JP2000220912A - 冷媒加熱装置 - Google Patents

冷媒加熱装置

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JP2000220912A
JP2000220912A JP11281123A JP28112399A JP2000220912A JP 2000220912 A JP2000220912 A JP 2000220912A JP 11281123 A JP11281123 A JP 11281123A JP 28112399 A JP28112399 A JP 28112399A JP 2000220912 A JP2000220912 A JP 2000220912A
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JP
Japan
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refrigerant
coil
heat
refrigerant pipe
heating device
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JP11281123A
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English (en)
Inventor
Toru Inazuka
徹 稲塚
Atsushi Yoshimi
敦史 吉見
Tomohiro Yabu
知宏 薮
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒配管(20)に設ける冷媒加熱装置(16)を、
冷媒を素早く加熱できるように構成し、しかも小型化す
る。 【解決手段】 冷媒加熱装置(16)を、冷媒配管(20)の少
なくとも一部を磁性体にした発熱部(16a) と、発熱部(1
6a) の外周面に巻き付けられたコイル(16b) と、コイル
(16b) に接続された高周波電源(16c) とから、電磁誘導
加熱方式に構成して、小型でも冷媒を瞬時に高温に加熱
できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒加熱装置に関
し、特に、冷媒配管中を流れる冷媒を加熱するように該
冷媒配管に取り付ける加熱装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平5−223194号
公報に、この種の冷媒加熱装置が開示されている。この
冷媒加熱装置は、冷媒回路中、圧縮機の吐出側の配管に
設けられており、暖房運転時の補助ヒータ等として用い
られている。
【0003】この冷媒加熱装置は、中空の筒体と、この
筒体に内蔵された螺旋状のヒータ線とから構成され、筒
体の中に冷媒配管が通されるように構成されている。そ
して、ヒータ線に通電したときに、電気抵抗により発熱
する該ヒータ線の熱を冷媒配管を介して冷媒に伝えるよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この冷媒加熱
装置は、抵抗加熱方式のヒータを使用しているので、所
定温度になるまでの加熱時間が長く、制御性が悪いとい
う問題があった。また、螺旋状のヒータ線を内蔵した筒
体を冷媒配管に装着するようにしているので、冷媒の加
熱に十分な熱量を得ようとすると、装置が大きくなると
いう問題もあった。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、冷媒配管に設ける冷
媒加熱装置を、冷媒を素早く加熱できるように構成して
制御性を高め、しかも小型化することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷媒加熱装置
を電磁誘導加熱方式にすることにより、冷媒を素早く高
温に加熱するとともに、小型化を可能にするようにした
ものである。
【0007】具体的に、本発明が講じた第1の解決手段
は、冷媒加熱装置を、冷媒配管(20)の長手方向の少なく
とも一部を磁性体にしてなる発熱部(16a) と、該発熱部
(16a) に巻き付けられたコイル(16b) と、該コイル(16
b) に高周波電流を供給して発熱部(16a) に渦電流を流
すように該コイル(16b) に接続された高周波電流発生手
