JP2000218784A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents
インクジェット記録ヘッドInfo
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- JP2000218784A JP2000218784A JP2593999A JP2593999A JP2000218784A JP 2000218784 A JP2000218784 A JP 2000218784A JP 2593999 A JP2593999 A JP 2593999A JP 2593999 A JP2593999 A JP 2593999A JP 2000218784 A JP2000218784 A JP 2000218784A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording head
- ink
- auxiliary plate
- pressurizing means
- ink jet
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
ンク加圧手段駆動時の騒音の低レベル化とを両立させた
インクジェット記録ヘッドを提供する。 【解決手段】補助板12a の側壁121 の内側で、インクジ
ェット記録ヘッド本体11の表面から1mmの距離に補助壁
122 を設け、圧電素子113 を覆う位置まで、硬度が50以
下(JIS A)の接着シール材13a を充填して、記録
ヘッド本体11と補助板12a とを気密に接合する。記録ヘ
ッド本体11の表面が接着シール材13aで覆われ、圧電素
子113 の駆動で発生する騒音が吸音される。なお、補助
板12aをプラスチックで作成して軽量化する。また、発
生音と側壁からの反射音とを干渉させることによっても
騒音レベルは下げられる。
Description
してノズルから吐出させて記録媒体上に記録するインク
ジェット記録技術に関する。
が可能であり、印字分解能も高く、カラー化にも容易に
対応できることから、現在最も多く用いられている印字
方式の一つである。
ンクジェット記録装置(以下では記録装置と略称する)
の1例の印字部の構成を示す部分断面斜視図であり、図
6はキャリッジ3に保持されているホールダ2とインク
ジェット記録ヘッド(以下では記録ヘッドと略称する)
1との構成の1例を示す断面図であり、図4はその記録
ヘッド1の詳細な構成を示す断面図であり、図5は記録
ヘッド1の記録ヘッド本体11の流路基板111 の平面図で
ある。
式と呼ばれているものであり、図4の記録ヘッド1はオ
ンデマンド型インクジェット記録ヘッドと呼ばれている
ものである。まず、記録ヘッド1について図4及び図5
を用いて説明する。
板12とが接着シール材13によって気密に接合されて構成
されている。記録ヘッド本体11は、フィルタ流路1145か
らインク加圧室1143を経てノズル1141に至るインク流路
114 とインク供給口117 とインク溜め116 とを形成する
ための溝が彫られた流路基板111 と、その溝側の面に接
合された振動板112 と、インク加圧室1143の外側に接合
された圧電素子113 とで構成されている。
を囲んで記録ヘッド本体11を保持すると同時に保護し、
且つ後述する吸引兼保護装置と接触する部品であって、
鋳鉄、黄銅、ステンレス鋼等の金属材料で作られ、圧電
素子113 の駆動時の振動音を外部に発散させない役割も
持っていて、寸法的には比較的大きく構成されている。
特に、振動音の吸収性、言い換えれば減衰特性に優れて
いることから、鋳鉄で作られているものが多い。
示すように、補助板12の下部中央に開けられた開口部に
記録ヘッド本体11のノズル開口面115 側が挿入され、補
助板12の面よりノズル開口面115 が僅かに凹んだ状態
で、接着シール材13によって接合されている。
