JP2000219995A - 加工後のフィルム密着性および印刷外観に優れためっき鋼板 - Google Patents
加工後のフィルム密着性および印刷外観に優れためっき鋼板Info
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- JP2000219995A JP2000219995A JP2393099A JP2393099A JP2000219995A JP 2000219995 A JP2000219995 A JP 2000219995A JP 2393099 A JP2393099 A JP 2393099A JP 2393099 A JP2393099 A JP 2393099A JP 2000219995 A JP2000219995 A JP 2000219995A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 加工後のフィルム密着性印刷外観に優れため
っき鋼板を提供する。 【解決手段】 鋼板の片面に可視光の反射率が60%以上
で0.5 〜50g/m2 の金属層と5〜200 mg/m2 のク
ロムめっき層とクロム換算で5〜30mg/m2 のクロム
水和酸化物層が順次形成されためっき鋼板であって、反
対面に10〜300 mg/m2 のクロムめっき層とクロム換
算で5〜30g/m2 のクロム水和酸化物層が順次形成さ
れたものと、反対面に1〜20g/m2 の錫めっき層と5
〜200 mg/m2 のクロムめっき層とクロム換算で5〜
30mg/m2 のクロム水和酸化物層が順次形成されたも
のと、反対面に10〜300 g/m2 のクロムめっき層と0.
1 〜10g/m2 の錫めっき層と5〜200 mg/m2 のク
ロムめっき層とクロム換算で5〜30mg/m2 のクロム
水和酸化物層が順次形成されたもの。
っき鋼板を提供する。 【解決手段】 鋼板の片面に可視光の反射率が60%以上
で0.5 〜50g/m2 の金属層と5〜200 mg/m2 のク
ロムめっき層とクロム換算で5〜30mg/m2 のクロム
水和酸化物層が順次形成されためっき鋼板であって、反
対面に10〜300 mg/m2 のクロムめっき層とクロム換
算で5〜30g/m2 のクロム水和酸化物層が順次形成さ
れたものと、反対面に1〜20g/m2 の錫めっき層と5
〜200 mg/m2 のクロムめっき層とクロム換算で5〜
30mg/m2 のクロム水和酸化物層が順次形成されたも
のと、反対面に10〜300 g/m2 のクロムめっき層と0.
1 〜10g/m2 の錫めっき層と5〜200 mg/m2 のク
ロムめっき層とクロム換算で5〜30mg/m2 のクロム
水和酸化物層が順次形成されたもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工後のフィルム
密着性および印刷外観に優れためっき鋼板に関するもの
である。
密着性および印刷外観に優れためっき鋼板に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、金属缶として、鋼板の両面に熱可
塑性樹脂フィルムをラミネートし、深絞り加工で成形さ
れた缶が使用されている。上記ラミネート用のめっき鋼
板として、加工後のフィルム密着性が優れている点で、
鋼板表面にクロムめっき層とクロム水和酸化物層を有す
るティンフリー鋼板が使用されている。
塑性樹脂フィルムをラミネートし、深絞り加工で成形さ
れた缶が使用されている。上記ラミネート用のめっき鋼
板として、加工後のフィルム密着性が優れている点で、
鋼板表面にクロムめっき層とクロム水和酸化物層を有す
