JP2000220366A - 電動ブラインド - Google Patents

電動ブラインド

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JP2000220366A
JP2000220366A JP11024894A JP2489499A JP2000220366A JP 2000220366 A JP2000220366 A JP 2000220366A JP 11024894 A JP11024894 A JP 11024894A JP 2489499 A JP2489499 A JP 2489499A JP 2000220366 A JP2000220366 A JP 2000220366A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】昇降索の切断による不具合を未然に、かつ安定
して防止し得る電動ブラインドを提供する。 【解決手段】モータ28の駆動力で昇降索を昇降するこ
とによりスラットを昇降可能とし、ヘッドボックスには
昇降索の弛みを検出したとき検出信号を出力する下限検
出装置33を設け、モータ28は操作装置5によりモー
タ制御装置22を介して駆動可能とし、モータ制御装置
22は、下限検出装置33から出力される検出信号に基
づいてモータ28の作動を停止可能とした電動ブライン
ドにおいて、モータ制御装置22は、スラットの引上げ
動作時及び下降動作時において、下限検出装置33の検
出信号に基づいてモータ28の作動を停止可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、あらかじめ設定
された設定値に基づいて、スラットの昇降動作及び角度
調節動作を自動制御する電動ブラインドに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、ビルの各フロアに設置された多数
の電動ブラインドの動作を、あらかじめ設定されたプロ
グラム、あるいは操作スイッチの操作に基づいて自動制
御する電動ブラインドの制御装置が実用化されている。
【0003】このような電動ブラインドでは、スラット
の引上げ動作時には、ヘッドボックス内に配設されるス
ラット昇降用モータが作動して、昇降テープ巻取り装置
で昇降テープが巻き取られ、その巻取り動作により昇降
テープが引上げられて、スラット及びボトムレールが引
上げられる。また、スラットの下降動作時には、昇降テ
ープ巻取り装置から昇降テープが巻き戻されて、スラッ
ト及びボトムレールが下降する。
【0004】また、上記のような電動ブラインドには、
スラットが上限まで引上げられたときスラットの引上げ
動作を停止させる上限リミットスイッチと、スラットが
下限まで下降したとき、スラットの下降動作を停止させ
る下限リミットスイッチが設けられている。
【0005】上限リミットスイッチは、例えばヘッドボ
ックスの下面に配設され、スラットが上限まで引上げら
れたとき最上段のスラットに押圧され、その押圧動作に
基づいてスラット昇降用モータの作動を停止させるよう
になっている。
【0006】下限リミットスイッチは、ヘッドボックス
の下方において、ヘッドボックスから垂下される昇降テ
ープの緊張度をスラットの下降動作時にのみ検出するよ
うに配設される。そして、ボトムレールが下限まで下降
してラダーコードに支持されると昇降テープが弛むた
め、下限リミットスイッチはその昇降テープの弛みを検
出して、スラット昇降用モータの作動を停止させる。
【0007】また、下限リミットスイッチは、スラット
の下降動作時にボトムレールが何らかの障害物に当接し
て下降不能となったときにも、昇降テープの弛みを検出
してスラット昇降用モータの作動を停止させる。従っ
て、下限リミットスイッチは障害物検知停止手段として
も動作する。
【0008】また、下限リミットスイッチは、スラット
の下降動作時に昇降テープが切断されたときにも、昇降
テープの弛みを検出してスラット昇降用モータの作動を
停止させる。
【0009】特開平3−275889号公報には、昇降
紐の張力が過大となったとき、あるいはあるいは過少と
なったとき、モータの作動を停止させる制御装置が開示
されている。
【0010】この制御装置では、スラットの下降動作時
にボトムレールが下限まで下降し、あるいはボトムレー
ルが何らかの障害物に当接して昇降紐に作用する張力が
過少となったとき、モータの作動が停止される。また、
昇降紐が切断されて、同昇降紐に作用する張力が過少と
なったときにも、モータの作動が停止される。
【0011】また、スラットが上限まで引上げられて、
昇降紐に作用する張力が過大となったとき、モータの作
動が停止され、スラット引上げ動作時にスラットあるい
はボトムレールが何らかの障害物により上昇不能となっ
たときにも、モータの作動が停止される。
【0012】上記のような電動ブラインドにおいて、昇
降テープ巻取り装置を駆動するスラット昇降軸と、ラダ
ーコード支持装置を駆動するスラット角度調節軸とが同
一軸で構成される電動ブラインドでは、図16に示すよ
うに、各スラット39をほぼ垂直方向に回動した状態で
のみ昇降可能としたものがある。
【0013】また、スラット昇降軸とスラット角度調節
軸とがそれぞれ独立して設けられた電動ブラインドで
は、スラットを任意の角度で昇降可能としたものもあ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のような電動ブラ
インドでは、下限リミットスイッチがスラットの下降動
作時にのみ作動するため、スラットの引上げ動作時にい
ずれかの昇降テープが切断されても、スラット昇降用モ
ータの作動が停止されず、切断されていない昇降テープ
が巻上げられて例えばスラット及びボトムレールの一方
のみが上限まで引上げられて片上がり状態となって停止
する。
【0015】そして、この状態からスラットを下降させ
て、切断された昇降テープを補修しようとしても、下限
リミットスイッチが切断された昇降テープの弛みを検出
してスラット昇降用モータの作動を阻止してしまうた
め、スラットを下降させることができない。従って、昇
降テープの補修作業が煩雑となるという問題点があっ
た。
【0016】特開平3−275889号公報に記載され
た電動ブラインドでは、スラットの引上げ動作時に昇降
