JP2000224852A - スイッチング電源装置 - Google Patents
スイッチング電源装置Info
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- JP2000224852A JP2000224852A JP11024571A JP2457199A JP2000224852A JP 2000224852 A JP2000224852 A JP 2000224852A JP 11024571 A JP11024571 A JP 11024571A JP 2457199 A JP2457199 A JP 2457199A JP 2000224852 A JP2000224852 A JP 2000224852A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P80/00—Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
- Y02P80/10—Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小形低価格化および高効率化を図り、しか
も、確実な安定化動作および十分な力率改善効果を保証
し得るスイッチング電源装置を提供する。 【解決手段】 入力電圧をスイッチングすることにより
出力電圧を生成するためのスイッチング部14aと、出
力電圧を検出すると共にその検出電圧に応じてスイッチ
ング部14aのスイッチングを制御するフィードバック
制御部29aとを備えているスイッチング電源装置1に
おいて、フィードバック制御部29aは、スイッチング
部14aに対する制御応答速度を出力電圧の電圧値に応
じて可変可能に構成されている。
も、確実な安定化動作および十分な力率改善効果を保証
し得るスイッチング電源装置を提供する。 【解決手段】 入力電圧をスイッチングすることにより
出力電圧を生成するためのスイッチング部14aと、出
力電圧を検出すると共にその検出電圧に応じてスイッチ
ング部14aのスイッチングを制御するフィードバック
制御部29aとを備えているスイッチング電源装置1に
おいて、フィードバック制御部29aは、スイッチング
部14aに対する制御応答速度を出力電圧の電圧値に応
じて可変可能に構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流から直流、ま
たは直流から直流に電力変換するスイッチング電源装置
に関し、詳しくは、高効率かつ高力率で電力変換可能な
スイッチング電源装置に関するものである。
たは直流から直流に電力変換するスイッチング電源装置
に関し、詳しくは、高効率かつ高力率で電力変換可能な
スイッチング電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のスイッチング電源装置として、
図4に示す、いわゆる2コンバータ方式で力率改善対応
型のスイッチング電源装置41(以下、「電源装置4
1」という)が従来から知られている。この電源装置4
1は、例えば、フォワード型DC/DCコンバータであ
って、トランス11を備えている。また、電源装置41
は、トランス11の一次巻線11a側の一次回路に、入
力フィルタおよび例えばダイオードブリッジなどの整流
回路を有する入力回路12と、力率改善用のアクティブ
フィルタ回路で構成され出力側に平滑コンデンサを有す
る昇圧コンバータ13と、例えばFETなどのスイッチ
ング素子を用いたDC/DCコンバータで構成された一
次スイッチング回路14aと、スイッチング制御回路1
5,16と、一次回路および二次回路を互いに絶縁する
と共にフィードバック信号を二次回路側から一次回路側
に伝達する絶縁回路17とを備え、トランス11の二次
巻線11b側の二次回路に、二次整流平滑回路21と、
出力電圧検出回路27とを備えている。
図4に示す、いわゆる2コンバータ方式で力率改善対応
型のスイッチング電源装置41(以下、「電源装置4
1」という)が従来から知られている。この電源装置4
1は、例えば、フォワード型DC/DCコンバータであ
って、トランス11を備えている。また、電源装置41
は、トランス11の一次巻線11a側の一次回路に、入
力フィルタおよび例えばダイオードブリッジなどの整流
回路を有する入力回路12と、力率改善用のアクティブ
フィルタ回路で構成され出力側に平滑コンデンサを有す
る昇圧コンバータ13と、例えばFETなどのスイッチ
ング素子を用いたDC/DCコンバータで構成された一
次スイッチング回路14aと、スイッチング制御回路1
5,16と、一次回路および二次回路を互いに絶縁する
と共にフィードバック信号を二次回路側から一次回路側
に伝達する絶縁回路17とを備え、トランス11の二次
巻線11b側の二次回路に、二次整流平滑回路21と、
出力電圧検出回路27とを備えている。
【0003】この電源装置41では、図外の電源スイッ
チが投入されると、入力回路12が、交流電源2から入
力した入力交流VINを全波整流することにより生成した
脈流VR を昇圧コンバータ13に出力すると共に、入力
フィルタによって交流電源2側へのスイッチングノイズ
の漏洩を防止する。次いで、昇圧コンバータ13が、脈
流VR を昇圧させて所定電圧に安定化した昇圧直流電圧
VUDC を生成する。この際に、スイッチング制御回路1
5が、昇圧コンバータ13に出力するスイッチング信号
SS1の周波数またはデューティー比を制御することによ
り、昇圧直流電圧VUDC が所定電圧に安定化され、かつ
交流電源2から流れ込む入力電流IINの電流波形が正弦
波に近似するように、昇圧コンバータ13のスイッチン
グを制御する。また、スイッチング制御回路15は、昇
圧直流電圧VUDC の電圧変化に応じて昇圧コンバータ1
3のスイッチングを制御する際の制御応答速度がある程
度遅い速度(例えば数百mS、制御応答周波数としては
例えば数Hz)に規定されている。このため、昇圧コン
バータ13が昇圧直流電圧VUDC に重畳されているリッ
プル電圧に追従することなくスイッチング制御される結
果、十分な力率改善効果を得ることができる。なお、ス
イッチング制御回路15の制御応答速度が数百μSと速
い場合には、リップル電圧の瞬時値に即応してスイッチ
ング制御が行われるため、入力電流IINの電流波形に多
くの高調波成分が含まれることになる結果、十分な力率
改善効果を得ることができなくなる。
チが投入されると、入力回路12が、交流電源2から入
力した入力交流VINを全波整流することにより生成した
脈流VR を昇圧コンバータ13に出力すると共に、入力
フィルタによって交流電源2側へのスイッチングノイズ
の漏洩を防止する。次いで、昇圧コンバータ13が、脈
流VR を昇圧させて所定電圧に安定化した昇圧直流電圧
VUDC を生成する。この際に、スイッチング制御回路1
5が、昇圧コンバータ13に出力するスイッチング信号
SS1の周波数またはデューティー比を制御することによ
り、昇圧直流電圧VUDC が所定電圧に安定化され、かつ
交流電源2から流れ込む入力電流IINの電流波形が正弦
波に近似するように、昇圧コンバータ13のスイッチン
グを制御する。また、スイッチング制御回路15は、昇
圧直流電圧VUDC の電圧変化に応じて昇圧コンバータ1
3のスイッチングを制御する際の制御応答速度がある程
度遅い速度(例えば数百mS、制御応答周波数としては
例えば数Hz)に規定されている。このため、昇圧コン
バータ13が昇圧直流電圧VUDC に重畳されているリッ
プル電圧に追従することなくスイッチング制御される結
果、十分な力率改善効果を得ることができる。なお、ス
イッチング制御回路15の制御応答速度が数百μSと速
い場合には、リップル電圧の瞬時値に即応してスイッチ
ング制御が行われるため、入力電流IINの電流波形に多
くの高調波成分が含まれることになる結果、十分な力率
改善効果を得ることができなくなる。
【0004】次いで、一次スイッチング回路14aが、
スイッチング制御回路16から出力されるスイッチング
信号SS2に従い、トランス11の一次巻線11aを介し
て昇圧直流電圧VUDC をスイッチングする。これによ
り、トランス11の二次巻線11bに電圧が誘起する。
この際に、二次整流平滑回路21が、誘起電圧を整流平
滑することにより、出力電圧VO を生成して装置外部の
負荷回路に出力する。
スイッチング制御回路16から出力されるスイッチング
信号SS2に従い、トランス11の一次巻線11aを介し
て昇圧直流電圧VUDC をスイッチングする。これによ
り、トランス11の二次巻線11bに電圧が誘起する。
この際に、二次整流平滑回路21が、誘起電圧を整流平
滑することにより、出力電圧VO を生成して装置外部の
負荷回路に出力する。
【0005】また、出力電圧検出回路27が、出力電圧
VO を検出し、その出力電圧VO の電圧値に基づいてフ
ィードバック信号SFSを絶縁回路17に出力する。次い
で、絶縁回路17が、フィードバック信号SFSに基づい
て生成したフィードバック信号SFPをスイッチング制御
回路16に出力する。この際に、スイッチング制御回路
16は、フィードバック信号SFPに基づいてスイッチン
グ信号SS2の周波数またはデューティー比を制御するこ
とにより、出力電圧VO を定格電圧に安定化する。この
