JP2000221637A - 裏側にコ―ド化されたデ―タを有する写真要素 - Google Patents

裏側にコ―ド化されたデ―タを有する写真要素

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JP2000221637A
JP2000221637A JP11371315A JP37131599A JP2000221637A JP 2000221637 A JP2000221637 A JP 2000221637A JP 11371315 A JP11371315 A JP 11371315A JP 37131599 A JP37131599 A JP 37131599A JP 2000221637 A JP2000221637 A JP 2000221637A
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luminescent
photographic
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dye
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Huijuan D Chen
ディー.チェン フイジュン
Kevin W Williams
ダブリュ.ウイリアムス ケビン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真の裏側にデータを記憶すること。 【解決手段】 片側に写真画像を有する写真支持体を含
む写真プリントであって、前記写真支持体の前記写真画
像の反対側にコード化されたデータを有し、前記コード
化されたデータを構成する材料が通常の観察条件のもと
では目に見えずかつセンサーにより読み取り可能なもの
である写真プリント。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真要素に関し、特
に写真の裏側にデータを記憶すること及び写真要素の裏
側にデータを適用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】物へのデータのコード化は公知であり、
特に金融業界及び出版業界において、インデックス及び
印の不可視コード化(invisible encoding)は特許され
るに十分に値する。郵便用途において、郵便物のマーキ
ングに関して多くの方法及び材料が開示されている。
【0003】しかしながら、ほとんどの写真支持体の裏
側に存在するインデックスは支持体を通して表側から目
に見え、写真がフレーム又は写真アルバムにはめられて
いない場合に特に顕著である。写真の裏側に存在するデ
ータが写真支持体の画像側の反対側に大きな領域にわた
って存在する場合には、そのようなデータは、データが
比較的小さい場合よりもかなり邪魔である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】写真にデータをコード
化する必要性、特に例えばメッセージのような音声又は
その写真に関する事項の識別子等の多量のデータをコー
ド化する必要性が存在する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ジェットプリ
ント、サーマルプリントを使用することにより又は例え
ばステッカー等の中間転写可能な支持体(intermediate
transferable support)により写真要素の裏面に不可視
画像を配置することに関する。
【0006】本発明の1つの態様によると、写真支持体
の裏面に可変データ(variable data)を記憶する方法が
提供される。
【0007】本発明のさらに別の態様によると、写真支
持体の裏側に存在する画像を通常の観察条件で見た場合
に肉眼に見えずかつ被写体の通常の観察を乱さないよう
に、二次元可変データコードを記憶するのに必要な材料
が提供される。
【0008】コード化データが肉眼に見えない場合に、
そのコード化データは特に有用である。そのような不可
視データは写真産業において有用な可変データを有する
ことができる。そのような可変データは、例えば写真撮
影時の露光条件等の画像を取り込む際の情報を含むこと
ができる。そのような可変データは被写体が存在してい
た場面に関係する音声ファイルを含むことができる。可
変データは被写体についての歴史的情報又はアーカイバ
ル情報であることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明によると、コード化データ
は写真の反対側(又は裏側)に適用される。データは写
真の裏面に直接適用されるか、又はデータは中間転写可
能な支持体に適用され、次に写真の裏面に張りつけられ
る。データを構成する材料は実質的に目に見えない。本
発明の好ましい態様において、コード化データは、写真
の裏面の少なくとも50%を覆う比較的大きなものであ
る。
【0010】従来技術の線形バーコードとは違って、こ
こで述べるコード化データはドットコード又は二次元バ
ーコードであり、線形バーコードとして記憶できるデー
タブロックよりも大きなデータブロックを概して含む。
【0011】コード化データに使用される材料は、電磁
スペクトルの可視領域内(400nm〜700nmの範
囲内)の光を、吸収したとしてもほんのわずか吸収する
ものであるべきである。
【0012】本発明の好ましい態様において、材料はス
ペクトルの赤外(IR)領域内で光を吸収又は放出し、
特に800nm〜1200nmの間の光を吸収する。好
ましくは材料は850nmよりも波長の長い光を吸収す
る。
【0013】本発明の特定の態様において、材料はスペ
クトルの紫外(UV)領域内の光(波長が400nm未
満の光)を吸収する。
【0014】本発明の特定の態様において、不可視材料
は発光材料である。発光材料とは、光を吸収してあるセ
ンサー装置により検知できる電磁スペクトルの別の領域
の光を放出する任意の材料であると定義される。ほとん
どの発光材料は特定の波長の光を吸収してより長い波長
の光を放出するが、本発明はそのような制約に制限され
ない。実際に、特定の波長を吸収してそれより短い波長
の光を放出する材料も本発明の目的に対して有用であ
り、そのような材料を以下でアップコンバーター(up-c
onverter)又はアップコンバージョン材料(up-convers
ion material)(システムアップコンバーターの概説は
Indian J. Of Pure and Appl. Phys., 33,169-178, (19
95)参照)と呼ぶ。不可視発光材料は、色素、顔料、又
は望ましい吸収性を有する任意の他の材料であることが
できる。センサーによりデータを検知することができ、
また下側の情報又は画像を観察することを妨げないよう
な濃度で、発光色素は電磁スペクトルの紫外、可視又は
赤外領域内に吸収を示すことができる。
【0015】スペクトルの可視領域内の光を吸収したと
してもほんのわずかに吸収するが、IR又はUV領域で
