JP2000218836A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JP2000218836A JP2000218836A JP2166999A JP2166999A JP2000218836A JP 2000218836 A JP2000218836 A JP 2000218836A JP 2166999 A JP2166999 A JP 2166999A JP 2166999 A JP2166999 A JP 2166999A JP 2000218836 A JP2000218836 A JP 2000218836A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 濃淡インク記録時の濃インクドットの滲みに
よる記録画像の粒状性の劣化および淡インクドットの滲
みによる鮮鋭性の劣化を改善する。 【解決手段】 同系色の濃淡インクで画像を記録する際
に、記録走査の上流側から下流側に向けて、インク記録
濃度の低い記録ヘッドからインク記録濃度の高い記録ヘ
ッドを配置し、片方向印字モードで、インク記録濃度の
高いインクから順に記録媒体上にインク滴を記録し、淡
インク記録ヘッドからの1ドット当りのインク吐出量を
濃インク記録ヘッドよりも少なくなるように制御する。
よる記録画像の粒状性の劣化および淡インクドットの滲
みによる鮮鋭性の劣化を改善する。 【解決手段】 同系色の濃淡インクで画像を記録する際
に、記録走査の上流側から下流側に向けて、インク記録
濃度の低い記録ヘッドからインク記録濃度の高い記録ヘ
ッドを配置し、片方向印字モードで、インク記録濃度の
高いインクから順に記録媒体上にインク滴を記録し、淡
インク記録ヘッドからの1ドット当りのインク吐出量を
濃インク記録ヘッドよりも少なくなるように制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高画質なカラー画像
が得られるカラー画像のインクジェット記録装置に関す
るものである。
が得られるカラー画像のインクジェット記録装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、インクの小
滴を飛翔させ、紙等の記録媒体にインクを付着させて記
録を行うものである。特に、特公昭61−59911号
公報、特公昭61−59912号公報、特公昭61−5
9914号公報において開示された、吐出エネルギー供
給手段として電気熱変換体を用い、熱エネルギーをイン
クに与えて気泡を発生させることにより液滴を吐出させ
る方式のインクジェット記録方法によれば、記録ヘッド
の高密度マルチオリフィス化を容易に実現することが出
来、高解像度及び高品位の画像を高速で記録することが
出来る。
滴を飛翔させ、紙等の記録媒体にインクを付着させて記
録を行うものである。特に、特公昭61−59911号
公報、特公昭61−59912号公報、特公昭61−5
9914号公報において開示された、吐出エネルギー供
給手段として電気熱変換体を用い、熱エネルギーをイン
クに与えて気泡を発生させることにより液滴を吐出させ
る方式のインクジェット記録方法によれば、記録ヘッド
の高密度マルチオリフィス化を容易に実現することが出
来、高解像度及び高品位の画像を高速で記録することが
出来る。
【0003】そして、このようなインクジェット記録ヘ
ッドを複数ヘッド設け、それぞれの記録ヘッドに例えば
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色の異なる
色の記録インクを供給し、各記録ヘッドからインク滴を
吐出させ記録媒体上へ付着、記録する事により、フルカ
ラー画像の記録が可能となる。
ッドを複数ヘッド設け、それぞれの記録ヘッドに例えば
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色の異なる
色の記録インクを供給し、各記録ヘッドからインク滴を
吐出させ記録媒体上へ付着、記録する事により、フルカ
ラー画像の記録が可能となる。
【0004】近年、インクジェット記録方法によるフル
カラー画像記録装置が数多く製品化され、記録画像品位
も写真画質に迫る高品位な画質の再現性への要求がより
高くなってきている。
カラー画像記録装置が数多く製品化され、記録画像品位
も写真画質に迫る高品位な画質の再現性への要求がより
高くなってきている。
【0005】このような高品位な記録画像を記録する為
に、上述したような4色の記録インクに加え、記録イン
クへの溶解染料量を少なくした、記録濃度を低くした記
録インクを用意し、上述した4色の記録インク用の記録
ヘッドに加えこの記録濃度の低いインクを吐出させる為
の記録ヘッドを追加して設け、記録濃度の高いインク
(濃インク)と記録濃度の低いインク(淡インク)で画
像を記録する事により、記録濃度階調性に優れた、高品
位な画像を記録できる記録方法として、特開昭58−2
01864号公報等がこれまで提案されている。
に、上述したような4色の記録インクに加え、記録イン
クへの溶解染料量を少なくした、記録濃度を低くした記
録インクを用意し、上述した4色の記録インク用の記録
ヘッドに加えこの記録濃度の低いインクを吐出させる為
の記録ヘッドを追加して設け、記録濃度の高いインク
(濃インク)と記録濃度の低いインク(淡インク)で画
像を記録する事により、記録濃度階調性に優れた、高品
位な画像を記録できる記録方法として、特開昭58−2
01864号公報等がこれまで提案されている。
【0006】そして、このような濃淡インクを用いて、
シリアルスキャン方式で記録媒体上に画像を記録する際
に、シリアルスキャンの往方向記録時と復方向記録時の
濃インクと淡インクの記録用紙上での発色性の違いによ
る色ムラの防止方法が特開平06−312517号公報
に提案されている。
シリアルスキャン方式で記録媒体上に画像を記録する際
に、シリアルスキャンの往方向記録時と復方向記録時の
濃インクと淡インクの記録用紙上での発色性の違いによ
る色ムラの防止方法が特開平06−312517号公報
に提案されている。
【0007】図11は、濃淡インクとして、シアン
(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック
(Bk)の4色の記録インクに加え、各色の記録インク
中の染料濃度を低くした記録インクを設け、計8色の記
録インクにより画像を記録する場合の記録ヘッドユニッ
ト3の構成を示したモデル図で、8色の濃淡インク用に
8個の記録ヘッド2TY,2NY,2TM,2NM,2TC,
2NC,2TK,2NKを搭載した記録ヘッドユニット3を図
中矢印A方向に走査移動させて記録媒体上に画像を記録
するようにしている。
(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック
(Bk)の4色の記録インクに加え、各色の記録インク
中の染料濃度を低くした記録インクを設け、計8色の記
録インクにより画像を記録する場合の記録ヘッドユニッ
ト3の構成を示したモデル図で、8色の濃淡インク用に
8個の記録ヘッド2TY,2NY,2TM,2NM,2TC,
2NC,2TK,2NKを搭載した記録ヘッドユニット3を図
中矢印A方向に走査移動させて記録媒体上に画像を記録
するようにしている。
【0008】ここで、記録媒体としては、通常、紙を基
材として、表面にCaCO3 やMgCO3 、SiO2 等
の塗工層をインク吸収層としてコーティングした専用コ
ート紙やアルミナベーマイトからなる多孔質インク吸収
層をコーティングしたコート紙や、ポリビニルアルコー
ル(PVA)等の吸水性樹脂をコーティングしたコート
紙が用いられているが、近年、カラー画像記録の低ラン
ニングコスト化の必要性が高くなってきており、普通紙
も記録媒体として用いられるようになってきている。そ
して、上述したような各種の記録媒体はその種類によ
り、記録インクの吸収特性が異なり、従って、記録ヘッ
ド2により、同じようにインク滴を吐出させて画像を記
録した場合でも、記録媒体の種類によって、画像記録特
性が異なってしまう。
材として、表面にCaCO3 やMgCO3 、SiO2 等
の塗工層をインク吸収層としてコーティングした専用コ
ート紙やアルミナベーマイトからなる多孔質インク吸収
層をコーティングしたコート紙や、ポリビニルアルコー
ル(PVA)等の吸水性樹脂をコーティングしたコート
紙が用いられているが、近年、カラー画像記録の低ラン
ニングコスト化の必要性が高くなってきており、普通紙
も記録媒体として用いられるようになってきている。そ
して、上述したような各種の記録媒体はその種類によ
り、記録インクの吸収特性が異なり、従って、記録ヘッ
ド2により、同じようにインク滴を吐出させて画像を記
録した場合でも、記録媒体の種類によって、画像記録特
性が異なってしまう。
【0009】そこで、従来においては、記録媒体の種類