の1例は下記の通りである。 メーカ :東芝シリコーン株式会社 素材 :シリコーン 製品名 :TSE3995 硬化反応 :空気中の湿気 粘度 :30P 硬化後の硬度 :18(JIS A) 使用温度範囲 :−55℃〜200 ℃ このような構成の記録ヘッド1は、図6に示すように、
ホールダ2に接合されて、ホールダ2からインクの供給
を受け、ホールダ2によってキャリッジに保持される。
ホールダ2は、記録ヘッド本体11にインクを供給できる
構造で記録ヘッド本体11の上部を保持し、且つ補助板12
の上部に接合されているホールダA21と、インク中の塵
埃を除去するフィルタ24を備えたホールダB22と、イン
ク供給のためのインクチューブ62が接続されるホールダ
C23とが一体化されて構成されている。ホールダ2の材
料としてはポリカーボネート等のプラスチックが使われ
ている。
子113 にパルス状の電圧が印加されると、圧電素子113
が収縮して、振動板112 がインク加圧室1143側へ変位
し、インク加圧室1143の容積を急激に減少させ、その容
積の減少に対応するインクがインク滴となってノズル11
41から吐出される。このインク滴の吐出を制御すること
によって必要な記録が実行される。
電素子によるインク加圧室の体積変化を利用する加圧方
式の他に、インク流路内にヒータを設けてそのヒータに
パルス電流を流し、インクを急激に加熱気化させる方式
の加圧手段もある。次に、図3によって記録装置を説明
する。
い)を搭載しているキャリッジ3が、2本の平行な軸か
らなる案内レール4に沿って、モータ51やプーリー52や
ベルト53等からなるキャリッジ搬送手段5によって、印
字媒体である記録用紙10の搬送方向に対して垂直方向に
送られ、その間に記録ヘッド1のノズル116 から吐出さ
れるインク滴によって一行ずつの記録が実行される。記
録紙10はプラテン7上をローラ8によって搬送され、記
録紙全体の記録が実行される。キャリッジ3及び記録紙
10の搬送とインク滴の吐出は、図示されていない制御部
からの信号によって制御される。
ーブ62を通ってキャリッジ3に保持されているホールダ
2を介して記録ヘッド1に供給される。吸引兼保護装置
91は、インクタンク61のインクを記録ヘッド1のインク
流路内まで充填したり、途中に滞留している気泡や塵埃
を除去したりするためのインク吸引手段であり、また、
記録装置の休止時に記録ヘッド1のノズル116 の開口面
近くのインクが乾燥するのやノズル116 周辺に塵埃が付
着するのを防止し、且つ記録ヘッド1を保護するための
保護手段でもある。吸引手段として使用する場合には、
記録ヘッド1の補助板12にキャップ911 を密着させた状
態で、図示されていないポンプによって、キャップ911
内を減圧して、ノズル116 からインクを吸引し、インク
チューブ62内や記録ヘッド1のインク流路内にインクを
充填し、気泡等を除去する。保護手段として使用する場
合には、記録ヘッド1の補助板12をキャップ911 に密着
させた状態にして、記録ヘッド1のノズル開口面を覆う
が、減圧はしない。ワイパ92は、インク吸引後に記録ヘ
ッド1のノズル開口面及びその周辺の補助板12の下面に
付着したインクを払拭除去するために使用される。
時、インクタンク61の交換時、印字枚数が所定値に達し
た時、印字不良になった時等に実施される。記録ヘッド
1のインク流路内等に気泡が滞留すると、インク滴を吐
出させるための圧力が気泡に吸収されて、インク滴が小
さくなったりインク滴を吐出しなくなったりして、印字
の不具合を発生する。このような不具合を未然に防止す
るために、気泡の滞留をなくすることが重要なのであ
る。
ド1と吸引兼保護装置91のキャップ911 とが密閉空間を
作ることによって可能となる。したがって、記録ヘッド
1の記録ヘッド本体11と補助板12とが接着シール材13に
よって気密状態に接合されていることが肝要である。従
来技術において採用されている接着シール材13の1例と