吸収を示す材料を表すために「不可視材料」なる用語を
使用する。その材料が可視領域内のある光を吸収する場
合には、センサーによりその材料を検知することができ
るとともに下側の情報又は画像の観察を妨げないよう
に、その材料は比較的低濃度で使用されるべきである。
【0016】本発明の実施化において以下の材料が有用
である。
【0017】材料1は、適切な光源で照らした場合に電
磁スペクトルの可視領域又は近IR領域に発光を示す一
群の典型的な紫外光又は可視光吸収性材料を包含する。
【0018】
【化1】
【0019】
【化2】
【0020】化合物A、B及びCはそれぞれクマリン
類、フルオレセイン類及びローダミン類の一般表記であ
る。上記の部類に属する色素の生物学的用途における使
用が概説されている(Appl. Phys. B56, 385-390 (199
3) )。これらの分子は非常に発光性が高く、本発明に
有用であろう。R1 は水素、置換アルキル(過ハロゲン
化されたもの、枝分かれのあるもの、飽和又は不飽和の
もの)、ハロゲン原子(Cl,Br,I)、任意のアリ
ール基(フェニル、ナフチル、ピロリル、チエニル、フ
リル等)又はアシル(アミド、エステル又はカルボキ
シ)、任意のスルホン酸基又はスルホン酸誘導体(スル
ホンアミド)、ハロゲン化スルフリル、ニトロ、又は置
換エーテル基等の任意の基を表す。概して、R1 はこれ
らの化合物が発光性のまま存在することを可能にする任
意の基であることができる。TはOH、置換又は非置換
アミノ、アミノが縮合環であってもなくてもよい任意の
環を構成する員である置換アミノ基のうちのいずれかを
表す。R2 は任意の置換アルキル、アリール又はアシル
基であることができる(過フッ素化アルキル基が本発明
において特に有用である)。R3 は水素又は置換アルキ
ルであることができる。R 3 がアリール又はCNである
場合には、これらの色素は本発明に特に有用であり、こ
れらの色素は電磁スペクトルのIR領域に吸収を示す。
4 は任意の置換アルキル、アリール又はアシル基であ
ることができる(過フッ素化アルキル基が本発明におい
て特に有用である)。R5 及びR6 は水素原子又はアル
キル基の任意の組み合わせであることができる。R5
びR6 は任意の環(例えば、ピロール、ピリミジン、モ
ルホリン又はチオモルホリン)を形成するのに必要な基
を表すことができる。R5 及びR6 は、次の一般構造式
に示されているようにフェニル環に縮合した二環式環系
の一部であることができる。
【0021】
【化3】
【0022】このタイプに属する縮合分子の使用を説明
している参考記載は、Tetrahedron,Vol. 34, No.38, 60
13-6016, (1993)にある。さらに、関連する材料の吸収
及び発光特性に及ぼす環状部の効果も記載されている
J. Chem. Soc., Perkin Trans. 2, 853-856, (1996)
)。
【0023】
【化4】
【0024】材料2に示されているような芳香族(特に
多環式芳香族)は本発明に有用である。X1 ,Y1 ,Z
1 は、これらの化合物が発光性であるようにする任意の
基であることができる。化合物Fにおいて、T2 は任意
の置換又は非置換アミノ又は置換又は非置換酸素を表
し、Wは炭素又は窒素を表すことができる。化合物Gの
ように表されるいわゆる「ダンシル」分子と同じように
表される分子に対してX 1 ,Y1 又はZ1 がドナー又は
アクセプター基である場合に、これらの化合物は特に有
用である。アントラセン類、ピレン類及びそれらのベン
ゾ誘導体は縮合芳香族の例である。発光性である錯体を
形成するようにこれらの材料を個々に又は複数の化合物
と組み合わせて使用することができる。水性インク配合
物においてスルホン化多環芳香族が特に有用である。ル
シファーイエロー(H)色素は往々にして水に可溶で比
較的安定であるため、生物学的ステイン(biological s
tain)として有用である(Nature, 292, 17-21, (198
1))。
【0025】
【化5】
【0026】市販されているルシファーイエロー色素
は、R8 が任意のアルキル、X+ が負電荷を相殺するの
に必要なカチオンである上式Hにより表されるもので、
本発明において有用である。このタイプの分子に関する
長所及びその発光特性は、熱転写用途に関係して既に開
示されている(米国特許第4,891,351号)。
【0027】
【化6】
【0028】スチルベン類の色素(材料3)が本発明に
有用である。これらの色素は、紙素材用の光学的増白剤
として商業的に極めて一般的に使用されている(発光性
スチルベン型発光部分に関する優れた概説としてColour
age 47-52, (1995) を参照されたい)。本発明に対し、
2 及び/又はY2 は、この発色団のUV又は可視短波
長領域における吸収とそれに続く可視領域内の光の放出
を促進する任意の置換基又は基であることができる。例
としては、限定するわけではないが、ハロゲン(Cl,
I等)、有機物への溶解性を高めるために使用できるア
ルキル(メチル、エチル、ブチル、イソアミル等)、水
溶性を高めることに有用なスルホン酸及びその誘導体、
溶解度に関係して使用できるがオリゴマー化又は重合位
置としても使用できるカルボン酸基が挙げられる。溶解
度に関する目的及び重合に適する基を付加させるために
使用できるが、吸収特性を調節するために使用すること
ができるアミン誘導置換基も有用である。同一分子でド
ナー分子及びアクセプター分子を可能にする基からX2
及びY2 が構成されるスチルベンが本発明において特に
有用である。構造J及びKにおいて、Z3 、Z4 、Z5
及びZ6 は任意の大きさの環又は置換基を形成するため
に使用できる任意の原子を表すが、材料が発光性のまま
であることを条件とする。構造Kに関し、Z5 及びZ6
は、例えばベンゾオキサゾリウム、ベンゾチアゾリウ
ム、ベンゾイミダゾリウム、又はそれらの化合物を非常
に発光性の高いものにするそれらのナフタレン誘導体等
の複素芳香核を表すことに注目すべきである。
【0029】
【化7】
【0030】非常に発光性の高いアミン複素環が学術文
献に最近記載され、そのようなアミン複素環は本発明に
おいて特に有用であろう。材料4は学術文献に記載され
たかなり最近発見された化合物の幾つかを包含する。新
規の非常に発光性の高い(φ〜0.33)テトラフェニ
ルヘキサアザアントラセン(TPHA,L)は大気中で
安定であり、400℃まで熱的に安定である(J. Am. C
hem. Soc. 120, 2989-2990, (1998)及びその引用文献を
参照)。そのような特性は、アーカイバル安定性が重要
な問題点になるであろうと予測されるデータのコード化
に極めて有用であろう。ジアミノビピリジン化合物M
は、非常に発光性が高く(φ〜0.8)、かなりのスト
ークスシフト(Δλem-abs〜100nm)を示すことが
見いだされた。これらの光学的特性は、これらの発色団
を本発明にとって好ましいものにする(記載されている
ある引用文献としてはJ. Chem. Soc., Perkin Trans.
