JP2000221732A - 負帯電トナー - Google Patents

負帯電トナー

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JP2000221732A
JP2000221732A JP2431399A JP2431399A JP2000221732A JP 2000221732 A JP2000221732 A JP 2000221732A JP 2431399 A JP2431399 A JP 2431399A JP 2431399 A JP2431399 A JP 2431399A JP 2000221732 A JP2000221732 A JP 2000221732A
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義仁 諏訪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負帯電の感光体を使用する非磁性一成分反転
現像方式に使用する際、比較的高速で長時間使用しても
層規制部材やトナー担持体にトナーが融着せず、スジ状
の画像ムラや地カブリの上昇といった問題が生じない負
帯電トナーを提供すること。 【解決手段】 帯電部材によって帯電した感光体の画像
部を露光して静電潜像を形成し、該静電潜像にトナー担
持体上に層規制部材によって形成された負帯電トナーの
薄層を接触させるとともに、トナー担持体/感光体間に
バイアス電圧を印加して潜像を現像する非磁性一成分反
転現像方法に使用される負帯電トナーであって、該トナ
ーはウレタン架橋成分を有するポリエステル樹脂及び特
定のボロン化合物を含有する非磁性一成分反転現像方式
用の負帯電トナーである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非磁性一成分反転
現像方式を採用している電子写真画像形成装置に使用さ
れる負帯電トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】現在プリンター等の電子写真画像形成装
置は、負帯電の電子写真感光体、特に有機感光体(以後
OPC)を使用し、半導体レーザあるいは発光ダイオー
ド(LED)などにより一様帯電したOPCに負極性の潜
像を形成し、それを負帯電トナーで反転現像するという
プロセスが一般的に利用されている。また、現像方式と
しては、安価に現像器を提供できるなどの理由により、
トナー担持体上に層規制部材によってトナーの薄層を形
成し、それを感光体に接触させてトナーを現像する、い
わゆる非磁性一成分現像方式が使用されてきている。前
記非磁性一成分反転現像方式では、その現像電位は現像
器に印加されるバイアス電圧と露光後の感光体の残留電
位との差であり、非露光部を現像する一般的な現像方式
に比べると現像コントラストがとりにくい。また、非磁
性一成分反転現像方式では、トナーはトナー供給ローラ
あるいは層規制部材との摩擦によって帯電されるが、一
般にこの帯電機構ではすべてのトナー粒子を十分なレベ
ルまで帯電させるのは困難である。これらの理由から、
非磁性一成分反転現像方式では常に地カブリが問題にな
る。これら地カブリに対し、装置側からの改善策とし
て、トナーに十分な摩擦帯電を付与できるよう、層規制
部材やトナー担持体の材質として抵抗の低い金属系の材
料や、抵抗を調整した高分子材料などを使用することが
試みられているが、未だ十分ではない。また、非磁性一
成分反転現像方式では、トナーは供給ローラや層規制部
材とトナー担持体との間で力学的ストレスを加えられる
ため、長時間の使用により層規制部材やトナー担持体に
融着する傾向があり、これによりスジ状の画像ムラの発
生や地カブリの発生といった問題を生じることがある。
これらの問題を解決するため、非磁性一成分反転現像方
式に使用されるトナーとしては、同一分子量においてビ
ニル系樹脂よりも樹脂強度の高いポリエステル樹脂を使
用したり、特定の外添剤を使用するなどしてトナーの耐
久性を向上させたり、ポリエステル樹脂の組成や帯電制
御剤及び外添剤の選択によりトナーの帯電性向上を図っ
てきている。しかしながら、これまでの検討では十分な
耐久性と良好な帯電性の両立を達成することができなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は負帯電の感光
