JP2000219860A - 接着剤組成物 - Google Patents
接着剤組成物Info
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Abstract
とができ、しかも加工性と接着力のバランスに優れた接
着剤組成物を提供する。 【解決手段】 (イ)ビニル芳香族化合物からなる重合
体ブロックAと、イソプレンとブタジエンからなり、両
者の重量比がイソプレン/ブタジエン=40/60〜7
0/30の範囲内にある混合物から構成され、イソプレ
ンに基づく全構造単位中の1,4−結合の割合が35〜
80モル%、ブタジエンに基づく全構造単位中の1,4
−結合の割合が55〜90モル%であって、しかもイソ
プレンおよびブタジエンに基づく炭素−炭素二重結合の
80%以上が水素添加されてなる重合体ブロックBを1
個以上有する水添ブロック共重合体100重量部、およ
び(ロ)粘着付与樹脂40〜500重量部を含有する接
着剤組成物。
Description
物と共役ジエンから構成されるブロック共重合体の水素
添加物をベースポリマーとする接着剤組成物に関する。
本発明の接着剤組成物は、加工性と接着力のバランスに
優れており、感圧接着剤(粘着剤)、特にホットメルト
型の感圧接着剤として有用である。
造においては、感圧接着剤(粘着剤)を溶剤に溶解した
溶液をロール、スプレーなどにより紙、布帛等の基材に
塗布した後、溶剤を除去して感圧接着剤(粘着剤)層を
基材上に形成する方法が一般に行われているが、溶剤の
使用は、環境汚染の原因となったり、労働環境・衛生を
悪化させたりするなどの点から問題視されつつある。そ
こで、近年、溶剤を使用しないホットメルト型の感圧接
着剤が注目されている。
マーとしては、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ビニル
芳香族化合物と共役ジエンからなるブロック共重合体お
よびその水素添加物、エチレン−α−オレフィン共重合
体、ポリエステル系樹脂などの種々の重合体が利用され
ているが、これらの中でも、ビニル芳香族化合物と共役
ジエンからなるブロック共重合体は、オープンタイムが
長く、接着性と保持力のバランスが比較的良好なことか
ら、特に使い捨ての衛生材料の接着剤として好適に使用
されている。例えば、特公昭45−41518号公報に
は、ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン(以
下、SBSと略記することがある)またはポリスチレン
−ポリイソプレン−ポリスチレン(以下、SISと略記
することがある)などの直鎖状ブロック共重合体をベー
スポリマーとする接着剤組成物が開示されている。ま
た、特公昭56−49958号公報には、(ポリスチレ
ン−ポリブタジエン)nX〔n:3以上の整数、X:n
価のカップリング剤の残基〕などの分岐状ブロック共重
合体を用いた接着剤組成物が開示されている。
からなる接着剤組成物は、一般に溶融粘度が高く加工性
に劣り、しかも基材への塗布は比較的高温で行う必要が
あるために、接着剤および基材の熱劣化の可能性や、使
用できる材料に耐熱性の制限を受けるなどの問題があ
る。
術の問題点に鑑みてなされたものであって、溶融粘度が
低くて比較的低温で塗布を行うことができ、しかも加工
性と接着力のバランスに優れた接着剤組成物を提供する
ことを課題とする。
課題は、(イ)ビニル芳香族化合物からなる重合体ブロ
ックAと、イソプレンとブタジエンからなり、両者の重
量比がイソプレン/ブタジエン=40/60〜70/3
0の範囲内にある混合物から構成され、イソプレンに基
づく全構造単位中の1,4−結合の割合が35〜80モ
ル%、ブタジエンに基づく全構想単位中の1,4−結合
の割合が55〜90モル%であって、しかもイソプレン
およびブタジエンに基づく炭素−炭素二重結合の80%
以上が水素添加されてなる重合体ブロックBを有する水
添ブロック共重合体100重量部、および(ロ)粘着付
与樹脂40〜500重量部を含有する接着剤組成物を提
供することにより解決される。
水添ブロック共重合体(イ)における重合体ブロックA
を構成するビニル芳香族化合物としては、例えば、スチ
レン、α−メチルスチレン、o−、m−またはp−メチ
ルスチレン、1,3−ジメチルスチレン、ビニルナフタ
レン、ビニルアントラセン等が挙げられる。これらの中
でも、スチレンおよびα−メチルスチレンが好ましい。
ビニル芳香族化合物は、1種類のものを使用してもよい
し、2種類以上を併用してもよい。
添前の状態でのビニル芳香族化合物に基づく構造単位の
含有量は、特に制限されるものではないが、接着力の観
点から50重量%以下であることが好ましく、40重量