に応じて、記録ヘッド2の各記録素子の駆動条件を切換
えて制御をしたり、記録ヘッドの記録走査回数を切換え
るマルチスキャン記録の走査回数を切換えて制御した
り、入力画像データに対してマスキング処理等の演算処
理を行う事により、記録媒体上に記録するインク滴量を
制御して、各記録媒体で同様な記録画像を得る事ができ
るようにしている。
に応じて、記録ヘッド2の各記録素子の駆動条件を切換
えて制御をしたり、記録ヘッドの記録走査回数を切換え
るマルチスキャン記録の走査回数を切換えて制御した
り、入力画像データに対してマスキング処理等の演算処
理を行う事により、記録媒体上に記録するインク滴量を
制御して、各記録媒体で同様な記録画像を得る事ができ
るようにしている。
【0010】ところで、上述したように、濃淡インクに
より記録媒体上に画像を記録する場合、図11に示した
ように、C,M,Y,Bkの各色に対して濃淡インクを
採用して画像を記録すると、C,M,Y,Bk色の4色
の記録インクで画像を記録する場合に比べ、記録媒体上
に付着・記録される記録インク滴の総量が著しく多くな
ってしまう。
より記録媒体上に画像を記録する場合、図11に示した
ように、C,M,Y,Bkの各色に対して濃淡インクを
採用して画像を記録すると、C,M,Y,Bk色の4色
の記録インクで画像を記録する場合に比べ、記録媒体上
に付着・記録される記録インク滴の総量が著しく多くな
ってしまう。
【0011】そこで従来においては、濃淡インクで画像
を記録する記録媒体には、表面に塗工するコーティング
層をより厚くしてインク吸収容量を増加させた記録媒体
を採用するようにした。
を記録する記録媒体には、表面に塗工するコーティング
層をより厚くしてインク吸収容量を増加させた記録媒体
を採用するようにした。
【0012】しかし、このようにコーティング層の厚い
コート紙は、コストが高くなってしまう事から、コーテ
ィング層が比較的薄い、コストの安いコート紙上への濃
淡インクによる高品位画像記録の要望がある。
コート紙は、コストが高くなってしまう事から、コーテ
ィング層が比較的薄い、コストの安いコート紙上への濃
淡インクによる高品位画像記録の要望がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように濃淡インクで画像を記録する際に記録媒体上へ
記録される記録インク滴の総量が多くなってしまう事か
ら、記録媒体のインク吸収性が不十分な場合、図12に
示したような問題が発生する。つまり、図12(a)に
示したように、記録媒体上に、濃シアンインク記録ヘッ
ド2NCにより濃インクの記録インク滴を記録した時に、
記録媒体上に形成される記録ドットの記録ドット径dNC
に対して、図12(b)に示したように、記録媒体上に
先に淡ブラックインク記録ヘッド2TKにより淡ブラック
の記録インク滴が記録されて、記録ドット径d′TBk の
記録ドットが記録媒体上に形成された後、この淡ブラッ
クインク記録ドット上に濃シアンの記録インク滴が記録
されると、後から記録された濃シアンインクが記録媒体
上で面積方向に滲んで広がってしまい、濃シアンインク
滴の記録ドット径d′NCが大きくなってしまい、(dNC
<d′NC)、濃シアンインク記録ドットによる記録画像
の粒状性の劣化という問題が発生し、記録画像の画像品
位が劣化してしまうという問題が発生していた。
たように濃淡インクで画像を記録する際に記録媒体上へ
記録される記録インク滴の総量が多くなってしまう事か
ら、記録媒体のインク吸収性が不十分な場合、図12に
示したような問題が発生する。つまり、図12(a)に
示したように、記録媒体上に、濃シアンインク記録ヘッ
ド2NCにより濃インクの記録インク滴を記録した時に、
記録媒体上に形成される記録ドットの記録ドット径dNC
に対して、図12(b)に示したように、記録媒体上に
先に淡ブラックインク記録ヘッド2TKにより淡ブラック
の記録インク滴が記録されて、記録ドット径d′TBk の
記録ドットが記録媒体上に形成された後、この淡ブラッ
クインク記録ドット上に濃シアンの記録インク滴が記録
されると、後から記録された濃シアンインクが記録媒体
上で面積方向に滲んで広がってしまい、濃シアンインク
滴の記録ドット径d′NCが大きくなってしまい、(dNC
<d′NC)、濃シアンインク記録ドットによる記録画像
の粒状性の劣化という問題が発生し、記録画像の画像品
位が劣化してしまうという問題が発生していた。
【0014】そこで、本発明の目的は、濃淡インクによ
り記録媒体上に画像を記録する際に、濃インクによる記
録ドットの滲みによる記録画像の粒状性の劣化を軽減で
きるインクジェット記録装置を提供する事にある。
り記録媒体上に画像を記録する際に、濃インクによる記
録ドットの滲みによる記録画像の粒状性の劣化を軽減で
きるインクジェット記録装置を提供する事にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、インク濃度の
異なる複数のインクを吐出可能な記録ヘッドを用いて、
記録ヘッドを記録媒体上に相対的に走査させながら、記
録ヘッドから記録媒体上にインクを吐出して画像を記録
するインクジェット記録方法において、インク濃度の異
なる各記録ヘッドにより、記録媒体上にインクを記録す
る際に、記録濃度の高いインクから順に記録媒体上にイ
ンク滴を記録するようにし、各記録ヘッドからの1回の
吐出当たりのインク吐出量を制御して画像を記録するイ
ンクジェット記録装置であることを特徴としている。
異なる複数のインクを吐出可能な記録ヘッドを用いて、
記録ヘッドを記録媒体上に相対的に走査させながら、記
録ヘッドから記録媒体上にインクを吐出して画像を記録
するインクジェット記録方法において、インク濃度の異
なる各記録ヘッドにより、記録媒体上にインクを記録す
る際に、記録濃度の高いインクから順に記録媒体上にイ
ンク滴を記録するようにし、各記録ヘッドからの1回の
吐出当たりのインク吐出量を制御して画像を記録するイ
ンクジェット記録装置であることを特徴としている。
【0016】さらに、本発明は、インク濃度の異なる記
録ヘッドにより、記録媒体上にインクを記録する際に、
記録濃度の高いインクから順に記録媒体上にインク滴を
記録する為に、記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に
移動して画像記録動作を行う際の走査方向の上流側方向
から下流側方向に向けて、インク記録濃度の低い記録ヘ
ッドからインク記録濃度の高い記録ヘッドを配置し、記
録ヘッドと記録媒体を相対移動させて画像を記録するこ
とを特徴としている。
録ヘッドにより、記録媒体上にインクを記録する際に、
記録濃度の高いインクから順に記録媒体上にインク滴を
記録する為に、記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に
移動して画像記録動作を行う際の走査方向の上流側方向
から下流側方向に向けて、インク記録濃度の低い記録ヘ
ッドからインク記録濃度の高い記録ヘッドを配置し、記
録ヘッドと記録媒体を相対移動させて画像を記録するこ
とを特徴としている。
【0017】本発明によれば、濃淡インクにより記録媒
体上に画像を記録する際に、インク吸収性の悪い記録媒
体に対しても、濃インクによる記録ドットの滲みによる
記録画像の粒状性の劣化を軽減する事が可能となり、記
録媒体のインク吸収性の違いによらず、高品位な画像記
録を維持することができるようになる。
体上に画像を記録する際に、インク吸収性の悪い記録媒
体に対しても、濃インクによる記録ドットの滲みによる
記録画像の粒状性の劣化を軽減する事が可能となり、記
録媒体のインク吸収性の違いによらず、高品位な画像記
録を維持することができるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
施形態を詳細に説明する。
【0019】(実施例1)図1は、本発明に適用可能な
インクジェット記録装置の斜視図を示す。記録装置10
0の給紙位置に挿入された被記録材6は、送りローラ9
によって記録ヘッドユニット3の記録可能領域へ搬送さ
れる。記録ヘッドユニット3は濃インクのBk,C,
M,Y及び淡インクのBk,C,M,Y各色のインクジ
ェット吐出部から構成されている。ここで、吐出部と
は、同一ヘッドの一部でも、また、異なるヘッドでもよ
い。
インクジェット記録装置の斜視図を示す。記録装置10
0の給紙位置に挿入された被記録材6は、送りローラ9
によって記録ヘッドユニット3の記録可能領域へ搬送さ
れる。記録ヘッドユニット3は濃インクのBk,C,
M,Y及び淡インクのBk,C,M,Y各色のインクジ
ェット吐出部から構成されている。ここで、吐出部と
は、同一ヘッドの一部でも、また、異なるヘッドでもよ
い。
【0020】記録可能領域における被記録材の下部に
は、金属製のプラテン8が設けられる。キャリッジ1
は、2つのガイド軸4と5によって定められた方向に移
