叉するようにずらして形成した請求項
1から請求項4記載のいずれか1項に記載の集塵フィル
ター。 - 【請求項6】 セルを奥行き方向へ向かって傾斜させた
請求項1から請求項4記載のいずれか1項に記載の集塵
フィルター。 - 【請求項7】 多数のセルを有し、かつエレクトレット
化したシート状基材で形成したフィルターを、吸入部の
40%以上の面積をカバーできる形状とし、このフィル
ターを前記吸入部に設けた空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11021864A JP2000218112A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 集塵フィルターおよび空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11021864A JP2000218112A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 集塵フィルターおよび空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000218112A true JP2000218112A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12067001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11021864A Pending JP2000218112A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 集塵フィルターおよび空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000218112A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003042471A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和機の空気清浄装置 |
| US6759769B2 (en) * | 1999-11-25 | 2004-07-06 | Kari Kirjavainen | Electromechanic film and acoustic element |
| JP2004523337A (ja) * | 2000-10-11 | 2004-08-05 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 流路濾過媒体および吸着粒子濾過媒体を含む組合せフィルタシステム |
| JP2005296782A (ja) * | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Kaabomakkusu Japan:Kk | 空気清浄フィルタ及びそれを備えた空気清浄機 |
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