JP2000220136A - 鋼管柱列土留壁における地下水脈復元工法。 - Google Patents
鋼管柱列土留壁における地下水脈復元工法。Info
- Publication number
- JP2000220136A JP2000220136A JP11024020A JP2402099A JP2000220136A JP 2000220136 A JP2000220136 A JP 2000220136A JP 11024020 A JP11024020 A JP 11024020A JP 2402099 A JP2402099 A JP 2402099A JP 2000220136 A JP2000220136 A JP 2000220136A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- water
- retaining wall
- pipe column
- construction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 鋼管柱列土留壁が遮断した地下水脈の復元を
図る。 【解決手段】 建設地盤を挟んで鋼管柱列土留壁A,A
を造成する際、列設する鋼管矢板の一部のものに、施工
後引抜き容易なものとするための事前処理を施してお
く。そして、地下構造物Bの建設後、事前処理した鋼管
1aを引き抜いて、その周囲のソイルセメント5を掘
削、除去し、それによって形成された孔内に礫、砕石等
を投入して、該土留壁A,Aによって遮断された地下水
脈C2 ,C3 と連通する通水柱体11を形成するととも
に、両土留壁A,Aの通水柱体11, 11間に通水層12を設
けて地下水脈の流通を復元する。
図る。 【解決手段】 建設地盤を挟んで鋼管柱列土留壁A,A
を造成する際、列設する鋼管矢板の一部のものに、施工
後引抜き容易なものとするための事前処理を施してお
く。そして、地下構造物Bの建設後、事前処理した鋼管
1aを引き抜いて、その周囲のソイルセメント5を掘
削、除去し、それによって形成された孔内に礫、砕石等
を投入して、該土留壁A,Aによって遮断された地下水
脈C2 ,C3 と連通する通水柱体11を形成するととも
に、両土留壁A,Aの通水柱体11, 11間に通水層12を設
けて地下水脈の流通を復元する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下構造物等の建設に
あたって、土留め及び止水のために造成される鋼管柱列
土留壁において、その施工時に遮断された地下水脈を復
元する工法に関するものである。
あたって、土留め及び止水のために造成される鋼管柱列
土留壁において、その施工時に遮断された地下水脈を復
元する工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地下構造物等においては、その建設区域
を囲んで、土留め及び止水を目的として土留壁を造成
し、地下部分の地盤掘削及び構造物の建設を行うように
しているが、その土留壁は、工事終了後は埋殺しにされ
る。そのため、半永久的に地下水脈が遮断されることに
なる。その結果、土留壁の上流側では地下水位の上昇に
よる湿地化、下流側においては地下水位の低下による地
盤沈下などの問題が生じるようになる。
を囲んで、土留め及び止水を目的として土留壁を造成
し、地下部分の地盤掘削及び構造物の建設を行うように
しているが、その土留壁は、工事終了後は埋殺しにされ
る。そのため、半永久的に地下水脈が遮断されることに
なる。その結果、土留壁の上流側では地下水位の上昇に
よる湿地化、下流側においては地下水位の低下による地
盤沈下などの問題が生じるようになる。
【0003】この問題を解決するため、鉄筋コンクリー
トを使用した地中連続土留壁では、ポンプや配管によっ
て通水させる方法(リチャージ式)や、対面する土留壁
をバイパス管で連通させる方法等が提案され、実施化さ
れてきた。また、鋼管柱列土留壁の場合は、既製鋼管を
利用するため、その構造を変えることが困難であるとと
もに、鋼管及び継手部周辺にも遮水機能を有するソイル
セメントが存在するため、地下水脈の復元を図るための
構造物としては不向きとされていたが、近年、研究開発
が進められ、多くの提案(特開平9−228360号公
報等参照)がなされている。
トを使用した地中連続土留壁では、ポンプや配管によっ
て通水させる方法(リチャージ式)や、対面する土留壁
をバイパス管で連通させる方法等が提案され、実施化さ