%以下であることがより好ましい。
て、水添前の重合体ブロックBを構成するイソプレンと
ブタジエンの混合物中、イソプレンとブタジエンの重量
比は、イソプレン/ブタジエン=40/60〜70/3
0の範囲内にあることが必要である。重合体ブロックB
を構成するイソプレンとブタジエンの混合物中、イソプ
レンの重量比が40重量%未満の場合、すなわちブタジ
エンの重量比が60重量%を越える場合には、得られる
接着剤の溶融粘度が高くなり好ましくなく、また、上記
混合物中のイソプレンの重量比が70重量%を越える場
合、すなわちブタジエンの重量比が30重量%未満の場
合、得られる接着剤の接着力が低下する。
ンに基づく全構造単位中の1,4−結合の割合が35〜
80モル%、ブタジエンに基づく全構造単位中の1,4
−結合の割合が55〜90モル%である必要がある。イ
ソプレンに基づく全構造単位中の1,4−結合の割合が
35モル%未満の場合、接着剤組成物の溶融粘度を低く
することはできるが、接着力が低下する。また、イソプ
レンに基づく全構造単位中の1,4−結合の割合が80
モル%を越える場合、接着剤組成物の接着力は十分であ
るが、溶融粘度が高くなり好ましくない。さらに、ブタ
ジエン部分の1,4−結合の割合が55モル%未満の場
合、接着力の低下が起こり好ましくない。また、ブタジ
エン部分の1,4−結合の割合が90モル%を越える場
合も、接着力は十分に得られるものの、溶融粘度が高く
なり好ましくない。
ックBは、イソプレンまたはブタジエンに基づく炭素−
炭素二重結合の80%以上が水素添加されていることが
必要であり、90%以上が水素添加されていることが好
ましい。イソプレンまたはブタジエンに基づく炭素−炭
素二重結合の水素添加率が80%未満の場合、得られる
接着剤組成物は耐熱性および耐候性が十分ではない。
状、分岐状等種々の構造を有するものを使用することが
でき、また、1種類のものを使用してよいし、2種類以
上の混合物を使用してもよいが、A−B−A型のトリブ
ロック共重合体、 A−B−A型のトリブロック共重合
体とA−B型のジブロックの混合物、(A−B)nX型
の星形ブロック共重合体(上記において、A、Bおよび
Xはそれぞれ重合体ブロックA、重合体ブロックBおよ
びn価のカップリング剤残基を表し、nは2〜15の整
数を表す)などが好適に使用される。
状態における数平均分子量は特に制限されるものではな
いが、通常10,000〜500,000であり、好ま
しくは20,000〜300,000であり、より好ま
しくは40,000〜150,000である。ここでい
う数平均分子量とは、ゲルパーミエーションクロマトグ
ラフィー(GPC)によって測定した、ポリスチレン換
算の分子量である。さらに、水添ブロック共重合体
(イ)は、本発明の趣旨を損なわない限り、分子鎖中
に、または分子末端に、カルボキシル基、水酸基、酸無
水物、アミノ基、エポキシ基などの官能基を含有しても
よい。
しては、例えば、次のような公知のアニオン重合法を採
用することができる。すなわち、i)有機リチウム化合物
等を開始剤として炭化水素溶媒中、ビニル芳香族化合
物、共役ジエン化合物、ビニル芳香族化合物を逐次重合
させてブロック共重合体を形成する方法、またはii)ビ
ニル芳香族化合物、共役ジエン化合物を逐次重合させた
後、カップリング剤を添加してブロック共重合体を形成
する方法、等の方法によって調製したブロック共重合体
を公知の方法にしたがって不活性有機溶媒中で水素添加
触媒の存在下に水素添加する方法である。水添ブロック
共重合体(イ)における重合体ブロックB中の不飽和二
重結合の水素添加率は、ヨウ素価測定、赤外分光光度
計、核磁気共鳴装置等により測定することができる。
タン、ペンタン、ヘキサン、イソペンタン、ヘプタン、
オクタン等の脂肪族炭化水素;シクロペンタン、メチル
シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサ
ン、エチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素;ベンゼ
ン、トルエン、エチルベンゼン、キシレン等の芳香族炭
化水素などの不活性有機溶媒を1種類または2種類以上
使用することができる。また、有機リチウム化合物とし
ては、エチルリチウム、n−プロピルリチウム、イソプ
ロピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチル
リチウム、t−ブチルリチウム、n−ヘキシルリチウ
ム、フェニルリチウム等のモノまたはジリチウム化合物
が挙げられる。そしてカップリング剤としては、ジクロ
ロスズ、モノメチルジクロロスズ、ジメチルクロロス
ズ、モノエチルジクロロスズ、メチルトリクロロスズ、