段(16c) とを備えた構成としたものである。
【0008】また、本発明が講じた第2の解決手段は、
冷媒加熱装置を、冷媒配管(20)に巻き付けられたコイル
(16b) と、冷媒配管(20)の内部でコイル(16b) の内側に
位置する鉄心(16e) と、該コイル(16b) に高周波電流を
供給して鉄心(16e) に渦電流を流すように該コイル(16
b) に接続された高周波電流発生手段(16c) とを備えた
構成としたものである。
【0009】また、本発明が講じた第3の解決手段は、
上記第2の解決手段において、冷媒配管(20)の、少なく
ともコイル(16b) が巻き付けられた部分を、磁性体によ
り形成された発熱部(16a) として構成したものである。
【0010】また、本発明が講じた第4の解決手段は、
冷媒加熱装置を、冷媒配管(20)の内部に固定される鉄心
(16e) と、該鉄心(16e) に巻き付けられて冷媒配管(20)
の内部に位置するコイル(16b) と、該コイル(16b) に高
周波電流を供給して鉄心(16e) に渦電流を流すように該
コイル(16b) に接続された高周波電流発生手段(16c)と
を備えた構成としたものである。
【0011】また、本発明が講じた第5の解決手段は、
上記第4の解決手段において、冷媒配管(20)の、少なく
ともコイル(16b) の外側に位置する部分を、磁性体によ
り形成された発熱部(16a) として構成したものである。
【0012】また、本発明が講じた第6の解決手段は、
上記第1,第3または第5の解決手段において、発熱部
(16a) を、冷媒配管(20)の外周面に形成された磁性体の
発熱層(16h,16j) により構成し、冷媒配管(20)を、発熱
層(16h,16j) よりも熱伝導率の高い材料により構成した
ものである。例えば、発熱層は鉄などの強磁性体による
薄い層とすることが好ましく、冷媒配管(20)には熱伝導
率の高い銅管(20b) などを用いることが好ましい。
【0013】また、本発明が講じた第7の解決手段は、
上記第6の解決手段において、発熱層を、冷媒配管(20)
の外周面に巻き付けられた磁性材料の箔(16h) により構
成したものである。
【0014】また、本発明が講じた第8の解決手段は、
上記第6の解決手段において、発熱層を、冷媒配管(20)
よりも薄肉の磁性材料の管(16j) を冷媒配管(20)の外周
面に嵌着することにより構成したものである。
【0015】−作用− 上記第1の解決手段では、高周波電流発生手段(16c) か
らコイル(16b) に高周波電流を流すと、コイルの周りに
高周波磁界が生じる。このため、電磁誘導作用により冷
媒配管(20)の発熱部(16a) に渦電流が発生して、該発熱
部(16a) が瞬時に高温に加熱される。そして、発熱部(1
6a) の熱が冷媒に伝達され、冷媒が素早く加熱される。
【0016】また、上記第2及び第4の解決手段では、
高周波電流発生手段(16c) からコイル(16b) に高周波電
流を流すと、コイル(16b) の周りに生じる高周波磁界に
より、鉄心(16e) に渦電流が発生して、該鉄心(16e) が
瞬時に高温に加熱される。そして、鉄心(16e) の熱が冷
媒に伝達され、冷媒が素早く加熱される。
【0017】また、上記第3及び第5の解決手段では、
高周波電流発生手段(16c) からコイル(16b) に高周波電
流を流すと、コイル(16b) の周りに生じる高周波磁界に
より、鉄心(16e) だけでなく配管(20)の発熱部(16a) に
も渦電流が発生して、該鉄心(16e) と発熱部(16a) が瞬
時に高温に加熱される。そして、鉄心(16e) と発熱部(1
6a) の熱が冷媒に伝達され、冷媒が素早く加熱される。
【0018】また、電磁誘導加熱方式では一般に発熱部
(16a) の表面から加熱され、その熱が内部に伝わってい
くが、上記第6乃至第8の解決手段では、発熱部(16a)
を薄い磁性材料の発熱層(16h,16j) により構成して、該
発熱層(16h,16j) を熱伝導率の高い銅管(20b) などの冷
媒配管(20)の外周面に形成しているため、発熱部(16a)
を比較的厚肉の鉄(熱伝導率が低い)の管などで構成し
た場合と比較して、発熱部(16a) の表面側の熱が殆ど失
われずに冷媒配管(20)の内面まで伝えられることにな
り、その結果、発熱部(16a) の内面が十分に加熱され
る。
【0019】
【発明の効果】上記第1の解決手段によれば、高周波電