動可能な構成となっており、記録領域を往復走査する。
キャリッジ1には、8色のインクを供給するインクタン
クとそれらのインクを吐出する記録ヘッドとを含む記録
ヘッドユニット3が搭載されている。本実施例のインク
ジェット記録装置に設けられる8種の有色のインクは、
濃インクと淡インクのブラック(Bk),シアン
(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)である。7は
スイッチ群と表示パネル群であり、各種記録モードの設
定をしたり、記録装置の状態を表示したりする。
は、金属製のプラテン8が設けられる。キャリッジ1
は、2つのガイド軸4と5によって定められた方向に移
動可能な構成となっており、記録領域を往復走査する。
キャリッジ1には、8色のインクを供給するインクタン
クとそれらのインクを吐出する記録ヘッドとを含む記録
ヘッドユニット3が搭載されている。本実施例のインク
ジェット記録装置に設けられる8種の有色のインクは、
濃インクと淡インクのブラック(Bk),シアン
(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)である。7は
スイッチ群と表示パネル群であり、各種記録モードの設
定をしたり、記録装置の状態を表示したりする。
【0021】本実施例のインクジェット記録装置は、吐
出口に対応して電気・熱変換体を配置し、記録情報に対
応する駆動信号を電気・熱変換体に印加してノズルから
インクを吐出させる記録方式を採用するものである。
出口に対応して電気・熱変換体を配置し、記録情報に対
応する駆動信号を電気・熱変換体に印加してノズルから
インクを吐出させる記録方式を採用するものである。
【0022】図2は、本発明を適応可能な記録ヘッドの
拡大断面図である。記録ヘッド2の電気・熱変換体であ
る発熱体30は、全ての吐出口23に対してそれぞれ独
立に発熱可能な構成で配置されている。発熱体30の発
熱により急速に加熱された発熱体付近のインクは膜沸騰
により気泡を形成し、この気泡生成の圧力によりインク
滴35が被記録材31に向かって吐出し、被記録材上に
文字や画像を形成する。
拡大断面図である。記録ヘッド2の電気・熱変換体であ
る発熱体30は、全ての吐出口23に対してそれぞれ独
立に発熱可能な構成で配置されている。発熱体30の発
熱により急速に加熱された発熱体付近のインクは膜沸騰
により気泡を形成し、この気泡生成の圧力によりインク
滴35が被記録材31に向かって吐出し、被記録材上に
文字や画像を形成する。
【0023】記録ヘッドユニット3には、濃インクのB
k,C,M,Y、淡インクのBk,C,M,Yに対応し
た記録ヘッドが搭載され、各記録ヘッドの吐出口間に
は、計8色のインクのそれぞれに対応した複数の吐出口
23があり、各色の吐出口の数はそれぞれ64個であ
る。各色64個ある吐出口の間隔は、ピッチが約70μ
mである360dpiの密度で直線状に配置している。
また各色の吐出口列は、Bk,C,M,Yの順に記録さ
れるように配列されている。この時、吐出される各有色
のインク滴の体積は約40ngである。
k,C,M,Y、淡インクのBk,C,M,Yに対応し
た記録ヘッドが搭載され、各記録ヘッドの吐出口間に
は、計8色のインクのそれぞれに対応した複数の吐出口
23があり、各色の吐出口の数はそれぞれ64個であ
る。各色64個ある吐出口の間隔は、ピッチが約70μ
mである360dpiの密度で直線状に配置している。
また各色の吐出口列は、Bk,C,M,Yの順に記録さ
れるように配列されている。この時、吐出される各有色
のインク滴の体積は約40ngである。
【0024】吐出口23の各々には、吐出口に連通する
インク液路が設けられており、インク液路が配置される
部位の後方にはこれら液路にインクを供給するための共
通液室32が設けられる。吐出口の各々に対応するイン
ク液路には、これら吐出口からインク滴を吐出するため
に利用されるエネルギーを発生する電気・熱変換体であ
る発熱体30やこれらに電力を供給するための電極配線
が設けられている。これら、発熱体30や電極配線は、
シリコン等からなる基板33上に成膜技術によって形成
される。発熱体30の上にはインクと発熱体が直接接触
しないように保護膜36が形成されている。さらに、こ
の基板上に樹脂やガラス材よりなる隔壁34を積層する
ことによって上記吐出口、インク液路、共通液室等が構
成される。
インク液路が設けられており、インク液路が配置される
部位の後方にはこれら液路にインクを供給するための共
通液室32が設けられる。吐出口の各々に対応するイン
ク液路には、これら吐出口からインク滴を吐出するため
に利用されるエネルギーを発生する電気・熱変換体であ
る発熱体30やこれらに電力を供給するための電極配線
が設けられている。これら、発熱体30や電極配線は、
シリコン等からなる基板33上に成膜技術によって形成
される。発熱体30の上にはインクと発熱体が直接接触
しないように保護膜36が形成されている。さらに、こ
の基板上に樹脂やガラス材よりなる隔壁34を積層する
ことによって上記吐出口、インク液路、共通液室等が構
成される。
【0025】このように、電気・熱変換体を使用した記
録方式は、インク滴吐出時に熱エネルギー印加により形
成される気泡を使用しているため、通称バブルジェット
記録方式と呼ばれている。
録方式は、インク滴吐出時に熱エネルギー印加により形
成される気泡を使用しているため、通称バブルジェット
記録方式と呼ばれている。
【0026】図3は、本発明を適用可能なインクジェッ
ト記録装置のブロック図である。ホストコンピュータか
ら、記録すべき文字や画像データ(以下画像データとい
う)が記録装置の受信バッファ401に入力される。ま
た、正しくデータが転送されているかどうかを確認する
データや、記録装置の動作状態を知らせるデータが記録
装置からホストコンピュータに帰される。受信バッファ
401のデータはCPU402の管理のもとで、メモリ
部403に転送されRAM(ランダムアクセスメモリ)
に一次的に記憶される。メカコントロール部404は、
CPU403からの指令によりキャリッジモータやライ
ンフィードモータ等のメカ部405を駆動する。センサ
/SWコントロール部406は、各種センサやSW(ス
イッチ)からなるセンサ/SW部407からの信号をC
PU402に送る。表示素子コントロール部408は、
CPUからの指令により表示パネル群のLED等の表示
素子部を制御する。ヘッドコントロール部410はCP
Uからの指令により記録ヘッド411を制御する。ま
た、プリントヘッド411の状態を示す温度情報等をセ
ンスしCPU402に伝える。
ト記録装置のブロック図である。ホストコンピュータか
ら、記録すべき文字や画像データ(以下画像データとい
う)が記録装置の受信バッファ401に入力される。ま
た、正しくデータが転送されているかどうかを確認する
データや、記録装置の動作状態を知らせるデータが記録
装置からホストコンピュータに帰される。受信バッファ
401のデータはCPU402の管理のもとで、メモリ
部403に転送されRAM(ランダムアクセスメモリ)
に一次的に記憶される。メカコントロール部404は、
CPU403からの指令によりキャリッジモータやライ
ンフィードモータ等のメカ部405を駆動する。センサ
/SWコントロール部406は、各種センサやSW(ス
イッチ)からなるセンサ/SW部407からの信号をC
PU402に送る。表示素子コントロール部408は、
CPUからの指令により表示パネル群のLED等の表示
素子部を制御する。ヘッドコントロール部410はCP
Uからの指令により記録ヘッド411を制御する。ま
た、プリントヘッド411の状態を示す温度情報等をセ
ンスしCPU402に伝える。
【0027】また、ここで使用した濃インクのBk,
C,M,Y、淡インクのBk,C,M,Yは以下のよう
な組成のものを使用している(表1:濃インク組成、表
2:淡インク組成)。
C,M,Y、淡インクのBk,C,M,Yは以下のよう
な組成のものを使用している(表1:濃インク組成、表
2:淡インク組成)。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】図4は、インク染料濃度の異なる濃淡イン
クを用いて記録媒体上に画像を記録する場合の記録ヘッ
ドパターンの例を示したもので、2×2のマトリックス
の中に淡インクドットと濃インクドットの記録ドットを
記録する事で、各色9階調の階調を再現できるようにし
ている。この記録ヘッドパターンは、ハイライト画像領
域部から中間濃度画像領域部を再現する為の淡インクド
ットパターングループ(I)、(ドットパターン(a)
〜(d))と、中間濃度画像領域部から高濃度画像領域
部を再現する為の濃インク+淡インクドットパターング
ループ(II)(ドットパターン(e)〜(h))から
構成されるが、図からもわかるようにドットパターン
(d)〜(h)のドットパターンでは2×2の全ての画