紐が切断されても、スラット昇降用モータの作動を停止
させることができる。しかし、張力感知部のコイルスプ
リングの付勢力は、昇降紐に作用するボトムレール及び
スラットの重量とつりあうように設定する必要があるた
め、コイルスプリングの付勢力の設定作業が煩雑である
とともに、コイルスプリングの付勢力が適切に設定され
ない場合には、誤動作が生じるという問題点がある。
【0017】また、図16に示すように、スラット39
が垂直方向に回動された状態で、スラット39の昇降動
作が行われると、昇降テープ37が各スラット39の挿
通孔45周縁と摩擦して摩耗し易く、昇降テープ37の
切断の原因となるという問題点がある。
【0018】この発明の目的は、昇降索の切断による不
具合を未然に、かつ安定して防止し得る電動ブラインド
を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1では、ヘッドボ
ックスからラダーコードを介して多数段のスラット及び
ボトムレールを吊下支持し、前記スラットには昇降索を
挿通するとともに該昇降索の下端に前記ボトムレールを
吊下支持し、モータの駆動力で前記昇降索を昇降するこ
とにより前記スラットを昇降可能とし、前記ヘッドボッ
クスには前記昇降索の弛みを検出したとき検出信号を出
力する下限検出装置を設け、前記モータは操作装置によ
りモータ制御装置を介して駆動可能とし、前記モータ制
御装置は、前記下限検出装置から出力される検出信号に
基づいて前記モータの作動を停止可能とした電動ブライ
ンドにおいて、前記モータ制御装置は、前記スラットの
引上げ動作時及び下降動作時において、前記下限検出装
置の検出信号に基づいて前記モータの作動を停止可能と
した。
【0020】請求項2では、前記下限検出装置は、前記
昇降索の垂下位置に検出子を突出し、該検出子で前記昇
降索の弛みを検出するリミットスイッチで構成した。請
求項3では、前記モータ制御装置には、前記下限検出装
置から出力される検出信号を無効化して、前記操作装置
によりモータを駆動可能とするメンテナンスモード設定
装置を設けた。
【0021】請求項4では、前記ヘッドボックスには、
スラット引上げ動作時における前記検出信号に基づい
て、異常表示を行う表示装置を設けた。請求項5では、
ヘッドボックスからラダーコードを介して多数段のスラ
ット及びボトムレールを吊下支持し、前記スラットには
昇降索を挿通するとともに該昇降索の下端に前記ボトム
レールを吊下支持し、モータの駆動力で前記昇降索を昇
降することにより前記スラットを昇降可能とするととも
に、前記ラダーコードを介してスラットを角度調節可能
とし、前記モータは操作装置により設定したスラット高
さ及びスラット角度の設定値に基づいて動作するモータ
制御装置で駆動可能とした電動ブラインドにおいて、前
記モータ制御装置は、前記設定値に基づく昇降動作に先
立って、前記スラットをあらかじめ設定されたスラット
昇降動作時の所定角度に回転させる。
【0022】請求項6では、前記所定角度は、水平方向
に対し±60度以内とした。請求項7では、前記所定角
度は、スラットの引上げ動作時の角度を、スラット下降
動作時の角度より水平方向に近い角度とした。
【0023】請求項8では、前記操作装置は、複数の電
動ブラインドのモータ制御装置に前記設定値を出力可能
とし、前記各電動ブラインドのモータ制御装置は、各電
動ブラインドのスラットを前記スラット昇降動作時の所
定角度に回転させた後、前記設定値に基づいて一斉に昇
降動作を開始する同期昇降装置を備えた。
【0024】請求項9では、前記モータ制御装置は、ス
ラット昇降軸を回転駆動するスラット昇降用モータと、
スラット角度調節軸を回転駆動するスラット角度調節用
モータとを制御可能とし、前記設定値に基づくスラット
昇降軸の駆動に先立って、スラット角度調節軸を駆動し
て、前記スラットをあらかじめ設定されたスラット昇降
動作時の所定角度に回転させる。
【0025】請求項10では、前記所定角度は、スラッ
トの引上げ動作時の角度を水平方向とし、スラット下降
動作時の角度を水平方向以外の角度とした。請求項11
では、ヘッドボックスからラダーコードを介して多数段
のスラット及びボトムレールを吊下支持し、前記スラッ
トには昇降索を挿通するとともに該昇降索の下端に前記
ボトムレールを吊下支持し、モータの駆動力で前記昇降
索を昇降することにより前記スラットを昇降可能とする
とともに、前記ラダーコードを介してスラットを角度調
節可能とし、前記ヘッドボックスには前記昇降索の弛み
を検出したとき検出信号を出力する下限検出装置を設
け、前記モータは操作装置により設定したスラット高さ
及びスラット角度の設定値に基づいて動作するモータ制
御装置で駆動可能とし、前記モータ制御装置は前記下限
検出装置から出力される検出信号に基づいて前記モータ
の作動を停止可能としたた電動ブラインドにおいて、前
記モータ制御装置は、前記スラットの引上げ動作時及び
下降動作時に、前記下限検出装置の検出信号に基づいて
前記モータの作動を停止可能とするとともに、前記設定
値に基づくスラット昇降動作に先立って、前記スラット
をあらかじめ設定されたスラット昇降動作時の所定角度
に回転させる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施の形態を図面に従って説明する。図1に示すように、
多数の電動ブラインド1は、共通の信号線2で接続され
るとともに、特定のエリア毎に例えば第一〜第四のエリ
アA〜Dにグループ化されている。
【0027】前記信号線2には、中央制御装置としてパ
ソコン3が接続される。前記パソコン3には、各エリア
A〜D内のブラインド1を自動制御するためのプログラ
ムがあらかじめ設定され、そのプログラムに基づいて動
作するパソコン3により各ブラインド1のスラット昇降
動作及びスラット角度調節動作が自動制御される。
【0028】前記第一〜第四のエリアA〜D毎にエリア
スイッチ4a〜4dが設けられ、そのエリアスイッチ4
a〜4dは前記信号線2に接続されている。そして、エ
リアスイッチ4a〜4dの操作により前記パソコン3に
よる制御に優先して、対応するエリア内の電動ブライン
ド1あるいは他のエリア内の電動ブラインド1のスラッ
ト昇降動作及びスラット角度調節動作を制御可能となっ
ている。
【0029】前記各電動ブラインド1には単独スイッチ
5がそれぞれ接続されている。この単独スイッチ5は、