しては、前述したように、東芝シリコーン株式会社製の
製品名TSE3995が上げられる。この接着シール材
は、空気中の湿気によって硬化する一液性のシリコーン
樹脂で、シール性と耐インク性とに優れている。
12との接合部のノズル開口面とは反対の側から接着シー
ル材13を供給し、接合部に流入させ、高湿(温度:25
℃、湿度:70%)の雰囲気炉で4時間以上かけて硬化さ
せるという方法である。この雰囲気炉の環境は、通常の
空気中に含まれる水分の2倍程度の水分を含んでいる
が、極端な加湿状態ではない。極端な加湿状態にしない
のは、接合した記録ヘッド1を雰囲気炉から取り出した
際に、記録ヘッド本体11の表面に付着した水分が、圧電
素子113 間の絶縁状態を悪くし、電極間のリーク等の障
害を生ずることを防止するためである。なお、接合部に
接着シール材13を行き渡らせるために、その粘度は30P
としている。
においては、次のような問題点がある。記録ヘッド1の
加圧手段としての圧電素子13から発する駆動音は球面状
に広がる。下方に向かう成分は、記録紙10、プラテン
7、その他の構成部品やケース等によって吸音あるいは
遮音され、上方に向かう成分は、ホールダ2やキャリッ
ジ3等によって吸音あるいは遮音される。しかし、側面
に向かう成分は、補助板12の側壁でしか遮音されない。
従来技術の補助板12は鋳鉄等からなり、比較的大きくて
重く作られている。これに対して、記録装置としては、
記録ヘッド1を含む可動部をできる限り軽量化して、駆
動用のモータ51を小型化し、可動部の走行特性を改善す
ることが要求されている。言い換えれば、従来技術は、
加圧手段としての圧電素子113 の駆動時の振動音を低減
させるために、可動部の軽量化を犠牲にしてきたと言う
ことができる。この発明の課題は、記録装置の可動部の
軽量化と加圧手段駆動時の振動音の低レベル化という2
つの課題を両立させた記録ヘッドを提供することであ
る。
ズルを含むインク流路の一部にインクを加圧するための
加圧手段を有し、加圧手段の駆動によってノズルよりイ
ンク滴を吐出する記録ヘッド本体と、記録ヘッド本体を
外部の衝撃から保護する等のための補助板とが、接着シ
ール材によって接合されて構成されている記録ヘッドに
おいて、接着シール材が、硬化後の硬度が50以下(JI
S A)のシリコーン樹脂であり、加圧手段及びその近
傍の記録ヘッド本体の表面が、厚さ1mm以上の接着シー
ル材で被覆されている(請求項1の発明)。
の近傍の記録ヘッド本体の表面が、硬度50以下で厚さ1
mm以上の接着シール材で被覆されているので、加圧手段
からの振動が接着シール材で減衰され、外部に出る騒音
レベルが低減する。しかも、接着シール材の剛性は極め
て低いから、加圧手段が変形を伴う場合にも、接着シー
ル材がその変形を妨げることはない。
ンクを加圧するための加圧手段を有し、加圧手段の駆動
によってノズルよりインク滴を吐出する記録ヘッド本体
と、記録ヘッド本体を外部の衝撃から保護する等のため
の補助板とが、接着シール材によって接合されて構成さ
れている記録ヘッドにおいて、補助板の材料がプラスチ
ックであり、加圧手段及びその近傍の記録ヘッド本体の
表面とそれに対向する補助板の側壁との距離が、圧電素
子の駆動音レベルが最大となる駆動周波数の音の波長の
〔1/4±1/16〕である(請求項2の発明)。
ッド本体の表面とそれに対向する補助板の側壁との距離
が、駆動音の振動が最大となる駆動周波数の音の波長の
1/4の距離に設定されているので、その周波数の音は
発生源の音と側壁からの反射音との干渉によって消音さ
れる。しかも、この場合には、補助板がプラスチックで
あっても、十分にその効果を発揮することができるの
で、記録ヘッドの重量を大幅に低減させることができ
る。
ンクを加圧するための加圧手段を有し、加圧手段の駆動
によってノズルよりインク滴を吐出する記録ヘッド本体
と、記録ヘッド本体を外部の衝撃から保護する等のため
の補助板とが、接着シール材によって接合されて構成さ
