JP2000223714A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2000223714A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い信頼性と動作性能とを兼ね備えた半導体
装置を作製する。 【解決手段】 ゲート電極に重なるLDD領域と重なら
ないLDD領域とを有し、前記ゲート電極に重なるLD
D領域は不純物濃度がチャネル形成領域から遠ざかるに
つれて高くなるというNTFTを用いて回路を形成す
る。その際、動作電圧の違いに応じて前記ゲート電極に
重なるLDD領域と重ならないLDD領域の長さを最適
化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本願発明は薄膜トランジスタ
(以下、TFTという)及び薄膜トランジスタで構成さ
れた回路を有する半導体装置に関する。半導体装置とし
て例えば、アクティブマトリクス型液晶ディスプレイ
(以下、AM−LCDという)に代表される電気光学装
置またはプロセッサ等の半導体回路並びその様な電気光
学装置や半導体回路を搭載した電気器具(電子機器)の
構成に関する。なお、本明細書中において半導体装置と
は、半導体特性を利用することで機能しうる装置全般を
指し、電気光学装置、半導体回路および電気器具も半導
体装置である。
【0002】
【従来の技術】近年、ポリシリコン膜を利用したTFT
で回路を構成したアクティブマトリクス型液晶表示装置
が注目されている。これはマトリクス状に配置された複
数の画素によって液晶にかかる電界をマトリクス状に制
御し、高精細な画像表示を実現するものである。
【0003】この様なアクティブマトリクス型液晶表示
装置は、解像度がXGA、SXGAと高精細になるに従い、画
素数だけでも100万個を超えるようになる。そしてそ
の全てを駆動するためのドライバ回路は非常に複雑かつ
多くのTFTによって形成される。
【0004】実際の液晶表示装置(液晶パネルともい
う)に要求される仕様は厳しく、全ての画素が正常に動
作するためには画素、ドライバともに高い信頼性が確保
されなければならない。特に、ドライバ回路で異常が発
生すると一列(または一行)の画素が全滅するといった
線欠陥と呼ばれる不良を招くことにつながる。
【0005】ところが、ポリシリコン膜を利用したTF
Tは信頼性の面でまだまだLSIなどに用いられるMO
SFET(単結晶半導体基板上に形成されたトランジス
タ)に及ばないとされている。そして、この弱点が克服
されない限り、TFTでLSI回路を形成することは困
難であるとの見方が強まっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本出願人はTFTとM
OSFETとを比較した時に、TFTの構造上の問題が
信頼性(特にホットキャリア耐性)に影響していると考
えた。
【0007】本願発明はそのような問題点を克服するた
めの技術であり、MOSFETと同等またはそれ以上の
信頼性を誇るTFTを実現することを課題とする。そし
て、そのようなTFTで回路を形成した半導体回路を有
する信頼性の高い半導体装置を実現することを課題とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に係るnチャネル型TFT(以下、NT
FTという)は、反転層(チャネル)が形成される半導
体層にソース領域またはドレイン領域として機能するn
型の第1の不純物領域と、チャネル形成領域と第1の不
純物領域の間に第1の不純物領域と同じ導電型を示す二
種類の不純物領域(第2の不純物領域及び第3の不純物
領域)を有する。これら第2及び第3の不純物領域はそ
の導電型を決める不純物濃度が第1の不純物領域よりも
低く、LDD領域とも呼ばれる高抵抗領域として機能す
る。
【0009】第2の不純物領域はゲート絶縁膜を介して
ゲート電極と重なった低濃度不純物領域であり、ホット
キャリア耐性を高める作用を有する。他方、第3の不純
物領域はゲート電極と重ならない低濃度不純物領域であ
り、オフ電流の増加を防ぐ作用を有する。
【0010】そして、本願発明で最も特徴的な点は、同
一基板上に第2の不純物領域の長さが異なる第1のNT
FTと第2のNTFTとが存在する点である。即ち、動
作電圧の違いによって第2の不純物領域の長さを異なる
ものとして適切なTFTを配置することを特徴としてい
る。具体的には、第2のTFTの動作電圧が第1のTF
Tの動作電圧よりも高い場合、第2の不純物領域の長さ
は第2のTFTの方が第1のTFTよりも長いことを特
徴とする。
【0011】従来、いわゆるGOLD〔Gate-drain Ove
rLapped LDD〕構造によってホットキャリア耐性が向上
することは知られており、その技術をTFTに応用する
試みはなされてきたが、従来のGOLD構造ではオフ電
流(TFTがオフ状態にある時に流れる電流)が高くな
ってしまうという問題は無視されてきた。
【0012】そこで本出願人は上記問題点を解決すべく
検討し、ゲート電極と重ならない不純物領域(第3不純
物領域)を設けることによってオフ電流が劇的に低下す
ることを確認した。従って、本願発明において第3不純
物領域を積極的に設ける点が特徴であると言える。
【0013】なお、ゲート電極とはゲート絶縁膜を挟ん
で半導体層と交差している電極であって、半導体層に電
界を印加して反転層を形成するための電極である。ゲー
ト配線においては、ゲート絶縁膜を挟んで半導体層と交
差している部分がゲート電極である。
【0014】更に、本発明において、ゲート電極は、ゲ
ート電極周囲は中央の平坦部から外側に向かって、その
膜厚が線形または段階的に減少する。即ち、いわゆるテ
ーパー形状にパターニングしてある点に特徴がある。
【0015】第2の不純物領域にはゲート電極のテーパ
ー部を通して(通過させて)、導電型を付与する不純物
が添加されるため、その濃度勾配はゲート電極の側面の
傾斜(テーパー部分の膜厚の変化)を反映することにな
る。すなわち、第2の不純物領域へ添加される不純物の
濃度は、チャネル形成領域から第1不純物領域に向かっ
て徐々に増加することになる。
【0016】これはテーパー部分の膜厚の差によって不
純物の到達深さが変化するためである。即ち、不純物の
深さ方向の濃度分布をみた時、ピーク濃度で不純物が添
加される深さは、ゲート電極のテーパー部分の傾斜に沿
った形で変化する。
【0017】このような構造とすることで、前記第2不
純物領域の内部において不純物の濃度勾配を形成するこ
とができる。本願発明では積極的にこのような濃度勾配
を形成して電界緩和効果を高める構造のTFTを形成す
る点に特徴がある。
【0018】また、本発明において、他のゲート電極の
構成においては、ゲート絶縁膜に接する第1のゲート電
極と、第1のゲート電極上に形成された第2のゲート電
極が積層されている。勿論、第1のゲート電極を単層で
用いても構わない。
【0019】この構成において、第1のゲート電極の側
面(テーパー部)はゲート絶縁膜となす角度(θで表
す。以下、テーパー角という)が3度以上40度以下
(好ましくは5度以上35度以下、さらに好ましくは8
度以上20度以下)であるテーパー形状となっている。
他方、第2のゲート電極はチャネル長方向の幅が第1の
ゲート電極よりも狭くなっている。
【0020】上記の積層型のゲート電極を有する薄膜ト
ランジスタにおいても、第2の不純物領域に含まれる不
純物の濃度分布は、第1のゲート電極におけるテーパー
部の膜厚の変化を反映し、その不純物濃度はチャネル形
成領域から第1の不純物領域に向かって徐々に増加する
こととなる。
【0021】以上のような構造のNTFTはホットキャ
リア耐性が高い上、耐圧特性(電界集中による絶縁破壊
等に耐える特性)も良いため、オン電流(TFTがオン
状態にある時に流れる電流)の経時劣化を効果的に防止
することが可能である。これは第2の不純物領域を設け
たことによる効果である。
【0022】さらに、第3の不純物領域を設けたことに
よって大幅にオフ電流を低減することが可能となる。こ
の第3の不純物領域を設ける点が本願発明のNTFTの
特徴であることは前述の通りである。
【0023】このように本願発明のNTFTは非常に信
頼性が高く、PTFTと相補的に組み合わせて形成した
CMOS回路や液晶表示装置やEL(エレクトロルミネ
センス)表示装置の画素部(画素マトリクス回路)など
に用いた場合に信頼性の高い回路を形成することを可能
とする。即ち、従来に比べNTFTの劣化による回路の
能力低下を防ぐことができる。
【0024】なお、本願発明においてpチャネル型薄膜
トランジスタ(以下、PTFTという)は、特に上記構
造のTFTを用いる必要はない。即ち、PTFTはNT
FTほど劣化が問題とならないため公知の構造であって
も良い。勿論、NTFTと同様の構造とすることも可能
である。
【0025】
【発明の実施の形態】[実施形態1]本実施形態は本願
発明に用いるTFTの作製工程について図3、図4を用
いて説明する。
【0026】まず、基板100全面に下地膜101を形
成し、下地膜101上に、島状の半導体層102を形成
する。半導体層102を覆って基板100全面に、ゲー
ト絶縁膜となる絶縁膜103を形成する。(図3
(A))
【0027】基板100には、ガラス基板、石英基板、
結晶性ガラス基板、金属基板、ステンレス基板、または
ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂基板を
用いることができる。
【0028】下地膜101は、半導体層102に基板1
00からナトリウムイオンなどの可動イオンが拡散する
のを防いだり、基板100上に形成される半導体層の密
着性を高めるための膜である。下地膜101には、酸化
シリコン膜や、窒化シリコン膜、窒化酸化シリコン膜等
の無機絶縁膜の単層又は多層膜が使用できる。
【0029】例えば、下地膜はCVD法やスパッタ法な
どで成膜した膜だけでなく、石英基板のような耐熱性基
板を用いた場合には、非晶質シリコン膜を成膜し熱酸化
して、酸化シリコン膜を形成してもよい。
【0030】半導体層102の材料はTFTに求められ
る特性に合わせて選択すればよい。非晶質シリコン膜、
非晶質シリコンゲルマニウム膜、非晶質ゲルマニウム
膜、又はこれら非晶質半導体膜をレーザ照射や加熱処理
によって結晶化させた結晶質シリコン、結晶質ゲルマニ
ウムや結晶質シリコンゲルマニウムを用いることができ
る。結晶化手段は公知の技術を用いれば良い。半導体層
102の厚さは10〜150nm(代表的には20〜5
0nm)とする。
【0031】絶縁膜103はゲート絶縁膜を構成する膜
である。プラズマCVD法、スパッタ法で成膜される酸
化シリコン、窒化シリコン、窒化酸化シリコンの無機絶
縁膜の単層膜、多層膜が用いられる。例えば、積層膜と
する場合には、窒化酸化シリコン膜と酸化シリコンの2
層膜や、窒化シリコン膜を酸化シリコンで挟んだ積層膜
などが用いられる。
【0032】絶縁膜103上には、ゲート電極(ゲート
配線)を構成する第1の導電膜104、第2の導電膜1
05を形成する。(図3(B))
【0033】第1の導電膜104はテーパー部を有する
第1のゲート電極(第1のゲート配線)を構成する。こ
のため、テーパーエッチングが容易にできる材料でなる
薄膜が望まれる。例えば、クロム(Cr)膜、タンタル
(Ta)膜、タンタルを主成分(組成比が50%以上)
とする薄膜、またはリンを含有するn型のシリコン(S
i)膜などが代表的に用いられる。
【0034】また、第1の導電膜104の膜厚は本願発
明において第2の不純物領域(ゲート電極と重なった不
純物領域)の長さ(チャネル長方向の長さ)を決定する