対応する電動ブラインド、あるいは当該エリア内の全ブ
ラインド1、あるいは当該エリア内であらかじめ設定さ
れた所定のグループ内のブラインド1を操作する場合に
使用される。
【0030】前記単独スイッチ5の操作パネル6を図2
に示す。その操作パネル6上には昇降レバー7、回転レ
バー8、一斉キー9、許可キー10、禁止キー11及び
停止キー12が形成されている。
【0031】前記昇降レバー7は、前記操作パネル6上
において、上下方向に移動可能に支持され、スラットの
昇降高さを設定する場合に同昇降レバー7を上下動させ
ることにより、スラットの昇降高さを設定可能となって
いる。
【0032】前記回転レバー8は、前記操作パネル6上
において、上下方向に移動可能に支持され、スラットの
角度を設定する場合に使用される。そして、回転レバー
8を上下方向中間に位置させると、スラットが水平方向
に回動され、回転レバー8を上方へ移動させるにつれ
て、スラットが一方へ回転されて垂直方向となるまで回
転され、回転レバー8を下方へ移動させるにつれて、ス
ラットが他方に回転されて垂直方向となるまで回転され
る。
【0033】許可キー10は、前記パソコン3に設定さ
れたプログラムに基づく自動制御を許可する場合に使用
され、禁止キー11はパソコン3による自動制御を禁止
する場合に使用される。また、停止キー12は、電動ブ
ラインド1の駆動を停止する場合に使用される。
【0034】前記一斉キー9は、昇降レバー7及び回転
レバー8で設定されたスラットの高さ及び角度に基づい
て、所定のグループ内の電動ブラインド1を一斉に駆動
する場合に使用される。
【0035】各電動ブラインド1及び単独スイッチ5の
電気的構成を図3に示す。前記単独スイッチ5の操作部
13は、前記操作パネル6上の各レバー及び各キーであ
り、その操作信号はCPU14に入力される。
【0036】前記CPU14に接続されたROM15に
は、スラットの昇降操作時におけるスラットの角度や、
グループ内の電動ブラインド1を一斉に操作する場合
に、スラットの回転動作から昇降動作に移行するまでの
待機時間等のデータがあらかじめ設定されている。
【0037】前記CPU14に接続されたEEPROM
16には、前記パソコン3からエリア設定データ等があ
らかじめ書き込まれる。前記CPU14に接続された設
定スイッチ部17は、ディップスイッチ等で構成され、
当該単独スイッチ5のスイッチアドレスを設定可能とな
っている。
【0038】前記CPU14に接続された入出力部18
は、外部から信号線2を介してこの単独スイッチ5に入
力される信号をCPU14に入力するとともに、CPU
14から出力される信号を信号線2を介して電動ブライ
ンド1に出力する。
【0039】そして、CPU14はあらかじめ設定され
たプログラムと、前記操作部13から入力された信号
と、ROM15、EEPROM16に格納されているデ
ータ及び設定スイッチ部17で設定されたデータとに基
づいて制御信号を生成し、その制御信号を入出力部18
を介して対応する電動ブラインド1に出力する。
【0040】前記電動ブラインド1のヘッドボックス内
には、ブラインドコントローラ19が配設される。前記
ブラインドコントローラ19内の電源部20は、この電
動ブラインド1の各回路及びモータに電源を供給する。
【0041】前記ブラインドコントローラ19内の入力
部21は、CPU22に接続される。そして、前記単独
スイッチ5の出力信号がその入力部21を介してCPU
22に入力される。
【0042】前記CPU22に接続されたLED表示部
23は、後述するようにヘッドボックス下面に露出され
る発光ダイオード43a〜43cを駆動するものであ
り、CPU22から出力される制御信号に基づいて、各
発光ダイオード43a〜43cを点灯させる。
【0043】前記CPU22に接続されたEEPROM
24には、当該電動ブラインド1が属するエリアを設定
するエリア設定データと、スラットを昇降する場合の上
限値及び下限値等が格納される。
【0044】前記CPU22に接続された設定スイッチ
部25は、後述するように電動ブラインド1のヘッドボ
ックス下面に露出されるディップスイッチで構成され、
当該ブラインドのアドレスや、当該ブラインドの型式あ
るいはメンテナンスモードの設定が可能である。そし
て、その設定信号がCPU22に入力される。
【0045】前記CPU22に接続された入出力部26
は、信号線2を介して同一グループ内の他の電動ブライ
ンド1の入出力部に接続される。そして、単独スイッチ
5からCPU22に入力された操作信号のうち、他の電
動ブラインド1の操作信号は、入出力部26から前記信
号線2を介して他の電動ブラインド1の入出力部に出力
される。また、他の電動ブラインド1の入出力部から出
力された操作信号が、入出力部26を介してCPU22
に入力される。
【0046】前記CPU22に接続された第一のモータ
駆動部27は、CPU22から出力されるモータ制御信
号に基づいて、ヘッドボックス内に配設されるスラット
昇降用モータ28を駆動する。
【0047】前記CPU22に接続された第二のモータ
駆動部29は、CPU22から出力されるモータ制御信
号に基づいて、ヘッドボックス内に配設されるスラット
角度調節用モータ30を駆動する。
【0048】前記CPU22に接続されたエンコーダ3
1は、ヘッドボックス内において前記スラット昇降用モ
ータ28で回転駆動されるスラット昇降軸の回転をパル
ス信号に変換してCPU22に出力するものであり、C
PU22ではそのパルス数をカウントしてスラット昇降
軸の回転角度を検出する。
【0049】前記CPU22に接続された上限リミット
スイッチ32は、スラットが上限まで引上げられたと
き、検出信号をCPU22に出力する。前記CPU22
に接続された下限リミットスイッチは、後述するように
スラット昇降テープの弛みを検出して、その検出信号を
CPU22に出力する。
【0050】このようなブラインドコントローラ19で
は、CPU22があらかじめ設定されたプログラムと、
入力部21から入力された操作信号と、EEPROM2
4及び設定スイッチ部25に設定されたデータとに基づ
いて動作して、スラットの昇降動作及び角度調節動作を
行う。
【0051】そして、CPU22はあらかじめ設定され
たスラット高さまでスラットが昇降されたとき、エンコ
ーダ31から出力されるパルス信号のカウントに基づい
