JP2000220405A - タービン動翼 - Google Patents
タービン動翼Info
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- JP2000220405A JP2000220405A JP11019432A JP1943299A JP2000220405A JP 2000220405 A JP2000220405 A JP 2000220405A JP 11019432 A JP11019432 A JP 11019432A JP 1943299 A JP1943299 A JP 1943299A JP 2000220405 A JP2000220405 A JP 2000220405A
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Abstract
れや軸方向の倒れを防止し、翼とディスクの係合部の片
あたりを抑制したタービン動翼を提供することにある。 【解決手段】翼根元部から翼先端側にかけてその翼断面
形状がねじれているタービン動翼の翼部と、前記動翼の
先端部に一体型に形成され、動翼の背側及び腹側にそれ
ぞれ伸延して形成されているインテグラルカバーと、タ
ービンロータに形成されたディスクに設けられたディス
ク溝に挿入され、該溝と順次係合されるフック部を備え
た翼根部とを有し、前記動翼の翼根部は前記ディスクの
円周方向に沿って配置された隣接する一方の動翼の翼根
部に面した側面に凸部を形成し、前記ディスクの円周方
向に沿って隣接する他方の動翼の翼根部に面した側面に
凹部を形成し、隣接する複数の動翼の翼根部の前記凸部
と凹部とが互いに係合するように構成する。
Description
気タービン,航空機のジェットエンジンなどのタービン
の翼、特に翼と一体形に形成されたカバーを有する翼に
関する。
多くは、隣接翼のインテグラルカバー同士が円周方向の
側面において対向するように組立てられる。この様なイ
ンテグラルカバーの側面間に一定の間隙が設けられる場
合、各翼は翼根以外では隣接翼とはつながらない、いわ
ゆる単独翼の状態となる。一般に、同じ動翼であれば単
独翼状態の翼は連結部材で連結された群翼に比べ、共振
した時の振動応力は翼に作用する励振力よりも大きくな
ることがよく知られている。また単独翼は、翼の連結部
材の接触部等における摩擦による振動減衰効果が期待で
きる群翼に比べて振動減衰能が劣ることが知られてい
る。このため、単独翼状態で群翼と同等の信頼性を得る
ためには翼自体を大きく堅牢に作る必要があるなど、製
作コストの面でも不利である。
載のものにはタービン回転軸方向に対して傾斜した背
側,腹側側面を持つインテグラルカバーを備え、その円
周方向ピッチtを理論ピッチtnより大きく製作し、翼
を円周方向に押し付けて組立てることにより側面同士が
接触するように組立てられ、接触連結により振動減衰能
を高める翼構造が開示されている。
立時にインテグラルカバーの回転軸方向に対して傾斜し
た背側,腹側側面を互いに押し付けて連結するので、翼
先端にねじりモーメントが作用し、これに伴って翼根部
にもねじりモーメントが作用する。これにより翼根部が
ねじれると、翼根とディスクを係合するフックの片あた
りが生じ、回転時の遠心力によって局所的に応力が増大
する危険性がある。そこで、特開平5−98906号公報に記
載のものは、翼根部に脚板を設けてロータに設けられた
翼溝と接触させて翼根部のねじれを拘束している。
を持つ翼の例としては米国特許5509784 号公報に記載の
ものがある。これには、インテグラルカバーは回転軸方
向に対して傾斜した少なくとも一対の背側,腹側側面を
もち、隣接翼間でそれらを互いに押し付けて連結し、翼
根部とディスクの間に円周方向に延びるキーを設け、翼
根部のねじれを防止する構造のものが開示されている。
ン回転軸方向に対して傾斜した少なくとも一対の背側,
腹側側面を持つインテグラルカバーを備えた翼では、組
立時に翼先端部にはねじりモーメントだけではなく、軸