素に記録インク滴が記録されてしまう。従って、図11
に示したような記録ヘッド構成で画像を記録すると、記
録媒体上への各色の濃淡記録インクの記録順序が濃Bk
インク→淡Bkインク→濃Cインク→淡Cインク→濃M
インク→淡Mインク→濃Yインク→淡Yインクとなり、
濃Cインク,濃Mインク,濃Yインクの記録インク滴が
記録される前に、淡Bkインク,淡Cインク,淡Mイン
クが記録されてしまい、前述したように、後から記録さ
れる濃インクとして、シアン,マゼンタ,イエローの各
色の濃インクの記録ドットが滲み易くなってしまう。特
に中間濃度画像領域で、淡Bkインクのドットパターン
が(d)のドットパターンで記録された後に、次に記録
される濃Cインクのドットパターンが(e)のドットパ
ターンで記録された場合のように、先淡インクのドット
パターンで記録媒体上の全画素に淡インクドットが記録
された後に、濃インクのインク滴が記録される場合に
は、後から記録された濃インクドットの滲みによる粒状
性の劣化の程度がより顕著となってしまう。
クを用いて記録媒体上に画像を記録する場合の記録ヘッ
ドパターンの例を示したもので、2×2のマトリックス
の中に淡インクドットと濃インクドットの記録ドットを
記録する事で、各色9階調の階調を再現できるようにし
ている。この記録ヘッドパターンは、ハイライト画像領
域部から中間濃度画像領域部を再現する為の淡インクド
ットパターングループ(I)、(ドットパターン(a)
〜(d))と、中間濃度画像領域部から高濃度画像領域
部を再現する為の濃インク+淡インクドットパターング
ループ(II)(ドットパターン(e)〜(h))から
構成されるが、図からもわかるようにドットパターン
(d)〜(h)のドットパターンでは2×2の全ての画
素に記録インク滴が記録されてしまう。従って、図11
に示したような記録ヘッド構成で画像を記録すると、記
録媒体上への各色の濃淡記録インクの記録順序が濃Bk
インク→淡Bkインク→濃Cインク→淡Cインク→濃M
インク→淡Mインク→濃Yインク→淡Yインクとなり、
濃Cインク,濃Mインク,濃Yインクの記録インク滴が
記録される前に、淡Bkインク,淡Cインク,淡Mイン
クが記録されてしまい、前述したように、後から記録さ
れる濃インクとして、シアン,マゼンタ,イエローの各
色の濃インクの記録ドットが滲み易くなってしまう。特
に中間濃度画像領域で、淡Bkインクのドットパターン
が(d)のドットパターンで記録された後に、次に記録
される濃Cインクのドットパターンが(e)のドットパ
ターンで記録された場合のように、先淡インクのドット
パターンで記録媒体上の全画素に淡インクドットが記録
された後に、濃インクのインク滴が記録される場合に
は、後から記録された濃インクドットの滲みによる粒状
性の劣化の程度がより顕著となってしまう。
【0031】そこで、本実施例においては、図5に示し
たように、インク染料濃度の異なる濃淡インクを用いて
記録媒体上に画像を記録する場合に、常にインク記録濃
度の高いインクから順に記録媒体上にインク滴を記録し
て画像を記録するようにしている。
たように、インク染料濃度の異なる濃淡インクを用いて
記録媒体上に画像を記録する場合に、常にインク記録濃
度の高いインクから順に記録媒体上にインク滴を記録し
て画像を記録するようにしている。
【0032】つまり、本実施例では、濃インクと淡イン
クの各色のインク染料濃度は、表1,表2に示したよう
に、高い方から順に、濃Bk→濃C=濃M→濃Y→淡B
k→淡C→淡M→淡Yであり、各インクによる記録濃度
も表3に示したように、濃Bk→濃C=濃M→濃Y→淡
Bk→淡C=淡M→淡Yとなっている事から、記録ヘッ
ドユニット3を矢印A方向に走査して記録媒体上に画像
を記録する際の記録ヘッド2の配列を、走査方向の上流
側方向から下流側方向に向けて、インク染料濃度の低い
記録ヘッドからインク染料濃度の高い記録ヘッドとなる
ように配置し(淡Yヘッド2TY→淡Mヘッド2TM→淡C
ヘッド2TC→淡Bkヘッド2TK→濃Yヘッド2NY→濃M
ヘッド2NM→濃Cヘッド2NC→濃Bkヘッド2NK)、記
録媒体6上に記録インク滴を記録する際に、記録ヘッド
ユニット3を矢印A方向に走査して1パス片方向印字モ
ードで画像を記録し、記録媒体6上に濃Bkインク→濃
Cインク→濃Mインク→濃Yインク→淡Bkインク→淡
Cインク→淡Mインク→淡Yインクの順に、記録インク
滴を記録するようにしている。
クの各色のインク染料濃度は、表1,表2に示したよう
に、高い方から順に、濃Bk→濃C=濃M→濃Y→淡B
k→淡C→淡M→淡Yであり、各インクによる記録濃度
も表3に示したように、濃Bk→濃C=濃M→濃Y→淡
Bk→淡C=淡M→淡Yとなっている事から、記録ヘッ
ドユニット3を矢印A方向に走査して記録媒体上に画像
を記録する際の記録ヘッド2の配列を、走査方向の上流
側方向から下流側方向に向けて、インク染料濃度の低い
記録ヘッドからインク染料濃度の高い記録ヘッドとなる
ように配置し(淡Yヘッド2TY→淡Mヘッド2TM→淡C
ヘッド2TC→淡Bkヘッド2TK→濃Yヘッド2NY→濃M
ヘッド2NM→濃Cヘッド2NC→濃Bkヘッド2NK)、記
録媒体6上に記録インク滴を記録する際に、記録ヘッド
ユニット3を矢印A方向に走査して1パス片方向印字モ
ードで画像を記録し、記録媒体6上に濃Bkインク→濃
Cインク→濃Mインク→濃Yインク→淡Bkインク→淡
Cインク→淡Mインク→淡Yインクの順に、記録インク
滴を記録するようにしている。
【0033】そして、さらに本実施例では、各記録ヘッ
ドによる記録媒体上への画像記録動作時に濃インク用記
録ヘッドと淡インク用記録ヘッドとでヘッド設定温度を
異なる温度に設定して各記録ヘッドのインク吐出量を制
御して画像を記録するようにしている。
ドによる記録媒体上への画像記録動作時に濃インク用記
録ヘッドと淡インク用記録ヘッドとでヘッド設定温度を
異なる温度に設定して各記録ヘッドのインク吐出量を制
御して画像を記録するようにしている。
【0034】つまり、上述したように、記録媒体6上に
染料濃度の異なる複数の記録インク滴を記録する際に、
先にインク記録濃度の高い記録ヘッドにより記録を行
い、その後に
染料濃度の異なる複数の記録インク滴を記録する際に、
先にインク記録濃度の高い記録ヘッドにより記録を行
い、その後に
【0035】
【表3】 インク記録濃度の低い記録ヘッドに記録を行う事によ
り、インク記録濃度の高い濃インクの滲みが軽減され、
濃インクドットの粒状性の劣化が軽減されるが、淡イン
クドットの方はやはり滲みが発生し、淡インクドットの
ドット径が大きくなってしまい、結果として若干画像が
ボケたような、鮮鋭性のない記録画像になってしまうこ
とがある。
り、インク記録濃度の高い濃インクの滲みが軽減され、
濃インクドットの粒状性の劣化が軽減されるが、淡イン
クドットの方はやはり滲みが発生し、淡インクドットの
ドット径が大きくなってしまい、結果として若干画像が
ボケたような、鮮鋭性のない記録画像になってしまうこ
とがある。
【0036】そこで本実施例では図6に示したように、
淡インク用記録ヘッドの設定温度TT を濃インク用記録
ヘッドの設定温度TN よりも低く設定し(TT <T
N )、淡インク用記録ヘッドからの1ドット当りのイン
ク吐出量VT (pl/dot)を濃インク用記録ヘッド
からの1ドット当りのインク吐出量VN (pl/do
t)よりも少なくなるように設定するようにしている。
淡インク用記録ヘッドの設定温度TT を濃インク用記録
ヘッドの設定温度TN よりも低く設定し(TT <T
N )、淡インク用記録ヘッドからの1ドット当りのイン
ク吐出量VT (pl/dot)を濃インク用記録ヘッド
からの1ドット当りのインク吐出量VN (pl/do
t)よりも少なくなるように設定するようにしている。
【0037】そして、本実施例のように、インク染料濃
度の高い記録インクから先に記録媒体上に記録インク滴
を記録し、さらに、淡インク用記録ヘッドの設定温度を
濃インク用記録ヘッドの設定温度より低く設定し、淡イ
ンク用記録ヘッドからの1ドット当りのインク吐出量を
濃インク用記録ヘッドからの1ドット当りのインク吐出
量よりも少なくする事により、図7(a)(b)に示し
たように、記録媒体上に濃シアンインク記録ヘッド2NC
から濃シアンインクの記録インク滴を記録した時に、記
録媒体上に形成される記録ドットのドット径dNCに対し
て、記録媒体上に先に濃シアンインク記録ヘッド2NCに
より濃シアンの記録インク滴が記録され、ドット径dNC
の記録ドットが記録媒体上に形成された後、この濃シア
ン記録ドット上に淡ブラックの記録インク滴が記録され
た時にインク滴が滲んで形成された濃シアンインクの記
録ドット径DNCはほぼ同等となり(dNC 〜DNC)、後か
ら記録された淡ブラックインクの記録ドットの方が滲ん
でドット径が大きくなる程度を軽減でき(DNC<
DKT)、結果として、濃インクドットの滲みによる記録
画像の粒状性の劣化を軽減できると同時に、淡インクド