流による電磁誘導加熱方式の特性を利用して冷媒を素早
く強力に加熱できるから、その応答性の早さから制御性
を高められ、しかも小型でも十分な熱量が得られる。そ
のうえ、配管(20)の少なくとも一部を磁性体の発熱部(1
6a) に構成して冷媒加熱装置の一部としたので、冷媒加
熱装置を、発熱部(16a) の周りにコイル(16b) を巻き、
該コイル(16b) に高周波電流を流すだけの簡単な構成に
することができる。
【0020】また、上記第2及び第4の解決手段によれ
ば、鉄心(16e) を用いたことにより、冷媒配管(20)に発
熱部(16a) を設ける必要がなくなり、冷媒配管(20)自体
は通常の配管が使用できる。また、特に第4の解決手段
によれば、鉄心(16e) とコイル(16b) の両方が冷媒配管
(20)の内部に位置するので、全体をより小型化でき、さ
らに冷媒加熱装置の発熱箇所がすべて冷媒と接触するの
で、冷媒への熱の伝達をより効率的に行える。
【0021】また、上記第3及び第5の解決手段によれ
ば、鉄心(16e) と配管(20)の発熱部(16a) の両方が発熱
し、発熱面積が増大するので、冷媒に対して熱をさらに
効率的に伝達できる。
【0022】また、上記第6乃至第8の解決手段によれ
ば、銅管(20b) などの熱伝導率の高い材料で形成した冷
媒配管(20)の周囲に、鉄などの強磁性材料で形成した薄
い発熱層(16h,16j) を発熱部(16a) として形成している
ので、冷媒配管(20)の内面まで十分に加熱できることと
なり、冷媒に熱を効率よく伝達できる。このため、発熱
部(16a) の温度を比較的下げることも可能となり、省エ
ネルギ面でも効果的である。
【0023】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の実施形態1を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0024】まず、実施形態1の冷媒加熱装置(16)を組
み込んだ冷凍装置(1) について、図1を参照して説明す
る。この冷凍装置(1) は、室外ユニット(1a)と、室内ユ
ニット(1b)とを備えた空気調和装置として構成されてい
る。そして、室外ユニット(1a)内の圧縮機(10)、室外熱
交換器(11)及び膨張弁(12)と、室内ユニット(1b)内の室
内熱交換器(13)とが、冷媒配管(20)により順に接続さ
れ、冷媒回路(21)が構成されている。
【0025】圧縮機(10)と両熱交換器(11,13) は四路切
換弁(22)を介して接続されており、暖房運転と冷房運転
を切り換えられるようになっている。図1は四路切換弁
(22)を暖房運転側に切り換えた状態を示しており、この
とき、室内熱交換器(13)は凝縮器として作用し、室外熱
交換器(11)は蒸発器として作用する。また、室外ユニッ
ト(1a)内には、室外送風機(14)が設けられ、室内ユニッ
ト(1b)内には、室内送風機(15)が設けられている。
【0026】冷媒回路(21)中には、膨張弁(12)と室外熱
交換器(11)との間に、冷媒配管(20)中を流れる冷媒をデ
フロスト運転時に加熱するように、冷媒加熱装置である
ヒータ(16)が配置されている。また、室外熱交換器(11)
には、暖房運転時に該室外熱交換器(11)の着霜を検出す
る着霜センサ(17)が設けられている。
【0027】室外送風機(14)、室内送風機(15)、ヒータ
(16)及び着霜センサ(17)は、コントローラ(18)と接続さ
れている。コントローラ(18)は、暖房運転時に着霜セン
サ(17)により室外熱交換器(11)の着霜を検出すると、圧
縮機(10)の運転を正サイクルで継続しながらヒータ(16)
を作動させて、デフロスト運転を行うように構成されて
いる。このとき、両送風機(14,15) は、コントローラ(1
8)により制御されて停止するようになっている。
【0028】次に、図2を参照してヒータ(16)の構成に
ついて説明する。このヒータ(16)は、電磁誘導加熱方式
のヒータである。具体的に、ヒータ(16)は、冷媒配管(2
0)の一部を磁性体で形成した発熱部(16a) と、該発熱部
(16a) の周囲に巻き付けられたコイル(16b) と、該コイ
ル(16b) に高周波電流を供給して発熱部(16a) に誘導電
流を流すように該コイル(16b) に接続された高周波電流
発生手段である高周波電源(16c) とを備えている。この