モノブチルジクロロスズ、ジブチルジブロムスズ等のハ
ロゲン化スズ化合物;ギ酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、酢酸フェニル、安息香酸メチル、安息香酸エチ
ル、安息香酸フェニル、アジピン酸ジエチル、コハク酸
ジエチル、マロン酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、フ
マル酸ジエチル、フタル酸ジエチル等の一価または二価
のカルボン酸と一価のアルコールまたはフェノールから
なるエステル等のエステル系カップリング剤;ジビニル
ベンゼン等の多官能有機化合物などが挙げられる。な
お、水添前のブロック共重合体の調製に際しては、重合
体ブロックBのミクロ構造すなわちイソプレンおよびブ
タジエンに基づく構造単位中の1,4−結合量を調節す
るために、所望により、例えば、ジエチルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジ−n−プロピルエーテル、ジブチ
ルエーテル、高級エーテル、エチレングリコールジブチ
ルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、
ジエチレングリコールジブチルエーテル、トリエチレン
グリコールブチルエーテル等のエーテル類;テトラメチ
ルエチレンジアミン、ピリジン、トリブチルアミン等の
アミン類などのルイス塩基の存在下に重合反応を行って
もよい。
樹脂(ロ)としては、粘着付与樹脂として感圧接着剤に
使用されているものを使用することができ、例えばクマ
ロン・インデン樹脂、フェノール樹脂、p−t−ブチル
フェノール・アセチレン樹脂、フェノール・ホルムアル
デヒド樹脂、ポリテルペン樹脂、キシレン・ホルムアル
デヒド樹脂、合成ポリテルペン樹脂、芳香族炭化水素樹
脂、脂肪族環状炭化水素樹脂、モノオレフィンやジオレ
フィンのオリゴマー、水素添加炭化水素系樹脂、炭化水
素系樹脂、ポリブテン、ロジンの多価アルコールエステ
ル、水素添加ロジン、水添ウッドロジン、水素添加ロジ
ンとモノアルコールあるいは多価アルコールとのエステ
ル、テレピン系粘着付与樹脂等が挙げられる。特に好適
な粘着付与樹脂は、テルペン系樹脂、合成テルペン系樹
脂、芳香族変性ポリテルペン樹脂、脂肪族系飽和石油樹
脂、ロジンエステル、不均化ロジンエステル、水添ロジ
ンエステル、脂肪族系石油樹脂(C5系脂肪族系石油樹
脂、C5・C9系脂肪族系石油樹脂等)、変性脂肪族系
石油樹脂等が挙げられる。粘着付与樹脂(ロ)として
は、1種類のものを使用してもよいし、2種類以上を併
用してもよい。
ック共重合体(イ)100重量部に対して40〜500
重量部の範囲内であることが必要である。粘着付与樹脂
の使用量が上記の範囲を外れると、接着剤組成物の接着
性能が損なわれる。粘着付与樹脂(ロ)の配合量は、水
添ブロック共重合体(イ)100重量部に対して60〜
450重量部の範囲内であることが好ましい。
含有していてもよい。軟化剤(ハ)としては、例えば、
パラフィン系、ナフテン系、アロマ系のプロセスオイル
等の石油系軟化剤;パラフィン;植物油系軟化剤;ジオ
クチルフタレート(DOP)等の可塑剤などが挙げられ
る。軟化剤(ハ)は、1種類のものを使用してもよい
し、2種類以上を併用してもよい。軟化剤(ハ)の使用
量は、接着剤組成物の高温時の接着性能の低下および軟
化剤のブリードアウトを防止するという観点から、水添
ブロック共重合体(イ)100重量部に対し、好ましく
は500重量部以下であり、より好ましくは40〜40
0重量部である。
応じて、例えば、フェノール系安定剤、イオウ系安定
剤、リン系安定剤、光安定剤等の安定剤を含有していて
もよい。安定剤の具体例としては、2,6−ジ−t−ブ
チル−p−クレゾール、ペンタエリスリトールテトラキ
ス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート]メタン、ステアリル(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート、チオジエチレングリコールビス[(3,5−ジ
−t−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、
4,4’−メチレンビス(6−t−ブチルフェノー
ル)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−ジ−
t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メ
チル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタ
ン、1,3,5−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5
−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、2,4−
ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−
3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリ
アジン、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−
ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニ
ルアクリレート、2−[1−(2−ヒドロキシ−3,5
−ジ−t−ペンチルフェニル]エチル)−4,6−ジ−
t−ペンチルフェニルアクリレート、3,9−ビス
(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカ
ン−ビス[β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5
−メチルフェニル)プロピオネート]等のフェノール系
安定剤;ペンタエリスリチルテトラキス(3−ラウリル
チオプロピオネート)、ジステアリル−3,3’−チオ
ジプロピオネート等のイオウ系安定剤;トリス(ノニル
フェニル)ホスファイトやトリス(2,4−ジ−t−ブ
チルフェニル)ホスファイト等のリン系安定剤等が挙げ
られる。これらの安定剤は、1種類のものを使用しても
よいし、2種類以上を併用してもよい。
能や硬さを改良することを目的として、ポリスチレン、
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−酢酸
ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂;比較的分子
量の低い熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂等を添加してもよ
い。
特性を失わない範囲内で上記以外のエラストマー、例え
ば、天然ゴム、合成ポリイソプレンゴム、液状ポリイソ
プレンゴム、ポリブタジエンゴム、液状ポリブタジエン
ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、
エチレン−プロピレンゴム、アクリルゴム、ポリイソプ
レンイソブチレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエン
ゴム、或いは水添ブロック共重合体(イ)とは区別され
る、ビニル芳香族化合物と共役ジエンからなるブロック
共重合体またはその水添物等を添加してもよい。
わない範囲で、無機充填剤を添加することができる。か
かる無機充填剤の具体例としては、タルク、炭酸カルシ
ウム、シリカ、ガラス繊維、カーボン繊維、マイカ、カ
オリン、酸化チタンなどが挙げられる。また、本発明の
接着剤組成物は、帯電防止剤、離型剤、難燃剤、発泡
剤、顔料、染料、増白剤などの添加剤を含有していても
よい。
製することが可能であり、例えば、槽式混合機、高速攪
拌機、密閉式ニーダー、インターナルミキサー、一軸押
出機や二軸押出機等の押出機などを用いて、所望により
窒素雰囲気下で、通常、130℃〜230℃の範囲で溶
融混練または溶融混合することによって調製することが
できる。
状、粒状、フレーク状、ペレット状、棒状、フィルム
状、シート状などの種々の形態に調製し、各種の接着用
途、各種の粘着製品などに使用することができる。
て比較的低温で塗布を行うことができ、しかも加工性と
接着力のバランスに優れており、従来のホットメルト型
接着剤や感圧接着剤と同様に種々の素材の接着および用
途に使用することができ、例えば、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエステル等のプラスチックフィルムや
シート、紙、木材、繊維製品、金属箔、皮革等の接着に
用いることができる。より具体的には、本発明の接着剤
組成物は、例えば、製袋、小箱や段ボールの封緘、ラベ
ルのピックアップ、アルミホイル缶の製造等のような包
装;製本;合板の製造;木工;製靴、カーペットバッキ
ング、不織布のバインダー等の繊維製品の製造;紙おむ
つ、生理用ナプキンをはじめとする各種衛生用品の製
造;包装用粘着テープ;電気絶縁用テープやフィルム;
各種物品の表面保護用粘着テープや粘着シート;半導体
ウエハ製造工程で用いる各種粘着フィルムや粘着シー
ト;パイプなどの結束固定;シーリング材;ラベル用接