ットの滲みによる記録画像の鮮鋭性の劣化も軽減できる
ようになる。
度の高い記録インクから先に記録媒体上に記録インク滴
を記録し、さらに、淡インク用記録ヘッドの設定温度を
濃インク用記録ヘッドの設定温度より低く設定し、淡イ
ンク用記録ヘッドからの1ドット当りのインク吐出量を
濃インク用記録ヘッドからの1ドット当りのインク吐出
量よりも少なくする事により、図7(a)(b)に示し
たように、記録媒体上に濃シアンインク記録ヘッド2NC
から濃シアンインクの記録インク滴を記録した時に、記
録媒体上に形成される記録ドットのドット径dNCに対し
て、記録媒体上に先に濃シアンインク記録ヘッド2NCに
より濃シアンの記録インク滴が記録され、ドット径dNC
の記録ドットが記録媒体上に形成された後、この濃シア
ン記録ドット上に淡ブラックの記録インク滴が記録され
た時にインク滴が滲んで形成された濃シアンインクの記
録ドット径DNCはほぼ同等となり(dNC 〜DNC)、後か
ら記録された淡ブラックインクの記録ドットの方が滲ん
でドット径が大きくなる程度を軽減でき(DNC<
DKT)、結果として、濃インクドットの滲みによる記録
画像の粒状性の劣化を軽減できると同時に、淡インクド
ットの滲みによる記録画像の鮮鋭性の劣化も軽減できる
ようになる。
【0038】図8は、記録ヘッドユニット3を矢印A方
向に、1回の走査で記録を行う場合(1パス記録モー
ド)の動きを説明する為の図で、記録ヘッドユニット3
を記録開始ポジションから矢印A方向に走査する際に各
記録ヘッドから記録インク滴を吐出して記録媒体6上に
記録を行い(往走査)、その後、記録ヘッドからの記録
インク吐出動作をせずに、矢印B方向へと走査され(復
走査)、記録ヘッドユニット3が左側の記録開始ポジシ
ョンに戻ったところで、記録媒体6が図中矢印C方向へ
記録ヘッドの記録ノズル幅分の長さLだけ搬送され、こ
のような動作を繰り返して行う事により、A4サイズの
記録媒体全面に画像を記録する(1パス片方向記録モー
ド)。
向に、1回の走査で記録を行う場合(1パス記録モー
ド)の動きを説明する為の図で、記録ヘッドユニット3
を記録開始ポジションから矢印A方向に走査する際に各
記録ヘッドから記録インク滴を吐出して記録媒体6上に
記録を行い(往走査)、その後、記録ヘッドからの記録
インク吐出動作をせずに、矢印B方向へと走査され(復
走査)、記録ヘッドユニット3が左側の記録開始ポジシ
ョンに戻ったところで、記録媒体6が図中矢印C方向へ
記録ヘッドの記録ノズル幅分の長さLだけ搬送され、こ
のような動作を繰り返して行う事により、A4サイズの
記録媒体全面に画像を記録する(1パス片方向記録モー
ド)。
【0039】図中、右側の番号は、記録ヘッドユニット
3が1回の走査を行って記録動作回数を示しており、図
では4回目の途中までの画像記録動作の状態を示してい
る。
3が1回の走査を行って記録動作回数を示しており、図
では4回目の途中までの画像記録動作の状態を示してい
る。
【0040】なお、本実施例では、インク濃度の異なる
記録インクとして、Bk,C,M,Yの4色の記録イン
クに対して各々濃インクと淡インクを設けた計8色の記
録インクと8色分の記録ヘッドを設けた場合で説明して
いるが、例えば、Bk色が(濃インク、淡インク)の3
色インク、C/M色が(濃インク、淡インク)の2色イ
ンク、Y色が(濃インクのみ)の1色インクで計7色の
記録インクを設けた場合や、Bk色が(濃インクのみ)
の1色インク、C/M色が(濃インク、淡インク)の2
色インク、Y色が(濃インクのみ)の1色インクで計6
色の記録インクを設けた場合等に対しても、本実施例の
ようにインク記録濃度の高い順に記録媒体上に記録イン
ク滴を記録し、記録ヘッドの設定温度を異ならせて吐出
インク量を異ならせる事により、同様な効果が得られる
事は明らかである。
記録インクとして、Bk,C,M,Yの4色の記録イン
クに対して各々濃インクと淡インクを設けた計8色の記
録インクと8色分の記録ヘッドを設けた場合で説明して
いるが、例えば、Bk色が(濃インク、淡インク)の3
色インク、C/M色が(濃インク、淡インク)の2色イ
ンク、Y色が(濃インクのみ)の1色インクで計7色の
記録インクを設けた場合や、Bk色が(濃インクのみ)
の1色インク、C/M色が(濃インク、淡インク)の2
色インク、Y色が(濃インクのみ)の1色インクで計6
色の記録インクを設けた場合等に対しても、本実施例の
ようにインク記録濃度の高い順に記録媒体上に記録イン
ク滴を記録し、記録ヘッドの設定温度を異ならせて吐出
インク量を異ならせる事により、同様な効果が得られる
事は明らかである。
【0041】(実施例2)表4は本発明の第2の実施例
を説明する為の表で、記録ヘッドでの記録モードにより
記録ヘッドの設定温度を切換えて各記録ヘッドからのイ
ンク吐出量を制御し、各々の記録モードに対して、最適
な画像品位を得る事ができるようにしている。
を説明する為の表で、記録ヘッドでの記録モードにより
記録ヘッドの設定温度を切換えて各記録ヘッドからのイ
ンク吐出量を制御し、各々の記録モードに対して、最適
な画像品位を得る事ができるようにしている。
【0042】
【表4】
【0043】つまり、前述したように、インク濃度の異
なる濃淡インクを用いて記録媒体上に画像を記録する場
合、記録媒体上へ記録される記録インク滴の総量が多く
なってしまい、記録媒体上での記録ドットが滲んで大き
くなってしまう事から、本実施例では、記録ヘッドによ
り画像を記録する際に、濃インク用記録ヘッドのみで画
像を記録するモード(通常記録モード)と濃インク用記
録ヘッドを淡インク用記録ヘッドで画像を記録するモー
ド(濃淡記録モード)で、記録ヘッドの設定温度を切換
えて制御するようにしている。
なる濃淡インクを用いて記録媒体上に画像を記録する場
合、記録媒体上へ記録される記録インク滴の総量が多く
なってしまい、記録媒体上での記録ドットが滲んで大き
くなってしまう事から、本実施例では、記録ヘッドによ
り画像を記録する際に、濃インク用記録ヘッドのみで画
像を記録するモード(通常記録モード)と濃インク用記
録ヘッドを淡インク用記録ヘッドで画像を記録するモー
ド(濃淡記録モード)で、記録ヘッドの設定温度を切換
えて制御するようにしている。
【0044】つまり、濃インク用記録ヘッドのみで画像
を記録する通常記録モードの場合には、記録媒体6上に
記録される記録インク滴の総量が、濃インク用記録ヘッ
ドと淡インク用記録ヘッドで画像を記録する濃淡記録モ
ードの記録インク滴総量よりも少ない事から、濃インク
ドットの滲みは通常記録モードの場合の方が小さく、従
って、通常記録モードの場合には、所定の記録ドット径
が得られるインク吐出量VN (pl/dot)でインク
を吐出するように濃インク用記録ヘッドの温度を設定し
(ヘッド設定温度TM =TN )、濃インク用記録ヘッド
と淡インク用記録ヘッドで濃淡記録モードで画像を記録
する場合には、濃インク用記録ヘッドによって記録ドッ
ト径が通常記録モード時の記録ドット径が若干小さくな
るインク吐出量V′N (pl/dot)でインクを吐出
するように(V′N <VN )、濃インク用記録ヘッドの
温度を設定するようにしている(ヘッド設定温度TM =
(T′N <TN )。
を記録する通常記録モードの場合には、記録媒体6上に
記録される記録インク滴の総量が、濃インク用記録ヘッ
ドと淡インク用記録ヘッドで画像を記録する濃淡記録モ
ードの記録インク滴総量よりも少ない事から、濃インク
ドットの滲みは通常記録モードの場合の方が小さく、従
って、通常記録モードの場合には、所定の記録ドット径
が得られるインク吐出量VN (pl/dot)でインク
を吐出するように濃インク用記録ヘッドの温度を設定し
(ヘッド設定温度TM =TN )、濃インク用記録ヘッド
と淡インク用記録ヘッドで濃淡記録モードで画像を記録
する場合には、濃インク用記録ヘッドによって記録ドッ
ト径が通常記録モード時の記録ドット径が若干小さくな
るインク吐出量V′N (pl/dot)でインクを吐出
するように(V′N <VN )、濃インク用記録ヘッドの
温度を設定するようにしている(ヘッド設定温度TM =
(T′N <TN )。
【0045】そして、本実施例のように、濃淡記録モー
ド時と通常記録モード時とで、濃インク用記録ヘッドの
設定温度を切換えて、濃淡記録モード時には濃インク用
記録ヘッドの設定温度を、通常記録モード時よりも低く
なるように設定し直して、画像記録を行うように制御す
る事により、濃淡記録モード時の濃インクドットの滲み
による濃インクドットの粒状性の劣化をさらに改善し、
通常記録モード/濃淡記録モードといった各記録モード
に対して、より最適な記録ドット径で、より高品位な画
像を記録できるようになる。
ド時と通常記録モード時とで、濃インク用記録ヘッドの
設定温度を切換えて、濃淡記録モード時には濃インク用
記録ヘッドの設定温度を、通常記録モード時よりも低く
なるように設定し直して、画像記録を行うように制御す