るティンフリー鋼板が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、金属缶の印刷外
観に対する要求が高まり、今まで以上の印刷仕上がり性
が要望されている。金属缶のデザインは、白色塗料を缶
壁全体に塗装後印刷を施したものと、金属缶特有の金属
光沢を活用し、ゴールドやシルバーを基調にしたメタリ
ック印刷に分けられる。前者については、製缶加工後に
高い白色度が得られるめっき鋼板、後者については、製
缶加工後に金属光沢が得られるめっき鋼板を開発する必
要がある。そこで、本発明の目的は、加工後のフィルム
密着性および印刷外観に優れためっき鋼板を提供するこ
とである。
観に対する要求が高まり、今まで以上の印刷仕上がり性
が要望されている。金属缶のデザインは、白色塗料を缶
壁全体に塗装後印刷を施したものと、金属缶特有の金属
光沢を活用し、ゴールドやシルバーを基調にしたメタリ
ック印刷に分けられる。前者については、製缶加工後に
高い白色度が得られるめっき鋼板、後者については、製
缶加工後に金属光沢が得られるめっき鋼板を開発する必
要がある。そこで、本発明の目的は、加工後のフィルム
密着性および印刷外観に優れためっき鋼板を提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋼板の片面に
鋼板側から可視光の反射率が60%以上である0.5〜
50g/m2 の金属層、5〜200mg/m2 のクロム
めっき層と、クロム換算で5〜30mg/m2 のクロム
水和酸化物層とが順次形成され、反対面は鋼板側から1
0〜300mg/m2 のクロムめっき層と、クロム換算
で5〜30mg/m2 のクロム水和酸化物層とが順次形
成されていることを特徴とする、加工後のフィルム密着
性および印刷外観に優れためっき鋼板、鋼板の片面に鋼
板側から可視光の反射率が60%以上である0.5〜5
0g/m2 の金属層、5〜200mg/m2 のクロムめ
っき層と、クロム換算で5〜30mg/m2 のクロム水
和酸化物層とが順次形成され、反対面に鋼板側から1〜
20g/m2 の錫めっき層と、5〜200mg/m2 の
クロムめっき層と、クロム換算で5〜30mg/m 2 の
クロム水和酸化物層とが順次形成されていることを特徴
とする、加工後の耐食性、フィルム密着性および印刷外
観に優れためっき鋼板、鋼板の片面に鋼板側から可視光
の反射率が60%以上である0.5〜50g/m2 の金
属層、5〜200mg/m2 のクロムめっき層と、クロ
ム換算で5〜30mg/m2 のクロム水和酸化物層とが
順次形成され、反対面に鋼板側から10〜300mg/
m2 のクロムめっき層と、0.1〜10g/m2 の錫め
っき層と、5〜200mg/m 2 のクロムめっき層と、
クロム換算で5〜30mg/m2 のクロム水和酸化物層
とが順次形成されていることを特徴とする、加工後の耐
食性、フィルム密着性および印刷外観に優れためっき鋼
板である。
鋼板側から可視光の反射率が60%以上である0.5〜
50g/m2 の金属層、5〜200mg/m2 のクロム
めっき層と、クロム換算で5〜30mg/m2 のクロム
水和酸化物層とが順次形成され、反対面は鋼板側から1
0〜300mg/m2 のクロムめっき層と、クロム換算
で5〜30mg/m2 のクロム水和酸化物層とが順次形
成されていることを特徴とする、加工後のフィルム密着
性および印刷外観に優れためっき鋼板、鋼板の片面に鋼
板側から可視光の反射率が60%以上である0.5〜5
0g/m2 の金属層、5〜200mg/m2 のクロムめ
っき層と、クロム換算で5〜30mg/m2 のクロム水
和酸化物層とが順次形成され、反対面に鋼板側から1〜
20g/m2 の錫めっき層と、5〜200mg/m2 の
