JP2000223995A - 圧電振動子 - Google Patents

圧電振動子

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JP2000223995A
JP2000223995A JP11023088A JP2308899A JP2000223995A JP 2000223995 A JP2000223995 A JP 2000223995A JP 11023088 A JP11023088 A JP 11023088A JP 2308899 A JP2308899 A JP 2308899A JP 2000223995 A JP2000223995 A JP 2000223995A
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piezoelectric
piezoelectric vibrator
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piezoelectric vibrating
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Masaru Matsuyama
勝 松山
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Seiko Instruments Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋体の厚さを薄くでき、小型化を図ることの
できる圧電振動子を提供する。 【解決の手段】 圧電振動片11とその基端部に一体的
に接続されて当該圧電振動片11の周囲を囲む枠状部1
5とを有する圧電振動板12と、該圧電振動板12の両
面側に接合され且つ前記圧電振動片11に対応する部分
に該圧電振動片11をその振動を妨げることなく気密封
止する凹部13を有する一対の蓋体14とを具備する圧
電振動子10において、前記蓋体14の凹部13を構成
する各面の境界21を曲面形状とし、蓋体14の機械的
強度を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話及び携帯
情報端末等に用いられる圧電振動子に関し、特に、圧電
振動子を基板実装する際に生じる応力に対応して、圧電
振動子の機械的強度を増加させる技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の水晶振動子の構造としては、例え
ば、図6(a)に示すように、容器51内の凹部52に
設けられた段差部53に圧電振動片54の一端部を固定
し、その容器51の上部に蓋体55を接合することによ
り、圧電振動片54を容器51の凹部52内に気密封止
したものが知られている。また、例えば、図6(b)に
示すように、水晶振動片61と枠62とが一体的に形成
された水晶振動板63の上下面に、水晶振動片61の振
動を妨げない程度の空間を画成する凹部64を有する一
対の蓋体65を接合した構造とし、薄型化を図った水晶
振動子が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
構造では、蓋体65の凹部64は平面で構成されている
ため、外からの力に対して各平面の境界部に応力が集中
してしまう。このため、例えば、実装時にかかる機械的
圧力で蓋体65に割れや亀裂が生じたり、また、真空封
止した場合に、蓋体65の外平面が湾曲する等の不都合
が生じるという問題がある。
【0004】これらの問題は、蓋体65の厚みを薄くす
ると顕著となるため、蓋体65の厚さを所望の薄さとす
るのが難しく、これに伴い圧電振動子を保持する容器の
寸法も大きくなってしまうという問題がある。本発明
は、このような事情に鑑み、蓋体の厚さを薄くでき、小
型化を図ることのできる圧電振動子を提供することを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、圧電振動片とその基端部に一体的に
接続されて当該圧電振動片の周囲を囲む枠状部とを有す
る圧電振動板と、該圧電振動板の両面側に接合され且つ
前記圧電振動片に対応する部分に該圧電振動片をその振
動を妨げることなく気密封止する凹部を有する一対の蓋
体とを具備する圧電振動子において、前記蓋体の凹部を
構成する各面の境界が曲面形状となっていることを特徴
とする圧電振動子にある。
【0006】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記凹部の底面と側面との境界が略R形状となって
いることを特徴とする圧電振動子にある。本発明の第3
