JP2000219028A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2000219028A
JP2000219028A JP11020520A JP2052099A JP2000219028A JP 2000219028 A JP2000219028 A JP 2000219028A JP 11020520 A JP11020520 A JP 11020520A JP 2052099 A JP2052099 A JP 2052099A JP 2000219028 A JP2000219028 A JP 2000219028A
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evaporator
air
temperature
vehicle
bypass passage
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Yuichi Shirota
雄一 城田
Tsunesato Takahashi
恒吏 高橋
Koichi Saka
鉱一 坂
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸発器をバイパスして空気を流すバイパス通
路、およびこのバイパス通路の開度を調整するバイパス
ドア手段を備える車両用空調装置において、蒸発器冷却
温度を検出する温度センサの温度検出精度を向上する。 【解決手段】 空調ケース10内において蒸発器9の下
側に、蒸発器9をバイパスして空気を流すバイパス通路
16を形成し、このバイパス通路16の開度を調整する
バイパスドア17と、蒸発器9の冷却温度を検出する温
度センサ32a、32bとを備え、蓄冷モード時には、
蒸発器9の冷却温度を通常の冷房モード時よりも引き下
げることにより、蒸発器9の凝縮水への蓄冷量を増大さ
せるようになっており、蒸発器9の下側からバイパス通
路16の下流側の上方へ向かって空気案内部材40aを
突出させ、温度センサ32bを蒸発器9の吹出側で、か
つ、空気案内部材40aよりも上流側に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空調ケース内に冷凍
サイクルの蒸発器を収容するとともに、この蒸発器をバ
イパスして空気を流すバイパス通路を設ける車両用空調
装置において、蒸発器の冷却温度を正確に検出するため
の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護を目的にして、信号待ち
時等の停車時(エンジン動力不要時)にエンジンを自動
的に停止する車両(エコラン車、ハイブリッド車等)が
実用化されており、今後、停車時にエンジンを停止する
車両が増加する傾向にある。ところで、車両用空調装置
においては、冷凍サイクルの圧縮機を車両エンジンによ
り駆動しているので、上記エコラン車等においては信号
待ち時等で停車して、エンジンが停止される毎に、圧縮
機も停止して蒸発器温度が上昇し、車室内への吹出空気
温度が上昇するので、乗員の冷房フィーリングを損なう
という不具合が発生する。
【0003】このような不具合を解消するため、本出願
人においては、蒸発器凝縮水の蓄冷量に着目して、エン
ジン稼働中(車両走行中)に蒸発器冷却温度(具体的に
は蒸発器吹出空気温度)を引き下げて蒸発器凝縮水の蓄
冷量を増大させておき、そして、停車時のエンジン停止
時には、蒸発器凝縮水の蓄冷量の放冷作用を利用して空
調空気の冷却作用を維持することより、冷房フィーリン
グの悪化を抑制するシステムを開発中である。ここで、
蒸発器凝縮水の蓄冷量を効果的に増大させるには、エン
ジン稼働中に蒸発器凝縮水を氷点以下に冷却して凍結さ
せ、潜熱の形で蓄冷することが有効である。
【0004】このようなシステムにおいては、エンジン
稼働中に蒸発器凝縮水を凍結させるために蒸発器の冷却
温度(蒸発器吹出空気温度)を引き下げると、車室内へ
の吹出空気温度制御のために蒸発器の空気下流側に配置
される温水式ヒータコアでの加熱量が増大することにな
る。ここで、蒸発器は、通風系部品の中で最大の体格を
占めており、蒸発器を空調空気の全量が通過するように
なっているので、蒸発器の冷却温度を引き下げることは
蒸発器による冷却能力の増加が必要となり、圧縮機の断
続制御により蒸発器冷却温度を制御する場合には圧縮機
の稼働率が増加し、圧縮機駆動動力の増加を招く。ま
た、圧縮機の容量制御により蒸発器冷却温度を制御する
場合でも、圧縮機の大容量運転の比率が高くなって、同
様に、圧縮機駆動動力の増加を招く。
【0005】そこで、本発明者らは、先に、特願平10
−31371号において、空調ケース内で蒸発器下側
に、蒸発器をバイパスして空気を流すバイパス通路を設
けるととに、このバイパス通路の開度を調整するバイパ
スドア手段を備える車両用空調装置を提案している。こ
の先願によれば、エンジン稼働中に、バイパスドア手段
によりバイパス通路を開くことにより、バイパス通路を
通過する非冷却空気(温度の高い空気)と、蒸発器を通
過する冷風との混合により車室内への吹出空気温度を制
御することができる。そのため、蒸発器の冷却温度を氷
点下の温度に制御しながら、同時に、温度の高いバイパ