2, 613-617, (1996) がある)。ベンゾイミダザロン類
Nも、特定の環境に置かれた場合に、非常に発光性が高
い(φ〜0.8)(類似化合物の合成を記載している最
近の文献としてTetrahedron Letters, 39, 5239-5242,
(1998)参照)。芳香族基(Ar)は、たんなるフェニル
基であっても、より複雑な複素芳香族基(イミダゾロ、
ベンゾオキサゾロ、インドール等)であってもよい。材
料5は、本発明に関して説明する用途に有用な色素のも
う1つの一般部類を包含する。
【0031】
【化8】
【0032】化合物O、P及びQは、本発明の範囲に含
まれる含金属色素の幾つかの部類を表す。化合物Oのよ
うなホウ素錯体は非常に発光性が高く、安定で、商業的
に入手可能な材料から容易に合成できる(生物学的用途
のための発光性ホウ素錯体の長所を記載している文献と
してJ. Am. Chem. Soc. 116, 7801-7803, (1994)参
照)。X3 は、芳香環又は複素芳香環を形成するのに必
要な原子を表し、L1 及び/又はL2 はハロゲン、エー
テル又は一般的にホウ素金属に対する親和性を有する任
意の配位子であることができる。化合物Pのようなビピ
リジル金属錯体は、学術文献に発光性であると記載され
ている(センサーにおける発光材料の一般的使用に関す
る概説としてChem. Rev., 97, 1515-1566, (1997) 参
照)。記載されている光学的性質から、そのような錯体
が本発明に有用であると大いに認められる。X3 は、フ
ェナントロリン錯体を形成している芳香族縮合環か又は
ビピリジル官能基の回転を妨げることのできる飽和環を
形成する原子であることができる。M1 は、発光性錯体
を提供する任意の金属(例えばRu又はRe)又はビピ
リジル配位子と錯化した場合に写真技術におけるように
発光をクエンチする金属である。化合物Qは、熱転写画
像形成に有用であると他の文献(米国特許第5,00
6,503号)に記載されているランタノイド錯体を表
す。ランタノイド金属錯体色素はUV吸収性を示すとと
もに典型的には大きなストークスシフトを示す。
【0033】
【化9】
【0034】概して材料6のように表されるフェニルオ
キサゾリウム化合物のような色素は非常に発光性が高
く、発光シグナルの寿命が長いというさらなる特徴を有
する(Photochemistry and Photobiology, 66(4), 424-
431, (1997) )。構造Sで表されるように同じ分子でR
基がドナー(A)及びアクセプター(A)を表す場合に
は、これらの材料は優れた発光特性を有する。実際に、
特定の溶剤環境で高い発光量子収率(φF 〜0.91)
が得られる(例えば先の引用文献を参照)。
【0035】先の例で記載した材料は電磁スペクトルの
UV領域又は可視領域内の光を吸収した。これらの材料
は、本発明に関して記載する用途での使用に対して幾つ
かの利点を有する。往々にしてこれらの材料は大気中で
安定であり、それらは商業的に入手可能なために、それ
らは非写真用途で広く使用されており、最終的に良好な
光学的特性(例えば、大きなストークスシフト、高い発
光量子収率(φF )、長い励起状態寿命τ等)を獲得す
ることができる。次に掲げる一連の例に含まれる材料は
赤外領域内の光を吸収し、大部分が赤外のより長波長側
の光を放出する。これらの材料は、物品上の他の可能な
着色剤の吸収領域に含まれない光を放出するために、I
R発光材料を背景着色剤から容易に検知できる。次に掲
げる幾つかの材料は本発明に有用な典型的なIR材料で
ある。
【0036】
【化10】
【0037】材料8は、フタロシアニン又はナフタロシ
アニン化合物を表す一般構造を含む。フタロシアニン類
は写真産業において良く知られている(これらの化合物
及びそれらの基本的な発光特性に関しての重要な文献と
してMolecular Luminescence: An International Confe
rence., New York, W. A. Benjamin, 295-307, (1969)
参照)。それらは、電気伝導用途において、フォトサー
モグラフィ印刷用の吸収体色素として及びインク中の着
色剤として使用されている(一般的な参考事項に関して
はMasaru Matsuoka により編集されたInfared Absorbin
g dyes: Topicsin Applied Chemistry., New York, Ple
num Press, 1990参照)。フタロシアニン類及びそれら
の高分子量類似体であるナフタロシアニン類の幾つかの
良く知られた特徴には、特定のタイプに関しての高い発
光効率(Dyes and Pigments, 11,77-80, (1989)参照)
と優れた熱安定性(Aust. J. Chem., 27, 7-19, (1974)
参照)及び光安定性(最近の開示としてDyes and Pigme
nts, 35, 261-267, (1997)参照)がある。これらの特性
によって、これらの材料は本明細書で説明するように大
きなデータ量の長期間記憶にとって理想的なものとな
る。化合物Tはフタロシアニン又はナフタロシアニンの
一般構造を表すものである。X5 ,X6 ,X7及びX8
は環を形成するのに必要な原子を表す。この環は往々に