場合、スイッチング制御回路16は、電源投入時や負荷
急変時のような過渡的状態であっても出力電圧VO の電
圧変化に追従して定格電圧に安定化できるように、出力
電圧VO の電圧変化に応じて一次スイッチング回路14
aのスイッチングを制御する際の制御応答速度がある程
度速い速度(例えば数百μS、制御応答周波数としては
例えば数KHz)に規定されている。このため、重畳さ
れるリップル成分が圧縮されつつ出力電圧VO が定格電
圧に安定化される。このように、この電源装置41によ
れば、昇圧コンバータ13および一次スイッチング回路
14aの両スイッチング動作を制御することにより、力
率を改善でき、かつ過渡的状態時においても出力電圧V
O の安定化を図ることができる。
VO を検出し、その出力電圧VO の電圧値に基づいてフ
ィードバック信号SFSを絶縁回路17に出力する。次い
で、絶縁回路17が、フィードバック信号SFSに基づい
て生成したフィードバック信号SFPをスイッチング制御
回路16に出力する。この際に、スイッチング制御回路
16は、フィードバック信号SFPに基づいてスイッチン
グ信号SS2の周波数またはデューティー比を制御するこ
とにより、出力電圧VO を定格電圧に安定化する。この
場合、スイッチング制御回路16は、電源投入時や負荷
急変時のような過渡的状態であっても出力電圧VO の電
圧変化に追従して定格電圧に安定化できるように、出力
電圧VO の電圧変化に応じて一次スイッチング回路14
aのスイッチングを制御する際の制御応答速度がある程
度速い速度(例えば数百μS、制御応答周波数としては
例えば数KHz)に規定されている。このため、重畳さ
れるリップル成分が圧縮されつつ出力電圧VO が定格電
圧に安定化される。このように、この電源装置41によ
れば、昇圧コンバータ13および一次スイッチング回路
14aの両スイッチング動作を制御することにより、力
率を改善でき、かつ過渡的状態時においても出力電圧V
O の安定化を図ることができる。
【0006】ところが、この電源装置41では、昇圧コ
ンバータ13および一次スイッチング回路14aをスイ
ッチング制御回路15およびスイッチング制御回路16
がそれぞれ制御しているため、複雑な回路構成となるば
かりでなく、部品点数の増加に起因して、製造コストの
上昇や装置の大型化を招いているという問題点がある。
また、昇圧コンバータ13および一次スイッチング回路
14aが独立してスイッチングを行っているため、その
スイッチング周波数によって相互干渉を引き起こすおそ
れがあるという問題点もある。さらに、昇圧コンバータ
13および一次スイッチング回路14aの両者を例えば
90%という高変換効率で作動させることができたとし
ても、両者全体としての変換効率が81%に低下してし
まうため、装置の変換効率の低下を招いているという問
題点もある。このため、図5,6にそれぞれ示す電源装
置51,61が従来から採用されている。なお、本明細
書では、同一の構成要素については同一の符号を付して
重複した説明を省略するものとする。
ンバータ13および一次スイッチング回路14aをスイ
ッチング制御回路15およびスイッチング制御回路16
がそれぞれ制御しているため、複雑な回路構成となるば
かりでなく、部品点数の増加に起因して、製造コストの
上昇や装置の大型化を招いているという問題点がある。
また、昇圧コンバータ13および一次スイッチング回路
14aが独立してスイッチングを行っているため、その
スイッチング周波数によって相互干渉を引き起こすおそ
れがあるという問題点もある。さらに、昇圧コンバータ
13および一次スイッチング回路14aの両者を例えば
90%という高変換効率で作動させることができたとし
ても、両者全体としての変換効率が81%に低下してし
まうため、装置の変換効率の低下を招いているという問
題点もある。このため、図5,6にそれぞれ示す電源装
置51,61が従来から採用されている。なお、本明細
書では、同一の構成要素については同一の符号を付して
重複した説明を省略するものとする。
【0007】電源装置51は、図5に示すように、電源
装置41における一次スイッチング回路14aに代え
て、例えば電流共振回路方式によってスイッチングを行
う降圧コンバータである一次スイッチング回路14bが
配設されている。この電源装置51では、一次スイッチ
ング回路14bが、昇圧コンバータ13によって生成さ
れた昇圧直流電圧VUDC をFETなどでスイッチングす
ることにより、昇圧直流電圧VUDC に対して所定の比率
で比例する出力電圧VO を生成する。この場合、電流共
振回路方式は、デューティ比を変化させるPWMコント
ロールが原理上困難であるため、スイッチング制御回路
15が、出力電圧検出回路27および絶縁回路17を介
して入力したフィードバック信号SFPに基づいてスイッ
チング信号SS1の周波数またはデューティー比を制御す
ることにより、昇圧コンバータ13によって生成される
昇圧直流電圧VUDC の電圧値を制御し、これにより、出
力電圧VO の安定化が図られている。
装置41における一次スイッチング回路14aに代え
て、例えば電流共振回路方式によってスイッチングを行
う降圧コンバータである一次スイッチング回路14bが
配設されている。この電源装置51では、一次スイッチ
ング回路14bが、昇圧コンバータ13によって生成さ
れた昇圧直流電圧VUDC をFETなどでスイッチングす
ることにより、昇圧直流電圧VUDC に対して所定の比率
で比例する出力電圧VO を生成する。この場合、電流共
振回路方式は、デューティ比を変化させるPWMコント
ロールが原理上困難であるため、スイッチング制御回路
15が、出力電圧検出回路27および絶縁回路17を介
して入力したフィードバック信号SFPに基づいてスイッ
チング信号SS1の周波数またはデューティー比を制御す
ることにより、昇圧コンバータ13によって生成される
昇圧直流電圧VUDC の電圧値を制御し、これにより、出
力電圧VO の安定化が図られている。
【0008】このように、この電源装置51によれば、
一次スイッチング回路14bが電流共振回路方式でスイ
ッチングを行うことにより、スイッチングノイズが小さ
くなるため、入力回路12における内蔵の入力フィルタ
を簡易に構成できるという利点がある。また、スイッチ
ング制御回路15が昇圧コンバータ13に対してスイッ
チング制御するだけでよいため、簡易に構成することが
できる結果、装置の製造コストを低減できると共に装置
の小形化を図ることができる。加えて、電流共振回路方
式は一般的に高効率のため、装置全体としての変換効率
を電源装置41と比較して向上することもできる。
一次スイッチング回路14bが電流共振回路方式でスイ
ッチングを行うことにより、スイッチングノイズが小さ
くなるため、入力回路12における内蔵の入力フィルタ
を簡易に構成できるという利点がある。また、スイッチ
ング制御回路15が昇圧コンバータ13に対してスイッ
チング制御するだけでよいため、簡易に構成することが
できる結果、装置の製造コストを低減できると共に装置
の小形化を図ることができる。加えて、電流共振回路方
式は一般的に高効率のため、装置全体としての変換効率
を電源装置41と比較して向上することもできる。
【0009】一方、図6に示す電源装置61は、1コン
バータ方式で構成されており、電源装置41における昇
圧コンバータ13およびスイッチング制御回路15を採
用することなく構成されている。また、電源装置61で
は、力率改善を図るために、入力回路12が、その出力
側に平滑用コンデンサが配設されたコンデンサインプッ
ト方式とは異なり、平滑用コンデンサを用いないで構成
されている。したがって、一次スイッチング回路14b
は、脈流VR を直接スイッチングすることにより、トラ
ンス11の二次巻線11bに電圧を誘起させる。
バータ方式で構成されており、電源装置41における昇
圧コンバータ13およびスイッチング制御回路15を採
用することなく構成されている。また、電源装置61で
は、力率改善を図るために、入力回路12が、その出力
側に平滑用コンデンサが配設されたコンデンサインプッ
ト方式とは異なり、平滑用コンデンサを用いないで構成
されている。したがって、一次スイッチング回路14b
は、脈流VR を直接スイッチングすることにより、トラ
ンス11の二次巻線11bに電圧を誘起させる。
【0010】この電源装置61によれば、1コンバータ
方式のため、スイッチング周波数による相互干渉を防止
することができ、また、簡易に構成できるため、装置の
製造コストの低減、装置の小形化、および装置全体とし
ての変換効率を向上させることができる。
方式のため、スイッチング周波数による相互干渉を防止
することができ、また、簡易に構成できるため、装置の
製造コストの低減、装置の小形化、および装置全体とし
ての変換効率を向上させることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
電源装置51,61には、以下の問題点がある。すなわ
ち、電源装置51では、スイッチング制御回路15によ
って昇圧コンバータ13が制御されることによって、出
力電圧VO の安定化が図られている。このため、図7
(a)に示すように、入力交流VINの電圧が急上昇した
ときには、同図(b)に示すように、入力交流VINの実
効電圧VINrms も急上昇する。また、同図(c)に示す