れている記録ヘッドにおいて、接着シール材が、硬化後
の硬度が50以下(JIS A)のシリコーン樹脂であ
り、加圧手段及びその近傍の記録ヘッド本体の表面が、
厚さ1mm以上の接着シール材で被覆されており、補助板
の材料がプラスチックであり、加圧手段等を被覆してい
る部分の外側壁面とそれに対向する補助板の側壁との距
離が、圧電素子の駆動音レベルが最大となる駆動周波数
の音の波長の〔1/4±1/16〕である(請求項3の発
明)。
表面を覆う硬度50以下で厚さ1mm以上の接着シール材の
吸音効果に加えて、加圧手段等を被覆している部分の外
側壁面から補助板の側壁までの距離を、駆動音レベルが
最大となる駆動周波数の音の波長の1/4の距離にする
消音効果によって、加圧手段の駆動に伴う騒音レベルが
更に低減し、補助板の材料がプラスチックであるので、
記録ヘッドの重量が大幅に低減する。
れかにおいて、加圧手段が振動板とその表面に接合され
た圧電素子とで構成されている(請求項4の発明)。こ
の加圧手段は、圧電素子の変形に伴う圧電素子及び振動
板の湾曲によるインク加圧室の体積変化を加圧手段とし
て利用するものであるから、加圧動作そのものが振動動
作である。そのため、その振動源及びその近傍からの振
動音を吸音、消音あるいは吸音及び消音するこの発明
は、この構成の加圧手段からの騒音を低減する手段とし
て特に有効である。
の形態について実施例を用いて説明する。
符号を用いている。
記録ヘッドの第1の実施例の構成を示す断面図である。
同様の記録ヘッド本体11とプラスチックからなり補助壁
122 を有する補助板12a とがシリコーン樹脂からなる接
着シール材13a によって気密に接合されて構成されてい
る。なお、接着シール材13aは、接着シール部だけでは
なく、補助壁122 と記録ヘッド本体11との間にも充填さ
れて、圧電素子113 を含む記録ヘッド本体11の表面を覆
っている。
らインク加圧室1143を経てノズル1141に至るインク流路
114 とインク供給口117 とインク溜め116 とを形成する
ための溝が彫られた流路基板111 と、その溝側の面に接
合された振動板112 と、インク加圧室1143の外側に接合
された圧電素子113 とで構成されている。補助板12a
は、側壁121 の内側に、記録ヘッド本体11の圧電素子11
3 の位置より上までを1mmの距離をおいて囲う厚さ1.5
mmの補助壁122 を有している。
方法は以下の通りである。
央部の挿入孔に挿入して、記録ヘッド本体11のノズル開
口面115 が補助板12a の下面より突出しないように且つ
下向きになるように位置決めセットし、ノズル開口面11
5 とは反対の側(上側)から、接着シール材13a を補助
壁121 と記録ヘッド本体11との間に、少なくとも圧電素
子113 を覆う高さまで供給する。その後、高湿(温度:
25℃、湿度:70%)の雰囲気炉で4時間以上かけて接着
シール材13a を硬化させる。この雰囲気炉の環境は、通
常の空気中に含まれる水分の2倍程度の水分を含んでい
るが、極端な加湿状態ではない。極端な加湿状態にしな
いのは、接合した記録ヘッド1aを雰囲気炉から取り出し
た際に、記録ヘッド本体11の表面に付着した水分が、圧
電素子113 間の絶縁状態を悪くし、電極間のリーク等の
障害を生ずることを防止するためである。なお、接合部
に接着シール材13a を行き渡らせるために、その粘度は
30Pとしている。
ては、従来技術と同じである東芝シリコーン株式会社製
の製品名TSE3995を採用した。この樹脂の選定に
当たっては、接着シール材としての検討項目である、1)
樹脂の流動性、2)副生物の影響、3)シール性等の必要特
性、4)硬化速度、5)耐インク性、6)インクへの影響、7)
耐熱性等に加えて、8)硬化後の硬度についても検討し
た。硬化後の硬度は振動発生源からの振動の吸収に直接
関係する項目であり、厚さ1mmで吸音効果を発揮させる
ためには、硬度50以下(JIS A)であることが必要
条件となる。