して芳香族又は複素芳香族、例えばフェニル、1,2−
縮合ナフチル、1,8−縮合ナフチル等、又はフルオロ
アントロシアニン等のより大きな縮合多環芳香族であ
る。材料が発光性のままであることを条件として、環は
本発明の範囲に含まれる任意の態様で置換されていても
よい。実際に、種々の置換基を使用して材料の物理的特
性(例えば、光安定性及び溶解性)を弱めるか又は光学
的特性(例えば発光効率又はストークスシフト)を強め
ることができる。環は、その官能基を通じてオリゴマー
化を達成できる官能基を含んでいてもよい。対称又は非
対称材料がもたらされるように基X5 〜X8 は同じであ
っても異なっていても良い。金属原子(M2 )は、それ
が発光材料を提供するものである限り任意の金属である
ことができる。金属(M2 )が2個の水素原子を表す場
合もあり、それらの材料は一般的に「非金属含有」フタ
ロシアニン類(ナフタロシアニン類)と呼ばれる。幾つ
かの金属は、色素の特性を変えるためにさらなる官能基
を付加させるのに有用なさらなる「アキシアル(axial
)」配位子(例えばAl及びSi)を有することがで
きる。さらに、これらの基は、発色団の発光特性を乱す
場合がある発色団の凝集を妨げる。これらの配位子も、
これらの材料のオリゴマー化のため(Thin Solid Film
s, 299, 63-66, (1997)参照)又はデンドリマーを生成
させるため(Angew. Chem. Int. Ed. 37(8), 1092-109
4, (1998)参照)の有用な結合点でもある。この材料の
関連する部類は材料9で表される。化合物Uは亜フタロ
シアニン(sub-phthalocyanine)として分類される(こ
れらの材料の合成及び特性に関する先導的な文献、J. A
m. Chem. Soc. 118, 2746-2747, (1996)参照)。フタロ
シアニン類の場合のように、これらの材料は非常に発光
性が高い(φ〜0.80)。実際に、これらの材料は非
対称なフタロシアニン類を調製するのに有用である。適
切な置換基を有する亜ナフタロシアニン類は近赤外領域
において吸収を示すとともに、類似のナフタロシアニン
類と比較すると同等以下のストークスシフトを示す。
【0038】
【化11】
【0039】フタロシアニン類の「アキシアル置換基」
に類似する基L2は材料の特性を修飾するのに有用な場
合がある。また、フタロシアニン類のように、これらの
基は発色団の発光特性を乱す場合がある発色団の凝集を
妨げると予測される。
【0040】
【化12】
【0041】構造Vで表されるようなシアニン類は発光
性であり、本発明に有用である。上記構造において、n
は0又は任意の整数(例えば1〜4)であることがで
き、Aは中心鎖の炭素又は原子に結合している基であ
る。基Aは、任意のアルキル基、芳香族基又は複素芳香
族基であることができる。色素が発光性のままであるこ
とを条件としてAは任意の基であることができる。Y2
及びY3 は独立にN、O、S、Se又はTeや、当業者
によく認識されているインドール核を形成するさらなる
C(アルキル)2 、のうちの1つであることができる。
さらに、Y2 又はY 3 が窒素である場合には、Y2 又は
3 は適切な基により置換されていて当業者によりイミ
ダゾリウム環として認識されうるものを形成する。Z6
及びZ7 は、飽和芳香環又は不飽和非芳香環を形成する
のに必要な原子を表す。そのように形成される環はフェ
ニル、ナフチル又は任意の他の縮合芳香族であることが
できる。さらに、環は任意の芳香環であっても非芳香族
複素原子含有環(例えばピリジル、キノイル等)であっ
てもよい。R12又はR13は、当業者に良く知られている
可能な窒素置換基のうちのいずれかを表す。例えば、R
12又はR13は独立に飽和置換若しくは非置換アルキル
(例えばメチル、エチル、ヘプタフルオロブチル等)又
は不飽和炭化水素(ビニル、アリル、エチニル)である
ことができる。R12及びR13は電荷を有する基(カチオ
ン、アニオン又は両方)であってもよい。R 12及び/又
はR13が電荷を有するものであり、色素に実効電荷が存
在する場合には、その電荷を相殺するための対イオンの
組み合わせが存在することは当業者に自明である。例え
ば、R12及びR13の両方がスルホアルキルであり、発色
団の実効電荷が−1である場合には、適切なカチオン
(例えばNa+ 、K+ 、トリエチルアンモニウム等)に
より電荷を相殺する。さらに、R12及びR13が例えばメ
チル等の単純な無電荷のアルキルである場合には、色素
は+1の実効電荷を有するため、負のアニオン(例えば
ペルフルオロブチレート、I- 、BF4 - 等)により電
荷を相殺しなくてはならない。R12及びR13は、その材
料をオリゴマー又はポリマーに組み込むのに必要な基で
あることもできる。色素をポリマー主鎖に組み込むか又
は側基にすることができる。さらに、ポリマーが非共有
結合力(電荷−電荷相互作用、内包等)によりこの材料
を取り込むことができる。長鎖シアニン類は往々にして
架橋されている。そのような架橋はシアニン色素に対し
て安定化作用を果たすことが知られており、安定性が好
ましい場合にはそのような色素が好ましい。
【0042】
【化13】
【0043】架橋は任意の大きさの任意の飽和構造であ
ることができ、5、6及び7員構造であることが好まし
い。そのような環は、一般的な基であるアルキル(例え