ように、負荷に接続不良などが発生したときには、負荷
電流IO が急激に低下する。これらの場合、この電源装
置51では、出力電圧VO の電圧変化に対するスイッチ
ング制御回路15のスイッチング制御が、力率改善効果
を得るために数百mSの制御応答速度に規定されてい
る。したがって、電源装置51では、出力電圧VO の電
圧変化に瞬時に追従して安定化することができないた
め、同図(d)に示すように、装置の定格電圧Vaに対
して許容範囲の上限値である上限電圧VU を大幅に超え
るオーバーシュート波形や、定格電圧Vaに対して許容
範囲の下限値である下限電圧VL を大幅に低下するアン
ダーシュート波形が出力電圧VO に出現する。この結
果、負荷回路に損害を与えることがあるという問題点が
ある。
電源装置51,61には、以下の問題点がある。すなわ
ち、電源装置51では、スイッチング制御回路15によ
って昇圧コンバータ13が制御されることによって、出
力電圧VO の安定化が図られている。このため、図7
(a)に示すように、入力交流VINの電圧が急上昇した
ときには、同図(b)に示すように、入力交流VINの実
効電圧VINrms も急上昇する。また、同図(c)に示す
ように、負荷に接続不良などが発生したときには、負荷
電流IO が急激に低下する。これらの場合、この電源装
置51では、出力電圧VO の電圧変化に対するスイッチ
ング制御回路15のスイッチング制御が、力率改善効果
を得るために数百mSの制御応答速度に規定されてい
る。したがって、電源装置51では、出力電圧VO の電
圧変化に瞬時に追従して安定化することができないた
め、同図(d)に示すように、装置の定格電圧Vaに対
して許容範囲の上限値である上限電圧VU を大幅に超え
るオーバーシュート波形や、定格電圧Vaに対して許容
範囲の下限値である下限電圧VL を大幅に低下するアン
ダーシュート波形が出力電圧VO に出現する。この結
果、負荷回路に損害を与えることがあるという問題点が
ある。
【0012】一方、従来の電源装置61では、脈流VR
のピーク電圧近傍など、瞬時値が大きい電圧範囲のとき
には、出力電圧VO を十分に安定化することができるも
のの、入力回路12に平滑用コンデンサが配設されてい
ないため、入力交流VINの電圧低下時(つまり、脈流V
R の谷間付近の時)には、エネルギーが不十分となる。
この結果、電源装置61には、出力電圧VO を十分に安
定化するのが困難であるという問題点がある。この場
合、入力交流VINの瞬時値が大きいときにコンデンサな
どにエネルギーを蓄積させ、脈流VR の谷間付近のとき
に、そのコンデンサからエネルギーを放出させるという
エネルギー回生方式を採用することは可能ではある。し
かし、かかる場合には、装置の構成が複雑になるという
問題が生じる。
のピーク電圧近傍など、瞬時値が大きい電圧範囲のとき
には、出力電圧VO を十分に安定化することができるも
のの、入力回路12に平滑用コンデンサが配設されてい
ないため、入力交流VINの電圧低下時(つまり、脈流V
R の谷間付近の時)には、エネルギーが不十分となる。
この結果、電源装置61には、出力電圧VO を十分に安
定化するのが困難であるという問題点がある。この場
合、入力交流VINの瞬時値が大きいときにコンデンサな
どにエネルギーを蓄積させ、脈流VR の谷間付近のとき
に、そのコンデンサからエネルギーを放出させるという
エネルギー回生方式を採用することは可能ではある。し
かし、かかる場合には、装置の構成が複雑になるという
問題が生じる。
【0013】また、仮に、エネルギー回生方式によって
出力電圧VO を安定化できた場合であっても、下記の問
題点が生じる。すなわち、一次スイッチング回路14a
の制御応答速度が数百μSと速いため、図7(e)に示
すように、出力電圧VO にリップル電圧が重畳されてい
るときには、そのリップル電圧に素速く追従する。この
ため、入力電流IINの電流波形が、同図(f)に示すよ
うに大きく歪んでしまう結果、力率が0.85程度に悪
化する。この場合、一次スイッチング回路14aのスイ
ッチング制御の制御応答速度を数十mSとやや速い速度
に規定することも考えられる。しかし、かかる場合であ
っても、同図(g)に示すように歪んでしまう結果、力
率が0.9程度に悪化する。このため、従来の電源装置
61には、十分な力率改善効果を期待することができな
いという問題点がある。
出力電圧VO を安定化できた場合であっても、下記の問
題点が生じる。すなわち、一次スイッチング回路14a
の制御応答速度が数百μSと速いため、図7(e)に示
すように、出力電圧VO にリップル電圧が重畳されてい
るときには、そのリップル電圧に素速く追従する。この
ため、入力電流IINの電流波形が、同図(f)に示すよ
うに大きく歪んでしまう結果、力率が0.85程度に悪
化する。この場合、一次スイッチング回路14aのスイ
ッチング制御の制御応答速度を数十mSとやや速い速度
に規定することも考えられる。しかし、かかる場合であ
っても、同図(g)に示すように歪んでしまう結果、力
率が0.9程度に悪化する。このため、従来の電源装置
61には、十分な力率改善効果を期待することができな
いという問題点がある。
【0014】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたものであり、小形低価格化および高効率化を図り、
しかも、確実な安定化動作および十分な力率改善効果を
保証し得るスイッチング電源装置を提供することを目的
とする。
れたものであり、小形低価格化および高効率化を図り、
しかも、確実な安定化動作および十分な力率改善効果を
保証し得るスイッチング電源装置を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載のスイッチング電源装置は、入力電圧をスイ
ッチングすることにより出力電圧を生成するためのスイ
ッチング部と、出力電圧を検出すると共にその検出電圧
に応じてスイッチング部のスイッチングを制御するフィ
ードバック制御部とを備えているスイッチング電源装置
において、フィードバック制御部は、スイッチング部に
対する制御応答速度を出力電圧の電圧値に応じて可変可
能に構成されていることを特徴とする。
求項1記載のスイッチング電源装置は、入力電圧をスイ
ッチングすることにより出力電圧を生成するためのスイ
ッチング部と、出力電圧を検出すると共にその検出電圧
に応じてスイッチング部のスイッチングを制御するフィ
ードバック制御部とを備えているスイッチング電源装置
において、フィードバック制御部は、スイッチング部に
対する制御応答速度を出力電圧の電圧値に応じて可変可
能に構成されていることを特徴とする。
【0016】請求項2記載のスイッチング電源装置は、
請求項1記載のスイッチング電源装置において、フィー
ドバック制御部は、出力電圧の電圧値に応じた検出速度
で出力電圧を検出する検出部と、検出部によって検出さ
れた検出電圧に基づいてスイッチング部のスイッチング
を制御するスイッチング制御回路とを備えて構成されて
いることを特徴とする。
請求項1記載のスイッチング電源装置において、フィー
ドバック制御部は、出力電圧の電圧値に応じた検出速度
で出力電圧を検出する検出部と、検出部によって検出さ
れた検出電圧に基づいてスイッチング部のスイッチング
を制御するスイッチング制御回路とを備えて構成されて
いることを特徴とする。
【0017】請求項3記載のスイッチング電源装置は、
請求項2記載のスイッチング電源装置において、検出部
は、少なくとも上限電圧および下限電圧を検出し、スイ
ッチング制御回路は、スイッチング部のスイッチングを
制御することにより、検出された上限電圧から下限電圧
までの電圧範囲内に出力電圧を制限することを特徴とす
る。
請求項2記載のスイッチング電源装置において、検出部
は、少なくとも上限電圧および下限電圧を検出し、スイ
ッチング制御回路は、スイッチング部のスイッチングを
制御することにより、検出された上限電圧から下限電圧
までの電圧範囲内に出力電圧を制限することを特徴とす
る。
【0018】請求項4記載のスイッチング電源装置は、
請求項3記載のスイッチング電源装置において、フィー
ドバック制御部は、出力電圧が上限電圧から下限電圧ま
での電圧範囲を外れようとする際に、スイッチング部の
スイッチングを最速の制御応答速度で制御することを特
徴とする。
請求項3記載のスイッチング電源装置において、フィー
ドバック制御部は、出力電圧が上限電圧から下限電圧ま
での電圧範囲を外れようとする際に、スイッチング部の
スイッチングを最速の制御応答速度で制御することを特
徴とする。
【0019】請求項5記載のスイッチング電源装置は、
請求項2から4のいずれかに記載のスイッチング電源装
置において、フィードバック制御部は、出力電圧が装置
の定格電圧に対して所定電圧範囲内のときにはスイッチ
ング部のスイッチングを最も遅い制御応答速度で制御す
ることを特徴とする。
請求項2から4のいずれかに記載のスイッチング電源装
置において、フィードバック制御部は、出力電圧が装置
の定格電圧に対して所定電圧範囲内のときにはスイッチ
ング部のスイッチングを最も遅い制御応答速度で制御す
ることを特徴とする。
【0020】請求項6記載のスイッチング電源装置は、
請求項1から5のいずれかに記載のスイッチング電源装