構成において、発熱部(16a) は、冷媒配管(20)の一部を
構成しており、同時に、ヒータ(16)の構成要素ともなっ
ている。
【0029】なお、発熱部(16a) は、例えば、磁性体か
らなる筒体を冷媒配管(20)に接合したり、磁性材料の薄
い板材を冷媒配管(20)に巻いたりして構成できる。ま
た、コイル(16b) は、全体が断熱材(16d) によって覆わ
れている。
【0030】また、使用する高周波電流は、一般に周波
数が高いほど加熱効率を高められるが、過度の発熱は不
要であるので、冷媒の加熱に必要な熱量と、発熱部のサ
イズや材質などの条件を考慮して、適当な範囲で選定す
ればよい。
【0031】−運転動作− 次に、この冷凍装置の運転動作について説明する。
【0032】図1に示した暖房運転時には、まず圧縮機
(10)内で冷媒が圧縮される。圧縮機(10)を出た高温高圧
の冷媒は、室内熱交換器(13)に入って室内空気と熱交換
して凝縮し、冷却される。この熱交換によって室内に温
風が供給されて、室内が暖房される。
【0033】一方、冷媒は次に膨張弁(12)に入って減圧
された後、室外熱交換器(11)で室外空気と熱交換して蒸
発し、圧縮機に戻る。その後は、以上の暖房サイクルが
繰り返されることになる。
【0034】この暖房運転において、室外熱交換器(11)
に霜が付くと、着霜が着霜センサ(17)により検出され、
コントローラ(18)によりデフロスト運転が開始される。
このとき、ヒータ(16)のコイル(16b) に高周波電流が流
れ、その周りに高周波磁界(F) が生じる。それに伴い、
配管(20)の発熱部(16a) に渦電流(C) が発生して、該発
熱部(16a) が瞬時に高温に加熱され、発熱部(16a) の熱
が冷媒に伝達される。
【0035】デフロスト運転時は、暖房サイクルのま
ま、圧縮機(10)の作動が継続しているので、冷媒配管(2
0)中を流れる冷媒が、このヒータ(16)によって加熱され
てから、室外熱交換器(11)内に送られる。そして、加熱
された冷媒の熱により、室外熱交換器(11)の霜が溶かさ
れることになる。
【0036】なお、本実施形態1において、デフロスト
運転中は両送風機(14,15) が停止しているので、両熱交
換器(11,13) では熱交換は行われない。したがって、室
内熱交換器(13)において冷媒は冷却されずに、ヒータ(1
6)で素早く加熱されることになる。なお、デフロスト運
転時に、室内送風機(15)を作動させることも可能であ
り、そうすると、室内ユニット(1b)から温風を吹き出し
て暖房を継続したまま、室外ユニット(1a)側では室外熱
交換器(11)のデフロストを実行できる。
【0037】一方、冷房運転をするときは、四路切換弁
(22)が冷房側に切り換えられ、冷媒が圧縮機(10)から室
外熱交換器(11)、膨張弁(12)、室内熱交換器(13)の順に
送られ、室内に冷風を供給できるようになる。
【0038】−実施形態1の効果− 本実施形態1によれば、冷媒加熱装置として、電磁誘導
加熱方式のヒータ(16)を用いたので、冷媒を素早く強力
に加熱でき、制御性を高められる。さらに、電磁誘導加
熱方式のヒータ(16)は小型でも十分な熱量を得られるか
ら、装置を小型化できる。しかも、冷媒配管(20)の一部
に発熱部(16a) を設けたので、冷媒加熱装置(16)を、該
発熱部(16a) の周りにコイル(16b) を巻き、このコイル
(16b) に高周波電流を流すだけの簡単な構成にすること
ができる。
【0039】
【発明の実施の形態2】次に、冷媒加熱装置の実施形態
2について、図3を参照して説明する。この実施形態2
は、実施形態1のヒータ(16)に、鉄心(16e) を設けたも
のである。この鉄心(16e) は、鉄に限らず、磁性金属の
棒状部材により構成されている。そして、鉄心(16e)
は、支持部材(16f) により冷媒配管(20)の内部に固定さ
れ、コイル(16b) の内側で、配管(20)の長手方向に沿う
ように保持されている。
【0040】本実施形態2においては、ヒータ(16)のコ
イル(16b) に高周波電流を流すと、その周りに生じる高
周波磁界(F) により、発熱部(16a) と鉄心(16e) の両方
に渦電流(C) が発生するので、該発熱部(16a) と鉄心(1
6e) の両方が発熱し、ヒータ(16)の熱が発熱部(16a) と
鉄心(16e) から冷媒に伝達される。このように、本実施