クロムめっき層と、クロム換算で5〜30mg/m 2 の
クロム水和酸化物層とが順次形成されていることを特徴
とする、加工後の耐食性、フィルム密着性および印刷外
観に優れためっき鋼板、鋼板の片面に鋼板側から可視光
の反射率が60%以上である0.5〜50g/m2 の金
属層、5〜200mg/m2 のクロムめっき層と、クロ
ム換算で5〜30mg/m2 のクロム水和酸化物層とが
順次形成され、反対面に鋼板側から10〜300mg/
m2 のクロムめっき層と、0.1〜10g/m2 の錫め
っき層と、5〜200mg/m 2 のクロムめっき層と、
クロム換算で5〜30mg/m2 のクロム水和酸化物層
とが順次形成されていることを特徴とする、加工後の耐
食性、フィルム密着性および印刷外観に優れためっき鋼
板である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内容について詳細
に説明する。本発明者らは、めっき金属の種類や厚み、
めっき層の加工性等を種々検討した結果、従来のラミネ
ート鋼板の欠点を克服し、優れた印刷外観を得るために
は、缶壁部を可視光の反射率が60%以上である金属で
均一に被覆することおよび缶壁表面を平滑にする必要が
あることを発見した。本発明者らは、可視光の反射率が
高い金属に着目し検討を重ねた結果、製缶後のフィルム
密着性および印刷外観に優れためっき鋼板として、鋼板
の缶外面側に相当する面に鋼板側から可視光の反射率が
60%以上である0.5〜50g/m2 の金属層(A)
とクロムめっき層(B)とクロム水和酸化物層(C)と
が順次形成され、缶内面側に相当する面に鋼板側からク
ロムめっき層(D)とクロム水和酸化物層(E)、また
は錫めっき層(F)とクロムめっき層(G)とクロム水
和酸化物層(H)、またはクロムめっき層(I)と錫め
っき層(J)とクロムめっき層(K)とクロム水和酸化
物(L)とが順次形成されていることを特徴とするめっ
き鋼板を新たに見出したものである。図1、図2、図3
は本発明のめっき鋼板の実施例を模式的に示す図であ
る。
に説明する。本発明者らは、めっき金属の種類や厚み、
めっき層の加工性等を種々検討した結果、従来のラミネ
ート鋼板の欠点を克服し、優れた印刷外観を得るために
は、缶壁部を可視光の反射率が60%以上である金属で
均一に被覆することおよび缶壁表面を平滑にする必要が
あることを発見した。本発明者らは、可視光の反射率が
高い金属に着目し検討を重ねた結果、製缶後のフィルム
密着性および印刷外観に優れためっき鋼板として、鋼板
の缶外面側に相当する面に鋼板側から可視光の反射率が
60%以上である0.5〜50g/m2 の金属層(A)
とクロムめっき層(B)とクロム水和酸化物層(C)と
が順次形成され、缶内面側に相当する面に鋼板側からク
ロムめっき層(D)とクロム水和酸化物層(E)、また
は錫めっき層(F)とクロムめっき層(G)とクロム水
和酸化物層(H)、またはクロムめっき層(I)と錫め
っき層(J)とクロムめっき層(K)とクロム水和酸化
物(L)とが順次形成されていることを特徴とするめっ
き鋼板を新たに見出したものである。図1、図2、図3
は本発明のめっき鋼板の実施例を模式的に示す図であ
る。
【0006】金属層(A)は0.5〜50g/m2 の目
付量が施される。製缶加工後に缶壁部の地鉄露出を抑制
し缶壁の白色度を向上させるには、少なくとも0.5g
/m 2 以上の金属層が必要であり、更に、地鉄を被覆す
る金属層を平滑にし、メタリック印刷外観を得るために
は少なくとも3〜20g/m2 の目付量が望ましい。必
要最小限の目付量で良好なメタリック印刷外観を得るた
めには、金属層の結晶方位を制御する必要があり、すべ