て、スラット昇降用モータ28の作動を停止する。
【0052】また、CPU22は、スラットの引上げ動
作時に上限リミットスイッチ32の検出信号に基づいて
スラット昇降用モータのスラット引上げ方向の作動を停
止し、スラットの引上げ動作時あるいはスラットの下降
操作時に、下限リミットスイッチ33の検出信号に基づ
いて、スラット昇降用モータの作動を停止する。
【0053】前記上限リミットスイッチ32及び下限リ
ミットスイッチ33の具体的構成を図4及び図5に従っ
て説明する。電動ブラインド1のヘッドボックス34内
に配設される支持部材35には、巻取りプーリー36が
回転可能に支持され、その巻取りプーリー36に昇降索
としての昇降テープ37の上端部が取着されている。そ
して、図13に示すように、前記昇降テープ37は各ス
ラット39の挿通孔45に挿通され、その下端部にボト
ムレール46が吊下支持されている。
【0054】前記巻取りプーリー36の中心部には、ス
ラット昇降軸38が相対回転不能に嵌挿され、そのスラ
ット昇降軸38が前記スラット昇降用モータ28で回転
駆動される。従って、スラット昇降用モータ28でスラ
ット昇降軸38がスラット引上げ方向に回転されると、
昇降テープ37が巻取りプーリー36に巻き取られて、
ボトムレール46及びスラット39が引上げられ、スラ
ット昇降軸38がスラット下降方向に回転されると、巻
取りプーリー36から昇降テープ37が巻き戻されて、
ボトムレール46及びスラット39が下降するようにな
っている。
【0055】前記昇降テープ37の側方において、前記
支持部材35からラダーコード44が吊下支持され、そ
のラダーコード44に多数段の前記スラット39が支持
され、図14及び図15に示すように、そのラダーコー
ド44の下端に前記ボトムレール46が接続されてい
る。
【0056】前記ラダーコード44の上端部は、前記支
持部材35に支持されたラダーコード支持装置(図示し
ない)に取着され、そのラダーコード支持装置は前記ス
ラット角度調節用モータ30により、スラット角度調節
軸(図示しない)を介して駆動される。従って、スラッ
ト角度調節用モータ30の動作に基づいて、各スラット
39が同位相で回転される。
【0057】前記支持部材35の側方において、前記ヘ
ッドボックス34の底面にはマイクロスイッチで構成さ
れる前記上限リミットスイッチ32が配設されている。
前記上限リミットスイッチ32の検出子32aはヘッド
ボックス34の下方へ突出され、その検出子32aが最
上段のスラット39により上方へ押圧されると、上限リ
ミットスイッチ32からCPU22に前記検出信号が出
力されるようになっている。
【0058】前記支持部材35の一側下部には、マイク
ロスイッチで構成される前記下限リミットスイッチ33
が配設され、その下限リミットスイッチ33の検出子
は、図5に示すように、支持部材35に移動可能に支持
されたスライドベース40により押圧されるようになっ
ている。
【0059】前記スライドベース40は、前記支持部材
35の下部においてヘッドボックス34の前後方向に移
動可能に支持され、コイルスプリング(図示しない)の
付勢力により、矢印A方向に付勢されている。
【0060】前記スライドベース40の中央部には案内
ローラー41が回転可能に支持され、前記昇降テープ3
7は前記巻取りプーリー36から案内ローラー41を経
てヘッドボックス34下方へ案内されている。
【0061】従って、昇降テープ37に作用するボトム
レール46及びスラット39の重量により、前記スライ
ドベース40は矢印B方向へ押圧されて図5に示す状態
に位置し、この状態では下限リミットスイッチ33の検
出子が押圧されるようになっている。
【0062】また、ボトムレール46が最下限まで下降
したとき、あるいは何らかの障害物に当接して下降不能
となったとき、昇降テープ37にボトムレール46及び
スラット39の重量が作用しなくなる。すると、スライ
ドベース40がコイルスプリングの付勢力により矢印A
方向へ移動して、下限リミットスイッチ33の検出子が
押圧されず、下限リミットスイッチ33からCPU22
に前記検出信号が出力されるようになっている。
【0063】また、昇降テープ37が切断されたときに
も、昇降テープ37にボトムレール46及びスラット3
9の重量が作用しなくなる。この場合にも、下限リミッ
トスイッチ33からCPU22に前記検出信号が出力さ
れる。
【0064】図6に示すように、前記ヘッドボックス3
4の下面には前記設定スイッチ部25が第一〜第三のデ
ィップスイッチ群42a〜42cで構成される。第一の
ディップスイッチ群42aは、当該電動ブラインド1の
アドレス等を設定可能であり、第二のディップスイッチ
群42bは、当該電動ブラインド1の型式等を設定可能
であり、第三のディップスイッチ群42cは、メンテナ
ンスモード等を選択する際に使用される。
【0065】前記第三のディップスイッチ群42cでメ
ンテナンスモードが設定されると、CPU22は前記上
限リミットスイッチ32及び下限リミットスイッチ33
の検出信号に関わらず、単独スイッチ5及びエリアスイ
ッチ4a〜4dから入力される操作信号に基づいて各モ
ータ28,30を作動させて、スラットの昇降及び角度
調節動作を行うようになっている。
【0066】前記ディップスイッチ群42a〜42cの
側方には、前記LED表示部23を構成する3つの発光
ダイオード43a〜43cが取着されている。この発光
ダイオード43a〜43cは、この電動ブラインド1の
動作異常を表示する異常表示ダイオード43aと、この
電動ブラインド1がいずれかの単独スイッチ5、エリア
スイッチ4a〜4d、パソコン3等と通信状態にあるこ
とを表示する通信表示ダイオード43bと、この電動ブ
ラインド1に電源が供給されていることを表示する電源
表示ダイオード43cとから構成され、前記CPU22
から出力される制御信号に基づいて点灯する。
【0067】次に、上記のように構成された各電動ブラ
インド1の単独スイッチ5の操作に基づく動作を説明す
る。図7に示すように、単独スイッチ5で昇降レバー7
あるいは回転レバー8が操作されて、スラット高さ若し
くはスラット角度の設定値が変更されると(ステップ
1)、CPU14は新たに設定されたスラット高さ及び
スラット角度を取り込む(ステップ2)。
【0068】次いで、CPU14は昇降レバー7あるい