化性シリコーン樹脂13a を十分に硬化させるための水蒸
気透過性や吸水性、耐インク性、形状安定性、接着性、
コスト等を考慮して、下記のポリフェニレンエーテル樹
脂を採用した。
ルは、43dBAとなり、補助壁122 を設けない補助板の場
合の49dBAに比べて大幅に騒音レベルを低減させること
ができた。なお、補助壁なしの補助板の側壁から記録ヘ
ッド本体11までの距離は約6mmであり、補助板の幅は約
15mmである。この幅は、「従来の技術」の項で説明した
吸引兼保護装置91のキャップ911 の大きさに対応して決
められる幅である。
側壁まで接着シール材を充填することによっても騒音レ
ベルを低減することはできるが、充填する接着シール材
の量が多くなり、記録ヘッドの重量が重くなる。
て、硬化後の硬度が18(JIS A)であるシリコーン
樹脂を厚さ1mmで記録ヘッド本体11の表面に充填した場
合を説明した。しかし、この発明はその数値のものだけ
に限定されるものではなく、硬化後の硬度が高いものの
場合には、その厚さを厚くすることで同様の効果を期待
することができるし、硬化後の硬度が低いものの場合に
は、薄くしても同様の効果を期待することができる。接
着シール材としての機能を保持できる範囲内で適宜選択
することが可能である。
構成を示す断面図である。
従来技術の記録ヘッド1と同じ構造であるが、圧電素子
113 とこれに対向する補助板12b の側壁121aとの距離及
び圧電素子113 の反対側の記録ヘッド本体11の表面とこ
れに対向する補助板12b の側壁121aとの距離(図2では
Lで示した)を、圧電素子の駆動音レベルが最大となる
駆動周波数の音の波長の1/4としている。
最大となる駆動周波数で記録ヘッドを駆動するとき、イ
ンク吐出特性も最高となるので、その周波数で駆動され
ることが多い。
素子113 駆動時の発生音を、高速フーリェ変換器(FF
Tアナライザ)を用いて調査した結果、周波数5kHzの
成分が最大であることが分かり、周波数5kHzの音を最
も効果的に消音するように、Lを決定し、補助板12b を
作成した。具体的な数値について以下に説明する。
であるので、5℃における周波数5kHzの音の波長の1
/4は、16.7mmとなり、35℃における周波数5kHzの音
の波長の1/4は、17.6mmとなる。
17.2mmとした。
置の騒音レベルは45dBAとなり、従来技術の記録ヘッド
1(第1の実施例の説明における補助壁なしの場合)よ
り騒音レベルを低減させることができた。
大となる駆動周波数の成分の波長の正確に1/4でない
場合にも、干渉によって、その成分は小さくなる。Lの
値が前記波長の1/4±1/16の範囲内であれば、その
周波数の騒音成分を半分以下に低減させる効果を期待す
ることができる。
成分が周波数5kHzで最大であったのは、インク流路の
構成を含めた記録ヘッド本体11の構成材料や寸法等によ
る固有振動数に起因するものであると考えられる。した
がって、記録ヘッド本体の構成や寸法が変われば、当然
ながら、Lの値を見直すことが必要となる。
施例における接着シール材の吸音構造に加えて、補助壁
の外面から補助板の側壁までの距離を消音効果の高い1
7.2mmとしたものである。
の騒音レベルは40dBAとなり、接着シール材の吸音効果
に消音効果が重畳されて、最も騒音レベルを低くするこ
とができた。
113 が片面に接合されている記録ヘッド本体11の場合に
ついて説明したが、流路基板の両面にインク流路をもつ
記録ヘッド本体においても、この発明が全く同様に有効
であることは言うまでもないであろう。
流路の一部にインクを加圧するための加圧手段を有し、
加圧手段の駆動によってノズルよりインク滴を吐出する
記録ヘッド本体と、記録ヘッド本体を外部の衝撃から保
護する等のための補助板とが、接着シール材によって接
合されて構成されている記録ヘッドにおいて、接着シー
ル材が、硬化後の硬度が50以下(JIS A)のシリコ
ーン樹脂であり、加圧手段及びその近傍の記録ヘッド本