ス空気と冷風との混合により10°C以上の吹出温度を
得ることができる。従って、バイパス風量の分だけ、蒸
発器通過風量を低減して、圧縮機駆動動力の省動力を効
果的に発揮できる利点を有している。
【0006】しかも、この先願の装置では、車両エンジ
ンの稼働時に蒸発器の下側領域に凝縮水が重力で集まっ
てくることに着目し、バイパスドア手段によりバイパス
通路を開くときには、バイパスドア手段により蒸発器の
通風路の下側部を閉じることにより、蒸発器の熱交換コ
ア部のうち、バイパスドア手段による下側閉塞部では空
気側との熱交換がほとんどなくなり、下側領域の凝縮水
を速やかに凍結させることができる。従って、短時間に
て蒸発器凝縮水の蓄冷量を効果的に増大できる。
【0007】また、蒸発器の通風路の下側部をバイパス
ドア手段により閉塞することにより、蒸発器側の通風抵
抗が増加するので、バイパス通路の断面積を特別に大き
くしなくても、バイパス風量割合を効果的に増大でき
る。従って、空調ユニットの体格を大型化せずに、バイ
パス風量割合を増加できるという利点もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両用空調
装置では蒸発器吹出側に温度センサを配置して、この温
度センサの検出信号に基づいて圧縮機作動の断続制御、
あるいは圧縮機容量の可変制御をしたりしているが、上
記先願の装置を実際に試作して実験検討してみると、次
のごとき問題が生じることが分かった。すなわち、上記
先願の装置では蒸発器冷却温度(吹出温度)が下側領域
の凝縮水凍結部では空気側との熱交換がほとんどないの
で、氷点下の低温になるのに対して蒸発器上側領域では
蒸発器吸込空気が通過することにより、下側部より高い
温度になる。
【0009】そこで、蒸発器冷却温度(吹出温度)を正
確に検出するために、蒸発器吹出側の上下に2個の温度
センサを分離して配置したところ、下側の温度センサの
配置場所がバイパス通路に近接した位置になる。その結
果、バイパス通路の開度が大きくなって、バイパス風量
が増大すると、バイパス通路からの非冷却空気(温度の
高い空気)が温度センサに直接当たるという現象が発生
する。そのため、温度センサへの非冷却空気の影響が大
きくなって、温度センサが実際の蒸発器冷却温度よりも
高めの温度を検出してしまい、蒸発器冷却温度を正確に
検出できないという不具合が生じることが分かった。
【0010】このため、圧縮機作動の断続制御や圧縮機
容量の可変制御を所期の仕様通りに行うことができず、
蒸発器冷却温度を的確に制御できない事態を招く。本発
明は上記点に鑑みてなされたもので、蒸発器をバイパス
して空気を流すバイパス通路、およびこのバイパス通路
の開度を調整するバイパスドア手段を備える車両用空調
装置において、蒸発器冷却温度を検出する温度センサの
温度検出精度を向上することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1ないし7記載の発明では、空調ケース(1
0)内に、蒸発器(9)をバイパスして空気を流すバイ
パス通路(16)を形成し、このバイパス通路(16)
の開度を調整するバイパスドア手段(17)と、蒸発器
(9)の冷却温度を検出する温度センサ(32a、32
b)とを備え、蒸発器(9)のうちバイパス通路(1
6)側の部位からバイパス通路(16)の下流側へ向か
って空気案内部材(40a)を突出するように設け、バ
イパス通路(16)を出た空気を空気案内部材(40
a)により温度センサ(32a)の下流側に直接案内す
るようにしたことを特徴としている。
【0012】これにより、温度センサ(32b)がたと
えバイパス通路(16)に近接配置されても、温度セン
サ(32b)にバイパス風が直接当たることを空気案内
部材(40a)によって確実に防止できる。従って、バ
イパス通路(16)が存在しても、蒸発器冷却温度を正
確に検出できる。請求項2記載の発明のように、具体的
にはバイパス通路(16)を空調ケース(10)内にお
いて蒸発器(9)の下側に形成し、空気案内部材(40
a)は蒸発器(9)の下側からバイパス通路(16)の
下流側の上方へ向かって突出させる配置レイアウトが蓄
冷モード実行のために好ましい。
【0013】特に、請求項3記載の発明では、請求項2
において、温度センサ(32a、32b)を、蒸発器
(9)の吹出側の上下方向に複数分割して配置し、複数
の温度センサ(32a、32b)のうち、下側の温度セ
ンサ(32b)を空気案内部材(40a)の上流側に配
置したことを特徴としている。これによると、蒸発器下
側のバイパス通路(16)に近接配置される下側温度セ
ンサ(32b)の検出精度を効果的に向上できる。
【0014】また、請求項4記載の発明では、請求項2
または3において、空気案内部材(40a)を蒸発器
(9)の幅方向の略全長にわたって延びるように形成す
ることを特徴としている。これによると、蒸発器(9)
から下流側へ凝縮水が飛散することを空気案内部材(4
0a)の突出形状により防止できる。しかも、空気案内
部材(40a)の突出形状により凝縮水を溜めることが
でき、蒸発器下側に貯留される凝縮水量を増大して、蓄
冷モード時の蓄冷量を増大できる。
【0015】また、請求項5記載の発明のごとく、空気