は回転レバー8の操作が終了したか否かを検出し(ステ
ップ3)、終了していない場合にはステップ1〜3を繰
り返す。
【0069】次いで、CPU14は他の単独スイッチ5
からの操作信号が入力されているか否かを検出し(ステ
ップ4)、入力されている場合には当該電動ブラインド
1のブラインドコントローラ19への設定値の送信を中
止して(ステップ5)、ステップ1に復帰する。
【0070】また、ステップ4において、他の単独スイ
ッチ5からの操作信号が入力されていない場合には、C
PU14は一斉キー9が押されたか否かを検出し(ステ
ップ6)、その結果に基づいて次のステップに移行す
る。
【0071】ステップ6において、一斉キー9が押され
ていると、図8に示すように、CPU14はステップ1
において昇降レバー7によるスラット高さの設定値の変
更が行われているか否かを検出し(ステップ7)、スラ
ット高さの設定値の変更が行われている場合には、その
設定値が現状のスラット高さを更に高くするものか否か
を検出する(ステップ8)。
【0072】そして、ステップ8において、スラット高
さの新たな設定値が現状のスラット高さより高いもので
あれば、CPU14は同一グループ内の各電動ブライン
ド1のブラインドコントローラ19にスラット角度デー
タSuを送信する(ステップ9)。このスラット角度デ
ータSuは、スラットの引上げ動作時における各スラッ
トの角度を設定するものであり、水平状態にあるスラッ
トを0度としたとき、±60度の範囲で設定される。
【0073】また、ステップ8において、スラット高さ
の新たな設定値が現状のスラット高さより低いものであ
れば、CPU14は同一グループ内の各電動ブラインド
1のブラインドコントローラ19にスラット角度データ
Sdを送信する(ステップ10)。このスラット角度デ
ータSdは、スラットの下降動作時における各スラット
の角度を設定するものであり、水平状態にあるスラット
を0度としたとき、±60度の範囲で、前記スラット角
度データSuより大きな値で設定される。
【0074】従って、例えばスラット下降動作時のスラ
ット角度データSdが60度に設定され、スラット引上
げ動作時のスラット角度データSuが40度に設定され
る。次いで、CPU14はあらかじめ設定されたT秒間
の待機を行う(ステップ11)。このT秒間の待機は、
同一グループ内の各電動ブラインド1の現状のスラット
角度が不揃いである状態から、各電動ブラインド1でス
ラット回転動作が開始され、スラット角度データSu,
Sdで設定される同一角度に回転されるまでの時間的な
マージンを確保するものであり、T秒後には各電動ブラ
インド1のスラット角度がスラット角度データSu,S
dで設定された同一角度となる。
【0075】次いで、CPU14は、ステップ2で取り
込まれたスラット高さ及びスラット角度の設定値を各電
動ブラインド1のブラインドコントローラ19に送信し
て(ステップ12)、ステップ1に復帰する。
【0076】ステップ7において、昇降レバー7による
スラット高さの設定値の変更が行われていない場合に
は、CPU14はステップ12に移行して、スラット角
度の設定値のみを各電動ブラインド1のブラインドコン
トローラ19に送信して、ステップ1に復帰する。
【0077】ステップ6において、一斉キー9が押され
ていない場合には、CPU14は図9に示す動作を行
う。すなわち、図9おけるステップ13〜17は、図8
に示す動作からステップ11を省略し、かつ送信動作を
当該単独スイッチ5に対応する1台の電動ブラインド1
のブラインドコントローラ19に対して行うようにした
ものである。
【0078】このような動作により、対応する1台の電
動ブラインド1においてのみ同様な動作が行われる。次
に、上記のように単独スイッチ5から出力される操作信
号に基づいて動作する電動ブラインド1の動作を説明す
る。
【0079】図10に示すように、電動ブラインド1の
ブラインドコントローラ19内のCPU22は、まずメ
ンテナンスモードが設定されているか否かを検出する
(ステップ21)。
【0080】第三のディップスイッチ群42cでメンテ
ナンスモードが設定されていると、CPU22は上限リ
ミットスイッチ32及び下限リミットスイッチ33から
の検出信号の入力に関わらず、単独スイッチ5の各レバ
ー7,8及び停止キー12の操作に基づく操作信号での
みスラット昇降用モータ28及びスラット角度調節用モ
ータ30を回転駆動して、スラットの昇降動作及び角度
調節動作を行う(ステップ22)。
【0081】ステップ21において、メンテナンスモー
ドが設定されていない場合には、CPU22はまず前記
角度データSu,Sd若しくは回転レバー8によるスラ
ット角度の設定値の入力を待つ状態となる(ステップ2
3,24)。
【0082】そして、角度データSuあるいは同Sdが
入力されず、スラット角度の設定値が入力されると、C
PU22はスラット角度調節用モータ30を駆動して、
スラットを設定値まで回転させる(ステップ25)。
【0083】ステップ23において、角度データSu,
Sdのいずれかの入力を検出すると、CPU22は入力
された角度データSu若しくは同Sdを取り込む(ステ
ップ26)。
【0084】次いで、CPU22は角度データSu,S
dのいずれが入力されたかを検出し(ステップ27)、
角度データSuが入力されたときはスラットの引上げ動
作を行い、角度データSdが入力されたときはスラット
の下降動作を行う。
【0085】ステップ27において、スラット引上げ動
作時の角度データSuが入力されていると、図11に示
すように、CPU22はスラット角度調節用モータ30
を駆動して、スラットを±60度以内の所定角度まで回
転させる(ステップ28)。
【0086】次いで、CPU22はステップ12若しく
はステップ17で単独スイッチ5から出力されたスラッ
ト高さ及びスラット角度の設定値を取り込み(ステップ
29)、まずスラット昇降用モータ28をスラット引上
げ方向に回転駆動する(ステップ30)。
【0087】次いで、CPU22は上限リミットスイッ
チ32から検出信号が入力されたか否か(ステップ3
1)及びエンコーダ31からパルス信号が入力されてい
るか否か(ステップ32)を検出する。
【0088】ステップ31において、上限リミットスイ
ッチ32から検出信号が入力されている状態では、スラ
ットが上限まで引上げられているので、CPU22はス