体を使用する非磁性一成分反転現像方式に使用される負
帯電トナーであって、比較的高速で長時間使用しても層
規制部材やトナー担持体にトナーが融着せず、スジ状の
画像ムラや地カブリの発生といった問題が生じない負帯
電トナーを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウレタン架橋
成分を有するポリエステル樹脂及び下記一般式(I)から
なる化合物を含有することを特徴とする負帯電トナーで
ある。
【化3】 (式中、R1及びR4は水素原子、アルキル基、置換また
は非置換の芳香環(縮合環も含む)を示し、R2及びR3
置換又は非置換の芳香環(縮合環も含む)を示し、Xn+
カチオンを示し、nは1または2である。)
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の負帯電トナーに使用され
るウレタン架橋成分を有するポリエステル樹脂は、基本
樹脂としてのポリエステル樹脂(以下、ベースポリエス
テル樹脂と称す)にジイソシアネートでウレタン架橋、
ウレタン伸長させてウレタン架橋ポリエステル樹脂を得
た後、必要に応じて他のポリエステル樹脂を混合するこ
とにより得られる。カルボン酸及びアルコール類から合
成される一般的なトナー用ポリエステル樹脂と比較し
て、上記ウレタン架橋ポリエステル樹脂は、その分子鎖
にエステル結合よりも強靱なウレタン結合を有している
ため、トナーの耐久性(層規制部材やトナー担持体への
トナー融着性)を向上させることができる。前記のベー
スポリエステル樹脂は、多価カルボン酸と多価アルコー
ルの重縮合により得られる。多価カルボン酸としては、
例えばマロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、
アゼライン酸、セバシン酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸
などの脂肪族二塩基酸、マレイン酸、無水マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸などの脂肪族不飽
和二塩基酸、無水フタル酸、テレフタル酸、イソフタル
酸などの芳香族二塩基酸及びこれらの低級アルキルエス
テルが用いられる。また、多価アルコールとしては、例
えばエチレングリコール、1,2−プロピレングリコー
ル、1,3−プロピレングリコール、1,3−ブチレン
グリコール、1,4−ブチレングリコール、1,6−ヘ
キサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、水添ビスフェノ
ールA、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物、
ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物などのジ
オール、及びグリセリン、トリメチロールプロパン、ト
リメチロールエタンなどのトリオールが用いられる。
【0006】重縮合方法としては、公知の高温重縮合、
溶液重縮合などが用いられる。多価カルボン酸と多価ア
ルコールの使用割合は、前者のカルボキシル基に対する
後者の水酸基の割合で0.8〜1.4が一般的である。
また、ベースポリエステル樹脂の数平均分子量は100
0〜30000、好ましくは2000〜15000であ
る。数平均分子量が1000未満ではトナーの耐オフセ
ット性が低下する場合があり好ましくない。また、30
000を越えるとベースポリエステルとジイソシアネー
トとの反応時に増粘が著しく、製造上の観点から好まし
くない。また、この場合にはトナーの定着強度が低下す
る場合がある。ジイソシアネートとしては、例えばメチ
レンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、イソホンジイソシアネート、トリレンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシア
ネートなどが用いられる。ジイソシアネートの使用範囲
は、ベースポリエステル樹脂1モル当たり0.3〜0.
95モル、特に0.5〜0.8モルが好ましい。ジイソ
シアネートが0.3モル未満ではトナーの耐オフセット
性が低下する場合があり好ましくない。また、0.95
モルを越えると反応中増粘が著しく、場合によっては粘
度上昇により攪拌ができなくなるので、製造上好ましく
ない。