ばメチル、t−ブチル)、カルボン酸(及びその誘導
体)、スルホン酸(及びその誘導体)、ハロゲン、芳香
族及び複素芳香族により官能化されていてもよい。基B
は一般的な鎖置換基であるハロゲン(好ましくはC
l)、フェニル、ヘテロアリール(例えばフリル、チエ
ニル等)、エーテルのような基(例えばエトキシ、フェ
ノキシ、ベンジルオキシ)、又はバルビツレート、メル
カプト(例えばチオフェノキシ、チオベンジルオキシ
等)、アミノ(例えばアニリノ等)であることができ
る。B1 は、オリゴマー化又は重合のための結合点を表
す場合がある。mは1〜3の整数を表し、そのような架
橋を含む色素が当該技術分野で公知であることを注記し
ておく。Z基は縮合環に必要な原子を表す。各Z基は、
それらの色素を発光性にする任意の環を表す。Y4 及び
5 は、典型的な色素の核を形成するのに必要な原子を
表し、材料を発光性にするいかなるものであってもよ
い。材料12はもう1つの有用な態様を例示するもので
ある。すなわち、X1 及びX2 は、複素核の窒素から発
色団鎖におよぶ環に必要な原子を表す。典型的には、5
員又は6員環を形成する。材料11及び12に示されて
いるような発色団の固定化は発光性を高める。
【0044】
【化14】
【0045】もう1つの良く知られている部類の発光材
料が材料13として示されている。この部類の材料はス
クアライン色素又はスクアリリウム色素として知られて
いる。IR感受性AgX用途でのハレーション防止性保
護のための有機可溶化スクアライン類の使用が記載され
ている(WO96/35142)。これらの色素をレー
ザーアドレス可能な画像形成要素における赤外線吸収性
要素として使用することが開示されている(ヨーロッパ
特許出願公開第0764877号)。
【0046】
【化15】
【0047】スクアライン色素は良好な熱安定性を有す
ると良く知られており、本発明の任意の材料のもう1つ
の好ましい態様である。Z12及びZ13は独立に任意の置
換された芳香核又は複素芳香核を表す。典型的な芳香核
としては、例えばフェニル、ナフチル、ピリリウム、チ
オピリリウム、又は材料が発光性であるか又はスペクト
ルの赤外若しくは紫外領域内に吸収を示すという条件で
任意の他の基が挙げられる。複素芳香環は、限定するわ
けではないが、ベンゾオキサゾリウム、ベンゾチアゾリ
ウム、キノリン又は材料が発光性になるという条件で任
意の他の基であることができる。中心環が負電荷を帯び
た酸素(O- )であるような態様であってはならないこ
とも注記しておく。実際に、中央鎖の原子が炭素(米国
特許第5,227,499号)及び窒素(米国特許第
5,227,498号)であるスクアライン類が開示さ
れた。
【0048】もう1つ別の部類のIR材料を材料14と
して例示する(光学的記録材料においてスクアライン色
素及びクロコニウム色素を使用する長所を記載している
参考文献としてSensor and Actuators B, 38-39, 202-2
06 (1997) 及びSensor and Actuators B, 38-39, 252-2
55 (1997) 参照)。スクアライン類に似たクロコニウム
色素が良好な熱安定性を有することは良く知られてお
り、本発明の任意の材料のもう1つの好ましい態様であ
る。Z12及びZ13は独立に任意の置換された芳香核又は
複素芳香核を表す。典型的な芳香核としては、フェニ
ル、ナフチル、材料が発光性になるという条件で任意の
他の基、ピリリウム、チオピリリウムが挙げられる。複
素芳香族としては、限定するわけではないが、ベンゾオ
キサゾリウム、ベンゾチアゾリウム、キノリン又は材料
が発光性となるという条件で任意の他の基が挙げられ
る。
【0049】
【化16】
【0050】式中、Z14は任意の置換された芳香核又
は複素芳香核を表す。
【0051】このように表される材料は、固有の発光特
性を有する。しかしながら、材料は本来的に発光性でな
く、活性化段階の後に本発明の実施化で使用できるもの
となる。この記載に該当する材料の例は多数存在する。
材料15、16及び17はより一般的な材料のうちの3
種を表すものである。他にも材料は存在し、それらを生
成させるための各方法は公知である。活性化段階により
発光材料が生じる場合には、これらの材料は本発明に対
して有用であると考えられる。最も一般に知られている
活性化段階のうちの幾つかは、光(その材料は「フォト
クロミック」と呼ばれる)、化学物質(通常、「ロイ
コ」色素を酸化させるある酸化剤)、熱(例えばサーモ
グラフィック)、別の試剤との反応(例えばカプラーの
写真現像主薬との反応)、又は往々にして「ホスト−ゲ
スト」又は「分子認識」と呼ばれる2つ以上の試剤間で
の非共有結合的相互作用(例えば、金属錯化、発色団−
発色団相互作用、カプラー−現像主薬反応等)の使用を
伴う。
【0052】
【化17】
【0053】式1は、材料のさらなる「エキシマー発
光」を伴うある材料への光変換を表すものである(J. C
hem. Soc. Chem. Commun. 591 (1992))。この過程は光
を利用し、容易に発光材料になることができるあらたな
材料を生成する。上記例において、本発明の関係する第
2の要点を説明する。すなわち呈色(又は発光)状態か
ら無色(又は非発光)状態に材料を逆変換させるために