上でも重要なパラメータである。本願発明では50〜5
00nm(好ましくは150〜300nm、さらに好ましく
は200〜250nm)の範囲で選択する。
【0035】また、第2の導電膜105は第2のゲート
電極(第2のゲート配線)を構成する薄膜であり、アル
ミニウム(Al)膜、銅(Cu)膜またはアルミニウム
又は銅を主成分(組成比が50%以上)とする薄膜、ク
ロム(Cr)膜、タンタル(Ta)膜、窒化タンタル
(TaN)膜、チタン(Ti)膜、タングステン(W)
膜、モリブデン(Mo)膜、リンを含有するn型のシリ
コン膜、タングステン−モリブデン(W−Mo)膜、ま
たはタンタル−モリブデン(Ta−Mo)膜などの薄膜
で形成することができる。さらに、前記薄膜を単層膜と
して用いるだけでなく、あらゆる組み合わせで積層して
用いても構わない。
【0036】ただし、第1の導電膜と第2の導電膜は互
いのパターニングにおいて、エッチング選択比が取れる
材料を選択する必要がある。
【0037】例えば、第1の導電膜104/第2の導電
膜105としては、n型Si/Ta、n型Si/W−Mo
合金、Ta/Al、Ti/Al等の組み合わせを選択す
ることができる。また、材料の選択する他の指標とし
て、第2の導電膜105はできるだけ抵抗率の低い、少
なくとも第1の導電膜104よりもシート抵抗が低い材
料とすることが望まれる。これは、ゲート配線と上層配
線との接続を第2のゲート配線でとるためである。
【0038】次に、第2の導電膜105上にレジストマ
スク106を形成する。マスク106を用いて第2の導
電膜105をエッチングして第2のゲート電極107を
形成する。エッチングには等方性のウェットエッチング
を用いればよい。(図3(C))
【0039】次に、同じレジストマスク106を用い
て、第1の導電膜104に対して異方性エッチングを行
い、第1のゲート電極(第1のゲート配線)108を形
成する。なお、このエッチング用に新しいレジストマス
クを形成することもできる。
【0040】このエッチングにより、図5に示すよう
に、第1のゲート電極108の側面がゲート絶縁膜10
3となすテーパー角(θ)は3度以上40度以下とされ
る。このテーパー角は好ましくは5度以上35度以下、
より好ましくは7度以上20度以下とする。テーパー角
が小さいほどゲート電極108のテーパー部において膜
厚の変化が小さくなり、これに対応して、後にテーパー
部と重なる半導体層において不純物濃度の変化が緩やか
になる。
【0041】また、テーパー角が40度を超えてしまう
と本願発明のNTFTの最も大きな特徴である、第2の
不純物領域(不純物濃度が暫時変化する領域)の長さが
極端に短くなってしまうため、40度以下とすることが
好ましい。
【0042】テーパー角はテーパー部の幅WGと、厚さ
(第1のゲート電極108の膜厚)HGを用いて、ta
nθ=HG/WGと定義できる。
【0043】次に、レジストマスク106を除去し、第
2のゲート電極107、第1のゲート電極108をマス
クにして半導体層102にn型又はp型の不純物を添加
する。添加方法としては、イオン注入法(質量分離した
もの)、イオンドーピング法(質量分離しないもの)を
用いることができる。
【0044】n型の不純物はドナーとなる不純物であ
り、シリコン、ゲルマニウムに対しては15族に属する
元素であり、典型的にはリン(P)、砒素(As)であ
る。p型の不純物はアクセプターとなる不純物であり、
シリコン、ゲルマニウムに対しては13族に属する元素
であり、典型的には、ボロン(B)、ガリウム(Ga)
である。
【0045】ここでは、リンをイオンドーピング法にて
添加し、n-型の不純物領域109、110を形成す
る。この場合、ゲート絶縁膜103及び第1のゲート電
極108のテーパー部を通してリンを添加するため、イ
オンドーピング工程の加速電圧は80〜160keVと
かなり高めに設定する必要がある。なお、後述するが、
加速電圧によってテーパー部の真下に入るリンの濃度や
分布が変化するため、注意が必要である。
【0046】この添加工程において、後述するn-型の
第2の不純物領域、及びn-型の第3の不純物領域にお
けるリンの濃度分布が決定される。(図4(A))
【0047】具体的には、n-型の不純物領域109、
110には第1のゲート電極108のテーパー部を通し
て(通過させて)リンが添加されるため、その濃度勾配
は第1のゲート電極108の、テーパー部分の膜厚の変
化を反映することになる。すなわち、n-型の不純物領
域109、110へ添加されるリンの濃度は、テーパー
部の真下においてチャネル形成領域から遠ざかるにつれ
て徐々に増加することになる。
【0048】これはテーパー部分の膜厚の差によってリ
ンの深さ方向の添加濃度が変化するためである。即ち、
リンの深さ方向の濃度分布において任意の濃度で添加さ
れた深さ(例えば深さ方向に平均化した濃度)に注目し
た時、その深さは半導体層中の断面方向においてゲート
電極のテーパー部分の傾斜に沿った形で変化する。
【0049】図4(A)ではリンの濃度分布を波線で示
しているが、これは半導体層内において波線よりも下に
リンが添加されていないという意味ではなく、上述のよ
うな断面方向のリン濃度の変化が、第1のゲート電極1
08が有するテーパー部の傾斜に沿って形成されている
ことを模式的に示している。
【0050】なお、この時のリンの添加工程は基板に対
して垂直に行う必要はなく、斜めにリンを含むイオン種
を添加しても良い。このような添加方法は、ゲート電極
の内側深くにリンを添加する場合に効果的である。
【0051】次にゲート電極107、108を覆ってレ
ジストマスク111を形成する。このマスク111によ
って、第3の不純物領域の長さが決定される。レジスト
マスク111を介して、再びイオンドーピング法により
n型の不純物であるリンを半導体層102に添加する。
この場合、第1のゲート電極108のテーパー部を通し
て添加する必要がないため、加速電圧は80〜100k
eVくらいで良い。(図4(B))
【0052】このドーピング工程により、レジストマス
ク111で覆われていないn-型不純物領域109、1
10に選択的にリンが添加されて、n+型の第1の不純
物領域112、113が形成される。又、第2のゲート
電極107の真下にあたる領域114は図4(A)、
(B)の添加工程でリンが添加されないため、チャネル
形成領域となる。
【0053】また、図4(B)の工程でリンの添加が行
われなかった前記n- 型の不純物領域109、110
は、第1のゲート電極108と重なっている領域11
5、116がn- 型の第2の不純物領域となり、第1の
ゲート電極108と重なっていない領域がn- 型の第3
の不純物領域117、118となる。
【0054】なお、図4(B)の添加工程に先立ってゲ
ート配線をマスクにして、絶縁膜103をエッチングし
て、半導体層102表面を露出させても良い。その場
合、絶縁膜をも通す必要がないため、加速電圧を10k
eV程度にまで低く設定することができる。即ち、装置
負担を軽減できる。また、半導体層に直接的に添加でき
ることからスループットの向上も図れる。
【0055】この時、図6に示すように、第2の不純物
領域115、116は4つのタイプに分類できる。これ
らを区別するため、図6では符号にA、B、C、Dの指
標を付けた。なお、第2の不純物領域115、116は
ゲート電極を中心に左右対称に設けられるので、図6で
は第2の不純物領域115に注目して説明する。
【0056】図6(A)に示すように、第2の不純物領
域115Aにおけるリンの濃度分布は、第1のゲート電
極108のテーパー部における膜厚の変化に対応し、テ
ーパー部の傾斜に沿ってピーク濃度の深さが変化する。
また、図6(A)の場合、チャネル形成領域114Aに
はリンは全く添加されず、第3の不純物領域117Aに
は膜中全体にほぼ均一に添加される。
【0057】またこの時、第2の不純物領域115A内
におけるリンの濃度分布は、図4(A)の説明に示した
ように、第1のゲート電極108のテーパー形状に沿っ
た形で断面方向の濃度分布が形成される。即ち、半導体
層に添加されたリンを深さ方向について平均化して考え
た場合、リン濃度はチャネル形成領域114Aから第3
の不純物領域117Aに向かうにつれて徐々に高くな
る。
【0058】これは第1のゲート電極108のテーパー
部を通してリンを添加することにより第2の不純物領域
115A内において断面方向に濃度勾配ができたためで
ある。この場合、チャネル長LAは第2のゲート電極1
07におけるチャネル長方向の幅に相当する。
【0059】また、図6(B)は図4(A)のリン添加
工程で、図6(A)の場合よりも加速電圧を大きくした
場合の例である。この場合、図6(A)のように第2の
不純物領域とチャネル形成領域との接合部(以下、チャ
ネル接合部という)でリン濃度がほぼゼロ(またはチャ
ネル形成領域内のリン濃度と同濃度)になるのではな
く、チャネル接合部においてもある程度の濃度でリンが
添加された状態になる。
【0060】この場合、チャネル長LBは第2のゲート
電極107のチャネル長方向における幅に相当する。ま
た、図6(A)と同じ加速電圧であっても、テーバー角
θが図6(A)よりも小さい時(テーパー部の膜厚が薄
い時)、図6(B)のようなリンの濃度分布を持つ第2
の不純物領域を得ることができる。
【0061】更に加速電圧を大きくすることにより、図
6(C)に示すように、第2の不純物領域115Cは半
導体層の全体に渡ってほぼ均一にリンが添加される。こ
の場合、チャネル長LCは第2のゲート電極107のチ
ャネル長方向における幅に相当する。
【0062】また、図6(D)は図4(A)のリン添加
工程で、図6(A)の場合よりも加速電圧を小さくした
場合の例である。この場合、図6(D)に示すように、
第1のゲート電極108のテーパー部が一部においてマ
スクとして機能するため、テーパー部の膜厚が薄くなっ
ている部分に選択的に添加される。
【0063】即ち、チャネル接合部よりも外側(第3の
不純物領域に近い側)からリンの添加された領域が形成
され始める。このため、チャネル長は第2のゲート電極
107のチャネル長方向における幅と一致しなくなり、
その幅よりも長くなる。
【0064】また、図6(A)と同じ加速電圧であって
も、テーバー角θが図6(A)よりも大きい時(テーパ
ー部の膜厚が厚い時)、図6(D)のようなリンの濃度
分布を持つ第2の不純物領域を得ることができる。
【0065】ここで、第1の不純物領域112、113
の長さ(チャネル長方向の長さ)は2〜20μm(代表
的には3〜10μm)である。また、半導体層中のリン
濃度は1×1019〜1×1021atoms/cm3 (代表的には
1×1020〜5×1020atoms/cm3 )である。この第1
の不純物領域112、113はソース配線又はドレイン
配線とTFTとを電気的に接続させるための低抵抗領域
であり、ソース領域またはドレイン領域となる。
【0066】また、第2の不純物領域115、116の
長さは0.1〜3.5μm(代表的には0.1〜0.5
μm、好ましくは0.1〜0.3μm)であり、リンの
濃度は1×1015〜1×1017atoms/cm3 (代表的には
5×1015〜5×1016atoms/cm3 、好ましくは1×1
16〜2×1016atoms/cm3 )である。
【0067】また、第3の不純物領域117、118の
長さは0.5〜3.5μm(代表的には1.5〜2.5
μm)であり、リンの濃度は1×1016〜1×1019at
oms/cm3 (代表的には1×1017〜5×1018atoms/cm
3、好ましくは5×1017〜1×1018atoms/cm3 )で
ある。
【0068】また、チャネル形成領域114は真性半導