の態様は、第1又は2の態様において、前記凹部の側面
同士の境界略R形状となっていることを特徴とする圧電
振動子にある。かかる本発明では、蓋体の機械的強度が
増加し、圧電振動子を薄型化することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る圧電
振動子の分解斜視図であり、図2は、その断面図であ
る。本実施形態の圧電振動子は、例えば、水晶(SiO
2)からなる音叉型の水晶振動片11を有する水晶振動
子10であり、図示するように、水晶振動片11を有す
る水晶振動板12と、この水晶振動板12の両面に接合
されて水晶振動片11を振動可能な状態で気密封止する
一対の蓋体14とを具備する。
【0008】本実施形態の水晶振動板12は、音叉型の
水晶振動片11と、その基端部と一体的に接続され水晶
振動片11の周囲を囲む枠状部15とを有する。一対の
蓋体14は、例えば、ソーダライムガラス等で形成さ
れ、それぞれ、水晶振動片11に対応する領域に水晶振
動片11の振動を妨げない程度の空間を画成する凹部1
3を有する。また、本実施形態では、この凹部13を構
成する各面の境界部21を曲面形状、例えば、略R形状
として、蓋体14の機械的強度の向上を図っている。
【0009】このような凹部13の形成方法は、特に限
定されないが、例えば、本実施形態では、図3(a)に
示すように、蓋体14の一方面側に、所定形状のマスク
30を設ける。このマスク30は、蓋体14の水晶振動
板12との接合面側の水晶振動片11に対応する部分に
開口31を有し、且つこの開口31の隅部31aが所定
の大きさの略R形状となっている。そして、図3(b)
に示すように、このマスク30上から、例えば、エッチ
ングによって凹部13を形成する。
【0010】このようにエッチングによって凹部13を
形成することにより、凹部13の底面13aと側面13
bとの境界部21aは、完全に除去されず略R形状とな
る。また、その際、開口31の隅部31aが略R形状を
有するマスク30を用いているため、側面13a同士の
境界部21bも、マスク30の形状に沿って略R形状と
なる。なお、このように、境界部21a,21bが略R
形状を有する凹部13は、サンドブラストによっても形
成できる。
【0011】また、このような蓋体14が接合される水
晶振動板12には、図2に示すように、水晶振動片11
を振動させるためにその表裏両面及び側面に励振電極膜
16が形成されると共に、枠状部12に対応する領域に
励振電極膜16と同一材料からなり、蓋体14との実際
の接合部となる接合膜17が設けられている。そして、
この接合膜17と蓋体14とを、詳しくは後述するが、
いわゆる陽極接合によって接合することにより、水晶振
動板12と蓋体14とが接合される。
【0012】励振電極膜16は、水晶振動板12の端部
まで延設されて接合膜17と接続されている。本実施形
態では、励振電極膜16の一方の極である電極16a
は、端子接続用接合膜17aを介してリード電極18a
に接続され、また、他方の極となる電極16bは、水晶
振動片11の側面上に設けられた電極を介して端子接続
用接合膜17bまで延設され、リード電極18bに接続
される。
【0013】なお、水晶振動板12の両面の接合膜17
の少なくとも一部は、両面においてそれぞれ凹部13を
取り囲むように形成されており、接合後は凹部13が気
密に封止されるようになっている。上述のように、本実
施形態では、蓋体14の凹部13を構成する各面の境界
部分21を曲面形状とするようにしたので、蓋体14の
機械的強度が高められる。したがって、実装時にかかる
機械的圧力で蓋体14に割れや亀裂が生じたり、真空封
止をした場合に蓋体14の外平面が湾曲する等の不都合
を防止でき、蓋体14の厚みを薄くすることができる。
すなわち、圧電振動子10の小型化を図ることができ
る。
【0014】ここで、このような水晶振動子の製造工程
について説明する。なお、図4は、本実施形態に係る圧
電振動子の製造工程を示す斜視図である。まず、図4
(a)に示すように、水晶振動板12となる水晶ウェハ
をエッチングして、実際の駆動部である水晶振動片11
と、その周囲を囲む枠状部15とを形成する。
【0015】次いで、図4(b)に示すように、水晶振
動板12の両側表面に、それぞれ略全面に亘って金属膜
20をスパッタリング等によって成膜する。この金属膜
20は、水晶振動片11を振動させるための励振電極膜
16及び蓋体14との実際の接合部となる接合膜17を
構成する膜であり、その材質は特に限定されないが、例
えば、アルミニウム合金等を用いることが好ましい。
【0016】次に、図4(c)に示すように、金属膜2
0をパターニングして、励振電極膜16及びその周囲の