り面が鋼板表面と並行である結晶を30%以上とするこ
とが望ましい。金属層の目付量は多過ぎても効果が飽和
し、経済的でないため50g/m2 以下が妥当である。
金属層は可視光の反射率が60%以上であること以外、
特に限定するものでなく、複数の金属および軽金属の合
金でもかまわない。ただし、可視光の反射率が高く、鋼
板上に金属層を形成することが工業的に容易である点
で、Zn、Al、Ni、SnおよびAgの少なくとも1
つを含むものが望ましい。また、金属層中に工業的に不
可避である不純物を含んでも本発明の効果に変化はな
い。
付量が施される。製缶加工後に缶壁部の地鉄露出を抑制
し缶壁の白色度を向上させるには、少なくとも0.5g
/m 2 以上の金属層が必要であり、更に、地鉄を被覆す
る金属層を平滑にし、メタリック印刷外観を得るために
は少なくとも3〜20g/m2 の目付量が望ましい。必
要最小限の目付量で良好なメタリック印刷外観を得るた
めには、金属層の結晶方位を制御する必要があり、すべ
り面が鋼板表面と並行である結晶を30%以上とするこ
とが望ましい。金属層の目付量は多過ぎても効果が飽和
し、経済的でないため50g/m2 以下が妥当である。
金属層は可視光の反射率が60%以上であること以外、
特に限定するものでなく、複数の金属および軽金属の合
金でもかまわない。ただし、可視光の反射率が高く、鋼
板上に金属層を形成することが工業的に容易である点
で、Zn、Al、Ni、SnおよびAgの少なくとも1
つを含むものが望ましい。また、金属層中に工業的に不
可避である不純物を含んでも本発明の効果に変化はな
い。
【0007】クロムめっき層(B、G、K)は、5〜2
00mg/m2 のめっき量が施されるが、10〜50m
g/m2 が望ましい。フィルム密着性を得るために5m
g/m2 以上のめっきが必要であるが、多過ぎても効果
が飽和し、経済的でないため200mg/m2 以下が好
ましい。また、クロムめっき層に、電解クロム酸処理浴
中に含まれる不可避的な不純物を含んでも本発明の効果
に変化はない。
00mg/m2 のめっき量が施されるが、10〜50m
g/m2 が望ましい。フィルム密着性を得るために5m
g/m2 以上のめっきが必要であるが、多過ぎても効果
が飽和し、経済的でないため200mg/m2 以下が好
ましい。また、クロムめっき層に、電解クロム酸処理浴
中に含まれる不可避的な不純物を含んでも本発明の効果
に変化はない。
【0008】クロム水和酸化物層(C、E、H、L)
は、クロム換算で5〜30mg/m2のめっき量が施さ
れる。フィルム密着性を得るために5mg/m2 以上の
めっきが必要であるが、クロム水和酸化物層の加工密着
性およびめっき外観の点で30mg/m2 以下にする必
要がある。また、クロム水和酸化物層に、電解クロム酸
処理浴中に含まれる不可避的な不純物を含んでも本発明
の効果に変化はない。
は、クロム換算で5〜30mg/m2のめっき量が施さ
れる。フィルム密着性を得るために5mg/m2 以上の
めっきが必要であるが、クロム水和酸化物層の加工密着
性およびめっき外観の点で30mg/m2 以下にする必
要がある。また、クロム水和酸化物層に、電解クロム酸
処理浴中に含まれる不可避的な不純物を含んでも本発明
の効果に変化はない。
【0009】一方、缶内面側に相当する鋼板面は、加工
後のフィルム密着性の点で、鋼板側からクロムめっき層
(D)とクロム水和酸化物層(E)とが順次形成されて
いることが必要だが、鋼板側から錫めっき層(F)とク
ロムめっき層(G)とクロム水和酸化物層(H)を順次
形成した方が耐食性の点で望ましい。さらに、錫めっき
層の下層にクロムめっき層(I)を形成し、クロムめっ