方向の反力、すなわち、翼を軸方向に倒そうとする力が
作用する。この場合、特開平5−98906号公報に記載の翼
構造では、脚板の位置を支点として軸方向のたおれが生
ずるため、やはり翼根とディスクを係合するフックが片
あたりする危険性が生じることになる。同様に、米国特
許5509784号公報に記載の翼構造でも、キーの位置を支
点として軸方向のたおれが生ずるため翼根とディスクを
係合するフックが片あたりする危険性が生じることにな
る。本発明の目的は、タービン翼組立中,運転中を通じ
て全周すべての翼について隣接翼との連結状態を保つと
ともに、翼根部のねじれ及び軸方向の倒れを防止し、翼
とディスクの係合部の片あたりを抑制したタービン動翼
を提供することにある。
に、本発明は翼根元部から翼先端側にかけてその翼断面
形状がねじれているタービン動翼の翼部と、前記動翼の
先端部に一体型に形成され、動翼の背側及び腹側にそれ
ぞれ伸延して形成されているインテグラルカバーと、タ
ービンロータに形成されたディスクに設けられたディス
ク溝に挿入され、該溝と順次係合されるフック部を備え
た翼根部とを有し、前記動翼の翼根部は前記ディスクの
円周方向に沿って配置された隣接する一方の動翼の翼根
部に面した側面に凸部を形成し、前記ディスクの円周方
向に沿って隣接する他方の動翼の翼根部に面した側面に
凹部を形成し、隣接する複数の動翼の翼根部の前記凸部
と凹部とが互いに係合するように構成されたものであ
る。
方の側面に前記ディスク溝の外周面の頂部に接する前記
翼根部の位置からロータ半径方向外周側に沿って伸延し
た凸部が形成され、その他方の側面に前記ディスク溝の
外周面の頂部に接する前記翼根部の位置からロータ半径
方向外周側に沿って伸延した凹部が形成されたものであ
る。
方の側面に前記ディスク溝の外周面の頂部に接する前記
翼根部の位置からロータ半径方向外周側に沿って伸延
し、前記翼部に至る途中で終焉する凸部が形成され、そ
の他方の側面に前記ディスク溝の外周面の頂部に接する
前記翼根部の位置からロータ半径方向外周側に伸延し、
前記翼部に至る途中で終焉する凹部が形成されたもので
ある。
ーは、その形状が略平行四辺形状に形成され、その上流
側側面及び下流側の側面がそれぞれタービン回転軸に対
して略直交するように形成され、その背側側面及び腹側
側面がタービン回転軸に対してそれぞれ傾斜した形状に
形成されたものである。
ーは、その上流側側面及び下流側の側面がタービン回転
軸に対して略垂直に形成され、その背側側面及び腹側側
面がそれぞれタービン回転軸に対して略平行な側面と、
タービン回転軸に対して傾斜した側面とを有するように
形成されたものである。
ーは、その上流側側面及び下流側の側面がタービン回転
軸に対して略垂直に形成され、その背側側面及び腹側側
面がそれぞれタービン回転軸に対して傾斜した第1の側
面と、タービン回転軸に対して傾斜し前記第1の側面と
は逆方向へ傾斜した第2の側面とを有するように形成さ
れたものである。
いて説明する。図1は、本発明の第1の実施例である翼
及びその組立構造を示す部分の斜視図、図2は1本の翼
構造を示す斜視図である。タービン動翼は、翼プロファ
イル部1,翼根部2,翼先端部に翼プロファイル部と一
体形に形成されたインテグラルカバー3からなり、ディ
スク4の外周に設けられたディスク溝5のディスクフッ
ク6と翼根部フック7が係合され、順次円周方向に摺動
されて組立てられる。また、インテグラルカバー3の外
周面には円周方向に延びる複数の溝が形成されている。
これは、図示しないケーシングからインテグラルカバー
3の外周面に延びるシールフィンによって漏洩流を低減
するためのものである。なお、図2以下においてインテ
グラルカバーに形成される複数の溝については図面には
特に記載しないが、同様の構成となっている。
周側から見た平面図である。インテグラルカバー3の形
状は平行四辺形に形成されており、タービン翼の上流
側,下流側の端面はそれぞれタービン軸方向に垂直な面
に略平行に形成され、円周方向に区切られた背側側面1
0と腹側側面11はタービン軸方向に対して傾斜するよ