【0007】前記のウレタン架橋ポリエステル樹脂は、
例えばベースポリエステル樹脂にジイソシアネートを投
入し、溶媒の存在下または不在下に50〜150℃の温
度で数時間反応させることにより得られる。また、ウレ
タン架橋成分を有するポリエステル樹脂は、ウレタン架
橋ポリエステル樹脂単独またはウレタン架橋ポリエステ
ル樹脂を含む溶液と、他のポリエステル樹脂単独または
他のポリエステル樹脂を含む溶液とを、容器内で必要に
応じて加熱し、攪拌混合した後、不要な溶剤、残存物及
び臭気を除去するために高温真空で処理することにより
得られる。前記の他のポリエステル樹脂はベースポリエ
ステル樹脂と同様の方法によって得られ、数平均分子量
は1000〜10000、好ましくは2000〜600
0である。数平均分子量が1000未満ではトナーの耐
オフセット性が低下するおそれがあり、10000を越
えると定着強度が低下するおそれがある。他のポリエス
テル樹脂に使用される多価カルボン酸及び多価アルコー
ルはベースポリエステルと同じでもよく、異なっていて
もよい。ウレタン架橋成分を有するポリエステル樹脂に
おいて、ウレタン架橋ポリエステル樹脂と他のポリエス
テル樹脂の配合比率は重量比で20:80〜95:5、
好ましくは30:70〜80:20である。ウレタン架
橋ポリエステル樹脂の配合比率が両者の合計の20重量
%未満では、トナーの耐オフセット性が低下し、他のポ
リエステル樹脂の配合比率が両者の合計の5重量%未満
ではトナーの製造工程における粉砕性が悪化し、また定
着強度も低下するため好ましくない。ウレタン架橋成分
を有するポリエステル樹脂のガラス転移点(Tg)は40
〜80℃、好ましくは55〜70℃である。Tgが40
℃未満ではトナーの耐ブロッキング性が悪化することが
あり、逆に80℃を越えた場合には定着強度が悪化する
ことがある。
【0008】本発明の負帯電トナーは、前記ウレタン架
橋成分を有するポリエステル樹脂と下記一般式(I)から
なるボロン化合物を含有する。
【化4】 (式中、R1及びR4は水素原子、アルキル基、置換また
は非置換の芳香環(縮合環も含む)を示し、R2及びR3
置換又は非置換の芳香環(縮合環も含む)を示し、Xn+
カチオンを示し、nは1または2である。) 上記化合物は、例えば日本カーリット社より商品名:L
R−147として市販されている。前記一般式(I)から
なる化合物の含有量は、トナー中0.5〜3.0重量%
であることが望ましい。0.5重量%未満では、トナー
の摩擦帯電量が不十分になるため、十分な画像濃度を得
にくく、また地カブリの程度も不良になりやすい。一
方、3.0重量%を越えた場合には、トナーの帯電量が
高くなりすぎるため、トナー担持体上のトナー層厚が厚
くなりすぎ、かえって地カブリが上昇してしまうことが
ある。
【0009】本発明の負帯電トナーは、その他の成分と
して着色剤や前記一般式(I)からなる化合物以外の帯電
制御剤を含有してもよい。着色剤としては、トナーに一
般的に使用されているカーボンブラックや、キナクリド
ン顔料、アゾ系顔料、ナフトール系顔料、フタロシアニ
ンブルー、ベンジジンイエロー、ベンズイミダゾロンな
どのカラー顔料が使用される。着色剤は定着後の画像濃
度を満足しうる量として、通常トナー中に0.1〜20
重量%、好ましくは1〜10重量%添加される。本発明
の負帯電トナーには、その他低分子量ポリプロピレンワ
ックス、低分子量ポリエチレンワックス、パラフィンワ
ックス、カルナウバワックスやキャンデリラワックスな
どの天然ワックスの離型剤を併用してもよい。また、本
発明の負帯電トナーの粒子表面には外添剤を付着させて
もよい。外添剤としては、シリカ、アルミナなどの流動
性向上剤やマグネタイト、チタン酸ストロンチウム、酸
化セリウムなどの研磨剤等が挙げられる。トナー粒子に
これら外添剤を付着させるには、スーパーミキサーやヘ
ンシェルミキサーなど、攪拌羽根を有する混合機を利用
することができる。
【0010】本発明の負帯電トナーは、ウレタン架橋成
分を有するポリエステル樹脂、着色剤、帯電制御剤、そ
の他の成分を攪拌混合した後、溶融混練し、冷却後に粉
砕分級してトナー粒子を得、その後必要に応じて外添剤
を混合機を用いて付着させることにより製造することが
できる。本発明の負帯電トナーは、帯電部材によって負
に帯電した感光体の画像部を露光して静電潜像を形成
し、該静電潜像に、トナー担持体上に層規制部材によっ