れてきた。また、鋼管柱列土留壁の場合は、既製鋼管を
利用するため、その構造を変えることが困難であるとと
もに、鋼管及び継手部周辺にも遮水機能を有するソイル
セメントが存在するため、地下水脈の復元を図るための
構造物としては不向きとされていたが、近年、研究開発
が進められ、多くの提案(特開平9−228360号公
報等参照)がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、鉄筋コンクリ
ートの土留壁による通水化の方法では、施工が面倒で多
額の費用を要するばかりでなく、根切り以深にある地下
水脈の復元は施工が困難である。また、鋼管柱列土留壁
における通水化の方法でも、鋼管に透水孔を設けたり、
鋼管を包むソイルセメントの除去が必要であり、施工が
大がかりになる等の問題を有している。
ートの土留壁による通水化の方法では、施工が面倒で多
額の費用を要するばかりでなく、根切り以深にある地下
水脈の復元は施工が困難である。また、鋼管柱列土留壁
における通水化の方法でも、鋼管に透水孔を設けたり、
鋼管を包むソイルセメントの除去が必要であり、施工が
大がかりになる等の問題を有している。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、施工性がよく耐力及び止水性に優れる
等、利点の多い鋼管柱列土留壁を対象とし、その土留壁
として利用の後、比較的容易な作業により、土留壁に通
水可能な部分を形成し、地下水脈を復元することのでき
るようにした新規な工法を提供しようとするものであ
る。
されたもので、施工性がよく耐力及び止水性に優れる
等、利点の多い鋼管柱列土留壁を対象とし、その土留壁
として利用の後、比較的容易な作業により、土留壁に通
水可能な部分を形成し、地下水脈を復元することのでき
るようにした新規な工法を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、本発明は、建設地盤を挟んで造成さ
れる鋼管柱土留壁A,Aが地下水脈C1 , C2 ,C3 を
遮断する施工において、鋼管柱列土留壁Aの一部の鋼管
矢板1aを、引き抜き可能な事前処理を施して沈設し、
地下構造物Bの建設後、上記事前処理を施した鋼管矢板
1aを引き抜いて、その沈設部分のソイルセメント5を
掘削、除去した後、礫、砕石等を投入して、地下水脈C
2 ,C3 と連通する透水柱体11を造成するとともに、両
土留壁A,Aの透水柱体11,11どうしを連通12させるこ
とを特徴とするものである。
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、本発明は、建設地盤を挟んで造成さ
れる鋼管柱土留壁A,Aが地下水脈C1 , C2 ,C3 を
遮断する施工において、鋼管柱列土留壁Aの一部の鋼管
矢板1aを、引き抜き可能な事前処理を施して沈設し、
地下構造物Bの建設後、上記事前処理を施した鋼管矢板
1aを引き抜いて、その沈設部分のソイルセメント5を
掘削、除去した後、礫、砕石等を投入して、地下水脈C
2 ,C3 と連通する透水柱体11を造成するとともに、両
土留壁A,Aの透水柱体11,11どうしを連通12させるこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本発明は、地下構造物等の
建設にあたって、土留め及び止水のために造成される鋼
管柱列土留壁を対象として、これに、造成により遮断さ
れた地下水脈に連通する通水部分を形成させるものであ
る。
て図面を参照して説明する。本発明は、地下構造物等の
建設にあたって、土留め及び止水のために造成される鋼
管柱列土留壁を対象として、これに、造成により遮断さ
れた地下水脈に連通する通水部分を形成させるものであ
る。
【0008】地下構造物等の建設にあたっては、図1、
図2に示すように、その建設地盤を挟んだ両側の地盤
に、鋼管柱列土留壁(以下土留壁という)Aを造成す
る。この土留壁の造成は、図示のように、鋼管2の対向
する外側面の長手方向に継手材3,4を設けた鋼管矢板
1(1a,1b,1c)を、互いに継手材3,4どうし
を嵌合、連結しながら、ソイルセメント5を充填した掘
削孔6に挿入、沈設して行われる。そして、土留壁A
は、上下複数段にわたる地下水脈C1 ,C2 ,C3 を遮
断してその下方にある支持層Dに根入れして造成され
る。
図2に示すように、その建設地盤を挟んだ両側の地盤
に、鋼管柱列土留壁(以下土留壁という)Aを造成す
