JP2000220963A - 被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌方法とその装置 - Google Patents

被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌方法とその装置

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JP2000220963A JP11329004A JP32900499A JP2000220963A JP 2000220963 A JP2000220963 A JP 2000220963A JP 11329004 A JP11329004 A JP 11329004A JP 32900499 A JP32900499 A JP 32900499A JP 2000220963 A JP2000220963 A JP 2000220963A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被
殺菌物を定位置で効率よく乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺
菌する方法及びその装置を提供する。 【解決手段】被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎
物、被殺菌物の乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌方法は、
被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を
減圧槽1にセットし、減圧槽を目標減圧度に向けて圧力
制御し、かつ、被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎
物、被殺菌物にコントロールされたマイクロ波加熱とコ
ントロールされた遠赤外線加熱を全工程の一部または全
部で同時に行う被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎
物、被殺菌物の乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌方法にお
いて、減圧槽内の被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙
煎物、被殺菌物に対して攪拌、回転や移動等の動作を機
械的手段によって与えずに、被乾燥物、被濃縮物、被解
凍物、被焙煎物、被殺菌物を定位置で加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は切り花等の生花や観
葉植物といった切り花類、葉類野菜、根類野菜、茎類野
菜、実類野菜等の各種食料品の乾燥や、たばこの葉等の
各種植物の乾燥、魚介類の乾燥、肉類の乾燥、漢方薬用
材料の乾燥あるいは医療用洗濯物等、工業用洗濯物等、
家庭用洗濯物等の各種洗濯物等の乾燥、木材の乾燥、セ
ラミック粉末の乾燥等の工業用部品類、原材料、製品等
の乾燥、その他各種幅広い技術分野に適用される被乾燥
物の乾燥方法とその装置、並びに液状、ゲル状、ペース
ト状、粉末状、粒子状又は固形状等の各種の被濃縮物質
を利用する広い産業分野、すなわち食品業界、制約業
界、化粧品業界や染料・顔料業界等といった各種業界に
おける濃縮技術分野に適用される被濃縮物の濃縮方法と
その装置、さらには上記食料品、動物用食料品、保存食
等の各種解凍技術分野に適用される被解凍物の解凍方法
とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロ波を用いた乾燥、濃縮、
解凍、焙煎、殺菌装置においては、マイクロ波による均
一加熱および均一乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌を達成
するために、槽内部にセットされる被乾燥物、被濃縮
物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を保持する治具およ
びそれらを支える治具を回転させたり、または被乾燥
物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物をコンベ
ア上で移動させたり、または被乾燥物、被濃縮物、被解
凍物、被焙煎物、被殺菌物そのものを攪拌するのが通常
であった。
【0003】電子レンジにおけるごく短時間の加熱にお
いては一部に静置した状態で加熱するケースはみられた
が、乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌という長時間にわた
るマイクロ波加熱装置においては被乾燥物、被濃縮物、
被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を定位置においての乾
燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌する方法およびその乾燥、
濃縮、解凍、焙煎、殺菌装置は皆無であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】被乾燥物、被濃縮物、
被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を保持する治具を回転さ
せる機構においては、装置が高価になってしまうこと
と、搭載量に制限があり大量生産には不向きである。ま
た、被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌
物を移動する方法では、被乾燥物、被濃縮物、被解凍
物、被焙煎物、被殺菌物から往々にして飛散物が発生す
ることがある等の難点がある他、装置が複雑で高価にな
ってしまったり、クリーニング等のメンテナンスが繁雑
になってしまうので好ましくない。
【0005】また、被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被
焙煎物、被殺菌物をコンベアに乗せて移動させる連続生
産方式では、連続生産性には優れるが乾燥、濃縮、解
凍、焙煎、殺菌制御管理が困難である。すなわち、連続
投入となるので常に未乾燥、未濃縮、未解凍、未焙煎、
未殺菌の被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被
殺菌物と乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌完了間際の被乾
燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物が混在
することになり、乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌検知が
困難であり生産効率が高いとは言い難い。また各回の投
入時毎に含水率の異なる被乾燥物、被濃縮物、被解凍
物、被焙煎物、被殺菌物を投入する際には各々の被乾燥
物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物に対する
乾燥データベースが必要となるので乾燥、濃縮、解凍、
焙煎、殺菌制御管理は繁雑を極める。また、装置が大型
化してしまう割りに乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌精度
の低さゆえに良品を得るための時間とコストを多く要す
る。以上のことが理由で、減圧下でマイクロ波と遠赤外
線を同時使用する乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌装置は
普及しなかった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、減圧槽を単数または複数
の目標減圧度に向けて圧力制御し、かつ被乾燥物、被濃
縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物に、コントロール
されたマイクロ波加熱とコントロールされた遠赤外線加
熱を全工程の一部または全部で同時に行う被乾燥物、被
濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥方法にお
いて、減圧槽内の被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙
煎物、被殺菌物に対して攪拌、回転や移動等の動作を与
えることなく、被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎
物、被殺菌物を定位置で効率よく乾燥、濃縮、解凍、焙
煎、殺菌する方法及びその装置を提供することにある。
【0007】すなわち、本発明は被乾燥物、被濃縮物、
被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を保持するプレートやト
レー等の治具およびそれらを支える棚型の治具を減圧槽
内の定位置で乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌することに
より、回転治具等による生産処理量の少なさの問題を解
決することを目的とする。被乾燥物、被濃縮物、被解凍
物、被焙煎物、被殺菌物および治具を静置して乾燥、濃
縮、解凍、焙煎、殺菌するのであれば、減圧槽外におい
てプレートやトレー等の治具へ被乾燥物、被濃縮物、被
解凍物、被焙煎物、被殺菌物を大量にセッティングし、
さらにそれらのプレートやトレー等の治具を保持する棚
型の治具等に大量に搭載することが可能となり、またこ
れをリフター等を用いて槽内へ搭載すれば、槽内への被
乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の大
量投入が簡便に可能となる。
【0008】また、被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被
焙煎物、被殺菌物を撹拌等を行わずに静置して乾燥、濃
縮、解凍、焙煎、殺菌することによって被乾燥物、被濃
縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の槽内への飛散を
防止することを目的とする。しかしながら回転や撹拌と
かの移動を被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、
被殺菌物に与えないのでマイクロ波加熱および遠赤外線
加熱の均一性を得ることが困難視されるが、この点は請
求項3から請求項10までの手段を任意に組み合わせる
ことで、これを解決することができる。
【0009】また、従来のベルトコンベア上に被乾燥
物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を連続的
に供給搭載して移動させる手段では、連続生産性は良好
であるが十分な乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌制御を行
うことは困難である。すなわち、順次、被乾燥物、被濃
縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を槽内に投入して
順次取り出さないかぎり連続生産とはならず、したがっ
て、槽内に投入直後の未処理の被乾燥物、被濃縮物、被
解凍物、被焙煎物、被殺菌物と乾燥、濃縮、解凍、焙
煎、殺菌終了直前の被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被
焙煎物、被殺菌物が常時存在することとなるので、水蒸
気の発生量と真空ポンプの排気量のバランスが定律的に
変化しないために減圧度変化が不規則となるので、減圧
度変化および減圧度変化量を認識することによる精度の
高い乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌制御を行うことがで
きない。この点の課題を本発明は、大量の被乾燥物、被
濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物をバッチ式で定
位置で乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌していくことで、
ほぼ同レベルの乾燥度の被乾燥物、被濃縮物、被解凍
物、被焙煎物、被殺菌物のみが減圧槽内に存在すること
になるので、減圧度変化および減圧度変化量を定律的に
認識することによる精度の高い制御を得ることができる
ようにしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る被乾燥物、
被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥方法
は、被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌
物を減圧槽にセットし、該減圧槽を単数または複数の目
標減圧度に向けて圧力制御し、かつ被乾燥物、被濃縮