体層、又はボロンの濃度が1×10 16〜5×1018atom
s/cm3で添加された領域である。ボロンはしきい値電圧
の制御用やパンチスルー防止用の不純物であり、同様の
効果を生むものであれば他の元素で代用することもでき
る。
【0069】なお、図4(B)では第1の不純物領域1
12、113と第2の不純物領域115、116の間
に、ゲート電極と重ならない低濃度不純物領域(第3の
不純物領域117、118)を1つ形成した例を示した
が、この部分に、不純物濃度が互いに異なる不純物領域
を2つ以上形成することもできる。本発明では、少なく
とも第1の不純物領域112、113と第2の不純物領
域115、116の間に、第1の不純物領域112、1
13よりも不純物(リン)濃度が低く、抵抗が高い不純
物領域が少なくとも1つ存在すればよい。
【0070】第1の不純物領域112、113を形成し
たら、レジストマスク111を除去する。そして、熱処
理を行い、半導体層に添加されたリンを活性化する。活
性化工程には、熱処理だけでなくエキシマレーザーや、
赤外ランプ光による光アニールを行うこともできる。
【0071】次に、酸化シリコン膜等でなる層間絶縁膜
119を形成する。次に、ゲート絶縁膜103、層間絶
縁膜119に第1の不純物領域112、113、及び第
2のゲート配線107に達するコンタクトホールを形成
する。そして、ドレイン配線120、ソース配線12
1、及び図示しないゲート配線の取り出し配線を形成す
る。こうして図4(C)に示すような構造のNTFTが
完成する。
【0072】[実施形態2]本実施形態は実施形態1に
おいて、ゲート電極(ゲート配線)の構造の変形例であ
る。具体的には、実施形態1ではゲート電極は幅の異な
る2つのゲート電極が積層された構造であったが、本実
施形態は上部の第2のゲート電極を省略し、テーパー部
を有する第1のゲート電極のみを形成する。
【0073】本実施形態を図7に示す。なお、構造的に
は実施形態1で説明した構造とほぼ同一であるため、相
違点のみに符号を付して説明することとする。
【0074】図7において図4(C)に示した構造と異
なる点は、ゲート電極130が単層膜で形成されている
点である。従って、そのほかの部分については実施形態
1の説明がそのままあてはまる。
【0075】ゲート電極130となる導電膜は、テーパ
ーエッチングが容易にできる材料が望まれる。用いるこ
とのできる薄膜に関しては実施形態1で第1の導電膜1
04として用いたものを用いれば良い。
【0076】また、ゲート電極130のテーパー角は3
度以上40度以下とする。このテーパー角は好ましくは
5度以上35度以下、より好ましくは7度以上20度以
下とする。このようなテーパー形状は公知のエッチング
技術でも達成できるが、高密度プラズマを用いたエッチ
ング装置でバイアスパワー密度の制御を行うことにより
所望のテーパー角を容易に得ることが可能である。
【0077】また、本実施形態の構造のNTFTを形成
するにあたって、作製工程の詳細な条件については実施
形態1を参考にすれば良い。
【0078】さらに、本実施形態でも、実施形態1と同
様に第2の不純物領域は図6に示す4つのタイプに分類
できる。本実施形態の場合には、チャネル長を決定する
のは第2のゲート電極107に代わって、第2のゲート
電極130を形成するのに用いたレジストマスクであ
る。
【0079】しかし、実施形態1のゲート電極は積層構
造を有するため、第1のゲート電極108の厚さを薄く
しても、第2のゲート電極107を厚くすることで低抵
抗化が可能であるが、本実施形態のゲート電極130は
テーパー部を有する単層電極でなるため、その膜厚は実
施形態1で説明した第1のゲート電極108よりも厚く
なってしまう。
【0080】そのため、テーパー角の調節によりテーパ
ー部の幅WGの長さを長めにとることが可能であり、第
2の不純物領域を長くしたい場合に有利である。その代
わり、テーパー角が小さいと膜厚が厚い分リンが添加さ
れにくくなり、図6(D)のような構造になると考えら
れる。
【0081】[シミュレーション結果について]本出願
人は図4(A)に示したリンの添加工程において、第1
のゲート電極のテーパー部下に添加されるリンの濃度お
よび分布をシミュレーションによって調べた結果を図1
2に示す。なお、ここではISE(Integrated system
engineering AG)半導体デバイスシミュレータ総合パッ
ケージを用いた。
【0082】図12は第1のゲート電極端部におけるリ
ンの濃度分布を示している。ここでは第1のゲート電極
の膜厚を300nm、テーパー角を10.5度として計算
した。また、加速電圧は110keVとし、プラズマド
ーピング法(イオンドーピング法)により1×1015io
ns/cm2のドーズ量でリンを添加した場合について計算し
た。なお、ゲート絶縁膜の膜厚は115nm、半導体層の
膜厚は50nm、下地膜(酸化シリコン膜)の膜厚は30
0nmとした。
【0083】図12を見ると明らかなように、半導体層
(Si Layerと表記)のうち、第1のゲート電極のテーパ
ー部直下にあたる領域では、リンの濃度がチャネル長方
向に変化していることが判る。即ち、チャネル形成領域
から遠ざかるにつれて(第1の不純物領域に近づくにつ
れて)、リンの濃度が高くなっていく勾配の様子が顕著
に現れている。
【0084】ここでは加速電圧を110keVとしてい
るが、加速電圧を高くすればリンの濃度はさらに内側
(第1のゲート電極の内側)で高くなると予想できる。
また、イオンインプランテーション法を用いても濃度分
布は変化するであろう。しかしながら、本願発明の主旨
はこのようなリンの濃度勾配をLDD領域(ゲート電極
に重なる部分を含む)内に形成し、電界緩和効果を高め
るというものであるから、最適な濃度分布は実施者が適
宜決定すればよい。
【0085】
【実施例】[実施例1]本実施例では発明の実施の形態
において説明したNTFTを用いてアクティブマトリク
ス型液晶表示装置(AM−LCD)を形成する例を示
す。
【0086】図8は本実施例に示すAM−LCDの概略
構成図である。AM−LCDは、アクティブマトリクス
基板200と対向基板206との間に液晶が挟まれた構
造を有している。アクティブマトリクス基板200は、
基板上に画素部201、画素部201を駆動するための
ゲートドライバ回路202及びソースドライバ回路20
3が形成されている。各ドライバ回路はそれぞれソース
配線、ドレイン配線によって画素部201に接続されて
いる。
【0087】更に、基板上にはソースドライバ回路20
3に伝達されるビデオ信号を処理するための信号処理回
路204が形成されている。信号処理回路としては、D
/Aコンバータ回路、信号分割回路、γ補正回路などが
挙げられる。そして、それらのビデオ信号を入力するた
めの外部端子が形成され、この外部端子にFPC205
が接続されている。
【0088】対向基板206は、ガラス基板全面にIT
O膜等の透明導電膜が形成されている。透明導電膜は画
素部201の画素電極に対する対向電極であり、画素電
極、対向電極間に形成された電界によって液晶材料が駆
動される。更に、対向基板206には必要であれば配向
膜、カラーフィルタまたはブラックマスクなどが形成さ
れている。
【0089】以上のような構成でなるAM−LCDは、
回路によって最低限必要な動作電圧(電源電圧)が異な
る。例えば、画素部では液晶に印加する電圧と画素TF
Tを駆動するための電圧とを考慮すると、14〜20V
もの動作電圧となる。そのため、そのような高電圧が印
加されても耐えうる程度のTFT(以下、高耐圧型TF
Tという)を用いなければならない。
【0090】また、ソースドライバ回路やゲートドライ
バ回路に用いられるシフトレジスト回路などは、5〜1
0V程度の動作電圧で十分である。動作電圧が低いほど
外部信号との互換性もあり、さらに消費電力を抑えられ
るという利点がある。ところが、前述の高耐圧型TFT
は耐圧特性が良い代わりに動作速度が犠牲になるため、
シフトレジスタ回路のように高速動作が求められる回路
には不適当である。
【0091】このように、基板上に形成される回路は、
目的に応じて耐圧特性を重視したTFTを求める回路と
動作速度を重視したTFTを求める回路とに分かれる。
従って、本願発明のNTFTを有効に活用するために
は、回路に応じた構造を持たせることが重要である。
【0092】ここで具体的に本実施例の構成を図1に示
す。図1(A)に示したのは、AM−LCDのブロック
図を上面から見た図である。11は画素部であり、表示
部として機能する。また、12aはシフトレジスタ回
路、12bはレベルシフタ回路、12cはバッファ回路で
ある。これらでなる回路が全体としてゲートドライバ回
路12を形成している。
【0093】なお、図1(A)に示したAM−LCDで
はゲートドライバ回路12を、画素部を挟んで設け、そ
れぞれで同一ゲート配線を共有している、即ち、どちら
か片方のゲートドライバに不良が発生してもゲート配線
に電圧を印加することができるという冗長性を持たせて
いる。
【0094】また、13aはシフトレジスタ回路、13b
はレベルシフタ回路、13cはバッファ回路、13dはサ
ンプリング回路であり、これらでなる回路が全体として
ソースドライバ回路13を形成している。画素部11を
挟んでソースドライバ回路13と反対側にはプリチャー
ジ回路14が設けられている。
【0095】このような構成でなるAM−LCDにおい
て、シフトレジスタ回路12a、13aは高速動作を求め
る回路であり、動作電圧が3.3〜10V(代表的には
3.3〜5V)と低く、高耐圧特性は特に要求されな
い。従って、本願発明のNTFTを用いる場合には、抵
抗成分となる第2の不純物領域及び第3の不純物領域は
必要最小限に狭くして、動作速度が低下しないような構
造を採用することが望ましい。
【0096】図1(B)に示したのは主としてシフトレ
ジスタ回路やその他の信号処理回路のように高速動作を
求められる回路に用いるべきCMOS回路の概略図であ
る。なお、図1(B)において、15は第1のゲート電
極(A)、16aは第2のゲート電極(A)であり、N
TFTのみ図4(C)に示した構造を有している。ま
た、17は活性層、18、19はソース配線、20はド
レイン配線である。
【0097】また、図1(B)のCMOS回路の断面構
造を図2(A)に示す。図2(A)の構造の場合、第2
の不純物領域(A)21の長さ(WG1)は0.1〜
3.0μm(好ましくは1.0〜2.0μm)とすれば
良い。この長さ(WG1)は第1のゲート電極(A)1
5のテーパー角を調節することによって制御することが
できる。なぜならば、第1のゲート電極(A)15のテ
ーパー部を通して不純物を添加することによって濃度勾
配を有する第2の不純物領域(A)21が形成されるか
らである。この時のテーパー角は25度以上40度以下
とすれば良い。ただし、第1のゲート電極(A)15の
膜厚によって適切な数値は変化する。
【0098】また、第3の不純物領域(A)22aは極
力小さくする方がよく、場合によっては設けなくても構
わない。なぜならば、シフトレジスタ回路や信号処理回
路などはオフ電流をさほど気にする必要がないからであ
る。設ける場合には0.1〜1.5μm(典型的には
0.3〜1.0μm)の範囲で設けることにする。
【0099】ここで図1(B)の回路についてまとめる
と、電源電圧が(10±2)Vの時は、チャネル長は
3.5±1.0μm、第2の不純物領域(A)21の長
さは2.0±1.0μm、第3の不純物領域(A)22a
は1.0±0.5μmとすれば良い。また、電源電圧が
(5±2)Vの時は、チャネル長は3.0±1.0μ
m、第2の不純物領域(A)21の長さは2.0±1.