ラット昇降用モータ28の作動を停止させ(ステップ3
8)、ステップ21に復帰する。
【0089】ステップ31において上限リミットスイッ
チ32から検出信号が入力されず、かつステップ32に
おいてエンコーダ31からパルス信号が入力されていな
い状態では、何らかの障害によりスラットを引上げ不能
となっているので、CPU22は異常表示ダイオード4
3aを点灯させ(ステップ37)、かつスラット昇降用
モータ28の作動を停止させ(ステップ38)、ステッ
プ21に復帰する。
【0090】ステップ31,32において、スラット3
9が未だ上限まで引き上げられておらず、かつスラット
昇降軸38が正常に回転されている状態では、CPU2
2はN秒間の待機を行った後(ステップ33)、下限リ
ミットスイッチ33の検出信号が入力されたか否かを検
出する(ステップ34)。
【0091】ステップ34において、下限リミットスイ
ッチ33の検出信号が入力されていると、スラット39
の引上げ動作時に昇降テープ37に弛みが生じているこ
とになり、昇降テープ37が切断されているおそれがあ
る。この場合には、CPU22は、異常表示ダイオード
43aを点灯させ(ステップ37)、かつスラット昇降
用モータ28の作動を停止させて(ステップ38)、ス
テップ21に復帰する。
【0092】ステップ33におけるN秒間の待機動作の
目的は、スラット39が最下限まで下降している状態か
ら引上げ動作を行う場合に、ボトムレール46が若干引
上げられて同ボトムレール46の重量により昇降テープ
37が確実に緊張されるまで下限リミットスイッチ33
の検出信号を入力しないようにして、正常動作時におけ
るスラット引上げ動作の異常停止を防止するものであ
る。
【0093】次いで、CPU22は単独スイッチ5から
停止キー12が押されたことによる停止信号が入力され
ているか否かを検出する(ステップ35)。そして、停
止信号が入力されている場合には、スラット昇降用モー
タ28の作動を停止させ(ステップ38)、ステップ2
1に復帰する。
【0094】また、停止信号が入力されていない場合に
は、CPU22はスラット39が昇降レバー7で設定さ
れた前記設定値の高さまで引上げられたか否かを、エン
コーダ31から出力されるパルス信号のパルス数をカウ
ントすることにより判別する(ステップ36)。
【0095】そして、スラットが設定値まで引上げられ
ていると、スラット昇降用モータ28の作動を停止させ
る(ステップ39)。また、スラットが未だ設定値まで
引上げられていない場合には、ステップ31〜36の動
作を繰り返す。
【0096】スラットが設定値まで引上げられると、C
PU22はスラット角度調節用モータ30を駆動して、
スラットを回転レバー8で設定された角度まで回転させ
る(ステップ40,41)。そして、スラットが設定角
度まで回転されると、スラット角度調節用モータ30の
作動を停止させて(ステップ42)、ステップ21に復
帰する。
【0097】ステップ27において、スラット下降動作
時の角度データSdが入力されていると、図12に示す
ように、CPU22はスラット角度調節用モータ30を
駆動して、スラットを±60度以内の所定角度まで回転
させる(ステップ43)。
【0098】次いで、CPU22はステップ12若しく
はステップ17で単独スイッチ5から出力されたスラッ
ト高さ及びスラット角度の設定値を取り込み(ステップ
44)、まずスラット昇降用モータ28をスラット下降
方向に回転駆動する(ステップ45)。
【0099】次いで、CPU22は下限リミットスイッ
チ33から検出信号が入力されたか否か(ステップ4
6)及びエンコーダ31からパルス信号が入力されてい
るか否か(ステップ47)を検出する。
【0100】ステップ46において、下限リミットスイ
ッチ33から検出信号が入力されている状態では、スラ
ット39が下限まで下降されているか、あるいは何らか
の障害物によりボトムレールが下降不能となっている
か、あるいは昇降テープ37が切断されているので、C
PU22はスラット昇降用モータ28の作動を停止させ
る(ステップ52)。
【0101】ステップ46において下限リミットスイッ
チ33から検出信号が入力されず、かつステップ47に
おいてエンコーダ31からパルス信号が入力されていな
い状態では、何らかの障害によりスラット39を下降不
能となっているので、CPU22は異常表示ダイオード
43aを点灯させ(ステップ50)、かつスラット昇降
用モータ28の作動を停止させて(ステップ51)、ス
テップ21に復帰する。
【0102】ステップ46,47において、スラット3
9が未だ下限まで下降されておらず、かつスラット昇降
軸38が正常に回転されていると、CPU22は単独ス
イッチ5から停止キー12が押されたことによる停止信
号が入力されているか否かを検出する(ステップ4
8)。そして、停止信号が入力されている場合には、ス
ラット昇降用モータ28の作動を停止させて(ステップ
51)、ステップ21に復帰する。
【0103】また、停止信号が入力されていない場合に
は、CPU22はスラット39が昇降レバー7で設定さ
れた前記設定値の高さまで下降したか否かを、エンコー
ダ31から出力されるパルス信号のパルス数をカウント
することにより判別する(ステップ49)。
【0104】そして、スラットが設定値まで下降してい
ると、スラット昇降用モータ28の作動を停止させる
(ステップ52)。また、スラット39が未だ設定値ま
で下降していない場合には、ステップ46〜49の動作
を繰り返す。
【0105】スラット39が設定値まで下降すると、C
PU22はスラット角度調節用モータ30を駆動して、
スラット39を回転レバー8で設定された角度まで回転
させる(ステップ53,54)。そして、スラット39
が設定角度まで回転されると、スラット角度調節用モー
タ30の作動を停止させて(ステップ55)、ステップ
21に復帰する。
【0106】上記のように構成された電動ブラインドで
は、次に示す作用効果を得ることができる。 (1)単独スイッチ5でスラット39の高さ及び角度を
設定すると、当該単独スイッチ5が属するグループ内の
複数の電動ブラインド1のスラット高さ及びスラット角
度を一括して制御することができる。
【0107】(2)単独スイッチ5でスラット39の高
さ及び角度を設定すると、当該単独スイッチ5に対応す
る1台の電動ブラインド1のスラット高さ及びスラット