枠状部15に対応する部分に全周に亘って接合膜17を
形成する。次いで、図5に示すように、不活性ガス中、
又は真空中で水晶振動子10の両面側に、接合膜17を
介してそれぞれ蓋体14を陽極接合によって接合し、一
対の蓋体14の凹部13内に水晶振動片11を気密封止
する。このとき、各部材をガラスの軟化点よりも低い温
度、例えば、100℃〜200℃に加熱すると共に、水
晶振動板12の各面の接合膜17と蓋体14とに、接合
膜17側が陽極となるように直流電源30によってそれ
ぞれ1〜5kVの直流電圧を印加することが好ましい。
例えば、本実施形態では、各部材を約120℃に加熱す
ると共に約3.5kVの直流電圧を印加した。
【0017】このように、上述のような条件で接合膜1
7を介して水晶振動板12と蓋体14とを陽極接合する
ことにより、接合膜17と蓋体14とが良好に接合され
る。すなわち、水晶振動板12と蓋体14とが、接合膜
17を介して良好に接合され、割れ等が発生することが
ない。ここで、水晶振動板12の材質である水晶の熱膨
張率は、13.7ppm/℃であり、蓋体14として使
用したソーダライムガラスの熱膨張率は、8.5ppm
/℃である。すなわち、これらの熱膨張率の差は、5.
2ppm/℃と比較的大きいものであり、これらを従来
から知られている条件で陽極接合するのは難しい。しか
しながら、本実施形態のように、接合温度を約100〜
150℃と低温として且つ約3〜5kVと比較的高い直
流電圧を印加して陽極接合することにより、熱膨張率の
影響を極めて少なく抑えられ、熱膨張率の差が比較的大
きい部材同士であっても良好に接合することができる。
【0018】なお、実際には、複数の水晶振動片11等
が形成された水晶ウェハと、これらの水晶振動片11に
対応して複数の凹部13が形成されて複数の蓋体14と
なる蓋体形成基板とを接合した後、所定の位置で切断す
ることにより個別の水晶振動子となる。このように、上
述のような条件で接合膜17を介して水晶振動板12と
蓋体14とを陽極接合することにより、接合膜17と蓋
体14とが良好に接合される。すなわち、水晶振動板1
2と蓋体14とが、接合膜17を介して良好に接合さ
れ、割れ等が発生することがない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、圧電振
動片を振動可能に気密封止する蓋体の凹部を構成する各
面の境界部分を曲面形状とするようにした。これによ
り、蓋体の機械的強度が高められ、実装時にかかる機械
的圧力で蓋体に割れや亀裂が生じたり、真空封止した場
合に蓋体の外平面が湾曲する等の不都合を防止できる。
したがって、蓋体の厚みを薄くでき、これに伴い容器の
薄型化が可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る水晶振動子の分解斜
視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る水晶振動子の断面図
である。
【図3】本発明の一実施形態に係る蓋体の製造工程を示
す斜視図である。
【図4】本発明に係る圧電振動子の製造工程を示す断面
図である。
【図5】本発明の圧電振動子の製造工程を示す概略図で
ある。
【図6】従来技術に係る圧電振動子の例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 水晶振動子 11 水晶振動片 12 水晶振動板 13 凹部 14 蓋体 15 枠状部 16 励振電極膜 17 接合膜 17a,17b 端子接続用接合膜 18 リード電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電振動片とその基端部に一体的に接続
    されて当該圧電振動片の周囲を囲む枠状部とを有する圧
    電振動板と、該圧電振動板の両面側に接合され且つ前記
    圧電振動片に対応する部分に該圧電振動片をその振動を
    妨げることなく気密封止する凹部を有する一対の蓋体と
    を具備する圧電振動子において、 前記蓋体の凹部を構成する各面の境界が曲面形状となっ
    ていることを特徴とする圧電振動子。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記凹部の底面と側
    面との境界が略R形状となっていることを特徴とする圧
    電振動子。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記凹部の側
    面同士の境界が略R形状となっていることを特徴とする
    圧電振動子。
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