物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物に、コントロールさ
れたマイクロ波加熱とコントロールされた遠赤外線加熱
を全工程の一部または全部で同時に行う被乾燥物、被濃
縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥方法におい
て、減圧槽内の被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎
物、被殺菌物に対して攪拌、回転や移動等の動作を機械
的手段によって与えずに、被乾燥物、被濃縮物、被解凍
物、被焙煎物、被殺菌物を定位置で乾燥、濃縮、解凍、
焙煎、殺菌するようにしたものである。
【0011】また本発明に係る被乾燥物、被濃縮物、被
解凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥装置は、被乾燥物、
被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物をセットする
減圧槽に、投入電力が一定または可変可能で、かつ間欠
的または連続的な加熱が可能なマイクロ波加熱装置と、
照射加熱温度調節が可能な制御盤を外部に備えた遠赤外
線加熱装置とを設け、マイクロ波加熱と遠赤外線加熱が
同時作動し得る制御部を設けた被乾燥物、被濃縮物、被
解凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥装置において、被乾
燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を静置
させた状態で乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌するために
該被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物
を保持するプレートやトレー等の治具およびそれらを支
える治具を所定の位置で静置させるようにしたものであ
る。
【0012】また上記被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、
被焙煎物、被殺菌物の乾燥装置において、マイクロ波と
遠赤外線の被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、
被殺菌物に対する均一加熱のために、被乾燥物、被濃縮
物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を保持するプレート
やトレー等の治具を支える棚型の治具において、その最
上段のプレートやトレー等の治具の上部から所定の距離
をおいて形成した天井部および最下段のプレートやトレ
ー等の治具の下部から所定の距離をおいて形成した底部
に、マイクロ波と遠赤外線が一部反射するか全反射する
ように構成した金属の反射板を設置したものである。
【0013】請求項2、3又は4記載の被乾燥物、被濃
縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥装置はマイ
クロ波と遠赤外線の被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被
焙煎物、被殺菌物に対する均一加熱のために、被乾燥
物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を保持す
るプレートやトレー等の治具を支える棚型の治具の側面
において、所定の位置に所定の大きさで所定枚数の金属
の反射板を設置したものである。
【0014】請求項2、3又は4記載の被乾燥物、被濃
縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥装置はマイ
クロ波と遠赤外線の被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被
焙煎物、被殺菌物に対する均一加熱のために、被乾燥
物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を保持す
るプレートやトレー等の治具を支える棚型の治具の各段
の外枠沿いに平面位置で、所定の面積の反射板を設置し
たものである。
【0015】請求項2記載の被乾燥物、被濃縮物、被解
凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥装置はマイクロ波と遠
赤外線の被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被
殺菌物に対する均一加熱のために、被乾燥物、被濃縮
物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を保持するプレート
やトレー等の治具の上部に所定の幅の金属の反射用フレ
ームを設置したものである。
【0016】請求項2記載の被乾燥物、被濃縮物、被解
凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥装置は被乾燥物、被濃
縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を保持するプレー
トやトレー等の治具を支える棚型の治具を金属で構成
し、その棚型の治具の脚部分または吊り具部分等の先端
部が減圧槽内壁面に接してマイクロ波による放電要因に
ならないようにするために、棚型治具の先端部と減圧槽
内壁面との間に、耐熱性でかつマイクロ波の透過体の物
質を所定の厚さで設けたものである。
【0017】請求項2記載の被乾燥物、被濃縮物、被解
凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥装置はマイクロ波の被
乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物に対
する均一加熱のために、被乾燥物、被濃縮物、被解凍
物、被焙煎物、被殺菌物を保持するプレートやトレー等
の治具において、被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙
煎物、被殺菌物をセットするそれらの底面のほぼ中央の
位置で、所定の面積において所定の形状で所定の厚さの
ふくらみを設け、その位置にては被乾燥物、被濃縮物、
被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の搭載の厚さが薄くなる
ようにしたものである。