き層(I)と錫めっき層(J)とクロムめっき層(K)
とクロム水和酸化物層(L)を順次形成した方が、錫め
っき層の厚みを薄くできる。クロムめっき層(D)は、
10〜300mg/m2 のめっき量が施されるが、50
〜150mg/m2 が望ましい。製缶加工後のフィルム
密着性および耐食性を確保するために10mg/m2 以
上のめっき量が必要であるが、クロムめっき層の加工密
着性の点で300mg/m2 以下にする必要がある。ま
た、クロムめっき層に、クロムめっき浴中に含まれる不
可避的な不純物を含んでも本発明の効果に変化はない。
後のフィルム密着性の点で、鋼板側からクロムめっき層
(D)とクロム水和酸化物層(E)とが順次形成されて
いることが必要だが、鋼板側から錫めっき層(F)とク
ロムめっき層(G)とクロム水和酸化物層(H)を順次
形成した方が耐食性の点で望ましい。さらに、錫めっき
層の下層にクロムめっき層(I)を形成し、クロムめっ
き層(I)と錫めっき層(J)とクロムめっき層(K)
とクロム水和酸化物層(L)を順次形成した方が、錫め
っき層の厚みを薄くできる。クロムめっき層(D)は、
10〜300mg/m2 のめっき量が施されるが、50
〜150mg/m2 が望ましい。製缶加工後のフィルム
密着性および耐食性を確保するために10mg/m2 以
上のめっき量が必要であるが、クロムめっき層の加工密
着性の点で300mg/m2 以下にする必要がある。ま
た、クロムめっき層に、クロムめっき浴中に含まれる不
可避的な不純物を含んでも本発明の効果に変化はない。
【0010】クロムめっき層(I)は、10〜300m
g/m2 のめっき量が施されるが、40〜200mg/
m2 が望ましい。ラミネートおよび製缶加工後の熱処理
時に錫と地鉄の合金化を抑制し、必要最小限の錫目付量
で優れた耐食性を得るために10mg/m2 以上のめっ
き量が必要であるが、クロムめっき層の加工密着性の点
で300mg/m2 以下にする必要がある。また、クロ
ムめっき層にクロムめっき浴中に含まれる不可避的な不
純物を含んでも本発明の効果に変化はない。
g/m2 のめっき量が施されるが、40〜200mg/
m2 が望ましい。ラミネートおよび製缶加工後の熱処理
時に錫と地鉄の合金化を抑制し、必要最小限の錫目付量
で優れた耐食性を得るために10mg/m2 以上のめっ
き量が必要であるが、クロムめっき層の加工密着性の点
で300mg/m2 以下にする必要がある。また、クロ
ムめっき層にクロムめっき浴中に含まれる不可避的な不
純物を含んでも本発明の効果に変化はない。
【0011】錫めっき層(F)は1〜20g/m2 のめ
っき量が施されるが、3〜10g/m2 が望ましい。製
缶加工後に高耐食を得るために、製缶加工後に缶壁部の
地鉄を錫めっき層または錫−鉄合金相で被覆する必要が
あり、そのために1g/m2以上のめっき量を要する。
ただし、多過ぎても効果が飽和し、経済的でないため2
0g/m2 以下が妥当である。錫めっき層(J)は0.
1〜10g/m2 のめっき量が施されるが、1〜6g/
m2 が望ましい。製缶加工後に高耐食を得るために、製
缶加工後に缶壁部の地鉄を錫めっき層または錫−鉄合金
相で被覆する必要があり、そのために0.1g/m2 以
上のめっき量を要する。ただし、多過ぎても効果が飽和
し、経済的でないため20g/m2 以下が妥当である。
っき量が施されるが、3〜10g/m2 が望ましい。製
缶加工後に高耐食を得るために、製缶加工後に缶壁部の
地鉄を錫めっき層または錫−鉄合金相で被覆する必要が
あり、そのために1g/m2以上のめっき量を要する。
ただし、多過ぎても効果が飽和し、経済的でないため2
0g/m2 以下が妥当である。錫めっき層(J)は0.
