JP2000220067A - ポリプロピレンテレフタレート不織布 - Google Patents
ポリプロピレンテレフタレート不織布Info
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Abstract
と。 【解決手段】ポリプロピレンテレフタレート短繊維が3
0重量%以上含有する不織布であって、該ポリプロピレ
ンテレフタレート短繊維は、10%伸長弾性回復率が8
0%以上、屈曲回復率が70%以上であり、さらに繊維
長が3〜200mm、捲縮度が5〜35%であることを
特徴とするポリプロピレンテレフタレート不織布。
Description
レフタレート不織布に関し、更に詳しくは極めてソフト
風合いと伸縮回復性に優れる不織布に関する。
るポリエステル繊維は、機械的強度、耐薬品性、耐熱性
などに優れるため、衣料用途や産業用途などを主体に広
く使用されている。
ト繊維は、伸長弾性回復率、屈曲回復率が低いために、
高度の伸縮性を要求される用途にはバイメタル複合繊維
など、スパイラル捲縮を付与した原綿が使用されてい
た。また、繊維の曲げ剛性が大きいためにソフト風合い
付与を目的に極細繊維を使用してきた。
は、伸長弾性回復率が優れ、ヤング率が低く染色性が良
好で、化学的にも安定しており、特開昭52−5320
号公報や特開昭52−8124号公報などにみられるよ
うに古くから公知である。しかしながら、原料の1,3
プロパンジオールが比較的高価であるため、これまで合
成繊維としては使われていなかった。また、その不織布
用途への展開もされていない。
は、少なくとも70%の屈曲復元性を有したブタンジオ
ールおよびプロパンジオールのテレフタレートエステル
からなる弾性捲縮ポリエステル繊維の技術が開示されて
いるが、捲縮付与後に熱処理を行うため捲縮セットはさ
れるが、伸長弾性回復性、屈曲回復性が高くならず、ポ
リプロピレンテレフタレートの特徴を十分に活かし切れ
ていなかった。
従来技術の問題点を克服し、ソフト風合いを有し、かつ
伸張回復性の良好な不織布を提供せんとするものであ
る。
は、ポリプロピレンテレフタレート短繊維が30重量%
以上含有する不織布であって、該ポリプロピレンテレフ
タレート短繊維は、10%伸長弾性回復率が80%以
上、ヤング率が40g/d以下、さらに繊維長が3〜2
00mm、捲縮度が5〜35%であることを特徴とする
ポリプロピレンテレフタレート不織布によって達成する
ことができる。
レフタレート不織布を詳細に説明する。
ト(以下、「PPT」という)とは、テレフタル酸を主
たる酸成分とし、1,3プロパンジオールを主たるグリ
コール成分として得られるポリエステルである。ただ
し、20モル%、より好ましくは10モル%以下の割合
で、他のエステル結合の形成可能な共重合成分を含むも
のであってもよい。共重合可能な化合物として、例え
ば、イソフタル酸、コハク酸、シクロヘキサンジカルボ
ン酸、アジピン酸、ダイマ酸、セバシン酸などのジカル
ボン酸類を用いることができ、一方、グリコール成分と
して、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロ
ヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコールなどを用いることができるが、こ
れらに限られるものではない。
してシリカやアルミナの微粒子、抗酸化剤としてヒンダ
ードフェノール誘導体、着色顔料などを所望に応じて添
加することもできる。
方法で得られる。
と1,3−プロパンジオールをモル比で1:2となるよ
うに反応槽へ仕込み、テトラブチルチタネートを触媒と
して用い、140℃〜230℃でメタノールを留出しつ
つエステル交換反応を行った後、さらに、250℃程度
の温度一定の条件下で重合を行うことにより得られる。
1.2以下であることが好ましい。0.5以下では紡糸
時に繊度ムラや糸切れが多発するなどして安定して紡糸
することが困難となったり、得られたとしても引張強度
や耐屈曲摩耗性など実用面で劣る場合がある。また、極
限粘度が1.2以上では溶融粘度が高くなりすぎるため
ギアポンプ等の計量性に劣り、吐出不良により安定して
紡糸することが困難となったり、得られる繊維の風合い
が硬いものとなる傾向があり好ましくない場合がある。
より好ましくは、PPTの極限粘度は0.8以上1.0
以下である。
維が30重量%以上含有していることが必要である。P
PT短繊維が30重量%未満の場合は、得られる不織布
の伸張回復性およびソフト風合いが不十分である。ここ
で、PPT短繊維の特徴をより十分発揮するためには、
PPT短繊維の含有率は50重量%以上であることが好
ましく、特に好ましくはPPT短繊維が100重量%か
らなっていることである。
%からなる不織布が最も特徴を発揮するが、30重量%
以上含有していれば、その特徴が発揮される。PPT短
繊維と混綿する素材は特に限定されない。PET短繊維
に代表されるポリエステル短繊維でもよく、コットンに
代表される天然繊維でもよく、更にはレーヨンに代表さ
れる再生繊維でもよい。要は、低ヤング率、伸張回復性
などに特徴のあるPPT短繊維が30重量%以上含有さ
れていれば非常にソフトで伸張回復性に優れる不織布を
得ることができる。
は、10%伸長弾性回復率が80%以上、ヤング率が4
0g/d以下を同時に満足していることが必要である。