置において、フィードバック制御部は、定格電圧に対す
る出力電圧の電圧差が大きいときほど速い制御応答速度
でスイッチング部のスイッチングを制御することを特徴
とする。
請求項1から5のいずれかに記載のスイッチング電源装
置において、フィードバック制御部は、定格電圧に対す
る出力電圧の電圧差が大きいときほど速い制御応答速度
でスイッチング部のスイッチングを制御することを特徴
とする。
【0021】請求項7記載のスイッチング電源装置は、
請求項3から6のいずれかに記載のスイッチング電源装
置において、検出部は、上限電圧を検出する上限電圧検
出回路と、下限電圧を検出する下限電圧検出回路とを備
えていることを特徴とする。
請求項3から6のいずれかに記載のスイッチング電源装
置において、検出部は、上限電圧を検出する上限電圧検
出回路と、下限電圧を検出する下限電圧検出回路とを備
えていることを特徴とする。
【0022】請求項8記載のスイッチング電源装置は、
請求項7記載のスイッチング電源装置において、検出部
は、出力電圧を定格電圧に対して所定電圧範囲内に安定
化するために所定電圧範囲の上限電圧および下限電圧を
検出する出力電圧検出回路をさらに備え、スイッチング
制御回路は、上限電圧検出回路、下限電圧検出回路およ
び出力電圧検出回路によってそれぞれ検出された各検出
電圧に基づいてスイッチング部のスイッチングを制御す
ることを特徴とする。
請求項7記載のスイッチング電源装置において、検出部
は、出力電圧を定格電圧に対して所定電圧範囲内に安定
化するために所定電圧範囲の上限電圧および下限電圧を
検出する出力電圧検出回路をさらに備え、スイッチング
制御回路は、上限電圧検出回路、下限電圧検出回路およ
び出力電圧検出回路によってそれぞれ検出された各検出
電圧に基づいてスイッチング部のスイッチングを制御す
ることを特徴とする。
【0023】請求項9記載のスイッチング電源装置は、
請求項3から8のいずれかに記載のスイッチング電源装
置において、上限電圧および下限電圧は、装置の定格電
圧に対して相対的に可変可能に規定されていることを特
徴とする。
請求項3から8のいずれかに記載のスイッチング電源装
置において、上限電圧および下限電圧は、装置の定格電
圧に対して相対的に可変可能に規定されていることを特
徴とする。
【0024】請求項10記載のスイッチング電源装置
は、請求項1から9のいずれかに記載のスイッチング電
源装置において、スイッチング部は、1コンバータ回路
方式で構成されていることを特徴とする。
は、請求項1から9のいずれかに記載のスイッチング電
源装置において、スイッチング部は、1コンバータ回路
方式で構成されていることを特徴とする。
【0025】請求項11記載のスイッチング電源装置
は、請求項1から9のいずれかに記載のスイッチング電
源装置において、スイッチング部は、力率改善用昇圧コ
ンバータと、力率改善用昇圧コンバータの出力電圧を所
定電圧に降圧する降圧コンバータとを備えた2コンバー
タ回路方式で構成されていることを特徴とする。
は、請求項1から9のいずれかに記載のスイッチング電
源装置において、スイッチング部は、力率改善用昇圧コ
ンバータと、力率改善用昇圧コンバータの出力電圧を所
定電圧に降圧する降圧コンバータとを備えた2コンバー
タ回路方式で構成されていることを特徴とする。
【0026】請求項12記載のスイッチング電源装置
は、請求項1から11のいずれかに記載のスイッチング
電源装置において、制御応答速度は、可変可能に規定さ
れていることを特徴とする。
は、請求項1から11のいずれかに記載のスイッチング
電源装置において、制御応答速度は、可変可能に規定さ
れていることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るスイッチング電源装置(以下、「電源装置」と
いう)の好適な実施の形態について説明する。なお、従
来の電源装置41,51,61と同一の構成について
は、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
明に係るスイッチング電源装置(以下、「電源装置」と
いう)の好適な実施の形態について説明する。なお、従
来の電源装置41,51,61と同一の構成について
は、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0028】図1に示すように、電源装置1は、例え
ば、フォワード型DC/DCコンバータで構成されてお
り、トランス11の一次巻線11a側の一次回路に、入
力回路12、一次スイッチング回路14a、スイッチン
グ制御回路16および絶縁回路17を備え、トランス1
1の二次巻線11b側の二次回路に、二次整流平滑回路
21、電圧検出用の抵抗22〜25、上限電圧検出回路
26、出力電圧検出回路27および下限電圧検出回路2
8を備えている。なお、各電圧検出回路26〜28によ
って本発明における検出部が構成され、スイッチング制
御回路16、絶縁回路17、抵抗22〜25および各電
圧検出回路26〜28によってフィードバック制御部2
9aが形成される。
ば、フォワード型DC/DCコンバータで構成されてお
り、トランス11の一次巻線11a側の一次回路に、入
力回路12、一次スイッチング回路14a、スイッチン
グ制御回路16および絶縁回路17を備え、トランス1
1の二次巻線11b側の二次回路に、二次整流平滑回路
21、電圧検出用の抵抗22〜25、上限電圧検出回路
26、出力電圧検出回路27および下限電圧検出回路2
8を備えている。なお、各電圧検出回路26〜28によ
って本発明における検出部が構成され、スイッチング制
御回路16、絶縁回路17、抵抗22〜25および各電
圧検出回路26〜28によってフィードバック制御部2
9aが形成される。
【0029】上記の構成において、抵抗22〜25は、
出力電圧VO を分圧するためのものであって、各抵抗値
は、抵抗23,24の接続点における分圧電圧V1 に対
する抵抗22,23の接続点における分圧電圧V2 が所
定の比率(例えば1.1倍)で、かつ分圧電圧V1 に対
する抵抗24,25の接続点における分圧電圧V3 が所
定の比率(例えば0.9倍)となるように予め規定され
ている。
出力電圧VO を分圧するためのものであって、各抵抗値
は、抵抗23,24の接続点における分圧電圧V1 に対
する抵抗22,23の接続点における分圧電圧V2 が所
定の比率(例えば1.1倍)で、かつ分圧電圧V1 に対
する抵抗24,25の接続点における分圧電圧V3 が所
定の比率(例えば0.9倍)となるように予め規定され
ている。
【0030】一方、各電圧検出回路26〜28は、例え
ば、演算増幅回路でそれぞれ構成されており、各演算増
幅回路は、演算増幅器の一方の入力部に分圧電圧が入力
されると共に、所定の時定数回路で形成される帰還系が
出力部と他方の入力部との間に接続されて構成されてい
る。この場合、各電圧検出回路の帰還系における時定数
は、コンデンサなどの容量性素子、および抵抗を用いる
ことにより固定時間に規定することができる。また、帰
還系としての容量素子に例えばバリキャップダイオード
などを用いることによって、その時定数を外部から容易
に可変することもできる。以下、時定数を固定にした例
について説明する。
ば、演算増幅回路でそれぞれ構成されており、各演算増
幅回路は、演算増幅器の一方の入力部に分圧電圧が入力
されると共に、所定の時定数回路で形成される帰還系が
出力部と他方の入力部との間に接続されて構成されてい
る。この場合、各電圧検出回路の帰還系における時定数
は、コンデンサなどの容量性素子、および抵抗を用いる
ことにより固定時間に規定することができる。また、帰
還系としての容量素子に例えばバリキャップダイオード
などを用いることによって、その時定数を外部から容易
に可変することもできる。以下、時定数を固定にした例
について説明する。
【0031】出力電圧検出回路27の帰還系における時
定数、つまり出力電圧検出回路27の検出応答速度は、
例えば200mS(検出応答周波数としては5Hz)に
規定されている。したがって、出力電圧検出回路27
は、商用交流を全波整流した脈流VR に重畳されるリッ
プル電圧に対しては応答せず、出力電圧VO の緩やかな
変動に対してのみ応答し、その際には、分圧電圧V1 を
増幅することによって生成したフィードバック信号SFS
1 を出力する。また、上限電圧検出回路26の帰還系に
おける時定数、つまり上限電圧検出回路26の検出応答
速度は、例えば1mS(検出応答周波数としては1KH
z)に規定されている。したがって、上限電圧検出回路
26は、出力電圧VO に重畳されるリップル電圧や、急
激な出力電圧VO の変動に対して即応し、その際には、
分圧電圧V2 を増幅することによって生成したフィード
バック信号SFS2 を出力する。さらに、下限電圧検出回
路28の帰還系における時定数、つまり下限電圧検出回
路28の検出応答速度は、例えば1mS(検出応答周波
数としては1KHz)に規定されている。したがって、
この下限電圧検出回路28でも、リップル電圧や、急激
な出力電圧VO の変動に対して即応し、その際には、分
圧電圧V3 を増幅することによって生成したフィードバ
ック信号SFS3 を出力する。なお、上限電圧検出回路2
6および下限電圧検出回路28の検出応答速度を互いに
異なる速度に規定してもよい。