て形成された負帯電トナーの薄層を接触させるととも
に、トナー担持体/感光体間にバイアス電圧を印加して
潜像を現像する非磁性一成分反転現像方式に好適に使用
される。特に、層規制部材及びトナー担持体が、それぞ
れ金属/高分子材料または高分子材料/金属で構成され
ている非磁性一成分現像装置に好適に用いられる。
【0011】
【実施例】実施例1 [ウレタン架橋成分を有するポリエステル樹脂の製造]
重合釜内に、ビスフェノールAプロピレンオキサイド付
加物1700重量部、ジエチレングリコール150重量
部、イソフタル酸860重量部を仕込み、重合釜に窒素
を導入しながら240℃で重縮合を行い、ベースポリエ
ステル樹脂を得た。次にベースポリエステル樹脂の酸価
が5mgKOH/g以下になったところで130℃まで
冷却し、キシレン2500重量部及びメチレンジイソシ
アネート100重量部を投入し、120℃にて4時間反
応させ、ウレタン架橋ポリエステル樹脂を得た。一方、
別の重合釜内にビスフェノールAプロピレンオキサイド
付加物1400重量部、ジエチレングリコール100重
量部、イソフタル酸800重量部、無水フタル酸50重
量部を仕込み、重合釜に窒素を導入しながら230℃で
重縮合を行い、他のポリエステル樹脂を得た。前記ウレ
タン架橋ポリエステル樹脂及び他のポリエステル樹脂を
キシレン溶媒中で重量比40:60で混合し、真空系で
脱溶剤を行ってウレタン架橋成分を有するポリエステル
樹脂(A)を得た。該ポリエステル樹脂(A)のテトラヒド
ロフラン(以後THF)可溶分のGPC法による分子量
は、重量平均分子量(Mw)=168000、数平均分子
量(Mn)=3900であり、酸価は12mgKOH/g
であり、THF不溶分は5%であった。 [トナーの製造] ・上記ポリエステル樹脂(A) 91.0重量% ・ポリプロピレンワックス 2.0重量% (三洋化成工業社製 商品名:ビスコール550P) ・カーボンブラック 5.0重量% (キャボット社製 商品名:REGAL330R) ・前記一般式(I)からなる化合物 2.0重量% (日本カーリット社製 商品名:LR−147) 上記の材料をスーパーミキサーにて5分間攪拌混合後、
2軸押し出し混練機にて溶融混練し、ジェットミルにて
粉砕し、風力分級機にて分級して体積平均粒子径が9.
0μmの分級品を得た。この分級品100重量部に対
し、疎水性シリカ粒子(キャボット社製 商品名:TS
−530)0.4重量部を加え、三井鉱山社製ヘンシェ
ルミキサーにて混合し、本発明の負帯電トナーを得た。
【0012】実施例2 [ウレタン架橋成分を有するポリエステル樹脂の製造]
重合釜内に、ビスフェノールAプロピレンオキサイド付
加物1700重量部、ジエチレングリコール150重量
部、イソフタル酸860重量部を仕込み、重合釜に窒素
を導入しながら240℃で重縮合を行い、ベースポリエ
ステル樹脂を得た。次にベースポリエステル樹脂の酸価
が5mgKOH/g以下になったところで130℃まで
冷却し、キシレン2500重量部及びメチレンジイソシ
アネート100重量部を投入し、120℃にて4時間反
応させ、ウレタン架橋ポリエステル樹脂を得た。一方、
別の重合釜内にビスフェノールAプロピレンオキサイド
付加物1400重量部、ジエチレングリコール100重
量部、イソフタル酸600重量部、無水フタル酸30重
量部を仕込み、重合釜に窒素を導入しながら230℃で
重縮合を行い、他のポリエステル樹脂を得た。前記ウレ
タン架橋ポリエステル樹脂及び他のポリエステル樹脂を
キシレン溶媒中で重量比40:60で混合し、真空系で
脱溶剤を行ってウレタン架橋成分を有するポリエステル
樹脂(B)を得た。該ポリエステル樹脂(B)のテトラヒド
ロフラン(以後THF)可溶分のGPC法による分子量
は、重量平均分子量(Mw)=152000、数平均分子
量(Mn)=3400であり、酸価は10mgKOH/g
であり、THF不溶分は3%であった。 [トナーの製造] ・上記ポリエステル樹脂(B) 91.0重量% ・ポリプロピレンワックス 2.0重量% (三洋化成工業社製 商品名:ビスコール550P) ・カーボンブラック 5.0重量% (キャボット社製 商品名:REGAL330R) ・前記一般式(I)からなる化合物 2.0重量% (日本カーリット社製 商品名:LR−147) 上記の材料をスーパーミキサーにて5分間攪拌混合後、
2軸押し出し混練機にて溶融混練し、ジェットミルにて
粉砕し、風力分級機にて分級して体積平均粒子径が9.