る事により、濃淡記録モード時の濃インクドットの滲み
による濃インクドットの粒状性の劣化をさらに改善し、
通常記録モード/濃淡記録モードといった各記録モード
に対して、より最適な記録ドット径で、より高品位な画
像を記録できるようになる。
【0046】(実施例3)表5は本発明の第3の実施例
を説明する為の表で、濃淡記録モードでの濃インクドッ
ト及び淡インクドットの滲みによる記録画像の鮮鋭性の
劣化をさらに改善させる事ができるようにしている。
を説明する為の表で、濃淡記録モードでの濃インクドッ
ト及び淡インクドットの滲みによる記録画像の鮮鋭性の
劣化をさらに改善させる事ができるようにしている。
【0047】つまり、濃インク用記録ヘッド及び淡イン
ク用記録ヘッドで濃淡記録モードで記録媒体6上に画像
を記録する場合、記録媒体6上に記録される記録インク
滴の総量が多くなってしまう為に、時間的に後から記録
される記録ドットの方が時間的に先に記録される記録ド
ットよりも滲み易く、従って記録ドットの粒状性及び記
録画像の鮮鋭性の劣化の程度が悪くなってしまう。
ク用記録ヘッドで濃淡記録モードで記録媒体6上に画像
を記録する場合、記録媒体6上に記録される記録インク
滴の総量が多くなってしまう為に、時間的に後から記録
される記録ドットの方が時間的に先に記録される記録ド
ットよりも滲み易く、従って記録ドットの粒状性及び記
録画像の鮮鋭性の劣化の程度が悪くなってしまう。
【0048】そこで、本実施例においては、記録媒体6
上に記録インク滴を記録して画像記録を行う際の、記録
順に対応させて記録ヘッドの設定温度を変更して、各記
録ヘッドから吐出される吐出インク量を変更し、時間的
に後から記録される記録ヘッドにより記録される記録ド
ットの粒状性及び鮮鋭性の劣化をより改善するようにし
ている。
上に記録インク滴を記録して画像記録を行う際の、記録
順に対応させて記録ヘッドの設定温度を変更して、各記
録ヘッドから吐出される吐出インク量を変更し、時間的
に後から記録される記録ヘッドにより記録される記録ド
ットの粒状性及び鮮鋭性の劣化をより改善するようにし
ている。
【0049】つまり、図4に示したように、濃インク用
記録ヘッドと淡インク用記録ヘッドにより、濃淡記録モ
ードで画像を記録する際の記録順が、濃Bk→濃C→濃
M→濃Y→淡Bk→淡C→淡M→淡Yの場合には、各記
録ヘッドの設定温度TM を TNY≦TNM≦TNC≦TNK≦TN TTY≦TTM≦TTC≦TTK<TN となるように、時間的に後から記録される記録ヘッドの
設定温度を低くなるように設定し、各記録ヘッドからの
1ドット当りのインク吐出量VD が VNY≦VNM≦VNC≦VNK≦VN VTY≦VTM≦VTC≦VTK<VN と、時間的に後から記録される記録ヘッドから吐出され
る吐出インク量を少なくなるようにする事により、時間
的に後から記録される記録ヘッドにより記録される記録
ドットの粒状性及び鮮鋭性の劣化をより軽減化する事が
できるようになる。
記録ヘッドと淡インク用記録ヘッドにより、濃淡記録モ
ードで画像を記録する際の記録順が、濃Bk→濃C→濃
M→濃Y→淡Bk→淡C→淡M→淡Yの場合には、各記
録ヘッドの設定温度TM を TNY≦TNM≦TNC≦TNK≦TN TTY≦TTM≦TTC≦TTK<TN となるように、時間的に後から記録される記録ヘッドの
設定温度を低くなるように設定し、各記録ヘッドからの
1ドット当りのインク吐出量VD が VNY≦VNM≦VNC≦VNK≦VN VTY≦VTM≦VTC≦VTK<VN と、時間的に後から記録される記録ヘッドから吐出され
る吐出インク量を少なくなるようにする事により、時間
的に後から記録される記録ヘッドにより記録される記録
ドットの粒状性及び鮮鋭性の劣化をより軽減化する事が
できるようになる。
【0050】
【表5】
【0051】(実施例4)図9は本発明の第4の実施例
を説明する為の図で、これまでの実施例では、記録ヘッ
ドによる画像記録動作は、記録ヘッドユニットが矢印A
方向へ一回走査して画像記録を行う、1パス片方向記録
モードの記録モードの場合を説明してきたが、本実施例
では、記録ヘッドの記録媒体6上の記録動作を複数回に
分けて画像記録を行う、所謂マルチスキャン記録モード
で画像記録を行う場合での実施例を示している。
を説明する為の図で、これまでの実施例では、記録ヘッ
ドによる画像記録動作は、記録ヘッドユニットが矢印A
方向へ一回走査して画像記録を行う、1パス片方向記録
モードの記録モードの場合を説明してきたが、本実施例
では、記録ヘッドの記録媒体6上の記録動作を複数回に
分けて画像記録を行う、所謂マルチスキャン記録モード
で画像記録を行う場合での実施例を示している。
【0052】つまり、マルチスキャン記録モードの場合
でも、画像記録の際の濃淡インクの記録順序をインク記
録濃度の高い記録インクから順に、マルチスキャン片方
向記録モードで記録を行う事により、濃インクドットの
滲みを軽減でき、濃インクドットの粒状性の劣化を防止
する事ができ、特にマルチスキャン記録モードで画像記
録を行うと一回の記録走査で記録媒体上へ記録される記
録インク滴の総量をマルチスキャン走査回数分に分割し
て記録できる事から、インク吸収性のさらに不十分な記
録媒体に対して、濃インク及び淡インクの記録ドットの
滲みをより軽減でき、粒状性の劣化をより改善する事が
できる効果がある。
でも、画像記録の際の濃淡インクの記録順序をインク記
録濃度の高い記録インクから順に、マルチスキャン片方
向記録モードで記録を行う事により、濃インクドットの
滲みを軽減でき、濃インクドットの粒状性の劣化を防止
する事ができ、特にマルチスキャン記録モードで画像記
録を行うと一回の記録走査で記録媒体上へ記録される記
録インク滴の総量をマルチスキャン走査回数分に分割し
て記録できる事から、インク吸収性のさらに不十分な記
録媒体に対して、濃インク及び淡インクの記録ドットの
滲みをより軽減でき、粒状性の劣化をより改善する事が
できる効果がある。
【0053】つまり、図9(A)に示したように、記録
ノズル数Mで記録幅L1 の記録ヘッドにより、一回の走
査で記録媒体上に画像を記録すると、記録媒体表面に多
量の記録インク滴が一度に記録される為に、時間的に後
から記録された記録インクが記録媒体中に十分吸収浸透
する前に記録媒体の面積方向に広がり易く、結果的に図
10(A)に示したように、記録ドットが滲み易く、記
録ドットの粒状性も劣化し易くなるが(記録ドット径=
DTN1 )、図9(B)に示したように、そこで、記録ヘ
ッドの記録ノズルをM1 ,M2 ,M3 ,M4 の4つのノ
ズルグループに分割し、記録画像領域P4 を記録する際
に、記録ヘッドの記録ノズルグループM1 の記録ノズル
を用い、一回の走査で、記録画像領域P4 の記録画素の
1/4画素を記録し、記録紙を矢印C方向に副走査搬送
量L4 だけ搬送する。その後、記録ヘッドの記録ノズル
グループM2 の記録ノズルを用い、記録画像領域P4 の
記録画素の残りの1/4画素を次の一回の走査で記録す
る。このように、記録画像を記録ヘッドの4つのノズル
グループで分割して補完記録する、所謂、マルチパス記
録方式の画像記録動作を行う事により、記録媒体表面に
一度に記録される記録インク滴の量が1パス方向記録モ
ード時の1/4になり、従って記録媒体表面での記録ド
ットの滲みの程度が軽減され、記録ドットの広がりによ
る粒状性の劣化が1パス片方向記録モード時に比較して
軽減される。
ノズル数Mで記録幅L1 の記録ヘッドにより、一回の走
査で記録媒体上に画像を記録すると、記録媒体表面に多
量の記録インク滴が一度に記録される為に、時間的に後
から記録された記録インクが記録媒体中に十分吸収浸透
する前に記録媒体の面積方向に広がり易く、結果的に図
10(A)に示したように、記録ドットが滲み易く、記
録ドットの粒状性も劣化し易くなるが(記録ドット径=
DTN1 )、図9(B)に示したように、そこで、記録ヘ
ッドの記録ノズルをM1 ,M2 ,M3 ,M4 の4つのノ
ズルグループに分割し、記録画像領域P4 を記録する際
に、記録ヘッドの記録ノズルグループM1 の記録ノズル
を用い、一回の走査で、記録画像領域P4 の記録画素の
1/4画素を記録し、記録紙を矢印C方向に副走査搬送
量L4 だけ搬送する。その後、記録ヘッドの記録ノズル
グループM2 の記録ノズルを用い、記録画像領域P4 の
記録画素の残りの1/4画素を次の一回の走査で記録す
る。このように、記録画像を記録ヘッドの4つのノズル
グループで分割して補完記録する、所謂、マルチパス記
録方式の画像記録動作を行う事により、記録媒体表面に
一度に記録される記録インク滴の量が1パス方向記録モ
ード時の1/4になり、従って記録媒体表面での記録ド
ットの滲みの程度が軽減され、記録ドットの広がりによ
る粒状性の劣化が1パス片方向記録モード時に比較して
軽減される。
【0054】(記録ドット径=DTN4 <DTN1 )
【0055】そこで、本実施例においては、記録ヘッド
の記録モードが1パス片方向記録モードかマルチスキャ