0μm、第3の不純物領域(A)22aは0.5±0.2
μmとすれば良い。
【0100】次に、図1(C)に示すCMOS回路は、
主としてレベルシフタ回路12b、13b、バッファ回路
12c、13c、サンプリング回路13d、プリチャージ
回路14に適している。これらの回路は大電流を流す必
要があるため、動作電圧は14〜16Vと高い。特にゲ
ートドライバ側では場合によっては19Vといった動作
電圧を必要とする場合もある。従って、非常に良い耐圧
特性(高耐圧特性)を有するTFTが必要となる。
【0101】この時、図1(C)に示したCMOS回路
の断面構造を図2(B)に示す。この場合、第2の不純
物領域(B)24の長さ(WG2)は1.5〜4.0μ
m(好ましくは2.0〜3.0μm)とすれば良い。この
時も、第1のゲート電極(B)23のテーパー角を制御
することによって、所望の長さにできる。例えば、3度
以上30度以下とすれば良い。ただし、第1のゲート電
極(B)23の膜厚によって適切な数値は変化する。
【0102】この場合も、第3の不純物領域(B)22
bは極力小さくすることが望ましく、特に設けなくても
構わない。その理由はシフトレジスタ回路等と同様で、
オフ電流をさほど気にする必要がないからである。な
お、設ける場合には0.1〜5.5μm(典型的には
1.0〜3.0μm)の範囲で設けることにする。ただ
し、ゲートドライバー側のバッファ回路は場合によって
20Vといった高電圧がかかることもありうるため、そ
の場合には第3の不純物領域(B)22bを長めに形成
してオフ電流を低減することが必要である。
【0103】ここで図1(C)の回路についてまとめる
と、電源電圧が(16±2)Vの時は、チャネル長は
5.0±1.5μm、第2の不純物領域(B)24の長
さは2.5±1.0μm、第3の不純物領域(B)22b
は2.0±1.0μmとすれば良い。また、電源電圧が
(20±2)Vの時は、チャネル長は5.0±2.0μ
m、第2の不純物領域(B)24の長さは3.0±1.
0μm、第3の不純物領域(B)22bは4.0±1.5
μmとすれば良い。
【0104】特にサンプリング回路に関しては、チャネ
ル長は4.0±2.0μm、第2の不純物領域(B)の
長さは1.5±1.0μm、第3の不純物領域(B)は
2.0±1.5μmとすれば良い。
【0105】次に、図1(D)は画素部11の概略図を
示し、図2(C)にその任意の画素部における断面構造
を示している。図1(D)において、25は第1のゲー
ト電極(C)、26は第2のゲート電極(C)、27は
活性層、28はソース配線、29はドレイン電極、30
は画素電極である。
【0106】また、図2(C)に示すように、ドレイン
電極29に接続された画素電極30は、透明導電膜31
との間に絶縁膜32を介して保持容量を形成している。
この保持容量は画素領域(ソース配線およびゲート配線
で囲まれた領域)の大部分を占めて形成される。また、
透明導電膜31は樹脂材料でなる絶縁膜33によって完
全に画素電極30と絶縁分離されている。
【0107】ところで画素TFT(画素部におけるスイ
ッチング素子)は液晶に印加する電圧分も加味されるた
め、14〜16Vの動作電圧を必要とする。また、液晶
及び保持容量に蓄積された電荷を1フレーム期間保持し
なければならないため、極力オフ電流は小さくなければ
ならない。
【0108】そういった理由から、本実施例では本願発
明のNTFTを用いたダブルゲート構造とし、第2の不
純物領域(C)34の長さ(WG3)を0.5〜3.0
μm(好ましくは1.5〜2.5μm)とする。また、W
G2(図2(B)参照)とWG3とは同一の長さであっ
ても良いし、異なる長さとしても良い。
【0109】この時も、第1のゲート電極(C)25の
テーパー角を制御することによって、所望の長さにでき
る。例えば、3度以上30度以下とすれば良い。ただ
し、第1のゲート電極(C)25の膜厚によって適切な
数値は変化する。
【0110】さらに、図2(C)の画素部に特徴的なの
は、第3の不純物領域(C)35を図2(A)や図2
(B)に示したCMOS回路よりも長くする点である。
これは画素部にとってオフ電流を低減するという課題が
最重要課題だからである。
【0111】図4(B)で説明したように、第3の不純
物領域(C)35の長さはレジストマスクの配置によっ
て制御される。この場合、第3の不純物領域(C)35
の長さ(WG3)を0.5〜4.0μm(代表的には
1.5〜3.0μm)とすれば良い。
【0112】ここで図1(D)の回路についてまとめる
と、電源電圧が(16±2)Vの時は、チャネル長は
4.0±2.0μm、第2の不純物領域(C)34の長
さは1.5±1.0μm、第3の不純物領域(C)35
は2.0±1.5μmとすれば良い。
【0113】以上のように、AM−LCDを例にとって
も同一基板上には様々な回路が設けられ、回路によって
必要とする動作電圧(電源電圧)が異なることがある。
その結果を表1に示す。
【0114】
【表1】
【0115】この様に、回路の目的に応じて要求する耐
圧特性が異なってくる場合もあり、そういった場合には
本実施例のようなTFTの使い分けが必要となる。本願
発明のNTFTはこのような使い分けをしてこそ、その
真価を発揮できると言える。
【0116】[実施例2]本実施例では実施例1に示し
たCMOS回路や画素部を構成するNTFTの変形例に
ついて説明する。
【0117】図9(A)はシフトレジスタ回路等、高速
動作を必要とする回路に適した構造のCMOS回路であ
る。本実施例の特徴は、ソース配線36側には第2の不
純物領域37のみを設け、ドレイン配線38側には第2
の不純物領域39および第3の不純物領域40を設けて
いる点にある。
【0118】CMOS回路は通常ソース領域とドレイン
領域が固定されており、低濃度不純物領域(LDD領
域)を必要とするのはドレイン領域側のみである。逆に
ソース領域側に設けられたLDD領域(またはオフセッ
ト領域)は単に抵抗成分として働き、動作速度を低下さ
せる要因ともなる。
【0119】そのため本実施例のように、ドレイン領域
側のみに第3の不純物領域を設ける構成が好ましいので
ある。第3の不純物領域はレジストマスクを用いて形成
されるため、ドレイン領域側のみに設けることは容易で
ある。
【0120】また、図9(B)に示したのは、画素部を
形成する画素TFT(NTFT)に対して本実施例の構
成を適用した場合の例である。図9(B)において、4
1〜44が第2の不純物領域、45、46が第3の不純
物領域である。なお、図9(B)の構造は保持容量を二
層の透明電極(代表的にはITO電極)で形成している
点に特徴があるが、この構造の作製方法等については本
出願人による特願平10−254097号出願を参考に
すれば良い。
【0121】画素TFTの場合、動作モードがCMOS
回路と異なり、ソース領域とドレイン領域とが入れ替わ
る動作をする。第3の不純物領域45、46は、画素T
FTと引き出し端子(ソース配線またはドレイン配線)
との接続する部分に設けておく必要がある。
【0122】しかし、図9(B)に示したようなダブル
ゲート構造の場合、二つのTFTをつなぐ領域に設けら
れた第2の不純物領域42、43は実質的に抵抗成分と
して機能してしまう。まして、第3の不純物領域を設け
てしまうとさらに抵抗の高い領域を形成してしまうこと
にもなる。従って、図9(B)の構造では直列に並んだ
二つのTFTの間には第3の不純物領域(ゲート電極と
重ならない低濃度不純物領域)を設けない構造を採用し
ている。
【0123】液晶表示装置において、高精細な表示画面
を要求されるようになると画素への書き込み時間(液晶
に必要な電圧を印加する時間)は極端に短いものとなっ
てくる。そうなると画素TFTにもある程度の動作速度
を求められるので、抵抗成分をできるだけ減らす構造が
必要となる。そういった意味で、本実施例の構造は非常
に好ましい形態であると言える。
【0124】また、図9(A)ではソース配線36側に
第2の不純物領域37のみを設け、ドレイン配線38側
に第2の不純物領域39と第3の不純物領域40とを設
ける構造を示したが、図9(C)に示す構造はこれをさ
らに顕著にし、ソース配線36側に第2の不純物領域も
第3の不純物領域も設けない構造とする。
【0125】即ち、ソース配線36と接続する第1の不
純物領域(ソース領域)47がチャネル形成領域と直接
的に接する構造となる。こうすることでソース側に不要
な抵抗成分が形成されることを防ぎ、高速動作の可能な
CMOS回路を実現することができる。
【0126】なお、本実施例の構成は実施例1に示した
全ての回路に対して有効である。即ち、NTFTにおい
てソース領域側には第3の不純物領域を設けず、ドレイ
ン領域側のみに第3の不純物領域を設けることで、高い
信頼性を確保したまま、動作速度を向上させることが可
能である。勿論、図6に示した全ての場合についても本
実施例と組み合わせることができる。
【0127】[実施例3]本実施例では、本願発明を用
いたCMOS回路の作製工程について説明する。説明に
は図10を用いる。
【0128】まず、前述の「実施形態1」の工程に従っ
て図3(A)、(B)、(C)、(D)までを行う。こ
の状態を図10(A)に示す。ただし、図10(A)で
は同一半導体層上に二つのTFT(図面に向かって左が
NTFT、右がPTFT)を形成する例を示すことにす
る。
【0129】図10(A)において、51、52は第1
のゲート電極、53、54は第2のゲート電極、55、
56は第1のゲート電極および第2のゲート電極を形成
する際に用いたレジストマスクである。このレジストマ
スク55、56は第1のゲート電極51、52にテーパ
ーを形成する際にも用いられる。
【0130】なお、図1に示したように、同一基板上で
回路に応じて第2の不純物領域の長さを異ならせるため
には、回路の動作する動作電圧に応じて第1のゲート電
極のテーパー角を調節しなければならない。その場合、
第1のゲート電極を形成する際に、動作電圧の異なる回
路はレジストマスクを用いて別々にテーパー角を形成す
る必要がある。
【0131】次に第2のゲート電極53、54をマスク
にしてリンの添加工程を行い、n-型の不純物領域57
〜59を形成する。添加条件は実施形態1を参考にすれ
ば良い。この時、第1のゲート電極51、52のテーパ
ー部ではリンが第1のゲート電極を突き抜けて添加され
るため、図6を用いて説明したような濃度勾配を示す不
純物領域が形成される。(図10(B))
【0132】次に、レジストマスク60を形成し、その
後、再度リンの添加工程を行ってn +型の不純物領域6
1〜63を形成する。このレジストマスクによって図6
で説明した第3の不純物領域が画定する。この時、動作
電圧の異なる回路に応じて第3の不純物領域の長さを異
ならせるためには、レジストマスクの幅を変更すれば良
いだけである。(図10(C))
【0133】図10(C)の工程が終了した時点でCM
OS回路のNTFTが完成する。次に、PTFTの第2
のゲート電極54をマスクにして自己整合的に第1のゲ
ート電極52をエッチングしてテーパー部を除去する。