うに形成されている。この背側側面10および腹側側面
11の傾斜角8は、傾斜面の下流側端を中心にして、タ
ービン回転方向に角度の正をとる時、正であるような角
度となっている。また、組立前の翼は背側側面10と腹
側側面11の円周方向ピッチ9が、カバーの取付け半径
位置における円周を全周翼本数で除したピッチ(以下、
幾何学的ピッチと称する)よりやや大きく形成されてい
る。
力,モーメントおよびカバーの変形状態を示す平面図で
ある。前述したように、タービン翼を組立てる際は、イ
ンテグラルカバー3を持つ翼を順次ディスク溝に係合
し、円周方向に摺動して組立てていくので、カバー部に
発生する力,モーメントによりカバーは変形してしま
う。そこで、本実施例ではインテグラルカバー3の円周
方向ピッチ9を、幾何学的ピッチより大きく形成してい
る。これにより、翼を円周方向に押し付けて隣接翼の背
側側面10と腹側側面11が接触させ、1つのカバーに
は互いに逆方向に背側円周方向力12と腹側円周方向力
13を作用させている。これらの偶力によってねじりモ
ーメント14が作用し、インテグラルカバーは破線で示
すような回転変形をする。逆に、このような回転変形に
より生ずる弾性復元力、すなわちねじり戻りによって隣
接翼の背側側面10と腹側側面11の接触面における反
力を発生させることができ、隣接翼間の連結を達成する
ことができる。
した背側側面10と腹側側面11を有するカバーを備え
ることによって隣接翼間の連結を達成する方法について
は周知であって、例えば特開平5−98906号公報に述べら
れている。しかしながら、タービン翼を順次円周方向に
摺動して組立てていく際、組立中の最後尾の翼を円周方
向に押し付けたとき、常に最後尾の翼1′には背側円周
方向力12のみが作用し、腹側円周方向力13が作用し
ない状態となる。このため、最後尾の翼1′には背側円
周方向力12により接触面に垂直な接触面力15が作用
し、この結果として最後尾の翼1′はねじりモーメント
14′とともに円周方向および軸方向の曲げ力が作用す
る。このため、翼組立時にカバー部に作用するモーメン
ト,力によって、翼根部に同様の反力が作用することに
より、翼根部に組立て上の不具合が発生する危険性があ
る。
平面図、図6は1本の翼を円周方向から見た側面図であ
る。図5に示すように、翼先端カバー部にねじりモーメ
ントが作用すると、翼根部2にはこれに対応して回転モ
ーメント16が作用する。このモーメントにより、翼根
部2が回転すると翼根部2にねじれや翼を軸方向に倒そ
うとする力が作用し、翼根部フック7とディスクフック
6が片あたりする危険性があり望ましくない。そこで本
発明では、翼背側側面の軸方向幅の中間部において、デ
ィスク溝5の外周面の頂部に接する翼根部2の位置か
ら、ロータ半径方向外周側に沿って延伸した凸部17を
設け、さらに、翼腹側側面の軸方向幅の中間部におい
て、ディスク溝5の外周面の頂部に接する翼根部2の位
置から、ロータ半径方向外周側に沿って延伸した凹部1
8を設けている。凸部と凹部にはタービン軸方向に垂直
な面に平行な2つの面である凸部係合面19,20およ
び凹部係合面21,22を設け、これらの面によって隣
接する翼根の凸部と凹部が互いに係合するようにしてい
る。これにより、回転モーメント16により翼根部2が
回転することを防止することができる。
作用する場合について、図6を用いて説明する。前述し
たように、最後尾の翼1′の先端部に軸方向力23が作
用することにより、翼は軸方向上流側に傾くことにな
り、やはり翼根部フック7とディスクフック6が片あた
りする危険性があり、望ましくない。これに対して、本
発明では隣接する翼根の凸部17と凹部18とを互いに
係合するようにしているので、翼が軸方向に傾くことを
防止することができる。特に、凸部17及び凹部18は
ディスク溝5の外周面の頂部に接する翼根部2の位置か
ら、ロータ半径方向外周側に沿って延伸しているので、
この凸部と凹部が互いに係合することによって翼が軸方
向に傾くことを防止する上で大きな効果を発揮すること