る。この土留壁の造成は、図示のように、鋼管2の対向
する外側面の長手方向に継手材3,4を設けた鋼管矢板
1(1a,1b,1c)を、互いに継手材3,4どうし
を嵌合、連結しながら、ソイルセメント5を充填した掘
削孔6に挿入、沈設して行われる。そして、土留壁A
は、上下複数段にわたる地下水脈C1 ,C2 ,C3 を遮
断してその下方にある支持層Dに根入れして造成され
る。
【0009】本発明においては、土留壁Aの造成におい
て、柱列鋼管矢板の何本おきかのものを、土留壁として
の利用後に引き抜きする鋼管矢板1aとする。この鋼管
矢板1aは、引き抜きを容易にするための表面処理がな
されている。図10〜図12はその処理を示したものであ
る。図10の例は、鋼管矢板1aの鋼管2の継手材3,4
を除く外面に、事前処理により、ポリウレタンゴム系の
滑材や、水を含むと滑りやすくなる珪酸カルシウム水膨
材等の滑材13を塗着する。また、図11,図12の例は、鋼
管2の週方向に間隔をおいてその外面の全長にわたりポ
リエチレン等による滑材シート14を貼着し、その鋼管2
の下端部分を断面U字形の止め具(金具やプラスチック
製)15を嵌め付けて止着する。なお、滑りやすくするた
めの処理は、上記の例のほか、従来公知の方法を適宜用
いることができる。
て、柱列鋼管矢板の何本おきかのものを、土留壁として
の利用後に引き抜きする鋼管矢板1aとする。この鋼管
矢板1aは、引き抜きを容易にするための表面処理がな
されている。図10〜図12はその処理を示したものであ
る。図10の例は、鋼管矢板1aの鋼管2の継手材3,4
を除く外面に、事前処理により、ポリウレタンゴム系の
滑材や、水を含むと滑りやすくなる珪酸カルシウム水膨
材等の滑材13を塗着する。また、図11,図12の例は、鋼
管2の週方向に間隔をおいてその外面の全長にわたりポ
リエチレン等による滑材シート14を貼着し、その鋼管2
の下端部分を断面U字形の止め具(金具やプラスチック
製)15を嵌め付けて止着する。なお、滑りやすくするた
めの処理は、上記の例のほか、従来公知の方法を適宜用
いることができる。
【0010】また、上記の滑りやすく加工した鋼管矢板
1aのほかに、図2,図3に示したたようなグランドア
ンカー対応型継手を設けた鋼管矢板1bを使用する。こ
の継手は、特開平5−195526号公報ですでに知ら
れているように、鋼管2の一側に、通常のパイプ等によ
り形成した雄継手材3を、他側に、鋼管2の径方向に長
く突出させた広幅の雌継手材4aを設けたもので、地山
に固定するグランドアンカーを、鋼管を通さず雌継手材
4aを通して打設するようにしたものである。
1aのほかに、図2,図3に示したたようなグランドア
ンカー対応型継手を設けた鋼管矢板1bを使用する。こ
の継手は、特開平5−195526号公報ですでに知ら
れているように、鋼管2の一側に、通常のパイプ等によ
り形成した雄継手材3を、他側に、鋼管2の径方向に長
く突出させた広幅の雌継手材4aを設けたもので、地山
に固定するグランドアンカーを、鋼管を通さず雌継手材
4aを通して打設するようにしたものである。
【0011】本発明における土留壁Aは、上記の2種の
鋼管矢板1a,1b及び通常使用されている雄、雌の継
手材3,4を設けた鋼管矢板1cを適宜に配列して形成
する。図示の土留壁Aは、上記3種の鋼管矢板1a,1
b,1cを順次配列しているが、それらの使用割合や配
列順序は、施工等の状況に応じて適宜設定できるもので
ある。
鋼管矢板1a,1b及び通常使用されている雄、雌の継
手材3,4を設けた鋼管矢板1cを適宜に配列して形成
する。図示の土留壁Aは、上記3種の鋼管矢板1a,1
b,1cを順次配列しているが、それらの使用割合や配
列順序は、施工等の状況に応じて適宜設定できるもので
ある。
【0012】土留壁Aの造成後は、図1に示すように、
対向する土留壁A,A間の建設地盤を所要の深さ位置
(イ)まで掘削、排土し、グランドアンカー(図示を略
す)を打設して土留壁Aを地山に固定する。そして、土
留壁Aが遮断した地下水脈C1,C2 ,C3 を、工事中
仮通水させるために、グランドアンカー対応型の幅広の
継手材4aを利用し、これに掘削した建設地側から穿孔
して、各地下水脈C2 ,C3 に至る通水パイプ7を貫挿
するとともに、対向する土留壁A,Aの通水パイプ7,
7どうしをフレキシブルチューブ8で接続し、各水脈毎
に連絡する。
対向する土留壁A,A間の建設地盤を所要の深さ位置
(イ)まで掘削、排土し、グランドアンカー(図示を略
す)を打設して土留壁Aを地山に固定する。そして、土