案内部材(40a)を蒸発器(9)の幅方向において、
温度センサ(32a、32b)の配置箇所近傍のみに部
分的に突出する形状にしてもよい。また、請求項6記載
の発明のごとく、空気案内部材(40a)を空調ケース
(10)に一体成形すれば、空気案内部材(40a)を
簡単に低コストで形成できる。
【0016】そして、請求項7記載の発明では、請求項
1ないし6のいずれか1つにおいて、停車時等のエンジ
ン動力不要時に車両エンジン(4)を停止する車両に搭
載され、冷凍サイクル(R)は車両エンジン(4)によ
り駆動される圧縮機(1)を有しており、温度センサ
(32a、32b)の検出信号に基づいて圧縮機(1)
の作動を制御することにより、蒸発器(9)の冷却温度
を制御する制御手段(5)を備え、車両エンジン(4)
の稼働時に、制御手段(5)により蒸発器(9)の冷却
温度を氷点下に引き下げることにより、蒸発器(9)の
凝縮水を凍結させて蓄冷量を増大させる蓄冷モードを実
行し、車両エンジン(4)の停止時に蒸発器(9)の凝
縮水の蓄冷量の放冷により空気を冷却する放冷モードを
実行することを特徴としている。
【0017】これによると、車両エンジン(4)の停止
に伴って圧縮機(1)が停止してもも、蒸発器凝縮水の
蓄冷量の放冷により冷房作用を継続できる。しかも、エ
ンジン稼働時における蓄冷モード時にはバイパス通路
(16)を開くことにより、バイパス通路(16)を通
過する非冷却空気と、蒸発器(9)を通過する冷風との
混合により車室内への吹出空気温度を高めの温度に制御
することと、凝縮水への蓄冷を行うための低めの温度と
を両立できる。
【0018】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態の全体構
成図であり、車両用空調装置の冷凍サイクルRには冷媒
を吸入、圧縮、吐出する圧縮機1が備えられている。圧
縮機1は動力断続用の電磁クラッチ2を有し、圧縮機1
には電磁クラッチ2およびベルト3を介して車両エンジ
ン4の動力が伝達される。
【0020】電磁クラッチ2への通電は空調用電子制御
装置5により断続され、電磁クラッチ2が通電されて接
続状態になると、圧縮機1は運転状態となる。これに反
し、電磁クラッチ2の通電が遮断されて開離状態になる
と、圧縮機2は停止する。圧縮機1から吐出された高
温、高圧の過熱ガス冷媒は凝縮器6に流入し、ここで、
図示しない冷却ファンより送風される外気冷却風と熱交
換して冷媒は冷却されて凝縮する。この凝縮器6で凝縮
した冷媒は次に受液器7に流入し、受液器7の内部で冷
媒の気液が分離され、冷凍サイクルR内の余剰冷媒(液
冷媒)が受液器7内に蓄えられる。
【0021】この受液器7からの液冷媒は膨張弁(減圧
手段)8により低圧に減圧され、低圧の気液2相状態と
なる。この膨張弁8からの低圧冷媒は蒸発器(冷房用熱
交換器)9に流入する。この蒸発器9は車両用空調装置
の空調ケース10内に設置され、蒸発器9に流入した低
圧冷媒は空調ケース10内の空気から吸熱して蒸発す
る。
【0022】膨張弁8は蒸発器9の出口冷媒の温度を検
出する感温部8aを有する温度式膨張弁であり、蒸発器
9の出口冷媒の過熱度を所定値に維持するように弁開度
(冷媒流量)を調整するものである。蒸発器9の出口は
圧縮機1の吸入側に結合され、上記したサイクル構成部
品によって閉回路を構成している。空調ケース10にお
いて、蒸発器9の上流側には送風機11が配置され、送
風機11には遠心式送風ファン12と駆動用モータ13
が備えられている。送風ファン12の吸入口14には図
示しない内外気切替箱を通して車室内の空気(内気)ま
たは車室外の空気(外気)が切替導入される。
【0023】次に、図2、図3は図1の空調装置通風系
のうち、送風機11下流側の空調ユニット15部分を示
すもので、図2は蒸発器バイパス通路を開放しているバ
イパス時の状態を示し、図3は蒸発器バイパス通路を閉
じている通常時の状態を示す。空調ユニット15部は、
車室内前部の計器盤内側において、車両幅方向の中央位
置に配置される。その場合、空調ユニット15部は車両
の前後方向および上下方向に対して図2、3に示すよう
に配置され、送風機11部は空調ユニット15部に対し
て助手席側にオフセット配置されている。
【0024】空調ケース10内において最も車両前方側
の部位に空気入口10aが開口しており、送風ファン1
2の送風空気はこの空気入口10aから空調ケース10
内の蒸発器9の上流部位に流入するようになっている。
そして、蒸発器9は空調ケース10内において、空調ケ
ース10の幅方向には全長にわたって延びるように配置
される。ここで、空調ケース10の幅方向とは車両左右
方向に延びる方向で、図2、3の紙面垂直方向である。
また、空調ケース10の上下方向に対しては蒸発器9の
下側部位に蒸発器9をバイパスして空気を流す第1バイ
パス通路16を形成するように蒸発器9は配置されてい
る。
【0025】蒸発器9は、図4にその具体的構造を例示
するように、その上下両端部に冷媒の集合、分配を行う
タンク部9a、9bを有し、このタンク部9a、9bの
間に冷媒通路を構成するチューブ9cが上下方向に延び
るように配置されている。ここで、タンク部9a、9b
とチューブ9cは周知のごとくアルミニウム製の金属属