着剤などに使用することができる。
メルト型接着剤である場合は、従来と同様のホットメル
ト接着剤用のアプリケーターを使用して、ホットメルト
接着剤を加熱溶融して被着体に塗布し、被着体同士を張
り合わせた(圧着させた)状態で接着剤を固化させて接
着を行うことができる。また、本発明の接着剤組成物が
ホットメルト型の感圧接着剤(粘着剤)である場合は、
ホットメルト型の感圧接着剤を加熱溶融した状態で紙、
布帛、プラスチックフィルムやシート、金属箔等の基材
の一方又は両方の面に塗布して基材上に感圧接着剤(粘
着剤)の層を形成して、粘着フィルム、粘着シート、そ
の他の粘着製品を製造することができる。
℃〜200℃の温度に加熱することによって容易に溶融
させることができ、良好な加工性で接着作業や、粘着フ
ィルムなどの粘着製品の製造作業を円滑に行うことがで
きる。
るが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるも
のではない。
剤組成物の性能評価は、下記の方法で行った。 (溶融粘度)加工性の指標として、B型粘度計を用いて
160℃で測定した。 (接着力)JIS Z−1522に準じて180゜剥離
試験により評価した。すなわち、作製した粘着テープを
幅25mm、長さ100mmのサイズにカットしてポリ
エチレン製のシート(厚さ:約1mm)に貼り付け、2
5℃において30cm/分の速度で180゜の方向に剥
離して測定した。
分に脱水したスチレン3000gおよびsec−ブチル
リチウムのシクロヘキサン溶液(濃度:10重量%)1
85gを加え、50℃で60分間重合した後テトラヒド
ロフラン60gを加え、次いで予め調製したイソプレン
8400gとブタジエン5600gの混合物を加えて5
0℃で60分間重合を行い、さらにスチレンを3000
g加えて50℃で60分間重合し、メタノールを加えて
反応を停止し、スチレン−イソプレン/ブタジエン−ス
チレン型のブロック共重合体(以下ブロック共重合体1
と略記する)をシクロヘキサン溶液として調製した。G
PC測定によって求めた数平均分子量(以下、Mnと略
記する)は103,000であった。また、1H−NM
Rスペクトル測定によって求めたスチレン含有量、イソ
プレンおよびブタジエンの混合物からなる重合体ブロッ
クのミクロ構造は表1に示すとおりであった。
し、シクロヘキサン溶液中、Ziegler系触媒を用
い、水素雰囲気下で水素添加反応を行い、イソプレンと
ブタジエンの混合物からなる重合体ブロックにおいて、
炭素−炭素二重結合が水素添加されてなる水添ブロック
共重合体1を得た。1H−NMRスペクトル測定によ
り、水素添加率を算出したところ表1に示すとおりであ
った。
分に脱水したスチレン6000gおよびsec−ブチル
リチウムのシクロヘキサン溶液(濃度:10重量%)1
21gを加え、50℃で60分間重合した後テトラヒド
ロフラン60gを加え、次いで予め調製したイソプレン
7700gとブタジエン6300gの混合物を加えて5
0℃で60分間重合を行った後、34.3gの安息香酸
フェニルを加えてカップリング反応を行い、ブロック共
重合体2を得た。GPC測定の結果、得られたブロック
共重合体2は、数平均分子量が104,000であるス
チレン−イソプレン/ブタジエン−スチレン型のトリブ
ロック共重合体と数平均分子量が52,000であるス
チレン−イソプレン/ブタジエン型のジブロック共重合
体〔トリブロック共重合体/ジブロック共重合体=59
/41(重量比)〕の混合物であることが分かった。1
H−NMRスペクトル測定によって求めたスチレン含有
量、イソプレンおよびブタジエンの混合物からなる重合
体ブロックのミクロ構造は表1に示すとおりであった。
上記で得られたブロック共重合体2を参考例1と同様に
して水素添加することにより、イソプレンとブタジエン
の混合物からなる重合体ブロックにおいて、炭素−炭素
二重結合が水素添加されてなる水添ブロック共重合体2
を得た。1H−NMRスペクトル測定により、水素添加
率を算出したところ表1に示すとおりであった。
分に脱水したスチレン3000gおよびsec−ブチル
リチウムのシクロヘキサン溶液(濃度:10重量%)1
81gを加え、50℃で60分間重合した後テトラヒド
ロフラン34gを加え、次いで予め調製したイソプレン
9800gとブタジエン4200gの混合物を加えて5
0℃で60分間重合を行い、さらにスチレンを3000
g加えて50℃で60分間重合し、メタノールを加えて
反応を停止し、スチレン−イソプレン/ブタジエン−ス
チレン型のブロック共重合体(以下ブロック共重合体3
と略記する)をシクロヘキサン溶液として調製した。G
PC測定によって求めた数平均分子量は102,000
であり、1H−NMRスペクトル測定によって求めたス