留壁Aが遮断した地下水脈C1,C2 ,C3 を、工事中
仮通水させるために、グランドアンカー対応型の幅広の
継手材4aを利用し、これに掘削した建設地側から穿孔
して、各地下水脈C2 ,C3 に至る通水パイプ7を貫挿
するとともに、対向する土留壁A,Aの通水パイプ7,
7どうしをフレキシブルチューブ8で接続し、各水脈毎
に連絡する。
【0013】なお、地下水脈のうち、図1に示すよう
に、建設する建造物Bの下端より浅い位置にある水脈C
1 に対しては、地表より井戸を掘り、遮断された上流側
と下流側とを連通管9により連結して、他の地下水脈C
2 ,C3 とは別に流水の復元を図るようにする。それに
より、各地下水脈C1 ,C2 ,C3 の流通は一時的に確
保される。そして、両土留壁A,A間の掘削された区域
内では、構造物B(図4参照)の建設が行われる。
に、建設する建造物Bの下端より浅い位置にある水脈C
1 に対しては、地表より井戸を掘り、遮断された上流側
と下流側とを連通管9により連結して、他の地下水脈C
2 ,C3 とは別に流水の復元を図るようにする。それに
より、各地下水脈C1 ,C2 ,C3 の流通は一時的に確
保される。そして、両土留壁A,A間の掘削された区域
内では、構造物B(図4参照)の建設が行われる。
【0014】構造物Bの躯体の建設が終えたなら、図4
〜図6に示すように、まず、土留壁Aにおける引き抜き
用の鋼管矢板1aの引き抜きを行う。この引き抜きは、
例えば、その矢板1aに振動を与えてソイルセメント5
との縁切りを行った後、油圧装置等を用いて引き抜く。
その際、鋼管矢板1aの内面には滑り材が設けられてい
ないので、鋼管矢板1a内にあるソイルセメント5は鋼
管矢板1aとともに取り除かれる。それにより引抜孔10
が形成される。
〜図6に示すように、まず、土留壁Aにおける引き抜き
用の鋼管矢板1aの引き抜きを行う。この引き抜きは、
例えば、その矢板1aに振動を与えてソイルセメント5
との縁切りを行った後、油圧装置等を用いて引き抜く。
その際、鋼管矢板1aの内面には滑り材が設けられてい
ないので、鋼管矢板1a内にあるソイルセメント5は鋼
管矢板1aとともに取り除かれる。それにより引抜孔10
が形成される。
【0015】次に、引抜孔10内にオーガースクリュー
(図示を略す)を挿入して、引抜孔10周囲のソイルセメ
ント5を掘削、破砕し、そのソイルセメントをジェット
併用のバキューム機を用いて吸い上げ、除去する。そし
て、ソイルセメントを除去した孔内に、図7〜図9に示
すように、礫、砕石等の透水性のよい材料を投入して各
地下水脈C2 ,C3 と連通する透水柱体11を形成する。
また、この施工と並行して両土留壁A,A間に土砂の埋
め戻しを行う。その際、各地下水脈C2 ,C3のある階
層には、それぞれ礫や砕石等による通水層12を設けるよ
うにする。それによって、土留壁Aの造成により遮断さ
れた地下水脈C2 ,C3 は、透水柱体11及び通水層12を
介して流通が恒久的に確保されることになる。なお、建
設された構造物Bの下端より上方にある地下水脈C1
は、さきに施設した連通管9によって流通がなされる。
また、通水層12を設けるにあたっては、仮通水の役目を
終えたフレキシブルチューブ8は回収して再利用できる
ようにするが、そのまま埋め殺しにしても差し支えな
い。
(図示を略す)を挿入して、引抜孔10周囲のソイルセメ
ント5を掘削、破砕し、そのソイルセメントをジェット
併用のバキューム機を用いて吸い上げ、除去する。そし
て、ソイルセメントを除去した孔内に、図7〜図9に示
すように、礫、砕石等の透水性のよい材料を投入して各
地下水脈C2 ,C3 と連通する透水柱体11を形成する。
また、この施工と並行して両土留壁A,A間に土砂の埋
め戻しを行う。その際、各地下水脈C2 ,C3のある階
層には、それぞれ礫や砕石等による通水層12を設けるよ
うにする。それによって、土留壁Aの造成により遮断さ
れた地下水脈C2 ,C3 は、透水柱体11及び通水層12を
介して流通が恒久的に確保されることになる。なお、建
設された構造物Bの下端より上方にある地下水脈C1
は、さきに施設した連通管9によって流通がなされる。
また、通水層12を設けるにあたっては、仮通水の役目を
終えたフレキシブルチューブ8は回収して再利用できる
ようにするが、そのまま埋め殺しにしても差し支えな
い。
【0016】引き抜いた鋼管矢板1aは、再び表面処理
を施して次の施工に利用し、或は表面に付着している滑
材を除去して通常の鋼管矢板として再利用を図るように