定数、つまり出力電圧検出回路27の検出応答速度は、
例えば200mS(検出応答周波数としては5Hz)に
規定されている。したがって、出力電圧検出回路27
は、商用交流を全波整流した脈流VR に重畳されるリッ
プル電圧に対しては応答せず、出力電圧VO の緩やかな
変動に対してのみ応答し、その際には、分圧電圧V1 を
増幅することによって生成したフィードバック信号SFS
1 を出力する。また、上限電圧検出回路26の帰還系に
おける時定数、つまり上限電圧検出回路26の検出応答
速度は、例えば1mS(検出応答周波数としては1KH
z)に規定されている。したがって、上限電圧検出回路
26は、出力電圧VO に重畳されるリップル電圧や、急
激な出力電圧VO の変動に対して即応し、その際には、
分圧電圧V2 を増幅することによって生成したフィード
バック信号SFS2 を出力する。さらに、下限電圧検出回
路28の帰還系における時定数、つまり下限電圧検出回
路28の検出応答速度は、例えば1mS(検出応答周波
数としては1KHz)に規定されている。したがって、
この下限電圧検出回路28でも、リップル電圧や、急激
な出力電圧VO の変動に対して即応し、その際には、分
圧電圧V3 を増幅することによって生成したフィードバ
ック信号SFS3 を出力する。なお、上限電圧検出回路2
6および下限電圧検出回路28の検出応答速度を互いに
異なる速度に規定してもよい。
【0032】絶縁回路17は、例えば、フォトカップラ
や信号伝達用のトランスで構成されており、二次回路と
一次回路とを互いに絶縁状態に維持しつつ、フィードバ
ック信号SFS1 〜SFS3 を新たなフィードバック信号S
FPに変換してスイッチング制御回路16に出力する。
や信号伝達用のトランスで構成されており、二次回路と
一次回路とを互いに絶縁状態に維持しつつ、フィードバ
ック信号SFS1 〜SFS3 を新たなフィードバック信号S
FPに変換してスイッチング制御回路16に出力する。
【0033】この電源装置1では、図外の電源スイッチ
が投入されると、入力回路12が、交流電源2から出力
された図3(a)に示す入力交流VINを全波整流するこ
とにより、同図(b)に示す脈流VR を生成し、その脈
流VR を一次スイッチング回路14aに出力する。同時
に、入力回路12は、入力フィルタによって交流電源2
側へのスイッチングノイズの漏洩を防止する。次いで、
一次スイッチング回路14aが、スイッチング制御回路
16から出力されるスイッチング信号SS2に従い、トラ
ンス11の一次巻線11aを介して脈流VR をスイッチ
ングする。これにより、トランス11の二次巻線11b
に電圧が誘起する。この際に、二次整流平滑回路21
が、誘起電圧を整流平滑することにより、出力電圧VO
を生成して装置外部の負荷回路に出力する。
が投入されると、入力回路12が、交流電源2から出力
された図3(a)に示す入力交流VINを全波整流するこ
とにより、同図(b)に示す脈流VR を生成し、その脈
流VR を一次スイッチング回路14aに出力する。同時
に、入力回路12は、入力フィルタによって交流電源2
側へのスイッチングノイズの漏洩を防止する。次いで、
一次スイッチング回路14aが、スイッチング制御回路
16から出力されるスイッチング信号SS2に従い、トラ
ンス11の一次巻線11aを介して脈流VR をスイッチ
ングする。これにより、トランス11の二次巻線11b
に電圧が誘起する。この際に、二次整流平滑回路21
が、誘起電圧を整流平滑することにより、出力電圧VO
を生成して装置外部の負荷回路に出力する。
【0034】一方、出力電圧検出回路27は、入力した
分圧電圧V1 に基づいて生成したフィードバック信号S
FS1 を絶縁回路17に出力する。次いで、絶縁回路17
が、フィードバック信号SFS1 に基づいて生成したフィ
ードバック信号SFPをスイッチング制御回路16に出力
する。この際に、スイッチング制御回路16は、フィー
ドバック信号SFPに基づいてスイッチング信号SS2の周
波数またはデューティー比をリアルタイムで即応制御す
ることにより、出力電圧VO を定格電圧に安定化する。
この場合、入力交流VINが定格電圧に対して例えば±1
0%程度の範囲内のときには、出力電圧検出回路27の
検出応答速度が遅い速度に規定されているため、出力電
圧VO に重畳しているリップル電圧に即応しない結果、
図3(c)に示すように、入力回路12に入力される入
力電流IINの電流波形はほぼ正弦波に保たれる。したが
って、力率もほぼ値1に維持されるため、非常に良好な
力率改善効果を得ることができる。
分圧電圧V1 に基づいて生成したフィードバック信号S
FS1 を絶縁回路17に出力する。次いで、絶縁回路17
が、フィードバック信号SFS1 に基づいて生成したフィ
ードバック信号SFPをスイッチング制御回路16に出力
する。この際に、スイッチング制御回路16は、フィー
ドバック信号SFPに基づいてスイッチング信号SS2の周
波数またはデューティー比をリアルタイムで即応制御す
ることにより、出力電圧VO を定格電圧に安定化する。
この場合、入力交流VINが定格電圧に対して例えば±1
0%程度の範囲内のときには、出力電圧検出回路27の
検出応答速度が遅い速度に規定されているため、出力電
圧VO に重畳しているリップル電圧に即応しない結果、
図3(c)に示すように、入力回路12に入力される入
力電流IINの電流波形はほぼ正弦波に保たれる。したが
って、力率もほぼ値1に維持されるため、非常に良好な
力率改善効果を得ることができる。
【0035】一方、図3(d)に示すように、入力交流
VINの実効電圧VINrms が急上昇したときや、同図
(e)に示すように、負荷急変によって負荷電流IO が
急激に低下したときには、出力電圧VO の電圧も急上昇
しようとする。この際に、同図(f)に示すように、出
力電圧VO が上限制御電圧VUCに達したときには、上限
電圧検出回路26が、入力した分圧電圧V2 に基づいて
生成したフィードバック信号SFS2 を絶縁回路17に瞬
時に出力する。次いで、絶縁回路17が、フィードバッ
ク信号SFS2 に基づいて生成したフィードバック信号S
FPをスイッチング制御回路16に出力する。この際に、
スイッチング制御回路16は、フィードバック信号SFP
に基づいてスイッチング信号SS2の周波数またはデュー
ティー比をリアルタイムで即応制御して一次スイッチン
グ回路14aのスイッチング動作を制御する。この場
合、上限電圧検出回路26の検出応答速度が速い速度に
規定されているため、出力電圧VO は、同図(f)に示
すように、装置の上限電圧VU を大幅に超えるオーバー
シュートを生じさせることなく、上限制御電圧VUCに制
限される。
VINの実効電圧VINrms が急上昇したときや、同図
(e)に示すように、負荷急変によって負荷電流IO が
急激に低下したときには、出力電圧VO の電圧も急上昇
しようとする。この際に、同図(f)に示すように、出
力電圧VO が上限制御電圧VUCに達したときには、上限
電圧検出回路26が、入力した分圧電圧V2 に基づいて
生成したフィードバック信号SFS2 を絶縁回路17に瞬
時に出力する。次いで、絶縁回路17が、フィードバッ
ク信号SFS2 に基づいて生成したフィードバック信号S
FPをスイッチング制御回路16に出力する。この際に、
スイッチング制御回路16は、フィードバック信号SFP
に基づいてスイッチング信号SS2の周波数またはデュー
ティー比をリアルタイムで即応制御して一次スイッチン
グ回路14aのスイッチング動作を制御する。この場
合、上限電圧検出回路26の検出応答速度が速い速度に
規定されているため、出力電圧VO は、同図(f)に示
すように、装置の上限電圧VU を大幅に超えるオーバー
シュートを生じさせることなく、上限制御電圧VUCに制
限される。
【0036】逆に、入力交流VINの電圧が急激に低下し
たときや、負荷急変によって負荷電流IO が急増したと
きには、出力電圧VO の電圧も急激に低下しようとす
る。この際に、図3(f)に示すように、出力電圧VO
が下限制御電圧VLCに達したときには、下限電圧検出回
路28が、入力した分圧電圧V3 に基づいて生成したフ
ィードバック信号SFS3 を絶縁回路17に瞬時に出力す
る。次いで、絶縁回路17が、フィードバック信号SFS
3 に基づいて生成したフィードバック信号SFPをスイッ
チング制御回路16に出力する。この際にも、スイッチ
ング制御回路16は、フィードバック信号SFPに基づい
てスイッチング信号SS2の周波数またはデューティー比
をリアルタイムで即応制御する。この場合にも、下限電
圧検出回路28の検出応答速度が速い速度に規定されて
いるため、出力電圧VO は、同図(f)に示すように、
装置の下限電圧VL よりも大幅に低下するアンダーシュ
ートを生じさせることなく、下限制御電圧VLCに制限さ
れる。
たときや、負荷急変によって負荷電流IO が急増したと
きには、出力電圧VO の電圧も急激に低下しようとす
る。この際に、図3(f)に示すように、出力電圧VO
が下限制御電圧VLCに達したときには、下限電圧検出回
路28が、入力した分圧電圧V3 に基づいて生成したフ
ィードバック信号SFS3 を絶縁回路17に瞬時に出力す
る。次いで、絶縁回路17が、フィードバック信号SFS
3 に基づいて生成したフィードバック信号SFPをスイッ