第2の刺激(上記の例では熱)を使用することができ
る。本発明の精神において、コード化は、発光材料に直
接依存するものである必要はなく、発光背景から発光材
料を除去することによるものであってもよい。
【0054】
【化18】
【0055】式2は、材料の別のタイプの活性化を示す
ものである(Angew. Chem. Int. Ed. Engl., 36(24), 2
817-2819, (1997))。材料(又はその発光)は、酸化還
元により「発光(オン)」又は「非発光(オフ)」状態
になることができる。分子状酸化剤との単純な後コーテ
ィング反応又はより複雑な写真処理(酸化された発色現
像主薬の生成)によって酸化を引き起こすことができ
る。式2は、可逆系の可能性も示している。
【0056】式3は、発光性化合物を生成させるさらに
別の可能な方法を示すものである。この過程は、1つの
非発光性化合物(色素−配位子)の別の物質(Cu+2
オン)による選択的錯化(「分子認識」又は「ホスト−
ゲスト」)、この場合には発光材料への選択的錯化を伴
う(Angew. Chem. Int. Ed. 37, 772-773, (1998) )。
この例は、逆反応の可能性を伴わずにあらたな材料を形
成することを示すものである。しかしながら、非発光材
料に戻りうる過渡的な発光化学種を形成させるために分
子認識を使用できることは良く知られている(最近の文
J. Mater. Chem., 8(6), 1379-1384, (1998)を参照さ
れたい)。捕足のために述べておくと、発光材料をコー
ド化のために非発光材料に変換できることも知られてい
る。これらの材料が発光する機構又は発光しない機構及
びそれらの物理的原因は徹底的に説明されている(Che
m. Rev., 97, 1515-1564, (1997) )。その文献に記載
されている発光を生じさせるための材料及び方法は本発
明の実施化において有用である。しかしながら、本発明
は、物品へのデータ、特に大きなデータブロックのコー
ド化のためのこれらの材料の使用に関する。
【0057】
【化19】
【0058】本発明において使用できる特定の材料には
以下のものが包含される。
【0059】
【化20】
【0060】
【表1】
【0061】
【化21】
【0062】
【表2】
【0063】
【化22】
【0064】
【表3】
【0065】
【化23】
【0066】
【表4】
【0067】
【化24】
【0068】
【表5】
【0069】
【化25】
【0070】
【化26】
【0071】
【化27】
【0072】
【表6】
【0073】
【化28】
【0074】
【表7】
【0075】
【化29】
【0076】
【化30】
【0077】
【化31】
【0078】
【化32】
【0079】
【化33】
【0080】
【化34】
【0081】
【化35】
【0082】
【化36】
【0083】
【化37】
【0084】
【化38】
【0085】
【化39】
【0086】物品への不可視材料の適用方法は、任意の
デジタル画像形成機構、例えばインクジェット印刷を含
む印刷;直接熱転写印刷又は熱転写印刷;電子写真;分
子認識;例えばロイコ色素の酸化剤、還元剤又は金属錯
化等の熱又は光により誘発される化学反応等であること
ができる。他の方法には、市販のカラー画像形成系、例
えばCycolor Inc.(8821 Washington Church Road, Mia
misburgh, Ohio 45342)から入手可能なCycolor (商
標)システムを使用し、着色色素を含むマイクロカプセ
ル(サイリス(cyliths ))は、逐次赤色光、緑色光及
び青色光により選択的に像様露光される。露光されたビ
ーズの殻の硬化を光が開始し、それらを処理工程の間の
破壊に耐えるものにする。処理工程の間に、ビーズを圧
縮し、硬化しなかったビーズを押しつぶして露光色の補
色を呈するそれらの着色色素(レッド/シアン、グリー
ン/マゼンタ、ブルー/イエロー)を放出させる。表面
に材料を適用する方法についての論考は、"Imaging Pro
cesses and Materials", chapter 1, Neblette's, 8th
Ed., Van Nostrand Reinhold, 1989に見つけることがで
きる。
【0087】下記実施例において、種々の支持体に発光
材料をデジタル式で適用する方法としてインクジェット
法及び熱的色素転写法を選んだ。インクジェット法 インク溶液中の不可視材料の濃度は0.005重量%〜
1重量%、好ましくは0.01重量%〜0.1重量%で
あることができる。2〜10重量%のグリセロール、2
〜10重量%のジエチレングリコール、2〜10重量%
のプロパノール及び0重量%〜2重量%のトリエタノー
ルアミンを存在させて、例えばsurfynol(商標)465 界
面活性剤(Air Products and Chemicals, Inc.により販
売されているエトキシル化ジアルコール界面活性剤)等
の適切な界面活性剤を0.5重量%〜2重量%で加える
ことができる。300又は360dpiの印刷解像度で
HP690C又はEpson Stylus Color 200のような市販のイン
クジェットプリンターを試験に使用した。階段ウェッジ
ファイル又は二次元バーコードコード化圧縮音声ファイ
ルを種々の支持体に0.01〜0.3、好ましくは0.
