JP2000219021A - 緩衝器 - Google Patents

緩衝器

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JP2000219021A
JP2000219021A JP11021971A JP2197199A JP2000219021A JP 2000219021 A JP2000219021 A JP 2000219021A JP 11021971 A JP11021971 A JP 11021971A JP 2197199 A JP2197199 A JP 2197199A JP 2000219021 A JP2000219021 A JP 2000219021A
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cylinder
vehicle
shock absorber
oil
load
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Shinichi Otsu
真一 大津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後左右輪のブレーキバランスを調整するた
めの調整弁を適正に作動させて前後左右輪の制動力を良
好に調整できる緩衝器を提供する。 【解決手段】 ガス室6bの内圧を検出しCPU61に検出
信号Gとして入力する圧力センサ60を設け、CPU61は
検出信号Gの値が大きい(積載荷重が増加した)場合、
調整信号Hをソレノイド70に入力して空車時に比して
フロント側油圧Aに対するリア側油圧B配分が大きくな
るようにロードセンシングバルブ64を作動させる。積載
荷重が重い場合、前輪用ブレーキ機構66のブレーキ力に
対する後輪用ブレーキ機構65のブレーキ力の割合は空車
時に比してより大きくなり、車重に応じた適正なブレー
キ効果が得られ操縦安定性及び乗り心地の向上が図れ
る。セルフレベリング式の油圧緩衝器とロードセンシン
グバルブの組み合せにより従来起こり得た、ロードセン
シングバルブ非作動による前後輪の制動力非調整を回避
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両の
懸架装置に装着される車高調整機能を有する緩衝器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車等の車両においては、懸架
装置のばね上、ばね下間に、油液等の作動液を用いた緩
衝器を装着して、ばね上およびばね下の振動を減衰させ
ることによって、乗り心地および操縦安定性を向上させ
るようにしている。
【0003】ところで、バン、ワゴン車等の比較的積載
重量の大きな車両においては、乗員の乗り降り、荷物の
積み降ろし等にともなう積載荷重の変化によって、車高
が大きく変化して乗り心地および操縦安定性が低下する
ことがある。このため、積載荷重の軽重に関係なく自動
的に一定の車高を保つことができる懸架装置が望まれて
いる。
【0004】そこで、従来、例えば特開昭60−261
713号公報に記載されているように、高圧ガスが封入
されたオイルタンクおよびリザーバと、ピストンロッド
の伸縮によってオイルタンクの油液をシリンダ内へ供給
するポンプ手段と、ピストンロッドの伸縮位置に応じて
ポンプ手段およびシリンダからオイルタンクへ圧油を戻
す戻し手段とを備え、走行時の懸架装置の振動を利用し
てポンプ手段および戻し手段を作動させてシリンダ内の
圧力を適宜加減してピストンロッドの伸長長さを一定に
調整することによって、自動的に一定の車高を保つよう
にした、いわゆるセルフレベリング式の油圧緩衝器が提
案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両には、
前後左右輪のブレーキバランスを調整するためのロード
センシングプロポーショニングバルブ(以下、ロードセ
ンシングバルブ(調整弁)という。)を設け、車高の変
位に応じてロードセンシングバルブを作動させ前後左右
輪の制動力配分を調整するものがある。そして、当該車
両に前記セルフレベリング式の油圧緩衝器を搭載するこ
とが考えられる。しかしながら、この場合、セルフレベ
リング式の油圧緩衝器のセルフレベリング機能により、
積載荷重にかかわらず車高が所定範囲に納まるためロー
ドセンシングバルブが作動せず、前後左右輪でバランス
の良い適正な制動力が得られなくなってしまう。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、前後左右輪のブレーキバランスを調整するため
の調整弁を、車高及び積載荷重にかかわらず常に適正に
作動することにより前後左右輪の制動力を良好に調整で
きる緩衝器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、作動液が封入
されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装され
たピストンと、一端が該ピストンに連結され他端が前記
シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、作動液
を貯留するタンクと、前記ピストンロッドの伸縮によっ
て前記タンクと前記シリンダとの間で作動液を給排して
前記ピストンロッドの伸長長さを所定範囲に調整するセ
ルフレベリング機構とを備えた緩衝器において、前記シ
リンダの内圧を検出する圧力センサを設け、車両の前後
左右輪のブレーキバランスを調整するための調整弁を前
記圧力センサの検出信号に基づいて作動させることを特
徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。本実施の形態では、作動液とし
て油液を用いた油圧緩衝器を例にして説明する。なお、
作動液は、油液に限らず他の液体であってもよい。図1
及び図2に示すように、油圧緩衝器1は、シリンダを含
む本体側が上部に、ロッド側が下部となるように配置さ
れるいわゆる倒立型の構造であって、本体側は、略有底
円筒状の外筒2内にシリンダ3が挿入された二重筒構造
となっている。外筒2およびシリンダ3の下端部には、
ガイドシール4およびオイルシール5が装着されて、シ
リンダ3と外筒2との間に、環状のリザーバ6が形成さ
れている。
【0009】外筒2の底部付近の側壁とシリンダ3との
間に略円筒状の隔壁部材7が嵌合されており、隔壁部材
7と外筒2との間に環状油路8が形成され、隔壁部材7
とシリンダ3との間に環状油路9が形成されている。リ
ザーバ6は、両端部がそれぞれ隔壁部材7およびガイド
シール4にクランプされたゴム等の可撓性材料からなる
略円筒状のブラダ10(可撓膜)によって、シリンダ3と
の間に形成されて環状油路9と連通するオイル室6aと、
外筒2との間に形成されて高圧ガスが封入されるガス室
6bとに区画されている。
【0010】隔壁部材7内の上端部に嵌合されたベース
部材11によって、環状室8に連通する外筒2の底部側
(図1上側)の油室12とシリンダ3の内部とが区画され
ている。シリンダ3の内部は、シリンダ3の上端部付近
の側壁に設けられた油路13によって環状油路9に連通さ
れている。
【0011】シリンダ3内には、ピストン14が摺動可能
に嵌装されており、このピストン14によってシリンダ3
内がシリンダ上室3aとシリンダ下室3bとの2室に画成さ
れている。ピストン14には、中空のピストンロッド15の
一端がピストンボルト16を介してナット17によって連結
されており、ピストンロッド15の他端側は、外筒2およ
びシリンダ3の下端部に装着されたガイドシール4およ
びオイルシール5に挿通されて、シリンダ3の外部へ延
出されている。そして、シリンダ上下室3a,3bおよびリ
ザーバ6のオイル室6aには、油液が封入されている。
【0012】ピストン14には、シリンダ上下室3a,3b間
を連通させる油路18,19およびこれらの油路18,19を流
れる油液の流動を制御して減衰力を発生させるオリフィ
スおよびディスクバルブ等からなる減衰力発生機構20,
21が設けられている。
【0013】外筒2の上端部付近の側壁には、オイルタ
ンク(タンク)23が接続管24によって取付けられてい
る。オイルタンク23は、そのシリンダ部材25内にフリー
ピストン26を摺動可能に嵌装しており、シリンダ部材25
の内部が接続管24を介して環状油路8に連通するオイル
室28とガス室29との2室に画成されている。オイル室28
には油液が封入され、ガス室29にはガスが封入されてい
る。
【0014】中空のピストンロッド15の内部には、ポン
プチューブ33が挿入され、ばね34に付勢されて固定され
ている。ポンプチューブ33内には、その軸心に沿って、
管状のポンプロッド35が設けられている。ポンプロッド
35の基端部(図1上側)は、ベース部材11に結合されて
その内部の油路36が油室12に連通され、先端側(図1下
側)は、ポンプチューブ33内に摺動可能に嵌合されて、
ポンプチューブ33内にポンプ室37を形成している。
【0015】ポンプ室37は、ポンプチューブ33の先端部
に設けられた逆止弁38およびポンプチューブ33とピスト
ンロッド15との間に形成された油路39及び油路39a を介
してシリンダ下室3bに連通されている。逆止弁38は、ポ
ンプ室37から油路39側への油液の流通のみを許容するも
のである。また、ポンプ室37は、ポンプロッド35の先端
部に設けられた逆止弁40、ポンプロッド35内の油路36、
油室12、環状油路8および接続管24を介してオイルタン
ク23のオイル室28に連通されている。逆止弁40は、油路
36からポンプ室37への油液の流通のみを許容するもので
ある。
【0016】ポンプロッド35の側面部には、軸方向に沿
って延びる溝41および径方向のオリフィス通路42が設け