形態2によれば、実施形態1よりも発熱面積が増大する
ので、冷媒をさらに迅速に加熱できる。
【0041】−実施形態2の変形例− 実施形態2のように冷媒配管(20)の内部に鉄心(16e) を
設ける場合は、冷媒配管(20)に発熱部(16a) は設けなく
てもよい。発熱部(16a) を設けなくても、ヒータ(16)の
熱は鉄心(16e) から冷媒に伝達されるので、冷媒を充分
効率的に加熱できる。
【0042】
【発明の実施の形態3】次に、冷媒加熱装置の実施形態
3について、図4を参照して説明する。
【0043】この冷媒加熱装置は、冷媒配管(20)の内部
に支持部材(16f) により固定される鉄心(16e) と、該鉄
心(16e) に巻き付けられて冷媒配管(20)の内部に位置す
るコイル(16b) と、該コイル(16b) に接続された高周波
電源(16c) とを備えている。
【0044】鉄心(16e) は、磁性材料の薄い板を渦巻き
状に巻いたもので、図示していないが、内側の端部と外
側の端部が電気的に接続されている。なお、この鉄心(1
6e)は、図3に示したような磁性体からなる棒状部材を
用いてもよい。
【0045】冷媒配管(20)の一部には配線孔(20a) が形
成され、この配線孔(20a) に通したリード線(16g) によ
り、コイル(16b) と高周波電源(16c) とが接続されてい
る。なお、配線孔(20a) は、配線後に封じられ、冷媒の
漏れがないように処理される。
【0046】このように構成すると、コイル(16b) に高
周波電流を流したときに鉄心(16e)が発熱し、ヒータ(1
6)の熱は鉄心(16e) から迅速に冷媒に伝達できる。ま
た、本実施形態では、ヒータ(16)の発熱箇所全体を冷媒
配管(20)に内蔵するようにしているので、発熱箇所が全
て冷媒と接触し、加熱効率を高められる。しかも、本実
施形態3では冷媒配管(20)の外にコイル(16b) を巻いて
いないので、全体をより小さく構成することもできる。
【0047】−実施形態3の変形例− 図4の構成において、冷媒配管(20)には、少なくともコ
イル(16b) の外側に位置する部分に、磁性体からなる発
熱部(図2及び図3の(16a) 参照)を設けてもよい。そ
うすると、実施形態3のヒータ(16)において、熱を冷媒
に対してより効率的に伝達でき、冷媒をさらに迅速に加
熱することが可能となる。
【0048】
【発明の実施の形態4】次に、冷媒加熱装置の実施形態
4について、図5を参照して説明する。
【0049】この冷媒加熱装置(16)は、実施形態1にお
いて、発熱部(16a) の構成を具体的に特定したものであ
る。すなわち、実施形態1では、発熱部(16a) は、磁性
材料からなる筒体(例えば鉄管)を冷媒配管(20)の一部
に接合したり、磁性材料の薄い板材を冷媒配管(20)に巻
いたりして構成できる旨説明したが、本実施形態4で
は、後者の構成を採用している。
【0050】具体的には、冷媒配管(20)は熱伝導率が高
い銅管(20b) を用いて構成し、発熱部(16a) は、この銅
管(20b) の周囲に強磁性体である鉄箔(16h) を少なくと
も1周以上巻き付けて、周方向に連続した薄い発熱層と
して構成している。なお、図では鉄箔(16h) を銅管(20
b) から離して表しているが、実際には鉄箔(16h) は銅
管(20b) に密着している。そして、該鉄箔(16h) からな
る発熱部(16a) の周囲にコイル(16b) を巻き、該コイル
(16b) に高周波電源(16c) を接続してヒータ(16)を構成
している。
【0051】以上の構成において、高周波電源(16c) か
らコイル(16b) に高周波電流を流すと、発熱部(16a) に
渦電流が発生し、該発熱部(16a) が瞬時に加熱される。
一般に、電磁誘導加熱方式のヒータでは、発熱部(16a)
は表面側(コイル(16b) 側)から加熱されるが、本実施
形態4では発熱部(16a) に薄い鉄箔(16h) を用いている
ので、該発熱部(16a) は鉄箔(16h) の厚さ方向に全体が
ほぼ均一に発熱するか、または表面の熱が殆ど温度低下
せずに鉄箔(16h) の内面まで伝えられると考えることが
できる。そして、この発熱部(16a) の発熱に伴い、該発
熱部(16a) の内側に位置している銅管(20b) が加熱され
る。
【0052】銅管(20b) は熱伝導率が高いため、発熱部
(16a) から伝えられた熱により、外面側から内面側まで