10%伸長弾性回復率が80%未満であるとストレッチ
性に劣り本発明の目的・用途の1つである貼り薬基布用
途等に適さない場合がある。好ましくは90%以上であ
り、特に好ましくは95%以上である。また、ヤング率
が40g/dを超えると、組成がポリプロピレンテレフ
タレートであっても特徴であるソフト風合いの不織布を
得ることはできない。特に厚手の不織布に使用した場合
の粗硬感が強くなるため、用途が限定される場合があ
る。好ましくは35g/d以下、特に好ましくは30g
/d以下である。ヤング率が40g/d以下を満足する
ポリプロピレンテレフタレート短繊維からなる不織布は
ソフト風合いが大きな特徴であるナイロン6の不織布を
凌ぐソフト風合いとなるのである。
は、従来ポリエステルでは展開ができなかったソフト芯
地を中心としたナイロン不織布の独壇場へ新規に展開が
可能となる。
ピレンテレフタレート短繊維は、繊維長が3〜200m
mであることが必要であり、10〜150mmであるこ
とがより好ましい。ポリプロピレンテレフタレート短繊
維は不織布製造の過程で僅かに抜け出ることがあり、繊
維長が短い場合には、抜け出る割合が高くなってしまい
好ましくない。一方、長すぎる場合には、工程通過性が
不良となり好ましくない。乾式不織布での好ましい繊維
長は20〜120mm、湿式不織布での好ましい繊維長
は3〜10mmである。
要で、8〜25%であることがより好ましい。捲縮度が
5%未満では短繊維同士の絡合性が低く、カード通過性
が悪化するとともに、十分な嵩高性を発揮することが困
難になる。一方、捲縮度が35%を越える場合、絡合性
が高くなりすぎ、もつれが発生してカード通過性が低下
する他、均一性の不良な不織布となる。
繊維の単糸断面形状は、特に限定されるものではなく、
円形、三角形、扁平、六角形など所望の用途や目的に合
わせて適宜選択すればよい。
ピレンテレフタレート短繊維の製造方法について説明す
る。
繊維は、熱処理をすることが好ましく、定長または緊張
下で熱処理することが特に好ましい。本発明者らはPP
Tの物性の向上を目的に鋭意検討した結果、紡糸、延伸
して得られたPPT繊維に再度熱処理を行うことにより
伸長弾性回復性、屈曲回復性がさらに向上することを見
いだした。
採用できるが、湿熱処理は温度100〜160℃、時間
0.01〜90分、乾熱処理は温度100〜200℃、
時間0.01〜20分であることが好ましく、さらに好
ましくは、湿熱処理は温度120〜150℃、時間1〜
60分、乾熱処理は温度150〜180℃、時間1〜1
5分である。
れや融着が起きやすく、また下回ると熱処理の効果がな
く、伸長弾性回復性も劣るものとなる。
説明する。なお、実施例中の各特性値は、次の方法によ
って求めたものである。 A.極限粘度[η]:オルソクロロフェノール10ml
に対し試料0.10gを溶解し、温度25℃においてオ
ストワルド粘度計を用いて測定した。 B.強伸度、ヤング率:強伸度、ヤング率、は、JIS
L1015に準じオリエンテック社製テンシロンUC
T−100を用いて測定した。 C.伸長弾性回復率:試料を自記記録装置付定速伸長形
引張試験機を用い、デニール当たり1/30gの初荷重
をかけた状態で20mmのつかみ間隔に取り付け、引張
速度をつかみ間隔の10%にして所定の伸度まで引き伸
ばす。直ちに、同じ速度で除重し記録した応力−歪曲線
から、所定の伸度までの一定伸びをα、応力が初荷重と
等しくなるまで低下したときの回復伸びをβとし下式で
求めた。
の長さをa、荷重(300mg/d)をかけたときの長
さをbとし、次式にしたがって捲縮度(%)を算出す
る。試験回数は10回とし、その平均値で表す。
ジオール15.2kgにテトラブチルチタネートを触媒
として用い、140℃〜230℃でメタノールを留出し
つつエステル交換反応を行った。さらに、250℃温度
一定の条件下で3時間重合を行い、極限粘度[η]が
0.89のポリプロピレンテレフタレートを得た。
タレートを通常の紡糸機により紡糸温度260℃にて吐
出孔径0.3mmφの口金を用い、紡糸引き取り速度1
800m/分で紡糸を行い未延伸糸を得た。
5分間の定長湿熱処理を行い、押し込み方式による機械
捲縮を付与し、さらに切断し、2デニール、51mm、
捲縮度15%のポリプロピレンテレフタレート短繊維を
得た。この短繊維は10%伸長弾性回復率が98%、ヤ
ング率は28g/dと良好であった。この短繊維100
%を使用してニードルパンチ法によって不織布を得た。
この不織布は非常にソフト風合いであり、また、伸縮性
に富む不織布であった。 実施例2 実施例1で得たポリプロピレンテレフタレート短繊維8
0重量%と2デニール51mmのポリエチレンテレフタ
レート短繊維20重量%とを混綿し、実施例1と同様に
不織布の製造を行った。
若干粗硬感が感じられたが、良好なソフト風合いを有
し、伸縮性にも優れた不織布であった。 実施例3 実施例1で得たポリプロピレンテレフタレート短繊維3
0重量%と2デニール51mmのポリエチレンテレフタ
レート短繊維70重量%とを混綿して実施例1と同様に
不織布の製造を行った。
して明らかに粗硬感はあったが、ポリエチレンテレフタ
レート短繊維100重量%に比較して明らかにソフト風
合いであった。また、伸縮性でもポリエチレンテレフタ
レート100重量%の不織布に比較して優れていた。 比較例 2デニール51mmのポリエチレンテレフタレート10