【0018】請求項1記載の被乾燥物、被濃縮物、被解
凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥方法はマイクロ波の被
乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物に対
する均一加熱のため、および被乾燥物、被濃縮物、被解
凍物、被焙煎物、被殺菌物の飛散を防止して精度の高い
制御を継続するために、被乾燥物、被濃縮物、被解凍
物、被焙煎物、被殺菌物が突沸等により飛散しないよう
に、被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌
物を搭載した後に、被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被
焙煎物、被殺菌物を搭載した各々のプレートやトレー等
の上部を紙材で被覆し固定したものである。
【0019】請求項1記載の被乾燥物、被濃縮物、被解
凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥方法はマイクロ波の被
乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物に対
する均一加熱のために、固形の被乾燥物、被濃縮物、被
解凍物、被焙煎物、被殺菌物を所定の厚さで波形にカッ
ティングし、積層搭載する際の重複面に空間ができるよ
うに積載し、マイクロ波が各被乾燥物、被濃縮物、被解
凍物、被焙煎物、被殺菌物のカッティング面にまんべん
なくあたるようにしたものである。
【0020】
【作用】請求項1、請求項2においては被乾燥物、被濃
縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物に回転や撹拌、お
よびこれを保持するプレートやトレー等の治具およびそ
れらを支える治具に回転を与えないで定位置に置くこと
で、回転軸が存在しないことと角形に搭載できることの
ためにスペースロスが少なく、搭載面積および容積を格
段に増大できる。かつリフター等を用いた槽内への治具
搬入の簡便性から大量生産性を追求することができる。
また、コンベア等にて被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、
被焙煎物、被殺菌物を移動させずに定位置に置いて乾
燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌することで精度の高い乾
燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌を追求することができる。
【0021】なぜならば、精度の高い乾燥、濃縮、解
凍、焙煎、殺菌制御のためには、水分の蒸発量と真空ポ
ンプの排気量バランスを基調とした減圧度変化をとらえ
ることが必要であるが、連続投入方式であるコンベア方
式では順次未処理の被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被
焙煎物、被殺菌物が投入されるので、乾燥、濃縮、解
凍、焙煎、殺菌されていない物と乾燥、濃縮、解凍、焙
煎、殺菌直前の物が混在することになり減圧度の一定律
の変化は実現されないので、制御のために減圧度変化を
とらえることは困難となるが、当該方式によれば、ほぼ
同レベルの乾燥度、濃縮度、解凍度、焙煎度、殺菌度の
被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の
みが減圧槽内に存在することになるので、水蒸気発生量
と真空ポンプ排気量の定律的な認識が可能となり、初め
て精度の高い乾燥度、濃縮度、解凍度、焙煎度、殺菌度
検知が可能となる。
【0022】請求項3における棚型治具最上部と最下部
における反射板によって、最上段および最下段における
被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物と
その他の段における被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被
焙煎物、被殺菌物がほぼ同等パワーのマイクロ波加熱と
遠赤外線加熱を受けることができる。当該反射板の、プ
レートやトレー等の治具からの設定距離および一部反射
であるか全反射であるかは、マイクロ波の投入位置や遠
赤外線の反射位置等によって調整される。
【0023】請求項4、請求項5における棚型治具の側
面や各段に水平に設置される反射板によって、マイクロ
波が加熱していくエリアを平均化することができる。当
該反射板が無ければマイクロ波および遠赤外線は直近の
位置から加熱し始めるのであるが、当該反射板により、
遠い位置への加熱も同時に行うので均一加熱に供する。
当該反射板の位置や枚数や面積は、マイクロ波の投入位
置や遠赤外線の放射位置によって調整される。
【0024】請求項6における被乾燥物、被濃縮物、被
解凍物、被焙煎物、被殺菌物を保持するプレートやトレ
ー等の治具の各々の上部に反射用のフレームをセットす
ることで、プレートやトレー等の治具の内部において、
請求項4におけるがごとくに、マイクロ波と遠赤外線は
周辺部分と中央部分を同時に加熱するので均一加熱に供
する。当該反射用のフレームの大きさは、プレートの大
きさや被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺
菌物の種類によって調整される。
【0025】請求項7においては棚型の治具をステンレ
ス等の金属で構成した場合、その先端部と減圧槽内壁部
が近づきすぎたり接触したりするとマイクロ波による放
電が発生する場合があるので、これを防止するために治
具の先端部と減圧槽内壁部の間に耐熱性でマイクロ波の
透過体であるフッ素樹脂等のブロックを設置したもので
ある。一般的には10mm以上の厚さがあれば放電を防
止できるが、その厚さは装置により選択される。
【0026】請求項8においては、被乾燥物、被濃縮
物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を保持するプレート
やトレー等の治具に工夫を加えることでより均一な加熱
ができるように考案したもので、マイクロ波による最後
の加熱部分となる中央部分を盛り上げた構造とし、その
中央部への被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、
被殺菌物の積載量を少なくしてその周辺との同時加熱が
行われるようにしたものである。なお盛り上げる部分の