角度を制御することができる。
【0108】(3)スラットの引上げ動作時にも下限リ
ミットスイッチ33で昇降テープ37の弛みを検出し
て、スラット昇降用モータ28の作動を停止させること
ができる。従って、スラット引上げ動作時に昇降テープ
37が切断されていると、スラット昇降用モータ28の
作動を直ちに停止させて、スラット39の片上がり等の
不具合を未然に防止することができる。
【0109】(4)下限リミットスイッチ33は、昇降
テープ37がボトムレール46及びスラット39の重量
で緊張されているか否かをスライドベース40の移動に
基づいて検出する構成とすればよいので、コイルスプリ
ングの付勢力等、機械的な設置条件が緩やかであり、昇
降テープ37の弛み及び切断を安定して検出することが
できる。
【0110】(5)スラット39の引上げ動作時に、昇
降テープ37の切断に基づいてスラット昇降用モータの
作動が停止されたときには、電動ブラインド1のヘッド
ボックス34下面に露出される異常表示ダイオード43
aが点灯されるので、異常の有無を容易に確認すること
ができる。
【0111】(6)スラット39の引上げ動作時に、昇
降テープ37の切断に基づいてスラット昇降用モータ2
8の作動が停止された後は、第三のディップスイッチ群
42cによりメンテナンスモードを設定すると、単独ス
イッチ5の操作によりスラット昇降用モータ28を作動
させて、電動ブラインド1のスラット39の昇降を行う
ことができる。従って、昇降テープ37の切断によりス
ラット昇降用モータ28の作動が停止された後にも、上
限リミットスイッチ32及び下限リミットスイッチ33
の状態に関わらず、単独スイッチ5の操作によりスラッ
ト39を昇降して、昇降テープ37の補修作業を容易に
行うことができる。
【0112】(7)スラット39を昇降するとき、図1
3に示すように、各スラット39を昇降動作に先立って
水平方向から±60度の範囲に回転させ、その後にスラ
ット39の昇降動作を行うことができる。従って、スラ
ット39の昇降動作時に昇降テープ37とスラットの挿
通孔45との間の摩擦を軽減して、昇降テープ37の摩
耗による切断を未然に防止することができる。
【0113】(8)スラット39の引上げ動作時の角度
は、下降動作時の角度より水平方向に近い角度とした。
昇降テープ37とスラット39の挿通孔45との摩擦
は、スラット39の下降動作時より引上げ動作時に大き
くなるため、スラット39の引上げ動作時に、下降動作
時より水平方向に近い角度とすることにより、昇降テー
プ37の摩耗を確実に低減することができる。
【0114】(9)スラット39の下降動作時には、ス
ラット39の角度は水平方向ではなく、水平方向に対し
±60度以内の角度に設定される。スラット39を水平
方向とした状態で下降動作を行うと、図14に示すよう
に、スラット39の端縁がラダーコード44の縦糸に引
っ掛かって、各スラット39の角度が不揃いとなるおそ
れがあるが、この実施の形態ではスラット39を傾けた
状態で下降動作を行うので、図15に示すように、スラ
ット39の端縁とラダーコード44の縦糸との引っ掛か
りを防止して、各スラット39の角度を揃えた状態で下
降動作を行うことができる。
【0115】(10)同一グループ内の複数の電動ブラ
インド1を一斉に昇降する場合には、各電動ブラインド
1のスラット39の回転動作の開始から、昇降動作時の
所定の角度に回転されるまでに要する時間より長いT秒
間の待機後に、スラットの昇降動作を開始することがで
きる。従って、スラット39の昇降動作を開始する際に
各電動ブラインド1のスラット角度が不揃いであって
も、各電動ブラインド1のスラットを同一角度に回転さ
せた後に、各電動ブラインド1のスラットの昇降動作を
一斉に開始することができるので、各電動ブラインド1
のボトムレール46の高さを揃えた状態でスラット39
の昇降動作を行うことができる。この結果、スラット昇
降動作時の美観を向上させることができる。
【0116】(11)単独スイッチ5から電動ブライン
ド1に昇降動作のための操作信号を発信する前に、他の
単独スイッチ5から当該電動ブラインド1に操作信号が
発信された場合には、当該単独スイッチ5からの操作信
号の発信を停止することができる。従って、各電動ブラ
インド1は複数の単独スイッチ5から入力される操作信
号のうち最先の操作信号に基づいて動作させることがで
きる。
【0117】上記実施の形態は、次に示すように変更す
ることもできる。 ・昇降テープ37は、昇降コード、昇降紐等としてもよ
い。 ・スラット昇降用モータ28と、スラット角度調節用モ
ータ30とを共通のモータとし、そのモータの駆動力を
クラッチ装置を介してスラット昇降軸とスラット角度調
節軸のいずれかに選択的に供給可能として、スラット昇
降動作とスラット回転動作とを独立して行うようにして
もよい。 ・スラット引上げ動作時のスラット角度と、スラット下
降動作時のスラット角度とは、同一角度としてもよい。
【0118】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は昇降索
の切断による不具合を未然に、かつ安定して防止し得る
電動ブラインドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電動ブラインドの制御装置を示す概略図であ
る。
【図2】 単独スイッチの操作パネルを示す正面図であ
る。
【図3】 単独スイッチと電動ブラインドの電気的構成
を示すブロック図である。
【図4】 昇降テープ巻取り装置を示す正面図である。
【図5】 昇降テープ巻取り装置を示す縦断面図であ
る。
【図6】 ディップスイッチ群及び発光ダイオードを示
すヘッドボックス下面図である。
【図7】 単独スイッチの動作を示すフローチャート図
である。
【図8】 単独スイッチの動作を示すフローチャート図
である。
【図9】 単独スイッチの動作を示すフローチャート図
である。
【図10】電動ブラインドの動作を示すフローチャート
図である。
【図11】電動ブラインドの動作を示すフローチャート
図である。
【図12】電動ブラインドの動作を示すフローチャート
図である。
【図13】電動ブラインドのスラット昇降動作を示す斜
視図である。
【図14】電動ブラインドのスラット下降動作を示す側
面図である。
【図15】電動ブラインドのスラット下降動作を示す側
面図である。