する。
を施して次の施工に利用し、或は表面に付着している滑
材を除去して通常の鋼管矢板として再利用を図るように
する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
地下構造物等の建設において、従来、遮水性の高い土留
壁として埋め殺しにされる鋼管柱列土留壁を利用し、地
下構造物の建設後に、その一部の鋼管矢板を引き抜い
て、地下水脈と連通する透水柱体を形成するようにした
ので、建設時は土留壁、遮水壁として機能させている鋼
管柱列土留壁を、建設終了後は地下水脈を復元させる通
水壁としての機能を発揮させることができる。
地下構造物等の建設において、従来、遮水性の高い土留
壁として埋め殺しにされる鋼管柱列土留壁を利用し、地
下構造物の建設後に、その一部の鋼管矢板を引き抜い
て、地下水脈と連通する透水柱体を形成するようにした
ので、建設時は土留壁、遮水壁として機能させている鋼
管柱列土留壁を、建設終了後は地下水脈を復元させる通
水壁としての機能を発揮させることができる。
【0018】そして、地下水脈復元化の施工は、引き抜
き容易に事前処理した鋼管矢板を使用し、その引き抜き
と、ソイルセメントの掘削、除去と、透水柱体の形成と
いう、従来の施工機を利用した一連の作業により比較的
容易かつ経済的に行うことができる。しかも、抜き取っ
た鋼管矢板は再利用することができるので、さらに施工
コストの低減が図れる。
き容易に事前処理した鋼管矢板を使用し、その引き抜き
と、ソイルセメントの掘削、除去と、透水柱体の形成と
いう、従来の施工機を利用した一連の作業により比較的
容易かつ経済的に行うことができる。しかも、抜き取っ
た鋼管矢板は再利用することができるので、さらに施工
コストの低減が図れる。
【図1】本発明工法の一実施態様において、鋼管柱列土
留壁間に仮通水手段を施した状態を示す縦断側断面図で
ある。
留壁間に仮通水手段を施した状態を示す縦断側断面図で
ある。
【図2】同平断面図である。
【図3】同一部拡大平断面図である。
【図4】一部の鋼管矢板を引き抜いた状態を示す縦断面
図である。
図である。
【図5】同平断面図である。
【図6】同一部拡大平断面図である。
【図7】地下水脈復元状態を示す縦断面図である。
【図8】同平断面図である。
【図9】同一部拡大平断面図である。
【図10】事前処理した鋼管矢板の一実施例を示す平面図
である。
である。
【図11】同他の実施例を示す斜視図である。
【図12】図11の下端要部の縦断面図である。
A 鋼管柱列土留壁 B 地下構造物 C1 ,C2 ,C3 地下水脈 1a,1b,1c 鋼管矢板 2 鋼管 3,4,4a 継手材 5 ソイルセメント 6 掘削孔 7 通水パイプ 8 フレキシブルチューブ 9 連通管 10 抜孔 11 透水柱体 12 通水層 13 滑材 14 滑材シート 15 止め具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 幸一郎 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ大阪本社内 (72)発明者 杉原 宏英 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ大阪本社内 (72)発明者 昇 健次 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ大阪本社内 Fターム(参考) 2D049 EA01 EA02 EA15 FB03 FB14 FC02 GB05 GC11 GD03 GD05 GE04
Claims (1)
- 【請求項1】 建設地盤を挟んで造成される鋼管柱土留
壁が地下水脈を遮断する施工において、鋼管柱列土留壁
の一部の鋼管矢板を、引き抜き可能な事前処理を施して
沈設し、地下構造物の建設後、上記事前処理を施した鋼
管矢板を引き抜いて、その沈設部分のソイルセメントを
掘削、除去した後、礫、砕石等を投入して、地下水脈と
連通する透水柱体を造成するとともに、両土留壁の透水
柱体どうしを連通させることを特徴とする、鋼管柱列土