高温に加熱される。つまり、仮に冷媒配管(20)を構成す
る銅管(20b) と同程度の厚さの鉄管を銅管(20b) の一部
に接合してヒータ(16)の発熱部(16a) とする構成を考え
ると、銅の熱伝導率が鉄よりもかなり大きいために、鉄
箔(16h) と銅管(20b) とを用いた本実施形態4の銅管(2
0b) の内面の温度は、厚い鉄管を発熱部(16a) として用
いた場合の鉄管の内面の温度よりも高くなる(発熱部(1
6a) の表面温度が同じ場合)。したがって、銅管(20b)
の周りに鉄箔(16h) を巻いて発熱部(16a) を構成した方
が、熱量の損失を抑えて冷媒に熱を効率よく伝達するこ
とができる。このことから、本実施形態4では、発熱部
(16a) の表面温度を比較的低くしても、冷媒を充分に加
熱することが可能となる。
【0053】なお、銅管(20b) の一部に発熱部(16a) と
して鉄管を接合するという上述した構成において、例え
ば熱量の損失を少なくするために鉄管の厚さを薄くする
ことは、配管の強度面から困難で、実用性の点で問題が
ある。
【0054】−実施形態4の効果− 以上説明したように、本実施形態4では、銅管(20b) の
周りに鉄箔(16h) を巻いて薄い層状の発熱部(16a) を構
成しているので、実施形態1の効果に加えて、発熱部(1
6a) の熱で冷媒配管(20)の内面をさらに充分に加熱でき
ることとなり、その結果、冷媒の加熱効率が向上する。
また、このことからヒータ(16)自体の温度を低下させる
ことが可能になるため、省エネルギ効果もある。さら
に、熱伝導率の高い銅管(20b) の周りに薄い鉄箔(16h)
を貼り付けた二重構造としたことで、冷媒配管(20)を必
要以上に薄くする必要がなく、配管強度が低下すること
もない。
【0055】−実施形態4の変形例− 図6には、実施形態4の第1の変形例を示している。こ
の例は、図5のヒータ(16)において、鉄箔(16h) の周囲
を断熱材(16i) で被覆し、その周囲にコイル(16b) を巻
き付けた構成にしたものである。その他の構成は、図5
の例と同じであるため、説明は省略する。
【0056】このように構成すると、コイル(16b) に高
周波電流を流すことにより発生した発熱部(16a) の熱が
周囲へ放出されるのが抑えられる。したがって、図5の
例と同様の効果に加えて、熱が確実に銅管(20b) に伝達
されるので、冷媒をより効率的に加熱できる。
【0057】また、図7には、実施形態4の第2の変形
例を示している。この例は、図6の例において、銅管(2
0b) の周りに鉄箔(16h) を巻いて発熱部(16a) を構成す
る代わりに、発熱部(16a) を薄い鉄管(16j) により発熱
層として構成したものである。図では、便宜上、鉄管(1
6j) の厚さを誇張して作図しているが、この鉄管(16j)
は、銅管(20b) よりも肉厚が充分に薄く、表面から内面
まで熱量をあまり損失せずに伝達できるものが使用され
ている。そして、この鉄管(16j) の周囲を断熱材(16i)
で被覆し、さらにコイル(16b) を巻いた構成としてい
る。
【0058】このように構成しても、発熱部(16a) の熱
が周囲へ放出されるのを抑えながら、銅管(20b) を介し
て冷媒を効率よく加熱することができる。
【0059】
【発明のその他の実施の形態】本発明は、上記実施形態
について、次のような構成としてもよい。例えば、上記
実施形態では、ヒータ(16)を膨張弁(12)と室外熱交換器
(11)との間に配置して、暖房運転中に行う室外熱交換器
(11)のデフロストの際に冷媒を加熱するようにしている
が、ヒータ(16)を、圧縮機(10)と室内熱交換器(13)の間
に配置して、暖房運転時の補助ヒータとして用いてもよ
い。
【0060】また、上記実施形態4及びその変形例にお
いて、銅管(20b) などの冷媒配管(20)の表面に鉄箔(16
h) や薄い鉄管(16j) から発熱部(16a) を形成する例に
ついて説明したが、発熱部(16a) は、例えばメッキその
他の手法を用いて形成してもよく、要は発熱部(16a) が
磁性材料の薄い層として構成されるのであれば具体的な
構造や材料を限定するものではない。
【0061】また、発熱部(16a) を特定した実施形態4
の構成は、実施形態2の冷媒加熱装置や、実施形態3の
冷媒加熱装置において発熱部(16a) を設けた場合にも適