られており、ピストンロッド15の伸長長さが所定範囲に
達すると、ポンプ室37が溝41を介してシリンダ上下室3
a,3bに連通され、ピストンロッド15の伸長長さが所定
範囲を超えると、シリンダ上下室3a,3bがオリフィス通
路42を介してポンプロッド35の油路36に直接連通される
ようになっている。
【0017】上記の構成において、ポンプチューブ33、
ポンプロッド35、ポンプ室37、逆止弁38,40、溝41およ
びオリフィス通路42は、ピストンロッド15の伸縮によっ
てシリンダ3内に油液を給排してピストンロッド15の伸
長長さを調整するセルフレベリング機構を構成してい
る。
【0018】ベース部材11には、リザーバ6側すなわち
シリンダ上下室3a,3b側の油液の圧力が所定圧力に達し
たとき、開弁してこの油圧を油室12側すなわちオイルタ
ンク23側へリリーフするリリーフ弁43が設けられてい
る。
【0019】また、外筒2におけるリザーバ6のガス室
6bに臨む部分には圧力センサ60が嵌挿されており、ガス
室6bの内圧を検出し検出信号Gとして後述するCPU61
に入力する。リザーバ6のオイル室6aは上述したように
環状油路9及び油路13を介してシリンダ3の内部(シリ
ンダ上室3a)に連通しており、シリンダ3の内圧に応じ
てブラダ10を介してガス室6bの内圧が変化することにな
る。そして、圧力センサ60はガス室6bの内圧を検出しひ
いてはシリンダ3の内圧を検出するものになっている。
【0020】圧力センサ60の検出信号Gの値は、車両へ
の積載荷重により変化するものであり、例えば積載荷重
が重い場合には、シリンダ上下室3a,3bの圧力、ひいて
はリザーバ6のガス室6bの内圧は大きくなり、この検出
信号Gの値は大きくなる。
【0021】そして、油圧緩衝器1は、外筒2の底部に
固定された取付部51を懸架装置(図示せず)の車体側に
連結し、ピストンロッド15の先端部に固定された取付け
部52を右側後輪の車軸側に連結して車両に装着されてい
る。油圧緩衝器1に取り付けられた圧力センサ60にはC
PU61が接続されている。車両には、図1に示す油圧緩
衝器1と同様の構成の油圧緩衝器が左側後輪に対応して
設けられており、当該油圧緩衝器の圧力センサ(図示省
略)もCPU61に接続されている。CPU61は圧力セン
サ60の検出信号G及び左側後輪側の油圧緩衝器の圧力セ
ンサの検出信号Gの平均値が所定の大きさ以上である場
合、調整信号Hを発生する。
【0022】一方、ブレーキペダル62にはブレーキペダ
ル62の作動に応じた大きさの液圧を発生するマスタシリ
ンダ63を介してロードセンシングバルブ(調整弁)64が
接続されている。ロードセンシングバルブ64は、先端側
に後輪用ブレーキ機構65及び前輪用ブレーキ機構66がそ
れぞれ接続されたリア用配管67及びフロント用配管68に
連通する流路(図示省略)を有するバルブ本体69と、バ
ルブ本体69の流路に変位可能に設けられた可動体(図示
省略)と、CPU61からの調整信号Hにより作動して可
動体を変位させるソレノイド70とからなり、ソレノイド
70の作動による可動体の変位によりリア用配管67及びフ
ロント用配管68への供給油圧の配分を調整するようにし
ている。
【0023】そして、CPU61から調整信号Hが出力さ
れていない場合にはソレノイド70は作動せず、ロードセ
ンシングバルブ64は図3の符号Dで示すブレーキ液圧特
性(以下、空車時ブレーキ液圧特性という)を発揮する
ように機能する。また、CPU61から調整信号Hが出力
された場合にはソレノイド70は作動し、ロードセンシン
グバルブ64は図3の符号Eで示すブレーキ液圧特性(以
下、積載時ブレーキ液圧特性という)を発揮するように
機能する。
【0024】ここで、図3は横軸をフロント用配管68へ
の供給油圧(フロント側油圧)A、縦軸をリア用配管67
への供給油圧(リア側油圧)Bとした特性図である。そ
して、空車時ブレーキ液圧特性Dは、フロント側油圧A
に対してリア側油圧Bが略同等の値を示す空車時第1特
性部D1 と、フロント側油圧Aへの液圧が所定値(以
下、第1所定値という。)M以上のときの特性でリア側
油圧Bの増加割合に比してフロント側油圧Aの増加割合
が大きくなる空車時第2特性部D2 とからなっている。
積載時ブレーキ液圧特性Eは、フロント側油圧Aに対し
てリア側油圧Bが略同等の値を示す積載時第1特性部E
1 と、フロント側油圧Aへの液圧が所定値〔以下、第2
所定値Nという。(第1所定値M)<(第2所定値
N)〕以上のときの特性でリア側油圧Bの増加割合に比
してフロント側油圧Aの増加割合が大きくなる積載時第
2特性部E2 とからなっている。
【0025】そして、積載荷重が軽い(すなわち検出信
号Gの値が小さい)場合にはCPU61は調整信号Hを出
力せず、これによりソレノイド70は作動されず、図3の
空車時ブレーキ液圧特性Dが発揮される。また、積載荷
重が重い(すなわち検出信号Gの値が大きい)場合に