こうして第2のゲート電極と同一形状の第1のゲート電
極64が形成される。なお、この工程は省略しても構わ
ない。(図10(D))
【0134】次に、NTFTを覆ってレジストマスク6
5を形成し、実施形態1の条件でボロンの添加工程を行
う。この工程では前述したn-型の不純物領域およびn+
型の不純物領域がどちらも反転してp++型の不純物領域
66、67が形成される。(図10(E))
【0135】このあと、レジストマスク65を除去した
後、窒化シリコン膜68で第1のゲート電極および第2
のゲート電極を覆い、添加したリンおよびボロンの活性
化を行う。この工程はファーネスアニール、レーザーア
ニールまたはランプアニールを自由に組み合わせて行え
ば良い。また、この窒化シリコン膜68には第1及び第
2のゲート電極を熱や酸化反応から保護する目的もあ
る。
【0136】次に、窒化シリコン膜68上に層間絶縁膜
69を形成し、コンタクトホールを形成した後、ソース
配線70、71およびドレイン配線72を形成する。こ
うして図10(F)に示すような構造のCMOS回路が
得られる。
【0137】なお、本実施例では本願発明のNTFTを
用いたCMOS回路の一例を示しただけであり、本実施
例のCMOS回路の構造に限定される必要はない。ま
た、図1に示したような構成を実現する場合、動作電圧
の異なる回路ごとに別々に第1のゲート電極のテーパー
角を異ならせる必要がある。
【0138】また、本実施例の構成は実施例1、2のい
ずれの構成とも自由に組み合わせる事が可能である。
【0139】[実施例4]本実施例では、本願発明のN
TFTにおいて第1のゲート電極の側面をテーパー形状
にするためのエッチング条件について説明する。本実施
例では第1のゲート電極を形成する導電膜を、純度が6
N(99.9999%)以上のタングステンターゲット
を用いたスパッタ法により形成する。スパッタガスとし
ては希ガスを用いればよいが、窒素(N2)を添加する
ことにより窒化タングステン膜を形成することもでき
る。
【0140】本実施例では30nmの窒化タングステン
膜の上に370nmのタングステン膜を積層した構造と
する。但し、窒化タングステン膜は設けなくても良い
し、窒化タングステン膜の下にシリコン膜を形成しても
良い。また、タングステン膜の上に窒化タングステン膜
を設けた積層膜としても良い。
【0141】このようにして得た積層膜は酸素の含有量
を30ppm以下とすることができる。そのため、電気
抵抗率は20μΩcm以下、代表的には、6μ〜15μ
Ωcmとすることができ、膜の応力は−5×109〜5
×109dyn/cm2とすることができる。
【0142】次に、上記積層膜上にレジストパターンを
形成し、積層膜のエッチングを行って第1のゲート電極
を形成する。このとき、本実施例では、上記積層膜のパ
ターニングに高密度プラズマを使用するICP(Induct
ively Coupled Plasma)エッチング装置を使用する。
【0143】本実施例は、所望のテーパー角を得るため
にICPエッチング装置のバイアスパワー密度を調節す
る点に特徴がある。図13は、テーパー角のバイアスパ
ワー依存性を示した図である。図13に示したように、
バイアスパワー密度に応じてテーパー角を制御すること
ができる。
【0144】本実施例ではテーパー角を20度とするた
めに、バイアスパワー密度を0.4W/cm2とする。
勿論、0.4W/cm2以上とすればテーパー角を20
度とすることができる。なお、ICPパワーは500
W、ガス圧は1.0Pa、ガス流量はCF4/Cl2=3
0/30sccmとする。
【0145】また、エッチングガス(CF4とCl2との
混合ガス)のCF4の流量比を調節してもテーパー角を
制御することができる。図14はテーパー角とCF4
流量比依存性を示した図である。CF4の流量比を大き
くすればタングステン膜とレジストとの選択比が大きく
なり、ほぼCF4の流量比に比例して第1のゲート電極
のテーパー角が増加する。
【0146】このようにタングステン膜とレジストとの
選択比によってテーパー角は変化する。ここでタングス
テン膜とレジストの選択比とテーパー角との関係を図1
5に示す。図15からも明らかなように、タングステン
膜とレジストの選択比とテーパー角との間には比例関係
が見られる。
【0147】以上のようにICPエッチング装置を用い
てバイアスパワー密度や反応ガス流量比を調節すること
で、容易に第1のゲート電極の側面におけるテーパー角
を制御することができる。なお、実験データはテーパー
角が20〜80度の範囲しか示されていないが、条件を
適切に設定すれば、20度以下(3〜20度)のテーパ
ー角も形成しうる。
【0148】なお、本実施例では、タングステン膜を一
例として示したが、Ta、Ti、Mo、Cr、Nb、S
i等の導電膜についても、ICPエッチング装置を用い
ると、容易にパターンの端部をテーパー形状とすること
ができる。
【0149】また、本実施例ではエッチングガスとして
CF4とCl2との混合ガスを例に挙げたが、これに限定
する必要はなく、C26またはC48から選ばれたフッ
素を含む反応ガスとCl2、SiCl4、またはBCl3
から選ばれた塩素を含むガスとの混合ガスを用いること
も可能である。さらに、CF4とCl2との混合ガスに2
0〜60%の酸素を添加しても良い。
【0150】本実施例のエッチング技術は、実施形態
1、実施形態2または実施例1乃至実施例3のいずれの
構成に組み合わせて実施しても良い。
【0151】[実施例5]本願発明の構成は実施例1に
示した液晶表示装置だけでなく、あらゆる半導体回路に
適用することが可能である。即ち、RISCプロセッ
サ、ASICプロセッサ等のマイクロプロセッサに適用
しても良いし、D/Aコンバータ等の信号処理回路から
携帯機器(携帯電話、PHS、モバイルコンピュータ)
用の高周波回路に適用しても良い。
【0152】さらに、従来のMOSFET上に層間絶縁
膜を形成し、その上に本発明を用いて半導体回路を作製
したような三次元構造の半導体装置を実現することも可
能である。このように本発明は現在LSIが用いられて
いる全ての半導体装置に適用することが可能である。即
ち、SIMOX、Smart−Cut(SOITEC社の登録
商標)、ELTRAN(キャノン株式会社の登録商標)
などのSOI構造(単結晶半導体薄膜を用いたTFT構
造)に本発明を適用しても良い。
【0153】また、本実施例の半導体回路は実施例1〜
4のどのような組み合わせからなる構成を用いても実現
することができる。
【0154】〔実施例6〕本実施例では、本願発明を用
いてEL(エレクトロルミネッセンス)表示装置を作製
した例について説明する。
【0155】図16(A)は本願発明を用いたEL表示
装置の上面図である。図16(A)において、4010
は基板、4011は画素部、4012はソース側駆動回
路、4013はゲート側駆動回路であり、それぞれの駆
動回路は配線4014〜4016を経てFPC(フレキ
シブルプリントサーキット)4017に至り、外部機器
へと接続される。
【0156】このとき、少なくとも画素部、好ましくは
駆動回路及び画素部を囲むようにしてカバー材600
0、第1シール材7000及び第2シール材7001が
設けられている。
【0157】また、図16(B)は本実施例のEL表示
装置の断面構造であり、基板4010、下地膜4021
の上に駆動回路部(但し、ここではnチャネル型TFT
とpチャネル型TFTを組み合わせたCMOS回路を図
示している。)4022及び画素部(但し、ここではE
L素子への電流を制御するTFTのみ図示している。)
4023が形成されている。
【0158】本実施例では、駆動回路部4022には図
2(A)のCMOS回路が用いられる。また、画素部4
023のうち、EL素子への電流を制御するTFT(以
下、電流制御用TFTという)には図9(C)のnチャ
ネル型TFTの構造が用いられ、電流制御用TFTのゲ
ート信号を切り替えるTFT(以下、スイッチング用T
FTという)には図2(C)の構造のTFTが用いられ
る。
【0159】本願発明を用いて駆動回路部4022、画
素部4023が完成したら、樹脂材料でなる層間絶縁膜
(平坦化膜)4024の上に画素部用TFT4023の
ドレインと電気的に接続する画素電極(陰極)4025
を形成する。画素電極4025としては遮光性を有する
導電膜(代表的にはアルミニウム、銅もしくは銀を主成
分とする導電膜またはそれらと他の導電膜との積層膜)
を用いることができる。本実施例ではアルミニウム合金
を画素電極として用いる。そして、画素電極4025を
形成したら、絶縁膜4026を形成し、画素電極402
5上に開口部を形成する。
【0160】次に、EL(エレクトロルミネッセンス)
層4027を形成する。EL層4027は公知のEL材
料(正孔注入層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層また
は電子注入層)を自由に組み合わせて積層構造または単
層構造とすれば良い。どのような構造とするかは公知の
技術を用いれば良い。また、EL材料には低分子系材料
と高分子系(ポリマー系)材料がある。低分子系材料を
用いる場合は蒸着法を用いるが、高分子系材料を用いる
場合には、スピンコート法、印刷法またはインクジェッ
ト法等の簡易な方法を用いることが可能である。
【0161】本実施例では、シャドーマスクを用いて蒸
着法によりEL層を形成する。シャドーマスクを用いて
画素毎に波長の異なる発光が可能な発光層(赤色発光
層、緑色発光層及び青色発光層)を形成することで、カ
ラー表示が可能となる。その他にも、色変換層(CC
M)とカラーフィルターを組み合わせた方式、白色発光
層とカラーフィルターを組み合わせた方式があるがいず
れの方法を用いても良い。勿論、単色発光のEL表示装
置とすることもできる。
【0162】EL層4027を形成したら、その上に透
明導電膜からなる陽極4028を形成する。透明導電膜
としては、酸化インジウムと酸化スズとの化合物または
酸化インジウムと酸化亜鉛との化合物を用いることがで
きる。陽極4028とEL層4027の界面に存在する
水分や酸素は極力排除しておくことが望ましい。従っ
て、真空中でEL層4027と陽極4028を連続成膜
するか、EL層4027を不活性雰囲気で形成し、大気
解放しないで陽極4028を形成するといった工夫が必
要である。本実施例ではマルチチャンバー方式(クラス
ターツール方式)の成膜装置を用いることで上述のよう
な成膜を可能とする。
【0163】そして陽極4028は4029で示される
領域において配線4016に接続される。配線4016
は陽極4028に所定の電圧を与えるための配線であ
り、導電性材料4030を介してFPC4017に電気
的に接続される。
【0164】4029に示された領域において陽極40
28と配線4016とを電気的に接続するために、層間
絶縁膜4024及び絶縁膜4026にコンタクトホール
を形成する必要がある。これらは層間絶縁膜4024の
エッチング時(画素電極用コンタクトホールの形成時)
や絶縁膜4026のエッチング時(EL層形成前の開口