薄板により一体成形でき、チューブ9cは断面偏平状の
冷媒通路を内部に構成する。チューブ9cの外面側には
コルゲートフィン9dが接合され、空調空気はチューブ
9cとコルゲートフィン9dの空隙部を図4の紙面垂直
方向に流れて冷却される。9eは蒸発器9への冷媒の出
入口ジョイントである。
【0026】上記した第1バイパス通路16の開度を調
整するために、バイパスドア(パラレルバイパスドア)
17が蒸発器9の空気上流側で、かつ、下側の部位に配
置されている。このバイパスドア17は回転軸17aを
中心として回動可能な板状ドアであり、このバイパスド
ア17は図1に示すサーボモータからなる電気駆動装置
18により駆動される。ここで、バイパスドア17は図
2の位置に操作されて第1バイパス通路16を開くとき
(全開位置)には、蒸発器9の通風路の一部(下側の部
位A)を閉じるように構成されている。
【0027】図2の実線位置で示す全閉位置にバイパス
ドア17が操作されているときにも、バイパスドア17
と蒸発器9の熱交換用コア部(チューブ9cとフィン9
d)の前面側との間に、所定(2〜6mm程度)の微小
隙間Bを形成するようになっている。空調ケース10内
で、蒸発器9の下流側にはエアミックスドア(シリーズ
バイパスドア)19が配置されている。このエアミック
スドア19の下流側には車両エンジン4の温水(冷却
水)を熱源として空気を加熱する温水式ヒータコア(暖
房用熱交換器)20が設置されている。そして、この温
水式ヒータコア20の側方(上方部)には第2バイパス
通路21が形成されている。この第2バイパス通路21
は温水式ヒータコア20をバイパスして空気(冷風)を
流すためのものである。
【0028】エアミックスドア19は回転軸19aを中
心として回動可能な板状ドアであり、温水式ヒータコア
20を通過する温風と第2バイパス通路21を通過する
冷風との風量割合を調節するものであって、この冷温風
の風量割合の調節により車室内への吹出空気温度を調節
する。すなわち、本例においては、エアミックスドア1
9により温度調節手段が構成されている。なお、エアミ
ックスドア19は図1に示すサーボモータからなる電気
駆動装置22により駆動される。
【0029】温水式ヒータコア20の下流側には下側か
ら上方へ湾曲して延びる温風通路23が形成され、この
温風通路23からの温風と第2バイパス通路21からの
冷風が空気混合部24付近で混合して、所望温度の空気
を作り出すことができる。さらに、空調ケース10内
で、空気混合部24の下流側に吹出モード切替部が構成
されている。すなわち、空調ケース10の上面部にはデ
フロスタ開口部25が形成され、このデフロスタ開口部
25は図示しないデフロスタダクトを介して車両フロン
トガラス内面に空気を吹き出すものである。デフロスタ
開口部25は、回転軸26aにより回動自在な板状のデ
フロスタドア26により開閉される。
【0030】また、空調ケース10の上面部で、デフロ
スタ開口部25より車両後方側の部位にフェイス開口部
27が形成され、このフェイス開口部27は図示しない
フェイスダクトを介して車室内乗員の上半身に向けて空
気を吹き出すものである。フェイス開口部27は回転軸
28aにより回動自在な板状のフェイスドア28により
開閉される。
【0031】また、空調ケース10において、フェイス
開口部27の下側部位にフット開口部29が形成され、
このフット開口部29は図示しないフットダクトを介し
て車室内乗員の足元に向けて空気を吹き出すものであ
る。フット開口部29は回転軸30aにより回動自在な
板状のフットドア30により開閉される。上記した吹出
モードドア26、28、30の回転軸26a、28a、
30aは共通のリンク機構(図示せず)に連結され、こ
のリンク機構を介して図1のサーボモータからなる電気
駆動装置31により駆動される。
【0032】次に、図1に戻って、本実施形態における
電気制御部の概要を説明すると、空調ケース10内で、
蒸発器9の空気吹出直後の部位に、サーミスタからなる
蒸発器吹出温度センサ(蒸発器冷却度合検出手段)32
a、32bが設けられ、蒸発器吹出温度Te を検出す
る。ここで、蒸発器吹出温度センサ32a、32bは、
図2、3に示すように、蒸発器9の空気吹出直後の部位
において上下方向に2箇所に分離して配置され、この上
下2個のセンサ32a、32bの平均温度から蒸発器吹
出温度Te を空調用電子制御装置5にて算出するように
なっている。
【0033】これは次の理由からである。車両用空調装
置では蒸発器9は、前述のごとくチューブ9cを上下方
向に延びるように配置し、これにより、凝縮水がチュー
ブ9c表面に沿って重力により容易に下方へ落下できる
ようにして、凝縮水の排水性を向上させている。従っ
て、蒸発器9において下方部に凝縮水が集まってくる。
それ故、エンジン稼働中に蓄冷モードを実行すると、蒸
発器下方部で凝縮水の凍結が発生しやすい。
【0034】その結果、蓄冷モードでは蒸発器9におい
て上方部に比して下方部の通風路面積が凝縮水の凍結に
より縮小されるので、蒸発器9の上方部を通過した吹出
空気温度よりも蒸発器9の下方部を通過した吹出空気温
度の方が低くなる。そこで、蒸発器9の吹出側の上下両
側に分離して2個の温度センサ32a、32bを配置