面積と高さは被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎
物、被殺菌物の種類により調整される。
【0027】請求項9においては、被乾燥物、被濃縮
物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物が突沸等により槽内
で飛散する物質の場合、被乾燥物、被濃縮物、被解凍
物、被焙煎物、被殺菌物を保持するプレートやトレー等
の治具の上部を紙材で被覆することにより飛散を防止し
て精度の高い制御と槽内部のクリーン性を確保し、かつ
同時に、紙材には高率ではないものの、マイクロ波を透
過する性能があるのでマイクロ波の均一加熱にも供する
ようにしたものである。
【0028】請求項10については、固形の被乾燥物、
被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を平らにカッ
ティングして積載した場合に、その切断面が完全に重な
った状態ではマイクロ波加熱がその切断面には直接行わ
れ得ないので乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌に困難をき
たす。そこで、カッティングを波形に行い、かつ積載す
る際に波形カッティングされた被乾燥物、被濃縮物、被
解凍物、被焙煎物、被殺菌物が重なる搭載面に波形カッ
ティングによる空間ができるよう搭載し、マイクロ波加
熱が切断面にも均一に万遍に行われるようにしたもので
ある。
【0029】
【発明実施の形態】実施例1 請求項1から請求項7までの実施例として、5kw出力
のマイクロ波発振器と4kwの遠赤外線加熱ヒーターと
5kwの真空ポンプを用いた減圧槽において、静置式の
棚型の治具を使用し、かつ、棚型の治具の脚の先端部分
の槽に接する部分に耐熱性でマイクロ波の透過体である
20mmの厚さのテフロンを取り付け、マイクロ波の放
電の要因とならないように措置したものをセットした。
棚型治具のサイズを平面で45cm角とし、高さを1m
とし、棚の段数を7段とした。まず棚型の治具に全く反
射板を取り付けないで、ビーカーによる水温上昇テスト
を行った。80ccずつ水を入れたビーカーを各段のト
レーの四隅と中央に各1個搭載し、計35個のビーカー
で2800ccの水を使用した。テストは、まず初期水
温が20℃で、減圧しないまま5kwのマイクロ波とP
IDで出力コントロールされた遠赤外線ヒーターにより
2分間加熱し、各ビーカー内の水温の温度分布を3回繰
り返して測定し、各ビーカー毎の水温の平均値を求める
手法を採用した。その結果、最も水温上昇が早かったの
が最下段のマイクロ波投入口側の82℃と最上段のマイ
クロ波投入口側の81℃で、逆に水温上昇が最も遅かっ
たのが中央の段(4段目)の中央で52℃であった。約
30℃の差があったことからかなりの不均一加熱が行わ
れていることが確認された。
【0030】次に、請求項3の実施例として、トレーを
保持する棚型の治具の最上段のトレーの上部分から10
0mm上の位置と最下段のトレー下部分から100mm
の位置の平面全面にステンレスの反射板を取り付けて同
様のテストを行った。その結果、最も水温上昇が早かっ
たのが同じ最下段のマイクロ波投入口側の73℃と最上
段のマイクロ波投入側の71℃で、逆に水温上昇が最も
遅かったのが中央の段(4段目)の中央で63℃であっ
た。大幅な改善が見られたもののまだ約10℃の差が認
められた。
【0031】次に、請求項4の実施例として、さらに水
温が高かったビーカーに近い棚型の治具の側面にステン
レスの長方形の反射板を、該反射板と棚型の治具がマイ
クロ波の放電を誘発しない間隔を保つようにして取り付
け、温度分布を測定しながら同様のテストを行った。そ
の結果、最も水温上昇が早かったのが上から2段目のマ
イクロ波投入口側の66℃と下から2段目のマイクロ波
投入側の65℃で、逆に水温上昇が最も遅かったのが中
央の段(4段目)の中央で60℃であった。5℃程度の
差までの均一加熱が実現した。
【0032】次に、請求項5の実施例として、さらにト
レーを保持する棚型の治具の各段のトレーを置く平面位
置に、外側から30mmの幅でステンレスの反射板を周
囲に沿って取り付けた。その結果、最も水温上昇が早か
ったのが上から2段目の中央の64℃と下から2段目の
中央の63℃であった。最も遅かったのが4段目のマイ
クロ波投入口側の60℃であった。このことにより、4
℃程度の差までの均一加熱が実現していることが判明し
た。
【0033】次に、請求項6の実施例として、さらに各
トレーの上部に10mm幅のステンレスアングルで構成
した反射用のフレームをセットして同様のテストを行っ
た。結果、各ビーカーの水温の差は2℃以内であり高い
レベルでの均一加熱を見た。
【0034】次に、ビーカーを含水したタオルに置き換
え、真空ポンプを運転して加熱を進めたが、請求項7に
おける方法によって、棚型治具の脚先での放電は検出さ
れなかった。また、この棚型治具を図 のごとくの吊る
す方式にしても放電は検出されなかった。
【0035】実施例2 実施例1で説明した請求項1から請求項7までの機構を
用い、請求項8の実施例として、調味料ペースト7kg
を乾燥した。まず、底の平らなトレーを用いて、平らに
ペーストを搭載して乾燥したが、最初に取り出した時に
は中央部分の乾燥がややあまかったので、再度乾燥にか
けたところ、中央部分は乾燥したものの、外側周辺の一
部に焦げが発生した。次に請求項のごとくにトレーの中
央部分の底を直径80mmで中心の高さが7mmになる
ようにドーム型に盛り上げた形のトレーを用い、表面が
平らになるように搭載して乾燥した。この場合はペース
ト全体が均質に乾燥し、良好な結果を得た。ペースト等
を機械装置によってトレーに自動搭載する場合に極めて
有効な手段となる。
【0036】実施例3 実施例1と実施例2で説明した請求項1から請求項8ま
での機構を用い、請求項9の実施例として、卵黄3.5
kgを乾燥した。まず、トレーの上部をそのままの解放
状態にて乾燥したのであるが、卵黄の膨張により、卵黄
がトレーの外に流れてしまい、良好な乾燥を行うことが
できなかった。次に、トレーの上部にシリコン加工紙を
被覆しこれを請求項6における反射用のフレームで固定
して乾燥を行った。卵黄のトレーからの流出を防止で
き、かつシリコン加工紙に付着した乾燥卵黄も容易にと
りはずすことができ良好な乾燥結果を得た。
【0037】実施例4 実施例1と実施例2で説明した請求項1から請求項8ま
での機構を用い、請求項10の実施例としてニンジン7
kgを乾燥した。ニンジンは回転治具を用いた乾燥を行
ったとしても極めて焦げが生じやすい被乾燥物、被濃縮