3μmの分級品を得た。この分級品100重量部に対
し、疎水性シリカ粒子(キャボット社製 商品名:TS
−530)0.4重量部を加え、三井鉱山社製ヘンシェ
ルミキサーにて混合し、本発明の負帯電トナーを得た。
【0013】 実施例3 [トナーの製造] ・前記ポリエステル樹脂(A) 92.5重量% ・ポリプロピレンワックス 2.0重量% (三洋化成工業社製 商品名:ビスコール550P) ・カーボンブラック 5.0重量% (キャボット社製 商品名:REGAL330R) ・前記一般式(I)からなる化合物 0.5重量% (日本カーリット社製 商品名:LR−147) 上記の材料をスーパーミキサーにて5分間攪拌混合後、
2軸押し出し混練機にて溶融混練し、ジェットミルにて
粉砕し、風力分級機にて分級して体積平均粒子径が9.
1μmの分級品を得た。この分級品100重量部に対
し、疎水性シリカ粒子(キャボット社製 商品名:TS
−530)0.4重量部を加え、三井鉱山社製ヘンシェ
ルミキサーにて混合し、本発明の負帯電トナーを得た。
【0014】 実施例4 [トナーの製造] ・前記ポリエステル樹脂(A) 90.0重量% ・ポリプロピレンワックス 2.0重量% (三洋化成工業社製 商品名:ビスコール550P) ・カーボンブラック 5.0重量% (キャボット社製 商品名:REGAL330R) ・前記一般式(I)からなる化合物 3.0重量% (日本カーリット社製 商品名:LR−147) 上記の材料をスーパーミキサーにて5分間攪拌混合後、
2軸押し出し混練機にて溶融混練し、ジェットミルにて
粉砕し、風力分級機にて分級して体積平均粒子径が9.
0μmの分級品を得た。この分級品100重量部に対
し、疎水性シリカ粒子(キャボット社製 商品名:TS
−530)0.4重量部を加え、三井鉱山社製ヘンシェ
ルミキサーにて混合し、本発明の負帯電トナーを得た。
【0015】 比較例1 [トナーの製造] ・ウレタン架橋成分を有しないポリエステル樹脂 91.0重量% (THF不溶分8%、THF可溶分のGPC法による分子量はMw=9 7000、Mn=3600であり、酸価は15mgKOH/g) ・ポリプロピレンワックス 2.0重量% (三洋化成工業社製 商品名:ビスコール550P) ・カーボンブラック 5.0重量% (キャボット社製 商品名:REGAL330R) ・前記一般式(I)からなる化合物 2.0重量% (日本カーリット社製 商品名:LR−147) 上記の材料をスーパーミキサーにて5分間攪拌混合後、
2軸押し出し混練機にて溶融混練し、ジェットミルにて
粉砕し、風力分級機にて分級して体積平均粒子径が9.
1μmの分級品を得た。この分級品100重量部に対
し、疎水性シリカ粒子(キャボット社製 商品名:TS
−530)0.4重量部を加え、三井鉱山社製ヘンシェ
ルミキサーにて混合し、比較用の負帯電トナーを得た。
【0016】 比較例2 [トナーの製造] ・上記ポリエステル樹脂(A) 91.0重量% ・ポリプロピレンワックス 2.0重量% (三洋化成工業社製 商品名:ビスコール550P) ・カーボンブラック 5.0重量% (キャボット社製 商品名:REGAL330R) ・クロム錯体化合物 2.0重量% (オリエント化学工業社製 商品名:ボントロンS−34) 上記の材料をスーパーミキサーにて5分間攪拌混合後、
2軸押し出し混練機にて溶融混練し、ジェットミルにて
粉砕し、風力分級機にて分級して体積平均粒子径が9.