部の形成時)に形成しておけば良い。また、絶縁膜40
26をエッチングする際に、層間絶縁膜4024まで一
括でエッチングしても良い。この場合、層間絶縁膜40
24と絶縁膜4026が同じ樹脂材料であれば、コンタ
クトホールの形状を良好なものとすることができる。
【0165】このようにして形成されたEL素子の表面
を覆って、パッシベーション膜4031形成される。さ
らに、EL素子を囲むようにして第1シール材7000
が設けられ、第1シール材7000によってカバー材6
000が貼り合わされる。そして、基板4010、カバ
ー材6000及び第1シール材7000で囲まれた領域
には充填材6004が形成される。
【0166】このとき、この充填材6004は、カバー
材6000を接着するための接着剤としても機能する。
充填材6004としては、PVC(ポリビニルクロライ
ド)、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、PVB(ポリビ
ニルブチラル)またはEVA(エチレンビニルアセテー
ト)を用いることができる。この充填材6004の内部
に吸湿性物質(好ましくは酸化バリウム)を設けておく
と、吸湿効果を保持できるので好ましい。
【0167】また、充填材6004の中にスペーサーを
含有させてもよい。このとき、スペーサーを酸化バリウ
ムで形成すればスペーサー自体に吸湿性をもたせること
が可能である。また、スペーサーを設けた場合、パッシ
ベーション膜4031はスペーサーからの圧力を緩和す
るバッファとしても機能する。また、パッシベーション
膜とは別のバッファとして樹脂膜を設けてもよい。
【0168】尚、充填材の代わりに不活性ガス(窒素又
は希ガス)を充填してもよい。
【0169】また、カバー材6000としては、ガラス
板、FRP(Fiberglass−Reinforc
ed Plastics)板、PVF(ポリビニルフル
オライド)フィルム、マイラーフィルム、ポリエステル
フィルムまたはアクリルフィルムを用いることができ
る。本実施例の場合、EL素子からの光の放射方向がカ
バー材6000の方へ向かうため透光性材料でなければ
ならない。
【0170】但し、EL素子からの光の放射方向がカバ
ー材とは反対側に向かう場合には透光性材料を用いる必
要はなく、金属板(代表的にはステンレス板)、セラミ
ックス板、またはアルミニウムホイルをPVFフィルム
やマイラーフィルムで挟んだ構造のシートを用いること
ができる。
【0171】また、配線4016は第1シール材700
0と基板4010との隙間を通ってFPC4017に電
気的に接続される。なお、ここでは配線4016につい
て説明したが、他の配線4014、4015も同様にし
て第1シール材7000の下を通ってFPC4017に
電気的に接続される。
【0172】最後に、第1シール材7000の露呈部及
びFPC4017の一部を覆うように第2シール材70
01を設け、外気を完全に遮断した構造とする。こうし
て図16(B)の断面構造を有するEL表示装置とな
る。
【0173】以上のような構成でなるEL表示装置にお
いて、本願発明を用いることで、信頼性の高いEL表示
装置が得られる。なお、本実施例のEL表示装置は実施
例1〜実施例5のいずれの構成を組み合わせて作製して
も構わない。
【0174】〔実施例7〕本実施例では、実施例6の構
造EL表示装置において画素部のさらに詳細な断面構造
を図17に、上面構造を図18(A)に、回路図を図1
8(B)に示す。図17、図18(A)及び図18
(B)では共通の符号を用いるので互いに参照すれば良
い。
【0175】図17において、基板1701上に設けら
れたスイッチング用TFT1702は図2(C)の構造
のNTFTを用いて形成される。本実施例ではダブルゲ
ート構造としている。ダブルゲート構造とすることで実
質的に二つのTFTが直列された構造となり、オフ電流
値を低減することができるという利点がある。
【0176】なお、本実施例ではダブルゲート構造とし
ているが、シングルゲート構造でも構わないし、トリプ
ルゲート構造やそれ以上のゲート本数を持つマルチゲー
ト構造でも構わない。また、図2(A)や図2(B)に
示されたPTFTを用いて形成しても構わない。
【0177】また、電流制御用TFT1703は図9
(C)の構造のNTFTを用いて形成される。このと
き、スイッチング用TFT1702のドレイン配線17
04は配線1705によって電流制御用TFTのゲート
電極1706に電気的に接続されている。
【0178】このとき、電流制御用TFT1703が本
願発明の構造であることは非常に重要な意味を持つ。電
流制御用TFTはEL素子を流れる電流量を制御するた
めの素子であるため、多くの電流が流れ、熱による劣化
やホットキャリアによる劣化の危険性が高い素子でもあ
る。そのため、電流制御用TFTのドレイン側に、ゲー
ト絶縁膜を介してゲート電極に重なるようにLDD領域
を設ける本願発明の構造は極めて有効である。
【0179】また、本実施例では電流制御用TFT17
03をシングルゲート構造で図示しているが、複数のT
FTを直列につなげたマルチゲート構造としても良い。
さらに、複数のTFTを並列につなげて実質的にチャネ
ル形成領域を複数に分割し、熱の放射を高い効率で行え
るようにした構造としても良い。このような構造は熱に
よる劣化対策として有効である。
【0180】また、図18(A)に示すように、電流制
御用TFT1703のゲート電極1706となる配線は
1707で示される領域で、電流制御用TFT1703
のドレイン配線1708と絶縁膜を介して重なる。この
とき、1707で示される領域ではコンデンサが形成さ
れる。このコンデンサ1707は電流制御用TFT17
03のゲートにかかる電圧を保持するためのコンデンサ
として機能する。なお、ドレイン配線1708は電流供
給線(電源線)1709に接続される。
【0181】さらに、スイッチング用TFT1702及
び電流制御用TFT1703の上には第1パッシベーシ
ョン膜1710が設けられ、その上に樹脂絶縁膜でなる
平坦化膜1711が形成される。平坦化膜1711を用
いてTFTによる段差を平坦化することは非常に重要で
ある。後に形成されるEL層は非常に薄いため、段差が
存在することによって発光不良を起こす場合がある。従
って、EL層をできるだけ平坦面に形成しうるように画
素電極を形成する前に平坦化しておくことが望ましい。
【0182】また、1712は反射性の高い導電膜でな
る画素電極(EL素子の陰極)であり、電流制御用TF
T1703のドレインに電気的に接続される。画素電極
1712としてはアルミニウム合金膜、銅合金膜または
銀合金膜など低抵抗な導電膜またはそれらの積層膜を用
いることが好ましい。勿論、他の導電膜との積層構造と
しても良い。
【0183】また、絶縁膜(好ましくは樹脂)で形成さ
れたバンク1713a、1713bにより形成された溝
(画素に相当する)の中に発光層1714が形成され
る。なお、ここでは一画素しか図示していないが、R
(赤)、G(緑)、B(青)の各色に対応した発光層を
作り分けても良い。本実施例では発光層とする有機EL
材料としてはπ共役ポリマー系材料を用いる。代表的な
ポリマー系材料としては、ポリパラフェニレンビニレン
(PPV)系、ポリビニルカルバゾール(PVK)系、
ポリフルオレン系などが挙げられる。
【0184】なお、PPV系有機EL材料としては様々
な型のものがあるが、例えば「H. Shenk,H.Becker,O.Ge
lsen,E.Kluge,W.Kreuder,and H.Spreitzer,“Polymers
forLight Emitting Diodes”,Euro Display,Proceeding
s,1999,p.33-37」や特開平10−92576号公報に記
載されたような材料を用いれば良い。
【0185】具体的な発光層としては、赤色に発光する
発光層にはシアノポリフェニレンビニレン、緑色に発光
する発光層にはポリフェニレンビニレン、青色に発光す
る発光層にはポリフェニレンビニレン若しくはポリアル
キルフェニレンを用いれば良い。膜厚は30〜150n
m(好ましくは40〜100nm)とすれば良い。
【0186】但し、以上の例は発光層として用いること
のできる有機EL材料の一例であって、これに限定する
必要はまったくない。発光層、電荷輸送層または電荷注
入層を自由に組み合わせてEL層(発光及びそのための
キャリアの移動を行わせるための層)を形成すれば良
い。
【0187】例えば、本実施例ではポリマー系材料を発
光層として用いる例を示したが、低分子系有機EL材料
を用いても良い。また、電荷輸送層や電荷注入層として
炭化珪素等の無機材料を用いることも可能である。これ
らの有機EL材料や無機材料は公知の材料を用いること
ができる。
【0188】本実施例では発光層1714の上にPED
OT(ポリチオフェン)またはPAni(ポリアニリ
ン)でなる正孔注入層1715を設けた積層構造のEL
層としている。そして、正孔注入層1715の上には透
明導電膜でなる陽極1716が設けられる。本実施例の
場合、発光層1714で生成された光は上面側に向かっ
て(TFTの上方に向かって)放射されるため、陽極は
透光性でなければならない。透明導電膜としては酸化イ
ンジウムと酸化スズとの化合物や酸化インジウムと酸化
亜鉛との化合物を用いることができるが、耐熱性の低い
発光層や正孔注入層を形成した後で形成するため、可能
な限り低温で成膜できるものが好ましい。
【0189】陽極1716まで形成された時点でEL素
子1717が完成する。なお、ここでいうEL素子17
17は、画素電極(陰極)1712、発光層1714、
正孔注入層1715及び陽極1716で形成されたコン
デンサを指す。図18(A)に示すように画素電極17
12は画素の面積にほぼ一致するため、画素全体がEL
素子として機能する。従って、発光の利用効率が非常に
高く、明るい画像表示が可能となる。
【0190】ところで、本実施例では、陽極1716の
上にさらに第2パッシベーション膜1718を設けてい
る。第2パッシベーション膜1718としては窒化珪素
膜または窒化酸化珪素膜が好ましい。この目的は、外部
とEL素子とを遮断することであり、有機EL材料の酸
化による劣化を防ぐ意味と、有機EL材料からの脱ガス
を抑える意味との両方を併せ持つ。これによりEL表示
装置の信頼性が高められる。
【0191】以上のように本願発明のEL表示装置は図
17のような構造の画素からなる画素部を有し、オフ電
流値の十分に低いスイッチング用TFTと、ホットキャ
リア注入に強い電流制御用TFTとを有する。従って、
高い信頼性を有し、且つ、良好な画像表示が可能なEL
表示装置が得られる。
【0192】なお、本実施例の構成は、実施例1〜5の
いずれの構成とも自由に組み合わせて実施することが可
能である。
【0193】〔実施例8〕本実施例では、実施例7に示
した画素部において、EL素子1717の構造を反転さ
せた構造について説明する。説明には図19を用いる。
なお、図17の構造と異なる点はEL素子の部分と電流
制御用TFTだけであるので、その他の説明は省略し、