は、CPU61は大きい値の調整信号Hを出力し、これに
よりソレノイド70が作動されて、図3の積載時ブレーキ
液圧特性Eが発揮される。
【0026】上述したように構成した油圧緩衝器1で
は、ピストンロッド15の伸縮にともなうピストン14の移
動によって、シリンダ上下室3a,3b間で油液が油路18,
19を流通して、減衰力発生機構20,21によって減衰力が
発生する。このとき、ピストンロッド15の伸縮にともな
うシリンダ2内への侵入、退出によるシリンダ上下室3
a,3bの容積変化をリザーバ6のガス室6b内のガスの圧
縮および膨張によって補償する。
【0027】また、通常、空車時において、ピストンロ
ッド15の伸長長さは、所定の標準範囲内にされている。
そして、車両に荷物などが積載されて荷重が増加すると
車高が低下し、この車高低下によりピストンロッド15の
伸長長さが所定の標準範囲より短くなると、シリンダ上
下室3a,3bが溝41から遮断される。この状態では、走行
中の懸架装置の振動によってピストンロッド15が伸縮す
ると、伸び行程時には、ポンプロッド35が後退してポン
プ室37内が減圧され、逆止弁40が開いて、オイルタンク
23のオイル室28の油液が、接続管24、環状油路8、油室
12、ポンプロッド35の油室36を通ってポンプ室37に導入
される。縮み行程時には、ポンプロッド35が前進してポ
ンプ室37内の油液が加圧されて逆止弁38を開き、油路39
及び油路39a を通ってシリンダ下室3bへ供給されて、シ
リンダ上下室3a,3bの圧力が上昇してピストンロッド15
を伸長させる。
【0028】このようにして、走行中の振動を利用して
ポンピング動作を繰り返すことによって、ピストンロッ
ド15を伸長させて車高を上げる。そして、車高が所定の
標準範囲に達すると、溝41を介してシリンダ上下室3a,
3bとポンプ室37とが連通されて、ポンピング動作が解除
される。そして、このように積載荷重が増加した場合
は、空車時に比べてシリンダ上下室3a,3bの圧力、ひい
てはガス室6bの内圧は大きくなり、圧力センサ60が検出
する検出信号Gの値は大きくなる。そして、CPU61は
調整信号Hを出力し、これによりソレノイド70が作動さ
れて、図3の積載時ブレーキ液圧特性Eが発揮される。
そして、積載荷重が重くなると、図3の空車時ブレーキ
液圧特性Dから積載時ブレーキ液圧特性Eに変化し、空
車時に比してフロント側油圧Aに対するリア側油圧B配
分が大きくなるように後輪用ブレーキ機構65及び前輪用
ブレーキ機構66に対する油圧配分が変化する。このた
め、積載荷重が重くなった場合には、前輪用ブレーキ機
構66が発生するブレーキ力に対する後輪用ブレーキ機構
65が発生するブレーキ力の割合は、空車時に比してより
大きくなり、車重に応じた適正なブレーキ効果を得るこ
とができるようになる。
【0029】また、積載荷重の減少等によって車高が上
昇して、ピストンロッド15の伸長長さが所定の標準範囲
を越えると、シリンダ上下室3a,3bがオリフィス通路42
を介してポンプロッド35の油路36に連通されるので、シ
リンダ上下室3a,3b内の油液が、オリフィス通路42、油
路36、油室12、環状油路8および接続管24を通ってオイ
ルタンク23のオイル室28に戻されてガス室29のガスが圧
縮され、かつ、油路8を介してオイル室6aの油液がオイ
ル室28に戻されてリザーバ6のガス室6bのガスが膨張す
るとともに、ピストンロッド15が短縮して車高が下が
る。そして、車高が下がってピストンロッド15の伸長長
さが所定の標準範囲まで短縮されると、オリフィス通路
42がシリンダ上下室3a,3bから遮断され、シリンダ上下
室3a,3bからオイルタンク23側への油液の戻し動作が解
除されて、その車高が維持される。そして、このように
積載荷重が減少した場合、シリンダ上下室3a,3bの圧
力、ひいてはガス室6bの内圧は小さくなり、圧力センサ
60が検出する検出信号Gの値は小さくなる。そして、C
PU61は調整信号Hを出力せず、これによりソレノイド
70が作動せず、図3の空車時ブレーキ液圧特性Dが発揮
される。そして、積載荷重が軽くなると、図3の積載時
ブレーキ液圧特性Eから空車時ブレーキ液圧特性Dに変
化し、積載荷重が重いときに比してフロント側油圧Aに
対するリア側油圧B配分が小さくなる。このため、積載
荷重が軽い状態に応じた適正なブレーキ効果を得ること
ができる。
【0030】上述したように、走行による振動を利用し
て、ポンピング動作および戻し動作を適宜繰り返すこと
により、ピストンロッド15の伸長長さを所定の標準範囲
に調整して、積載荷重にかかわらず車高を自動的に一定
に調整することができる。なお、ポンピング動作および
走行中の路面からの突上げ等によって、シリンダ3内の
油液の圧力が過度に上昇した場合には、リリーフ弁43が
開いてシリンダ3内の油液をオイルタンク23側へリリー
フすることによって、各部材の結合部およびシール部の