1〜10g/m2 のめっき量が施されるが、1〜6g/
m2 が望ましい。製缶加工後に高耐食を得るために、製
缶加工後に缶壁部の地鉄を錫めっき層または錫−鉄合金
相で被覆する必要があり、そのために0.1g/m2 以
上のめっき量を要する。ただし、多過ぎても効果が飽和
し、経済的でないため20g/m2 以下が妥当である。
【0012】本発明で使用する鋼板は、特に限定するも
のではないが、加工性の点で低炭素鋼や極低炭素鋼が望
ましい。
のではないが、加工性の点で低炭素鋼や極低炭素鋼が望
ましい。
【0013】
【実施例】本発明の実施例と比較例を表1に示す。板厚
0.26mmの冷延鋼板に各種皮膜構成の鋼板を230
℃に加熱し、両面に着色顔料を含まない25μmの熱可
塑性ポリエステルフィルムを熱融着で接着した後、絞り
比2.8の薄肉化深絞り加工を行い、缶外面の印刷外
観、フィルムの密着性および缶内面の耐食性を評価した
結果を表1に示す。実施例1〜17はいずれも、加工後
のメタリック印刷外観(鏡面反射L値が30以上)、フ
ィルム密着性(フィルムの剥離無し)および耐食性(鉄
溶出量が1ppm以下)に優れ、ラミネート用めっき鋼
板として好適である。
0.26mmの冷延鋼板に各種皮膜構成の鋼板を230
℃に加熱し、両面に着色顔料を含まない25μmの熱可
塑性ポリエステルフィルムを熱融着で接着した後、絞り
比2.8の薄肉化深絞り加工を行い、缶外面の印刷外
観、フィルムの密着性および缶内面の耐食性を評価した
結果を表1に示す。実施例1〜17はいずれも、加工後
のメタリック印刷外観(鏡面反射L値が30以上)、フ
ィルム密着性(フィルムの剥離無し)および耐食性(鉄
溶出量が1ppm以下)に優れ、ラミネート用めっき鋼
板として好適である。
【0014】
【表1】 実施例の金属層Aは、Zn、AlおよびSn−Ni合金
の3種類。表1中の特性評価は次の方法により行った。
の3種類。表1中の特性評価は次の方法により行った。
【0015】(1)印刷外観 製缶加工後、缶胴中央部を切り出し、島津製分光測色計
UV−2100Sを用い、C光源・視野角10°の条件
で鏡面反射光の測色を行い、Lab表色系のL値を指標
とし、印刷外観を評価した。表中の◎はL値が40以
上、○はL値が30以上40未満、△はL値が20以上
30未満、×はL値が20未満である。 (2)密着性 製缶加工後、フィルムの密着性を、加工した缶のフラン
ジ部にフィルムの剥離が有るか否かで評価した。表中の
○は剥離が無いもの、×は剥離があるものである。 (3)耐食性 製缶加工後、缶胴中央部を5cm角に切り出し、5℃で
硬球による落下デントを行い、フィルムに微細なクラッ
クを与えた。その試験片を1.5%のクエン酸と1.5
%の食塩を含む38℃に保持した水溶液100mlに1
週間浸漬後、溶出した鉄の量を化学分析で定量した。表
中の◎は溶出した鉄の量が0.1ppm以下、○は0.
1ppm超1ppm以下、△は1ppm超である。
UV−2100Sを用い、C光源・視野角10°の条件
で鏡面反射光の測色を行い、Lab表色系のL値を指標
とし、印刷外観を評価した。表中の◎はL値が40以
上、○はL値が30以上40未満、△はL値が20以上
30未満、×はL値が20未満である。 (2)密着性 製缶加工後、フィルムの密着性を、加工した缶のフラン
ジ部にフィルムの剥離が有るか否かで評価した。表中の
○は剥離が無いもの、×は剥離があるものである。 (3)耐食性 製缶加工後、缶胴中央部を5cm角に切り出し、5℃で
硬球による落下デントを行い、フィルムに微細なクラッ
クを与えた。その試験片を1.5%のクエン酸と1.5
%の食塩を含む38℃に保持した水溶液100mlに1
週間浸漬後、溶出した鉄の量を化学分析で定量した。表
中の◎は溶出した鉄の量が0.1ppm以下、○は0.