ン片方向記録モードかによって、記録ヘッドの設定温度
を切換えて制御し、各々の記録モードに対して、最適な
画像品位を得る事ができるようにしている。
の記録モードが1パス片方向記録モードかマルチスキャ
ン片方向記録モードかによって、記録ヘッドの設定温度
を切換えて制御し、各々の記録モードに対して、最適な
画像品位を得る事ができるようにしている。
【0056】つまり、前述したように、インク濃度の異
なる濃淡インクを用いて記録媒体上に1パス片方向記録
モードで画像を記録する場合、記録媒体上へ記録される
記録インク滴の総量が多くなってしまい、後から記録さ
れる記録ドットの滲みが大きくなってしまう事から、表
6に示したように、時間的に後から記録される淡インク
用記録ヘッドの設定温度(TH =TT1)を、濃インク用
記録ヘッドの設定温度(TH =TN1)より低くし(TT1
<TN1)、淡インク用記録ヘッドからの1ドット当りの
インク吐出量(VD =VT1)を濃インク用記録ヘッドか
らの1ドット当りのインク吐出量(VD =VN1)より少
なくして(TT1<TN1)、画像記録動作を行うように各
記録ヘッドの設定温度を制御する。
なる濃淡インクを用いて記録媒体上に1パス片方向記録
モードで画像を記録する場合、記録媒体上へ記録される
記録インク滴の総量が多くなってしまい、後から記録さ
れる記録ドットの滲みが大きくなってしまう事から、表
6に示したように、時間的に後から記録される淡インク
用記録ヘッドの設定温度(TH =TT1)を、濃インク用
記録ヘッドの設定温度(TH =TN1)より低くし(TT1
<TN1)、淡インク用記録ヘッドからの1ドット当りの
インク吐出量(VD =VT1)を濃インク用記録ヘッドか
らの1ドット当りのインク吐出量(VD =VN1)より少
なくして(TT1<TN1)、画像記録動作を行うように各
記録ヘッドの設定温度を制御する。
【0057】次に記録媒体上に4パス片方向記録モード
で画像を記録する場合にも、各記録ヘッドのうち時間的
に後から記録される淡インク用記録ヘッドの設定温度
(TH=TT4)を濃インク用記録ヘッドの設定温度(TH
=TN4)よりも低く設定し、(TT4<TN4)、淡イン
ク用記録ヘッドからの1ドット当りのインク吐出量(V
D =VT4)を濃インク用記録ヘッドからの1ドット当り
のインク吐出量(VD =VN4)よりも少なくして(VT4
<VN4)画像記録動作を行うように各記録ヘッドの設定
温度を制御する。
で画像を記録する場合にも、各記録ヘッドのうち時間的
に後から記録される淡インク用記録ヘッドの設定温度
(TH=TT4)を濃インク用記録ヘッドの設定温度(TH
=TN4)よりも低く設定し、(TT4<TN4)、淡イン
ク用記録ヘッドからの1ドット当りのインク吐出量(V
D =VT4)を濃インク用記録ヘッドからの1ドット当り
のインク吐出量(VD =VN4)よりも少なくして(VT4
<VN4)画像記録動作を行うように各記録ヘッドの設定
温度を制御する。
【0058】ここで前述したように、マルチスキャン片
方向記録モードの場合の記録ドットの滲み劣化は1パス
片方向記録モードの場合の記録ドット滲みより軽減され
る事から、本実施例では、4パス記録モード時の記録ヘ
ッドの設定温度を1パス記録モード時の記録ヘッド設定
温度よりも高く設定し(TN1<TN4、TT1<TT4)、濃
インク用記録ヘッド及び淡インク用記録ヘッドからのイ
ンク吐出量VD が1パス記録モード時より4パス記録モ
ード時の方が高くなるようにしている。
方向記録モードの場合の記録ドットの滲み劣化は1パス
片方向記録モードの場合の記録ドット滲みより軽減され
る事から、本実施例では、4パス記録モード時の記録ヘ
ッドの設定温度を1パス記録モード時の記録ヘッド設定
温度よりも高く設定し(TN1<TN4、TT1<TT4)、濃
インク用記録ヘッド及び淡インク用記録ヘッドからのイ
ンク吐出量VD が1パス記録モード時より4パス記録モ
ード時の方が高くなるようにしている。
【0059】そして本実施例のように、記録モードが1
パス記録モードかマルチスキャン記録モードかに応じて
濃インク用記録ヘッドと淡インク用記録ヘッドのヘッド
設定温度を切換えて制御し、インク吐出量の大小を制御
する事により、各々の記録モードに対して最適な画像品
位を得る事ができるようになる。
パス記録モードかマルチスキャン記録モードかに応じて
濃インク用記録ヘッドと淡インク用記録ヘッドのヘッド
設定温度を切換えて制御し、インク吐出量の大小を制御
する事により、各々の記録モードに対して最適な画像品
位を得る事ができるようになる。
【0060】
【表6】
【0061】ここで、これまでの実施例において、記録
ヘッドからの吐出量の大小を制御する為に、記録ヘッド
の設定温度を制御する例で説明してきたが、記録ヘッド
からのインク吐出量の大小を制御する為に、記録ヘッド
に印加する駆動パルス条件(駆動パルス幅、駆動パルス
高さ、駆動パルス波形形状、駆動パルス数等)を制御す
る事により、同様に本発明の効果を達成できる事は明ら
かである。
ヘッドからの吐出量の大小を制御する為に、記録ヘッド
の設定温度を制御する例で説明してきたが、記録ヘッド
からのインク吐出量の大小を制御する為に、記録ヘッド
に印加する駆動パルス条件(駆動パルス幅、駆動パルス
高さ、駆動パルス波形形状、駆動パルス数等)を制御す
る事により、同様に本発明の効果を達成できる事は明ら
かである。
【0062】また、本実施例では、インク染料濃度の順
序とインク記録濃度の順序とが同じ場合で説明してきた
が、インク中に溶解・分散させる染料或いは顔料の種類
によっては、必ずしもインク染料濃度の順序とインク記
録濃度の順序が同じにならない場合もあり得る。そのよ
うなインクに対しても本実施例のようにインク記録濃度
の高い順に画像を記録すればよい。
序とインク記録濃度の順序とが同じ場合で説明してきた
が、インク中に溶解・分散させる染料或いは顔料の種類
によっては、必ずしもインク染料濃度の順序とインク記
録濃度の順序が同じにならない場合もあり得る。そのよ
うなインクに対しても本実施例のようにインク記録濃度
の高い順に画像を記録すればよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、同
系色でインク濃度の異なる複数のインクを吐出可能な記
録ヘッドを用いて、記録ヘッドを記録媒体上に相対的に
走査させながら記録ヘッドから記録媒体上へインクを吐
出して画像を記録するインクジェット記録装置であっ
て、インク濃度の異なる各記録ヘッドにより記録媒体上
にインクを記録する際に、記録濃度の高いインクから順
に記録媒体上に重ねてインク滴を付与するようにし、各
記録ヘッドの画像記録動作時の吐出インク量を制御する
ことにより、記録ヘッドの滲みによる記録画像の粒状性
と鮮鋭性の劣化を軽減できる。
系色でインク濃度の異なる複数のインクを吐出可能な記
録ヘッドを用いて、記録ヘッドを記録媒体上に相対的に
走査させながら記録ヘッドから記録媒体上へインクを吐
出して画像を記録するインクジェット記録装置であっ
て、インク濃度の異なる各記録ヘッドにより記録媒体上
にインクを記録する際に、記録濃度の高いインクから順
に記録媒体上に重ねてインク滴を付与するようにし、各
記録ヘッドの画像記録動作時の吐出インク量を制御する
ことにより、記録ヘッドの滲みによる記録画像の粒状性
と鮮鋭性の劣化を軽減できる。
【図1】本発明のインクジェット記録装置の一実施例の
構成を示す斜視図である。
構成を示す斜視図である。
【図2】記録ヘッドの拡大断面図である。
【図3】本発明のインクジェット記録装置の一実施例の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図4】濃インクと淡インクによる記録ドットパターン
の説明図である。
の説明図である。
【図5】本発明の記録ヘッドユニットの構成の説明図で
ある。
ある。
【図6】本発明の記録ヘッド設定温度とインク吐出量の
関係を示す説明図である。
関係を示す説明図である。
【図7】本発明による濃インクドットと淡インクドット
のドット径の関係を示したモデル図である。
のドット径の関係を示したモデル図である。
【図8】本発明のインクジェット記録方法における1パ
ス記録時の記録ヘッドユニットの動きを示す平面図であ
る。
ス記録時の記録ヘッドユニットの動きを示す平面図であ
る。
【図9】本発明のインクジェット記録方法における1パ
ス記録時とマルチスキャン記録の記録ヘッドユニットの
動きを示す。本発明のインクジェット記録方法の第4の
実施例を示す平面図である。
ス記録時とマルチスキャン記録の記録ヘッドユニットの
動きを示す。本発明のインクジェット記録方法の第4の
実施例を示す平面図である。
【図10】1パス記録時と4パス記録時の記録ドット径
の違いを説明する為の説明図である。
の違いを説明する為の説明図である。
【図11】従来のインクジェット記録装置の記録ヘッド
ユニット構成を示す図である。