0重量%からなる不織布を実施例1と同様に製造し、不
織布を得た。得られた不織布は粗硬感の強い風合いであ
り、また、伸縮性も乏しいものであった。
テレフタレート不織布は、高い伸長弾性回復性、屈曲回
復性を有しており、この不織布を用いた貼り薬用基布
は、ソフト風合い、伸縮性に優れ、かつドライタッチな
風合いと高い染色堅牢性や耐光性を有している。
Claims (3)
- 【請求項1】ポリプロピレンテレフタレート短繊維を3
0重量%以上含有する不織布であって、該ポリプロピレ
ンテレフタレート短繊維は、10%伸長弾性回復率が8
0%以上、ヤング率が40g/d以下、さらに繊維長が
3〜200mm、捲縮度が5〜35%であることを特徴
とするポリプロピレンテレフタレート不織布。 - 【請求項2】不織布を構成する繊維が、実質的にポリエ
ステルのみからなっていることを特徴とする請求項1記
載のポリプロピレンテレフタレート不織布。 - 【請求項3】不織布を構成する繊維がポリプロピレンテ
レフタレート繊維と天然繊維であることを特徴とする請
求項1記載のポリプロピレンテレフタレート不織布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1756199A JP2000220067A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | ポリプロピレンテレフタレート不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1756199A JP2000220067A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | ポリプロピレンテレフタレート不織布 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000220067A true JP2000220067A (ja) | 2000-08-08 |
| JP2000220067A5 JP2000220067A5 (ja) | 2006-03-30 |
Family
ID=11947336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1756199A Pending JP2000220067A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | ポリプロピレンテレフタレート不織布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000220067A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6539596B1 (en) | 2000-09-25 | 2003-04-01 | Shell Oil Company | Nonwovens from polytrimethylene terephthalate based staple fibers |
| JP2003527497A (ja) * | 2000-03-15 | 2003-09-16 | シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー | ポリ(トリメチレン)テレフタレート織物ステープル製造 |
| JP2007162181A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Kureha Ltd | 意匠性のある伸縮性不織布及びその製造方法 |
-
1999
- 1999-01-26 JP JP1756199A patent/JP2000220067A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003527497A (ja) * | 2000-03-15 | 2003-09-16 | シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー | ポリ(トリメチレン)テレフタレート織物ステープル製造 |
| US6539596B1 (en) | 2000-09-25 | 2003-04-01 | Shell Oil Company | Nonwovens from polytrimethylene terephthalate based staple fibers |
| JP2007162181A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Kureha Ltd | 意匠性のある伸縮性不織布及びその製造方法 |
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| A521 | Written amendment |
Effective date: 20060214 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071106 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20080122 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080520 |