05〜0.1の視覚反射濃度でデジタル印刷した。
【0088】熱色素転写法 米国特許第4,839,336号に記載されているよう
な熱色素転写の集成体を使用できる。この集成体は、
(a)不可視材料を含む色素供与体要素と、(b)供与
体要素の色素層が受容性層の色素画像受容性層と接触す
るように色素供与体要素と重なる関係にある色素受容性
層を含む。
【0089】ただ1つの発光色素材料が転写される場合
に、これらの2つの要素を含む上記集成体を一体構成単
位として予め集成することができる。これは、2つの要
素をそれらの端部で一時的に密着させることにより行う
ことができる。転写後、色素受容性要素を剥がし取り、
色素転写像を露出させる。
【0090】3色熱転写画像の上に発光画像を生成させ
る場合には、シアン色素、イエロー色素及びマゼンタ色
素を含む色素供与体要素は米国特許第4,839,33
6号に開示されているものと同様に使用される。サーマ
ルプリントヘッドにより熱を加える間に、3通りの態様
でまず前記集成体を形成する。第1色素が転写された
後、要素を剥がし取る。次に第2色素供与体要素が色素
受容性要素とともにレジスターに導入され、その過程が
繰り返される。同じ方式で第3の色が得られ、3色熱転
写画像が生成する。最後に、発光材料を含む色素供与体
要素を前記3色画像の上に転写して、3色画像に関係付
けられる例えば音声等の圧縮情報をコード化した2D
(二次元)バーコードファイルを形成した。種々の発光
材料を含む1つ以上の色素供与体シートも使用でき、複
数の発光二次元バーコード画像を連続的に転写すること
もできる。
【0091】色素供与体要素中の発光材料は、セルロー
ス誘導体、例えばセルロースアセテートハイドロジェン
フタレート、セルロースアセテートプロピオネート、セ
ルロースアセテートブチレート、セルローストリアセテ
ート又は米国特許第4,700,207号に記載されて
いる材料の任意のもの等のポリマーバインダー中に分散
される。バインダーを0.1〜5g/m2 の被覆量で使
用でき、発光材料を0.02〜0.2g/m2 の被覆量
で使用できる。本発明における色素供与体要素のための
支持体は、寸法安定でありかつサーマルプリントヘッド
の熱に耐えられる任意の材料であることができる。その
ような材料としては、例えばポリ(エチレンテレフタレ
ート)等のポリエステル;ポリアミド;ポリカーボネー
ト;例えばセルロースアセテート等のセルロースエステ
ル;例えばポリビニリデンフルオリド又はポリ(テトラ
フルオロエチレン−co−ヘキサフルオロプロピレン)
等のフッ素系ポリマー;例えばポリオキシメチレン等の
ポリエーテル;ポリアセタール;例えばポリスチレン、
ポリエチレン、ポリプロピレン又はメチルペンタンポリ
マー等のポリオレフィン;並びに例えばポリイミド−ア
ミド及びポリエーテルイミド等のポリイミドが挙げられ
る。支持体の厚さは概して2〜30μmである。所望で
あれば、支持体は例えば米国特許第4,695,288
号に記載されているもののような下塗り層で被覆されて
いてもよい。
【0092】色素供与体要素の裏面は、色素供与体要素
への印刷ヘッドの粘着を防止するためにスリップ性層で
被覆されていてもよい。そのようなスリップ性層は、高
分子バインダーが存在する場合でも存在しない場合で
も、界面活性剤、液状滑剤、固体滑剤又はそれらの混合
物等の減摩性材料を含むであろう。好ましい減摩性材料
としては、例えばポリ(ビニルステアレート)、蜜蝋、
過フッ素化アルキルエステルポリエーテル、ポリ(カプ
ロラクトン)、シリコーンオイル、ポリ(テトラフルオ
ロエチレン)、カーボワックス、ポリ(エチレングリコ
ール)等の100℃未満で溶融するオイル又は半結晶性
有機固形物が挙げられる。スリップ性層に適する高分子
バインダーとして、ポリ(ビニルアルコール−co−ブ
チラール)、ポリ(ビニルアルコール−co−アセター
ル)、ポリ(スチレン)、ポリ(ビニルアセテート)、
セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテー
トプロピオネート、セルロースアセテート又はエチルセ
ルロースが挙げられる。滑剤の量は、概して0.001
〜2g/m2 の範囲内である。高分子バインダーの存在
のもと、減摩性材料は使用される高分子バインダーの
0.01〜50重量%、好ましくは0.5〜40重量%
の範囲内で存在する。
【0093】本発明の色素供与体要素と共に使用される
色素受容性要素は通常、色素画像受容性像をその上に有
する支持体を含む。支持体は、例えばポリ(エーテルス
ルホン)、ポリイミド、セルロースアセテート等のセル
ロースエステル、ポリ(ビニルアルコール−co−アセ
タール)又はポリ(エチレンテレフタレート)等の透明
フィルムであることができる。色素受容性要素のための
支持体は、例えばバライト被覆紙、ポリエチレン被覆
紙、白色ポリエステル(白色顔料が添加されたポリエス
テル)、アイボリーペーパー、コンデンサーペーパー、
又はDuPont Tyvek(商標)等の合成紙のように反射性で
あってもよい。色素画像受容性層は、例えば、ポリカー
ボネート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ(スチレン−co−アクリロニトリル)、ポリ
(カプロラクトン)又はそれらの混合物を含むことがで