し、その平均温度を算出している。
【0035】この2個の温度センサ32a、32bは図
2、3に示すようにそれぞれ樹脂製のクランプ32c、
32dにより弾性的に保持され、そして、このクランプ
32c、32dの先端の係止爪部を蒸発器9のコルゲー
トフィン9dの間に挿入係止することにより、温度セン
サ32a、32bを蒸発器9の吹出側に保持固定してい
る。
【0036】そして、蒸発器9の下側部位には、第1バ
イパス通路16を区画するとともに蒸発器9の下側部を
支持する支持板40が配置されている。この支持板40
のうち空気流れ下流側の部位に空気案内部材40aが一
体成形してある。この空気案内部材40aは蒸発器9の
下側部から空気流れ下流側へ斜め上方へ突き出す形状に
なっている。
【0037】下側の温度センサ32bは、蒸発器9の吹
出側で、かつ、空気案内部材40aよりも上流側に配置
してある。このため、空気案内部材40aの突出形状に
より、第1バイパス通路16を通過するバイパス空気を
下側温度センサ32bの下流側に直接案内することがで
き、バイパス空気が温度センサ32bに直接当たること
を防止する。
【0038】ここで、支持板40と空気案内部材40a
は、空調ケース10を樹脂製とすることにより、空調ケ
ース10に一体成形することができる。もちろん、支持
板40と空気案内部材40aを空調ケース10とは別部
品として単体で成形した後、ネジ止め、接着等の適宜の
固定手段により空調ケース10の内面に固定する構成と
してもよい。
【0039】また、支持板40は、蒸発器9の下側部を
支持するために蒸発器9の幅方向(図2、3の紙面垂直
方向)の全長にわたって延びるように形成されている。
その際、空気案内部材40aも支持板40と同様に、蒸
発器9の幅方向(図2、3の紙面垂直方向)の全長にわ
たって延びるように形成している。しかし、空気案内部
材40aを下側の温度センサ32bの下流側付近だけに
部分的に突出するように形成してもよい。
【0040】また、空調ケース10内で、第1バイパス
通路16には蒸発器バイパス空気(非冷却空気)の温度
B を検出するサーミスタからなるバイパス空気温度セ
ンサ33(図1)が設けられている。ところで、前記し
た空調用電子制御装置5には、上記したセンサ32a、
32b、33の他に、空調制御のために、内気温Tr
外気温Tam、日射量TS 、温水温度TW 等を検出する周
知のセンサ群35から検出信号が入力される。また、車
室内計器盤近傍に設置される空調制御パネル36の操作
スイッチ群37からも温度設定信号Tset 等の操作信号
が入力される。
【0041】さらに、空調用電子制御装置5はエンジン
用電子制御装置38に接続されており、エンジン用電子
制御装置28から空調用電子制御装置5には車両エンジ
ン4の回転数信号、車速信号等が入力される。エンジン
用電子制御装置38は周知のごとく車両エンジン4の運
転状況等を検出するセンサ群(図示せず)からの信号に
基づいて車両エンジン4への燃料噴射量、点火時期等を
総合的に制御するものである。さらに、本発明の対象と
するエコラン車、ハイブリッド車においては、車両エン
ジン4の回転数信号、車速信号、ブレーキ信号等に基づ
いて停車状態を判定すると、エンジン用電子制御装置3
8は燃料噴射の停止等により車両エンジン4を自動的に
停止させる。
【0042】また、運転者の運転操作により車両が停車
状態から発進状態に移行すると、エンジン用電子制御装
置38は車両の発進状態をアクセル信号等に基づいて判
定して、車両エンジン4を自動的に始動させる。なお、
空調用電子制御装置5は、車両エンジン4の稼働中に、
蒸発器9の凝縮水蓄冷量、あるいはエンジン停止後にお
ける蒸発器吹出温度の挙動等を推定し、この推定結果に
基づいて車両エンジン4の停止許可、停止禁止の信号を
出力したり、また、車両エンジン4停止後の蒸発器吹出
温度Te の上昇等に基づいてエンジン再稼働要求の信号
を出力する。
【0043】空調用電子制御装置5およびエンジン用電
子制御装置24はCPU、ROM、RAM等からなる周
知のマイクロコンピュータと、その周辺回路にて構成さ
れるものである。空調用電子制御装置5は、上記のごと
きエンジン制御信号を出力するエンジン制御信号出力
部、電磁クラッチ2による圧縮機断続制御部、内外気切
替ドア15による内外気吸込制御部、送風機11の風量
制御部、エアミックスドア14による温度制御部、吹出
口15〜17の切替による吹出モード制御部、バイパス
ドア17による蓄冷モード制御部等を有している。
【0044】次に、上記構成において本実施形態の作動
を説明する。図2はバイパスドア17が第1バイパス通
路17を開放して蒸発器9の通風路の下側部Aを閉じて
いる蒸発器バイパス時の状態を示し、一方、図3は、バ
イパスドア17が第1バイパス通路17を閉じている通
常時の状態を示す。そして、エンジン稼働中において、
冷房開始直後のように車室内を急速に冷房したいクール
ダウン時とか、車室内乗員数が多いとか、高外気温時の
ような冷房高負荷時には、蒸発器9の冷却能力を最大限
に発揮するために図3の通常状態(蒸発器バイパス閉塞
状態)を設定する。また、クールダウン時とか冷房高負
荷時ではないとき、つまり、通常の冷房負荷状態では、
次回のエンジン停止時に備えて、蒸発器凝縮水への蓄冷