留壁における地下水脈復元工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11024020A JP2000220136A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 鋼管柱列土留壁における地下水脈復元工法。 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11024020A JP2000220136A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 鋼管柱列土留壁における地下水脈復元工法。 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000220136A true JP2000220136A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12126865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11024020A Pending JP2000220136A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 鋼管柱列土留壁における地下水脈復元工法。 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000220136A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103161181A (zh) * | 2013-04-02 | 2013-06-19 | 中建城市建设发展有限公司 | 一种地下外墙施工缝止水结构及其施工方法 |
| JP2015200173A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-12 | 積水化学工業株式会社 | 地盤改良基礎構造 |
| CN115839106A (zh) * | 2022-10-14 | 2023-03-24 | 中交第一航务工程局有限公司 | 一种地下循环水排水箱涵变形缝漏水处理结构及施工工艺 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63304816A (ja) * | 1987-06-02 | 1988-12-13 | Okumura Constr Co Ltd | 砕石連続地中壁の築造方法 |
| JPH0649839A (ja) * | 1991-12-26 | 1994-02-22 | Shiyuto Kosoku Doro Kodan | 連続地中壁における通水工法 |
| JPH07138939A (ja) * | 1993-11-11 | 1995-05-30 | Taisei Corp | 連続地中壁を構築する方法及び連続地中壁 |
| JPH10102485A (ja) * | 1996-09-25 | 1998-04-21 | Okumura Corp | ソイルセメント地中壁に透水層部を形成する方法 |
| JPH10121496A (ja) * | 1996-10-17 | 1998-05-12 | Okumura Corp | 連続地中壁における通水部の形成方法 |
| JPH10121462A (ja) * | 1996-10-16 | 1998-05-12 | Okumura Corp | 連続地中壁における透水部の形成方法 |
-
1999
- 1999-02-01 JP JP11024020A patent/JP2000220136A/ja active Pending
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63304816A (ja) * | 1987-06-02 | 1988-12-13 | Okumura Constr Co Ltd | 砕石連続地中壁の築造方法 |
| JPH0649839A (ja) * | 1991-12-26 | 1994-02-22 | Shiyuto Kosoku Doro Kodan | 連続地中壁における通水工法 |
| JPH07138939A (ja) * | 1993-11-11 | 1995-05-30 | Taisei Corp | 連続地中壁を構築する方法及び連続地中壁 |
| JPH10102485A (ja) * | 1996-09-25 | 1998-04-21 | Okumura Corp | ソイルセメント地中壁に透水層部を形成する方法 |
| JPH10121462A (ja) * | 1996-10-16 | 1998-05-12 | Okumura Corp | 連続地中壁における透水部の形成方法 |