ユニット構成を示す図である。
【図12】従来の濃インクドットと淡インクドットの問
題点を説明する為の図である。
題点を説明する為の図である。
100 記録装置 1 キャリッジ 2 記録ヘッド 3 記録ヘッドユニット 4,5 ガイド軸 6 記録媒体 7 スイッチ群 8 プラテン 9 送りローラ 23 吐出口 30 発熱体 35 インク滴 401 受信バッファ 402 CPU 403 メモリ部 404 メカコントロール部 405 メカ部 406 センサ/SWコントロール部 407 センサ/SW部 408 表示素子コントロール部 409 表示素子部 410 記録ヘッドコントロール部 411 記録ヘッド 412 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA05 EA11 EC71 EC72 EC74 EC80 ED01 ED07 EE10 FA03 FA10 2C057 AF27 AF39 AF91 CA01 CA04 CA07
Claims (7)
- 【請求項1】 同系色でインク濃度の異なる複数のイン
クを吐出可能な記録ヘッドを用いて、記録ヘッドを記録
媒体上に相対的に走査させながら、記録ヘッドから記録
媒体上にインクを吐出して画像を記録するインクジェッ
ト記録装置であって、 前記各記録ヘッドにより記録媒体上にインクを記録する
際に、インク記録濃度の高いインクから順に記録媒体上
に重ねてインク滴を付与し、各記録ヘッドからの1回の
吐出当たりのインク吐出量を制御することを特徴とする
インクジェット記録装置。 - 【請求項2】 同系色でインク濃度の異なる複数のイン
クを吐出可能な記録ヘッドを用いて、記録ヘッドを記録
媒体上に相対的に走査させながら、記録ヘッドから記録
媒体上にインクを吐出して画像を記録するインクジェッ
ト記録装置であって、 記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に移動して画像記
録動作を行う際の走査方向の上流側方向から下流側方向
に向けて、インク記録濃度の低い記録ヘッドからインク
記録濃度の高い記録ヘッドを順に配置し、インク記録濃
度の高いインクから順に、記録媒体上に重ねてインク滴
を付与し、各記録ヘッドからの1回の吐出当たりのイン
ク吐出量を制御することを特徴とするインクジェット記
録装置。 - 【請求項3】 上記記録ヘッドからの1回の吐出当りの
インク吐出量を、インク記録濃度の低いインクの方がイ
ンク記録濃度の高いインクよりも少なくしたことを特徴
とする請求項1又は2記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 上記記録ヘッドからの1回の吐出当りの
インク吐出量を複数の記録モードのうち選択した記録モ
ードに応じて切換えることを特徴とする請求項1又は2
記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項5】 上記複数の記録モードは、記録濃度の高
い記録ヘッドのみで記録を行う第1の記録モードと記録
濃度の高い記録ヘッドと記録濃度の低い記録ヘッドを併
用して記録を行う第2の記録モードであることを特徴と
する請求項4記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項6】 上記記録モードは1回の片方向の走査に
よる1パス片方向記録モードと複数回の片方向の走査に
よるマルチスキャン片方向記録モードであることを特徴
とする請求項4記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項7】 前記記録ヘッドはインクに熱を付与して
吐出のための膜沸騰を生じさせる熱エネルギー発生体を
備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記
載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2166999A JP2000218836A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2166999A JP2000218836A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000218836A true JP2000218836A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12061463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2166999A Withdrawn JP2000218836A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000218836A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004249612A (ja) * | 2003-02-20 | 2004-09-09 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録方法 |
| JP2006326983A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Fujifilm Holdings Corp | インクジェット記録装置及び方法 |
| JP2010058289A (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-18 | Seiko Epson Corp | 流体噴射装置、及び、流体噴射方法 |
| JP2012006239A (ja) * | 2010-06-24 | 2012-01-12 | Seiko Epson Corp | 液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法 |
| JP2013103484A (ja) * | 2011-11-16 | 2013-05-30 | Canon Inc | インクジェット記録装置及びその制御方法 |
| JP2013166263A (ja) * | 2012-02-14 | 2013-08-29 | Canon Inc | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
| JP2015150856A (ja) * | 2014-02-18 | 2015-08-24 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録装置及び記録方法 |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP2166999A patent/JP2000218836A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004249612A (ja) * | 2003-02-20 | 2004-09-09 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録方法 |
| JP2006326983A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Fujifilm Holdings Corp | インクジェット記録装置及び方法 |
| JP2010058289A (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-18 | Seiko Epson Corp | 流体噴射装置、及び、流体噴射方法 |
| JP2012006239A (ja) * | 2010-06-24 | 2012-01-12 | Seiko Epson Corp | 液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法 |
| JP2013103484A (ja) * | 2011-11-16 | 2013-05-30 | Canon Inc | インクジェット記録装置及びその制御方法 |
| JP2013166263A (ja) * | 2012-02-14 | 2013-08-29 | Canon Inc | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
| JP2015150856A (ja) * | 2014-02-18 | 2015-08-24 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェット記録装置及び記録方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060404 |