量を増加させる蓄冷モードを予め設定しておく必要があ
る。図2の蒸発器バイパス状態は、この蓄冷モードの設
定状態である。
【0045】ここで、図2の蒸発器バイパス状態は、蓄
冷モードだけでなく、春秋の中間季節における省動力モ
ードのために使用してもよいし、また、停車時等の一時
的なエンジン停止時における蒸発器9の放冷モードにお
いても使用する。上記した図2の蒸発器バイパス状態と
図3の通常状態(蒸発器バイパス閉塞状態)はバイパス
ドア17の開閉により切り替えることができる。バイパ
スドア17の開閉は、例えば、車室内へ吹き出される空
調風の目標吹出温度TAOに基づいて決定することがで
きる。この目標吹出温度TAOは車室内を設定温度Tse
tに維持するために必要な吹出温度であって、周知のご
とく操作スイッチ群27の温度設定スイッチの設定温度
Tset 、センサ群35の内気センサにより検出される内
気温Tr 、センサ群35の外気センサにより検出される
外気温Tam、センサ群35の日射センサにより検出され
る日射量Ts 等に基づいて算出される。
【0046】そして、目標吹出温度TAOは上記のクー
ルダウン時とか冷房高負荷時には非常に低い温度が算出
されるので、この目標吹出温度TAOが極く低温域にあ
るときはバイパスドア17を図3の通常状態に操作す
る。そして、目標吹出温度TAOが所定レベルまで上昇
すると、通常の冷房負荷状態であると判定して、バイパ
スドア17を図3通常状態から図2の蒸発器バイパス状
態に切り替える。
【0047】なお、上記目標吹出温度TAOによる自動
的なバイパスドア17の切替動作方式によらず、手動操
作方式でバイパスドア17の切替を行ってもよい。例え
ば、空調制御パネル36の操作スイッチ群37の1つと
して、蓄冷モードスイッチを設けて、この蓄冷モードス
イッチが乗員の操作により投入されたとき、バイパスド
ア17を図2の蒸発器バイパス状態に操作するようにし
てもよい。
【0048】ところで、図3の通常時の状態では、バイ
パスドア17が第1バイパス通路17を閉じるととも
に、蒸発器9の通風路への通風の妨げとならない位置に
操作されているので、蒸発器9の熱交換コア部に対して
最大風量を送風することができる。従って、蒸発器9の
最大能力の発揮に支障はない。そして、最大冷房時に
は、上記目標吹出温度TAOに基づいて、エアミックス
ドア19が図2、3の実線で示す最大冷房位置に操作さ
れて、ヒータコア20への通風路を全閉し、第2バイパ
ス通路21を全開する。従って、蒸発器9の冷媒蒸発潜
熱により冷却された冷風をヒータコア20で再加熱する
ことなく、フェイス開口部27を通して車室内へ吹出し
て、車室内を冷房する。
【0049】そして、図3の通常時の状態において、冷
房負荷が低減して最大冷房状態から温度制御域に移行す
ると、エアミックスドア19がヒータコア20への通風
路を開き、第2バイパス通路21の開度を減少させる。
これにより、第2バイパス通路21を通過する冷風とヒ
ータコア20を通過する温風との風量割合を調整して車
室内への吹出空気温度を制御することができる。
【0050】これに対して、エンジン稼働中に、蒸発器
凝縮水への蓄冷量を増大する蓄冷モードを実行する時に
は、バイパスドア17を図2の蒸発器バイパス状態に切
り替える。この状態では、バイパスドア17が第1バイ
パス通路16を開くとともに、蒸発器9の熱交換コア部
の通風路の下側部Aを閉じる。送風ファン12の送風空
気の一部は第1バイパス通路16を通過して蒸発器9を
バイパスして冷却されないまま通過する。従って、バイ
パスドア17の操作位置の調整により第1バイパス通路
16の開度を調整して、第1バイパス通路16を通過す
る非冷却空気と、蒸発器9を通過する冷風との風量割合
を調整することにより、車室内への吹出空気温度を制御
できる。ここで、バイパスドア17の操作位置(開度)
は、第1バイパス通路16を通過する非冷却空気の温度
B と、蒸発器吹出温度Te と車室内への目標吹出温度
TAOに基づいて決定すればよい。ここで、蒸発器吹出
温度Te は前述のごとく上下2個の温度センサ32a、
32bの検出温度の平均温度である。
【0051】以上により、蓄冷モード時には、エアミッ
クスドア19を最大冷房位置に固定したままでも、バイ
パスドア17の開度調整により車室内への吹出空気温度
を制御でき、車両エンジン4の省動力(圧縮機駆動動力
の低減)を図ることができる。つまり、バイパスドア1
7が蒸発器9の熱交換コア部の通風路の下側部Aを閉じ
るため、蒸発器9の通過風量が減少する。そのため、蒸
発器9の吹出温度Teを目標吹出温度TEOに低下させ
るに必要な冷却能力を風量の減少分だけ小さくすること
ができ、圧縮機1の断続制御よる圧縮機稼働率を低下さ
せて衝動力を図ることができる。
【0052】そして、バイパスドア17が蒸発器9の熱
交換コア部の通風路の下側部Aを閉じるため、この下側
閉塞部分では通過風量が僅少となり、空気側との熱交換
量が僅少であるため、凝縮水を短時間で速やかにフロス
ト(凍結)させることができる。特に、本実施形態で
は、蒸発器9を上下方向に延びるように配置しているの
で、蒸発器9で発生する凝縮水はチューブ9cの上下方
向の表面に沿って自重にて蒸発器9の熱交換コア部の下