| JPH10121496A (ja) * | 1996-10-17 | 1998-05-12 | Okumura Corp | 連続地中壁における通水部の形成方法 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103161181A (zh) * | 2013-04-02 | 2013-06-19 | 中建城市建设发展有限公司 | 一种地下外墙施工缝止水结构及其施工方法 |
| JP2015200173A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-12 | 積水化学工業株式会社 | 地盤改良基礎構造 |
| JP2019011678A (ja) * | 2014-03-31 | 2019-01-24 | 積水化学工業株式会社 | 地盤改良基礎構造 |
| CN115839106A (zh) * | 2022-10-14 | 2023-03-24 | 中交第一航务工程局有限公司 | 一种地下循环水排水箱涵变形缝漏水处理结构及施工工艺 |
| CN115839106B (zh) * | 2022-10-14 | 2023-10-10 | 中交第一航务工程局有限公司 | 一种地下循环水排水箱涵变形缝漏水处理结构及施工工艺 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5163424B2 (ja) | 地下水の排水構造及びその排水構造を備えたトンネルの構築方法 | |
| JP2009179945A (ja) | 道路用井戸暗渠及びその施行方法 | |
| CN109630173B (zh) | 一种预应力锚索清理装置及方法 | |
| JP2923498B1 (ja) | 水抜き工法及びそれに使用する土留め用支保工 | |
| JP4485674B2 (ja) | 連続地中壁の構築方法及び地下水位の低下方法及び地下水位の回復方法 | |
| JP2000220136A (ja) | 鋼管柱列土留壁における地下水脈復元工法。 | |
| JPH11229418A (ja) | 鋼管柱列土留壁における地下水復水工法 | |
| JP3192661B2 (ja) | 新規な下水壁、該下水壁を形成する方法及びそれに使用される部材 | |
| JP3663541B2 (ja) | 地下水流保全機能を有する遮水性山留め壁とその地下水流保全方法 | |
| KR101523948B1 (ko) | 기존 구조물 하부의 지하구조물 구축 공법 | |
| JP2000220137A (ja) | 鋼管柱列土留壁及びその通水化工法 | |
| JP4532337B2 (ja) | 伏流水等の処理が可能な親杭横矢板工法 | |
| CN218479187U (zh) | 一种填方路基施工套打旋挖咬合止水桩幕墙结构 | |
| CN113404055A (zh) | 一种桩间挡土止水帷幕结构及其施工方法 | |
| CN107059839B (zh) | 一种钢筋混凝土波形板桩地下结构的施工方法 | |
| JP2857907B2 (ja) | 浸透式簡易リチャージ排水工法 | |
| JP3969619B2 (ja) | 鋼管柱列土留壁における地下水脈復元方法 | |
| JP2001011849A (ja) | 地盤の液状化防止構造およびその工法並びに地盤改良工法 | |
| KR101966837B1 (ko) | 띠장 일체형 흙막이 가시설 구조체와 그 시공방법 | |
| JP2000328560A (ja) | 鋼管柱列土留壁の造成方法 | |
| JP2000328561A (ja) | ソイルセメント柱列土留壁における地下水通水化工法 | |
| JP3311961B2 (ja) | 透水管を用いた連続壁透水方法 | |
| JP2001107361A (ja) | 山留め工構造及び地盤掘削方法 | |
| JP3066672B2 (ja) | 地中連続壁の地下水復水化工法 | |
| JPH10317367A (ja) | 鋼管柱列土留壁を用いた復水構造物及びその施工法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050908 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070531 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071001 |