きる。色素画像受容性層は1〜5g/m2 の量で存在す
ることができる。
【0094】上記のように、本発明の1つの目的は、色
素熱転写法を使用してブランク支持体又は3色熱転写画
像上に発光データを形成することである。そのような方
法は、上記のように色素供与体要素を像様加熱し、そし
て色素受容性要素に発光色素画像を転写して発光画像を
形成することを含む。本発明の色素供与体要素は、発光
材料のみを含むか又は昇華性シアン及び/又はマゼンタ
及び/又はイエローのような他の画像色素と発光材料の
交番領域を有していてよいシート若しくは連続ロール又
はリボンの形態で使用できる。そのような画像色素は米
国特許第4,541,830号、第4,698,651
号、第4,695,287号及び第4,701,439
号に開示されている。従って、1、2、3又はそれより
多くの数のカラー要素上に存在する発光画像(少なくと
も1つ)が本発明に含まれる。
【0095】本発明に対して色素供与体要素から色素を
転写することに使用できるサーマルプリントヘッドは商
業的に入手可能である。例えば、Fujitsu サーマルヘッ
ド(FTP-040 MCSOO1)、TDK サーマルヘッドF415 HH7-1
089 又はRohmサーマルヘッドKE 2008-F3を使用できる。
【0096】上記のように、データは中間転写性支持体
に適用されてもよい。そのような場合に、上記方法のう
ち任意の方法を使用してデータを支持体に適用すること
ができる。中間支持体は、普通紙、光沢インクジェット
紙、熱転写受容紙、慣用的な写真紙等の紙、又はトラン
スパレンシー材料、ステッカープリント等の任意の物体
であることができる。ただし、含まれている画像全体を
最終目的物に転写できることを条件とする。
【0097】プレイバック装置は好ましくは、プレイバ
ック装置としてデュアルロールで動作するように設計さ
れたハンドヘルドワンドリーダー又はデジタルカメラで
ある。この装置のセンサーは、LED照明源、デコード
用ソフトウェア及びチップによる集積CCD又はCMO
S技術を利用することができる。そのような装置の1つ
の例は、アナログ音声ファイルとしてファイルをプレイ
バックするための機構も有する。そのような装置に関す
る記載は一般譲渡された米国同時係属出願第08/93
1,575号、第09/099,627号、第08/9
59,041号、第08/959,036号及び第09
/099,616号に見いだすことができる。
【0098】
【実施例】以下の実施例により本発明を例示する。 実施例1 予め記録されデジタル「楽器データインターフェース
(midi)」コードに変換され、次にZIPプロトコ
ールを使用して圧縮されたデータファイルを、Paperdis
k ソフトウェア[マサチューセッツ州レキシントン(Le
xington )所在のCobblstone Software の商標]を使用
して生じる二次元バーコードとして中間ステッカー型支
持体にジェットプリントした。中間支持体をその裏打ち
から剥がして写真に付けた。Kodak photodocスキャナー
を使用することによりプリントからデータを抽出し、Pa
perdisk を使用することによりバーコードをmidiフ
ァイルに戻し、Cakewalkソフトウェアを使用してmid
iファイルを再生した。
【0099】実施例2 予め記録されデジタル「楽器データインターフェース
(midi)」コードに変換され、次にZIPプロトコ
ールを使用して圧縮されたデータファイルを、Paperdis
k ソフトウェアを使用して生じる二次元バーコードとし
て中間透明支持体にジェットプリントした。中間支持体
を普通の透明テープを使用して写真に適用した。Kodak
photodocスキャナーを使用することによりプリントから
データを抽出し、Paperdisk を使用することによりバー
コードをmidiファイルに戻し、Cakewalkソフトウェ
アを使用してmidiファイルを再生した。
【0100】実施例3 予め記録されPaperdisk ソフトウェアを使用してデジタ
ルタイルに変換された不可視音声ファイルを中間ステッ
カータイプにジェットプリントした。中間支持体を壁を
代表する垂直に立てられた支持体に適用した。既に開示
されている技術(Kodak デジタルカメラ)を使用するこ
とによりプリントからデータを抽出し、Paperdisk を使
用することによりバーコードをmidiファイルに戻
し、Cakewalkソフトウェアを使用してmidiファイル
を再生した。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真支持体の片側に写真画像を有する写
    真支持体を含む写真プリントであって、前記写真支持体
    の前記写真画像の反対側にコード化されたデータを有
    し、前記コード化されたデータを構成する材料が通常の
    観察条件のもとでは目に見えずかつセンサーにより読み
    取り可能なものである写真プリント。
  2. 【請求項2】 データが、データを保持している転写可
    能な支持体の形態で写真支持体に適用される請求項1記
    載の写真プリント。
  3. 【請求項3】 コード化されたデータファイルが音声フ
    ァイルである請求項1記載の写真プリント。
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