側に集まってくる。そのため、蒸発器9の熱交換コア部
の通風路の下側部分Aをバイパスドア17により閉じる
ことにより、蒸発器9の熱交換コア部の下側に集まって
くる凝縮水を強制的に凍結させて蓄冷量を効果的に増加
できる。
【0053】これに加えて、空気案内部材40aと支持
板40を蒸発器9の幅方向(図2、3の紙面垂直方向)
の全長にわたって延びるように形成しているから、空気
案内部材40aと支持板40により凝縮水の排水を抑え
て、蒸発器下側部Aに溜まる凝縮水量を増加することが
できるので、蓄冷量を一層効果的に増加できる。また、
空気案内部材40aは、蒸発器9部から凝縮水が下流側
(エアミックスドア19側)へ飛散することを抑制する
役割を果たすこともできる。
【0054】なお、蒸発器9の目標吹出温度TEOは、
目標吹出温度TAOに応じてTAOの上昇に応じて高く
設定したり、あるいは、外気温度Tamに応じて、春秋の
中間温度域で最も高く設定し、外気温度Tamの低温域お
よひ高温域では低く設定したりするが、蓄冷モードで
は、目標吹出温度TEOを例えば、−3°C〜−4°C
のような氷点下の低温域に引き下げて、蒸発器凝縮水を
強制的に凍結させて蓄冷効果の向上を図ることが好まし
い。
【0055】このように、目標吹出温度TEOを氷点下
の低温域に引き下げて、蒸発器9の吹出温度Te が氷点
下の低温になっても、車室内への吹出空気温度は、バイ
パスドア17の開度(第1バイパス通路16の開度)に
より調整できるので、上述の通り車両エンジン4の省動
力を実現できる。ところで、上下2個の温度センサ32
a、32bのうち、下側の温度センサ32bは図2、3
に示すように第1バイパス通路16に近接して配置され
るので、支持板40に空気案内部材40aを設けない場
合は下側の温度センサ32bに第1バイパス通路16を
通過する温度の高いバイパス空気が直接当たって、下側
の温度センサ32bが蒸発器下側の吹出空気温度を正確
に検出できない。
【0056】しかし、本実施形態によると、支持板40
に、蒸発器9の下側部から空気流れ下流側へ斜め上方へ
突き出す形状の空気案内部材40aを設けているから、
バイパス空気を下側温度センサ32bの下流側に直接案
内することができる。これにより、バイパス空気が温度
センサ32bに直接当たることを防止できるので、下側
の温度センサ32bが第1バイパス通路16に近接配置
されていても、下側の温度センサ32bに蒸発器9の下
側部Aから吹き出す極低速の空気を当てて、下側の温度
センサ32bに蒸発器下側部Aの吹出空気温度を正確に
感知させることができる。
【0057】なお、信号待ち等による一時的な停車時
に、車両エンジン4が停止されると、圧縮機1も必然的
に停止状態になるので、冷凍サイクルRの冷媒蒸発潜熱
による蒸発器9の冷却作用が停止されるが、エンジン稼
働中に予め、蒸発器凝縮水を凍結させて蒸発器凝縮水蓄
冷量を増大してあるので、エンジン停止時は、この蒸発
器凝縮水蓄冷量(水の融解潜熱および水の顕熱)を利用
して、蒸発器9の冷却作用を発揮できる。
【0058】信号待ち等による一時的な停車時間は、通
常、1分間前後であるので、この程度の短時間であれ
ば、蒸発器凝縮水の蓄冷量を利用して、冷房フィーリン
グを悪化させないレベルで冷房を持続可能となる。停車
時の冷房作用は、蒸発器凝縮水蓄冷量の放冷により行う
ので、放冷モードと称することができ、この放冷モード
における車室内への吹出空気温度の制御も、前述の蓄冷
モードと同様に、エアミックスドア19は最大冷房位置
に固定したままで、バイパスドア17の操作位置(開
度)の調整により行うことができる。
【0059】(他の実施形態)なお、上記の一実施形態
では、蒸発器冷却温度(吹出温度)を圧縮機1の作動の
断続制御により行う場合について説明したが、車両用空
調装置では蒸発器吹出温度を圧縮機1の容量制御により
行うことも周知であり、このような圧縮機容量制御方式
のものにおいても本発明を同様に実施できる。すなわ
ち、圧縮機1の断続制御の代わりに、蒸発器目標吹出温
度TEOが得られるようように、圧縮機1の容量制御を
行えばよい。
【0060】また、上記の一実施形態では、蒸発器冷却
温度を検出するために、蒸発器吹出空気温度を温度セン
サ32a、32bにより検出しているが、蒸発器9のフ
ィン表面温度等を検出して、蒸発器冷却温度を検出する
ようにしてもよい。また、上記の一実施形態では、ヒー
タコア20を通過する温風と第2バイパス通路21を通
過する冷風との風量割合を調整するエアミックスドア1
9により、車室内への吹出空気温度を調節する温度調節
手段を構成しているが、この温度調節手段として、ヒー
タコア20へ流入する温水流量を調節する温水弁を用
い、この温水弁により温水流量を調節して、車室内への
吹出空気温度を調節することができる。
【0061】また、上記の一実施形態では、第1バイパ
ス通路16にバイパス空気温度センサ33を配置してい
るが、第1バイパス通路16を通過するバイパス空気
は、車両空調装置の内気モード時には内気が第1バイパ
ス通路16を通過し、外気モード時には外気が第1バイ
パス通路16を通過するので、バイパス空気温度センサ
33を廃止して、その代わりに、内気モード時にはセン
サ群35の内気温信号T r をバイパス空気温度信号とし