ができる。従って、本実施例では翼根部のねじれのみな
らず、軸方向の倒れも防止することができるので、これ
により翼根とディスクを係合するフックの片あたりを抑
制することができる。また、翼車の円周方向全周にわた
りアンバランスの少ない翼組立構造にできるので、バラ
ンシング作業の手間の少ないタービンロータを提供する
ことができる。
および図8を用いて説明する。図7は本発明の第2の実
施例である1本の翼の斜視図、図8は図7に示す矢線A
−A線方向から見た平面図である。図7に示すように、
本実施例ではインテグラルカバー3については第1の実
施例と同じ形状であるが、翼根部2に設ける凸部17及
び凹部18は、ディスク溝5の外周面の頂部に接する翼
根部の位置からロータ半径方向外周側に沿って伸延し、
翼プロファイルの根元まで貫通させず中間の長さにとど
めた構造としている。このように本実施例によれば、第
1の実施例、すなわちディスク溝5の外周面から半径方
向に翼プロファイルの根元まで貫通させる場合と比べ
て、凸部17,凹部18の係合部が蒸気通路に露出しな
いため、係合部に蒸気中の不純物が析出することを防止
することができる。また、第1の実施例では翼プロファ
イル1の腹側に凹部18を設けているが、本実施例では
凸部17は翼根部腹側に、凹部18は翼根部背側に設け
るものであっても構造上の問題は生じない。
11を用いて説明する。図9は、1本の翼を示す斜視
図、図10はインテグラルカバー3を半径方向外周側か
ら見た平面図、図11は複数本の翼カバーを半径方向か
ら見た平面図である。
実施例とは異なる形状のインテグラルカバー3が設けら
れており、このインテグラルカバー3は翼と一体形に翼
先端部に形成されている。インテグラルカバー3は図1
0に示すように、タービン翼の上流側及び下流側の端面
がタービン回転軸に垂直な面に略平行であって、円周方
向に区切られた翼背側と腹側の側面を持っている。側面
はそれぞれタービン軸方向線に平行な面であるカバー円
周方向側面24,25と、組立時に隣接カバー同士が接
触してプリツィストが発生するようにタービン回転軸方
向に対して傾斜した面であるカバー円周方向傾斜側面2
6,27を有しており、傾斜面の角度である傾斜角30
は傾斜面の下流側端を中心にして、タービン回転方向に
角度の正をとる時、正の角度であるように形成されてい
る。
行な面であるカバー円周方向側面24,25を設けてい
るので、第1,第2の実施例に比べて翼の入口側におけ
るインテグラルカバー3のオーバハングを小さくするこ
とができ、カバーに作用する遠心力に対して強度上有利
になる。また、カバー円周方向側面24,25間の円周
方向の距離である上流側円周方向ピッチ28は幾何学的
ピッチよりやや小さく形成され、カバー円周方向傾斜側
面26,27間の円周方向の距離である傾斜面円周方向
ピッチ29は幾何学的ピッチよりやや大きく形成されて
いる。
することにより、図11に示すように翼を組立てた際、
タービン軸方向線に平行な側面位置では隣接カバー間に
は間隙31が生じ、傾斜側面位置で隣接カバーが互いに
確実に接触する。これにより、第1,第2の実施例と同
様に、隣接翼の背側側面であるカバー円周方向傾斜側面
26と腹側側面であるカバー円周方向傾斜側面27が接
触して、1つのカバーには互いに逆方向に背側円周方向
力32と腹側円周方向力33が作用し、これらの偶力に
よってねじりモーメント14が作用し、これに伴ってイ
ンテグラルカバーの回転変形により生ずる弾性復元力に
より、隣接翼のカバー円周方向傾斜側面26とカバー円
周方向傾斜側面27の接触面における反力を発生させる
ことができ、隣接翼間の連結を達成することができる。
摺動して組立てていく際、組立中の最後尾の翼1′を円
周方向に押し付けた時、常に最後尾の翼1′には背側円
周方向力32のみが作用し、腹側円周方向力33は作用
しない状態となる。このため、最後尾の翼1′には背側
円周方向力32により接触面に垂直な接触面力34が作
用し、この結果として最後尾の翼1′にはねじりモーメ
ント14′とともに円周方向および軸方向の曲げ力が作