チング制御回路16に出力する。この際にも、スイッチ
ング制御回路16は、フィードバック信号SFPに基づい
てスイッチング信号SS2の周波数またはデューティー比
をリアルタイムで即応制御する。この場合にも、下限電
圧検出回路28の検出応答速度が速い速度に規定されて
いるため、出力電圧VO は、同図(f)に示すように、
装置の下限電圧VL よりも大幅に低下するアンダーシュ
ートを生じさせることなく、下限制御電圧VLCに制限さ
れる。
【0037】このように、この電源装置1によれば、1
コンバータ回路方式で構成したことにより、装置の小形
化、低価格化および高効率化を図ることができ、しか
も、通常時における出力電圧VO に対する制御応答速度
を遅い速度に規定したことにより、入力電流IINの電流
波形を正弦波に保つことができる結果、十分な力率改善
効果を得ることができる。また、この電源装置1によれ
ば、出力電圧VO が下限制御電圧VLCから上限制御電圧
VUCまでの電圧範囲を外れようとするする際には、上限
電圧検出回路26または下限電圧検出回路28が、フィ
ードバック信号SFS2 またはフィードバック信号SFS3
を瞬時に出力することにより、出力電圧VO を上限制御
電圧VUCから下限制御電圧VLCまでの電圧範囲内に安定
化することができる。
コンバータ回路方式で構成したことにより、装置の小形
化、低価格化および高効率化を図ることができ、しか
も、通常時における出力電圧VO に対する制御応答速度
を遅い速度に規定したことにより、入力電流IINの電流
波形を正弦波に保つことができる結果、十分な力率改善
効果を得ることができる。また、この電源装置1によれ
ば、出力電圧VO が下限制御電圧VLCから上限制御電圧
VUCまでの電圧範囲を外れようとするする際には、上限
電圧検出回路26または下限電圧検出回路28が、フィ
ードバック信号SFS2 またはフィードバック信号SFS3
を瞬時に出力することにより、出力電圧VO を上限制御
電圧VUCから下限制御電圧VLCまでの電圧範囲内に安定
化することができる。
【0038】次に、図2を参照して、他の実施の形態に
係る電源装置31について説明する。なお、基本的な動
作は電源装置1とほぼ同一のため、主として、相違する
構成および動作について説明する。
係る電源装置31について説明する。なお、基本的な動
作は電源装置1とほぼ同一のため、主として、相違する
構成および動作について説明する。
【0039】同図に示すように、電源装置31は、電源
装置1とは異なり、一次スイッチング回路14aに代え
て降圧コンバータである一次スイッチング回路14bを
備えると共に、入力回路12および一次スイッチング回
路14b間に昇圧コンバータ13を接続し、かつスイッ
チング制御回路15がフィードバック信号SFPを入力し
て昇圧コンバータ13のスイッチング動作を制御するよ
うに構成されている。なお、スイッチング制御回路1
5、絶縁回路17、抵抗22〜25および各電圧検出回
路26〜28によってフィードバック制御部29bが形
成される。
装置1とは異なり、一次スイッチング回路14aに代え
て降圧コンバータである一次スイッチング回路14bを
備えると共に、入力回路12および一次スイッチング回
路14b間に昇圧コンバータ13を接続し、かつスイッ
チング制御回路15がフィードバック信号SFPを入力し
て昇圧コンバータ13のスイッチング動作を制御するよ
うに構成されている。なお、スイッチング制御回路1
5、絶縁回路17、抵抗22〜25および各電圧検出回
路26〜28によってフィードバック制御部29bが形
成される。
【0040】この電源装置31では、入力交流VINの電
圧が急上昇または急激に低下しようとするときには、上
限電圧検出回路26(または下限電圧検出回路28)
が、分圧電圧V2 (またはV3 )に基づいて生成したフ
ィードバック信号SFS2 (またはSFS3 )を絶縁回路1
7に瞬時に出力する。次いで、絶縁回路17が、フィー
ドバック信号SFPをスイッチング制御回路15に出力す
る。この際に、スイッチング制御回路15は、フィード
バック信号SFPに基づいてスイッチング信号SS1の周波
数またはデューティー比をリアルタイムで即応制御す
る。これにより、昇圧コンバータ13のスイッチング動
作が制御される結果、出力電圧VO が上限制御電圧VUC
(または下限制御電圧VLC)に制限される。この場合に
も、上限電圧検出回路26(または下限電圧検出回路2
8)の検出応答速度が速い速度に規定されているため、
出力電圧VO は、装置の上限電圧VU を大幅に超えての
オーバーシュートや、装置の下限電圧VL を大幅に低下
してのアンダーシュートを生じることなく、限制御電圧
VUCから下限制御電圧VLCまでの電圧範囲内に安定化さ
れる。
圧が急上昇または急激に低下しようとするときには、上
限電圧検出回路26(または下限電圧検出回路28)
が、分圧電圧V2 (またはV3 )に基づいて生成したフ
ィードバック信号SFS2 (またはSFS3 )を絶縁回路1
7に瞬時に出力する。次いで、絶縁回路17が、フィー
ドバック信号SFPをスイッチング制御回路15に出力す
る。この際に、スイッチング制御回路15は、フィード
バック信号SFPに基づいてスイッチング信号SS1の周波
数またはデューティー比をリアルタイムで即応制御す
る。これにより、昇圧コンバータ13のスイッチング動
作が制御される結果、出力電圧VO が上限制御電圧VUC
(または下限制御電圧VLC)に制限される。この場合に
も、上限電圧検出回路26(または下限電圧検出回路2
8)の検出応答速度が速い速度に規定されているため、
出力電圧VO は、装置の上限電圧VU を大幅に超えての
オーバーシュートや、装置の下限電圧VL を大幅に低下
してのアンダーシュートを生じることなく、限制御電圧
VUCから下限制御電圧VLCまでの電圧範囲内に安定化さ
れる。
【0041】なお、本発明は、上記した実施の形態に示
した構成に限定されることなく、適宜変更が可能であ
る。例えば、本発明の実施の形態では、出力電圧VO が
装置の定格電圧に対して所定電圧幅に予め固定されてい
る電源装置1,31を例に挙げて説明したが、出力電圧
VO に対するリモートコントロールや出力定電流動作な
どを実行可能にすべく出力電圧可変型の電源装置にも適
用が可能である。この場合、定格電圧に対する上限制御
電圧VUCおよび下限制御電圧VLCの比率を電源装置1と
同一に維持するときには、抵抗22〜25の抵抗値を変
更することなく、同一抵抗値で構成することができる。
逆に、定格電圧に対する上限制御電圧VUCおよび下限制
御電圧VLCの比率を変更するときには、抵抗22〜25
の抵抗値を適宜変更すればよい。さらに、本発明の実施
の形態では、上限制御電圧VUCおよび下限制御電圧VLC
が定格電圧に対して所定の比率の電圧値となるように構
成したが、定格電圧に対して所定の電圧値を加減算し
て、上限制御電圧VUCおよび下限制御電圧VLCをそれぞ
れ規定することもできる。また、電圧検出回路を4つ以
上配設し、各電圧検出回路毎に検出応答速度を規定する
こともできる。
した構成に限定されることなく、適宜変更が可能であ
る。例えば、本発明の実施の形態では、出力電圧VO が
装置の定格電圧に対して所定電圧幅に予め固定されてい
る電源装置1,31を例に挙げて説明したが、出力電圧
VO に対するリモートコントロールや出力定電流動作な
どを実行可能にすべく出力電圧可変型の電源装置にも適
用が可能である。この場合、定格電圧に対する上限制御
電圧VUCおよび下限制御電圧VLCの比率を電源装置1と
同一に維持するときには、抵抗22〜25の抵抗値を変
更することなく、同一抵抗値で構成することができる。
逆に、定格電圧に対する上限制御電圧VUCおよび下限制
御電圧VLCの比率を変更するときには、抵抗22〜25
の抵抗値を適宜変更すればよい。さらに、本発明の実施
の形態では、上限制御電圧VUCおよび下限制御電圧VLC
が定格電圧に対して所定の比率の電圧値となるように構
成したが、定格電圧に対して所定の電圧値を加減算し
て、上限制御電圧VUCおよび下限制御電圧VLCをそれぞ
れ規定することもできる。また、電圧検出回路を4つ以
上配設し、各電圧検出回路毎に検出応答速度を規定する
こともできる。
【0042】また、本発明における制御応答速度は、本
発明の実施の形態に示した速度に限定されず、適宜変更
が可能である。さらに、制御応答速度は、電源装置1,
31において2段階で制御する例を説明したが、これに
限らず、多段階、または出力電圧VO の電圧値に応じて
線形的かつ無段階で可変させることもできる。この場
合、装置の定格電圧に対する出力電圧VO の電圧差が大
きいときほど速い制御応答速度で一次スイッチング回路
14a(または昇圧コンバータ13)のスイッチングを
制御することが好ましい。かかる構成の場合、電圧差が
最大のときの最速の制御応答速度として、出力電圧VO
の急峻な変化やリップル電圧の周波数に十分に追従し得
る速度に規定し、ほぼ定格電圧に安定化されているとき
の最も遅い制御応答速度として、リップル電圧の周波数
に追従しない速度に規定すればよい。
発明の実施の形態に示した速度に限定されず、適宜変更
が可能である。さらに、制御応答速度は、電源装置1,
31において2段階で制御する例を説明したが、これに
限らず、多段階、または出力電圧VO の電圧値に応じて