て用い、また、外気モード時にはセンサ群35の外気温
信号Tamをバイパス空気温度信号として用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体システム構成図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態における空調ユニット部の
詳細構造を示す断面図で、蒸発器バイパス時の状態を示
す。
【図3】本発明の一実施形態における空調ユニット部の
詳細構造を示す断面図で、蒸発器通常時の状態を示す。
【図4】本発明の一実施形態における蒸発器の一部破断
正面図である。
【符号の説明】
R…冷凍サイクル、1…圧縮機、4…車両エンジン、5
…空調用制御装置、9…蒸発器、10…空調ケース、1
6…第1バイパス通路、17…バイパスドア、19…エ
アミックスドア(温度調節手段)、20…ヒータコア
(暖房用熱交換器)、32a、32b…温度センサ、4
0a…空気案内部材。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通風路を形成する空調ケース(10)
    と、 この空調ケース(10)内に配置され、空気を冷却する
    冷凍サイクル(R)の蒸発器(9)と、 前記空調ケース(10)内に形成され、前記蒸発器
    (9)をバイパスして空気を流すバイパス通路(16)
    と、 このバイパス通路(16)の開度を調整するバイパスド
    ア手段(17)と、 前記蒸発器(9)の冷却温度を検出する温度センサ(3
    2a、32b)と、 前記蒸発器(9)のうち前記バイパス通路(16)側の
    部位から前記バイパス通路(16)の下流側へ向かって
    突出して設けられ、前記バイパス通路(16)を出た空
    気を前記温度センサ(32a)の下流側に直接案内する
    空気案内部材(40a)とを備たことを特徴とする車両
    用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記バイパス通路(16)は、前記空調
    ケース(10)内において前記蒸発器(9)の下側に形
    成されており、 前記空気案内部材(40a)は前記蒸発器(9)の下側
    から前記バイパス通路(16)の下流側の上方へ向かっ
    て突出していることを特徴とする請求項1に記載の車両
    用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記温度センサ(32a、32b)は、
    前記蒸発器(9)の吹出側の上下方向に複数分割して配
    置され、 前記複数の温度センサ(32a、32b)のうち、下側
    の温度センサ(32b)を前記空気案内部材(40a)
    の上流側に配置したことを特徴とする請求項2に記載の
    車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記空気案内部材(40a)は前記蒸発
    器(9)の幅方向の略全長にわたって延びるように形成
    されていることを特徴とする請求項2または3に記載の
    車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記空気案内部材(40a)は前記蒸発
    器(9)の幅方向において、前記温度センサ(32a、
    32b)の配置箇所近傍のみに部分的に突出しているこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載の車両用空調装
    置。
  6. 【請求項6】 前記空気案内部材(40a)は前記空調
    ケース(10)に一体成形されていることを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用空調装
    置。
  7. 【請求項7】 停車時等のエンジン動力不要時に車両エ
    ンジン(4)を停止する車両に搭載され、 前記冷凍サイクル(R)は前記車両エンジン(4)によ
    り駆動される圧縮機(1)を有しており、 前記温度センサ(32a、32b)の検出信号に基づい
    て前記圧縮機(1)の作動を制御することにより、前記
    蒸発器(9)の冷却温度を制御する制御手段(5)を備
    え、 前記車両エンジン(4)の稼働時に、前記制御手段
    (5)により前記蒸発器(9)の冷却温度を氷点下に引
    き下げることにより、前記蒸発器(9)の凝縮水を凍結
    させて蓄冷量を増大させる蓄冷モードを実行し、 前記車両エンジン(4)の停止時に前記蒸発器(9)の
    凝縮水の蓄冷量の放冷により空気を冷却する放冷モード
    を実行することを特徴とする請求項1ないし6のいずれ
    か1つに記載の車両用空調装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101034017B1 (ko) * 2008-12-05 2011-05-11 주식회사 두원공조 스톱-스타트 시스템을 탑재한 차량의 공조장치 제어방법
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