物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物であり、20%程度
の乾燥ロスが発生していた被乾燥物、被濃縮物、被解凍
物、被焙煎物、被殺菌物である。まずニンジンを5mm
の厚さで平面カットし、これをトレーにおよそ30mm
の厚さで積載して乾燥を行った。結果、切断面が重なっ
た部分の乾燥に時間を要し、一部に焦げを発生した。次
に同様に約5mmの厚さで波形にカットし、これをおよ
そ30mmの厚さで、各切断面の間に空間ができるよう
に積載して乾燥した。乾燥時間も短く良好な乾燥結果を
得た。
【0038】実施例5 実施例1と実施例2で説明した請求項1から請求項8ま
での機構を用い、濃縮の実施例として、イチゴ7kgを
濃縮した。このイチゴは装置に投入する前にヘタを除去
し、そのままの形でエタノールに浸漬して殺菌を行った
ものである。プレート7枚に各2kgづつ搭載して濃縮
を開始した。マイクロ波出力を5kw、遠赤外線出力を
4kwに設定して、ほぼ40torrを中心減圧度域に
設定して濃縮を行った。濃縮工程中において、3点計測
のファイバー温度計によりイチゴの内部温度を測定した
ところ、上中下段のすべてにおいて、ほぼ一貫して34
±2℃であった。これは、40torrにおける水の沸
点の約34℃と一致するものであり、減圧度により加熱
温度がコントロールされることを示すのと同時に、均一
加熱が行われていることを示したものである。40分後
に運転を停止し、イチゴを取り出し計量したところ、2
600gであった。すなわち全体水分のほぼ70%の4
400gの水分除去を行ったことになる。これをサニタ
リーに粉砕したところ、清潔で、酸化のごく少ない、
味、香り、色共に極めて優秀なイチゴペーストを得るこ
とができた。
【0039】実施例6 実施例1と実施例2で説明した請求項1から請求項8ま
での機構を用い、解凍の実施例として、冷凍のスライス
されたニンジン14kgを解凍した。プレート7枚に各
2kgづつを搭載して、実施例5と同条件のエネルギー
設定を行い解凍を行ったところ、全体にドリップのごく
少ない均質な解凍を行うことができた。解凍所要時間は
18分であった。解凍されたニンジンは、色、香り、味
とも優秀であった。
【0040】実施例7 実施例1と実施例2で説明した請求項1から請求項8ま
での機構を用い、焙煎の実施例として、荒茶の火入れを
行った。プレート7枚に1kgづつの荒茶を搭載しマイ
クロ波出力を1kwとした。25分後に加熱を終了し、
加熱温度を各プレートの3ヵ所に設置しておいたサーモ
ラベルで測定したところ、全域において110℃±3℃
の範囲に収まっていることが確認された。これは均一加
熱が行われていることを示しており、茶葉の変色のない
優れた火入れを行うことができた。
【0041】実施例8 実施例1と実施例2で説明した請求項1から請求項8ま
での機構を用い、殺菌の実施例として、ブラックペパー
の水分調整と殺菌を同時に行った。プレート7枚に1k
gづつの含水率12%のブラックペパーを搭載しマイク
ロ波出力を初期の20分間は1.5kw、後半の25分
間は0.2kwとした。温度測定を、実施例7と同様
に、プレート1枚につき3ヵ所、合計21枚のサーモラ
ベルを設置し測定することとした。45分後に加熱を終
了しサーモラベルを調査したところ、全域において13
5℃±3℃の範囲に収まっていた。処理前の値で一般生
菌数が6.2×10、耐熱菌数が3.5×10存在
していたところを、一般生菌数を1.2×10、耐熱
菌数を300以下に減少せしめることができた。また含
水率を調査したところ1.5%まで落としており、味も
風味豊かな辛さを損なっておらず、クリーンで保存性に
優れたブラックペパーを作ることができた。これは、マ
イクロ波と遠赤外線が均一に照射されて初めて得られる
ことのできる結果である。
【0042】
【発明の効果】被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙
煎物、被殺菌物を回転させずに定位置において乾燥する
ことにより、被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎
物、被殺菌物の搭載量を格段に増量することができ、初
めて工業生産に供することができるようになる。また、
回転させるための駆動部が必要なくなるため装置の製造
コストの低減化に役立つ。
【0043】被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎
物、被殺菌物を装置的に撹拌したり移動しないことで、
被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の
飛散を防止することができ、減圧槽内を常にクリーンに
維持することができ、ひいては精度の高い乾燥、濃縮、
解凍、焙煎、殺菌制御を継続的に維持することができ
る。
【0044】被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎
物、被殺菌物を移動させずに定位置において乾燥、濃
縮、解凍、焙煎、殺菌することにより、コンベアやモー
ター等の駆動部が無いために装置に故障がなく、かつ安
価に装置を製造することができる。またコンベアを使用
した場合は装置がどうしても大型化してしまうのである
が、本発明によれば装置のコンパクトなサイズにおいて
大量生産が可能である。
【0045】連続投入のコンベア方式の装置において
は実現しえなかった精度の高い乾燥、濃縮、解凍、焙
煎、殺菌制御が可能となり、ごく短時間で精度の高い乾
燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌品を大量に得ることができ
る。
【0046】マイクロ波を使用した乾燥装置の普及は
ほとんど進展していないという現状であったが、その最
大の理由は大量生産性と均一加熱性・均一乾燥性、均一
濃縮性、均一解凍性、均一焙煎性、均一殺菌性が実現し
ていなかったことにあるが、本発明によってこれらのす
べてを、解決できる。本発明は各々装置コストを引き上
げてしまうような技術ではないので、従来高価であると
考えられていたマイクロ波を使用した乾燥、濃縮、解
凍、焙煎、殺菌装置が、合理的な価格で提供される。
【0047】マイクロ波は入電時点での瞬時の動作開
始および切電時点での瞬時の動作停止ができる大変優秀
なエネルギーであり、かつ非常にクリーンなエネルギー
でもあるので、その普及には大変大きな効果が期待され
るところであるが、これを本発明によって実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置の概略説明図であ