同一部分には同じ符号を用いる。
【0194】図19において、電流制御用TFT190
1は実施例3の作製工程で形成されたPTFTを用い
る。
【0195】また、本実施例では、画素電極(陽極)1
902として透明導電膜を用いる。具体的には酸化イン
ジウムと酸化亜鉛との化合物でなる導電膜を用いる。勿
論、酸化インジウムと酸化スズとの化合物でなる導電膜
を用いても良い。
【0196】そして、絶縁膜でなるバンク1903a、
1903bが形成された後、溶液塗布によりポリビニル
カルバゾールでなる発光層1904が形成される。その
上にはアルカリ金属錯体(好ましくはカリウムアセチル
アセトネート)でなる電子注入層1905、アルミニウ
ム合金でなる陰極1906が形成される。この場合、陰
極1906がパッシベーション膜としても機能する。こ
うしてEL素子1907が形成される。
【0197】本実施例の場合、発光層1904で発生し
た光は、矢印で示されるようにTFTが形成された基板
の方に向かって放射される。
【0198】なお、本実施例の構成は、実施例1〜5の
いずれの構成とも自由に組み合わせて実施することが可
能である。
【0199】〔実施例9〕本実施例では、図18(B)
に示した回路図とは異なる構造の画素とした場合の例に
ついて図20(A)〜(C)に示す。なお、本実施例に
おいて、3801はスイッチング用TFT3802のソ
ース配線、3803はスイッチング用TFT3802の
ゲート配線、3804は電流制御用TFT、3805は
コンデンサ、3806、3808は電流供給線、380
7はEL素子とする。
【0200】図20(A)は、二つの画素間で電流供給
線3806を共通とした場合の例である。即ち、二つの
画素が電流供給線3806を中心に線対称となるように
形成されている点に特徴がある。この場合、電源供給線
の本数を減らすことができるため、画素部をさらに高精
細化することができる。
【0201】また、図20(B)は、電流供給線380
8をゲート配線3803と平行に設けた場合の例であ
る。なお、図20(B)では電流供給線3808とゲー
ト配線3803とが重ならないように設けた構造となっ
ているが、両者が異なる層に形成される配線であれば、
絶縁膜を介して重なるように設けることもできる。この
場合、電源供給線3808とゲート配線3803とで専
有面積を共有させることができるため、画素部をさらに
高精細化することができる。
【0202】また、図20(C)は、図20(B)の構
造と同様に電流供給線3808をゲート配線3803と
平行に設け、さらに、二つの画素を電流供給線3808
を中心に線対称となるように形成する点に特徴がある。
また、電流供給線3808をゲート配線3803のいず
れか一方と重なるように設けることも有効である。この
場合、電源供給線の本数を減らすことができるため、画
素部をさらに高精細化することができる。
【0203】なお、本実施例の構成は、実施例1〜5の
いずれの構成とも自由に組み合わせて実施することが可
能である。
【0204】[実施例10]実施例7に示した図18
(A)、(B)では電流制御用TFT1703のゲート
にかかる電圧を保持するためにコンデンサ1704を設
ける構造としているが、コンデンサ1704を省略する
ことも可能である。実施例7の場合、電流制御用TFT
1703として図9(C)のNTFTを用いているた
め、ゲート絶縁膜を介してゲート電極に重なるように設
けられたLDD領域を有している。この重なり合った領
域には一般的にゲート容量と呼ばれる寄生容量が形成さ
れるが、本実施例ではこの寄生容量をコンデンサ170
4の代わりとして積極的に用いる点に特徴がある。
【0205】この寄生容量のキャパシタンスは、上記ゲ
ート電極とLDD領域とが重なり合った面積によって変
化するため、その重なり合った領域に含まれるLDD領
域の長さによって決まる。
【0206】また、実施例9に示した図20(A)〜
(C)の構造においても同様に、コンデンサ3805を
省略することは可能である。
【0207】なお、本実施例の構成は、実施例1〜5の
いずれの構成とも自由に組み合わせて実施することが可
能である。
【0208】〔実施例11〕本願発明の電気光学装置、
具体的には本願発明の液晶表示装置にはネマチック液晶
以外にも様々な液晶を用いることが可能である。例え
ば、1998, SID, "Characteristics and Driving Scheme
of Polymer-Stabilized Monostable FLCD Exhibiting
Fast Response Time and High Contrast Ratio with Gr
ay-Scale Capability" by H. Furue et al.や、1997, S
ID DIGEST, 841, "A Full-Color Thresholdless Antife
rroelectric LCD Exhibiting Wide Viewing Angle with
Fast Response Time" by T. Yoshida et al.や、1996,
J. Mater. Chem. 6(4), 671-673, "Thresholdless ant
iferroelectricity in liquid crystals and its appli
cation to displays" by S. Inui et al.や、米国特許
第5594569 号に開示された液晶を用いることが可能であ
る。
【0209】また、等方相−コレステリック相−カイラ
ルスメクティックC相転移系列を示す強誘電性液晶(F
LC)を用い、DC電圧を印加しながらコレステリック
相−カイラルスメクティックC相転移をさせ、かつコー
ンエッジをほぼラビング方向に一致させた単安定FLC
の電気光学特性を図21に示す。
【0210】図21に示すような強誘電性液晶による表
示モードは「Half−V字スイッチングモード」と呼
ばれている。図21に示すグラフの縦軸は透過率(任意
単位)、横軸は印加電圧である。「Half−V字スイ
ッチングモード」については、寺田らの”Half−V
字スイッチングモードFLCD”、第46回応用物理学
関係連合講演会講演予稿集、1999年3月、第131
6頁、および吉原らの”強誘電性液晶による時分割フル
カラーLCD”、液晶第3巻第3号第190頁に詳し
い。
【0211】図21に示されるように、このような強誘
電性混合液晶を用いると、低電圧駆動かつ階調表示が可
能となることがわかる。本願発明の液晶表示装置には、
このような電気光学特性を示す強誘電性液晶も用いるこ
とができる。
【0212】また、ある温度域において反強誘電相を示
す液晶を反強誘電性液晶(AFLC)という。反強誘電
性液晶を有する混合液晶には、電場に対して透過率が連
続的に変化する電気光学応答特性を示す、無しきい値反
強誘電性混合液晶と呼ばれるものがある。この無しきい
値反強誘電性混合液晶は、いわゆるV字型の電気光学応
答特性を示すものがあり、その駆動電圧が約±2.5V
程度(セル厚約1μm〜2μm)のものも見出されてい
る。
【0213】また、一般に、無しきい値反強誘電性混合
液晶は自発分極が大きく、液晶自体の誘電率が高い。こ
のため、無しきい値反強誘電性混合液晶を液晶表示装置
に用いる場合には、画素に比較的大きな保持容量が必要
となってくる。よって、自発分極が小さな無しきい値反
強誘電性混合液晶を用いるのが好ましい。
【0214】なお、このような無しきい値反強誘電性混
合液晶を本願発明の液晶表示装置に用いることによって
低電圧駆動が実現されるので、低消費電力化が実現され
る。
【0215】なお、本実施例に示す液晶は、実施例1〜
4のいずれの構成を有する液晶表示装置においても用い
ることが可能である。
【0216】〔実施例12〕本願発明の電気光学装置や
半導体回路は電気器具の表示部や信号処理回路として用
いることができる。そのような電気器具としては、ビデ
オカメラ、デジタルカメラ、プロジェクター、プロジェ
クションTV、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウン
トディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生
装置、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、
携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯
型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた画像
再生装置などが挙げられる。それら電気器具の具体例を
図22〜23に示す。
【0217】図22(A)は携帯電話であり、本体20
01、音声出力部2002、音声入力部2003、表示
部2004、操作スイッチ2005、アンテナ2006
で構成される。本願発明の電気光学装置は表示部200
4に、本願発明の半導体回路は音声出力部2002、音
声入力部2003またはCPUやメモリ等に用いること
ができる。
【0218】図22(B)はビデオカメラであり、本体
2101、表示部2102、音声入力部2103、操作
スイッチ2104、バッテリー2105、受像部210
6で構成される。本願発明の電気光学装置は表示部21
02に、本願発明の半導体回路は音声入力部2103ま
たはCPUやメモリ等に用いることができる。
【0219】図22(C)はモバイルコンピュータ(モ
ービルコンピュータ)であり、本体2201、カメラ部
2202、受像部2203、操作スイッチ2204、表
示部2205で構成される。本願発明の電気光学装置は
表示部2205に、本願発明の半導体回路はCPUやメ
モリ等に用いることができる。
【0220】図22(D)はゴーグル型ディスプレイで
あり、本体2301、表示部2302、アーム部230
3で構成される。本願発明の電気光学装置は表示部23
02に、本願発明の半導体回路はCPUやメモリ等に用
いることができる。
【0221】図22(E)はリアプロジェクター(プロ
ジェクションTV)であり、本体2401、光源240
2、電気光学装置2403、偏光ビームスプリッタ24
04、リフレクター2405、2406、スクリーン2
407で構成される。本発明は電気光学装置2403に
用いることができ、本願発明の半導体回路はCPUやメ
モリ等に用いることができる。
【0222】図22(F)はフロントプロジェクターで
あり、本体2501、光源2502、電気光学装置25
03、光学系2504、スクリーン2505で構成され
る。本発明は電気光学装置2502に用いることがで
き、本願発明の半導体回路はCPUやメモリ等に用いる
ことができる。
【0223】図23(A)はパーソナルコンピュータで
あり、本体2601、映像入力部2602、表示部26
03、キーボード2604等を含む。本願発明の電気光
学装置は表示部2603に、本願発明の半導体回路はC
PUやメモリ等に用いることができる。
【0224】図23(B)は電子遊戯機器(ゲーム機