体の表面が、厚さ1mm以上の接着シール材で被覆されて
いるので、加圧手段からの振動が接着シール材で減衰さ
れ、外部に出る騒音レベルが低減する。しかも、接着シ
ール材の剛性は極めて低いから、加圧手段が変形を伴う
場合にも、接着シール材がその変形を妨げることはな
い。更に、加圧手段からの振動が接着シール材で減衰さ
れるので、補助板としては、振動の吸収性のよい鋳鉄製
等の重く大きなものから小型軽量なものに置き換えるこ
とが可能となる。したがって、記録装置の可動部を軽量
化でき、且つ加圧手段駆動時の振動音を低レベル化でき
る記録ヘッドを提供することができる(請求項1の発
明)。
ンクを加圧するための加圧手段を有し、加圧手段の駆動
によってノズルよりインク滴を吐出する記録ヘッド本体
と、記録ヘッド本体を外部の衝撃から保護する等のため
の補助板とが、接着シール材によって接合されて構成さ
れている記録ヘッドにおいて、補助板の材料がプラスチ
ックであり、加圧手段及びその近傍の記録ヘッド本体の
表面とそれに対向する補助板の側壁との距離が、圧電素
子の駆動音レベルが最大となる駆動周波数の音の波長の
〔1/4±1/16〕である。
ッド本体の表面とそれに対向する補助板の側壁との距離
が、駆動音の振動が最大となる駆動周波数の音の波長の
1/4の距離に設定されているので、その周波数の音は
発生源の音と側壁からの反射音との干渉によって消音さ
れる。しかも、この場合には、補助板がプラスチックで
あっても、十分にその効果を発揮することができるの
で、記録ヘッドの重量を大幅に低減させることができ
る。したがって、記録装置の可動部を軽量化でき、且つ
圧電素子駆動時の振動音を低レベル化できる記録ヘッド
を提供することができる(請求項2の発明)。
ンクを加圧するための加圧手段を有し、加圧手段の駆動
によってノズルよりインク滴を吐出する記録ヘッド本体
と、記録ヘッド本体を外部の衝撃から保護する等のため
の補助板とが、接着シール材によって接合されて構成さ
れている記録ヘッドにおいて、接着シール材が、硬化後
の硬度が50以下(JIS A)のシリコーン樹脂であ
り、加圧手段及びその近傍の記録ヘッド本体の表面が、
厚さ1mm以上の接着シール材で被覆されており、補助板
の材料がプラスチックであり、加圧手段等を被覆してい
る部分の外側壁面とそれに対向する補助板の側壁との距
離が、圧電素子の駆動音レベルが最大となる駆動周波数
の音の波長の〔1/4±1/16〕である。
表面を覆う硬度50以下で厚さ1mm以上の接着シール材の
吸音効果に加えて、加圧手段等を被覆している部分の外
側壁面から補助板の側壁までの距離を、駆動音レベルが
最大となる駆動周波数の音の波長の1/4の距離にする
消音効果によって、加圧手段の駆動に伴う騒音レベルが
更に低減し、補助板の材料がプラスチックであるので、
記録ヘッドの重量が大幅に低減する。したがって、記録
装置の可動部を軽量化でき、且つ圧電素子駆動時の振動
音をより低レベル化できる記録ヘッドを提供するするこ
とができる(請求項3の発明)。
れかにおいて、加圧手段が振動板とその表面に接合され
た圧電素子とで構成されている。この加圧手段は、圧電
素子の変形に伴う圧電素子及び振動板の湾曲によるイン
ク加圧室の体積変化を加圧手段として利用するものであ
るから、加圧動作そのものが振動動作である。そのた
め、振動源及びその近傍からの振動音を吸音、消音ある
いは吸音及び消音するこの発明は、この構成の加圧手段
からの騒音を低減する手段として特に有効である(請求
項4の発明)。
成を示す断面図
面図
Claims (4)
- 【請求項1】ノズルを含むインク流路の一部にインクを
加圧するための加圧手段を有し、加圧手段の駆動によっ
てノズルよりインク滴を吐出するインクジェット記録ヘ
ッド本体と、インクジェット記録ヘッド本体を外部の衝
撃から保護する等のための補助板とが、接着シール材に
よって接合されて構成されているインクジェット記録ヘ