2μmの分級品を得た。この分級品100重量部に対
し、疎水性シリカ粒子(キャボット社製 商品名:TS
−530)0.4重量部を加え、三井鉱山社製ヘンシェ
ルミキサーにて混合し、比較用の負帯電トナーを得た。
【0017】次に前記実施例1〜4及び比較例1、2の
トナーを、負帯電のOPCを有する非磁性一成分反転現
像方式の市販プリンタ(リコー社製 商品名:IPSI
OColor2000)に投入し、印字テストを行っ
た。なお、該プリンタの現像器には、金属製のトナー担
持体及びウレタン製の層規制部材が使用されている。印
字の初期画像と現像器攪拌試験30分後の画像の結果を
表1に示す。ここでいう現像器攪拌試験とは、プリンタ
本体から現像器を取り出し、該現像器を操作して200
mm/secの周速でトナー担持体を回転させる試験の
ことである。なお、表中のIDはベタ部の画像をマクベ
ス反射濃度計(RD−914)にて測定した反射濃度であ
り、PCカブリはOPC感光体上の地カブリをスコッチ
社のメンディングテープに転写し、白色紙に貼り付けて
からマクベス反射濃度計(RD−914)にて反射濃度を
9点測定した平均値から、白色紙を測定した値を差し引
いた値である。また、画像ムラの発生状況は、トナー融
着に起因するスジ状の画像ムラを目視で確認し評価した
ものである。×印は撹拌してから1時間未満に画像ムラ
が発生しものであり、○印は1時間以上2時間以内に画
像ムラが発生しものであり、◎印は2時間を過ぎても画
像ムラが発生しなかったものである。この場合、○印及
び◎印のものが実用範囲内のものである。
【0018】
【表1】
【0019】表1の通り、実施例1乃至4の負帯電トナ
ーは、初期から十分なID値を示し、PCカブリの数値
が低く、現像器攪拌30分後も良好な画像特性を有し、
層規制部材やトナー担持体へのトナー融着に起因する画
像ムラの発生が少なく耐久性が優れていることが確認さ
れた。これに対し、比較例1の負帯電トナーは、実施例
の負帯電トナーと比較して、初期の画像特性は同等であ
ったが、現像器攪拌30分後にはIDの低下が確認され
た。また、層規制部材やトナー担持体へのトナー融着性
は実施例の負帯電トナーに劣るものであった。比較例2
の負帯電トナーは、実施例の負帯電トナーと比較して、
初期、現像器攪拌30分後ともにPCカブリ値が高い結
果であった。
【0020】
【発明の効果】本発明の負帯電トナーは、長時間使用し
ても層規制部材やトナー担持体に融着せず、スジ状の画
像ムラの発生や地カブリの上昇といった問題を生じるこ
とがない。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウレタン架橋成分を有するポリエステル
    樹脂及び下記一般式(I)からなる化合物を含有すること
    を特徴とする負帯電トナー。 【化1】 (式中、R1及びR4は水素原子、アルキル基、置換また
    は非置換の芳香環(縮合環も含む)を示し、R2及びR3
    置換又は非置換の芳香環(縮合環も含む)を示し、Xn+
    カチオンを示し、nは1または2である。)
  2. 【請求項2】 一般式(I)からなる化合物の含有量がト
    ナー中0.5〜3重量%であることを特徴とする請求項
    1に記載の負帯電トナー。
  3. 【請求項3】 帯電部材によって帯電した感光体の画像
    部を露光して静電潜像を形成し、該静電潜像にトナー担
    持体上に層規制部材によって形成されたトナーの薄層を
    接触させるとともに、トナー担持体/感光体間にバイア
    ス電圧を印加して潜像を現像する非磁性一成分反転現像
    方式に使用される負帯電トナーであって、該トナーはウ
    レタン架橋成分を有するポリエステル樹脂及び下記一般
    式(I)からなる化合物を含有することを特徴とする負帯
    電トナー。 【化2】 (式中、R1及びR4は水素原子、アルキル基、置換また
    は非置換の芳香環(縮合環も含む)を示し、R2及びR3
    置換又は非置換の芳香環(縮合環も含む)を示し、Xn+
    カチオンを示し、nは1または2である。)
  4. 【請求項4】 一般式(I)からなる化合物の含有量がト
    ナー中0.5〜3重量%であることを特徴とする請求項
    3に記載の負帯電トナー。
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