器)であり、本体2701、記録媒体2702、表示部
2703及びコントローラー2704を含む。この電子
遊技機器から出力された音声や映像は筐体2705及び
表示部2706を含む表示ディスプレイにて再生され
る。コントローラー2704と本体2701との間の通
信手段または電子遊技機器と表示ディスプレイとの間の
通信手段は、有線通信、無線通信もしくは光通信が使え
る。本実施例では赤外線をセンサ部2707、2708
で検知する構成となっている。本願発明の電気光学装置
は表示部2703、2706に、本願発明の半導体回路
はCPUやメモリ等に用いることができる。
【0225】図23(C)はプログラムを記録した記録
媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤー(画
像再生装置)であり、本体2801、表示部2802、
スピーカ部2803、記録媒体2804及び操作スイッ
チ2805を含む。なお、この画像再生装置は記録媒体
としてDVD(Digital VersatileD
isc)、CD等を用い、音楽鑑賞や映画鑑賞やゲーム
やインターネットを行うことができる。本発明は表示部
2802やCPUやメモリ等に用いることができる。
【0226】図23(D)はデジタルカメラであり、本
体2901、表示部2902、接眼部2903、操作ス
イッチ2904、受像部(図示せず)を含む。本願発明
は表示部2902やCPUやメモリ等に用いることがで
きる。
【0227】なお、図22(E)のリアプロジェクター
や図22(F)のフロントプロジェクターに用いること
のできる光学エンジンについての詳細な説明を図24に
示す。なお、図24(A)は光学エンジンであり、図2
4(B)は光学エンジンに内蔵される光源光学系であ
る。
【0228】図24(A)に示す光学エンジンは、光源
光学系3001、ミラー3002、3005〜300
7、ダイクロイックミラー3003、3004、光学レ
ンズ3008a〜3008c、プリズム3011、液晶表
示装置3010、投射光学系3012を含む。投射光学
系3012は、投射レンズを備えた光学系である。本実
施例は液晶表示装置3010を三つ使用する三板式の例
を示したが、単板式であってもよい。また、図24
(A)中において矢印で示した光路には、光学レンズ、
偏光機能を有するフィルム、位相差を調節するためのフ
ィルムもしくはIRフィルム等を設けてもよい。
【0229】また、図24(B)に示すように、光源光
学系3001は、光源3013、3014、合成プリズ
ム3015、コリメータレンズ3016、3020、レ
ンズアレイ3017、3018、偏光変換素子3019
を含む。なお、図24(B)に示した光源光学系は光源
を2つ用いたが、一つでも良いし、三つ以上としてもよ
い。また、光源光学系の光路のどこかに、光学レンズ、
偏光機能を有するフィルム、位相差を調節するフィルム
もしくはIRフィルム等を設けてもよい。
【0230】以上の様に、本願発明の適用範囲は極めて
広く、あらゆる分野の電気器具に適用することが可能で
ある。また、本実施例の電気器具は実施例1〜11のど
のような組み合わせからなる構成を用いても実現するこ
とができる。
【0231】
【発明の効果】本発明を実施することでNTFTの信頼
性を高めることができる。従って、厳しい信頼性が要求
される高い電気特性(特に高いモビリティ)を有するN
TFTの信頼性を確保することが可能となった。また同
時に、特性バランスに優れたNTFTとPTFTとを組
み合わせてCMOS回路を形成することで、信頼性が高
く且つ優れた電気特性を示す半導体回路を形成できる。
【0232】さらに、本願発明では、同一基板上におい
て動作電圧の異なる回路ごとに第2の不純物領域および
/または第3の不純物領域の長さを最適化して異ならせ
る。こうすることにより、高速動作を要求する回路には
それに見合った動作速度を有する回路を形成し、耐圧特
性の良さを要求する回路にはそれに見合った耐圧特性を
有する回路を形成することができる。
【0233】従って、回路の種類に応じた構造のNTF
T(特にCMOS回路として配置される場合)を適切に
配置することで、回路の性能を最大限に引き出すことが
可能となり、高い信頼性と高い動作性能を有する半導体
回路(または電気光学装置)を実現することができる。
【0234】また、以上のような電気光学装置や半導体
回路を部品として搭載した電気器具の性能向上や信頼性
向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 AM−LCDの回路配置を説明するための
図。
【図2】 AM−LCDの回路の断面構造を示す図。
【図3】 NTFTの作製工程を示す図。
【図4】 NTFTの作製工程を示す図。
【図5】 NTFTの断面構造を示す図。
【図6】 NTFTの断面構造を示す図。
【図7】 NTFTの断面構造を示す図。
【図8】 AM−LCDの外観を示す図。
【図9】 CMOS回路の断面構造を示す図。
【図10】 CMOS回路の作製工程を示す図。
【図11】 電気器具の一例を示す図。
【図12】 シミュレーション結果を示す図。
【図13】 バイアスパワー密度とテーパー角の関係を
示す図。
【図14】 CF4流量とテーパー角の関係を示す図。
【図15】 W/レジスト選択比とテーパー角の関係を
示す図。
【図16】 EL表示装置の上面構造及び断面構造を示
す図。
【図17】 EL表示装置の断面構造を示す図。
【図18】 EL表示装置の上面構造及び回路構成を示
す図。
【図19】 EL表示装置の断面構造を示す図。
【図20】 EL表示装置の回路構成を示す図。
【図21】 液晶の電気光学特性を示す図。
【図22】 電気器具の一例を示す図。
【図23】 電気器具の一例を示す図。
【図24】 光学エンジンの構成を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/08 331

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一基板上に第1のNTFT及び第2のN
    TFTを含む半導体装置において、 前記第1のNTFT及び前記第2のNTFTは、半導体
    層、ゲート絶縁膜及び該ゲート絶縁膜を介して前記半導
    体層と交差するゲート電極を有し、 前記半導体層は、チャネル形成領域、第1の不純物領
    域、前記ゲート絶縁膜を介して前記ゲート電極と重なる
    ように設けられた第2の不純物領域及び前記第1の不純
    物領域と前記第2の不純物領域との間に設けられた第3
    の不純物領域からなり、 前記第2の不純物領域に含まれる周期表の15族に属す
    る元素の濃度は前記第3の不純物領域に近づくにつれて
    高くなる勾配を示し、 前記第1のNTFTに設けられた第2の不純物領域の長
    さは、前記第2のNTFTに設けられた第2の不純物領
    域の長さとは異なることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】同一基板上に第1のNTFT及び第2のN
    TFTを含む半導体装置において、 前記第2のNTFTの動作電圧は前記第1のNTFTの
    動作電圧よりも高く、 前記第1のNTFT及び前記第2のNTFTは、半導体
    層、ゲート絶縁膜及び該ゲート絶縁膜を介して前記半導
    体層と交差するゲート電極を有し、 前記半導体層は、チャネル形成領域、第1の不純物領
    域、前記ゲート絶縁膜を介して前記ゲート電極と重なる
    ように設けられた第2の不純物領域及び前記第1の不純
    物領域と前記第2の不純物領域との間に設けられた第3
    の不純物領域からなり、 前記第2の不純物領域に含まれる周期表の15族に属す
    る元素の濃度は前記第3の不純物領域に近づくにつれて
    高くなる勾配を示し、 前記第2のNTFTに設けられた第2の不純物領域の長
    さは、前記第1のNTFTに設けられた第2の不純物領
    域の長さよりも長いことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】同一基板上に第1のNTFT及び第2のN
    TFTを含む半導体装置において、 前記第1のNTFT及び前記第2のNTFTは、半導体
    層、ゲート絶縁膜及び該ゲート絶縁膜を介して前記半導
    体層と交差するゲート電極を有し、 前記半導体層は、チャネル形成領域、第1の不純物領
    域、前記ゲート絶縁膜を介して前記ゲート電極と重なる
    ように設けられた第2の不純物領域及び前記第1の不純
    物領域と前記第2の不純物領域との間に設けられた第3
    の不純物領域からなり、 前記ゲート電極の前記第2の不純物領域に重なる部分は
    テーパー形状となっており、 前記第1のNTFTに設けられた第2の不純物領域の長
    さは、前記第2のNTFTに設けられた第2の不純物領
    域の長さとは異なることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】同一基板上に第1のNTFT及び第2のN
    TFTを含む半導体装置において、 前記第2のNTFTの動作電圧は前記第1のNTFTの
    動作電圧よりも高く、 前記第1のNTFT及び前記第2のNTFTは、半導体
    層、ゲート絶縁膜及び該ゲート絶縁膜を介して前記半導
    体層と交差するゲート電極を有し、 前記半導体層は、チャネル形成領域、第1の不純物領
    域、前記ゲート絶縁膜を介して前記ゲート電極と重なる
    ように設けられた第2の不純物領域及び前記第1の不純
    物領域と前記第2の不純物領域との間に設けられた第3
    の不純物領域からなり、 前記ゲート電極の前記第2の不純物領域に重なる部分は
    テーパー形状となっており、 前記第2のNTFTに設けられた第2の不純物領域の長
    さは、前記第1のNTFTに設けられた第2の不純物領
    域の長さよりも長いことを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれか一におい
    て、前記ゲート電極の側面が前記ゲート絶縁膜となす角
    は3度以上40度以下であることを特徴とする半導体装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項4のいずれか一におい
    て、前記第1の不純物領域、第2の不純物領域及び第3
    の不純物領域は周期表の15族に属する元素を含み、 前記第1の不純物領域は、前記第2の不純物領域及び前
    記第3の不純物領域よりも高い濃度で前記周期表の15
    族に属する元素を含むことを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項6のいずれか一に記載
    の半導体装置を用いたことを特徴とする電気器具。
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