用する。翼根部2には、これに対応して回転モーメント
が発生し翼根部2にねじれや翼を軸方向に倒そうとする
力が作用し、翼根部フック7とディスクフック6が片あ
たりする危険性がある。
1および第2の実施例に示した構造の翼根部を採用する
ことによって、第1および第2の実施例と同様に、ねじ
りモーメント,軸方向の曲げ力が作用した際に発生す
る、翼根部のねじれや翼の軸方向の倒れ、さらには翼根
部フック7とディスクフック6の係合部の片あたりを抑
制することができる。
図15を用いて説明する。図12は1本の翼を示す斜視
図、図13は図12に示すインテグラルカバーを半径方
向から見た平面図、図14は複数本の翼カバーを半径方
向から見た平面図、図15は図12に示す矢線A−A線
方向から見た平面図である。
部には第1,第2及び第3の実施例とは異なる形状のイ
ンテグラルカバー3が設けられており、このインテグラ
ルカバー3は翼と一体形に翼先端部に形成されている。
インテグラルカバー3は、図13のようにタービン翼の
上流側及び下流側の端面がタービン回転軸に垂直な面に
略平行であって、円周方向に区切られた翼背側と腹側の
側面を持っている。側面は翼背側と腹側それぞれにおい
てタービン軸方向線に対して傾斜した2つの面を有して
おり、翼背側と腹側の上流側の一対の傾斜面である上流
側傾斜面35,36は互いに略平行、かつ翼背側と腹側
の下流側の一対の傾斜面である下流側傾斜面37,38
も互いに略平行に形成されている。また、翼根部2は円
周方向に区切られた側面を持ち、翼背側,腹側の側面は
タービン軸方向に平行で、上流側の平行面が下流側の平
行面よりタービン回転方向にずれた2つの面を持ち、そ
の2つの平行面はタービン軸方向に垂直な面に平行な面
によってつながっている。また、傾斜面の下流側端を中
心にしてタービン回転方向に角度の正をとる時、上流側
傾斜面35,36の上流側傾斜角である角度40は負の
角度を持ち、下流側傾斜面37,38の下流側傾斜角で
ある角度42は正の角度を持つように形成され、かつ上
流側傾斜面35,36間の円周方向距離である上流側円
周方向ピッチ39は下流側傾斜面37,38間の円周方
向距離である下流側円周方向ピッチ41より大きく形成
されている。
することにより、図14を示すように、翼を組立てた
際、上流側の傾斜面において隣接カバー同士が接触して
プリツィストが発生し、一方、下流側の傾斜面で隣接カ
バー間には間隙47が生じる。これにより、第1から第
3の実施例で述べたものと同様に、隣接翼の背側側面及
び腹側側面である上流側傾斜面35,36が接触して、
1つのカバーには互いに逆方向に背側円周方向力43と
腹側円周方向力44が作用し、これらの偶力によってね
じりモーメント46が作用し、これに伴ってインテグラ
ルカバーの回転変形により生ずる弾性復元力により、隣
接翼の背側側面と腹側側面である上流側傾斜面35,3
6の接触面における反力を発生させることができ、隣接
翼間の連結を達成することができる。
実施例においてはねじりモーメント46の方向は、第1
から第3の実施例の場合とは逆方向となっている。これ
に関しては、通常大多数の翼は根元から先端にかけてね
じれており、回転中に翼に作用する遠心力により大なり
小なりねじりもどり(アンツィスト)が生ずる。このア
ンツィストの方向は、本実施例のねじりモーメント46
の方向と逆方向であり、このようにすることによって隣
接翼のカバーの接触面における反力をより大きくでき、
翼の連結効果をより高めることができる。また、本実施
例のように、インテグラルカバー3はタービン軸方向線
に対して傾斜した2つの傾斜面を備えることにより、カ
バー形状が翼プロファイル部1によりよく沿った形とな
り、オーバハングを小さくできるので、カバーの遠心強
度上有利になる。
を順次円周方向に摺動して組立てていく際、組立中の最
後尾の翼1′を円周方向に押し付けた場合には、第1か
ら第3の実施例と同様に、常に最後尾の翼1′には背側
円周方向力43のみが作用し、腹側円周方向力44は作
用しない状態となる。また、最後尾の翼1′には背側円