る。
【図2】本発明の一実施例を示す金属製の棚型治具の上
下に反射板を設けた場合の斜視図である。
【図3】本発明の一実施例を示す金属製の棚型治具の側
面に反射板を設けた場合の斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す金属製の棚型治具の
側面に反射板を設けた場合の斜視図である。
【図5】本発明の一実施例を示す金属製の棚型治具の各
段ごとに反射板を設けた場合の斜視図である。
【図6】本発明の一実施例を示すトレー上の反射用フレ
ームを示す斜視図である。
【図7】本発明に係る棚型治具の構成例であって、置き
型の場合を示す断面図である。
【図8】本発明に係る棚型治具の構成例であって、吊る
し型の場合を示す断面図である。
【図9】本発明に係るトレーであって、(a)は中央に
凸部を設けた場合の斜視図、(b)はその断面図であ
る。
【図10】本発明に係るトレーに紙材を被覆した状態を
示す斜視図である。
【図11】被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、
被殺菌物を波形にカットする場合の説明図である。
【図12】波形にカットした被乾燥物、被濃縮物、被解
凍物、被焙煎物、被殺菌物をトレーに収納積載した状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 減圧槽 2 棒状遠赤外
線ヒーター 3 真空ポンプ 4 減圧弁 5 減圧度調整弁 6 減圧口 7 マイクロ波発振器 8 アイソレー
ター 9 導波管 10 マイクロ
波投入口 11 遠赤外線ヒーター用熱電対 12 復圧口 13 被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺
菌物積載用トレー 14a 置き型タイプのトレー支持用棚型治具 14b 吊るし型タイプのトレー支持用棚型治具 15a 棚型治具上下の反射板 15b 棚型治
具側面の反射板 15c 棚型治具各段ごとの反射板 16 放電防止
用耐熱透過体 17 反射用フレーム 18 トレー底
面の凸部 19 飛散防止用紙材 20 波型カッ
ター 21 被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺
菌物

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎
    物、被殺菌物を減圧槽にセットし、該減圧槽を単数また
    は複数の目標減圧度に向けて圧力制御し、かつ、被乾燥
    物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物にコント
    ロールされたマイクロ波加熱とコントロールされた遠赤
    外線加熱を全工程の一部または全部で同時に行う被乾燥
    物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥、
    濃縮、解凍、焙煎、殺菌方法において、減圧槽内の被乾
    燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物に対し
    て攪拌、回転や移動等の動作を機械的手段によって与え
    ずに、被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺
    菌物を定位置で加熱することを特徴とする被乾燥物、被
    濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥、濃縮、
    解凍、焙煎、殺菌方法。
  2. 【請求項2】 被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎
    物、被殺菌物をセットする減圧槽に、投入電力が一定ま
    たは可変可能で、かつ間欠的または連続的な加熱が可能
    なマイクロ波加熱装置と、照射加熱温度調節が可能な制
    御盤を外部に備えた遠赤外線加熱装置とを設け、マイク
    ロ波加熱と遠赤外線加熱が同時作動し得る制御部を設け
    た被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物
    の乾燥装置において、被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、
    被焙煎物、被殺菌物を静置させた状態で乾燥するために
    該被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物
    を保持するプレートやトレー等の治具およびそれらを支
    える治具を所定の位置で静置させることを特徴とする被
    乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾
    燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌装置。
  3. 【請求項3】 マイクロ波と遠赤外線の被乾燥物、被濃
    縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物に対する均一加熱
    のために、被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、
    被殺菌物を保持するプレートやトレー等の治具を支える
    棚型の治具において、その最上段のプレートやトレー等
    の治具の上部から所定の距離をおいて形成した天井部お
    よび最下段のプレートやトレー等の治具の下部から所定
    の距離をおいて形成した底部に、マイクロ波と遠赤外線
    が一部反射するか全反射するように構成した金属の反射
    板を設置したことを特徴とする請求項2記載の被乾燥
    物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥、
    濃縮、解凍、焙煎、殺菌装置。
  4. 【請求項4】 マイクロ波と遠赤外線の被乾燥物、被濃
    縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物に対する均一加熱
    のために、被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、
    被殺菌物を保持するプレートやトレー等の治具を支える
    棚型の治具の側面において、所定の位置に所定の大きさ