線形的かつ無段階で可変させることもできる。この場
合、装置の定格電圧に対する出力電圧VO の電圧差が大
きいときほど速い制御応答速度で一次スイッチング回路
14a(または昇圧コンバータ13)のスイッチングを
制御することが好ましい。かかる構成の場合、電圧差が
最大のときの最速の制御応答速度として、出力電圧VO
の急峻な変化やリップル電圧の周波数に十分に追従し得
る速度に規定し、ほぼ定格電圧に安定化されているとき
の最も遅い制御応答速度として、リップル電圧の周波数
に追従しない速度に規定すればよい。
【0043】また、本発明の実施の形態では、各回路内
の具体的な構成については詳細説明を省略したが、当業
者が通常設計し得る各種の回路構成を採用することがで
きるのは勿論である。さらに、上記実施例ではフォワー
ド型のスイッチング電源装置の構成を説明したが、これ
に限らず、フライバック形スイッチング電源装置にも適
用可能であり、昇圧コンバータ13や一次スイッチング
回路14a,14b内のスイッチング素子としてFET
やトランジスタなどの各種スイッチング素子を採用する
こともできる。
の具体的な構成については詳細説明を省略したが、当業
者が通常設計し得る各種の回路構成を採用することがで
きるのは勿論である。さらに、上記実施例ではフォワー
ド型のスイッチング電源装置の構成を説明したが、これ
に限らず、フライバック形スイッチング電源装置にも適
用可能であり、昇圧コンバータ13や一次スイッチング
回路14a,14b内のスイッチング素子としてFET
やトランジスタなどの各種スイッチング素子を採用する
こともできる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のスイッチ
ング電源装置によれば、スイッチング部に対する制御応
答速度を出力電圧の電圧値に応じて可変可能にフィード
バック制御部を構成したことにより、小形低価格化およ
び高効率化を達成しつつ、安定化動作の確実化を図るこ
とができると共に十分な力率改善効果を得ることができ
る。
ング電源装置によれば、スイッチング部に対する制御応
答速度を出力電圧の電圧値に応じて可変可能にフィード
バック制御部を構成したことにより、小形低価格化およ
び高効率化を達成しつつ、安定化動作の確実化を図るこ
とができると共に十分な力率改善効果を得ることができ
る。
【0045】また、請求項2記載のスイッチング電源装
置によれば、出力電圧の電圧値に応じた検出速度で出力
電圧を検出する検出部と、検出部によって検出された検
出電圧に基づいてスイッチング部のスイッチングを制御
するスイッチング制御回路とを備えてフィードバック制
御部を構成したことにより、検出部によって検出される
検出電圧の検出速度を規定することでフィードバック制
御部の制御応答速度を確実かつ容易に規定することがで
きる。
置によれば、出力電圧の電圧値に応じた検出速度で出力
電圧を検出する検出部と、検出部によって検出された検
出電圧に基づいてスイッチング部のスイッチングを制御
するスイッチング制御回路とを備えてフィードバック制
御部を構成したことにより、検出部によって検出される
検出電圧の検出速度を規定することでフィードバック制
御部の制御応答速度を確実かつ容易に規定することがで
きる。
【0046】さらに、請求項3記載のスイッチング電源
装置によれば、スイッチング制御回路が、検出部によっ
て検出された上限電圧から下限電圧までの電圧範囲内に
出力電圧を制限することにより、装置の出力電圧を確実
に上限電圧から下限電圧までの電圧範囲内に安定化する
ことができる。
装置によれば、スイッチング制御回路が、検出部によっ
て検出された上限電圧から下限電圧までの電圧範囲内に
出力電圧を制限することにより、装置の出力電圧を確実
に上限電圧から下限電圧までの電圧範囲内に安定化する
ことができる。
【0047】また、請求項4記載のスイッチング電源装
置によれば、出力電圧が上限電圧から下限電圧までの電
圧範囲を外れようとする際に、フィードバック制御部が
スイッチング部のスイッチングを最速の制御応答速度で
制御することにより、出力電圧の急峻な変化やリップル
電圧の周波数に十分に追従して、その出力電圧を確実に
所定電圧に安定化することができる。
置によれば、出力電圧が上限電圧から下限電圧までの電
圧範囲を外れようとする際に、フィードバック制御部が
スイッチング部のスイッチングを最速の制御応答速度で
制御することにより、出力電圧の急峻な変化やリップル
電圧の周波数に十分に追従して、その出力電圧を確実に
所定電圧に安定化することができる。
【0048】また、請求項5記載のスイッチング電源装
置によれば、出力電圧が装置の定格電圧に対して所定電
圧範囲内のときにはフィードバック制御部がスイッチン
グ部のスイッチングを最も遅い制御応答速度で制御する
ことにより、通常時において十分な力率改善効果を得る
ことができる。
置によれば、出力電圧が装置の定格電圧に対して所定電
圧範囲内のときにはフィードバック制御部がスイッチン
グ部のスイッチングを最も遅い制御応答速度で制御する
ことにより、通常時において十分な力率改善効果を得る
ことができる。
【0049】また、請求項6記載のスイッチング電源装
置によれば、定格電圧に対する出力電圧の電圧差が大き
いときほど速い制御応答速度でフィードバック制御部が
スイッチング部のスイッチングを制御することにより、
一般的には相反する力率改善効果および確実な安定化動
作の双方の利点を有するスイッチング電源装置を提供す
ることができる。
置によれば、定格電圧に対する出力電圧の電圧差が大き
いときほど速い制御応答速度でフィードバック制御部が
スイッチング部のスイッチングを制御することにより、
一般的には相反する力率改善効果および確実な安定化動
作の双方の利点を有するスイッチング電源装置を提供す
ることができる。
【0050】さらに、請求項7記載のスイッチング電源
装置によれば、上限電圧を検出する上限電圧検出回路
と、下限電圧を検出する下限電圧検出回路とを備えて検
出部を構成したことにより、必要最小限の構成でスイッ
チング電源装置を簡易かつ安価に構成することができ
る。
装置によれば、上限電圧を検出する上限電圧検出回路
と、下限電圧を検出する下限電圧検出回路とを備えて検
出部を構成したことにより、必要最小限の構成でスイッ
チング電源装置を簡易かつ安価に構成することができ
る。
【0051】また、請求項8記載のスイッチング電源装
置によれば、スイッチング制御回路が、上限電圧検出回
路、下限電圧検出回路および出力電圧検出回路によって
それぞれ検出された各検出電圧に基づいてスイッチング
部のスイッチングを制御することにより、簡易な構成で
ありながら、安定化動作の確実化を図ることができると
共に十分な力率改善効果を得ることができる。
置によれば、スイッチング制御回路が、上限電圧検出回
路、下限電圧検出回路および出力電圧検出回路によって
それぞれ検出された各検出電圧に基づいてスイッチング
部のスイッチングを制御することにより、簡易な構成で
ありながら、安定化動作の確実化を図ることができると
共に十分な力率改善効果を得ることができる。
【0052】また、請求項9記載のスイッチング電源装
置によれば、上限電圧および下限電圧を装置の定格電圧
に対して相対的に可変可能に規定することにより、定格
電圧を任意に変更することができると共に、その際にも
確実な安定化動作を保証することができる。
置によれば、上限電圧および下限電圧を装置の定格電圧
に対して相対的に可変可能に規定することにより、定格
電圧を任意に変更することができると共に、その際にも
確実な安定化動作を保証することができる。
【0053】また、請求項10記載のスイッチング電源
装置によれば、スイッチング部を1コンバータ回路方式
で構成したことにより、より確実に装置の変換効率を向
上させることができる。
装置によれば、スイッチング部を1コンバータ回路方式
で構成したことにより、より確実に装置の変換効率を向
上させることができる。
【0054】さらに、請求項11記載のスイッチング電
源装置によれば、スイッチング部を2コンバータ回路方
式で構成したことにより、入力電圧の低下時であっても
出力電圧を確実に定格電圧に安定化することができる。
源装置によれば、スイッチング部を2コンバータ回路方
式で構成したことにより、入力電圧の低下時であっても
出力電圧を確実に定格電圧に安定化することができる。
【0055】また、請求項12記載のスイッチング電源
装置によれば、制御応答速度を可変可能に規定したこと
により、スイッチング電源装置における力率改善や確実
な安定化動作などの目的に合致するように構成すること
ができる。
装置によれば、制御応答速度を可変可能に規定したこと
により、スイッチング電源装置における力率改善や確実
な安定化動作などの目的に合致するように構成すること
ができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る電源装置1のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】本発明の他の実施の形態に係る電源装置31の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る電源装置1の動作を
説明するための信号波形図であって、(a)は入力交流