周方向力43により接触面に垂直に接触面力45が作用
する。この結果、最後尾の翼1′にはねじりモーメント
46′とともに円周方向および軸方向の曲げ力が作用す
る。なお、最後尾の翼1′に作用する軸方向の曲げ力の
方向は、ねじりモーメントと同様に第1から第3の実施
例の場合とは逆方向となっている。
に、翼根部2はタービン軸方向に平行で、上流側の平行
面が下流側の平行面よりタービン回転方向にずれた側
面、すなわち下流側に段部49をもつように形成されて
いる。また、翼根部2には背側,腹側それぞれタービン
軸方向に垂直な面に平行な係合面50,51が形成され
ており、組立時に隣接翼の翼根部は背側,腹側の係合面
50,51により係合される。
ー部にねじりモーメント46が作用すると、翼根部2に
はこれに対応して回転モーメント48が作用してしま
う。このモーメントにより翼根部2が回転すると、翼根
部フック7とディスクフック6が片あたりする危険性が
ある。これに対して、本実施例では回転モーメント48
が作用した場合、係合面50,51により翼根部2の回
転が拘束されるため、翼根部2のねじれを防止すること
ができる。次に、最後尾の翼1′に作用する軸方向の曲
げ力の方向は先に図6に示した方向と逆になり、翼は軸
方向下流側に傾こうとする。これに対して翼根部2が係
合面50,51により係合されているため、翼根部のね
じれのみならず、翼が軸方向に傾くことが防止され、翼
根部フック7とディスクフック6が片あたりを抑制する
ことができる。
ン動翼およびその組立構造を流体シール構造と組み合わ
せて用いたタービンの断面図の一部を示したものであ
り、動翼52と静翼53の組み合わせからなる段落が形
成されている。図16に示すように、各実施例に示すタ
ービン動翼およびその組立構造をタービンの複数段に適
用することによって、タービン全体の信頼性,性能に優
れたタービンを提供することができる。また、翼車の円
周方向全周にわたりアンバランスの少ない翼組立構造に
できるので、バランシング作業の手間の少ないタービン
ロータにすることができる。
ービン運転時,非運転時を通じて全周のすべての翼につ
いて円周方向に強固な押しつけ力を作用させることがで
き、隣接翼のインテグラルカバー間に十分な接触連結状
態を保つとともに、翼根部のねじれのみならず、軸方向
の倒れも防止し、これにより翼とディスクの係合部の片
あたりを抑制した信頼性の高いタービン動翼が得られ
る。
の斜視図である。
見た平面図である。
およびカバー部の変形状態を示す平面図である。
ある。
である。
ある。
である。
ら見た平面図である。
である。
図である。
から見た平面図である。
である。
図である。
の断面図である。
カバー、4…ディスク、5…ディスク溝、6…ディスク
フック、7…翼根部フック、8…傾斜角、9…円周方向
ピッチ、10…背側側面、11…腹側側面、12,32
…背側円周方向力、13,33…腹側円周方向力、14
…ねじりモーメント、15…接触面力、16,48…回
転モーメント、17…凸部、18…凹部、19,20…
凸部係合面、21,22…凹部係合面、23…軸方向
力、24…カバー円周方向側面(背側)、25…カバー
円周方向側面(腹側)、26…カバー円周方向傾斜側面
(背側)、27…カバー円周方向傾斜側面(腹側)、2
8,39…上流側円周方向ピッチ、29…傾斜面円周方
向ピッチ、30…傾斜角、31,47…間隙、34…接
触面力、35…上流側傾斜面(背側)、36…上流側傾
斜面(腹側)、37…下流側傾斜面(背側)、38…下
流側傾斜面(腹側)、40,42…角度、41…下流側
円周方向ピッチ、43…背側円周方向力、44…腹側円
周方向力、45…接触面力、46…ねじりモーメント、
49…段部、50,51…係合面、52…動翼、53…
静翼。
Claims (6)
- 【請求項1】翼根元部から翼先端側にかけてその翼断面
形状がねじれているタービン動翼の翼部と、前記動翼の
先端部に一体型に形成され、動翼の背側及び腹側にそれ
ぞれ伸延して形成されているインテグラルカバーと、タ
ービンロータに形成されたディスクに設けられたディス
ク溝に挿入され、該溝と順次係合されるフック部を備え
た翼根部とを有し、前記動翼の翼根部は前記ディスクの
円周方向に沿って配置された隣接する一方の動翼の翼根
部に面した側面に凸部を形成し、前記ディスクの円周方
向に沿って隣接する他方の動翼の翼根部に面した側面に
凹部を形成し、隣接する複数の動翼の翼根部の前記凸部
と凹部とが互いに係合するように構成されたことを特徴
とするタービン動翼。 - 【請求項2】前記翼根部は、その一方の側面に前記ディ
スク溝の外周面の頂部に接する前記翼根部の位置からロ
ータ半径方向外周側に沿って伸延した凸部が形成され、
その他方の側面に前記ディスク溝の外周面の頂部に接す
る前記翼根部の位置からロータ半径方向外周側に沿って
伸延した凹部が形成されたことを特徴とする請求項1記
載のタービン動翼。 - 【請求項3】前記翼根部は、その一方の側面に前記ディ
スク溝の外周面の頂部に接する前記翼根部の位置からロ
ータ半径方向外周側に沿って伸延し、前記翼部に至る途
中で終焉する凸部が形成され、その他方の側面に前記デ
ィスク溝の外周面の頂部に接する前記翼根部の位置から
ロータ半径方向外周側に伸延し、前記翼部に至る途中で
終焉する凹部が形成されたことを特徴とする請求項1記
載のタービン動翼。 - 【請求項4】前記インテグラルカバーは、その形状が略
平行四辺形状に形成され、その上流側側面及び下流側の
側面がそれぞれタービン回転軸に対して略直交するよう
に形成され、その背側側面及び腹側側面がタービン回転
軸に対してそれぞれ傾斜した形状に形成されていること
を特徴とする請求項1記載のタービン動翼。 - 【請求項5】前記インテグラルカバーは、その上流側側
面及び下流側の側面がタービン回転軸に対して略垂直に
形成され、その背側側面及び腹側側面がそれぞれタービ
ン回転軸に対して略平行な側面と、タービン回転軸に対
して傾斜した側面とを有するように形成されたことを特
徴とする請求項1記載のタービン動翼。 - 【請求項6】前記インテグラルカバーは、その上流側側
面及び下流側の側面がタービン回転軸に対して略垂直に
形成され、その背側側面及び腹側側面がそれぞれタービ
ン回転軸に対して傾斜した第1の側面と、タービン回転
軸に対して傾斜し前記第1の側面とは逆方向へ傾斜した
第2の側面とを有するように形成されたことを特徴とす
る請求項1記載のタービン動翼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11019432A JP2000220405A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | タービン動翼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11019432A JP2000220405A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | タービン動翼 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000220405A true JP2000220405A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=11999133
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11019432A Pending JP2000220405A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | タービン動翼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000220405A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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