    で所定枚数の金属の反射板を設置したことを特徴とする
    請求項2又は3記載の被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、
    被焙煎物、被殺菌物の乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌装
    置。
  5. 【請求項5】 マイクロ波と遠赤外線の被乾燥物、被濃
    縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物に対する均一加熱
    のために、被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、
    被殺菌物を保持するプレートやトレー等の治具を支える
    棚型の治具の各段の外枠沿いに平面位置で、所定の面積
    の反射板を設置したことを特徴とする請求項2、3又は
    4記載の被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被
    殺菌物の乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌装置。
  6. 【請求項6】 マイクロ波と遠赤外線の被乾燥物、被濃
    縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物に対する均一加熱
    のために、被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、
    被殺菌物を保持するプレートやトレー等の治具の上部に
    所定の幅の金属の反射用フレームを設置したことを特徴
    とする請求項2記載の被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、
    被焙煎物、被殺菌物の乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌装
    置。
  7. 【請求項7】 被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎
    物、被殺菌物を保持するプレートやトレー等の治具を支
    える棚型の治具を金属で構成し、その棚型の治具の脚部
    分または吊り具部分等の先端部が減圧槽内壁面に接して
    マイクロ波による放電要因にならないようにするため
    に、棚型治具の先端部と減圧槽内壁面との間に、耐熱性
    でかつマイクロ波の透過体の物質を所定の厚さで設けた
    ことを特徴とする請求項2記載の被乾燥物、被濃縮物、
    被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥、濃縮、解凍、焙
    煎、殺菌装置。
  8. 【請求項8】 マイクロ波の被乾燥物、被濃縮物、被解
    凍物、被焙煎物、被殺菌物に対する均一加熱のために、
    被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を
    保持するプレートやトレー等の治具において、被乾燥
    物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物をセット
    するそれらの底面のほぼ中央の位置で、所定の面積にお
    いて所定の形状で所定の厚さのふくらみを設け、その位
    置にては被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被
    殺菌物の搭載の厚さが薄くなるようにしたことを特徴と
    する請求項2記載の被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被
    焙煎物、被殺菌物の乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌装
    置。
  9. 【請求項9】 マイクロ波の被乾燥物、被濃縮物、被解
    凍物、被焙煎物、被殺菌物に対する均一加熱のため、お
    よび被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌
    物の飛散を防止して精度の高い制御を継続するために、
    被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物が
    突沸等により飛散しないように、被乾燥物、被濃縮物、
    被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を搭載した後に、被乾燥
    物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物を搭載し
    た各々のプレートやトレー等の上部を紙材で被覆し固定
    したことを特徴とする請求項1記載の被乾燥物、被濃縮
    物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥、濃縮、解
    凍、焙煎、殺菌方法。
  10. 【請求項10】 マイクロ波の被乾燥物、被濃縮物、被
    解凍物、被焙煎物、被殺菌物に対する均一加熱のため
    に、固形の被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、
    被殺菌物を所定の厚さで波形にカッティングし、積層搭
    載する際の重複面に空間ができるように積載し、マイク
    ロ波が各被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被
    殺菌物のカッティング面にまんべんなくあたるようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の被乾燥物、被濃縮
    物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥、濃縮、解
    凍、焙煎、殺菌方法。
JP32900499A 1998-11-25 1999-11-19 被乾燥物、被濃縮物、被解凍物、被焙煎物、被殺菌物の乾燥、濃縮、解凍、焙煎、殺菌方法とその装置 Expired - Lifetime JP3650925B2 (ja)

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