用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る冷媒加熱装置を用い
た冷凍装置の概略回路構成図である。
【図2】実施形態1の冷媒加熱装置の概略構成図であ
る。
【図3】実施形態2の冷媒加熱装置の概略構成図であ
る。
【図4】実施形態3の冷媒加熱装置の概略構成図であ
る。
【図5】実施形態4の冷媒加熱装置の概略構成図であ
る。
【図6】図5の冷媒加熱装置の第1の変形例を示す図で
ある。
【図7】図5の冷媒加熱装置の第2の変形例を示す図で
ある。
【符号の説明】
(1) 空気調和装置(冷凍装置) (1a) 室外ユニット (1b) 室内ユニット (10) 圧縮機 (11) 室外熱交換器 (12) 膨張弁 (13) 室内熱交換器 (14) 室外送風機 (15) 室内送風機 (16) ヒータ(冷媒加熱装置) (16a) 発熱部 (16b) コイル (16c) 高周波電源(高周波電流発生手段) (16d) 断熱材 (16e) 鉄心 (16f) 支持部材 (16g) リード線 (16h) 鉄箔(発熱層) (16i) 断熱材 (16j) 鉄管(発熱層) (17) 着霜センサ (18) コントローラ (20) 冷媒配管 (20a) 配線孔 (21) 冷媒回路 (22) 四路切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 薮 知宏 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒配管(20)中を流れる冷媒を加熱する
    冷媒加熱装置であって、 冷媒配管(20)の長手方向の少なくとも一部を磁性体にし
    てなる発熱部(16a) と、該発熱部(16a) に巻き付けられ
    たコイル(16b) と、該コイル(16b) に高周波電流を供給
    して発熱部(16a) に渦電流を流すように該コイル(16b)
    に接続された高周波電流発生手段(16c) とを備えている
    冷媒加熱装置。
  2. 【請求項2】 冷媒配管(20)中を流れる冷媒を加熱する
    冷媒加熱装置であって、 冷媒配管(20)に巻き付けられたコイル(16b) と、冷媒配
    管(20)の内部でコイル(16b) の内側に位置する鉄心(16
    e) と、該コイル(16b) に高周波電流を供給して鉄心(16
    e) に渦電流を流すように該コイル(16b) に接続された
    高周波電流発生手段(16c) とを備えている冷媒加熱装
    置。
  3. 【請求項3】 冷媒配管(20)は、少なくともコイル(16
    b) の巻き付けられた部分が、磁性体により形成された
    発熱部(16a) として構成されている請求項2記載の冷媒
    加熱装置。
  4. 【請求項4】 冷媒配管(20)中を流れる冷媒を加熱する
    冷媒加熱装置であって、 冷媒配管(20)の内部に固定される鉄心(16e) と、該鉄心
    (16e) に巻き付けられて冷媒配管(20)の内部に位置する
    コイル(16b) と、該コイル(16b) に高周波電流を供給し
    て鉄心(16e) に渦電流を流すように該コイル(16b) に接
    続された高周波電流発生手段(16c) とを備えている冷媒
    加熱装置。
  5. 【請求項5】 冷媒配管(20)は、少なくともコイル(16
    b) の外側に位置する部分が、磁性体により形成された
    発熱部(16a) として構成されている請求項4記載の冷媒
    加熱装置。
  6. 【請求項6】 発熱部(16a) は、冷媒配管(20)の外周面
    に形成された磁性体の発熱層(16h,16j) により構成さ
    れ、 冷媒配管(20)は、発熱層(16h,16j) よりも熱伝導率の高
    い材料により構成されている請求項1,3または5記載
    の冷媒加熱装置。
  7. 【請求項7】 発熱層は、冷媒配管(20)の外周面に巻き
    付けられた磁性材料の箔(16h) により構成されている請
    求項6記載の冷媒加熱装置。
  8. 【請求項8】 発熱層は、冷媒配管(20)よりも薄肉の磁
    性材料の管(16j) が冷媒配管(20)の外周面に嵌着されて
    構成されている請求項6記載の冷媒加熱装置。
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