負担を軽減するとともに、車体への衝撃を緩衝すること
ができる。
【0031】また、上述したようにセルフレベリング機
能を発揮する一方、積載荷重が増加した場合にもロード
センシングバルブ64は適正に作動されるので、荷物の積
載にかかわらず前後輪の制動力を良好に調整することが
できる。すなわち、セルフレベリング機構を備えた緩衝
器と車高の変位に応じて作動するロードセンシングバル
ブとの組み合わせにより構成される従来技術により起こ
り得た、ロードセンシングバルブが作動しないことに伴
う前後輪の制動力非調整を回避することができる。そし
て、上述したように前後輪の制動力を良好に調整するこ
とができるので、操縦安定性及び乗り心地の向上を図る
ことができる。
【0032】本実施の形態では、圧力センサ60がリザー
バ6のガス室6bの内圧を検出する場合を例にしたが、こ
れに代えてリザーバ6のオイル室6aの内圧を検出するよ
うに構成してもよいし、シリンダ室3の内圧を検出する
ように構成してもよい。また、本実施の形態では、フロ
ント側油圧A及びリア側油圧B配分を調整する場合を例
にしたが、左車輪用ブレーキ機構及び右車輪用ブレーキ
機構を備え、左車輪用ブレーキ機構に対する油圧及び右
車輪用ブレーキ機構に対する油圧配分を調整するように
構成してもよい。さらに、左右前後輪に対応する車輪用
ブレーキ機構を設けると共に各車輪に対応して圧力セン
サを設け、各車輪用ブレーキ機構に対する油圧配分を調
整するように構成してもよい。また、本実施の形態では
CPU61が圧力センサ60の検出信号G及び左側後輪側の
油圧緩衝器の圧力センサの検出信号Gの平均値を求める
ようにした場合を例にしたが、これに代えて、いずれか
一方のみの検出信号Gを用いて油圧配分を調整するよう
に構成してもよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、積載荷重の変化
に応じてシリンダの内圧が変化し、シリンダの内圧が変
化した場合に調整弁を作動させて車両の前後左右輪のブ
レーキバランスを調整することが可能になるので、車重
変化に応じて前後左右輪に適正なブレーキ力を作用させ
ることができる。このため、操縦安定性及び乗り心地の
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を模式的に示す図であ
る。
【図2】図1の油圧緩衝器を示す縦断面図である。
【図3】図1のロードセンシングバルブにより得られる
油圧特性を示す図である。
【符号の説明】
1 油圧緩衝器(緩衝器) 3 シリンダ 14 ピストン 15 ピストンロッド 33 ポンプチューブ(セルフレベリング機構) 35 ポンプロッド(セルフレベリング機構) 37 ポンプ室(セルフレベリング機構) 38,40 逆止弁(セルフレベリング機構) 41 溝(セルフレベリング機構) 42 オリフィス(セルフレベリング機構) 60 圧力センサ 64 ロードセンシングバルブ(調整弁) 65 後輪用ブレーキ機構 66 前輪用ブレーキ機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動液が封入されたシリンダと、該シリ
    ンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、一端が該ピ
    ストンに連結され他端が前記シリンダの外部へ延出され
    たピストンロッドと、作動液を貯留するタンクと、前記
    ピストンロッドの伸縮によって前記タンクと前記シリン
    ダとの間で作動液を給排して前記ピストンロッドの伸長
    長さを所定範囲に調整するセルフレベリング機構とを備
    えた緩衝器において、 前記シリンダの内圧を検出する圧力センサを設け、車両
    の前後左右輪のブレーキバランスを調整するための調整
    弁を前記圧力センサの検出信号に基づいて作動させるこ
    とを特徴とする緩衝器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7010006B2 (en) 2001-06-22 2006-03-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Light source apparatus and its control method

Cited By (1)

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US7010006B2 (en) 2001-06-22 2006-03-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Light source apparatus and its control method

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