【図16】電動ブラインドのスラット昇降動作を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 電動ブラインド 5 操作装置(単独スイッチ) 22 モータ制御装置(CPU) 28 モータ(スラット昇降用モータ) 30 モータ(スラット角度調節用モータ) 33 下限検出装置(下限リミットスイッ
チ) 34 ヘッドボックス 37 昇降索(昇降テープ) 39 スラット 44 ラダーコード 46 ボトムレール

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドボックスからラダーコードを介し
    て多数段のスラット及びボトムレールを吊下支持し、前
    記スラットには昇降索を挿通するとともに該昇降索の下
    端に前記ボトムレールを吊下支持し、モータの駆動力で
    前記昇降索を昇降することにより前記スラットを昇降可
    能とし、前記ヘッドボックスには前記昇降索の弛みを検
    出したとき検出信号を出力する下限検出装置を設け、前
    記モータは操作装置によりモータ制御装置を介して駆動
    可能とし、前記モータ制御装置は、前記下限検出装置か
    ら出力される検出信号に基づいて前記モータの作動を停
    止可能とした電動ブラインドにおいて、 前記モータ制御装置は、前記スラットの引上げ動作時及
    び下降動作時において、前記下限検出装置の検出信号に
    基づいて前記モータの作動を停止可能としたことを特徴
    とする電動ブラインド。
  2. 【請求項2】 前記下限検出装置は、前記昇降索の垂下
    位置に検出子を突出し、該検出子で前記昇降索の弛みを
    検出するリミットスイッチで構成したことを特徴とする
    請求項1記載の電動ブラインド。
  3. 【請求項3】 前記モータ制御装置には、前記下限検出
    装置から出力される検出信号を無効化して、前記操作装
    置によりモータを駆動可能とするメンテナンスモード設
    定装置を設けたことを特徴とする請求項1乃至2のいず
    れかに記載の電動ブラインド。
  4. 【請求項4】 前記ヘッドボックスには、スラット引上
    げ動作時における前記検出信号に基づいて、異常表示を
    行う表示装置を設けたことを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の電動ブラインド。
  5. 【請求項5】 ヘッドボックスからラダーコードを介し
    て多数段のスラット及びボトムレールを吊下支持し、前
    記スラットには昇降索を挿通するとともに該昇降索の下
    端に前記ボトムレールを吊下支持し、モータの駆動力で
    前記昇降索を昇降することにより前記スラットを昇降可
    能とするとともに、前記ラダーコードを介してスラット
    を角度調節可能とし、前記モータは操作装置により設定
    したスラット高さ及びスラット角度の設定値に基づいて
    動作するモータ制御装置で駆動可能とした電動ブライン
    ドにおいて、 前記モータ制御装置は、前記設定値に基づく昇降動作に
    先立って、前記スラットをあらかじめ設定されたスラッ
    ト昇降動作時の所定角度に回転させることを特徴とする
    電動ブラインド。
  6. 【請求項6】 前記所定角度は、水平方向に対し±60
    度以内としたことを特徴とする請求項5記載の電動ブラ
    インド。
  7. 【請求項7】 前記所定角度は、スラットの引上げ動作
    時の角度を、スラット下降動作時の角度より水平方向に
    近い角度としたことを特徴とする請求項6記載の電動ブ
    ラインド。
  8. 【請求項8】 前記操作装置は、複数の電動ブラインド
    のモータ制御装置に前記設定値を出力可能とし、前記各
    電動ブラインドのモータ制御装置は、各電動ブラインド
    のスラットを前記スラット昇降動作時の所定角度に回転
    させた後、前記設定値に基づいて一斉に昇降動作を開始
    する同期昇降装置を備えたことを特徴とする請求項5乃
    至7のいずれかに記載の電動ブラインド。
  9. 【請求項9】 前記モータ制御装置は、スラット昇降軸
    を回転駆動するスラット昇降用モータと、スラット角度
    調節軸を回転駆動するスラット角度調節用モータとを制
    御可能とし、前記設定値に基づくスラット昇降軸の駆動
    に先立って、スラット角度調節軸を駆動して、前記スラ
    ットをあらかじめ設定されたスラット昇降動作時の所定
    角度に回転させることを特徴とする請求項5記載の電動
    ブラインド。
  10. 【請求項10】 前記所定角度は、スラットの引上げ動
    作時の角度を水平方向とし、スラット下降動作時の角度
    を水平方向以外の角度としたことを特徴とする請求項5
    記載の電動ブラインド。
  11. 【請求項11】 ヘッドボックスからラダーコードを介
    して多数段のスラット及びボトムレールを吊下支持し、
    前記スラットには昇降索を挿通するとともに該昇降索の
    下端に前記ボトムレールを吊下支持し、モータの駆動力
    で前記昇降索を昇降することにより前記スラットを昇降
    可能とするとともに、前記ラダーコードを介してスラッ
    トを角度調節可能とし、前記ヘッドボックスには前記昇
    降索の弛みを検出したとき検出信号を出力する下限検出
    装置を設け、前記モータは操作装置により設定したスラ
    ット高さ及びスラット角度の設定値に基づいて動作する
    モータ制御装置で駆動可能とし、前記モータ制御装置は
    前記下限検出装置から出力される検出信号に基づいて前
    記モータの作動を停止可能としたた電動ブラインドにお
    いて、 前記モータ制御装置は、前記スラットの引上げ動作時及
    び下降動作時に、前記下限検出装置の検出信号に基づい
    て前記モータの作動を停止可能とするとともに、前記設
    定値に基づくスラット昇降動作に先立って、前記スラッ
    トをあらかじめ設定されたスラット昇降動作時の所定角
    度に回転させることを特徴とする電動ブラインド。
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