チレン含有量、イソプレンおよびブタジエンの混合物か
らなる重合体ブロックのミクロ構造は表1に示すとおり
であった。上記で得られたブロック共重合体3を参考例
1と同様にして水素添加することにより、イソプレンと
ブタジエンの混合物からなる重合体ブロックにおいて、
炭素−炭素二重結合が水素添加されてなる水添ブロック
共重合体3を得た。1H−NMRスペクトル測定によ
り、水素添加率を算出したところ表1に示すとおりであ
った。
分に脱水したスチレン3000gおよびsec−ブチル
リチウムのシクロヘキサン溶液(濃度:10重量%)1
81gを加え、50℃で60分間重合した後テトラヒド
ロフラン219gを加え、次いで予め調製したイソプレ
ン5600gとブタジエン8400gの混合物を加えて
50℃で60分間重合を行い、さらにスチレンを300
0g加えて50℃で60分間重合し、メタノールを加え
て反応を停止し、スチレン−イソプレン/ブタジエン−
スチレン型のブロック共重合体(以下ブロック共重合体
4と略記する)をシクロヘキサン溶液として調製した。
GPC測定によって求めた数平均分子量は101,00
0であり、1H−NMRスペクトル測定によって求めた
スチレン含有量、イソプレンおよびブタジエンの混合物
からなる重合体ブロックのミクロ構造は表1に示すとお
りであった。上記で得られたブロック共重合体4を参考
例1と同様にして水素添加することにより、イソプレン
とブタジエンの混合物からなる重合体ブロックにおい
て、炭素−炭素二重結合が水素添加されてなる水添ブロ
ック共重合体4を得た。1H−NMRスペクトル測定に
より、水素添加率を算出したところ表1に示すとおりで
あった。
分に脱水したスチレン3000gおよびsec−ブチル
リチウムのシクロヘキサン溶液(濃度:10重量%)2
02gを加え、50℃で60分間重合した後、予め調製
したイソプレン8400gとブタジエン5600gの混
合物を加えて50℃で60分間重合を行い、さらにスチ
レンを3000g加えて50℃で60分間重合し、メタ
ノールを加えて反応を停止し、スチレン−イソプレン/
ブタジエン−スチレン型のブロック共重合体(以下ブロ
ック共重合体5と略記する)をシクロヘキサン溶液とし
て調製した。GPC測定によって求めた数平均分子量は
93,000であり、1H−NMRスペクトル測定によ
って求めたスチレン含有量、イソプレンおよびブタジエ
ンの混合物からなる重合体ブロックのミクロ構造は表1
に示すとおりであった。上記で得られたブロック共重合
体5を参考例1と同様にして水素添加することにより、
イソプレンとブタジエンの混合物からなる重合体ブロッ
クにおいて、炭素−炭素二重結合が水素添加されてなる
水添ブロック共重合体5を得た。1H−NMRスペクト
ル測定により、水素添加率を算出したところ表1に示す
とおりであった。
分に脱水したスチレン3000gおよびsec−ブチル
リチウムのシクロヘキサン溶液(濃度:10重量%)1
69gを加え、50℃で60分間重合した後テトラヒド
ロフラン219gを加え、次いで予め調製したイソプレ
ン10500gとブタジエン3500gの混合物を加え
て50℃で60分間重合を行い、さらにスチレンを30
00g加えて50℃で60分間重合し、メタノールを加
えて反応を停止し、スチレン−イソプレン/ブタジエン
−スチレン型のブロック共重合体(以下ブロック共重合
体6と略記する)をシクロヘキサン溶液として調製し
た。GPC測定によって求めた数平均分子量は108,
000であり、1H−NMRスペクトル測定によって求
めたスチレン含有量、イソプレンおよびブタジエンの混
合物からなる重合体ブロックのミクロ構造は表1に示す
とおりであった。上記で得られたブロック共重合体6を
参考例1と同様にして水素添加することにより、イソプ
レンとブタジエンの混合物からなる重合体ブロックにお
いて、炭素−炭素二重結合が水素添加されてなる水添ブ
ロック共重合体6を得た。1H−NMRスペクトル測定
により、水素添加率を算出したところ表1に示すとおり
であった。
分に脱水したスチレン3000gおよびsec−ブチル
リチウムのシクロヘキサン溶液(濃度:10重量%)1
74gを加え、40℃で60分間重合した後テトラヒド
ロフラン30gを加え、次いで予め調製したイソプレン
4200gとブタジエン9800gの混合物を加えて4
0℃で60分間重合を行い、さらにスチレンを3000
g加えて40℃で60分間重合し、メタノールを加えて
反応を停止し、スチレン−イソプレン/ブタジエン−ス
チレン型のブロック共重合体(以下ブロック共重合体7
と略記する)をシクロヘキサン溶液として調製した。G
PC測定によって求めた数平均分子量は114,000
であり、1H−NMRスペクトル測定によって求めたス