ッドにおいて、 接着シール材が、硬化後の硬度が50以下(JIS A)
のシリコーン樹脂であり、 加圧手段及びその近傍のインクジェット記録ヘッド本体
の表面が、厚さ1mm以上の接着シール材で被覆されてい
ることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。 - 【請求項2】ノズルを含むインク流路の一部にインクを
加圧するための加圧手段を有し、加圧手段の駆動によっ
てノズルよりインク滴を吐出するインクジェット記録ヘ
ッド本体と、インクジェット記録ヘッド本体を外部の衝
撃から保護する等のための補助板とが、接着シール材に
よって接合されて構成されているインクジェット記録ヘ
ッドにおいて、 補助板の材料がプラスチックであり、 加圧手段及びその近傍のインクジェット記録ヘッド本体
の表面とそれに対向する補助板の側壁との距離が、圧電
素子の駆動音レベルが最大となる駆動周波数の音の波長
の〔1/4±1/16〕であることを特徴とするインクジ
ェット記録ヘッド。 - 【請求項3】ノズルを含むインク流路の一部にインクを
加圧するための加圧手段を有し、加圧手段の駆動によっ
てノズルよりインク滴を吐出するインクジェット記録ヘ
ッド本体と、インクジェット記録ヘッド本体を外部の衝
撃から保護する等のための補助板とが、接着シール材に
よって接合されて構成されているインクジェット記録ヘ
ッドにおいて、 接着シール材が、硬化後の硬度が50以下(JIS A)
のシリコーン樹脂であり、 加圧手段及びその近傍のインクジェット記録ヘッド本体
の表面が、厚さ1mm以上の接着シール材で被覆されてお
り、 補助板の材料がプラスチックであり、 加圧手段等を被覆している部分の外側表面とそれに対向
する補助板の側壁との距離が、圧電素子の駆動音レベル
が最大となる駆動周波数の音の波長の〔1/4±1/1
6〕であることを特徴とするインクジェット記録ヘッ
ド。 - 【請求項4】加圧手段が振動板とその表面に接合された
圧電素子とで構成されていることを特徴とする請求項1
から請求項3のいずれかに記載のインクジェット記録ヘ
ッド。
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2593999A Pending JP2000218784A (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | インクジェット記録ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000218784A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008120859A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-29 | Toyota Motor Corp | シール材の硬化方法および電子機器の組立て方法 |
| CN104875496A (zh) * | 2014-02-27 | 2015-09-02 | 精工爱普生株式会社 | 接合体、接合方法及制造装置、喷墨头单元及其记录装置 |
-
1999
- 1999-02-03 JP JP2593999A patent/JP2000218784A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008120859A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-29 | Toyota Motor Corp | シール材の硬化方法および電子機器の組立て方法 |
| CN104875496A (zh) * | 2014-02-27 | 2015-09-02 | 精工爱普生株式会社 | 接合体、接合方法及制造装置、喷墨头单元及其记录装置 |
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