1ppm超1ppm以下、△は1ppm超である。
【0016】
【発明の効果】本発明により始めて、加工後のメタリッ
ク印刷外観、フィルム密着性および耐食性に優れたラミ
ネート用めっき鋼板が得られる。これにより、印刷時の
顔料低減による缶コストの低減が可能になること等の優
れた効果が得られる。
ク印刷外観、フィルム密着性および耐食性に優れたラミ
ネート用めっき鋼板が得られる。これにより、印刷時の
顔料低減による缶コストの低減が可能になること等の優
れた効果が得られる。
【図1】本発明のめっき鋼板の断面図である。
【図2】本発明のめっき鋼板の断面図である。
【図3】本発明のめっき鋼板の断面図である。
A 金属層 B、D、G、I、K クロムめっき層 C、E、H、L クロム水和酸化物層 F、J 錫めっき層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA22D AA22E AB01B AB03A AB10 AB13C AB13E AB18 AB21E BA05 BA06 BA07 BA10D BA10E EH71 EH71C EH71E GB16 JB02 JL12 JN30 4K024 AA01 AA02 AA05 AA07 AA21 AB02 AB07 BA03 BB16 BB22 BC01 DB04 GA02 GA04 GA12 GA16
Claims (3)
- 【請求項1】 鋼板の片面に鋼板側から可視光の反射率
が60%以上である0.5〜50g/m2 の金属層、5
〜200mg/m2 のクロムめっき層と、クロム換算で
5〜30mg/m2 のクロム水和酸化物層とが順次形成
され、反対面は鋼板側から10〜300mg/m2 のク
ロムめっき層と、クロム換算で5〜30mg/m2 のク
ロム水和酸化物層とが順次形成されていることを特徴と
する、加工後のフィルム密着性および印刷外観に優れた
めっき鋼板。 - 【請求項2】 鋼板の片面に鋼板側から可視光の反射率
が60%以上である0.5〜50g/m2 の金属層、5
〜200mg/m2 のクロムめっき層と、クロム換算で
5〜30mg/m2 のクロム水和酸化物層とが順次形成
され、反対面に鋼板側から1〜20g/m2 の錫めっき
層と、5〜200mg/m2 のクロムめっき層と、クロ
ム換算で5〜30mg/m2 のクロム水和酸化物層とが
順次形成されていることを特徴とする、加工後の耐食
性、フィルム密着性および印刷外観に優れためっき鋼
板。 - 【請求項3】 鋼板の片面に鋼板側から可視光の反射率
が60%以上である0.5〜50g/m2 の金属層、5
〜200mg/m2 のクロムめっき層と、クロム換算で
5〜30mg/m2 のクロム水和酸化物層とが順次形成
され、反対面に鋼板側から10〜300mg/m2 のク
ロムめっき層と、0.1〜10g/m 2 の錫めっき層
と、5〜200mg/m2 のクロムめっき層と、クロム
換算で5〜30mg/m2 のクロム水和酸化物層とが順
次形成されていることを特徴とする、加工後の耐食性、
フィルム密着性および印刷外観に優れためっき鋼板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2393099A JP2000219995A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 加工後のフィルム密着性および印刷外観に優れためっき鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2393099A JP2000219995A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 加工後のフィルム密着性および印刷外観に優れためっき鋼板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000219995A true JP2000219995A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12124254
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2393099A Withdrawn JP2000219995A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 加工後のフィルム密着性および印刷外観に優れためっき鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000219995A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3159436A4 (en) * | 2014-06-23 | 2018-02-07 | Okuno Chemical Industries Co., Ltd. | Multilayer plating film and article having multilayer plating film |
-
1999
- 1999-02-01 JP JP2393099A patent/JP2000219995A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3159436A4 (en) * | 2014-06-23 | 2018-02-07 | Okuno Chemical Industries Co., Ltd. | Multilayer plating film and article having multilayer plating film |
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