チレン含有量、イソプレンおよびブタジエンの混合物か
らなる重合体ブロックのミクロ構造は表1に示すとおり
であった。上記で得られたブロック共重合体7を参考例
1と同様にして水素添加することにより、イソプレンと
ブタジエンの混合物からなる重合体ブロックにおいて、
炭素−炭素二重結合が水素添加されてなる水添ブロック
共重合体7を得た。1H−NMRスペクトル測定によ
り、水素添加率を算出したところ表1に示すとおりであ
った。
与樹脂および軟化剤を表2に示す割合で混合し、ニーダ
ーを用いて160℃で30分溶融混合して感圧接着剤組
成物を作製した。得られた溶融状態の接着剤組成物を4
0μmのコーターを用いてポリエチレンテレフタレート
製フィルム上にコーティングして粘着テープを作製し
た。得られた粘着テープを用いて、接着力を評価した。
結果を表2に示す。
である実施例1〜4の接着剤組成物(粘着剤)は、加工
性に優れかつ高い接着力を示している。しかしながら、
本発明の範囲外である比較例1および3の接着剤組成物
は高い接着力を示しているが、溶融粘度が高く加工性に
劣り、また、比較例2の接着剤組成物は、溶融粘度が低
く加工性に優れるものの、接着力が低い。
性と接着力のバランスに優れた接着剤組成物が提供され
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 (イ)ビニル芳香族化合物からなる重合
体ブロックAと、イソプレンとブタジエンからなり、両
者の重量比がイソプレン/ブタジエン=40/60〜7
0/30の範囲内にある混合物から構成され、イソプレ
ンに基づく全構造単位中の1,4−結合の割合が35〜
80モル%、ブタジエンに基づく全構造単位中の1,4
−結合の割合が55〜90モル%であって、しかもイソ
プレンおよびブタジエンに基づく炭素−炭素二重結合の
80%以上が水素添加されてなる重合体ブロックBを有
する水添ブロック共重合体100重量部、および(ロ)
粘着付与樹脂40〜500重量部を含有する接着剤組成
物。 - 【請求項2】 さらに(ハ)軟化剤を、水添ブロック共
重合体100重量部当たり500重量部以下の割合で含
有する請求項1記載の接着剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11021767A JP2000219860A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11021767A JP2000219860A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 接着剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000219860A true JP2000219860A (ja) | 2000-08-08 |
| JP2000219860A5 JP2000219860A5 (ja) | 2005-09-08 |
Family
ID=12064234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11021767A Pending JP2000219860A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 接着剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000219860A (ja) |
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| JP2005350568A (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Nitto Denko Corp | 表面保護シート |
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-
1999
- 1999-01-29 JP JP11021767A patent/JP2000219860A/ja active Pending
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| WO2021153417A1 (ja) * | 2020-01-31 | 2021-08-05 | 日本ゼオン株式会社 | 粘接着剤組成物 |
| JP7687214B2 (ja) | 2020-01-31 | 2025-06-03 | 日本ゼオン株式会社 | 粘接着剤組成物 |
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