VINの電圧波形図、(b)は脈流VR の電圧波形図、
(c)は入力電流IINの電流波形図、(d)は入力交流
VINの実効電圧VINrms の電圧波形図、(e)は負荷電
流IO の電流波形図、(f)は出力電圧VO の電圧波形
図である。
説明するための信号波形図であって、(a)は入力交流
VINの電圧波形図、(b)は脈流VR の電圧波形図、
(c)は入力電流IINの電流波形図、(d)は入力交流
VINの実効電圧VINrms の電圧波形図、(e)は負荷電
流IO の電流波形図、(f)は出力電圧VO の電圧波形
図である。
【図4】従来の電源装置41のブロック図である。
【図5】従来の電源装置51のブロック図である。
【図6】従来の電源装置61のブロック図である。
【図7】従来の電源装置51,61の動作を説明するた
めの信号波形図であって、(a)は入力交流VINの電圧
波形図、(b)は入力交流VINの実効電圧VINrms の電
圧波形図、(c)は負荷電流IO の電流波形図、(d)
は出力電圧VO の電圧波形図、(e)は出力電圧VO の
電圧波形図、(f)は入力電流IINの電流波形図、
(g)は入力電流IINの他の電流波形図である。
めの信号波形図であって、(a)は入力交流VINの電圧
波形図、(b)は入力交流VINの実効電圧VINrms の電
圧波形図、(c)は負荷電流IO の電流波形図、(d)
は出力電圧VO の電圧波形図、(e)は出力電圧VO の
電圧波形図、(f)は入力電流IINの電流波形図、
(g)は入力電流IINの他の電流波形図である。
1 電源装置 13 昇圧コンバータ 14a 一次スイッチング回路 14b 一次スイッチング回路 15 スイッチング制御回路 16 スイッチング制御回路 17 絶縁回路 22〜25 抵抗 26 上限電圧検出回路 27 出力電圧検出回路 28 下限電圧検出回路 29a フィードバック制御部 29b フィードバック制御部 31 電源装置
Claims (12)
- 【請求項1】 入力電圧をスイッチングすることにより
出力電圧を生成するためのスイッチング部と、前記出力
電圧を検出すると共にその検出電圧に応じて前記スイッ
チング部のスイッチングを制御するフィードバック制御
部とを備えているスイッチング電源装置において、 前記フィードバック制御部は、前記スイッチング部に対
する制御応答速度を前記出力電圧の電圧値に応じて可変
可能に構成されていることを特徴とするスイッチング電
源装置。 - 【請求項2】 前記フィードバック制御部は、前記出力
電圧の電圧値に応じた検出速度で当該出力電圧を検出す
る検出部と、前記検出部によって検出された検出電圧に
基づいて前記スイッチング部のスイッチングを制御する
スイッチング制御回路とを備えて構成されていることを
特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。 - 【請求項3】 前記検出部は、少なくとも上限電圧およ
び下限電圧を検出し、前記スイッチング制御回路は、前
記スイッチング部のスイッチングを制御することによ
り、前記検出された前記上限電圧から前記下限電圧まで
の電圧範囲内に前記出力電圧を制限することを特徴とす
る請求項2記載のスイッチング電源装置。 - 【請求項4】 前記フィードバック制御部は、前記出力
電圧が前記上限電圧から前記下限電圧までの電圧範囲を
外れようとする際に、前記スイッチング部のスイッチン
グを最速の制御応答速度で制御することを特徴とする請
求項3記載のスイッチング電源装置。 - 【請求項5】 前記フィードバック制御部は、前記出力
電圧が装置の定格電圧に対して所定電圧範囲内のときに
は前記スイッチング部のスイッチングを最も遅い制御応
答速度で制御することを特徴とする請求項2から4のい
ずれかに記載のスイッチング電源装置。 - 【請求項6】 前記フィードバック制御部は、前記定格
電圧に対する前記出力電圧の電圧差が大きいときほど速
い制御応答速度で前記スイッチング部のスイッチングを
制御することを特徴とする請求項1から5のいずれかに
記載のスイッチング電源装置。 - 【請求項7】 前記検出部は、前記上限電圧を検出する
上限電圧検出回路と、前記下限電圧を検出する下限電圧
検出回路とを備えていることを特徴とする請求項3から
6のいずれかに記載のスイッチング電源装置。 - 【請求項8】 前記検出部は、前記出力電圧を前記定格
電圧に対して前記所定電圧範囲内に安定化するために当
該所定電圧範囲の上限電圧および下限電圧を検出する出
力電圧検出回路をさらに備え、前記スイッチング制御回
路は、前記上限電圧検出回路、前記下限電圧検出回路お
よび前記出力電圧検出回路によってそれぞれ検出された
各検出電圧に基づいて前記スイッチング部のスイッチン
グを制御することを特徴とする請求項7記載のスイッチ
ング電源装置。 - 【請求項9】 前記上限電圧および前記下限電圧は、装
置の定格電圧に対して相対的に可変可能に規定されてい
ることを特徴とする請求項3から8のいずれかに記載の
スイッチング電源装置。 - 【請求項10】 前記スイッチング部は、1コンバータ
回路方式で構成されていることを特徴とする請求項1か
ら9のいずれかに記載のスイッチング電源装置。 - 【請求項11】 前記スイッチング部は、力率改善用昇
圧コンバータと、前記力率改善用昇圧コンバータの出力
電圧を所定電圧に降圧する降圧コンバータとを備えた2
コンバータ回路方式で構成されていることを特徴とする
請求項1から9のいずれかに記載のスイッチング電源装
置。 - 【請求項12】 前記制御応答速度は、可変可能に規定
されていることを特徴とする請求項1から11のいずれ
かに記載のスイッチング電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02457199A JP3294211B2 (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | スイッチング電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02457199A JP3294211B2 (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | スイッチング電源装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000224852A true JP2000224852A (ja) | 2000-08-11 |
| JP3294211B2 JP3294211B2 (ja) | 2002-06-24 |
Family
ID=12141862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02457199A Expired - Fee Related JP3294211B2 (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | スイッチング電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3294211B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3488861B2 (ja) | 2000-09-13 | 2004-01-19 | シャープ株式会社 | 直流電源装置 |
| JP2005045942A (ja) * | 2003-07-23 | 2005-02-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Dc−dcコンバータ |
| JP2011114917A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Nichicon Corp | スイッチング電源装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7785584B2 (en) * | 2003-08-13 | 2010-08-31 | Healthpoint, Ltd. | Ointment wound spray |
-
1999
- 1999-02-02 JP JP02457199A patent/JP3294211B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3488861B2 (ja) | 2000-09-13 | 2004-01-19 | シャープ株式会社 | 直流電源装置 |
| JP2005045942A (ja) * | 2003-07-23 | 2005-02-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Dc−dcコンバータ |
| JP2011114917A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Nichicon Corp | スイッチング電源装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3294211B2 (ja) | 2002-06-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |